開発金融史のフロンティア――世界銀行の理論と政策――
【研究分野】経済史
【研究キーワード】
開発金融 / 世界銀行 / 国際資本移動 / 国際金融市場 / 経済成長 / ユーロカレンシー市場 / ブレトンウッズ体制 / 開発経済学 / 国際収支調整 / 貿易金融 / 経済協力開発機構 / 国際金融史 / 開発 / 国際復興開発銀行 / 国際通貨システム / ユーロ市場 / 資本移動 / 国際金融 / 国際通貨基金 / 経済史 / 経済政策 / 金融論
【研究成果の概要】
(1) 開発金融の思想と実践について、1950-60年代に世銀総裁を務めたブラック・ウッズ・マクナマラ各総裁の在任中に変転した融資方針と開発政策に即して検証した。この領域では、「開発」「開発金融」の歴史性が改めて強調された。
(2) 開発金融と国際収支調整・国際資本移動との内的な関連を考察した。国際通貨体制の変転については従来から豊富な研究があるが、ここでは「開発」「援助」といった変数がこうした体制転換に大きな役割を果たしていたことが示された。
(3) 世界銀行による借款を受け入れた国(あるいは資金調達を担った国)の対応を実証した。本研究課題では日本、ドイツ、イタリアについて成果を得た。
【研究代表者】