森林林冠木の伸長成長とアーキテクチャに対する隣接個体の影響
【研究分野】生態・環境
【研究キーワード】
個体間相互作用 / 隣接個体 / 高さ / 森林 / アカエゾマツ / アーキテクチャ / ウラジロモミ / トドマツ
【研究成果の概要】
草本植物では、隣接個体と高さを同程度にしようとする伸長調節がはたらいている(背揃い)。操作実験により、隣接個体との高さの差が数cm違うだけで伸長速度が変化する。同様の伸長調節が森林樹木でも機能しているか否かを明らかにするため、30年生アカエゾマツ林において、隣接個体を地際から伐採する区(皆伐区)と隣接個体の最上部を2m切断する区(上切り区)を作製し、その後の成長を追った。その結果、皆伐区の個体は伸長成長が鈍り、隣接個体の存在が伸長速度に影響していることが明らかとなった。一方、上切り区の個体の成長はコントロールと差がなく、上を2m切った程度では成長への影響が小さいことが明らかとなった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
日浦 勉 | 北海道大学 | 北方生物圏フィールド科学センター | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【配分額】5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)