サンゴ礁における酸素動態把握のための培養実験及びモデリング研究
【研究分野】環境動態解析
【研究キーワード】
酸素動態 / 安定同位体比 / サンゴ / 培養実験 / モデル解析 / 一次生産者 / 気泡 / 溶存酸素同位体比 / 光合成 / 呼吸 / 飼育実験
【研究成果の概要】
サンゴ礁一次生産者が生成する気泡を現場飼育実験により調べた。造礁サンゴ類は殆ど気泡を発生しなかったが、海草類は多量の気泡を発生した。海草が発生した気泡の組成を調べたところ、純酸素では無く窒素やアルゴンも含んでいた。酸素の三種安定同位体比分析から、酸素には光合成起源のシグナルが残っていることが分かった。窒素やアルゴンがどのようなメカニズムで気泡中に取り込まれたのかは解明できなかった。気泡発生量と海草バイオマス間の関係が分かったため、サンゴ礁酸素動態モデルからリーフ規模での気泡発生量を見積もることが可能になった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
阿部 理 | 名古屋大学 | 環境学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
宮島 利宏 | 東京大学 | 大気海洋研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)