研究Discovery Saga

【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31

【研究代表者】橋本毅彦東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90237941)

【キーワード】科学史 / 化学史 / 技術史 / 図像 / X線回折 (他6件)

【概要】代表者と3人の分担者で、主として化学史の分野で初期近代から現代にいたる図像の製作と利用に関して分析を進めた。それらのトピックは時代順に、初期近代の錬金術の図像や化学の実験器具の図像の内容の分類整理と歴史的継承関係、宇田川榕庵の『舎密開宗』等に掲載される図像とその元となる西洋化学文献の図との比較検討、ペランの有名なブラウン運動を表現する折線図の製作と受容の歴史的背景の分析、高分子科学の発展におけるX...

【複合領域】文化財科学・博物館学：菌核／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】文化財科学・博物館学：炭素14年代／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】文化財科学・博物館学：断層破砕帯／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】文化財科学・博物館学：アル・ザヤーン神殿／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】文化財科学・博物館学：ローマ／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】文化財科学・博物館学：砂分析／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】文化財科学・博物館学：蛍光X線元素分析／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】文化財科学・博物館学：エジプト文明／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】文化財科学・博物館学：オアシス／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】文化財科学・博物館学：ペルシア／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】文化財科学・博物館学：デジタル標高モデル／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】文化財科学・博物館学：磁性体球状粒子／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】文化財科学・博物館学：磁性体粒子／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】文化財科学・博物館学：球状磁性体粒子／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】文化財科学・博物館学：水資源開発／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】文化財科学・博物館学：水分分布／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】文化財科学・博物館学：土壌分析／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】文化財科学・博物館学：ハルガオアシス／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】文化財科学・博物館学：粒度分析／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【複合領域】一般理論：金粒子／X線回折を含む研究件

【キーワード】金粒子 / 真空蒸着 / 多重双晶粒子(MTP) / MTPミセル / 有機金属ミセル (他16件)

【概要】我々は先ず、多重双晶粒子(MTP)を成長させるための真空装置を作製した。これを用いて、球形のガラス容器を350°Cに加熱し、この表面に最初にNaClを1500A蒸着した。この表面にさらにAu(〜100A)とNaCl(〜1000A)を交互に蒸着し、NaCl蒸着膜中に埋め込まれたAu粒子を作製した。この容器にチオール水溶液(今回はメルカプトプロピオン酸を使用、濃度は10^<13>mol/1...

【複合領域】一般理論：アルカンチオール／X線回折を含む研究件

【キーワード】金粒子 / 真空蒸着 / 多重双晶粒子(MTP) / MTPミセル / 有機金属ミセル (他16件)

【概要】我々は先ず、多重双晶粒子(MTP)を成長させるための真空装置を作製した。これを用いて、球形のガラス容器を350°Cに加熱し、この表面に最初にNaClを1500A蒸着した。この表面にさらにAu(〜100A)とNaCl(〜1000A)を交互に蒸着し、NaCl蒸着膜中に埋め込まれたAu粒子を作製した。この容器にチオール水溶液(今回はメルカプトプロピオン酸を使用、濃度は10^<13>mol/1...

【複合領域】一般理論：MTPミセル／X線回折を含む研究件

【キーワード】金粒子 / 真空蒸着 / 多重双晶粒子(MTP) / MTPミセル / 有機金属ミセル (他16件)

【概要】我々は先ず、多重双晶粒子(MTP)を成長させるための真空装置を作製した。これを用いて、球形のガラス容器を350°Cに加熱し、この表面に最初にNaClを1500A蒸着した。この表面にさらにAu(〜100A)とNaCl(〜1000A)を交互に蒸着し、NaCl蒸着膜中に埋め込まれたAu粒子を作製した。この容器にチオール水溶液(今回はメルカプトプロピオン酸を使用、濃度は10^<13>mol/1...

【複合領域】一般理論：B-メカプトプトピオン酸／X線回折を含む研究件

【キーワード】金粒子 / 真空蒸着 / 多重双晶粒子(MTP) / MTPミセル / 有機金属ミセル (他16件)

【概要】我々は先ず、多重双晶粒子(MTP)を成長させるための真空装置を作製した。これを用いて、球形のガラス容器を350°Cに加熱し、この表面に最初にNaClを1500A蒸着した。この表面にさらにAu(〜100A)とNaCl(〜1000A)を交互に蒸着し、NaCl蒸着膜中に埋め込まれたAu粒子を作製した。この容器にチオール水溶液(今回はメルカプトプロピオン酸を使用、濃度は10^<13>mol/1...

【複合領域】一般理論：ウニ微粒子／X線回折を含む研究件

【キーワード】金粒子 / 真空蒸着 / 多重双晶粒子(MTP) / MTPミセル / 有機金属ミセル (他16件)

【概要】我々は先ず、多重双晶粒子(MTP)を成長させるための真空装置を作製した。これを用いて、球形のガラス容器を350°Cに加熱し、この表面に最初にNaClを1500A蒸着した。この表面にさらにAu(〜100A)とNaCl(〜1000A)を交互に蒸着し、NaCl蒸着膜中に埋め込まれたAu粒子を作製した。この容器にチオール水溶液(今回はメルカプトプロピオン酸を使用、濃度は10^<13>mol/1...

【複合領域】一般理論：多重双晶粒子／X線回折を含む研究件

【キーワード】金粒子 / 真空蒸着 / 多重双晶粒子(MTP) / MTPミセル / 有機金属ミセル (他16件)

【概要】我々は先ず、多重双晶粒子(MTP)を成長させるための真空装置を作製した。これを用いて、球形のガラス容器を350°Cに加熱し、この表面に最初にNaClを1500A蒸着した。この表面にさらにAu(〜100A)とNaCl(〜1000A)を交互に蒸着し、NaCl蒸着膜中に埋め込まれたAu粒子を作製した。この容器にチオール水溶液(今回はメルカプトプロピオン酸を使用、濃度は10^<13>mol/1...

【複合領域】一般理論：多重双晶粒子(MTP) ／X線回折を含む研究件

【キーワード】金粒子 / 真空蒸着 / 多重双晶粒子(MTP) / MTPミセル / 有機金属ミセル (他16件)

【概要】我々は先ず、多重双晶粒子(MTP)を成長させるための真空装置を作製した。これを用いて、球形のガラス容器を350°Cに加熱し、この表面に最初にNaClを1500A蒸着した。この表面にさらにAu(〜100A)とNaCl(〜1000A)を交互に蒸着し、NaCl蒸着膜中に埋め込まれたAu粒子を作製した。この容器にチオール水溶液(今回はメルカプトプロピオン酸を使用、濃度は10^<13>mol/1...

【複合領域】一般理論：自己組織粒子／X線回折を含む研究件

【キーワード】金粒子 / 真空蒸着 / 多重双晶粒子(MTP) / MTPミセル / 有機金属ミセル (他16件)

【概要】我々は先ず、多重双晶粒子(MTP)を成長させるための真空装置を作製した。これを用いて、球形のガラス容器を350°Cに加熱し、この表面に最初にNaClを1500A蒸着した。この表面にさらにAu(〜100A)とNaCl(〜1000A)を交互に蒸着し、NaCl蒸着膜中に埋め込まれたAu粒子を作製した。この容器にチオール水溶液(今回はメルカプトプロピオン酸を使用、濃度は10^<13>mol/1...

【複合領域】一般理論：有機金属ミセル／X線回折を含む研究件

【キーワード】金粒子 / 真空蒸着 / 多重双晶粒子(MTP) / MTPミセル / 有機金属ミセル (他16件)

【概要】我々は先ず、多重双晶粒子(MTP)を成長させるための真空装置を作製した。これを用いて、球形のガラス容器を350°Cに加熱し、この表面に最初にNaClを1500A蒸着した。この表面にさらにAu(〜100A)とNaCl(〜1000A)を交互に蒸着し、NaCl蒸着膜中に埋め込まれたAu粒子を作製した。この容器にチオール水溶液(今回はメルカプトプロピオン酸を使用、濃度は10^<13>mol/1...

【複合領域】一般理論：科学技術史／X線回折を含む研究件

❏近代以降の科学技術医学の学術文献に掲載される図像に関する歴史研究(19K00266)

【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31

【研究代表者】橋本毅彦東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90237941)

【キーワード】科学史 / 化学史 / 技術史 / 図像 / X線回折 (他6件)

【概要】代表者と3人の分担者で、主として化学史の分野で初期近代から現代にいたる図像の製作と利用に関して分析を進めた。それらのトピックは時代順に、初期近代の錬金術の図像や化学の実験器具の図像の内容の分類整理と歴史的継承関係、宇田川榕庵の『舎密開宗』等に掲載される図像とその元となる西洋化学文献の図との比較検討、ペランの有名なブラウン運動を表現する折線図の製作と受容の歴史的背景の分析、高分子科学の発展におけるX...

【複合領域】一般理論：β-メルカプトプロピオン酸／X線回折を含む研究件

【キーワード】金粒子 / 真空蒸着 / 多重双晶粒子(MTP) / MTPミセル / 有機金属ミセル (他16件)

【概要】我々は先ず、多重双晶粒子(MTP)を成長させるための真空装置を作製した。これを用いて、球形のガラス容器を350°Cに加熱し、この表面に最初にNaClを1500A蒸着した。この表面にさらにAu(〜100A)とNaCl(〜1000A)を交互に蒸着し、NaCl蒸着膜中に埋め込まれたAu粒子を作製した。この容器にチオール水溶液(今回はメルカプトプロピオン酸を使用、濃度は10^<13>mol/1...

【環境学】環境解析学：エアロソル／X線回折を含む研究件

【キーワード】エアロゾル / 溶液構造 / Ｘ線回折 / レーザー捕捉法 / 水和イオン (他18件)

【概要】レーザー光(532 nm)を対物レンズの焦点位置で空中静止させた数十ミクロンサイズのエアロゾル液滴に、シンクロトロン放射光を照射するX線回折装置を開発した。Ｘ線回折実験から得られた一次元の構造因子を用いて二体ポテンシャルを修正するEPSR(Empirical Potential Structure Refinement)モデリングにより、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグ...

【数物系科学】物理学：アモルファス化／X線回折を含む研究件

【概要】放射光を用いて、低温高圧下でのX線回折実験を行い、圧力および温度を変化させたときの相転移について調べた。低圧結晶相から高圧結晶相への転移およびその逆の転移の他に、高圧結晶相からアモルファス相への転移が起こることを見出した。また、これらの転移の温度-圧力平面での経路依存性を調べた。 GaSbの高圧相は90Kの低温で減圧すると、低圧までクエンチされる。この高圧相は1GPa以下で昇温したときアモルファス...

【数物系科学】物理学：格子変調／X線回折を含む研究件

【概要】磁場誘起結晶相転移を引き起こす様々な物質のうち、まず希土類金属をとりあげ、Dy,Ho及びErの磁場誘起相転移を調べた。 (1) Dyのヘリカル領域のc軸格子定数の磁場依存を測定し、ヘリックスからファン磁気構造への転移を調べた。その結果、低温側ではc軸格子定数が不連続、即ち1次相転移であるのに対し、ネール温度近傍では2次相転移に変化することがわかった。また、ヘリカル領域では結晶格子の変調構造が見いだ...

【数物系科学】物理学：スピン格子分離／X線回折を含む研究件

【概要】固体酸素の磁場ー温度（B-T）相図を決定した。これまで未解明であった、αーβ、βーγ相境界は磁気熱量効果によって初めて決定できた。さらに、強磁場θ相と、γ相、β相の三重点も決定した。また、ファイバーブラッググレーティングを用いて磁歪測定手法を開発し、LaCoO3のスピン状態転移を磁場誘起構造相転移として初めて観測した。この手法はカゴメ格子の１つであるボルボサイトにも適用した。有機スピンラダー物質の...

【数物系科学】物理学：分子生固体／X線回折を含む研究件

【概要】固体酸素の磁場ー温度（B-T）相図を決定した。これまで未解明であった、αーβ、βーγ相境界は磁気熱量効果によって初めて決定できた。さらに、強磁場θ相と、γ相、β相の三重点も決定した。また、ファイバーブラッググレーティングを用いて磁歪測定手法を開発し、LaCoO3のスピン状態転移を磁場誘起構造相転移として初めて観測した。この手法はカゴメ格子の１つであるボルボサイトにも適用した。有機スピンラダー物質の...

【数物系科学】物理学：結晶格子変調／X線回折を含む研究件

【概要】磁場誘起結晶相転移を引き起こす様々な物質のうち、まず希土類金属をとりあげ、Dy,Ho及びErの磁場誘起相転移を調べた。 (1) Dyのヘリカル領域のc軸格子定数の磁場依存を測定し、ヘリックスからファン磁気構造への転移を調べた。その結果、低温側ではc軸格子定数が不連続、即ち1次相転移であるのに対し、ネール温度近傍では2次相転移に変化することがわかった。また、ヘリカル領域では結晶格子の変調構造が見いだ...

【数物系科学】物理学：遍歴電子磁性／X線回折を含む研究件

【キーワード】遍歴電子磁性 / 磁気相転移 / 磁気相図 / X線回折 / 磁気弾性効果 (他13件)

【概要】主として遍歴電子メタ磁性体の磁気弾性効果を磁場中X線回折および磁化測定によって調べ、我々の研究室において過去に行われた局在電子系の物質(希土類金属)に対する実験の結果と比較して、遍歴電子系特有の磁気弾性効果を調べた: 1,ラーベス相化合物Lu(CoGa)_2系は典型的な遍歴電子系でメタ磁性転移を示す物質として知られているが、この系の磁気体積効果を調べた。化合物が自発磁化を持ち始める組成領域では、結...

【数物系科学】物理学：遍歴電子磁性体／X線回折を含む研究件

【キーワード】遍歴電子磁性 / 磁気相転移 / 磁気相図 / X線回折 / 磁気弾性効果 (他13件)

【概要】主として遍歴電子メタ磁性体の磁気弾性効果を磁場中X線回折および磁化測定によって調べ、我々の研究室において過去に行われた局在電子系の物質(希土類金属)に対する実験の結果と比較して、遍歴電子系特有の磁気弾性効果を調べた: 1,ラーベス相化合物Lu(CoGa)_2系は典型的な遍歴電子系でメタ磁性転移を示す物質として知られているが、この系の磁気体積効果を調べた。化合物が自発磁化を持ち始める組成領域では、結...

【数物系科学】物理学：四重極秩序／X線回折を含む研究件

【キーワード】遍歴電子磁性 / 磁気相転移 / 磁気相図 / X線回折 / 磁気弾性効果 (他13件)

【概要】主として遍歴電子メタ磁性体の磁気弾性効果を磁場中X線回折および磁化測定によって調べ、我々の研究室において過去に行われた局在電子系の物質(希土類金属)に対する実験の結果と比較して、遍歴電子系特有の磁気弾性効果を調べた: 1,ラーベス相化合物Lu(CoGa)_2系は典型的な遍歴電子系でメタ磁性転移を示す物質として知られているが、この系の磁気体積効果を調べた。化合物が自発磁化を持ち始める組成領域では、結...

【数物系科学】物理学：放射光x線回折／X線回折を含む研究件

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【数物系科学】物理学：固体酸素／X線回折を含む研究件

【概要】固体酸素の磁場ー温度（B-T）相図を決定した。これまで未解明であった、αーβ、βーγ相境界は磁気熱量効果によって初めて決定できた。さらに、強磁場θ相と、γ相、β相の三重点も決定した。また、ファイバーブラッググレーティングを用いて磁歪測定手法を開発し、LaCoO3のスピン状態転移を磁場誘起構造相転移として初めて観測した。この手法はカゴメ格子の１つであるボルボサイトにも適用した。有機スピンラダー物質の...

【数物系科学】物理学：希工類金属／X線回折を含む研究件

【概要】磁場誘起結晶相転移を引き起こす様々な物質のうち、まず希土類金属をとりあげ、Dy,Ho及びErの磁場誘起相転移を調べた。 (1) Dyのヘリカル領域のc軸格子定数の磁場依存を測定し、ヘリックスからファン磁気構造への転移を調べた。その結果、低温側ではc軸格子定数が不連続、即ち1次相転移であるのに対し、ネール温度近傍では2次相転移に変化することがわかった。また、ヘリカル領域では結晶格子の変調構造が見いだ...

【数物系科学】物理学：軌道秩序／X線回折を含む研究件

【研究代表者】村上洋一高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助教授 (60190899)

【概要】高温超伝導や巨大磁気抵抗効果などの強相関電子系の研究を通して、"電子のもつ3つの内部自由度(電荷・スピン・軌道)の秩序状態とそれらの結合状態が、系の物性に決定的な影響を与える"という認識が広く受け入れられるようになってきた。本研究では、当初、層状ペロブスカイト型酸化物を対象として、その電荷・スピン秩序化の研究を行ってきた。ところが、研究の進行に伴い、電子のもう1つの自由度である軌道...

【数物系科学】物理学：磁化プラトー／X線回折を含む研究件

【概要】固体酸素の磁場ー温度（B-T）相図を決定した。これまで未解明であった、αーβ、βーγ相境界は磁気熱量効果によって初めて決定できた。さらに、強磁場θ相と、γ相、β相の三重点も決定した。また、ファイバーブラッググレーティングを用いて磁歪測定手法を開発し、LaCoO3のスピン状態転移を磁場誘起構造相転移として初めて観測した。この手法はカゴメ格子の１つであるボルボサイトにも適用した。有機スピンラダー物質の...

【数物系科学】物理学：磁気弾性効果／X線回折を含む研究件

【キーワード】遍歴電子磁性 / 磁気相転移 / 磁気相図 / X線回折 / 磁気弾性効果 (他13件)

【概要】主として遍歴電子メタ磁性体の磁気弾性効果を磁場中X線回折および磁化測定によって調べ、我々の研究室において過去に行われた局在電子系の物質(希土類金属)に対する実験の結果と比較して、遍歴電子系特有の磁気弾性効果を調べた: 1,ラーベス相化合物Lu(CoGa)_2系は典型的な遍歴電子系でメタ磁性転移を示す物質として知られているが、この系の磁気体積効果を調べた。化合物が自発磁化を持ち始める組成領域では、結...

【概要】磁場誘起結晶相転移を引き起こす様々な物質のうち、まず希土類金属をとりあげ、Dy,Ho及びErの磁場誘起相転移を調べた。 (1) Dyのヘリカル領域のc軸格子定数の磁場依存を測定し、ヘリックスからファン磁気構造への転移を調べた。その結果、低温側ではc軸格子定数が不連続、即ち1次相転移であるのに対し、ネール温度近傍では2次相転移に変化することがわかった。また、ヘリカル領域では結晶格子の変調構造が見いだ...

【数物系科学】物理学：磁気熱量効果／X線回折を含む研究件

【概要】固体酸素の磁場ー温度（B-T）相図を決定した。これまで未解明であった、αーβ、βーγ相境界は磁気熱量効果によって初めて決定できた。さらに、強磁場θ相と、γ相、β相の三重点も決定した。また、ファイバーブラッググレーティングを用いて磁歪測定手法を開発し、LaCoO3のスピン状態転移を磁場誘起構造相転移として初めて観測した。この手法はカゴメ格子の１つであるボルボサイトにも適用した。有機スピンラダー物質の...

【数物系科学】物理学：メタ磁性／X線回折を含む研究件

【キーワード】遍歴電子磁性 / 磁気相転移 / 磁気相図 / X線回折 / 磁気弾性効果 (他13件)

【概要】主として遍歴電子メタ磁性体の磁気弾性効果を磁場中X線回折および磁化測定によって調べ、我々の研究室において過去に行われた局在電子系の物質(希土類金属)に対する実験の結果と比較して、遍歴電子系特有の磁気弾性効果を調べた: 1,ラーベス相化合物Lu(CoGa)_2系は典型的な遍歴電子系でメタ磁性転移を示す物質として知られているが、この系の磁気体積効果を調べた。化合物が自発磁化を持ち始める組成領域では、結...

【数物系科学】物理学：共鳴X線散乱／X線回折を含む研究件

【研究代表者】村上洋一高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助教授 (60190899)

【概要】高温超伝導や巨大磁気抵抗効果などの強相関電子系の研究を通して、"電子のもつ3つの内部自由度(電荷・スピン・軌道)の秩序状態とそれらの結合状態が、系の物性に決定的な影響を与える"という認識が広く受け入れられるようになってきた。本研究では、当初、層状ペロブスカイト型酸化物を対象として、その電荷・スピン秩序化の研究を行ってきた。ところが、研究の進行に伴い、電子のもう1つの自由度である軌道...

【数物系科学】物理学：X線共鳴散乱／X線回折を含む研究件

【研究代表者】村上洋一高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助教授 (60190899)

【概要】高温超伝導や巨大磁気抵抗効果などの強相関電子系の研究を通して、"電子のもつ3つの内部自由度(電荷・スピン・軌道)の秩序状態とそれらの結合状態が、系の物性に決定的な影響を与える"という認識が広く受け入れられるようになってきた。本研究では、当初、層状ペロブスカイト型酸化物を対象として、その電荷・スピン秩序化の研究を行ってきた。ところが、研究の進行に伴い、電子のもう1つの自由度である軌道...

【数物系科学】物理学：誘電性／X線回折を含む研究件

【概要】本総合研究は平成4・5年の2年間にわたり行われた。平成4年10月及び平成5年12月に東京において研究発表会を開催した。5課題についてX線回析、固体NMR、熱測定、誘電緩和、ESR、光分光など種々の研究手段を用いて総合的に研究し、有機結晶中の分子の相転移機構、分子の協同的動的挙動、固相反応のメカニズムなど、原子レベルのミクロな構造化学に立脚したダイナミクスについて多くの研究成果が得られた。 1.固相...

【数物系科学】物理学：ポンプ・プローブ法／X線回折を含む研究件

【キーワード】時間分解X線回折 / フェムト秒レーザー / パルスX線 / ポンプ・プローブ法 / ダイナミクス (他13件)

【概要】本研究では、フェムト秒ハイパワーレーザーを用いたポンプ・プローブ型ピコ秒時間分解パルスX線回折法を幾つかの温度・圧力誘起相転移物質に応用し、その相転移過程の結晶ひずみ変化と結晶構造変化をピコ秒時間分解で追跡することにより、結晶構造相転移のダイナミクスに対して新しい知見を加え、相転移モデルの構築を試みることを目的として研究を行った。フェムト秒レーザー光を真空チャンバー内で銅円盤に集光してX線を発生さ...

【数物系科学】物理学：圧媒体／X線回折を含む研究件

【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、１...

【数物系科学】物理学：ソフトマター／X線回折を含む研究件

【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、１...

【数物系科学】物理学：残余エントロピー／X線回折を含む研究件

【概要】低温蒸着実験を可能にするため、研究室既設の断熱型熱量計とX線回折用装置の改造および精密蒸着ラインの製作を行った。過去に熱容量が測られた分子ガラスの中で最も単純な構造をもつ四塩化炭素、プロペン、プロパンの熱容量を測定し、顕著な低温過剰熱容量とガラス転移を観測した。同試料の中性子非弾性散乱から、低温過剰熱容量がアモルファス特有のボゾンピークによることを示した。水、メタノール、1-ペンテンの蒸着ガラスの...

【数物系科学】物理学：ポリアモルフィズム／X線回折を含む研究件

【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、１...

【数物系科学】物理学：枯渇相互作用／X線回折を含む研究件

【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...

【数物系科学】物理学：液体分離／X線回折を含む研究件

【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...

【数物系科学】物理学：多孔性物質／X線回折を含む研究件

【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...

【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、１...

【数物系科学】物理学：吸蔵／X線回折を含む研究件

【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...

【数物系科学】物理学：X線散乱／X線回折を含む研究件

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【数物系科学】物理学：X線自由電子レーザー／X線回折を含む研究件

【キーワード】エアロゾル / 溶液構造 / Ｘ線回折 / レーザー捕捉法 / 水和イオン (他18件)

【概要】レーザー光(532 nm)を対物レンズの焦点位置で空中静止させた数十ミクロンサイズのエアロゾル液滴に、シンクロトロン放射光を照射するX線回折装置を開発した。Ｘ線回折実験から得られた一次元の構造因子を用いて二体ポテンシャルを修正するEPSR(Empirical Potential Structure Refinement)モデリングにより、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグ...

【数物系科学】物理学：溶融体／X線回折を含む研究件

【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...

【数物系科学】物理学：コヒーレンス／X線回折を含む研究件

【研究代表者】弘中陽一郎大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 特任研究員 (20293061)

【キーワード】光学フォノン / 時間分解計測 / x線回折 / フェムト秒レーザー / フェムト秒 (他12件)

【概要】本研究では、フェムト秒のパルスX線源をもちいて、結晶中のフォノンを時間分解X線回折法を用いて測定することによって、ラマン散乱や中性子散乱などの非弾性散乱法と異なり、格子のダイナミクスの、より直接的な構造的解釈が可能になった。パルスX線源を新たに改良し、3次元的なフォノンの緩和状態を計測するための手法を考案し、フォノン計測としてのx線回折法の予備実験にも成功した。 ...

【数物系科学】物理学：磁力線／X線回折を含む研究件

【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...

【数物系科学】物理学：ランダムフェイゾンモデル／X線回折を含む研究件

【キーワード】準結晶 / フェイゾン / 高温 / X線回折 / ランダムフェイゾンモデル (他8件)

【概要】準結晶の基本構造である準周期格子は,高次元の周期構造の3次元実空間への射影として記述されるため,準結晶の原子の空間配置には通常の格子振動の自由度(フォノン自由度)のほかに,射影する際の直交補空間の位置の揺らぎに関係するフェイゾンの自由度がある.フェイゾン揺らぎによって配置のエントロピーは非常に増大するので,自由エネルギーの減少が可能となる.フェイゾン揺らぎは実空間では原子の平衡位置の生成消滅を引き...

【数物系科学】物理学：アニール効果／X線回折を含む研究件

【概要】低温蒸着実験を可能にするため、研究室既設の断熱型熱量計とX線回折用装置の改造および精密蒸着ラインの製作を行った。過去に熱容量が測られた分子ガラスの中で最も単純な構造をもつ四塩化炭素、プロペン、プロパンの熱容量を測定し、顕著な低温過剰熱容量とガラス転移を観測した。同試料の中性子非弾性散乱から、低温過剰熱容量がアモルファス特有のボゾンピークによることを示した。水、メタノール、1-ペンテンの蒸着ガラスの...

【数物系科学】物理学：高分子液晶／X線回折を含む研究件

【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、１...

【数物系科学】物理学：シングルショット／X線回折を含む研究件

【概要】X線は物質の構造や電子状態を微視的に明らかにする優れたプローブであり、磁場中で起こる様々な量子現象を理解するために、強磁場環境下でのX線実験技術の開発は興味深く重要である。世界的に放射光X線とパルス強磁場を組み合わせて40テスラの実験が可能となっているが、現状の技術の延長では磁場の上限は50 テスラ程度にとどまる。マイクロ秒の超高速磁場を用いれば100テスラ以上の超強磁場X線実験が可能となるが、...

【数物系科学】物理学：拡張多極子秩序／X線回折を含む研究件

【研究代表者】田中良和国立研究開発法人理化学研究所, 放射光科学研究センター, 特別嘱託研究員 (90250109)

【概要】狭義の多極子は一原子がもつ波動関数で表される．最近これを拡張した近接原子を含めたクラスター多極子や，軌道角運動量の異なる軌道から構成されるハイブリッド多極子などの拡張多極子が提唱されている．この背景には，マルチフェロイック物質に代表される交差相関による電気磁気応答，輸送現象，励起構造などの非自明な物理現象を統一的に理解しようと試みがある．このような交差相関においては、局所的な空間反転対称性と時間反...

【数物系科学】物理学：Al-Cu-Ru ／X線回折を含む研究件

【キーワード】準結晶 / フェイゾン / 高温 / X線回折 / ランダムフェイゾンモデル (他8件)

【概要】準結晶の基本構造である準周期格子は,高次元の周期構造の3次元実空間への射影として記述されるため,準結晶の原子の空間配置には通常の格子振動の自由度(フォノン自由度)のほかに,射影する際の直交補空間の位置の揺らぎに関係するフェイゾンの自由度がある.フェイゾン揺らぎによって配置のエントロピーは非常に増大するので,自由エネルギーの減少が可能となる.フェイゾン揺らぎは実空間では原子の平衡位置の生成消滅を引き...

【数物系科学】物理学：Al-Pd-Ru ／X線回折を含む研究件

【キーワード】準結晶 / フェイゾン / 高温 / X線回折 / ランダムフェイゾンモデル (他8件)

【概要】準結晶の基本構造である準周期格子は,高次元の周期構造の3次元実空間への射影として記述されるため,準結晶の原子の空間配置には通常の格子振動の自由度(フォノン自由度)のほかに,射影する際の直交補空間の位置の揺らぎに関係するフェイゾンの自由度がある.フェイゾン揺らぎによって配置のエントロピーは非常に増大するので,自由エネルギーの減少が可能となる.フェイゾン揺らぎは実空間では原子の平衡位置の生成消滅を引き...

【数物系科学】物理学：スピン格子結合／X線回折を含む研究件

【概要】固体酸素の磁場ー温度（B-T）相図を決定した。これまで未解明であった、αーβ、βーγ相境界は磁気熱量効果によって初めて決定できた。さらに、強磁場θ相と、γ相、β相の三重点も決定した。また、ファイバーブラッググレーティングを用いて磁歪測定手法を開発し、LaCoO3のスピン状態転移を磁場誘起構造相転移として初めて観測した。この手法はカゴメ格子の１つであるボルボサイトにも適用した。有機スピンラダー物質の...

【数物系科学】物理学：フラストレーション／X線回折を含む研究件

【キーワード】遍歴電子磁性 / 磁気相転移 / 磁気相図 / X線回折 / 磁気弾性効果 (他13件)

【概要】主として遍歴電子メタ磁性体の磁気弾性効果を磁場中X線回折および磁化測定によって調べ、我々の研究室において過去に行われた局在電子系の物質(希土類金属)に対する実験の結果と比較して、遍歴電子系特有の磁気弾性効果を調べた: 1,ラーベス相化合物Lu(CoGa)_2系は典型的な遍歴電子系でメタ磁性転移を示す物質として知られているが、この系の磁気体積効果を調べた。化合物が自発磁化を持ち始める組成領域では、結...

【数物系科学】物理学：圧力誘起相転移／X線回折を含む研究件

【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、１...

【数物系科学】物理学：中性子散乱／X線回折を含む研究件

【キーワード】エアロゾル / 溶液構造 / Ｘ線回折 / レーザー捕捉法 / 水和イオン (他18件)

【概要】レーザー光(532 nm)を対物レンズの焦点位置で空中静止させた数十ミクロンサイズのエアロゾル液滴に、シンクロトロン放射光を照射するX線回折装置を開発した。Ｘ線回折実験から得られた一次元の構造因子を用いて二体ポテンシャルを修正するEPSR(Empirical Potential Structure Refinement)モデリングにより、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグ...

【数物系科学】物理学：熱容量／X線回折を含む研究件

【概要】低温蒸着実験を可能にするため、研究室既設の断熱型熱量計とX線回折用装置の改造および精密蒸着ラインの製作を行った。過去に熱容量が測られた分子ガラスの中で最も単純な構造をもつ四塩化炭素、プロペン、プロパンの熱容量を測定し、顕著な低温過剰熱容量とガラス転移を観測した。同試料の中性子非弾性散乱から、低温過剰熱容量がアモルファス特有のボゾンピークによることを示した。水、メタノール、1-ペンテンの蒸着ガラスの...

【数物系科学】物理学：ボソンピーク／X線回折を含む研究件

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【数物系科学】物理学：低エネルギー励起／X線回折を含む研究件

【概要】低温蒸着実験を可能にするため、研究室既設の断熱型熱量計とX線回折用装置の改造および精密蒸着ラインの製作を行った。過去に熱容量が測られた分子ガラスの中で最も単純な構造をもつ四塩化炭素、プロペン、プロパンの熱容量を測定し、顕著な低温過剰熱容量とガラス転移を観測した。同試料の中性子非弾性散乱から、低温過剰熱容量がアモルファス特有のボゾンピークによることを示した。水、メタノール、1-ペンテンの蒸着ガラスの...

【数物系科学】物理学：液体・液体相転移／X線回折を含む研究件

【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、１...

【数物系科学】物理学：時間分解／X線回折を含む研究件

【概要】分子の幾何学的構造をフェムト秒の時間分解能で決定できるレーザーアシステッド電子回折（ＬＡＥＤ）法を開発するとともに、光ドレスト原子形成の効果がＬＡＥＤ信号の角度分布に顕著に現れることを初めて実験的に示した。時間分解気相X線回折計測を目的として、X線回折計測装置を開発し、SPring-8の放射光を用いて広い散乱角にわたる気体分子試料のX線回折像を観測した。これにより、XFELによる時間分解X線回折計...

【数物系科学】物理学：電荷秩序／X線回折を含む研究件

【研究代表者】村上洋一高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助教授 (60190899)

【概要】高温超伝導や巨大磁気抵抗効果などの強相関電子系の研究を通して、"電子のもつ3つの内部自由度(電荷・スピン・軌道)の秩序状態とそれらの結合状態が、系の物性に決定的な影響を与える"という認識が広く受け入れられるようになってきた。本研究では、当初、層状ペロブスカイト型酸化物を対象として、その電荷・スピン秩序化の研究を行ってきた。ところが、研究の進行に伴い、電子のもう1つの自由度である軌道...

【数物系科学】物理学：磁気相図／X線回折を含む研究件

【キーワード】遍歴電子磁性 / 磁気相転移 / 磁気相図 / X線回折 / 磁気弾性効果 (他13件)

【概要】主として遍歴電子メタ磁性体の磁気弾性効果を磁場中X線回折および磁化測定によって調べ、我々の研究室において過去に行われた局在電子系の物質(希土類金属)に対する実験の結果と比較して、遍歴電子系特有の磁気弾性効果を調べた: 1,ラーベス相化合物Lu(CoGa)_2系は典型的な遍歴電子系でメタ磁性転移を示す物質として知られているが、この系の磁気体積効果を調べた。化合物が自発磁化を持ち始める組成領域では、結...

【概要】磁場誘起結晶相転移を引き起こす様々な物質のうち、まず希土類金属をとりあげ、Dy,Ho及びErの磁場誘起相転移を調べた。 (1) Dyのヘリカル領域のc軸格子定数の磁場依存を測定し、ヘリックスからファン磁気構造への転移を調べた。その結果、低温側ではc軸格子定数が不連続、即ち1次相転移であるのに対し、ネール温度近傍では2次相転移に変化することがわかった。また、ヘリカル領域では結晶格子の変調構造が見いだ...

【数物系科学】物理学：磁気相転移／X線回折を含む研究件

【キーワード】遍歴電子磁性 / 磁気相転移 / 磁気相図 / X線回折 / 磁気弾性効果 (他13件)

【概要】主として遍歴電子メタ磁性体の磁気弾性効果を磁場中X線回折および磁化測定によって調べ、我々の研究室において過去に行われた局在電子系の物質(希土類金属)に対する実験の結果と比較して、遍歴電子系特有の磁気弾性効果を調べた: 1,ラーベス相化合物Lu(CoGa)_2系は典型的な遍歴電子系でメタ磁性転移を示す物質として知られているが、この系の磁気体積効果を調べた。化合物が自発磁化を持ち始める組成領域では、結...

【概要】磁場誘起結晶相転移を引き起こす様々な物質のうち、まず希土類金属をとりあげ、Dy,Ho及びErの磁場誘起相転移を調べた。 (1) Dyのヘリカル領域のc軸格子定数の磁場依存を測定し、ヘリックスからファン磁気構造への転移を調べた。その結果、低温側ではc軸格子定数が不連続、即ち1次相転移であるのに対し、ネール温度近傍では2次相転移に変化することがわかった。また、ヘリカル領域では結晶格子の変調構造が見いだ...

【数物系科学】物理学：磁歪／X線回折を含む研究件

【概要】固体酸素の磁場ー温度（B-T）相図を決定した。これまで未解明であった、αーβ、βーγ相境界は磁気熱量効果によって初めて決定できた。さらに、強磁場θ相と、γ相、β相の三重点も決定した。また、ファイバーブラッググレーティングを用いて磁歪測定手法を開発し、LaCoO3のスピン状態転移を磁場誘起構造相転移として初めて観測した。この手法はカゴメ格子の１つであるボルボサイトにも適用した。有機スピンラダー物質の...

【概要】磁場誘起結晶相転移を引き起こす様々な物質のうち、まず希土類金属をとりあげ、Dy,Ho及びErの磁場誘起相転移を調べた。 (1) Dyのヘリカル領域のc軸格子定数の磁場依存を測定し、ヘリックスからファン磁気構造への転移を調べた。その結果、低温側ではc軸格子定数が不連続、即ち1次相転移であるのに対し、ネール温度近傍では2次相転移に変化することがわかった。また、ヘリカル領域では結晶格子の変調構造が見いだ...

【数物系科学】物理学：電子線回折／X線回折を含む研究件

【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...

【数物系科学】物理学：共鳴X線回折／X線回折を含む研究件

【研究代表者】田中良和国立研究開発法人理化学研究所, 放射光科学研究センター, 特別嘱託研究員 (90250109)

【概要】狭義の多極子は一原子がもつ波動関数で表される．最近これを拡張した近接原子を含めたクラスター多極子や，軌道角運動量の異なる軌道から構成されるハイブリッド多極子などの拡張多極子が提唱されている．この背景には，マルチフェロイック物質に代表される交差相関による電気磁気応答，輸送現象，励起構造などの非自明な物理現象を統一的に理解しようと試みがある．このような交差相関においては、局所的な空間反転対称性と時間反...

【数物系科学】物理学：自由電子レーザー／X線回折を含む研究件

【概要】X線は物質の構造や電子状態を微視的に明らかにする優れたプローブであり、磁場中で起こる様々な量子現象を理解するために、強磁場環境下でのX線実験技術の開発は興味深く重要である。世界的に放射光X線とパルス強磁場を組み合わせて40テスラの実験が可能となっているが、現状の技術の延長では磁場の上限は50 テスラ程度にとどまる。マイクロ秒の超高速磁場を用いれば100テスラ以上の超強磁場X線実験が可能となるが、...

【数物系科学】物理学：強磁場／X線回折を含む研究件

【概要】X線は物質の構造や電子状態を微視的に明らかにする優れたプローブであり、磁場中で起こる様々な量子現象を理解するために、強磁場環境下でのX線実験技術の開発は興味深く重要である。世界的に放射光X線とパルス強磁場を組み合わせて40テスラの実験が可能となっているが、現状の技術の延長では磁場の上限は50 テスラ程度にとどまる。マイクロ秒の超高速磁場を用いれば100テスラ以上の超強磁場X線実験が可能となるが、...

【概要】固体酸素の磁場ー温度（B-T）相図を決定した。これまで未解明であった、αーβ、βーγ相境界は磁気熱量効果によって初めて決定できた。さらに、強磁場θ相と、γ相、β相の三重点も決定した。また、ファイバーブラッググレーティングを用いて磁歪測定手法を開発し、LaCoO3のスピン状態転移を磁場誘起構造相転移として初めて観測した。この手法はカゴメ格子の１つであるボルボサイトにも適用した。有機スピンラダー物質の...

【数物系科学】物理学：XFEL ／X線回折を含む研究件

【概要】X線は物質の構造や電子状態を微視的に明らかにする優れたプローブであり、磁場中で起こる様々な量子現象を理解するために、強磁場環境下でのX線実験技術の開発は興味深く重要である。世界的に放射光X線とパルス強磁場を組み合わせて40テスラの実験が可能となっているが、現状の技術の延長では磁場の上限は50 テスラ程度にとどまる。マイクロ秒の超高速磁場を用いれば100テスラ以上の超強磁場X線実験が可能となるが、...

【数物系科学】物理学：強相関系／X線回折を含む研究件

【研究代表者】田中良和国立研究開発法人理化学研究所, 放射光科学研究センター, 特別嘱託研究員 (90250109)

【概要】狭義の多極子は一原子がもつ波動関数で表される．最近これを拡張した近接原子を含めたクラスター多極子や，軌道角運動量の異なる軌道から構成されるハイブリッド多極子などの拡張多極子が提唱されている．この背景には，マルチフェロイック物質に代表される交差相関による電気磁気応答，輸送現象，励起構造などの非自明な物理現象を統一的に理解しようと試みがある．このような交差相関においては、局所的な空間反転対称性と時間反...

【数物系科学】物理学：強相関電子系／X線回折を含む研究件

【研究代表者】田中良和国立研究開発法人理化学研究所, 放射光科学研究センター, 特別嘱託研究員 (90250109)

【概要】狭義の多極子は一原子がもつ波動関数で表される．最近これを拡張した近接原子を含めたクラスター多極子や，軌道角運動量の異なる軌道から構成されるハイブリッド多極子などの拡張多極子が提唱されている．この背景には，マルチフェロイック物質に代表される交差相関による電気磁気応答，輸送現象，励起構造などの非自明な物理現象を統一的に理解しようと試みがある．このような交差相関においては、局所的な空間反転対称性と時間反...

【研究代表者】村上洋一高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助教授 (60190899)

【概要】高温超伝導や巨大磁気抵抗効果などの強相関電子系の研究を通して、"電子のもつ3つの内部自由度(電荷・スピン・軌道)の秩序状態とそれらの結合状態が、系の物性に決定的な影響を与える"という認識が広く受け入れられるようになってきた。本研究では、当初、層状ペロブスカイト型酸化物を対象として、その電荷・スピン秩序化の研究を行ってきた。ところが、研究の進行に伴い、電子のもう1つの自由度である軌道...

【数物系科学】物理学：ラマン散乱／X線回折を含む研究件

【研究代表者】JUODKAZIS Saulius 北海道大学, 電子科学研究所, 准教授 (80332823)

【キーワード】相転移 / レーザーナノ / マイクロ加工 / サファイア / シリカガラス(アモルファス・結晶性) (他10件)

【概要】本年度も引き続き、フェムト秒レーザーパルスをサファイアなどの固体結晶内部に集光照射することで生じるマイクロ衝撃波によって形成される細孔及びその周囲の結晶構造変化の形成メカニズムに関する研究を行った。解析する試料として、これまでの行った研究と比較して改質領域の大きい細孔構造を基板全体に作製し、直径数10μmサイズの円筒形状の改質部位をサンプル全体に1.5-2.5μm間隔で得た。これらの作製した改質領...

【数物系科学】物理学：低温／X線回折を含む研究件

【概要】放射光を用いて、低温高圧下でのX線回折実験を行い、圧力および温度を変化させたときの相転移について調べた。低圧結晶相から高圧結晶相への転移およびその逆の転移の他に、高圧結晶相からアモルファス相への転移が起こることを見出した。また、これらの転移の温度-圧力平面での経路依存性を調べた。 GaSbの高圧相は90Kの低温で減圧すると、低圧までクエンチされる。この高圧相は1GPa以下で昇温したときアモルファス...

【概要】1.低温高圧X線用クライオスタットの製作:ヘリウムガス駆動式の圧力可変のダイヤモンドアンビル型超高圧装置を組み込める液体ヘリウムクライオスタットを製作し, 温度10-300K, 圧力0-20GPaでのX線回折実験を行った. 2.低温高圧下のリンのX線回折実験:黒リンは圧力下で斜方晶から菱面体晶, そして, 単純立法晶に相転移する. 単純立法晶は超伝導を示すが, その転移温度は温度圧力平面上での加圧...

【数物系科学】地球惑星科学：液体鉄／X線回折を含む研究件

【概要】本研究では、レーザー加熱ダイヤモンドアンビルセルを用いて、固体及び液体鉄合金のX線回折測定、X線非弾性散乱測定、電気伝導度測定などを行い、これらの物質の高温高圧下での構造、密度、弾性波速度、電気伝導度、熱伝導度を決定した。得られた密度、弾性波速度測定の結果によると、外核には約８％の軽元素が含まれていることが分かった。また、得られた電気伝導度および熱伝導度から、地球の核はこれまで考えられていたよりも...

【数物系科学】地球惑星科学：X線非弾性散乱／X線回折を含む研究件

【概要】本研究では、レーザー加熱ダイヤモンドアンビルセルを用いて、固体及び液体鉄合金のX線回折測定、X線非弾性散乱測定、電気伝導度測定などを行い、これらの物質の高温高圧下での構造、密度、弾性波速度、電気伝導度、熱伝導度を決定した。得られた密度、弾性波速度測定の結果によると、外核には約８％の軽元素が含まれていることが分かった。また、得られた電気伝導度および熱伝導度から、地球の核はこれまで考えられていたよりも...

【数物系科学】地球惑星科学：高圧下X線回折／X線回折を含む研究件

❏中性子ビーム有効利用のための高圧下X線構造解析装置の開発(21840024)

【研究代表者】小松一生東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任講師 (50541942)

【キーワード】高圧 / X線回折 / 中性子回折 / 高圧下X線回折

【概要】実験室において77K-500K,0-10GPaまでの温度圧力範囲でのX線回折実験が行える装置の開発を行った。また、広い開口角を持つダイアモンドアンビルセルを開発し、非常に広範囲の逆空間の高精度な測定が可能になった。 ...

【数物系科学】地球惑星科学：高圧力／X線回折を含む研究件

【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...

【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、１...

【概要】本研究は、液体の構造と電気的性質の圧力変化を、種々の結合をもつ液体金属・半導体について系統的に調べ、圧力誘起の相転移の様相が結晶とどのように違うのか、転移後の構造がどのように異なるのか、また転移に伴って物性がどのように変化するかを調べることを目的とし、高圧力下の実験を行った。 X線回折実験は、放射光とマルチアンビル型高圧力発生装置を用いてエネルギー分散法により行った.液体AgIにおいて加圧による構...

【数物系科学】地球惑星科学：エントロピー／X線回折を含む研究件

【概要】低温蒸着実験を可能にするため、研究室既設の断熱型熱量計とX線回折用装置の改造および精密蒸着ラインの製作を行った。過去に熱容量が測られた分子ガラスの中で最も単純な構造をもつ四塩化炭素、プロペン、プロパンの熱容量を測定し、顕著な低温過剰熱容量とガラス転移を観測した。同試料の中性子非弾性散乱から、低温過剰熱容量がアモルファス特有のボゾンピークによることを示した。水、メタノール、1-ペンテンの蒸着ガラスの...

【数物系科学】地球惑星科学：空隙／X線回折を含む研究件

【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...

【数物系科学】地球惑星科学：物性実験／X線回折を含む研究件

【概要】低温蒸着実験を可能にするため、研究室既設の断熱型熱量計とX線回折用装置の改造および精密蒸着ラインの製作を行った。過去に熱容量が測られた分子ガラスの中で最も単純な構造をもつ四塩化炭素、プロペン、プロパンの熱容量を測定し、顕著な低温過剰熱容量とガラス転移を観測した。同試料の中性子非弾性散乱から、低温過剰熱容量がアモルファス特有のボゾンピークによることを示した。水、メタノール、1-ペンテンの蒸着ガラスの...

【数物系科学】地球惑星科学：状態方程式／X線回折を含む研究件

【概要】本研究では、レーザー加熱ダイヤモンドアンビルセルを用いて、固体及び液体鉄合金のX線回折測定、X線非弾性散乱測定、電気伝導度測定などを行い、これらの物質の高温高圧下での構造、密度、弾性波速度、電気伝導度、熱伝導度を決定した。得られた密度、弾性波速度測定の結果によると、外核には約８％の軽元素が含まれていることが分かった。また、得られた電気伝導度および熱伝導度から、地球の核はこれまで考えられていたよりも...

【数物系科学】地球惑星科学：放射光X線／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【概要】大強度X線の利用が可能な大型放射光ビームラインでは、100Kにおいてさえ放射線損傷が生じることが明らかとなってきた。この現象は、10^<12>〜10^<13>photon/秒にもおよぶ大強度X線によってガラス状に凍結された水が部分的に溶解し、発生したラジカルが拡散している可能性を強く示唆するものであった。この現象に立ち向かうには更に低い温度での回折実験が有効であることが低温...

【数物系科学】地球惑星科学：ガラス転移／X線回折を含む研究件

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【概要】低温蒸着実験を可能にするため、研究室既設の断熱型熱量計とX線回折用装置の改造および精密蒸着ラインの製作を行った。過去に熱容量が測られた分子ガラスの中で最も単純な構造をもつ四塩化炭素、プロペン、プロパンの熱容量を測定し、顕著な低温過剰熱容量とガラス転移を観測した。同試料の中性子非弾性散乱から、低温過剰熱容量がアモルファス特有のボゾンピークによることを示した。水、メタノール、1-ペンテンの蒸着ガラスの...

【概要】アモルファス金属や金属ガラスなど金属非晶質固体の構造を、特徴的な3種類の基本構造 [P(アモルファス相から晶出する結晶相の構造に似た原子配列を示す多面体) 、I(金属のガラス相を安定化させる充填原子配列を示す20面体的多面体)、W(I、P 以外の原子配列を示す多面体)] に分割し、系統的に調べ整理する「基本構造(P、I、W)の概念」によって、ガラス相の構造安定化の機構、緩和、ガラス転移、粘性(フラ...

【数物系科学】地球惑星科学：密度／X線回折を含む研究件

【概要】本研究では、レーザー加熱ダイヤモンドアンビルセルを用いて、固体及び液体鉄合金のX線回折測定、X線非弾性散乱測定、電気伝導度測定などを行い、これらの物質の高温高圧下での構造、密度、弾性波速度、電気伝導度、熱伝導度を決定した。得られた密度、弾性波速度測定の結果によると、外核には約８％の軽元素が含まれていることが分かった。また、得られた電気伝導度および熱伝導度から、地球の核はこれまで考えられていたよりも...

【数物系科学】地球惑星科学：サファイア／X線回折を含む研究件

【研究代表者】JUODKAZIS Saulius 北海道大学, 電子科学研究所, 准教授 (80332823)

【キーワード】相転移 / レーザーナノ / マイクロ加工 / サファイア / シリカガラス(アモルファス・結晶性) (他10件)

【概要】本年度も引き続き、フェムト秒レーザーパルスをサファイアなどの固体結晶内部に集光照射することで生じるマイクロ衝撃波によって形成される細孔及びその周囲の結晶構造変化の形成メカニズムに関する研究を行った。解析する試料として、これまでの行った研究と比較して改質領域の大きい細孔構造を基板全体に作製し、直径数10μmサイズの円筒形状の改質部位をサンプル全体に1.5-2.5μm間隔で得た。これらの作製した改質領...

【数物系科学】地球惑星科学：マンガン酸化物／X線回折を含む研究件

【キーワード】遍歴電子磁性 / 磁気相転移 / 磁気相図 / X線回折 / 磁気弾性効果 (他13件)

【概要】主として遍歴電子メタ磁性体の磁気弾性効果を磁場中X線回折および磁化測定によって調べ、我々の研究室において過去に行われた局在電子系の物質(希土類金属)に対する実験の結果と比較して、遍歴電子系特有の磁気弾性効果を調べた: 1,ラーベス相化合物Lu(CoGa)_2系は典型的な遍歴電子系でメタ磁性転移を示す物質として知られているが、この系の磁気体積効果を調べた。化合物が自発磁化を持ち始める組成領域では、結...

【研究代表者】村上洋一高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助教授 (60190899)

【概要】高温超伝導や巨大磁気抵抗効果などの強相関電子系の研究を通して、"電子のもつ3つの内部自由度(電荷・スピン・軌道)の秩序状態とそれらの結合状態が、系の物性に決定的な影響を与える"という認識が広く受け入れられるようになってきた。本研究では、当初、層状ペロブスカイト型酸化物を対象として、その電荷・スピン秩序化の研究を行ってきた。ところが、研究の進行に伴い、電子のもう1つの自由度である軌道...

【数物系科学】地球惑星科学：放射線損傷／X線回折を含む研究件

【概要】大強度X線の利用が可能な大型放射光ビームラインでは、100Kにおいてさえ放射線損傷が生じることが明らかとなってきた。この現象は、10^<12>〜10^<13>photon/秒にもおよぶ大強度X線によってガラス状に凍結された水が部分的に溶解し、発生したラジカルが拡散している可能性を強く示唆するものであった。この現象に立ち向かうには更に低い温度での回折実験が有効であることが低温...

【数物系科学】地球惑星科学：地球中心核／X線回折を含む研究件

【概要】本研究では、レーザー加熱ダイヤモンドアンビルセルを用いて、固体及び液体鉄合金のX線回折測定、X線非弾性散乱測定、電気伝導度測定などを行い、これらの物質の高温高圧下での構造、密度、弾性波速度、電気伝導度、熱伝導度を決定した。得られた密度、弾性波速度測定の結果によると、外核には約８％の軽元素が含まれていることが分かった。また、得られた電気伝導度および熱伝導度から、地球の核はこれまで考えられていたよりも...

【数物系科学】地球惑星科学：中性子回折／X線回折を含む研究件

【キーワード】金属酸化物 / X線回折 / 中性子回折 / 結晶構造解析 / 電子密度解析 (他6件)

【概要】本研究では、原子サイズに注目した構造設計により新規構造型に属する金属酸化物材料を開発することに成功した。放射光、中性子回折データに基づく結晶構造解析、および密度汎関数理論による電子密度の解析によって、その新しい結晶構造を明らかにした。得られた構造は、ペロブスカイト関連構造であることがわかり、既存のペロブスカイト関連構造とは大きく異なる構造的な特徴を持っていることが明らかとなった。 ...

❏中性子ビーム有効利用のための高圧下X線構造解析装置の開発(21840024)

【研究代表者】小松一生東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任講師 (50541942)

【キーワード】高圧 / X線回折 / 中性子回折 / 高圧下X線回折

【概要】実験室において77K-500K,0-10GPaまでの温度圧力範囲でのX線回折実験が行える装置の開発を行った。また、広い開口角を持つダイアモンドアンビルセルを開発し、非常に広範囲の逆空間の高精度な測定が可能になった。 ...

【概要】大強度X線の利用が可能な大型放射光ビームラインでは、100Kにおいてさえ放射線損傷が生じることが明らかとなってきた。この現象は、10^<12>〜10^<13>photon/秒にもおよぶ大強度X線によってガラス状に凍結された水が部分的に溶解し、発生したラジカルが拡散している可能性を強く示唆するものであった。この現象に立ち向かうには更に低い温度での回折実験が有効であることが低温...

【数物系科学】地球惑星科学：超高圧／X線回折を含む研究件

【概要】放射光を用いて、低温高圧下でのX線回折実験を行い、圧力および温度を変化させたときの相転移について調べた。低圧結晶相から高圧結晶相への転移およびその逆の転移の他に、高圧結晶相からアモルファス相への転移が起こることを見出した。また、これらの転移の温度-圧力平面での経路依存性を調べた。 GaSbの高圧相は90Kの低温で減圧すると、低圧までクエンチされる。この高圧相は1GPa以下で昇温したときアモルファス...

【数物系科学】地球惑星科学：放射光／X線回折を含む研究件

【研究代表者】田中良和国立研究開発法人理化学研究所, 放射光科学研究センター, 特別嘱託研究員 (90250109)

【概要】狭義の多極子は一原子がもつ波動関数で表される．最近これを拡張した近接原子を含めたクラスター多極子や，軌道角運動量の異なる軌道から構成されるハイブリッド多極子などの拡張多極子が提唱されている．この背景には，マルチフェロイック物質に代表される交差相関による電気磁気応答，輸送現象，励起構造などの非自明な物理現象を統一的に理解しようと試みがある．このような交差相関においては、局所的な空間反転対称性と時間反...

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【概要】本研究では、レーザー加熱ダイヤモンドアンビルセルを用いて、固体及び液体鉄合金のX線回折測定、X線非弾性散乱測定、電気伝導度測定などを行い、これらの物質の高温高圧下での構造、密度、弾性波速度、電気伝導度、熱伝導度を決定した。得られた密度、弾性波速度測定の結果によると、外核には約８％の軽元素が含まれていることが分かった。また、得られた電気伝導度および熱伝導度から、地球の核はこれまで考えられていたよりも...

【数物系科学】地球惑星科学：相転移／X線回折を含む研究件

【研究代表者】JUODKAZIS Saulius 北海道大学, 電子科学研究所, 准教授 (80332823)

【キーワード】相転移 / レーザーナノ / マイクロ加工 / サファイア / シリカガラス(アモルファス・結晶性) (他10件)

【概要】本年度も引き続き、フェムト秒レーザーパルスをサファイアなどの固体結晶内部に集光照射することで生じるマイクロ衝撃波によって形成される細孔及びその周囲の結晶構造変化の形成メカニズムに関する研究を行った。解析する試料として、これまでの行った研究と比較して改質領域の大きい細孔構造を基板全体に作製し、直径数10μmサイズの円筒形状の改質部位をサンプル全体に1.5-2.5μm間隔で得た。これらの作製した改質領...

【概要】本研究は、液体の構造と電気的性質の圧力変化を、種々の結合をもつ液体金属・半導体について系統的に調べ、圧力誘起の相転移の様相が結晶とどのように違うのか、転移後の構造がどのように異なるのか、また転移に伴って物性がどのように変化するかを調べることを目的とし、高圧力下の実験を行った。 X線回折実験は、放射光とマルチアンビル型高圧力発生装置を用いてエネルギー分散法により行った.液体AgIにおいて加圧による構...

【概要】本総合研究は平成4・5年の2年間にわたり行われた。平成4年10月及び平成5年12月に東京において研究発表会を開催した。5課題についてX線回析、固体NMR、熱測定、誘電緩和、ESR、光分光など種々の研究手段を用いて総合的に研究し、有機結晶中の分子の相転移機構、分子の協同的動的挙動、固相反応のメカニズムなど、原子レベルのミクロな構造化学に立脚したダイナミクスについて多くの研究成果が得られた。 1.固相...

【数物系科学】地球惑星科学：高圧／X線回折を含む研究件

❏中性子ビーム有効利用のための高圧下X線構造解析装置の開発(21840024)

【研究代表者】小松一生東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任講師 (50541942)

【キーワード】高圧 / X線回折 / 中性子回折 / 高圧下X線回折

【概要】実験室において77K-500K,0-10GPaまでの温度圧力範囲でのX線回折実験が行える装置の開発を行った。また、広い開口角を持つダイアモンドアンビルセルを開発し、非常に広範囲の逆空間の高精度な測定が可能になった。 ...

【概要】放射光を用いて、低温高圧下でのX線回折実験を行い、圧力および温度を変化させたときの相転移について調べた。低圧結晶相から高圧結晶相への転移およびその逆の転移の他に、高圧結晶相からアモルファス相への転移が起こることを見出した。また、これらの転移の温度-圧力平面での経路依存性を調べた。 GaSbの高圧相は90Kの低温で減圧すると、低圧までクエンチされる。この高圧相は1GPa以下で昇温したときアモルファス...

【概要】1.低温高圧X線用クライオスタットの製作:ヘリウムガス駆動式の圧力可変のダイヤモンドアンビル型超高圧装置を組み込める液体ヘリウムクライオスタットを製作し, 温度10-300K, 圧力0-20GPaでのX線回折実験を行った. 2.低温高圧下のリンのX線回折実験:黒リンは圧力下で斜方晶から菱面体晶, そして, 単純立法晶に相転移する. 単純立法晶は超伝導を示すが, その転移温度は温度圧力平面上での加圧...

【数物系科学】地球惑星科学：炭素安定同位体比／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【数物系科学】地球惑星科学：断層／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【数物系科学】地球惑星科学：粘弾性緩和／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

【数物系科学】地球惑星科学：古環境／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【数物系科学】地球惑星科学：水／X線回折を含む研究件

【キーワード】エアロゾル / 溶液構造 / Ｘ線回折 / レーザー捕捉法 / 水和イオン (他18件)

【概要】レーザー光(532 nm)を対物レンズの焦点位置で空中静止させた数十ミクロンサイズのエアロゾル液滴に、シンクロトロン放射光を照射するX線回折装置を開発した。Ｘ線回折実験から得られた一次元の構造因子を用いて二体ポテンシャルを修正するEPSR(Empirical Potential Structure Refinement)モデリングにより、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグ...

【数物系科学】天文学：衝撃波／X線回折を含む研究件

【キーワード】時間分解X線回折 / フェムト秒レーザー / パルスX線 / ポンプ・プローブ法 / ダイナミクス (他13件)

【概要】本研究では、フェムト秒ハイパワーレーザーを用いたポンプ・プローブ型ピコ秒時間分解パルスX線回折法を幾つかの温度・圧力誘起相転移物質に応用し、その相転移過程の結晶ひずみ変化と結晶構造変化をピコ秒時間分解で追跡することにより、結晶構造相転移のダイナミクスに対して新しい知見を加え、相転移モデルの構築を試みることを目的として研究を行った。フェムト秒レーザー光を真空チャンバー内で銅円盤に集光してX線を発生さ...

【数物系科学】天文学：年代測定／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【数物系科学】天文学：超伝導／X線回折を含む研究件

【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(T_C) (他11件)

【概要】酸化物系超伝導材料の実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では臨界温度T_Cが90K級のYBa_2Cu_3O_<7-X>系超伝導材料について、まず酸化銀添加の焼結性及び超伝導特性への影響を調べるため、焼結体の臨界温度Tc・臨界電流密度Jcの測定、及び密度変化・組織観察及びX線回折試験等を行った。つぎに超伝...

【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(Tc) (他10件)

【概要】酸化物系超伝導材料のうち臨界温度Tcが90K級のY-Ba-Cu-O系超伝導材料は、最も一般的であり実用化が期待されている。実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では、まずセラミック高温超伝導体を作製し、得られた超伝導体同士の拡散接合を行った。接合継手に対し、せん断強度試験・組織観察及びX線回折試験等を行った。また示差...

【概要】1.低温高圧X線用クライオスタットの製作:ヘリウムガス駆動式の圧力可変のダイヤモンドアンビル型超高圧装置を組み込める液体ヘリウムクライオスタットを製作し, 温度10-300K, 圧力0-20GPaでのX線回折実験を行った. 2.低温高圧下のリンのX線回折実験:黒リンは圧力下で斜方晶から菱面体晶, そして, 単純立法晶に相転移する. 単純立法晶は超伝導を示すが, その転移温度は温度圧力平面上での加圧...

【数物系科学】天文学：磁場／X線回折を含む研究件

【概要】固体酸素の磁場ー温度（B-T）相図を決定した。これまで未解明であった、αーβ、βーγ相境界は磁気熱量効果によって初めて決定できた。さらに、強磁場θ相と、γ相、β相の三重点も決定した。また、ファイバーブラッググレーティングを用いて磁歪測定手法を開発し、LaCoO3のスピン状態転移を磁場誘起構造相転移として初めて観測した。この手法はカゴメ格子の１つであるボルボサイトにも適用した。有機スピンラダー物質の...

【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...

【数物系科学】天文学：化学物理／X線回折を含む研究件

【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...

【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、１...

【概要】低温蒸着実験を可能にするため、研究室既設の断熱型熱量計とX線回折用装置の改造および精密蒸着ラインの製作を行った。過去に熱容量が測られた分子ガラスの中で最も単純な構造をもつ四塩化炭素、プロペン、プロパンの熱容量を測定し、顕著な低温過剰熱容量とガラス転移を観測した。同試料の中性子非弾性散乱から、低温過剰熱容量がアモルファス特有のボゾンピークによることを示した。水、メタノール、1-ペンテンの蒸着ガラスの...

【数物系科学】天文学：X線／X線回折を含む研究件

【概要】X線は物質の構造や電子状態を微視的に明らかにする優れたプローブであり、磁場中で起こる様々な量子現象を理解するために、強磁場環境下でのX線実験技術の開発は興味深く重要である。世界的に放射光X線とパルス強磁場を組み合わせて40テスラの実験が可能となっているが、現状の技術の延長では磁場の上限は50 テスラ程度にとどまる。マイクロ秒の超高速磁場を用いれば100テスラ以上の超強磁場X線実験が可能となるが、...

【数物系科学】天文学：X線分光／X線回折を含む研究件

【概要】X線は物質の構造や電子状態を微視的に明らかにする優れたプローブであり、磁場中で起こる様々な量子現象を理解するために、強磁場環境下でのX線実験技術の開発は興味深く重要である。世界的に放射光X線とパルス強磁場を組み合わせて40テスラの実験が可能となっているが、現状の技術の延長では磁場の上限は50 テスラ程度にとどまる。マイクロ秒の超高速磁場を用いれば100テスラ以上の超強磁場X線実験が可能となるが、...

【キーワード】金粒子 / 真空蒸着 / 多重双晶粒子(MTP) / MTPミセル / 有機金属ミセル (他16件)

【概要】我々は先ず、多重双晶粒子(MTP)を成長させるための真空装置を作製した。これを用いて、球形のガラス容器を350°Cに加熱し、この表面に最初にNaClを1500A蒸着した。この表面にさらにAu(〜100A)とNaCl(〜1000A)を交互に蒸着し、NaCl蒸着膜中に埋め込まれたAu粒子を作製した。この容器にチオール水溶液(今回はメルカプトプロピオン酸を使用、濃度は10^<13>mol/1...

【化学】基礎化学：量子動力学計算／X線回折を含む研究件

【概要】分子の幾何学的構造をフェムト秒の時間分解能で決定できるレーザーアシステッド電子回折（ＬＡＥＤ）法を開発するとともに、光ドレスト原子形成の効果がＬＡＥＤ信号の角度分布に顕著に現れることを初めて実験的に示した。時間分解気相X線回折計測を目的として、X線回折計測装置を開発し、SPring-8の放射光を用いて広い散乱角にわたる気体分子試料のX線回折像を観測した。これにより、XFELによる時間分解X線回折計...

【化学】基礎化学：コヒーレントコントロール／X線回折を含む研究件

【研究代表者】弘中陽一郎大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 特任研究員 (20293061)

【キーワード】光学フォノン / 時間分解計測 / x線回折 / フェムト秒レーザー / フェムト秒 (他12件)

【概要】本研究では、フェムト秒のパルスX線源をもちいて、結晶中のフォノンを時間分解X線回折法を用いて測定することによって、ラマン散乱や中性子散乱などの非弾性散乱法と異なり、格子のダイナミクスの、より直接的な構造的解釈が可能になった。パルスX線源を新たに改良し、3次元的なフォノンの緩和状態を計測するための手法を考案し、フォノン計測としてのx線回折法の予備実験にも成功した。 ...

【化学】基礎化学：不安定中間体／X線回折を含む研究件

【キーワード】細孔性ネットワーク錯体 / 結晶相反応 / その場観察 / X線回折 / イミン (他8件)

【概要】多孔性の高分子錯体であるネジトワーク錯体は、高い柔軟性を持つことから、しばしば結晶性を維持したまま、その細孔内ヘゲスト分子を包接することが可能である。本研究では新たにネットワーク錯体の細孔内での化学反応の検討を行った。結晶相で反応を行うことで、反応前後の基質の構造変化を単結晶X線構造解析によって直接観察することできる。構造解析から得られる情報は、反応の機構や選択性に関する知見を与えることから、この...

【化学】基礎化学：細孔性ネットワーク錯体／X線回折を含む研究件

【キーワード】細孔性ネットワーク錯体 / 結晶相反応 / その場観察 / X線回折 / イミン (他8件)

【概要】多孔性の高分子錯体であるネジトワーク錯体は、高い柔軟性を持つことから、しばしば結晶性を維持したまま、その細孔内ヘゲスト分子を包接することが可能である。本研究では新たにネットワーク錯体の細孔内での化学反応の検討を行った。結晶相で反応を行うことで、反応前後の基質の構造変化を単結晶X線構造解析によって直接観察することできる。構造解析から得られる情報は、反応の機構や選択性に関する知見を与えることから、この...

【化学】基礎化学：ヘミアミナール／X線回折を含む研究件

【キーワード】細孔性ネットワーク錯体 / 結晶相反応 / その場観察 / X線回折 / イミン (他8件)

【概要】多孔性の高分子錯体であるネジトワーク錯体は、高い柔軟性を持つことから、しばしば結晶性を維持したまま、その細孔内ヘゲスト分子を包接することが可能である。本研究では新たにネットワーク錯体の細孔内での化学反応の検討を行った。結晶相で反応を行うことで、反応前後の基質の構造変化を単結晶X線構造解析によって直接観察することできる。構造解析から得られる情報は、反応の機構や選択性に関する知見を与えることから、この...

【化学】基礎化学：超分子酵素／X線回折を含む研究件

【概要】本研究では、優れた分子配列能を持つ多孔性結晶metal-macrocycle framework（MMF）を活用して、その細孔内に異種複数のペプチド等の官能基を精密配列することにより、超分子的なアプローチに基づく酵素様構造「超分子酵素」を結晶細孔内に構築することを目的とした。具体的には、(1) MMF細孔内での酸触媒分子の配列によるサイズ特異的な不均一系触媒の開発や、(2) 細孔内のナノ空間特異効...

【化学】基礎化学：単結晶X線回折／X線回折を含む研究件

【概要】本研究では、優れた分子配列能を持つ多孔性結晶metal-macrocycle framework（MMF）を活用して、その細孔内に異種複数のペプチド等の官能基を精密配列することにより、超分子的なアプローチに基づく酵素様構造「超分子酵素」を結晶細孔内に構築することを目的とした。具体的には、(1) MMF細孔内での酸触媒分子の配列によるサイズ特異的な不均一系触媒の開発や、(2) 細孔内のナノ空間特異効...

【化学】基礎化学：分子構造／X線回折を含む研究件

【概要】分子の幾何学的構造をフェムト秒の時間分解能で決定できるレーザーアシステッド電子回折（ＬＡＥＤ）法を開発するとともに、光ドレスト原子形成の効果がＬＡＥＤ信号の角度分布に顕著に現れることを初めて実験的に示した。時間分解気相X線回折計測を目的として、X線回折計測装置を開発し、SPring-8の放射光を用いて広い散乱角にわたる気体分子試料のX線回折像を観測した。これにより、XFELによる時間分解X線回折計...

【化学】基礎化学：分子性結晶／X線回折を含む研究件

【概要】固体酸素の磁場ー温度（B-T）相図を決定した。これまで未解明であった、αーβ、βーγ相境界は磁気熱量効果によって初めて決定できた。さらに、強磁場θ相と、γ相、β相の三重点も決定した。また、ファイバーブラッググレーティングを用いて磁歪測定手法を開発し、LaCoO3のスピン状態転移を磁場誘起構造相転移として初めて観測した。この手法はカゴメ格子の１つであるボルボサイトにも適用した。有機スピンラダー物質の...

【化学】基礎化学：X線解析／X線回折を含む研究件

【概要】大強度X線の利用が可能な大型放射光ビームラインでは、100Kにおいてさえ放射線損傷が生じることが明らかとなってきた。この現象は、10^<12>〜10^<13>photon/秒にもおよぶ大強度X線によってガラス状に凍結された水が部分的に溶解し、発生したラジカルが拡散している可能性を強く示唆するものであった。この現象に立ち向かうには更に低い温度での回折実験が有効であることが低温...

【化学】基礎化学：包接化合物／X線回折を含む研究件

【概要】本総合研究は平成4・5年の2年間にわたり行われた。平成4年10月及び平成5年12月に東京において研究発表会を開催した。5課題についてX線回析、固体NMR、熱測定、誘電緩和、ESR、光分光など種々の研究手段を用いて総合的に研究し、有機結晶中の分子の相転移機構、分子の協同的動的挙動、固相反応のメカニズムなど、原子レベルのミクロな構造化学に立脚したダイナミクスについて多くの研究成果が得られた。 1.固相...

【化学】材料化学：発光特性／X線回折を含む研究件

【概要】NaN_3とフラックスの金属ナトリウムおよびガリウムをステンレススチールチューブ内に封入し,650-840℃で72-300時間加熱することにより,六方晶ウルツ型構造の窒化ガリウムの単結晶を作製した.840℃では24時間以内に窒化ガリウムの生成反応が終了した.これより低温では,ガリウム-ナトリウム系の金属間化合物が得られ,この上を窒化ガリウムの層が覆っていた.これらの条件では,窒化ガリウムの生成によ...

【化学】材料化学：高速溶解紡糸／X線回折を含む研究件

【概要】ポリ乳酸は主鎖に不斉炭素を含み,L体とD体に分類できる.一般の生体由来のポリ乳酸は主にL体で構成されているが,L体の分子鎖とD体の分子鎖を等量混合したラセミ体からは,両分子鎖が対をなしたステレオコンプレックス(SC)晶が形成されることが知られている.ここで驚くべきことは,このSC晶の融点が230℃とα晶の融点より60℃程度高いことである.従って,ポリ乳酸繊維にSC晶を形成させれば,著しい高耐熱化が...

【化学】材料化学：高速溶融紡糸／X線回折を含む研究件

【概要】ポリ乳酸は主鎖に不斉炭素を含み,L体とD体に分類できる.一般の生体由来のポリ乳酸は主にL体で構成されているが,L体の分子鎖とD体の分子鎖を等量混合したラセミ体からは,両分子鎖が対をなしたステレオコンプレックス(SC)晶が形成されることが知られている.ここで驚くべきことは,このSC晶の融点が230℃とα晶の融点より60℃程度高いことである.従って,ポリ乳酸繊維にSC晶を形成させれば,著しい高耐熱化が...

【化学】材料化学：高分子鎖のスライド／X線回折を含む研究件

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【化学】材料化学：ステレオコンプレックス晶／X線回折を含む研究件

【概要】ポリ乳酸は主鎖に不斉炭素を含み,L体とD体に分類できる.一般の生体由来のポリ乳酸は主にL体で構成されているが,L体の分子鎖とD体の分子鎖を等量混合したラセミ体からは,両分子鎖が対をなしたステレオコンプレックス(SC)晶が形成されることが知られている.ここで驚くべきことは,このSC晶の融点が230℃とα晶の融点より60℃程度高いことである.従って,ポリ乳酸繊維にSC晶を形成させれば,著しい高耐熱化が...

【化学】材料化学：分子内距離相関／X線回折を含む研究件

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【化学】材料化学：分子内相分離／X線回折を含む研究件

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【化学】材料化学：オンライン計測／X線回折を含む研究件

【概要】ポリ乳酸は主鎖に不斉炭素を含み,L体とD体に分類できる.一般の生体由来のポリ乳酸は主にL体で構成されているが,L体の分子鎖とD体の分子鎖を等量混合したラセミ体からは,両分子鎖が対をなしたステレオコンプレックス(SC)晶が形成されることが知られている.ここで驚くべきことは,このSC晶の融点が230℃とα晶の融点より60℃程度高いことである.従って,ポリ乳酸繊維にSC晶を形成させれば,著しい高耐熱化が...

【化学】材料化学：オンライン測定／X線回折を含む研究件

【概要】ポリ乳酸は主鎖に不斉炭素を含み,L体とD体に分類できる.一般の生体由来のポリ乳酸は主にL体で構成されているが,L体の分子鎖とD体の分子鎖を等量混合したラセミ体からは,両分子鎖が対をなしたステレオコンプレックス(SC)晶が形成されることが知られている.ここで驚くべきことは,このSC晶の融点が230℃とα晶の融点より60℃程度高いことである.従って,ポリ乳酸繊維にSC晶を形成させれば,著しい高耐熱化が...

【化学】材料化学：幾何学的拘束／X線回折を含む研究件

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【化学】材料化学：延伸・熱処理／X線回折を含む研究件

【概要】ポリ乳酸は主鎖に不斉炭素を含み,L体とD体に分類できる.一般の生体由来のポリ乳酸は主にL体で構成されているが,L体の分子鎖とD体の分子鎖を等量混合したラセミ体からは,両分子鎖が対をなしたステレオコンプレックス(SC)晶が形成されることが知られている.ここで驚くべきことは,このSC晶の融点が230℃とα晶の融点より60℃程度高いことである.従って,ポリ乳酸繊維にSC晶を形成させれば,著しい高耐熱化が...

【化学】材料化学：クレーズ／X線回折を含む研究件

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【化学】材料化学：強靭化機構／X線回折を含む研究件

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【化学】材料化学：大型放射光／X線回折を含む研究件

【概要】大強度X線の利用が可能な大型放射光ビームラインでは、100Kにおいてさえ放射線損傷が生じることが明らかとなってきた。この現象は、10^<12>〜10^<13>photon/秒にもおよぶ大強度X線によってガラス状に凍結された水が部分的に溶解し、発生したラジカルが拡散している可能性を強く示唆するものであった。この現象に立ち向かうには更に低い温度での回折実験が有効であることが低温...

【化学】材料化学：in-situ測定／X線回折を含む研究件

【概要】ポリ乳酸は主鎖に不斉炭素を含み,L体とD体に分類できる.一般の生体由来のポリ乳酸は主にL体で構成されているが,L体の分子鎖とD体の分子鎖を等量混合したラセミ体からは,両分子鎖が対をなしたステレオコンプレックス(SC)晶が形成されることが知られている.ここで驚くべきことは,このSC晶の融点が230℃とα晶の融点より60℃程度高いことである.従って,ポリ乳酸繊維にSC晶を形成させれば,著しい高耐熱化が...

【化学】材料化学：延伸／X線回折を含む研究件

【概要】ポリ乳酸は主鎖に不斉炭素を含み,L体とD体に分類できる.一般の生体由来のポリ乳酸は主にL体で構成されているが,L体の分子鎖とD体の分子鎖を等量混合したラセミ体からは,両分子鎖が対をなしたステレオコンプレックス(SC)晶が形成されることが知られている.ここで驚くべきことは,このSC晶の融点が230℃とα晶の融点より60℃程度高いことである.従って,ポリ乳酸繊維にSC晶を形成させれば,著しい高耐熱化が...

【化学】材料化学：強靭化／X線回折を含む研究件

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【化学】材料化学：バルジ試験／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

【化学】材料化学：副分散／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

【化学】材料化学：環状分子プローブ／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

【化学】材料化学：包接率／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

【化学】材料化学：放射光X線ナノビーム／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

【化学】材料化学：薄膜化／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【化学】材料化学：ポリロタキサンガラス／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【化学】材料化学：気体分離膜／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

【化学】材料化学：多孔性結晶／X線回折を含む研究件

【概要】本研究では、優れた分子配列能を持つ多孔性結晶metal-macrocycle framework（MMF）を活用して、その細孔内に異種複数のペプチド等の官能基を精密配列することにより、超分子的なアプローチに基づく酵素様構造「超分子酵素」を結晶細孔内に構築することを目的とした。具体的には、(1) MMF細孔内での酸触媒分子の配列によるサイズ特異的な不均一系触媒の開発や、(2) 細孔内のナノ空間特異効...

【化学】複合化学：複屈折／X線回折を含む研究件

【概要】ポリ乳酸は主鎖に不斉炭素を含み,L体とD体に分類できる.一般の生体由来のポリ乳酸は主にL体で構成されているが,L体の分子鎖とD体の分子鎖を等量混合したラセミ体からは,両分子鎖が対をなしたステレオコンプレックス(SC)晶が形成されることが知られている.ここで驚くべきことは,このSC晶の融点が230℃とα晶の融点より60℃程度高いことである.従って,ポリ乳酸繊維にSC晶を形成させれば,著しい高耐熱化が...

【化学】複合化学：スメクチックA相／X線回折を含む研究件

【キーワード】強誘電性液晶 / 電傾効果 / スメクチックA相 / 電気光学効果 / X線回析 (他8件)

【概要】第1年目の研究結果の1として、電場を印加し電傾効果を生じさせると分子の傾き角ばかりではなく、層の変形も誘起されていることを示唆するデ-タが得られた。当該年度はこのことを明らかにする実験を行った。 1.層がガラス界面と垂直になるように表面処理したセルを組み、透過のジオメトリ-でX線回折実験を行った。分子軸の傾きが誘起されることによって層間隔が変化するが、その変化はそれほど大きくないので、電場無印加時...

【化学】複合化学：分子配向／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

【化学】複合化学：ポリ乳酸(PLA) ／X線回折を含む研究件

【概要】ポリ乳酸は主鎖に不斉炭素を含み,L体とD体に分類できる.一般の生体由来のポリ乳酸は主にL体で構成されているが,L体の分子鎖とD体の分子鎖を等量混合したラセミ体からは,両分子鎖が対をなしたステレオコンプレックス(SC)晶が形成されることが知られている.ここで驚くべきことは,このSC晶の融点が230℃とα晶の融点より60℃程度高いことである.従って,ポリ乳酸繊維にSC晶を形成させれば,著しい高耐熱化が...

【化学】複合化学：広角X線回折／X線回折を含む研究件

【概要】ポリ乳酸は主鎖に不斉炭素を含み,L体とD体に分類できる.一般の生体由来のポリ乳酸は主にL体で構成されているが,L体の分子鎖とD体の分子鎖を等量混合したラセミ体からは,両分子鎖が対をなしたステレオコンプレックス(SC)晶が形成されることが知られている.ここで驚くべきことは,このSC晶の融点が230℃とα晶の融点より60℃程度高いことである.従って,ポリ乳酸繊維にSC晶を形成させれば,著しい高耐熱化が...

【化学】複合化学：構造物性相関／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

【化学】複合化学：シクロデキストリン／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【化学】複合化学：触媒反応／X線回折を含む研究件

【概要】本研究では、優れた分子配列能を持つ多孔性結晶metal-macrocycle framework（MMF）を活用して、その細孔内に異種複数のペプチド等の官能基を精密配列することにより、超分子的なアプローチに基づく酵素様構造「超分子酵素」を結晶細孔内に構築することを目的とした。具体的には、(1) MMF細孔内での酸触媒分子の配列によるサイズ特異的な不均一系触媒の開発や、(2) 細孔内のナノ空間特異効...

【化学】複合化学：ホスト・ゲスト／X線回折を含む研究件

【キーワード】細孔性ネットワーク錯体 / 結晶相反応 / その場観察 / X線回折 / イミン (他8件)

【概要】多孔性の高分子錯体であるネジトワーク錯体は、高い柔軟性を持つことから、しばしば結晶性を維持したまま、その細孔内ヘゲスト分子を包接することが可能である。本研究では新たにネットワーク錯体の細孔内での化学反応の検討を行った。結晶相で反応を行うことで、反応前後の基質の構造変化を単結晶X線構造解析によって直接観察することできる。構造解析から得られる情報は、反応の機構や選択性に関する知見を与えることから、この...

【化学】複合化学：ラセミ体／X線回折を含む研究件

【概要】ポリ乳酸は主鎖に不斉炭素を含み,L体とD体に分類できる.一般の生体由来のポリ乳酸は主にL体で構成されているが,L体の分子鎖とD体の分子鎖を等量混合したラセミ体からは,両分子鎖が対をなしたステレオコンプレックス(SC)晶が形成されることが知られている.ここで驚くべきことは,このSC晶の融点が230℃とα晶の融点より60℃程度高いことである.従って,ポリ乳酸繊維にSC晶を形成させれば,著しい高耐熱化が...

【化学】複合化学：高分子構造・物性／X線回折を含む研究件

【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【化学】複合化学：高分子／X線回折を含む研究件

【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...

【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、１...

【化学】複合化学：シンクロトロン光／X線回折を含む研究件

【キーワード】エアロゾル / 溶液構造 / Ｘ線回折 / レーザー捕捉法 / 水和イオン (他18件)

【概要】レーザー光(532 nm)を対物レンズの焦点位置で空中静止させた数十ミクロンサイズのエアロゾル液滴に、シンクロトロン放射光を照射するX線回折装置を開発した。Ｘ線回折実験から得られた一次元の構造因子を用いて二体ポテンシャルを修正するEPSR(Empirical Potential Structure Refinement)モデリングにより、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグ...

【化学】複合化学：レーザー捕捉法／X線回折を含む研究件

【キーワード】エアロゾル / 溶液構造 / Ｘ線回折 / レーザー捕捉法 / 水和イオン (他18件)

【概要】レーザー光(532 nm)を対物レンズの焦点位置で空中静止させた数十ミクロンサイズのエアロゾル液滴に、シンクロトロン放射光を照射するX線回折装置を開発した。Ｘ線回折実験から得られた一次元の構造因子を用いて二体ポテンシャルを修正するEPSR(Empirical Potential Structure Refinement)モデリングにより、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグ...

【化学】複合化学：細孔水／X線回折を含む研究件

【キーワード】エアロゾル / 溶液構造 / Ｘ線回折 / レーザー捕捉法 / 水和イオン (他18件)

【概要】レーザー光(532 nm)を対物レンズの焦点位置で空中静止させた数十ミクロンサイズのエアロゾル液滴に、シンクロトロン放射光を照射するX線回折装置を開発した。Ｘ線回折実験から得られた一次元の構造因子を用いて二体ポテンシャルを修正するEPSR(Empirical Potential Structure Refinement)モデリングにより、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグ...

【化学】複合化学：エアロゾル液滴／X線回折を含む研究件

【キーワード】エアロゾル / 溶液構造 / Ｘ線回折 / レーザー捕捉法 / 水和イオン (他18件)

【概要】レーザー光(532 nm)を対物レンズの焦点位置で空中静止させた数十ミクロンサイズのエアロゾル液滴に、シンクロトロン放射光を照射するX線回折装置を開発した。Ｘ線回折実験から得られた一次元の構造因子を用いて二体ポテンシャルを修正するEPSR(Empirical Potential Structure Refinement)モデリングにより、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグ...

【化学】複合化学：ポリキャピラリーレンズ／X線回折を含む研究件

【キーワード】エアロゾル / 溶液構造 / Ｘ線回折 / レーザー捕捉法 / 水和イオン (他18件)

【概要】レーザー光(532 nm)を対物レンズの焦点位置で空中静止させた数十ミクロンサイズのエアロゾル液滴に、シンクロトロン放射光を照射するX線回折装置を開発した。Ｘ線回折実験から得られた一次元の構造因子を用いて二体ポテンシャルを修正するEPSR(Empirical Potential Structure Refinement)モデリングにより、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグ...

【化学】複合化学：液体構造／X線回折を含む研究件

【キーワード】エアロゾル / 溶液構造 / Ｘ線回折 / レーザー捕捉法 / 水和イオン (他18件)

【概要】レーザー光(532 nm)を対物レンズの焦点位置で空中静止させた数十ミクロンサイズのエアロゾル液滴に、シンクロトロン放射光を照射するX線回折装置を開発した。Ｘ線回折実験から得られた一次元の構造因子を用いて二体ポテンシャルを修正するEPSR(Empirical Potential Structure Refinement)モデリングにより、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグ...

【化学】複合化学：液体水／X線回折を含む研究件

【キーワード】エアロゾル / 溶液構造 / Ｘ線回折 / レーザー捕捉法 / 水和イオン (他18件)

【概要】レーザー光(532 nm)を対物レンズの焦点位置で空中静止させた数十ミクロンサイズのエアロゾル液滴に、シンクロトロン放射光を照射するX線回折装置を開発した。Ｘ線回折実験から得られた一次元の構造因子を用いて二体ポテンシャルを修正するEPSR(Empirical Potential Structure Refinement)モデリングにより、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグ...

【化学】複合化学：液滴浮遊装置／X線回折を含む研究件

【キーワード】エアロゾル / 溶液構造 / Ｘ線回折 / レーザー捕捉法 / 水和イオン (他18件)

【概要】レーザー光(532 nm)を対物レンズの焦点位置で空中静止させた数十ミクロンサイズのエアロゾル液滴に、シンクロトロン放射光を照射するX線回折装置を開発した。Ｘ線回折実験から得られた一次元の構造因子を用いて二体ポテンシャルを修正するEPSR(Empirical Potential Structure Refinement)モデリングにより、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグ...

【化学】複合化学：水和イオン／X線回折を含む研究件

【キーワード】エアロゾル / 溶液構造 / Ｘ線回折 / レーザー捕捉法 / 水和イオン (他18件)

【概要】レーザー光(532 nm)を対物レンズの焦点位置で空中静止させた数十ミクロンサイズのエアロゾル液滴に、シンクロトロン放射光を照射するX線回折装置を開発した。Ｘ線回折実験から得られた一次元の構造因子を用いて二体ポテンシャルを修正するEPSR(Empirical Potential Structure Refinement)モデリングにより、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグ...

【化学】複合化学：溶液構造／X線回折を含む研究件

【キーワード】エアロゾル / 溶液構造 / Ｘ線回折 / レーザー捕捉法 / 水和イオン (他18件)

【概要】レーザー光(532 nm)を対物レンズの焦点位置で空中静止させた数十ミクロンサイズのエアロゾル液滴に、シンクロトロン放射光を照射するX線回折装置を開発した。Ｘ線回折実験から得られた一次元の構造因子を用いて二体ポテンシャルを修正するEPSR(Empirical Potential Structure Refinement)モデリングにより、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグ...

【生物学】生物学：回折強度測定法／X線回折を含む研究件

【概要】生体超分子複合体の結晶はその単位格子が通常のタンパク質に比べて、1桁ないし2桁大きいために、回析強度データ収集にさまざまな問題点が生じてくる。この研究では、大きな格子定数を持つ生体超分子複合体結晶の回析強度データ収集法を確立するために研究を行った。格子定数が大きくなることによって生じる問題は、回析斑点間の距離が狭くなり、その分離が困難になることと、回析強度が弱くなるために精密な強度データを得るこ...

【生物学】生物学：生体超分子複合体／X線回折を含む研究件

【概要】生体超分子複合体の結晶はその単位格子が通常のタンパク質に比べて、1桁ないし2桁大きいために、回析強度データ収集にさまざまな問題点が生じてくる。この研究では、大きな格子定数を持つ生体超分子複合体結晶の回析強度データ収集法を確立するために研究を行った。格子定数が大きくなることによって生じる問題は、回析斑点間の距離が狭くなり、その分離が困難になることと、回析強度が弱くなるために精密な強度データを得るこ...

【生物学】生物学：超分子複合体／X線回折を含む研究件

【概要】生体超分子複合体の結晶はその単位格子が通常のタンパク質に比べて、1桁ないし2桁大きいために、回析強度データ収集にさまざまな問題点が生じてくる。この研究では、大きな格子定数を持つ生体超分子複合体結晶の回析強度データ収集法を確立するために研究を行った。格子定数が大きくなることによって生じる問題は、回析斑点間の距離が狭くなり、その分離が困難になることと、回析強度が弱くなるために精密な強度データを得るこ...

【生物学】生物学：低温タンパク質結晶学／X線回折を含む研究件

【概要】大強度X線の利用が可能な大型放射光ビームラインでは、100Kにおいてさえ放射線損傷が生じることが明らかとなってきた。この現象は、10^<12>〜10^<13>photon/秒にもおよぶ大強度X線によってガラス状に凍結された水が部分的に溶解し、発生したラジカルが拡散している可能性を強く示唆するものであった。この現象に立ち向かうには更に低い温度での回折実験が有効であることが低温...

【生物学】生物学：低温結晶解析／X線回折を含む研究件

【概要】大強度X線の利用が可能な大型放射光ビームラインでは、100Kにおいてさえ放射線損傷が生じることが明らかとなってきた。この現象は、10^<12>〜10^<13>photon/秒にもおよぶ大強度X線によってガラス状に凍結された水が部分的に溶解し、発生したラジカルが拡散している可能性を強く示唆するものであった。この現象に立ち向かうには更に低い温度での回折実験が有効であることが低温...

【生物学】生物学：低温冷却／X線回折を含む研究件

【概要】大強度X線の利用が可能な大型放射光ビームラインでは、100Kにおいてさえ放射線損傷が生じることが明らかとなってきた。この現象は、10^<12>〜10^<13>photon/秒にもおよぶ大強度X線によってガラス状に凍結された水が部分的に溶解し、発生したラジカルが拡散している可能性を強く示唆するものであった。この現象に立ち向かうには更に低い温度での回折実験が有効であることが低温...

【生物学】基礎生物学：結晶構造解析／X線回折を含む研究件

【キーワード】金属酸化物 / X線回折 / 中性子回折 / 結晶構造解析 / 電子密度解析 (他6件)

【概要】本研究では、原子サイズに注目した構造設計により新規構造型に属する金属酸化物材料を開発することに成功した。放射光、中性子回折データに基づく結晶構造解析、および密度汎関数理論による電子密度の解析によって、その新しい結晶構造を明らかにした。得られた構造は、ペロブスカイト関連構造であることがわかり、既存のペロブスカイト関連構造とは大きく異なる構造的な特徴を持っていることが明らかとなった。 ...

【概要】生体超分子複合体の結晶はその単位格子が通常のタンパク質に比べて、1桁ないし2桁大きいために、回析強度データ収集にさまざまな問題点が生じてくる。この研究では、大きな格子定数を持つ生体超分子複合体結晶の回析強度データ収集法を確立するために研究を行った。格子定数が大きくなることによって生じる問題は、回析斑点間の距離が狭くなり、その分離が困難になることと、回析強度が弱くなるために精密な強度データを得るこ...

【生物学】基礎生物学：X線結晶構造解析／X線回折を含む研究件

【概要】大強度X線の利用が可能な大型放射光ビームラインでは、100Kにおいてさえ放射線損傷が生じることが明らかとなってきた。この現象は、10^<12>〜10^<13>photon/秒にもおよぶ大強度X線によってガラス状に凍結された水が部分的に溶解し、発生したラジカルが拡散している可能性を強く示唆するものであった。この現象に立ち向かうには更に低い温度での回折実験が有効であることが低温...

【生物学】基礎生物学：エジプト／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【生物学】基礎生物学：ホヤ／X線回折を含む研究件

【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...

【総合理工】ナノ・マイクロ科学：拡張ナノ空間／X線回折を含む研究件

【キーワード】マイクロ化学チップ / 拡張ナノ空間 / 溶液物性 / X線構造解析 / 拡張ナノ流路 (他9件)

【概要】数100nmの空間の水の物性はバルクとは異なることがわかり、非常に注目を集めている。そこで本研究では、この空間の水の構造を明らかにするために、X線構造解析法を創成することを目的とした。その結果、極微小空間であり測定が極めて困難なこの空間ではじめて信号を得ることに成功した。今後、この空間の液体構造を解析することで、物性発現の機構が明らかになると期待される。 ...

【総合理工】ナノ・マイクロ科学：拡張ナノ流路／X線回折を含む研究件

【キーワード】マイクロ化学チップ / 拡張ナノ空間 / 溶液物性 / X線構造解析 / 拡張ナノ流路 (他9件)

【概要】数100nmの空間の水の物性はバルクとは異なることがわかり、非常に注目を集めている。そこで本研究では、この空間の水の構造を明らかにするために、X線構造解析法を創成することを目的とした。その結果、極微小空間であり測定が極めて困難なこの空間ではじめて信号を得ることに成功した。今後、この空間の液体構造を解析することで、物性発現の機構が明らかになると期待される。 ...

【総合理工】ナノ・マイクロ科学：分子間距離／X線回折を含む研究件

【キーワード】マイクロ化学チップ / 拡張ナノ空間 / 溶液物性 / X線構造解析 / 拡張ナノ流路 (他9件)

【概要】数100nmの空間の水の物性はバルクとは異なることがわかり、非常に注目を集めている。そこで本研究では、この空間の水の構造を明らかにするために、X線構造解析法を創成することを目的とした。その結果、極微小空間であり測定が極めて困難なこの空間ではじめて信号を得ることに成功した。今後、この空間の液体構造を解析することで、物性発現の機構が明らかになると期待される。 ...

【総合理工】ナノ・マイクロ科学：溶液X線回折／X線回折を含む研究件

【キーワード】マイクロ化学チップ / 拡張ナノ空間 / 溶液物性 / X線構造解析 / 拡張ナノ流路 (他9件)

【概要】数100nmの空間の水の物性はバルクとは異なることがわかり、非常に注目を集めている。そこで本研究では、この空間の水の構造を明らかにするために、X線構造解析法を創成することを目的とした。その結果、極微小空間であり測定が極めて困難なこの空間ではじめて信号を得ることに成功した。今後、この空間の液体構造を解析することで、物性発現の機構が明らかになると期待される。 ...

【総合理工】応用物理学：立方晶／X線回折を含む研究件

【キーワード】マルチフェーズ構造 / ZnCdS / 分子線エピタキシー / 六方晶 / 立方晶 (他8件)

【概要】マルチフェーズエピタキシ技術の構築を目的として研究を遂行し、実験的および理論的アプローチを行なった。特に実験に関しては汎用の基板材料として用いられることの多いGaAsに格子整合が可能なZnCdSの結晶成長とその結晶性の制御と結晶性の詳細な解析を行った。さらに材料系の選択肢を増やすため,新しい結晶材料に注目し、基板材料との格子整合性や禁制帯幅などの基礎的性質の解析を進めた。その結果、 1.GaAs...

【総合理工】応用物理学：2量体／X線回折を含む研究件

【キーワード】反強誘電性液晶 / スメクティック液晶 / 表示素子 / X線回折 / コノスコープ像 (他6件)

【概要】スメクティック液晶における反強誘電性出現の原因を明らかにするため、主に2つの方法で実験を行った。第1は反強誘電性を示すさまざまな液晶の混合物の相図を作ることによって反強誘電性の強度を議論した。第2はX線回折によってスメクティック層構造の秩序度を求め、強誘電相と反強誘電相の層構造の違いから反強誘電性の出現原因を微視的な視点から考察した。まず、反強誘電性液晶にしばしば現れる副次相の同定のためにコノス...

【総合理工】応用物理学：3安定状態間スイッチング／X線回折を含む研究件

【キーワード】強誘電性液晶 / キラルスメクティックC / 反強誘電性液晶 / 電界誘起相転移 / 3安定状態間スイッチング (他9件)

【概要】強誘電性および反強誘電性液晶におけるスイッチング機構の解明が目的である。主要設備として購入したPSPCシステムおよび温度制御オ-ブンを調整・稼働させ、電界を印加しながらX線回折実験を再現性よく行なえるようにした.偏光顕微鏡観察も併用して配向べクトルおよび層構造の解析を行なった. (1)ナフタリン系の混合液晶において,層の「く」の字変形は層間隔の変化に起因することを定量的に確認し、質温で変形が回避さ...

【総合理工】応用物理学：スメクティック液晶／X線回折を含む研究件

【キーワード】反強誘電性液晶 / スメクティック液晶 / 表示素子 / X線回折 / コノスコープ像 (他6件)

【概要】スメクティック液晶における反強誘電性出現の原因を明らかにするため、主に2つの方法で実験を行った。第1は反強誘電性を示すさまざまな液晶の混合物の相図を作ることによって反強誘電性の強度を議論した。第2はX線回折によってスメクティック層構造の秩序度を求め、強誘電相と反強誘電相の層構造の違いから反強誘電性の出現原因を微視的な視点から考察した。まず、反強誘電性液晶にしばしば現れる副次相の同定のためにコノス...

【総合理工】応用物理学：スメクティック層スイッチング／X線回折を含む研究件

【キーワード】強誘電性液晶 / キラルスメクティックC / 反強誘電性液晶 / 電界誘起相転移 / 3安定状態間スイッチング (他9件)

【概要】強誘電性および反強誘電性液晶におけるスイッチング機構の解明が目的である。主要設備として購入したPSPCシステムおよび温度制御オ-ブンを調整・稼働させ、電界を印加しながらX線回折実験を再現性よく行なえるようにした.偏光顕微鏡観察も併用して配向べクトルおよび層構造の解析を行なった. (1)ナフタリン系の混合液晶において,層の「く」の字変形は層間隔の変化に起因することを定量的に確認し、質温で変形が回避さ...

【総合理工】応用物理学：分子線エピタキシー(MBE)成長／X線回折を含む研究件

【キーワード】半導体超格子 / 界面 / X線回折 / X線異常散乱 / ガリウム・ヒソ@アルミニウム・ヒソ (他7件)

【概要】MBE法により、(GaAs6層/AlAs2層)120周期の超格子結晶試料を、AlAs/GaAs界面で60秒、GaAs/AlAs界面で30秒の成長中断時間を入れたものおよび全く入れないものの2種類作成した。これらの試料について、高エネルギ-研究所放射光施設の精密4軸X線回析測定装置を用いて、構成元素のGa、Asの吸収端の近傍のX線数ヵ所で、GaAsの(200)および(400)近傍に現われるX線超格...

【総合理工】応用物理学：六方晶／X線回折を含む研究件

【キーワード】マルチフェーズ構造 / ZnCdS / 分子線エピタキシー / 六方晶 / 立方晶 (他8件)

【概要】マルチフェーズエピタキシ技術の構築を目的として研究を遂行し、実験的および理論的アプローチを行なった。特に実験に関しては汎用の基板材料として用いられることの多いGaAsに格子整合が可能なZnCdSの結晶成長とその結晶性の制御と結晶性の詳細な解析を行った。さらに材料系の選択肢を増やすため,新しい結晶材料に注目し、基板材料との格子整合性や禁制帯幅などの基礎的性質の解析を進めた。その結果、 1.GaAs...

【総合理工】応用物理学：キラルスメクティックC ／X線回折を含む研究件

【キーワード】強誘電性液晶 / キラルスメクティックC / 反強誘電性液晶 / 電界誘起相転移 / 3安定状態間スイッチング (他9件)

【概要】強誘電性および反強誘電性液晶におけるスイッチング機構の解明が目的である。主要設備として購入したPSPCシステムおよび温度制御オ-ブンを調整・稼働させ、電界を印加しながらX線回折実験を再現性よく行なえるようにした.偏光顕微鏡観察も併用して配向べクトルおよび層構造の解析を行なった. (1)ナフタリン系の混合液晶において,層の「く」の字変形は層間隔の変化に起因することを定量的に確認し、質温で変形が回避さ...

【総合理工】応用物理学：反強誘電性液晶／X線回折を含む研究件

【キーワード】反強誘電性液晶 / スメクティック液晶 / 表示素子 / X線回折 / コノスコープ像 (他6件)

【概要】スメクティック液晶における反強誘電性出現の原因を明らかにするため、主に2つの方法で実験を行った。第1は反強誘電性を示すさまざまな液晶の混合物の相図を作ることによって反強誘電性の強度を議論した。第2はX線回折によってスメクティック層構造の秩序度を求め、強誘電相と反強誘電相の層構造の違いから反強誘電性の出現原因を微視的な視点から考察した。まず、反強誘電性液晶にしばしば現れる副次相の同定のためにコノス...

【キーワード】強誘電性液晶 / キラルスメクティックC / 反強誘電性液晶 / 電界誘起相転移 / 3安定状態間スイッチング (他9件)

【概要】強誘電性および反強誘電性液晶におけるスイッチング機構の解明が目的である。主要設備として購入したPSPCシステムおよび温度制御オ-ブンを調整・稼働させ、電界を印加しながらX線回折実験を再現性よく行なえるようにした.偏光顕微鏡観察も併用して配向べクトルおよび層構造の解析を行なった. (1)ナフタリン系の混合液晶において,層の「く」の字変形は層間隔の変化に起因することを定量的に確認し、質温で変形が回避さ...

【総合理工】応用物理学：くの字層構造／X線回折を含む研究件

【キーワード】強誘電性液晶 / キラルスメクティックC / 反強誘電性液晶 / 電界誘起相転移 / 3安定状態間スイッチング (他9件)

【概要】強誘電性および反強誘電性液晶におけるスイッチング機構の解明が目的である。主要設備として購入したPSPCシステムおよび温度制御オ-ブンを調整・稼働させ、電界を印加しながらX線回折実験を再現性よく行なえるようにした.偏光顕微鏡観察も併用して配向べクトルおよび層構造の解析を行なった. (1)ナフタリン系の混合液晶において,層の「く」の字変形は層間隔の変化に起因することを定量的に確認し、質温で変形が回避さ...

【総合理工】応用物理学：マルチフェーズ構造／X線回折を含む研究件

【キーワード】マルチフェーズ構造 / ZnCdS / 分子線エピタキシー / 六方晶 / 立方晶 (他8件)

【概要】マルチフェーズエピタキシ技術の構築を目的として研究を遂行し、実験的および理論的アプローチを行なった。特に実験に関しては汎用の基板材料として用いられることの多いGaAsに格子整合が可能なZnCdSの結晶成長とその結晶性の制御と結晶性の詳細な解析を行った。さらに材料系の選択肢を増やすため,新しい結晶材料に注目し、基板材料との格子整合性や禁制帯幅などの基礎的性質の解析を進めた。その結果、 1.GaAs...

【総合理工】応用物理学：電界誘起相転移／X線回折を含む研究件

【キーワード】強誘電性液晶 / キラルスメクティックC / 反強誘電性液晶 / 電界誘起相転移 / 3安定状態間スイッチング (他9件)

【概要】強誘電性および反強誘電性液晶におけるスイッチング機構の解明が目的である。主要設備として購入したPSPCシステムおよび温度制御オ-ブンを調整・稼働させ、電界を印加しながらX線回折実験を再現性よく行なえるようにした.偏光顕微鏡観察も併用して配向べクトルおよび層構造の解析を行なった. (1)ナフタリン系の混合液晶において,層の「く」の字変形は層間隔の変化に起因することを定量的に確認し、質温で変形が回避さ...

【総合理工】応用物理学：コノスコープ像／X線回折を含む研究件

【キーワード】反強誘電性液晶 / スメクティック液晶 / 表示素子 / X線回折 / コノスコープ像 (他6件)

【概要】スメクティック液晶における反強誘電性出現の原因を明らかにするため、主に2つの方法で実験を行った。第1は反強誘電性を示すさまざまな液晶の混合物の相図を作ることによって反強誘電性の強度を議論した。第2はX線回折によってスメクティック層構造の秩序度を求め、強誘電相と反強誘電相の層構造の違いから反強誘電性の出現原因を微視的な視点から考察した。まず、反強誘電性液晶にしばしば現れる副次相の同定のためにコノス...

【総合理工】応用物理学：ZnCdS ／X線回折を含む研究件

【キーワード】マルチフェーズ構造 / ZnCdS / 分子線エピタキシー / 六方晶 / 立方晶 (他8件)

【概要】マルチフェーズエピタキシ技術の構築を目的として研究を遂行し、実験的および理論的アプローチを行なった。特に実験に関しては汎用の基板材料として用いられることの多いGaAsに格子整合が可能なZnCdSの結晶成長とその結晶性の制御と結晶性の詳細な解析を行った。さらに材料系の選択肢を増やすため,新しい結晶材料に注目し、基板材料との格子整合性や禁制帯幅などの基礎的性質の解析を進めた。その結果、 1.GaAs...

【総合理工】応用物理学：溶液物性／X線回折を含む研究件

【キーワード】マイクロ化学チップ / 拡張ナノ空間 / 溶液物性 / X線構造解析 / 拡張ナノ流路 (他9件)

【概要】数100nmの空間の水の物性はバルクとは異なることがわかり、非常に注目を集めている。そこで本研究では、この空間の水の構造を明らかにするために、X線構造解析法を創成することを目的とした。その結果、極微小空間であり測定が極めて困難なこの空間ではじめて信号を得ることに成功した。今後、この空間の液体構造を解析することで、物性発現の機構が明らかになると期待される。 ...

【総合理工】応用物理学：分子性固体／X線回折を含む研究件

【概要】固体酸素の磁場ー温度（B-T）相図を決定した。これまで未解明であった、αーβ、βーγ相境界は磁気熱量効果によって初めて決定できた。さらに、強磁場θ相と、γ相、β相の三重点も決定した。また、ファイバーブラッググレーティングを用いて磁歪測定手法を開発し、LaCoO3のスピン状態転移を磁場誘起構造相転移として初めて観測した。この手法はカゴメ格子の１つであるボルボサイトにも適用した。有機スピンラダー物質の...

【総合理工】応用物理学：粉末X線結晶構造解析／X線回折を含む研究件

【キーワード】金属酸化物 / X線回折 / 中性子回折 / 結晶構造解析 / 電子密度解析 (他6件)

【概要】本研究では、原子サイズに注目した構造設計により新規構造型に属する金属酸化物材料を開発することに成功した。放射光、中性子回折データに基づく結晶構造解析、および密度汎関数理論による電子密度の解析によって、その新しい結晶構造を明らかにした。得られた構造は、ペロブスカイト関連構造であることがわかり、既存のペロブスカイト関連構造とは大きく異なる構造的な特徴を持っていることが明らかとなった。 ...

【総合理工】応用物理学：ボリロタキサン／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【総合理工】応用物理学：反強誘電性／X線回折を含む研究件

【キーワード】強誘電性液晶 / キラルスメクティックC / 反強誘電性液晶 / 電界誘起相転移 / 3安定状態間スイッチング (他9件)

【概要】強誘電性および反強誘電性液晶におけるスイッチング機構の解明が目的である。主要設備として購入したPSPCシステムおよび温度制御オ-ブンを調整・稼働させ、電界を印加しながらX線回折実験を再現性よく行なえるようにした.偏光顕微鏡観察も併用して配向べクトルおよび層構造の解析を行なった. (1)ナフタリン系の混合液晶において,層の「く」の字変形は層間隔の変化に起因することを定量的に確認し、質温で変形が回避さ...

【総合理工】応用物理学：電子密度解析／X線回折を含む研究件

【キーワード】金属酸化物 / X線回折 / 中性子回折 / 結晶構造解析 / 電子密度解析 (他6件)

【概要】本研究では、原子サイズに注目した構造設計により新規構造型に属する金属酸化物材料を開発することに成功した。放射光、中性子回折データに基づく結晶構造解析、および密度汎関数理論による電子密度の解析によって、その新しい結晶構造を明らかにした。得られた構造は、ペロブスカイト関連構造であることがわかり、既存のペロブスカイト関連構造とは大きく異なる構造的な特徴を持っていることが明らかとなった。 ...

【総合理工】応用物理学：結晶相反応／X線回折を含む研究件

【キーワード】細孔性ネットワーク錯体 / 結晶相反応 / その場観察 / X線回折 / イミン (他8件)

【概要】多孔性の高分子錯体であるネジトワーク錯体は、高い柔軟性を持つことから、しばしば結晶性を維持したまま、その細孔内ヘゲスト分子を包接することが可能である。本研究では新たにネットワーク錯体の細孔内での化学反応の検討を行った。結晶相で反応を行うことで、反応前後の基質の構造変化を単結晶X線構造解析によって直接観察することできる。構造解析から得られる情報は、反応の機構や選択性に関する知見を与えることから、この...

【総合理工】応用物理学：包接合化物／X線回折を含む研究件

【概要】本総合研究は平成4・5年の2年間にわたり行われた。平成4年10月及び平成5年12月に東京において研究発表会を開催した。5課題についてX線回析、固体NMR、熱測定、誘電緩和、ESR、光分光など種々の研究手段を用いて総合的に研究し、有機結晶中の分子の相転移機構、分子の協同的動的挙動、固相反応のメカニズムなど、原子レベルのミクロな構造化学に立脚したダイナミクスについて多くの研究成果が得られた。 1.固相...

【総合理工】応用物理学：迅速X線回析装置／X線回折を含む研究件

【概要】本総合研究は平成4・5年の2年間にわたり行われた。平成4年10月及び平成5年12月に東京において研究発表会を開催した。5課題についてX線回析、固体NMR、熱測定、誘電緩和、ESR、光分光など種々の研究手段を用いて総合的に研究し、有機結晶中の分子の相転移機構、分子の協同的動的挙動、固相反応のメカニズムなど、原子レベルのミクロな構造化学に立脚したダイナミクスについて多くの研究成果が得られた。 1.固相...

【総合理工】応用物理学：ホスト・ゲスト相互作用／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

【総合理工】応用物理学：磁場誘起相転移／X線回折を含む研究件

【概要】固体酸素の磁場ー温度（B-T）相図を決定した。これまで未解明であった、αーβ、βーγ相境界は磁気熱量効果によって初めて決定できた。さらに、強磁場θ相と、γ相、β相の三重点も決定した。また、ファイバーブラッググレーティングを用いて磁歪測定手法を開発し、LaCoO3のスピン状態転移を磁場誘起構造相転移として初めて観測した。この手法はカゴメ格子の１つであるボルボサイトにも適用した。有機スピンラダー物質の...

【工学】機械工学：生体活性材料／X線回折を含む研究件

【キーワード】生体活性材料 / チタン合金 / 生体適合性評価 / ハイドロキシアパタイト / FTIR分析 (他10件)

【概要】(1)人工歯根膜用有機-無機ハイブリッド材料の作製:無機溶媒であるポシリラザンに対して,軟質のシリコン樹脂粉末を混入させた溶液を,スピンコーターによりチタン合金の基材に被覆した.その際,両者の混合比は重量比で1:1とする.なお,必要に応じて混合比は系統的に変化させた.コーティングはスピンコーターを用いて行った.その際,回転数は2000rpmとし5mgを滴下した後20秒間回転させた.その後,湿度と温...

【工学】機械工学：生体適合性評価／X線回折を含む研究件

【キーワード】生体活性材料 / チタン合金 / 生体適合性評価 / ハイドロキシアパタイト / FTIR分析 (他10件)

【概要】(1)人工歯根膜用有機-無機ハイブリッド材料の作製:無機溶媒であるポシリラザンに対して,軟質のシリコン樹脂粉末を混入させた溶液を,スピンコーターによりチタン合金の基材に被覆した.その際,両者の混合比は重量比で1:1とする.なお,必要に応じて混合比は系統的に変化させた.コーティングはスピンコーターを用いて行った.その際,回転数は2000rpmとし5mgを滴下した後20秒間回転させた.その後,湿度と温...

【工学】機械工学：OH基／X線回折を含む研究件

【キーワード】生体活性材料 / チタン合金 / 生体適合性評価 / ハイドロキシアパタイト / FTIR分析 (他10件)

【概要】(1)人工歯根膜用有機-無機ハイブリッド材料の作製:無機溶媒であるポシリラザンに対して,軟質のシリコン樹脂粉末を混入させた溶液を,スピンコーターによりチタン合金の基材に被覆した.その際,両者の混合比は重量比で1:1とする.なお,必要に応じて混合比は系統的に変化させた.コーティングはスピンコーターを用いて行った.その際,回転数は2000rpmとし5mgを滴下した後20秒間回転させた.その後,湿度と温...

【工学】機械工学：ポリシラザン／X線回折を含む研究件

【キーワード】生体活性材料 / チタン合金 / 生体適合性評価 / ハイドロキシアパタイト / FTIR分析 (他10件)

【概要】(1)人工歯根膜用有機-無機ハイブリッド材料の作製:無機溶媒であるポシリラザンに対して,軟質のシリコン樹脂粉末を混入させた溶液を,スピンコーターによりチタン合金の基材に被覆した.その際,両者の混合比は重量比で1:1とする.なお,必要に応じて混合比は系統的に変化させた.コーティングはスピンコーターを用いて行った.その際,回転数は2000rpmとし5mgを滴下した後20秒間回転させた.その後,湿度と温...

【工学】機械工学：FT-IR分析／X線回折を含む研究件

【キーワード】生体活性材料 / チタン合金 / 生体適合性評価 / ハイドロキシアパタイト / FTIR分析 (他10件)

【概要】(1)人工歯根膜用有機-無機ハイブリッド材料の作製:無機溶媒であるポシリラザンに対して,軟質のシリコン樹脂粉末を混入させた溶液を,スピンコーターによりチタン合金の基材に被覆した.その際,両者の混合比は重量比で1:1とする.なお,必要に応じて混合比は系統的に変化させた.コーティングはスピンコーターを用いて行った.その際,回転数は2000rpmとし5mgを滴下した後20秒間回転させた.その後,湿度と温...

【工学】機械工学：人工歯根／X線回折を含む研究件

【キーワード】生体活性材料 / チタン合金 / 生体適合性評価 / ハイドロキシアパタイト / FTIR分析 (他10件)

【概要】(1)人工歯根膜用有機-無機ハイブリッド材料の作製:無機溶媒であるポシリラザンに対して,軟質のシリコン樹脂粉末を混入させた溶液を,スピンコーターによりチタン合金の基材に被覆した.その際,両者の混合比は重量比で1:1とする.なお,必要に応じて混合比は系統的に変化させた.コーティングはスピンコーターを用いて行った.その際,回転数は2000rpmとし5mgを滴下した後20秒間回転させた.その後,湿度と温...

【工学】材料工学：アモルファス金属／X線回折を含む研究件

【概要】アモルファス金属や金属ガラスなど金属非晶質固体の構造を、特徴的な3種類の基本構造 [P(アモルファス相から晶出する結晶相の構造に似た原子配列を示す多面体) 、I(金属のガラス相を安定化させる充填原子配列を示す20面体的多面体)、W(I、P 以外の原子配列を示す多面体)] に分割し、系統的に調べ整理する「基本構造(P、I、W)の概念」によって、ガラス相の構造安定化の機構、緩和、ガラス転移、粘性(フラ...

【工学】材料工学：3次元準結晶／X線回折を含む研究件

【キーワード】準結晶合金 / 3次元準結晶 / QCICモデル / F型準結晶 / X線回折 (他10件)

【概要】3次元準結晶はMackay型準結晶と菱形30面体準結晶に大別される。前者は、本研究グループが提案したQCIC(Quasiperiodic Configuration of Icosahedral Clusters)モデルにおいて示されたように、12個のMnと32個のAlから構成されるクラスター、後者は菱形30面体のクラスター、といずれも正20面体対称の原子集団を準周期的に配置したものであることが定...

【工学】材料工学：フェイゾン／X線回折を含む研究件

【キーワード】準結晶 / フェイゾン / 高温 / X線回折 / ランダムフェイゾンモデル (他8件)

【概要】準結晶の基本構造である準周期格子は,高次元の周期構造の3次元実空間への射影として記述されるため,準結晶の原子の空間配置には通常の格子振動の自由度(フォノン自由度)のほかに,射影する際の直交補空間の位置の揺らぎに関係するフェイゾンの自由度がある.フェイゾン揺らぎによって配置のエントロピーは非常に増大するので,自由エネルギーの減少が可能となる.フェイゾン揺らぎは実空間では原子の平衡位置の生成消滅を引き...

【工学】材料工学：力学物性／X線回折を含む研究件

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【工学】材料工学：準結晶合金／X線回折を含む研究件

【キーワード】準結晶合金 / 3次元準結晶 / QCICモデル / F型準結晶 / X線回折 (他10件)

【概要】3次元準結晶はMackay型準結晶と菱形30面体準結晶に大別される。前者は、本研究グループが提案したQCIC(Quasiperiodic Configuration of Icosahedral Clusters)モデルにおいて示されたように、12個のMnと32個のAlから構成されるクラスター、後者は菱形30面体のクラスター、といずれも正20面体対称の原子集団を準周期的に配置したものであることが定...

【工学】材料工学：フラジリティ／X線回折を含む研究件

【概要】アモルファス金属や金属ガラスなど金属非晶質固体の構造を、特徴的な3種類の基本構造 [P(アモルファス相から晶出する結晶相の構造に似た原子配列を示す多面体) 、I(金属のガラス相を安定化させる充填原子配列を示す20面体的多面体)、W(I、P 以外の原子配列を示す多面体)] に分割し、系統的に調べ整理する「基本構造(P、I、W)の概念」によって、ガラス相の構造安定化の機構、緩和、ガラス転移、粘性(フラ...

【工学】材料工学：環境構造／X線回折を含む研究件

【キーワード】準結晶合金 / 3次元準結晶 / QCICモデル / F型準結晶 / X線回折 (他10件)

【概要】3次元準結晶はMackay型準結晶と菱形30面体準結晶に大別される。前者は、本研究グループが提案したQCIC(Quasiperiodic Configuration of Icosahedral Clusters)モデルにおいて示されたように、12個のMnと32個のAlから構成されるクラスター、後者は菱形30面体のクラスター、といずれも正20面体対称の原子集団を準周期的に配置したものであることが定...

【工学】材料工学：原子／X線回折を含む研究件

❏近代以降の科学技術医学の学術文献に掲載される図像に関する歴史研究(19K00266)

【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31

【研究代表者】橋本毅彦東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90237941)

【キーワード】科学史 / 化学史 / 技術史 / 図像 / X線回折 (他6件)

【概要】代表者と3人の分担者で、主として化学史の分野で初期近代から現代にいたる図像の製作と利用に関して分析を進めた。それらのトピックは時代順に、初期近代の錬金術の図像や化学の実験器具の図像の内容の分類整理と歴史的継承関係、宇田川榕庵の『舎密開宗』等に掲載される図像とその元となる西洋化学文献の図との比較検討、ペランの有名なブラウン運動を表現する折線図の製作と受容の歴史的背景の分析、高分子科学の発展におけるX...

【工学】材料工学：原子クラスター／X線回折を含む研究件

【キーワード】準結晶合金 / 3次元準結晶 / QCICモデル / F型準結晶 / X線回折 (他10件)

【概要】3次元準結晶はMackay型準結晶と菱形30面体準結晶に大別される。前者は、本研究グループが提案したQCIC(Quasiperiodic Configuration of Icosahedral Clusters)モデルにおいて示されたように、12個のMnと32個のAlから構成されるクラスター、後者は菱形30面体のクラスター、といずれも正20面体対称の原子集団を準周期的に配置したものであることが定...

【工学】材料工学：QCICモデル／X線回折を含む研究件

【キーワード】準結晶合金 / 3次元準結晶 / QCICモデル / F型準結晶 / X線回折 (他10件)

【概要】3次元準結晶はMackay型準結晶と菱形30面体準結晶に大別される。前者は、本研究グループが提案したQCIC(Quasiperiodic Configuration of Icosahedral Clusters)モデルにおいて示されたように、12個のMnと32個のAlから構成されるクラスター、後者は菱形30面体のクラスター、といずれも正20面体対称の原子集団を準周期的に配置したものであることが定...

【工学】材料工学：ガリウム・ヒソ@アルミニウム・ヒソ／X線回折を含む研究件

【キーワード】半導体超格子 / 界面 / X線回折 / X線異常散乱 / ガリウム・ヒソ@アルミニウム・ヒソ (他7件)

【概要】MBE法により、(GaAs6層/AlAs2層)120周期の超格子結晶試料を、AlAs/GaAs界面で60秒、GaAs/AlAs界面で30秒の成長中断時間を入れたものおよび全く入れないものの2種類作成した。これらの試料について、高エネルギ-研究所放射光施設の精密4軸X線回析測定装置を用いて、構成元素のGa、Asの吸収端の近傍のX線数ヵ所で、GaAsの(200)および(400)近傍に現われるX線超格...

【工学】材料工学：F型準結晶／X線回折を含む研究件

【キーワード】準結晶合金 / 3次元準結晶 / QCICモデル / F型準結晶 / X線回折 (他10件)

【概要】3次元準結晶はMackay型準結晶と菱形30面体準結晶に大別される。前者は、本研究グループが提案したQCIC(Quasiperiodic Configuration of Icosahedral Clusters)モデルにおいて示されたように、12個のMnと32個のAlから構成されるクラスター、後者は菱形30面体のクラスター、といずれも正20面体対称の原子集団を準周期的に配置したものであることが定...

【工学】材料工学：X線異常散乱／X線回折を含む研究件

【キーワード】準結晶合金 / 3次元準結晶 / QCICモデル / F型準結晶 / X線回折 (他10件)

【概要】3次元準結晶はMackay型準結晶と菱形30面体準結晶に大別される。前者は、本研究グループが提案したQCIC(Quasiperiodic Configuration of Icosahedral Clusters)モデルにおいて示されたように、12個のMnと32個のAlから構成されるクラスター、後者は菱形30面体のクラスター、といずれも正20面体対称の原子集団を準周期的に配置したものであることが定...

【キーワード】半導体超格子 / 界面 / X線回折 / X線異常散乱 / ガリウム・ヒソ@アルミニウム・ヒソ (他7件)

【概要】MBE法により、(GaAs6層/AlAs2層)120周期の超格子結晶試料を、AlAs/GaAs界面で60秒、GaAs/AlAs界面で30秒の成長中断時間を入れたものおよび全く入れないものの2種類作成した。これらの試料について、高エネルギ-研究所放射光施設の精密4軸X線回析測定装置を用いて、構成元素のGa、Asの吸収端の近傍のX線数ヵ所で、GaAsの(200)および(400)近傍に現われるX線超格...

【工学】材料工学：成長中断／X線回折を含む研究件

【キーワード】半導体超格子 / 界面 / X線回折 / X線異常散乱 / ガリウム・ヒソ@アルミニウム・ヒソ (他7件)

【概要】MBE法により、(GaAs6層/AlAs2層)120周期の超格子結晶試料を、AlAs/GaAs界面で60秒、GaAs/AlAs界面で30秒の成長中断時間を入れたものおよび全く入れないものの2種類作成した。これらの試料について、高エネルギ-研究所放射光施設の精密4軸X線回析測定装置を用いて、構成元素のGa、Asの吸収端の近傍のX線数ヵ所で、GaAsの(200)および(400)近傍に現われるX線超格...

【工学】材料工学：単結晶X線解析／X線回折を含む研究件

【キーワード】準結晶合金 / 3次元準結晶 / QCICモデル / F型準結晶 / X線回折 (他10件)

【概要】3次元準結晶はMackay型準結晶と菱形30面体準結晶に大別される。前者は、本研究グループが提案したQCIC(Quasiperiodic Configuration of Icosahedral Clusters)モデルにおいて示されたように、12個のMnと32個のAlから構成されるクラスター、後者は菱形30面体のクラスター、といずれも正20面体対称の原子集団を準周期的に配置したものであることが定...

【工学】材料工学：リップル構造／X線回折を含む研究件

【研究代表者】JUODKAZIS Saulius 北海道大学, 電子科学研究所, 准教授 (80332823)

【キーワード】相転移 / レーザーナノ / マイクロ加工 / サファイア / シリカガラス(アモルファス・結晶性) (他10件)

【概要】本年度も引き続き、フェムト秒レーザーパルスをサファイアなどの固体結晶内部に集光照射することで生じるマイクロ衝撃波によって形成される細孔及びその周囲の結晶構造変化の形成メカニズムに関する研究を行った。解析する試料として、これまでの行った研究と比較して改質領域の大きい細孔構造を基板全体に作製し、直径数10μmサイズの円筒形状の改質部位をサンプル全体に1.5-2.5μm間隔で得た。これらの作製した改質領...

【工学】材料工学：シリカガラス(アモルファス・結晶性) ／X線回折を含む研究件

【研究代表者】JUODKAZIS Saulius 北海道大学, 電子科学研究所, 准教授 (80332823)

【キーワード】相転移 / レーザーナノ / マイクロ加工 / サファイア / シリカガラス(アモルファス・結晶性) (他10件)

【概要】本年度も引き続き、フェムト秒レーザーパルスをサファイアなどの固体結晶内部に集光照射することで生じるマイクロ衝撃波によって形成される細孔及びその周囲の結晶構造変化の形成メカニズムに関する研究を行った。解析する試料として、これまでの行った研究と比較して改質領域の大きい細孔構造を基板全体に作製し、直径数10μmサイズの円筒形状の改質部位をサンプル全体に1.5-2.5μm間隔で得た。これらの作製した改質領...

【工学】材料工学：レーザーナノ／X線回折を含む研究件

【研究代表者】JUODKAZIS Saulius 北海道大学, 電子科学研究所, 准教授 (80332823)

【キーワード】相転移 / レーザーナノ / マイクロ加工 / サファイア / シリカガラス(アモルファス・結晶性) (他10件)

【概要】本年度も引き続き、フェムト秒レーザーパルスをサファイアなどの固体結晶内部に集光照射することで生じるマイクロ衝撃波によって形成される細孔及びその周囲の結晶構造変化の形成メカニズムに関する研究を行った。解析する試料として、これまでの行った研究と比較して改質領域の大きい細孔構造を基板全体に作製し、直径数10μmサイズの円筒形状の改質部位をサンプル全体に1.5-2.5μm間隔で得た。これらの作製した改質領...

【工学】材料工学：拡散接合／X線回折を含む研究件

【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(T_C) (他11件)

【概要】酸化物系超伝導材料の実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では臨界温度T_Cが90K級のYBa_2Cu_3O_<7-X>系超伝導材料について、まず酸化銀添加の焼結性及び超伝導特性への影響を調べるため、焼結体の臨界温度Tc・臨界電流密度Jcの測定、及び密度変化・組織観察及びX線回折試験等を行った。つぎに超伝...

【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(Tc) (他10件)

【概要】酸化物系超伝導材料のうち臨界温度Tcが90K級のY-Ba-Cu-O系超伝導材料は、最も一般的であり実用化が期待されている。実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では、まずセラミック高温超伝導体を作製し、得られた超伝導体同士の拡散接合を行った。接合継手に対し、せん断強度試験・組織観察及びX線回折試験等を行った。また示差...

【工学】材料工学：臨界温度(T_C) ／X線回折を含む研究件

【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(T_C) (他11件)

【概要】酸化物系超伝導材料の実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では臨界温度T_Cが90K級のYBa_2Cu_3O_<7-X>系超伝導材料について、まず酸化銀添加の焼結性及び超伝導特性への影響を調べるため、焼結体の臨界温度Tc・臨界電流密度Jcの測定、及び密度変化・組織観察及びX線回折試験等を行った。つぎに超伝...

【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(Tc) (他10件)

【概要】酸化物系超伝導材料のうち臨界温度Tcが90K級のY-Ba-Cu-O系超伝導材料は、最も一般的であり実用化が期待されている。実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では、まずセラミック高温超伝導体を作製し、得られた超伝導体同士の拡散接合を行った。接合継手に対し、せん断強度試験・組織観察及びX線回折試験等を行った。また示差...

【工学】材料工学：インサート材／X線回折を含む研究件

【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(T_C) (他11件)

【概要】酸化物系超伝導材料の実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では臨界温度T_Cが90K級のYBa_2Cu_3O_<7-X>系超伝導材料について、まず酸化銀添加の焼結性及び超伝導特性への影響を調べるため、焼結体の臨界温度Tc・臨界電流密度Jcの測定、及び密度変化・組織観察及びX線回折試験等を行った。つぎに超伝...

【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(Tc) (他10件)

【概要】酸化物系超伝導材料のうち臨界温度Tcが90K級のY-Ba-Cu-O系超伝導材料は、最も一般的であり実用化が期待されている。実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では、まずセラミック高温超伝導体を作製し、得られた超伝導体同士の拡散接合を行った。接合継手に対し、せん断強度試験・組織観察及びX線回折試験等を行った。また示差...

【工学】材料工学：準安定相／X線回折を含む研究件

【概要】放射光を用いて、低温高圧下でのX線回折実験を行い、圧力および温度を変化させたときの相転移について調べた。低圧結晶相から高圧結晶相への転移およびその逆の転移の他に、高圧結晶相からアモルファス相への転移が起こることを見出した。また、これらの転移の温度-圧力平面での経路依存性を調べた。 GaSbの高圧相は90Kの低温で減圧すると、低圧までクエンチされる。この高圧相は1GPa以下で昇温したときアモルファス...

【工学】材料工学：示差熱分析／X線回折を含む研究件

【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(T_C) (他11件)

【概要】酸化物系超伝導材料の実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では臨界温度T_Cが90K級のYBa_2Cu_3O_<7-X>系超伝導材料について、まず酸化銀添加の焼結性及び超伝導特性への影響を調べるため、焼結体の臨界温度Tc・臨界電流密度Jcの測定、及び密度変化・組織観察及びX線回折試験等を行った。つぎに超伝...

【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(Tc) (他10件)

【概要】酸化物系超伝導材料のうち臨界温度Tcが90K級のY-Ba-Cu-O系超伝導材料は、最も一般的であり実用化が期待されている。実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では、まずセラミック高温超伝導体を作製し、得られた超伝導体同士の拡散接合を行った。接合継手に対し、せん断強度試験・組織観察及びX線回折試験等を行った。また示差...

【工学】材料工学：粒子構造／X線回折を含む研究件

【概要】チタン酸バリウム(BaTiO3)微粒子の表面は粒子内部と異なる構造を持ち,粒子径が小さくなった場合には表面の効果によって誘電率が大きく変化する.粒子構造や誘電率は,欠陥濃度や化学組成に依存し,表面立方晶層が厚い微粒子ほど誘電率が低いことが明らかになった. 強誘電体微粒子の誘電率における欠陥や不純物の効果は,粒子構造によって理解できることが本研究によって明らかとなった. ...

【工学】材料工学：レーザー吸収／X線回折を含む研究件

【キーワード】時間分解X線回折 / フェムト秒レーザー / パルスX線 / ポンプ・プローブ法 / ダイナミクス (他13件)

【概要】本研究では、フェムト秒ハイパワーレーザーを用いたポンプ・プローブ型ピコ秒時間分解パルスX線回折法を幾つかの温度・圧力誘起相転移物質に応用し、その相転移過程の結晶ひずみ変化と結晶構造変化をピコ秒時間分解で追跡することにより、結晶構造相転移のダイナミクスに対して新しい知見を加え、相転移モデルの構築を試みることを目的として研究を行った。フェムト秒レーザー光を真空チャンバー内で銅円盤に集光してX線を発生さ...

【工学】材料工学：プラズマ臨界密度／X線回折を含む研究件

【キーワード】時間分解X線回折 / フェムト秒レーザー / パルスX線 / ポンプ・プローブ法 / ダイナミクス (他13件)

【概要】本研究では、フェムト秒ハイパワーレーザーを用いたポンプ・プローブ型ピコ秒時間分解パルスX線回折法を幾つかの温度・圧力誘起相転移物質に応用し、その相転移過程の結晶ひずみ変化と結晶構造変化をピコ秒時間分解で追跡することにより、結晶構造相転移のダイナミクスに対して新しい知見を加え、相転移モデルの構築を試みることを目的として研究を行った。フェムト秒レーザー光を真空チャンバー内で銅円盤に集光してX線を発生さ...

【工学】材料工学：オージェ再結合／X線回折を含む研究件

【キーワード】時間分解X線回折 / フェムト秒レーザー / パルスX線 / ポンプ・プローブ法 / ダイナミクス (他13件)

【概要】本研究では、フェムト秒ハイパワーレーザーを用いたポンプ・プローブ型ピコ秒時間分解パルスX線回折法を幾つかの温度・圧力誘起相転移物質に応用し、その相転移過程の結晶ひずみ変化と結晶構造変化をピコ秒時間分解で追跡することにより、結晶構造相転移のダイナミクスに対して新しい知見を加え、相転移モデルの構築を試みることを目的として研究を行った。フェムト秒レーザー光を真空チャンバー内で銅円盤に集光してX線を発生さ...

【工学】材料工学：ペロブスカイト化合物／X線回折を含む研究件

【キーワード】遍歴電子磁性 / 磁気相転移 / 磁気相図 / X線回折 / 磁気弾性効果 (他13件)

【概要】主として遍歴電子メタ磁性体の磁気弾性効果を磁場中X線回折および磁化測定によって調べ、我々の研究室において過去に行われた局在電子系の物質(希土類金属)に対する実験の結果と比較して、遍歴電子系特有の磁気弾性効果を調べた: 1,ラーベス相化合物Lu(CoGa)_2系は典型的な遍歴電子系でメタ磁性転移を示す物質として知られているが、この系の磁気体積効果を調べた。化合物が自発磁化を持ち始める組成領域では、結...

【工学】材料工学：構造転移／X線回折を含む研究件

【キーワード】時間分解X線回折 / フェムト秒レーザー / パルスX線 / ポンプ・プローブ法 / ダイナミクス (他13件)

【概要】本研究では、フェムト秒ハイパワーレーザーを用いたポンプ・プローブ型ピコ秒時間分解パルスX線回折法を幾つかの温度・圧力誘起相転移物質に応用し、その相転移過程の結晶ひずみ変化と結晶構造変化をピコ秒時間分解で追跡することにより、結晶構造相転移のダイナミクスに対して新しい知見を加え、相転移モデルの構築を試みることを目的として研究を行った。フェムト秒レーザー光を真空チャンバー内で銅円盤に集光してX線を発生さ...

【工学】材料工学：誘電率測定／X線回折を含む研究件

【概要】チタン酸バリウム(BaTiO3)微粒子の表面は粒子内部と異なる構造を持ち,粒子径が小さくなった場合には表面の効果によって誘電率が大きく変化する.粒子構造や誘電率は,欠陥濃度や化学組成に依存し,表面立方晶層が厚い微粒子ほど誘電率が低いことが明らかになった. 強誘電体微粒子の誘電率における欠陥や不純物の効果は,粒子構造によって理解できることが本研究によって明らかとなった. ...

【工学】プロセス・化学工学：共結晶／X線回折を含む研究件

【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...

【工学】プロセス・化学工学：インターカレーション／X線回折を含む研究件

【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...

【工学】プロセス・化学工学：窒化ガリウム単結晶／X線回折を含む研究件

【概要】NaN_3とフラックスの金属ナトリウムおよびガリウムをステンレススチールチューブ内に封入し,650-840℃で72-300時間加熱することにより,六方晶ウルツ型構造の窒化ガリウムの単結晶を作製した.840℃では24時間以内に窒化ガリウムの生成反応が終了した.これより低温では,ガリウム-ナトリウム系の金属間化合物が得られ,この上を窒化ガリウムの層が覆っていた.これらの条件では,窒化ガリウムの生成によ...

【工学】プロセス・化学工学：フラックス成長／X線回折を含む研究件

【概要】NaN_3とフラックスの金属ナトリウムおよびガリウムをステンレススチールチューブ内に封入し,650-840℃で72-300時間加熱することにより,六方晶ウルツ型構造の窒化ガリウムの単結晶を作製した.840℃では24時間以内に窒化ガリウムの生成反応が終了した.これより低温では,ガリウム-ナトリウム系の金属間化合物が得られ,この上を窒化ガリウムの層が覆っていた.これらの条件では,窒化ガリウムの生成によ...

【工学】プロセス・化学工学：ナトリウムアジ化物／X線回折を含む研究件

【概要】NaN_3とフラックスの金属ナトリウムおよびガリウムをステンレススチールチューブ内に封入し,650-840℃で72-300時間加熱することにより,六方晶ウルツ型構造の窒化ガリウムの単結晶を作製した.840℃では24時間以内に窒化ガリウムの生成反応が終了した.これより低温では,ガリウム-ナトリウム系の金属間化合物が得られ,この上を窒化ガリウムの層が覆っていた.これらの条件では,窒化ガリウムの生成によ...

【工学】プロセス・化学工学：ナトリウムフラックス／X線回折を含む研究件

【概要】NaN_3とフラックスの金属ナトリウムおよびガリウムをステンレススチールチューブ内に封入し,650-840℃で72-300時間加熱することにより,六方晶ウルツ型構造の窒化ガリウムの単結晶を作製した.840℃では24時間以内に窒化ガリウムの生成反応が終了した.これより低温では,ガリウム-ナトリウム系の金属間化合物が得られ,この上を窒化ガリウムの層が覆っていた.これらの条件では,窒化ガリウムの生成によ...

【工学】プロセス・化学工学：ナトリウム融液／X線回折を含む研究件

【概要】NaN_3とフラックスの金属ナトリウムおよびガリウムをステンレススチールチューブ内に封入し,650-840℃で72-300時間加熱することにより,六方晶ウルツ型構造の窒化ガリウムの単結晶を作製した.840℃では24時間以内に窒化ガリウムの生成反応が終了した.これより低温では,ガリウム-ナトリウム系の金属間化合物が得られ,この上を窒化ガリウムの層が覆っていた.これらの条件では,窒化ガリウムの生成によ...

【工学】プロセス・化学工学：X線異常分散／X線回折を含む研究件

【概要】NaN_3とフラックスの金属ナトリウムおよびガリウムをステンレススチールチューブ内に封入し,650-840℃で72-300時間加熱することにより,六方晶ウルツ型構造の窒化ガリウムの単結晶を作製した.840℃では24時間以内に窒化ガリウムの生成反応が終了した.これより低温では,ガリウム-ナトリウム系の金属間化合物が得られ,この上を窒化ガリウムの層が覆っていた.これらの条件では,窒化ガリウムの生成によ...

【工学】プロセス・化学工学：表示素子／X線回折を含む研究件

【キーワード】反強誘電性液晶 / スメクティック液晶 / 表示素子 / X線回折 / コノスコープ像 (他6件)

【概要】スメクティック液晶における反強誘電性出現の原因を明らかにするため、主に2つの方法で実験を行った。第1は反強誘電性を示すさまざまな液晶の混合物の相図を作ることによって反強誘電性の強度を議論した。第2はX線回折によってスメクティック層構造の秩序度を求め、強誘電相と反強誘電相の層構造の違いから反強誘電性の出現原因を微視的な視点から考察した。まず、反強誘電性液晶にしばしば現れる副次相の同定のためにコノス...

【工学】プロセス・化学工学：表面形態／X線回折を含む研究件

【概要】NaN_3とフラックスの金属ナトリウムおよびガリウムをステンレススチールチューブ内に封入し,650-840℃で72-300時間加熱することにより,六方晶ウルツ型構造の窒化ガリウムの単結晶を作製した.840℃では24時間以内に窒化ガリウムの生成反応が終了した.これより低温では,ガリウム-ナトリウム系の金属間化合物が得られ,この上を窒化ガリウムの層が覆っていた.これらの条件では,窒化ガリウムの生成によ...

【工学】電気電子工学：パルスX線／X線回折を含む研究件

【研究代表者】弘中陽一郎大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 特任研究員 (20293061)

【キーワード】光学フォノン / 時間分解計測 / x線回折 / フェムト秒レーザー / フェムト秒 (他12件)

【概要】本研究では、フェムト秒のパルスX線源をもちいて、結晶中のフォノンを時間分解X線回折法を用いて測定することによって、ラマン散乱や中性子散乱などの非弾性散乱法と異なり、格子のダイナミクスの、より直接的な構造的解釈が可能になった。パルスX線源を新たに改良し、3次元的なフォノンの緩和状態を計測するための手法を考案し、フォノン計測としてのx線回折法の予備実験にも成功した。 ...

【キーワード】時間分解X線回折 / フェムト秒レーザー / パルスX線 / ポンプ・プローブ法 / ダイナミクス (他13件)

【概要】本研究では、フェムト秒ハイパワーレーザーを用いたポンプ・プローブ型ピコ秒時間分解パルスX線回折法を幾つかの温度・圧力誘起相転移物質に応用し、その相転移過程の結晶ひずみ変化と結晶構造変化をピコ秒時間分解で追跡することにより、結晶構造相転移のダイナミクスに対して新しい知見を加え、相転移モデルの構築を試みることを目的として研究を行った。フェムト秒レーザー光を真空チャンバー内で銅円盤に集光してX線を発生さ...

【工学】電気電子工学：アパタイト／X線回折を含む研究件

【キーワード】生体活性材料 / チタン合金 / 生体適合性評価 / ハイドロキシアパタイト / FTIR分析 (他10件)

【概要】(1)人工歯根膜用有機-無機ハイブリッド材料の作製:無機溶媒であるポシリラザンに対して,軟質のシリコン樹脂粉末を混入させた溶液を,スピンコーターによりチタン合金の基材に被覆した.その際,両者の混合比は重量比で1:1とする.なお,必要に応じて混合比は系統的に変化させた.コーティングはスピンコーターを用いて行った.その際,回転数は2000rpmとし5mgを滴下した後20秒間回転させた.その後,湿度と温...

【工学】電気電子工学：アモルファス構造／X線回折を含む研究件

【概要】アモルファス金属や金属ガラスなど金属非晶質固体の構造を、特徴的な3種類の基本構造 [P(アモルファス相から晶出する結晶相の構造に似た原子配列を示す多面体) 、I(金属のガラス相を安定化させる充填原子配列を示す20面体的多面体)、W(I、P 以外の原子配列を示す多面体)] に分割し、系統的に調べ整理する「基本構造(P、I、W)の概念」によって、ガラス相の構造安定化の機構、緩和、ガラス転移、粘性(フラ...

【工学】電気電子工学：レーザー誘起X線／X線回折を含む研究件

【研究代表者】弘中陽一郎大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 特任研究員 (20293061)

【キーワード】光学フォノン / 時間分解計測 / x線回折 / フェムト秒レーザー / フェムト秒 (他12件)

【概要】本研究では、フェムト秒のパルスX線源をもちいて、結晶中のフォノンを時間分解X線回折法を用いて測定することによって、ラマン散乱や中性子散乱などの非弾性散乱法と異なり、格子のダイナミクスの、より直接的な構造的解釈が可能になった。パルスX線源を新たに改良し、3次元的なフォノンの緩和状態を計測するための手法を考案し、フォノン計測としてのx線回折法の予備実験にも成功した。 ...

【工学】電気電子工学：準結晶／X線回折を含む研究件

【キーワード】準結晶 / フェイゾン / 高温 / X線回折 / ランダムフェイゾンモデル (他8件)

【概要】準結晶の基本構造である準周期格子は,高次元の周期構造の3次元実空間への射影として記述されるため,準結晶の原子の空間配置には通常の格子振動の自由度(フォノン自由度)のほかに,射影する際の直交補空間の位置の揺らぎに関係するフェイゾンの自由度がある.フェイゾン揺らぎによって配置のエントロピーは非常に増大するので,自由エネルギーの減少が可能となる.フェイゾン揺らぎは実空間では原子の平衡位置の生成消滅を引き...

【工学】電気電子工学：分子配列／X線回折を含む研究件

【概要】本研究では、優れた分子配列能を持つ多孔性結晶metal-macrocycle framework（MMF）を活用して、その細孔内に異種複数のペプチド等の官能基を精密配列することにより、超分子的なアプローチに基づく酵素様構造「超分子酵素」を結晶細孔内に構築することを目的とした。具体的には、(1) MMF細孔内での酸触媒分子の配列によるサイズ特異的な不均一系触媒の開発や、(2) 細孔内のナノ空間特異効...

【工学】電気電子工学：テープターゲット／X線回折を含む研究件

【研究代表者】弘中陽一郎大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 特任研究員 (20293061)

【キーワード】光学フォノン / 時間分解計測 / x線回折 / フェムト秒レーザー / フェムト秒 (他12件)

【概要】本研究では、フェムト秒のパルスX線源をもちいて、結晶中のフォノンを時間分解X線回折法を用いて測定することによって、ラマン散乱や中性子散乱などの非弾性散乱法と異なり、格子のダイナミクスの、より直接的な構造的解釈が可能になった。パルスX線源を新たに改良し、3次元的なフォノンの緩和状態を計測するための手法を考案し、フォノン計測としてのx線回折法の予備実験にも成功した。 ...

【工学】電気電子工学：広角散乱時間分解X線回折法／X線回折を含む研究件

【研究代表者】弘中陽一郎大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 特任研究員 (20293061)

【キーワード】光学フォノン / 時間分解計測 / x線回折 / フェムト秒レーザー / フェムト秒 (他12件)

【概要】本研究では、フェムト秒のパルスX線源をもちいて、結晶中のフォノンを時間分解X線回折法を用いて測定することによって、ラマン散乱や中性子散乱などの非弾性散乱法と異なり、格子のダイナミクスの、より直接的な構造的解釈が可能になった。パルスX線源を新たに改良し、3次元的なフォノンの緩和状態を計測するための手法を考案し、フォノン計測としてのx線回折法の予備実験にも成功した。 ...

【工学】電気電子工学：共鳴励起構造相転移／X線回折を含む研究件

【研究代表者】弘中陽一郎大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 特任研究員 (20293061)

【キーワード】光学フォノン / 時間分解計測 / x線回折 / フェムト秒レーザー / フェムト秒 (他12件)

【概要】本研究では、フェムト秒のパルスX線源をもちいて、結晶中のフォノンを時間分解X線回折法を用いて測定することによって、ラマン散乱や中性子散乱などの非弾性散乱法と異なり、格子のダイナミクスの、より直接的な構造的解釈が可能になった。パルスX線源を新たに改良し、3次元的なフォノンの緩和状態を計測するための手法を考案し、フォノン計測としてのx線回折法の予備実験にも成功した。 ...

【工学】電気電子工学：理論解析／X線回折を含む研究件

【キーワード】マルチフェーズ構造 / ZnCdS / 分子線エピタキシー / 六方晶 / 立方晶 (他8件)

【概要】マルチフェーズエピタキシ技術の構築を目的として研究を遂行し、実験的および理論的アプローチを行なった。特に実験に関しては汎用の基板材料として用いられることの多いGaAsに格子整合が可能なZnCdSの結晶成長とその結晶性の制御と結晶性の詳細な解析を行った。さらに材料系の選択肢を増やすため,新しい結晶材料に注目し、基板材料との格子整合性や禁制帯幅などの基礎的性質の解析を進めた。その結果、 1.GaAs...

【工学】電気電子工学：スイッチ／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：量子閉じ込めシュタルク効果／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：石英ガラス／X線回折を含む研究件

【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、１...

【工学】電気電子工学：臨界膜厚／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：プラズマ処理／X線回折を含む研究件

【研究代表者】JUODKAZIS Saulius 北海道大学, 電子科学研究所, 准教授 (80332823)

【キーワード】相転移 / レーザーナノ / マイクロ加工 / サファイア / シリカガラス(アモルファス・結晶性) (他10件)

【概要】本年度も引き続き、フェムト秒レーザーパルスをサファイアなどの固体結晶内部に集光照射することで生じるマイクロ衝撃波によって形成される細孔及びその周囲の結晶構造変化の形成メカニズムに関する研究を行った。解析する試料として、これまでの行った研究と比較して改質領域の大きい細孔構造を基板全体に作製し、直径数10μmサイズの円筒形状の改質部位をサンプル全体に1.5-2.5μm間隔で得た。これらの作製した改質領...

【工学】電気電子工学：分子線エピタキシー(MBF) ／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：結合係数変調／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：結合量子井戸／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：歪量子井戸／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：歪量子井戸・歪超格子／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：偏光無依存／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：偏光無依存スイッチング／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：偏光無依存光スイッチング／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：偏光無依存光変調／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：蒸着法／X線回折を含む研究件

【概要】低温蒸着実験を可能にするため、研究室既設の断熱型熱量計とX線回折用装置の改造および精密蒸着ラインの製作を行った。過去に熱容量が測られた分子ガラスの中で最も単純な構造をもつ四塩化炭素、プロペン、プロパンの熱容量を測定し、顕著な低温過剰熱容量とガラス転移を観測した。同試料の中性子非弾性散乱から、低温過剰熱容量がアモルファス特有のボゾンピークによることを示した。水、メタノール、1-ペンテンの蒸着ガラスの...

【工学】電気電子工学：伸張ひずみ／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：伸張ひずみ量子井戸／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：伸張歪／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：ポテンシャル制御／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：放物線型ポテンシャル／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：放物線量子井戸／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：方向性結合器型光スイッチ／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：時間分解計測／X線回折を含む研究件

【研究代表者】弘中陽一郎大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 特任研究員 (20293061)

【キーワード】光学フォノン / 時間分解計測 / x線回折 / フェムト秒レーザー / フェムト秒 (他12件)

【概要】本研究では、フェムト秒のパルスX線源をもちいて、結晶中のフォノンを時間分解X線回折法を用いて測定することによって、ラマン散乱や中性子散乱などの非弾性散乱法と異なり、格子のダイナミクスの、より直接的な構造的解釈が可能になった。パルスX線源を新たに改良し、3次元的なフォノンの緩和状態を計測するための手法を考案し、フォノン計測としてのx線回折法の予備実験にも成功した。 ...

【工学】電気電子工学：時間分解測定／X線回折を含む研究件

【キーワード】時間分解X線回折 / フェムト秒レーザー / パルスX線 / ポンプ・プローブ法 / ダイナミクス (他13件)

【概要】本研究では、フェムト秒ハイパワーレーザーを用いたポンプ・プローブ型ピコ秒時間分解パルスX線回折法を幾つかの温度・圧力誘起相転移物質に応用し、その相転移過程の結晶ひずみ変化と結晶構造変化をピコ秒時間分解で追跡することにより、結晶構造相転移のダイナミクスに対して新しい知見を加え、相転移モデルの構築を試みることを目的として研究を行った。フェムト秒レーザー光を真空チャンバー内で銅円盤に集光してX線を発生さ...

【工学】電気電子工学：電界デカップリング効果／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：電傾効果／X線回折を含む研究件

【キーワード】強誘電性液晶 / 電傾効果 / スメクチックA相 / 電気光学効果 / X線回析 (他8件)

【概要】第1年目の研究結果の1として、電場を印加し電傾効果を生じさせると分子の傾き角ばかりではなく、層の変形も誘起されていることを示唆するデ-タが得られた。当該年度はこのことを明らかにする実験を行った。 1.層がガラス界面と垂直になるように表面処理したセルを組み、透過のジオメトリ-でX線回折実験を行った。分子軸の傾きが誘起されることによって層間隔が変化するが、その変化はそれほど大きくないので、電場無印加時...

【工学】電気電子工学：有効質量依存幅量子井戸／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：X線線回折／X線回折を含む研究件

【キーワード】強誘電性液晶 / 電傾効果 / スメクチックA相 / 電気光学効果 / X線回析 (他8件)

【概要】第1年目の研究結果の1として、電場を印加し電傾効果を生じさせると分子の傾き角ばかりではなく、層の変形も誘起されていることを示唆するデ-タが得られた。当該年度はこのことを明らかにする実験を行った。 1.層がガラス界面と垂直になるように表面処理したセルを組み、透過のジオメトリ-でX線回折実験を行った。分子軸の傾きが誘起されることによって層間隔が変化するが、その変化はそれほど大きくないので、電場無印加時...

【工学】電気電子工学：強誘電性液晶／X線回折を含む研究件

【キーワード】強誘電性液晶 / キラルスメクティックC / 反強誘電性液晶 / 電界誘起相転移 / 3安定状態間スイッチング (他9件)

【概要】強誘電性および反強誘電性液晶におけるスイッチング機構の解明が目的である。主要設備として購入したPSPCシステムおよび温度制御オ-ブンを調整・稼働させ、電界を印加しながらX線回折実験を再現性よく行なえるようにした.偏光顕微鏡観察も併用して配向べクトルおよび層構造の解析を行なった. (1)ナフタリン系の混合液晶において,層の「く」の字変形は層間隔の変化に起因することを定量的に確認し、質温で変形が回避さ...

【キーワード】強誘電性液晶 / 電傾効果 / スメクチックA相 / 電気光学効果 / X線回析 (他8件)

【概要】第1年目の研究結果の1として、電場を印加し電傾効果を生じさせると分子の傾き角ばかりではなく、層の変形も誘起されていることを示唆するデ-タが得られた。当該年度はこのことを明らかにする実験を行った。 1.層がガラス界面と垂直になるように表面処理したセルを組み、透過のジオメトリ-でX線回折実験を行った。分子軸の傾きが誘起されることによって層間隔が変化するが、その変化はそれほど大きくないので、電場無印加時...

【工学】電気電子工学：窒化ガリウム／X線回折を含む研究件

【概要】NaN_3とフラックスの金属ナトリウムおよびガリウムをステンレススチールチューブ内に封入し,650-840℃で72-300時間加熱することにより,六方晶ウルツ型構造の窒化ガリウムの単結晶を作製した.840℃では24時間以内に窒化ガリウムの生成反応が終了した.これより低温では,ガリウム-ナトリウム系の金属間化合物が得られ,この上を窒化ガリウムの層が覆っていた.これらの条件では,窒化ガリウムの生成によ...

【工学】電気電子工学：分子線エピタキシー(MBE) ／X線回折を含む研究件

【キーワード】マルチフェーズ構造 / ZnCdS / 分子線エピタキシー / 六方晶 / 立方晶 (他8件)

【概要】マルチフェーズエピタキシ技術の構築を目的として研究を遂行し、実験的および理論的アプローチを行なった。特に実験に関しては汎用の基板材料として用いられることの多いGaAsに格子整合が可能なZnCdSの結晶成長とその結晶性の制御と結晶性の詳細な解析を行った。さらに材料系の選択肢を増やすため,新しい結晶材料に注目し、基板材料との格子整合性や禁制帯幅などの基礎的性質の解析を進めた。その結果、 1.GaAs...

【工学】電気電子工学：ペロブスカイト／X線回折を含む研究件

【研究代表者】村上洋一高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助教授 (60190899)

【概要】高温超伝導や巨大磁気抵抗効果などの強相関電子系の研究を通して、"電子のもつ3つの内部自由度(電荷・スピン・軌道)の秩序状態とそれらの結合状態が、系の物性に決定的な影響を与える"という認識が広く受け入れられるようになってきた。本研究では、当初、層状ペロブスカイト型酸化物を対象として、その電荷・スピン秩序化の研究を行ってきた。ところが、研究の進行に伴い、電子のもう1つの自由度である軌道...

【概要】磁場誘起結晶相転移を引き起こす様々な物質のうち、まず希土類金属をとりあげ、Dy,Ho及びErの磁場誘起相転移を調べた。 (1) Dyのヘリカル領域のc軸格子定数の磁場依存を測定し、ヘリックスからファン磁気構造への転移を調べた。その結果、低温側ではc軸格子定数が不連続、即ち1次相転移であるのに対し、ネール温度近傍では2次相転移に変化することがわかった。また、ヘリカル領域では結晶格子の変調構造が見いだ...

【工学】電気電子工学：半導体超格子／X線回折を含む研究件

【キーワード】半導体超格子 / 界面 / X線回折 / X線異常散乱 / ガリウム・ヒソ@アルミニウム・ヒソ (他7件)

【概要】MBE法により、(GaAs6層/AlAs2層)120周期の超格子結晶試料を、AlAs/GaAs界面で60秒、GaAs/AlAs界面で30秒の成長中断時間を入れたものおよび全く入れないものの2種類作成した。これらの試料について、高エネルギ-研究所放射光施設の精密4軸X線回析測定装置を用いて、構成元素のGa、Asの吸収端の近傍のX線数ヵ所で、GaAsの(200)および(400)近傍に現われるX線超格...

【工学】電気電子工学：光学フォノン／X線回折を含む研究件

【研究代表者】弘中陽一郎大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 特任研究員 (20293061)

【キーワード】光学フォノン / 時間分解計測 / x線回折 / フェムト秒レーザー / フェムト秒 (他12件)

【概要】本研究では、フェムト秒のパルスX線源をもちいて、結晶中のフォノンを時間分解X線回折法を用いて測定することによって、ラマン散乱や中性子散乱などの非弾性散乱法と異なり、格子のダイナミクスの、より直接的な構造的解釈が可能になった。パルスX線源を新たに改良し、3次元的なフォノンの緩和状態を計測するための手法を考案し、フォノン計測としてのx線回折法の予備実験にも成功した。 ...

【工学】電気電子工学：光双安定素子／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：光変調／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】電気電子工学：電気光学効果／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【キーワード】強誘電性液晶 / 電傾効果 / スメクチックA相 / 電気光学効果 / X線回析 (他8件)

【概要】第1年目の研究結果の1として、電場を印加し電傾効果を生じさせると分子の傾き角ばかりではなく、層の変形も誘起されていることを示唆するデ-タが得られた。当該年度はこのことを明らかにする実験を行った。 1.層がガラス界面と垂直になるように表面処理したセルを組み、透過のジオメトリ-でX線回折実験を行った。分子軸の傾きが誘起されることによって層間隔が変化するが、その変化はそれほど大きくないので、電場無印加時...

【工学】電気電子工学：臨界電流密度(J_C) ／X線回折を含む研究件

【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(T_C) (他11件)

【概要】酸化物系超伝導材料の実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では臨界温度T_Cが90K級のYBa_2Cu_3O_<7-X>系超伝導材料について、まず酸化銀添加の焼結性及び超伝導特性への影響を調べるため、焼結体の臨界温度Tc・臨界電流密度Jcの測定、及び密度変化・組織観察及びX線回折試験等を行った。つぎに超伝...

【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(Tc) (他10件)

【概要】酸化物系超伝導材料のうち臨界温度Tcが90K級のY-Ba-Cu-O系超伝導材料は、最も一般的であり実用化が期待されている。実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では、まずセラミック高温超伝導体を作製し、得られた超伝導体同士の拡散接合を行った。接合継手に対し、せん断強度試験・組織観察及びX線回折試験等を行った。また示差...

【工学】建築学：高温／X線回折を含む研究件

【キーワード】準結晶 / フェイゾン / 高温 / X線回折 / ランダムフェイゾンモデル (他8件)

【概要】準結晶の基本構造である準周期格子は,高次元の周期構造の3次元実空間への射影として記述されるため,準結晶の原子の空間配置には通常の格子振動の自由度(フォノン自由度)のほかに,射影する際の直交補空間の位置の揺らぎに関係するフェイゾンの自由度がある.フェイゾン揺らぎによって配置のエントロピーは非常に増大するので,自由エネルギーの減少が可能となる.フェイゾン揺らぎは実空間では原子の平衡位置の生成消滅を引き...

【工学】土木工学：ランドサット／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【工学】土木工学：合成開口レーダ／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【工学】構造・機能材料：金属ガラス／X線回折を含む研究件

【概要】アモルファス金属や金属ガラスなど金属非晶質固体の構造を、特徴的な3種類の基本構造 [P(アモルファス相から晶出する結晶相の構造に似た原子配列を示す多面体) 、I(金属のガラス相を安定化させる充填原子配列を示す20面体的多面体)、W(I、P 以外の原子配列を示す多面体)] に分割し、系統的に調べ整理する「基本構造(P、I、W)の概念」によって、ガラス相の構造安定化の機構、緩和、ガラス転移、粘性(フラ...

【工学】構造・機能材料：アモルファス半導体／X線回折を含む研究件

【概要】1.低温高圧X線用クライオスタットの製作:ヘリウムガス駆動式の圧力可変のダイヤモンドアンビル型超高圧装置を組み込める液体ヘリウムクライオスタットを製作し, 温度10-300K, 圧力0-20GPaでのX線回折実験を行った. 2.低温高圧下のリンのX線回折実験:黒リンは圧力下で斜方晶から菱面体晶, そして, 単純立法晶に相転移する. 単純立法晶は超伝導を示すが, その転移温度は温度圧力平面上での加圧...

【工学】構造・機能材料：欠陥／X線回折を含む研究件

【概要】チタン酸バリウム(BaTiO3)微粒子の表面は粒子内部と異なる構造を持ち,粒子径が小さくなった場合には表面の効果によって誘電率が大きく変化する.粒子構造や誘電率は,欠陥濃度や化学組成に依存し,表面立方晶層が厚い微粒子ほど誘電率が低いことが明らかになった. 強誘電体微粒子の誘電率における欠陥や不純物の効果は,粒子構造によって理解できることが本研究によって明らかとなった. ...

【工学】構造・機能材料：靱性(じん性) ／X線回折を含む研究件

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【工学】構造・機能材料：状態図／X線回折を含む研究件

【概要】アモルファス金属や金属ガラスなど金属非晶質固体の構造を、特徴的な3種類の基本構造 [P(アモルファス相から晶出する結晶相の構造に似た原子配列を示す多面体) 、I(金属のガラス相を安定化させる充填原子配列を示す20面体的多面体)、W(I、P 以外の原子配列を示す多面体)] に分割し、系統的に調べ整理する「基本構造(P、I、W)の概念」によって、ガラス相の構造安定化の機構、緩和、ガラス転移、粘性(フラ...

【工学】構造・機能材料：チタン酸バリウム／X線回折を含む研究件

【概要】チタン酸バリウム(BaTiO3)微粒子の表面は粒子内部と異なる構造を持ち,粒子径が小さくなった場合には表面の効果によって誘電率が大きく変化する.粒子構造や誘電率は,欠陥濃度や化学組成に依存し,表面立方晶層が厚い微粒子ほど誘電率が低いことが明らかになった. 強誘電体微粒子の誘電率における欠陥や不純物の効果は,粒子構造によって理解できることが本研究によって明らかとなった. ...

【工学】構造・機能材料：相変態／X線回折を含む研究件

【概要】アモルファス金属や金属ガラスなど金属非晶質固体の構造を、特徴的な3種類の基本構造 [P(アモルファス相から晶出する結晶相の構造に似た原子配列を示す多面体) 、I(金属のガラス相を安定化させる充填原子配列を示す20面体的多面体)、W(I、P 以外の原子配列を示す多面体)] に分割し、系統的に調べ整理する「基本構造(P、I、W)の概念」によって、ガラス相の構造安定化の機構、緩和、ガラス転移、粘性(フラ...

【工学】構造・機能材料：ドーピング／X線回折を含む研究件

【キーワード】マルチフェーズ構造 / ZnCdS / 分子線エピタキシー / 六方晶 / 立方晶 (他8件)

【概要】マルチフェーズエピタキシ技術の構築を目的として研究を遂行し、実験的および理論的アプローチを行なった。特に実験に関しては汎用の基板材料として用いられることの多いGaAsに格子整合が可能なZnCdSの結晶成長とその結晶性の制御と結晶性の詳細な解析を行った。さらに材料系の選択肢を増やすため,新しい結晶材料に注目し、基板材料との格子整合性や禁制帯幅などの基礎的性質の解析を進めた。その結果、 1.GaAs...

【工学】構造・機能材料：多孔体／X線回折を含む研究件

【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...

【工学】構造・機能材料：延性／X線回折を含む研究件

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【工学】構造・機能材料：電荷整列／X線回折を含む研究件

【概要】磁場誘起結晶相転移を引き起こす様々な物質のうち、まず希土類金属をとりあげ、Dy,Ho及びErの磁場誘起相転移を調べた。 (1) Dyのヘリカル領域のc軸格子定数の磁場依存を測定し、ヘリックスからファン磁気構造への転移を調べた。その結果、低温側ではc軸格子定数が不連続、即ち1次相転移であるのに対し、ネール温度近傍では2次相転移に変化することがわかった。また、ヘリカル領域では結晶格子の変調構造が見いだ...

【工学】構造・機能材料：電子回折／X線回折を含む研究件

【概要】分子の幾何学的構造をフェムト秒の時間分解能で決定できるレーザーアシステッド電子回折（ＬＡＥＤ）法を開発するとともに、光ドレスト原子形成の効果がＬＡＥＤ信号の角度分布に顕著に現れることを初めて実験的に示した。時間分解気相X線回折計測を目的として、X線回折計測装置を開発し、SPring-8の放射光を用いて広い散乱角にわたる気体分子試料のX線回折像を観測した。これにより、XFELによる時間分解X線回折計...

【工学】構造・機能材料：構造緩和／X線回折を含む研究件

【概要】アモルファス金属や金属ガラスなど金属非晶質固体の構造を、特徴的な3種類の基本構造 [P(アモルファス相から晶出する結晶相の構造に似た原子配列を示す多面体) 、I(金属のガラス相を安定化させる充填原子配列を示す20面体的多面体)、W(I、P 以外の原子配列を示す多面体)] に分割し、系統的に調べ整理する「基本構造(P、I、W)の概念」によって、ガラス相の構造安定化の機構、緩和、ガラス転移、粘性(フラ...

【工学】構造・機能材料：構造相転移／X線回折を含む研究件

【概要】固体酸素の磁場ー温度（B-T）相図を決定した。これまで未解明であった、αーβ、βーγ相境界は磁気熱量効果によって初めて決定できた。さらに、強磁場θ相と、γ相、β相の三重点も決定した。また、ファイバーブラッググレーティングを用いて磁歪測定手法を開発し、LaCoO3のスピン状態転移を磁場誘起構造相転移として初めて観測した。この手法はカゴメ格子の１つであるボルボサイトにも適用した。有機スピンラダー物質の...

【工学】構造・機能材料：有機結晶／X線回折を含む研究件

【概要】本総合研究は平成4・5年の2年間にわたり行われた。平成4年10月及び平成5年12月に東京において研究発表会を開催した。5課題についてX線回析、固体NMR、熱測定、誘電緩和、ESR、光分光など種々の研究手段を用いて総合的に研究し、有機結晶中の分子の相転移機構、分子の協同的動的挙動、固相反応のメカニズムなど、原子レベルのミクロな構造化学に立脚したダイナミクスについて多くの研究成果が得られた。 1.固相...

【工学】構造・機能材料：強誘電体／X線回折を含む研究件

【概要】チタン酸バリウム(BaTiO3)微粒子の表面は粒子内部と異なる構造を持ち,粒子径が小さくなった場合には表面の効果によって誘電率が大きく変化する.粒子構造や誘電率は,欠陥濃度や化学組成に依存し,表面立方晶層が厚い微粒子ほど誘電率が低いことが明らかになった. 強誘電体微粒子の誘電率における欠陥や不純物の効果は,粒子構造によって理解できることが本研究によって明らかとなった. ...

【工学】構造・機能材料：サイズ効果／X線回折を含む研究件

【概要】チタン酸バリウム(BaTiO3)微粒子の表面は粒子内部と異なる構造を持ち,粒子径が小さくなった場合には表面の効果によって誘電率が大きく変化する.粒子構造や誘電率は,欠陥濃度や化学組成に依存し,表面立方晶層が厚い微粒子ほど誘電率が低いことが明らかになった. 強誘電体微粒子の誘電率における欠陥や不純物の効果は,粒子構造によって理解できることが本研究によって明らかとなった. ...

【工学】構造・機能材料：局所構造／X線回折を含む研究件

【概要】アモルファス金属や金属ガラスなど金属非晶質固体の構造を、特徴的な3種類の基本構造 [P(アモルファス相から晶出する結晶相の構造に似た原子配列を示す多面体) 、I(金属のガラス相を安定化させる充填原子配列を示す20面体的多面体)、W(I、P 以外の原子配列を示す多面体)] に分割し、系統的に調べ整理する「基本構造(P、I、W)の概念」によって、ガラス相の構造安定化の機構、緩和、ガラス転移、粘性(フラ...

【工学】構造・機能材料：単結晶／X線回折を含む研究件

【概要】NaN_3とフラックスの金属ナトリウムおよびガリウムをステンレススチールチューブ内に封入し,650-840℃で72-300時間加熱することにより,六方晶ウルツ型構造の窒化ガリウムの単結晶を作製した.840℃では24時間以内に窒化ガリウムの生成反応が終了した.これより低温では,ガリウム-ナトリウム系の金属間化合物が得られ,この上を窒化ガリウムの層が覆っていた.これらの条件では,窒化ガリウムの生成によ...

【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...

【工学】移動現象および単位操作：分離膜／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

【工学】総合工学：レーザー加工／X線回折を含む研究件

【研究代表者】JUODKAZIS Saulius 北海道大学, 電子科学研究所, 准教授 (80332823)

【キーワード】相転移 / レーザーナノ / マイクロ加工 / サファイア / シリカガラス(アモルファス・結晶性) (他10件)

【概要】本年度も引き続き、フェムト秒レーザーパルスをサファイアなどの固体結晶内部に集光照射することで生じるマイクロ衝撃波によって形成される細孔及びその周囲の結晶構造変化の形成メカニズムに関する研究を行った。解析する試料として、これまでの行った研究と比較して改質領域の大きい細孔構造を基板全体に作製し、直径数10μmサイズの円筒形状の改質部位をサンプル全体に1.5-2.5μm間隔で得た。これらの作製した改質領...

【工学】総合工学：フェムト秒レーザー／X線回折を含む研究件

【研究代表者】弘中陽一郎大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 特任研究員 (20293061)

【キーワード】光学フォノン / 時間分解計測 / x線回折 / フェムト秒レーザー / フェムト秒 (他12件)

【概要】本研究では、フェムト秒のパルスX線源をもちいて、結晶中のフォノンを時間分解X線回折法を用いて測定することによって、ラマン散乱や中性子散乱などの非弾性散乱法と異なり、格子のダイナミクスの、より直接的な構造的解釈が可能になった。パルスX線源を新たに改良し、3次元的なフォノンの緩和状態を計測するための手法を考案し、フォノン計測としてのx線回折法の予備実験にも成功した。 ...

【キーワード】時間分解X線回折 / フェムト秒レーザー / パルスX線 / ポンプ・プローブ法 / ダイナミクス (他13件)

【概要】本研究では、フェムト秒ハイパワーレーザーを用いたポンプ・プローブ型ピコ秒時間分解パルスX線回折法を幾つかの温度・圧力誘起相転移物質に応用し、その相転移過程の結晶ひずみ変化と結晶構造変化をピコ秒時間分解で追跡することにより、結晶構造相転移のダイナミクスに対して新しい知見を加え、相転移モデルの構築を試みることを目的として研究を行った。フェムト秒レーザー光を真空チャンバー内で銅円盤に集光してX線を発生さ...

【工学】総合工学：シリコン／X線回折を含む研究件

【キーワード】時間分解X線回折 / フェムト秒レーザー / パルスX線 / ポンプ・プローブ法 / ダイナミクス (他13件)

【概要】本研究では、フェムト秒ハイパワーレーザーを用いたポンプ・プローブ型ピコ秒時間分解パルスX線回折法を幾つかの温度・圧力誘起相転移物質に応用し、その相転移過程の結晶ひずみ変化と結晶構造変化をピコ秒時間分解で追跡することにより、結晶構造相転移のダイナミクスに対して新しい知見を加え、相転移モデルの構築を試みることを目的として研究を行った。フェムト秒レーザー光を真空チャンバー内で銅円盤に集光してX線を発生さ...

【工学】総合工学：量子井戸／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】総合工学：フェムト秒／X線回折を含む研究件

【研究代表者】弘中陽一郎大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 特任研究員 (20293061)

【キーワード】光学フォノン / 時間分解計測 / x線回折 / フェムト秒レーザー / フェムト秒 (他12件)

【概要】本研究では、フェムト秒のパルスX線源をもちいて、結晶中のフォノンを時間分解X線回折法を用いて測定することによって、ラマン散乱や中性子散乱などの非弾性散乱法と異なり、格子のダイナミクスの、より直接的な構造的解釈が可能になった。パルスX線源を新たに改良し、3次元的なフォノンの緩和状態を計測するための手法を考案し、フォノン計測としてのx線回折法の予備実験にも成功した。 ...

【工学】総合工学：拡散／X線回折を含む研究件

【概要】アモルファス金属や金属ガラスなど金属非晶質固体の構造を、特徴的な3種類の基本構造 [P(アモルファス相から晶出する結晶相の構造に似た原子配列を示す多面体) 、I(金属のガラス相を安定化させる充填原子配列を示す20面体的多面体)、W(I、P 以外の原子配列を示す多面体)] に分割し、系統的に調べ整理する「基本構造(P、I、W)の概念」によって、ガラス相の構造安定化の機構、緩和、ガラス転移、粘性(フラ...

【工学】総合工学：スピン／X線回折を含む研究件

【概要】固体酸素の磁場ー温度（B-T）相図を決定した。これまで未解明であった、αーβ、βーγ相境界は磁気熱量効果によって初めて決定できた。さらに、強磁場θ相と、γ相、β相の三重点も決定した。また、ファイバーブラッググレーティングを用いて磁歪測定手法を開発し、LaCoO3のスピン状態転移を磁場誘起構造相転移として初めて観測した。この手法はカゴメ格子の１つであるボルボサイトにも適用した。有機スピンラダー物質の...

【工学】総合工学：チタン合金／X線回折を含む研究件

【キーワード】生体活性材料 / チタン合金 / 生体適合性評価 / ハイドロキシアパタイト / FTIR分析 (他10件)

【概要】(1)人工歯根膜用有機-無機ハイブリッド材料の作製:無機溶媒であるポシリラザンに対して,軟質のシリコン樹脂粉末を混入させた溶液を,スピンコーターによりチタン合金の基材に被覆した.その際,両者の混合比は重量比で1:1とする.なお,必要に応じて混合比は系統的に変化させた.コーティングはスピンコーターを用いて行った.その際,回転数は2000rpmとし5mgを滴下した後20秒間回転させた.その後,湿度と温...

【工学】総合工学：半導体／X線回折を含む研究件

【概要】放射光を用いて、低温高圧下でのX線回折実験を行い、圧力および温度を変化させたときの相転移について調べた。低圧結晶相から高圧結晶相への転移およびその逆の転移の他に、高圧結晶相からアモルファス相への転移が起こることを見出した。また、これらの転移の温度-圧力平面での経路依存性を調べた。 GaSbの高圧相は90Kの低温で減圧すると、低圧までクエンチされる。この高圧相は1GPa以下で昇温したときアモルファス...

【工学】総合工学：液体金属／X線回折を含む研究件

❏共有結合性とイオン性をもつ液体金属の構造の圧力変化(13640372)

【研究期間】2001 - 2003

【キーワード】液体金属 / 高圧力 / 放射光 / 構造 / X線回折

【概要】液体に圧力を加えて体積を減少させると、原子間の距離が縮まり、相互作用が変化する。とくに、相互作用に共有結合性をもつ液体金属では、相互作用の距離依存性が著しい。そこで、本研究では種々のイオン性を持つIII-V化合物、II-V化合物について液体の構造の圧力変化を調べ、結合のイオン性が液体の構造の圧力変化に及ぼす効果を調べることを目的とした。放射光を用いた高圧力下高温X線回折実験により、共有結合性とイ...

【工学】総合工学：時間分解X線回折／X線回折を含む研究件

【キーワード】時間分解X線回折 / フェムト秒レーザー / パルスX線 / ポンプ・プローブ法 / ダイナミクス (他13件)

【概要】本研究では、フェムト秒ハイパワーレーザーを用いたポンプ・プローブ型ピコ秒時間分解パルスX線回折法を幾つかの温度・圧力誘起相転移物質に応用し、その相転移過程の結晶ひずみ変化と結晶構造変化をピコ秒時間分解で追跡することにより、結晶構造相転移のダイナミクスに対して新しい知見を加え、相転移モデルの構築を試みることを目的として研究を行った。フェムト秒レーザー光を真空チャンバー内で銅円盤に集光してX線を発生さ...

【工学】総合工学：多重量子井戸／X線回折を含む研究件

【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)

【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...

【工学】総合工学：電子顕微鏡／X線回折を含む研究件

【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...

【工学】総合工学：化合物半導体／X線回折を含む研究件

【概要】放射光を用いて、低温高圧下でのX線回折実験を行い、圧力および温度を変化させたときの相転移について調べた。低圧結晶相から高圧結晶相への転移およびその逆の転移の他に、高圧結晶相からアモルファス相への転移が起こることを見出した。また、これらの転移の温度-圧力平面での経路依存性を調べた。 GaSbの高圧相は90Kの低温で減圧すると、低圧までクエンチされる。この高圧相は1GPa以下で昇温したときアモルファス...

【工学】総合工学：界面／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

【キーワード】半導体超格子 / 界面 / X線回折 / X線異常散乱 / ガリウム・ヒソ@アルミニウム・ヒソ (他7件)

【概要】MBE法により、(GaAs6層/AlAs2層)120周期の超格子結晶試料を、AlAs/GaAs界面で60秒、GaAs/AlAs界面で30秒の成長中断時間を入れたものおよび全く入れないものの2種類作成した。これらの試料について、高エネルギ-研究所放射光施設の精密4軸X線回析測定装置を用いて、構成元素のGa、Asの吸収端の近傍のX線数ヵ所で、GaAsの(200)および(400)近傍に現われるX線超格...

【工学】総合工学：応力緩和／X線回折を含む研究件

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【工学】総合工学：電解質水溶液／X線回折を含む研究件

【キーワード】エアロゾル / 溶液構造 / Ｘ線回折 / レーザー捕捉法 / 水和イオン (他18件)

【概要】レーザー光(532 nm)を対物レンズの焦点位置で空中静止させた数十ミクロンサイズのエアロゾル液滴に、シンクロトロン放射光を照射するX線回折装置を開発した。Ｘ線回折実験から得られた一次元の構造因子を用いて二体ポテンシャルを修正するEPSR(Empirical Potential Structure Refinement)モデリングにより、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグ...

【工学】総合工学：液体／X線回折を含む研究件

【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...

【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、１...

【概要】本研究は、液体の構造と電気的性質の圧力変化を、種々の結合をもつ液体金属・半導体について系統的に調べ、圧力誘起の相転移の様相が結晶とどのように違うのか、転移後の構造がどのように異なるのか、また転移に伴って物性がどのように変化するかを調べることを目的とし、高圧力下の実験を行った。 X線回折実験は、放射光とマルチアンビル型高圧力発生装置を用いてエネルギー分散法により行った.液体AgIにおいて加圧による構...

【工学】総合工学：マイクロ加工／X線回折を含む研究件

【研究代表者】JUODKAZIS Saulius 北海道大学, 電子科学研究所, 准教授 (80332823)

【キーワード】相転移 / レーザーナノ / マイクロ加工 / サファイア / シリカガラス(アモルファス・結晶性) (他10件)

【概要】本年度も引き続き、フェムト秒レーザーパルスをサファイアなどの固体結晶内部に集光照射することで生じるマイクロ衝撃波によって形成される細孔及びその周囲の結晶構造変化の形成メカニズムに関する研究を行った。解析する試料として、これまでの行った研究と比較して改質領域の大きい細孔構造を基板全体に作製し、直径数10μmサイズの円筒形状の改質部位をサンプル全体に1.5-2.5μm間隔で得た。これらの作製した改質領...

【工学】総合工学：真空蒸着／X線回折を含む研究件

【キーワード】金粒子 / 真空蒸着 / 多重双晶粒子(MTP) / MTPミセル / 有機金属ミセル (他16件)

【概要】我々は先ず、多重双晶粒子(MTP)を成長させるための真空装置を作製した。これを用いて、球形のガラス容器を350°Cに加熱し、この表面に最初にNaClを1500A蒸着した。この表面にさらにAu(〜100A)とNaCl(〜1000A)を交互に蒸着し、NaCl蒸着膜中に埋め込まれたAu粒子を作製した。この容器にチオール水溶液(今回はメルカプトプロピオン酸を使用、濃度は10^<13>mol/1...

【工学】総合工学：比熱／X線回折を含む研究件

【概要】磁場誘起結晶相転移を引き起こす様々な物質のうち、まず希土類金属をとりあげ、Dy,Ho及びErの磁場誘起相転移を調べた。 (1) Dyのヘリカル領域のc軸格子定数の磁場依存を測定し、ヘリックスからファン磁気構造への転移を調べた。その結果、低温側ではc軸格子定数が不連続、即ち1次相転移であるのに対し、ネール温度近傍では2次相転移に変化することがわかった。また、ヘリカル領域では結晶格子の変調構造が見いだ...

【工学】総合工学：透過型電子顕微鏡(TEM) ／X線回折を含む研究件

【キーワード】金粒子 / 真空蒸着 / 多重双晶粒子(MTP) / MTPミセル / 有機金属ミセル (他16件)

【概要】我々は先ず、多重双晶粒子(MTP)を成長させるための真空装置を作製した。これを用いて、球形のガラス容器を350°Cに加熱し、この表面に最初にNaClを1500A蒸着した。この表面にさらにAu(〜100A)とNaCl(〜1000A)を交互に蒸着し、NaCl蒸着膜中に埋め込まれたAu粒子を作製した。この容器にチオール水溶液(今回はメルカプトプロピオン酸を使用、濃度は10^<13>mol/1...

【工学】総合工学：金属酸化物／X線回折を含む研究件

【キーワード】金属酸化物 / X線回折 / 中性子回折 / 結晶構造解析 / 電子密度解析 (他6件)

【概要】本研究では、原子サイズに注目した構造設計により新規構造型に属する金属酸化物材料を開発することに成功した。放射光、中性子回折データに基づく結晶構造解析、および密度汎関数理論による電子密度の解析によって、その新しい結晶構造を明らかにした。得られた構造は、ペロブスカイト関連構造であることがわかり、既存のペロブスカイト関連構造とは大きく異なる構造的な特徴を持っていることが明らかとなった。 ...

【工学】総合工学：熱処理／X線回折を含む研究件

【概要】ポリ乳酸は主鎖に不斉炭素を含み,L体とD体に分類できる.一般の生体由来のポリ乳酸は主にL体で構成されているが,L体の分子鎖とD体の分子鎖を等量混合したラセミ体からは,両分子鎖が対をなしたステレオコンプレックス(SC)晶が形成されることが知られている.ここで驚くべきことは,このSC晶の融点が230℃とα晶の融点より60℃程度高いことである.従って,ポリ乳酸繊維にSC晶を形成させれば,著しい高耐熱化が...

【工学】総合工学：粘弾性／X線回折を含む研究件

【概要】アモルファス金属や金属ガラスなど金属非晶質固体の構造を、特徴的な3種類の基本構造 [P(アモルファス相から晶出する結晶相の構造に似た原子配列を示す多面体) 、I(金属のガラス相を安定化させる充填原子配列を示す20面体的多面体)、W(I、P 以外の原子配列を示す多面体)] に分割し、系統的に調べ整理する「基本構造(P、I、W)の概念」によって、ガラス相の構造安定化の機構、緩和、ガラス転移、粘性(フラ...

【工学】総合工学：吸着／X線回折を含む研究件

【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...

【工学】総合工学：ナノ粒子／X線回折を含む研究件

【概要】チタン酸バリウム(BaTiO3)微粒子の表面は粒子内部と異なる構造を持ち,粒子径が小さくなった場合には表面の効果によって誘電率が大きく変化する.粒子構造や誘電率は,欠陥濃度や化学組成に依存し,表面立方晶層が厚い微粒子ほど誘電率が低いことが明らかになった. 強誘電体微粒子の誘電率における欠陥や不純物の効果は,粒子構造によって理解できることが本研究によって明らかとなった. ...

【工学】総合工学：結晶成長／X線回折を含む研究件

【概要】NaN_3とフラックスの金属ナトリウムおよびガリウムをステンレススチールチューブ内に封入し,650-840℃で72-300時間加熱することにより,六方晶ウルツ型構造の窒化ガリウムの単結晶を作製した.840℃では24時間以内に窒化ガリウムの生成反応が終了した.これより低温では,ガリウム-ナトリウム系の金属間化合物が得られ,この上を窒化ガリウムの層が覆っていた.これらの条件では,窒化ガリウムの生成によ...

【工学】総合工学：物理探査／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【工学】総合工学：リモートセンシング／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【工学】総合工学：複合材料・物性／X線回折を含む研究件

【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...

【工学】総合工学：力学的特性／X線回折を含む研究件

【概要】ポリ乳酸は主鎖に不斉炭素を含み,L体とD体に分類できる.一般の生体由来のポリ乳酸は主にL体で構成されているが,L体の分子鎖とD体の分子鎖を等量混合したラセミ体からは,両分子鎖が対をなしたステレオコンプレックス(SC)晶が形成されることが知られている.ここで驚くべきことは,このSC晶の融点が230℃とα晶の融点より60℃程度高いことである.従って,ポリ乳酸繊維にSC晶を形成させれば,著しい高耐熱化が...

【工学】総合工学：接着／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

【工学】総合工学：セラミクス／X線回折を含む研究件

【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(T_C) (他11件)

【概要】酸化物系超伝導材料の実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では臨界温度T_Cが90K級のYBa_2Cu_3O_<7-X>系超伝導材料について、まず酸化銀添加の焼結性及び超伝導特性への影響を調べるため、焼結体の臨界温度Tc・臨界電流密度Jcの測定、及び密度変化・組織観察及びX線回折試験等を行った。つぎに超伝...

【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(Tc) (他10件)

【概要】酸化物系超伝導材料のうち臨界温度Tcが90K級のY-Ba-Cu-O系超伝導材料は、最も一般的であり実用化が期待されている。実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では、まずセラミック高温超伝導体を作製し、得られた超伝導体同士の拡散接合を行った。接合継手に対し、せん断強度試験・組織観察及びX線回折試験等を行った。また示差...

【工学】総合工学：その場観察／X線回折を含む研究件

【キーワード】細孔性ネットワーク錯体 / 結晶相反応 / その場観察 / X線回折 / イミン (他8件)

【概要】多孔性の高分子錯体であるネジトワーク錯体は、高い柔軟性を持つことから、しばしば結晶性を維持したまま、その細孔内ヘゲスト分子を包接することが可能である。本研究では新たにネットワーク錯体の細孔内での化学反応の検討を行った。結晶相で反応を行うことで、反応前後の基質の構造変化を単結晶X線構造解析によって直接観察することできる。構造解析から得られる情報は、反応の機構や選択性に関する知見を与えることから、この...

【工学】総合工学：ダイナミクス／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【キーワード】エアロゾル / 溶液構造 / Ｘ線回折 / レーザー捕捉法 / 水和イオン (他18件)

【概要】レーザー光(532 nm)を対物レンズの焦点位置で空中静止させた数十ミクロンサイズのエアロゾル液滴に、シンクロトロン放射光を照射するX線回折装置を開発した。Ｘ線回折実験から得られた一次元の構造因子を用いて二体ポテンシャルを修正するEPSR(Empirical Potential Structure Refinement)モデリングにより、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグ...

【工学】総合工学：薄膜／X線回折を含む研究件

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【工学】総合工学：希土類金属／X線回折を含む研究件

【キーワード】遍歴電子磁性 / 磁気相転移 / 磁気相図 / X線回折 / 磁気弾性効果 (他13件)

【概要】主として遍歴電子メタ磁性体の磁気弾性効果を磁場中X線回折および磁化測定によって調べ、我々の研究室において過去に行われた局在電子系の物質(希土類金属)に対する実験の結果と比較して、遍歴電子系特有の磁気弾性効果を調べた: 1,ラーベス相化合物Lu(CoGa)_2系は典型的な遍歴電子系でメタ磁性転移を示す物質として知られているが、この系の磁気体積効果を調べた。化合物が自発磁化を持ち始める組成領域では、結...

【概要】磁場誘起結晶相転移を引き起こす様々な物質のうち、まず希土類金属をとりあげ、Dy,Ho及びErの磁場誘起相転移を調べた。 (1) Dyのヘリカル領域のc軸格子定数の磁場依存を測定し、ヘリックスからファン磁気構造への転移を調べた。その結果、低温側ではc軸格子定数が不連続、即ち1次相転移であるのに対し、ネール温度近傍では2次相転移に変化することがわかった。また、ヘリカル領域では結晶格子の変調構造が見いだ...

【工学】総合工学：ナノ材料／X線回折を含む研究件

【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...

【工学】総合工学：構造解析／X線回折を含む研究件

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、１...

【概要】アモルファス金属や金属ガラスなど金属非晶質固体の構造を、特徴的な3種類の基本構造 [P(アモルファス相から晶出する結晶相の構造に似た原子配列を示す多面体) 、I(金属のガラス相を安定化させる充填原子配列を示す20面体的多面体)、W(I、P 以外の原子配列を示す多面体)] に分割し、系統的に調べ整理する「基本構造(P、I、W)の概念」によって、ガラス相の構造安定化の機構、緩和、ガラス転移、粘性(フラ...

【総合生物】生体分子化学：チトクロム酸化酵素／X線回折を含む研究件

【概要】生体超分子複合体の結晶はその単位格子が通常のタンパク質に比べて、1桁ないし2桁大きいために、回析強度データ収集にさまざまな問題点が生じてくる。この研究では、大きな格子定数を持つ生体超分子複合体結晶の回析強度データ収集法を確立するために研究を行った。格子定数が大きくなることによって生じる問題は、回析斑点間の距離が狭くなり、その分離が困難になることと、回析強度が弱くなるために精密な強度データを得るこ...

【総合生物】生体分子化学：X線構造解析／X線回折を含む研究件

【キーワード】マイクロ化学チップ / 拡張ナノ空間 / 溶液物性 / X線構造解析 / 拡張ナノ流路 (他9件)

【概要】数100nmの空間の水の物性はバルクとは異なることがわかり、非常に注目を集めている。そこで本研究では、この空間の水の構造を明らかにするために、X線構造解析法を創成することを目的とした。その結果、極微小空間であり測定が極めて困難なこの空間ではじめて信号を得ることに成功した。今後、この空間の液体構造を解析することで、物性発現の機構が明らかになると期待される。 ...

【農学】農業工学：バロニア／X線回折を含む研究件

【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...

【農学】農業工学：バロニアセルロース／X線回折を含む研究件

【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...

【農学】農業工学：結晶変態／X線回折を含む研究件

【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...

【農学】農業工学：セルロース結晶／X線回折を含む研究件

【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...

【農学】農業工学：セルロース誘導体／X線回折を含む研究件

【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...

【農学】農業工学：マーセル化／X線回折を含む研究件

【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...

【農学】農業工学：木材セルロース／X線回折を含む研究件

【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...

【農学】農業工学：バクテリアセルロース／X線回折を含む研究件

【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...

【農学】農業工学：ラミー／X線回折を含む研究件

【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...

【農学】農芸化学：砂漠化／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【農学】生産環境農学：セルロースII ／X線回折を含む研究件

【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...

【農学】生産環境農学：包接／X線回折を含む研究件

❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)

【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)

【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...

【農学】生産環境農学：結晶構造／X線回折を含む研究件

【概要】NaN_3とフラックスの金属ナトリウムおよびガリウムをステンレススチールチューブ内に封入し,650-840℃で72-300時間加熱することにより,六方晶ウルツ型構造の窒化ガリウムの単結晶を作製した.840℃では24時間以内に窒化ガリウムの生成反応が終了した.これより低温では,ガリウム-ナトリウム系の金属間化合物が得られ,この上を窒化ガリウムの層が覆っていた.これらの条件では,窒化ガリウムの生成によ...

【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...

【農学】生産環境農学：固相反応／X線回折を含む研究件

【概要】本総合研究は平成4・5年の2年間にわたり行われた。平成4年10月及び平成5年12月に東京において研究発表会を開催した。5課題についてX線回析、固体NMR、熱測定、誘電緩和、ESR、光分光など種々の研究手段を用いて総合的に研究し、有機結晶中の分子の相転移機構、分子の協同的動的挙動、固相反応のメカニズムなど、原子レベルのミクロな構造化学に立脚したダイナミクスについて多くの研究成果が得られた。 1.固相...

【農学】森林圏科学：衛星画像／X線回折を含む研究件

【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として，乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し，エジプト初期王朝成立前4,200～6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが２度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西２kmにあるゲベル・シーワ山で，ペルシャ期は山体中の宙水を利用，ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...

【農学】森林圏科学：セルロース／X線回折を含む研究件

【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...

【医歯薬学】基礎医学：層構造／X線回折を含む研究件

【キーワード】強誘電性液晶 / 電傾効果 / スメクチックA相 / 電気光学効果 / X線回析 (他8件)

【概要】第1年目の研究結果の1として、電場を印加し電傾効果を生じさせると分子の傾き角ばかりではなく、層の変形も誘起されていることを示唆するデ-タが得られた。当該年度はこのことを明らかにする実験を行った。 1.層がガラス界面と垂直になるように表面処理したセルを組み、透過のジオメトリ-でX線回折実験を行った。分子軸の傾きが誘起されることによって層間隔が変化するが、その変化はそれほど大きくないので、電場無印加時...

【医歯薬学】基礎医学：核／X線回折を含む研究件

【概要】本研究では、レーザー加熱ダイヤモンドアンビルセルを用いて、固体及び液体鉄合金のX線回折測定、X線非弾性散乱測定、電気伝導度測定などを行い、これらの物質の高温高圧下での構造、密度、弾性波速度、電気伝導度、熱伝導度を決定した。得られた密度、弾性波速度測定の結果によると、外核には約８％の軽元素が含まれていることが分かった。また、得られた電気伝導度および熱伝導度から、地球の核はこれまで考えられていたよりも...

【医歯薬学】外科系臨床医学：超分子／X線回折を含む研究件

【概要】本研究では、優れた分子配列能を持つ多孔性結晶metal-macrocycle framework（MMF）を活用して、その細孔内に異種複数のペプチド等の官能基を精密配列することにより、超分子的なアプローチに基づく酵素様構造「超分子酵素」を結晶細孔内に構築することを目的とした。具体的には、(1) MMF細孔内での酸触媒分子の配列によるサイズ特異的な不均一系触媒の開発や、(2) 細孔内のナノ空間特異効...

【医歯薬学】外科系臨床医学：ナノミセル／X線回折を含む研究件

【キーワード】金粒子 / 真空蒸着 / 多重双晶粒子(MTP) / MTPミセル / 有機金属ミセル (他16件)

【概要】我々は先ず、多重双晶粒子(MTP)を成長させるための真空装置を作製した。これを用いて、球形のガラス容器を350°Cに加熱し、この表面に最初にNaClを1500A蒸着した。この表面にさらにAu(〜100A)とNaCl(〜1000A)を交互に蒸着し、NaCl蒸着膜中に埋め込まれたAu粒子を作製した。この容器にチオール水溶液(今回はメルカプトプロピオン酸を使用、濃度は10^<13>mol/1...

【医歯薬学】歯学：ハイドロキシアパタイト／X線回折を含む研究件

【キーワード】生体活性材料 / チタン合金 / 生体適合性評価 / ハイドロキシアパタイト / FTIR分析 (他10件)

【概要】(1)人工歯根膜用有機-無機ハイブリッド材料の作製:無機溶媒であるポシリラザンに対して,軟質のシリコン樹脂粉末を混入させた溶液を,スピンコーターによりチタン合金の基材に被覆した.その際,両者の混合比は重量比で1:1とする.なお,必要に応じて混合比は系統的に変化させた.コーティングはスピンコーターを用いて行った.その際,回転数は2000rpmとし5mgを滴下した後20秒間回転させた.その後,湿度と温...

【医歯薬学】薬学：イミン／X線回折を含む研究件

【キーワード】細孔性ネットワーク錯体 / 結晶相反応 / その場観察 / X線回折 / イミン (他8件)

【概要】多孔性の高分子錯体であるネジトワーク錯体は、高い柔軟性を持つことから、しばしば結晶性を維持したまま、その細孔内ヘゲスト分子を包接することが可能である。本研究では新たにネットワーク錯体の細孔内での化学反応の検討を行った。結晶相で反応を行うことで、反応前後の基質の構造変化を単結晶X線構造解析によって直接観察することできる。構造解析から得られる情報は、反応の機構や選択性に関する知見を与えることから、この...

【医歯薬学】薬学：プロトン移動／X線回折を含む研究件

【概要】本総合研究は平成4・5年の2年間にわたり行われた。平成4年10月及び平成5年12月に東京において研究発表会を開催した。5課題についてX線回析、固体NMR、熱測定、誘電緩和、ESR、光分光など種々の研究手段を用いて総合的に研究し、有機結晶中の分子の相転移機構、分子の協同的動的挙動、固相反応のメカニズムなど、原子レベルのミクロな構造化学に立脚したダイナミクスについて多くの研究成果が得られた。 1.固相...

【医歯薬学】薬学：鉄／X線回折を含む研究件

【概要】本研究では、レーザー加熱ダイヤモンドアンビルセルを用いて、固体及び液体鉄合金のX線回折測定、X線非弾性散乱測定、電気伝導度測定などを行い、これらの物質の高温高圧下での構造、密度、弾性波速度、電気伝導度、熱伝導度を決定した。得られた密度、弾性波速度測定の結果によると、外核には約８％の軽元素が含まれていることが分かった。また、得られた電気伝導度および熱伝導度から、地球の核はこれまで考えられていたよりも...

【医歯薬学】薬学：極性／X線回折を含む研究件

【概要】NaN_3とフラックスの金属ナトリウムおよびガリウムをステンレススチールチューブ内に封入し,650-840℃で72-300時間加熱することにより,六方晶ウルツ型構造の窒化ガリウムの単結晶を作製した.840℃では24時間以内に窒化ガリウムの生成反応が終了した.これより低温では,ガリウム-ナトリウム系の金属間化合物が得られ,この上を窒化ガリウムの層が覆っていた.これらの条件では,窒化ガリウムの生成によ...

【医歯薬学】薬学：核磁気共鳴(NMR) ／X線回折を含む研究件

【キーワード】金粒子 / 真空蒸着 / 多重双晶粒子(MTP) / MTPミセル / 有機金属ミセル (他16件)

【概要】我々は先ず、多重双晶粒子(MTP)を成長させるための真空装置を作製した。これを用いて、球形のガラス容器を350°Cに加熱し、この表面に最初にNaClを1500A蒸着した。この表面にさらにAu(〜100A)とNaCl(〜1000A)を交互に蒸着し、NaCl蒸着膜中に埋め込まれたAu粒子を作製した。この容器にチオール水溶液(今回はメルカプトプロピオン酸を使用、濃度は10^<13>mol/1...

【医歯薬学】薬学：マイクロ化学チップ／X線回折を含む研究件

【キーワード】マイクロ化学チップ / 拡張ナノ空間 / 溶液物性 / X線構造解析 / 拡張ナノ流路 (他9件)

【概要】数100nmの空間の水の物性はバルクとは異なることがわかり、非常に注目を集めている。そこで本研究では、この空間の水の構造を明らかにするために、X線構造解析法を創成することを目的とした。その結果、極微小空間であり測定が極めて困難なこの空間ではじめて信号を得ることに成功した。今後、この空間の液体構造を解析することで、物性発現の機構が明らかになると期待される。 ...

【医歯薬学】薬学：酵素／X線回折を含む研究件

【概要】本研究では、優れた分子配列能を持つ多孔性結晶metal-macrocycle framework（MMF）を活用して、その細孔内に異種複数のペプチド等の官能基を精密配列することにより、超分子的なアプローチに基づく酵素様構造「超分子酵素」を結晶細孔内に構築することを目的とした。具体的には、(1) MMF細孔内での酸触媒分子の配列によるサイズ特異的な不均一系触媒の開発や、(2) 細孔内のナノ空間特異効...

【医歯薬学】薬学：立体構造／X線回折を含む研究件

【概要】生体超分子複合体の結晶はその単位格子が通常のタンパク質に比べて、1桁ないし2桁大きいために、回析強度データ収集にさまざまな問題点が生じてくる。この研究では、大きな格子定数を持つ生体超分子複合体結晶の回析強度データ収集法を確立するために研究を行った。格子定数が大きくなることによって生じる問題は、回析斑点間の距離が狭くなり、その分離が困難になることと、回析強度が弱くなるために精密な強度データを得るこ...

【医歯薬学】薬学：触媒／X線回折を含む研究件

【概要】本研究では、優れた分子配列能を持つ多孔性結晶metal-macrocycle framework（MMF）を活用して、その細孔内に異種複数のペプチド等の官能基を精密配列することにより、超分子的なアプローチに基づく酵素様構造「超分子酵素」を結晶細孔内に構築することを目的とした。具体的には、(1) MMF細孔内での酸触媒分子の配列によるサイズ特異的な不均一系触媒の開発や、(2) 細孔内のナノ空間特異効...

【医歯薬学】薬学：分子設計／X線回折を含む研究件

【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)

【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比（包接率）が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...

【医歯薬学】薬学：ぺプチド／X線回折を含む研究件

【概要】本研究では、優れた分子配列能を持つ多孔性結晶metal-macrocycle framework（MMF）を活用して、その細孔内に異種複数のペプチド等の官能基を精密配列することにより、超分子的なアプローチに基づく酵素様構造「超分子酵素」を結晶細孔内に構築することを目的とした。具体的には、(1) MMF細孔内での酸触媒分子の配列によるサイズ特異的な不均一系触媒の開発や、(2) 細孔内のナノ空間特異効...

【医歯薬学】薬学：タンパク質／X線回折を含む研究件

【概要】大強度X線の利用が可能な大型放射光ビームラインでは、100Kにおいてさえ放射線損傷が生じることが明らかとなってきた。この現象は、10^<12>〜10^<13>photon/秒にもおよぶ大強度X線によってガラス状に凍結された水が部分的に溶解し、発生したラジカルが拡散している可能性を強く示唆するものであった。この現象に立ち向かうには更に低い温度での回折実験が有効であることが低温...

【概要】生体超分子複合体の結晶はその単位格子が通常のタンパク質に比べて、1桁ないし2桁大きいために、回析強度データ収集にさまざまな問題点が生じてくる。この研究では、大きな格子定数を持つ生体超分子複合体結晶の回析強度データ収集法を確立するために研究を行った。格子定数が大きくなることによって生じる問題は、回析斑点間の距離が狭くなり、その分離が困難になることと、回析強度が弱くなるために精密な強度データを得るこ...

【医歯薬学】薬学：構造生物学／X線回折を含む研究件

【概要】大強度X線の利用が可能な大型放射光ビームラインでは、100Kにおいてさえ放射線損傷が生じることが明らかとなってきた。この現象は、10^<12>〜10^<13>photon/秒にもおよぶ大強度X線によってガラス状に凍結された水が部分的に溶解し、発生したラジカルが拡散している可能性を強く示唆するものであった。この現象に立ち向かうには更に低い温度での回折実験が有効であることが低温...

【医歯薬学】看護学：構造／X線回折を含む研究件

【キーワード】マイクロ化学チップ / 拡張ナノ空間 / 溶液物性 / X線構造解析 / 拡張ナノ流路 (他9件)

【概要】数100nmの空間の水の物性はバルクとは異なることがわかり、非常に注目を集めている。そこで本研究では、この空間の水の構造を明らかにするために、X線構造解析法を創成することを目的とした。その結果、極微小空間であり測定が極めて困難なこの空間ではじめて信号を得ることに成功した。今後、この空間の液体構造を解析することで、物性発現の機構が明らかになると期待される。 ...

【概要】低温蒸着実験を可能にするため、研究室既設の断熱型熱量計とX線回折用装置の改造および精密蒸着ラインの製作を行った。過去に熱容量が測られた分子ガラスの中で最も単純な構造をもつ四塩化炭素、プロペン、プロパンの熱容量を測定し、顕著な低温過剰熱容量とガラス転移を観測した。同試料の中性子非弾性散乱から、低温過剰熱容量がアモルファス特有のボゾンピークによることを示した。水、メタノール、1-ペンテンの蒸着ガラスの...