南極露岩域湖沼における生態系発達史と多様性維持機構の解明
【研究分野】環境動態解析
【研究キーワード】
極域環境監視 / 南極大陸 / 栄養塩 / 光 / 炭素安定同位体比 / ラン藻類 / 湖沼 / コケ類 / 間隙水 / 南極 / 貧栄養 / 生物生産 / 安定同位体比 / 窒素 / 藍藻類
【研究成果の概要】
貧栄養状態にある南極宗谷海岸露岩域湖沼において、藻類やシアノバクテリア・コケ類からなる湖底マットの発達がどのような条件によって規定されているかを検討した。窒素安定同位体比の結果から、マットでは窒素固定が卓越していることが分かった。炭素安定同位体比の解析結果から、マットにおける光合成は光量、特に紫外線量と負の相関があることが分かった。光量・紫外線量は集水面積と負の相関があり、集水域からの溶存物質が原因と推定された。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
工藤 栄 | 国立極地研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【配分額】3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)