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研究分野別サイレントキーワード
「共生」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】人間情報学:共生社会共生を含む研究件
❏現代日本の社会意識の構成にみる共生/分断への志向性と学校教育経験との関わりの分析(20K02571)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】岡本 智周 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60318863)
【キーワード】共生 / 分断 / 社会意識 / 世代 / 学校教育経験 (他10件)
【概要】本研究は、社会意識調査を通して、現在の日本社会に「共生」および「分断」への志向性がどのように構造化しているのか、そこに学校教育での経験と得られた知識・認識がいかに関わるのかを探索している。学校教育は社会化の装置であるという点において社会の統合や凝集性を促すものであるが、他方で教育大衆化以降の日本の教育空間はより顕著な選別の場となり、人びとの社会意識の懸隔を広める場ともなってきた。「共生」と「分断」...
❏「共生」を実現する教育の実証的検討-「社会的カテゴリーの問い直し」に着目して-(26381119)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】飯田 浩之 筑波大学, 人間系, 准教授 (40159562)
【キーワード】共生 / 共生教育 / 共生社会 / 社会的カテゴリー / 中学生・高校生 (他12件)
【概要】本研究では、生徒、教員の「共生」及び「共生教育」に関する意識や構えを探るとともに、学校教育現場で行われている「共生教育」の実践事例を取り上げ、質問紙調査やインタビュー調査、資料調査を通じて得られた実証的なデータ・資料をもとに、「共生」を実現する教育の可能性を検討した。具体的には、人々が「共生」するためには、「男/女」「障害者/健常者」「日本人/外国人」などの社会的カテゴリーを緩やかに捉え、絶えず問...
❏2010年代の日米歴史教科書に表現されるナショナリズムと共生概念との接続の理路(25381119)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】岡本 智周 筑波大学, 人間系, 准教授 (60318863)
【キーワード】歴史教科書 / ナショナリズム / 共生 / 社会統合 / 社会意識 (他8件)
【概要】本研究は、2010年代の日米の歴史教科書の内容分析を行い、そこにナショナリズムがいかに表現され、共生概念とはどのように関連付けられているのか、あるいは差異化されているのかを探索した。また併せて、多文化教育論・多文化社会論の動向の把握と分析、並びにナショナリズムと共生に関する社会意識の探索を行った。 学校教育は国民統合の装置であるという点においてナショナリズムを帯びるが、近年の社会的多様性の高まりの...
【情報学】情報学フロンティア:強化学習共生を含む研究件
❏相互作用する複数の個から構成される知的システムの学習と進化に関する研究(14350212)
【研究テーマ】システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】平澤 宏太郎 早稲田大学, 大学院・情報生産システム研究科, 教授 (70253474)
【キーワード】学習 / 進化 / 共生 / 強化学習 / 遺伝的アルゴリズム (他15件)
【概要】本研究では、知的システムの構築に必要な、知的工一ジェントの構築、エージェント問の相互作用の構築、マルチエージェントシステムの学習と進化をテーマに研究を推進してきた。 1.知的工一ジェントの構築:有向グラフ構造でプログラムを構成する遺伝的ネットワークプログラミング(GNP)を開発し、エージェントの行動生成における性能評価を行ったところ、従来手法と比べて良い性能を示すことが明らかになった。 2.エージ...
❏モデル内部形成型自律システム(10650434)
【研究テーマ】制御工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】村田 純一 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助教授 (60190914)
【キーワード】学習 / 最適化 / カオス / 共生 / ゲート付きニューラルネットワーク (他17件)
【概要】本研究課題である「モデル内部形成型自律システム」の構築には,多様な試行に基づいて学習を行う手段,学習結果の中から未学習の状況にも適用可能な一般性の高いものを抽出して表現する手段,階層的な構造をもつ制御機構とその適切な切替え機構が必要である.これらを実現するために,以下の事項について研究を行った. 多様な試行に基づいた学習を実現する手段として,非決定論的な試行を生み出すことが可能なカオス的な挙動の生...
【情報学】情報学フロンティア:遺伝的プログラミング共生を含む研究件
❏遺伝的ネットワークプログラミングの学習と進化およびその応用に関する研究(17360186)
【研究テーマ】システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】平澤 宏太郎 早稲田大学, 大学院・情報生産システム研究科, 教授 (70253474)
【キーワード】進化論的計算手法 / 遺伝的アルゴリズム / 遺伝的プログラミング / データマイニング / 相関ルール (他12件)
【概要】自然や生物に学ぶ問題解決法である遺伝的アルゴリズム(GA)は、は自然界のシステムの適応過程を説明するモデルとして提唱されてきた。また、知識表現、プログラム、概念木などを扱う遺伝的プログラミング(GP)が開発されている。これらのいわゆる進化論的計算手法は工学的最適化のための手法として現在アルゴリズムの開発と応用への展開が盛んに進められている。しかし、従来の進化論的計算手法は、遺伝子をストリングあるい...
❏相互作用する複数の個から構成される知的システムの学習と進化に関する研究(14350212)
【研究テーマ】システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】平澤 宏太郎 早稲田大学, 大学院・情報生産システム研究科, 教授 (70253474)
【キーワード】学習 / 進化 / 共生 / 強化学習 / 遺伝的アルゴリズム (他15件)
【概要】本研究では、知的システムの構築に必要な、知的工一ジェントの構築、エージェント問の相互作用の構築、マルチエージェントシステムの学習と進化をテーマに研究を推進してきた。 1.知的工一ジェントの構築:有向グラフ構造でプログラムを構成する遺伝的ネットワークプログラミング(GNP)を開発し、エージェントの行動生成における性能評価を行ったところ、従来手法と比べて良い性能を示すことが明らかになった。 2.エージ...
❏遺伝的プログラミングを用いた共進化型学習に基づく協調エージェントシステムの研究(11480071)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】伊庭 斉志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (40302773)
【キーワード】進化型システム / マルチ・エージェント / 遺伝的アルゴリズム / 遺伝的プログラミング / 学習 (他8件)
【概要】初年度に構築したマルチエージェント学習システムをいくつかの実用的な問題に対して適用し、その有効性を明らかにした。応用例としては、以下に述べるように広範囲の分野が含まれる。 1.WebロボットによるWWWサーチの適応的進化 構築したシステムに基づいて、共進化的手法による複数Webロボットの制御学習を行った。これによってユーザの興味にあったWebページを探索するアルゴリズムを実現した。 2.進化型ハー...
【情報学】情報学フロンティア:マルチエージェント共生を含む研究件
❏相互作用する複数の個から構成される知的システムの学習と進化に関する研究(14350212)
【研究テーマ】システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】平澤 宏太郎 早稲田大学, 大学院・情報生産システム研究科, 教授 (70253474)
【キーワード】学習 / 進化 / 共生 / 強化学習 / 遺伝的アルゴリズム (他15件)
【概要】本研究では、知的システムの構築に必要な、知的工一ジェントの構築、エージェント問の相互作用の構築、マルチエージェントシステムの学習と進化をテーマに研究を推進してきた。 1.知的工一ジェントの構築:有向グラフ構造でプログラムを構成する遺伝的ネットワークプログラミング(GNP)を開発し、エージェントの行動生成における性能評価を行ったところ、従来手法と比べて良い性能を示すことが明らかになった。 2.エージ...
❏遺伝的プログラミングを用いた共進化型学習に基づく協調エージェントシステムの研究(11480071)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】伊庭 斉志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (40302773)
【キーワード】進化型システム / マルチ・エージェント / 遺伝的アルゴリズム / 遺伝的プログラミング / 学習 (他8件)
【概要】初年度に構築したマルチエージェント学習システムをいくつかの実用的な問題に対して適用し、その有効性を明らかにした。応用例としては、以下に述べるように広範囲の分野が含まれる。 1.WebロボットによるWWWサーチの適応的進化 構築したシステムに基づいて、共進化的手法による複数Webロボットの制御学習を行った。これによってユーザの興味にあったWebページを探索するアルゴリズムを実現した。 2.進化型ハー...
【情報学】情報学フロンティア:ニューラルネットワーク共生を含む研究件
❏遺伝的ネットワークプログラミングの学習と進化およびその応用に関する研究(17360186)
【研究テーマ】システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】平澤 宏太郎 早稲田大学, 大学院・情報生産システム研究科, 教授 (70253474)
【キーワード】進化論的計算手法 / 遺伝的アルゴリズム / 遺伝的プログラミング / データマイニング / 相関ルール (他12件)
【概要】自然や生物に学ぶ問題解決法である遺伝的アルゴリズム(GA)は、は自然界のシステムの適応過程を説明するモデルとして提唱されてきた。また、知識表現、プログラム、概念木などを扱う遺伝的プログラミング(GP)が開発されている。これらのいわゆる進化論的計算手法は工学的最適化のための手法として現在アルゴリズムの開発と応用への展開が盛んに進められている。しかし、従来の進化論的計算手法は、遺伝子をストリングあるい...
❏相互作用する複数の個から構成される知的システムの学習と進化に関する研究(14350212)
【研究テーマ】システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】平澤 宏太郎 早稲田大学, 大学院・情報生産システム研究科, 教授 (70253474)
【キーワード】学習 / 進化 / 共生 / 強化学習 / 遺伝的アルゴリズム (他15件)
【概要】本研究では、知的システムの構築に必要な、知的工一ジェントの構築、エージェント問の相互作用の構築、マルチエージェントシステムの学習と進化をテーマに研究を推進してきた。 1.知的工一ジェントの構築:有向グラフ構造でプログラムを構成する遺伝的ネットワークプログラミング(GNP)を開発し、エージェントの行動生成における性能評価を行ったところ、従来手法と比べて良い性能を示すことが明らかになった。 2.エージ...
❏モデル内部形成型自律システム(10650434)
【研究テーマ】制御工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】村田 純一 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助教授 (60190914)
【キーワード】学習 / 最適化 / カオス / 共生 / ゲート付きニューラルネットワーク (他17件)
【概要】本研究課題である「モデル内部形成型自律システム」の構築には,多様な試行に基づいて学習を行う手段,学習結果の中から未学習の状況にも適用可能な一般性の高いものを抽出して表現する手段,階層的な構造をもつ制御機構とその適切な切替え機構が必要である.これらを実現するために,以下の事項について研究を行った. 多様な試行に基づいた学習を実現する手段として,非決定論的な試行を生み出すことが可能なカオス的な挙動の生...
【複合領域】多様性生物学、人類学:腸内微生物共生を含む研究件
❏未培養原生生物1細胞ゲノム解析系の確立とシロアリ腸内木質分解性原生生物の機能解明(20H02897)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】共生 / メタゲノミクス / 1細胞ゲノミクス / 腸内微生物 / 1細胞トランスクリプトミクス (他10件)
【概要】本研究課題の目的は、未培養原生生物(単細胞真核生物)の1細胞ゲノム解析手法の確立である。環境中には多様な原生生物が生息するが、未培養種も多く、それらの生理・生態は未知である。本研究ではシロアリ腸内原生生物群集を材料とするが、それらはシロアリの餌である木材の分解発酵の主要部分を担うと考えられているものの、純粋培養成功例は無く、詳細な機能は不明である。ゲノム解析を行うにしても、原生生物細胞ごとに系統が...
❏細胞共生による原生生物の同所的種分化の可能性(17K19423)
【研究テーマ】多様性生物学、人類学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2019-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】共生 / 種分化 / 原生生物 / 腸内微生物 / メタン菌 (他12件)
【概要】生物の種分化過程には様々な類型がある。本研究では、シロアリ腸内共生原生生物(単細胞真核生物)を題材として、原生生物と原核生物(細菌とアーキア)の細胞共生が原生生物の同所的種分化を引き起こすという仮説を立て、その検証を行った。その結果、材料とした原生生物はこれまで1属1種と考えられていたが、細胞内にメタン生成アーキアが共生するか否かで明確に2種に分離されることを明らかにした。また、同共生アーキアのゲ...
❏シロアリ腸内共生微生物の獲得・進化機構の解明(16H04840)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】シロアリ / 共生 / 腸内微生物 / 原生生物 / セルロース (他10件)
【概要】シロアリの餌である木片の消化の大部分は、シロアリと1.5億年以上前に共生を開始した腸内原生生物群集が担っているが、それら原生生物の起源や共生に至った過程は未知である。本研究の主目的は、木質分解性原生生物を進化過程で喪失した「高等シロアリ」の一系統群が比較的最近、新規な木質分解性原生生物を再獲得した可能性の検証である。結果、新規原生生物は多様な高等シロアリに共生しているものの、多数の原生生物細胞が見...
【複合領域】多様性生物学、人類学:木質分解共生を含む研究件
❏細胞共生による原生生物の同所的種分化の可能性(17K19423)
【研究テーマ】多様性生物学、人類学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2019-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】共生 / 種分化 / 原生生物 / 腸内微生物 / メタン菌 (他12件)
【概要】生物の種分化過程には様々な類型がある。本研究では、シロアリ腸内共生原生生物(単細胞真核生物)を題材として、原生生物と原核生物(細菌とアーキア)の細胞共生が原生生物の同所的種分化を引き起こすという仮説を立て、その検証を行った。その結果、材料とした原生生物はこれまで1属1種と考えられていたが、細胞内にメタン生成アーキアが共生するか否かで明確に2種に分離されることを明らかにした。また、同共生アーキアのゲ...
❏シロアリ腸内共生微生物の獲得・進化機構の解明(16H04840)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】シロアリ / 共生 / 腸内微生物 / 原生生物 / セルロース (他10件)
【概要】シロアリの餌である木片の消化の大部分は、シロアリと1.5億年以上前に共生を開始した腸内原生生物群集が担っているが、それら原生生物の起源や共生に至った過程は未知である。本研究の主目的は、木質分解性原生生物を進化過程で喪失した「高等シロアリ」の一系統群が比較的最近、新規な木質分解性原生生物を再獲得した可能性の検証である。結果、新規原生生物は多様な高等シロアリに共生しているものの、多数の原生生物細胞が見...
【複合領域】科学教育・教育工学:歴史学習共生を含む研究件
❏現代日本人の歴史認識の構成にみる国民意識と共生意識の接続および歴史学習経験の寄与(16K04597)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】岡本 智周 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60318863)
【キーワード】歴史認識 / 社会意識 / 歴史教科書 / カリキュラム政策 / 学校知 (他14件)
【概要】本研究は、学校教育が全体社会の統合に果たしている役割を検討するものである。教科書内容をはじめ、学校で扱われる教育的知識が表現する社会統合の論理と、それを受容した人々がもつ世界観や社会像の内容を、分析の対象とした。 具体的には、2010年代の日本社会に生きる人々の歴史認識のなかで、国民意識と共生意識がいかに関連付けられ表現されるのか、そこに学校教育その他の場での歴史学習経験はどう関わるのかを探索する...
❏2010年代の日米歴史教科書に表現されるナショナリズムと共生概念との接続の理路(25381119)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】岡本 智周 筑波大学, 人間系, 准教授 (60318863)
【キーワード】歴史教科書 / ナショナリズム / 共生 / 社会統合 / 社会意識 (他8件)
【概要】本研究は、2010年代の日米の歴史教科書の内容分析を行い、そこにナショナリズムがいかに表現され、共生概念とはどのように関連付けられているのか、あるいは差異化されているのかを探索した。また併せて、多文化教育論・多文化社会論の動向の把握と分析、並びにナショナリズムと共生に関する社会意識の探索を行った。 学校教育は国民統合の装置であるという点においてナショナリズムを帯びるが、近年の社会的多様性の高まりの...
❏歴史教育が採用する語り口の諸類型と教育の社会化機能に照らした効用に関する調査研究(22530905)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】岡本 智周 筑波大学, 人間系, 准教授 (60318863)
【キーワード】歴史教育 / 歴史教科書 / 博物館 / 語り口 / 社会化 (他8件)
【概要】本研究は、学校および社会教育において歴史が教育される際に採られる叙述の枠組み(語り口)に着目し、学習者のおかれる社会化段階に照らしてその効用を分析した。とくに沖縄の歴史の語られ方のバリエーションを、歴史伝達行為の目的・結果と併せて収集し、整理した。これによって、学校歴史教育が多くの場合に前提としている「ナショナルヒストリー」という叙述の枠組みの有効性と限界、およびそのオルタナティブについて検討した...
【複合領域】デザイン学:フランス共生を含む研究件
❏共生の宗教へむけて――政教分離の諸相とイスラーム的視点をめぐる地域文化研究(22320017)
【研究テーマ】宗教学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】増田 一夫 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (70209435)
【キーワード】宗教 / 政教分離 / ライシテ / フランス / エジプト (他16件)
【概要】「宗教的近代」を疑問に付す諸現象(宗教の再活性化、保守革命、イスラーム民衆運動)に対して西洋諸社会が警戒を示すなかで、寛容を創出すべき政教分離の制度が、かえってマイノリティ抑圧へと転化する状況が見られる。本研究では、民主主義的諸価値が特定の宗教に対して動員され、グローバル化に伴う社会問題を相対化、隠蔽する様子を分析した。フランスでは、国家が対話しやすいイスラーム教を制度化するという、政教分離に矛盾...
❏新熱帯における社会性昆虫類と微生物との共生関係の探索および分子系統学的研究(11691174)
【研究テーマ】生態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】松本 忠夫 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90106609)
【キーワード】ブラジル / 分子系統 / グァテマラ / 新熱帯 / シロアリ (他15件)
【概要】本研究では、調査地として新熱帯域のブラジル、メキシコ、グアテマラなどの自然度の高い地域を訪れ、調査対象として社会性昆虫のシロアリ、アリ、アブラムシ類および亜社会性のクロツヤムシ類とゴキブリ類を選べ、それぞれの昆虫の分子系統を調べた。また、菌類、それらの昆虫とバクテリア、原生動物などの微生物との特異的な共生関係を調べた。現地においては、できるだけ広範な生息地で、できるだけ多くの種類を採集した。そのた...
【複合領域】一般理論:多文化主義共生を含む研究件
❏先住民族の視点から見たオーストラリア多文化主義:社会学的実証研究と理論的再検討(22730403)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】塩原 良和 慶應義塾大学, 法学部, 教授 (80411693)
【キーワード】多文化主義 / 先住民族 / オーストラリア / 社会学 / 共生
【概要】本研究では、これまで主に「移民」に焦点を当てて研究されてきたオーストラリア多文化主義を「先住民族」という観点から再考した。具体的には、先住民族の存在や主張をオーストラリア多文化主義の理論・実践のなかでどのように位置づけることができるのかを社会学的実証調査および他国の事例との比較分析によって明らかにし、先住民族の存在や主張にじゅうぶんに配慮した多文化主義のあり方を理論的に検討した。それによりオースト...
❏ディアスポラ概念の再検討とディアスポラコミュニティの地域間比較による共同研究(17510213)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】武者小路 公秀 大阪経済法科大学, アジア太平洋研究センター, 教授 (80053536)
【キーワード】ディアスポラ / 移住 / 移民 / 多文化主義 / アジア系 (他12件)
【概要】本研究は、対象も手法も異にする研究者らが領域横断的に協力しあうことによって、さまざまなディアスポラ集団の個別性を捨象することなく、より普遍的な視野から把握できるためのディアスポラ概念を構築することを目的としてきた。 この目的のために、本研究では定期的にディアスポラ研究会の定例会を開き、その他にも関連する研究会・シンポジウムを共催してきた。中でも主要なものは、2006年9月に開催したCAPP(大阪経...
❏多元化する社会における「共生」のための公教育の意義と限界(15653002)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】阪口 正二郎 一橋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (60215621)
【キーワード】リベラリズム / 立憲主義 / 政教分離 / 多文化主義 / リベラル・デモクラシー (他10件)
【概要】16年度は、15年度に明らかにした、リベラル・デモクラシーにコミットした社会における立憲主義のあり方と、その下での公教育の役割を前提に、それを具体的な形で示すために、アメリカ合衆国における宗教的原理主義からの公教育への挑戦と、フランスにおけるスカーフ問題に示されるイスラム原理主義からの公教育への挑戦を取り上げて、これらの挑戦の持つ政治哲学的な意味を明らかにすると同時に、これらの挑戦に対するリベラル...
【複合領域】一般理論:ナショナリズム共生を含む研究件
❏現代日本人の歴史認識の構成にみる国民意識と共生意識の接続および歴史学習経験の寄与(16K04597)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】岡本 智周 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60318863)
【キーワード】歴史認識 / 社会意識 / 歴史教科書 / カリキュラム政策 / 学校知 (他14件)
【概要】本研究は、学校教育が全体社会の統合に果たしている役割を検討するものである。教科書内容をはじめ、学校で扱われる教育的知識が表現する社会統合の論理と、それを受容した人々がもつ世界観や社会像の内容を、分析の対象とした。 具体的には、2010年代の日本社会に生きる人々の歴史認識のなかで、国民意識と共生意識がいかに関連付けられ表現されるのか、そこに学校教育その他の場での歴史学習経験はどう関わるのかを探索する...
❏2010年代の日米歴史教科書に表現されるナショナリズムと共生概念との接続の理路(25381119)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】岡本 智周 筑波大学, 人間系, 准教授 (60318863)
【キーワード】歴史教科書 / ナショナリズム / 共生 / 社会統合 / 社会意識 (他8件)
【概要】本研究は、2010年代の日米の歴史教科書の内容分析を行い、そこにナショナリズムがいかに表現され、共生概念とはどのように関連付けられているのか、あるいは差異化されているのかを探索した。また併せて、多文化教育論・多文化社会論の動向の把握と分析、並びにナショナリズムと共生に関する社会意識の探索を行った。 学校教育は国民統合の装置であるという点においてナショナリズムを帯びるが、近年の社会的多様性の高まりの...
【環境学】環境保全学:国民国家共生を含む研究件
❏ポスト共生の移民研究に向けたアクション・リサーチ(21530564)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】挽地 康彦 和光大学, 現代人間学部, 准教授 (30460041)
【キーワード】移民 / 共生 / 主権国家 / 権力 / 社会統合 (他20件)
【概要】本研究では、既存の移民研究を批判的に乗り越える新たな移民理論の構築をめざした。とりわけ国民国家体制を相対化することを目的とした移民理論を「批判的移民理論」と名づけ、以下の4つのアプローチから理論構築を行った。(1)移民管理をめぐる近代国家の合理性と権力装置の分析、(2)現象学的共生論の考察を通じた「前国家的」な共生論の構築、(3)行為者の水準から思考する新たな社会統合論の構想、(4)ケア関係からみ...
❏現代におけるグローバル・エシックス形成のための理論的研究(15320005)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】舟場 保之 (2006) 大阪大学, 文学研究科, 助教授 (20379217)
【キーワード】グローバル・エシックス / 公共空間 / カント永遠平和論 / 哲学的思考 / コミュニケーション (他26件)
【概要】2001年9月11日のいわゆるテロ事件が印象づけた国際社会の諸問題に、カント哲学やヘーゲル哲学のみならず、法哲学やジェンダー論、宗教学、教育学、環境論といった最も広い意味における哲学の立場から応答することを試みた「<9.11>を多角的に考える哲学フォーラム」における議論を発展・継承させ、その後いっそう緊張を強めた状況の中でグローバル・コミュニティが必要とする倫理、すなわちグローバル・エ...
【数物系科学】地球惑星科学:カオス共生を含む研究件
❏モデル内部形成型自律システム(10650434)
【研究テーマ】制御工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】村田 純一 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助教授 (60190914)
【キーワード】学習 / 最適化 / カオス / 共生 / ゲート付きニューラルネットワーク (他17件)
【概要】本研究課題である「モデル内部形成型自律システム」の構築には,多様な試行に基づいて学習を行う手段,学習結果の中から未学習の状況にも適用可能な一般性の高いものを抽出して表現する手段,階層的な構造をもつ制御機構とその適切な切替え機構が必要である.これらを実現するために,以下の事項について研究を行った. 多様な試行に基づいた学習を実現する手段として,非決定論的な試行を生み出すことが可能なカオス的な挙動の生...
❏学習ネットワークによる複雑システムのモデル化とインテリジェント制御に関する研究(09450171)
【研究テーマ】計測・制御工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】平澤 宏太郎 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 教授 (70253474)
【キーワード】ニューラルネットワーク / 遺伝的アルゴリズム / ファジイ / 一般化学習ネットワーク / 高次微分 (他19件)
【概要】本報告は、科学研究補助金に関する研究課題「学習ネットワークによる複雑システムのモデル化とインテリジェント制御に関する研究」についての研究成果である。 広域電力ネットワークシステム、分散型交通・物流ネットワークシステム、総合上水道ネットワークシステム、大規模複雑原子力・火力・化学プラント等最近の制御対象は大規模化、複雑化、広域化、分散化する傾向にある。 それに従い、従来の制御理論の枠組では環境の変化...
【化学】複合化学:窒素固定共生を含む研究件
❏倒木更新におけるコケ植物-シアノバクテリア-菌根菌共生系の窒素供給機構の解明(18H02231)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00282567)
【キーワード】共生 / 窒素固定 / 倒木更新 / 亜高山帯林 / 北方林 (他15件)
【概要】北方林や亜高山帯林では,倒木上のコケ植物群落が針葉樹の主要な更新サイトの1つである。この群落に優占するイワダレゴケやタチハイゴケには窒素固定能をもつシアノバクテリアが着生(共生)しており,この共生が針葉樹実生への窒素供給に重要な役割を担っていると推測される。本研究では,倒木上におけるコケ植物とシアノバクテリアとの共生と窒素固定の実態を把握することを目的として,①倒木上のコケ植物群落内におけるシアノ...
❏サツマイモ窒素固定共生系の分子生態学的解明(15H04620)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池田 成志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター 大規模畑作研究領域, 上級研究員 (20396609)
【キーワード】窒素固定 / サツマイモ / 共生細菌 / 多様性 / 16S rRNA遺伝子 (他19件)
【概要】サツマイモの茎、塊根の表面と内部の共生細菌群集について非培養法による多様性解析を行った結果、各組織に共通して他の作物種よりもアルファプロテオバクテリアの優占化が観察された。また、多様性指数は塊根表面、茎、塊根内部、の順番で小さくなることが明らかにされた。上記と対応する組織から共生細菌の網羅的な分離培養を実施した。約2000株の分離菌について16S rRNA遺伝子に基づくクラスタリング解析を行った結...
❏Bacteroidales目細菌の窒素固定と水素利用の新機能の解明(26292047)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】大熊 盛也 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソースセンター, 室長 (10270597)
【キーワード】微生物機能 / 窒素固定 / 水素代謝 / 共生 / シングルセルゲノム (他18件)
【概要】Bacteroidales目細菌において、窒素固定あるいは古細菌の水素代謝に関連する遺伝子をゲノム上に有する細菌種を見出し、培養株で活性を検出した。シロアリ腸内の窒素固定と水素利用還元的酢酸生成に働く細菌として、セルロース分解性原生生物の細胞内共生スピロヘータを同定した。この細胞内共生細菌と原生生物の細胞表層に共生するBacteroidales目細菌2種について、シングルセルゲノム解析で機能と共生...
【生物学】基礎生物学:世代共生を含む研究件
❏現代日本の社会意識の構成にみる共生/分断への志向性と学校教育経験との関わりの分析(20K02571)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】岡本 智周 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60318863)
【キーワード】共生 / 分断 / 社会意識 / 世代 / 学校教育経験 (他10件)
【概要】本研究は、社会意識調査を通して、現在の日本社会に「共生」および「分断」への志向性がどのように構造化しているのか、そこに学校教育での経験と得られた知識・認識がいかに関わるのかを探索している。学校教育は社会化の装置であるという点において社会の統合や凝集性を促すものであるが、他方で教育大衆化以降の日本の教育空間はより顕著な選別の場となり、人びとの社会意識の懸隔を広める場ともなってきた。「共生」と「分断」...
❏現代日本人の歴史認識の構成にみる国民意識と共生意識の接続および歴史学習経験の寄与(16K04597)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】岡本 智周 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60318863)
【キーワード】歴史認識 / 社会意識 / 歴史教科書 / カリキュラム政策 / 学校知 (他14件)
【概要】本研究は、学校教育が全体社会の統合に果たしている役割を検討するものである。教科書内容をはじめ、学校で扱われる教育的知識が表現する社会統合の論理と、それを受容した人々がもつ世界観や社会像の内容を、分析の対象とした。 具体的には、2010年代の日本社会に生きる人々の歴史認識のなかで、国民意識と共生意識がいかに関連付けられ表現されるのか、そこに学校教育その他の場での歴史学習経験はどう関わるのかを探索する...
❏都市の少子化対策とコミュニティ共生の比較社会学的研究(17330106)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】金子 勇 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50113212)
【キーワード】少子化 / コミュニティ / ソーシャル・キャピタル / 世代 / 地域福祉 (他12件)
【概要】3年間の研究で大きくは2つのテーマの研究をした。一つは先進22カ国のうちフランスだけが合計特殊出生率の一貫した反転に成功したから、その要因をパリでの参与観察法で探求してきた。日本での応用可能性に絞ると、制度化された「公認保育ママ」、フランス人全体への政府の手厚い家族支援のうち特に権利として勝ち取られてきた子育て関連休暇制度、そしてフランスのCNAF、これは日本で長らく私が提唱してきた「子育て基金」...
【生物学】基礎生物学:絶対送粉共生共生を含む研究件
❏植物食の起源とその多様な展開(15H02420)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 真 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (80204494)
【キーワード】潜葉虫 / 送粉 / 植物食 / 被子植物 / 絶対送粉共生 (他29件)
【概要】最も祖先的な植物であるコケ植物を摂食する昆虫類、特にコバネガ類とシギアブ類の多様性、形態、生態、寄主特異性、系統について明らかにした。また、コケの虫えいを世界で初めて、ペルーのミミカキゴケで発見したが、それは、種子植物の虫えいで見られるような装飾や硬化が見られないという顕著な特徴が見られた。これらの調査に並行して、著しい多様性を持つ潜葉虫類の寄主植物データベース作成の作業を進めた。一方、植物と植食...
❏絶対送粉共生が加速させる植物と送粉者の多様化(22770017)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】川北 篤 京都大学, 生態学研究センター, 准教授 (80467399)
【キーワード】送粉 / 共生 / 共進化 / 多様化 / 分子系統解析 (他10件)
【概要】本研究では、植物と、その花粉を運ぶ送粉者との間で高度に特殊化が進んだ絶対送粉共生とよばれる関係を例に、植物と送粉者の相互作用が両者の多様化をどれほど加速するのかを、系統学的アプローチによって分析した。コミカンソウ科に含まれる植物のうち、ハナホソガ属のガと絶対送粉共生を結んだものは、そうでないものより顕著に多様化速度が大きく、本研究の結果は、送粉者との相互作用が植物の多様化を促したことを明確に示す数...
❏共生系における寄生者の多様性と、寄生者が共生系に与える影響(22247003)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】加藤 真 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (80204494)
【キーワード】絶対送粉共生 / 寄生者 / 菌従属栄養植物 / 菌根共生 / 送粉者 (他12件)
【概要】送粉共生系と菌根共生系を対象に、共生系に入りこんだ寄生者の多様性と生態を明らかにしつつ、寄生者がどのように起源し、共生関係にどのような影響を与えるかを調査した。コミカンソウ科の絶対送粉共生系においては、雌雄の花の匂いが分化しており、コマユバチの寄生が植物・送粉者双方の適応度に大きな影響を与えていることが明らかになった。また、ラン科、ヒナノシャクジョウ科、ホンゴウソウ科などの菌従属栄養植物の菌根菌の...
【生物学】基礎生物学:コミカンソウ科共生を含む研究件
❏植物食の起源とその多様な展開(15H02420)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 真 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (80204494)
【キーワード】潜葉虫 / 送粉 / 植物食 / 被子植物 / 絶対送粉共生 (他29件)
【概要】最も祖先的な植物であるコケ植物を摂食する昆虫類、特にコバネガ類とシギアブ類の多様性、形態、生態、寄主特異性、系統について明らかにした。また、コケの虫えいを世界で初めて、ペルーのミミカキゴケで発見したが、それは、種子植物の虫えいで見られるような装飾や硬化が見られないという顕著な特徴が見られた。これらの調査に並行して、著しい多様性を持つ潜葉虫類の寄主植物データベース作成の作業を進めた。一方、植物と植食...
❏絶対送粉共生が加速させる植物と送粉者の多様化(22770017)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】川北 篤 京都大学, 生態学研究センター, 准教授 (80467399)
【キーワード】送粉 / 共生 / 共進化 / 多様化 / 分子系統解析 (他10件)
【概要】本研究では、植物と、その花粉を運ぶ送粉者との間で高度に特殊化が進んだ絶対送粉共生とよばれる関係を例に、植物と送粉者の相互作用が両者の多様化をどれほど加速するのかを、系統学的アプローチによって分析した。コミカンソウ科に含まれる植物のうち、ハナホソガ属のガと絶対送粉共生を結んだものは、そうでないものより顕著に多様化速度が大きく、本研究の結果は、送粉者との相互作用が植物の多様化を促したことを明確に示す数...
❏共生系における寄生者の多様性と、寄生者が共生系に与える影響(22247003)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】加藤 真 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (80204494)
【キーワード】絶対送粉共生 / 寄生者 / 菌従属栄養植物 / 菌根共生 / 送粉者 (他12件)
【概要】送粉共生系と菌根共生系を対象に、共生系に入りこんだ寄生者の多様性と生態を明らかにしつつ、寄生者がどのように起源し、共生関係にどのような影響を与えるかを調査した。コミカンソウ科の絶対送粉共生系においては、雌雄の花の匂いが分化しており、コマユバチの寄生が植物・送粉者双方の適応度に大きな影響を与えていることが明らかになった。また、ラン科、ヒナノシャクジョウ科、ホンゴウソウ科などの菌従属栄養植物の菌根菌の...
【生物学】基礎生物学:シロアリ共生を含む研究件
❏シロアリ腸内原生生物の多種共存機構の解明(19K16208)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】猪飼 桂 東京工業大学, 生命理工学院, 研究員 (60806438)
【キーワード】多種共存 / 種多様性 / エコタイプ / 原生生物 / 腸内微生物叢 (他9件)
【概要】令和2年度までに、ヤマトシロアリ腸内オキシモナス目原生生物群集を対象とした1細胞18S rRNA遺伝子解析および網羅的18S rRNA遺伝子解析を行ってきた。これらの遺伝子データに基づき、種分化シミュレーションを試行した結果、33種のオキシモナス目原生生物が共存する可能性が示された。令和3年度は、特に同シミュレーションのパラメータの最適化を中心に、種推定の信頼性を検証した。令和2年度までのシミュレ...
❏シロアリ腸内共生微生物の獲得・進化機構の解明(16H04840)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】シロアリ / 共生 / 腸内微生物 / 原生生物 / セルロース (他10件)
【概要】シロアリの餌である木片の消化の大部分は、シロアリと1.5億年以上前に共生を開始した腸内原生生物群集が担っているが、それら原生生物の起源や共生に至った過程は未知である。本研究の主目的は、木質分解性原生生物を進化過程で喪失した「高等シロアリ」の一系統群が比較的最近、新規な木質分解性原生生物を再獲得した可能性の検証である。結果、新規原生生物は多様な高等シロアリに共生しているものの、多数の原生生物細胞が見...
❏環境ゲノミクスによるシロアリ腸内ファージ群集解析と害虫防除への応用の可能性(26650158)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】共生 / 腸内細菌 / 昆虫 / シロアリ / ウイルス (他13件)
【概要】シロアリは枯死材のみを餌とする昆虫で、地球の物質循環において重要な役割を果たすと同時に、人間にとっては木材の大害虫でもある。その高効率な木質消化能力の大部分は、腸内に共生する微生物群集によるものである。本研究では、その腸内共生細菌叢を攻撃する可能性があるバクテリオファージ群集のゲノム解析を初めて行い、その群集構造とファージが感染する腸内細菌種の同定に、一部成功した。 ...
【生物学】基礎生物学:分子系統解析共生を含む研究件
❏絶対送粉共生が加速させる植物と送粉者の多様化(22770017)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】川北 篤 京都大学, 生態学研究センター, 准教授 (80467399)
【キーワード】送粉 / 共生 / 共進化 / 多様化 / 分子系統解析 (他10件)
【概要】本研究では、植物と、その花粉を運ぶ送粉者との間で高度に特殊化が進んだ絶対送粉共生とよばれる関係を例に、植物と送粉者の相互作用が両者の多様化をどれほど加速するのかを、系統学的アプローチによって分析した。コミカンソウ科に含まれる植物のうち、ハナホソガ属のガと絶対送粉共生を結んだものは、そうでないものより顕著に多様化速度が大きく、本研究の結果は、送粉者との相互作用が植物の多様化を促したことを明確に示す数...
❏石油の分解により天然ガスを生産する油田内部の新規微生物共生システムの分子基盤(21880014)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】小林 肇 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (50549269)
【キーワード】地下微生物 / 油田 / メタン菌 / 石油 / 共生 (他10件)
【概要】原油を分解しメタンを生成する油田内の微生物共生系の産業利用のための基礎的知見を得る事を目的として、油田から地下水を採集、含まれる微生物群の群集構造とメタン生成活性を解析した。その結果、原油生分解が起こっている油田内の微生物系では、酢酸資化性メタン菌が重要な役割を果たしている事が示唆された。さらに、複合栄養分の添加により、枯渇油田内の微生物系のメタン生成活性が賦活化される事が示唆された。 ...
【生物学】基礎生物学:送粉共生を含む研究件
❏植物食の起源とその多様な展開(15H02420)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 真 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (80204494)
【キーワード】潜葉虫 / 送粉 / 植物食 / 被子植物 / 絶対送粉共生 (他29件)
【概要】最も祖先的な植物であるコケ植物を摂食する昆虫類、特にコバネガ類とシギアブ類の多様性、形態、生態、寄主特異性、系統について明らかにした。また、コケの虫えいを世界で初めて、ペルーのミミカキゴケで発見したが、それは、種子植物の虫えいで見られるような装飾や硬化が見られないという顕著な特徴が見られた。これらの調査に並行して、著しい多様性を持つ潜葉虫類の寄主植物データベース作成の作業を進めた。一方、植物と植食...
❏絶対送粉共生が加速させる植物と送粉者の多様化(22770017)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】川北 篤 京都大学, 生態学研究センター, 准教授 (80467399)
【キーワード】送粉 / 共生 / 共進化 / 多様化 / 分子系統解析 (他10件)
【概要】本研究では、植物と、その花粉を運ぶ送粉者との間で高度に特殊化が進んだ絶対送粉共生とよばれる関係を例に、植物と送粉者の相互作用が両者の多様化をどれほど加速するのかを、系統学的アプローチによって分析した。コミカンソウ科に含まれる植物のうち、ハナホソガ属のガと絶対送粉共生を結んだものは、そうでないものより顕著に多様化速度が大きく、本研究の結果は、送粉者との相互作用が植物の多様化を促したことを明確に示す数...
【生物学】基礎生物学:多様化共生を含む研究件
❏植物食の起源とその多様な展開(15H02420)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 真 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (80204494)
【キーワード】潜葉虫 / 送粉 / 植物食 / 被子植物 / 絶対送粉共生 (他29件)
【概要】最も祖先的な植物であるコケ植物を摂食する昆虫類、特にコバネガ類とシギアブ類の多様性、形態、生態、寄主特異性、系統について明らかにした。また、コケの虫えいを世界で初めて、ペルーのミミカキゴケで発見したが、それは、種子植物の虫えいで見られるような装飾や硬化が見られないという顕著な特徴が見られた。これらの調査に並行して、著しい多様性を持つ潜葉虫類の寄主植物データベース作成の作業を進めた。一方、植物と植食...
❏絶対送粉共生が加速させる植物と送粉者の多様化(22770017)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】川北 篤 京都大学, 生態学研究センター, 准教授 (80467399)
【キーワード】送粉 / 共生 / 共進化 / 多様化 / 分子系統解析 (他10件)
【概要】本研究では、植物と、その花粉を運ぶ送粉者との間で高度に特殊化が進んだ絶対送粉共生とよばれる関係を例に、植物と送粉者の相互作用が両者の多様化をどれほど加速するのかを、系統学的アプローチによって分析した。コミカンソウ科に含まれる植物のうち、ハナホソガ属のガと絶対送粉共生を結んだものは、そうでないものより顕著に多様化速度が大きく、本研究の結果は、送粉者との相互作用が植物の多様化を促したことを明確に示す数...
【生物学】基礎生物学:共進化共生を含む研究件
❏クラウド側とエッジ側機器の動的な協調に基づく自律分散共進化AI基盤技術の研究開発(19H04099)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】中澤 仁 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 教授 (80365486)
【キーワード】深層学習 / エッジ側 / クラウド側 / エッジ / クラウド (他14件)
【概要】エッジノードとクラウドサーバとの間で協調しながら深層学習モデルを随時アップデートするためには、継続的な学習が必要となる。そこで2021年度は継続学習の代表的な手法であるリプレイ技術に着目した。継続学習では、例えば物体検出タスクにおいて、検出対象クラスが時間の経過とともに増加していく時、過去に学習したモデルを生かしながら新たに加わるクラスを学習する。リプレイ技術では過去に用いた学習データの一部を保存...
❏植物食の起源とその多様な展開(15H02420)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 真 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (80204494)
【キーワード】潜葉虫 / 送粉 / 植物食 / 被子植物 / 絶対送粉共生 (他29件)
【概要】最も祖先的な植物であるコケ植物を摂食する昆虫類、特にコバネガ類とシギアブ類の多様性、形態、生態、寄主特異性、系統について明らかにした。また、コケの虫えいを世界で初めて、ペルーのミミカキゴケで発見したが、それは、種子植物の虫えいで見られるような装飾や硬化が見られないという顕著な特徴が見られた。これらの調査に並行して、著しい多様性を持つ潜葉虫類の寄主植物データベース作成の作業を進めた。一方、植物と植食...
❏絶対送粉共生が加速させる植物と送粉者の多様化(22770017)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】川北 篤 京都大学, 生態学研究センター, 准教授 (80467399)
【キーワード】送粉 / 共生 / 共進化 / 多様化 / 分子系統解析 (他10件)
【概要】本研究では、植物と、その花粉を運ぶ送粉者との間で高度に特殊化が進んだ絶対送粉共生とよばれる関係を例に、植物と送粉者の相互作用が両者の多様化をどれほど加速するのかを、系統学的アプローチによって分析した。コミカンソウ科に含まれる植物のうち、ハナホソガ属のガと絶対送粉共生を結んだものは、そうでないものより顕著に多様化速度が大きく、本研究の結果は、送粉者との相互作用が植物の多様化を促したことを明確に示す数...
【生物学】基礎生物学:共生進化共生を含む研究件
❏シソ科ムラサキシキブ属におけるアリ植物の進化と形態進化の遺伝的背景の研究(15H05236)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】副島 顕子 熊本大学, 大学院先端科学研究部(理), 教授 (00244674)
【キーワード】系統分類 / 共生進化 / 形態形成 / 植物系統分類学 / 形態形成遺伝子 (他8件)
【概要】ボルネオ島固有種のCallicarpa saccataという植物は,日本にも分布するムラサキシキブの仲間であるが,葉の基部が袋状になり,その中にアリが住むという特殊な形質をもつ.野外調査と分子系統解析により,花外蜜腺の役割をもつ腺点や枝の空洞といった,アリ植物としてはより一般的な形態特徴をもつ複数の他の種が近縁種に存在することが明らかになり,アリとの共進化が段階的に起こったことが示された. 一方,...
❏相互作用する複数の個から構成される知的システムの学習と進化に関する研究(14350212)
【研究テーマ】システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】平澤 宏太郎 早稲田大学, 大学院・情報生産システム研究科, 教授 (70253474)
【キーワード】学習 / 進化 / 共生 / 強化学習 / 遺伝的アルゴリズム (他15件)
【概要】本研究では、知的システムの構築に必要な、知的工一ジェントの構築、エージェント問の相互作用の構築、マルチエージェントシステムの学習と進化をテーマに研究を推進してきた。 1.知的工一ジェントの構築:有向グラフ構造でプログラムを構成する遺伝的ネットワークプログラミング(GNP)を開発し、エージェントの行動生成における性能評価を行ったところ、従来手法と比べて良い性能を示すことが明らかになった。 2.エージ...
【生物学】基礎生物学:種分化共生を含む研究件
❏シロアリ腸内原生生物の多種共存機構の解明(19K16208)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】猪飼 桂 東京工業大学, 生命理工学院, 研究員 (60806438)
【キーワード】多種共存 / 種多様性 / エコタイプ / 原生生物 / 腸内微生物叢 (他9件)
【概要】令和2年度までに、ヤマトシロアリ腸内オキシモナス目原生生物群集を対象とした1細胞18S rRNA遺伝子解析および網羅的18S rRNA遺伝子解析を行ってきた。これらの遺伝子データに基づき、種分化シミュレーションを試行した結果、33種のオキシモナス目原生生物が共存する可能性が示された。令和3年度は、特に同シミュレーションのパラメータの最適化を中心に、種推定の信頼性を検証した。令和2年度までのシミュレ...
❏細胞共生による原生生物の同所的種分化の可能性(17K19423)
【研究テーマ】多様性生物学、人類学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2019-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】共生 / 種分化 / 原生生物 / 腸内微生物 / メタン菌 (他12件)
【概要】生物の種分化過程には様々な類型がある。本研究では、シロアリ腸内共生原生生物(単細胞真核生物)を題材として、原生生物と原核生物(細菌とアーキア)の細胞共生が原生生物の同所的種分化を引き起こすという仮説を立て、その検証を行った。その結果、材料とした原生生物はこれまで1属1種と考えられていたが、細胞内にメタン生成アーキアが共生するか否かで明確に2種に分離されることを明らかにした。また、同共生アーキアのゲ...
【生物学】人類学:分子系統共生を含む研究件
❏絶対送粉共生が加速させる植物と送粉者の多様化(22770017)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】川北 篤 京都大学, 生態学研究センター, 准教授 (80467399)
【キーワード】送粉 / 共生 / 共進化 / 多様化 / 分子系統解析 (他10件)
【概要】本研究では、植物と、その花粉を運ぶ送粉者との間で高度に特殊化が進んだ絶対送粉共生とよばれる関係を例に、植物と送粉者の相互作用が両者の多様化をどれほど加速するのかを、系統学的アプローチによって分析した。コミカンソウ科に含まれる植物のうち、ハナホソガ属のガと絶対送粉共生を結んだものは、そうでないものより顕著に多様化速度が大きく、本研究の結果は、送粉者との相互作用が植物の多様化を促したことを明確に示す数...
❏新熱帯における社会性昆虫類と微生物との共生関係の探索および分子系統学的研究(11691174)
【研究テーマ】生態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】松本 忠夫 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90106609)
【キーワード】ブラジル / 分子系統 / グァテマラ / 新熱帯 / シロアリ (他15件)
【概要】本研究では、調査地として新熱帯域のブラジル、メキシコ、グアテマラなどの自然度の高い地域を訪れ、調査対象として社会性昆虫のシロアリ、アリ、アブラムシ類および亜社会性のクロツヤムシ類とゴキブリ類を選べ、それぞれの昆虫の分子系統を調べた。また、菌類、それらの昆虫とバクテリア、原生動物などの微生物との特異的な共生関係を調べた。現地においては、できるだけ広範な生息地で、できるだけ多くの種類を採集した。そのた...
【生物学】人類学:進化共生を含む研究件
❏マウス腸内細菌におけるゲノム変異速度の解明(21K15065)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】高安 伶奈 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (20814833)
【キーワード】腸内細菌 / ゲノム / 進化 / 寿命 / ゲノム進化 (他7件)
【概要】本申請は、腸内細菌が宿主由来の環境圧の下でどのよう にゲノム変異してきたのか、をテーマにし、培養した複数細菌株を無菌マウスに植え、食事条件を変えたグループでトラックする計画を立てている。本年は、2021年4月以降に発表された既報告(Yilmaz et al. Cell Host & Microbe, 2021)を考慮し、無菌動物実験のための細菌培養を継続しつつ、より現実の腸内細菌叢に近いS...
❏シロアリ腸内共生微生物の獲得・進化機構の解明(16H04840)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】シロアリ / 共生 / 腸内微生物 / 原生生物 / セルロース (他10件)
【概要】シロアリの餌である木片の消化の大部分は、シロアリと1.5億年以上前に共生を開始した腸内原生生物群集が担っているが、それら原生生物の起源や共生に至った過程は未知である。本研究の主目的は、木質分解性原生生物を進化過程で喪失した「高等シロアリ」の一系統群が比較的最近、新規な木質分解性原生生物を再獲得した可能性の検証である。結果、新規原生生物は多様な高等シロアリに共生しているものの、多数の原生生物細胞が見...
❏Bacteroidales目細菌の窒素固定と水素利用の新機能の解明(26292047)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】大熊 盛也 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソースセンター, 室長 (10270597)
【キーワード】微生物機能 / 窒素固定 / 水素代謝 / 共生 / シングルセルゲノム (他18件)
【概要】Bacteroidales目細菌において、窒素固定あるいは古細菌の水素代謝に関連する遺伝子をゲノム上に有する細菌種を見出し、培養株で活性を検出した。シロアリ腸内の窒素固定と水素利用還元的酢酸生成に働く細菌として、セルロース分解性原生生物の細胞内共生スピロヘータを同定した。この細胞内共生細菌と原生生物の細胞表層に共生するBacteroidales目細菌2種について、シングルセルゲノム解析で機能と共生...
【生物学】人類学:多様性共生を含む研究件
❏異文化受容意識・態度の国際調査:多様性の尊重と共生の研究(20K02592)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】亀山 友理子 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 特任講師 (10747314)
【キーワード】異文化理解 / 異文化受容態度 / 多様性 / 共生 / 国際比較 (他9件)
【概要】本研究は、異なるホスト国の児童生徒の異文化受容における意識や態度に焦点を当て、外国にルーツを持つ児童生徒の種別および接触経験の程度等を組み込んだ、質問紙調査および経済実験により潜在的意識におけるデータを分析し、有益な示唆の導出により、多様性のある包摂的な学校づくりの政策基盤の構築に貢献することを目的としている。 本年度は、COVID-19の影響により、海外2か国での質問紙調査および実験調査の実施は...
❏サツマイモ窒素固定共生系の分子生態学的解明(15H04620)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池田 成志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター 大規模畑作研究領域, 上級研究員 (20396609)
【キーワード】窒素固定 / サツマイモ / 共生細菌 / 多様性 / 16S rRNA遺伝子 (他19件)
【概要】サツマイモの茎、塊根の表面と内部の共生細菌群集について非培養法による多様性解析を行った結果、各組織に共通して他の作物種よりもアルファプロテオバクテリアの優占化が観察された。また、多様性指数は塊根表面、茎、塊根内部、の順番で小さくなることが明らかにされた。上記と対応する組織から共生細菌の網羅的な分離培養を実施した。約2000株の分離菌について16S rRNA遺伝子に基づくクラスタリング解析を行った結...
❏植物食の起源とその多様な展開(15H02420)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 真 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (80204494)
【キーワード】潜葉虫 / 送粉 / 植物食 / 被子植物 / 絶対送粉共生 (他29件)
【概要】最も祖先的な植物であるコケ植物を摂食する昆虫類、特にコバネガ類とシギアブ類の多様性、形態、生態、寄主特異性、系統について明らかにした。また、コケの虫えいを世界で初めて、ペルーのミミカキゴケで発見したが、それは、種子植物の虫えいで見られるような装飾や硬化が見られないという顕著な特徴が見られた。これらの調査に並行して、著しい多様性を持つ潜葉虫類の寄主植物データベース作成の作業を進めた。一方、植物と植食...
【工学】建築学:外国人共生を含む研究件
❏滞日ムスリムに関する住民意識の三地域比較調査研究と多文化政策再考(24530669)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】滞日ムスリム / モスク / イスラーム / 移民 / コミュニティ (他13件)
【概要】2005年から開始した滞日ムスリム調査研究の総括をおこなった。これまで蓄積してきた在日ムスリム調査、全国モスク調査、全国モスク代表者会議、各地での日本人のイスラーム認識に関するアンケート調査と全国のモスクやムスリムに対するインタビュー調査の成果などを総合して、全国各地に所在するモスクの現状と、滞日ムスリムの生活世界の現状および将来の課題をまとめる作業をおこない、その成果を発表した(『日本のモスク:...
❏滞日ムスリムの生活世界における多文化政策の影響と評価(21530567)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】国際社会・エスニシティ / 在日外国人 / イスラーム / ムスリム / 移民 (他13件)
【概要】従来のわれわれの研究成果により滞日ムスリムをめぐる生活世界の様相は、一定程度明らかにしてきた。本研究では、新たな研究課題として、特にムスリム集住地域周辺の非ムスリム日本人を対象とした意識・態度の把握を目的として、岐阜市と富山県射水市において調査分析を実施し、論文および学会発表等を行った。また2008年度から開始した日本初のモスク代表者会議を継続して開催し、滞日ムスリム・コミュニティと日本社会を架橋...
❏ポスト共生の移民研究に向けたアクション・リサーチ(21530564)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】挽地 康彦 和光大学, 現代人間学部, 准教授 (30460041)
【キーワード】移民 / 共生 / 主権国家 / 権力 / 社会統合 (他20件)
【概要】本研究では、既存の移民研究を批判的に乗り越える新たな移民理論の構築をめざした。とりわけ国民国家体制を相対化することを目的とした移民理論を「批判的移民理論」と名づけ、以下の4つのアプローチから理論構築を行った。(1)移民管理をめぐる近代国家の合理性と権力装置の分析、(2)現象学的共生論の考察を通じた「前国家的」な共生論の構築、(3)行為者の水準から思考する新たな社会統合論の構想、(4)ケア関係からみ...
【工学】建築学:遺伝的アルゴリズム(GA)共生を含む研究件
❏遺伝的ネットワークプログラミングの学習と進化およびその応用に関する研究(17360186)
【研究テーマ】システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】平澤 宏太郎 早稲田大学, 大学院・情報生産システム研究科, 教授 (70253474)
【キーワード】進化論的計算手法 / 遺伝的アルゴリズム / 遺伝的プログラミング / データマイニング / 相関ルール (他12件)
【概要】自然や生物に学ぶ問題解決法である遺伝的アルゴリズム(GA)は、は自然界のシステムの適応過程を説明するモデルとして提唱されてきた。また、知識表現、プログラム、概念木などを扱う遺伝的プログラミング(GP)が開発されている。これらのいわゆる進化論的計算手法は工学的最適化のための手法として現在アルゴリズムの開発と応用への展開が盛んに進められている。しかし、従来の進化論的計算手法は、遺伝子をストリングあるい...
❏相互作用する複数の個から構成される知的システムの学習と進化に関する研究(14350212)
【研究テーマ】システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】平澤 宏太郎 早稲田大学, 大学院・情報生産システム研究科, 教授 (70253474)
【キーワード】学習 / 進化 / 共生 / 強化学習 / 遺伝的アルゴリズム (他15件)
【概要】本研究では、知的システムの構築に必要な、知的工一ジェントの構築、エージェント問の相互作用の構築、マルチエージェントシステムの学習と進化をテーマに研究を推進してきた。 1.知的工一ジェントの構築:有向グラフ構造でプログラムを構成する遺伝的ネットワークプログラミング(GNP)を開発し、エージェントの行動生成における性能評価を行ったところ、従来手法と比べて良い性能を示すことが明らかになった。 2.エージ...
❏遺伝的プログラミングを用いた共進化型学習に基づく協調エージェントシステムの研究(11480071)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】伊庭 斉志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (40302773)
【キーワード】進化型システム / マルチ・エージェント / 遺伝的アルゴリズム / 遺伝的プログラミング / 学習 (他8件)
【概要】初年度に構築したマルチエージェント学習システムをいくつかの実用的な問題に対して適用し、その有効性を明らかにした。応用例としては、以下に述べるように広範囲の分野が含まれる。 1.WebロボットによるWWWサーチの適応的進化 構築したシステムに基づいて、共進化的手法による複数Webロボットの制御学習を行った。これによってユーザの興味にあったWebページを探索するアルゴリズムを実現した。 2.進化型ハー...
【工学】土木工学:イスラーム共生を含む研究件
❏イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究(20H00085)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】長澤 榮治 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (00272493)
【キーワード】イスラーム / ジェンダー / マイノリティ / 共生 / 格差
【概要】
❏滞日ムスリムに関する住民意識の三地域比較調査研究と多文化政策再考(24530669)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】滞日ムスリム / モスク / イスラーム / 移民 / コミュニティ (他13件)
【概要】2005年から開始した滞日ムスリム調査研究の総括をおこなった。これまで蓄積してきた在日ムスリム調査、全国モスク調査、全国モスク代表者会議、各地での日本人のイスラーム認識に関するアンケート調査と全国のモスクやムスリムに対するインタビュー調査の成果などを総合して、全国各地に所在するモスクの現状と、滞日ムスリムの生活世界の現状および将来の課題をまとめる作業をおこない、その成果を発表した(『日本のモスク:...
❏共生の宗教へむけて――政教分離の諸相とイスラーム的視点をめぐる地域文化研究(22320017)
【研究テーマ】宗教学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】増田 一夫 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (70209435)
【キーワード】宗教 / 政教分離 / ライシテ / フランス / エジプト (他16件)
【概要】「宗教的近代」を疑問に付す諸現象(宗教の再活性化、保守革命、イスラーム民衆運動)に対して西洋諸社会が警戒を示すなかで、寛容を創出すべき政教分離の制度が、かえってマイノリティ抑圧へと転化する状況が見られる。本研究では、民主主義的諸価値が特定の宗教に対して動員され、グローバル化に伴う社会問題を相対化、隠蔽する様子を分析した。フランスでは、国家が対話しやすいイスラーム教を制度化するという、政教分離に矛盾...
【工学】総合工学:ゲート共生を含む研究件
❏モデル内部形成型自律システム(10650434)
【研究テーマ】制御工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】村田 純一 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助教授 (60190914)
【キーワード】学習 / 最適化 / カオス / 共生 / ゲート付きニューラルネットワーク (他17件)
【概要】本研究課題である「モデル内部形成型自律システム」の構築には,多様な試行に基づいて学習を行う手段,学習結果の中から未学習の状況にも適用可能な一般性の高いものを抽出して表現する手段,階層的な構造をもつ制御機構とその適切な切替え機構が必要である.これらを実現するために,以下の事項について研究を行った. 多様な試行に基づいた学習を実現する手段として,非決定論的な試行を生み出すことが可能なカオス的な挙動の生...
❏学習ネットワークによる複雑システムのモデル化とインテリジェント制御に関する研究(09450171)
【研究テーマ】計測・制御工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】平澤 宏太郎 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 教授 (70253474)
【キーワード】ニューラルネットワーク / 遺伝的アルゴリズム / ファジイ / 一般化学習ネットワーク / 高次微分 (他19件)
【概要】本報告は、科学研究補助金に関する研究課題「学習ネットワークによる複雑システムのモデル化とインテリジェント制御に関する研究」についての研究成果である。 広域電力ネットワークシステム、分散型交通・物流ネットワークシステム、総合上水道ネットワークシステム、大規模複雑原子力・火力・化学プラント等最近の制御対象は大規模化、複雑化、広域化、分散化する傾向にある。 それに従い、従来の制御理論の枠組では環境の変化...
【総合生物】神経科学:1細胞共生を含む研究件
❏シロアリ腸内原生生物の多種共存機構の解明(19K16208)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】猪飼 桂 東京工業大学, 生命理工学院, 研究員 (60806438)
【キーワード】多種共存 / 種多様性 / エコタイプ / 原生生物 / 腸内微生物叢 (他9件)
【概要】令和2年度までに、ヤマトシロアリ腸内オキシモナス目原生生物群集を対象とした1細胞18S rRNA遺伝子解析および網羅的18S rRNA遺伝子解析を行ってきた。これらの遺伝子データに基づき、種分化シミュレーションを試行した結果、33種のオキシモナス目原生生物が共存する可能性が示された。令和3年度は、特に同シミュレーションのパラメータの最適化を中心に、種推定の信頼性を検証した。令和2年度までのシミュレ...
❏環境微生物のシングルセルメタボローム解析方法の開発と応用(25660054)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】木原 久美子 東京工業大学, 生命理工学研究科, 産学官連携研究員 (50622916)
【キーワード】シングルセル / メタボローム / 共生 / 原生生物 / シロアリ
【概要】環境中で微生物は種同士が混在しながら緊密な関係性を築いており、局所的な微小領域での物質を介した細胞間相互作用は、生態系の物質循環の基盤であり解明が期待されている。しかし、具体的な物質を微小量で網羅的に観測する方法は確立されていない。本研究では、環境微生物の例としてシロアリ腸内微生物共生系を対象とし、共生原生生物1細胞でのメタボロミクス解析が可能となる手法の開発と、共生微生物の生産物質の解析を行った...
❏シングルセル・ゲノミクスによる難培養微生物の機能解明と遺伝子資源化(22241046)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学研究科, 准教授 (90392117)
【キーワード】細菌叢ゲノム / 共生 / 難培養 / バイオマス / メタゲノム (他7件)
【概要】シングルセル・ゲノミクスとは、1細胞のみを用いて、ある生物種のゲノムを解読する研究分野あるいは手法である。ゲノムとは全遺伝情報、すなわち設計図であり、その生物種を用いた基礎・応用研究上、最も重要なデータの一つである。 細菌ゲノムの解読には10億個以上の同一系統の細胞が必要だが、培養すれば容易に集められる。ゲノムDNAの配列解析に要するコストも年々低下しており、これまでに、細菌を中心に1400以上の...
【農学】農業工学:ライゾトロン共生を含む研究件
❏マツ林における外生菌根共生系の維持機構の分子生態学的解明(17380089)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (00282567)
【キーワード】外生菌根 / マツ林 / 共生 / 分子生態学 / マイクロサテライトマーカー (他14件)
【概要】本研究は,マツ林における外生菌根共生系の維持機構に関わる生物間のそうごさ用を分子生態学的手法により解明することを目指し,以下の成果が得られた。 1.dual-suppression PCR法を用いて9遺伝子座のアミタケのSSRマーカーを作製し,そのうちの3遺伝子座のマーカーで多型が見られた。 2.培地の活性炭処理とアカマツ無菌苗との二員培養の組み合わせにより,アミタケの胞子を効率良く発芽させること...
❏樹木-菌根菌共生系における菌根菌間の相互作用の解明に関する研究(11760110)
【研究テーマ】林学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (00282567)
【キーワード】アカマツ / 外生菌根菌 / マツタケ / ルートウィンドウ / シロ (他10件)
【概要】(1)伊那市試験地のアカマツ天然林内において,マツタケの子実体発生位置の調査を行った。子実体の発生位置から,マツタケのシロ(マツタケの菌糸や菌根の存在する部分)は楕円状に分布しており,長径が4.5m,短径が3.7mであると推測された。また,子実体発生位置の変化から,このシロの拡大速度は10〜15cm/年であると考えられた。 (2)ルートウィンドウによりマツタケのシロを観察した結果,マツタケのシロは...
【農学】農芸化学:メタン菌共生を含む研究件
❏細胞共生による原生生物の同所的種分化の可能性(17K19423)
【研究テーマ】多様性生物学、人類学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2019-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】共生 / 種分化 / 原生生物 / 腸内微生物 / メタン菌 (他12件)
【概要】生物の種分化過程には様々な類型がある。本研究では、シロアリ腸内共生原生生物(単細胞真核生物)を題材として、原生生物と原核生物(細菌とアーキア)の細胞共生が原生生物の同所的種分化を引き起こすという仮説を立て、その検証を行った。その結果、材料とした原生生物はこれまで1属1種と考えられていたが、細胞内にメタン生成アーキアが共生するか否かで明確に2種に分離されることを明らかにした。また、同共生アーキアのゲ...
❏石油の分解により天然ガスを生産する油田内部の新規微生物共生システムの分子基盤(21880014)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】小林 肇 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (50549269)
【キーワード】地下微生物 / 油田 / メタン菌 / 石油 / 共生 (他10件)
【概要】原油を分解しメタンを生成する油田内の微生物共生系の産業利用のための基礎的知見を得る事を目的として、油田から地下水を採集、含まれる微生物群の群集構造とメタン生成活性を解析した。その結果、原油生分解が起こっている油田内の微生物系では、酢酸資化性メタン菌が重要な役割を果たしている事が示唆された。さらに、複合栄養分の添加により、枯渇油田内の微生物系のメタン生成活性が賦活化される事が示唆された。 ...
【農学】生産環境農学:難培養共生を含む研究件
❏未培養原生生物1細胞ゲノム解析系の確立とシロアリ腸内木質分解性原生生物の機能解明(20H02897)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】共生 / メタゲノミクス / 1細胞ゲノミクス / 腸内微生物 / 1細胞トランスクリプトミクス (他10件)
【概要】本研究課題の目的は、未培養原生生物(単細胞真核生物)の1細胞ゲノム解析手法の確立である。環境中には多様な原生生物が生息するが、未培養種も多く、それらの生理・生態は未知である。本研究ではシロアリ腸内原生生物群集を材料とするが、それらはシロアリの餌である木材の分解発酵の主要部分を担うと考えられているものの、純粋培養成功例は無く、詳細な機能は不明である。ゲノム解析を行うにしても、原生生物細胞ごとに系統が...
❏細胞共生による原生生物の同所的種分化の可能性(17K19423)
【研究テーマ】多様性生物学、人類学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2019-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】共生 / 種分化 / 原生生物 / 腸内微生物 / メタン菌 (他12件)
【概要】生物の種分化過程には様々な類型がある。本研究では、シロアリ腸内共生原生生物(単細胞真核生物)を題材として、原生生物と原核生物(細菌とアーキア)の細胞共生が原生生物の同所的種分化を引き起こすという仮説を立て、その検証を行った。その結果、材料とした原生生物はこれまで1属1種と考えられていたが、細胞内にメタン生成アーキアが共生するか否かで明確に2種に分離されることを明らかにした。また、同共生アーキアのゲ...
❏シロアリ腸内共生系研究のためのモデル生物の構築(22658016)
【研究テーマ】応用昆虫学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学研究科, 准教授 (90392117)
【キーワード】昆虫利用・機能開発 / 共生 / 難培養 / バイオマス / 原生生物 (他6件)
【概要】近年、化石燃料価格高騰による経済被害や、その消費に伴う地球温暖化ガス放出などの環境破壊が、世界的な問題となっている。その解決策の一つが、植物質由来のバイオマス燃料開発と普及である。植物は空気中のCO_2を吸収して自身の体を構成するため、それを燃焼しても、CO_2濃度は上昇したことにならない(カーボンニュートラル)。しかし、種子を除き、植物の主成分はリグノセルロースという堅固な物質であり、動物は一般...
【農学】生産環境農学:難培養微生物共生を含む研究件
❏Bacteroidales目細菌の窒素固定と水素利用の新機能の解明(26292047)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】大熊 盛也 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソースセンター, 室長 (10270597)
【キーワード】微生物機能 / 窒素固定 / 水素代謝 / 共生 / シングルセルゲノム (他18件)
【概要】Bacteroidales目細菌において、窒素固定あるいは古細菌の水素代謝に関連する遺伝子をゲノム上に有する細菌種を見出し、培養株で活性を検出した。シロアリ腸内の窒素固定と水素利用還元的酢酸生成に働く細菌として、セルロース分解性原生生物の細胞内共生スピロヘータを同定した。この細胞内共生細菌と原生生物の細胞表層に共生するBacteroidales目細菌2種について、シングルセルゲノム解析で機能と共生...
❏環境ゲノミクスによるシロアリ腸内ファージ群集解析と害虫防除への応用の可能性(26650158)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】共生 / 腸内細菌 / 昆虫 / シロアリ / ウイルス (他13件)
【概要】シロアリは枯死材のみを餌とする昆虫で、地球の物質循環において重要な役割を果たすと同時に、人間にとっては木材の大害虫でもある。その高効率な木質消化能力の大部分は、腸内に共生する微生物群集によるものである。本研究では、その腸内共生細菌叢を攻撃する可能性があるバクテリオファージ群集のゲノム解析を初めて行い、その群集構造とファージが感染する腸内細菌種の同定に、一部成功した。 ...
【農学】生産環境農学:熱水噴出域共生を含む研究件
❏特殊なアミノ酸を用いて深海生物が硫化水素を無毒化するしくみ(22380107)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】井上 広滋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (60323630)
【キーワード】適応 / 特殊環境 / 深海 / 熱水噴出域 / 硫化水素 (他8件)
【概要】深海の熱水噴出域固有生物の硫化水素の毒性に対する適応機構を、アミノ酸の一種ヒポタウリンを手がかりとして解明を試みた。ヒポタウリンはタウリンの前駆体であるが、硫化水素と結合して無毒なチオタウリンとなることができ、その合成機構は適応の鍵となる。本研究では、シチヨウシンカイヒバリガイより海産無脊椎動物で初めてヒポタウリンの合成経路を解明し、それらの遺伝子が飼育環境中の硫化物濃度にかかわらず硫化物に曝され...
❏深海の熱水噴出域への適応機構をアミノ酸輸送体から探る(19380110)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】井上 広滋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (60323630)
【キーワード】適応 / 深海 / 熱水噴出域 / アミノ酸輸送体 / 硫化水素 (他11件)
【概要】深海の熱水噴出域に生息する生物は、細胞内にヒポタウリン(HT)という物質を蓄積して環境中の硫化水素を無毒化していると考えられる。本研究では、シンカイヒバリガイ類からタウリン輸送体(TAUT)という蛋白質の遺伝子を単離し、その性質を解析した。その結果、TAUT がHT を細胞内に集める機能を担い、その遺伝子発現が環境中の硫化物濃度に応じて変化することがわかった。TAUT は細胞内のHT 量を調節する...
【農学】境界農学:16S rRNA共生を含む研究件
❏サツマイモ窒素固定共生系の分子生態学的解明(15H04620)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池田 成志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター 大規模畑作研究領域, 上級研究員 (20396609)
【キーワード】窒素固定 / サツマイモ / 共生細菌 / 多様性 / 16S rRNA遺伝子 (他19件)
【概要】サツマイモの茎、塊根の表面と内部の共生細菌群集について非培養法による多様性解析を行った結果、各組織に共通して他の作物種よりもアルファプロテオバクテリアの優占化が観察された。また、多様性指数は塊根表面、茎、塊根内部、の順番で小さくなることが明らかにされた。上記と対応する組織から共生細菌の網羅的な分離培養を実施した。約2000株の分離菌について16S rRNA遺伝子に基づくクラスタリング解析を行った結...
❏渦鞭毛藻類と海洋細菌の共生系に関する分子生態学的研究(15688006)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】浜崎 恒二 広島大学, 大学院生物圏科学研究科, 講師 (80277871)
【キーワード】海洋細菌 / 渦鞭毛藻類 / 共生 / 16SrRNA / 海洋微生物 (他7件)
【概要】1.ゲノムライブラリー構築のターゲットバクテリアの選定:藻類細胞を1個ずつピックアップし、真正細菌のDNAと特異的に結合するプライマーを用いたPCR-DGGE法により16S rRNA遺伝子の多様性が解析され、各バンドの塩基配列決定後、系統解析がなされた。この手法により、培養株と共存する細菌の群集組成が明らかになると共に、自然環境中のAlexan drium細胞に付着・共生する細菌が初めて特定された...
【農学】境界農学:特殊環境共生を含む研究件
❏特殊なアミノ酸を用いて深海生物が硫化水素を無毒化するしくみ(22380107)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】井上 広滋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (60323630)
【キーワード】適応 / 特殊環境 / 深海 / 熱水噴出域 / 硫化水素 (他8件)
【概要】深海の熱水噴出域固有生物の硫化水素の毒性に対する適応機構を、アミノ酸の一種ヒポタウリンを手がかりとして解明を試みた。ヒポタウリンはタウリンの前駆体であるが、硫化水素と結合して無毒なチオタウリンとなることができ、その合成機構は適応の鍵となる。本研究では、シチヨウシンカイヒバリガイより海産無脊椎動物で初めてヒポタウリンの合成経路を解明し、それらの遺伝子が飼育環境中の硫化物濃度にかかわらず硫化物に曝され...
❏深海の熱水噴出域への適応機構をアミノ酸輸送体から探る(19380110)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】井上 広滋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (60323630)
【キーワード】適応 / 深海 / 熱水噴出域 / アミノ酸輸送体 / 硫化水素 (他11件)
【概要】深海の熱水噴出域に生息する生物は、細胞内にヒポタウリン(HT)という物質を蓄積して環境中の硫化水素を無毒化していると考えられる。本研究では、シンカイヒバリガイ類からタウリン輸送体(TAUT)という蛋白質の遺伝子を単離し、その性質を解析した。その結果、TAUT がHT を細胞内に集める機能を担い、その遺伝子発現が環境中の硫化物濃度に応じて変化することがわかった。TAUT は細胞内のHT 量を調節する...
【農学】境界農学:根粒菌共生を含む研究件
❏セスバニア根粒菌の病原性と細胞内感染能:非マメ科植物への感染拡大に向けた基盤研究(19H02858)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】青野 俊裕 東京大学, 生物生産工学研究センター, 講師 (10372418)
【キーワード】根粒菌 / 病原菌 / 共生 / R-body / reb遺伝子 (他6件)
【概要】セスバニア根粒菌は、マメ科植物セスバニアに根粒・茎粒を形成するが、非マメ科植物 のエンドファイトでもあり、単生窒素固定細菌でもある。我々は、本菌はR-body生産という病原菌的側面を持っており、セスバニアへの細胞内感染後に宿主細胞を殺傷できることを見出している。R-bodyとは、reb遺伝子群にコードされる低分子タンパク質群の巨大ポリマーである。セスバニア根粒菌は、reb遺伝子群と自己転写促進因子...
❏サツマイモ窒素固定共生系の分子生態学的解明(15H04620)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池田 成志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター 大規模畑作研究領域, 上級研究員 (20396609)
【キーワード】窒素固定 / サツマイモ / 共生細菌 / 多様性 / 16S rRNA遺伝子 (他19件)
【概要】サツマイモの茎、塊根の表面と内部の共生細菌群集について非培養法による多様性解析を行った結果、各組織に共通して他の作物種よりもアルファプロテオバクテリアの優占化が観察された。また、多様性指数は塊根表面、茎、塊根内部、の順番で小さくなることが明らかにされた。上記と対応する組織から共生細菌の網羅的な分離培養を実施した。約2000株の分離菌について16S rRNA遺伝子に基づくクラスタリング解析を行った結...
【農学】社会経済農学:根圏微生物共生を含む研究件
❏根圏微生物の宿主との共生制御剤の創製とその利用による無機元素循環の効率化(26520303)
【研究テーマ】食料循環研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-07-18 - 2017-03-31
【研究代表者】中村 英光 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (40724191)
【キーワード】アーバスキュラー菌根菌 / ストリゴラクトン / 植物・微生物間相互作用 / 無機栄養 / 根圏微生物 (他11件)
【概要】植物と共生し栄養吸収効率を高めるアーバスキュラー菌根菌(AM菌)は、植物ホルモンであるストリゴラクトン(SL)により菌糸分岐さらには宿主植物との共生が促進される。本研究は我々がこれまでに合成してきた種々のSL類縁体でありデブラノン化合物をこのAM菌による共生促進に利用することを目的にしている。しかしこれらのデブラノン化合物はいずれも弱い菌糸分岐誘導能しか示さなかった。そこで我々は、新たに多様な構造...
❏マツ林における外生菌根共生系の維持機構の分子生態学的解明(17380089)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (00282567)
【キーワード】外生菌根 / マツ林 / 共生 / 分子生態学 / マイクロサテライトマーカー (他14件)
【概要】本研究は,マツ林における外生菌根共生系の維持機構に関わる生物間のそうごさ用を分子生態学的手法により解明することを目指し,以下の成果が得られた。 1.dual-suppression PCR法を用いて9遺伝子座のアミタケのSSRマーカーを作製し,そのうちの3遺伝子座のマーカーで多型が見られた。 2.培地の活性炭処理とアカマツ無菌苗との二員培養の組み合わせにより,アミタケの胞子を効率良く発芽させること...
【農学】社会経済農学:アーバスキュラー菌根菌共生を含む研究件
❏根圏微生物の宿主との共生制御剤の創製とその利用による無機元素循環の効率化(26520303)
【研究テーマ】食料循環研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-07-18 - 2017-03-31
【研究代表者】中村 英光 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (40724191)
【キーワード】アーバスキュラー菌根菌 / ストリゴラクトン / 植物・微生物間相互作用 / 無機栄養 / 根圏微生物 (他11件)
【概要】植物と共生し栄養吸収効率を高めるアーバスキュラー菌根菌(AM菌)は、植物ホルモンであるストリゴラクトン(SL)により菌糸分岐さらには宿主植物との共生が促進される。本研究は我々がこれまでに合成してきた種々のSL類縁体でありデブラノン化合物をこのAM菌による共生促進に利用することを目的にしている。しかしこれらのデブラノン化合物はいずれも弱い菌糸分岐誘導能しか示さなかった。そこで我々は、新たに多様な構造...
❏アーバスキュラー菌根共生系成立機構の分子的基盤解明(13660064)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】妹尾 啓史 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40206652)
【キーワード】アーバスキュラー菌根菌 / Glomus intraradices / ミヤコグサ / 樹枝状体 / ESTライブラリー (他14件)
【概要】アーバスキュラー菌根菌-宿主植物の共生成立メカニズムならびに共生系における物質代謝・制御メカニズムに関する分子的基盤の解明を目標として本研究を行い、次の成果を得た。まず「アーバスキュラー菌根菌樹枝状体ESTライブラリーの構築」である。樹枝状体は菌根菌と植物との養分交換の場であるが、根から樹枝状体を短時間で効率良く単離する手法がなかったため、樹枝状体で営まれている代謝反応やその制御に関する知見は極め...
【農学】社会経済農学:移民共生を含む研究件
❏滞日ムスリムに関する住民意識の三地域比較調査研究と多文化政策再考(24530669)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】滞日ムスリム / モスク / イスラーム / 移民 / コミュニティ (他13件)
【概要】2005年から開始した滞日ムスリム調査研究の総括をおこなった。これまで蓄積してきた在日ムスリム調査、全国モスク調査、全国モスク代表者会議、各地での日本人のイスラーム認識に関するアンケート調査と全国のモスクやムスリムに対するインタビュー調査の成果などを総合して、全国各地に所在するモスクの現状と、滞日ムスリムの生活世界の現状および将来の課題をまとめる作業をおこない、その成果を発表した(『日本のモスク:...
❏共生の宗教へむけて――政教分離の諸相とイスラーム的視点をめぐる地域文化研究(22320017)
【研究テーマ】宗教学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】増田 一夫 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (70209435)
【キーワード】宗教 / 政教分離 / ライシテ / フランス / エジプト (他16件)
【概要】「宗教的近代」を疑問に付す諸現象(宗教の再活性化、保守革命、イスラーム民衆運動)に対して西洋諸社会が警戒を示すなかで、寛容を創出すべき政教分離の制度が、かえってマイノリティ抑圧へと転化する状況が見られる。本研究では、民主主義的諸価値が特定の宗教に対して動員され、グローバル化に伴う社会問題を相対化、隠蔽する様子を分析した。フランスでは、国家が対話しやすいイスラーム教を制度化するという、政教分離に矛盾...
❏滞日ムスリムの生活世界における多文化政策の影響と評価(21530567)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】国際社会・エスニシティ / 在日外国人 / イスラーム / ムスリム / 移民 (他13件)
【概要】従来のわれわれの研究成果により滞日ムスリムをめぐる生活世界の様相は、一定程度明らかにしてきた。本研究では、新たな研究課題として、特にムスリム集住地域周辺の非ムスリム日本人を対象とした意識・態度の把握を目的として、岐阜市と富山県射水市において調査分析を実施し、論文および学会発表等を行った。また2008年度から開始した日本初のモスク代表者会議を継続して開催し、滞日ムスリム・コミュニティと日本社会を架橋...
【農学】動物生命科学:原生生物共生を含む研究件
❏小区分45030:多様性生物学および分類学関連(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】多種共存
【研究期間】種多様性
【研究代表者】エコタイプ
【キーワード】原生生物
【概要】
❏未培養原生生物1細胞ゲノム解析系の確立とシロアリ腸内木質分解性原生生物の機能解明(20H02897)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】共生 / メタゲノミクス / 1細胞ゲノミクス / 腸内微生物 / 1細胞トランスクリプトミクス (他10件)
【概要】本研究課題の目的は、未培養原生生物(単細胞真核生物)の1細胞ゲノム解析手法の確立である。環境中には多様な原生生物が生息するが、未培養種も多く、それらの生理・生態は未知である。本研究ではシロアリ腸内原生生物群集を材料とするが、それらはシロアリの餌である木材の分解発酵の主要部分を担うと考えられているものの、純粋培養成功例は無く、詳細な機能は不明である。ゲノム解析を行うにしても、原生生物細胞ごとに系統が...
❏シロアリ腸内原生生物の多種共存機構の解明(19K16208)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】猪飼 桂 東京工業大学, 生命理工学院, 研究員 (60806438)
【キーワード】多種共存 / 種多様性 / エコタイプ / 原生生物 / 腸内微生物叢 (他9件)
【概要】令和2年度までに、ヤマトシロアリ腸内オキシモナス目原生生物群集を対象とした1細胞18S rRNA遺伝子解析および網羅的18S rRNA遺伝子解析を行ってきた。これらの遺伝子データに基づき、種分化シミュレーションを試行した結果、33種のオキシモナス目原生生物が共存する可能性が示された。令和3年度は、特に同シミュレーションのパラメータの最適化を中心に、種推定の信頼性を検証した。令和2年度までのシミュレ...
【農学】森林圏科学:菌糸融合共生を含む研究件
❏森林の地面の下の多様性:外生菌根菌間の相互作用(23380080)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】呉 炳雲 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (10396814)
【キーワード】共生 / 多様性 / 外生菌根菌 / 根外菌糸体 / トレーサー実験 (他10件)
【概要】森林生態系では,多種多様な菌根菌が際立って多様性の高い安定した菌根菌群集構造を維持している。本研究では,この菌根共生系の多様性を生み出すメカニズムや多様性が持つ生態的意味に着目し,地下部における菌糸体ネットワーク間の相互作用およびそれと菌根共生機能との関係を明らかにすることを目的とする。 平成25年度は,樹木のアミノ酸吸収に外生菌根菌がどのように関わっているかを明らかにするために,14Cで標識,あ...
❏外生菌根共生における地下部菌糸体ネットワークと転流ドメインの形成機構の解明(21248018)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】宝月 岱造 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10107170)
【キーワード】コメツガ / 根外菌糸体 / 菌糸融合 / シンク能 / トレーサー実験 (他11件)
【概要】外生菌根共生は、菌根から土壌中に伸展する根外菌糸体によって支えられている。そこで本研究では、実際の森林における菌根菌種の多様性と分布を調べるとともに、根外菌糸体に着目して、菌根共生系内の養分転流と根外菌糸体間の相互作用を、分離菌株を接種したマツ苗によるトレーサー実験等により調べた。その結果、(1)天然更新しているコメツガ実生では、根系内の菌根菌種の多様性は高く、多くの菌種が固まって分布すること、(...
【農学】森林圏科学:菌類共生を含む研究件
❏樹木内生菌の伝播・繁殖機構および樹体内共生機構の解明(25292083)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00282567)
【キーワード】内生菌 / 共生 / ジェネット / 群集構造 / Ascochyta fagi (他16件)
【概要】内生菌は,宿主植物に病気を引き起こすことなく,植物の健全な生きた組織内部に生息する菌類である。内生菌は,これまでに調査されたすべての陸上植物種で存在が確認されている普遍的な植物の共生者である。本研究では,樹木の葉内生菌の伝播・繁殖様式を明らかにするために,クマシデ,ハウチワカエデ,ヒサカキ,ブナ,モミ,ヤブツバキの葉内生菌の群集構造を調査した。また,ブナについては,葉内における内生菌種の詳細分布を...
❏マツ林における外生菌根共生系の維持機構の分子生態学的解明(17380089)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (00282567)
【キーワード】外生菌根 / マツ林 / 共生 / 分子生態学 / マイクロサテライトマーカー (他14件)
【概要】本研究は,マツ林における外生菌根共生系の維持機構に関わる生物間のそうごさ用を分子生態学的手法により解明することを目指し,以下の成果が得られた。 1.dual-suppression PCR法を用いて9遺伝子座のアミタケのSSRマーカーを作製し,そのうちの3遺伝子座のマーカーで多型が見られた。 2.培地の活性炭処理とアカマツ無菌苗との二員培養の組み合わせにより,アミタケの胞子を効率良く発芽させること...
【農学】森林圏科学:シラビソ共生を含む研究件
❏倒木更新におけるコケ植物-シアノバクテリア-菌根菌共生系の窒素供給機構の解明(18H02231)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00282567)
【キーワード】共生 / 窒素固定 / 倒木更新 / 亜高山帯林 / 北方林 (他15件)
【概要】北方林や亜高山帯林では,倒木上のコケ植物群落が針葉樹の主要な更新サイトの1つである。この群落に優占するイワダレゴケやタチハイゴケには窒素固定能をもつシアノバクテリアが着生(共生)しており,この共生が針葉樹実生への窒素供給に重要な役割を担っていると推測される。本研究では,倒木上におけるコケ植物とシアノバクテリアとの共生と窒素固定の実態を把握することを目的として,①倒木上のコケ植物群落内におけるシアノ...
❏外生菌根共生における地下部菌糸体ネットワークと転流ドメインの形成機構の解明(21248018)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】宝月 岱造 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10107170)
【キーワード】コメツガ / 根外菌糸体 / 菌糸融合 / シンク能 / トレーサー実験 (他11件)
【概要】外生菌根共生は、菌根から土壌中に伸展する根外菌糸体によって支えられている。そこで本研究では、実際の森林における菌根菌種の多様性と分布を調べるとともに、根外菌糸体に着目して、菌根共生系内の養分転流と根外菌糸体間の相互作用を、分離菌株を接種したマツ苗によるトレーサー実験等により調べた。その結果、(1)天然更新しているコメツガ実生では、根系内の菌根菌種の多様性は高く、多くの菌種が固まって分布すること、(...
【農学】森林圏科学:シロ共生を含む研究件
❏分根培養系によるマツタケの人工シロ形成手法の確立(24658131)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00282567)
【キーワード】マツタケ / シロ / 外生菌根菌 / 分根 / 共生 (他9件)
【概要】マツタケを人工栽培するためには,「シロ」と呼ばれる外生菌根と菌糸の集合体を形成させる必要がある。本研究では,アカマツの分根培養系を用いた新たなシロの形成手法の確立に挑戦した。分根培養系を効率良く作成するために,挿し穂の週齢と挿し床の水分条件を検討し,挿し木の最適条件を決定した。また,分根培養系への菌根菌の接種方法を確立した。これらの方法により,同一宿主の根系に,マツタケと他の菌根菌を同時に生育させ...
❏アカマツ-マツタケ共生系の形成・発達過程における共生者間の相互作用の解明(13760111)
【研究テーマ】林学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (00282567)
【キーワード】マツタケ / アカマツ / 外生菌根 / 共生 / アカハツ (他11件)
【概要】本研究では,アカマツ-マツタケ共生系の生理・生態学的特徴を宿主と共生者間の相互作用の観点から解明し,林地へのマツタケ菌の導入技術へ応用することを目的とした。本年度は,まず,無菌播種により得られた外生菌根菌フリーのアカマツ実生苗を用いて,非無菌条件下でのアカマツ-マツタケ共生系の構築を試みた。4種類の培土を用いて,培土の違いが菌根形成に与える影響を調査した結果,いずれの培土においても,接種3ヵ月後ま...
❏樹木-菌根菌共生系における菌根菌間の相互作用の解明に関する研究(11760110)
【研究テーマ】林学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (00282567)
【キーワード】アカマツ / 外生菌根菌 / マツタケ / ルートウィンドウ / シロ (他10件)
【概要】(1)伊那市試験地のアカマツ天然林内において,マツタケの子実体発生位置の調査を行った。子実体の発生位置から,マツタケのシロ(マツタケの菌糸や菌根の存在する部分)は楕円状に分布しており,長径が4.5m,短径が3.7mであると推測された。また,子実体発生位置の変化から,このシロの拡大速度は10〜15cm/年であると考えられた。 (2)ルートウィンドウによりマツタケのシロを観察した結果,マツタケのシロは...
【農学】森林圏科学:外生菌根共生を含む研究件
❏分根培養系によるマツタケの人工シロ形成手法の確立(24658131)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00282567)
【キーワード】マツタケ / シロ / 外生菌根菌 / 分根 / 共生 (他9件)
【概要】マツタケを人工栽培するためには,「シロ」と呼ばれる外生菌根と菌糸の集合体を形成させる必要がある。本研究では,アカマツの分根培養系を用いた新たなシロの形成手法の確立に挑戦した。分根培養系を効率良く作成するために,挿し穂の週齢と挿し床の水分条件を検討し,挿し木の最適条件を決定した。また,分根培養系への菌根菌の接種方法を確立した。これらの方法により,同一宿主の根系に,マツタケと他の菌根菌を同時に生育させ...
❏マツ林における外生菌根共生系の維持機構の分子生態学的解明(17380089)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (00282567)
【キーワード】外生菌根 / マツ林 / 共生 / 分子生態学 / マイクロサテライトマーカー (他14件)
【概要】本研究は,マツ林における外生菌根共生系の維持機構に関わる生物間のそうごさ用を分子生態学的手法により解明することを目指し,以下の成果が得られた。 1.dual-suppression PCR法を用いて9遺伝子座のアミタケのSSRマーカーを作製し,そのうちの3遺伝子座のマーカーで多型が見られた。 2.培地の活性炭処理とアカマツ無菌苗との二員培養の組み合わせにより,アミタケの胞子を効率良く発芽させること...
❏マツタケ人工シロ形成手法の確立に関する研究(15780111)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (00282567)
【キーワード】マツタケ / アカマツ / 外生菌根 / 共生 / 人工シロ
【概要】本研究では,マツタケの外生菌根形成からシロの形成に至るまでに必要な生物的・非生物的環境条件を明らかにすることを目的とする。同時に,シロの形成・発達過程におけるアカマツ-マツタケ共生系の生理的な変化の解明を目指す。今年度は,以下の成果が得られた。 ポリカーボネート製の容器に滅菌した培養土を入れ,マツタケの培養菌糸を接種した後に,無菌的に発芽させたアカマツ実生を移植した。その結果,接種5ヶ月後には壁面...
【農学】森林圏科学:外生菌根菌共生を含む研究件
❏分根培養系によるマツタケの人工シロ形成手法の確立(24658131)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00282567)
【キーワード】マツタケ / シロ / 外生菌根菌 / 分根 / 共生 (他9件)
【概要】マツタケを人工栽培するためには,「シロ」と呼ばれる外生菌根と菌糸の集合体を形成させる必要がある。本研究では,アカマツの分根培養系を用いた新たなシロの形成手法の確立に挑戦した。分根培養系を効率良く作成するために,挿し穂の週齢と挿し床の水分条件を検討し,挿し木の最適条件を決定した。また,分根培養系への菌根菌の接種方法を確立した。これらの方法により,同一宿主の根系に,マツタケと他の菌根菌を同時に生育させ...
❏森林の地面の下の多様性:外生菌根菌間の相互作用(23380080)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】呉 炳雲 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (10396814)
【キーワード】共生 / 多様性 / 外生菌根菌 / 根外菌糸体 / トレーサー実験 (他10件)
【概要】森林生態系では,多種多様な菌根菌が際立って多様性の高い安定した菌根菌群集構造を維持している。本研究では,この菌根共生系の多様性を生み出すメカニズムや多様性が持つ生態的意味に着目し,地下部における菌糸体ネットワーク間の相互作用およびそれと菌根共生機能との関係を明らかにすることを目的とする。 平成25年度は,樹木のアミノ酸吸収に外生菌根菌がどのように関わっているかを明らかにするために,14Cで標識,あ...
❏外生菌根共生における地下部菌糸体ネットワークと転流ドメインの形成機構の解明(21248018)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】宝月 岱造 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10107170)
【キーワード】コメツガ / 根外菌糸体 / 菌糸融合 / シンク能 / トレーサー実験 (他11件)
【概要】外生菌根共生は、菌根から土壌中に伸展する根外菌糸体によって支えられている。そこで本研究では、実際の森林における菌根菌種の多様性と分布を調べるとともに、根外菌糸体に着目して、菌根共生系内の養分転流と根外菌糸体間の相互作用を、分離菌株を接種したマツ苗によるトレーサー実験等により調べた。その結果、(1)天然更新しているコメツガ実生では、根系内の菌根菌種の多様性は高く、多くの菌種が固まって分布すること、(...
【農学】森林圏科学:群集構造共生を含む研究件
❏環境ゲノミクスによるシロアリ腸内ファージ群集解析と害虫防除への応用の可能性(26650158)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】共生 / 腸内細菌 / 昆虫 / シロアリ / ウイルス (他13件)
【概要】シロアリは枯死材のみを餌とする昆虫で、地球の物質循環において重要な役割を果たすと同時に、人間にとっては木材の大害虫でもある。その高効率な木質消化能力の大部分は、腸内に共生する微生物群集によるものである。本研究では、その腸内共生細菌叢を攻撃する可能性があるバクテリオファージ群集のゲノム解析を初めて行い、その群集構造とファージが感染する腸内細菌種の同定に、一部成功した。 ...
❏樹木内生菌の伝播・繁殖機構および樹体内共生機構の解明(25292083)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00282567)
【キーワード】内生菌 / 共生 / ジェネット / 群集構造 / Ascochyta fagi (他16件)
【概要】内生菌は,宿主植物に病気を引き起こすことなく,植物の健全な生きた組織内部に生息する菌類である。内生菌は,これまでに調査されたすべての陸上植物種で存在が確認されている普遍的な植物の共生者である。本研究では,樹木の葉内生菌の伝播・繁殖様式を明らかにするために,クマシデ,ハウチワカエデ,ヒサカキ,ブナ,モミ,ヤブツバキの葉内生菌の群集構造を調査した。また,ブナについては,葉内における内生菌種の詳細分布を...
【農学】森林圏科学:昆虫共生を含む研究件
❏小区分38020:応用微生物学関連(0)
【研究テーマ】2020
【研究種目】共生
【研究期間】メタゲノミクス
【研究代表者】1細胞ゲノミクス
【キーワード】腸内微生物
【概要】
❏ボルバキアが宿主昆虫を時空間的に制御し、オス殺しを成立させる仕組みを解明する(22H00366)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】勝間 進 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20378863)
【キーワード】ボルバキア / 性操作 / 共生 / 昆虫 / 性決定
【概要】
❏未培養原生生物1細胞ゲノム解析系の確立とシロアリ腸内木質分解性原生生物の機能解明(20H02897)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】共生 / メタゲノミクス / 1細胞ゲノミクス / 腸内微生物 / 1細胞トランスクリプトミクス (他10件)
【概要】本研究課題の目的は、未培養原生生物(単細胞真核生物)の1細胞ゲノム解析手法の確立である。環境中には多様な原生生物が生息するが、未培養種も多く、それらの生理・生態は未知である。本研究ではシロアリ腸内原生生物群集を材料とするが、それらはシロアリの餌である木材の分解発酵の主要部分を担うと考えられているものの、純粋培養成功例は無く、詳細な機能は不明である。ゲノム解析を行うにしても、原生生物細胞ごとに系統が...
【農学】森林圏科学:根外菌糸体共生を含む研究件
❏森林の地面の下の多様性:外生菌根菌間の相互作用(23380080)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】呉 炳雲 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (10396814)
【キーワード】共生 / 多様性 / 外生菌根菌 / 根外菌糸体 / トレーサー実験 (他10件)
【概要】森林生態系では,多種多様な菌根菌が際立って多様性の高い安定した菌根菌群集構造を維持している。本研究では,この菌根共生系の多様性を生み出すメカニズムや多様性が持つ生態的意味に着目し,地下部における菌糸体ネットワーク間の相互作用およびそれと菌根共生機能との関係を明らかにすることを目的とする。 平成25年度は,樹木のアミノ酸吸収に外生菌根菌がどのように関わっているかを明らかにするために,14Cで標識,あ...
❏外生菌根共生における地下部菌糸体ネットワークと転流ドメインの形成機構の解明(21248018)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】宝月 岱造 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10107170)
【キーワード】コメツガ / 根外菌糸体 / 菌糸融合 / シンク能 / トレーサー実験 (他11件)
【概要】外生菌根共生は、菌根から土壌中に伸展する根外菌糸体によって支えられている。そこで本研究では、実際の森林における菌根菌種の多様性と分布を調べるとともに、根外菌糸体に着目して、菌根共生系内の養分転流と根外菌糸体間の相互作用を、分離菌株を接種したマツ苗によるトレーサー実験等により調べた。その結果、(1)天然更新しているコメツガ実生では、根系内の菌根菌種の多様性は高く、多くの菌種が固まって分布すること、(...
【農学】森林圏科学:マツタケ共生を含む研究件
❏分根培養系によるマツタケの人工シロ形成手法の確立(24658131)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00282567)
【キーワード】マツタケ / シロ / 外生菌根菌 / 分根 / 共生 (他9件)
【概要】マツタケを人工栽培するためには,「シロ」と呼ばれる外生菌根と菌糸の集合体を形成させる必要がある。本研究では,アカマツの分根培養系を用いた新たなシロの形成手法の確立に挑戦した。分根培養系を効率良く作成するために,挿し穂の週齢と挿し床の水分条件を検討し,挿し木の最適条件を決定した。また,分根培養系への菌根菌の接種方法を確立した。これらの方法により,同一宿主の根系に,マツタケと他の菌根菌を同時に生育させ...
❏マツ林における外生菌根共生系の維持機構の分子生態学的解明(17380089)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (00282567)
【キーワード】外生菌根 / マツ林 / 共生 / 分子生態学 / マイクロサテライトマーカー (他14件)
【概要】本研究は,マツ林における外生菌根共生系の維持機構に関わる生物間のそうごさ用を分子生態学的手法により解明することを目指し,以下の成果が得られた。 1.dual-suppression PCR法を用いて9遺伝子座のアミタケのSSRマーカーを作製し,そのうちの3遺伝子座のマーカーで多型が見られた。 2.培地の活性炭処理とアカマツ無菌苗との二員培養の組み合わせにより,アミタケの胞子を効率良く発芽させること...
❏マツタケ人工シロ形成手法の確立に関する研究(15780111)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (00282567)
【キーワード】マツタケ / アカマツ / 外生菌根 / 共生 / 人工シロ
【概要】本研究では,マツタケの外生菌根形成からシロの形成に至るまでに必要な生物的・非生物的環境条件を明らかにすることを目的とする。同時に,シロの形成・発達過程におけるアカマツ-マツタケ共生系の生理的な変化の解明を目指す。今年度は,以下の成果が得られた。 ポリカーボネート製の容器に滅菌した培養土を入れ,マツタケの培養菌糸を接種した後に,無菌的に発芽させたアカマツ実生を移植した。その結果,接種5ヶ月後には壁面...
【農学】森林圏科学:マツ科樹木共生を含む研究件
❏倒木更新におけるコケ植物-シアノバクテリア-菌根菌共生系の窒素供給機構の解明(18H02231)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00282567)
【キーワード】共生 / 窒素固定 / 倒木更新 / 亜高山帯林 / 北方林 (他15件)
【概要】北方林や亜高山帯林では,倒木上のコケ植物群落が針葉樹の主要な更新サイトの1つである。この群落に優占するイワダレゴケやタチハイゴケには窒素固定能をもつシアノバクテリアが着生(共生)しており,この共生が針葉樹実生への窒素供給に重要な役割を担っていると推測される。本研究では,倒木上におけるコケ植物とシアノバクテリアとの共生と窒素固定の実態を把握することを目的として,①倒木上のコケ植物群落内におけるシアノ...
❏樹木内生菌の伝播・繁殖機構および樹体内共生機構の解明(25292083)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00282567)
【キーワード】内生菌 / 共生 / ジェネット / 群集構造 / Ascochyta fagi (他16件)
【概要】内生菌は,宿主植物に病気を引き起こすことなく,植物の健全な生きた組織内部に生息する菌類である。内生菌は,これまでに調査されたすべての陸上植物種で存在が確認されている普遍的な植物の共生者である。本研究では,樹木の葉内生菌の伝播・繁殖様式を明らかにするために,クマシデ,ハウチワカエデ,ヒサカキ,ブナ,モミ,ヤブツバキの葉内生菌の群集構造を調査した。また,ブナについては,葉内における内生菌種の詳細分布を...
❏マツ林における外生菌根共生系の維持機構の分子生態学的解明(17380089)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (00282567)
【キーワード】外生菌根 / マツ林 / 共生 / 分子生態学 / マイクロサテライトマーカー (他14件)
【概要】本研究は,マツ林における外生菌根共生系の維持機構に関わる生物間のそうごさ用を分子生態学的手法により解明することを目指し,以下の成果が得られた。 1.dual-suppression PCR法を用いて9遺伝子座のアミタケのSSRマーカーを作製し,そのうちの3遺伝子座のマーカーで多型が見られた。 2.培地の活性炭処理とアカマツ無菌苗との二員培養の組み合わせにより,アミタケの胞子を効率良く発芽させること...
【農学】森林圏科学:トレーサー実験共生を含む研究件
❏森林の地面の下の多様性:外生菌根菌間の相互作用(23380080)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】呉 炳雲 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (10396814)
【キーワード】共生 / 多様性 / 外生菌根菌 / 根外菌糸体 / トレーサー実験 (他10件)
【概要】森林生態系では,多種多様な菌根菌が際立って多様性の高い安定した菌根菌群集構造を維持している。本研究では,この菌根共生系の多様性を生み出すメカニズムや多様性が持つ生態的意味に着目し,地下部における菌糸体ネットワーク間の相互作用およびそれと菌根共生機能との関係を明らかにすることを目的とする。 平成25年度は,樹木のアミノ酸吸収に外生菌根菌がどのように関わっているかを明らかにするために,14Cで標識,あ...
❏外生菌根共生における地下部菌糸体ネットワークと転流ドメインの形成機構の解明(21248018)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】宝月 岱造 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10107170)
【キーワード】コメツガ / 根外菌糸体 / 菌糸融合 / シンク能 / トレーサー実験 (他11件)
【概要】外生菌根共生は、菌根から土壌中に伸展する根外菌糸体によって支えられている。そこで本研究では、実際の森林における菌根菌種の多様性と分布を調べるとともに、根外菌糸体に着目して、菌根共生系内の養分転流と根外菌糸体間の相互作用を、分離菌株を接種したマツ苗によるトレーサー実験等により調べた。その結果、(1)天然更新しているコメツガ実生では、根系内の菌根菌種の多様性は高く、多くの菌種が固まって分布すること、(...
【農学】森林圏科学:クロマツ共生を含む研究件
❏分根培養系によるマツタケの人工シロ形成手法の確立(24658131)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00282567)
【キーワード】マツタケ / シロ / 外生菌根菌 / 分根 / 共生 (他9件)
【概要】マツタケを人工栽培するためには,「シロ」と呼ばれる外生菌根と菌糸の集合体を形成させる必要がある。本研究では,アカマツの分根培養系を用いた新たなシロの形成手法の確立に挑戦した。分根培養系を効率良く作成するために,挿し穂の週齢と挿し床の水分条件を検討し,挿し木の最適条件を決定した。また,分根培養系への菌根菌の接種方法を確立した。これらの方法により,同一宿主の根系に,マツタケと他の菌根菌を同時に生育させ...
❏森林の地面の下の多様性:外生菌根菌間の相互作用(23380080)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】呉 炳雲 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (10396814)
【キーワード】共生 / 多様性 / 外生菌根菌 / 根外菌糸体 / トレーサー実験 (他10件)
【概要】森林生態系では,多種多様な菌根菌が際立って多様性の高い安定した菌根菌群集構造を維持している。本研究では,この菌根共生系の多様性を生み出すメカニズムや多様性が持つ生態的意味に着目し,地下部における菌糸体ネットワーク間の相互作用およびそれと菌根共生機能との関係を明らかにすることを目的とする。 平成25年度は,樹木のアミノ酸吸収に外生菌根菌がどのように関わっているかを明らかにするために,14Cで標識,あ...
【農学】森林圏科学:コメツガ共生を含む研究件
❏倒木更新におけるコケ植物-シアノバクテリア-菌根菌共生系の窒素供給機構の解明(18H02231)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00282567)
【キーワード】共生 / 窒素固定 / 倒木更新 / 亜高山帯林 / 北方林 (他15件)
【概要】北方林や亜高山帯林では,倒木上のコケ植物群落が針葉樹の主要な更新サイトの1つである。この群落に優占するイワダレゴケやタチハイゴケには窒素固定能をもつシアノバクテリアが着生(共生)しており,この共生が針葉樹実生への窒素供給に重要な役割を担っていると推測される。本研究では,倒木上におけるコケ植物とシアノバクテリアとの共生と窒素固定の実態を把握することを目的として,①倒木上のコケ植物群落内におけるシアノ...
❏外生菌根共生における地下部菌糸体ネットワークと転流ドメインの形成機構の解明(21248018)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】宝月 岱造 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10107170)
【キーワード】コメツガ / 根外菌糸体 / 菌糸融合 / シンク能 / トレーサー実験 (他11件)
【概要】外生菌根共生は、菌根から土壌中に伸展する根外菌糸体によって支えられている。そこで本研究では、実際の森林における菌根菌種の多様性と分布を調べるとともに、根外菌糸体に着目して、菌根共生系内の養分転流と根外菌糸体間の相互作用を、分離菌株を接種したマツ苗によるトレーサー実験等により調べた。その結果、(1)天然更新しているコメツガ実生では、根系内の菌根菌種の多様性は高く、多くの菌種が固まって分布すること、(...
【農学】森林圏科学:アカマツ共生を含む研究件
❏分根培養系によるマツタケの人工シロ形成手法の確立(24658131)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00282567)
【キーワード】マツタケ / シロ / 外生菌根菌 / 分根 / 共生 (他9件)
【概要】マツタケを人工栽培するためには,「シロ」と呼ばれる外生菌根と菌糸の集合体を形成させる必要がある。本研究では,アカマツの分根培養系を用いた新たなシロの形成手法の確立に挑戦した。分根培養系を効率良く作成するために,挿し穂の週齢と挿し床の水分条件を検討し,挿し木の最適条件を決定した。また,分根培養系への菌根菌の接種方法を確立した。これらの方法により,同一宿主の根系に,マツタケと他の菌根菌を同時に生育させ...
❏マツタケ人工シロ形成手法の確立に関する研究(15780111)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (00282567)
【キーワード】マツタケ / アカマツ / 外生菌根 / 共生 / 人工シロ
【概要】本研究では,マツタケの外生菌根形成からシロの形成に至るまでに必要な生物的・非生物的環境条件を明らかにすることを目的とする。同時に,シロの形成・発達過程におけるアカマツ-マツタケ共生系の生理的な変化の解明を目指す。今年度は,以下の成果が得られた。 ポリカーボネート製の容器に滅菌した培養土を入れ,マツタケの培養菌糸を接種した後に,無菌的に発芽させたアカマツ実生を移植した。その結果,接種5ヶ月後には壁面...
❏アカマツ-マツタケ共生系の形成・発達過程における共生者間の相互作用の解明(13760111)
【研究テーマ】林学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (00282567)
【キーワード】マツタケ / アカマツ / 外生菌根 / 共生 / アカハツ (他11件)
【概要】本研究では,アカマツ-マツタケ共生系の生理・生態学的特徴を宿主と共生者間の相互作用の観点から解明し,林地へのマツタケ菌の導入技術へ応用することを目的とした。本年度は,まず,無菌播種により得られた外生菌根菌フリーのアカマツ実生苗を用いて,非無菌条件下でのアカマツ-マツタケ共生系の構築を試みた。4種類の培土を用いて,培土の違いが菌根形成に与える影響を調査した結果,いずれの培土においても,接種3ヵ月後ま...
【農学】森林圏科学:セルロース共生を含む研究件
❏シロアリ腸内共生微生物の獲得・進化機構の解明(16H04840)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】シロアリ / 共生 / 腸内微生物 / 原生生物 / セルロース (他10件)
【概要】シロアリの餌である木片の消化の大部分は、シロアリと1.5億年以上前に共生を開始した腸内原生生物群集が担っているが、それら原生生物の起源や共生に至った過程は未知である。本研究の主目的は、木質分解性原生生物を進化過程で喪失した「高等シロアリ」の一系統群が比較的最近、新規な木質分解性原生生物を再獲得した可能性の検証である。結果、新規原生生物は多様な高等シロアリに共生しているものの、多数の原生生物細胞が見...
❏培養不能微生物のゲノム解析(18687002)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】本郷 裕一 独立行政法人理化学研究所, 前田バイオ工学研究室, 協力研究員 (90392117)
【キーワード】難培養 / 微生物 / 細菌 / 共生 / ゲノム (他12件)
【概要】地球上の99%以上の微生物種は培養法が不明であり、その生理・生態はほとんど未知である。本研究では、シロアリ腸内に共生する培養不能細菌の1種の少数細胞から、DNA合成酵素を使用することで全遺伝子情報を1千万倍に増幅して完全解読する手法の確立を試み、世界で初めて成功した。これにより、これまで詳細が不明であったシロアリと腸内原生生物、腸内細菌の複雑な3者共生機構を世界で初めて明らかにした。 ...
【農学】森林圏科学:バイオマス共生を含む研究件
❏シロアリ腸内共生系研究のためのモデル生物の構築(22658016)
【研究テーマ】応用昆虫学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学研究科, 准教授 (90392117)
【キーワード】昆虫利用・機能開発 / 共生 / 難培養 / バイオマス / 原生生物 (他6件)
【概要】近年、化石燃料価格高騰による経済被害や、その消費に伴う地球温暖化ガス放出などの環境破壊が、世界的な問題となっている。その解決策の一つが、植物質由来のバイオマス燃料開発と普及である。植物は空気中のCO_2を吸収して自身の体を構成するため、それを燃焼しても、CO_2濃度は上昇したことにならない(カーボンニュートラル)。しかし、種子を除き、植物の主成分はリグノセルロースという堅固な物質であり、動物は一般...
❏シングルセル・ゲノミクスによる難培養微生物の機能解明と遺伝子資源化(22241046)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学研究科, 准教授 (90392117)
【キーワード】細菌叢ゲノム / 共生 / 難培養 / バイオマス / メタゲノム (他7件)
【概要】シングルセル・ゲノミクスとは、1細胞のみを用いて、ある生物種のゲノムを解読する研究分野あるいは手法である。ゲノムとは全遺伝情報、すなわち設計図であり、その生物種を用いた基礎・応用研究上、最も重要なデータの一つである。 細菌ゲノムの解読には10億個以上の同一系統の細胞が必要だが、培養すれば容易に集められる。ゲノムDNAの配列解析に要するコストも年々低下しており、これまでに、細菌を中心に1400以上の...
❏培養不能微生物のゲノム解析(18687002)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】本郷 裕一 独立行政法人理化学研究所, 前田バイオ工学研究室, 協力研究員 (90392117)
【キーワード】難培養 / 微生物 / 細菌 / 共生 / ゲノム (他12件)
【概要】地球上の99%以上の微生物種は培養法が不明であり、その生理・生態はほとんど未知である。本研究では、シロアリ腸内に共生する培養不能細菌の1種の少数細胞から、DNA合成酵素を使用することで全遺伝子情報を1千万倍に増幅して完全解読する手法の確立を試み、世界で初めて成功した。これにより、これまで詳細が不明であったシロアリと腸内原生生物、腸内細菌の複雑な3者共生機構を世界で初めて明らかにした。 ...
【農学】水圏応用科学:生態学共生を含む研究件
❏サツマイモ窒素固定共生系の分子生態学的解明(15H04620)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池田 成志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター 大規模畑作研究領域, 上級研究員 (20396609)
【キーワード】窒素固定 / サツマイモ / 共生細菌 / 多様性 / 16S rRNA遺伝子 (他19件)
【概要】サツマイモの茎、塊根の表面と内部の共生細菌群集について非培養法による多様性解析を行った結果、各組織に共通して他の作物種よりもアルファプロテオバクテリアの優占化が観察された。また、多様性指数は塊根表面、茎、塊根内部、の順番で小さくなることが明らかにされた。上記と対応する組織から共生細菌の網羅的な分離培養を実施した。約2000株の分離菌について16S rRNA遺伝子に基づくクラスタリング解析を行った結...
❏Bacteroidales目細菌の窒素固定と水素利用の新機能の解明(26292047)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】大熊 盛也 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソースセンター, 室長 (10270597)
【キーワード】微生物機能 / 窒素固定 / 水素代謝 / 共生 / シングルセルゲノム (他18件)
【概要】Bacteroidales目細菌において、窒素固定あるいは古細菌の水素代謝に関連する遺伝子をゲノム上に有する細菌種を見出し、培養株で活性を検出した。シロアリ腸内の窒素固定と水素利用還元的酢酸生成に働く細菌として、セルロース分解性原生生物の細胞内共生スピロヘータを同定した。この細胞内共生細菌と原生生物の細胞表層に共生するBacteroidales目細菌2種について、シングルセルゲノム解析で機能と共生...
【農学】水圏応用科学:生物多様性共生を含む研究件
❏シソ科ムラサキシキブ属におけるアリ植物の進化と形態進化の遺伝的背景の研究(15H05236)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】副島 顕子 熊本大学, 大学院先端科学研究部(理), 教授 (00244674)
【キーワード】系統分類 / 共生進化 / 形態形成 / 植物系統分類学 / 形態形成遺伝子 (他8件)
【概要】ボルネオ島固有種のCallicarpa saccataという植物は,日本にも分布するムラサキシキブの仲間であるが,葉の基部が袋状になり,その中にアリが住むという特殊な形質をもつ.野外調査と分子系統解析により,花外蜜腺の役割をもつ腺点や枝の空洞といった,アリ植物としてはより一般的な形態特徴をもつ複数の他の種が近縁種に存在することが明らかになり,アリとの共進化が段階的に起こったことが示された. 一方,...
❏Bacteroidales目細菌の窒素固定と水素利用の新機能の解明(26292047)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】大熊 盛也 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソースセンター, 室長 (10270597)
【キーワード】微生物機能 / 窒素固定 / 水素代謝 / 共生 / シングルセルゲノム (他18件)
【概要】Bacteroidales目細菌において、窒素固定あるいは古細菌の水素代謝に関連する遺伝子をゲノム上に有する細菌種を見出し、培養株で活性を検出した。シロアリ腸内の窒素固定と水素利用還元的酢酸生成に働く細菌として、セルロース分解性原生生物の細胞内共生スピロヘータを同定した。この細胞内共生細菌と原生生物の細胞表層に共生するBacteroidales目細菌2種について、シングルセルゲノム解析で機能と共生...
❏地球環境と作物生産との調和を目指した二酸化炭素循環の研究(07458118)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】坂井 直樹 筑波大学, 農林学系, 教授 (00092213)
【キーワード】地球温暖化 / 環境保全 / 二酸化炭素循環 / 不耕起栽培 / 生物の多様性 (他13件)
【概要】地球温暖化の防止に対する農業生産による貢献を目指して、要因を耕うん法(耕起CT区/不耕起NT区の2水準)×作付様式(単作/単作/混作の3水準)×除草(有/無の2水準)×反復(3)とする実験計画のもとで、作物と雑草の共生に関する実験、さらには圃場における土壌呼吸の測定を行った。その結果、(1)雑草乾物生産量では、混作区より単作区で多量の雑草が生育していたが、NT区で必ずしも雑草が多くはなかった。(2...
【農学】水圏応用科学:深海共生を含む研究件
❏特殊なアミノ酸を用いて深海生物が硫化水素を無毒化するしくみ(22380107)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】井上 広滋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (60323630)
【キーワード】適応 / 特殊環境 / 深海 / 熱水噴出域 / 硫化水素 (他8件)
【概要】深海の熱水噴出域固有生物の硫化水素の毒性に対する適応機構を、アミノ酸の一種ヒポタウリンを手がかりとして解明を試みた。ヒポタウリンはタウリンの前駆体であるが、硫化水素と結合して無毒なチオタウリンとなることができ、その合成機構は適応の鍵となる。本研究では、シチヨウシンカイヒバリガイより海産無脊椎動物で初めてヒポタウリンの合成経路を解明し、それらの遺伝子が飼育環境中の硫化物濃度にかかわらず硫化物に曝され...
❏深海の熱水噴出域への適応機構をアミノ酸輸送体から探る(19380110)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】井上 広滋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (60323630)
【キーワード】適応 / 深海 / 熱水噴出域 / アミノ酸輸送体 / 硫化水素 (他11件)
【概要】深海の熱水噴出域に生息する生物は、細胞内にヒポタウリン(HT)という物質を蓄積して環境中の硫化水素を無毒化していると考えられる。本研究では、シンカイヒバリガイ類からタウリン輸送体(TAUT)という蛋白質の遺伝子を単離し、その性質を解析した。その結果、TAUT がHT を細胞内に集める機能を担い、その遺伝子発現が環境中の硫化物濃度に応じて変化することがわかった。TAUT は細胞内のHT 量を調節する...
【農学】水圏応用科学:微生物共生を含む研究件
❏細胞共生による原生生物の同所的種分化の可能性(17K19423)
【研究テーマ】多様性生物学、人類学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2019-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】共生 / 種分化 / 原生生物 / 腸内微生物 / メタン菌 (他12件)
【概要】生物の種分化過程には様々な類型がある。本研究では、シロアリ腸内共生原生生物(単細胞真核生物)を題材として、原生生物と原核生物(細菌とアーキア)の細胞共生が原生生物の同所的種分化を引き起こすという仮説を立て、その検証を行った。その結果、材料とした原生生物はこれまで1属1種と考えられていたが、細胞内にメタン生成アーキアが共生するか否かで明確に2種に分離されることを明らかにした。また、同共生アーキアのゲ...
❏サツマイモ窒素固定共生系の分子生態学的解明(15H04620)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池田 成志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター 大規模畑作研究領域, 上級研究員 (20396609)
【キーワード】窒素固定 / サツマイモ / 共生細菌 / 多様性 / 16S rRNA遺伝子 (他19件)
【概要】サツマイモの茎、塊根の表面と内部の共生細菌群集について非培養法による多様性解析を行った結果、各組織に共通して他の作物種よりもアルファプロテオバクテリアの優占化が観察された。また、多様性指数は塊根表面、茎、塊根内部、の順番で小さくなることが明らかにされた。上記と対応する組織から共生細菌の網羅的な分離培養を実施した。約2000株の分離菌について16S rRNA遺伝子に基づくクラスタリング解析を行った結...
❏Bacteroidales目細菌の窒素固定と水素利用の新機能の解明(26292047)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】大熊 盛也 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソースセンター, 室長 (10270597)
【キーワード】微生物機能 / 窒素固定 / 水素代謝 / 共生 / シングルセルゲノム (他18件)
【概要】Bacteroidales目細菌において、窒素固定あるいは古細菌の水素代謝に関連する遺伝子をゲノム上に有する細菌種を見出し、培養株で活性を検出した。シロアリ腸内の窒素固定と水素利用還元的酢酸生成に働く細菌として、セルロース分解性原生生物の細胞内共生スピロヘータを同定した。この細胞内共生細菌と原生生物の細胞表層に共生するBacteroidales目細菌2種について、シングルセルゲノム解析で機能と共生...
【農学】水圏応用科学:褐虫藻共生を含む研究件
❏細菌が褐虫藻と共生しROS産生を軽減するメカニズムの全容解明(21K14766)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】高木 俊幸 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00814526)
【キーワード】サンゴ / 褐虫藻 / ホロビオント / カロテノイド生産菌 / ゼアキサンチン (他9件)
【概要】本研究では褐虫藻-カロテノイド生産菌を中心にサンゴホロビオントにおける生物間相互作用をマルチオミクス解析により明らかにし、カロテノイド生産菌が褐虫藻のROS産生を軽減する機構を全容解明する。本年度は、まずサンゴと共生する主要な褐虫藻であるCladocopiumおよびDurusdiniumの継続的な培養を開始し、カロテノイド生産菌の分離培養を試みた。Cladocopiumからはオレンジ色を呈するコロ...
❏海洋環境下のサンゴ-褐虫藻共生系のゲノム基盤の解明(20H03235)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】新里 宙也 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (70524726)
【キーワード】サンゴ / 褐虫藻 / 共生 / ゲノム
【概要】サンゴ礁を形成する造礁サンゴは、細胞内の共生藻類、褐虫藻と密接な相利共生関係を築いている。しかし温暖化などの地球規模の環境変動により、サンゴと褐虫藻の共生関係の崩壊、白化現象が頻発しており、世界中でサンゴ礁が減少を続けている。一方でサンゴ礁の基盤となるサンゴ-褐虫藻の共生メカニズムやその成立・維持の分子機構は、未だ多くが謎のままである。本研究はゲノム科学的手法を駆使し、現在進行系の環境変動の影響を...
❏サンゴ“ホロビオント”成立・維持機構の構成的理解(17KT0027)
【研究テーマ】構成的システム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-07-18 - 2021-03-31
【研究代表者】新里 宙也 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (70524726)
【キーワード】サンゴ / 褐虫藻 / 共生 / ゲノム / 遺伝子
【概要】サンゴは、宿主動物の造礁サンゴと共生している藻類が共生し、あたかも一つの生物、ホロビオントとして生存する。本研究では、サンゴと褐虫藻のゲノム情報を活用し、複雑なサンゴ“ホロビオント”構成原理の解明に挑んだ。サンゴ幼生への褐虫藻培養株の感染実験と網羅的遺伝子発現解析により、共生に関わるサンゴの遺伝子群を特定した。これらの機能推定や進化的背景が明らかになり、多様なサンゴの共生メカニズムの存在が示唆され...
【農学】水圏応用科学:さんご共生を含む研究件
❏細菌が褐虫藻と共生しROS産生を軽減するメカニズムの全容解明(21K14766)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】高木 俊幸 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00814526)
【キーワード】サンゴ / 褐虫藻 / ホロビオント / カロテノイド生産菌 / ゼアキサンチン (他9件)
【概要】本研究では褐虫藻-カロテノイド生産菌を中心にサンゴホロビオントにおける生物間相互作用をマルチオミクス解析により明らかにし、カロテノイド生産菌が褐虫藻のROS産生を軽減する機構を全容解明する。本年度は、まずサンゴと共生する主要な褐虫藻であるCladocopiumおよびDurusdiniumの継続的な培養を開始し、カロテノイド生産菌の分離培養を試みた。Cladocopiumからはオレンジ色を呈するコロ...
❏海洋環境下のサンゴ-褐虫藻共生系のゲノム基盤の解明(20H03235)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】新里 宙也 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (70524726)
【キーワード】サンゴ / 褐虫藻 / 共生 / ゲノム
【概要】サンゴ礁を形成する造礁サンゴは、細胞内の共生藻類、褐虫藻と密接な相利共生関係を築いている。しかし温暖化などの地球規模の環境変動により、サンゴと褐虫藻の共生関係の崩壊、白化現象が頻発しており、世界中でサンゴ礁が減少を続けている。一方でサンゴ礁の基盤となるサンゴ-褐虫藻の共生メカニズムやその成立・維持の分子機構は、未だ多くが謎のままである。本研究はゲノム科学的手法を駆使し、現在進行系の環境変動の影響を...
❏サンゴ“ホロビオント”成立・維持機構の構成的理解(17KT0027)
【研究テーマ】構成的システム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-07-18 - 2021-03-31
【研究代表者】新里 宙也 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (70524726)
【キーワード】サンゴ / 褐虫藻 / 共生 / ゲノム / 遺伝子
【概要】サンゴは、宿主動物の造礁サンゴと共生している藻類が共生し、あたかも一つの生物、ホロビオントとして生存する。本研究では、サンゴと褐虫藻のゲノム情報を活用し、複雑なサンゴ“ホロビオント”構成原理の解明に挑んだ。サンゴ幼生への褐虫藻培養株の感染実験と網羅的遺伝子発現解析により、共生に関わるサンゴの遺伝子群を特定した。これらの機能推定や進化的背景が明らかになり、多様なサンゴの共生メカニズムの存在が示唆され...
【医歯薬学】境界医学:社会調査共生を含む研究件
❏現代日本の社会意識の構成にみる共生/分断への志向性と学校教育経験との関わりの分析(20K02571)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】岡本 智周 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60318863)
【キーワード】共生 / 分断 / 社会意識 / 世代 / 学校教育経験 (他10件)
【概要】本研究は、社会意識調査を通して、現在の日本社会に「共生」および「分断」への志向性がどのように構造化しているのか、そこに学校教育での経験と得られた知識・認識がいかに関わるのかを探索している。学校教育は社会化の装置であるという点において社会の統合や凝集性を促すものであるが、他方で教育大衆化以降の日本の教育空間はより顕著な選別の場となり、人びとの社会意識の懸隔を広める場ともなってきた。「共生」と「分断」...
❏現代日本人の歴史認識の構成にみる国民意識と共生意識の接続および歴史学習経験の寄与(16K04597)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】岡本 智周 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60318863)
【キーワード】歴史認識 / 社会意識 / 歴史教科書 / カリキュラム政策 / 学校知 (他14件)
【概要】本研究は、学校教育が全体社会の統合に果たしている役割を検討するものである。教科書内容をはじめ、学校で扱われる教育的知識が表現する社会統合の論理と、それを受容した人々がもつ世界観や社会像の内容を、分析の対象とした。 具体的には、2010年代の日本社会に生きる人々の歴史認識のなかで、国民意識と共生意識がいかに関連付けられ表現されるのか、そこに学校教育その他の場での歴史学習経験はどう関わるのかを探索する...
【医歯薬学】内科系臨床医学:沖縄共生を含む研究件
❏<周縁>からの東アジア国際秩序の探求―台湾・沖縄の間主観と国際関係史の視座(19H01459)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】森川 裕二 長崎大学, 多文化社会学部, 教授 (90440221)
【キーワード】国際秩序 / 間主観性 / 東アジア / 周縁 / 台湾 (他10件)
【概要】2019年度、日韓関係の悪化、香港の政情不安、新型コロナウィルス感染拡大を考慮し、中国(香港)知識人調査、韓国知識人調査の実施を延期した。代替的措置としてオンライン形式の研究会(計3回、うちセミナー1回)を開催するとともに、海外渡航調査に代わる企画を立案した。次のテーマで研究会・セミナーを開催し、問題認識を確認するとともに今後の調査研究のあり方を再検討した。 研究会のテーマは、「帝国の秩序の中の台...
❏歴史教育が採用する語り口の諸類型と教育の社会化機能に照らした効用に関する調査研究(22530905)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】岡本 智周 筑波大学, 人間系, 准教授 (60318863)
【キーワード】歴史教育 / 歴史教科書 / 博物館 / 語り口 / 社会化 (他8件)
【概要】本研究は、学校および社会教育において歴史が教育される際に採られる叙述の枠組み(語り口)に着目し、学習者のおかれる社会化段階に照らしてその効用を分析した。とくに沖縄の歴史の語られ方のバリエーションを、歴史伝達行為の目的・結果と併せて収集し、整理した。これによって、学校歴史教育が多くの場合に前提としている「ナショナルヒストリー」という叙述の枠組みの有効性と限界、およびそのオルタナティブについて検討した...
【医歯薬学】社会医学:ジエンダー共生を含む研究件
❏イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究(20H00085)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】長澤 榮治 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (00272493)
【キーワード】イスラーム / ジェンダー / マイノリティ / 共生 / 格差
【概要】
❏性的少数者の政治と多様な諸身体の連帯および共存をめぐる現状分析と理論構築(16K13134)
【研究テーマ】ジェンダー
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】清水 晶子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (40361589)
【キーワード】フェミニズム / クィア / ジェンダー / セクシュアリティ / 近接性 (他13件)
【概要】本研究は、日本の性的少数者の政治言説を分析するとともに、個別の物理的身体をめぐる近接性の政治と「集団」における差異の政治とを接続しつつ、差異をもつ諸身体の共生と連帯の可能性を提示することを目的としたものである。具体的には、フェミニズム/クィアの政治が多様に異なる諸身体の共生と連帯をどのように模索したのか(あるいはそれに失敗したのか)を整理した上で、今世紀の日本におけるジェンダーとセクシュアリティの...
【医歯薬学】社会医学:格差共生を含む研究件
❏イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究(20H00085)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】長澤 榮治 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (00272493)
【キーワード】イスラーム / ジェンダー / マイノリティ / 共生 / 格差
【概要】
❏現代日本の社会意識の構成にみる共生/分断への志向性と学校教育経験との関わりの分析(20K02571)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】岡本 智周 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60318863)
【キーワード】共生 / 分断 / 社会意識 / 世代 / 学校教育経験 (他10件)
【概要】本研究は、社会意識調査を通して、現在の日本社会に「共生」および「分断」への志向性がどのように構造化しているのか、そこに学校教育での経験と得られた知識・認識がいかに関わるのかを探索している。学校教育は社会化の装置であるという点において社会の統合や凝集性を促すものであるが、他方で教育大衆化以降の日本の教育空間はより顕著な選別の場となり、人びとの社会意識の懸隔を広める場ともなってきた。「共生」と「分断」...
【医歯薬学】社会医学:メタゲノム共生を含む研究件
❏細胞共生による原生生物の同所的種分化の可能性(17K19423)
【研究テーマ】多様性生物学、人類学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2019-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】共生 / 種分化 / 原生生物 / 腸内微生物 / メタン菌 (他12件)
【概要】生物の種分化過程には様々な類型がある。本研究では、シロアリ腸内共生原生生物(単細胞真核生物)を題材として、原生生物と原核生物(細菌とアーキア)の細胞共生が原生生物の同所的種分化を引き起こすという仮説を立て、その検証を行った。その結果、材料とした原生生物はこれまで1属1種と考えられていたが、細胞内にメタン生成アーキアが共生するか否かで明確に2種に分離されることを明らかにした。また、同共生アーキアのゲ...
❏腸内細菌が有する腸内環境定着因子の網羅的解析(16H04901)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福田 真嗣 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任教授 (80435677)
【キーワード】腸内細菌 / 代謝物質 / メタゲノム / メタボローム / メタボロゲノミクス (他13件)
【概要】ヒトの腸管内には多種多様な腸内細菌が生息しており、それらが宿主腸管細胞と密接に相互作用することで、複雑な腸内微生物社会が形成されている。しかし、この複雑で洗練された腸内微生物社会がどのようなメカニズムで形成・維持されているのかの詳細については不明な点が数多く残されている。そこで本研究では、大腸菌をモデル細菌として用い、無菌マウスや超並列シーケンサー、質量分析計といったツールを駆使することで、腸内細...
❏環境ゲノミクスによるシロアリ腸内ファージ群集解析と害虫防除への応用の可能性(26650158)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】共生 / 腸内細菌 / 昆虫 / シロアリ / ウイルス (他13件)
【概要】シロアリは枯死材のみを餌とする昆虫で、地球の物質循環において重要な役割を果たすと同時に、人間にとっては木材の大害虫でもある。その高効率な木質消化能力の大部分は、腸内に共生する微生物群集によるものである。本研究では、その腸内共生細菌叢を攻撃する可能性があるバクテリオファージ群集のゲノム解析を初めて行い、その群集構造とファージが感染する腸内細菌種の同定に、一部成功した。 ...
【医歯薬学】社会医学:社会学共生を含む研究件
❏「共生」を実現する教育の実証的検討-「社会的カテゴリーの問い直し」に着目して-(26381119)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】飯田 浩之 筑波大学, 人間系, 准教授 (40159562)
【キーワード】共生 / 共生教育 / 共生社会 / 社会的カテゴリー / 中学生・高校生 (他12件)
【概要】本研究では、生徒、教員の「共生」及び「共生教育」に関する意識や構えを探るとともに、学校教育現場で行われている「共生教育」の実践事例を取り上げ、質問紙調査やインタビュー調査、資料調査を通じて得られた実証的なデータ・資料をもとに、「共生」を実現する教育の可能性を検討した。具体的には、人々が「共生」するためには、「男/女」「障害者/健常者」「日本人/外国人」などの社会的カテゴリーを緩やかに捉え、絶えず問...
❏先住民族の視点から見たオーストラリア多文化主義:社会学的実証研究と理論的再検討(22730403)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】塩原 良和 慶應義塾大学, 法学部, 教授 (80411693)
【キーワード】多文化主義 / 先住民族 / オーストラリア / 社会学 / 共生
【概要】本研究では、これまで主に「移民」に焦点を当てて研究されてきたオーストラリア多文化主義を「先住民族」という観点から再考した。具体的には、先住民族の存在や主張をオーストラリア多文化主義の理論・実践のなかでどのように位置づけることができるのかを社会学的実証調査および他国の事例との比較分析によって明らかにし、先住民族の存在や主張にじゅうぶんに配慮した多文化主義のあり方を理論的に検討した。それによりオースト...
【医歯薬学】薬学:硫化水素共生を含む研究件
❏特殊なアミノ酸を用いて深海生物が硫化水素を無毒化するしくみ(22380107)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】井上 広滋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (60323630)
【キーワード】適応 / 特殊環境 / 深海 / 熱水噴出域 / 硫化水素 (他8件)
【概要】深海の熱水噴出域固有生物の硫化水素の毒性に対する適応機構を、アミノ酸の一種ヒポタウリンを手がかりとして解明を試みた。ヒポタウリンはタウリンの前駆体であるが、硫化水素と結合して無毒なチオタウリンとなることができ、その合成機構は適応の鍵となる。本研究では、シチヨウシンカイヒバリガイより海産無脊椎動物で初めてヒポタウリンの合成経路を解明し、それらの遺伝子が飼育環境中の硫化物濃度にかかわらず硫化物に曝され...
❏深海の熱水噴出域への適応機構をアミノ酸輸送体から探る(19380110)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】井上 広滋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (60323630)
【キーワード】適応 / 深海 / 熱水噴出域 / アミノ酸輸送体 / 硫化水素 (他11件)
【概要】深海の熱水噴出域に生息する生物は、細胞内にヒポタウリン(HT)という物質を蓄積して環境中の硫化水素を無毒化していると考えられる。本研究では、シンカイヒバリガイ類からタウリン輸送体(TAUT)という蛋白質の遺伝子を単離し、その性質を解析した。その結果、TAUT がHT を細胞内に集める機能を担い、その遺伝子発現が環境中の硫化物濃度に応じて変化することがわかった。TAUT は細胞内のHT 量を調節する...
【医歯薬学】看護学:生理学共生を含む研究件
❏特殊なアミノ酸を用いて深海生物が硫化水素を無毒化するしくみ(22380107)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】井上 広滋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (60323630)
【キーワード】適応 / 特殊環境 / 深海 / 熱水噴出域 / 硫化水素 (他8件)
【概要】深海の熱水噴出域固有生物の硫化水素の毒性に対する適応機構を、アミノ酸の一種ヒポタウリンを手がかりとして解明を試みた。ヒポタウリンはタウリンの前駆体であるが、硫化水素と結合して無毒なチオタウリンとなることができ、その合成機構は適応の鍵となる。本研究では、シチヨウシンカイヒバリガイより海産無脊椎動物で初めてヒポタウリンの合成経路を解明し、それらの遺伝子が飼育環境中の硫化物濃度にかかわらず硫化物に曝され...
❏深海の熱水噴出域への適応機構をアミノ酸輸送体から探る(19380110)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】井上 広滋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (60323630)
【キーワード】適応 / 深海 / 熱水噴出域 / アミノ酸輸送体 / 硫化水素 (他11件)
【概要】深海の熱水噴出域に生息する生物は、細胞内にヒポタウリン(HT)という物質を蓄積して環境中の硫化水素を無毒化していると考えられる。本研究では、シンカイヒバリガイ類からタウリン輸送体(TAUT)という蛋白質の遺伝子を単離し、その性質を解析した。その結果、TAUT がHT を細胞内に集める機能を担い、その遺伝子発現が環境中の硫化物濃度に応じて変化することがわかった。TAUT は細胞内のHT 量を調節する...
【医歯薬学】看護学:腸内細菌共生を含む研究件
❏中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】脳
【研究期間】腸内細菌
【研究代表者】発達
【キーワード】リズム
【概要】本申請は、腸内細菌が宿主由来の環境圧の下でどのよう にゲノム変異してきたのか、をテーマにし、培養した複数細菌株を無菌マウスに植え、食事条件を変えたグループでトラックする計画を立てている。本年は、2021年4月以降に発表された既報告(Yilmaz et al. Cell Host & Microbe, 2021)を考慮し、無菌動物実験のための細菌培養を継続しつつ、より現実の腸内細菌叢に近いS...
❏ミクロの視点から解明する乳児期の菌叢形成メカニズム:酵素機能解析の新展開(21H02116)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】片山 高嶺 京都大学, 生命科学研究科, 教授 (70346104)
【キーワード】共生 / 腸内細菌 / 母乳オリゴ糖 / 代謝物 / 転写因子 (他9件)
【概要】近年の腸内細菌研究の発展は目覚ましいが、申請者のように腸内細菌側からアプローチする研究例は少数であり、ほとんどの研究は宿主動物側からのアプローチである。宿主側からの研究ではオミクス技術が多用されているが、それだけで細菌の生理機能や代謝機能を理解するのは難しい。無論、オミクス技術が果たしてきた役割は大きいが、結果として現在の腸内細菌研究は、16S rRNA遺伝子解析による細菌叢の把握やメタゲノムデー...
❏脳の発達と腸内細菌(19H01086)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】脳 / 腸内細菌 / 発達 / リズム / 脳波 (他11件)
【概要】発達期の脳を対象とし、機能的近赤外分光法(fNIRS)及び脳波計測を行い、生後3ヶ月児に生じる静睡眠中の紡錘波が、近傍の脳領域で脳血流の減少を引き起こすことを明らかにした。モデル研究により、脳の自発活動、脳血流、酸素代謝のリズムが、自発的に統合される機構を示した。16SrRNAメタゲノム解析による腸内細菌叢の分析と脳機能計測と分析を同時に行い、それらの間のあり得る関連性を実証するための基盤となるデ...
【医歯薬学】看護学:遺伝子共生を含む研究件
❏サンゴ“ホロビオント”成立・維持機構の構成的理解(17KT0027)
【研究テーマ】構成的システム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-07-18 - 2021-03-31
【研究代表者】新里 宙也 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (70524726)
【キーワード】サンゴ / 褐虫藻 / 共生 / ゲノム / 遺伝子
【概要】サンゴは、宿主動物の造礁サンゴと共生している藻類が共生し、あたかも一つの生物、ホロビオントとして生存する。本研究では、サンゴと褐虫藻のゲノム情報を活用し、複雑なサンゴ“ホロビオント”構成原理の解明に挑んだ。サンゴ幼生への褐虫藻培養株の感染実験と網羅的遺伝子発現解析により、共生に関わるサンゴの遺伝子群を特定した。これらの機能推定や進化的背景が明らかになり、多様なサンゴの共生メカニズムの存在が示唆され...
❏シソ科ムラサキシキブ属におけるアリ植物の進化と形態進化の遺伝的背景の研究(15H05236)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】副島 顕子 熊本大学, 大学院先端科学研究部(理), 教授 (00244674)
【キーワード】系統分類 / 共生進化 / 形態形成 / 植物系統分類学 / 形態形成遺伝子 (他8件)
【概要】ボルネオ島固有種のCallicarpa saccataという植物は,日本にも分布するムラサキシキブの仲間であるが,葉の基部が袋状になり,その中にアリが住むという特殊な形質をもつ.野外調査と分子系統解析により,花外蜜腺の役割をもつ腺点や枝の空洞といった,アリ植物としてはより一般的な形態特徴をもつ複数の他の種が近縁種に存在することが明らかになり,アリとの共進化が段階的に起こったことが示された. 一方,...
【医歯薬学】看護学:ゲノム共生を含む研究件
❏小区分38020:応用微生物学関連(0)
【研究テーマ】2020
【研究種目】共生
【研究期間】メタゲノミクス
【研究代表者】1細胞ゲノミクス
【キーワード】腸内微生物
【概要】
❏マウス腸内細菌におけるゲノム変異速度の解明(21K15065)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】高安 伶奈 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (20814833)
【キーワード】腸内細菌 / ゲノム / 進化 / 寿命 / ゲノム進化 (他7件)
【概要】本申請は、腸内細菌が宿主由来の環境圧の下でどのよう にゲノム変異してきたのか、をテーマにし、培養した複数細菌株を無菌マウスに植え、食事条件を変えたグループでトラックする計画を立てている。本年は、2021年4月以降に発表された既報告(Yilmaz et al. Cell Host & Microbe, 2021)を考慮し、無菌動物実験のための細菌培養を継続しつつ、より現実の腸内細菌叢に近いS...
❏未培養原生生物1細胞ゲノム解析系の確立とシロアリ腸内木質分解性原生生物の機能解明(20H02897)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】本郷 裕一 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90392117)
【キーワード】共生 / メタゲノミクス / 1細胞ゲノミクス / 腸内微生物 / 1細胞トランスクリプトミクス (他10件)
【概要】本研究課題の目的は、未培養原生生物(単細胞真核生物)の1細胞ゲノム解析手法の確立である。環境中には多様な原生生物が生息するが、未培養種も多く、それらの生理・生態は未知である。本研究ではシロアリ腸内原生生物群集を材料とするが、それらはシロアリの餌である木材の分解発酵の主要部分を担うと考えられているものの、純粋培養成功例は無く、詳細な機能は不明である。ゲノム解析を行うにしても、原生生物細胞ごとに系統が...
【医歯薬学】看護学:メタボローム共生を含む研究件
❏腸内細菌が有する腸内環境定着因子の網羅的解析(16H04901)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福田 真嗣 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任教授 (80435677)
【キーワード】腸内細菌 / 代謝物質 / メタゲノム / メタボローム / メタボロゲノミクス (他13件)
【概要】ヒトの腸管内には多種多様な腸内細菌が生息しており、それらが宿主腸管細胞と密接に相互作用することで、複雑な腸内微生物社会が形成されている。しかし、この複雑で洗練された腸内微生物社会がどのようなメカニズムで形成・維持されているのかの詳細については不明な点が数多く残されている。そこで本研究では、大腸菌をモデル細菌として用い、無菌マウスや超並列シーケンサー、質量分析計といったツールを駆使することで、腸内細...
❏環境微生物のシングルセルメタボローム解析方法の開発と応用(25660054)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】木原 久美子 東京工業大学, 生命理工学研究科, 産学官連携研究員 (50622916)
【キーワード】シングルセル / メタボローム / 共生 / 原生生物 / シロアリ
【概要】環境中で微生物は種同士が混在しながら緊密な関係性を築いており、局所的な微小領域での物質を介した細胞間相互作用は、生態系の物質循環の基盤であり解明が期待されている。しかし、具体的な物質を微小量で網羅的に観測する方法は確立されていない。本研究では、環境微生物の例としてシロアリ腸内微生物共生系を対象とし、共生原生生物1細胞でのメタボロミクス解析が可能となる手法の開発と、共生微生物の生産物質の解析を行った...
【医歯薬学】看護学:細菌共生を含む研究件
❏サツマイモ窒素固定共生系の分子生態学的解明(15H04620)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池田 成志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター 大規模畑作研究領域, 上級研究員 (20396609)
【キーワード】窒素固定 / サツマイモ / 共生細菌 / 多様性 / 16S rRNA遺伝子 (他19件)
【概要】サツマイモの茎、塊根の表面と内部の共生細菌群集について非培養法による多様性解析を行った結果、各組織に共通して他の作物種よりもアルファプロテオバクテリアの優占化が観察された。また、多様性指数は塊根表面、茎、塊根内部、の順番で小さくなることが明らかにされた。上記と対応する組織から共生細菌の網羅的な分離培養を実施した。約2000株の分離菌について16S rRNA遺伝子に基づくクラスタリング解析を行った結...
❏培養不能微生物のゲノム解析(18687002)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】本郷 裕一 独立行政法人理化学研究所, 前田バイオ工学研究室, 協力研究員 (90392117)
【キーワード】難培養 / 微生物 / 細菌 / 共生 / ゲノム (他12件)
【概要】地球上の99%以上の微生物種は培養法が不明であり、その生理・生態はほとんど未知である。本研究では、シロアリ腸内に共生する培養不能細菌の1種の少数細胞から、DNA合成酵素を使用することで全遺伝子情報を1千万倍に増幅して完全解読する手法の確立を試み、世界で初めて成功した。これにより、これまで詳細が不明であったシロアリと腸内原生生物、腸内細菌の複雑な3者共生機構を世界で初めて明らかにした。 ...
❏マツ林における外生菌根共生系の維持機構の分子生態学的解明(17380089)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】松下 範久 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (00282567)
【キーワード】外生菌根 / マツ林 / 共生 / 分子生態学 / マイクロサテライトマーカー (他14件)
【概要】本研究は,マツ林における外生菌根共生系の維持機構に関わる生物間のそうごさ用を分子生態学的手法により解明することを目指し,以下の成果が得られた。 1.dual-suppression PCR法を用いて9遺伝子座のアミタケのSSRマーカーを作製し,そのうちの3遺伝子座のマーカーで多型が見られた。 2.培地の活性炭処理とアカマツ無菌苗との二員培養の組み合わせにより,アミタケの胞子を効率良く発芽させること...
【医歯薬学】看護学:相互作用共生を含む研究件
❏腸内細菌が有する腸内環境定着因子の網羅的解析(16H04901)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福田 真嗣 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任教授 (80435677)
【キーワード】腸内細菌 / 代謝物質 / メタゲノム / メタボローム / メタボロゲノミクス (他13件)
【概要】ヒトの腸管内には多種多様な腸内細菌が生息しており、それらが宿主腸管細胞と密接に相互作用することで、複雑な腸内微生物社会が形成されている。しかし、この複雑で洗練された腸内微生物社会がどのようなメカニズムで形成・維持されているのかの詳細については不明な点が数多く残されている。そこで本研究では、大腸菌をモデル細菌として用い、無菌マウスや超並列シーケンサー、質量分析計といったツールを駆使することで、腸内細...
❏森林の地面の下の多様性:外生菌根菌間の相互作用(23380080)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】呉 炳雲 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (10396814)
【キーワード】共生 / 多様性 / 外生菌根菌 / 根外菌糸体 / トレーサー実験 (他10件)
【概要】森林生態系では,多種多様な菌根菌が際立って多様性の高い安定した菌根菌群集構造を維持している。本研究では,この菌根共生系の多様性を生み出すメカニズムや多様性が持つ生態的意味に着目し,地下部における菌糸体ネットワーク間の相互作用およびそれと菌根共生機能との関係を明らかにすることを目的とする。 平成25年度は,樹木のアミノ酸吸収に外生菌根菌がどのように関わっているかを明らかにするために,14Cで標識,あ...
❏相互作用する複数の個から構成される知的システムの学習と進化に関する研究(14350212)
【研究テーマ】システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】平澤 宏太郎 早稲田大学, 大学院・情報生産システム研究科, 教授 (70253474)
【キーワード】学習 / 進化 / 共生 / 強化学習 / 遺伝的アルゴリズム (他15件)
【概要】本研究では、知的システムの構築に必要な、知的工一ジェントの構築、エージェント問の相互作用の構築、マルチエージェントシステムの学習と進化をテーマに研究を推進してきた。 1.知的工一ジェントの構築:有向グラフ構造でプログラムを構成する遺伝的ネットワークプログラミング(GNP)を開発し、エージェントの行動生成における性能評価を行ったところ、従来手法と比べて良い性能を示すことが明らかになった。 2.エージ...
【医歯薬学】看護学:地域住民共生を含む研究件
❏滞日ムスリムに関する住民意識の三地域比較調査研究と多文化政策再考(24530669)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】滞日ムスリム / モスク / イスラーム / 移民 / コミュニティ (他13件)
【概要】2005年から開始した滞日ムスリム調査研究の総括をおこなった。これまで蓄積してきた在日ムスリム調査、全国モスク調査、全国モスク代表者会議、各地での日本人のイスラーム認識に関するアンケート調査と全国のモスクやムスリムに対するインタビュー調査の成果などを総合して、全国各地に所在するモスクの現状と、滞日ムスリムの生活世界の現状および将来の課題をまとめる作業をおこない、その成果を発表した(『日本のモスク:...
❏滞日ムスリムの生活世界における多文化政策の影響と評価(21530567)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】国際社会・エスニシティ / 在日外国人 / イスラーム / ムスリム / 移民 (他13件)
【概要】従来のわれわれの研究成果により滞日ムスリムをめぐる生活世界の様相は、一定程度明らかにしてきた。本研究では、新たな研究課題として、特にムスリム集住地域周辺の非ムスリム日本人を対象とした意識・態度の把握を目的として、岐阜市と富山県射水市において調査分析を実施し、論文および学会発表等を行った。また2008年度から開始した日本初のモスク代表者会議を継続して開催し、滞日ムスリム・コミュニティと日本社会を架橋...
【医歯薬学】看護学:学習共生を含む研究件
❏遺伝的ネットワークプログラミングの学習と進化およびその応用に関する研究(17360186)
【研究テーマ】システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】平澤 宏太郎 早稲田大学, 大学院・情報生産システム研究科, 教授 (70253474)
【キーワード】進化論的計算手法 / 遺伝的アルゴリズム / 遺伝的プログラミング / データマイニング / 相関ルール (他12件)
【概要】自然や生物に学ぶ問題解決法である遺伝的アルゴリズム(GA)は、は自然界のシステムの適応過程を説明するモデルとして提唱されてきた。また、知識表現、プログラム、概念木などを扱う遺伝的プログラミング(GP)が開発されている。これらのいわゆる進化論的計算手法は工学的最適化のための手法として現在アルゴリズムの開発と応用への展開が盛んに進められている。しかし、従来の進化論的計算手法は、遺伝子をストリングあるい...
❏相互作用する複数の個から構成される知的システムの学習と進化に関する研究(14350212)
【研究テーマ】システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】平澤 宏太郎 早稲田大学, 大学院・情報生産システム研究科, 教授 (70253474)
【キーワード】学習 / 進化 / 共生 / 強化学習 / 遺伝的アルゴリズム (他15件)
【概要】本研究では、知的システムの構築に必要な、知的工一ジェントの構築、エージェント問の相互作用の構築、マルチエージェントシステムの学習と進化をテーマに研究を推進してきた。 1.知的工一ジェントの構築:有向グラフ構造でプログラムを構成する遺伝的ネットワークプログラミング(GNP)を開発し、エージェントの行動生成における性能評価を行ったところ、従来手法と比べて良い性能を示すことが明らかになった。 2.エージ...
❏遺伝的プログラミングを用いた共進化型学習に基づく協調エージェントシステムの研究(11480071)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】伊庭 斉志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (40302773)
【キーワード】進化型システム / マルチ・エージェント / 遺伝的アルゴリズム / 遺伝的プログラミング / 学習 (他8件)
【概要】初年度に構築したマルチエージェント学習システムをいくつかの実用的な問題に対して適用し、その有効性を明らかにした。応用例としては、以下に述べるように広範囲の分野が含まれる。 1.WebロボットによるWWWサーチの適応的進化 構築したシステムに基づいて、共進化的手法による複数Webロボットの制御学習を行った。これによってユーザの興味にあったWebページを探索するアルゴリズムを実現した。 2.進化型ハー...
【医歯薬学】看護学:環境共生を含む研究件
❏鶴見和子の内発的発展論を「受苦と共生の社会運動論」として現代に再考する実践的研究(18H00939)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】杉本 星子 京都文教大学, 総合社会学部, 教授 (70298743)
【キーワード】鶴見和子 / 内発的発展論 / 水俣 / 共生 / 環境 (他12件)
【概要】本研究は、京都文教大学の鶴見和子文庫資料のデータベース化を進めて、鶴見和子の内発的発展論構築の軌跡をたどり、とくに不知火海総合調査団での水俣調査に焦点をあてて鶴見の学問的業績を学際的に検討した。それを通して、鶴見の内発的発展論が、単なる「もう一つの近代化論」ではなく、南方熊楠や柳田国男の研究のうちに内発性を再発見した理論的研究と、水俣でのフィールド調査で出会った水俣病患者やその支持者の思想や活動の...
❏サツマイモ窒素固定共生系の分子生態学的解明(15H04620)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池田 成志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター 大規模畑作研究領域, 上級研究員 (20396609)
【キーワード】窒素固定 / サツマイモ / 共生細菌 / 多様性 / 16S rRNA遺伝子 (他19件)
【概要】サツマイモの茎、塊根の表面と内部の共生細菌群集について非培養法による多様性解析を行った結果、各組織に共通して他の作物種よりもアルファプロテオバクテリアの優占化が観察された。また、多様性指数は塊根表面、茎、塊根内部、の順番で小さくなることが明らかにされた。上記と対応する組織から共生細菌の網羅的な分離培養を実施した。約2000株の分離菌について16S rRNA遺伝子に基づくクラスタリング解析を行った結...
❏培養不能微生物のゲノム解析(18687002)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】本郷 裕一 独立行政法人理化学研究所, 前田バイオ工学研究室, 協力研究員 (90392117)
【キーワード】難培養 / 微生物 / 細菌 / 共生 / ゲノム (他12件)
【概要】地球上の99%以上の微生物種は培養法が不明であり、その生理・生態はほとんど未知である。本研究では、シロアリ腸内に共生する培養不能細菌の1種の少数細胞から、DNA合成酵素を使用することで全遺伝子情報を1千万倍に増幅して完全解読する手法の確立を試み、世界で初めて成功した。これにより、これまで詳細が不明であったシロアリと腸内原生生物、腸内細菌の複雑な3者共生機構を世界で初めて明らかにした。 ...
【医歯薬学】看護学:適応共生を含む研究件
❏特殊なアミノ酸を用いて深海生物が硫化水素を無毒化するしくみ(22380107)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】井上 広滋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (60323630)
【キーワード】適応 / 特殊環境 / 深海 / 熱水噴出域 / 硫化水素 (他8件)
【概要】深海の熱水噴出域固有生物の硫化水素の毒性に対する適応機構を、アミノ酸の一種ヒポタウリンを手がかりとして解明を試みた。ヒポタウリンはタウリンの前駆体であるが、硫化水素と結合して無毒なチオタウリンとなることができ、その合成機構は適応の鍵となる。本研究では、シチヨウシンカイヒバリガイより海産無脊椎動物で初めてヒポタウリンの合成経路を解明し、それらの遺伝子が飼育環境中の硫化物濃度にかかわらず硫化物に曝され...
❏深海の熱水噴出域への適応機構をアミノ酸輸送体から探る(19380110)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】井上 広滋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (60323630)
【キーワード】適応 / 深海 / 熱水噴出域 / アミノ酸輸送体 / 硫化水素 (他11件)
【概要】深海の熱水噴出域に生息する生物は、細胞内にヒポタウリン(HT)という物質を蓄積して環境中の硫化水素を無毒化していると考えられる。本研究では、シンカイヒバリガイ類からタウリン輸送体(TAUT)という蛋白質の遺伝子を単離し、その性質を解析した。その結果、TAUT がHT を細胞内に集める機能を担い、その遺伝子発現が環境中の硫化物濃度に応じて変化することがわかった。TAUT は細胞内のHT 量を調節する...
❏モデル内部形成型自律システム(10650434)
【研究テーマ】制御工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】村田 純一 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助教授 (60190914)
【キーワード】学習 / 最適化 / カオス / 共生 / ゲート付きニューラルネットワーク (他17件)
【概要】本研究課題である「モデル内部形成型自律システム」の構築には,多様な試行に基づいて学習を行う手段,学習結果の中から未学習の状況にも適用可能な一般性の高いものを抽出して表現する手段,階層的な構造をもつ制御機構とその適切な切替え機構が必要である.これらを実現するために,以下の事項について研究を行った. 多様な試行に基づいた学習を実現する手段として,非決定論的な試行を生み出すことが可能なカオス的な挙動の生...
【医歯薬学】看護学:コミュニティ共生を含む研究件
❏滞日ムスリムに関する住民意識の三地域比較調査研究と多文化政策再考(24530669)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】滞日ムスリム / モスク / イスラーム / 移民 / コミュニティ (他13件)
【概要】2005年から開始した滞日ムスリム調査研究の総括をおこなった。これまで蓄積してきた在日ムスリム調査、全国モスク調査、全国モスク代表者会議、各地での日本人のイスラーム認識に関するアンケート調査と全国のモスクやムスリムに対するインタビュー調査の成果などを総合して、全国各地に所在するモスクの現状と、滞日ムスリムの生活世界の現状および将来の課題をまとめる作業をおこない、その成果を発表した(『日本のモスク:...
❏都市の少子化対策とコミュニティ共生の比較社会学的研究(17330106)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】金子 勇 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50113212)
【キーワード】少子化 / コミュニティ / ソーシャル・キャピタル / 世代 / 地域福祉 (他12件)
【概要】3年間の研究で大きくは2つのテーマの研究をした。一つは先進22カ国のうちフランスだけが合計特殊出生率の一貫した反転に成功したから、その要因をパリでの参与観察法で探求してきた。日本での応用可能性に絞ると、制度化された「公認保育ママ」、フランス人全体への政府の手厚い家族支援のうち特に権利として勝ち取られてきた子育て関連休暇制度、そしてフランスのCNAF、これは日本で長らく私が提唱してきた「子育て基金」...