レーザー加熱ダイヤモンドアンビルセルを用いた内核・外核物質の密度測定
【研究分野】岩石・鉱物・鉱床学
【研究キーワード】
核 / 密度 / 状態方程式 / 鉄 / 地球中心核 / 液体鉄 / X線非弾性散乱 / X線回折 / 放射光
【研究成果の概要】
本研究では、レーザー加熱ダイヤモンドアンビルセルを用いて、固体及び液体鉄合金のX線回折測定、X線非弾性散乱測定、電気伝導度測定などを行い、これらの物質の高温高圧下での構造、密度、弾性波速度、電気伝導度、熱伝導度を決定した。得られた密度、弾性波速度測定の結果によると、外核には約8%の軽元素が含まれていることが分かった。また、得られた電気伝導度および熱伝導度から、地球の核はこれまで考えられていたよりも急速に冷却していることが分かった。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)