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研究分野別サイレントキーワード
「森林」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】情報学フロンティア:インターネット森林を含む研究件
❏インターネット森林観察サイトの拡充による自然学習授業案の開発(26282203)
【研究テーマ】子ども学(子ども環境学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】齋藤 馨 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (70215531)
【キーワード】森林 / 自然 / 観察 / フェノロジー / インターネット (他17件)
【概要】インターネット森林観察サイトに新たに北海道の原生林(富良野市)とオオミズナギドリ営巣地無人島の船越大島(岩手県山田町)を加えた。いずれも現地到達が困難な原生自然地である。これらを含む8サイトを用いて、竜王小学校(山梨県甲斐市立)児童を対象に、東京大学富士癒やしの森サイトでの現地体験学習を含む自然環境学習授業「森から見える」を2ヶ年に渡り実施した。その結果、児童は現地観察経験をもとに、遠隔の森林との...
❏地理情報システムと樹木成長モデルを用いた森林景観予測システムの開発(07556034)
【研究テーマ】林学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】熊谷 洋一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50012042)
【キーワード】森林 / 地理情報システム / 植物成長モデル / ランドスケープ / 景観シミュレーション (他13件)
【概要】本研究により以下の成果を得た。 1.森林景観シミュレーションシステムの開発 森林に関する既存情報である林相図・林小班図と森林簿を、地理情報システムに入力し、森林空間情報を作成した。このデータを利用して、景観シミュレーションに必要な空間データの入出力・修正管理を行った。 リアルな樹木の3次元形状の生成のために、樹木成長モデリングシステムを応用するために、樹種・樹高に対応して樹木形状を生成し、地理情報...
【複合領域】文化財科学・博物館学:地理情報システム(GIS)森林を含む研究件
❏地域の健康を支える資源としての森林資源のポテンシャルと住民のニーズの把握(17KT0072)
【研究テーマ】次世代の農資源利用
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-07-18 - 2021-03-31
【研究代表者】藤原 章雄 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (60292794)
【キーワード】山中湖村 / アンケート調査 / 健康 / 統計 / 癒しの森 (他13件)
【概要】山中湖村の協力のもと行なったアンケートデータの分析から、山中湖村住民の森林への意識と自然環境を活用した健康づくり活動の実態について知見を得た。調査結果を受けて山中湖村福祉健康課と自然環境を生かした地域の健康づくりプロジェクト「森活で健康」に関わる実験的事業を行なった。地域の自然環境を生かした健康づくりと文化芸術活動を組み合わせた「癒しの森の朝もや音楽会」を試みることで、地域の森林を活用した活動のポ...
❏適切な生態的国土管理のための生態的国土管理基礎コストの算出(26289212)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】清水 裕之 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (30187463)
【キーワード】生態的国土管理作業量 / 土地利用 / GIS / ランドスケープ / 農地 (他12件)
【概要】人口減少と少子高齢化は景域管理に必要な作業量を減少させ、持続可能な景域管理に影響を与えることが懸念される。本研究では、都市部の緑から、都市周辺部、農村地域、中山間(里山)地域、沿岸域まで含め、我が国の国土全体の景域管理に必要な労働量を量的、質的に把握し、それらの結果を根拠に将来に向けて適切な景域管理の在り方を考察するものである。その成果はspringer社から"Labor Forces a...
❏地理情報システムと樹木成長モデルを用いた森林景観予測システムの開発(07556034)
【研究テーマ】林学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】熊谷 洋一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50012042)
【キーワード】森林 / 地理情報システム / 植物成長モデル / ランドスケープ / 景観シミュレーション (他13件)
【概要】本研究により以下の成果を得た。 1.森林景観シミュレーションシステムの開発 森林に関する既存情報である林相図・林小班図と森林簿を、地理情報システムに入力し、森林空間情報を作成した。このデータを利用して、景観シミュレーションに必要な空間データの入出力・修正管理を行った。 リアルな樹木の3次元形状の生成のために、樹木成長モデリングシステムを応用するために、樹種・樹高に対応して樹木形状を生成し、地理情報...
【複合領域】子ども学:環境教育森林を含む研究件
❏インターネット森林観察サイトの拡充による自然学習授業案の開発(26282203)
【研究テーマ】子ども学(子ども環境学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】齋藤 馨 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (70215531)
【キーワード】森林 / 自然 / 観察 / フェノロジー / インターネット (他17件)
【概要】インターネット森林観察サイトに新たに北海道の原生林(富良野市)とオオミズナギドリ営巣地無人島の船越大島(岩手県山田町)を加えた。いずれも現地到達が困難な原生自然地である。これらを含む8サイトを用いて、竜王小学校(山梨県甲斐市立)児童を対象に、東京大学富士癒やしの森サイトでの現地体験学習を含む自然環境学習授業「森から見える」を2ヶ年に渡り実施した。その結果、児童は現地観察経験をもとに、遠隔の森林との...
❏森林の機能に対する理解が環境配慮意識・行動の形成に及ぼす影響に関する研究(19700614)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】山本 清龍 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (50323473)
【キーワード】森林 / 環境教育 / 機能 / 環境配慮意識 / 環境配慮行動 (他8件)
【概要】森林教育プログラムの参加者に対する事前と事後の意識調査によって、森林の機能に対する理解と環境配慮意識・行動の形成との関係性の把握を行った。本研究の結果から、森林の機能の理解の違いによって形成される環境配慮行動や森林保全意識が異なることが明らかとなった。また、環境配慮行動や森林保全意識の形成を阻害する要因として自然志向や環境問題に対する関心などの環境認識があることが考えられた。仮説的ではあるが、森林...
【環境学】環境解析学:環境法森林を含む研究件
❏自然空間の公物性に即した法制度のあり方:「知」の活用による法の執行に向けて(19H01439)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】三浦 大介 神奈川大学, 法学部, 教授 (30294820)
【キーワード】公物 / 森林 / 法学 / 歴史学 / 林学 (他13件)
【概要】2019年度研究遂行の基礎的な作業として,研究代表者,研究分担者ともに,資料の収集と資料の分析を中心に行った。また,それらの成果として,以下の論文の公表と研究会報告を行った。 (1)呉 晨陽,永田 信,古井戸 宏通,柴崎 茂光「農家の主観的認識に基づく森林所有権の構造分析」『林業経済』72(4),2019年7月,pp.1-22,査読あり(2)三浦 大介「小水力発電の法的課題―普通河川管理条例に関す...
❏所有権の内在的制約を自然資源管理の観点から考える――重層性と協働性に着目して(25380142)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】神山 智美 富山大学, 経済学部, 准教授 (00611617)
【キーワード】所有権 / 自然資本経営 / 協治原則 / コモンズ / 中山間地域保全 (他18件)
【概要】研究代表者が専門とする法律学のみならず、コモンズ論、持続学、森林科学および生態水文学の研究者らを研究分担者に迎え、コモンズ研究会(2015年 於富山)や学会分科会等を開催した。 25年度に調査を実施した米国東部について、26年度には理論および判例の検討を加え、成果として米国ペンシルバニア州の土地所有者と狩猟者のアクセス権に係る論稿として刊行した(富大経済論集,60巻3号(頁 27-63))。 25...
❏森林の持続的管理と現場監視の制度的工夫―法の執行の観点より見た日欧比較研究(24330030)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】交告 尚史 東京大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (40178207)
【キーワード】環境法 / 法制史 / 林学 / 森林 / 森林監視人 (他9件)
【概要】森林の持続的管理のためには、現場監視の仕組みが不可欠である。本研究では、フランスのショーの森と日本の諏訪地方等の樹林をフィールドとして選択し、現地視察と一次史料の精査を繰り返し、歴史学と法社会学の視点を踏まえて比較を行った。その結果、いずれのフィールドにおいても、19世紀には森林監守人の制度が確立されていたことを確認することができた。とくに日本については、藩士レベルの監守人に関して、その身分、意思...
【環境学】環境保全学:草原森林を含む研究件
❏森林草原生態系の一体的管理を目指す:森林に遺された過去の草原性種子からの挑戦(22H03797)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】小山 明日香 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (90812462)
【キーワード】森林 / 草原 / 生物多様性 / 生態系管理 / 埋土種子
【概要】
❏農林地および草原の持続的生産性評価のための指標作成(11490015)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2002
【研究代表者】秋山 侃 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 教授 (10283318)
【キーワード】森林 / 農耕地 / 草地・草原 / 持続的生産性 / 炭素動態 (他21件)
【概要】本研究では農林生態系の持続的生産性を表現しうる指標作りを行った。手法として、(1)生態系への炭素蓄積量やその動態によって判断する方法、(2)生態系を構成する種の多様性や不均一性を数学モデルで指標化する方法、そして、(3)物質循環の連続性を表す数学モデルや分光放射値から植生指数を作成して系の安定性判定に適用する方法について、森林、草原、農地に当てはめて検討した。 (1)炭素収支から推定する方法:小泉...
【数物系科学】数学:ドイツ森林を含む研究件
❏18~19世紀プロイセンの「林野」に関する経済史・社会史・環境史的実証研究(25380443)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】飯田 恭 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (20282551)
【キーワード】農場領主制(グーツヘルシャフト) / 領主直営林・御領林 / 林役権 / 森林労働 / ドイツ林学 (他20件)
【概要】近世のエルベ川以東のヨーロッパにおいて、農場領主制(グーツヘルシャフト)というタイプの封建領主制が発展したことはよく知られている。農場領主制に関する研究は、これまで、主として農業史的な観点から行われてきた。しかしながら、農場領主(グーツヘル)は自らの直営農場を経営しただけでなく、しばしば自らの直営林をも経営した。本研究は、領主直営林における(をめぐる)領主と農民の関係について、18‐19世紀ブラン...
❏19世紀前半プロイセン農業改革のミクロ歴史分析(20530311)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】飯田 恭 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (20282551)
【キーワード】ドイツ / 農民解放 / グーツヘルシャフト / 森林 / 木材 (他13件)
【概要】19 世紀前半のプロイセン農業改革の過程において、農民の領主に対する建築用木材の請求権の償却が重要な争点の一つになっていた、ということが本研究の第一の発見である。この発見を出発点としつつ、本研究は、領主の農民に対する建築用木材下付の史的展開を、17-19 世紀のより長期の歴史的展開の中で論じた。これは従来農業史的文脈のなかで論じられてきたグーツヘルシャフトの歴史を森林史的文脈において論ずる新しい試...
【数物系科学】天文学:数値シミュレーション森林を含む研究件
❏森林における二酸化炭素・水蒸気交換過程のモデル化(12876035)
【研究テーマ】林学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】窪田 順平 東京農工大学, 農学部, 助教授 (90195503)
【キーワード】森林 / 二酸化炭素 / 水蒸気 / 交換過程 / 林分構造 (他12件)
【概要】本研究では、森林内外に形成される微気象環境とそれによる水蒸気や二酸化炭素の交換過程と森林の樹種、密度、樹冠構造等の関係を明らかにし、これを数値シミュレーションにより再現し、さらに樹木の成長にともなう林分構造と水蒸気や二酸化炭素の交換過程の相互作用を明らかすることを目的とした。モデルを適用には、過去から林分調査、気象観測が行われてきた東京農工大学演習林を対象とし、現時点での水蒸気、二酸化炭素の交換過...
❏「大気-植生-土壌」連続系のエネルギー・水輸送のモデル化(06660177)
【研究テーマ】林学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】窪田 順平 東京農工大学, 農学部, 助手 (90195503)
【キーワード】「大気-植生-土壌」連続系 / エネルギー・水輸送 / 森林 / 散気系 / 樹冠構造 (他10件)
【概要】本研究では「大気-植生-土壌」連続系のエネルギー・水輸送における森林の役割を明らかにすることを目的とした。さらに森林内外のエネルギー・水輸送を現地観測、樹冠構造を考慮した数値モデルにより再現することを試みた。そのために、いくつかの樹種の森林における観測、および森林の特徴を明らかにするための畑地等における対比観測、を行った。観測は、放射収支(短波、長波、放射収支量)、エネルギー収支(顕熱、潜熱量)、...
【生物学】基礎生物学:群集森林を含む研究件
❏「形質アプローチ」でせまる森林の植物―土壌フィードバック(17H03736)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】黒川 紘子 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (70515733)
【キーワード】機能形質 / 群集形成機構 / 地上部―地下部相互作用 / 地上部ー地下部相互作用 / 生態学 (他7件)
【概要】本研究では、森林樹木群集の形成や多種共存機構における植物-土壌フィードバックの役割を、形質アプローチにより検証することを目的とした。全樹木群集構成種の動態データや成木、稚樹の機能形質データなどが蓄積されている小川群落保護林(茨城)の1.2ha調査区で、新たに当年生実生や1年生以上の実生の形質データを整備した。さらに、調査区内の10m×10m格子点で土壌の生物・非生物特性を測定し、土壌特性の空間的な...
❏養菌性キクイムシが媒介する樹木萎凋病の国際的なリスク評価に必要な基礎データの収集(23255011)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鎌田 直人 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (90303255)
【キーワード】キクイムシ / 共生菌 / 樹木萎凋病 / 発生リスク / 群集 (他32件)
【概要】誘引剤としてエタノールを使ったトラップでは、高緯度ほど捕獲種数が少なく、群集の季節変動は大きいが年変動は安定的だった。餌木では、高緯度ほど樹種間での養菌性昆虫群集の類似度が低かった。これらの結果は、高緯度では樹木-養菌性昆虫間の共進化の歴史が短く、新たな侵入・定着のリスクが高いことが示唆された。カリフォルニア州で樹木萎凋病を媒介するナンヨウキクイムシ(以下、同種)は台湾・ベトナムが起源だった(共同...
【生物学】基礎生物学:林冠森林を含む研究件
❏樹上性カタツムリを指標とした森林の分断化影響評価(17K07270)
【研究テーマ】生物資源保全学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐伯 いく代 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (70706837)
【キーワード】生物多様性 / 森林 / 林冠 / 陸産貝類 / 都市化 (他14件)
【概要】森林の分断化は野生生物の生息に負の影響を与えると考えられているが、個々の種の応答は多様である。我々は、こうした違いが種のもつ行動形質の差異から生み出されるとの仮説をたて、樹上性のサッポロマイマイと地表性のエゾマイマイの分断化への応答メカニズムを比較した。北海道苫小牧市において、連続性の高い自然林から市街地内の分断化した森林にかけ、両種の生息密度と捕食者による捕食圧の変化を比較した。その結果、エゾマ...
❏林冠動態を基礎とした森林生態系機能の広域把握技術(10354013)
【研究テーマ】生態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】浅野 透 (中静 透) 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (00281105)
【キーワード】森林 / 林冠 / 生態系機能 / リモートセンシング / 空中写真 (他10件)
【概要】(1)空中写真を用いた林冠動態モニタリング手法の応用範囲をひろげる目的で,山本(照葉樹林),大久保(熱帯林),紙谷(ブナ択伐林)がそれぞれ担当とする森林についてこの手法が適応可能性を検討した。その結果、常緑樹林および施業林での適用可能性と有効性が明らかになった。 (2)林冠動態を実際の樹木の個体群動態と結びつけた行列モデルを開発し、林冠動態が樹木個体群に与える影響を評価することが可能になった。また...
❏屋久島における気候変動と森林系のレスポンス(06304003)
【研究テーマ】生態
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】大沢 雅彦 千葉大学, 理学部, 教授 (80092477)
【キーワード】森林 / 樹冠形成 / シュートモジュール / 常緑葉の特性 / 表層地盤 (他18件)
【概要】屋久島の森林を単葉、シュート、樹冠、林分、景観などさまざまなレベルでとらえ、その構造と動的過程を、気候、地形環境との関連で明らかにし、地球変化と森林生態系の応答をヒエラルキー的に解析した。1993年の13号台風の影響を一つの要因として、森林がスケールの異なる環境要因に対してどのような対応を示すのかを明らかにした。過去のデータによると屋久島では季節的な強風が8・9月に集中し、そのすべてが台風による。...
【生物学】基礎生物学:個体間相互作用森林を含む研究件
❏森林林冠木の光をめぐる競争における個体間相互作用の定量化の試み(25660113)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】彦坂 幸毅 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (10272006)
【キーワード】個体間相互作用 / ゲーム理論 / 光環境 / 光獲得競争 / 森林 (他9件)
【概要】森林樹木は個体間の距離が大きく、林冠に達している個体同士の光獲得競争がどれだけ起こっているかはよくわかっていなかった。本研究では、一枚の葉が受ける光が自身の葉群と隣接個体の葉群を通過すると考え、それぞれの割合を森林群落において二つの方法で定量化することを発案した。その結果、隣接個体の葉群を通過する光の割合はおよそ50%前後であるということが明らかとなった。森林群落でも隣接個体との相互作用が小さくな...
❏森林林冠木の伸長成長とアーキテクチャに対する隣接個体の影響(25440231)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】長嶋 寿江 東北大学, 生命科学研究科, 教育研究支援者 (20323503)
【キーワード】個体間相互作用 / 隣接個体 / 高さ / 森林 / アカエゾマツ (他8件)
【概要】草本植物では、隣接個体と高さを同程度にしようとする伸長調節がはたらいている(背揃い)。操作実験により、隣接個体との高さの差が数cm違うだけで伸長速度が変化する。同様の伸長調節が森林樹木でも機能しているか否かを明らかにするため、30年生アカエゾマツ林において、隣接個体を地際から伐採する区(皆伐区)と隣接個体の最上部を2m切断する区(上切り区)を作製し、その後の成長を追った。その結果、皆伐区の個体は伸...
【生物学】基礎生物学:森林構造森林を含む研究件
❏森林の構造の時空間的違いの統一的理解に向けて(17H03734)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小野田 雄介 京都大学, 農学研究科, 准教授 (70578864)
【キーワード】森林構造 / 二次遷移 / 気候 / 競争 / 成長 (他14件)
【概要】森林の高さや森林構造の空間的・時間的違いを統一的に理解することは森林生態学の重要な課題である。樹木の高さ成長は、光をめぐる軍拡競争であり、高さ成長に伴うベネフィットとコストのバランスによって決まると考えられる。本研究は、生育期間中の日射エネルギーが異なる3つの生態系(熱帯、暖温帯、冷温帯)において、樹木がどのように成長し、森林を形成するかを明らかにするために、各気候帯において、様々な林齢を含むよう...
❏森林における二酸化炭素・水蒸気交換過程のモデル化(12876035)
【研究テーマ】林学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】窪田 順平 東京農工大学, 農学部, 助教授 (90195503)
【キーワード】森林 / 二酸化炭素 / 水蒸気 / 交換過程 / 林分構造 (他12件)
【概要】本研究では、森林内外に形成される微気象環境とそれによる水蒸気や二酸化炭素の交換過程と森林の樹種、密度、樹冠構造等の関係を明らかにし、これを数値シミュレーションにより再現し、さらに樹木の成長にともなう林分構造と水蒸気や二酸化炭素の交換過程の相互作用を明らかすることを目的とした。モデルを適用には、過去から林分調査、気象観測が行われてきた東京農工大学演習林を対象とし、現時点での水蒸気、二酸化炭素の交換過...
【生物学】基礎生物学:共進化森林を含む研究件
❏養菌性キクイムシが媒介する樹木萎凋病の国際的なリスク評価に必要な基礎データの収集(23255011)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鎌田 直人 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (90303255)
【キーワード】キクイムシ / 共生菌 / 樹木萎凋病 / 発生リスク / 群集 (他32件)
【概要】誘引剤としてエタノールを使ったトラップでは、高緯度ほど捕獲種数が少なく、群集の季節変動は大きいが年変動は安定的だった。餌木では、高緯度ほど樹種間での養菌性昆虫群集の類似度が低かった。これらの結果は、高緯度では樹木-養菌性昆虫間の共進化の歴史が短く、新たな侵入・定着のリスクが高いことが示唆された。カリフォルニア州で樹木萎凋病を媒介するナンヨウキクイムシ(以下、同種)は台湾・ベトナムが起源だった(共同...
❏樹木との共進化を考慮した植食性昆虫群集の多様性形成機構の解明(23710281)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】平尾 聡秀 東京大学, 農学生命科学研究科, 講師 (90598210)
【キーワード】拡散共進化 / 系統的保守性 / 共種分化 / 生態系保全 / 生物多様性 (他11件)
【概要】本研究では、樹木との共進化プロセスを考慮して、冷温帯林における植食性昆虫の多様性の維持・形成機構を明らかにするために、樹木と植食性昆虫間の相互作用を分析した。その結果、樹木種間の系統的距離が大きくなるほど、植食性昆虫のβ多様性が増加する傾向がみられ、樹木の系統的制約が植食性昆虫の多様性に寄与していることが明らかになった。本研究から、優占する樹木種だけでなく、系統的に孤立した樹木種が失われる場合でも...
【工学】土木工学:都市化森林を含む研究件
❏樹上性カタツムリを指標とした森林の分断化影響評価(17K07270)
【研究テーマ】生物資源保全学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐伯 いく代 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (70706837)
【キーワード】生物多様性 / 森林 / 林冠 / 陸産貝類 / 都市化 (他14件)
【概要】森林の分断化は野生生物の生息に負の影響を与えると考えられているが、個々の種の応答は多様である。我々は、こうした違いが種のもつ行動形質の差異から生み出されるとの仮説をたて、樹上性のサッポロマイマイと地表性のエゾマイマイの分断化への応答メカニズムを比較した。北海道苫小牧市において、連続性の高い自然林から市街地内の分断化した森林にかけ、両種の生息密度と捕食者による捕食圧の変化を比較した。その結果、エゾマ...
❏東南アジアにおける蚊媒介性感染症の流行を左右する環境の定量的評価(14256003)
【研究テーマ】寄生虫学(含医用動物学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】高木 正洋 長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (60024684)
【キーワード】マラリア媒介蚊 / 日本脳炎媒介蚊 / デング熱媒介蚊 / 東南アジア / 森林 (他9件)
【概要】自然・社会環境の異なる3ヶ国4地域を調査地区に定め,山間部では森林環境とマラリアの流行,マラリア媒介蚊の発生の関係を,平野部では日本脳炎ウイルスの浸襲状況と媒介蚊の役割を生態学的アプローチで解析した。 北タイ山間部では、森林が保全されているとマラリア媒介蚊(Anopheles minimus)が減少せずマラリア流行も持続することを示唆した。森林保全とマラリア防除の自己矛盾を指摘した。インドネシアの...
【工学】総合工学:錯体形成森林を含む研究件
❏パルプ排液リグニンによる植物のアルミニウム生育阻害の抑制(15201016)
【研究テーマ】環境技術・環境材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 森林 / 酸性土壌 (他8件)
【概要】世界の酸性土壌地域における植物の生育阻害の要因には様々なものがあると考えられるが、土壌中のアルミニウムの過剰によるものが最も多く、かつ深刻であるといえる。 一方、健全な森林土壌においては、その表層土壌中の腐植物質がそのような生育阻害要因を緩和する重要な機能を果たしていると考えられている。腐植物質が主に植物中のリグニンに由来すると考えられるところから、担当者らは従来からパルプ製造排液から分離した工業...
❏化学改質リグニンによる植物のアルミニウム生育阻害抑制機構(12460074)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 森林 / 酸性土壌 (他8件)
【概要】酸性土壌においては、土壌水中のアルミニウムイオンに起因する植物の生育阻害が深刻である。このようなアルミニウムイオンの影響は、化学的に改質したリグニンを添加することによって効果的に除去できることを、我々はこれまでの検討の中で見出している。本研究においては、このようなアルミニウムイオンの生育阻害作用の除去機構の解明を目的として検討を進めてきた。 アルカリ性酸素酸化によって化学的に改質したリグニン中には...
【工学】総合工学:有機物森林を含む研究件
❏持続可能な養殖漁業を支える森から海への有機物と微量必須金属の輸送メカニズム(15KT0022)
【研究テーマ】食料循環研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】渡部 徹 山形大学, 農学部, 教授 (10302192)
【キーワード】有機物 / 微量必須金属 / 森から海への輸送 / 森林 / 農地 (他15件)
【概要】森林,農地,都市など土地利用が異なることで溶存微量金属の負荷量が変化し,特に水田や都市部からの微量金属負荷が高い値を示した。集水域における人間活動も,森林などともに,沿岸域に供給される微量金属の発生源として重要であることが分かった。この微量金属の輸送に関わる有機物について,森林と農地からの土壌有機物の塩分濃度上昇による量的・質的変化を調べ,森林の樹種や農地の作物種に依存することを明らかにした。沿岸...
❏福島原発事故で沈着した放射性セシウムの生活圏内再分布のモデル化と影響予測(15H02467)
【研究テーマ】地域環境工学・計画学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西村 拓 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (40237730)
【キーワード】放射性セシウム / 水食 / 森林 / WEPP / 溶存有機物 (他19件)
【概要】対象とした流域から出る137Cs(以下RCs)の流出速度は小さく,かつ流出懸濁物質量と高い相関を持っていた.しかし,その関係は2015年夏の台風による大きな出水を境に変化した.対象流域を小さく絞り,実踏と数値計算によってRCs流出を検討した結果,土砂ならびにRCsの流出は,流水部分近傍の限定された部分を起源としていることが示唆された. 降雨毎に流出RCs量を精査すると,流出土砂の少ない時に採水試料...
【工学】総合工学:河川森林を含む研究件
❏自然空間の公物性に即した法制度のあり方:「知」の活用による法の執行に向けて(19H01439)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】三浦 大介 神奈川大学, 法学部, 教授 (30294820)
【キーワード】公物 / 森林 / 法学 / 歴史学 / 林学 (他13件)
【概要】2019年度研究遂行の基礎的な作業として,研究代表者,研究分担者ともに,資料の収集と資料の分析を中心に行った。また,それらの成果として,以下の論文の公表と研究会報告を行った。 (1)呉 晨陽,永田 信,古井戸 宏通,柴崎 茂光「農家の主観的認識に基づく森林所有権の構造分析」『林業経済』72(4),2019年7月,pp.1-22,査読あり(2)三浦 大介「小水力発電の法的課題―普通河川管理条例に関す...
❏持続可能な養殖漁業を支える森から海への有機物と微量必須金属の輸送メカニズム(15KT0022)
【研究テーマ】食料循環研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】渡部 徹 山形大学, 農学部, 教授 (10302192)
【キーワード】有機物 / 微量必須金属 / 森から海への輸送 / 森林 / 農地 (他15件)
【概要】森林,農地,都市など土地利用が異なることで溶存微量金属の負荷量が変化し,特に水田や都市部からの微量金属負荷が高い値を示した。集水域における人間活動も,森林などともに,沿岸域に供給される微量金属の発生源として重要であることが分かった。この微量金属の輸送に関わる有機物について,森林と農地からの土壌有機物の塩分濃度上昇による量的・質的変化を調べ,森林の樹種や農地の作物種に依存することを明らかにした。沿岸...
❏福島原発事故で沈着した放射性セシウムの生活圏内再分布のモデル化と影響予測(15H02467)
【研究テーマ】地域環境工学・計画学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西村 拓 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (40237730)
【キーワード】放射性セシウム / 水食 / 森林 / WEPP / 溶存有機物 (他19件)
【概要】対象とした流域から出る137Cs(以下RCs)の流出速度は小さく,かつ流出懸濁物質量と高い相関を持っていた.しかし,その関係は2015年夏の台風による大きな出水を境に変化した.対象流域を小さく絞り,実踏と数値計算によってRCs流出を検討した結果,土砂ならびにRCsの流出は,流水部分近傍の限定された部分を起源としていることが示唆された. 降雨毎に流出RCs量を精査すると,流出土砂の少ない時に採水試料...
【工学】総合工学:リモートセンシング森林を含む研究件
❏人工衛星データ活用のための東アジアの植生調査(14404021)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】村本 健一郎 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (70042835)
【キーワード】国際研究者交流 / 中国:韓国 / 森林 / 現地調査 / リモートセンシング (他8件)
【概要】東アジア地域の森林は,人為的や環境変化などにより年々減少していると言われている。本研究では,人工衛星によるリモートセンシングならびに現地調査により,植生の定量的評価を行った。また,東アジア各国の研究者と共同で現地調査と討論を行い,植生データ,分析技術,研究成果を共有した。 1.衛星データによる森林の定量的評価方法を開発した。高分解能衛星IKONOSのデータから,森林資源である個々の樹冠を抽出し,G...
❏農林地および草原の持続的生産性評価のための指標作成(11490015)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2002
【研究代表者】秋山 侃 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 教授 (10283318)
【キーワード】森林 / 農耕地 / 草地・草原 / 持続的生産性 / 炭素動態 (他21件)
【概要】本研究では農林生態系の持続的生産性を表現しうる指標作りを行った。手法として、(1)生態系への炭素蓄積量やその動態によって判断する方法、(2)生態系を構成する種の多様性や不均一性を数学モデルで指標化する方法、そして、(3)物質循環の連続性を表す数学モデルや分光放射値から植生指数を作成して系の安定性判定に適用する方法について、森林、草原、農地に当てはめて検討した。 (1)炭素収支から推定する方法:小泉...
❏林冠動態を基礎とした森林生態系機能の広域把握技術(10354013)
【研究テーマ】生態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】浅野 透 (中静 透) 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (00281105)
【キーワード】森林 / 林冠 / 生態系機能 / リモートセンシング / 空中写真 (他10件)
【概要】(1)空中写真を用いた林冠動態モニタリング手法の応用範囲をひろげる目的で,山本(照葉樹林),大久保(熱帯林),紙谷(ブナ択伐林)がそれぞれ担当とする森林についてこの手法が適応可能性を検討した。その結果、常緑樹林および施業林での適用可能性と有効性が明らかになった。 (2)林冠動態を実際の樹木の個体群動態と結びつけた行列モデルを開発し、林冠動態が樹木個体群に与える影響を評価することが可能になった。また...
【工学】総合工学:二酸化炭素森林を含む研究件
❏京都議定書CDM植林事業における住民参加プロセスに関する研究(17405034)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】天野 正博 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (60353562)
【キーワード】森林 / 二酸化炭素 / 京都議定書 / クリーン開発メカニズム(CDM) / 第2約束期間 (他10件)
【概要】当研究は「1)地球環境問題に途上国の住民が参画できる機会を得ることができる。」「2) 京都議定書で採用されているクリーン開発メカニズムでは植林した後は森林を保全をするだけで定期的に炭素クレジットの対価を得ることができる。」という2つの観点から、温暖化対策として望ましい森林の取り扱いについて提案した。研究対象地をベトナム、インドネシア、タイ、パナマに設定し、提案内容の検証を行った。 ...
❏森林における二酸化炭素・水蒸気交換過程のモデル化(12876035)
【研究テーマ】林学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】窪田 順平 東京農工大学, 農学部, 助教授 (90195503)
【キーワード】森林 / 二酸化炭素 / 水蒸気 / 交換過程 / 林分構造 (他12件)
【概要】本研究では、森林内外に形成される微気象環境とそれによる水蒸気や二酸化炭素の交換過程と森林の樹種、密度、樹冠構造等の関係を明らかにし、これを数値シミュレーションにより再現し、さらに樹木の成長にともなう林分構造と水蒸気や二酸化炭素の交換過程の相互作用を明らかすることを目的とした。モデルを適用には、過去から林分調査、気象観測が行われてきた東京農工大学演習林を対象とし、現時点での水蒸気、二酸化炭素の交換過...
【工学】総合工学:モニタリング森林を含む研究件
❏インターネット森林観察サイトの拡充による自然学習授業案の開発(26282203)
【研究テーマ】子ども学(子ども環境学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】齋藤 馨 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (70215531)
【キーワード】森林 / 自然 / 観察 / フェノロジー / インターネット (他17件)
【概要】インターネット森林観察サイトに新たに北海道の原生林(富良野市)とオオミズナギドリ営巣地無人島の船越大島(岩手県山田町)を加えた。いずれも現地到達が困難な原生自然地である。これらを含む8サイトを用いて、竜王小学校(山梨県甲斐市立)児童を対象に、東京大学富士癒やしの森サイトでの現地体験学習を含む自然環境学習授業「森から見える」を2ヶ年に渡り実施した。その結果、児童は現地観察経験をもとに、遠隔の森林との...
❏ブナ林内のサウンドスケープ記録に関する基礎的研究(11876005)
【研究テーマ】園芸・造園学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1999
【研究代表者】斎藤 馨 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (70215531)
【キーワード】ブナ林 / サウンドスケープ / モニタリング / マルチメディア / デジタル (他6件)
【概要】1.マルチチャンネル録音システムの構築 ブナ天然林の林床に設置するための可搬型の4チャンネルの音声と、映像を記録するシステムを構築した。音と映像を同期させるために、同じ記録媒体(テープなど)に4チャンネルの音と動画を同時に記録できるDV方式を採用した。 2.ブナ林サウンドスケープの記録 ブナ林内に、1.で構築したシステムを東京大学秩父演習林ブナ・イヌブナ天然林内に設置し、マルチチャンネル録音・録画...
【工学】総合工学:モデル森林を含む研究件
❏森林林冠木の光をめぐる競争における個体間相互作用の定量化の試み(25660113)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】彦坂 幸毅 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (10272006)
【キーワード】個体間相互作用 / ゲーム理論 / 光環境 / 光獲得競争 / 森林 (他9件)
【概要】森林樹木は個体間の距離が大きく、林冠に達している個体同士の光獲得競争がどれだけ起こっているかはよくわかっていなかった。本研究では、一枚の葉が受ける光が自身の葉群と隣接個体の葉群を通過すると考え、それぞれの割合を森林群落において二つの方法で定量化することを発案した。その結果、隣接個体の葉群を通過する光の割合はおよそ50%前後であるということが明らかとなった。森林群落でも隣接個体との相互作用が小さくな...
❏農林地および草原の持続的生産性評価のための指標作成(11490015)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2002
【研究代表者】秋山 侃 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 教授 (10283318)
【キーワード】森林 / 農耕地 / 草地・草原 / 持続的生産性 / 炭素動態 (他21件)
【概要】本研究では農林生態系の持続的生産性を表現しうる指標作りを行った。手法として、(1)生態系への炭素蓄積量やその動態によって判断する方法、(2)生態系を構成する種の多様性や不均一性を数学モデルで指標化する方法、そして、(3)物質循環の連続性を表す数学モデルや分光放射値から植生指数を作成して系の安定性判定に適用する方法について、森林、草原、農地に当てはめて検討した。 (1)炭素収支から推定する方法:小泉...
❏森林場における水(質と量)・エネルギー循環の素過程の定量化と総合モデルの構築(10306009)
【研究テーマ】林学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】小川 滋 九州大学, 大学院・農学研究院, 教授 (30037973)
【キーワード】森林 / 水循環 / エネルギー循環 / 蒸散 / 樹液流 (他10件)
【概要】本研究は、森林における水・エネルギー循環と連結した物質循環の研究に波及させ、森林環境影響評価に関係する国内外の研究の発展に貢献する意図をもって行われた。具体的には、森林場(小流域スケール、あるいは2km〜20kmのメソスケール)での各循環の素過程を定量的に解明し、水量、水質、およびエネルギー循環プロセスの相互の関係を明らかにし、互いの循環への変換系を構築し、総合的な水・エネルギー循環システムモデル...
【農学】農業工学:エネルギー循環森林を含む研究件
❏九州のヒノキ人工林流域における水・エネルギー・物質循環の定量化と公益的機能の解明(14360088)
【研究テーマ】林学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】大槻 恭一 九州大学, 大学院・農学研究院, 助教授 (80183763)
【キーワード】九州 / ヒノキ / 水循環 / 物質循環 / エネルギー循環 (他13件)
【概要】本研究では,九州大学福岡演習林御手洗水流域に試験流域を設置し,ヒノキ人工林流域の水・エネルギー・物質循環を定量評価した. (1)流出に関する研究 流域貯留量と流出量の関係はピーク流出量発生時点の付近では直線になり,その傾きは流域貯留量7.6mmを境に変化し,それ以下では中間流が卓越し,それ以上では表面流が発生し始めることを示唆した.また,貯留関数法におけるパラメータは,遺伝アルゴリズムあるいはファ...
❏森林場における水(質と量)・エネルギー循環の素過程の定量化と総合モデルの構築(10306009)
【研究テーマ】林学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】小川 滋 九州大学, 大学院・農学研究院, 教授 (30037973)
【キーワード】森林 / 水循環 / エネルギー循環 / 蒸散 / 樹液流 (他10件)
【概要】本研究は、森林における水・エネルギー循環と連結した物質循環の研究に波及させ、森林環境影響評価に関係する国内外の研究の発展に貢献する意図をもって行われた。具体的には、森林場(小流域スケール、あるいは2km〜20kmのメソスケール)での各循環の素過程を定量的に解明し、水量、水質、およびエネルギー循環プロセスの相互の関係を明らかにし、互いの循環への変換系を構築し、総合的な水・エネルギー循環システムモデル...
【農学】農業工学:アルカリ性酸素酸化森林を含む研究件
❏パルプ排液リグニンによる植物のアルミニウム生育阻害の抑制(15201016)
【研究テーマ】環境技術・環境材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 森林 / 酸性土壌 (他8件)
【概要】世界の酸性土壌地域における植物の生育阻害の要因には様々なものがあると考えられるが、土壌中のアルミニウムの過剰によるものが最も多く、かつ深刻であるといえる。 一方、健全な森林土壌においては、その表層土壌中の腐植物質がそのような生育阻害要因を緩和する重要な機能を果たしていると考えられている。腐植物質が主に植物中のリグニンに由来すると考えられるところから、担当者らは従来からパルプ製造排液から分離した工業...
❏化学改質リグニンによる植物のアルミニウム生育阻害抑制機構(12460074)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 森林 / 酸性土壌 (他8件)
【概要】酸性土壌においては、土壌水中のアルミニウムイオンに起因する植物の生育阻害が深刻である。このようなアルミニウムイオンの影響は、化学的に改質したリグニンを添加することによって効果的に除去できることを、我々はこれまでの検討の中で見出している。本研究においては、このようなアルミニウムイオンの生育阻害作用の除去機構の解明を目的として検討を進めてきた。 アルカリ性酸素酸化によって化学的に改質したリグニン中には...
❏リグニン系土壌改良剤の開発に関する基礎研究(09460075)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 酸性土壌 / アルカリ性酸素酸化 (他11件)
【概要】地球規模で進む森林の荒廃を防止し、再生させるための懸命の努カが世界各地で続けられているが、とりわけ酸性土壌に起因するものは深刻である。このような土壌地帯が熱帯地域に広く拡がっており、その原因の多くが土壌中に一定濃度以上のアルミニウムイオン〈AL)が含まれることによることが指摘されている。健全な土壊においては腐植物質が土壌水中のALの捕捉に重要な役割を果たしていると考えられる。本研究では工業リグニン...
【農学】農業工学:アルミニウムイオン森林を含む研究件
❏パルプ排液リグニンによる植物のアルミニウム生育阻害の抑制(15201016)
【研究テーマ】環境技術・環境材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 森林 / 酸性土壌 (他8件)
【概要】世界の酸性土壌地域における植物の生育阻害の要因には様々なものがあると考えられるが、土壌中のアルミニウムの過剰によるものが最も多く、かつ深刻であるといえる。 一方、健全な森林土壌においては、その表層土壌中の腐植物質がそのような生育阻害要因を緩和する重要な機能を果たしていると考えられている。腐植物質が主に植物中のリグニンに由来すると考えられるところから、担当者らは従来からパルプ製造排液から分離した工業...
❏化学改質リグニンによる植物のアルミニウム生育阻害抑制機構(12460074)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 森林 / 酸性土壌 (他8件)
【概要】酸性土壌においては、土壌水中のアルミニウムイオンに起因する植物の生育阻害が深刻である。このようなアルミニウムイオンの影響は、化学的に改質したリグニンを添加することによって効果的に除去できることを、我々はこれまでの検討の中で見出している。本研究においては、このようなアルミニウムイオンの生育阻害作用の除去機構の解明を目的として検討を進めてきた。 アルカリ性酸素酸化によって化学的に改質したリグニン中には...
❏リグニン系土壌改良剤の開発に関する基礎研究(09460075)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 酸性土壌 / アルカリ性酸素酸化 (他11件)
【概要】地球規模で進む森林の荒廃を防止し、再生させるための懸命の努カが世界各地で続けられているが、とりわけ酸性土壌に起因するものは深刻である。このような土壌地帯が熱帯地域に広く拡がっており、その原因の多くが土壌中に一定濃度以上のアルミニウムイオン〈AL)が含まれることによることが指摘されている。健全な土壊においては腐植物質が土壌水中のALの捕捉に重要な役割を果たしていると考えられる。本研究では工業リグニン...
【農学】農業工学:土壌改良剤森林を含む研究件
❏パルプ排液リグニンによる植物のアルミニウム生育阻害の抑制(15201016)
【研究テーマ】環境技術・環境材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 森林 / 酸性土壌 (他8件)
【概要】世界の酸性土壌地域における植物の生育阻害の要因には様々なものがあると考えられるが、土壌中のアルミニウムの過剰によるものが最も多く、かつ深刻であるといえる。 一方、健全な森林土壌においては、その表層土壌中の腐植物質がそのような生育阻害要因を緩和する重要な機能を果たしていると考えられている。腐植物質が主に植物中のリグニンに由来すると考えられるところから、担当者らは従来からパルプ製造排液から分離した工業...
❏化学改質リグニンによる植物のアルミニウム生育阻害抑制機構(12460074)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 森林 / 酸性土壌 (他8件)
【概要】酸性土壌においては、土壌水中のアルミニウムイオンに起因する植物の生育阻害が深刻である。このようなアルミニウムイオンの影響は、化学的に改質したリグニンを添加することによって効果的に除去できることを、我々はこれまでの検討の中で見出している。本研究においては、このようなアルミニウムイオンの生育阻害作用の除去機構の解明を目的として検討を進めてきた。 アルカリ性酸素酸化によって化学的に改質したリグニン中には...
❏リグニン系土壌改良剤の開発に関する基礎研究(09460075)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 酸性土壌 / アルカリ性酸素酸化 (他11件)
【概要】地球規模で進む森林の荒廃を防止し、再生させるための懸命の努カが世界各地で続けられているが、とりわけ酸性土壌に起因するものは深刻である。このような土壌地帯が熱帯地域に広く拡がっており、その原因の多くが土壌中に一定濃度以上のアルミニウムイオン〈AL)が含まれることによることが指摘されている。健全な土壊においては腐植物質が土壌水中のALの捕捉に重要な役割を果たしていると考えられる。本研究では工業リグニン...
【農学】社会経済農学:ランドスケープ森林を含む研究件
❏適切な生態的国土管理のための生態的国土管理基礎コストの算出(26289212)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】清水 裕之 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (30187463)
【キーワード】生態的国土管理作業量 / 土地利用 / GIS / ランドスケープ / 農地 (他12件)
【概要】人口減少と少子高齢化は景域管理に必要な作業量を減少させ、持続可能な景域管理に影響を与えることが懸念される。本研究では、都市部の緑から、都市周辺部、農村地域、中山間(里山)地域、沿岸域まで含め、我が国の国土全体の景域管理に必要な労働量を量的、質的に把握し、それらの結果を根拠に将来に向けて適切な景域管理の在り方を考察するものである。その成果はspringer社から"Labor Forces a...
❏地理情報システムと樹木成長モデルを用いた森林景観予測システムの開発(07556034)
【研究テーマ】林学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】熊谷 洋一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50012042)
【キーワード】森林 / 地理情報システム / 植物成長モデル / ランドスケープ / 景観シミュレーション (他13件)
【概要】本研究により以下の成果を得た。 1.森林景観シミュレーションシステムの開発 森林に関する既存情報である林相図・林小班図と森林簿を、地理情報システムに入力し、森林空間情報を作成した。このデータを利用して、景観シミュレーションに必要な空間データの入出力・修正管理を行った。 リアルな樹木の3次元形状の生成のために、樹木成長モデリングシステムを応用するために、樹種・樹高に対応して樹木形状を生成し、地理情報...
【農学】社会経済農学:農耕地森林を含む研究件
❏持続可能な養殖漁業を支える森から海への有機物と微量必須金属の輸送メカニズム(15KT0022)
【研究テーマ】食料循環研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】渡部 徹 山形大学, 農学部, 教授 (10302192)
【キーワード】有機物 / 微量必須金属 / 森から海への輸送 / 森林 / 農地 (他15件)
【概要】森林,農地,都市など土地利用が異なることで溶存微量金属の負荷量が変化し,特に水田や都市部からの微量金属負荷が高い値を示した。集水域における人間活動も,森林などともに,沿岸域に供給される微量金属の発生源として重要であることが分かった。この微量金属の輸送に関わる有機物について,森林と農地からの土壌有機物の塩分濃度上昇による量的・質的変化を調べ,森林の樹種や農地の作物種に依存することを明らかにした。沿岸...
❏農林地および草原の持続的生産性評価のための指標作成(11490015)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2002
【研究代表者】秋山 侃 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 教授 (10283318)
【キーワード】森林 / 農耕地 / 草地・草原 / 持続的生産性 / 炭素動態 (他21件)
【概要】本研究では農林生態系の持続的生産性を表現しうる指標作りを行った。手法として、(1)生態系への炭素蓄積量やその動態によって判断する方法、(2)生態系を構成する種の多様性や不均一性を数学モデルで指標化する方法、そして、(3)物質循環の連続性を表す数学モデルや分光放射値から植生指数を作成して系の安定性判定に適用する方法について、森林、草原、農地に当てはめて検討した。 (1)炭素収支から推定する方法:小泉...
【農学】社会経済農学:農地森林を含む研究件
❏持続可能な養殖漁業を支える森から海への有機物と微量必須金属の輸送メカニズム(15KT0022)
【研究テーマ】食料循環研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】渡部 徹 山形大学, 農学部, 教授 (10302192)
【キーワード】有機物 / 微量必須金属 / 森から海への輸送 / 森林 / 農地 (他15件)
【概要】森林,農地,都市など土地利用が異なることで溶存微量金属の負荷量が変化し,特に水田や都市部からの微量金属負荷が高い値を示した。集水域における人間活動も,森林などともに,沿岸域に供給される微量金属の発生源として重要であることが分かった。この微量金属の輸送に関わる有機物について,森林と農地からの土壌有機物の塩分濃度上昇による量的・質的変化を調べ,森林の樹種や農地の作物種に依存することを明らかにした。沿岸...
❏福島原発事故で沈着した放射性セシウムの生活圏内再分布のモデル化と影響予測(15H02467)
【研究テーマ】地域環境工学・計画学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西村 拓 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (40237730)
【キーワード】放射性セシウム / 水食 / 森林 / WEPP / 溶存有機物 (他19件)
【概要】対象とした流域から出る137Cs(以下RCs)の流出速度は小さく,かつ流出懸濁物質量と高い相関を持っていた.しかし,その関係は2015年夏の台風による大きな出水を境に変化した.対象流域を小さく絞り,実踏と数値計算によってRCs流出を検討した結果,土砂ならびにRCsの流出は,流水部分近傍の限定された部分を起源としていることが示唆された. 降雨毎に流出RCs量を精査すると,流出土砂の少ない時に採水試料...
❏適切な生態的国土管理のための生態的国土管理基礎コストの算出(26289212)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】清水 裕之 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (30187463)
【キーワード】生態的国土管理作業量 / 土地利用 / GIS / ランドスケープ / 農地 (他12件)
【概要】人口減少と少子高齢化は景域管理に必要な作業量を減少させ、持続可能な景域管理に影響を与えることが懸念される。本研究では、都市部の緑から、都市周辺部、農村地域、中山間(里山)地域、沿岸域まで含め、我が国の国土全体の景域管理に必要な労働量を量的、質的に把握し、それらの結果を根拠に将来に向けて適切な景域管理の在り方を考察するものである。その成果はspringer社から"Labor Forces a...
【農学】森林圏科学:生態系機能森林を含む研究件
❏生息地の分断化にともなう森林生態系の機能変化(24770012)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】富松 裕 山形大学, 理学部, 准教授 (40555398)
【キーワード】生息地の分断化 / 生態系機能 / 森林
【概要】森林の分断化にともなう生物群集の変化は、森林が担う生態系機能に対しても重大な影響を及ぼす可能性がある。本研究では、北海道十勝平野において1940年頃に分断された断片林を対象として、分断後の樹木群集とバイオマスの長期的変化、ならびに、その時間スケールについて明らかにすることを目指した。その結果、(1)樹木群集の構造が林分の大きさや林縁からの距離によって説明できること、(2)1999年からの12年間は...
❏林冠動態を基礎とした森林生態系機能の広域把握技術(10354013)
【研究テーマ】生態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】浅野 透 (中静 透) 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (00281105)
【キーワード】森林 / 林冠 / 生態系機能 / リモートセンシング / 空中写真 (他10件)
【概要】(1)空中写真を用いた林冠動態モニタリング手法の応用範囲をひろげる目的で,山本(照葉樹林),大久保(熱帯林),紙谷(ブナ択伐林)がそれぞれ担当とする森林についてこの手法が適応可能性を検討した。その結果、常緑樹林および施業林での適用可能性と有効性が明らかになった。 (2)林冠動態を実際の樹木の個体群動態と結びつけた行列モデルを開発し、林冠動態が樹木個体群に与える影響を評価することが可能になった。また...
【農学】森林圏科学:昆虫森林を含む研究件
❏養菌性キクイムシが媒介する樹木萎凋病の国際的なリスク評価に必要な基礎データの収集(23255011)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鎌田 直人 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (90303255)
【キーワード】キクイムシ / 共生菌 / 樹木萎凋病 / 発生リスク / 群集 (他32件)
【概要】誘引剤としてエタノールを使ったトラップでは、高緯度ほど捕獲種数が少なく、群集の季節変動は大きいが年変動は安定的だった。餌木では、高緯度ほど樹種間での養菌性昆虫群集の類似度が低かった。これらの結果は、高緯度では樹木-養菌性昆虫間の共進化の歴史が短く、新たな侵入・定着のリスクが高いことが示唆された。カリフォルニア州で樹木萎凋病を媒介するナンヨウキクイムシ(以下、同種)は台湾・ベトナムが起源だった(共同...
❏樹木との共進化を考慮した植食性昆虫群集の多様性形成機構の解明(23710281)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】平尾 聡秀 東京大学, 農学生命科学研究科, 講師 (90598210)
【キーワード】拡散共進化 / 系統的保守性 / 共種分化 / 生態系保全 / 生物多様性 (他11件)
【概要】本研究では、樹木との共進化プロセスを考慮して、冷温帯林における植食性昆虫の多様性の維持・形成機構を明らかにするために、樹木と植食性昆虫間の相互作用を分析した。その結果、樹木種間の系統的距離が大きくなるほど、植食性昆虫のβ多様性が増加する傾向がみられ、樹木の系統的制約が植食性昆虫の多様性に寄与していることが明らかになった。本研究から、優占する樹木種だけでなく、系統的に孤立した樹木種が失われる場合でも...
【農学】森林圏科学:森林を含む研究件
❏パルプ排液リグニンによる植物のアルミニウム生育阻害の抑制(15201016)
【研究テーマ】環境技術・環境材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 森林 / 酸性土壌 (他8件)
【概要】世界の酸性土壌地域における植物の生育阻害の要因には様々なものがあると考えられるが、土壌中のアルミニウムの過剰によるものが最も多く、かつ深刻であるといえる。 一方、健全な森林土壌においては、その表層土壌中の腐植物質がそのような生育阻害要因を緩和する重要な機能を果たしていると考えられている。腐植物質が主に植物中のリグニンに由来すると考えられるところから、担当者らは従来からパルプ製造排液から分離した工業...
❏化学改質リグニンによる植物のアルミニウム生育阻害抑制機構(12460074)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 森林 / 酸性土壌 (他8件)
【概要】酸性土壌においては、土壌水中のアルミニウムイオンに起因する植物の生育阻害が深刻である。このようなアルミニウムイオンの影響は、化学的に改質したリグニンを添加することによって効果的に除去できることを、我々はこれまでの検討の中で見出している。本研究においては、このようなアルミニウムイオンの生育阻害作用の除去機構の解明を目的として検討を進めてきた。 アルカリ性酸素酸化によって化学的に改質したリグニン中には...
【農学】森林圏科学:林学森林を含む研究件
❏自然空間の公物性に即した法制度のあり方:「知」の活用による法の執行に向けて(19H01439)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】三浦 大介 神奈川大学, 法学部, 教授 (30294820)
【キーワード】公物 / 森林 / 法学 / 歴史学 / 林学 (他13件)
【概要】2019年度研究遂行の基礎的な作業として,研究代表者,研究分担者ともに,資料の収集と資料の分析を中心に行った。また,それらの成果として,以下の論文の公表と研究会報告を行った。 (1)呉 晨陽,永田 信,古井戸 宏通,柴崎 茂光「農家の主観的認識に基づく森林所有権の構造分析」『林業経済』72(4),2019年7月,pp.1-22,査読あり(2)三浦 大介「小水力発電の法的課題―普通河川管理条例に関す...
❏森林の持続的管理と現場監視の制度的工夫―法の執行の観点より見た日欧比較研究(24330030)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】交告 尚史 東京大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (40178207)
【キーワード】環境法 / 法制史 / 林学 / 森林 / 森林監視人 (他9件)
【概要】森林の持続的管理のためには、現場監視の仕組みが不可欠である。本研究では、フランスのショーの森と日本の諏訪地方等の樹林をフィールドとして選択し、現地視察と一次史料の精査を繰り返し、歴史学と法社会学の視点を踏まえて比較を行った。その結果、いずれのフィールドにおいても、19世紀には森林監守人の制度が確立されていたことを確認することができた。とくに日本については、藩士レベルの監守人に関して、その身分、意思...
【農学】森林圏科学:林業森林を含む研究件
❏土地利用と炭素蓄積の変化に着目したアジアにおけるバイオエコノミーのモニタリング(17F17776)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2017-10-13 - 2020-03-31
【研究代表者】山形 与志樹 国立研究開発法人国立環境研究所, 地球環境研究センター, 主席研究員 (90239864)
【キーワード】Bio-economy / Bio-energy / Land use / Forest / Palm oil (他14件)
【概要】Bioenergy in Japan: Two papers were recently completed in May and July 2019, respectively, after a few round of internal revisions, with the content mainly based upon (i) a workshop was organised at U...
❏森林の持続的管理と現場監視の制度的工夫―法の執行の観点より見た日欧比較研究(24330030)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】交告 尚史 東京大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (40178207)
【キーワード】環境法 / 法制史 / 林学 / 森林 / 森林監視人 (他9件)
【概要】森林の持続的管理のためには、現場監視の仕組みが不可欠である。本研究では、フランスのショーの森と日本の諏訪地方等の樹林をフィールドとして選択し、現地視察と一次史料の精査を繰り返し、歴史学と法社会学の視点を踏まえて比較を行った。その結果、いずれのフィールドにおいても、19世紀には森林監守人の制度が確立されていたことを確認することができた。とくに日本については、藩士レベルの監守人に関して、その身分、意思...
❏少子高齢化時代における私有林地の継承と持続的な森林管理手法に関する比較研究(21380099)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009-04-01 - 2013-03-31
【研究代表者】佐藤 宣子 九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (80253516)
【キーワード】森林 / 林業 / 林地相続 / 山村 / 持続可能な森林経営 (他16件)
【概要】農山村の少子高齢化が進行する中で、私有林地の相続を契機に森林管理水準の低下が懸念される。本研究は、日本とヨーロッパ4ヶ国(フランス、ドイツ、フィンランド、ノルウェー)の林地相続制度と実態を比較考察し、持続的に森林を経営するための政策課題を検討した。国また地域によって林地の相続慣行は異なるものの、所有細分化の抑止の試みが各地でみられた。日本の林業活性化地域では現所有者の林地売却意向の相対的な高さ等が...
【農学】森林圏科学:山村森林を含む研究件
❏限界集落における持続可能な森林管理のあり方についての研究(22380089)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】奥田 裕規 独立行政法人森林総合研究所, 関西支所, 地域研究監 (00353631)
【キーワード】コモンズ / 内発的発展 / 山村 / 限界集落化 / ガバナンス (他11件)
【概要】脆弱化した社会組織を活性化させるためには、地域社会に新しいアイ デンティティを形成する社会変化を促す必要がある。このような社会変化を促すためには、「内 発的発展」が重要な役割を果たす。「内発的発展」は、地域住民を結ぶネットワーク上に存在し、 ネットワークは、地域住民共通の「大切なもの」を守ろうとする「思い(紐帯)」で結ばれてい る。そして、地域の「大切なもの」を守ろうとする「思い」が強ければ強いほ...
❏少子高齢化時代における私有林地の継承と持続的な森林管理手法に関する比較研究(21380099)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009-04-01 - 2013-03-31
【研究代表者】佐藤 宣子 九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (80253516)
【キーワード】森林 / 林業 / 林地相続 / 山村 / 持続可能な森林経営 (他16件)
【概要】農山村の少子高齢化が進行する中で、私有林地の相続を契機に森林管理水準の低下が懸念される。本研究は、日本とヨーロッパ4ヶ国(フランス、ドイツ、フィンランド、ノルウェー)の林地相続制度と実態を比較考察し、持続的に森林を経営するための政策課題を検討した。国また地域によって林地の相続慣行は異なるものの、所有細分化の抑止の試みが各地でみられた。日本の林業活性化地域では現所有者の林地売却意向の相対的な高さ等が...
【農学】森林圏科学:酸性土壌森林を含む研究件
❏パルプ排液リグニンによる植物のアルミニウム生育阻害の抑制(15201016)
【研究テーマ】環境技術・環境材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 森林 / 酸性土壌 (他8件)
【概要】世界の酸性土壌地域における植物の生育阻害の要因には様々なものがあると考えられるが、土壌中のアルミニウムの過剰によるものが最も多く、かつ深刻であるといえる。 一方、健全な森林土壌においては、その表層土壌中の腐植物質がそのような生育阻害要因を緩和する重要な機能を果たしていると考えられている。腐植物質が主に植物中のリグニンに由来すると考えられるところから、担当者らは従来からパルプ製造排液から分離した工業...
❏化学改質リグニンによる植物のアルミニウム生育阻害抑制機構(12460074)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 森林 / 酸性土壌 (他8件)
【概要】酸性土壌においては、土壌水中のアルミニウムイオンに起因する植物の生育阻害が深刻である。このようなアルミニウムイオンの影響は、化学的に改質したリグニンを添加することによって効果的に除去できることを、我々はこれまでの検討の中で見出している。本研究においては、このようなアルミニウムイオンの生育阻害作用の除去機構の解明を目的として検討を進めてきた。 アルカリ性酸素酸化によって化学的に改質したリグニン中には...
❏リグニン系土壌改良剤の開発に関する基礎研究(09460075)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 酸性土壌 / アルカリ性酸素酸化 (他11件)
【概要】地球規模で進む森林の荒廃を防止し、再生させるための懸命の努カが世界各地で続けられているが、とりわけ酸性土壌に起因するものは深刻である。このような土壌地帯が熱帯地域に広く拡がっており、その原因の多くが土壌中に一定濃度以上のアルミニウムイオン〈AL)が含まれることによることが指摘されている。健全な土壊においては腐植物質が土壌水中のALの捕捉に重要な役割を果たしていると考えられる。本研究では工業リグニン...
【農学】森林圏科学:森林管理森林を含む研究件
❏所有権の内在的制約を自然資源管理の観点から考える――重層性と協働性に着目して(25380142)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】神山 智美 富山大学, 経済学部, 准教授 (00611617)
【キーワード】所有権 / 自然資本経営 / 協治原則 / コモンズ / 中山間地域保全 (他18件)
【概要】研究代表者が専門とする法律学のみならず、コモンズ論、持続学、森林科学および生態水文学の研究者らを研究分担者に迎え、コモンズ研究会(2015年 於富山)や学会分科会等を開催した。 25年度に調査を実施した米国東部について、26年度には理論および判例の検討を加え、成果として米国ペンシルバニア州の土地所有者と狩猟者のアクセス権に係る論稿として刊行した(富大経済論集,60巻3号(頁 27-63))。 25...
❏少子高齢化時代における私有林地の継承と持続的な森林管理手法に関する比較研究(21380099)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009-04-01 - 2013-03-31
【研究代表者】佐藤 宣子 九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (80253516)
【キーワード】森林 / 林業 / 林地相続 / 山村 / 持続可能な森林経営 (他16件)
【概要】農山村の少子高齢化が進行する中で、私有林地の相続を契機に森林管理水準の低下が懸念される。本研究は、日本とヨーロッパ4ヶ国(フランス、ドイツ、フィンランド、ノルウェー)の林地相続制度と実態を比較考察し、持続的に森林を経営するための政策課題を検討した。国また地域によって林地の相続慣行は異なるものの、所有細分化の抑止の試みが各地でみられた。日本の林業活性化地域では現所有者の林地売却意向の相対的な高さ等が...
【農学】森林圏科学:京都議定書森林を含む研究件
❏京都議定書CDM植林事業における住民参加プロセスに関する研究(17405034)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】天野 正博 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (60353562)
【キーワード】森林 / 二酸化炭素 / 京都議定書 / クリーン開発メカニズム(CDM) / 第2約束期間 (他10件)
【概要】当研究は「1)地球環境問題に途上国の住民が参画できる機会を得ることができる。」「2) 京都議定書で採用されているクリーン開発メカニズムでは植林した後は森林を保全をするだけで定期的に炭素クレジットの対価を得ることができる。」という2つの観点から、温暖化対策として望ましい森林の取り扱いについて提案した。研究対象地をベトナム、インドネシア、タイ、パナマに設定し、提案内容の検証を行った。 ...
❏森林を対象とした京都議定書吸収源の運用方策に関する研究(15405025)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】天野 正博 早稲田大学, 人間科学学術院・人間科学部, 教授 (60353562)
【キーワード】京都議定書 / 森林 / 炭素吸収源 / 温暖化 / 約束期間 (他8件)
【概要】この研究では京都議定書において吸収源の運用細則決定に至る交渉が難航した理由として、森林を京都議定書の吸収源として取り上げた際に、各国の利害が相反する場合が多いことを、欧州、北米、オセアニアなどの温暖化対策に関連した森林政策を調べる中で明らかにした。また、第1約束期間に向けた各国の森林分野における議定書への取り組みの状況を調べた。さらに、第2約束期間以降の温暖化政策における森林の取り扱いを京都議定書...
【農学】森林圏科学:競争森林を含む研究件
❏森林の構造の時空間的違いの統一的理解に向けて(17H03734)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小野田 雄介 京都大学, 農学研究科, 准教授 (70578864)
【キーワード】森林構造 / 二次遷移 / 気候 / 競争 / 成長 (他14件)
【概要】森林の高さや森林構造の空間的・時間的違いを統一的に理解することは森林生態学の重要な課題である。樹木の高さ成長は、光をめぐる軍拡競争であり、高さ成長に伴うベネフィットとコストのバランスによって決まると考えられる。本研究は、生育期間中の日射エネルギーが異なる3つの生態系(熱帯、暖温帯、冷温帯)において、樹木がどのように成長し、森林を形成するかを明らかにするために、各気候帯において、様々な林齢を含むよう...
❏森林林冠木の光をめぐる競争における個体間相互作用の定量化の試み(25660113)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】彦坂 幸毅 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (10272006)
【キーワード】個体間相互作用 / ゲーム理論 / 光環境 / 光獲得競争 / 森林 (他9件)
【概要】森林樹木は個体間の距離が大きく、林冠に達している個体同士の光獲得競争がどれだけ起こっているかはよくわかっていなかった。本研究では、一枚の葉が受ける光が自身の葉群と隣接個体の葉群を通過すると考え、それぞれの割合を森林群落において二つの方法で定量化することを発案した。その結果、隣接個体の葉群を通過する光の割合はおよそ50%前後であるということが明らかとなった。森林群落でも隣接個体との相互作用が小さくな...
【農学】森林圏科学:コモンス森林を含む研究件
❏所有権の内在的制約を自然資源管理の観点から考える――重層性と協働性に着目して(25380142)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】神山 智美 富山大学, 経済学部, 准教授 (00611617)
【キーワード】所有権 / 自然資本経営 / 協治原則 / コモンズ / 中山間地域保全 (他18件)
【概要】研究代表者が専門とする法律学のみならず、コモンズ論、持続学、森林科学および生態水文学の研究者らを研究分担者に迎え、コモンズ研究会(2015年 於富山)や学会分科会等を開催した。 25年度に調査を実施した米国東部について、26年度には理論および判例の検討を加え、成果として米国ペンシルバニア州の土地所有者と狩猟者のアクセス権に係る論稿として刊行した(富大経済論集,60巻3号(頁 27-63))。 25...
❏限界集落における持続可能な森林管理のあり方についての研究(22380089)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】奥田 裕規 独立行政法人森林総合研究所, 関西支所, 地域研究監 (00353631)
【キーワード】コモンズ / 内発的発展 / 山村 / 限界集落化 / ガバナンス (他11件)
【概要】脆弱化した社会組織を活性化させるためには、地域社会に新しいアイ デンティティを形成する社会変化を促す必要がある。このような社会変化を促すためには、「内 発的発展」が重要な役割を果たす。「内発的発展」は、地域住民を結ぶネットワーク上に存在し、 ネットワークは、地域住民共通の「大切なもの」を守ろうとする「思い(紐帯)」で結ばれてい る。そして、地域の「大切なもの」を守ろうとする「思い」が強ければ強いほ...
【農学】森林圏科学:土地利用森林を含む研究件
❏土地利用と炭素蓄積の変化に着目したアジアにおけるバイオエコノミーのモニタリング(17F17776)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2017-10-13 - 2020-03-31
【研究代表者】山形 与志樹 国立研究開発法人国立環境研究所, 地球環境研究センター, 主席研究員 (90239864)
【キーワード】Bio-economy / Bio-energy / Land use / Forest / Palm oil (他14件)
【概要】Bioenergy in Japan: Two papers were recently completed in May and July 2019, respectively, after a few round of internal revisions, with the content mainly based upon (i) a workshop was organised at U...
❏適切な生態的国土管理のための生態的国土管理基礎コストの算出(26289212)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】清水 裕之 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (30187463)
【キーワード】生態的国土管理作業量 / 土地利用 / GIS / ランドスケープ / 農地 (他12件)
【概要】人口減少と少子高齢化は景域管理に必要な作業量を減少させ、持続可能な景域管理に影響を与えることが懸念される。本研究では、都市部の緑から、都市周辺部、農村地域、中山間(里山)地域、沿岸域まで含め、我が国の国土全体の景域管理に必要な労働量を量的、質的に把握し、それらの結果を根拠に将来に向けて適切な景域管理の在り方を考察するものである。その成果はspringer社から"Labor Forces a...
【農学】森林圏科学:水循環森林を含む研究件
❏九州のヒノキ人工林流域における水・エネルギー・物質循環の定量化と公益的機能の解明(14360088)
【研究テーマ】林学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】大槻 恭一 九州大学, 大学院・農学研究院, 助教授 (80183763)
【キーワード】九州 / ヒノキ / 水循環 / 物質循環 / エネルギー循環 (他13件)
【概要】本研究では,九州大学福岡演習林御手洗水流域に試験流域を設置し,ヒノキ人工林流域の水・エネルギー・物質循環を定量評価した. (1)流出に関する研究 流域貯留量と流出量の関係はピーク流出量発生時点の付近では直線になり,その傾きは流域貯留量7.6mmを境に変化し,それ以下では中間流が卓越し,それ以上では表面流が発生し始めることを示唆した.また,貯留関数法におけるパラメータは,遺伝アルゴリズムあるいはファ...
❏森林場における水(質と量)・エネルギー循環の素過程の定量化と総合モデルの構築(10306009)
【研究テーマ】林学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】小川 滋 九州大学, 大学院・農学研究院, 教授 (30037973)
【キーワード】森林 / 水循環 / エネルギー循環 / 蒸散 / 樹液流 (他10件)
【概要】本研究は、森林における水・エネルギー循環と連結した物質循環の研究に波及させ、森林環境影響評価に関係する国内外の研究の発展に貢献する意図をもって行われた。具体的には、森林場(小流域スケール、あるいは2km〜20kmのメソスケール)での各循環の素過程を定量的に解明し、水量、水質、およびエネルギー循環プロセスの相互の関係を明らかにし、互いの循環への変換系を構築し、総合的な水・エネルギー循環システムモデル...
【農学】森林圏科学:リグニン森林を含む研究件
❏パルプ排液リグニンによる植物のアルミニウム生育阻害の抑制(15201016)
【研究テーマ】環境技術・環境材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 森林 / 酸性土壌 (他8件)
【概要】世界の酸性土壌地域における植物の生育阻害の要因には様々なものがあると考えられるが、土壌中のアルミニウムの過剰によるものが最も多く、かつ深刻であるといえる。 一方、健全な森林土壌においては、その表層土壌中の腐植物質がそのような生育阻害要因を緩和する重要な機能を果たしていると考えられている。腐植物質が主に植物中のリグニンに由来すると考えられるところから、担当者らは従来からパルプ製造排液から分離した工業...
❏化学改質リグニンによる植物のアルミニウム生育阻害抑制機構(12460074)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 森林 / 酸性土壌 (他8件)
【概要】酸性土壌においては、土壌水中のアルミニウムイオンに起因する植物の生育阻害が深刻である。このようなアルミニウムイオンの影響は、化学的に改質したリグニンを添加することによって効果的に除去できることを、我々はこれまでの検討の中で見出している。本研究においては、このようなアルミニウムイオンの生育阻害作用の除去機構の解明を目的として検討を進めてきた。 アルカリ性酸素酸化によって化学的に改質したリグニン中には...
❏リグニン系土壌改良剤の開発に関する基礎研究(09460075)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】飯塚 尭介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
【キーワード】リグニン / 土壌改良剤 / アルミニウムイオン / 酸性土壌 / アルカリ性酸素酸化 (他11件)
【概要】地球規模で進む森林の荒廃を防止し、再生させるための懸命の努カが世界各地で続けられているが、とりわけ酸性土壌に起因するものは深刻である。このような土壌地帯が熱帯地域に広く拡がっており、その原因の多くが土壌中に一定濃度以上のアルミニウムイオン〈AL)が含まれることによることが指摘されている。健全な土壊においては腐植物質が土壌水中のALの捕捉に重要な役割を果たしていると考えられる。本研究では工業リグニン...
【農学】森林圏科学:バイオマス森林を含む研究件
❏土地利用と炭素蓄積の変化に着目したアジアにおけるバイオエコノミーのモニタリング(17F17776)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2017-10-13 - 2020-03-31
【研究代表者】山形 与志樹 国立研究開発法人国立環境研究所, 地球環境研究センター, 主席研究員 (90239864)
【キーワード】Bio-economy / Bio-energy / Land use / Forest / Palm oil (他14件)
【概要】Bioenergy in Japan: Two papers were recently completed in May and July 2019, respectively, after a few round of internal revisions, with the content mainly based upon (i) a workshop was organised at U...
❏資源利用と環境負荷の計量評価による森林利用技術の適正整備水準の検討(16580118)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】仁多見 俊夫 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 助教授 (20192255)
【キーワード】森林 / 資源 / 環境 / 技術 / 基盤整備 (他14件)
【概要】林道や作業道などの整備および作業による森林の撹乱を、木質資源の成長と環境の恒常性維持の観点から検討した。立木伐採を伴う資源収穫においては、立木の伐採強度が林内植物体量を減少し、CO2の固定能をそれに比例して減少させるが、その後の植物体の成長、葉量の増加によって、3年程で復旧すると推定された。試験地にグリッド状に配置したセンサーによって、林内環境の変化を追跡した。間伐施業前から2箇所の林分の気温の変...
【農学】水圏応用科学:生態学森林を含む研究件
❏「形質アプローチ」でせまる森林の植物―土壌フィードバック(17H03736)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】黒川 紘子 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (70515733)
【キーワード】機能形質 / 群集形成機構 / 地上部―地下部相互作用 / 地上部ー地下部相互作用 / 生態学 (他7件)
【概要】本研究では、森林樹木群集の形成や多種共存機構における植物-土壌フィードバックの役割を、形質アプローチにより検証することを目的とした。全樹木群集構成種の動態データや成木、稚樹の機能形質データなどが蓄積されている小川群落保護林(茨城)の1.2ha調査区で、新たに当年生実生や1年生以上の実生の形質データを整備した。さらに、調査区内の10m×10m格子点で土壌の生物・非生物特性を測定し、土壌特性の空間的な...
❏樹木との共進化を考慮した植食性昆虫群集の多様性形成機構の解明(23710281)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】平尾 聡秀 東京大学, 農学生命科学研究科, 講師 (90598210)
【キーワード】拡散共進化 / 系統的保守性 / 共種分化 / 生態系保全 / 生物多様性 (他11件)
【概要】本研究では、樹木との共進化プロセスを考慮して、冷温帯林における植食性昆虫の多様性の維持・形成機構を明らかにするために、樹木と植食性昆虫間の相互作用を分析した。その結果、樹木種間の系統的距離が大きくなるほど、植食性昆虫のβ多様性が増加する傾向がみられ、樹木の系統的制約が植食性昆虫の多様性に寄与していることが明らかになった。本研究から、優占する樹木種だけでなく、系統的に孤立した樹木種が失われる場合でも...
【農学】水圏応用科学:生物多様性森林を含む研究件
❏森林草原生態系の一体的管理を目指す:森林に遺された過去の草原性種子からの挑戦(22H03797)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】小山 明日香 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (90812462)
【キーワード】森林 / 草原 / 生物多様性 / 生態系管理 / 埋土種子
【概要】
❏樹上性カタツムリを指標とした森林の分断化影響評価(17K07270)
【研究テーマ】生物資源保全学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐伯 いく代 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (70706837)
【キーワード】生物多様性 / 森林 / 林冠 / 陸産貝類 / 都市化 (他14件)
【概要】森林の分断化は野生生物の生息に負の影響を与えると考えられているが、個々の種の応答は多様である。我々は、こうした違いが種のもつ行動形質の差異から生み出されるとの仮説をたて、樹上性のサッポロマイマイと地表性のエゾマイマイの分断化への応答メカニズムを比較した。北海道苫小牧市において、連続性の高い自然林から市街地内の分断化した森林にかけ、両種の生息密度と捕食者による捕食圧の変化を比較した。その結果、エゾマ...
❏樹木との共進化を考慮した植食性昆虫群集の多様性形成機構の解明(23710281)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】平尾 聡秀 東京大学, 農学生命科学研究科, 講師 (90598210)
【キーワード】拡散共進化 / 系統的保守性 / 共種分化 / 生態系保全 / 生物多様性 (他11件)
【概要】本研究では、樹木との共進化プロセスを考慮して、冷温帯林における植食性昆虫の多様性の維持・形成機構を明らかにするために、樹木と植食性昆虫間の相互作用を分析した。その結果、樹木種間の系統的距離が大きくなるほど、植食性昆虫のβ多様性が増加する傾向がみられ、樹木の系統的制約が植食性昆虫の多様性に寄与していることが明らかになった。本研究から、優占する樹木種だけでなく、系統的に孤立した樹木種が失われる場合でも...
【農学】水圏応用科学:フェノロジー森林を含む研究件
❏森林の構造の時空間的違いの統一的理解に向けて(17H03734)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小野田 雄介 京都大学, 農学研究科, 准教授 (70578864)
【キーワード】森林構造 / 二次遷移 / 気候 / 競争 / 成長 (他14件)
【概要】森林の高さや森林構造の空間的・時間的違いを統一的に理解することは森林生態学の重要な課題である。樹木の高さ成長は、光をめぐる軍拡競争であり、高さ成長に伴うベネフィットとコストのバランスによって決まると考えられる。本研究は、生育期間中の日射エネルギーが異なる3つの生態系(熱帯、暖温帯、冷温帯)において、樹木がどのように成長し、森林を形成するかを明らかにするために、各気候帯において、様々な林齢を含むよう...
❏日本全国の樹木の展葉・落葉フェノロジーの予測モデルの開発(15K07465)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】長田 典之 名城大学, 農学部, 准教授 (80400307)
【キーワード】フェノロジー / 開芽 / ブナ / 温暖化 / 樹木サイズ (他6件)
【概要】全国各地に相互移植したブナの開芽フェノロジーについて比較解析を行い、同一地に移植したブナでは北由来のブナのほうが開芽が早いが、その傾向は緯度に よって変化することを明らかにした。 北海道大学苫小牧研究林で行った落葉樹の開芽・展葉フェノロジーについて、樹木サイズと展葉タイミングとの関係について2年分のデータをまとめ、さらに 他の文献の傾向も加えて比較解析した結果、サイズと開芽タイミングの関係が非線形...
❏インターネット森林観察サイトの拡充による自然学習授業案の開発(26282203)
【研究テーマ】子ども学(子ども環境学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】齋藤 馨 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (70215531)
【キーワード】森林 / 自然 / 観察 / フェノロジー / インターネット (他17件)
【概要】インターネット森林観察サイトに新たに北海道の原生林(富良野市)とオオミズナギドリ営巣地無人島の船越大島(岩手県山田町)を加えた。いずれも現地到達が困難な原生自然地である。これらを含む8サイトを用いて、竜王小学校(山梨県甲斐市立)児童を対象に、東京大学富士癒やしの森サイトでの現地体験学習を含む自然環境学習授業「森から見える」を2ヶ年に渡り実施した。その結果、児童は現地観察経験をもとに、遠隔の森林との...
【農学】水圏応用科学:物質循環森林を含む研究件
❏九州のヒノキ人工林流域における水・エネルギー・物質循環の定量化と公益的機能の解明(14360088)
【研究テーマ】林学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】大槻 恭一 九州大学, 大学院・農学研究院, 助教授 (80183763)
【キーワード】九州 / ヒノキ / 水循環 / 物質循環 / エネルギー循環 (他13件)
【概要】本研究では,九州大学福岡演習林御手洗水流域に試験流域を設置し,ヒノキ人工林流域の水・エネルギー・物質循環を定量評価した. (1)流出に関する研究 流域貯留量と流出量の関係はピーク流出量発生時点の付近では直線になり,その傾きは流域貯留量7.6mmを境に変化し,それ以下では中間流が卓越し,それ以上では表面流が発生し始めることを示唆した.また,貯留関数法におけるパラメータは,遺伝アルゴリズムあるいはファ...
❏農林地および草原の持続的生産性評価のための指標作成(11490015)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2002
【研究代表者】秋山 侃 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 教授 (10283318)
【キーワード】森林 / 農耕地 / 草地・草原 / 持続的生産性 / 炭素動態 (他21件)
【概要】本研究では農林生態系の持続的生産性を表現しうる指標作りを行った。手法として、(1)生態系への炭素蓄積量やその動態によって判断する方法、(2)生態系を構成する種の多様性や不均一性を数学モデルで指標化する方法、そして、(3)物質循環の連続性を表す数学モデルや分光放射値から植生指数を作成して系の安定性判定に適用する方法について、森林、草原、農地に当てはめて検討した。 (1)炭素収支から推定する方法:小泉...
【農学】水圏応用科学:温暖化森林を含む研究件
❏日本全国の樹木の展葉・落葉フェノロジーの予測モデルの開発(15K07465)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】長田 典之 名城大学, 農学部, 准教授 (80400307)
【キーワード】フェノロジー / 開芽 / ブナ / 温暖化 / 樹木サイズ (他6件)
【概要】全国各地に相互移植したブナの開芽フェノロジーについて比較解析を行い、同一地に移植したブナでは北由来のブナのほうが開芽が早いが、その傾向は緯度に よって変化することを明らかにした。 北海道大学苫小牧研究林で行った落葉樹の開芽・展葉フェノロジーについて、樹木サイズと展葉タイミングとの関係について2年分のデータをまとめ、さらに 他の文献の傾向も加えて比較解析した結果、サイズと開芽タイミングの関係が非線形...
❏森林を対象とした京都議定書吸収源の運用方策に関する研究(15405025)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】天野 正博 早稲田大学, 人間科学学術院・人間科学部, 教授 (60353562)
【キーワード】京都議定書 / 森林 / 炭素吸収源 / 温暖化 / 約束期間 (他8件)
【概要】この研究では京都議定書において吸収源の運用細則決定に至る交渉が難航した理由として、森林を京都議定書の吸収源として取り上げた際に、各国の利害が相反する場合が多いことを、欧州、北米、オセアニアなどの温暖化対策に関連した森林政策を調べる中で明らかにした。また、第1約束期間に向けた各国の森林分野における議定書への取り組みの状況を調べた。さらに、第2約束期間以降の温暖化政策における森林の取り扱いを京都議定書...
【農学】水圏応用科学:成長森林を含む研究件
❏森林の構造の時空間的違いの統一的理解に向けて(17H03734)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小野田 雄介 京都大学, 農学研究科, 准教授 (70578864)
【キーワード】森林構造 / 二次遷移 / 気候 / 競争 / 成長 (他14件)
【概要】森林の高さや森林構造の空間的・時間的違いを統一的に理解することは森林生態学の重要な課題である。樹木の高さ成長は、光をめぐる軍拡競争であり、高さ成長に伴うベネフィットとコストのバランスによって決まると考えられる。本研究は、生育期間中の日射エネルギーが異なる3つの生態系(熱帯、暖温帯、冷温帯)において、樹木がどのように成長し、森林を形成するかを明らかにするために、各気候帯において、様々な林齢を含むよう...
❏資源利用と環境負荷の計量評価による森林利用技術の適正整備水準の検討(16580118)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】仁多見 俊夫 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 助教授 (20192255)
【キーワード】森林 / 資源 / 環境 / 技術 / 基盤整備 (他14件)
【概要】林道や作業道などの整備および作業による森林の撹乱を、木質資源の成長と環境の恒常性維持の観点から検討した。立木伐採を伴う資源収穫においては、立木の伐採強度が林内植物体量を減少し、CO2の固定能をそれに比例して減少させるが、その後の植物体の成長、葉量の増加によって、3年程で復旧すると推定された。試験地にグリッド状に配置したセンサーによって、林内環境の変化を追跡した。間伐施業前から2箇所の林分の気温の変...
【医歯薬学】社会医学:東南アジア森林を含む研究件
❏植生の人為改変はボルネオの気候を変えている?(25281005)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】熊谷 朝臣 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 准教授 (50304770)
【キーワード】森林 / 気候変動 / 土地利用変化 / 熱帯雨林 / 東南アジア
【概要】地表面の被覆状態が変化することで、将来に熱帯域の大気‐陸面相互作用がどのように変化し、降水量等に影響するのかについて明らかにするために、ボルネオ島を対象として、地表面被覆が降水量へ及ぼす影響の違いに関する数値実験を行った。対照実験(C)、気孔開度低下、標高100m以下森林伐採(B-1)、全森林伐採(B-2)の各実験について、現在気候実験の結果から将来気候実験の結果への変化としてみると、B-2のよう...
❏東南アジアにおける蚊媒介性感染症の流行を左右する環境の定量的評価(14256003)
【研究テーマ】寄生虫学(含医用動物学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】高木 正洋 長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (60024684)
【キーワード】マラリア媒介蚊 / 日本脳炎媒介蚊 / デング熱媒介蚊 / 東南アジア / 森林 (他9件)
【概要】自然・社会環境の異なる3ヶ国4地域を調査地区に定め,山間部では森林環境とマラリアの流行,マラリア媒介蚊の発生の関係を,平野部では日本脳炎ウイルスの浸襲状況と媒介蚊の役割を生態学的アプローチで解析した。 北タイ山間部では、森林が保全されているとマラリア媒介蚊(Anopheles minimus)が減少せずマラリア流行も持続することを示唆した。森林保全とマラリア防除の自己矛盾を指摘した。インドネシアの...