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研究分野別サイレントキーワード
「安定同位体比」サイレントキーワードを含む研究
【複合領域】科学社会学・科学技術史:行動生態学安定同位体比を含む研究件
❏ウロコの同位体比を利用した、魚類の生活史推定手法の開発とその応用(20H04376)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 民久 富山大学, 学術研究部理学系, 助教 (60747591)
【キーワード】安定同位体比 / 資源管理 / 行動生態学 / サツキマス / 同位体分析 (他12件)
【概要】本年度は、ウロコおよび耳石のストロンチウム同位体比分析を研究分担者とともに実施した。耳石分析は、東京大学理学部に導入されている、レーザーアブレーションMC-ICP-MSを用いてい行った。本分析機器を用いることで、1日あたり約50個体ものスピードで分析を実施することができた。すでに250個体以上の分析が完了しており、分析結果から長良川サツキマスの出身河川(流域)が複数あることが推定できた。本結果は、...
❏酸素安定同位体比を用いたクロマグロの産卵水温の推定(16K14968)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】木村 伸吾 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (90202043)
【キーワード】クロマグロ / 酸素同位体比 / SIMS / 温暖化 / 耳石 (他14件)
【概要】SIMS分析に適した試料を作製する前処理技術を検討した結果、サイズの異なるダイアモンド粒子を用いた三段階研磨を施すことにより試料表面を平滑に保ったまま核を露出することに成功した。確立した前処理技術を用いて作製した試料(計5個)の耳石核から縁辺部までのδ18OをSIMSにより測定した結果、第一年輪周辺部(最初の冬を迎える時期)において1‰以上 (PDB)のδ18O値の増加が認められた。これは、実際に...
【複合領域】文化財科学・博物館学:炭素14年代安定同位体比を含む研究件
❏熱帯域の高精度環境復元と高緯度氷床と低緯度域環境とのリンケージの評価(17253006)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】川幡 穂高 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20356851)
【キーワード】地球環境 / 古気候 / 炭素14年代 / 安定同位体比 / アジアモンスーン (他9件)
【概要】熱帯域の環境復元材料としてサンゴ骨格中の酸素同位体比の極値を用いて亜熱帯域の石垣島のサンゴ骨格中の酸素同位体比の温度依存性を求めた.各年の水温の夏期・冬期の極値,およびサンゴ骨格中の酸素同位体比率を比較・解析した.この結果,従来考えられていたように石垣島周辺の海水の酸素同位体比は年間を通じて一定ではなく,蒸発の影響を受けて夏期は高く,冬期は低く変動しており,それによって見かけ上,サンゴ骨格中の酸素...
❏同定情報に基づく土器付着炭化物の高精度年代測定(15300295)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】坂本 稔 国立歴史民俗博物館, 研究部, 助手 (60270401)
【キーワード】土器 / 炭素14年代法 / AMS / 安定同位体比 / 炭素・窒素比 (他12件)
【概要】1.安定同位体比からの考察 土器付着炭化物の炭素・窒素分析を行ったところ,多くのδ^<13>C値は-26%。前後に集中しでいて,典型的な陸上生物を起源とすることが示された。-25%。よりも大きなδ^<13>C値を示す一部の試料には,起源物質として海洋生物が混在している可能性がある。このような試料については,「海洋リザーバー効果」の影響を考慮すべきであろう。また,δ^<...
【環境学】環境解析学:海草藻場安定同位体比を含む研究件
❏熱帯多島海域における大気降下物由来窒素負荷と海洋酸性化に対する炭素循環の応答(23405002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋酸性化応答 / サンゴ礁 / 降水 / 大気沈着物 / 二酸化炭素分圧 (他14件)
【概要】複雑な海岸地形を有するフィリピンの特徴的な沿岸海域において、多様な空間スケールにおける海洋化学的観測を実施し、大気からの環境負荷と、それが陸域影響(河川・地下水流入)や沿岸部における養殖漁業等の人為負荷と組み合わさることによる複合効果とを、特に海洋物理学的特性と関連した海洋酸性化の促進・緩和という観点から評価した。また降雨成分の分析により窒素の越境汚染の潜在的影響について検証した。さらに造礁サンゴ...
❏河口域生態系における有機物起源解析法の高度化:化合物別安定同位体比の応用(19510004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】汽水域 / 安定同位体比 / 炭素循環 / 窒素循環 / モデル (他16件)
【概要】生物地球化学的物質循環上重要な各種の有機・無機化合物の炭素・窒素・酸素安定同位体比を手掛かりとして、河口域における物質の起源と変換プロセスを明らかにする研究手法を開発検証した。またこうした手法により得られるデータを効果的に利用して陸域から海域への物質輸送の在り方を評価するためのモデルによる解析手法を開発・提案した。 ...
❏化合物別安定同位体比分析を利用した沿岸海洋生態系の環境診断指標の開発(17510004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 海洋研究所, 助手 (20311631)
【キーワード】沿岸海洋 / 物質循環 / 生態系 / 環境指標 / 安定同位体比 (他12件)
【概要】人間活動の影響による改変を受けている海洋沿岸域生態系において物質循環系の自然的・人為的変化とその履歴を診断するための環境指標を構築するために、安定同位体比(特に化合物別同位体比)を適用する基盤的研究を行った。2年の研究期間における主要な実績は以下の3項目にまとめられる。 1.汽水域における溶存無機炭素の炭素安定同位体比の空間分布から、マングローブから海洋への二酸化炭素の負荷を定量的に求める方法を考...
【環境学】環境解析学:生物圏現象安定同位体比を含む研究件
❏海洋環境・生態系を理解するための重金属安定同位体海洋化学の育成(15H01727)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】宗林 由樹 京都大学, 化学研究所, 教授 (50197000)
【キーワード】海洋科学 / 地球化学 / 環境分析 / 生物圏現象 / 環境変動 (他8件)
【概要】海水中Ni, Cu, Zn安定同位体比の測定法を確立した.岩石中Ni同位体比の精密測定のため,新しい化学分離法を開発した.国際共同研究により亜鉛の同位体比の新しい標準物質を確立した.白鳳丸KH-15-3航海(東シナ海)とKH-17-3航海(亜寒帯北太平洋)で海水試料を採取した.KH-14-6 航海(南極海・南太平洋)の海水試料を用いて,溶存態Ni, Cu, Znの濃度と安定同位体比の鉛直断面分布を...
❏全球水素循環解明のための水素の発生・消滅過程の安定同位体比解析および大気観測(25287146)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】豊田 栄 東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 准教授 (30313357)
【キーワード】水素 / 安定同位体比 / 分析法開発 / 畜産発生源 / 環境変動 (他7件)
【概要】エネルギー源として水素の利用が増加すると大気中水素濃度も増加することが予想されるが、現在の全球水素収支の理解は不十分であり、人間活動に伴う水素の付加が将来の大気環境に与える影響の予測は困難である。本研究では、さまざまな発生源や消滅過程において特徴的な値を示す安定同位体比を用いた水素の循環解析に資するために、環境試料中の水素安定同位体比を迅速かつ簡便に測定する手法の開発、および人間も含む生物圏の種々...
【環境学】環境解析学:窒素循環安定同位体比を含む研究件
❏森林植生の養分利用様式を解明するための窒素安定同位体比測定手法の開発(19658060)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】大手 信人 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (10233199)
【キーワード】森林植生 / 養分利用 / 安定同位体比 / 窒素循環 / 水質浄化
【概要】本研究で目指す直接的な獲得目標は,森林植生を構成する主要な植物である木本植物の体内を移動しているNO_3^-とアミノ酸の窒素安定同位対比を測定するプロトコルを確立することにある. 本年度は,引き続きフィールドにおける木本植物の養分利用を明らかにするために、中国の半乾燥地における匍匐性針葉樹に関する調査を行った。前年開発・改良した植物材料の調製法を用いた。貧栄養な半乾燥地土壌における養分条件、特に可...
❏河口域生態系における有機物起源解析法の高度化:化合物別安定同位体比の応用(19510004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】汽水域 / 安定同位体比 / 炭素循環 / 窒素循環 / モデル (他16件)
【概要】生物地球化学的物質循環上重要な各種の有機・無機化合物の炭素・窒素・酸素安定同位体比を手掛かりとして、河口域における物質の起源と変換プロセスを明らかにする研究手法を開発検証した。またこうした手法により得られるデータを効果的に利用して陸域から海域への物質輸送の在り方を評価するためのモデルによる解析手法を開発・提案した。 ...
【環境学】環境解析学:懸濁態有機物安定同位体比を含む研究件
❏日本海表層における懸濁態有機物の炭素・窒素アイソスケープの作成(19K06198)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】児玉 武稔 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産資源研究所(横浜), 研究員 (20735899)
【キーワード】日本海 / 安定同位体比 / 懸濁態有機物 / 基礎生産 / 安定同位体 (他13件)
【概要】日本海で取得した懸濁態有機物の炭素・窒素安定同位体比の分析および結果の統計解析について進めた。安定同位体比の分析については、442試料の分析を終わらせ、季節的に均質ではないものの、統計解析には十分な分析結果を得ることができた。この結果について、統計解析をしたところ、日本海の安定同位体比については多峯性を示しており、ガウス混合モデルから4つのグループ(i-iv)に分類された。ほとんどの試料はグループ...
❏河口域生態系における有機物起源解析法の高度化:化合物別安定同位体比の応用(19510004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】汽水域 / 安定同位体比 / 炭素循環 / 窒素循環 / モデル (他16件)
【概要】生物地球化学的物質循環上重要な各種の有機・無機化合物の炭素・窒素・酸素安定同位体比を手掛かりとして、河口域における物質の起源と変換プロセスを明らかにする研究手法を開発検証した。またこうした手法により得られるデータを効果的に利用して陸域から海域への物質輸送の在り方を評価するためのモデルによる解析手法を開発・提案した。 ...
❏化合物別安定同位体比分析を利用した沿岸海洋生態系の環境診断指標の開発(17510004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 海洋研究所, 助手 (20311631)
【キーワード】沿岸海洋 / 物質循環 / 生態系 / 環境指標 / 安定同位体比 (他12件)
【概要】人間活動の影響による改変を受けている海洋沿岸域生態系において物質循環系の自然的・人為的変化とその履歴を診断するための環境指標を構築するために、安定同位体比(特に化合物別同位体比)を適用する基盤的研究を行った。2年の研究期間における主要な実績は以下の3項目にまとめられる。 1.汽水域における溶存無機炭素の炭素安定同位体比の空間分布から、マングローブから海洋への二酸化炭素の負荷を定量的に求める方法を考...
【環境学】環境解析学:越境大気汚染安定同位体比を含む研究件
❏山間部における夏季豪雨形成と大気汚染の相乗環境影響の解明(19H00955)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】大河内 博 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00241117)
【キーワード】局地性豪雨 / 霧沈着 / ドローン(UAV) / 安定同位体 / 越境大気汚染 (他30件)
【概要】全国の標高400 m以上の降雨量観測地点の7割で,暖候期に豪雨発生回数が増加しており,豪雨発生回数が少なかった地域で増加が著しい.富士山周辺で豪雨の主な要因は前線発達と台風であり,局地性豪雨の増加も一因であった.局地性豪雨形成には大気汚染物質も関与している.霧沈着は山間部森林生態系に対する大気汚染物質の重要な経路であり,オゾンとともに森林生態系に負荷を与えている.国内山間部の霧沈着観測網を構築し,...
❏東アジア域における大気エアロゾル関連物質の先端的安定同位体解析(17H00779)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉田 尚弘 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (60174942)
【キーワード】安定同位体比 / 三酸素同位体組成 / 越境大気汚染 / 光化学オキシダント / 大気エアロゾル
【概要】東アジア域では、近年大気汚染物質の放出の増加に伴い、大気エアロゾルや光化学オキシダントなどの大気環境問題が顕在化しつつある。大気エアロゾルと光化学オキシダントは、その要因が互いに密接に関連しているため、単一の物質の規制ではその問題を解決することは難しい。このため、近年増加している窒素酸化物(NOx)及び揮発性有機化合物(VOC)の起源推定、およびそれら大気汚染物質の増加に伴う大気酸化環境場(光化学...
【環境学】環境解析学:沿岸海洋安定同位体比を含む研究件
❏河口域生態系における有機物起源解析法の高度化:化合物別安定同位体比の応用(19510004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】汽水域 / 安定同位体比 / 炭素循環 / 窒素循環 / モデル (他16件)
【概要】生物地球化学的物質循環上重要な各種の有機・無機化合物の炭素・窒素・酸素安定同位体比を手掛かりとして、河口域における物質の起源と変換プロセスを明らかにする研究手法を開発検証した。またこうした手法により得られるデータを効果的に利用して陸域から海域への物質輸送の在り方を評価するためのモデルによる解析手法を開発・提案した。 ...
❏化合物別安定同位体比分析を利用した沿岸海洋生態系の環境診断指標の開発(17510004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 海洋研究所, 助手 (20311631)
【キーワード】沿岸海洋 / 物質循環 / 生態系 / 環境指標 / 安定同位体比 (他12件)
【概要】人間活動の影響による改変を受けている海洋沿岸域生態系において物質循環系の自然的・人為的変化とその履歴を診断するための環境指標を構築するために、安定同位体比(特に化合物別同位体比)を適用する基盤的研究を行った。2年の研究期間における主要な実績は以下の3項目にまとめられる。 1.汽水域における溶存無機炭素の炭素安定同位体比の空間分布から、マングローブから海洋への二酸化炭素の負荷を定量的に求める方法を考...
【環境学】環境解析学:大気降下物安定同位体比を含む研究件
❏熱帯多島海域における大気降下物由来窒素負荷と海洋酸性化に対する炭素循環の応答(23405002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋酸性化応答 / サンゴ礁 / 降水 / 大気沈着物 / 二酸化炭素分圧 (他14件)
【概要】複雑な海岸地形を有するフィリピンの特徴的な沿岸海域において、多様な空間スケールにおける海洋化学的観測を実施し、大気からの環境負荷と、それが陸域影響(河川・地下水流入)や沿岸部における養殖漁業等の人為負荷と組み合わさることによる複合効果とを、特に海洋物理学的特性と関連した海洋酸性化の促進・緩和という観点から評価した。また降雨成分の分析により窒素の越境汚染の潜在的影響について検証した。さらに造礁サンゴ...
❏新規同位体計測手法による沿岸海洋生態系における窒素負荷伝播と生態遷移過程の解明(21370008)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋生態 / 環境 / 窒素負荷 / アミノ酸 / 安定同位体比 (他9件)
【概要】沿岸海洋生態系、特にサンゴ礁生態系における人為起源窒素負荷の影響を評価するためにアミノ酸の化合物別窒素同位体比分析を適用した。窒素負荷環境勾配を評価する手法として従来のバルク窒素同位体比を利用する方法と比較検討した。飼育実験によりサンゴ宿主・共生藻間の窒素交換様式を解析した。また室内培養実験により腐食食物連鎖の基点となるバクテリアのアミノ酸同位体比パターンの特徴を抽出した。併せて,従来のサンゴ礁研...
【環境学】環境解析学:河口域安定同位体比を含む研究件
❏河口域生態系における有機物起源解析法の高度化:化合物別安定同位体比の応用(19510004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】汽水域 / 安定同位体比 / 炭素循環 / 窒素循環 / モデル (他16件)
【概要】生物地球化学的物質循環上重要な各種の有機・無機化合物の炭素・窒素・酸素安定同位体比を手掛かりとして、河口域における物質の起源と変換プロセスを明らかにする研究手法を開発検証した。またこうした手法により得られるデータを効果的に利用して陸域から海域への物質輸送の在り方を評価するためのモデルによる解析手法を開発・提案した。 ...
❏化合物別安定同位体比分析を利用した沿岸海洋生態系の環境診断指標の開発(17510004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 海洋研究所, 助手 (20311631)
【キーワード】沿岸海洋 / 物質循環 / 生態系 / 環境指標 / 安定同位体比 (他12件)
【概要】人間活動の影響による改変を受けている海洋沿岸域生態系において物質循環系の自然的・人為的変化とその履歴を診断するための環境指標を構築するために、安定同位体比(特に化合物別同位体比)を適用する基盤的研究を行った。2年の研究期間における主要な実績は以下の3項目にまとめられる。 1.汽水域における溶存無機炭素の炭素安定同位体比の空間分布から、マングローブから海洋への二酸化炭素の負荷を定量的に求める方法を考...
【環境学】環境解析学:飼育実験安定同位体比を含む研究件
❏枯死木が腐食連鎖系の群集組成と食物網構造に与える長期的影響の解明(17H03732)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】鈴木 智之 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (20633001)
【キーワード】枯死木 / 脂肪酸 / 安定同位体 / 伊勢湾台風 / 大規模風倒 (他11件)
【概要】大規模な風倒があった森林では、しばしば倒木が搬出される。長い時間をかけて分解される倒木を搬出することは、生態系にどのような影響を与えるのだろうか。本研究は、1959年の伊勢湾台風による大規模風倒があった亜高山帯林で、倒木を搬出した場所(除去区)としていない場所(残置区)で、現在の生物群集や食物網での物質移動を調べることで、この疑問の検証に取り組んだ。生物体内の安定同位体比や脂肪酸組成などの生物間の...
❏サンゴ礁における酸素動態把握のための培養実験及びモデリング研究(25340004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】渡邉 敦 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 助教 (00378001)
【キーワード】酸素動態 / 安定同位体比 / サンゴ / 培養実験 / モデル解析 (他11件)
【概要】サンゴ礁一次生産者が生成する気泡を現場飼育実験により調べた。造礁サンゴ類は殆ど気泡を発生しなかったが、海草類は多量の気泡を発生した。海草が発生した気泡の組成を調べたところ、純酸素では無く窒素やアルゴンも含んでいた。酸素の三種安定同位体比分析から、酸素には光合成起源のシグナルが残っていることが分かった。窒素やアルゴンがどのようなメカニズムで気泡中に取り込まれたのかは解明できなかった。気泡発生量と海草...
【環境学】環境創成学:温室効果ガス安定同位体比を含む研究件
❏天然安定同位体比利用による気候帯別水田からの温室効果ガス発生軽減管理法の開発(25252044)
【研究テーマ】地域環境工学・計画学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-10-21 - 2018-03-31
【研究代表者】登尾 浩助 明治大学, 農学部, 専任教授 (60311544)
【キーワード】温室効果ガス / 水田 / 二酸化炭素 / メタン / 亜酸化窒素 (他37件)
【概要】水田におけるGHG生成機構と接地気相中への放出機構を解明し発生軽減農法の開発を目的とした。ライシメーターにおいて水管理法を変えて水稲を栽培し、収量と温室効果ガスフラックスを測定した。また、メタン生成菌、メタン資化性菌の分離を試みた。間断灌漑を取り入れた水管理で湛水区と比べてGHGsフラックスが減少した。イネの通気抵抗が高温の熱帯では小さくなることから、熱帯でより大きいCH4放出となった。熱帯水田は...
❏化合物別安定同位体比分析を利用した沿岸海洋生態系の環境診断指標の開発(17510004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 海洋研究所, 助手 (20311631)
【キーワード】沿岸海洋 / 物質循環 / 生態系 / 環境指標 / 安定同位体比 (他12件)
【概要】人間活動の影響による改変を受けている海洋沿岸域生態系において物質循環系の自然的・人為的変化とその履歴を診断するための環境指標を構築するために、安定同位体比(特に化合物別同位体比)を適用する基盤的研究を行った。2年の研究期間における主要な実績は以下の3項目にまとめられる。 1.汽水域における溶存無機炭素の炭素安定同位体比の空間分布から、マングローブから海洋への二酸化炭素の負荷を定量的に求める方法を考...
【環境学】環境保全学:炭素循環安定同位体比を含む研究件
❏熱帯多島海域における大気降下物由来窒素負荷と海洋酸性化に対する炭素循環の応答(23405002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋酸性化応答 / サンゴ礁 / 降水 / 大気沈着物 / 二酸化炭素分圧 (他14件)
【概要】複雑な海岸地形を有するフィリピンの特徴的な沿岸海域において、多様な空間スケールにおける海洋化学的観測を実施し、大気からの環境負荷と、それが陸域影響(河川・地下水流入)や沿岸部における養殖漁業等の人為負荷と組み合わさることによる複合効果とを、特に海洋物理学的特性と関連した海洋酸性化の促進・緩和という観点から評価した。また降雨成分の分析により窒素の越境汚染の潜在的影響について検証した。さらに造礁サンゴ...
❏河口域生態系における有機物起源解析法の高度化:化合物別安定同位体比の応用(19510004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】汽水域 / 安定同位体比 / 炭素循環 / 窒素循環 / モデル (他16件)
【概要】生物地球化学的物質循環上重要な各種の有機・無機化合物の炭素・窒素・酸素安定同位体比を手掛かりとして、河口域における物質の起源と変換プロセスを明らかにする研究手法を開発検証した。またこうした手法により得られるデータを効果的に利用して陸域から海域への物質輸送の在り方を評価するためのモデルによる解析手法を開発・提案した。 ...
【環境学】環境保全学:環境分析安定同位体比を含む研究件
❏海洋環境・生態系を理解するための重金属安定同位体海洋化学の育成(15H01727)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】宗林 由樹 京都大学, 化学研究所, 教授 (50197000)
【キーワード】海洋科学 / 地球化学 / 環境分析 / 生物圏現象 / 環境変動 (他8件)
【概要】海水中Ni, Cu, Zn安定同位体比の測定法を確立した.岩石中Ni同位体比の精密測定のため,新しい化学分離法を開発した.国際共同研究により亜鉛の同位体比の新しい標準物質を確立した.白鳳丸KH-15-3航海(東シナ海)とKH-17-3航海(亜寒帯北太平洋)で海水試料を採取した.KH-14-6 航海(南極海・南太平洋)の海水試料を用いて,溶存態Ni, Cu, Znの濃度と安定同位体比の鉛直断面分布を...
❏河口域生態系における有機物起源解析法の高度化:化合物別安定同位体比の応用(19510004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】汽水域 / 安定同位体比 / 炭素循環 / 窒素循環 / モデル (他16件)
【概要】生物地球化学的物質循環上重要な各種の有機・無機化合物の炭素・窒素・酸素安定同位体比を手掛かりとして、河口域における物質の起源と変換プロセスを明らかにする研究手法を開発検証した。またこうした手法により得られるデータを効果的に利用して陸域から海域への物質輸送の在り方を評価するためのモデルによる解析手法を開発・提案した。 ...
【環境学】環境保全学:環境変動安定同位体比を含む研究件
❏海洋環境・生態系を理解するための重金属安定同位体海洋化学の育成(15H01727)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】宗林 由樹 京都大学, 化学研究所, 教授 (50197000)
【キーワード】海洋科学 / 地球化学 / 環境分析 / 生物圏現象 / 環境変動 (他8件)
【概要】海水中Ni, Cu, Zn安定同位体比の測定法を確立した.岩石中Ni同位体比の精密測定のため,新しい化学分離法を開発した.国際共同研究により亜鉛の同位体比の新しい標準物質を確立した.白鳳丸KH-15-3航海(東シナ海)とKH-17-3航海(亜寒帯北太平洋)で海水試料を採取した.KH-14-6 航海(南極海・南太平洋)の海水試料を用いて,溶存態Ni, Cu, Znの濃度と安定同位体比の鉛直断面分布を...
❏全球水素循環解明のための水素の発生・消滅過程の安定同位体比解析および大気観測(25287146)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】豊田 栄 東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 准教授 (30313357)
【キーワード】水素 / 安定同位体比 / 分析法開発 / 畜産発生源 / 環境変動 (他7件)
【概要】エネルギー源として水素の利用が増加すると大気中水素濃度も増加することが予想されるが、現在の全球水素収支の理解は不十分であり、人間活動に伴う水素の付加が将来の大気環境に与える影響の予測は困難である。本研究では、さまざまな発生源や消滅過程において特徴的な値を示す安定同位体比を用いた水素の循環解析に資するために、環境試料中の水素安定同位体比を迅速かつ簡便に測定する手法の開発、および人間も含む生物圏の種々...
❏熱帯多島海域における大気降下物由来窒素負荷と海洋酸性化に対する炭素循環の応答(23405002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋酸性化応答 / サンゴ礁 / 降水 / 大気沈着物 / 二酸化炭素分圧 (他14件)
【概要】複雑な海岸地形を有するフィリピンの特徴的な沿岸海域において、多様な空間スケールにおける海洋化学的観測を実施し、大気からの環境負荷と、それが陸域影響(河川・地下水流入)や沿岸部における養殖漁業等の人為負荷と組み合わさることによる複合効果とを、特に海洋物理学的特性と関連した海洋酸性化の促進・緩和という観点から評価した。また降雨成分の分析により窒素の越境汚染の潜在的影響について検証した。さらに造礁サンゴ...
【数物系科学】地球惑星科学:硫黄同位体比安定同位体比を含む研究件
❏山間部における夏季豪雨形成と大気汚染の相乗環境影響の解明(19H00955)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】大河内 博 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00241117)
【キーワード】局地性豪雨 / 霧沈着 / ドローン(UAV) / 安定同位体 / 越境大気汚染 (他30件)
【概要】全国の標高400 m以上の降雨量観測地点の7割で,暖候期に豪雨発生回数が増加しており,豪雨発生回数が少なかった地域で増加が著しい.富士山周辺で豪雨の主な要因は前線発達と台風であり,局地性豪雨の増加も一因であった.局地性豪雨形成には大気汚染物質も関与している.霧沈着は山間部森林生態系に対する大気汚染物質の重要な経路であり,オゾンとともに森林生態系に負荷を与えている.国内山間部の霧沈着観測網を構築し,...
❏深層水ソースの変換は気候変動を増幅するか抑制するか:硫黄同位体比の海洋事変層序(20340144)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 自然システム学系, 教授 (50272943)
【キーワード】古環境 / 海洋深層水 / 白亜紀 / 炭素同位体比 / 硫黄 (他11件)
【概要】海洋深層水の急激な変動をとらえ,それに対し如何に気候が反応するか,を理解することが目的であった.手法として硫黄同位体比の利用を目指し,平成20年度末に質量分析装置を導入しその立ち上げを行うと同時に,試料の準備方法および分析手法の確立を行った.硫黄同位体データでは目的の議論ができないことが判り,炭素同位体比を用いた地層の高解像度解析を中心とした議論と理論を中心とした議論に切り替え,白亜紀中期の深層水...
【数物系科学】地球惑星科学:炭酸塩安定同位体比を含む研究件
❏微量炭酸塩安定同位体比分析技術を活用した魚類の水温/体温履歴復元手法の開発(20K21343)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】西田 梢 筑波大学, 生命環境系, 特任助教 (10708374)
【キーワード】安定同位体比 / 質量分析計 / 魚類 / 炭酸塩 / 温度復元 (他7件)
【概要】脊椎動物の骨や歯の硬組織はリン酸塩を主成分とし、5-10%の炭酸基を含んでいる。この微量な炭酸塩の酸素安定同位体比は、変温動物であれば生息環境の温度や環境水を、恒温動物であれば体温や環境水を記録するので、その積極的な活用が可能になれば新たな生態情報の抽出が実現できる。しかしながら、魚類硬組織の多くは分析可能重量を満たせないために、これまでは同位体温度計の検証の術がなく、安定同位体比を活用したアプロ...
❏陸域炭酸塩の年輪を用いた年代推定法と地域的環境影響検出法の開発(19K21661)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】勝田 長貴 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (70377985)
【キーワード】トゥファ / 安定同位体比 / 火山 / 浅間火山 / 年代 (他12件)
【概要】本研究は浅間火山・濁川のトゥファを題材とし、安定同位体組成の高分解能分析を通じて、従来研究で課題とされる形成年代とそこに記録される環境変動記録を求める方法を検討した。現生の河床トゥファ方解石δ18Oは河川の水温効果によって変動することが分かった。これをもとに、河岸段丘崖から採取した河床トゥファ方解石δ18Oの25年間記録と樹木年輪幅(気温指標)によるパターンマッチングを行った結果、統計的に有意な6...
【数物系科学】地球惑星科学:炭素安定同位体比安定同位体比を含む研究件
❏天然安定同位体比利用による気候帯別水田からの温室効果ガス発生軽減管理法の開発(25252044)
【研究テーマ】地域環境工学・計画学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-10-21 - 2018-03-31
【研究代表者】登尾 浩助 明治大学, 農学部, 専任教授 (60311544)
【キーワード】温室効果ガス / 水田 / 二酸化炭素 / メタン / 亜酸化窒素 (他37件)
【概要】水田におけるGHG生成機構と接地気相中への放出機構を解明し発生軽減農法の開発を目的とした。ライシメーターにおいて水管理法を変えて水稲を栽培し、収量と温室効果ガスフラックスを測定した。また、メタン生成菌、メタン資化性菌の分離を試みた。間断灌漑を取り入れた水管理で湛水区と比べてGHGsフラックスが減少した。イネの通気抵抗が高温の熱帯では小さくなることから、熱帯でより大きいCH4放出となった。熱帯水田は...
❏南極露岩域湖沼における生態系発達史と多様性維持機構の解明(23651006)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】山室 真澄 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (80344208)
【キーワード】極域環境監視 / 南極大陸 / 栄養塩 / 光 / 炭素安定同位体比 (他15件)
【概要】貧栄養状態にある南極宗谷海岸露岩域湖沼において、藻類やシアノバクテリア・コケ類からなる湖底マットの発達がどのような条件によって規定されているかを検討した。窒素安定同位体比の結果から、マットでは窒素固定が卓越していることが分かった。炭素安定同位体比の解析結果から、マットにおける光合成は光量、特に紫外線量と負の相関があることが分かった。光量・紫外線量は集水面積と負の相関があり、集水域からの溶存物質が原...
【数物系科学】地球惑星科学:地球化学安定同位体比を含む研究件
❏海洋環境・生態系を理解するための重金属安定同位体海洋化学の育成(15H01727)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】宗林 由樹 京都大学, 化学研究所, 教授 (50197000)
【キーワード】海洋科学 / 地球化学 / 環境分析 / 生物圏現象 / 環境変動 (他8件)
【概要】海水中Ni, Cu, Zn安定同位体比の測定法を確立した.岩石中Ni同位体比の精密測定のため,新しい化学分離法を開発した.国際共同研究により亜鉛の同位体比の新しい標準物質を確立した.白鳳丸KH-15-3航海(東シナ海)とKH-17-3航海(亜寒帯北太平洋)で海水試料を採取した.KH-14-6 航海(南極海・南太平洋)の海水試料を用いて,溶存態Ni, Cu, Znの濃度と安定同位体比の鉛直断面分布を...
❏全球水素循環解明のための水素の発生・消滅過程の安定同位体比解析および大気観測(25287146)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】豊田 栄 東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 准教授 (30313357)
【キーワード】水素 / 安定同位体比 / 分析法開発 / 畜産発生源 / 環境変動 (他7件)
【概要】エネルギー源として水素の利用が増加すると大気中水素濃度も増加することが予想されるが、現在の全球水素収支の理解は不十分であり、人間活動に伴う水素の付加が将来の大気環境に与える影響の予測は困難である。本研究では、さまざまな発生源や消滅過程において特徴的な値を示す安定同位体比を用いた水素の循環解析に資するために、環境試料中の水素安定同位体比を迅速かつ簡便に測定する手法の開発、および人間も含む生物圏の種々...
【数物系科学】地球惑星科学:安定同位体安定同位体比を含む研究件
❏小区分39060:生物資源保全学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】ニホンウナギ
【研究期間】放流
【研究代表者】耳石
【キーワード】安定同位体比
【概要】日本海で取得した懸濁態有機物の炭素・窒素安定同位体比の分析および結果の統計解析について進めた。安定同位体比の分析については、442試料の分析を終わらせ、季節的に均質ではないものの、統計解析には十分な分析結果を得ることができた。この結果について、統計解析をしたところ、日本海の安定同位体比については多峯性を示しており、ガウス混合モデルから4つのグループ(i-iv)に分類された。ほとんどの試料はグループ...
❏山間部における夏季豪雨形成と大気汚染の相乗環境影響の解明(19H00955)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】大河内 博 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00241117)
【キーワード】局地性豪雨 / 霧沈着 / ドローン(UAV) / 安定同位体 / 越境大気汚染 (他30件)
【概要】全国の標高400 m以上の降雨量観測地点の7割で,暖候期に豪雨発生回数が増加しており,豪雨発生回数が少なかった地域で増加が著しい.富士山周辺で豪雨の主な要因は前線発達と台風であり,局地性豪雨の増加も一因であった.局地性豪雨形成には大気汚染物質も関与している.霧沈着は山間部森林生態系に対する大気汚染物質の重要な経路であり,オゾンとともに森林生態系に負荷を与えている.国内山間部の霧沈着観測網を構築し,...
❏耳石安定同位体比を利用したニホンウナギの天然加入個体/放流個体の分布状況の解明(18H02225)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】海部 健三 中央大学, 法学部, 教授 (30615258)
【キーワード】ニホンウナギ / 放流 / 耳石 / 安定同位体比 / 安定同位体 (他8件)
【概要】複数の水系より入手したニホンウナギについて、耳石の酸素・炭素同位体分析を行い、判別モデルを用いて天然加入個体と放流個体の識別を行なった。既往研究のデータと合わせ、青森県から鹿児島県に至る17府県21水系について、放流個体/天然遡上個体の割合を明らかにした(876個体)。放流個体の割合は0.0%から100.0%と幅広く、全体では41.4%を占めた。この結果をもとに、天然個体の割合が高い水域において漁...
【数物系科学】地球惑星科学:鍾乳石安定同位体比を含む研究件
❏鍾乳石の流体包有物同位体分析による第四紀古気候学の新展開(15H01729)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】植村 立 琉球大学, 理学部, 准教授 (00580143)
【キーワード】氷期 / 鍾乳石 / 石筍 / 流体包有物 / 安定同位体比 (他15件)
【概要】分析手法は、乾燥・破砕・データ処理プロセスの自動化と改良等により簡略化することができた。また、予期していなかった前処理時の加熱による同位体再平衡の問題を発見し、この効果を定量的に見積もることで、今後の解析に重要な基礎的知見を得た。洞窟観測と石筍採取は、ほぼ計画通りに実施できた。気候復元に向けた分析は分析計の故障により遅れたものの、期待していた最終退氷期における連続的な流体包有物の同位体比データは取...
❏トゥファ古気候学の展開(17340150)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】狩野 彰宏 九州大学, 大学院・比較社会文化研究院, 教授 (60231263)
【キーワード】トゥファ / 鍾乳石 / 古気候解析 / 安定同位体 / 微量元素 (他7件)
【概要】地球温暖化に伴う気候変動予測のために必要な古気候データの解読を目的として, 石灰岩地域の河川に発達する炭酸塩堆積物であるトゥファを研究した。複数の堆積場で行った化学組成と安定同位体比の分析結果から, トゥファの発達機構に関するいくつかの新知見をあきらかにするとともに, 降水量と気温の情報を化学指標と関連付けることに成功した。トゥファは年縞組織を持ち, 数ミリ/年の速度で堆積するので, 高解像度の気...
【数物系科学】地球惑星科学:古環境安定同位体比を含む研究件
❏深層水ソースの変換は気候変動を増幅するか抑制するか:硫黄同位体比の海洋事変層序(20340144)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 自然システム学系, 教授 (50272943)
【キーワード】古環境 / 海洋深層水 / 白亜紀 / 炭素同位体比 / 硫黄 (他11件)
【概要】海洋深層水の急激な変動をとらえ,それに対し如何に気候が反応するか,を理解することが目的であった.手法として硫黄同位体比の利用を目指し,平成20年度末に質量分析装置を導入しその立ち上げを行うと同時に,試料の準備方法および分析手法の確立を行った.硫黄同位体データでは目的の議論ができないことが判り,炭素同位体比を用いた地層の高解像度解析を中心とした議論と理論を中心とした議論に切り替え,白亜紀中期の深層水...
❏浮遊性有孔虫殻の安定同位体と微量化学成分のグローバルマッビングと古海洋への応用(16340161)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】川幡 穂高 東京大学, 海洋研究所, 教授 (20356851)
【キーワード】地球環境 / 古環境 / 浮遊性有孔虫 / 安定同位体比 / 表層水 (他10件)
【概要】現代の環境問題に対処するには,自然そのものの働きと人類活動によるものの二つによって影響されているので,自然の変動幅と仕組みを明らかにすることが不可欠である.過去の水温などは直接測定できないので,古海洋の解析では間接指標(Proxy)が用いられる.有孔虫炭酸塩殻の安定同位体や化学組成は,この中で最も有力な道具である.これは,炭酸塩殻が,生産された周囲の環境を定量的に記録しているとの考えに基づいている...
【数物系科学】地球惑星科学:古気候安定同位体比を含む研究件
❏鍾乳石の流体包有物同位体分析による第四紀古気候学の新展開(15H01729)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】植村 立 琉球大学, 理学部, 准教授 (00580143)
【キーワード】氷期 / 鍾乳石 / 石筍 / 流体包有物 / 安定同位体比 (他15件)
【概要】分析手法は、乾燥・破砕・データ処理プロセスの自動化と改良等により簡略化することができた。また、予期していなかった前処理時の加熱による同位体再平衡の問題を発見し、この効果を定量的に見積もることで、今後の解析に重要な基礎的知見を得た。洞窟観測と石筍採取は、ほぼ計画通りに実施できた。気候復元に向けた分析は分析計の故障により遅れたものの、期待していた最終退氷期における連続的な流体包有物の同位体比データは取...
❏熱帯域の高精度環境復元と高緯度氷床と低緯度域環境とのリンケージの評価(17253006)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】川幡 穂高 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20356851)
【キーワード】地球環境 / 古気候 / 炭素14年代 / 安定同位体比 / アジアモンスーン (他9件)
【概要】熱帯域の環境復元材料としてサンゴ骨格中の酸素同位体比の極値を用いて亜熱帯域の石垣島のサンゴ骨格中の酸素同位体比の温度依存性を求めた.各年の水温の夏期・冬期の極値,およびサンゴ骨格中の酸素同位体比率を比較・解析した.この結果,従来考えられていたように石垣島周辺の海水の酸素同位体比は年間を通じて一定ではなく,蒸発の影響を受けて夏期は高く,冬期は低く変動しており,それによって見かけ上,サンゴ骨格中の酸素...
【数物系科学】地球惑星科学:古気候解析安定同位体比を含む研究件
❏トゥファ古気候学の展開(17340150)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】狩野 彰宏 九州大学, 大学院・比較社会文化研究院, 教授 (60231263)
【キーワード】トゥファ / 鍾乳石 / 古気候解析 / 安定同位体 / 微量元素 (他7件)
【概要】地球温暖化に伴う気候変動予測のために必要な古気候データの解読を目的として, 石灰岩地域の河川に発達する炭酸塩堆積物であるトゥファを研究した。複数の堆積場で行った化学組成と安定同位体比の分析結果から, トゥファの発達機構に関するいくつかの新知見をあきらかにするとともに, 降水量と気温の情報を化学指標と関連付けることに成功した。トゥファは年縞組織を持ち, 数ミリ/年の速度で堆積するので, 高解像度の気...
❏縞状トゥファを用いた温帯〜亜熱帯の陸域古気候解析(14540426)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】狩野 彰宏 広島大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60231263)
【キーワード】トゥファ / 古気候解析 / 微量元素 / 安定同位体比 / 降水量 (他6件)
【概要】温帯〜亜熱帯地域の陸域古気候を定量的しかも高解像度で解析するために,淡水成炭酸塩堆積物であるトゥファを題材に,堆積場において採集した水や堆積物試料を分析・観察した.その結果,1)縞状組織は水温変化を反映した方解石の沈殿速度の季節的変化が原因で発達することが明らかになった(Kano et al.,2003).また,2)農業用水や地下ダムの建設などの人為的改変がトゥファの組織に記録されることも解った....
【数物系科学】地球惑星科学:低緯度海域安定同位体比を含む研究件
❏熱帯域の高精度環境復元と高緯度氷床と低緯度域環境とのリンケージの評価(17253006)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】川幡 穂高 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20356851)
【キーワード】地球環境 / 古気候 / 炭素14年代 / 安定同位体比 / アジアモンスーン (他9件)
【概要】熱帯域の環境復元材料としてサンゴ骨格中の酸素同位体比の極値を用いて亜熱帯域の石垣島のサンゴ骨格中の酸素同位体比の温度依存性を求めた.各年の水温の夏期・冬期の極値,およびサンゴ骨格中の酸素同位体比率を比較・解析した.この結果,従来考えられていたように石垣島周辺の海水の酸素同位体比は年間を通じて一定ではなく,蒸発の影響を受けて夏期は高く,冬期は低く変動しており,それによって見かけ上,サンゴ骨格中の酸素...
❏浮遊性有孔虫殻の安定同位体と微量化学成分のグローバルマッビングと古海洋への応用(16340161)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】川幡 穂高 東京大学, 海洋研究所, 教授 (20356851)
【キーワード】地球環境 / 古環境 / 浮遊性有孔虫 / 安定同位体比 / 表層水 (他10件)
【概要】現代の環境問題に対処するには,自然そのものの働きと人類活動によるものの二つによって影響されているので,自然の変動幅と仕組みを明らかにすることが不可欠である.過去の水温などは直接測定できないので,古海洋の解析では間接指標(Proxy)が用いられる.有孔虫炭酸塩殻の安定同位体や化学組成は,この中で最も有力な道具である.これは,炭酸塩殻が,生産された周囲の環境を定量的に記録しているとの考えに基づいている...
【数物系科学】地球惑星科学:トゥファ安定同位体比を含む研究件
❏陸域炭酸塩の年輪を用いた年代推定法と地域的環境影響検出法の開発(19K21661)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】勝田 長貴 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (70377985)
【キーワード】トゥファ / 安定同位体比 / 火山 / 浅間火山 / 年代 (他12件)
【概要】本研究は浅間火山・濁川のトゥファを題材とし、安定同位体組成の高分解能分析を通じて、従来研究で課題とされる形成年代とそこに記録される環境変動記録を求める方法を検討した。現生の河床トゥファ方解石δ18Oは河川の水温効果によって変動することが分かった。これをもとに、河岸段丘崖から採取した河床トゥファ方解石δ18Oの25年間記録と樹木年輪幅(気温指標)によるパターンマッチングを行った結果、統計的に有意な6...
❏トゥファ古気候学の展開(17340150)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】狩野 彰宏 九州大学, 大学院・比較社会文化研究院, 教授 (60231263)
【キーワード】トゥファ / 鍾乳石 / 古気候解析 / 安定同位体 / 微量元素 (他7件)
【概要】地球温暖化に伴う気候変動予測のために必要な古気候データの解読を目的として, 石灰岩地域の河川に発達する炭酸塩堆積物であるトゥファを研究した。複数の堆積場で行った化学組成と安定同位体比の分析結果から, トゥファの発達機構に関するいくつかの新知見をあきらかにするとともに, 降水量と気温の情報を化学指標と関連付けることに成功した。トゥファは年縞組織を持ち, 数ミリ/年の速度で堆積するので, 高解像度の気...
❏縞状トゥファを用いた温帯〜亜熱帯の陸域古気候解析(14540426)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】狩野 彰宏 広島大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60231263)
【キーワード】トゥファ / 古気候解析 / 微量元素 / 安定同位体比 / 降水量 (他6件)
【概要】温帯〜亜熱帯地域の陸域古気候を定量的しかも高解像度で解析するために,淡水成炭酸塩堆積物であるトゥファを題材に,堆積場において採集した水や堆積物試料を分析・観察した.その結果,1)縞状組織は水温変化を反映した方解石の沈殿速度の季節的変化が原因で発達することが明らかになった(Kano et al.,2003).また,2)農業用水や地下ダムの建設などの人為的改変がトゥファの組織に記録されることも解った....
【数物系科学】地球惑星科学:気候変動安定同位体比を含む研究件
❏北方林において落葉広葉樹は増加しているのか?多地点・長期・年輪データの利用(21K05682)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】鈴木 智之 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (20633001)
【キーワード】北方林 / 落葉広葉樹 / 針葉樹 / 長期的動態 / 年輪解析 (他10件)
【概要】本研究は、世界的に報告されている北方林における落葉広葉樹の増加の普遍性の検証、メカニズムの解明をするために、北海道全域の天然林を対象に、落葉広葉樹率の変化が地理的にどのように起きているのか、20世紀初頭から変化し続けているのか、落葉広葉樹・針葉樹がそれぞれどのように環境変化に応答しているのか、を検証する。そのために、(1)多地点データによる落葉広葉樹率変化の地理的パターンの解析、(2)歴史的資料解...
❏鍾乳石の流体包有物同位体分析による第四紀古気候学の新展開(15H01729)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】植村 立 琉球大学, 理学部, 准教授 (00580143)
【キーワード】氷期 / 鍾乳石 / 石筍 / 流体包有物 / 安定同位体比 (他15件)
【概要】分析手法は、乾燥・破砕・データ処理プロセスの自動化と改良等により簡略化することができた。また、予期していなかった前処理時の加熱による同位体再平衡の問題を発見し、この効果を定量的に見積もることで、今後の解析に重要な基礎的知見を得た。洞窟観測と石筍採取は、ほぼ計画通りに実施できた。気候復元に向けた分析は分析計の故障により遅れたものの、期待していた最終退氷期における連続的な流体包有物の同位体比データは取...
❏天然安定同位体比利用による気候帯別水田からの温室効果ガス発生軽減管理法の開発(25252044)
【研究テーマ】地域環境工学・計画学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-10-21 - 2018-03-31
【研究代表者】登尾 浩助 明治大学, 農学部, 専任教授 (60311544)
【キーワード】温室効果ガス / 水田 / 二酸化炭素 / メタン / 亜酸化窒素 (他37件)
【概要】水田におけるGHG生成機構と接地気相中への放出機構を解明し発生軽減農法の開発を目的とした。ライシメーターにおいて水管理法を変えて水稲を栽培し、収量と温室効果ガスフラックスを測定した。また、メタン生成菌、メタン資化性菌の分離を試みた。間断灌漑を取り入れた水管理で湛水区と比べてGHGsフラックスが減少した。イネの通気抵抗が高温の熱帯では小さくなることから、熱帯でより大きいCH4放出となった。熱帯水田は...
【数物系科学】地球惑星科学:降水量安定同位体比を含む研究件
❏トゥファ古気候学の展開(17340150)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】狩野 彰宏 九州大学, 大学院・比較社会文化研究院, 教授 (60231263)
【キーワード】トゥファ / 鍾乳石 / 古気候解析 / 安定同位体 / 微量元素 (他7件)
【概要】地球温暖化に伴う気候変動予測のために必要な古気候データの解読を目的として, 石灰岩地域の河川に発達する炭酸塩堆積物であるトゥファを研究した。複数の堆積場で行った化学組成と安定同位体比の分析結果から, トゥファの発達機構に関するいくつかの新知見をあきらかにするとともに, 降水量と気温の情報を化学指標と関連付けることに成功した。トゥファは年縞組織を持ち, 数ミリ/年の速度で堆積するので, 高解像度の気...
❏縞状トゥファを用いた温帯〜亜熱帯の陸域古気候解析(14540426)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】狩野 彰宏 広島大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60231263)
【キーワード】トゥファ / 古気候解析 / 微量元素 / 安定同位体比 / 降水量 (他6件)
【概要】温帯〜亜熱帯地域の陸域古気候を定量的しかも高解像度で解析するために,淡水成炭酸塩堆積物であるトゥファを題材に,堆積場において採集した水や堆積物試料を分析・観察した.その結果,1)縞状組織は水温変化を反映した方解石の沈殿速度の季節的変化が原因で発達することが明らかになった(Kano et al.,2003).また,2)農業用水や地下ダムの建設などの人為的改変がトゥファの組織に記録されることも解った....
【数物系科学】地球惑星科学:微量元素安定同位体比を含む研究件
❏鱗および耳石の安定同位体・微量元素組成によるサケの沖合生活期における生態の解明(15H04543)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大竹 二雄 東京大学, 大気海洋研究所, 特任研究員 (20160525)
【キーワード】サケ / 鱗 / 耳石 / 安定同位体比 / 微量元素 (他10件)
【概要】1980年代と2010年代に岩手県津軽石川に遡上したサケ鱗の安定同位体比(δ15N、δ13C)から両年代のサケの餌生物に変化がないことを明らかにした。また、2011年に北海道の河川に遡上したサケ鱗の安定同位体比から若齢(2歳)・小型で遡上した個体の栄養段階が他の年齢群に比べて高く、その回遊経路や摂餌環境が異なる可能性を示した。また、2011、2012年に本州、北海道の各河川に遡上したサケの耳石微量...
❏東日本大震災が三陸沿岸域のサケやアユの資源に及ぼした影響(24380105)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大竹 二雄 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (20160525)
【キーワード】東日本大震災 / サケ / アユ / 耳石 / 微量元素組成 (他11件)
【概要】サケ放流稚魚の耳石の微量元素組成と酸素・炭素安定同位体比の分析結果から、それらが同一地域内における由来判別に有効であることを明らかにした。また、北海道沿岸域に回帰したサケとベーリング海で採集された未成熟サケの耳石Sr:Ba比が周期的に変化することが判った。これらの研究成果は震災前後における母川回帰率や回遊履歴の変化を明らかにする上で重要な知見を提供する。 震災直後の遡上アユの生活史特性を調べ、震災...
❏トゥファ古気候学の展開(17340150)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】狩野 彰宏 九州大学, 大学院・比較社会文化研究院, 教授 (60231263)
【キーワード】トゥファ / 鍾乳石 / 古気候解析 / 安定同位体 / 微量元素 (他7件)
【概要】地球温暖化に伴う気候変動予測のために必要な古気候データの解読を目的として, 石灰岩地域の河川に発達する炭酸塩堆積物であるトゥファを研究した。複数の堆積場で行った化学組成と安定同位体比の分析結果から, トゥファの発達機構に関するいくつかの新知見をあきらかにするとともに, 降水量と気温の情報を化学指標と関連付けることに成功した。トゥファは年縞組織を持ち, 数ミリ/年の速度で堆積するので, 高解像度の気...
【数物系科学】地球惑星科学:表層水安定同位体比を含む研究件
❏熱帯域の高精度環境復元と高緯度氷床と低緯度域環境とのリンケージの評価(17253006)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】川幡 穂高 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20356851)
【キーワード】地球環境 / 古気候 / 炭素14年代 / 安定同位体比 / アジアモンスーン (他9件)
【概要】熱帯域の環境復元材料としてサンゴ骨格中の酸素同位体比の極値を用いて亜熱帯域の石垣島のサンゴ骨格中の酸素同位体比の温度依存性を求めた.各年の水温の夏期・冬期の極値,およびサンゴ骨格中の酸素同位体比率を比較・解析した.この結果,従来考えられていたように石垣島周辺の海水の酸素同位体比は年間を通じて一定ではなく,蒸発の影響を受けて夏期は高く,冬期は低く変動しており,それによって見かけ上,サンゴ骨格中の酸素...
❏浮遊性有孔虫殻の安定同位体と微量化学成分のグローバルマッビングと古海洋への応用(16340161)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】川幡 穂高 東京大学, 海洋研究所, 教授 (20356851)
【キーワード】地球環境 / 古環境 / 浮遊性有孔虫 / 安定同位体比 / 表層水 (他10件)
【概要】現代の環境問題に対処するには,自然そのものの働きと人類活動によるものの二つによって影響されているので,自然の変動幅と仕組みを明らかにすることが不可欠である.過去の水温などは直接測定できないので,古海洋の解析では間接指標(Proxy)が用いられる.有孔虫炭酸塩殻の安定同位体や化学組成は,この中で最も有力な道具である.これは,炭酸塩殻が,生産された周囲の環境を定量的に記録しているとの考えに基づいている...
【数物系科学】地球惑星科学:アジアモンスーン安定同位体比を含む研究件
❏鍾乳石の流体包有物同位体分析による第四紀古気候学の新展開(15H01729)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】植村 立 琉球大学, 理学部, 准教授 (00580143)
【キーワード】氷期 / 鍾乳石 / 石筍 / 流体包有物 / 安定同位体比 (他15件)
【概要】分析手法は、乾燥・破砕・データ処理プロセスの自動化と改良等により簡略化することができた。また、予期していなかった前処理時の加熱による同位体再平衡の問題を発見し、この効果を定量的に見積もることで、今後の解析に重要な基礎的知見を得た。洞窟観測と石筍採取は、ほぼ計画通りに実施できた。気候復元に向けた分析は分析計の故障により遅れたものの、期待していた最終退氷期における連続的な流体包有物の同位体比データは取...
❏熱帯域の高精度環境復元と高緯度氷床と低緯度域環境とのリンケージの評価(17253006)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】川幡 穂高 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20356851)
【キーワード】地球環境 / 古気候 / 炭素14年代 / 安定同位体比 / アジアモンスーン (他9件)
【概要】熱帯域の環境復元材料としてサンゴ骨格中の酸素同位体比の極値を用いて亜熱帯域の石垣島のサンゴ骨格中の酸素同位体比の温度依存性を求めた.各年の水温の夏期・冬期の極値,およびサンゴ骨格中の酸素同位体比率を比較・解析した.この結果,従来考えられていたように石垣島周辺の海水の酸素同位体比は年間を通じて一定ではなく,蒸発の影響を受けて夏期は高く,冬期は低く変動しており,それによって見かけ上,サンゴ骨格中の酸素...
【工学】土木工学:地球環境安定同位体比を含む研究件
❏熱帯域の高精度環境復元と高緯度氷床と低緯度域環境とのリンケージの評価(17253006)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】川幡 穂高 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20356851)
【キーワード】地球環境 / 古気候 / 炭素14年代 / 安定同位体比 / アジアモンスーン (他9件)
【概要】熱帯域の環境復元材料としてサンゴ骨格中の酸素同位体比の極値を用いて亜熱帯域の石垣島のサンゴ骨格中の酸素同位体比の温度依存性を求めた.各年の水温の夏期・冬期の極値,およびサンゴ骨格中の酸素同位体比率を比較・解析した.この結果,従来考えられていたように石垣島周辺の海水の酸素同位体比は年間を通じて一定ではなく,蒸発の影響を受けて夏期は高く,冬期は低く変動しており,それによって見かけ上,サンゴ骨格中の酸素...
❏浮遊性有孔虫殻の安定同位体と微量化学成分のグローバルマッビングと古海洋への応用(16340161)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】川幡 穂高 東京大学, 海洋研究所, 教授 (20356851)
【キーワード】地球環境 / 古環境 / 浮遊性有孔虫 / 安定同位体比 / 表層水 (他10件)
【概要】現代の環境問題に対処するには,自然そのものの働きと人類活動によるものの二つによって影響されているので,自然の変動幅と仕組みを明らかにすることが不可欠である.過去の水温などは直接測定できないので,古海洋の解析では間接指標(Proxy)が用いられる.有孔虫炭酸塩殻の安定同位体や化学組成は,この中で最も有力な道具である.これは,炭酸塩殻が,生産された周囲の環境を定量的に記録しているとの考えに基づいている...
【工学】総合工学:マングローブ安定同位体比を含む研究件
❏河口域生態系における有機物起源解析法の高度化:化合物別安定同位体比の応用(19510004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】汽水域 / 安定同位体比 / 炭素循環 / 窒素循環 / モデル (他16件)
【概要】生物地球化学的物質循環上重要な各種の有機・無機化合物の炭素・窒素・酸素安定同位体比を手掛かりとして、河口域における物質の起源と変換プロセスを明らかにする研究手法を開発検証した。またこうした手法により得られるデータを効果的に利用して陸域から海域への物質輸送の在り方を評価するためのモデルによる解析手法を開発・提案した。 ...
❏化合物別安定同位体比分析を利用した沿岸海洋生態系の環境診断指標の開発(17510004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 海洋研究所, 助手 (20311631)
【キーワード】沿岸海洋 / 物質循環 / 生態系 / 環境指標 / 安定同位体比 (他12件)
【概要】人間活動の影響による改変を受けている海洋沿岸域生態系において物質循環系の自然的・人為的変化とその履歴を診断するための環境指標を構築するために、安定同位体比(特に化合物別同位体比)を適用する基盤的研究を行った。2年の研究期間における主要な実績は以下の3項目にまとめられる。 1.汽水域における溶存無機炭素の炭素安定同位体比の空間分布から、マングローブから海洋への二酸化炭素の負荷を定量的に求める方法を考...
【工学】総合工学:間隙水安定同位体比を含む研究件
❏バイカル湖における富栄養化にともなう生態系変質リスクの検証(15H05112)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山室 真澄 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (80344208)
【キーワード】バイカル湖 / 富栄養化 / 沿岸域 / 大型底生緑藻 / マイクロプラスチック (他18件)
【概要】貧栄養湖沼のバイカル湖では、近年、沿岸域での大型底生緑藻の異常繁茂や共生海綿の死滅などの異変が生じている。本研究ではその原因として、下水起源の間隙水の富栄養化であることを示した。また沿岸域にはプラスチックゴミを含む大量のゴミが集積していたことから、マイクロプラスチックの調査を行った。大型底生緑藻の異常繁茂は、補食されれば軽減されるはずである。本研究では異常繁茂する大型底生緑藻は硫化水素を発生するこ...
❏南極露岩域湖沼における生態系発達史と多様性維持機構の解明(23651006)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】山室 真澄 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (80344208)
【キーワード】極域環境監視 / 南極大陸 / 栄養塩 / 光 / 炭素安定同位体比 (他15件)
【概要】貧栄養状態にある南極宗谷海岸露岩域湖沼において、藻類やシアノバクテリア・コケ類からなる湖底マットの発達がどのような条件によって規定されているかを検討した。窒素安定同位体比の結果から、マットでは窒素固定が卓越していることが分かった。炭素安定同位体比の解析結果から、マットにおける光合成は光量、特に紫外線量と負の相関があることが分かった。光量・紫外線量は集水面積と負の相関があり、集水域からの溶存物質が原...
【農学】森林圏科学:年輪安定同位体比を含む研究件
❏北方林において落葉広葉樹は増加しているのか?多地点・長期・年輪データの利用(21K05682)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】鈴木 智之 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (20633001)
【キーワード】北方林 / 落葉広葉樹 / 針葉樹 / 長期的動態 / 年輪解析 (他10件)
【概要】本研究は、世界的に報告されている北方林における落葉広葉樹の増加の普遍性の検証、メカニズムの解明をするために、北海道全域の天然林を対象に、落葉広葉樹率の変化が地理的にどのように起きているのか、20世紀初頭から変化し続けているのか、落葉広葉樹・針葉樹がそれぞれどのように環境変化に応答しているのか、を検証する。そのために、(1)多地点データによる落葉広葉樹率変化の地理的パターンの解析、(2)歴史的資料解...
❏陸域炭酸塩の年輪を用いた年代推定法と地域的環境影響検出法の開発(19K21661)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】勝田 長貴 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (70377985)
【キーワード】トゥファ / 安定同位体比 / 火山 / 浅間火山 / 年代 (他12件)
【概要】本研究は浅間火山・濁川のトゥファを題材とし、安定同位体組成の高分解能分析を通じて、従来研究で課題とされる形成年代とそこに記録される環境変動記録を求める方法を検討した。現生の河床トゥファ方解石δ18Oは河川の水温効果によって変動することが分かった。これをもとに、河岸段丘崖から採取した河床トゥファ方解石δ18Oの25年間記録と樹木年輪幅(気温指標)によるパターンマッチングを行った結果、統計的に有意な6...
【農学】水圏応用科学:海洋生態安定同位体比を含む研究件
❏熱帯多島海域における大気降下物由来窒素負荷と海洋酸性化に対する炭素循環の応答(23405002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋酸性化応答 / サンゴ礁 / 降水 / 大気沈着物 / 二酸化炭素分圧 (他14件)
【概要】複雑な海岸地形を有するフィリピンの特徴的な沿岸海域において、多様な空間スケールにおける海洋化学的観測を実施し、大気からの環境負荷と、それが陸域影響(河川・地下水流入)や沿岸部における養殖漁業等の人為負荷と組み合わさることによる複合効果とを、特に海洋物理学的特性と関連した海洋酸性化の促進・緩和という観点から評価した。また降雨成分の分析により窒素の越境汚染の潜在的影響について検証した。さらに造礁サンゴ...
❏新規同位体計測手法による沿岸海洋生態系における窒素負荷伝播と生態遷移過程の解明(21370008)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋生態 / 環境 / 窒素負荷 / アミノ酸 / 安定同位体比 (他9件)
【概要】沿岸海洋生態系、特にサンゴ礁生態系における人為起源窒素負荷の影響を評価するためにアミノ酸の化合物別窒素同位体比分析を適用した。窒素負荷環境勾配を評価する手法として従来のバルク窒素同位体比を利用する方法と比較検討した。飼育実験によりサンゴ宿主・共生藻間の窒素交換様式を解析した。また室内培養実験により腐食食物連鎖の基点となるバクテリアのアミノ酸同位体比パターンの特徴を抽出した。併せて,従来のサンゴ礁研...
【農学】水圏応用科学:物質循環安定同位体比を含む研究件
❏日本海表層における懸濁態有機物の炭素・窒素アイソスケープの作成(19K06198)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】児玉 武稔 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産資源研究所(横浜), 研究員 (20735899)
【キーワード】日本海 / 安定同位体比 / 懸濁態有機物 / 基礎生産 / 安定同位体 (他13件)
【概要】日本海で取得した懸濁態有機物の炭素・窒素安定同位体比の分析および結果の統計解析について進めた。安定同位体比の分析については、442試料の分析を終わらせ、季節的に均質ではないものの、統計解析には十分な分析結果を得ることができた。この結果について、統計解析をしたところ、日本海の安定同位体比については多峯性を示しており、ガウス混合モデルから4つのグループ(i-iv)に分類された。ほとんどの試料はグループ...
❏熱帯多島海域における大気降下物由来窒素負荷と海洋酸性化に対する炭素循環の応答(23405002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋酸性化応答 / サンゴ礁 / 降水 / 大気沈着物 / 二酸化炭素分圧 (他14件)
【概要】複雑な海岸地形を有するフィリピンの特徴的な沿岸海域において、多様な空間スケールにおける海洋化学的観測を実施し、大気からの環境負荷と、それが陸域影響(河川・地下水流入)や沿岸部における養殖漁業等の人為負荷と組み合わさることによる複合効果とを、特に海洋物理学的特性と関連した海洋酸性化の促進・緩和という観点から評価した。また降雨成分の分析により窒素の越境汚染の潜在的影響について検証した。さらに造礁サンゴ...
❏新規同位体計測手法による沿岸海洋生態系における窒素負荷伝播と生態遷移過程の解明(21370008)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋生態 / 環境 / 窒素負荷 / アミノ酸 / 安定同位体比 (他9件)
【概要】沿岸海洋生態系、特にサンゴ礁生態系における人為起源窒素負荷の影響を評価するためにアミノ酸の化合物別窒素同位体比分析を適用した。窒素負荷環境勾配を評価する手法として従来のバルク窒素同位体比を利用する方法と比較検討した。飼育実験によりサンゴ宿主・共生藻間の窒素交換様式を解析した。また室内培養実験により腐食食物連鎖の基点となるバクテリアのアミノ酸同位体比パターンの特徴を抽出した。併せて,従来のサンゴ礁研...
【農学】水圏応用科学:窒素安定同位体比を含む研究件
❏日本海表層における懸濁態有機物の炭素・窒素アイソスケープの作成(19K06198)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】児玉 武稔 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産資源研究所(横浜), 研究員 (20735899)
【キーワード】日本海 / 安定同位体比 / 懸濁態有機物 / 基礎生産 / 安定同位体 (他13件)
【概要】日本海で取得した懸濁態有機物の炭素・窒素安定同位体比の分析および結果の統計解析について進めた。安定同位体比の分析については、442試料の分析を終わらせ、季節的に均質ではないものの、統計解析には十分な分析結果を得ることができた。この結果について、統計解析をしたところ、日本海の安定同位体比については多峯性を示しており、ガウス混合モデルから4つのグループ(i-iv)に分類された。ほとんどの試料はグループ...
❏南極露岩域湖沼における生態系発達史と多様性維持機構の解明(23651006)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】山室 真澄 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (80344208)
【キーワード】極域環境監視 / 南極大陸 / 栄養塩 / 光 / 炭素安定同位体比 (他15件)
【概要】貧栄養状態にある南極宗谷海岸露岩域湖沼において、藻類やシアノバクテリア・コケ類からなる湖底マットの発達がどのような条件によって規定されているかを検討した。窒素安定同位体比の結果から、マットでは窒素固定が卓越していることが分かった。炭素安定同位体比の解析結果から、マットにおける光合成は光量、特に紫外線量と負の相関があることが分かった。光量・紫外線量は集水面積と負の相関があり、集水域からの溶存物質が原...
【農学】水圏応用科学:安定同位体比分析安定同位体比を含む研究件
❏酸素安定同位体比を用いたクロマグロの産卵水温の推定(16K14968)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】木村 伸吾 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (90202043)
【キーワード】クロマグロ / 酸素同位体比 / SIMS / 温暖化 / 耳石 (他14件)
【概要】SIMS分析に適した試料を作製する前処理技術を検討した結果、サイズの異なるダイアモンド粒子を用いた三段階研磨を施すことにより試料表面を平滑に保ったまま核を露出することに成功した。確立した前処理技術を用いて作製した試料(計5個)の耳石核から縁辺部までのδ18OをSIMSにより測定した結果、第一年輪周辺部(最初の冬を迎える時期)において1‰以上 (PDB)のδ18O値の増加が認められた。これは、実際に...
❏元素分析による身元不明遺体の出身地域推定の検討(16H04853)
【研究テーマ】応用人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】染田 英利 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 医学教育部専門課程, 助教 (70627695)
【キーワード】安定同位体比分析 / 出身地域推定 / 戦没者遺骨鑑定 / 元素分析 / 同位体比分析 (他10件)
【概要】本研究課題は、同位体比分析と濃度分析を組合わせた元素分析による身元不明遺体の出身地域推定の方法を検討するをものである。日本各地、パプアニューギニア及びフィリピンにおいて収集したヒト抜去歯牙を試料として各種元素分析を行い、それをもとに出身地域推定についての検討を行った。 その結果、気候、地質及び食習慣の違いを反映したと思われる多様性がヒトにも確認できたものの、現時点では試料数、分析項目数、地域数が限...
【農学】水圏応用科学:マクロ安定同位体比を含む研究件
❏外洋性魚類・鯨類を指標とした北西太平洋における水銀安定同位体比の三次元分布解析(17H04712)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】板井 啓明 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (60554467)
【キーワード】水銀 / 安定同位体 / 海洋生物 / 北西太平洋 / 水銀安定同位体比 (他17件)
【概要】本研究では、北西太平洋で捕獲された海洋大型生物中の水銀安定同位体比を計測することで、当海域における水銀動態解析に応用するとともに、水銀安定同位体比の生態研究に対する応用性を評価した。具体的には、(1)北西太平洋各地域から採取されたカツオ中水銀安定同位体比のバリエーションと変動要因解析、(2)Mass balance modelカツオへの水銀蓄積速度の解析、(3)海棲哺乳類への水銀濃縮機構の解析、を...
❏酸素安定同位体比を用いたクロマグロの産卵水温の推定(16K14968)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】木村 伸吾 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (90202043)
【キーワード】クロマグロ / 酸素同位体比 / SIMS / 温暖化 / 耳石 (他14件)
【概要】SIMS分析に適した試料を作製する前処理技術を検討した結果、サイズの異なるダイアモンド粒子を用いた三段階研磨を施すことにより試料表面を平滑に保ったまま核を露出することに成功した。確立した前処理技術を用いて作製した試料(計5個)の耳石核から縁辺部までのδ18OをSIMSにより測定した結果、第一年輪周辺部(最初の冬を迎える時期)において1‰以上 (PDB)のδ18O値の増加が認められた。これは、実際に...
【農学】水圏応用科学:微量元素組成安定同位体比を含む研究件
❏鱗および耳石の安定同位体・微量元素組成によるサケの沖合生活期における生態の解明(15H04543)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大竹 二雄 東京大学, 大気海洋研究所, 特任研究員 (20160525)
【キーワード】サケ / 鱗 / 耳石 / 安定同位体比 / 微量元素 (他10件)
【概要】1980年代と2010年代に岩手県津軽石川に遡上したサケ鱗の安定同位体比(δ15N、δ13C)から両年代のサケの餌生物に変化がないことを明らかにした。また、2011年に北海道の河川に遡上したサケ鱗の安定同位体比から若齢(2歳)・小型で遡上した個体の栄養段階が他の年齢群に比べて高く、その回遊経路や摂餌環境が異なる可能性を示した。また、2011、2012年に本州、北海道の各河川に遡上したサケの耳石微量...
❏東日本大震災が三陸沿岸域のサケやアユの資源に及ぼした影響(24380105)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大竹 二雄 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (20160525)
【キーワード】東日本大震災 / サケ / アユ / 耳石 / 微量元素組成 (他11件)
【概要】サケ放流稚魚の耳石の微量元素組成と酸素・炭素安定同位体比の分析結果から、それらが同一地域内における由来判別に有効であることを明らかにした。また、北海道沿岸域に回帰したサケとベーリング海で採集された未成熟サケの耳石Sr:Ba比が周期的に変化することが判った。これらの研究成果は震災前後における母川回帰率や回遊履歴の変化を明らかにする上で重要な知見を提供する。 震災直後の遡上アユの生活史特性を調べ、震災...
【農学】水圏応用科学:耳石安定同位体比を含む研究件
❏ウロコの同位体比を利用した、魚類の生活史推定手法の開発とその応用(20H04376)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 民久 富山大学, 学術研究部理学系, 助教 (60747591)
【キーワード】安定同位体比 / 資源管理 / 行動生態学 / サツキマス / 同位体分析 (他12件)
【概要】本年度は、ウロコおよび耳石のストロンチウム同位体比分析を研究分担者とともに実施した。耳石分析は、東京大学理学部に導入されている、レーザーアブレーションMC-ICP-MSを用いてい行った。本分析機器を用いることで、1日あたり約50個体ものスピードで分析を実施することができた。すでに250個体以上の分析が完了しており、分析結果から長良川サツキマスの出身河川(流域)が複数あることが推定できた。本結果は、...
❏耳石安定同位体比を利用したニホンウナギの天然加入個体/放流個体の分布状況の解明(18H02225)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】海部 健三 中央大学, 法学部, 教授 (30615258)
【キーワード】ニホンウナギ / 放流 / 耳石 / 安定同位体比 / 安定同位体 (他8件)
【概要】複数の水系より入手したニホンウナギについて、耳石の酸素・炭素同位体分析を行い、判別モデルを用いて天然加入個体と放流個体の識別を行なった。既往研究のデータと合わせ、青森県から鹿児島県に至る17府県21水系について、放流個体/天然遡上個体の割合を明らかにした(876個体)。放流個体の割合は0.0%から100.0%と幅広く、全体では41.4%を占めた。この結果をもとに、天然個体の割合が高い水域において漁...
❏酸素安定同位体比を用いたクロマグロの産卵水温の推定(16K14968)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】木村 伸吾 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (90202043)
【キーワード】クロマグロ / 酸素同位体比 / SIMS / 温暖化 / 耳石 (他14件)
【概要】SIMS分析に適した試料を作製する前処理技術を検討した結果、サイズの異なるダイアモンド粒子を用いた三段階研磨を施すことにより試料表面を平滑に保ったまま核を露出することに成功した。確立した前処理技術を用いて作製した試料(計5個)の耳石核から縁辺部までのδ18OをSIMSにより測定した結果、第一年輪周辺部(最初の冬を迎える時期)において1‰以上 (PDB)のδ18O値の増加が認められた。これは、実際に...
【農学】水圏応用科学:サケ安定同位体比を含む研究件
❏鱗および耳石の安定同位体・微量元素組成によるサケの沖合生活期における生態の解明(15H04543)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大竹 二雄 東京大学, 大気海洋研究所, 特任研究員 (20160525)
【キーワード】サケ / 鱗 / 耳石 / 安定同位体比 / 微量元素 (他10件)
【概要】1980年代と2010年代に岩手県津軽石川に遡上したサケ鱗の安定同位体比(δ15N、δ13C)から両年代のサケの餌生物に変化がないことを明らかにした。また、2011年に北海道の河川に遡上したサケ鱗の安定同位体比から若齢(2歳)・小型で遡上した個体の栄養段階が他の年齢群に比べて高く、その回遊経路や摂餌環境が異なる可能性を示した。また、2011、2012年に本州、北海道の各河川に遡上したサケの耳石微量...
❏東日本大震災が三陸沿岸域のサケやアユの資源に及ぼした影響(24380105)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大竹 二雄 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (20160525)
【キーワード】東日本大震災 / サケ / アユ / 耳石 / 微量元素組成 (他11件)
【概要】サケ放流稚魚の耳石の微量元素組成と酸素・炭素安定同位体比の分析結果から、それらが同一地域内における由来判別に有効であることを明らかにした。また、北海道沿岸域に回帰したサケとベーリング海で採集された未成熟サケの耳石Sr:Ba比が周期的に変化することが判った。これらの研究成果は震災前後における母川回帰率や回遊履歴の変化を明らかにする上で重要な知見を提供する。 震災直後の遡上アユの生活史特性を調べ、震災...
【農学】水圏応用科学:サンゴ礁安定同位体比を含む研究件
❏熱帯多島海域における大気降下物由来窒素負荷と海洋酸性化に対する炭素循環の応答(23405002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋酸性化応答 / サンゴ礁 / 降水 / 大気沈着物 / 二酸化炭素分圧 (他14件)
【概要】複雑な海岸地形を有するフィリピンの特徴的な沿岸海域において、多様な空間スケールにおける海洋化学的観測を実施し、大気からの環境負荷と、それが陸域影響(河川・地下水流入)や沿岸部における養殖漁業等の人為負荷と組み合わさることによる複合効果とを、特に海洋物理学的特性と関連した海洋酸性化の促進・緩和という観点から評価した。また降雨成分の分析により窒素の越境汚染の潜在的影響について検証した。さらに造礁サンゴ...
❏新規同位体計測手法による沿岸海洋生態系における窒素負荷伝播と生態遷移過程の解明(21370008)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋生態 / 環境 / 窒素負荷 / アミノ酸 / 安定同位体比 (他9件)
【概要】沿岸海洋生態系、特にサンゴ礁生態系における人為起源窒素負荷の影響を評価するためにアミノ酸の化合物別窒素同位体比分析を適用した。窒素負荷環境勾配を評価する手法として従来のバルク窒素同位体比を利用する方法と比較検討した。飼育実験によりサンゴ宿主・共生藻間の窒素交換様式を解析した。また室内培養実験により腐食食物連鎖の基点となるバクテリアのアミノ酸同位体比パターンの特徴を抽出した。併せて,従来のサンゴ礁研...