深層水ソースの変換は気候変動を増幅するか抑制するか:硫黄同位体比の海洋事変層序
【研究分野】層位・古生物学
【研究キーワード】
古環境 / 海洋深層水 / 白亜紀 / 炭素同位体比 / 硫黄 / 硫黄同位体比 / 海洋循環 / 海洋無酸素事変 / 安定同位体比 / 炭酸カルシウム / 層序
【研究成果の概要】
海洋深層水の急激な変動をとらえ,それに対し如何に気候が反応するか,を理解することが目的であった.手法として硫黄同位体比の利用を目指し,平成20年度末に質量分析装置を導入しその立ち上げを行うと同時に,試料の準備方法および分析手法の確立を行った.硫黄同位体データでは目的の議論ができないことが判り,炭素同位体比を用いた地層の高解像度解析を中心とした議論と理論を中心とした議論に切り替え,白亜紀中期の深層水循環速度の推定までを行なった.またCO2増加に伴う海洋環境変化評価のためのモデルを構築した.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
田近 英一 | 東京大学 | 新領域創成科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【配分額】18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)