溶存有機炭素フラックスが森林生態系の土壌圏炭素動態と微生物群集に与える影響の解明
【研究分野】環境動態解析
【研究キーワード】
溶存有機炭素(DOC) / 落葉広葉樹林 / 炭素循環 / 窒素循環 / 樹幹流 / 林内雨 / 土壌微生物 / リター / 森林生態系 / 溶存有機炭素 / DOC
【研究成果の概要】
本研究では、これまで報告の少ない落葉広葉樹林における溶存態有機炭素(DOC)フラックスの定量を行った。また、比較的高濃度のDOCや無機栄養塩類を含む樹幹流の土壌への流入が、短期的には土壌微生物群集に対してプラスに影響することを明らかにした。しかし、実際の野外では限られた場所(樹幹基部の近傍)に対して大量の樹幹流が継続的に流入するため、短期的な検証とは異なる影響が検出された。
本研究の結果、これまであまり考慮されてこなかった樹幹流などの経路に含まれているDOCや栄養塩類のフラックスが、土壌圏の炭素動態やそれを駆動する微生物群集に無視できない影響を及ぼしていることが明らかになった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
大塚 俊之 | 岐阜大学 | 流域圏科学研究センター | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
飯村 康夫 | |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)