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研究分野別サイレントキーワード
「炭素循環」サイレントキーワードを含む研究
【環境学】環境解析学:陸域生態系炭素循環を含む研究件
❏窒素動態を取り入れた陸域生態系CO2収支の高精度評価手法の開発(23310015)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】三枝 信子 独立行政法人国立環境研究所, 地球環境研究センター, 副研究センター長 (00251017)
【キーワード】陸域生態系 / 気候変化 / 炭素循環 / 窒素循環 / 生態系モデル (他10件)
【概要】温度環境や窒素負荷量の変化に対する日本の森林の応答を明らかにするための野外操作実験と、日本およびアジアにおけるCO2フラックスの多点観測データの解析に基づき、炭素・窒素収支の環境要因依存性に関する生態系間比較を行い、窒素動態を考慮した生態系の機能・構造とCO2収支の高精度把握を行った。一方、衛星データ重視型の陸域生態系モデルを用いて窒素動態を表すプロセスを高度化し、複数の地上観測サイトで測定された...
❏各種陸上生態系における炭素・水・熱フラックスの相互関係の微気象生態学的解析(13308027)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】及川 武久 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (70011682)
【キーワード】フラックス観測 / 渦相関法 / 陸域生態系 / 炭素循環 / 物質循環特性 (他16件)
【概要】本研究は日本列島を中心として炭素循環の課題に下記の3つの分担課題を立ち上げて,森林や草原などの陸上生態系を対象として、これらの生態系が大気との間で大規模に行っている二酸化炭素、水、熱の交換の実態を実験的に明らかにする(分担課題1)とともに、それを支配している各種要因を植物生理学、生態学、微気象学的に解析する(分担課題2)ことを目指す。さらには個々に得られた結果を数学モデルの形で定式化し(分担課題3...
【環境学】環境解析学:海草藻場炭素循環を含む研究件
❏ブルーカーボン生態系からの有機炭素の外洋移出・隔離過程の実証技術開発とモデル化(18H03354)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】炭素循環 / 沿岸湿地生態系 / 炭素隔離 / 環境DNA / 生態系モデル (他11件)
【概要】令和2年度前半はまず令和1年度までに実施した、環境DNA法を利用したフィリピン・ブスアンガ島西側の浅海域堆積物におけるマングローブ・海草藻場由来有機物の移出・貯留状況に関する調査結果を整理して、日本地球惑星科学連合の大会で発表した。また並行して、前年度末に入手した八重山諸島近海の外洋堆積物試料の分析を進め、八重山諸島のブルーカーボン生態系からの有機炭素の外洋移出・貯留過程を調査した。DNA断片の分...
❏地球環境変動に連動する藻場生態系の炭素固定機能とデトリタス連鎖系の応答(25291098)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海草藻場 / 食物網構造 / 炭素循環 / 海洋酸性化 / デトリタス (他16件)
【概要】大気中の二酸化炭素濃度の上昇によって引き起こされる海洋酸性化が海草藻場生態系の群集構造、特にデトリタス食物網に及ぼす影響を評価するために、基礎的な研究技術の開発と飼育培養実験による検証を2本の柱として研究を進めた。主要な成果として、①海草由来のデトリタスの生成・集積・分解過程を実証的に追跡する方法としての環境DNA法の確立と有効性の検証、②食物連鎖系の動的構造を定量的に解明するための重水素パルスチ...
❏熱帯多島海域における大気降下物由来窒素負荷と海洋酸性化に対する炭素循環の応答(23405002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋酸性化応答 / サンゴ礁 / 降水 / 大気沈着物 / 二酸化炭素分圧 (他14件)
【概要】複雑な海岸地形を有するフィリピンの特徴的な沿岸海域において、多様な空間スケールにおける海洋化学的観測を実施し、大気からの環境負荷と、それが陸域影響(河川・地下水流入)や沿岸部における養殖漁業等の人為負荷と組み合わさることによる複合効果とを、特に海洋物理学的特性と関連した海洋酸性化の促進・緩和という観点から評価した。また降雨成分の分析により窒素の越境汚染の潜在的影響について検証した。さらに造礁サンゴ...
【環境学】環境解析学:生態系純生産炭素循環を含む研究件
❏森林生態系における土壌炭素放出に対する根圏滲出物の量的寄与と環境応答特性の解明(15K14609)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】小泉 博 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50303516)
【キーワード】根圏滲出物 / 森林生態系 / 炭素循環 / 生態系純生産 / 純一次生産 (他9件)
【概要】根圏滲出物の放出速度の季節変化と純一次生産 (NPP) に与える影響を明らかにするために、2つの森林生態系(コナラ林、アカマツ林)において2016年から2017年にかけて滲出速度の測定を行った。我々が新たに開発した測定手法によって、平均滲出速度はコナラ林とアカマツ林でそれぞれ0.49、1.09 mgC g fine root-1 day-1と測定された。これらの速度と細根バイオマスから推定された年...
❏バイオチャーを用いた森林における炭素隔離効果と生態系応答機構の解明(15H01730)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小泉 博 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50303516)
【キーワード】バイオチャー / 森林生態系 / 炭素循環 / 生態系純生産 / 純一次生産 (他13件)
【概要】本研究では森林生態系の炭素隔離効果に与えるバイオチャーの影響を明らかにするために、落葉広葉樹林を対象にバイオチャーの散布実験を行った。その結果、植物による炭素固定量は増加したが、有機物分解にともなう炭素放出量も増加した。しかしその炭素放出の増加量は、投入されたバイオチャーの炭素量に対してわずかな量であった。すなわち、森林生態系の炭素隔離法の一つとして、バイオチャーの散布は一定の効果があることが示さ...
【環境学】環境解析学:生態系純生産量(NEP)炭素循環を含む研究件
❏バイオチャーが森林生態系の土壌圏と生態系炭素隔離機能に及ぼす中長期的影響の解明(19H04237)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】吉竹 晋平 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (50643649)
【キーワード】バイオチャー / 森林生態系 / 炭素循環 / 養分循環 / 生態系純生産量 (他8件)
【概要】本研究の目的は野外におけるバイオチャー散布実験を通して、生態系の炭素隔離機能の中長期的変化と、その変化に関わる土壌圏の応答メカニズムを明らかにすることである。散布後6年目となる本年度も継続して、生態学的手法に基づく炭素循環プロセスの測定を実施した。昨年度までと同様に、植物成長量、リターフォール量の測定を行った。また、生態系からの炭素損失である土壌呼吸および従属栄養生物呼吸についても測定を継続した。...
❏高緯度北極域陸上生態系における炭素循環の時空間的変動の機構解明と将来予測(15405012)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】中坪 孝之 広島大学, 大学院生物圏科学研究科, 助教授 (10198137)
【キーワード】高緯度北極 / 生態系炭素循環 / コンパートメントモデル / 遷移 / 光合成 (他21件)
【概要】本研究は、高緯度北極スバールバールの陸上生態系を主な調査地とし、遷移段階ごとに炭素吸収系と放出系に対する環境要因の影響を調べ、それをもとに炭素循環モデルを構築し、炭素循環に与える環境変動の影響を予測することを目的とした。主な成果は以下のとおりである (1)氷河末端から海岸まで2.6kmの3本のラインに沿って植生、バイオマス、土壌炭素の分布を調査し、植生と土壌要因との関係を明らかにした。 (2)遷移...
❏森林の破壊と再生に伴う炭素シーケストレーション機能の評価(12480148)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】小泉 博 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 教授 (50303516)
【キーワード】土壌呼吸 / 炭素循環 / 生態系純生産量 / 落葉広葉樹林 / ススキ草原 (他10件)
【概要】遷移段階の異なる森林生態系(落葉広葉樹林;伐採直後・50年生・110年生の森林さらに伐採後森林を再生せずススキ草原として利用している 4段階)を対象に、標準化された生態学的測定手法を用いてCO2の循環と収支を計測し、落葉広葉樹林のCO2吸収能を各遷移レベルで明らかにした。さらに、既に報告されている農業生態系(水田、畑地)と比較することにより、各生態系における年間の炭素固定量、土壌呼吸量および生態系...
【環境学】環境解析学:海洋酸性化応答炭素循環を含む研究件
❏地球環境変動に連動する藻場生態系の炭素固定機能とデトリタス連鎖系の応答(25291098)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海草藻場 / 食物網構造 / 炭素循環 / 海洋酸性化 / デトリタス (他16件)
【概要】大気中の二酸化炭素濃度の上昇によって引き起こされる海洋酸性化が海草藻場生態系の群集構造、特にデトリタス食物網に及ぼす影響を評価するために、基礎的な研究技術の開発と飼育培養実験による検証を2本の柱として研究を進めた。主要な成果として、①海草由来のデトリタスの生成・集積・分解過程を実証的に追跡する方法としての環境DNA法の確立と有効性の検証、②食物連鎖系の動的構造を定量的に解明するための重水素パルスチ...
❏熱帯多島海域における大気降下物由来窒素負荷と海洋酸性化に対する炭素循環の応答(23405002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋酸性化応答 / サンゴ礁 / 降水 / 大気沈着物 / 二酸化炭素分圧 (他14件)
【概要】複雑な海岸地形を有するフィリピンの特徴的な沿岸海域において、多様な空間スケールにおける海洋化学的観測を実施し、大気からの環境負荷と、それが陸域影響(河川・地下水流入)や沿岸部における養殖漁業等の人為負荷と組み合わさることによる複合効果とを、特に海洋物理学的特性と関連した海洋酸性化の促進・緩和という観点から評価した。また降雨成分の分析により窒素の越境汚染の潜在的影響について検証した。さらに造礁サンゴ...
【環境学】環境解析学:従属栄養生物呼吸炭素循環を含む研究件
❏森林生態系における土壌炭素放出に対する根圏滲出物の量的寄与と環境応答特性の解明(15K14609)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】小泉 博 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50303516)
【キーワード】根圏滲出物 / 森林生態系 / 炭素循環 / 生態系純生産 / 純一次生産 (他9件)
【概要】根圏滲出物の放出速度の季節変化と純一次生産 (NPP) に与える影響を明らかにするために、2つの森林生態系(コナラ林、アカマツ林)において2016年から2017年にかけて滲出速度の測定を行った。我々が新たに開発した測定手法によって、平均滲出速度はコナラ林とアカマツ林でそれぞれ0.49、1.09 mgC g fine root-1 day-1と測定された。これらの速度と細根バイオマスから推定された年...
❏バイオチャーを用いた森林における炭素隔離効果と生態系応答機構の解明(15H01730)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小泉 博 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50303516)
【キーワード】バイオチャー / 森林生態系 / 炭素循環 / 生態系純生産 / 純一次生産 (他13件)
【概要】本研究では森林生態系の炭素隔離効果に与えるバイオチャーの影響を明らかにするために、落葉広葉樹林を対象にバイオチャーの散布実験を行った。その結果、植物による炭素固定量は増加したが、有機物分解にともなう炭素放出量も増加した。しかしその炭素放出の増加量は、投入されたバイオチャーの炭素量に対してわずかな量であった。すなわち、森林生態系の炭素隔離法の一つとして、バイオチャーの散布は一定の効果があることが示さ...
【環境学】環境解析学:珪藻炭素循環を含む研究件
❏海洋表層におけるケイ素と炭素の生物地球化学的循環のカップリング(20310006)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】武田 重信 長崎大学, 大学院・水産・環境科学総合研究科, 教授 (20334328)
【キーワード】海洋科学 / 海洋生態 / 地球化学 / 環境変動 / 炭素循環 (他8件)
【概要】海洋表層における生物地球化学的な炭素循環が、有光層へのケイ素の移出入とどのようにカップリングしているのかについて、西部北太平洋亜寒帯域と東シナ海を主な対象海域として研究を行った。その結果、鉄や亜鉛などの微量元素の動態がケイ藻群集による粒子状有機炭素と生物ケイ酸の生産ならびに下層への移出と密接に係わっていること、優占する珪藻種の違いがそれらの過程に大きく影響することが明らかになった。 ...
❏従属栄養性渦鞭毛虫による炭素輸送機構の解明(17310016)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】齊藤 宏明 独立行政法人水産総合研究センター, 東北区水産研究所混合域海洋環境部, 室長 (30371793)
【キーワード】従属栄養性渦鞭毛虫 / 珪藻 / 糞粒 / 炭素循環 / 生物ポンプ (他7件)
【概要】生物活動による炭素の海洋表層から深層への輸送機能、すなわち生物ポンプを駆動する生物として、植物プランクトンの珪藻が重要な働きをしている。珪藻が沈降するか、他の生物に捕食され糞粒として沈降するか、もしくは表層で分解するかによって、炭素の深層への輸送量は大きく変化する。そのため、珪藻の沈降と共に珪藻の捕食者として優占するカイアシ類等大型の動物プランクトンの捕食に関する多くの研究がなされてきた。一方、珪...
❏テルビウムをドープした培養実験による珪藻が利用するケイ素の形態についての研究(12640477)
【研究テーマ】地球化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】赤木 右 東京農工大学, 農学部, 教授 (80184076)
【キーワード】珪藻 / ケイ素の化学形態 / Skeletonema / 培養実験 / 炭素循環 (他9件)
【概要】珪藻は海洋において第一次生産の約70%を担い、さらに深層あるいは中層に珪酸質の殻に閉じ込め効果的に有機炭素を移送するため、大気の二酸化炭素にとって生物ポンプとして機能するものとして注目されている。珪藻のブルームの原因について明解な説明がなされておらず、珪藻が利用するケイ素の形態を本研究では培養実験で調査した。本年度実施計画の下記の5項目について以下の成果が得られている。 1)培養および分析 石英粒...
【環境学】環境解析学:純一次生産炭素循環を含む研究件
❏森林生態系における土壌炭素放出に対する根圏滲出物の量的寄与と環境応答特性の解明(15K14609)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】小泉 博 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50303516)
【キーワード】根圏滲出物 / 森林生態系 / 炭素循環 / 生態系純生産 / 純一次生産 (他9件)
【概要】根圏滲出物の放出速度の季節変化と純一次生産 (NPP) に与える影響を明らかにするために、2つの森林生態系(コナラ林、アカマツ林)において2016年から2017年にかけて滲出速度の測定を行った。我々が新たに開発した測定手法によって、平均滲出速度はコナラ林とアカマツ林でそれぞれ0.49、1.09 mgC g fine root-1 day-1と測定された。これらの速度と細根バイオマスから推定された年...
❏バイオチャーを用いた森林における炭素隔離効果と生態系応答機構の解明(15H01730)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小泉 博 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50303516)
【キーワード】バイオチャー / 森林生態系 / 炭素循環 / 生態系純生産 / 純一次生産 (他13件)
【概要】本研究では森林生態系の炭素隔離効果に与えるバイオチャーの影響を明らかにするために、落葉広葉樹林を対象にバイオチャーの散布実験を行った。その結果、植物による炭素固定量は増加したが、有機物分解にともなう炭素放出量も増加した。しかしその炭素放出の増加量は、投入されたバイオチャーの炭素量に対してわずかな量であった。すなわち、森林生態系の炭素隔離法の一つとして、バイオチャーの散布は一定の効果があることが示さ...
【環境学】環境解析学:窒素循環炭素循環を含む研究件
❏溶存有機炭素フラックスが森林生態系の土壌圏炭素動態と微生物群集に与える影響の解明(16K00513)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉竹 晋平 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 助手 (50643649)
【キーワード】溶存有機炭素(DOC) / 落葉広葉樹林 / 炭素循環 / 窒素循環 / 樹幹流 (他11件)
【概要】本研究では、これまで報告の少ない落葉広葉樹林における溶存態有機炭素(DOC)フラックスの定量を行った。また、比較的高濃度のDOCや無機栄養塩類を含む樹幹流の土壌への流入が、短期的には土壌微生物群集に対してプラスに影響することを明らかにした。しかし、実際の野外では限られた場所(樹幹基部の近傍)に対して大量の樹幹流が継続的に流入するため、短期的な検証とは異なる影響が検出された。 本研究の結果、これまで...
❏海洋表面への落雷に伴う物質循環の検討(15K12181)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】亀山 宗彦 北海道大学, 地球環境科学研究院, 准教授 (70510543)
【キーワード】窒素循環 / 雷放電 / 炭素循環 / 溶存有機物 / 栄養塩
【概要】本研究では海表面への落雷に伴う物質循環が起きる可能性を検証した。実際の海水、河川水、純水に純空気及びアルゴン雰囲気下で放電を行うことで実際の落雷を模擬した。本研究では特に窒素酸化物の生成がみられ、放電に伴い硝酸・亜硝酸塩及び亜酸化窒素が生成されていることがわかった。硝酸・亜硝酸は気相中での生成が知られており、本研究でも主な生成は気相中で起こっていたが、液相中でもその生成が起きていることがわかった。...
❏窒素動態を取り入れた陸域生態系CO2収支の高精度評価手法の開発(23310015)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】三枝 信子 独立行政法人国立環境研究所, 地球環境研究センター, 副研究センター長 (00251017)
【キーワード】陸域生態系 / 気候変化 / 炭素循環 / 窒素循環 / 生態系モデル (他10件)
【概要】温度環境や窒素負荷量の変化に対する日本の森林の応答を明らかにするための野外操作実験と、日本およびアジアにおけるCO2フラックスの多点観測データの解析に基づき、炭素・窒素収支の環境要因依存性に関する生態系間比較を行い、窒素動態を考慮した生態系の機能・構造とCO2収支の高精度把握を行った。一方、衛星データ重視型の陸域生態系モデルを用いて窒素動態を表すプロセスを高度化し、複数の地上観測サイトで測定された...
【環境学】環境解析学:中・深層炭素循環を含む研究件
❏海洋における大規模な有機炭素鉛直輸送過程の新規制御機構の解明(15H01725)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 凝集体 / 炭素循環 / 沈降フラックス (他14件)
【概要】海洋表層の基礎生産で生成された有機物(凝集体)の沈降によって媒介される炭素鉛直輸送(生物ポンプ)は、海洋内部での炭素貯留を促進するプロセスとして重要であるが、その変動や制御には不明の点が多い。本研究では、凝集体の形成・沈降過程を、凝集体と海洋細菌群集の相互作用という新たな切り口から追及した。実験的解析の結果、海洋細菌群集には、大型凝集体の形成を顕著に促進する作用があることが示された。また、凝集体形...
❏海洋中深層における大規模炭素循環を支配する微生物食物網ネットワークの機構論的解明(24241003)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋生態系 / 中深層 / 微生物食物網 / 炭素循環 / 原核生物 (他10件)
【概要】本研究では、これまで未解明であった、海洋中深層の炭素循環過程を支配する微生物食物網ネットワークの構造と動態に関する理解を深化させるために、研究船による観測とモデリングを連携させた学際的な研究を推進した。その結果、海洋の表層から深層にかけて、深度とともに、微生物食物網の構造が系統的に変化することが明らかになった。また、微生物間相互作用を明示的に組み込んだ、全海洋規模3次元生物地球化学モデルの構築を進...
❏海洋中深層における炭素循環を駆動する有機物-微生物相互作用系の動的構造解析(20310010)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 有機物 / 炭素循環 / 中深層 (他12件)
【概要】海洋炭素循環の理解の上で鍵になる、中深層での有機物の変質・分解過程とそれに関わる微生物群集の動態を新たな切り口から追及した。北極海において、微生物諸量の全深度分布を世界で初めて解明するとともに、西部北太平洋での時系列観測を先駆的に展開し、微生物活性の分布構造の海域間での違いと季節変動を明らかにした。また、懸濁態有機物のアミノ酸窒素安定同位体比から、有機物の変質過程を解析する新たな手法を開発した。...
【環境学】環境解析学:フラックス炭素循環を含む研究件
❏タワー観測のネットワーク化による東南アジアの大気-森林相互作用の解明(21255001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】平野 高司 北海道大学, 大学院・農学研究院, 教授 (20208838)
【キーワード】気候変動 / 環境変動 / 生物圏現象 / 水循環 / 炭素循環 (他16件)
【概要】われわれは,東南アジアの熱帯林(熱帯雨林,熱帯季節林,熱帯泥炭林)の11ヵ所において,二酸化炭素(CO2)の吸収(光合成)・放出(呼吸)や蒸発散の連続観測を行っている。得られた長期の観測データを用いて,熱帯林のガス交換過程(光合成,呼吸,蒸発散)の特性を解析し,ガス交換過程を規定する要因を明らかにするとともに,降雨パターンがガス交換過程に与える影響を評価した。 ...
❏各種陸上生態系における炭素・水・熱フラックスの相互関係の微気象生態学的解析(13308027)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】及川 武久 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (70011682)
【キーワード】フラックス観測 / 渦相関法 / 陸域生態系 / 炭素循環 / 物質循環特性 (他16件)
【概要】本研究は日本列島を中心として炭素循環の課題に下記の3つの分担課題を立ち上げて,森林や草原などの陸上生態系を対象として、これらの生態系が大気との間で大規模に行っている二酸化炭素、水、熱の交換の実態を実験的に明らかにする(分担課題1)とともに、それを支配している各種要因を植物生理学、生態学、微気象学的に解析する(分担課題2)ことを目指す。さらには個々に得られた結果を数学モデルの形で定式化し(分担課題3...
【環境学】環境解析学:細胞外加水分解酵素炭素循環を含む研究件
❏海洋における溶存有機炭素の循環を支配する新しいメカニズム(11694197)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】細菌 / 海洋 / 溶存有機物 / ペプチドグリカン / ポリマー (他12件)
【概要】1.海洋に蓄積している有機ポリマーである細菌細胞壁主成分(ペプチドグリカン)の分離、精製、定量法を検討した。 2.海洋細菌を用いてペプチドグリカンの放射標識標品を調製する方法を検討した。 3.上記の検討に基づき、海洋における高分子有機ポリマーの循環速度を高感度に測定するアッセイ法を新規構築することに成功した。 4.沿岸、外洋海域における培養実験を行い、高分子有機ポリマーの分解速度と、分解過程を詳細...
❏海洋表層における溶存有機物-微生物連鎖系の代謝調節機構(09044207)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (40183892)
【キーワード】溶存有機物 / 海洋微生物 / 溶存タンパク質 / 細胞外加水分解酵素 / バクテリア (他8件)
【概要】本研究は、海水中最大の有機炭素プールである溶存有機物と海洋微生物群集の相互作用系の機構解析を行うことにより、海洋における有機物の分解速度定数の規定要因を明らかにすることを目的とした。平成9年度の研究の継続として、細菌群集によるコロイド状の有機複合体の分解過程の実験的解析を行うとともに、微生物由来の有機ポリマーの分解機構に関する新たな知見を得ることにも成功した。主な成果は以下の通りである。 1. 放...
【環境学】環境解析学:原核生物炭素循環を含む研究件
❏海洋中深層における大規模炭素循環を支配する微生物食物網ネットワークの機構論的解明(24241003)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋生態系 / 中深層 / 微生物食物網 / 炭素循環 / 原核生物 (他10件)
【概要】本研究では、これまで未解明であった、海洋中深層の炭素循環過程を支配する微生物食物網ネットワークの構造と動態に関する理解を深化させるために、研究船による観測とモデリングを連携させた学際的な研究を推進した。その結果、海洋の表層から深層にかけて、深度とともに、微生物食物網の構造が系統的に変化することが明らかになった。また、微生物間相互作用を明示的に組み込んだ、全海洋規模3次元生物地球化学モデルの構築を進...
❏海洋中深層における炭素循環を駆動する有機物-微生物相互作用系の動的構造解析(20310010)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 有機物 / 炭素循環 / 中深層 (他12件)
【概要】海洋炭素循環の理解の上で鍵になる、中深層での有機物の変質・分解過程とそれに関わる微生物群集の動態を新たな切り口から追及した。北極海において、微生物諸量の全深度分布を世界で初めて解明するとともに、西部北太平洋での時系列観測を先駆的に展開し、微生物活性の分布構造の海域間での違いと季節変動を明らかにした。また、懸濁態有機物のアミノ酸窒素安定同位体比から、有機物の変質過程を解析する新たな手法を開発した。...
【環境学】環境解析学:培養実験炭素循環を含む研究件
❏化学合成・光合成微生物生態系の炭素及び硫黄安定同位体化学指標の構築(17K14412)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中川 麻悠子 東京工業大学, 地球生命研究所, 特任助教 (20647664)
【キーワード】炭素同位体 / 硫黄同位体 / 微生物 / 代謝 / 炭素同位体比 (他17件)
【概要】本研究ではまず化学合成細菌・光合成細菌の純粋培養を行い、脂肪酸の炭素・水素同位体比分析を行った。硫黄同位体比に関しては硫酸還元と硫黄不均化に注目し、それぞれの四種硫黄同位体的特徴付けに取り組んだ。。 フィールド研究に関しては、コスタリカの温泉水及び堆積物分析による炭素循環解析、成層湖涌池における微生物相と炭素循環解析、モンゴルの永久凍土帯湖底堆積物試料中硫黄同位体分析による気候変動解析に携わった。...
❏テルビウムをドープした培養実験による珪藻が利用するケイ素の形態についての研究(12640477)
【研究テーマ】地球化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】赤木 右 東京農工大学, 農学部, 教授 (80184076)
【キーワード】珪藻 / ケイ素の化学形態 / Skeletonema / 培養実験 / 炭素循環 (他9件)
【概要】珪藻は海洋において第一次生産の約70%を担い、さらに深層あるいは中層に珪酸質の殻に閉じ込め効果的に有機炭素を移送するため、大気の二酸化炭素にとって生物ポンプとして機能するものとして注目されている。珪藻のブルームの原因について明解な説明がなされておらず、珪藻が利用するケイ素の形態を本研究では培養実験で調査した。本年度実施計画の下記の5項目について以下の成果が得られている。 1)培養および分析 石英粒...
【環境学】環境解析学:有機物分解炭素循環を含む研究件
❏バイオチャーを用いた森林における炭素隔離効果と生態系応答機構の解明(15H01730)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小泉 博 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50303516)
【キーワード】バイオチャー / 森林生態系 / 炭素循環 / 生態系純生産 / 純一次生産 (他13件)
【概要】本研究では森林生態系の炭素隔離効果に与えるバイオチャーの影響を明らかにするために、落葉広葉樹林を対象にバイオチャーの散布実験を行った。その結果、植物による炭素固定量は増加したが、有機物分解にともなう炭素放出量も増加した。しかしその炭素放出の増加量は、投入されたバイオチャーの炭素量に対してわずかな量であった。すなわち、森林生態系の炭素隔離法の一つとして、バイオチャーの散布は一定の効果があることが示さ...
❏水圏における複合有機コロイド系の動態を支配する生物複雑性メカニズムに関する研究(13308029)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】溶存有機物 / 海洋コロイド / 細菌群集 / 有機物分解 / 海洋生態系 (他19件)
【概要】本研究では、水圏における溶存態およびコロイド態有機物の動態とそれに関わる細菌群集の変動機構の解明を目的とした。以下の成果が得られた。 1.海洋のコロイド有機物の重要な構成成分であるペプチドグリカンの分解過程を放射トレーサー法により解析し、分子内部位(糖鎖およびペプチド鎖)による分解速度定数の違いを初めて明らかにした。 2.沿岸海洋における深度別の微生物分布を解析するモデルを検討した。また、このモデ...
❏海洋表層における溶存有機物-微生物連鎖系の代謝調節機構(09044207)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (40183892)
【キーワード】溶存有機物 / 海洋微生物 / 溶存タンパク質 / 細胞外加水分解酵素 / バクテリア (他8件)
【概要】本研究は、海水中最大の有機炭素プールである溶存有機物と海洋微生物群集の相互作用系の機構解析を行うことにより、海洋における有機物の分解速度定数の規定要因を明らかにすることを目的とした。平成9年度の研究の継続として、細菌群集によるコロイド状の有機複合体の分解過程の実験的解析を行うとともに、微生物由来の有機ポリマーの分解機構に関する新たな知見を得ることにも成功した。主な成果は以下の通りである。 1. 放...
【環境学】環境解析学:バイオチャー炭素循環を含む研究件
❏バイオチャーが森林生態系の土壌圏と生態系炭素隔離機能に及ぼす中長期的影響の解明(19H04237)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】吉竹 晋平 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (50643649)
【キーワード】バイオチャー / 森林生態系 / 炭素循環 / 養分循環 / 生態系純生産量 (他8件)
【概要】本研究の目的は野外におけるバイオチャー散布実験を通して、生態系の炭素隔離機能の中長期的変化と、その変化に関わる土壌圏の応答メカニズムを明らかにすることである。散布後6年目となる本年度も継続して、生態学的手法に基づく炭素循環プロセスの測定を実施した。昨年度までと同様に、植物成長量、リターフォール量の測定を行った。また、生態系からの炭素損失である土壌呼吸および従属栄養生物呼吸についても測定を継続した。...
❏バイオチャーを用いた森林における炭素隔離効果と生態系応答機構の解明(15H01730)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小泉 博 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50303516)
【キーワード】バイオチャー / 森林生態系 / 炭素循環 / 生態系純生産 / 純一次生産 (他13件)
【概要】本研究では森林生態系の炭素隔離効果に与えるバイオチャーの影響を明らかにするために、落葉広葉樹林を対象にバイオチャーの散布実験を行った。その結果、植物による炭素固定量は増加したが、有機物分解にともなう炭素放出量も増加した。しかしその炭素放出の増加量は、投入されたバイオチャーの炭素量に対してわずかな量であった。すなわち、森林生態系の炭素隔離法の一つとして、バイオチャーの散布は一定の効果があることが示さ...
【環境学】環境解析学:高緯度北極炭素循環を含む研究件
❏高緯度北極ツンドラ生態系のレジームシフト:炭素循環研究に基づく機構解明と将来予測(22H03734)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2027-03-31
【研究代表者】中坪 孝之 広島大学, 統合生命科学研究科(生), 教授 (10198137)
【キーワード】高緯度北極 / ツンドラ / 温暖化 / 炭素循環 / レジームシフト
【概要】
❏高緯度北極域陸上生態系における炭素循環の時空間的変動の機構解明と将来予測(15405012)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】中坪 孝之 広島大学, 大学院生物圏科学研究科, 助教授 (10198137)
【キーワード】高緯度北極 / 生態系炭素循環 / コンパートメントモデル / 遷移 / 光合成 (他21件)
【概要】本研究は、高緯度北極スバールバールの陸上生態系を主な調査地とし、遷移段階ごとに炭素吸収系と放出系に対する環境要因の影響を調べ、それをもとに炭素循環モデルを構築し、炭素循環に与える環境変動の影響を予測することを目的とした。主な成果は以下のとおりである (1)氷河末端から海岸まで2.6kmの3本のラインに沿って植生、バイオマス、土壌炭素の分布を調査し、植生と土壌要因との関係を明らかにした。 (2)遷移...
【環境学】環境解析学:溶存有機炭素炭素循環を含む研究件
❏汎用的な海水中溶存有機物態放射性炭素分析システムの開発(16K00527)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】乙坂 重嘉 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 原子力基礎工学研究センター, 研究主幹 (40370374)
【キーワード】海水分析 / 溶存有機物 / 放射性炭素 / 炭素循環 / 化学海洋 (他11件)
【概要】海水中の溶存有機物を構成する放射性炭素の同位体比を測定し、その年齢の分布を明らかにすることにより、海洋での溶存有機物の分布に時間軸、すなわち、溶存有機物の分解速度や、海域間での移動時間等の情報を加えることが可能である。本研究では、その方法の煩雑さから報告例が極めて限られていた海水中の溶存有機態放射性炭素分析について、従来に比べて安全で容易な手法を開発した。 ...
❏溶存有機炭素フラックスが森林生態系の土壌圏炭素動態と微生物群集に与える影響の解明(16K00513)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉竹 晋平 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 助手 (50643649)
【キーワード】溶存有機炭素(DOC) / 落葉広葉樹林 / 炭素循環 / 窒素循環 / 樹幹流 (他11件)
【概要】本研究では、これまで報告の少ない落葉広葉樹林における溶存態有機炭素(DOC)フラックスの定量を行った。また、比較的高濃度のDOCや無機栄養塩類を含む樹幹流の土壌への流入が、短期的には土壌微生物群集に対してプラスに影響することを明らかにした。しかし、実際の野外では限られた場所(樹幹基部の近傍)に対して大量の樹幹流が継続的に流入するため、短期的な検証とは異なる影響が検出された。 本研究の結果、これまで...
❏タイ王国トラート川河口マングローブ林における土壌生態学的研究(15H05240)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大塚 俊之 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 教授 (90272351)
【キーワード】土壌圏炭素 / マングローブ / 溶存無機炭素 / タイ王国 / 炭素循環 (他12件)
【概要】タイ王国・トラート川河口のマングローブ林を対象として土壌炭素の定量と、その動態について調査を行った。3.5 m 深度までの土壌炭素量は 926~1041 トン C / ha と推定され、植物バイオマスの5倍以上の炭素が土壌中に蓄積していた。また河川中の溶存無機態炭素について、炭素安定同位体比を用いてマングローブ林由来の炭素寄与率を推定すると、最大で15%に達した。従来マングローブ林での堆積物の分解...
【環境学】環境解析学:落葉広葉樹林炭素循環を含む研究件
❏溶存有機炭素フラックスが森林生態系の土壌圏炭素動態と微生物群集に与える影響の解明(16K00513)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉竹 晋平 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 助手 (50643649)
【キーワード】溶存有機炭素(DOC) / 落葉広葉樹林 / 炭素循環 / 窒素循環 / 樹幹流 (他11件)
【概要】本研究では、これまで報告の少ない落葉広葉樹林における溶存態有機炭素(DOC)フラックスの定量を行った。また、比較的高濃度のDOCや無機栄養塩類を含む樹幹流の土壌への流入が、短期的には土壌微生物群集に対してプラスに影響することを明らかにした。しかし、実際の野外では限られた場所(樹幹基部の近傍)に対して大量の樹幹流が継続的に流入するため、短期的な検証とは異なる影響が検出された。 本研究の結果、これまで...
❏森林の破壊と再生に伴う炭素シーケストレーション機能の評価(12480148)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】小泉 博 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 教授 (50303516)
【キーワード】土壌呼吸 / 炭素循環 / 生態系純生産量 / 落葉広葉樹林 / ススキ草原 (他10件)
【概要】遷移段階の異なる森林生態系(落葉広葉樹林;伐採直後・50年生・110年生の森林さらに伐採後森林を再生せずススキ草原として利用している 4段階)を対象に、標準化された生態学的測定手法を用いてCO2の循環と収支を計測し、落葉広葉樹林のCO2吸収能を各遷移レベルで明らかにした。さらに、既に報告されている農業生態系(水田、畑地)と比較することにより、各生態系における年間の炭素固定量、土壌呼吸量および生態系...
【環境学】環境解析学:加速器質量分析炭素循環を含む研究件
❏放射性炭素年代で紐解く北西太平洋における溶存有機物の動きと機能(19H04260)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】乙坂 重嘉 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (40370374)
【キーワード】海水 / 溶存有機物 / 炭素循環 / 放射性炭素 / 環境変動 (他6件)
【概要】本研究では、北西部北太平洋及びその縁辺海域において、海水中の溶存有機物の放射性炭素(DOC-14)同位体比から算出される年代を定量し、溶存有機物の濃度分布の情報に、その動態のとなる時間の情報を加えたマップを作成することを第一の目的としている。加えて、2000年代より継続している時系列観測の結果を踏まえ、海水中DOC-14同位体比の近年(概ね過去15年)における変化傾向の有無を検討し、その変化の要因...
❏汎用的な海水中溶存有機物態放射性炭素分析システムの開発(16K00527)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】乙坂 重嘉 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 原子力基礎工学研究センター, 研究主幹 (40370374)
【キーワード】海水分析 / 溶存有機物 / 放射性炭素 / 炭素循環 / 化学海洋 (他11件)
【概要】海水中の溶存有機物を構成する放射性炭素の同位体比を測定し、その年齢の分布を明らかにすることにより、海洋での溶存有機物の分布に時間軸、すなわち、溶存有機物の分解速度や、海域間での移動時間等の情報を加えることが可能である。本研究では、その方法の煩雑さから報告例が極めて限られていた海水中の溶存有機態放射性炭素分析について、従来に比べて安全で容易な手法を開発した。 ...
【環境学】環境創成学:安定同位体比炭素循環を含む研究件
❏熱帯多島海域における大気降下物由来窒素負荷と海洋酸性化に対する炭素循環の応答(23405002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋酸性化応答 / サンゴ礁 / 降水 / 大気沈着物 / 二酸化炭素分圧 (他14件)
【概要】複雑な海岸地形を有するフィリピンの特徴的な沿岸海域において、多様な空間スケールにおける海洋化学的観測を実施し、大気からの環境負荷と、それが陸域影響(河川・地下水流入)や沿岸部における養殖漁業等の人為負荷と組み合わさることによる複合効果とを、特に海洋物理学的特性と関連した海洋酸性化の促進・緩和という観点から評価した。また降雨成分の分析により窒素の越境汚染の潜在的影響について検証した。さらに造礁サンゴ...
❏河口域生態系における有機物起源解析法の高度化:化合物別安定同位体比の応用(19510004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】汽水域 / 安定同位体比 / 炭素循環 / 窒素循環 / モデル (他16件)
【概要】生物地球化学的物質循環上重要な各種の有機・無機化合物の炭素・窒素・酸素安定同位体比を手掛かりとして、河口域における物質の起源と変換プロセスを明らかにする研究手法を開発検証した。またこうした手法により得られるデータを効果的に利用して陸域から海域への物質輸送の在り方を評価するためのモデルによる解析手法を開発・提案した。 ...
【環境学】環境保全学:海洋炭素循環を含む研究件
❏海洋における大規模な有機炭素鉛直輸送過程の新規制御機構の解明(15H01725)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 凝集体 / 炭素循環 / 沈降フラックス (他14件)
【概要】海洋表層の基礎生産で生成された有機物(凝集体)の沈降によって媒介される炭素鉛直輸送(生物ポンプ)は、海洋内部での炭素貯留を促進するプロセスとして重要であるが、その変動や制御には不明の点が多い。本研究では、凝集体の形成・沈降過程を、凝集体と海洋細菌群集の相互作用という新たな切り口から追及した。実験的解析の結果、海洋細菌群集には、大型凝集体の形成を顕著に促進する作用があることが示された。また、凝集体形...
❏海洋中深層における大規模炭素循環を支配する微生物食物網ネットワークの機構論的解明(24241003)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋生態系 / 中深層 / 微生物食物網 / 炭素循環 / 原核生物 (他10件)
【概要】本研究では、これまで未解明であった、海洋中深層の炭素循環過程を支配する微生物食物網ネットワークの構造と動態に関する理解を深化させるために、研究船による観測とモデリングを連携させた学際的な研究を推進した。その結果、海洋の表層から深層にかけて、深度とともに、微生物食物網の構造が系統的に変化することが明らかになった。また、微生物間相互作用を明示的に組み込んだ、全海洋規模3次元生物地球化学モデルの構築を進...
❏海洋細菌がもつプロテオドプシンの光受容による地球規模炭素循環の支配(22710004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】吉澤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 特任研究員 (00553108)
【キーワード】プロテオロドプシン / 光従属栄養 / Flavobacteria / 物質循環 / 海洋 (他9件)
【概要】本研究では、2000年に海洋細菌から見つかった光駆動型プロトンポンプであるプロテオロドプシン(以下PR)の生物機能を、分離培養株を用いて詳細に解析し、PRのプロトン排出速度および利用波長領域を明らかにすることに成功した。従来、PR遺伝子を持つ細菌は難培養性であると考えられてきたが、本研究で多数の分離培養に成功した。 ...
【環境学】環境保全学:微生物群集炭素循環を含む研究件
❏海洋における大規模な有機炭素鉛直輸送過程の新規制御機構の解明(15H01725)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 凝集体 / 炭素循環 / 沈降フラックス (他14件)
【概要】海洋表層の基礎生産で生成された有機物(凝集体)の沈降によって媒介される炭素鉛直輸送(生物ポンプ)は、海洋内部での炭素貯留を促進するプロセスとして重要であるが、その変動や制御には不明の点が多い。本研究では、凝集体の形成・沈降過程を、凝集体と海洋細菌群集の相互作用という新たな切り口から追及した。実験的解析の結果、海洋細菌群集には、大型凝集体の形成を顕著に促進する作用があることが示された。また、凝集体形...
❏地球環境変動に連動する藻場生態系の炭素固定機能とデトリタス連鎖系の応答(25291098)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海草藻場 / 食物網構造 / 炭素循環 / 海洋酸性化 / デトリタス (他16件)
【概要】大気中の二酸化炭素濃度の上昇によって引き起こされる海洋酸性化が海草藻場生態系の群集構造、特にデトリタス食物網に及ぼす影響を評価するために、基礎的な研究技術の開発と飼育培養実験による検証を2本の柱として研究を進めた。主要な成果として、①海草由来のデトリタスの生成・集積・分解過程を実証的に追跡する方法としての環境DNA法の確立と有効性の検証、②食物連鎖系の動的構造を定量的に解明するための重水素パルスチ...
❏水圏における複合有機コロイド系の動態を支配する生物複雑性メカニズムに関する研究(13308029)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】溶存有機物 / 海洋コロイド / 細菌群集 / 有機物分解 / 海洋生態系 (他19件)
【概要】本研究では、水圏における溶存態およびコロイド態有機物の動態とそれに関わる細菌群集の変動機構の解明を目的とした。以下の成果が得られた。 1.海洋のコロイド有機物の重要な構成成分であるペプチドグリカンの分解過程を放射トレーサー法により解析し、分子内部位(糖鎖およびペプチド鎖)による分解速度定数の違いを初めて明らかにした。 2.沿岸海洋における深度別の微生物分布を解析するモデルを検討した。また、このモデ...
【環境学】環境保全学:溶存有機物炭素循環を含む研究件
❏放射性炭素年代で紐解く北西太平洋における溶存有機物の動きと機能(19H04260)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】乙坂 重嘉 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (40370374)
【キーワード】海水 / 溶存有機物 / 炭素循環 / 放射性炭素 / 環境変動 (他6件)
【概要】本研究では、北西部北太平洋及びその縁辺海域において、海水中の溶存有機物の放射性炭素(DOC-14)同位体比から算出される年代を定量し、溶存有機物の濃度分布の情報に、その動態のとなる時間の情報を加えたマップを作成することを第一の目的としている。加えて、2000年代より継続している時系列観測の結果を踏まえ、海水中DOC-14同位体比の近年(概ね過去15年)における変化傾向の有無を検討し、その変化の要因...
❏汎用的な海水中溶存有機物態放射性炭素分析システムの開発(16K00527)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】乙坂 重嘉 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 原子力基礎工学研究センター, 研究主幹 (40370374)
【キーワード】海水分析 / 溶存有機物 / 放射性炭素 / 炭素循環 / 化学海洋 (他11件)
【概要】海水中の溶存有機物を構成する放射性炭素の同位体比を測定し、その年齢の分布を明らかにすることにより、海洋での溶存有機物の分布に時間軸、すなわち、溶存有機物の分解速度や、海域間での移動時間等の情報を加えることが可能である。本研究では、その方法の煩雑さから報告例が極めて限られていた海水中の溶存有機態放射性炭素分析について、従来に比べて安全で容易な手法を開発した。 ...
❏海洋表面への落雷に伴う物質循環の検討(15K12181)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】亀山 宗彦 北海道大学, 地球環境科学研究院, 准教授 (70510543)
【キーワード】窒素循環 / 雷放電 / 炭素循環 / 溶存有機物 / 栄養塩
【概要】本研究では海表面への落雷に伴う物質循環が起きる可能性を検証した。実際の海水、河川水、純水に純空気及びアルゴン雰囲気下で放電を行うことで実際の落雷を模擬した。本研究では特に窒素酸化物の生成がみられ、放電に伴い硝酸・亜硝酸塩及び亜酸化窒素が生成されていることがわかった。硝酸・亜硝酸は気相中での生成が知られており、本研究でも主な生成は気相中で起こっていたが、液相中でもその生成が起きていることがわかった。...
【環境学】環境保全学:環境変動炭素循環を含む研究件
❏放射性炭素年代で紐解く北西太平洋における溶存有機物の動きと機能(19H04260)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】乙坂 重嘉 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (40370374)
【キーワード】海水 / 溶存有機物 / 炭素循環 / 放射性炭素 / 環境変動 (他6件)
【概要】本研究では、北西部北太平洋及びその縁辺海域において、海水中の溶存有機物の放射性炭素(DOC-14)同位体比から算出される年代を定量し、溶存有機物の濃度分布の情報に、その動態のとなる時間の情報を加えたマップを作成することを第一の目的としている。加えて、2000年代より継続している時系列観測の結果を踏まえ、海水中DOC-14同位体比の近年(概ね過去15年)における変化傾向の有無を検討し、その変化の要因...
❏タイ低地熱帯季節林の森林タイプの成立要因と降水量シフトによる森林機能への影響評価(16H02708)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】石田 厚 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (60343787)
【キーワード】熱帯季節林 / タイ / 生理機能データベース / 土壌 / 山火事 (他34件)
【概要】タイの常緑樹林、2つの異なったタイプの乾季落葉樹林といった3つの森林タイプで、そこ生育する樹木種の林冠葉の生理特性を網羅的に調べた。また乾季落葉樹林の乾季に頻発しておこる山火事の温度特性や山火事による樹木の枝の通水性、葉のフェノロジー、土壌呼吸に与える影響を評価し、さらに3種の竹が共存する森林で、一斉開花・枯死後13年間の竹の動態を調べた。これらの結果、タイの土壌タイプの違いと樹木の生理特性は密接...
❏インドシナにおけるゴム林の爆発的拡大:環境影響評価と適正造成計画の提案(23405028)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】熊谷 朝臣 名古屋大学, 地球水循環研究センター, 准教授 (50304770)
【キーワード】環境対応 / 環境変動 / 国際協力 / 水循環 / 炭素循環
【概要】インドシナ内陸部山地において、ゴム林が急速に拡大しており、さらに今後の加速が予測されている。ゴム林への土地利用変化が生物多様性や局地の水・炭素循環に及ぼす悪影響が指摘され始めているが、その定量的評価は絶対的に不足している。またゴム林の拡大により、リファレンスシナリオにゴム林における炭素吸収・排出量の評価値を反映させる必要性が高まっている。そこで本研究では、ゴム林造成とその背景となる環境変動が地域の...
【数物系科学】地球惑星科学:原生代炭素循環を含む研究件
❏スノーボールアース出現に関わる気候遷移過程の大陸配置依存性(14540404)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】阿部 彩子 東京大学, 気候システム研究センター, 助教授 (30272537)
【キーワード】古気候 / 大気大循環モデル / 全球凍結 / 古気候モデリング / 炭素循環 (他10件)
【概要】地球上には長い目でみれば生命が存在するような温暖な環境が保たれてきた。ところが、原生代前期と原生代後期において、低緯度の陸が氷で覆われるほどの氷河期が出現したこと、その後急激な温暖化で気候が回復したことなどが最近明らかになった。このような地球規模の大寒冷化では全球凍結状態が実現したのではないかと考えられ、スノーボールアース仮説とよばれている。本研究では、大循環モデルと炭素循環モデルを用いて、地球の...
❏全球凍結現象における物理化学過程と地球環境システムの挙動に関する理論的研究(12640419)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】田近 英一 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (70251410)
【キーワード】全球凍結 / スノーボール・アース / 地球システム / 炭素循環 / 原生代
【概要】原生代の氷河期には低緯度氷床が存在した証拠が発見されており,地球全体がほぼ完全に凍結したのではないかと考えられている.本研究では,このスノーボール・アース現象の物理化学過程に関する理論的検討を行った. まず,地球放射の二酸化炭素分圧依存性を考慮した南北1次元エネルギーバランス気侯モデルと炭素循環モデルを新たに開発した.これらのモデルを用いて,炭素循環システムと気侯システムの挙動を解析した結果,スノ...
【数物系科学】地球惑星科学:炭素同位体比炭素循環を含む研究件
❏C4植物の誕生・進化とその要因:白亜紀中期の炭素循環攪乱と南極付近の環境(19H02011)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 地球社会基盤学系, 教授 (50272943)
【キーワード】白亜紀 / バイオマーカー / アルケノン / C4植物 / 古環境 (他13件)
【概要】国際深海科学掘削計画(IODP)第369次航海での掘削試料(U1516)の白亜系セノマニアン期,アルビアン期,アプチアン期の試料を入手し,分析を行った.その結果,セノマニアン期とアルビアン期の試料からハプト藻類に由来するC40アルケノン類(炭素数40の直鎖型アルキルケトン)を抽出することができた.これらは2つないし3つの不飽和部位を持っていた.特に一部のセノマニアン期の試料には3不飽和物が多く含ま...
❏化学合成・光合成微生物生態系の炭素及び硫黄安定同位体化学指標の構築(17K14412)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中川 麻悠子 東京工業大学, 地球生命研究所, 特任助教 (20647664)
【キーワード】炭素同位体 / 硫黄同位体 / 微生物 / 代謝 / 炭素同位体比 (他17件)
【概要】本研究ではまず化学合成細菌・光合成細菌の純粋培養を行い、脂肪酸の炭素・水素同位体比分析を行った。硫黄同位体比に関しては硫酸還元と硫黄不均化に注目し、それぞれの四種硫黄同位体的特徴付けに取り組んだ。。 フィールド研究に関しては、コスタリカの温泉水及び堆積物分析による炭素循環解析、成層湖涌池における微生物相と炭素循環解析、モンゴルの永久凍土帯湖底堆積物試料中硫黄同位体分析による気候変動解析に携わった。...
❏氷期・間氷期サイクルにおける炭素循環及び気候変動についての理論的研究(09740363)
【研究テーマ】気象・海洋・陸水学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】田近 英一 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (70251410)
【キーワード】炭素循環モデル / 炭素循環 / 氷期・間氷期サイクル / 気候変動 / 生物生産性 (他7件)
【概要】本研究の目的は、氷期・間氷期サイクルにおける炭素循環システムの変動と気候変動との関係を炭素循環モデルを用いて明らかにすることである。平成10年度は,まず南北1次元エネルギーバランスモデルを用いて大気二酸化炭素濃度と氷期との関係について簡単に調べた上で,昨年度開発した生物地球化学過程を考慮した鉛直1次元海洋炭素循環モデルを改良し,古気候・古海洋学的データを用いた検証を行なった。特に,炭素循環モデルに...
【数物系科学】地球惑星科学:安定同位体炭素循環を含む研究件
❏化学合成・光合成微生物生態系の炭素及び硫黄安定同位体化学指標の構築(17K14412)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中川 麻悠子 東京工業大学, 地球生命研究所, 特任助教 (20647664)
【キーワード】炭素同位体 / 硫黄同位体 / 微生物 / 代謝 / 炭素同位体比 (他17件)
【概要】本研究ではまず化学合成細菌・光合成細菌の純粋培養を行い、脂肪酸の炭素・水素同位体比分析を行った。硫黄同位体比に関しては硫酸還元と硫黄不均化に注目し、それぞれの四種硫黄同位体的特徴付けに取り組んだ。。 フィールド研究に関しては、コスタリカの温泉水及び堆積物分析による炭素循環解析、成層湖涌池における微生物相と炭素循環解析、モンゴルの永久凍土帯湖底堆積物試料中硫黄同位体分析による気候変動解析に携わった。...
❏新原生代の気候激変と動物進化を関連付けるDOXAM仮説の検証(23403014)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】狩野 彰宏 九州大学, 比較社会文化研究科(研究院), 教授 (60231263)
【キーワード】動物進化 / 新原生代 / 安定同位体 / 海綿動物 / 炭素循環 (他8件)
【概要】新原生代に起こった多細胞動物の進化と気候激変を関連づけるために,中国・ブラジル・スペインでエディアカラ系の堆積岩を調査し,岩石・化石試料を採集した。その結果,貴州省において未記載の海綿骨片化石を,ブラジル国バーイア州では骨片を持たない海綿動物と思われる化石を発見した。後者に共産する直径4mmほどの球形構造はおそらく海綿動物の卵であると考えられる。炭素同位体層序の結果は,これらの海綿動物化石がエディ...
❏タワー観測のネットワーク化による東南アジアの大気-森林相互作用の解明(21255001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】平野 高司 北海道大学, 大学院・農学研究院, 教授 (20208838)
【キーワード】気候変動 / 環境変動 / 生物圏現象 / 水循環 / 炭素循環 (他16件)
【概要】われわれは,東南アジアの熱帯林(熱帯雨林,熱帯季節林,熱帯泥炭林)の11ヵ所において,二酸化炭素(CO2)の吸収(光合成)・放出(呼吸)や蒸発散の連続観測を行っている。得られた長期の観測データを用いて,熱帯林のガス交換過程(光合成,呼吸,蒸発散)の特性を解析し,ガス交換過程を規定する要因を明らかにするとともに,降雨パターンがガス交換過程に与える影響を評価した。 ...
【数物系科学】地球惑星科学:全球凍結炭素循環を含む研究件
❏新原生代の気候激変と動物進化を関連付けるDOXAM仮説の検証(23403014)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】狩野 彰宏 九州大学, 比較社会文化研究科(研究院), 教授 (60231263)
【キーワード】動物進化 / 新原生代 / 安定同位体 / 海綿動物 / 炭素循環 (他8件)
【概要】新原生代に起こった多細胞動物の進化と気候激変を関連づけるために,中国・ブラジル・スペインでエディアカラ系の堆積岩を調査し,岩石・化石試料を採集した。その結果,貴州省において未記載の海綿骨片化石を,ブラジル国バーイア州では骨片を持たない海綿動物と思われる化石を発見した。後者に共産する直径4mmほどの球形構造はおそらく海綿動物の卵であると考えられる。炭素同位体層序の結果は,これらの海綿動物化石がエディ...
❏スノーボールアース出現に関わる気候遷移過程の大陸配置依存性(14540404)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】阿部 彩子 東京大学, 気候システム研究センター, 助教授 (30272537)
【キーワード】古気候 / 大気大循環モデル / 全球凍結 / 古気候モデリング / 炭素循環 (他10件)
【概要】地球上には長い目でみれば生命が存在するような温暖な環境が保たれてきた。ところが、原生代前期と原生代後期において、低緯度の陸が氷で覆われるほどの氷河期が出現したこと、その後急激な温暖化で気候が回復したことなどが最近明らかになった。このような地球規模の大寒冷化では全球凍結状態が実現したのではないかと考えられ、スノーボールアース仮説とよばれている。本研究では、大循環モデルと炭素循環モデルを用いて、地球の...
❏全球凍結現象における物理化学過程と地球環境システムの挙動に関する理論的研究(12640419)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】田近 英一 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (70251410)
【キーワード】全球凍結 / スノーボール・アース / 地球システム / 炭素循環 / 原生代
【概要】原生代の氷河期には低緯度氷床が存在した証拠が発見されており,地球全体がほぼ完全に凍結したのではないかと考えられている.本研究では,このスノーボール・アース現象の物理化学過程に関する理論的検討を行った. まず,地球放射の二酸化炭素分圧依存性を考慮した南北1次元エネルギーバランス気侯モデルと炭素循環モデルを新たに開発した.これらのモデルを用いて,炭素循環システムと気侯システムの挙動を解析した結果,スノ...
【数物系科学】地球惑星科学:古気候炭素循環を含む研究件
❏新原生代の気候激変と動物進化を関連付けるDOXAM仮説の検証(23403014)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】狩野 彰宏 九州大学, 比較社会文化研究科(研究院), 教授 (60231263)
【キーワード】動物進化 / 新原生代 / 安定同位体 / 海綿動物 / 炭素循環 (他8件)
【概要】新原生代に起こった多細胞動物の進化と気候激変を関連づけるために,中国・ブラジル・スペインでエディアカラ系の堆積岩を調査し,岩石・化石試料を採集した。その結果,貴州省において未記載の海綿骨片化石を,ブラジル国バーイア州では骨片を持たない海綿動物と思われる化石を発見した。後者に共産する直径4mmほどの球形構造はおそらく海綿動物の卵であると考えられる。炭素同位体層序の結果は,これらの海綿動物化石がエディ...
❏スノーボールアース出現に関わる気候遷移過程の大陸配置依存性(14540404)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】阿部 彩子 東京大学, 気候システム研究センター, 助教授 (30272537)
【キーワード】古気候 / 大気大循環モデル / 全球凍結 / 古気候モデリング / 炭素循環 (他10件)
【概要】地球上には長い目でみれば生命が存在するような温暖な環境が保たれてきた。ところが、原生代前期と原生代後期において、低緯度の陸が氷で覆われるほどの氷河期が出現したこと、その後急激な温暖化で気候が回復したことなどが最近明らかになった。このような地球規模の大寒冷化では全球凍結状態が実現したのではないかと考えられ、スノーボールアース仮説とよばれている。本研究では、大循環モデルと炭素循環モデルを用いて、地球の...
【数物系科学】地球惑星科学:気候変動炭素循環を含む研究件
❏東南アジア熱帯林全域の炭素貯留能力を解明する(17H01477)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】熊谷 朝臣 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50304770)
【キーワード】炭素循環 / 温暖化 / 気候変動 / 熱帯林 / 二酸化炭素
【概要】当初、東南アジア熱帯林全域に多数の観測点からなる森林簿ネットワークを構築し、森林炭素収支の統合解析を行おうとした。しかし、今般の新型コロナウィルス感染拡大により、ほとんどの観測点の構築が頓挫した。そのような環境下で、(1)ベトナムの高地針広混交林サイトの設定に成功した。(2)ミャンマーの森林炭素収支において、違法伐採の影響は大きく、その評価の成否が極めて重要であることが明らかになった。(3)日本の...
❏植生遷移に伴う落葉広葉樹林生態系機能の環境応答特性の変遷とその変動機構の解明(15H04512)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】斎藤 琢 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 助教 (50420352)
【キーワード】植生遷移 / 炭素循環 / 水循環 / 環境応答 / 落葉広葉樹 (他11件)
【概要】本研究の目的は植生遷移に伴う落葉広葉樹林生態系機能の環境応答特性の変遷とその変動機構をフィールド観測と生態系モデルによって解明することである。ダケカンバ(遷移初期種)とミズナラ(遷移中後期種)を重点的に調査したところ、(1)両種の葉群フェノロジーの相違性が、植物生理特性や蒸散特性に影響を与えること、(2)ダケカンバ林からミズナラ林への遷移を想定した場合、水循環よりも炭素循環への影響が大きいことが示...
❏タワー観測のネットワーク化による東南アジアの大気-森林相互作用の解明(21255001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】平野 高司 北海道大学, 大学院・農学研究院, 教授 (20208838)
【キーワード】気候変動 / 環境変動 / 生物圏現象 / 水循環 / 炭素循環 (他16件)
【概要】われわれは,東南アジアの熱帯林(熱帯雨林,熱帯季節林,熱帯泥炭林)の11ヵ所において,二酸化炭素(CO2)の吸収(光合成)・放出(呼吸)や蒸発散の連続観測を行っている。得られた長期の観測データを用いて,熱帯林のガス交換過程(光合成,呼吸,蒸発散)の特性を解析し,ガス交換過程を規定する要因を明らかにするとともに,降雨パターンがガス交換過程に与える影響を評価した。 ...
【数物系科学】天文学:放射性炭素炭素循環を含む研究件
❏放射性炭素年代で紐解く北西太平洋における溶存有機物の動きと機能(19H04260)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】乙坂 重嘉 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (40370374)
【キーワード】海水 / 溶存有機物 / 炭素循環 / 放射性炭素 / 環境変動 (他6件)
【概要】本研究では、北西部北太平洋及びその縁辺海域において、海水中の溶存有機物の放射性炭素(DOC-14)同位体比から算出される年代を定量し、溶存有機物の濃度分布の情報に、その動態のとなる時間の情報を加えたマップを作成することを第一の目的としている。加えて、2000年代より継続している時系列観測の結果を踏まえ、海水中DOC-14同位体比の近年(概ね過去15年)における変化傾向の有無を検討し、その変化の要因...
❏汎用的な海水中溶存有機物態放射性炭素分析システムの開発(16K00527)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】乙坂 重嘉 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 原子力基礎工学研究センター, 研究主幹 (40370374)
【キーワード】海水分析 / 溶存有機物 / 放射性炭素 / 炭素循環 / 化学海洋 (他11件)
【概要】海水中の溶存有機物を構成する放射性炭素の同位体比を測定し、その年齢の分布を明らかにすることにより、海洋での溶存有機物の分布に時間軸、すなわち、溶存有機物の分解速度や、海域間での移動時間等の情報を加えることが可能である。本研究では、その方法の煩雑さから報告例が極めて限られていた海水中の溶存有機態放射性炭素分析について、従来に比べて安全で容易な手法を開発した。 ...
【生物学】基礎生物学:陸上生態系炭素循環を含む研究件
❏各種陸上生態系における炭素・水・熱フラックスの相互関係の微気象生態学的解析(13308027)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】及川 武久 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (70011682)
【キーワード】フラックス観測 / 渦相関法 / 陸域生態系 / 炭素循環 / 物質循環特性 (他16件)
【概要】本研究は日本列島を中心として炭素循環の課題に下記の3つの分担課題を立ち上げて,森林や草原などの陸上生態系を対象として、これらの生態系が大気との間で大規模に行っている二酸化炭素、水、熱の交換の実態を実験的に明らかにする(分担課題1)とともに、それを支配している各種要因を植物生理学、生態学、微気象学的に解析する(分担課題2)ことを目指す。さらには個々に得られた結果を数学モデルの形で定式化し(分担課題3...
❏陸上生態系における炭素・窒素の循環とその相互作用(60480004)
【研究テーマ】生態学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1985 - 1987
【研究代表者】佐伯 敏郎 東京大学, 理学部, 教授 (20011455)
【キーワード】炭素循環 / 窒素循環 / 陸上生態系 / 窒素利用効率 / 群落光合成 (他14件)
【概要】1.植物の窒素吸収と成長 イタドリは, 供給される窒素量が変化すると, 窒素と乾物の各器官への分配率を変化させた. この変化は, 純同化速度と根重あたりの窒素吸収速度を変数とするモデルによる予測と一致した. こうした物質分配の可塑性をもつ植物は, 窒素供給量の変動する環境下において, 可塑性の少ない植物よりも高い生長速度を維持できることがシミュレーションによって示された. 2.植物群落の生産構造と...
【生物学】基礎生物学:光合成炭素循環を含む研究件
❏タイ低地熱帯季節林の森林タイプの成立要因と降水量シフトによる森林機能への影響評価(16H02708)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】石田 厚 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (60343787)
【キーワード】熱帯季節林 / タイ / 生理機能データベース / 土壌 / 山火事 (他34件)
【概要】タイの常緑樹林、2つの異なったタイプの乾季落葉樹林といった3つの森林タイプで、そこ生育する樹木種の林冠葉の生理特性を網羅的に調べた。また乾季落葉樹林の乾季に頻発しておこる山火事の温度特性や山火事による樹木の枝の通水性、葉のフェノロジー、土壌呼吸に与える影響を評価し、さらに3種の竹が共存する森林で、一斉開花・枯死後13年間の竹の動態を調べた。これらの結果、タイの土壌タイプの違いと樹木の生理特性は密接...
❏バイオチャーを用いた森林における炭素隔離効果と生態系応答機構の解明(15H01730)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小泉 博 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50303516)
【キーワード】バイオチャー / 森林生態系 / 炭素循環 / 生態系純生産 / 純一次生産 (他13件)
【概要】本研究では森林生態系の炭素隔離効果に与えるバイオチャーの影響を明らかにするために、落葉広葉樹林を対象にバイオチャーの散布実験を行った。その結果、植物による炭素固定量は増加したが、有機物分解にともなう炭素放出量も増加した。しかしその炭素放出の増加量は、投入されたバイオチャーの炭素量に対してわずかな量であった。すなわち、森林生態系の炭素隔離法の一つとして、バイオチャーの散布は一定の効果があることが示さ...
❏タワー観測のネットワーク化による東南アジアの大気-森林相互作用の解明(21255001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】平野 高司 北海道大学, 大学院・農学研究院, 教授 (20208838)
【キーワード】気候変動 / 環境変動 / 生物圏現象 / 水循環 / 炭素循環 (他16件)
【概要】われわれは,東南アジアの熱帯林(熱帯雨林,熱帯季節林,熱帯泥炭林)の11ヵ所において,二酸化炭素(CO2)の吸収(光合成)・放出(呼吸)や蒸発散の連続観測を行っている。得られた長期の観測データを用いて,熱帯林のガス交換過程(光合成,呼吸,蒸発散)の特性を解析し,ガス交換過程を規定する要因を明らかにするとともに,降雨パターンがガス交換過程に与える影響を評価した。 ...
【総合理工】ナノ・マイクロ科学:二酸化炭素資源化炭素循環を含む研究件
❏大規模二酸化炭素資源化のための金属基板固体酸化物電気分解セルスタックの開発(19H02807)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】加藤 之貴 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (20233827)
【キーワード】SOEC / CO2電気分解 / 炭素循環 / カーボンニュートラル / CO (他10件)
【概要】二酸化炭素(CO2)を資源として循環する炭素循環エネルギーシステムの産業実装による産業の革新的な低炭素化が本研究のゴールである。CO2の還元・資源化がキーテクノロジーであり、本研究では固体酸化物電気分解セル(Solid Oxide Electrolysis Cell、SOEC)を用いたCO2還元によるCO2資源化を目指している。社会実装に必要な大量還元の大面積化を実現するため、金属基板上にSOEC...
❏二酸化炭素再資源化のための金属基板固体酸化物電気分解セルの開発(16H04644)
【研究テーマ】エネルギー学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 之貴 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (20233827)
【キーワード】二酸化炭素 / 二酸化炭素再資源化 / 電気分解 / 固体酸化物 / MS-SOEC (他12件)
【概要】金属基盤固体酸化物電気分解セル(MS-SOEC)を改良し、電気分解性能の向上を進めた。金属基盤にガス拡散向けのμmオーダーの細孔を多数開けた。SOEC本体のアノード、カソード層は大気プラズマスプレー法(APS)を用いた。CO2電気分解試験を行った。目的のCO2の電気分解によるCO、O2の生成を確認し、製作したセルがMS-SOECとして機能することを実証した。当初計画したMS-SOECの製作と、作動...
【総合理工】応用物理学:電気分解炭素循環を含む研究件
❏大規模二酸化炭素資源化のための金属基板固体酸化物電気分解セルスタックの開発(19H02807)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】加藤 之貴 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (20233827)
【キーワード】SOEC / CO2電気分解 / 炭素循環 / カーボンニュートラル / CO (他10件)
【概要】二酸化炭素(CO2)を資源として循環する炭素循環エネルギーシステムの産業実装による産業の革新的な低炭素化が本研究のゴールである。CO2の還元・資源化がキーテクノロジーであり、本研究では固体酸化物電気分解セル(Solid Oxide Electrolysis Cell、SOEC)を用いたCO2還元によるCO2資源化を目指している。社会実装に必要な大量還元の大面積化を実現するため、金属基板上にSOEC...
❏二酸化炭素再資源化のための金属基板固体酸化物電気分解セルの開発(16H04644)
【研究テーマ】エネルギー学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 之貴 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (20233827)
【キーワード】二酸化炭素 / 二酸化炭素再資源化 / 電気分解 / 固体酸化物 / MS-SOEC (他12件)
【概要】金属基盤固体酸化物電気分解セル(MS-SOEC)を改良し、電気分解性能の向上を進めた。金属基盤にガス拡散向けのμmオーダーの細孔を多数開けた。SOEC本体のアノード、カソード層は大気プラズマスプレー法(APS)を用いた。CO2電気分解試験を行った。目的のCO2の電気分解によるCO、O2の生成を確認し、製作したセルがMS-SOECとして機能することを実証した。当初計画したMS-SOECの製作と、作動...
❏二酸化炭素直接還元炭素資源再生による再生可能エネルギーの負荷平準化(24656550)
【研究テーマ】リサイクル工学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】加藤 之貴 東京工業大学, 原子炉工学研究所, 准教授 (20233827)
【キーワード】二酸化炭素 / 電気分解 / 再生可能エネルギー / 負荷平準化 / 炭素資源再生 (他9件)
【概要】再生可能エネルギーを活用した二酸化炭素(CO2)の直接還元炭素資源再生を目的に電気分解セルを製作しCO2電気分解の実証を行った。実験より再生一酸化炭素:酸素生成比がほぼ1:0.5となり、Faraday則に応じて化学量論的に電気分解が進むことを確認した。得られた実験データを基に製鉄プロセスへの本技術の応用可能性を検討したところ、本SOECシステムの貢献が確認された。以上からCO2の直接還元炭素資源再...
【工学】建築学:カーボンニュートラル炭素循環を含む研究件
❏プラズマ触媒反応による非熱的CO2還元とメタノール高速合成(21K18615)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2023-03-31
【研究代表者】野崎 智洋 東京工業大学, 工学院, 教授 (90283283)
【キーワード】プラズマ化学 / プラズマ触媒 / カーボンリサイクル / 炭素循環 / カーボンニュートラル (他9件)
【概要】メタノール合成に用いる高活性触媒としてCuZn/Al2O3合金触媒を用い,誘電体バリア放電(DBD, Dielectric Barrier Discharge)の組み合わせによる反応促進効果を確認するとともに反応機構を明らかにした。DBDを照射したまま赤外吸収分光分析が可能な装置を新たに開発し,熱反応とプラズマ反応による表面化学種の違いを同定した。熱反応では,CO2とH2の混合ガス(H2/CO2 ...
❏大規模二酸化炭素資源化のための金属基板固体酸化物電気分解セルスタックの開発(19H02807)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】加藤 之貴 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (20233827)
【キーワード】SOEC / CO2電気分解 / 炭素循環 / カーボンニュートラル / CO (他10件)
【概要】二酸化炭素(CO2)を資源として循環する炭素循環エネルギーシステムの産業実装による産業の革新的な低炭素化が本研究のゴールである。CO2の還元・資源化がキーテクノロジーであり、本研究では固体酸化物電気分解セル(Solid Oxide Electrolysis Cell、SOEC)を用いたCO2還元によるCO2資源化を目指している。社会実装に必要な大量還元の大面積化を実現するため、金属基板上にSOEC...
【工学】総合工学:マングローブ炭素循環を含む研究件
❏ブルーカーボン生態系からの有機炭素の外洋移出・隔離過程の実証技術開発とモデル化(18H03354)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】炭素循環 / 沿岸湿地生態系 / 炭素隔離 / 環境DNA / 生態系モデル (他11件)
【概要】令和2年度前半はまず令和1年度までに実施した、環境DNA法を利用したフィリピン・ブスアンガ島西側の浅海域堆積物におけるマングローブ・海草藻場由来有機物の移出・貯留状況に関する調査結果を整理して、日本地球惑星科学連合の大会で発表した。また並行して、前年度末に入手した八重山諸島近海の外洋堆積物試料の分析を進め、八重山諸島のブルーカーボン生態系からの有機炭素の外洋移出・貯留過程を調査した。DNA断片の分...
❏タイ王国トラート川河口マングローブ林における土壌生態学的研究(15H05240)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大塚 俊之 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 教授 (90272351)
【キーワード】土壌圏炭素 / マングローブ / 溶存無機炭素 / タイ王国 / 炭素循環 (他12件)
【概要】タイ王国・トラート川河口のマングローブ林を対象として土壌炭素の定量と、その動態について調査を行った。3.5 m 深度までの土壌炭素量は 926~1041 トン C / ha と推定され、植物バイオマスの5倍以上の炭素が土壌中に蓄積していた。また河川中の溶存無機態炭素について、炭素安定同位体比を用いてマングローブ林由来の炭素寄与率を推定すると、最大で15%に達した。従来マングローブ林での堆積物の分解...
❏河口域生態系における有機物起源解析法の高度化:化合物別安定同位体比の応用(19510004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】汽水域 / 安定同位体比 / 炭素循環 / 窒素循環 / モデル (他16件)
【概要】生物地球化学的物質循環上重要な各種の有機・無機化合物の炭素・窒素・酸素安定同位体比を手掛かりとして、河口域における物質の起源と変換プロセスを明らかにする研究手法を開発検証した。またこうした手法により得られるデータを効果的に利用して陸域から海域への物質輸送の在り方を評価するためのモデルによる解析手法を開発・提案した。 ...
【工学】総合工学:有機物炭素循環を含む研究件
❏C4植物の誕生・進化とその要因:白亜紀中期の炭素循環攪乱と南極付近の環境(19H02011)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 地球社会基盤学系, 教授 (50272943)
【キーワード】白亜紀 / バイオマーカー / アルケノン / C4植物 / 古環境 (他13件)
【概要】国際深海科学掘削計画(IODP)第369次航海での掘削試料(U1516)の白亜系セノマニアン期,アルビアン期,アプチアン期の試料を入手し,分析を行った.その結果,セノマニアン期とアルビアン期の試料からハプト藻類に由来するC40アルケノン類(炭素数40の直鎖型アルキルケトン)を抽出することができた.これらは2つないし3つの不飽和部位を持っていた.特に一部のセノマニアン期の試料には3不飽和物が多く含ま...
❏海洋における大規模な有機炭素鉛直輸送過程の新規制御機構の解明(15H01725)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 凝集体 / 炭素循環 / 沈降フラックス (他14件)
【概要】海洋表層の基礎生産で生成された有機物(凝集体)の沈降によって媒介される炭素鉛直輸送(生物ポンプ)は、海洋内部での炭素貯留を促進するプロセスとして重要であるが、その変動や制御には不明の点が多い。本研究では、凝集体の形成・沈降過程を、凝集体と海洋細菌群集の相互作用という新たな切り口から追及した。実験的解析の結果、海洋細菌群集には、大型凝集体の形成を顕著に促進する作用があることが示された。また、凝集体形...
❏海洋中深層における炭素循環を駆動する有機物-微生物相互作用系の動的構造解析(20310010)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 有機物 / 炭素循環 / 中深層 (他12件)
【概要】海洋炭素循環の理解の上で鍵になる、中深層での有機物の変質・分解過程とそれに関わる微生物群集の動態を新たな切り口から追及した。北極海において、微生物諸量の全深度分布を世界で初めて解明するとともに、西部北太平洋での時系列観測を先駆的に展開し、微生物活性の分布構造の海域間での違いと季節変動を明らかにした。また、懸濁態有機物のアミノ酸窒素安定同位体比から、有機物の変質過程を解析する新たな手法を開発した。...
【工学】総合工学:CO2炭素循環を含む研究件
❏青海・チベット草原生態系における炭素循環のプロセスとメカニズムの解明(13575035)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】唐 艶鴻 独立行政法人国立環境研究所, 生物圏環境研究領域, 主任研究員 (40270590)
【キーワード】炭素循環 / CO_2 / 草原 / チベット / 光合成 (他14件)
【概要】本研究の最終年度では、青海草原の炭素循環のプロセスとメカニズムを解明するため、中国青海省海北地区のKobresia草原において、引き続きCO_2・H_2Oと熱フラックスの長期観測、草原植物の光合成・呼吸特性測定を行うと同時に、モデリングによって草原の炭素動態(炭素吸収と放出の時間変動)に関するシミューレーションを行なった。本年度の主な研究結果として、(1)冬季蘚苔類の光合成と生態系合成がなかったこ...
❏フェライトを用いる廃熱利用型炭素循環システムの試作(06558067)
【研究テーマ】エネルギー学一般・原子力学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】玉浦 裕 東京工業大学, 炭素循環素材研究センター, 教授 (00108185)
【キーワード】熱 / 化学エネルギー変換装置 / 酸素放出反応 / 酸化プラセオジム / ニッケルフェライト (他16件)
【概要】(1)熱/化学エネルギー変換実験装置の試作運転 熱/化学エネルギー変換装置を試作し、酸素放出反応による熱回収効率を測定した。CBNFを用いた熱回収システムではCBNFの酸素放出量が少なすぎるために熱回収効率は低効率で、熱/化学エネルギー変換装置としては機能させることができないことが分かった。しかしモデルとして400℃での酸化プラセオジムによる酸素放出による熱回収効率を測定したところ、この反応に対し...
【工学】総合工学:二酸化炭素炭素循環を含む研究件
❏プラズマ触媒反応による非熱的CO2還元とメタノール高速合成(21K18615)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2023-03-31
【研究代表者】野崎 智洋 東京工業大学, 工学院, 教授 (90283283)
【キーワード】プラズマ化学 / プラズマ触媒 / カーボンリサイクル / 炭素循環 / カーボンニュートラル (他9件)
【概要】メタノール合成に用いる高活性触媒としてCuZn/Al2O3合金触媒を用い,誘電体バリア放電(DBD, Dielectric Barrier Discharge)の組み合わせによる反応促進効果を確認するとともに反応機構を明らかにした。DBDを照射したまま赤外吸収分光分析が可能な装置を新たに開発し,熱反応とプラズマ反応による表面化学種の違いを同定した。熱反応では,CO2とH2の混合ガス(H2/CO2 ...
❏大規模二酸化炭素資源化のための金属基板固体酸化物電気分解セルスタックの開発(19H02807)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】加藤 之貴 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (20233827)
【キーワード】SOEC / CO2電気分解 / 炭素循環 / カーボンニュートラル / CO (他10件)
【概要】二酸化炭素(CO2)を資源として循環する炭素循環エネルギーシステムの産業実装による産業の革新的な低炭素化が本研究のゴールである。CO2の還元・資源化がキーテクノロジーであり、本研究では固体酸化物電気分解セル(Solid Oxide Electrolysis Cell、SOEC)を用いたCO2還元によるCO2資源化を目指している。社会実装に必要な大量還元の大面積化を実現するため、金属基板上にSOEC...
❏東南アジア熱帯林全域の炭素貯留能力を解明する(17H01477)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】熊谷 朝臣 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50304770)
【キーワード】炭素循環 / 温暖化 / 気候変動 / 熱帯林 / 二酸化炭素
【概要】当初、東南アジア熱帯林全域に多数の観測点からなる森林簿ネットワークを構築し、森林炭素収支の統合解析を行おうとした。しかし、今般の新型コロナウィルス感染拡大により、ほとんどの観測点の構築が頓挫した。そのような環境下で、(1)ベトナムの高地針広混交林サイトの設定に成功した。(2)ミャンマーの森林炭素収支において、違法伐採の影響は大きく、その評価の成否が極めて重要であることが明らかになった。(3)日本の...
【工学】総合工学:メタン炭素循環を含む研究件
❏プラズマ触媒反応による非熱的CO2還元とメタノール高速合成(21K18615)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2023-03-31
【研究代表者】野崎 智洋 東京工業大学, 工学院, 教授 (90283283)
【キーワード】プラズマ化学 / プラズマ触媒 / カーボンリサイクル / 炭素循環 / カーボンニュートラル (他9件)
【概要】メタノール合成に用いる高活性触媒としてCuZn/Al2O3合金触媒を用い,誘電体バリア放電(DBD, Dielectric Barrier Discharge)の組み合わせによる反応促進効果を確認するとともに反応機構を明らかにした。DBDを照射したまま赤外吸収分光分析が可能な装置を新たに開発し,熱反応とプラズマ反応による表面化学種の違いを同定した。熱反応では,CO2とH2の混合ガス(H2/CO2 ...
❏土壌が有するホメオスタシス機能の最適化による環境保全戦略(17380139)
【研究テーマ】農業土木学・農村計画学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】宮崎 毅 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00209892)
【キーワード】ホメオスタシス / 水循環恒常性機能 / 炭素循環恒常性機能 / 熱的恒常性機能 / 塩類集積地 (他22件)
【概要】土壌のホメオスタシス機能、すなわち、恒常性機能あるいは平衡維持機能は、土壌が示す物理的・化学的・生物的緩衝作用によって発現する。したがって、土壌のホメオスタシス機能を回復することは、重要な環境保全戦略となりうる。本研究は、土壌が本来有しているホメオスタシス機能を最大限に引き出すことによる環境保全戦略を創出することを目的とした。そのために、土壌のホメオスタシス機能として、水循環恒常性機能、炭素循環恒...
❏高緯度北極域陸上生態系における炭素循環の時空間的変動の機構解明と将来予測(15405012)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】中坪 孝之 広島大学, 大学院生物圏科学研究科, 助教授 (10198137)
【キーワード】高緯度北極 / 生態系炭素循環 / コンパートメントモデル / 遷移 / 光合成 (他21件)
【概要】本研究は、高緯度北極スバールバールの陸上生態系を主な調査地とし、遷移段階ごとに炭素吸収系と放出系に対する環境要因の影響を調べ、それをもとに炭素循環モデルを構築し、炭素循環に与える環境変動の影響を予測することを目的とした。主な成果は以下のとおりである (1)氷河末端から海岸まで2.6kmの3本のラインに沿って植生、バイオマス、土壌炭素の分布を調査し、植生と土壌要因との関係を明らかにした。 (2)遷移...
【工学】総合工学:生態系モデル炭素循環を含む研究件
❏ブルーカーボン生態系からの有機炭素の外洋移出・隔離過程の実証技術開発とモデル化(18H03354)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】炭素循環 / 沿岸湿地生態系 / 炭素隔離 / 環境DNA / 生態系モデル (他11件)
【概要】令和2年度前半はまず令和1年度までに実施した、環境DNA法を利用したフィリピン・ブスアンガ島西側の浅海域堆積物におけるマングローブ・海草藻場由来有機物の移出・貯留状況に関する調査結果を整理して、日本地球惑星科学連合の大会で発表した。また並行して、前年度末に入手した八重山諸島近海の外洋堆積物試料の分析を進め、八重山諸島のブルーカーボン生態系からの有機炭素の外洋移出・貯留過程を調査した。DNA断片の分...
❏窒素動態を取り入れた陸域生態系CO2収支の高精度評価手法の開発(23310015)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】三枝 信子 独立行政法人国立環境研究所, 地球環境研究センター, 副研究センター長 (00251017)
【キーワード】陸域生態系 / 気候変化 / 炭素循環 / 窒素循環 / 生態系モデル (他10件)
【概要】温度環境や窒素負荷量の変化に対する日本の森林の応答を明らかにするための野外操作実験と、日本およびアジアにおけるCO2フラックスの多点観測データの解析に基づき、炭素・窒素収支の環境要因依存性に関する生態系間比較を行い、窒素動態を考慮した生態系の機能・構造とCO2収支の高精度把握を行った。一方、衛星データ重視型の陸域生態系モデルを用いて窒素動態を表すプロセスを高度化し、複数の地上観測サイトで測定された...
❏各種陸上生態系における炭素・水・熱フラックスの相互関係の微気象生態学的解析(13308027)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】及川 武久 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (70011682)
【キーワード】フラックス観測 / 渦相関法 / 陸域生態系 / 炭素循環 / 物質循環特性 (他16件)
【概要】本研究は日本列島を中心として炭素循環の課題に下記の3つの分担課題を立ち上げて,森林や草原などの陸上生態系を対象として、これらの生態系が大気との間で大規模に行っている二酸化炭素、水、熱の交換の実態を実験的に明らかにする(分担課題1)とともに、それを支配している各種要因を植物生理学、生態学、微気象学的に解析する(分担課題2)ことを目指す。さらには個々に得られた結果を数学モデルの形で定式化し(分担課題3...
【工学】総合工学:栄養塩炭素循環を含む研究件
❏タイ低地熱帯季節林の森林タイプの成立要因と降水量シフトによる森林機能への影響評価(16H02708)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】石田 厚 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (60343787)
【キーワード】熱帯季節林 / タイ / 生理機能データベース / 土壌 / 山火事 (他34件)
【概要】タイの常緑樹林、2つの異なったタイプの乾季落葉樹林といった3つの森林タイプで、そこ生育する樹木種の林冠葉の生理特性を網羅的に調べた。また乾季落葉樹林の乾季に頻発しておこる山火事の温度特性や山火事による樹木の枝の通水性、葉のフェノロジー、土壌呼吸に与える影響を評価し、さらに3種の竹が共存する森林で、一斉開花・枯死後13年間の竹の動態を調べた。これらの結果、タイの土壌タイプの違いと樹木の生理特性は密接...
❏海洋表面への落雷に伴う物質循環の検討(15K12181)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】亀山 宗彦 北海道大学, 地球環境科学研究院, 准教授 (70510543)
【キーワード】窒素循環 / 雷放電 / 炭素循環 / 溶存有機物 / 栄養塩
【概要】本研究では海表面への落雷に伴う物質循環が起きる可能性を検証した。実際の海水、河川水、純水に純空気及びアルゴン雰囲気下で放電を行うことで実際の落雷を模擬した。本研究では特に窒素酸化物の生成がみられ、放電に伴い硝酸・亜硝酸塩及び亜酸化窒素が生成されていることがわかった。硝酸・亜硝酸は気相中での生成が知られており、本研究でも主な生成は気相中で起こっていたが、液相中でもその生成が起きていることがわかった。...
【農学】生産環境農学:海洋細菌炭素循環を含む研究件
❏海洋細菌がもつプロテオドプシンの光受容による地球規模炭素循環の支配(22710004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】吉澤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 特任研究員 (00553108)
【キーワード】プロテオロドプシン / 光従属栄養 / Flavobacteria / 物質循環 / 海洋 (他9件)
【概要】本研究では、2000年に海洋細菌から見つかった光駆動型プロトンポンプであるプロテオロドプシン(以下PR)の生物機能を、分離培養株を用いて詳細に解析し、PRのプロトン排出速度および利用波長領域を明らかにすることに成功した。従来、PR遺伝子を持つ細菌は難培養性であると考えられてきたが、本研究で多数の分離培養に成功した。 ...
❏海洋の微生物代謝過程における難分解性溶存有機物の生成機構の解明(13680598)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】小川 浩史 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (50260518)
【キーワード】溶存有機物 / 海洋細菌 / 難分解性 / 炭素循環 / 難分解
【概要】海洋の微生物代謝過程における難分解性溶存有機物の生成機構の解明ため、1 現場海水中における溶存有機物のサイズ分布、C:N比と分解性との関係、2 海洋細菌の増殖過程において蓄積する難分解溶存有機物の特徴を調べた。 1.サイズ分布全体の特徴として、高分子→低分子になるほどその存在量が大きくなるという明確な傾向を示した。また、沿岸、外洋表層、中深層の順に、高分子画分の濃度が急激に減少し、相対的に低分子の...
【農学】生産環境農学:森林火災炭素循環を含む研究件
❏タイ低地熱帯季節林の森林タイプの成立要因と降水量シフトによる森林機能への影響評価(16H02708)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】石田 厚 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (60343787)
【キーワード】熱帯季節林 / タイ / 生理機能データベース / 土壌 / 山火事 (他34件)
【概要】タイの常緑樹林、2つの異なったタイプの乾季落葉樹林といった3つの森林タイプで、そこ生育する樹木種の林冠葉の生理特性を網羅的に調べた。また乾季落葉樹林の乾季に頻発しておこる山火事の温度特性や山火事による樹木の枝の通水性、葉のフェノロジー、土壌呼吸に与える影響を評価し、さらに3種の竹が共存する森林で、一斉開花・枯死後13年間の竹の動態を調べた。これらの結果、タイの土壌タイプの違いと樹木の生理特性は密接...
❏土壌が有するホメオスタシス機能の最適化による環境保全戦略(17380139)
【研究テーマ】農業土木学・農村計画学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】宮崎 毅 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00209892)
【キーワード】ホメオスタシス / 水循環恒常性機能 / 炭素循環恒常性機能 / 熱的恒常性機能 / 塩類集積地 (他22件)
【概要】土壌のホメオスタシス機能、すなわち、恒常性機能あるいは平衡維持機能は、土壌が示す物理的・化学的・生物的緩衝作用によって発現する。したがって、土壌のホメオスタシス機能を回復することは、重要な環境保全戦略となりうる。本研究は、土壌が本来有しているホメオスタシス機能を最大限に引き出すことによる環境保全戦略を創出することを目的とした。そのために、土壌のホメオスタシス機能として、水循環恒常性機能、炭素循環恒...
【農学】森林圏科学:熱帯林炭素循環を含む研究件
❏東南アジア熱帯林全域の炭素貯留能力を解明する(17H01477)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】熊谷 朝臣 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50304770)
【キーワード】炭素循環 / 温暖化 / 気候変動 / 熱帯林 / 二酸化炭素
【概要】当初、東南アジア熱帯林全域に多数の観測点からなる森林簿ネットワークを構築し、森林炭素収支の統合解析を行おうとした。しかし、今般の新型コロナウィルス感染拡大により、ほとんどの観測点の構築が頓挫した。そのような環境下で、(1)ベトナムの高地針広混交林サイトの設定に成功した。(2)ミャンマーの森林炭素収支において、違法伐採の影響は大きく、その評価の成否が極めて重要であることが明らかになった。(3)日本の...
❏東南アジア熱帯林における樹木根系を介した土壌の炭素蓄積と放出メカニズムの解明(25304027)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大橋 瑞江 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (30453153)
【キーワード】熱帯林 / 樹木根系 / 細根 / 生産量 / 枯死量 (他10件)
【概要】マレーシア、サラワク州のランビルヒルズ国立公園において、 (1)細根の生産量と枯死量の評価、(2)細根の成長と枯死の変動要因、(3)細根の成長や枯死と土壌圏の炭素動態との関わり、を検討した。その結果、細根生産量は生態系総生産量の10%程度であること、粗根に比べると、細根の方が、分解が遅いことが明らかとなった。また土壌からのCO2フラックスの変動は細菌による枯死根分解と強い関係があると予想された。細...
【農学】森林圏科学:土壌呼吸炭素循環を含む研究件
❏タイ低地熱帯季節林の森林タイプの成立要因と降水量シフトによる森林機能への影響評価(16H02708)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】石田 厚 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (60343787)
【キーワード】熱帯季節林 / タイ / 生理機能データベース / 土壌 / 山火事 (他34件)
【概要】タイの常緑樹林、2つの異なったタイプの乾季落葉樹林といった3つの森林タイプで、そこ生育する樹木種の林冠葉の生理特性を網羅的に調べた。また乾季落葉樹林の乾季に頻発しておこる山火事の温度特性や山火事による樹木の枝の通水性、葉のフェノロジー、土壌呼吸に与える影響を評価し、さらに3種の竹が共存する森林で、一斉開花・枯死後13年間の竹の動態を調べた。これらの結果、タイの土壌タイプの違いと樹木の生理特性は密接...
❏東南アジア熱帯林における樹木根系を介した土壌の炭素蓄積と放出メカニズムの解明(25304027)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大橋 瑞江 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (30453153)
【キーワード】熱帯林 / 樹木根系 / 細根 / 生産量 / 枯死量 (他10件)
【概要】マレーシア、サラワク州のランビルヒルズ国立公園において、 (1)細根の生産量と枯死量の評価、(2)細根の成長と枯死の変動要因、(3)細根の成長や枯死と土壌圏の炭素動態との関わり、を検討した。その結果、細根生産量は生態系総生産量の10%程度であること、粗根に比べると、細根の方が、分解が遅いことが明らかとなった。また土壌からのCO2フラックスの変動は細菌による枯死根分解と強い関係があると予想された。細...
❏高緯度北極域陸上生態系における炭素循環の時空間的変動の機構解明と将来予測(15405012)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】中坪 孝之 広島大学, 大学院生物圏科学研究科, 助教授 (10198137)
【キーワード】高緯度北極 / 生態系炭素循環 / コンパートメントモデル / 遷移 / 光合成 (他21件)
【概要】本研究は、高緯度北極スバールバールの陸上生態系を主な調査地とし、遷移段階ごとに炭素吸収系と放出系に対する環境要因の影響を調べ、それをもとに炭素循環モデルを構築し、炭素循環に与える環境変動の影響を予測することを目的とした。主な成果は以下のとおりである (1)氷河末端から海岸まで2.6kmの3本のラインに沿って植生、バイオマス、土壌炭素の分布を調査し、植生と土壌要因との関係を明らかにした。 (2)遷移...
【農学】森林圏科学:土壌微生物炭素循環を含む研究件
❏溶存有機炭素フラックスが森林生態系の土壌圏炭素動態と微生物群集に与える影響の解明(16K00513)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉竹 晋平 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 助手 (50643649)
【キーワード】溶存有機炭素(DOC) / 落葉広葉樹林 / 炭素循環 / 窒素循環 / 樹幹流 (他11件)
【概要】本研究では、これまで報告の少ない落葉広葉樹林における溶存態有機炭素(DOC)フラックスの定量を行った。また、比較的高濃度のDOCや無機栄養塩類を含む樹幹流の土壌への流入が、短期的には土壌微生物群集に対してプラスに影響することを明らかにした。しかし、実際の野外では限られた場所(樹幹基部の近傍)に対して大量の樹幹流が継続的に流入するため、短期的な検証とは異なる影響が検出された。 本研究の結果、これまで...
❏土壌が有するホメオスタシス機能の最適化による環境保全戦略(17380139)
【研究テーマ】農業土木学・農村計画学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】宮崎 毅 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00209892)
【キーワード】ホメオスタシス / 水循環恒常性機能 / 炭素循環恒常性機能 / 熱的恒常性機能 / 塩類集積地 (他22件)
【概要】土壌のホメオスタシス機能、すなわち、恒常性機能あるいは平衡維持機能は、土壌が示す物理的・化学的・生物的緩衝作用によって発現する。したがって、土壌のホメオスタシス機能を回復することは、重要な環境保全戦略となりうる。本研究は、土壌が本来有しているホメオスタシス機能を最大限に引き出すことによる環境保全戦略を創出することを目的とした。そのために、土壌のホメオスタシス機能として、水循環恒常性機能、炭素循環恒...
❏陸上生態系における炭素・窒素の循環とその相互作用(60480004)
【研究テーマ】生態学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1985 - 1987
【研究代表者】佐伯 敏郎 東京大学, 理学部, 教授 (20011455)
【キーワード】炭素循環 / 窒素循環 / 陸上生態系 / 窒素利用効率 / 群落光合成 (他14件)
【概要】1.植物の窒素吸収と成長 イタドリは, 供給される窒素量が変化すると, 窒素と乾物の各器官への分配率を変化させた. この変化は, 純同化速度と根重あたりの窒素吸収速度を変数とするモデルによる予測と一致した. こうした物質分配の可塑性をもつ植物は, 窒素供給量の変動する環境下において, 可塑性の少ない植物よりも高い生長速度を維持できることがシミュレーションによって示された. 2.植物群落の生産構造と...
【農学】森林圏科学:海洋微生物炭素循環を含む研究件
❏海洋の炭素固定における微生物炭素ポンプ機能の検証(24310008)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】小川 浩史 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (50260518)
【キーワード】炭素循環 / 生元素動態 / 海洋微生物 / 海洋有機物
【概要】大気中の二酸化炭素の海洋へ固定メカニズムとして近年提唱された“微生物炭素ポンプ”という新しい概念を検証するために、太平洋における難分解性の溶存有機物(DOM) と細菌群集の分布調査と船上培養実験から明らかにした。その結果、亜熱帯表層には炭素に富んだ微生物利用性の低い相対的に難分解なDOMが蓄積していることが明らかとなった。また、リグニンを指標とした陸起源の難分解性DOMの分布は、北太平洋中層水(N...
❏気候関連ガスの動態を左右する海洋微生物系統群の解析(18310011)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 海洋研究所, 准教授 (80277871)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 炭素循環 / ジメチルサルファイド / 海洋微生物 (他12件)
【概要】本研究では、海洋微生物の生態を解析するための新しい手法を開発し、これらを駆使して、海洋における炭酸ガスやジメチルサルファイド(DMS)といった気候関連ガスの動態に強い影響を及ぼす微生物鍵種を特定した。さらに、独自技術に次世代超並列シーケンスを組み合わせた解析では、従来法では不可能であった希少種も含めた増殖群の特定に成功し、微生物多様性と生態系の安定性を議論する上での重要な知見を得ることが出来た。...
❏海洋表層における溶存有機物-微生物連鎖系の代謝調節機構(09044207)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (40183892)
【キーワード】溶存有機物 / 海洋微生物 / 溶存タンパク質 / 細胞外加水分解酵素 / バクテリア (他8件)
【概要】本研究は、海水中最大の有機炭素プールである溶存有機物と海洋微生物群集の相互作用系の機構解析を行うことにより、海洋における有機物の分解速度定数の規定要因を明らかにすることを目的とした。平成9年度の研究の継続として、細菌群集によるコロイド状の有機複合体の分解過程の実験的解析を行うとともに、微生物由来の有機ポリマーの分解機構に関する新たな知見を得ることにも成功した。主な成果は以下の通りである。 1. 放...
【農学】森林圏科学:森林生態系炭素循環を含む研究件
❏バイオチャーが森林生態系の土壌圏と生態系炭素隔離機能に及ぼす中長期的影響の解明(19H04237)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】吉竹 晋平 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (50643649)
【キーワード】バイオチャー / 森林生態系 / 炭素循環 / 養分循環 / 生態系純生産量 (他8件)
【概要】本研究の目的は野外におけるバイオチャー散布実験を通して、生態系の炭素隔離機能の中長期的変化と、その変化に関わる土壌圏の応答メカニズムを明らかにすることである。散布後6年目となる本年度も継続して、生態学的手法に基づく炭素循環プロセスの測定を実施した。昨年度までと同様に、植物成長量、リターフォール量の測定を行った。また、生態系からの炭素損失である土壌呼吸および従属栄養生物呼吸についても測定を継続した。...
❏溶存有機炭素フラックスが森林生態系の土壌圏炭素動態と微生物群集に与える影響の解明(16K00513)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉竹 晋平 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 助手 (50643649)
【キーワード】溶存有機炭素(DOC) / 落葉広葉樹林 / 炭素循環 / 窒素循環 / 樹幹流 (他11件)
【概要】本研究では、これまで報告の少ない落葉広葉樹林における溶存態有機炭素(DOC)フラックスの定量を行った。また、比較的高濃度のDOCや無機栄養塩類を含む樹幹流の土壌への流入が、短期的には土壌微生物群集に対してプラスに影響することを明らかにした。しかし、実際の野外では限られた場所(樹幹基部の近傍)に対して大量の樹幹流が継続的に流入するため、短期的な検証とは異なる影響が検出された。 本研究の結果、これまで...
❏森林生態系における土壌炭素放出に対する根圏滲出物の量的寄与と環境応答特性の解明(15K14609)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】小泉 博 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50303516)
【キーワード】根圏滲出物 / 森林生態系 / 炭素循環 / 生態系純生産 / 純一次生産 (他9件)
【概要】根圏滲出物の放出速度の季節変化と純一次生産 (NPP) に与える影響を明らかにするために、2つの森林生態系(コナラ林、アカマツ林)において2016年から2017年にかけて滲出速度の測定を行った。我々が新たに開発した測定手法によって、平均滲出速度はコナラ林とアカマツ林でそれぞれ0.49、1.09 mgC g fine root-1 day-1と測定された。これらの速度と細根バイオマスから推定された年...
【農学】森林圏科学:水循環炭素循環を含む研究件
❏アブラヤシ農園拡大の環境リスク評価(21H02229)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】熊谷 朝臣 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50304770)
【キーワード】土地利用変化 / 水循環 / 炭素循環 / 東南アジア / プランテーション
【概要】
❏植生遷移に伴う落葉広葉樹林生態系機能の環境応答特性の変遷とその変動機構の解明(15H04512)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】斎藤 琢 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 助教 (50420352)
【キーワード】植生遷移 / 炭素循環 / 水循環 / 環境応答 / 落葉広葉樹 (他11件)
【概要】本研究の目的は植生遷移に伴う落葉広葉樹林生態系機能の環境応答特性の変遷とその変動機構をフィールド観測と生態系モデルによって解明することである。ダケカンバ(遷移初期種)とミズナラ(遷移中後期種)を重点的に調査したところ、(1)両種の葉群フェノロジーの相違性が、植物生理特性や蒸散特性に影響を与えること、(2)ダケカンバ林からミズナラ林への遷移を想定した場合、水循環よりも炭素循環への影響が大きいことが示...
❏インドシナにおけるゴム林の爆発的拡大:環境影響評価と適正造成計画の提案(23405028)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】熊谷 朝臣 名古屋大学, 地球水循環研究センター, 准教授 (50304770)
【キーワード】環境対応 / 環境変動 / 国際協力 / 水循環 / 炭素循環
【概要】インドシナ内陸部山地において、ゴム林が急速に拡大しており、さらに今後の加速が予測されている。ゴム林への土地利用変化が生物多様性や局地の水・炭素循環に及ぼす悪影響が指摘され始めているが、その定量的評価は絶対的に不足している。またゴム林の拡大により、リファレンスシナリオにゴム林における炭素吸収・排出量の評価値を反映させる必要性が高まっている。そこで本研究では、ゴム林造成とその背景となる環境変動が地域の...
【農学】水圏応用科学:海洋生態炭素循環を含む研究件
❏熱帯多島海域における大気降下物由来窒素負荷と海洋酸性化に対する炭素循環の応答(23405002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋酸性化応答 / サンゴ礁 / 降水 / 大気沈着物 / 二酸化炭素分圧 (他14件)
【概要】複雑な海岸地形を有するフィリピンの特徴的な沿岸海域において、多様な空間スケールにおける海洋化学的観測を実施し、大気からの環境負荷と、それが陸域影響(河川・地下水流入)や沿岸部における養殖漁業等の人為負荷と組み合わさることによる複合効果とを、特に海洋物理学的特性と関連した海洋酸性化の促進・緩和という観点から評価した。また降雨成分の分析により窒素の越境汚染の潜在的影響について検証した。さらに造礁サンゴ...
❏海洋表層におけるケイ素と炭素の生物地球化学的循環のカップリング(20310006)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】武田 重信 長崎大学, 大学院・水産・環境科学総合研究科, 教授 (20334328)
【キーワード】海洋科学 / 海洋生態 / 地球化学 / 環境変動 / 炭素循環 (他8件)
【概要】海洋表層における生物地球化学的な炭素循環が、有光層へのケイ素の移出入とどのようにカップリングしているのかについて、西部北太平洋亜寒帯域と東シナ海を主な対象海域として研究を行った。その結果、鉄や亜鉛などの微量元素の動態がケイ藻群集による粒子状有機炭素と生物ケイ酸の生産ならびに下層への移出と密接に係わっていること、優占する珪藻種の違いがそれらの過程に大きく影響することが明らかになった。 ...
【農学】水圏応用科学:海洋生態系炭素循環を含む研究件
❏海洋中深層における大規模炭素循環を支配する微生物食物網ネットワークの機構論的解明(24241003)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋生態系 / 中深層 / 微生物食物網 / 炭素循環 / 原核生物 (他10件)
【概要】本研究では、これまで未解明であった、海洋中深層の炭素循環過程を支配する微生物食物網ネットワークの構造と動態に関する理解を深化させるために、研究船による観測とモデリングを連携させた学際的な研究を推進した。その結果、海洋の表層から深層にかけて、深度とともに、微生物食物網の構造が系統的に変化することが明らかになった。また、微生物間相互作用を明示的に組み込んだ、全海洋規模3次元生物地球化学モデルの構築を進...
❏海洋中深層における炭素循環を駆動する有機物-微生物相互作用系の動的構造解析(20310010)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 有機物 / 炭素循環 / 中深層 (他12件)
【概要】海洋炭素循環の理解の上で鍵になる、中深層での有機物の変質・分解過程とそれに関わる微生物群集の動態を新たな切り口から追及した。北極海において、微生物諸量の全深度分布を世界で初めて解明するとともに、西部北太平洋での時系列観測を先駆的に展開し、微生物活性の分布構造の海域間での違いと季節変動を明らかにした。また、懸濁態有機物のアミノ酸窒素安定同位体比から、有機物の変質過程を解析する新たな手法を開発した。...
❏水圏における複合有機コロイド系の動態を支配する生物複雑性メカニズムに関する研究(13308029)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】溶存有機物 / 海洋コロイド / 細菌群集 / 有機物分解 / 海洋生態系 (他19件)
【概要】本研究では、水圏における溶存態およびコロイド態有機物の動態とそれに関わる細菌群集の変動機構の解明を目的とした。以下の成果が得られた。 1.海洋のコロイド有機物の重要な構成成分であるペプチドグリカンの分解過程を放射トレーサー法により解析し、分子内部位(糖鎖およびペプチド鎖)による分解速度定数の違いを初めて明らかにした。 2.沿岸海洋における深度別の微生物分布を解析するモデルを検討した。また、このモデ...
【農学】水圏応用科学:フェノロジー炭素循環を含む研究件
❏タイ低地熱帯季節林の森林タイプの成立要因と降水量シフトによる森林機能への影響評価(16H02708)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】石田 厚 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (60343787)
【キーワード】熱帯季節林 / タイ / 生理機能データベース / 土壌 / 山火事 (他34件)
【概要】タイの常緑樹林、2つの異なったタイプの乾季落葉樹林といった3つの森林タイプで、そこ生育する樹木種の林冠葉の生理特性を網羅的に調べた。また乾季落葉樹林の乾季に頻発しておこる山火事の温度特性や山火事による樹木の枝の通水性、葉のフェノロジー、土壌呼吸に与える影響を評価し、さらに3種の竹が共存する森林で、一斉開花・枯死後13年間の竹の動態を調べた。これらの結果、タイの土壌タイプの違いと樹木の生理特性は密接...
❏タワー観測のネットワーク化による東南アジアの大気-森林相互作用の解明(21255001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】平野 高司 北海道大学, 大学院・農学研究院, 教授 (20208838)
【キーワード】気候変動 / 環境変動 / 生物圏現象 / 水循環 / 炭素循環 (他16件)
【概要】われわれは,東南アジアの熱帯林(熱帯雨林,熱帯季節林,熱帯泥炭林)の11ヵ所において,二酸化炭素(CO2)の吸収(光合成)・放出(呼吸)や蒸発散の連続観測を行っている。得られた長期の観測データを用いて,熱帯林のガス交換過程(光合成,呼吸,蒸発散)の特性を解析し,ガス交換過程を規定する要因を明らかにするとともに,降雨パターンがガス交換過程に与える影響を評価した。 ...
【農学】水圏応用科学:物質循環炭素循環を含む研究件
❏汎用的な海水中溶存有機物態放射性炭素分析システムの開発(16K00527)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】乙坂 重嘉 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 原子力基礎工学研究センター, 研究主幹 (40370374)
【キーワード】海水分析 / 溶存有機物 / 放射性炭素 / 炭素循環 / 化学海洋 (他11件)
【概要】海水中の溶存有機物を構成する放射性炭素の同位体比を測定し、その年齢の分布を明らかにすることにより、海洋での溶存有機物の分布に時間軸、すなわち、溶存有機物の分解速度や、海域間での移動時間等の情報を加えることが可能である。本研究では、その方法の煩雑さから報告例が極めて限られていた海水中の溶存有機態放射性炭素分析について、従来に比べて安全で容易な手法を開発した。 ...
❏森林生態系における土壌炭素放出に対する根圏滲出物の量的寄与と環境応答特性の解明(15K14609)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】小泉 博 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50303516)
【キーワード】根圏滲出物 / 森林生態系 / 炭素循環 / 生態系純生産 / 純一次生産 (他9件)
【概要】根圏滲出物の放出速度の季節変化と純一次生産 (NPP) に与える影響を明らかにするために、2つの森林生態系(コナラ林、アカマツ林)において2016年から2017年にかけて滲出速度の測定を行った。我々が新たに開発した測定手法によって、平均滲出速度はコナラ林とアカマツ林でそれぞれ0.49、1.09 mgC g fine root-1 day-1と測定された。これらの速度と細根バイオマスから推定された年...
❏熱帯多島海域における大気降下物由来窒素負荷と海洋酸性化に対する炭素循環の応答(23405002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋酸性化応答 / サンゴ礁 / 降水 / 大気沈着物 / 二酸化炭素分圧 (他14件)
【概要】複雑な海岸地形を有するフィリピンの特徴的な沿岸海域において、多様な空間スケールにおける海洋化学的観測を実施し、大気からの環境負荷と、それが陸域影響(河川・地下水流入)や沿岸部における養殖漁業等の人為負荷と組み合わさることによる複合効果とを、特に海洋物理学的特性と関連した海洋酸性化の促進・緩和という観点から評価した。また降雨成分の分析により窒素の越境汚染の潜在的影響について検証した。さらに造礁サンゴ...
【農学】水圏応用科学:細菌群集炭素循環を含む研究件
❏海洋における大規模な有機炭素鉛直輸送過程の新規制御機構の解明(15H01725)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 凝集体 / 炭素循環 / 沈降フラックス (他14件)
【概要】海洋表層の基礎生産で生成された有機物(凝集体)の沈降によって媒介される炭素鉛直輸送(生物ポンプ)は、海洋内部での炭素貯留を促進するプロセスとして重要であるが、その変動や制御には不明の点が多い。本研究では、凝集体の形成・沈降過程を、凝集体と海洋細菌群集の相互作用という新たな切り口から追及した。実験的解析の結果、海洋細菌群集には、大型凝集体の形成を顕著に促進する作用があることが示された。また、凝集体形...
❏水圏における複合有機コロイド系の動態を支配する生物複雑性メカニズムに関する研究(13308029)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】溶存有機物 / 海洋コロイド / 細菌群集 / 有機物分解 / 海洋生態系 (他19件)
【概要】本研究では、水圏における溶存態およびコロイド態有機物の動態とそれに関わる細菌群集の変動機構の解明を目的とした。以下の成果が得られた。 1.海洋のコロイド有機物の重要な構成成分であるペプチドグリカンの分解過程を放射トレーサー法により解析し、分子内部位(糖鎖およびペプチド鎖)による分解速度定数の違いを初めて明らかにした。 2.沿岸海洋における深度別の微生物分布を解析するモデルを検討した。また、このモデ...
【農学】水圏応用科学:温暖化炭素循環を含む研究件
❏高緯度北極ツンドラ生態系のレジームシフト:炭素循環研究に基づく機構解明と将来予測(22H03734)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2027-03-31
【研究代表者】中坪 孝之 広島大学, 統合生命科学研究科(生), 教授 (10198137)
【キーワード】高緯度北極 / ツンドラ / 温暖化 / 炭素循環 / レジームシフト
【概要】
❏C4植物の誕生・進化とその要因:白亜紀中期の炭素循環攪乱と南極付近の環境(19H02011)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 地球社会基盤学系, 教授 (50272943)
【キーワード】白亜紀 / バイオマーカー / アルケノン / C4植物 / 古環境 (他13件)
【概要】国際深海科学掘削計画(IODP)第369次航海での掘削試料(U1516)の白亜系セノマニアン期,アルビアン期,アプチアン期の試料を入手し,分析を行った.その結果,セノマニアン期とアルビアン期の試料からハプト藻類に由来するC40アルケノン類(炭素数40の直鎖型アルキルケトン)を抽出することができた.これらは2つないし3つの不飽和部位を持っていた.特に一部のセノマニアン期の試料には3不飽和物が多く含ま...
❏東南アジア熱帯林全域の炭素貯留能力を解明する(17H01477)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】熊谷 朝臣 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50304770)
【キーワード】炭素循環 / 温暖化 / 気候変動 / 熱帯林 / 二酸化炭素
【概要】当初、東南アジア熱帯林全域に多数の観測点からなる森林簿ネットワークを構築し、森林炭素収支の統合解析を行おうとした。しかし、今般の新型コロナウィルス感染拡大により、ほとんどの観測点の構築が頓挫した。そのような環境下で、(1)ベトナムの高地針広混交林サイトの設定に成功した。(2)ミャンマーの森林炭素収支において、違法伐採の影響は大きく、その評価の成否が極めて重要であることが明らかになった。(3)日本の...
【農学】水圏応用科学:微生物炭素循環を含む研究件
❏化学合成・光合成微生物生態系の炭素及び硫黄安定同位体化学指標の構築(17K14412)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中川 麻悠子 東京工業大学, 地球生命研究所, 特任助教 (20647664)
【キーワード】炭素同位体 / 硫黄同位体 / 微生物 / 代謝 / 炭素同位体比 (他17件)
【概要】本研究ではまず化学合成細菌・光合成細菌の純粋培養を行い、脂肪酸の炭素・水素同位体比分析を行った。硫黄同位体比に関しては硫酸還元と硫黄不均化に注目し、それぞれの四種硫黄同位体的特徴付けに取り組んだ。。 フィールド研究に関しては、コスタリカの温泉水及び堆積物分析による炭素循環解析、成層湖涌池における微生物相と炭素循環解析、モンゴルの永久凍土帯湖底堆積物試料中硫黄同位体分析による気候変動解析に携わった。...
❏海洋における大規模な有機炭素鉛直輸送過程の新規制御機構の解明(15H01725)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 凝集体 / 炭素循環 / 沈降フラックス (他14件)
【概要】海洋表層の基礎生産で生成された有機物(凝集体)の沈降によって媒介される炭素鉛直輸送(生物ポンプ)は、海洋内部での炭素貯留を促進するプロセスとして重要であるが、その変動や制御には不明の点が多い。本研究では、凝集体の形成・沈降過程を、凝集体と海洋細菌群集の相互作用という新たな切り口から追及した。実験的解析の結果、海洋細菌群集には、大型凝集体の形成を顕著に促進する作用があることが示された。また、凝集体形...
❏地球環境変動に連動する藻場生態系の炭素固定機能とデトリタス連鎖系の応答(25291098)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海草藻場 / 食物網構造 / 炭素循環 / 海洋酸性化 / デトリタス (他16件)
【概要】大気中の二酸化炭素濃度の上昇によって引き起こされる海洋酸性化が海草藻場生態系の群集構造、特にデトリタス食物網に及ぼす影響を評価するために、基礎的な研究技術の開発と飼育培養実験による検証を2本の柱として研究を進めた。主要な成果として、①海草由来のデトリタスの生成・集積・分解過程を実証的に追跡する方法としての環境DNA法の確立と有効性の検証、②食物連鎖系の動的構造を定量的に解明するための重水素パルスチ...
【農学】水圏応用科学:環境DNA炭素循環を含む研究件
❏ブルーカーボン生態系からの有機炭素の外洋移出・隔離過程の実証技術開発とモデル化(18H03354)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】炭素循環 / 沿岸湿地生態系 / 炭素隔離 / 環境DNA / 生態系モデル (他11件)
【概要】令和2年度前半はまず令和1年度までに実施した、環境DNA法を利用したフィリピン・ブスアンガ島西側の浅海域堆積物におけるマングローブ・海草藻場由来有機物の移出・貯留状況に関する調査結果を整理して、日本地球惑星科学連合の大会で発表した。また並行して、前年度末に入手した八重山諸島近海の外洋堆積物試料の分析を進め、八重山諸島のブルーカーボン生態系からの有機炭素の外洋移出・貯留過程を調査した。DNA断片の分...
❏地球環境変動に連動する藻場生態系の炭素固定機能とデトリタス連鎖系の応答(25291098)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海草藻場 / 食物網構造 / 炭素循環 / 海洋酸性化 / デトリタス (他16件)
【概要】大気中の二酸化炭素濃度の上昇によって引き起こされる海洋酸性化が海草藻場生態系の群集構造、特にデトリタス食物網に及ぼす影響を評価するために、基礎的な研究技術の開発と飼育培養実験による検証を2本の柱として研究を進めた。主要な成果として、①海草由来のデトリタスの生成・集積・分解過程を実証的に追跡する方法としての環境DNA法の確立と有効性の検証、②食物連鎖系の動的構造を定量的に解明するための重水素パルスチ...
【農学】水圏応用科学:サンゴ礁炭素循環を含む研究件
❏熱帯多島海域における大気降下物由来窒素負荷と海洋酸性化に対する炭素循環の応答(23405002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋酸性化応答 / サンゴ礁 / 降水 / 大気沈着物 / 二酸化炭素分圧 (他14件)
【概要】複雑な海岸地形を有するフィリピンの特徴的な沿岸海域において、多様な空間スケールにおける海洋化学的観測を実施し、大気からの環境負荷と、それが陸域影響(河川・地下水流入)や沿岸部における養殖漁業等の人為負荷と組み合わさることによる複合効果とを、特に海洋物理学的特性と関連した海洋酸性化の促進・緩和という観点から評価した。また降雨成分の分析により窒素の越境汚染の潜在的影響について検証した。さらに造礁サンゴ...
❏サンゴ礁における炭素循環とその環境変動に伴う変化(08041100)
【研究テーマ】自然地理学
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】茅根 創 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (60192548)
【キーワード】サンゴ礁 / 二酸化炭素 / 環境変動 / サンゴ / オーストラリア (他7件)
【概要】サンゴ礁は、光合成と石灰化とを通じて地球規模の炭素循環に関わっている.また炭素循環過程は、数1000年オーダーでの環境変動とそれに伴うサンゴ礁地形の形成とともに変化してきたと考えられる.本研究では,代表的な大陸型の堡礁であるグレートバリアリ-フと大洋島型の堡礁であるパラオ諸島とにおいて,サンゴ礁地形と生物分布,サンゴ礁上における生産速度,外洋-堡礁-ラグーン間での海水と炭素の収支、サンゴ礁地形の形...
【医歯薬学】薬学:分解炭素循環を含む研究件
❏東南アジア熱帯林における樹木根系を介した土壌の炭素蓄積と放出メカニズムの解明(25304027)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大橋 瑞江 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (30453153)
【キーワード】熱帯林 / 樹木根系 / 細根 / 生産量 / 枯死量 (他10件)
【概要】マレーシア、サラワク州のランビルヒルズ国立公園において、 (1)細根の生産量と枯死量の評価、(2)細根の成長と枯死の変動要因、(3)細根の成長や枯死と土壌圏の炭素動態との関わり、を検討した。その結果、細根生産量は生態系総生産量の10%程度であること、粗根に比べると、細根の方が、分解が遅いことが明らかとなった。また土壌からのCO2フラックスの変動は細菌による枯死根分解と強い関係があると予想された。細...
❏海洋における溶存有機炭素の循環を支配する新しいメカニズム(11694197)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】細菌 / 海洋 / 溶存有機物 / ペプチドグリカン / ポリマー (他12件)
【概要】1.海洋に蓄積している有機ポリマーである細菌細胞壁主成分(ペプチドグリカン)の分離、精製、定量法を検討した。 2.海洋細菌を用いてペプチドグリカンの放射標識標品を調製する方法を検討した。 3.上記の検討に基づき、海洋における高分子有機ポリマーの循環速度を高感度に測定するアッセイ法を新規構築することに成功した。 4.沿岸、外洋海域における培養実験を行い、高分子有機ポリマーの分解速度と、分解過程を詳細...
❏海洋表層における高分子溶存有機物の分解過程-微生物,地球化学的アプローチ(08458142)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 溶存有機物 / 細菌 / タンパク質 / 炭素低環 (他12件)
【概要】海洋中の溶存有機物は、陸上植生、土壌有機物と並んで、地球上の3大有機炭素リザバ-のひとつの数えられている。その変動は、グローバルな炭素フラックス、さらには、大気中最大の温室効果気体である二酸化炭素の年-100年スケールでの変動にも影響を及ぼしうる.本研究の目的は、海洋における溶存有機物の蓄積メカニズムを、微生物生態学と地球化学を融合させた学際的なアプローチを用いて実験的に解明することである。生体ポ...
【医歯薬学】薬学:アミノ酸炭素循環を含む研究件
❏海洋表層における生態・炭素循環システムの構造転換に関する実証・理論的研究(10480125)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 溶存有機物 / 炭素循環 / 食物網 / 微生物 (他8件)
【概要】1.海洋の炭素循環に大きな影響を及ぼす微生物群集と溶存有機物の空間分布を北部北太平洋亜寒帯海域において解析した。高感度溶存有機物分析装置を駆使し、表層から深層にいたるアミノ酸の鉛直分布を解析するとともに、これと、微生物群集の現存量、生産活性との関連を詳細に調べた。その結果、太平洋の東西での、細菌活性の勾配が検出され、生態炭素循環システムの構造が顕著な空間変動を示していることが明らかにされた。変動要...
❏海洋表層における高分子溶存有機物の分解過程-微生物,地球化学的アプローチ(08458142)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 溶存有機物 / 細菌 / タンパク質 / 炭素低環 (他12件)
【概要】海洋中の溶存有機物は、陸上植生、土壌有機物と並んで、地球上の3大有機炭素リザバ-のひとつの数えられている。その変動は、グローバルな炭素フラックス、さらには、大気中最大の温室効果気体である二酸化炭素の年-100年スケールでの変動にも影響を及ぼしうる.本研究の目的は、海洋における溶存有機物の蓄積メカニズムを、微生物生態学と地球化学を融合させた学際的なアプローチを用いて実験的に解明することである。生体ポ...
【医歯薬学】薬学:一酸化炭素炭素循環を含む研究件
❏大規模二酸化炭素資源化のための金属基板固体酸化物電気分解セルスタックの開発(19H02807)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】加藤 之貴 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (20233827)
【キーワード】SOEC / CO2電気分解 / 炭素循環 / カーボンニュートラル / CO (他10件)
【概要】二酸化炭素(CO2)を資源として循環する炭素循環エネルギーシステムの産業実装による産業の革新的な低炭素化が本研究のゴールである。CO2の還元・資源化がキーテクノロジーであり、本研究では固体酸化物電気分解セル(Solid Oxide Electrolysis Cell、SOEC)を用いたCO2還元によるCO2資源化を目指している。社会実装に必要な大量還元の大面積化を実現するため、金属基板上にSOEC...
❏二酸化炭素直接還元炭素資源再生による再生可能エネルギーの負荷平準化(24656550)
【研究テーマ】リサイクル工学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】加藤 之貴 東京工業大学, 原子炉工学研究所, 准教授 (20233827)
【キーワード】二酸化炭素 / 電気分解 / 再生可能エネルギー / 負荷平準化 / 炭素資源再生 (他9件)
【概要】再生可能エネルギーを活用した二酸化炭素(CO2)の直接還元炭素資源再生を目的に電気分解セルを製作しCO2電気分解の実証を行った。実験より再生一酸化炭素:酸素生成比がほぼ1:0.5となり、Faraday則に応じて化学量論的に電気分解が進むことを確認した。得られた実験データを基に製鉄プロセスへの本技術の応用可能性を検討したところ、本SOECシステムの貢献が確認された。以上からCO2の直接還元炭素資源再...
【医歯薬学】看護学:ウイルス炭素循環を含む研究件
❏海洋における大規模な有機炭素鉛直輸送過程の新規制御機構の解明(15H01725)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 凝集体 / 炭素循環 / 沈降フラックス (他14件)
【概要】海洋表層の基礎生産で生成された有機物(凝集体)の沈降によって媒介される炭素鉛直輸送(生物ポンプ)は、海洋内部での炭素貯留を促進するプロセスとして重要であるが、その変動や制御には不明の点が多い。本研究では、凝集体の形成・沈降過程を、凝集体と海洋細菌群集の相互作用という新たな切り口から追及した。実験的解析の結果、海洋細菌群集には、大型凝集体の形成を顕著に促進する作用があることが示された。また、凝集体形...
❏海洋中深層における大規模炭素循環を支配する微生物食物網ネットワークの機構論的解明(24241003)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋生態系 / 中深層 / 微生物食物網 / 炭素循環 / 原核生物 (他10件)
【概要】本研究では、これまで未解明であった、海洋中深層の炭素循環過程を支配する微生物食物網ネットワークの構造と動態に関する理解を深化させるために、研究船による観測とモデリングを連携させた学際的な研究を推進した。その結果、海洋の表層から深層にかけて、深度とともに、微生物食物網の構造が系統的に変化することが明らかになった。また、微生物間相互作用を明示的に組み込んだ、全海洋規模3次元生物地球化学モデルの構築を進...
❏海洋中深層における炭素循環を駆動する有機物-微生物相互作用系の動的構造解析(20310010)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 有機物 / 炭素循環 / 中深層 (他12件)
【概要】海洋炭素循環の理解の上で鍵になる、中深層での有機物の変質・分解過程とそれに関わる微生物群集の動態を新たな切り口から追及した。北極海において、微生物諸量の全深度分布を世界で初めて解明するとともに、西部北太平洋での時系列観測を先駆的に展開し、微生物活性の分布構造の海域間での違いと季節変動を明らかにした。また、懸濁態有機物のアミノ酸窒素安定同位体比から、有機物の変質過程を解析する新たな手法を開発した。...
【医歯薬学】看護学:細菌炭素循環を含む研究件
❏海洋における大規模な有機炭素鉛直輸送過程の新規制御機構の解明(15H01725)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 凝集体 / 炭素循環 / 沈降フラックス (他14件)
【概要】海洋表層の基礎生産で生成された有機物(凝集体)の沈降によって媒介される炭素鉛直輸送(生物ポンプ)は、海洋内部での炭素貯留を促進するプロセスとして重要であるが、その変動や制御には不明の点が多い。本研究では、凝集体の形成・沈降過程を、凝集体と海洋細菌群集の相互作用という新たな切り口から追及した。実験的解析の結果、海洋細菌群集には、大型凝集体の形成を顕著に促進する作用があることが示された。また、凝集体形...
❏海洋における溶存有機炭素の循環を支配する新しいメカニズム(11694197)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】細菌 / 海洋 / 溶存有機物 / ペプチドグリカン / ポリマー (他12件)
【概要】1.海洋に蓄積している有機ポリマーである細菌細胞壁主成分(ペプチドグリカン)の分離、精製、定量法を検討した。 2.海洋細菌を用いてペプチドグリカンの放射標識標品を調製する方法を検討した。 3.上記の検討に基づき、海洋における高分子有機ポリマーの循環速度を高感度に測定するアッセイ法を新規構築することに成功した。 4.沿岸、外洋海域における培養実験を行い、高分子有機ポリマーの分解速度と、分解過程を詳細...
❏海洋表層における高分子溶存有機物の分解過程-微生物,地球化学的アプローチ(08458142)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 溶存有機物 / 細菌 / タンパク質 / 炭素低環 (他12件)
【概要】海洋中の溶存有機物は、陸上植生、土壌有機物と並んで、地球上の3大有機炭素リザバ-のひとつの数えられている。その変動は、グローバルな炭素フラックス、さらには、大気中最大の温室効果気体である二酸化炭素の年-100年スケールでの変動にも影響を及ぼしうる.本研究の目的は、海洋における溶存有機物の蓄積メカニズムを、微生物生態学と地球化学を融合させた学際的なアプローチを用いて実験的に解明することである。生体ポ...