強誘電体ナノ粒子における粒子構造と誘電率
【研究分野】無機材料・物性
【研究キーワード】
強誘電体 / サイズ効果 / ナノ粒子 / 誘電率測定 / 粒子構造 / X線回折 / チタン酸バリウム / 欠陥
【研究成果の概要】
チタン酸バリウム(BaTiO3)微粒子の表面は粒子内部と異なる構造を持ち,粒子径が小さくなった場合には表面の効果によって誘電率が大きく変化する.粒子構造や誘電率は,欠陥濃度や化学組成に依存し,表面立方晶層が厚い微粒子ほど誘電率が低いことが明らかになった. 強誘電体微粒子の誘電率における欠陥や不純物の効果は,粒子構造によって理解できることが本研究によって明らかとなった.
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【配分額】3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)