養育行動の分子基盤~Usp46変異マウスを活用して~
【研究分野】統合動物科学
【研究キーワード】
マウス / 養育行動 / 脱ユビキチン化酵素 / 概日リズム / 行動 / 児童虐待 / モデル動物
【研究成果の概要】
児童虐待に関する研究は、心理学や教育学などの社会科学や精神医学などの臨床医学で扱われており、動物をモデルとしてその発生機序や生理学的影響について、生物学的観点から踏み込んだ研究はこれまでにほとんど行われていない。そこで、本研究では、営巣活動や養育行動の低下を示すUsp46変異マウスをモデル動物として活用し、Usp46の細胞内機能、中枢機序及び行動発現への影響などについて検討した。その結果、仔の養育能力の形成には、親から受ける養育環境の違いが大きく影響することが明らかとなった。また、Usp46は、GABA神経系を介して様々な行動に影響を及ぼすことが示された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
高田 耕司 | 東京慈恵会医科大学 | 医学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
加藤 尚志 | 早稲田大学 | 教育・総合科学学術院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【配分額】19,370千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 4,470千円)