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「行動」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】人間情報学:知覚行動を含む研究件
❏変動性判断の神経機序―変動ある環境を克服する脳の仕組みの探究―(16H01866)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】宮崎 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30392202)
【キーワード】変動性 / 不確定性 / ベイズ推定 / 空間 / 時間 (他13件)
【概要】我々の身体は,変動 (不確定性) に満ちた環境にありながら,精緻で安定した認識と行動を生成している.それが如何なる神経機序により実現されているのか?本研究は,この問題を独自に探求すべく,感覚情報の変動性に焦点をあて,脳機能測定 (fMRI, EEG, TMS) と心理物理学的測定を実施した.その結果,空間的変動性に関わる神経基盤 (外側後頭複合体) を特定し,また,時間的,空間的変動性に関わる心理...
❏知覚・行動による実世界とのインタラクションに基づく言語の理解・獲得と行動生成(10878056)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】小林 哲則 早稲田大学, 理工学部, 教授 (30162001)
【キーワード】知能ロボット / 知覚 / 行動 / 思考 / 情報統合 (他6件)
【概要】本研究では、知覚機能を持つロボットを思考の主体とし、それを我々の生活環境におくことによって、実世界とのインタラクションが可能な状況を設定し、その中でロボットが知覚・行動を介して思考する枠組みを構築することを試みた。特に、ロボットに対する依頼表現の解釈、あるいはそれに応じた適切な行動計画の生成に焦点をあて、これらに対する適切な問題解釈を、実世界とのインタラクションを通じて行なう方法について検討した。...
【複合領域】一般理論:遊泳行動行動を含む研究件
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏遡上期におけるシロサケの環境選択と遊泳行動(08459029)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】内藤 靖彦 国立極地研究所, 教授 (80017087)
【キーワード】シロサケ / 回遊 / 環境選択 / 遊泳行動 / 遊泳速度 (他10件)
【概要】水生動物には、鳥類と並んで、回遊行動が広く見られる。なかでも、サケの仲間は産まれた河川に戻るという母川回帰の習性に特徴があり、その習性解明の研究が多くの研究者によりなされてきた。回遊研究にあっては標識調査、漁獲調査による回遊経路の決定を求める研究、また生理学的には母川回帰時の浸透圧調整機構の研究などが活発に行われてきた。しかし、いくつかの問題のため、回遊研究は十分進んでいない。 本研究では、従来知...
【生物学】基礎生物学:ミツバチ行動を含む研究件
❏ミツバチのダンス言語と攻撃行動を規定する分子的基盤の解析(16370035)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性 / 攻撃性 / ダンス言語 / 行動 (他13件)
【概要】本研究では、ミツバチが示す様々な社会性行動(特に、ダンスコミュニケーションと攻撃性)の分子的基盤を探るため、脳で領野や行動選択的に発現する遺伝子の同定と解析を進めた。主な研究成果は以下の通りである。 (1)新規な最初期遺伝子Kakuseiの発現を指標に、ダンスコミュニケーションに関わる脳領野を調べた結果、キノコ体(昆虫脳の高次中枢)の小型ケニヨン細胞の活動が採餌蜂とダンス蜂で亢進していることを見出...
❏社会性昆虫(ミツバチ)の本能行動を制御する遺伝子の同定と機能解析(12480237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性昆虫 / 行動 / カースト / 神経系 (他13件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、その働き蜂は8字ダンスにより仲間に花の位置を教えるという高次行動を示す。ミツバチの脳では感覚統合や記憶・学習の中枢であるキノコ体が顕著に発達しており、キノコ体を構成する介在神経(ケニヨン細胞)は、細胞体の大きさから、大型と小型の2種類に分類される。我々はミツバチの高次行動に関わる遺伝子の候補として、大型と小型のケニヨン細胞の各々に特異的に発現する遺伝子(Mblk-1とK...
【生物学】基礎生物学:性行動行動を含む研究件
❏行動制御の性差を生み出す神経メカニズムの解明(19K06911)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】周防 諭 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20596845)
【キーワード】性差 / 精子 / 自発運動量 / C. elegans / ドーパミン (他13件)
【概要】行動の性差は動物が効率的に交尾し繁殖するために重要であるが、性特異的な行動制御の神経メカニズムについては不明な点が多い。本研究は、行動制御の性差とその神経基盤を明らかにすることを目的とする。線虫C. elegansには精子と卵子両方を作る雌雄同体とオスが存在するが、オスは雌雄同体よりも自発的な運動量が高い。自家受精できるために交配相手を探す必要のない雌雄同体は餌から離れずじっとしており、子孫を残す...
❏遺伝性精神遅滞症遺伝子FMR1の解析を通して知る脳内行動発現ネットワーク機構(15207002)
【研究テーマ】遺伝・ゲノム動態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】塩見 春彦 徳島大学, ゲノム機能研究センター, 教授 (60202107)
【キーワード】脆弱X症候群 / FMR1 / RNAi / 記憶障害 / 概日リズム (他11件)
【概要】トリプレットリピート病の代表例である脆弱X症候群患者では脳の高次機能(特に可塑性)に直接関わることが確実視されている樹状突起上スパインの形態異常が見られる。これはFMR1遺伝子の機能喪失によると考えられているが、その分子機構は不明である。ショウジョウバエをモデル動物として用い、FMR1が位置する遺伝学的分子経路を明らかにするため、FMR1機能の変化が、どのように細胞形態レベルでの変化、そして個体の...
【生物学】基礎生物学:社会性行動を含む研究件
❏異種間共生によるヒトの健康促進ーヒト-イヌ共生細菌叢によるこどもの心身の健康発育(19H00972)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】菊水 健史 麻布大学, 獣医学部, 教授 (90302596)
【キーワード】思春期 / 問題行動 / 腸内細菌叢解析 / 無菌マウス / 思春期児童 (他25件)
【概要】R3年度は以下のデータを得た。まずイヌの飼育児童の細菌叢の対象を広げ、無菌マウスに生着させる追加実験を実施し、その後の社会行動の変化を解析した。その結果、昨年度と同様の結果が得られた。具体的には、アルミ呈示テストにてイヌ飼育経験あり群は全週齢においても逃避行動が多く、4,6週齢で匂いかぎ行動が少なかった。社会性行動テストにはイヌ飼育経験あり群は4週齢で陰部匂いかぎ行動が多く、追尾行動や頭部匂いかぎ...
❏ミツバチのダンス言語と攻撃行動を規定する分子的基盤の解析(16370035)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性 / 攻撃性 / ダンス言語 / 行動 (他13件)
【概要】本研究では、ミツバチが示す様々な社会性行動(特に、ダンスコミュニケーションと攻撃性)の分子的基盤を探るため、脳で領野や行動選択的に発現する遺伝子の同定と解析を進めた。主な研究成果は以下の通りである。 (1)新規な最初期遺伝子Kakuseiの発現を指標に、ダンスコミュニケーションに関わる脳領野を調べた結果、キノコ体(昆虫脳の高次中枢)の小型ケニヨン細胞の活動が採餌蜂とダンス蜂で亢進していることを見出...
【生物学】人類学:進化行動を含む研究件
❏階層間相互作用概念による新たな総合(15H04425)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】辻 瑞樹 琉球大学, 農学部, 教授 (20222135)
【キーワード】生態学 / 進化 / 行動 / 昆虫 / 植物 (他11件)
【概要】この研究では生物学的階層毎に分化した生態学を統合すべく階層間相互作用という観点を導入する。とくに血縁選択や性選択などの種内競争と、種間競争や擬態などの群集力学の関係に注目し理論実証両面で研究した。攻撃、協力、監視、分散行動、配偶行動などの生活史の全てにおいて、種内力学と群集力学の相互作用の存在が示唆された。個体形質の進化が種構成などの群集構造を変え、さらに群集構造の変化が構成種の形質進化の淘汰圧に...
❏食性の進化(19770210)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】松尾 隆嗣 首都大学東京, 大学院・理工学研究科, 助教 (70301223)
【キーワード】機能進化 / 進化 / 行動 / 生態 / 遺伝 (他10件)
【概要】セイシェルショウジョウバエの食性決定にかかわる遺伝子として、匂い物質結合蛋白質をコードする二つの遺伝子Obp57d及びObp57eを同定した。これらの遺伝子をノックアウトしたキイロショウジョウバエは産卵場所選択における嗜好性が変化していた。Obp57dとObp57eはキイロショウジョウバエ種群において遺伝子重複により生じ、機能分化していることが示唆された。 ...
【生物学】人類学:攻撃性行動を含む研究件
❏ミツバチのダンス言語と攻撃行動を規定する分子的基盤の解析(16370035)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性 / 攻撃性 / ダンス言語 / 行動 (他13件)
【概要】本研究では、ミツバチが示す様々な社会性行動(特に、ダンスコミュニケーションと攻撃性)の分子的基盤を探るため、脳で領野や行動選択的に発現する遺伝子の同定と解析を進めた。主な研究成果は以下の通りである。 (1)新規な最初期遺伝子Kakuseiの発現を指標に、ダンスコミュニケーションに関わる脳領野を調べた結果、キノコ体(昆虫脳の高次中枢)の小型ケニヨン細胞の活動が採餌蜂とダンス蜂で亢進していることを見出...
❏脳発達臨界期における修飾物質と環境による回路形成および行動の制御(14580733)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】上田 秀一 獨協医科大学, 医学部, 教授 (60150570)
【キーワード】小頭症ラット / 行動 / 学習障害 / セロトニン / BrdU (他18件)
【概要】1.脳障害モデルラットの、回路形成の変化 妊娠ラットにMAMを腹腔投与し作製した小頭症ラットを早期脳障害モデルとして解析した。神経病理的には大脳皮質および海馬に異所性脳組織が存在していた。BrdUによる神経細胞の新生時期の解析および、各種神経伝達物質の免疫組織化学の解析から、この異所性脳組織は、大脳皮質の成分が移動障害を起こし発生したことが明らかとなった。また神経化学的解析から小頭症ラット脳では、...
【総合生物】神経科学:化学感覚行動を含む研究件
❏記憶学習において働くインスリンシグナル伝達の時空間的動態の解明(25870172)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】富岡 征大 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (40466800)
【キーワード】インスリン / 学習 / 記憶 / C. elegans / 選択的スプライシング (他11件)
【概要】これまでの研究から、線虫の示す飢餓と化学物質とを結びつけて記憶する学習(飢餓学習)には外界の化学物質を受容する感覚神経におけるインスリンシグナル伝達経路の働きが重要であることが示唆されていた。本研究により、線虫の感覚神経内の異なる部位(細胞体と軸索)では異なるインスリン経路が協調的に働き、それらの間のクロストークが記憶の形成に必要であることが明らかになった。学習記憶の異なる過程において働くインスリ...
❏乾燥地に適応したカエルの飲水行動に関する感覚性入力(08640872)
【研究テーマ】動物生理・代謝
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】長井 孝紀 帝京大学, 医学部, 講師 (50130026)
【キーワード】脊髄神経 / 皮膚上皮 / 化学受容 / ナトリウムイオン / アミロライド (他12件)
【概要】乾燥地帯に棲むヒキガエル(Bufo alvarius)は、塩類を含む高浸透圧の溶液を検出し、これを避けることで脱水を防いでいる。塩類の化学情報は腹部の皮膚を支配する脊髄神経の活動によって中枢へ入力されていることを明らかにした。明らかにされた点を列挙する。 1。下腹部皮膚を支配する脊髄神経の5-6番は皮膚をNaCl,KClなどで刺激すると、潜時の遅い応答が観察された。次に、上皮細胞でのナトリウム輸送...
【総合生物】神経科学:化学走性行動を含む研究件
❏行動を作り出す最小神経回路の構築(15K14310)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】飯野 雄一 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (40192471)
【キーワード】最小回路 / 合成生物学 / 化学走性 / シンタキシン / 行動 (他6件)
【概要】神経系の情報処理のしくみを理解する手法として破壊や機能阻害があるが、神経回路を細胞のレベルで解析する際には、神経系に冗長性や並列処理が存在するために細胞破壊の効果が現れない場合がある。そこで、回路をゼロから作っていく合成生物学的アプローチを用いた。シナプス伝達変異体と細胞特異的レスキューを用い、生育不可能なところから生育可能、前進後退運動可能、機械刺激への応答可能と順次再構成に成功した。 ...
❏記憶学習において働くインスリンシグナル伝達の時空間的動態の解明(25870172)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】富岡 征大 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (40466800)
【キーワード】インスリン / 学習 / 記憶 / C. elegans / 選択的スプライシング (他11件)
【概要】これまでの研究から、線虫の示す飢餓と化学物質とを結びつけて記憶する学習(飢餓学習)には外界の化学物質を受容する感覚神経におけるインスリンシグナル伝達経路の働きが重要であることが示唆されていた。本研究により、線虫の感覚神経内の異なる部位(細胞体と軸索)では異なるインスリン経路が協調的に働き、それらの間のクロストークが記憶の形成に必要であることが明らかになった。学習記憶の異なる過程において働くインスリ...
❏線虫相互作用解析による集団行動突然変異体の抽出と行動データベースの作成(16650065)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】岡 浩太郎 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10276412)
【キーワード】線虫 / 行動 / 化学走性 / 微小行動観察 / 突然変異体 (他13件)
【概要】特定神経細胞を除去した線虫、または行動に変異がある線虫について、筋収縮などの微細な変化を検出する方法を開発した。具体的には、線虫の行動を顕微鏡視野中に拘束し、線虫部位ごとの動きを定量した。 線虫を固定方法として、試行錯誤の結果、線虫尾部を瞬間接着剤で固定した。瞬間接着剤自身の匂いが線虫行動に影響を与える可能性があるため、種々の接着剤についてChemotaxis Indexを調べた。その結果、忌避お...
【農学】森林圏科学:昆虫行動を含む研究件
❏階層間相互作用概念による新たな総合(15H04425)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】辻 瑞樹 琉球大学, 農学部, 教授 (20222135)
【キーワード】生態学 / 進化 / 行動 / 昆虫 / 植物 (他11件)
【概要】この研究では生物学的階層毎に分化した生態学を統合すべく階層間相互作用という観点を導入する。とくに血縁選択や性選択などの種内競争と、種間競争や擬態などの群集力学の関係に注目し理論実証両面で研究した。攻撃、協力、監視、分散行動、配偶行動などの生活史の全てにおいて、種内力学と群集力学の相互作用の存在が示唆された。個体形質の進化が種構成などの群集構造を変え、さらに群集構造の変化が構成種の形質進化の淘汰圧に...
❏昆虫をモデルとした適応戦略の分子メカニズムに関する企画調査(18638001)
【研究テーマ】応用昆虫学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006
【研究代表者】片岡 宏誌 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (60202008)
【キーワード】昆虫 / 環境 / 適応 / 内分泌 / 形態形成 (他8件)
【概要】陸上において圧倒的多数の種と個体数をしめる昆虫の特質は、多様で適応的な生存戦略をそのライフサイクルに組み入れたことにある。環境変化の激しい陸上に生息する昆虫は、環境情報に対する適応戦略として、脱皮・変態・休眠などの形式を自在に変更し、大きな成功を収めた。特定領域研究(新学術領域研究)の研究領域として発展させるためには、外部情報が内分泌システムによって遺伝情報に変換される機構を現象横断的に解明し、昆...
【農学】水圏応用科学:生活史行動を含む研究件
❏河川性魚類の行動と生活史の統合戦略:PITタグシステムを駆使した探索的研究(20K21439)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2022-03-31
【研究代表者】岸田 治 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 准教授 (00545626)
【キーワード】回遊 / サケ科魚類 / 生活史 / 多型 / サイズ (他13件)
【概要】動物個体の移動は,動物の生き様や生態を研究するうえで不可欠である. 本研究では,移動中の動物はいかなる死亡圧にさらされているのか,死亡圧を逃れるためにどのような行動や生活史の戦術があるのかについて, PITタグを用いたサクラマスの個体追跡研究により探索的に調べた. その結果,降海型サクラマスは降河中に下流で小さな個体ほど死にやすいサイズ依存の死亡圧にさらされることが明らかになるとともに,河川下流や...
❏魚類成長-回遊モデルを用いたカタクチイワシの生活史戦略の解明(18H03956)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】伊藤 進一 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (00371790)
【キーワード】水産動物 / 生態 / 行動 / 水圏環境 / 生物環境 (他7件)
【概要】スタミナトンネル水槽(閉鎖型循環水槽)を用いて、瀬戸内海系群および太平洋系群のカタクチイワシの遊泳に伴う呼吸代謝量を直接測定し、呼吸代謝の水温依存性、体重依存性、遊泳速度依存性を精査した。その結果、瀬戸内海系群、北太平洋系群の両者において呼吸代謝の水温依存性、体重依存性、遊泳速度依存性を求めることに成功した。カタクチイワシ属は取り扱いが難しく、これらの特性をすべて求めた例は他になく、貴重なデータを...
【農学】水圏応用科学:生態行動を含む研究件
❏魚類成長-回遊モデルを用いたカタクチイワシの生活史戦略の解明(18H03956)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】伊藤 進一 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (00371790)
【キーワード】水産動物 / 生態 / 行動 / 水圏環境 / 生物環境 (他7件)
【概要】スタミナトンネル水槽(閉鎖型循環水槽)を用いて、瀬戸内海系群および太平洋系群のカタクチイワシの遊泳に伴う呼吸代謝量を直接測定し、呼吸代謝の水温依存性、体重依存性、遊泳速度依存性を精査した。その結果、瀬戸内海系群、北太平洋系群の両者において呼吸代謝の水温依存性、体重依存性、遊泳速度依存性を求めることに成功した。カタクチイワシ属は取り扱いが難しく、これらの特性をすべて求めた例は他になく、貴重なデータを...
❏森から海までの生態系連環機構の解明によるニホンウナギ資源の再生(16H02563)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山下 洋 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 教授 (60346038)
【キーワード】ニホンウナギ / 森里海連環 / 生物生産力 / 生物多様性 / 河川生態系 (他15件)
【概要】大分県、和歌山県、福島県の河川において、ニホンウナギの生産を支える環境と生態系を流域レベルで調べ、ウナギの資源生産の観点から河川再生方策を検討した。ウナギの食性は、サイズ、季節、地域で変化したが、基本的に広食性で柔軟な摂餌生態を有した。全長200mm未満の小型魚と200mm以上の大型魚では、好適な生息環境特性が異なった。ウナギの河口から河川上流への移動・拡散は堰により阻害された。本種は水質の許容範...
❏食性の進化(19770210)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】松尾 隆嗣 首都大学東京, 大学院・理工学研究科, 助教 (70301223)
【キーワード】機能進化 / 進化 / 行動 / 生態 / 遺伝 (他10件)
【概要】セイシェルショウジョウバエの食性決定にかかわる遺伝子として、匂い物質結合蛋白質をコードする二つの遺伝子Obp57d及びObp57eを同定した。これらの遺伝子をノックアウトしたキイロショウジョウバエは産卵場所選択における嗜好性が変化していた。Obp57dとObp57eはキイロショウジョウバエ種群において遺伝子重複により生じ、機能分化していることが示唆された。 ...
【農学】水圏応用科学:生態学行動を含む研究件
❏階層間相互作用概念による新たな総合(15H04425)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】辻 瑞樹 琉球大学, 農学部, 教授 (20222135)
【キーワード】生態学 / 進化 / 行動 / 昆虫 / 植物 (他11件)
【概要】この研究では生物学的階層毎に分化した生態学を統合すべく階層間相互作用という観点を導入する。とくに血縁選択や性選択などの種内競争と、種間競争や擬態などの群集力学の関係に注目し理論実証両面で研究した。攻撃、協力、監視、分散行動、配偶行動などの生活史の全てにおいて、種内力学と群集力学の相互作用の存在が示唆された。個体形質の進化が種構成などの群集構造を変え、さらに群集構造の変化が構成種の形質進化の淘汰圧に...
❏食性の進化(19770210)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】松尾 隆嗣 首都大学東京, 大学院・理工学研究科, 助教 (70301223)
【キーワード】機能進化 / 進化 / 行動 / 生態 / 遺伝 (他10件)
【概要】セイシェルショウジョウバエの食性決定にかかわる遺伝子として、匂い物質結合蛋白質をコードする二つの遺伝子Obp57d及びObp57eを同定した。これらの遺伝子をノックアウトしたキイロショウジョウバエは産卵場所選択における嗜好性が変化していた。Obp57dとObp57eはキイロショウジョウバエ種群において遺伝子重複により生じ、機能分化していることが示唆された。 ...
【農学】水圏応用科学:生物多様性行動を含む研究件
❏樹上性カタツムリを指標とした森林の分断化影響評価(17K07270)
【研究テーマ】生物資源保全学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐伯 いく代 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (70706837)
【キーワード】生物多様性 / 森林 / 林冠 / 陸産貝類 / 都市化 (他14件)
【概要】森林の分断化は野生生物の生息に負の影響を与えると考えられているが、個々の種の応答は多様である。我々は、こうした違いが種のもつ行動形質の差異から生み出されるとの仮説をたて、樹上性のサッポロマイマイと地表性のエゾマイマイの分断化への応答メカニズムを比較した。北海道苫小牧市において、連続性の高い自然林から市街地内の分断化した森林にかけ、両種の生息密度と捕食者による捕食圧の変化を比較した。その結果、エゾマ...
❏森から海までの生態系連環機構の解明によるニホンウナギ資源の再生(16H02563)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山下 洋 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 教授 (60346038)
【キーワード】ニホンウナギ / 森里海連環 / 生物生産力 / 生物多様性 / 河川生態系 (他15件)
【概要】大分県、和歌山県、福島県の河川において、ニホンウナギの生産を支える環境と生態系を流域レベルで調べ、ウナギの資源生産の観点から河川再生方策を検討した。ウナギの食性は、サイズ、季節、地域で変化したが、基本的に広食性で柔軟な摂餌生態を有した。全長200mm未満の小型魚と200mm以上の大型魚では、好適な生息環境特性が異なった。ウナギの河口から河川上流への移動・拡散は堰により阻害された。本種は水質の許容範...
【農学】水圏応用科学:回遊行動を含む研究件
❏河川性魚類の行動と生活史の統合戦略:PITタグシステムを駆使した探索的研究(20K21439)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2022-03-31
【研究代表者】岸田 治 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 准教授 (00545626)
【キーワード】回遊 / サケ科魚類 / 生活史 / 多型 / サイズ (他13件)
【概要】動物個体の移動は,動物の生き様や生態を研究するうえで不可欠である. 本研究では,移動中の動物はいかなる死亡圧にさらされているのか,死亡圧を逃れるためにどのような行動や生活史の戦術があるのかについて, PITタグを用いたサクラマスの個体追跡研究により探索的に調べた. その結果,降海型サクラマスは降河中に下流で小さな個体ほど死にやすいサイズ依存の死亡圧にさらされることが明らかになるとともに,河川下流や...
❏遡上期におけるシロサケの環境選択と遊泳行動(08459029)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】内藤 靖彦 国立極地研究所, 教授 (80017087)
【キーワード】シロサケ / 回遊 / 環境選択 / 遊泳行動 / 遊泳速度 (他10件)
【概要】水生動物には、鳥類と並んで、回遊行動が広く見られる。なかでも、サケの仲間は産まれた河川に戻るという母川回帰の習性に特徴があり、その習性解明の研究が多くの研究者によりなされてきた。回遊研究にあっては標識調査、漁獲調査による回遊経路の決定を求める研究、また生理学的には母川回帰時の浸透圧調整機構の研究などが活発に行われてきた。しかし、いくつかの問題のため、回遊研究は十分進んでいない。 本研究では、従来知...
【農学】水圏応用科学:生理行動を含む研究件
❏行動学的・生理学的データを用いた精神症状の定量化技術の開発(15K15434)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岸本 泰士郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60348745)
【キーワード】うつ病 / 機械学習 / 行動 / 生理 / 表情解析 (他11件)
【概要】精神疾患の重症度を反映するようなバイオマーカーが存在しないため、精神科領域では低い診断の一致度、治療効果の判定が困難、などの問題がある。本研究では、重症度評価の客観的指標に乏しい精神科領域において、音声、画像等の分析技術を用いて、精神症状を定量化するための解析技術が開発できるかの基礎的検討を行った。大うつ病/双極性障害患者に対してインタビューを行い、その際の音声や表情データの収録をおこなった。集ま...
❏エラー反応を予測する脳活動の研究(21530774)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】正木 宏明 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 准教授 (80277798)
【キーワード】生理 / パフォーマンスモニタリング / エラー / 事象関連電位 / 前帯状皮質 (他10件)
【概要】動作遂行中のエラー反応を脳波の事象関連電位から予見できるかについて検討した.単調な予測反応を反復させる課題では,反応誘発電位の陽性成分にその後のパフォーマンス結果が反映されることを見出した.陽性成分が高振幅の時にエラー誘発刺激を提示しても正反応となる一方で,低振幅時に提示すると反応抑制は機能せず,誤反応となることが明らかとなった.本研究で得た知見は,ヒューマンエラー予防に役立つものと期待される....
【農学】水圏応用科学:成長行動を含む研究件
❏ゲノム育種によりトラフグの優良品種作出をめざす(20228003)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】鈴木 譲 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40107412)
【キーワード】遺伝育種 / トラフグゲノム / 耐病性 / 体サイズ / 行動 (他13件)
【概要】全ゲノムが解読された最初の食用魚であるトラフグを用いて,有用形質を支配する遺伝子の特定めざした.トラフグとクサフグなどの種間交雑を進めて解析することにより,体サイズ,脊椎骨数,鱗の有無,寄生虫耐性,警戒心の強さ,淡水適応能力に関する遺伝子の染色体上の位置が特定され,ゲノム情報に基づく優良個体選抜育種への道筋をつけることができた.また,性決定遺伝子の特定に成功し,雄の価値が高いこの魚における性制御技...
❏両生類生活環の内分泌学的解析(01440005)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1989 - 1992
【研究代表者】菊山 榮 早稲田大学, 教育学部, 教授 (20063638)
【キーワード】両生類 / 生活環 / 変態 / 成長 / 生殖 (他14件)
【概要】本研究は両生類の生活環における種々の現象-変態・成長・生殖-を内分泌学的側面から解析することを目的とした。 〈変態のホルモン調節〉ウシガエル・ヒキガエルともに、プロラクチンcDNAのクローニングに成功したことからプロラクチンmRNAの測定が可能になり、その結果から血中レベルの上昇とパラレルmRNAの上昇がみられ、血中レベルの上昇が合成能の上昇にバックアップされたものであることが裏づけられた。 〈成...
【医歯薬学】基礎医学:記憶・学習行動を含む研究件
❏記憶学習において働くインスリンシグナル伝達の時空間的動態の解明(25870172)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】富岡 征大 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (40466800)
【キーワード】インスリン / 学習 / 記憶 / C. elegans / 選択的スプライシング (他11件)
【概要】これまでの研究から、線虫の示す飢餓と化学物質とを結びつけて記憶する学習(飢餓学習)には外界の化学物質を受容する感覚神経におけるインスリンシグナル伝達経路の働きが重要であることが示唆されていた。本研究により、線虫の感覚神経内の異なる部位(細胞体と軸索)では異なるインスリン経路が協調的に働き、それらの間のクロストークが記憶の形成に必要であることが明らかになった。学習記憶の異なる過程において働くインスリ...
❏記憶学習において働くインスリンシグナル伝達経路の新奇制御機構の解明(21700345)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】富岡 征大 東京大学, 理学系研究科, 助教 (40466800)
【キーワード】インスリン / PI3キナーゼ / シグナル伝達 / 感覚応答 / 行動 (他11件)
【概要】インスリンシグナル伝達は、エネルギー代謝などの末梢における働きに加えて、中枢神経系においても働く重要な分子経路である。私は、線虫の摂食に関連した学習において働くインスリン様シグナル伝達経路に着目し、その詳しい制御機構を明らかにすることを目的として研究を行った。主な研究成果として、線虫のインスリン様分子INS-1は餌の感覚応答に関わる神経から分泌され、学習に必要な化学物質受容神経に作用し、この神経の...
❏脳発達臨界期における修飾物質と環境による回路形成および行動の制御(14580733)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】上田 秀一 獨協医科大学, 医学部, 教授 (60150570)
【キーワード】小頭症ラット / 行動 / 学習障害 / セロトニン / BrdU (他18件)
【概要】1.脳障害モデルラットの、回路形成の変化 妊娠ラットにMAMを腹腔投与し作製した小頭症ラットを早期脳障害モデルとして解析した。神経病理的には大脳皮質および海馬に異所性脳組織が存在していた。BrdUによる神経細胞の新生時期の解析および、各種神経伝達物質の免疫組織化学の解析から、この異所性脳組織は、大脳皮質の成分が移動障害を起こし発生したことが明らかとなった。また神経化学的解析から小頭症ラット脳では、...
【医歯薬学】外科系臨床医学:記憶行動を含む研究件
❏記憶学習において働くインスリンシグナル伝達の時空間的動態の解明(25870172)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】富岡 征大 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (40466800)
【キーワード】インスリン / 学習 / 記憶 / C. elegans / 選択的スプライシング (他11件)
【概要】これまでの研究から、線虫の示す飢餓と化学物質とを結びつけて記憶する学習(飢餓学習)には外界の化学物質を受容する感覚神経におけるインスリンシグナル伝達経路の働きが重要であることが示唆されていた。本研究により、線虫の感覚神経内の異なる部位(細胞体と軸索)では異なるインスリン経路が協調的に働き、それらの間のクロストークが記憶の形成に必要であることが明らかになった。学習記憶の異なる過程において働くインスリ...
❏大脳辺縁系における認知・情動・記憶と行動の統合システム(11308033)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】小野 武年 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (50019577)
【キーワード】情動 / 記憶 / 認知 / ドパミン / 大脳辺縁系 (他11件)
【概要】I.認知・情動・行動出力過程における大脳辺緑系ニューロンの応答性 聴覚または視覚要素刺激、およびそれらの組み合わせによる構成連合刺激-報酬連合課題に対するラット前部帯状回、扁桃体,および後部視床領域ニューロンの応答性を解析した。その結果,前部帯状回は,認知的ならびに情動的要因を行動実行に転換する過程で,扁桃体基底外側核は連合学習に、後部視床領域は報酬刺激の認知および報酬予測に重要な役割を果たしてい...
【医歯薬学】外科系臨床医学:めだか行動を含む研究件
❏失われた野性味から明らかにする自然環境特異的な生体調節のメカニズム(18K19323)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【研究代表者】神田 真司 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (50634284)
【キーワード】ストレス応答 / 繁殖 / QTL / メダカ / 野生 (他13件)
【概要】本研究では、野生と家畜の違いと同じように、ペット化された生物の行動や生理学的性質が変化することに着目し、それに関与する遺伝的背景を解析した。遺伝学的解析に便利なメダカを材料にした。野生由来のKiyosu系統と、実験室で継代された系統であるd-rRのF2ハイブリッドを作成し、量的形質遺伝子座(QTL)解析を行うことで、多産やストレス応答などの原因となる遺伝子座の同定を試みた。1回目は209個体、2回...
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏摂食と情動を制御する分子基盤の解明(25650107)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】松田 恒平 富山大学, 大学院理工学研究部(理学), 教授 (60222303)
【キーワード】情動 / 摂食 / 行動 / モデル魚種 / 摂食行動 (他10件)
【概要】本研究では、モデル魚種の摂食行動と情動行動に及ぼす神経ペプチドやモノアミン類などの影響について精査した。その結果、オレキシンAとコレシストキニンは摂食調節作用のみならず、不安様行動を増強する作用を有することを見出した。さらにキスペプチンについて検討したところ、生殖制御機能に加えて情動行動に影響を及ぼす可能性が見出された。モノアミン類のドーパミンとセロトニンおよびGABAが摂食行動や情動行動に影響を...
【医歯薬学】社会医学:眼球運動行動を含む研究件
❏無意識的な身体運動制御における両眼視差の影響(24500236)
【研究テーマ】知覚情報処理・知能ロボティクス
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】金子 寛彦 東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 准教授 (60323804)
【キーワード】垂直視差 / 頭部運動 / 眼球運動 / 空間認識 / 視方向 (他10件)
【概要】本研究では,両眼視差とその時間的変化が,ヒトの身体運動制御に果たす役割を明らかにすることを目的とし,特に広い視野中の垂直方向の視差の分布と水平方向の頭部運動との関係について実験的に調べた. その結果,視覚対象へ頭部を向ける課題において,対象周囲の静的な垂直視差が影響を持つことが明らかになった.また,視覚対象に頭部方向を保つ課題において,動的な垂直視差変化が無意識的な頭部運動を誘発する被験者も見られ...
❏人間の情報処理特性に基づく船舶航行安全指標の提案(12480108)
【研究テーマ】社会システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】福田 忠彦 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (30238480)
【キーワード】船舶 / 視覚情報処理 / 眼球運動 / 視環境 / 状況確認 (他23件)
【概要】本研究では人間工学的手法による実験的検討から、操船者の心理的特性と航行視環境の関係について体系的に示すことを目指した.本研究では,まず操船者の状況認識,行動に与える影響要因について明らかにした.その上で,以下の要因が自船の危険に関わる視対象の検出に与える影響を示した. 1.光環境の状態 日中・薄明時で視覚心理機能測定実験を行い,色知覚機能の大きな相違を明らかした.色知覚機能は薄明時で低下し,特に日...
【医歯薬学】社会医学:ドーパミン行動を含む研究件
❏行動制御の性差を生み出す神経メカニズムの解明(19K06911)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】周防 諭 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20596845)
【キーワード】性差 / 精子 / 自発運動量 / C. elegans / ドーパミン (他13件)
【概要】行動の性差は動物が効率的に交尾し繁殖するために重要であるが、性特異的な行動制御の神経メカニズムについては不明な点が多い。本研究は、行動制御の性差とその神経基盤を明らかにすることを目的とする。線虫C. elegansには精子と卵子両方を作る雌雄同体とオスが存在するが、オスは雌雄同体よりも自発的な運動量が高い。自家受精できるために交配相手を探す必要のない雌雄同体は餌から離れずじっとしており、子孫を残す...
❏大脳辺縁系における認知・情動・記憶と行動の統合システム(11308033)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】小野 武年 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (50019577)
【キーワード】情動 / 記憶 / 認知 / ドパミン / 大脳辺縁系 (他11件)
【概要】I.認知・情動・行動出力過程における大脳辺緑系ニューロンの応答性 聴覚または視覚要素刺激、およびそれらの組み合わせによる構成連合刺激-報酬連合課題に対するラット前部帯状回、扁桃体,および後部視床領域ニューロンの応答性を解析した。その結果,前部帯状回は,認知的ならびに情動的要因を行動実行に転換する過程で,扁桃体基底外側核は連合学習に、後部視床領域は報酬刺激の認知および報酬予測に重要な役割を果たしてい...
【医歯薬学】社会医学:体温調節行動を含む研究件
❏エストラジオール消退に伴う暑熱耐性低下メカニズムの探索(16K13055)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永島 計 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40275194)
【キーワード】行動性体温調節 / 尾隠し行動 / 卵巣摘出 / 温度感覚 / TRP (他21件)
【概要】研究は、①閉経後女性の耐暑能を明らかにするためのマウスモデルを作成し、②血中エストラジオール濃度の低下が、熱中症発生にかかわる複数の因子(自律性反応、行動性反応、温度感覚、暑熱にかかわる認知機能および行動)に、時間依存性に影響するか否かを検証した.マウスの暑熱逃避行動を評価するシステムを完成させ、同時に暑熱下での代謝量を評価した。エストラジオールは暑熱負荷時の代謝量低下に寄与しており、その低下は耐...
❏行動性体温調節の脳内機序の比較生理学的解析。(09044295)
【研究テーマ】環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】彼末 一之 大阪大学, 医学部, 教授 (50127213)
【キーワード】体温調節 / 行動 / オペラント学習 / 絶食
【概要】体温のホメオスタシスは自律性調節と行動性調節が有機的に統合されて維持されている.行動性体温調節は自律性調節より系統発生的には古い.しかし行動によって一度良好な温熱環境が得られればエネルギーや水分などを消耗しないという点で有利で、ゆえに一般に自律性調節に先立って発動される.つまり体温調節機構の総合的な理解のためには行動性調節の解析は不可欠である.自律性体温調節の神経機構が研究代表者らの解(Kanos...
【医歯薬学】社会医学:認知行動を含む研究件
❏変動性判断の神経機序―変動ある環境を克服する脳の仕組みの探究―(16H01866)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】宮崎 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30392202)
【キーワード】変動性 / 不確定性 / ベイズ推定 / 空間 / 時間 (他13件)
【概要】我々の身体は,変動 (不確定性) に満ちた環境にありながら,精緻で安定した認識と行動を生成している.それが如何なる神経機序により実現されているのか?本研究は,この問題を独自に探求すべく,感覚情報の変動性に焦点をあて,脳機能測定 (fMRI, EEG, TMS) と心理物理学的測定を実施した.その結果,空間的変動性に関わる神経基盤 (外側後頭複合体) を特定し,また,時間的,空間的変動性に関わる心理...
❏大脳辺縁系における認知・情動・記憶と行動の統合システム(11308033)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】小野 武年 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (50019577)
【キーワード】情動 / 記憶 / 認知 / ドパミン / 大脳辺縁系 (他11件)
【概要】I.認知・情動・行動出力過程における大脳辺緑系ニューロンの応答性 聴覚または視覚要素刺激、およびそれらの組み合わせによる構成連合刺激-報酬連合課題に対するラット前部帯状回、扁桃体,および後部視床領域ニューロンの応答性を解析した。その結果,前部帯状回は,認知的ならびに情動的要因を行動実行に転換する過程で,扁桃体基底外側核は連合学習に、後部視床領域は報酬刺激の認知および報酬予測に重要な役割を果たしてい...
【医歯薬学】社会医学:情動行動を含む研究件
❏摂食と情動を制御する分子基盤の解明(25650107)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】松田 恒平 富山大学, 大学院理工学研究部(理学), 教授 (60222303)
【キーワード】情動 / 摂食 / 行動 / モデル魚種 / 摂食行動 (他10件)
【概要】本研究では、モデル魚種の摂食行動と情動行動に及ぼす神経ペプチドやモノアミン類などの影響について精査した。その結果、オレキシンAとコレシストキニンは摂食調節作用のみならず、不安様行動を増強する作用を有することを見出した。さらにキスペプチンについて検討したところ、生殖制御機能に加えて情動行動に影響を及ぼす可能性が見出された。モノアミン類のドーパミンとセロトニンおよびGABAが摂食行動や情動行動に影響を...
❏エラー反応を予測する脳活動の研究(21530774)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】正木 宏明 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 准教授 (80277798)
【キーワード】生理 / パフォーマンスモニタリング / エラー / 事象関連電位 / 前帯状皮質 (他10件)
【概要】動作遂行中のエラー反応を脳波の事象関連電位から予見できるかについて検討した.単調な予測反応を反復させる課題では,反応誘発電位の陽性成分にその後のパフォーマンス結果が反映されることを見出した.陽性成分が高振幅の時にエラー誘発刺激を提示しても正反応となる一方で,低振幅時に提示すると反応抑制は機能せず,誤反応となることが明らかとなった.本研究で得た知見は,ヒューマンエラー予防に役立つものと期待される....
❏大脳辺縁系における認知・情動・記憶と行動の統合システム(11308033)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】小野 武年 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (50019577)
【キーワード】情動 / 記憶 / 認知 / ドパミン / 大脳辺縁系 (他11件)
【概要】I.認知・情動・行動出力過程における大脳辺緑系ニューロンの応答性 聴覚または視覚要素刺激、およびそれらの組み合わせによる構成連合刺激-報酬連合課題に対するラット前部帯状回、扁桃体,および後部視床領域ニューロンの応答性を解析した。その結果,前部帯状回は,認知的ならびに情動的要因を行動実行に転換する過程で,扁桃体基底外側核は連合学習に、後部視床領域は報酬刺激の認知および報酬予測に重要な役割を果たしてい...
【医歯薬学】社会医学:行動学行動を含む研究件
❏階層間相互作用概念による新たな総合(15H04425)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】辻 瑞樹 琉球大学, 農学部, 教授 (20222135)
【キーワード】生態学 / 進化 / 行動 / 昆虫 / 植物 (他11件)
【概要】この研究では生物学的階層毎に分化した生態学を統合すべく階層間相互作用という観点を導入する。とくに血縁選択や性選択などの種内競争と、種間競争や擬態などの群集力学の関係に注目し理論実証両面で研究した。攻撃、協力、監視、分散行動、配偶行動などの生活史の全てにおいて、種内力学と群集力学の相互作用の存在が示唆された。個体形質の進化が種構成などの群集構造を変え、さらに群集構造の変化が構成種の形質進化の淘汰圧に...
❏タンパク質の超高感度定量法の開発とその定量から理解する動物行動の変容(21657022)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】伊藤 悦朗 徳島文理大学, 香川薬学部, 教授 (80203131)
【キーワード】行動 / タンパク質 / ELISA / チオNADサイクリング法 / CREB (他11件)
【概要】モノアラガイでの味覚嫌悪学習のキー・ニューロン内でのCREB1タンパク質の定量を試みるのが本研究の目的である。まずはその検出方法であるが、当該のタンパク質の抗体を用いたELISA法に、チオNAD酵素サイクリング法を組み合わせたものを適用し、極微量のタンパク質でも定量できるようにその測定方法の開発に努めた。サイクリング法での脱水素酵素として3α-hydroxysteroid dehydrogenas...
❏食性の進化(19770210)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】松尾 隆嗣 首都大学東京, 大学院・理工学研究科, 助教 (70301223)
【キーワード】機能進化 / 進化 / 行動 / 生態 / 遺伝 (他10件)
【概要】セイシェルショウジョウバエの食性決定にかかわる遺伝子として、匂い物質結合蛋白質をコードする二つの遺伝子Obp57d及びObp57eを同定した。これらの遺伝子をノックアウトしたキイロショウジョウバエは産卵場所選択における嗜好性が変化していた。Obp57dとObp57eはキイロショウジョウバエ種群において遺伝子重複により生じ、機能分化していることが示唆された。 ...
【医歯薬学】薬学:インスリン行動を含む研究件
❏記憶学習において働くインスリンシグナル伝達の時空間的動態の解明(25870172)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】富岡 征大 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (40466800)
【キーワード】インスリン / 学習 / 記憶 / C. elegans / 選択的スプライシング (他11件)
【概要】これまでの研究から、線虫の示す飢餓と化学物質とを結びつけて記憶する学習(飢餓学習)には外界の化学物質を受容する感覚神経におけるインスリンシグナル伝達経路の働きが重要であることが示唆されていた。本研究により、線虫の感覚神経内の異なる部位(細胞体と軸索)では異なるインスリン経路が協調的に働き、それらの間のクロストークが記憶の形成に必要であることが明らかになった。学習記憶の異なる過程において働くインスリ...
❏記憶学習において働くインスリンシグナル伝達経路の新奇制御機構の解明(21700345)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】富岡 征大 東京大学, 理学系研究科, 助教 (40466800)
【キーワード】インスリン / PI3キナーゼ / シグナル伝達 / 感覚応答 / 行動 (他11件)
【概要】インスリンシグナル伝達は、エネルギー代謝などの末梢における働きに加えて、中枢神経系においても働く重要な分子経路である。私は、線虫の摂食に関連した学習において働くインスリン様シグナル伝達経路に着目し、その詳しい制御機構を明らかにすることを目的として研究を行った。主な研究成果として、線虫のインスリン様分子INS-1は餌の感覚応答に関わる神経から分泌され、学習に必要な化学物質受容神経に作用し、この神経の...
【医歯薬学】薬学:線虫行動を含む研究件
❏行動制御の性差を生み出す神経メカニズムの解明(19K06911)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】周防 諭 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20596845)
【キーワード】性差 / 精子 / 自発運動量 / C. elegans / ドーパミン (他13件)
【概要】行動の性差は動物が効率的に交尾し繁殖するために重要であるが、性特異的な行動制御の神経メカニズムについては不明な点が多い。本研究は、行動制御の性差とその神経基盤を明らかにすることを目的とする。線虫C. elegansには精子と卵子両方を作る雌雄同体とオスが存在するが、オスは雌雄同体よりも自発的な運動量が高い。自家受精できるために交配相手を探す必要のない雌雄同体は餌から離れずじっとしており、子孫を残す...
❏記憶学習において働くインスリンシグナル伝達の時空間的動態の解明(25870172)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】富岡 征大 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (40466800)
【キーワード】インスリン / 学習 / 記憶 / C. elegans / 選択的スプライシング (他11件)
【概要】これまでの研究から、線虫の示す飢餓と化学物質とを結びつけて記憶する学習(飢餓学習)には外界の化学物質を受容する感覚神経におけるインスリンシグナル伝達経路の働きが重要であることが示唆されていた。本研究により、線虫の感覚神経内の異なる部位(細胞体と軸索)では異なるインスリン経路が協調的に働き、それらの間のクロストークが記憶の形成に必要であることが明らかになった。学習記憶の異なる過程において働くインスリ...
❏記憶学習において働くインスリンシグナル伝達経路の新奇制御機構の解明(21700345)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】富岡 征大 東京大学, 理学系研究科, 助教 (40466800)
【キーワード】インスリン / PI3キナーゼ / シグナル伝達 / 感覚応答 / 行動 (他11件)
【概要】インスリンシグナル伝達は、エネルギー代謝などの末梢における働きに加えて、中枢神経系においても働く重要な分子経路である。私は、線虫の摂食に関連した学習において働くインスリン様シグナル伝達経路に着目し、その詳しい制御機構を明らかにすることを目的として研究を行った。主な研究成果として、線虫のインスリン様分子INS-1は餌の感覚応答に関わる神経から分泌され、学習に必要な化学物質受容神経に作用し、この神経の...
【医歯薬学】薬学:PI3キナーゼ行動を含む研究件
❏記憶学習において働くインスリンシグナル伝達の時空間的動態の解明(25870172)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】富岡 征大 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (40466800)
【キーワード】インスリン / 学習 / 記憶 / C. elegans / 選択的スプライシング (他11件)
【概要】これまでの研究から、線虫の示す飢餓と化学物質とを結びつけて記憶する学習(飢餓学習)には外界の化学物質を受容する感覚神経におけるインスリンシグナル伝達経路の働きが重要であることが示唆されていた。本研究により、線虫の感覚神経内の異なる部位(細胞体と軸索)では異なるインスリン経路が協調的に働き、それらの間のクロストークが記憶の形成に必要であることが明らかになった。学習記憶の異なる過程において働くインスリ...
❏記憶学習において働くインスリンシグナル伝達経路の新奇制御機構の解明(21700345)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】富岡 征大 東京大学, 理学系研究科, 助教 (40466800)
【キーワード】インスリン / PI3キナーゼ / シグナル伝達 / 感覚応答 / 行動 (他11件)
【概要】インスリンシグナル伝達は、エネルギー代謝などの末梢における働きに加えて、中枢神経系においても働く重要な分子経路である。私は、線虫の摂食に関連した学習において働くインスリン様シグナル伝達経路に着目し、その詳しい制御機構を明らかにすることを目的として研究を行った。主な研究成果として、線虫のインスリン様分子INS-1は餌の感覚応答に関わる神経から分泌され、学習に必要な化学物質受容神経に作用し、この神経の...
【医歯薬学】薬学:マウス行動を含む研究件
❏エストラジオール消退に伴う暑熱耐性低下メカニズムの探索(16K13055)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永島 計 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40275194)
【キーワード】行動性体温調節 / 尾隠し行動 / 卵巣摘出 / 温度感覚 / TRP (他21件)
【概要】研究は、①閉経後女性の耐暑能を明らかにするためのマウスモデルを作成し、②血中エストラジオール濃度の低下が、熱中症発生にかかわる複数の因子(自律性反応、行動性反応、温度感覚、暑熱にかかわる認知機能および行動)に、時間依存性に影響するか否かを検証した.マウスの暑熱逃避行動を評価するシステムを完成させ、同時に暑熱下での代謝量を評価した。エストラジオールは暑熱負荷時の代謝量低下に寄与しており、その低下は耐...
❏養育行動の分子基盤~Usp46変異マウスを活用して~(25292186)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】海老原 史樹文 関西学院大学, 理工学部, 教授 (50135331)
【キーワード】マウス / 養育行動 / 脱ユビキチン化酵素 / 概日リズム / 行動 (他7件)
【概要】児童虐待に関する研究は、心理学や教育学などの社会科学や精神医学などの臨床医学で扱われており、動物をモデルとしてその発生機序や生理学的影響について、生物学的観点から踏み込んだ研究はこれまでにほとんど行われていない。そこで、本研究では、営巣活動や養育行動の低下を示すUsp46変異マウスをモデル動物として活用し、Usp46の細胞内機能、中枢機序及び行動発現への影響などについて検討した。その結果、仔の養育...
【医歯薬学】薬学:モデル動物行動を含む研究件
❏養育行動の分子基盤~Usp46変異マウスを活用して~(25292186)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】海老原 史樹文 関西学院大学, 理工学部, 教授 (50135331)
【キーワード】マウス / 養育行動 / 脱ユビキチン化酵素 / 概日リズム / 行動 (他7件)
【概要】児童虐待に関する研究は、心理学や教育学などの社会科学や精神医学などの臨床医学で扱われており、動物をモデルとしてその発生機序や生理学的影響について、生物学的観点から踏み込んだ研究はこれまでにほとんど行われていない。そこで、本研究では、営巣活動や養育行動の低下を示すUsp46変異マウスをモデル動物として活用し、Usp46の細胞内機能、中枢機序及び行動発現への影響などについて検討した。その結果、仔の養育...
❏脳発達臨界期における修飾物質と環境による回路形成および行動の制御(14580733)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】上田 秀一 獨協医科大学, 医学部, 教授 (60150570)
【キーワード】小頭症ラット / 行動 / 学習障害 / セロトニン / BrdU (他18件)
【概要】1.脳障害モデルラットの、回路形成の変化 妊娠ラットにMAMを腹腔投与し作製した小頭症ラットを早期脳障害モデルとして解析した。神経病理的には大脳皮質および海馬に異所性脳組織が存在していた。BrdUによる神経細胞の新生時期の解析および、各種神経伝達物質の免疫組織化学の解析から、この異所性脳組織は、大脳皮質の成分が移動障害を起こし発生したことが明らかとなった。また神経化学的解析から小頭症ラット脳では、...
【医歯薬学】薬学:行動を含む研究件
❏変動性判断の神経機序―変動ある環境を克服する脳の仕組みの探究―(16H01866)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】宮崎 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30392202)
【キーワード】変動性 / 不確定性 / ベイズ推定 / 空間 / 時間 (他13件)
【概要】我々の身体は,変動 (不確定性) に満ちた環境にありながら,精緻で安定した認識と行動を生成している.それが如何なる神経機序により実現されているのか?本研究は,この問題を独自に探求すべく,感覚情報の変動性に焦点をあて,脳機能測定 (fMRI, EEG, TMS) と心理物理学的測定を実施した.その結果,空間的変動性に関わる神経基盤 (外側後頭複合体) を特定し,また,時間的,空間的変動性に関わる心理...
❏ライフスタイルと脳の働き -超高齢社会を生き抜くための心理科学-(16H06325)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】積山 薫 京都大学, 総合生存学館, 教授 (70216539)
【キーワード】可塑性 / 認知機能 / 加齢 / MRI / 脳 (他6件)
【概要】3~4か月の短期的な運動や楽器練習をおこなう介入研究では、練習により高齢者の認知機能が向上するとともに、脳の部位間の活動同期レベルが減少し神経処理が効率化することが分かった。横断研究において、幼少期からのスポーツや楽器の訓練は、加齢により萎縮しやすい脳部位の灰白質容積を維持する可能性が示唆された。また、機能が低下している高齢者は視触覚統合場面において視覚情報を過度に用いること、高齢者は異世代の若者...
❏ミツバチのダンス言語と攻撃行動を規定する分子的基盤の解析(16370035)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性 / 攻撃性 / ダンス言語 / 行動 (他13件)
【概要】本研究では、ミツバチが示す様々な社会性行動(特に、ダンスコミュニケーションと攻撃性)の分子的基盤を探るため、脳で領野や行動選択的に発現する遺伝子の同定と解析を進めた。主な研究成果は以下の通りである。 (1)新規な最初期遺伝子Kakuseiの発現を指標に、ダンスコミュニケーションに関わる脳領野を調べた結果、キノコ体(昆虫脳の高次中枢)の小型ケニヨン細胞の活動が採餌蜂とダンス蜂で亢進していることを見出...
【医歯薬学】薬学:神経科学行動を含む研究件
❏食性の進化(19770210)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】松尾 隆嗣 首都大学東京, 大学院・理工学研究科, 助教 (70301223)
【キーワード】機能進化 / 進化 / 行動 / 生態 / 遺伝 (他10件)
【概要】セイシェルショウジョウバエの食性決定にかかわる遺伝子として、匂い物質結合蛋白質をコードする二つの遺伝子Obp57d及びObp57eを同定した。これらの遺伝子をノックアウトしたキイロショウジョウバエは産卵場所選択における嗜好性が変化していた。Obp57dとObp57eはキイロショウジョウバエ種群において遺伝子重複により生じ、機能分化していることが示唆された。 ...
❏新たな連合学習試験法による化学物質曝露と軽度発達障害の因果関係解析(18681008)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】掛山 正心 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (30353535)
【キーワード】有害化学物質 / 脳神経疾患 / 社会医学 / 環境 / 神経科学 (他7件)
【概要】発達期の脳は脆弱であり、化学物質影響科学のターゲットとして極めて重要である。ラットにおいて連合学習と行動異常の両面を検出する新たな行動毒性試験法を確立し、ダイオキシン等環境化学物質の低用量曝露を陽性条件として、胎児期から出生直後にかけての環境中有害化学物質が高次脳機能の発達に及ぼす影響について解析した。ダイオキシン等化学物質の比較的低用量の曝露により、軽度発達障害を引き起こす可能性が示唆された。...
【医歯薬学】薬学:内分泌行動を含む研究件
❏昆虫をモデルとした適応戦略の分子メカニズムに関する企画調査(18638001)
【研究テーマ】応用昆虫学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006
【研究代表者】片岡 宏誌 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (60202008)
【キーワード】昆虫 / 環境 / 適応 / 内分泌 / 形態形成 (他8件)
【概要】陸上において圧倒的多数の種と個体数をしめる昆虫の特質は、多様で適応的な生存戦略をそのライフサイクルに組み入れたことにある。環境変化の激しい陸上に生息する昆虫は、環境情報に対する適応戦略として、脱皮・変態・休眠などの形式を自在に変更し、大きな成功を収めた。特定領域研究(新学術領域研究)の研究領域として発展させるためには、外部情報が内分泌システムによって遺伝情報に変換される機構を現象横断的に解明し、昆...
❏両生類生活環の内分泌学的解析(01440005)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1989 - 1992
【研究代表者】菊山 榮 早稲田大学, 教育学部, 教授 (20063638)
【キーワード】両生類 / 生活環 / 変態 / 成長 / 生殖 (他14件)
【概要】本研究は両生類の生活環における種々の現象-変態・成長・生殖-を内分泌学的側面から解析することを目的とした。 〈変態のホルモン調節〉ウシガエル・ヒキガエルともに、プロラクチンcDNAのクローニングに成功したことからプロラクチンmRNAの測定が可能になり、その結果から血中レベルの上昇とパラレルmRNAの上昇がみられ、血中レベルの上昇が合成能の上昇にバックアップされたものであることが裏づけられた。 〈成...
【医歯薬学】薬学:神経細胞行動を含む研究件
❏遺伝性精神遅滞症遺伝子FMR1の解析を通して知る脳内行動発現ネットワーク機構(15207002)
【研究テーマ】遺伝・ゲノム動態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】塩見 春彦 徳島大学, ゲノム機能研究センター, 教授 (60202107)
【キーワード】脆弱X症候群 / FMR1 / RNAi / 記憶障害 / 概日リズム (他11件)
【概要】トリプレットリピート病の代表例である脆弱X症候群患者では脳の高次機能(特に可塑性)に直接関わることが確実視されている樹状突起上スパインの形態異常が見られる。これはFMR1遺伝子の機能喪失によると考えられているが、その分子機構は不明である。ショウジョウバエをモデル動物として用い、FMR1が位置する遺伝学的分子経路を明らかにするため、FMR1機能の変化が、どのように細胞形態レベルでの変化、そして個体の...
❏高等動物の神経発達に対する内分泌撹乱化学物質の影響に関する研究(14104020)
【研究テーマ】環境影響評価(含放射線生物学)
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2002 - 2006
【研究代表者】吉川 泰弘 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (80109975)
【キーワード】内分泌攪乱化学物質 / 神経発達 / 行動評価 / ラット / カニクイザル (他16件)
【概要】研究目的:内分泌撹乱化学物質の神経発達に対する影響の研究は比較的新しく、まだ遺伝子レベルや個体レベルの影響評価がランダムに報告されているに過ぎない。特にげっ歯類から霊長類にわたる一貫性のあるリスク評価研究はほとんど行われていない。本研究ではラット、サル類、チンパンジーの個体を用いて環境化学物質代謝のヒトへの外挿を行う。またラット胎児、げっ歯類・霊長類の神経培養、マウス・サル類のES細胞などを用いて...
❏社会性昆虫(ミツバチ)の本能行動を制御する遺伝子の同定と機能解析(12480237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性昆虫 / 行動 / カースト / 神経系 (他13件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、その働き蜂は8字ダンスにより仲間に花の位置を教えるという高次行動を示す。ミツバチの脳では感覚統合や記憶・学習の中枢であるキノコ体が顕著に発達しており、キノコ体を構成する介在神経(ケニヨン細胞)は、細胞体の大きさから、大型と小型の2種類に分類される。我々はミツバチの高次行動に関わる遺伝子の候補として、大型と小型のケニヨン細胞の各々に特異的に発現する遺伝子(Mblk-1とK...
【医歯薬学】薬学:ラット行動を含む研究件
❏エストラジオール消退に伴う暑熱耐性低下メカニズムの探索(16K13055)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永島 計 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40275194)
【キーワード】行動性体温調節 / 尾隠し行動 / 卵巣摘出 / 温度感覚 / TRP (他21件)
【概要】研究は、①閉経後女性の耐暑能を明らかにするためのマウスモデルを作成し、②血中エストラジオール濃度の低下が、熱中症発生にかかわる複数の因子(自律性反応、行動性反応、温度感覚、暑熱にかかわる認知機能および行動)に、時間依存性に影響するか否かを検証した.マウスの暑熱逃避行動を評価するシステムを完成させ、同時に暑熱下での代謝量を評価した。エストラジオールは暑熱負荷時の代謝量低下に寄与しており、その低下は耐...
❏脳発達臨界期における修飾物質と環境による回路形成および行動の制御(14580733)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】上田 秀一 獨協医科大学, 医学部, 教授 (60150570)
【キーワード】小頭症ラット / 行動 / 学習障害 / セロトニン / BrdU (他18件)
【概要】1.脳障害モデルラットの、回路形成の変化 妊娠ラットにMAMを腹腔投与し作製した小頭症ラットを早期脳障害モデルとして解析した。神経病理的には大脳皮質および海馬に異所性脳組織が存在していた。BrdUによる神経細胞の新生時期の解析および、各種神経伝達物質の免疫組織化学の解析から、この異所性脳組織は、大脳皮質の成分が移動障害を起こし発生したことが明らかとなった。また神経化学的解析から小頭症ラット脳では、...
❏高等動物の神経発達に対する内分泌撹乱化学物質の影響に関する研究(14104020)
【研究テーマ】環境影響評価(含放射線生物学)
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2002 - 2006
【研究代表者】吉川 泰弘 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (80109975)
【キーワード】内分泌攪乱化学物質 / 神経発達 / 行動評価 / ラット / カニクイザル (他16件)
【概要】研究目的:内分泌撹乱化学物質の神経発達に対する影響の研究は比較的新しく、まだ遺伝子レベルや個体レベルの影響評価がランダムに報告されているに過ぎない。特にげっ歯類から霊長類にわたる一貫性のあるリスク評価研究はほとんど行われていない。本研究ではラット、サル類、チンパンジーの個体を用いて環境化学物質代謝のヒトへの外挿を行う。またラット胎児、げっ歯類・霊長類の神経培養、マウス・サル類のES細胞などを用いて...
【医歯薬学】看護学:脳神経疾患行動を含む研究件
❏行動学的・生理学的データを用いた精神症状の定量化技術の開発(15K15434)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岸本 泰士郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60348745)
【キーワード】うつ病 / 機械学習 / 行動 / 生理 / 表情解析 (他11件)
【概要】精神疾患の重症度を反映するようなバイオマーカーが存在しないため、精神科領域では低い診断の一致度、治療効果の判定が困難、などの問題がある。本研究では、重症度評価の客観的指標に乏しい精神科領域において、音声、画像等の分析技術を用いて、精神症状を定量化するための解析技術が開発できるかの基礎的検討を行った。大うつ病/双極性障害患者に対してインタビューを行い、その際の音声や表情データの収録をおこなった。集ま...
❏新たな連合学習試験法による化学物質曝露と軽度発達障害の因果関係解析(18681008)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】掛山 正心 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (30353535)
【キーワード】有害化学物質 / 脳神経疾患 / 社会医学 / 環境 / 神経科学 (他7件)
【概要】発達期の脳は脆弱であり、化学物質影響科学のターゲットとして極めて重要である。ラットにおいて連合学習と行動異常の両面を検出する新たな行動毒性試験法を確立し、ダイオキシン等環境化学物質の低用量曝露を陽性条件として、胎児期から出生直後にかけての環境中有害化学物質が高次脳機能の発達に及ぼす影響について解析した。ダイオキシン等化学物質の比較的低用量の曝露により、軽度発達障害を引き起こす可能性が示唆された。...
【医歯薬学】看護学:遺伝子行動を含む研究件
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏ミツバチのダンス言語と攻撃行動を規定する分子的基盤の解析(16370035)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性 / 攻撃性 / ダンス言語 / 行動 (他13件)
【概要】本研究では、ミツバチが示す様々な社会性行動(特に、ダンスコミュニケーションと攻撃性)の分子的基盤を探るため、脳で領野や行動選択的に発現する遺伝子の同定と解析を進めた。主な研究成果は以下の通りである。 (1)新規な最初期遺伝子Kakuseiの発現を指標に、ダンスコミュニケーションに関わる脳領野を調べた結果、キノコ体(昆虫脳の高次中枢)の小型ケニヨン細胞の活動が採餌蜂とダンス蜂で亢進していることを見出...
❏社会性昆虫(ミツバチ)の本能行動を制御する遺伝子の同定と機能解析(12480237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性昆虫 / 行動 / カースト / 神経系 (他13件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、その働き蜂は8字ダンスにより仲間に花の位置を教えるという高次行動を示す。ミツバチの脳では感覚統合や記憶・学習の中枢であるキノコ体が顕著に発達しており、キノコ体を構成する介在神経(ケニヨン細胞)は、細胞体の大きさから、大型と小型の2種類に分類される。我々はミツバチの高次行動に関わる遺伝子の候補として、大型と小型のケニヨン細胞の各々に特異的に発現する遺伝子(Mblk-1とK...
【医歯薬学】看護学:ゲノム行動を含む研究件
❏中枢神経を持たないクラゲの睡眠:「末梢睡眠」についての研究(20K21421)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】立花 和則 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (60212031)
【キーワード】末梢睡眠 / クラゲ / 散在神経系 / 行動解析 / ゲノム (他11件)
【概要】睡眠は健康な生活に必須である。睡眠が不足すると、意識がもうろうとすることなどから、脳の休息に重要であると考えられるが、睡眠がどのように脳の機能回復に働くのかということの分子的実体は不明の点が多い。脳(中枢神経)の無いクラゲにも睡眠が存在することは、睡眠は、脳のみでなく、末梢においても何らかの役割を果たしていることを示している。私たちはクラゲの睡眠を「末梢睡眠」と名付け、本研究はこの末梢睡眠を明らか...
❏ゲノム育種によりトラフグの優良品種作出をめざす(20228003)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】鈴木 譲 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40107412)
【キーワード】遺伝育種 / トラフグゲノム / 耐病性 / 体サイズ / 行動 (他13件)
【概要】全ゲノムが解読された最初の食用魚であるトラフグを用いて,有用形質を支配する遺伝子の特定めざした.トラフグとクサフグなどの種間交雑を進めて解析することにより,体サイズ,脊椎骨数,鱗の有無,寄生虫耐性,警戒心の強さ,淡水適応能力に関する遺伝子の染色体上の位置が特定され,ゲノム情報に基づく優良個体選抜育種への道筋をつけることができた.また,性決定遺伝子の特定に成功し,雄の価値が高いこの魚における性制御技...
【医歯薬学】看護学:概日リズム行動を含む研究件
❏養育行動の分子基盤~Usp46変異マウスを活用して~(25292186)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】海老原 史樹文 関西学院大学, 理工学部, 教授 (50135331)
【キーワード】マウス / 養育行動 / 脱ユビキチン化酵素 / 概日リズム / 行動 (他7件)
【概要】児童虐待に関する研究は、心理学や教育学などの社会科学や精神医学などの臨床医学で扱われており、動物をモデルとしてその発生機序や生理学的影響について、生物学的観点から踏み込んだ研究はこれまでにほとんど行われていない。そこで、本研究では、営巣活動や養育行動の低下を示すUsp46変異マウスをモデル動物として活用し、Usp46の細胞内機能、中枢機序及び行動発現への影響などについて検討した。その結果、仔の養育...
❏遺伝性精神遅滞症遺伝子FMR1の解析を通して知る脳内行動発現ネットワーク機構(15207002)
【研究テーマ】遺伝・ゲノム動態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】塩見 春彦 徳島大学, ゲノム機能研究センター, 教授 (60202107)
【キーワード】脆弱X症候群 / FMR1 / RNAi / 記憶障害 / 概日リズム (他11件)
【概要】トリプレットリピート病の代表例である脆弱X症候群患者では脳の高次機能(特に可塑性)に直接関わることが確実視されている樹状突起上スパインの形態異常が見られる。これはFMR1遺伝子の機能喪失によると考えられているが、その分子機構は不明である。ショウジョウバエをモデル動物として用い、FMR1が位置する遺伝学的分子経路を明らかにするため、FMR1機能の変化が、どのように細胞形態レベルでの変化、そして個体の...
【医歯薬学】看護学:発達行動を含む研究件
❏乳児自発運動時の感覚-運動ダイナミクスを利用した行動発達モデルの構築(21K11495)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】金沢 星慶 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特任助教 (60744993)
【キーワード】感覚運動発達 / 胎児 / 新生児 / シミュレーション / 柔軟 (他10件)
【概要】ヒトは出生前から生後1-2年で様々な行動を獲得する.本研究では,単に神経学的な成熟だけでなく、運動/行動時に生じる多種多様な運動情報および感覚情報の学習、統合を計測およびモデル化することで,行動発達の理解を追究する. 本年度は,胎児期および新生児期の自発運動時で生じる感覚情報をシミュレーションするため,胎児・乳児の筋骨格モデルおよび柔軟な子宮壁モデルの作成を進めた.この開発により,胎児の空間的制約...
❏パーソナリティの生涯発達に関する総合的研究(17K04376)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】小塩 真司 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60343654)
【キーワード】パーソナリティ / 行動 / 時代 / 調査 / 自尊感情 (他15件)
【概要】本研究は,パーソナリティが適応に及ぼす影響について詳細に検討することを通じて,パーソナリティそのものの発達の意味を明らかにしようと試みるものである。そして,パーソナリティ特性の調査年による変化と,年齢によるパーソナリティが具体的行動に及ぼす影響の違いについて検討してきた。自尊感情とYG性格検査の時間横断的メタ分析からは,1990年代以降の日本全体の否定的な自己認識傾向が示された。今後は,この変化の...
【医歯薬学】看護学:ストレス行動を含む研究件
❏失われた野性味から明らかにする自然環境特異的な生体調節のメカニズム(18K19323)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【研究代表者】神田 真司 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (50634284)
【キーワード】ストレス応答 / 繁殖 / QTL / メダカ / 野生 (他13件)
【概要】本研究では、野生と家畜の違いと同じように、ペット化された生物の行動や生理学的性質が変化することに着目し、それに関与する遺伝的背景を解析した。遺伝学的解析に便利なメダカを材料にした。野生由来のKiyosu系統と、実験室で継代された系統であるd-rRのF2ハイブリッドを作成し、量的形質遺伝子座(QTL)解析を行うことで、多産やストレス応答などの原因となる遺伝子座の同定を試みた。1回目は209個体、2回...
❏豚安寧フェロモン作用機序の解明:脳内糖代謝、ホルモン動態、行動からのアプローチ(22580355)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】入交 眞巳 北里大学, 獣医学部, 講師 (70453511)
【キーワード】動物福祉 / ストレス / フェロモン / 行動 / ブタ (他14件)
【概要】動物福祉を配慮したブタの飼育法の一つとして、環境からのアプローチとして耕作放棄地での豚の分娩、育成、肥育はストレス軽減、免疫機能の上昇、肉のおいしさの向上が認められた。猫を用いて環境を変えずに安寧フェロモンに暴露した場合の行動と脳内糖代謝の変化をみた。猫の手術後はフェロモンに暴露した方が痛みとストレスの減少が認められる傾向にあったが、脳内糖代謝にはフェロモンによる影響は認められなかった。 ...
❏大脳辺縁系における認知・情動・記憶と行動の統合システム(11308033)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】小野 武年 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (50019577)
【キーワード】情動 / 記憶 / 認知 / ドパミン / 大脳辺縁系 (他11件)
【概要】I.認知・情動・行動出力過程における大脳辺緑系ニューロンの応答性 聴覚または視覚要素刺激、およびそれらの組み合わせによる構成連合刺激-報酬連合課題に対するラット前部帯状回、扁桃体,および後部視床領域ニューロンの応答性を解析した。その結果,前部帯状回は,認知的ならびに情動的要因を行動実行に転換する過程で,扁桃体基底外側核は連合学習に、後部視床領域は報酬刺激の認知および報酬予測に重要な役割を果たしてい...
【医歯薬学】看護学:遺伝子発現行動を含む研究件
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏社会性昆虫(ミツバチ)の本能行動を制御する遺伝子の同定と機能解析(12480237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性昆虫 / 行動 / カースト / 神経系 (他13件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、その働き蜂は8字ダンスにより仲間に花の位置を教えるという高次行動を示す。ミツバチの脳では感覚統合や記憶・学習の中枢であるキノコ体が顕著に発達しており、キノコ体を構成する介在神経(ケニヨン細胞)は、細胞体の大きさから、大型と小型の2種類に分類される。我々はミツバチの高次行動に関わる遺伝子の候補として、大型と小型のケニヨン細胞の各々に特異的に発現する遺伝子(Mblk-1とK...
【医歯薬学】看護学:学習行動を含む研究件
❏記憶学習において働くインスリンシグナル伝達の時空間的動態の解明(25870172)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】富岡 征大 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (40466800)
【キーワード】インスリン / 学習 / 記憶 / C. elegans / 選択的スプライシング (他11件)
【概要】これまでの研究から、線虫の示す飢餓と化学物質とを結びつけて記憶する学習(飢餓学習)には外界の化学物質を受容する感覚神経におけるインスリンシグナル伝達経路の働きが重要であることが示唆されていた。本研究により、線虫の感覚神経内の異なる部位(細胞体と軸索)では異なるインスリン経路が協調的に働き、それらの間のクロストークが記憶の形成に必要であることが明らかになった。学習記憶の異なる過程において働くインスリ...
❏記憶学習において働くインスリンシグナル伝達経路の新奇制御機構の解明(21700345)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】富岡 征大 東京大学, 理学系研究科, 助教 (40466800)
【キーワード】インスリン / PI3キナーゼ / シグナル伝達 / 感覚応答 / 行動 (他11件)
【概要】インスリンシグナル伝達は、エネルギー代謝などの末梢における働きに加えて、中枢神経系においても働く重要な分子経路である。私は、線虫の摂食に関連した学習において働くインスリン様シグナル伝達経路に着目し、その詳しい制御機構を明らかにすることを目的として研究を行った。主な研究成果として、線虫のインスリン様分子INS-1は餌の感覚応答に関わる神経から分泌され、学習に必要な化学物質受容神経に作用し、この神経の...
【医歯薬学】看護学:環境行動を含む研究件
❏階層間相互作用概念による新たな総合(15H04425)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】辻 瑞樹 琉球大学, 農学部, 教授 (20222135)
【キーワード】生態学 / 進化 / 行動 / 昆虫 / 植物 (他11件)
【概要】この研究では生物学的階層毎に分化した生態学を統合すべく階層間相互作用という観点を導入する。とくに血縁選択や性選択などの種内競争と、種間競争や擬態などの群集力学の関係に注目し理論実証両面で研究した。攻撃、協力、監視、分散行動、配偶行動などの生活史の全てにおいて、種内力学と群集力学の相互作用の存在が示唆された。個体形質の進化が種構成などの群集構造を変え、さらに群集構造の変化が構成種の形質進化の淘汰圧に...
❏豚安寧フェロモン作用機序の解明:脳内糖代謝、ホルモン動態、行動からのアプローチ(22580355)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】入交 眞巳 北里大学, 獣医学部, 講師 (70453511)
【キーワード】動物福祉 / ストレス / フェロモン / 行動 / ブタ (他14件)
【概要】動物福祉を配慮したブタの飼育法の一つとして、環境からのアプローチとして耕作放棄地での豚の分娩、育成、肥育はストレス軽減、免疫機能の上昇、肉のおいしさの向上が認められた。猫を用いて環境を変えずに安寧フェロモンに暴露した場合の行動と脳内糖代謝の変化をみた。猫の手術後はフェロモンに暴露した方が痛みとストレスの減少が認められる傾向にあったが、脳内糖代謝にはフェロモンによる影響は認められなかった。 ...
❏昆虫をモデルとした適応戦略の分子メカニズムに関する企画調査(18638001)
【研究テーマ】応用昆虫学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006
【研究代表者】片岡 宏誌 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (60202008)
【キーワード】昆虫 / 環境 / 適応 / 内分泌 / 形態形成 (他8件)
【概要】陸上において圧倒的多数の種と個体数をしめる昆虫の特質は、多様で適応的な生存戦略をそのライフサイクルに組み入れたことにある。環境変化の激しい陸上に生息する昆虫は、環境情報に対する適応戦略として、脱皮・変態・休眠などの形式を自在に変更し、大きな成功を収めた。特定領域研究(新学術領域研究)の研究領域として発展させるためには、外部情報が内分泌システムによって遺伝情報に変換される機構を現象横断的に解明し、昆...
【医歯薬学】看護学:適応行動を含む研究件
❏河川性魚類の行動と生活史の統合戦略:PITタグシステムを駆使した探索的研究(20K21439)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2022-03-31
【研究代表者】岸田 治 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 准教授 (00545626)
【キーワード】回遊 / サケ科魚類 / 生活史 / 多型 / サイズ (他13件)
【概要】動物個体の移動は,動物の生き様や生態を研究するうえで不可欠である. 本研究では,移動中の動物はいかなる死亡圧にさらされているのか,死亡圧を逃れるためにどのような行動や生活史の戦術があるのかについて, PITタグを用いたサクラマスの個体追跡研究により探索的に調べた. その結果,降海型サクラマスは降河中に下流で小さな個体ほど死にやすいサイズ依存の死亡圧にさらされることが明らかになるとともに,河川下流や...
❏パーソナリティの生涯発達に関する総合的研究(17K04376)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】小塩 真司 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60343654)
【キーワード】パーソナリティ / 行動 / 時代 / 調査 / 自尊感情 (他15件)
【概要】本研究は,パーソナリティが適応に及ぼす影響について詳細に検討することを通じて,パーソナリティそのものの発達の意味を明らかにしようと試みるものである。そして,パーソナリティ特性の調査年による変化と,年齢によるパーソナリティが具体的行動に及ぼす影響の違いについて検討してきた。自尊感情とYG性格検査の時間横断的メタ分析からは,1990年代以降の日本全体の否定的な自己認識傾向が示された。今後は,この変化の...
❏昆虫をモデルとした適応戦略の分子メカニズムに関する企画調査(18638001)
【研究テーマ】応用昆虫学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006
【研究代表者】片岡 宏誌 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (60202008)
【キーワード】昆虫 / 環境 / 適応 / 内分泌 / 形態形成 (他8件)
【概要】陸上において圧倒的多数の種と個体数をしめる昆虫の特質は、多様で適応的な生存戦略をそのライフサイクルに組み入れたことにある。環境変化の激しい陸上に生息する昆虫は、環境情報に対する適応戦略として、脱皮・変態・休眠などの形式を自在に変更し、大きな成功を収めた。特定領域研究(新学術領域研究)の研究領域として発展させるためには、外部情報が内分泌システムによって遺伝情報に変換される機構を現象横断的に解明し、昆...