新規同位体計測手法による沿岸海洋生態系における窒素負荷伝播と生態遷移過程の解明
【研究分野】生態・環境
【研究キーワード】
海洋生態 / 環境 / 窒素負荷 / アミノ酸 / 安定同位体比 / 大気降下物 / 共生系 / サンゴ礁 / 物質循環
【研究成果の概要】
沿岸海洋生態系、特にサンゴ礁生態系における人為起源窒素負荷の影響を評価するためにアミノ酸の化合物別窒素同位体比分析を適用した。窒素負荷環境勾配を評価する手法として従来のバルク窒素同位体比を利用する方法と比較検討した。飼育実験によりサンゴ宿主・共生藻間の窒素交換様式を解析した。また室内培養実験により腐食食物連鎖の基点となるバクテリアのアミノ酸同位体比パターンの特徴を抽出した。併せて,従来のサンゴ礁研究において見落とされていた大気降下物由来の人為起源窒素負荷量の評価を行った。硝酸イオンの窒素・酸素安定同位体比同時分析,水の酸素・水素安定同位体比同時分析を用いて大気降下物中の窒素の起源・輸送経路解析を行った。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
永田 俊 | 東京大学 | 大気海洋研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
田中 義幸 | 独立行政法人海洋研究開発機構 | むつ研究所 | 研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)