現代アイルランド演劇の総合的研究と国際的研究拠点の拡充
【研究分野】英米・英語圏文学
【研究キーワード】
アイルランド / 演劇 / サミュエル・ベケット / サウンドスケープ / トム・マーフィー / イェイツ / ラジオ劇 / 共生 / ベケット / 亡霊劇 / 現代演劇 / ベケット、サミュエル / 言語音 / 非言語音 / マーフィー、トム / マクギネス、フランク / キルロイ、トマス / クッツェー、J・M / アイルランド演劇 / ベケット,サミュエル / フリール,ブライアン / ガルヴァン,バトリック / ラジオドラマ / 『言葉と音楽』 / イェイツ,W・B
【研究成果の概要】
本研究は①サミュエル・ベケットのメディア論的研究と②現代アイルランド演劇におけるサウンドスケープの研究を両輪とした。①では、岡室がイェイツとジョイスがベケット作品に与えた影響を視聴覚メディアの視点から明らかにした。②では、三神がトム・マーフィーの『ハウス』がアイルランド史を意識した自作の総括であることを示すなど、作品分析を通して歴史やナショナル・アイデンティティの問題に切り込んだ。八木はベケットのラジオ作品におけるメディア上の変化(台本から録音へ)を作品の「時間化」と「空間化」として捉え直した。
3冊の論集刊行(内1冊は海外)とベケット展の開催、海外派遣やセミナーによる若手育成を行なった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
三神 弘子 | 早稲田大学 | 国際学術院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
八木 斉子 | 早稲田大学 | 政治経済学術院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【配分額】18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)