二酸化炭素再資源化のための金属基板固体酸化物電気分解セルの開発
【研究分野】エネルギー学
【研究キーワード】
二酸化炭素 / 二酸化炭素再資源化 / 電気分解 / 固体酸化物 / MS-SOEC / 低炭素 / 再資源化 / 個体酸化物電気分解セル / 二酸化炭素資源化 / 固体酸化物電気分解セル / 金属基盤 / 炭素循環
【研究成果の概要】
金属基盤固体酸化物電気分解セル(MS-SOEC)を改良し、電気分解性能の向上を進めた。金属基盤にガス拡散向けのμmオーダーの細孔を多数開けた。SOEC本体のアノード、カソード層は大気プラズマスプレー法(APS)を用いた。CO2電気分解試験を行った。目的のCO2の電気分解によるCO、O2の生成を確認し、製作したセルがMS-SOECとして機能することを実証した。当初計画したMS-SOECの製作と、作動実証ができたことで、研究目的を達成したと判断された。
【研究の社会的意義】
金属基盤固体酸化物電気分解セル(MS-SOEC)でのCO2電界の報告は他に無く、恐らく世界最初の成果と考えられた。なお、反応時の経時変化をSEM,XRD等で観察、測定し、十分な耐久性を確認した。MS-SOECの実証によりCO2の大規模な資源化に道を開いた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
佐伯 功 | 室蘭工業大学 | 大学院工学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【配分額】17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)