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研究分野別サイレントキーワード
「合成生物学」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】情報学フロンティア:細胞間通信合成生物学を含む研究件
❏ウェットGA型高度並列進化計算による人工遺伝子回路および微生物ネットワークの設計(17H01796)
【研究テーマ】ソフトコンピューティング
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山村 雅幸 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (00220442)
【キーワード】ウェットGA / 行動並列進化計算 / 人工遺伝子回路 / 微生物ネットワーク / 合成生物学 (他19件)
【概要】本研究では、これまでのウェットGA研究の成果を踏まえ、スパイラルの次の段階として計算モデルの応用を考え、①合成生物学における人工遺伝子回路、および②多種の微生物からなる生態系ネットワークの設計を試みてきた。結果的に、①人工遺伝子回路の接続・大規模化に関する成果、②微生物生態系のモデル化・分析・設計制御に関する成果をそれぞれ得ることができ、加えて③テータ分析のための深層学習の基礎に関する成果を得た。...
❏細胞集団内で遺伝子発現が空間分布により多様化されるための諸要素の相関の解明(16H02895)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】木賀 大介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30376587)
【キーワード】合成生物学 / 遺伝子ネットワーク / 空間パターン / 細胞間通信 / 人工生命システム (他6件)
【概要】一つの細胞が増殖し内部状態を多様化することに伴って形成される細胞集団の空間パターンについて、本研究により、数理モデルと実際の細胞の挙動の双方を解析する合成生物学アプローチによる理解を深めることができた。数理モデルについては、(1)細胞間通信分子の拡散、および、細胞の内部状態に依存した成長速度の変化を取り込んだコロニー形成や、(2)カタストロフィー理論に基づく分岐現象の一般化を扱った。さらに、それぞ...
❏合成生物学的に実証可能な隣接細胞間通信系による多細胞アナログ/デジタル計算(15K12092)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】山村 雅幸 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (00220442)
【キーワード】多細胞計算 / 合成生物学 / 微生物共生系 / 微生物マット / メタゲノム解析 (他14件)
【概要】自然計算としての合成生物学は、細胞集団をターゲットとできる段階に入った。従来研究は均一に混合された空間構造を持たない細胞集団を小分子で制御する段階にとどまっている。本研究では、合成生物学的に実証可能な細胞集団による計算モデルの提案を試みる。自然の温泉地に形成される微生物マットを題材として取り上げ、光条件をコントロールした複数サンプルを取り、メタゲノム解析を行った。光条件の変化によってマットを形成す...
【情報学】情報学フロンティア:直交性合成生物学を含む研究件
❏2種細胞間に分担されたポジティブフィードバックによる細胞集団挙動のプログラミング(26540152)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】木賀 大介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30376587)
【キーワード】合成生物学 / 数理モデル / 細胞間コミュニケーション / 細胞間コミニュケーション / 遺伝暗号 (他8件)
【概要】本研究では合成生物学における遺伝子発現制御として、ポジティブフィードバックに注目した。この系では、細胞アルファは、分子Bを受け取った際に分子Aを放出し、同時に抗生物質耐性を獲得する。一方、細胞ベータは、分子Aを受け取った際に、分子Bを放出し、同時に抗生物質への耐性を獲得する。抗生物質による増殖阻害による速度低下、および、相手からの通信分子によって誘導される耐性遺伝子の発現によって阻害が緩和され速度...
❏単純化遺伝暗号を併用する細胞の構築(23650155)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】木賀 大介 東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 准教授 (30376587)
【キーワード】合成生物学 / 遺伝暗号 / リボソーム / tRNA / 直交性 (他6件)
【概要】なぜ生命は現在の20種類のアミノ酸セットを採用したのだろうか?単純なかたちから複雑なかたちへと変化する進化の本質を考慮すれば、遺伝暗号の成立時から20というアミノ酸の種類が定まっていたとは考えにくい。この疑問に答えるために、本研究ではこれまでの研究を拡張し、複数種類のアミノ酸を同時に除去した単純化遺伝暗号を構築した。さらに、細胞内で動作する単純化遺伝暗号の構築を試みた。 ...
【数物系科学】物理学:ソフトマター合成生物学を含む研究件
❏細胞サイズ空間における時空間パターン形成の物理:再構成実験と理論モデルによる解明(20H01875)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (20580989)
【キーワード】ソフトマター / 反応拡散系 / 細胞サイズ空間 / 人工細胞 / 合成生物学 (他6件)
【概要】人工細胞を用いた実験系と、実モデルと縮約変数モデルの反応拡散方程式を用いた理論系を組み合わせ、生命の時空間パターンを決定する細胞内反応拡散波の物理を完成させることを目的としている。これまでバクテリアの細胞分裂面を決定するMinタンパク質系を用いて、その反応拡散波(Min波)を人工細胞内にて安定的に発生させる実験系の構築に成功し、(1)人工細胞の直径と波の形状・速度に相似性が現れること(空間相似性)...
❏形と流動性の再現から読み解く生命システムの秩序原理(15KT0081)
【研究テーマ】構成的システム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2019-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (20580989)
【キーワード】合成生物学 / ソフトマター / 細胞再構成 / 人工細胞 / 反応拡散 (他11件)
【概要】本研究では、人工的に構成した細胞(人工細胞)に,生命で機能する部品のグループを導入することで生じる物理的・化学的な変化を、「流動性・生命機能・空間形状」という3つのキーワードを軸に追求しました。結果、細胞が示す空間形状が内部の物質の移動や生命機能に与える影響や、流動性が生命機能の発現を変化させる仕組み、流動性が空間形状変化を制御する可能性など、通常の生命科学ではアクセスしづらい現象の発見やメカニズ...
【数物系科学】物理学:反応・拡散系合成生物学を含む研究件
❏細胞内にチューリングパターンは形成可能か?(22K19299)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2022-06-30 - 2024-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (20580989)
【キーワード】合成生物学 / 反応拡散系 / 細胞サイズ空間 / 人工細胞 / 分子配置
【概要】
❏細胞サイズ空間における時空間パターン形成の物理:再構成実験と理論モデルによる解明(20H01875)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (20580989)
【キーワード】ソフトマター / 反応拡散系 / 細胞サイズ空間 / 人工細胞 / 合成生物学 (他6件)
【概要】人工細胞を用いた実験系と、実モデルと縮約変数モデルの反応拡散方程式を用いた理論系を組み合わせ、生命の時空間パターンを決定する細胞内反応拡散波の物理を完成させることを目的としている。これまでバクテリアの細胞分裂面を決定するMinタンパク質系を用いて、その反応拡散波(Min波)を人工細胞内にて安定的に発生させる実験系の構築に成功し、(1)人工細胞の直径と波の形状・速度に相似性が現れること(空間相似性)...
【生物学】生物学:細胞再構成合成生物学を含む研究件
❏形と流動性の再現から読み解く生命システムの秩序原理(15KT0081)
【研究テーマ】構成的システム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2019-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (20580989)
【キーワード】合成生物学 / ソフトマター / 細胞再構成 / 人工細胞 / 反応拡散 (他11件)
【概要】本研究では、人工的に構成した細胞(人工細胞)に,生命で機能する部品のグループを導入することで生じる物理的・化学的な変化を、「流動性・生命機能・空間形状」という3つのキーワードを軸に追求しました。結果、細胞が示す空間形状が内部の物質の移動や生命機能に与える影響や、流動性が生命機能の発現を変化させる仕組み、流動性が空間形状変化を制御する可能性など、通常の生命科学ではアクセスしづらい現象の発見やメカニズ...
❏細胞と同等の成分を持つ人工細胞の高機能化による生命構成の必要条件解明(26650044)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 助教 (20580989)
【キーワード】合成生物学 / 人工細胞 / 膜タンパク質 / ゲノム / 無細胞転写翻訳 (他10件)
【概要】本研究では人工細胞を生細胞に近づけその性質を解析することで、生命を構成するために必要な条件を明らかにするための基盤を構築することを目的とした。この試みを通し、細胞分裂面を決定するタンパク質局在波の人工細胞内における起動条件を見出した。また、生細胞と同様に多種多様の膜タンパク質を保持した人工細胞の構築を目的とした新規人工細胞融合法の開発と、ゲノムDNAを無細胞系によって機能的に転写翻訳する系の確立、...
【生物学】生物学:再構成合成生物学を含む研究件
❏細胞と同等の成分を持つ人工細胞の高機能化による生命構成の必要条件解明(26650044)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 助教 (20580989)
【キーワード】合成生物学 / 人工細胞 / 膜タンパク質 / ゲノム / 無細胞転写翻訳 (他10件)
【概要】本研究では人工細胞を生細胞に近づけその性質を解析することで、生命を構成するために必要な条件を明らかにするための基盤を構築することを目的とした。この試みを通し、細胞分裂面を決定するタンパク質局在波の人工細胞内における起動条件を見出した。また、生細胞と同様に多種多様の膜タンパク質を保持した人工細胞の構築を目的とした新規人工細胞融合法の開発と、ゲノムDNAを無細胞系によって機能的に転写翻訳する系の確立、...
❏バクテリア全ゲノム交換法の開発(22657040)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】田端 和仁 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (50403001)
【キーワード】ゲノム / バクテリア / 再構成 / 合成生物学 / 次世代シークエンサー (他6件)
【概要】バクテリアゲノムの交換を目指し、その方法を開発する研究を行った。ゲノム交換を行うためには、宿主バクテリアのゲノムを取り除く必要がある。制限酵素の発現系を利用してゲノム破壊株の作成に成功した。さらに導入するゲノムも切断から守るため、認識部位のメチル化にも成功した。ゲノム入れ替えを試みたところ、いくつかのコロニーを得ることが出来たが、それらの持つゲノムはキメラ状態になっていることが示唆された。 ...
【生物学】基礎生物学:tRNA合成生物学を含む研究件
❏初期生命が用いたタンパク質のみから構成される人工ゲノムの合成(15K16083)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】網蔵 和晃 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教 (60735918)
【キーワード】合成生物学 / 無細胞翻訳系 / リボソーム / tRNA / リポソーム (他10件)
【概要】本研究は、人工ゲノム構築に不可欠である関連遺伝子の追究から、それらの基盤技術の発展に貢献する研究である。本研究では、無細胞翻訳系中で複数種類のタンパク質が協働することで所望の機能が発揮される系の開発を行なった。特に、リボソーム関連遺伝子に着目したが、それ以外の遺伝子を用いた系の開発も行った。リコンビナントタンパク質を用いたリボソームの試験管内再構成系は、生合成因子を用いることで、よりリボソームの再...
❏2種細胞間に分担されたポジティブフィードバックによる細胞集団挙動のプログラミング(26540152)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】木賀 大介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30376587)
【キーワード】合成生物学 / 数理モデル / 細胞間コミュニケーション / 細胞間コミニュケーション / 遺伝暗号 (他8件)
【概要】本研究では合成生物学における遺伝子発現制御として、ポジティブフィードバックに注目した。この系では、細胞アルファは、分子Bを受け取った際に分子Aを放出し、同時に抗生物質耐性を獲得する。一方、細胞ベータは、分子Aを受け取った際に、分子Bを放出し、同時に抗生物質への耐性を獲得する。抗生物質による増殖阻害による速度低下、および、相手からの通信分子によって誘導される耐性遺伝子の発現によって阻害が緩和され速度...
❏単純化遺伝暗号を併用する細胞の構築(23650155)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】木賀 大介 東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 准教授 (30376587)
【キーワード】合成生物学 / 遺伝暗号 / リボソーム / tRNA / 直交性 (他6件)
【概要】なぜ生命は現在の20種類のアミノ酸セットを採用したのだろうか?単純なかたちから複雑なかたちへと変化する進化の本質を考慮すれば、遺伝暗号の成立時から20というアミノ酸の種類が定まっていたとは考えにくい。この疑問に答えるために、本研究ではこれまでの研究を拡張し、複数種類のアミノ酸を同時に除去した単純化遺伝暗号を構築した。さらに、細胞内で動作する単純化遺伝暗号の構築を試みた。 ...
【生物学】基礎生物学:系統樹合成生物学を含む研究件
❏アミノ酸種が限定されていた生命の共通祖先以前のタンパク質の配列推定法の開発と評価(21K19831)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2023-03-31
【研究代表者】木賀 大介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30376587)
【キーワード】遺伝暗号 / 合成生物学 / 進化 / 祖先配列 / 系統樹
【概要】
❏多様性を有するRNAキナーゼの進化情報解析とその情報に基づいた酵素機能の改変(17K07517)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】金井 昭夫 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 教授 (60260329)
【キーワード】分子進化 / ポリヌクレオチドリン酸化酵素 / 情報学的解析 / 実験検証 / 巨大タンパク質 (他19件)
【概要】RNAのリン酸化酵素としてClp1が知られている。Clp1の大規模分子進化解析の結果、計3,577件のClp1関連タンパク質を検出した。その多くは真核生物やアーキアに由来し、バクテリアには限られた種にしか存在しなかった。Clp1のキナーゼドメインは、全てのClp1関連タンパク質に共通であり、N 末端やC末端領域には生物種やファミリーに特徴的なドメインが保存されていた。また、1,000アミノ酸残基以...
【生物学】人類学:進化合成生物学を含む研究件
❏アミノ酸種が限定されていた生命の共通祖先以前のタンパク質の配列推定法の開発と評価(21K19831)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2023-03-31
【研究代表者】木賀 大介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30376587)
【キーワード】遺伝暗号 / 合成生物学 / 進化 / 祖先配列 / 系統樹
【概要】
❏スクアレンを出発材料とする生合成経路の再構築とその実験室内進化(15H04189)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 進化分子工学 / スクリーニング / トリテルペン / オキシドスクアレン (他19件)
【概要】30,000を超えると云われるトリテルペン類の全てが,スクアレンを原料として生合成される.これらの骨格形成に関わる未知の遺伝子探索と機能改良のため,不可視であった細胞内のスクアレンの消費活性を色スクリーニングする手法を開発した.この手法を用いて得たスクアレン環化酵素の活性変異体を用いた人工経路を構成し,自然界には見つかっていない種々の非天然トリテルペン合成経路を確立することに成功した. ...
❏遺伝暗号表の起源への実験的アプローチ(19680016)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】木賀 大介 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 准教授 (30376587)
【キーワード】タンパク質 / 進化 / 合成生物学 / 無細胞翻訳系 / 細胞機能の再構成 (他9件)
【概要】本研究の目的は、遺伝暗号表の起源と進化可能性について、構成的アプローチによる翻訳システムの改変によって20種類よりも少ないアミノ酸のみを含む「単純化遺伝暗号表」を構築し、さらに、タンパク質人工進化の実験によって追求することにある。本研究によって実際に種々の単純化遺伝暗号を構築し、アミノ酸の種類が限定されても、野生型以上の活性をもつ蛍光タンパク質などの変異体が創出できた。 ...
【工学】プロセス・化学工学:セレクション合成生物学を含む研究件
❏タンパク質プレニル化経路の分子進化工学(15K14228)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 制御 / 翻訳後修飾 / 進化分子工学 / プレニル化転移酵素 (他17件)
【概要】真核生物は,疎水的なプレニル基の付加によって,様々なタンパク質を膜周辺に局在化する機構を有する。本研究は,酵母プレニル化酵素Ram1/2系の大腸菌内で発現させ,タンパク質の局在調節機構の再構築を目的とした。自在なタンパク質の機能制御には至らなかったが,プレニル二リン酸に対するプレニル化酵素の基質消費活性スクリーニング系の確立, およびプレニル化システムによる転写抑制因子の細胞活性のオンオフ制御にむ...
❏スクアレンを出発材料とする生合成経路の再構築とその実験室内進化(15H04189)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 進化分子工学 / スクリーニング / トリテルペン / オキシドスクアレン (他19件)
【概要】30,000を超えると云われるトリテルペン類の全てが,スクアレンを原料として生合成される.これらの骨格形成に関わる未知の遺伝子探索と機能改良のため,不可視であった細胞内のスクアレンの消費活性を色スクリーニングする手法を開発した.この手法を用いて得たスクアレン環化酵素の活性変異体を用いた人工経路を構成し,自然界には見つかっていない種々の非天然トリテルペン合成経路を確立することに成功した. ...
【工学】プロセス・化学工学:進化工学合成生物学を含む研究件
❏酵素安定化の可視化機構を利用した生合成工学・宿主工学技術の開発(21H01721)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00400812)
【キーワード】進化工学 / バイオセンサー / 生合成 / イソプレノイド / アルカロイド (他10件)
【概要】
❏合成生物学的手法を利用した人工生合成経路設計技術の開発(16K14880)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】勝山 陽平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50646437)
【キーワード】engineering / biosynthesis / directed evolution / biosensor / バイオセンサー (他11件)
【概要】m-トルイル酸を認識する転写制御因子XylSの認識能の改変を試みた。そのためのスクリーニング系を構築し、6サイクルの指向性進化を行い、p-トルイル酸を認識する変異XylSの取得を試みた結果、5箇所に変異の入ったXylSが得られた。また、これらのうち、3箇所が特にp-トルイル酸の認識に重要であることを示した。この位置に飽和変異を導入し、よりp-トルイル酸の認識する変異XylSを得た。本改変系を改良し...
【工学】建築学:ライブラリー合成生物学を含む研究件
❏スクアレンを出発材料とする生合成経路の再構築とその実験室内進化(15H04189)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 進化分子工学 / スクリーニング / トリテルペン / オキシドスクアレン (他19件)
【概要】30,000を超えると云われるトリテルペン類の全てが,スクアレンを原料として生合成される.これらの骨格形成に関わる未知の遺伝子探索と機能改良のため,不可視であった細胞内のスクアレンの消費活性を色スクリーニングする手法を開発した.この手法を用いて得たスクアレン環化酵素の活性変異体を用いた人工経路を構成し,自然界には見つかっていない種々の非天然トリテルペン合成経路を確立することに成功した. ...
❏限定されたアミノ酸からなるランダム配列タンパク質の機能探索(19657073)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】土居 信英 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (50327673)
【キーワード】生命の起源 / 合成生物学 / 試験管内選択 / 遺伝暗号 / mRNAディスプレイ法 (他8件)
【概要】本研究では、独自の試験管内選択技術であるin vitro virus (IVV)法を用いて、「原始的」アミノ酸を含む、限定された数種類のアミノ酸からなる大規模なランダム配列タンパク質ライブラリーを構築し、その中から機能や構造をもつ配列の探索を行う。これにより、タンパク質や遺伝暗号の初期進化の可能性に関する「実験進化学」的アプローチを試みるとともに、「20種類よりも少ないアミノ酸からなる限定された配...
【工学】総合工学:バイオセンサー合成生物学を含む研究件
❏酵素安定化の可視化機構を利用した生合成工学・宿主工学技術の開発(21H01721)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00400812)
【キーワード】進化工学 / バイオセンサー / 生合成 / イソプレノイド / アルカロイド (他10件)
【概要】
❏合成生物学的手法を利用した人工生合成経路設計技術の開発(16K14880)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】勝山 陽平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50646437)
【キーワード】engineering / biosynthesis / directed evolution / biosensor / バイオセンサー (他11件)
【概要】m-トルイル酸を認識する転写制御因子XylSの認識能の改変を試みた。そのためのスクリーニング系を構築し、6サイクルの指向性進化を行い、p-トルイル酸を認識する変異XylSの取得を試みた結果、5箇所に変異の入ったXylSが得られた。また、これらのうち、3箇所が特にp-トルイル酸の認識に重要であることを示した。この位置に飽和変異を導入し、よりp-トルイル酸の認識する変異XylSを得た。本改変系を改良し...
❏GroE依存基質タンパク質を用いたフォールディングスイッチの作製(22870016)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】藤原 慶 京都大学, 研究員 (20580989)
【キーワード】シャペロン / タンパク質フォールディング / GroEL / 合成生物学 / バイオセンサー (他6件)
【概要】近年、生物の材料を組み合わせて新しい機能の実現を目指す合成生物学が勃興し、生物の個々の機能を取り出して回路化する試みが行われてきている。この回路化にはスイッチによるタンパク質の発現制御が重要である。現在までに、リプレッサーのような転写因子を用いたスイッチの他、低分子化合物を結合するRNAを用いたリボスイッチ、RNAに結合するタンパク質を用いたRNPスイッチなどが報告されている。これらのスイッチから...
【総合生物】生体分子化学:天然物化学合成生物学を含む研究件
❏複雑骨格天然物生合成酵素の精密構造機能解析に基づく合成生物学と創薬(20H00490)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】阿部 郁朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (40305496)
【キーワード】生合成工学 / 酵素工学 / 合成生物学 / 天然物化学
【概要】複雑骨格天然物の新奇な生合成マシナリーの詳細とその立体構造基盤の解明と創薬を目的とした。本研究では、人為的な機能制御と分子多様性創出の格好のモデルともいえる、強力なタンパクリン酸化酵素活性化作用を示すテレオシジンなど、テルペンインドール・アルカロイドとその関連化合物をとりあげた。有機化学を基盤として、その生合成マシナリーの詳細を酵素・遺伝子レベルで明らかにするとともに、酵素反応機構とその立体構造基...
❏放線菌由来ポリケタイド・ペプチド合成酵素のリプログラミング(16K13084)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】阿部 郁朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (40305496)
【キーワード】合成生物学 / 生合成 / 天然物化学 / 酵素工学 / 構造生物学 (他6件)
【概要】NRPS / PKSモジュール酵素のリプログラミングは、新規生物活性分子創出のための魅力的な方法である。 本研究では、環縮小、環拡大、および、アルキル鎖の多様化の3つの操作に成功し、非天然の新規な誘導体ライブラリー構築を実用的収率で達成した。本研究は、NRPS-PKSモジュール酵素を設計するための有用な戦略を提示した。 ...
【総合生物】生体分子化学:酵素工学合成生物学を含む研究件
❏複雑骨格天然物生合成酵素の精密構造機能解析に基づく合成生物学と創薬(20H00490)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】阿部 郁朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (40305496)
【キーワード】生合成工学 / 酵素工学 / 合成生物学 / 天然物化学
【概要】複雑骨格天然物の新奇な生合成マシナリーの詳細とその立体構造基盤の解明と創薬を目的とした。本研究では、人為的な機能制御と分子多様性創出の格好のモデルともいえる、強力なタンパクリン酸化酵素活性化作用を示すテレオシジンなど、テルペンインドール・アルカロイドとその関連化合物をとりあげた。有機化学を基盤として、その生合成マシナリーの詳細を酵素・遺伝子レベルで明らかにするとともに、酵素反応機構とその立体構造基...
❏放線菌由来ポリケタイド・ペプチド合成酵素のリプログラミング(16K13084)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】阿部 郁朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (40305496)
【キーワード】合成生物学 / 生合成 / 天然物化学 / 酵素工学 / 構造生物学 (他6件)
【概要】NRPS / PKSモジュール酵素のリプログラミングは、新規生物活性分子創出のための魅力的な方法である。 本研究では、環縮小、環拡大、および、アルキル鎖の多様化の3つの操作に成功し、非天然の新規な誘導体ライブラリー構築を実用的収率で達成した。本研究は、NRPS-PKSモジュール酵素を設計するための有用な戦略を提示した。 ...
【総合生物】生体分子化学:細胞サイズ空間合成生物学を含む研究件
❏細胞内にチューリングパターンは形成可能か?(22K19299)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2022-06-30 - 2024-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (20580989)
【キーワード】合成生物学 / 反応拡散系 / 細胞サイズ空間 / 人工細胞 / 分子配置
【概要】
❏細胞サイズ空間における時空間パターン形成の物理:再構成実験と理論モデルによる解明(20H01875)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (20580989)
【キーワード】ソフトマター / 反応拡散系 / 細胞サイズ空間 / 人工細胞 / 合成生物学 (他6件)
【概要】人工細胞を用いた実験系と、実モデルと縮約変数モデルの反応拡散方程式を用いた理論系を組み合わせ、生命の時空間パターンを決定する細胞内反応拡散波の物理を完成させることを目的としている。これまでバクテリアの細胞分裂面を決定するMinタンパク質系を用いて、その反応拡散波(Min波)を人工細胞内にて安定的に発生させる実験系の構築に成功し、(1)人工細胞の直径と波の形状・速度に相似性が現れること(空間相似性)...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:遺伝暗号合成生物学を含む研究件
❏中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】合成生物学
【研究期間】遺伝暗号
【研究代表者】タンパク質進化
【キーワード】
【概要】
❏生命に現在の20種類の標準アミノ酸は必要か:遺伝暗号改変による理工学アプローチ(19H00985)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】木賀 大介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30376587)
【キーワード】タンパク質 / 機械学習 / 合成生物学 / 遺伝暗号 / 進化分子工学
【概要】
❏遺伝暗号における正確さの向上と低下がもたらす進化上のトレードオフの理解と活用(18K19309)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2022-03-31
【研究代表者】木賀 大介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30376587)
【キーワード】合成生物学 / 遺伝暗号 / タンパク質進化
【概要】本研究の目的は、コドンとアミノ酸の対応の正確さを改変したタンパク質合成系を試験管内に構築し、その合成系に基づく人工進化結果を計算機実験で一般化することである。タンパク質合成の正確さが低いことが、(A)アミノ酸置換の結果として活性が低くなった分子も合成してしまうという、想像にたやすい欠点だけでなく、(B)進化が局所解に囚われてしまうリスクを低減することで進化過程を効率化できる、という意外な利点を併せ...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:無細胞翻訳系合成生物学を含む研究件
❏初期生命が用いたタンパク質のみから構成される人工ゲノムの合成(15K16083)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】網蔵 和晃 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教 (60735918)
【キーワード】合成生物学 / 無細胞翻訳系 / リボソーム / tRNA / リポソーム (他10件)
【概要】本研究は、人工ゲノム構築に不可欠である関連遺伝子の追究から、それらの基盤技術の発展に貢献する研究である。本研究では、無細胞翻訳系中で複数種類のタンパク質が協働することで所望の機能が発揮される系の開発を行なった。特に、リボソーム関連遺伝子に着目したが、それ以外の遺伝子を用いた系の開発も行った。リコンビナントタンパク質を用いたリボソームの試験管内再構成系は、生合成因子を用いることで、よりリボソームの再...
❏遺伝暗号表の起源への実験的アプローチ(19680016)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】木賀 大介 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 准教授 (30376587)
【キーワード】タンパク質 / 進化 / 合成生物学 / 無細胞翻訳系 / 細胞機能の再構成 (他9件)
【概要】本研究の目的は、遺伝暗号表の起源と進化可能性について、構成的アプローチによる翻訳システムの改変によって20種類よりも少ないアミノ酸のみを含む「単純化遺伝暗号表」を構築し、さらに、タンパク質人工進化の実験によって追求することにある。本研究によって実際に種々の単純化遺伝暗号を構築し、アミノ酸の種類が限定されても、野生型以上の活性をもつ蛍光タンパク質などの変異体が創出できた。 ...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:人工遺伝子回路合成生物学を含む研究件
❏ウェットGA型高度並列進化計算による人工遺伝子回路および微生物ネットワークの設計(17H01796)
【研究テーマ】ソフトコンピューティング
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山村 雅幸 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (00220442)
【キーワード】ウェットGA / 行動並列進化計算 / 人工遺伝子回路 / 微生物ネットワーク / 合成生物学 (他19件)
【概要】本研究では、これまでのウェットGA研究の成果を踏まえ、スパイラルの次の段階として計算モデルの応用を考え、①合成生物学における人工遺伝子回路、および②多種の微生物からなる生態系ネットワークの設計を試みてきた。結果的に、①人工遺伝子回路の接続・大規模化に関する成果、②微生物生態系のモデル化・分析・設計制御に関する成果をそれぞれ得ることができ、加えて③テータ分析のための深層学習の基礎に関する成果を得た。...
❏細胞集団内で遺伝子発現が空間分布により多様化されるための諸要素の相関の解明(16H02895)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】木賀 大介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30376587)
【キーワード】合成生物学 / 遺伝子ネットワーク / 空間パターン / 細胞間通信 / 人工生命システム (他6件)
【概要】一つの細胞が増殖し内部状態を多様化することに伴って形成される細胞集団の空間パターンについて、本研究により、数理モデルと実際の細胞の挙動の双方を解析する合成生物学アプローチによる理解を深めることができた。数理モデルについては、(1)細胞間通信分子の拡散、および、細胞の内部状態に依存した成長速度の変化を取り込んだコロニー形成や、(2)カタストロフィー理論に基づく分岐現象の一般化を扱った。さらに、それぞ...
❏動物細胞における複数人工遺伝子回路の組み合わせのシステム理論の確立と実践(15KT0148)
【研究テーマ】構成的システム生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2019-03-31
【研究代表者】鮎川 翔太郎 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 産総研特別研究員 (70645845)
【キーワード】人工遺伝子回路 / 合成生物学
【概要】合成生物学では、細胞の挙動を制御するために、遺伝子配列を組み合わせた人工遺伝子回路が用いられる。本研究の目的は、数理モデルと生物実験の組み合わせにより有用な人工遺伝子回路の構築を実現する合成生物学的手法を、これまで難しかった動物細胞にも適用させるためのシステム論を開発することである。この目的のため、本研究では人工遺伝子回路の組み合わせの手法を用いて、数理モデルに基づいた細胞種の多様化比率が制御可能...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:人工細胞合成生物学を含む研究件
❏細胞内にチューリングパターンは形成可能か?(22K19299)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2022-06-30 - 2024-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (20580989)
【キーワード】合成生物学 / 反応拡散系 / 細胞サイズ空間 / 人工細胞 / 分子配置
【概要】
❏細胞サイズ空間における時空間パターン形成の物理:再構成実験と理論モデルによる解明(20H01875)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (20580989)
【キーワード】ソフトマター / 反応拡散系 / 細胞サイズ空間 / 人工細胞 / 合成生物学 (他6件)
【概要】人工細胞を用いた実験系と、実モデルと縮約変数モデルの反応拡散方程式を用いた理論系を組み合わせ、生命の時空間パターンを決定する細胞内反応拡散波の物理を完成させることを目的としている。これまでバクテリアの細胞分裂面を決定するMinタンパク質系を用いて、その反応拡散波(Min波)を人工細胞内にて安定的に発生させる実験系の構築に成功し、(1)人工細胞の直径と波の形状・速度に相似性が現れること(空間相似性)...
❏形と流動性の再現から読み解く生命システムの秩序原理(15KT0081)
【研究テーマ】構成的システム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2019-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (20580989)
【キーワード】合成生物学 / ソフトマター / 細胞再構成 / 人工細胞 / 反応拡散 (他11件)
【概要】本研究では、人工的に構成した細胞(人工細胞)に,生命で機能する部品のグループを導入することで生じる物理的・化学的な変化を、「流動性・生命機能・空間形状」という3つのキーワードを軸に追求しました。結果、細胞が示す空間形状が内部の物質の移動や生命機能に与える影響や、流動性が生命機能の発現を変化させる仕組み、流動性が空間形状変化を制御する可能性など、通常の生命科学ではアクセスしづらい現象の発見やメカニズ...
【総合生物】神経科学:リボソーム合成生物学を含む研究件
❏初期生命が用いたタンパク質のみから構成される人工ゲノムの合成(15K16083)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】網蔵 和晃 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教 (60735918)
【キーワード】合成生物学 / 無細胞翻訳系 / リボソーム / tRNA / リポソーム (他10件)
【概要】本研究は、人工ゲノム構築に不可欠である関連遺伝子の追究から、それらの基盤技術の発展に貢献する研究である。本研究では、無細胞翻訳系中で複数種類のタンパク質が協働することで所望の機能が発揮される系の開発を行なった。特に、リボソーム関連遺伝子に着目したが、それ以外の遺伝子を用いた系の開発も行った。リコンビナントタンパク質を用いたリボソームの試験管内再構成系は、生合成因子を用いることで、よりリボソームの再...
❏細胞と同等の成分を持つ人工細胞の高機能化による生命構成の必要条件解明(26650044)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 助教 (20580989)
【キーワード】合成生物学 / 人工細胞 / 膜タンパク質 / ゲノム / 無細胞転写翻訳 (他10件)
【概要】本研究では人工細胞を生細胞に近づけその性質を解析することで、生命を構成するために必要な条件を明らかにするための基盤を構築することを目的とした。この試みを通し、細胞分裂面を決定するタンパク質局在波の人工細胞内における起動条件を見出した。また、生細胞と同様に多種多様の膜タンパク質を保持した人工細胞の構築を目的とした新規人工細胞融合法の開発と、ゲノムDNAを無細胞系によって機能的に転写翻訳する系の確立、...
❏2種細胞間に分担されたポジティブフィードバックによる細胞集団挙動のプログラミング(26540152)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】木賀 大介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30376587)
【キーワード】合成生物学 / 数理モデル / 細胞間コミュニケーション / 細胞間コミニュケーション / 遺伝暗号 (他8件)
【概要】本研究では合成生物学における遺伝子発現制御として、ポジティブフィードバックに注目した。この系では、細胞アルファは、分子Bを受け取った際に分子Aを放出し、同時に抗生物質耐性を獲得する。一方、細胞ベータは、分子Aを受け取った際に、分子Bを放出し、同時に抗生物質への耐性を獲得する。抗生物質による増殖阻害による速度低下、および、相手からの通信分子によって誘導される耐性遺伝子の発現によって阻害が緩和され速度...
【農学】生産環境農学:イソプレノイド合成生物学を含む研究件
❏酵素安定化の可視化機構を利用した生合成工学・宿主工学技術の開発(21H01721)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00400812)
【キーワード】進化工学 / バイオセンサー / 生合成 / イソプレノイド / アルカロイド (他10件)
【概要】
❏タンパク質プレニル化経路の分子進化工学(15K14228)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 制御 / 翻訳後修飾 / 進化分子工学 / プレニル化転移酵素 (他17件)
【概要】真核生物は,疎水的なプレニル基の付加によって,様々なタンパク質を膜周辺に局在化する機構を有する。本研究は,酵母プレニル化酵素Ram1/2系の大腸菌内で発現させ,タンパク質の局在調節機構の再構築を目的とした。自在なタンパク質の機能制御には至らなかったが,プレニル二リン酸に対するプレニル化酵素の基質消費活性スクリーニング系の確立, およびプレニル化システムによる転写抑制因子の細胞活性のオンオフ制御にむ...
【農学】境界農学:タンパク質工学合成生物学を含む研究件
❏ウェットGA型高度並列進化計算による人工遺伝子回路および微生物ネットワークの設計(17H01796)
【研究テーマ】ソフトコンピューティング
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山村 雅幸 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (00220442)
【キーワード】ウェットGA / 行動並列進化計算 / 人工遺伝子回路 / 微生物ネットワーク / 合成生物学 (他19件)
【概要】本研究では、これまでのウェットGA研究の成果を踏まえ、スパイラルの次の段階として計算モデルの応用を考え、①合成生物学における人工遺伝子回路、および②多種の微生物からなる生態系ネットワークの設計を試みてきた。結果的に、①人工遺伝子回路の接続・大規模化に関する成果、②微生物生態系のモデル化・分析・設計制御に関する成果をそれぞれ得ることができ、加えて③テータ分析のための深層学習の基礎に関する成果を得た。...
❏複数種の非天然型アミノ酸誘導体導入による高機能化タンパク質生産技術の高度化(16K21631)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】大竹 和正 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 研究員 (80593631)
【キーワード】応用生物化学 / 酵素化学 / バイオテクノロジー / タンパク質工学 / 微生物による生産 (他8件)
【概要】本研究では二種の非天然型アミノ酸及びその誘導体を生体内で同時に同一のポリペプチド鎖上に導入する手法の開発に成功した。本法は遺伝暗号を改変された大腸菌を用いることにより実現された。研究開始時点ではもとにした株の性質に依拠し導入出来るアミノ酸種が限られていたが本課題中でこの障壁を回避することに成功し、非酵素的に活性化可能な安定化トランスグルタミナーゼの生産を可能とした。他のターゲットについても同法の有...
❏アミノ酸の種類が減少した生体分子システムの構築(21680026)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】木賀 大介 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 准教授 (30376587)
【キーワード】合成生物学 / 遺伝暗号 / tRNA / タンパク質工学
【概要】本研究の目的は、遺伝暗号に焦点をあてた構成的アプローチによって、生命を構成するために20種類のアミノ酸全てが必要かという疑問を追求することにある。また本研究は、生体システムの個々の要素を人工進化させた後に組み合わせることで、再びシステムが構築可能であるか、という、構成的アプローチを支える合成技術の最先端の問題を追及するものでもある。研究代表者は、これまでに、特定のアミノ酸、例えば本来トリプトファン...
【農学】境界農学:進化分子工学合成生物学を含む研究件
❏小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】進化分子工学
【研究期間】合成生物学
【研究代表者】転写因子
【キーワード】ランダム変異
【概要】
❏生命に現在の20種類の標準アミノ酸は必要か:遺伝暗号改変による理工学アプローチ(19H00985)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】木賀 大介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30376587)
【キーワード】タンパク質 / 機械学習 / 合成生物学 / 遺伝暗号 / 進化分子工学
【概要】
❏ランダム変異蓄積によるスイッチ機能の創発と高度化(18H01791)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (00400812)
【キーワード】進化分子工学 / 合成生物学 / 転写因子 / ランダム変異 / 安定性調節 (他10件)
【概要】タンパク質と低分子の結合のハイスループット探索法として,Thermal shiftアッセイが注目を集めている. 本研究では,このThermal shiftアッセイと同じことを,細胞内で一細胞レベルで実現できる技術を目指した. その第一歩として,任意の酵素に組織的にランダム変異を導入し,小分子(基質)との結合があって初めて機能構造を保持できるように創り変えることに成功した.これを転写因子などのレポー...
【農学】森林圏科学:応用微生物合成生物学を含む研究件
❏スクアレンを出発材料とする生合成経路の再構築とその実験室内進化(15H04189)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 進化分子工学 / スクリーニング / トリテルペン / オキシドスクアレン (他19件)
【概要】30,000を超えると云われるトリテルペン類の全てが,スクアレンを原料として生合成される.これらの骨格形成に関わる未知の遺伝子探索と機能改良のため,不可視であった細胞内のスクアレンの消費活性を色スクリーニングする手法を開発した.この手法を用いて得たスクアレン環化酵素の活性変異体を用いた人工経路を構成し,自然界には見つかっていない種々の非天然トリテルペン合成経路を確立することに成功した. ...
❏電気生理の手法を用いた微生物のイオン排出システムの解析と新規排出システムの創製(24580124)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】川崎 寿 東京電機大学, 工学部, 教授 (90349788)
【キーワード】排出 / 代謝工学 / 合成生物学 / 発酵 / Corynebacterium (他9件)
【概要】様々な有用化合物を生産する微生物細胞工場の創製が望まれているが、目的有用化合物の全てに対してそれを特異的に細胞外へ排出する担体が予め天然に存在する可能性は低いと考えられる。 また、その合理的デザインも現時点では極めて困難である。 我々は、これまで困難であった排出活性を直接、1細胞、リアルタイムで計測するパッチクランプ法を微生物細胞に適用する独自のシステムを構築した。次に、そのシステムを用いて実際に...
【農学】水圏応用科学:微生物合成生物学を含む研究件
❏タンパク質プレニル化経路の分子進化工学(15K14228)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 制御 / 翻訳後修飾 / 進化分子工学 / プレニル化転移酵素 (他17件)
【概要】真核生物は,疎水的なプレニル基の付加によって,様々なタンパク質を膜周辺に局在化する機構を有する。本研究は,酵母プレニル化酵素Ram1/2系の大腸菌内で発現させ,タンパク質の局在調節機構の再構築を目的とした。自在なタンパク質の機能制御には至らなかったが,プレニル二リン酸に対するプレニル化酵素の基質消費活性スクリーニング系の確立, およびプレニル化システムによる転写抑制因子の細胞活性のオンオフ制御にむ...
❏スクアレンを出発材料とする生合成経路の再構築とその実験室内進化(15H04189)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 進化分子工学 / スクリーニング / トリテルペン / オキシドスクアレン (他19件)
【概要】30,000を超えると云われるトリテルペン類の全てが,スクアレンを原料として生合成される.これらの骨格形成に関わる未知の遺伝子探索と機能改良のため,不可視であった細胞内のスクアレンの消費活性を色スクリーニングする手法を開発した.この手法を用いて得たスクアレン環化酵素の活性変異体を用いた人工経路を構成し,自然界には見つかっていない種々の非天然トリテルペン合成経路を確立することに成功した. ...
❏遺伝子発現制御によるブロック共重合ポリエステル微生物合成への挑戦(23656521)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】福居 俊昭 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 准教授 (80271542)
【キーワード】生物機能工学 / 生分解性プラスチック / 合成生物学 / 微生物 / ポリヒドロキシアルカン酸 (他6件)
【概要】本研究では微生物ポリエステルであるポリヒドロキシアルカン酸(PHA)の生合成遺伝子の高度発現制御によって、ブロック性の高いPHA共重合体の微生物合成を目指した。まず発現制御を適用するPHA生合成システムの構築のために大腸菌を宿主としたモノマー供給経路について検討し、次に発現制御を導入した組換え株を作製した。今後、発現制御株によるPHA生合成および蓄積PHAの構造について検討する。 ...
【農学】水圏応用科学:生合成合成生物学を含む研究件
❏酵素安定化の可視化機構を利用した生合成工学・宿主工学技術の開発(21H01721)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00400812)
【キーワード】進化工学 / バイオセンサー / 生合成 / イソプレノイド / アルカロイド (他10件)
【概要】
❏合成生物学的手法を利用した人工生合成経路設計技術の開発(16K14880)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】勝山 陽平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50646437)
【キーワード】engineering / biosynthesis / directed evolution / biosensor / バイオセンサー (他11件)
【概要】m-トルイル酸を認識する転写制御因子XylSの認識能の改変を試みた。そのためのスクリーニング系を構築し、6サイクルの指向性進化を行い、p-トルイル酸を認識する変異XylSの取得を試みた結果、5箇所に変異の入ったXylSが得られた。また、これらのうち、3箇所が特にp-トルイル酸の認識に重要であることを示した。この位置に飽和変異を導入し、よりp-トルイル酸の認識する変異XylSを得た。本改変系を改良し...
❏放線菌由来ポリケタイド・ペプチド合成酵素のリプログラミング(16K13084)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】阿部 郁朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (40305496)
【キーワード】合成生物学 / 生合成 / 天然物化学 / 酵素工学 / 構造生物学 (他6件)
【概要】NRPS / PKSモジュール酵素のリプログラミングは、新規生物活性分子創出のための魅力的な方法である。 本研究では、環縮小、環拡大、および、アルキル鎖の多様化の3つの操作に成功し、非天然の新規な誘導体ライブラリー構築を実用的収率で達成した。本研究は、NRPS-PKSモジュール酵素を設計するための有用な戦略を提示した。 ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:マイクロRNA(miRNA)合成生物学を含む研究件
❏合成生物学的アプローチによる心不全に対する次世代遺伝子治療の開発(19K23988)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2019-08-30 - 2021-03-31
【研究代表者】東邦 康智 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (10586481)
【キーワード】心不全 / 遺伝子治療 / 合成遺伝子回路 / 表現型スクリーニング / microRNA (他8件)
【概要】本研究では、合成生物学的アプローチを用いて、心不全の次世代遺伝子治療を開発した。具体的には、ゲノムスケールのプール型表現型スクリーニングにより、心不全に対する新規治療因子を同定した。また、細胞の種類や状態に合わせて導入遺伝子の発現量を適切な治療域に自律的に調整する新規遺伝子発現基盤技術を開発した。新規治療因子と新規遺伝子発現基盤技術を組み合わせて、心不全の次世代遺伝子治療技術を完成させた。心筋細胞...
❏細胞質因子検出 RNA 回路による細胞分画法の開発(25870355)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】遠藤 慧 東京大学, 新領域創成科学研究科, 助教 (40626074)
【キーワード】細胞分画法 / mRNA / マイクロRNA / 人口遺伝子回路 / 合成生物学 (他12件)
【概要】細胞療法など生きた細胞の利用のためには、培養した細胞から目的とする特定の細胞のみを分画する必要がある。しかし生細胞を分画する既存の方法は細胞の表面抗原の有無に依存している。本研究課題では、細胞内部のマーカー因子によって発現制御される外来の遺伝子を設計して導入することにより、細胞内部の情報に基づいて生細胞の分画技術の開発に取り組んだ。特に医療分野での応用を目指し、対象細胞のゲノム DNA 損傷を避け...
【医歯薬学】内科系臨床医学:メタゲノム解析合成生物学を含む研究件
❏ウェットGA型高度並列進化計算による人工遺伝子回路および微生物ネットワークの設計(17H01796)
【研究テーマ】ソフトコンピューティング
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山村 雅幸 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (00220442)
【キーワード】ウェットGA / 行動並列進化計算 / 人工遺伝子回路 / 微生物ネットワーク / 合成生物学 (他19件)
【概要】本研究では、これまでのウェットGA研究の成果を踏まえ、スパイラルの次の段階として計算モデルの応用を考え、①合成生物学における人工遺伝子回路、および②多種の微生物からなる生態系ネットワークの設計を試みてきた。結果的に、①人工遺伝子回路の接続・大規模化に関する成果、②微生物生態系のモデル化・分析・設計制御に関する成果をそれぞれ得ることができ、加えて③テータ分析のための深層学習の基礎に関する成果を得た。...
❏合成生物学的に実証可能な隣接細胞間通信系による多細胞アナログ/デジタル計算(15K12092)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】山村 雅幸 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (00220442)
【キーワード】多細胞計算 / 合成生物学 / 微生物共生系 / 微生物マット / メタゲノム解析 (他14件)
【概要】自然計算としての合成生物学は、細胞集団をターゲットとできる段階に入った。従来研究は均一に混合された空間構造を持たない細胞集団を小分子で制御する段階にとどまっている。本研究では、合成生物学的に実証可能な細胞集団による計算モデルの提案を試みる。自然の温泉地に形成される微生物マットを題材として取り上げ、光条件をコントロールした複数サンプルを取り、メタゲノム解析を行った。光条件の変化によってマットを形成す...
【医歯薬学】内科系臨床医学:プロモーター合成生物学を含む研究件
❏プロモーター配列の設計(22240032)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】矢田 哲士 京都大学, 大学院・情報学研究科, 准教授 (10322728)
【キーワード】プロモーター / 転写制御 / バイオインフォマティクス / ゲノム生物学 / 合成生物学 (他9件)
【概要】与えられた培養細胞において、与えられた転写強度を示すプロモーターのDNA塩基配列を体系的に設計する計算手法を開発した。この手法を用いることによって、わずか2箇所に塩基置換を導入することで、培 養 細 胞HEK293TにおけるヒトCREプロモーターの転写強度を~2.5倍に引き上げる改変プロモーターの設計に成功した。一方で、ヒトIFNBプロモーターのように、転写因子の結合部位(TFBS)が互いに重複し...
❏ゲノムワイドプロモーター解析に基づいた動的転写機構のシンセティックバイオロジー(16681017)
【研究テーマ】応用ゲノム科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】上田 泰己 独立行政法人理化学研究所, システムバイオロジー研究チーム, チームリーダー (20373277)
【キーワード】体内時計 / 転写回路 / 転写ダイナミクス / 合成生物学 / ハイスループット (他14件)
【概要】申請者は動的な生命現象のシステム的理解(同定・制御・再構築)を目的として、哺乳類の体内時計をモデル系に、ゲノム・リソース(情報・実験材料・技術)を駆使したシステム同定を行っている。本研究では、まず朝・昼・夜の時計制御配列(E/E'-box,D-box,RRE)を同定し、哺乳類の体内時計のコアとなっている16個の転写因子の制御領域中に時計制御配列がどのように存在しているのかについて機能解析を...
【医歯薬学】外科系臨床医学:酵素反応合成生物学を含む研究件
❏スクアレンを出発材料とする生合成経路の再構築とその実験室内進化(15H04189)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 進化分子工学 / スクリーニング / トリテルペン / オキシドスクアレン (他19件)
【概要】30,000を超えると云われるトリテルペン類の全てが,スクアレンを原料として生合成される.これらの骨格形成に関わる未知の遺伝子探索と機能改良のため,不可視であった細胞内のスクアレンの消費活性を色スクリーニングする手法を開発した.この手法を用いて得たスクアレン環化酵素の活性変異体を用いた人工経路を構成し,自然界には見つかっていない種々の非天然トリテルペン合成経路を確立することに成功した. ...
❏異分野融合によるフッ素資源循環型システムの構築(20245032)
【研究テーマ】環境関連化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】北爪 智哉 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 教授 (30092547)
【キーワード】酵素反応 / 5'-FDA / 5-FDR / 連続反応 / 資源循環 (他17件)
【概要】フッ素系物質をフッ化物イオンへと分解可能な菌体を見いだし、分解の計時変化を検討した。ATP、L-メチオニンを出発物質とし、MetK、フルオリナーゼ、MtnN酵素類とフッ化物イオンを用いて、one-pot反応を行い5-FDRを創製するための最適化条件を見いだした。各種のフッ素系物質を菌体で分解し生成したフッ化物イオンを利用した系でも5-FDRを生成可能な系を確立した。また、BTFの分解により生成した...
【医歯薬学】歯学:バイオインフォマテイクス合成生物学を含む研究件
❏バクテリアのゲノムデザインに向けた、複製制御機構の開発(26870575)
【研究テーマ】システムゲノム科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】河野 暢明 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科, 特任助教 (90647356)
【キーワード】合成生物学 / バイオインフォマティクス / ゲノム複製 / ゲノム構造 / 枯草菌 (他9件)
【概要】本研究課題では、環状染色体を持つバクテリアを対象とし、ゲノム対称構造と複製効率の関係性を解明することで、人工的に制御された複製機構を維持したゲノムデザインを目指した。その結果、情報学や遺伝学などにおける様々な技術を横断的に用い、ゲノム構造が複製挙動に与える影響を詳らかにし、ゲノム構造の観点からバクテリアゲノムの進化を議論する事で、複製効率を視野に入れた人工ゲノムのデザインへの足がかりを築き上げる事...
❏プロモーター配列の設計(22240032)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】矢田 哲士 京都大学, 大学院・情報学研究科, 准教授 (10322728)
【キーワード】プロモーター / 転写制御 / バイオインフォマティクス / ゲノム生物学 / 合成生物学 (他9件)
【概要】与えられた培養細胞において、与えられた転写強度を示すプロモーターのDNA塩基配列を体系的に設計する計算手法を開発した。この手法を用いることによって、わずか2箇所に塩基置換を導入することで、培 養 細 胞HEK293TにおけるヒトCREプロモーターの転写強度を~2.5倍に引き上げる改変プロモーターの設計に成功した。一方で、ヒトIFNBプロモーターのように、転写因子の結合部位(TFBS)が互いに重複し...
【医歯薬学】薬学:大腸菌合成生物学を含む研究件
❏タンパク質プレニル化経路の分子進化工学(15K14228)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 制御 / 翻訳後修飾 / 進化分子工学 / プレニル化転移酵素 (他17件)
【概要】真核生物は,疎水的なプレニル基の付加によって,様々なタンパク質を膜周辺に局在化する機構を有する。本研究は,酵母プレニル化酵素Ram1/2系の大腸菌内で発現させ,タンパク質の局在調節機構の再構築を目的とした。自在なタンパク質の機能制御には至らなかったが,プレニル二リン酸に対するプレニル化酵素の基質消費活性スクリーニング系の確立, およびプレニル化システムによる転写抑制因子の細胞活性のオンオフ制御にむ...
❏細胞と同等の成分を持つ人工細胞の高機能化による生命構成の必要条件解明(26650044)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 助教 (20580989)
【キーワード】合成生物学 / 人工細胞 / 膜タンパク質 / ゲノム / 無細胞転写翻訳 (他10件)
【概要】本研究では人工細胞を生細胞に近づけその性質を解析することで、生命を構成するために必要な条件を明らかにするための基盤を構築することを目的とした。この試みを通し、細胞分裂面を決定するタンパク質局在波の人工細胞内における起動条件を見出した。また、生細胞と同様に多種多様の膜タンパク質を保持した人工細胞の構築を目的とした新規人工細胞融合法の開発と、ゲノムDNAを無細胞系によって機能的に転写翻訳する系の確立、...
【医歯薬学】薬学:生合成工学合成生物学を含む研究件
❏小区分47050:環境および天然医薬資源学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】合成生物学
【研究期間】生合成工学
【研究代表者】
【キーワード】
【概要】複雑骨格天然物の新奇な生合成マシナリーの詳細とその立体構造基盤の解明と創薬を目的とした。本研究では、人為的な機能制御と分子多様性創出の格好のモデルともいえる、強力なタンパクリン酸化酵素活性化作用を示すテレオシジンなど、テルペンインドール・アルカロイドとその関連化合物をとりあげた。有機化学を基盤として、その生合成マシナリーの詳細を酵素・遺伝子レベルで明らかにするとともに、酵素反応機構とその立体構造基...
❏霊芝メロテルペノイド薬用有効成分の生合成研究(19F19413)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2019-11-08 - 2022-03-31
【研究代表者】阿部 郁朗 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (40305496)
【キーワード】合成生物学 / 生合成工学
【概要】本研究では、ステロイドに匹敵する多様で重要な生物活性を有し、医薬品開発が期待される、メロテルペノイドの生合成マシナリーの精密機能解析と物質生産を主たる目的とする。漢方薬として古くから珍重されている霊芝、担子菌Ganodermaに特徴的な、極めて新奇で複雑な骨格を有する生理活性メロテルペノイドの生合成研究を目的とした。まず、ドラフトゲノム配列の解読により、候補となる生合成遺伝子クラスターを探索し、次...
❏免疫抑制剤ラパマイシンの合成生物学に関する研究(18F18404)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2018-11-09 - 2021-03-31
【研究代表者】阿部 郁朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (40305496)
【キーワード】合成生物学 / 生合成工学
【概要】本研究では、二次代謝産物の生産者として著名な放線菌由来薬用成分の生合成経路を利用した物質生産系の構築に関する研究に従事する。特に、抗腫瘍、抗免疫化合物として著名なポリケタイド化合物であるrapamycinなどに注目して、その生合成経路の解析と、前駆体供給をゲノム編集や化合物投与によって最適化する。同時に、基質のポリケタイド合成酵素(PKS)へのロードに関わる酵素であるRapPの結晶構造解析を行い、...
【医歯薬学】薬学:システム生物学合成生物学を含む研究件
❏形と流動性の再現から読み解く生命システムの秩序原理(15KT0081)
【研究テーマ】構成的システム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2019-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (20580989)
【キーワード】合成生物学 / ソフトマター / 細胞再構成 / 人工細胞 / 反応拡散 (他11件)
【概要】本研究では、人工的に構成した細胞(人工細胞)に,生命で機能する部品のグループを導入することで生じる物理的・化学的な変化を、「流動性・生命機能・空間形状」という3つのキーワードを軸に追求しました。結果、細胞が示す空間形状が内部の物質の移動や生命機能に与える影響や、流動性が生命機能の発現を変化させる仕組み、流動性が空間形状変化を制御する可能性など、通常の生命科学ではアクセスしづらい現象の発見やメカニズ...
❏ゲノムワイドプロモーター解析に基づいた動的転写機構のシンセティックバイオロジー(16681017)
【研究テーマ】応用ゲノム科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】上田 泰己 独立行政法人理化学研究所, システムバイオロジー研究チーム, チームリーダー (20373277)
【キーワード】体内時計 / 転写回路 / 転写ダイナミクス / 合成生物学 / ハイスループット (他14件)
【概要】申請者は動的な生命現象のシステム的理解(同定・制御・再構築)を目的として、哺乳類の体内時計をモデル系に、ゲノム・リソース(情報・実験材料・技術)を駆使したシステム同定を行っている。本研究では、まず朝・昼・夜の時計制御配列(E/E'-box,D-box,RRE)を同定し、哺乳類の体内時計のコアとなっている16個の転写因子の制御領域中に時計制御配列がどのように存在しているのかについて機能解析を...
【医歯薬学】薬学:酵素合成生物学を含む研究件
❏合成生物学的手法を利用した人工生合成経路設計技術の開発(16K14880)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】勝山 陽平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50646437)
【キーワード】engineering / biosynthesis / directed evolution / biosensor / バイオセンサー (他11件)
【概要】m-トルイル酸を認識する転写制御因子XylSの認識能の改変を試みた。そのためのスクリーニング系を構築し、6サイクルの指向性進化を行い、p-トルイル酸を認識する変異XylSの取得を試みた結果、5箇所に変異の入ったXylSが得られた。また、これらのうち、3箇所が特にp-トルイル酸の認識に重要であることを示した。この位置に飽和変異を導入し、よりp-トルイル酸の認識する変異XylSを得た。本改変系を改良し...
❏複雑骨格天然物の生合成マシナリーの解明と物質生産(15H01836)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】阿部 郁朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (40305496)
【キーワード】合成生物学 / 生合成 / 酵素 / 遺伝子 / 物質生産 (他7件)
【概要】複雑骨格天然有機化合物の生合成反応機構の解明と物質生産を目的とした。テレオシジンB、カリクリンA、アンチマイシン、メロテルペノイド、テルペノイド、インドールアルカロイド、ポリケタイドなど、各種複雑骨格天然物の生合成マシナリーの詳細や酵素反応機構の立体構造基盤の解明に成功し、一連の研究成果を印刷公表した。 ...
【医歯薬学】薬学:スクリーニング合成生物学を含む研究件
❏ランダム変異蓄積によるスイッチ機能の創発と高度化(18H01791)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (00400812)
【キーワード】進化分子工学 / 合成生物学 / 転写因子 / ランダム変異 / 安定性調節 (他10件)
【概要】タンパク質と低分子の結合のハイスループット探索法として,Thermal shiftアッセイが注目を集めている. 本研究では,このThermal shiftアッセイと同じことを,細胞内で一細胞レベルで実現できる技術を目指した. その第一歩として,任意の酵素に組織的にランダム変異を導入し,小分子(基質)との結合があって初めて機能構造を保持できるように創り変えることに成功した.これを転写因子などのレポー...
❏タンパク質プレニル化経路の分子進化工学(15K14228)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 制御 / 翻訳後修飾 / 進化分子工学 / プレニル化転移酵素 (他17件)
【概要】真核生物は,疎水的なプレニル基の付加によって,様々なタンパク質を膜周辺に局在化する機構を有する。本研究は,酵母プレニル化酵素Ram1/2系の大腸菌内で発現させ,タンパク質の局在調節機構の再構築を目的とした。自在なタンパク質の機能制御には至らなかったが,プレニル二リン酸に対するプレニル化酵素の基質消費活性スクリーニング系の確立, およびプレニル化システムによる転写抑制因子の細胞活性のオンオフ制御にむ...
❏スクアレンを出発材料とする生合成経路の再構築とその実験室内進化(15H04189)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 進化分子工学 / スクリーニング / トリテルペン / オキシドスクアレン (他19件)
【概要】30,000を超えると云われるトリテルペン類の全てが,スクアレンを原料として生合成される.これらの骨格形成に関わる未知の遺伝子探索と機能改良のため,不可視であった細胞内のスクアレンの消費活性を色スクリーニングする手法を開発した.この手法を用いて得たスクアレン環化酵素の活性変異体を用いた人工経路を構成し,自然界には見つかっていない種々の非天然トリテルペン合成経路を確立することに成功した. ...
【医歯薬学】薬学:タンパク質合成生物学を含む研究件
❏生命に現在の20種類の標準アミノ酸は必要か:遺伝暗号改変による理工学アプローチ(19H00985)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】木賀 大介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30376587)
【キーワード】タンパク質 / 機械学習 / 合成生物学 / 遺伝暗号 / 進化分子工学
【概要】
❏初期生命が用いたタンパク質のみから構成される人工ゲノムの合成(15K16083)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】網蔵 和晃 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教 (60735918)
【キーワード】合成生物学 / 無細胞翻訳系 / リボソーム / tRNA / リポソーム (他10件)
【概要】本研究は、人工ゲノム構築に不可欠である関連遺伝子の追究から、それらの基盤技術の発展に貢献する研究である。本研究では、無細胞翻訳系中で複数種類のタンパク質が協働することで所望の機能が発揮される系の開発を行なった。特に、リボソーム関連遺伝子に着目したが、それ以外の遺伝子を用いた系の開発も行った。リコンビナントタンパク質を用いたリボソームの試験管内再構成系は、生合成因子を用いることで、よりリボソームの再...
❏遺伝暗号表の起源への実験的アプローチ(19680016)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】木賀 大介 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 准教授 (30376587)
【キーワード】タンパク質 / 進化 / 合成生物学 / 無細胞翻訳系 / 細胞機能の再構成 (他9件)
【概要】本研究の目的は、遺伝暗号表の起源と進化可能性について、構成的アプローチによる翻訳システムの改変によって20種類よりも少ないアミノ酸のみを含む「単純化遺伝暗号表」を構築し、さらに、タンパク質人工進化の実験によって追求することにある。本研究によって実際に種々の単純化遺伝暗号を構築し、アミノ酸の種類が限定されても、野生型以上の活性をもつ蛍光タンパク質などの変異体が創出できた。 ...
【医歯薬学】薬学:発現制御合成生物学を含む研究件
❏タンパク質プレニル化経路の分子進化工学(15K14228)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 制御 / 翻訳後修飾 / 進化分子工学 / プレニル化転移酵素 (他17件)
【概要】真核生物は,疎水的なプレニル基の付加によって,様々なタンパク質を膜周辺に局在化する機構を有する。本研究は,酵母プレニル化酵素Ram1/2系の大腸菌内で発現させ,タンパク質の局在調節機構の再構築を目的とした。自在なタンパク質の機能制御には至らなかったが,プレニル二リン酸に対するプレニル化酵素の基質消費活性スクリーニング系の確立, およびプレニル化システムによる転写抑制因子の細胞活性のオンオフ制御にむ...
❏遺伝子発現制御によるブロック共重合ポリエステル微生物合成への挑戦(23656521)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】福居 俊昭 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 准教授 (80271542)
【キーワード】生物機能工学 / 生分解性プラスチック / 合成生物学 / 微生物 / ポリヒドロキシアルカン酸 (他6件)
【概要】本研究では微生物ポリエステルであるポリヒドロキシアルカン酸(PHA)の生合成遺伝子の高度発現制御によって、ブロック性の高いPHA共重合体の微生物合成を目指した。まず発現制御を適用するPHA生合成システムの構築のために大腸菌を宿主としたモノマー供給経路について検討し、次に発現制御を導入した組換え株を作製した。今後、発現制御株によるPHA生合成および蓄積PHAの構造について検討する。 ...
❏プロモーター配列の設計(22240032)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】矢田 哲士 京都大学, 大学院・情報学研究科, 准教授 (10322728)
【キーワード】プロモーター / 転写制御 / バイオインフォマティクス / ゲノム生物学 / 合成生物学 (他9件)
【概要】与えられた培養細胞において、与えられた転写強度を示すプロモーターのDNA塩基配列を体系的に設計する計算手法を開発した。この手法を用いることによって、わずか2箇所に塩基置換を導入することで、培 養 細 胞HEK293TにおけるヒトCREプロモーターの転写強度を~2.5倍に引き上げる改変プロモーターの設計に成功した。一方で、ヒトIFNBプロモーターのように、転写因子の結合部位(TFBS)が互いに重複し...
【医歯薬学】薬学:構造生物学合成生物学を含む研究件
❏放線菌由来ポリケタイド・ペプチド合成酵素のリプログラミング(16K13084)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】阿部 郁朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (40305496)
【キーワード】合成生物学 / 生合成 / 天然物化学 / 酵素工学 / 構造生物学 (他6件)
【概要】NRPS / PKSモジュール酵素のリプログラミングは、新規生物活性分子創出のための魅力的な方法である。 本研究では、環縮小、環拡大、および、アルキル鎖の多様化の3つの操作に成功し、非天然の新規な誘導体ライブラリー構築を実用的収率で達成した。本研究は、NRPS-PKSモジュール酵素を設計するための有用な戦略を提示した。 ...
❏複雑骨格天然物の生合成マシナリーの解明と物質生産(15H01836)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】阿部 郁朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (40305496)
【キーワード】合成生物学 / 生合成 / 酵素 / 遺伝子 / 物質生産 (他7件)
【概要】複雑骨格天然有機化合物の生合成反応機構の解明と物質生産を目的とした。テレオシジンB、カリクリンA、アンチマイシン、メロテルペノイド、テルペノイド、インドールアルカロイド、ポリケタイドなど、各種複雑骨格天然物の生合成マシナリーの詳細や酵素反応機構の立体構造基盤の解明に成功し、一連の研究成果を印刷公表した。 ...
【医歯薬学】薬学:バイオテクノロジー合成生物学を含む研究件
❏複数種の非天然型アミノ酸誘導体導入による高機能化タンパク質生産技術の高度化(16K21631)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】大竹 和正 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 研究員 (80593631)
【キーワード】応用生物化学 / 酵素化学 / バイオテクノロジー / タンパク質工学 / 微生物による生産 (他8件)
【概要】本研究では二種の非天然型アミノ酸及びその誘導体を生体内で同時に同一のポリペプチド鎖上に導入する手法の開発に成功した。本法は遺伝暗号を改変された大腸菌を用いることにより実現された。研究開始時点ではもとにした株の性質に依拠し導入出来るアミノ酸種が限られていたが本課題中でこの障壁を回避することに成功し、非酵素的に活性化可能な安定化トランスグルタミナーゼの生産を可能とした。他のターゲットについても同法の有...
❏タンパク質プレニル化経路の分子進化工学(15K14228)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 制御 / 翻訳後修飾 / 進化分子工学 / プレニル化転移酵素 (他17件)
【概要】真核生物は,疎水的なプレニル基の付加によって,様々なタンパク質を膜周辺に局在化する機構を有する。本研究は,酵母プレニル化酵素Ram1/2系の大腸菌内で発現させ,タンパク質の局在調節機構の再構築を目的とした。自在なタンパク質の機能制御には至らなかったが,プレニル二リン酸に対するプレニル化酵素の基質消費活性スクリーニング系の確立, およびプレニル化システムによる転写抑制因子の細胞活性のオンオフ制御にむ...
❏スクアレンを出発材料とする生合成経路の再構築とその実験室内進化(15H04189)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 進化分子工学 / スクリーニング / トリテルペン / オキシドスクアレン (他19件)
【概要】30,000を超えると云われるトリテルペン類の全てが,スクアレンを原料として生合成される.これらの骨格形成に関わる未知の遺伝子探索と機能改良のため,不可視であった細胞内のスクアレンの消費活性を色スクリーニングする手法を開発した.この手法を用いて得たスクアレン環化酵素の活性変異体を用いた人工経路を構成し,自然界には見つかっていない種々の非天然トリテルペン合成経路を確立することに成功した. ...
【医歯薬学】看護学:データベース合成生物学を含む研究件
❏オープンサイエンスの分析と基盤的ソフトウェアの構築(21650018)
【研究テーマ】メディア情報学・データベース
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】萩谷 昌己 東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 教授 (30156252)
【キーワード】オープンサイエンス / 合成生物学 / 分子計算 / データベース / オントロジー
【概要】本年度は,オープンサイエンスを志向した情報システム構築を行った.情報システムは,Media Wikiを拡張することによって構築されており,インターネットにアクセス可能なコンピュータであれば,自由に閲覧・編集できるようになっている.これを基盤システムとして,はじめに化学実験に関する情報を電子的に保管するためのテンプレートの作成を行った.実験の情報は,「Material Page」「Method Pa...
❏ゲノムワイドプロモーター解析に基づいた動的転写機構のシンセティックバイオロジー(16681017)
【研究テーマ】応用ゲノム科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】上田 泰己 独立行政法人理化学研究所, システムバイオロジー研究チーム, チームリーダー (20373277)
【キーワード】体内時計 / 転写回路 / 転写ダイナミクス / 合成生物学 / ハイスループット (他14件)
【概要】申請者は動的な生命現象のシステム的理解(同定・制御・再構築)を目的として、哺乳類の体内時計をモデル系に、ゲノム・リソース(情報・実験材料・技術)を駆使したシステム同定を行っている。本研究では、まず朝・昼・夜の時計制御配列(E/E'-box,D-box,RRE)を同定し、哺乳類の体内時計のコアとなっている16個の転写因子の制御領域中に時計制御配列がどのように存在しているのかについて機能解析を...
【医歯薬学】看護学:生体機能利用合成生物学を含む研究件
❏タンパク質プレニル化経路の分子進化工学(15K14228)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 制御 / 翻訳後修飾 / 進化分子工学 / プレニル化転移酵素 (他17件)
【概要】真核生物は,疎水的なプレニル基の付加によって,様々なタンパク質を膜周辺に局在化する機構を有する。本研究は,酵母プレニル化酵素Ram1/2系の大腸菌内で発現させ,タンパク質の局在調節機構の再構築を目的とした。自在なタンパク質の機能制御には至らなかったが,プレニル二リン酸に対するプレニル化酵素の基質消費活性スクリーニング系の確立, およびプレニル化システムによる転写抑制因子の細胞活性のオンオフ制御にむ...
❏スクアレンを出発材料とする生合成経路の再構築とその実験室内進化(15H04189)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 進化分子工学 / スクリーニング / トリテルペン / オキシドスクアレン (他19件)
【概要】30,000を超えると云われるトリテルペン類の全てが,スクアレンを原料として生合成される.これらの骨格形成に関わる未知の遺伝子探索と機能改良のため,不可視であった細胞内のスクアレンの消費活性を色スクリーニングする手法を開発した.この手法を用いて得たスクアレン環化酵素の活性変異体を用いた人工経路を構成し,自然界には見つかっていない種々の非天然トリテルペン合成経路を確立することに成功した. ...
【医歯薬学】看護学:遺伝子合成生物学を含む研究件
❏複雑骨格天然物の生合成マシナリーの解明と物質生産(15H01836)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】阿部 郁朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (40305496)
【キーワード】合成生物学 / 生合成 / 酵素 / 遺伝子 / 物質生産 (他7件)
【概要】複雑骨格天然有機化合物の生合成反応機構の解明と物質生産を目的とした。テレオシジンB、カリクリンA、アンチマイシン、メロテルペノイド、テルペノイド、インドールアルカロイド、ポリケタイドなど、各種複雑骨格天然物の生合成マシナリーの詳細や酵素反応機構の立体構造基盤の解明に成功し、一連の研究成果を印刷公表した。 ...
❏モジュール型ポリケタイド合成酵素のリプログラミングによる非天然型新規化合物の創出(26560428)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】阿部 郁朗 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (40305496)
【キーワード】ポリケタイド合成酵素 / 生合成 / 遺伝子 / 生合成工学 / 合成生物学 (他6件)
【概要】ポリエン化合物の生合成遺伝子の進化の様式と、酵素の活性機能相関を明らかにすることを目的とした。ポリエンtetrafibricin産生菌より、その新規中間体neotetrafibricinの構造を同定し、生合成遺伝子クラスターを取得した。ポリエン合成酵素の遺伝子比較から、ケトシンテースドメイン中の、スターター基質特異性に関わるアミノ酸配列を見出した。ポリケタイドの伸長基質供給酵素AntEの立体構造解...
【医歯薬学】看護学:ゲノム合成生物学を含む研究件
❏初期生命が用いたタンパク質のみから構成される人工ゲノムの合成(15K16083)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】網蔵 和晃 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教 (60735918)
【キーワード】合成生物学 / 無細胞翻訳系 / リボソーム / tRNA / リポソーム (他10件)
【概要】本研究は、人工ゲノム構築に不可欠である関連遺伝子の追究から、それらの基盤技術の発展に貢献する研究である。本研究では、無細胞翻訳系中で複数種類のタンパク質が協働することで所望の機能が発揮される系の開発を行なった。特に、リボソーム関連遺伝子に着目したが、それ以外の遺伝子を用いた系の開発も行った。リコンビナントタンパク質を用いたリボソームの試験管内再構成系は、生合成因子を用いることで、よりリボソームの再...
❏細胞と同等の成分を持つ人工細胞の高機能化による生命構成の必要条件解明(26650044)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 助教 (20580989)
【キーワード】合成生物学 / 人工細胞 / 膜タンパク質 / ゲノム / 無細胞転写翻訳 (他10件)
【概要】本研究では人工細胞を生細胞に近づけその性質を解析することで、生命を構成するために必要な条件を明らかにするための基盤を構築することを目的とした。この試みを通し、細胞分裂面を決定するタンパク質局在波の人工細胞内における起動条件を見出した。また、生細胞と同様に多種多様の膜タンパク質を保持した人工細胞の構築を目的とした新規人工細胞融合法の開発と、ゲノムDNAを無細胞系によって機能的に転写翻訳する系の確立、...
❏プロモーター配列の設計(22240032)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】矢田 哲士 京都大学, 大学院・情報学研究科, 准教授 (10322728)
【キーワード】プロモーター / 転写制御 / バイオインフォマティクス / ゲノム生物学 / 合成生物学 (他9件)
【概要】与えられた培養細胞において、与えられた転写強度を示すプロモーターのDNA塩基配列を体系的に設計する計算手法を開発した。この手法を用いることによって、わずか2箇所に塩基置換を導入することで、培 養 細 胞HEK293TにおけるヒトCREプロモーターの転写強度を~2.5倍に引き上げる改変プロモーターの設計に成功した。一方で、ヒトIFNBプロモーターのように、転写因子の結合部位(TFBS)が互いに重複し...
【医歯薬学】看護学:数理モデル合成生物学を含む研究件
❏2種細胞間に分担されたポジティブフィードバックによる細胞集団挙動のプログラミング(26540152)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】木賀 大介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30376587)
【キーワード】合成生物学 / 数理モデル / 細胞間コミュニケーション / 細胞間コミニュケーション / 遺伝暗号 (他8件)
【概要】本研究では合成生物学における遺伝子発現制御として、ポジティブフィードバックに注目した。この系では、細胞アルファは、分子Bを受け取った際に分子Aを放出し、同時に抗生物質耐性を獲得する。一方、細胞ベータは、分子Aを受け取った際に、分子Bを放出し、同時に抗生物質への耐性を獲得する。抗生物質による増殖阻害による速度低下、および、相手からの通信分子によって誘導される耐性遺伝子の発現によって阻害が緩和され速度...
❏哺乳細胞内で動作する人工遺伝子回路によるエピジェネティック・ランドスケープの構築(23680031)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】木賀 大介 東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 准教授 (30376587)
【キーワード】人工遺伝子回路 / 合成生物学 / エピジェネティック・ランドスケープ / 数理モデル / 分化
【概要】多細胞生物において細胞が多様化していく様は、同一の遺伝子セットを持った細胞群が、細胞内・細胞間の分子ネットワークによって自律的に地形を規定し、この地形に沿って状態変化するよう自らをプログラムしていると、とらえることができる。また、細胞間の分子ネットワークは、細胞相互の位置関係も重要な意味を持つ。本研究では、この現象を追及するために、本質を抽出したシステムとして人工遺伝子回路を研究者が構築し解析する...