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研究分野別サイレントキーワード
「古環境」サイレントキーワードを含む研究
【複合領域】地理学:年縞古環境を含む研究件
❏外的条件の変化による活断層の活動性への影響(19K21665)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2023-03-31
【研究代表者】松多 信尚 岡山大学, 教育学域, 教授 (40578697)
【キーワード】神城断層 / 後氷期の環境変化 / 飛騨山脈 / 花粉分析 / 古環境 (他17件)
【概要】2020年12月のメタンガス噴出事故のあと、掘削調査を休止していたが、2021年春の雪解け後に改めて、2019年度掘削断念地点の直近で掘削調査を実施した。しかし、深度33mで再びメタンガスが噴出したため、安全性を考えて掘削を中止した。 最初のコアをHMK01とし、再掘削のコアをHMK02とし、それぞれの掘削深度は 0 ~ 28m、25 ~ 33m である。コアは半割し層相の観察と記載を行ったのち、...
❏北海道亜寒帯地域における後期完新世の超高解像度解析による周期的気象現象(17H02974)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】瀬戸 浩二 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 准教授 (60252897)
【キーワード】年縞 / 洪水イベント / 高密度ラミナ / CNS元素分析 / 藻琴湖 (他15件)
【概要】本研究では,北海道藻琴湖と網走湖における年縞堆積物の形成過程と年縞としてのラミナの定義を確立した.また,近年の洪水イベントの詳細な特性を解析し,土砂流出の問題について議論を行なった.それに基づいて,過去のいくつかのイベントが鍵層として使えることを明らかにした.それにより,後期完新世の年縞年代を計測し,堆積物フラックスや有機炭素フラックスなどを推定した.それにより湖沼およびその流域の人為的,自然の環...
【複合領域】地理学:デルタ古環境を含む研究件
❏巨大河川の環境変動が社会環境へ及ぼす影響評価-メコン川流域の場合-(16251001)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】春山 成子 三重大学, 大学院・生物資源学研究科, 教授 (10267461)
【キーワード】メコン河 / デルタ / 環境復元 / リモートセンシング / 水文GIS (他24件)
【概要】本研究では、アジアモンスーンの影響を受け得意な洪水を引き起こすメコンデルタを対象に、オールコアボーリングを行い、堆積物から古地理の復元を行い、巨大湖沼トンレサップ湖、ならびに、メコンデルタの完新世の古環境復元を行った。完新世のメコンデルタの環境変動、最近のベトナムの河川改造に伴う洪水変化が農業地域に洪水変異を与えたことを明らかにした。メコンデルタの環境変動が人間活動・社会変動に与えた影響を評価する...
❏紅河デルタの環境変動と環境予測(12572040)
【研究テーマ】自然地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】春山 成子 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (10267461)
【キーワード】紅河 / デルタ / 海面変動 / 環境変動 / 評価 (他21件)
【概要】平成12年度から平成14年度までの3ヵ年の研究期間のなかで、北部ベトナムの紅河デルタを対象として長期気候変動とこれに呼応して起きる自然環境変動および自然環境動態および環境変化を将来的に展望した場合の環境影響評価について調査研究を行った。共同研究者は気候学、歴史学、地形学、堆積学、環境地理学を研究分野としているため、複合的・総合的に紅河デルタの研究を行った。3ヵ年の共同調査を経て、また、現地研究者の...
【複合領域】文化財科学・博物館学:アル・ザヤーン神殿古環境を含む研究件
❏乾燥化・砂漠化の過程と人類の営みの解明-エジプト西方砂漠ハルガオアシス-(23254001)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】亀井 宏行 東京工業大学, 博物館, 教授 (60143658)
【キーワード】エジプト文明 / 砂漠化 / 球状磁性体粒子 / 断層破砕帯 / ローマ (他31件)
【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として,乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し,エジプト初期王朝成立前4,200~6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが2度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西2kmにあるゲベル・シーワ山で,ペルシャ期は山体中の宙水を利用,ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...
❏考古遺跡調査への情報技術導入実験-エジプト・アルザヤーン神殿遺跡(19254002)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】亀井 宏行 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (60143658)
【キーワード】情報技術 / ICタグ / エジプト / 遺跡探査 / 3次元形状計測 (他29件)
【概要】制約条件の多い海外での遺跡調査の効率化を図るために,エジプトのアルザヤーン神殿遺跡を対象にして,情報技術の導入を検討した。まずICタグ利用について検討し,遺物や文書管理だけではなく,建物や遺物の修復履歴の管理にも応用できることを示した。3次元スキャナは建物や碑文の記録ばかりでなく,遺構の発掘経過の記録にも用いた。サッカラの階段ピラミッドの3次元記録も実施した。GPS測量や衛星画像の導入を図り,神殿...
【複合領域】文化財科学・博物館学:オアシス古環境を含む研究件
❏乾燥化・砂漠化の過程と人類の営みの解明-エジプト西方砂漠ハルガオアシス-(23254001)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】亀井 宏行 東京工業大学, 博物館, 教授 (60143658)
【キーワード】エジプト文明 / 砂漠化 / 球状磁性体粒子 / 断層破砕帯 / ローマ (他31件)
【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として,乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し,エジプト初期王朝成立前4,200~6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが2度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西2kmにあるゲベル・シーワ山で,ペルシャ期は山体中の宙水を利用,ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...
❏考古遺跡調査への情報技術導入実験-エジプト・アルザヤーン神殿遺跡(19254002)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】亀井 宏行 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (60143658)
【キーワード】情報技術 / ICタグ / エジプト / 遺跡探査 / 3次元形状計測 (他29件)
【概要】制約条件の多い海外での遺跡調査の効率化を図るために,エジプトのアルザヤーン神殿遺跡を対象にして,情報技術の導入を検討した。まずICタグ利用について検討し,遺物や文書管理だけではなく,建物や遺物の修復履歴の管理にも応用できることを示した。3次元スキャナは建物や碑文の記録ばかりでなく,遺構の発掘経過の記録にも用いた。サッカラの階段ピラミッドの3次元記録も実施した。GPS測量や衛星画像の導入を図り,神殿...
【複合領域】文化財科学・博物館学:粒度分析古環境を含む研究件
❏北海道亜寒帯地域における後期完新世の超高解像度解析による周期的気象現象(17H02974)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】瀬戸 浩二 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 准教授 (60252897)
【キーワード】年縞 / 洪水イベント / 高密度ラミナ / CNS元素分析 / 藻琴湖 (他15件)
【概要】本研究では,北海道藻琴湖と網走湖における年縞堆積物の形成過程と年縞としてのラミナの定義を確立した.また,近年の洪水イベントの詳細な特性を解析し,土砂流出の問題について議論を行なった.それに基づいて,過去のいくつかのイベントが鍵層として使えることを明らかにした.それにより,後期完新世の年縞年代を計測し,堆積物フラックスや有機炭素フラックスなどを推定した.それにより湖沼およびその流域の人為的,自然の環...
❏乾燥化・砂漠化の過程と人類の営みの解明-エジプト西方砂漠ハルガオアシス-(23254001)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】亀井 宏行 東京工業大学, 博物館, 教授 (60143658)
【キーワード】エジプト文明 / 砂漠化 / 球状磁性体粒子 / 断層破砕帯 / ローマ (他31件)
【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として,乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し,エジプト初期王朝成立前4,200~6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが2度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西2kmにあるゲベル・シーワ山で,ペルシャ期は山体中の宙水を利用,ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...
【複合領域】文化財科学・博物館学:地理情報システム(GIS)古環境を含む研究件
❏荘園現地調査法の方法論的革新による新たな荘園制成立史の研究(16K03026)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高木 徳郎 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (00318734)
【キーワード】荘園制 / 荘園の現地調査 / GIS / 地籍図 / 地籍図復元 (他14件)
【概要】本研究は、日本中世における荘園制の成立過程を解明するため、荘園の現地調査を行う際の新たな方法論を確立することを目指したものである。具体的には、東大寺領伊賀国鞆田荘(現在の三重県伊賀市 阿山地域)を対象に、GISソフトなどの近年のIT技術を活用して、明治期に作成された地籍図上の地割を、空中写真および2500分の1地形図上に復元するとともに、現地調査によって水利灌漑の現況と明治期の灌漑用溜池の位置をG...
❏縄文・弥生社会の人口シミュレーションと文化変化モデルの構築(20320123)
【研究テーマ】考古学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008-04-08 - 2014-03-31
【研究代表者】松本 直子 岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (30314660)
【キーワード】縄文時代 / 弥生時代 / 人口動態 / 文化変化 / シミュレーション (他12件)
【概要】遺跡のデータベース化を行い、それに基づく分析から、西日本の縄文~弥生時代の居住様式変化の実態、岡山県の弥生~古墳時代における人口推移のプロセスと社会の複雑化との関係、関東・中部地方の弥生時代についての人口推定方法の問題点等を明らかにした。生活様式に関する情報の少ない中国地方については、発掘調査によって新たな資料を得た。 縄文土器片の形状を定量的記述方法を用いて分析し、年代差を表す変異とそうでない変...
❏考古遺跡調査への情報技術導入実験-エジプト・アルザヤーン神殿遺跡(19254002)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】亀井 宏行 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (60143658)
【キーワード】情報技術 / ICタグ / エジプト / 遺跡探査 / 3次元形状計測 (他29件)
【概要】制約条件の多い海外での遺跡調査の効率化を図るために,エジプトのアルザヤーン神殿遺跡を対象にして,情報技術の導入を検討した。まずICタグ利用について検討し,遺物や文書管理だけではなく,建物や遺物の修復履歴の管理にも応用できることを示した。3次元スキャナは建物や碑文の記録ばかりでなく,遺構の発掘経過の記録にも用いた。サッカラの階段ピラミッドの3次元記録も実施した。GPS測量や衛星画像の導入を図り,神殿...
【環境学】環境解析学:珪藻古環境を含む研究件
❏粘土板等土製品の分析から復元するイラクの環境史(26283012)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】渡辺 千香子 大阪学院大学, 国際学部, 准教授 (40290233)
【キーワード】粘土板 / 堆積土 / 珪藻 / 古環境 / メソポタミア (他10件)
【概要】本研究は古代メソポタミアの土製品と堆積土の分析から、古代の水質や土壌変化の復元を行った。文献研究においては、素材(粘土)の起源に関する記録を調べ、用途によって河川堤防やクレイピット等から採土されていたことがわかった。クレイピットから採土する場合には、入念な儀式が必要とされ、クレイピットは信仰と密接に結びついていた。古代流路跡の堆積土に含まれる珪藻分析では、清水性の付着性種が確認され、淡水の河川堆積...
❏イラクの塩害と砂漠化の環境史(23310190)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】渡辺 千香子 大阪学院大学, 国際学部, 准教授 (40290233)
【キーワード】メソポタミア / 粘土板 / 古環境 / 塩害 / 珪藻 (他10件)
【概要】現代のイラクで深刻な問題となっている塩害と砂漠化について論じるには、世界最古の都市化と急激な人口増加に見舞われた古代メソポタミアの環境変化を明らかにすることが重要である。本研究は粘土板に使われた胎土の分析を通して、高精度な時間軸上に古代の水環境変化を復元する可能性を追究した。河川堆積土から作られた粘土板胎土に含まれる珪藻は、プロキシとして古代の水の塩分濃度を示す可能性がある。同時に、粘土板の胎土が...
【環境学】環境創成学:安定同位体比古環境を含む研究件
❏深層水ソースの変換は気候変動を増幅するか抑制するか:硫黄同位体比の海洋事変層序(20340144)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 自然システム学系, 教授 (50272943)
【キーワード】古環境 / 海洋深層水 / 白亜紀 / 炭素同位体比 / 硫黄 (他11件)
【概要】海洋深層水の急激な変動をとらえ,それに対し如何に気候が反応するか,を理解することが目的であった.手法として硫黄同位体比の利用を目指し,平成20年度末に質量分析装置を導入しその立ち上げを行うと同時に,試料の準備方法および分析手法の確立を行った.硫黄同位体データでは目的の議論ができないことが判り,炭素同位体比を用いた地層の高解像度解析を中心とした議論と理論を中心とした議論に切り替え,白亜紀中期の深層水...
❏浮遊性有孔虫殻の安定同位体と微量化学成分のグローバルマッビングと古海洋への応用(16340161)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】川幡 穂高 東京大学, 海洋研究所, 教授 (20356851)
【キーワード】地球環境 / 古環境 / 浮遊性有孔虫 / 安定同位体比 / 表層水 (他10件)
【概要】現代の環境問題に対処するには,自然そのものの働きと人類活動によるものの二つによって影響されているので,自然の変動幅と仕組みを明らかにすることが不可欠である.過去の水温などは直接測定できないので,古海洋の解析では間接指標(Proxy)が用いられる.有孔虫炭酸塩殻の安定同位体や化学組成は,この中で最も有力な道具である.これは,炭酸塩殻が,生産された周囲の環境を定量的に記録しているとの考えに基づいている...
【環境学】環境保全学:環境変動古環境を含む研究件
❏縄文中期末の「人口激減」に関する同位体地球化学と形質人類学による総合的研究(15H02946)
【研究テーマ】文化財科学・博物館学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】米田 穣 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (30280712)
【キーワード】縄文時代 / 狩猟採集民 / 環境変動 / 古食性 / 安定同位体 (他10件)
【概要】ヒトの適応を理解する上で、環境と人口動態の関係は非常に重要であるが、関東地方で見られる縄文時代中期から後期にかけての遺跡数・住居址数の激減について、環境変動とくに寒冷化イベント(ボンド3イベント)の影響についての実証的なデータはない。そこで、人口が激減したとされる中期末から後期初頭の古人骨で炭素・窒素同位体比を分析して、環境悪化の影響を検証したが食性の変化はなかった。また動物歯エナメル質の酸素・炭...
❏顕生代の海水オスミウム同位体変動から読み解く地球表層環境変遷(15H02142)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 勝彦 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海底資源研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70251329)
【キーワード】堆積物 / オスミウム同位体 / 地球表層環境 / 大規模火成活動 / 隕石衝突 (他28件)
【概要】本研究成果により,(1)顕生代の保存状態のよい堆積岩試料の化石による詳細な解析が進み,年代制約が大きく進展した。例えば,国内で新たなジュラ紀-白亜紀境界層の発見に至るなどの成果が得られた。(2)チャート層を1枚ずつ同位体分析することが可能になり,高年代解像度で変動を追うことが可能となった。その成果の1つとして,後期三畳紀の堆積岩のストロンチウム,オスミウム同位体の上昇から,パレオテチス海の収縮に伴...
❏巨大河川の環境変動が社会環境へ及ぼす影響評価-メコン川流域の場合-(16251001)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】春山 成子 三重大学, 大学院・生物資源学研究科, 教授 (10267461)
【キーワード】メコン河 / デルタ / 環境復元 / リモートセンシング / 水文GIS (他24件)
【概要】本研究では、アジアモンスーンの影響を受け得意な洪水を引き起こすメコンデルタを対象に、オールコアボーリングを行い、堆積物から古地理の復元を行い、巨大湖沼トンレサップ湖、ならびに、メコンデルタの完新世の古環境復元を行った。完新世のメコンデルタの環境変動、最近のベトナムの河川改造に伴う洪水変化が農業地域に洪水変異を与えたことを明らかにした。メコンデルタの環境変動が人間活動・社会変動に与えた影響を評価する...
【数物系科学】地球惑星科学:浮遊性有孔虫古環境を含む研究件
❏浮遊性有孔虫1個体の個体発生を通じた安定同位体変動から光共生進化史を読み解く(24654169)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】守屋 和佳 金沢大学, 自然システム学系, 研究員 (60447662)
【キーワード】炭素同位体比 / 酸素同位体比 / 浮遊性有孔虫 / 光共生 / 統合国際深海掘削計画 (他10件)
【概要】本研究では,浮遊性有孔虫殻体の殻室1つずつの安定炭素・酸素同位体比を測定することで,その光共生生態の判別法を確立することを目的とした.藻類を共生させることが既知の種の解析では,成長に伴って炭素同位体比が最大で2.4パーミル増加し,かつ,酸素同位体比は一生を通じて低い値を維持することが示された.一方,藻類を共生させないことが既知の種では,炭素同位体比と酸素同位体比との間に明瞭な正相関が確認された.従...
❏浮遊性有孔虫殻の安定同位体と微量化学成分のグローバルマッビングと古海洋への応用(16340161)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】川幡 穂高 東京大学, 海洋研究所, 教授 (20356851)
【キーワード】地球環境 / 古環境 / 浮遊性有孔虫 / 安定同位体比 / 表層水 (他10件)
【概要】現代の環境問題に対処するには,自然そのものの働きと人類活動によるものの二つによって影響されているので,自然の変動幅と仕組みを明らかにすることが不可欠である.過去の水温などは直接測定できないので,古海洋の解析では間接指標(Proxy)が用いられる.有孔虫炭酸塩殻の安定同位体や化学組成は,この中で最も有力な道具である.これは,炭酸塩殻が,生産された周囲の環境を定量的に記録しているとの考えに基づいている...
【数物系科学】地球惑星科学:古生態古環境を含む研究件
❏浮遊性有孔虫1個体の個体発生を通じた安定同位体変動から光共生進化史を読み解く(24654169)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】守屋 和佳 金沢大学, 自然システム学系, 研究員 (60447662)
【キーワード】炭素同位体比 / 酸素同位体比 / 浮遊性有孔虫 / 光共生 / 統合国際深海掘削計画 (他10件)
【概要】本研究では,浮遊性有孔虫殻体の殻室1つずつの安定炭素・酸素同位体比を測定することで,その光共生生態の判別法を確立することを目的とした.藻類を共生させることが既知の種の解析では,成長に伴って炭素同位体比が最大で2.4パーミル増加し,かつ,酸素同位体比は一生を通じて低い値を維持することが示された.一方,藻類を共生させないことが既知の種では,炭素同位体比と酸素同位体比との間に明瞭な正相関が確認された.従...
❏深海底堆積物に残存する化石DNAによる古生態系復元の試み(24651005)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鈴木 庸平 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (00359168)
【キーワード】日本海 / 海底堆積物 / 化石DNA / DNA抽出法 / 遺伝子配列決定 (他10件)
【概要】古環境復元は、主に脂質バイオマーカー、生体化石の形態による分類および化石に含まれる化学成分・同位体分析によって行われきた。本申請では、海洋堆積物中の鉱物や固体有機物に保存されている化石DNAに着目し、堆積物中の化石DNA抽出法と次世代シーケンサーを用いた手法の確立と、分子系統解析による環境指標になる生物種の特定によって、古環境復元が可能になる新たな手法開発を目指した。結果、表層から深部まで連続した...
❏同位体解剖学を用いた後期白亜紀アンモナイト類の繁殖生態の解明(19740318)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】守屋 和佳 神奈川大学, 総合理学研究所, 客員研究員 (60447662)
【キーワード】古生態 / 白亜紀 / アンモナイト / 繁殖生態 / 同位体 (他8件)
【概要】海棲生物が形成する炭酸塩殻体の物理化学的組成は,殻体形成時の海水の温度を記録する.そこで,化石として保存されている微生物や,アンモナイト類,あるいは二枚貝類の殻体の分析を行い,白亜紀の大陸棚海に大繁栄していたアンモナイト類や,二枚貝類などの生活様式,特に生息場所や繁殖様式の解明を行った. その結果,当時の北海道周辺の海洋の表面付近の温度は約26℃と高温で,一部の二枚貝類は流木などに付着して生活して...
【数物系科学】地球惑星科学:太平洋古環境を含む研究件
❏白亜紀OAE2における海底溶存酸素のグローバル・シーソー振動の解明(24403012)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 自然システム学系, 教授 (50272943)
【キーワード】白亜紀 / OAE / セノマニアン / チューロニアン / 無酸素 (他13件)
【概要】白亜紀海洋無酸素事変2(OAE2)は当時の広い海底に有機炭素を大量埋没させた現象である.我々はニュージーランド(NZ)とカナダ太平洋岸(CPC)の中高緯度域の調査を行い,炭素同位体比や微化石層序によりOAE2層準を特定した.NZでは同層準に赤色泥岩が発達し,酸化的環境を示した.CPCではOAE2層準の下位が無酸素環境を示し,OAE2層準に向かい海底溶存酸素の増加が示された.プロト大西洋等と太平洋中...
❏浮遊性有孔虫殻の安定同位体と微量化学成分のグローバルマッビングと古海洋への応用(16340161)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】川幡 穂高 東京大学, 海洋研究所, 教授 (20356851)
【キーワード】地球環境 / 古環境 / 浮遊性有孔虫 / 安定同位体比 / 表層水 (他10件)
【概要】現代の環境問題に対処するには,自然そのものの働きと人類活動によるものの二つによって影響されているので,自然の変動幅と仕組みを明らかにすることが不可欠である.過去の水温などは直接測定できないので,古海洋の解析では間接指標(Proxy)が用いられる.有孔虫炭酸塩殻の安定同位体や化学組成は,この中で最も有力な道具である.これは,炭酸塩殻が,生産された周囲の環境を定量的に記録しているとの考えに基づいている...
【数物系科学】地球惑星科学:海洋無酸素事変古環境を含む研究件
❏地球気候の本質的理解に向けた温室地球時代の海水温季節変動動態の解析(19H02016)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】守屋 和佳 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (60447662)
【キーワード】古環境 / 温室地球時代 / 古水温 / 海水温季節変動幅 / 海洋無酸素事変 (他8件)
【概要】本研究では,地球温暖化時代の極相期の一つである白亜紀中期セノマニアン期からチューロニアン期(CTB;約9千4百万年前)に生じた海洋無酸素事変を対象として,平均古水温の緯度勾配と,古水温の季節変動幅との時系列変動を明らかにする.平均古海水温の算出に加え,海水温の季節変動幅の算出から,炭素循環擾乱イベントに対する海水温の動的応答の解析を行うことで,温室時代の気候フィードバックがどのような順序で,どのよ...
❏C4植物の誕生・進化とその要因:白亜紀中期の炭素循環攪乱と南極付近の環境(19H02011)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 地球社会基盤学系, 教授 (50272943)
【キーワード】白亜紀 / バイオマーカー / アルケノン / C4植物 / 古環境 (他13件)
【概要】国際深海科学掘削計画(IODP)第369次航海での掘削試料(U1516)の白亜系セノマニアン期,アルビアン期,アプチアン期の試料を入手し,分析を行った.その結果,セノマニアン期とアルビアン期の試料からハプト藻類に由来するC40アルケノン類(炭素数40の直鎖型アルキルケトン)を抽出することができた.これらは2つないし3つの不飽和部位を持っていた.特に一部のセノマニアン期の試料には3不飽和物が多く含ま...
❏白亜紀OAE2における海底溶存酸素のグローバル・シーソー振動の解明(24403012)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 自然システム学系, 教授 (50272943)
【キーワード】白亜紀 / OAE / セノマニアン / チューロニアン / 無酸素 (他13件)
【概要】白亜紀海洋無酸素事変2(OAE2)は当時の広い海底に有機炭素を大量埋没させた現象である.我々はニュージーランド(NZ)とカナダ太平洋岸(CPC)の中高緯度域の調査を行い,炭素同位体比や微化石層序によりOAE2層準を特定した.NZでは同層準に赤色泥岩が発達し,酸化的環境を示した.CPCではOAE2層準の下位が無酸素環境を示し,OAE2層準に向かい海底溶存酸素の増加が示された.プロト大西洋等と太平洋中...
【数物系科学】地球惑星科学:軟体動物古環境を含む研究件
❏複合的アプローチによる東南アジア熱帯島嶼の生物多様性の起源の解明(18253007)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】加瀬 友喜 国立科学博物館, 地学研究部, 研究主幹 (20124183)
【キーワード】東南アジア熱帯島嶼 / 軟体動物 / フィリピン / インドネシア / 新生代 (他15件)
【概要】フィリピンとインドネシアの新生代及び現生の海生無脊椎動物群を様々な研究手法で検討し、地球上で最も高い東南アジア熱帯島嶼の種多様性の成立過程を検討した.本研究により、多くの新たな新生代化石群を見いだされ、微化石解析から年代が明らかとなり、インドネシア海路を挟む東西の地域が過去には独立の生物地理区であったこと、鮮新世の温暖期には恒常的にエルニーニョ現象が存在したことなど、多くの新知見が得られた. ...
❏海底洞窟生態系をモデルとした地球生命史の進化古生物学的研究(15253008)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】加瀬 友喜 独立行政法人 国立科学博物館, 地学研究部, 室長 (20124183)
【キーワード】海底洞窟 / インド・太平洋 / 種分化 / 軟体動物 / 生物地理 (他18件)
【概要】1.海底洞窟の軟体動物や甲殻類の分類学的研究をおこない、アミ類の2新種、コハクカノコ科巻貝の1新属、3新種を報告した。さらに海底洞窟産コハクカノコ科巻貝4新属、4新種を見いだし、それらについて論文の投稿字備中である。 2.海底洞窟は捕食者が僅かで、それは中生代中頃の浅海の生態系との共通点といえる。本研究では両環境を比較るため、穿孔捕食するタマガイ科巻貝の捕食史を再検討し、同科は白亜紀末に出現し、貝...
【数物系科学】地球惑星科学:OAE2古環境を含む研究件
❏C4植物の誕生・進化とその要因:白亜紀中期の炭素循環攪乱と南極付近の環境(19H02011)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 地球社会基盤学系, 教授 (50272943)
【キーワード】白亜紀 / バイオマーカー / アルケノン / C4植物 / 古環境 (他13件)
【概要】国際深海科学掘削計画(IODP)第369次航海での掘削試料(U1516)の白亜系セノマニアン期,アルビアン期,アプチアン期の試料を入手し,分析を行った.その結果,セノマニアン期とアルビアン期の試料からハプト藻類に由来するC40アルケノン類(炭素数40の直鎖型アルキルケトン)を抽出することができた.これらは2つないし3つの不飽和部位を持っていた.特に一部のセノマニアン期の試料には3不飽和物が多く含ま...
❏白亜紀OAE2における海底溶存酸素のグローバル・シーソー振動の解明(24403012)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 自然システム学系, 教授 (50272943)
【キーワード】白亜紀 / OAE / セノマニアン / チューロニアン / 無酸素 (他13件)
【概要】白亜紀海洋無酸素事変2(OAE2)は当時の広い海底に有機炭素を大量埋没させた現象である.我々はニュージーランド(NZ)とカナダ太平洋岸(CPC)の中高緯度域の調査を行い,炭素同位体比や微化石層序によりOAE2層準を特定した.NZでは同層準に赤色泥岩が発達し,酸化的環境を示した.CPCではOAE2層準の下位が無酸素環境を示し,OAE2層準に向かい海底溶存酸素の増加が示された.プロト大西洋等と太平洋中...
【数物系科学】地球惑星科学:同位体古環境を含む研究件
❏二枚貝殻考古学的試料の分析による環境・人類相互作用の変遷史解明(19KK0352)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
【研究期間】2020 - 2022
【研究代表者】白井 厚太朗 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (70463908)
【キーワード】Sclerochronology / 成長線 / 同位体 / 貝塚 / 古環境 (他8件)
【概要】本研究は,貝塚など古人類の遺跡から得られる貝殻試料から気候変動や古人類の生態など,考古学的情報を復元することを目的としている.そして国際共同研究を介して,人類と環境の相互作用を解明するための共同研究基盤を構築し,考古学・地球化学・古環境学との学際的な新たな研究分野を切り開くことを目的としている. 本研究ではPrendergast博士を中心としたメルボルン大学の考古学研究グループとの長期的な共同研究...
❏地質試料から温度復元する炭酸凝集同位体の効率的測定システムの製作(15K13580)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】狩野 彰宏 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (60231263)
【キーワード】炭酸塩 / 同位体 / 古環境 / 凝集炭酸同位体 / 温度復元 (他7件)
【概要】過去の温度条件を復元するという地質学の重大課題を解決するために,炭酸凝集同位体温度計の開発が進んでいる。しかし,欧米諸国での活発な研究状況に比べ,国内においてこの分析法の導入は進んでいない。そこで,研究代表者は九州大学に配備されている高精度質量分析計を基盤として,測定システムの開発に挑んだ。 測定システムを製作するにあたり特に留意したのは,1) 効率的かつ純度の良い試料二酸化炭素ガスの精製,2) ...
❏顕生代の海水オスミウム同位体変動から読み解く地球表層環境変遷(15H02142)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 勝彦 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海底資源研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70251329)
【キーワード】堆積物 / オスミウム同位体 / 地球表層環境 / 大規模火成活動 / 隕石衝突 (他28件)
【概要】本研究成果により,(1)顕生代の保存状態のよい堆積岩試料の化石による詳細な解析が進み,年代制約が大きく進展した。例えば,国内で新たなジュラ紀-白亜紀境界層の発見に至るなどの成果が得られた。(2)チャート層を1枚ずつ同位体分析することが可能になり,高年代解像度で変動を追うことが可能となった。その成果の1つとして,後期三畳紀の堆積岩のストロンチウム,オスミウム同位体の上昇から,パレオテチス海の収縮に伴...
【数物系科学】地球惑星科学:炭素同位体比古環境を含む研究件
❏C4植物の誕生・進化とその要因:白亜紀中期の炭素循環攪乱と南極付近の環境(19H02011)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 地球社会基盤学系, 教授 (50272943)
【キーワード】白亜紀 / バイオマーカー / アルケノン / C4植物 / 古環境 (他13件)
【概要】国際深海科学掘削計画(IODP)第369次航海での掘削試料(U1516)の白亜系セノマニアン期,アルビアン期,アプチアン期の試料を入手し,分析を行った.その結果,セノマニアン期とアルビアン期の試料からハプト藻類に由来するC40アルケノン類(炭素数40の直鎖型アルキルケトン)を抽出することができた.これらは2つないし3つの不飽和部位を持っていた.特に一部のセノマニアン期の試料には3不飽和物が多く含ま...
❏浮遊性有孔虫1個体の個体発生を通じた安定同位体変動から光共生進化史を読み解く(24654169)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】守屋 和佳 金沢大学, 自然システム学系, 研究員 (60447662)
【キーワード】炭素同位体比 / 酸素同位体比 / 浮遊性有孔虫 / 光共生 / 統合国際深海掘削計画 (他10件)
【概要】本研究では,浮遊性有孔虫殻体の殻室1つずつの安定炭素・酸素同位体比を測定することで,その光共生生態の判別法を確立することを目的とした.藻類を共生させることが既知の種の解析では,成長に伴って炭素同位体比が最大で2.4パーミル増加し,かつ,酸素同位体比は一生を通じて低い値を維持することが示された.一方,藻類を共生させないことが既知の種では,炭素同位体比と酸素同位体比との間に明瞭な正相関が確認された.従...
❏白亜紀OAE2における海底溶存酸素のグローバル・シーソー振動の解明(24403012)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 自然システム学系, 教授 (50272943)
【キーワード】白亜紀 / OAE / セノマニアン / チューロニアン / 無酸素 (他13件)
【概要】白亜紀海洋無酸素事変2(OAE2)は当時の広い海底に有機炭素を大量埋没させた現象である.我々はニュージーランド(NZ)とカナダ太平洋岸(CPC)の中高緯度域の調査を行い,炭素同位体比や微化石層序によりOAE2層準を特定した.NZでは同層準に赤色泥岩が発達し,酸化的環境を示した.CPCではOAE2層準の下位が無酸素環境を示し,OAE2層準に向かい海底溶存酸素の増加が示された.プロト大西洋等と太平洋中...
【数物系科学】地球惑星科学:断層古環境を含む研究件
❏乾燥化・砂漠化の過程と人類の営みの解明-エジプト西方砂漠ハルガオアシス-(23254001)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】亀井 宏行 東京工業大学, 博物館, 教授 (60143658)
【キーワード】エジプト文明 / 砂漠化 / 球状磁性体粒子 / 断層破砕帯 / ローマ (他31件)
【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として,乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し,エジプト初期王朝成立前4,200~6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが2度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西2kmにあるゲベル・シーワ山で,ペルシャ期は山体中の宙水を利用,ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...
❏ヒマラヤの上昇テクトニクスと気候変動に関する総合的研究:カトマンズ・ナップの例(11691112)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】在田 一則 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (30091408)
【キーワード】ネパール / ヒマラヤ / 山脈上昇 / 湖成層 / モンスーレ (他18件)
【概要】1.カトマンズナッペは一つのthrust sheetからなり,主中央衝上断層帯がナップを取り巻いている. 2.ヒマラヤ主稜の最近の急激な上昇はカトマンズナップ北部のout-of-sequence thrustによる. 3.カトマンズ北方の主中央衝上断層帯は9〜6Maには延性条件下での衝上断層,その後3Maごろまでは脆性条件下での正断層であった. 4.カトマンズ盆地の上部鮮新統〜更新統の層序を確立し...
【数物系科学】地球惑星科学:安定同位体古環境を含む研究件
❏縄文中期末の「人口激減」に関する同位体地球化学と形質人類学による総合的研究(15H02946)
【研究テーマ】文化財科学・博物館学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】米田 穣 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (30280712)
【キーワード】縄文時代 / 狩猟採集民 / 環境変動 / 古食性 / 安定同位体 (他10件)
【概要】ヒトの適応を理解する上で、環境と人口動態の関係は非常に重要であるが、関東地方で見られる縄文時代中期から後期にかけての遺跡数・住居址数の激減について、環境変動とくに寒冷化イベント(ボンド3イベント)の影響についての実証的なデータはない。そこで、人口が激減したとされる中期末から後期初頭の古人骨で炭素・窒素同位体比を分析して、環境悪化の影響を検証したが食性の変化はなかった。また動物歯エナメル質の酸素・炭...
❏中国新石器時代における家畜・家禽の起源と、東アジアへの拡散の動物考古学的研究(26242020)
【研究テーマ】文化財科学・博物館学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】松井 章 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 埋蔵文化財センター, 客員研究員 (20157225)
【キーワード】家畜 / 考古科学 / 動物考古学 / 古環境 / 古代DNA (他9件)
【概要】本年度は、昨年10月に浙江省文物考古研究所にて開催した、共同研究の成果報告会の内容をもとに、日本語と中国語併記による成果報告書を刊行した。内容は、おおよそ以下の4点にまとめられる。①河姆渡文化期の田螺山遺跡出土動物遺存体の分析では、哺乳類のほか、これまで整理が進んでいなかった魚類、鳥類と爬虫類について初歩的な分析検討をおこなった。魚類は、カムルチー科、コイ科、ナマズ目などの淡水魚が中心であり、汽水...
❏鮮更新世の初期人類をも含む哺乳動物相の進化古環学的研究(17207017)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】諏訪 元 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (50206596)
【キーワード】初期人類 / 哺乳動物相 / 古環境 / 咀嚼器 / 歯牙形態 (他9件)
【概要】本研究では、コンソ遺跡群出土の初期人類をも含む哺乳動物化石に関する形態ならびに同位体分析を進め、東アフリカの170万年前ごろに起こったとされる気候の乾燥化に対応した進化様式のあり方を検証した。結果、主要分類群であるウシ科においては、磨耗に対する適応進化とニッチェ分化が見られた。ボイセイ猿人においても臼歯構造ならびにエナメル質総量において特殊化が見られ、より特異的な食性環境への移行が示唆された。 ...
【数物系科学】地球惑星科学:チャート古環境を含む研究件
❏顕生代の海水オスミウム同位体変動から読み解く地球表層環境変遷(15H02142)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 勝彦 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海底資源研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70251329)
【キーワード】堆積物 / オスミウム同位体 / 地球表層環境 / 大規模火成活動 / 隕石衝突 (他28件)
【概要】本研究成果により,(1)顕生代の保存状態のよい堆積岩試料の化石による詳細な解析が進み,年代制約が大きく進展した。例えば,国内で新たなジュラ紀-白亜紀境界層の発見に至るなどの成果が得られた。(2)チャート層を1枚ずつ同位体分析することが可能になり,高年代解像度で変動を追うことが可能となった。その成果の1つとして,後期三畳紀の堆積岩のストロンチウム,オスミウム同位体の上昇から,パレオテチス海の収縮に伴...
❏堆積・続成過程における微量元素の化学状態決定と化学的挙動の解明:古環境指標の確立(20540475)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】清水 洋 広島大学, 大学院・理学研究科, 名誉教授 (60090544)
【キーワード】微量元素 / 希土類元素 / 堆積過程 / 続成過程 / 化学状態 (他21件)
【概要】堆積岩の地球化学的特徴は、地球表層環境の変遷を記録している。本研究では、希土類元素(REE)をはじめとする微量元素について、堆積物への取込みメカニズムと堆積後の反応を原子・分子のミクロな観点から解明した。海洋性堆積物において、堆積時にマンガン酸化物相に取り込まれたREEは続成作用によりリン酸塩相に移動するものの、堆積物全体としてのREEパターンはほぼ変化していないことを初めて明らかにした。この結果...
【数物系科学】地球惑星科学:層序古環境を含む研究件
❏顕生代の海水オスミウム同位体変動から読み解く地球表層環境変遷(15H02142)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 勝彦 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海底資源研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70251329)
【キーワード】堆積物 / オスミウム同位体 / 地球表層環境 / 大規模火成活動 / 隕石衝突 (他28件)
【概要】本研究成果により,(1)顕生代の保存状態のよい堆積岩試料の化石による詳細な解析が進み,年代制約が大きく進展した。例えば,国内で新たなジュラ紀-白亜紀境界層の発見に至るなどの成果が得られた。(2)チャート層を1枚ずつ同位体分析することが可能になり,高年代解像度で変動を追うことが可能となった。その成果の1つとして,後期三畳紀の堆積岩のストロンチウム,オスミウム同位体の上昇から,パレオテチス海の収縮に伴...
❏深層水ソースの変換は気候変動を増幅するか抑制するか:硫黄同位体比の海洋事変層序(20340144)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 自然システム学系, 教授 (50272943)
【キーワード】古環境 / 海洋深層水 / 白亜紀 / 炭素同位体比 / 硫黄 (他11件)
【概要】海洋深層水の急激な変動をとらえ,それに対し如何に気候が反応するか,を理解することが目的であった.手法として硫黄同位体比の利用を目指し,平成20年度末に質量分析装置を導入しその立ち上げを行うと同時に,試料の準備方法および分析手法の確立を行った.硫黄同位体データでは目的の議論ができないことが判り,炭素同位体比を用いた地層の高解像度解析を中心とした議論と理論を中心とした議論に切り替え,白亜紀中期の深層水...
【数物系科学】地球惑星科学:古海洋古環境を含む研究件
❏気候システムにおける氷床変動の役割の解明(26247085)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】横山 祐典 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (10359648)
【キーワード】古気候 / 氷床 / 南極 / 古海洋 / 南極氷床 (他8件)
【概要】これまでに復元が困難であった南極氷床の過去の変動について、画期的な成果が得られた。現在及び今世紀末の大気二酸化炭素レベルと同様な時期である300-500万年前の氷床変動について、当時の西南極氷床は完全に融解していたものの、東南極氷床には位置特異性があったことが明らかとなった。とくに内陸部においては氷床サイズが増加していたことが世界で初めて明らかになった。また大きな環境変動が起こったとされる最終氷期...
❏大陸氷床の出現初期における海洋循環:岩石磁気学的な新視点に基づく高精度解析(22241006)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大野 正夫 九州大学, 比較社会文化研究科(研究院), 准教授 (00251413)
【キーワード】岩石磁気 / 古海洋 / 海洋循環 / 深層水 / 大陸氷床 (他8件)
【概要】深海底堆積物試料の岩石磁気・氷山起源の漂流岩屑堆積物(IRD)量・石灰質ナンノ化石など様々な分析を行い、総合的に解析することで、300-200万年前の北大西洋における古環境変動史を明らかにした。 特に、岩石磁気測定結果の解析により、堆積物が二成分の混合で説明できること、そして一方の成分はノルウェー海で形成された北大西洋深層水が、玄武岩を起源とする物質を運んできたもので、その成分比が深層水形成の活発...
❏同位体解剖学を用いた後期白亜紀アンモナイト類の繁殖生態の解明(19740318)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】守屋 和佳 神奈川大学, 総合理学研究所, 客員研究員 (60447662)
【キーワード】古生態 / 白亜紀 / アンモナイト / 繁殖生態 / 同位体 (他8件)
【概要】海棲生物が形成する炭酸塩殻体の物理化学的組成は,殻体形成時の海水の温度を記録する.そこで,化石として保存されている微生物や,アンモナイト類,あるいは二枚貝類の殻体の分析を行い,白亜紀の大陸棚海に大繁栄していたアンモナイト類や,二枚貝類などの生活様式,特に生息場所や繁殖様式の解明を行った. その結果,当時の北海道周辺の海洋の表面付近の温度は約26℃と高温で,一部の二枚貝類は流木などに付着して生活して...
【数物系科学】地球惑星科学:古気候古環境を含む研究件
❏気候システムにおける氷床変動の役割の解明(26247085)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】横山 祐典 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (10359648)
【キーワード】古気候 / 氷床 / 南極 / 古海洋 / 南極氷床 (他8件)
【概要】これまでに復元が困難であった南極氷床の過去の変動について、画期的な成果が得られた。現在及び今世紀末の大気二酸化炭素レベルと同様な時期である300-500万年前の氷床変動について、当時の西南極氷床は完全に融解していたものの、東南極氷床には位置特異性があったことが明らかとなった。とくに内陸部においては氷床サイズが増加していたことが世界で初めて明らかになった。また大きな環境変動が起こったとされる最終氷期...
❏ヒマラヤ山脈の上昇・削剥・冷却史とモンスーン変動史の研究(23340156)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】酒井 治孝 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (90183045)
【キーワード】ヒマラヤ / 変成帯 / ナップ / モンスーン / テクトニクス (他14件)
【概要】高度変成岩ナップ先端部の研究から,変成帯下部とその下の延性剪断帯MCTゾーンの最高圧力・温度は,各々11kb/720℃と8kb/580℃であり,約100km北のナップのルートゾーンと変わらないことが判明した。従って,変成帯は22~16Maに急激に上昇する前,ほぼ水平な状態にあったこと,又その北端はチベットの中部地殻を成し,変成帯はアジア大陸の下に沈み込んだインド亜大陸の上部地殻がデラミネーションし...
❏北メソポタミア初期農耕村落文化の起源の展開(16401014)
【研究テーマ】考古学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】西秋 良宏 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (70256197)
【キーワード】北メゾポタミア / 新石器時代 / 農耕牧畜 / 打製石器 / アナトリア (他17件)
【概要】シリア東北部に所在するテル・セクル・アル・アヘイマル遺跡を発掘し、北メソポタミア平原における初期農耕民の起源と展開について研究した。当遺跡は当該地域で最古の農耕村落遺跡の一つであり、紀元前8千年紀後半における村落の出現、ならびに以後7千年紀前半にかけての村落の発展の諸様相を詳細に調べることができた。 主たる成果は以下のとおりである。(1)建築技術、打製石器製作術等は、最初期の住人はアナトリア方面と...
【数物系科学】地球惑星科学:白亜紀古環境を含む研究件
❏C4植物の誕生・進化とその要因:白亜紀中期の炭素循環攪乱と南極付近の環境(19H02011)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 地球社会基盤学系, 教授 (50272943)
【キーワード】白亜紀 / バイオマーカー / アルケノン / C4植物 / 古環境 (他13件)
【概要】国際深海科学掘削計画(IODP)第369次航海での掘削試料(U1516)の白亜系セノマニアン期,アルビアン期,アプチアン期の試料を入手し,分析を行った.その結果,セノマニアン期とアルビアン期の試料からハプト藻類に由来するC40アルケノン類(炭素数40の直鎖型アルキルケトン)を抽出することができた.これらは2つないし3つの不飽和部位を持っていた.特に一部のセノマニアン期の試料には3不飽和物が多く含ま...
❏白亜紀OAE2における海底溶存酸素のグローバル・シーソー振動の解明(24403012)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 自然システム学系, 教授 (50272943)
【キーワード】白亜紀 / OAE / セノマニアン / チューロニアン / 無酸素 (他13件)
【概要】白亜紀海洋無酸素事変2(OAE2)は当時の広い海底に有機炭素を大量埋没させた現象である.我々はニュージーランド(NZ)とカナダ太平洋岸(CPC)の中高緯度域の調査を行い,炭素同位体比や微化石層序によりOAE2層準を特定した.NZでは同層準に赤色泥岩が発達し,酸化的環境を示した.CPCではOAE2層準の下位が無酸素環境を示し,OAE2層準に向かい海底溶存酸素の増加が示された.プロト大西洋等と太平洋中...
❏深層水ソースの変換は気候変動を増幅するか抑制するか:硫黄同位体比の海洋事変層序(20340144)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 自然システム学系, 教授 (50272943)
【キーワード】古環境 / 海洋深層水 / 白亜紀 / 炭素同位体比 / 硫黄 (他11件)
【概要】海洋深層水の急激な変動をとらえ,それに対し如何に気候が反応するか,を理解することが目的であった.手法として硫黄同位体比の利用を目指し,平成20年度末に質量分析装置を導入しその立ち上げを行うと同時に,試料の準備方法および分析手法の確立を行った.硫黄同位体データでは目的の議論ができないことが判り,炭素同位体比を用いた地層の高解像度解析を中心とした議論と理論を中心とした議論に切り替え,白亜紀中期の深層水...
【数物系科学】地球惑星科学:気候変動古環境を含む研究件
❏巨大河川の環境変動が社会環境へ及ぼす影響評価-メコン川流域の場合-(16251001)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】春山 成子 三重大学, 大学院・生物資源学研究科, 教授 (10267461)
【キーワード】メコン河 / デルタ / 環境復元 / リモートセンシング / 水文GIS (他24件)
【概要】本研究では、アジアモンスーンの影響を受け得意な洪水を引き起こすメコンデルタを対象に、オールコアボーリングを行い、堆積物から古地理の復元を行い、巨大湖沼トンレサップ湖、ならびに、メコンデルタの完新世の古環境復元を行った。完新世のメコンデルタの環境変動、最近のベトナムの河川改造に伴う洪水変化が農業地域に洪水変異を与えたことを明らかにした。メコンデルタの環境変動が人間活動・社会変動に与えた影響を評価する...
❏ヒマラヤの上昇テクトニクスと気候変動に関する総合的研究:カトマンズ・ナップの例(11691112)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】在田 一則 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (30091408)
【キーワード】ネパール / ヒマラヤ / 山脈上昇 / 湖成層 / モンスーレ (他18件)
【概要】1.カトマンズナッペは一つのthrust sheetからなり,主中央衝上断層帯がナップを取り巻いている. 2.ヒマラヤ主稜の最近の急激な上昇はカトマンズナップ北部のout-of-sequence thrustによる. 3.カトマンズ北方の主中央衝上断層帯は9〜6Maには延性条件下での衝上断層,その後3Maごろまでは脆性条件下での正断層であった. 4.カトマンズ盆地の上部鮮新統〜更新統の層序を確立し...
【数物系科学】地球惑星科学:深層水古環境を含む研究件
❏白亜紀OAE2における海底溶存酸素のグローバル・シーソー振動の解明(24403012)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 自然システム学系, 教授 (50272943)
【キーワード】白亜紀 / OAE / セノマニアン / チューロニアン / 無酸素 (他13件)
【概要】白亜紀海洋無酸素事変2(OAE2)は当時の広い海底に有機炭素を大量埋没させた現象である.我々はニュージーランド(NZ)とカナダ太平洋岸(CPC)の中高緯度域の調査を行い,炭素同位体比や微化石層序によりOAE2層準を特定した.NZでは同層準に赤色泥岩が発達し,酸化的環境を示した.CPCではOAE2層準の下位が無酸素環境を示し,OAE2層準に向かい海底溶存酸素の増加が示された.プロト大西洋等と太平洋中...
❏大陸氷床の出現初期における海洋循環:岩石磁気学的な新視点に基づく高精度解析(22241006)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大野 正夫 九州大学, 比較社会文化研究科(研究院), 准教授 (00251413)
【キーワード】岩石磁気 / 古海洋 / 海洋循環 / 深層水 / 大陸氷床 (他8件)
【概要】深海底堆積物試料の岩石磁気・氷山起源の漂流岩屑堆積物(IRD)量・石灰質ナンノ化石など様々な分析を行い、総合的に解析することで、300-200万年前の北大西洋における古環境変動史を明らかにした。 特に、岩石磁気測定結果の解析により、堆積物が二成分の混合で説明できること、そして一方の成分はノルウェー海で形成された北大西洋深層水が、玄武岩を起源とする物質を運んできたもので、その成分比が深層水形成の活発...
❏浮遊性有孔虫殻の安定同位体と微量化学成分のグローバルマッビングと古海洋への応用(16340161)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】川幡 穂高 東京大学, 海洋研究所, 教授 (20356851)
【キーワード】地球環境 / 古環境 / 浮遊性有孔虫 / 安定同位体比 / 表層水 (他10件)
【概要】現代の環境問題に対処するには,自然そのものの働きと人類活動によるものの二つによって影響されているので,自然の変動幅と仕組みを明らかにすることが不可欠である.過去の水温などは直接測定できないので,古海洋の解析では間接指標(Proxy)が用いられる.有孔虫炭酸塩殻の安定同位体や化学組成は,この中で最も有力な道具である.これは,炭酸塩殻が,生産された周囲の環境を定量的に記録しているとの考えに基づいている...
【数物系科学】地球惑星科学:堆積物古環境を含む研究件
❏顕生代の海水オスミウム同位体変動から読み解く地球表層環境変遷(15H02142)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 勝彦 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海底資源研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70251329)
【キーワード】堆積物 / オスミウム同位体 / 地球表層環境 / 大規模火成活動 / 隕石衝突 (他28件)
【概要】本研究成果により,(1)顕生代の保存状態のよい堆積岩試料の化石による詳細な解析が進み,年代制約が大きく進展した。例えば,国内で新たなジュラ紀-白亜紀境界層の発見に至るなどの成果が得られた。(2)チャート層を1枚ずつ同位体分析することが可能になり,高年代解像度で変動を追うことが可能となった。その成果の1つとして,後期三畳紀の堆積岩のストロンチウム,オスミウム同位体の上昇から,パレオテチス海の収縮に伴...
❏堆積・続成過程における微量元素の化学状態決定と化学的挙動の解明:古環境指標の確立(20540475)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】清水 洋 広島大学, 大学院・理学研究科, 名誉教授 (60090544)
【キーワード】微量元素 / 希土類元素 / 堆積過程 / 続成過程 / 化学状態 (他21件)
【概要】堆積岩の地球化学的特徴は、地球表層環境の変遷を記録している。本研究では、希土類元素(REE)をはじめとする微量元素について、堆積物への取込みメカニズムと堆積後の反応を原子・分子のミクロな観点から解明した。海洋性堆積物において、堆積時にマンガン酸化物相に取り込まれたREEは続成作用によりリン酸塩相に移動するものの、堆積物全体としてのREEパターンはほぼ変化していないことを初めて明らかにした。この結果...
❏巨大河川の環境変動が社会環境へ及ぼす影響評価-メコン川流域の場合-(16251001)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】春山 成子 三重大学, 大学院・生物資源学研究科, 教授 (10267461)
【キーワード】メコン河 / デルタ / 環境復元 / リモートセンシング / 水文GIS (他24件)
【概要】本研究では、アジアモンスーンの影響を受け得意な洪水を引き起こすメコンデルタを対象に、オールコアボーリングを行い、堆積物から古地理の復元を行い、巨大湖沼トンレサップ湖、ならびに、メコンデルタの完新世の古環境復元を行った。完新世のメコンデルタの環境変動、最近のベトナムの河川改造に伴う洪水変化が農業地域に洪水変異を与えたことを明らかにした。メコンデルタの環境変動が人間活動・社会変動に与えた影響を評価する...
【数物系科学】地球惑星科学:微化石年代古環境を含む研究件
❏顕生代の海水オスミウム同位体変動から読み解く地球表層環境変遷(15H02142)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 勝彦 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海底資源研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70251329)
【キーワード】堆積物 / オスミウム同位体 / 地球表層環境 / 大規模火成活動 / 隕石衝突 (他28件)
【概要】本研究成果により,(1)顕生代の保存状態のよい堆積岩試料の化石による詳細な解析が進み,年代制約が大きく進展した。例えば,国内で新たなジュラ紀-白亜紀境界層の発見に至るなどの成果が得られた。(2)チャート層を1枚ずつ同位体分析することが可能になり,高年代解像度で変動を追うことが可能となった。その成果の1つとして,後期三畳紀の堆積岩のストロンチウム,オスミウム同位体の上昇から,パレオテチス海の収縮に伴...
❏複合的アプローチによる東南アジア熱帯島嶼の生物多様性の起源の解明(18253007)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】加瀬 友喜 国立科学博物館, 地学研究部, 研究主幹 (20124183)
【キーワード】東南アジア熱帯島嶼 / 軟体動物 / フィリピン / インドネシア / 新生代 (他15件)
【概要】フィリピンとインドネシアの新生代及び現生の海生無脊椎動物群を様々な研究手法で検討し、地球上で最も高い東南アジア熱帯島嶼の種多様性の成立過程を検討した.本研究により、多くの新たな新生代化石群を見いだされ、微化石解析から年代が明らかとなり、インドネシア海路を挟む東西の地域が過去には独立の生物地理区であったこと、鮮新世の温暖期には恒常的にエルニーニョ現象が存在したことなど、多くの新知見が得られた. ...
【数物系科学】地球惑星科学:アジアモンスーン古環境を含む研究件
❏巨大河川の環境変動が社会環境へ及ぼす影響評価-メコン川流域の場合-(16251001)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】春山 成子 三重大学, 大学院・生物資源学研究科, 教授 (10267461)
【キーワード】メコン河 / デルタ / 環境復元 / リモートセンシング / 水文GIS (他24件)
【概要】本研究では、アジアモンスーンの影響を受け得意な洪水を引き起こすメコンデルタを対象に、オールコアボーリングを行い、堆積物から古地理の復元を行い、巨大湖沼トンレサップ湖、ならびに、メコンデルタの完新世の古環境復元を行った。完新世のメコンデルタの環境変動、最近のベトナムの河川改造に伴う洪水変化が農業地域に洪水変異を与えたことを明らかにした。メコンデルタの環境変動が人間活動・社会変動に与えた影響を評価する...
❏ヒマラヤの上昇テクトニクスと気候変動に関する総合的研究:カトマンズ・ナップの例(11691112)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】在田 一則 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (30091408)
【キーワード】ネパール / ヒマラヤ / 山脈上昇 / 湖成層 / モンスーレ (他18件)
【概要】1.カトマンズナッペは一つのthrust sheetからなり,主中央衝上断層帯がナップを取り巻いている. 2.ヒマラヤ主稜の最近の急激な上昇はカトマンズナップ北部のout-of-sequence thrustによる. 3.カトマンズ北方の主中央衝上断層帯は9〜6Maには延性条件下での衝上断層,その後3Maごろまでは脆性条件下での正断層であった. 4.カトマンズ盆地の上部鮮新統〜更新統の層序を確立し...
【数物系科学】天文学:年代測定古環境を含む研究件
❏縄文中期末の「人口激減」に関する同位体地球化学と形質人類学による総合的研究(15H02946)
【研究テーマ】文化財科学・博物館学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】米田 穣 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (30280712)
【キーワード】縄文時代 / 狩猟採集民 / 環境変動 / 古食性 / 安定同位体 (他10件)
【概要】ヒトの適応を理解する上で、環境と人口動態の関係は非常に重要であるが、関東地方で見られる縄文時代中期から後期にかけての遺跡数・住居址数の激減について、環境変動とくに寒冷化イベント(ボンド3イベント)の影響についての実証的なデータはない。そこで、人口が激減したとされる中期末から後期初頭の古人骨で炭素・窒素同位体比を分析して、環境悪化の影響を検証したが食性の変化はなかった。また動物歯エナメル質の酸素・炭...
❏気候システムにおける氷床変動の役割の解明(26247085)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】横山 祐典 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (10359648)
【キーワード】古気候 / 氷床 / 南極 / 古海洋 / 南極氷床 (他8件)
【概要】これまでに復元が困難であった南極氷床の過去の変動について、画期的な成果が得られた。現在及び今世紀末の大気二酸化炭素レベルと同様な時期である300-500万年前の氷床変動について、当時の西南極氷床は完全に融解していたものの、東南極氷床には位置特異性があったことが明らかとなった。とくに内陸部においては氷床サイズが増加していたことが世界で初めて明らかになった。また大きな環境変動が起こったとされる最終氷期...
❏乾燥化・砂漠化の過程と人類の営みの解明-エジプト西方砂漠ハルガオアシス-(23254001)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】亀井 宏行 東京工業大学, 博物館, 教授 (60143658)
【キーワード】エジプト文明 / 砂漠化 / 球状磁性体粒子 / 断層破砕帯 / ローマ (他31件)
【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として,乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し,エジプト初期王朝成立前4,200~6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが2度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西2kmにあるゲベル・シーワ山で,ペルシャ期は山体中の宙水を利用,ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...
【生物学】基礎生物学:生物地理古環境を含む研究件
❏複合的アプローチによる東南アジア熱帯島嶼の生物多様性の起源の解明(18253007)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】加瀬 友喜 国立科学博物館, 地学研究部, 研究主幹 (20124183)
【キーワード】東南アジア熱帯島嶼 / 軟体動物 / フィリピン / インドネシア / 新生代 (他15件)
【概要】フィリピンとインドネシアの新生代及び現生の海生無脊椎動物群を様々な研究手法で検討し、地球上で最も高い東南アジア熱帯島嶼の種多様性の成立過程を検討した.本研究により、多くの新たな新生代化石群を見いだされ、微化石解析から年代が明らかとなり、インドネシア海路を挟む東西の地域が過去には独立の生物地理区であったこと、鮮新世の温暖期には恒常的にエルニーニョ現象が存在したことなど、多くの新知見が得られた. ...
❏海底洞窟生態系をモデルとした地球生命史の進化古生物学的研究(15253008)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】加瀬 友喜 独立行政法人 国立科学博物館, 地学研究部, 室長 (20124183)
【キーワード】海底洞窟 / インド・太平洋 / 種分化 / 軟体動物 / 生物地理 (他18件)
【概要】1.海底洞窟の軟体動物や甲殻類の分類学的研究をおこない、アミ類の2新種、コハクカノコ科巻貝の1新属、3新種を報告した。さらに海底洞窟産コハクカノコ科巻貝4新属、4新種を見いだし、それらについて論文の投稿字備中である。 2.海底洞窟は捕食者が僅かで、それは中生代中頃の浅海の生態系との共通点といえる。本研究では両環境を比較るため、穿孔捕食するタマガイ科巻貝の捕食史を再検討し、同科は白亜紀末に出現し、貝...
【生物学】基礎生物学:ヒマラヤ古環境を含む研究件
❏ヒマラヤ山脈の上昇・削剥・冷却史とモンスーン変動史の研究(23340156)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】酒井 治孝 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (90183045)
【キーワード】ヒマラヤ / 変成帯 / ナップ / モンスーン / テクトニクス (他14件)
【概要】高度変成岩ナップ先端部の研究から,変成帯下部とその下の延性剪断帯MCTゾーンの最高圧力・温度は,各々11kb/720℃と8kb/580℃であり,約100km北のナップのルートゾーンと変わらないことが判明した。従って,変成帯は22~16Maに急激に上昇する前,ほぼ水平な状態にあったこと,又その北端はチベットの中部地殻を成し,変成帯はアジア大陸の下に沈み込んだインド亜大陸の上部地殻がデラミネーションし...
❏ヒマラヤの上昇テクトニクスと気候変動に関する総合的研究:カトマンズ・ナップの例(11691112)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】在田 一則 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (30091408)
【キーワード】ネパール / ヒマラヤ / 山脈上昇 / 湖成層 / モンスーレ (他18件)
【概要】1.カトマンズナッペは一つのthrust sheetからなり,主中央衝上断層帯がナップを取り巻いている. 2.ヒマラヤ主稜の最近の急激な上昇はカトマンズナップ北部のout-of-sequence thrustによる. 3.カトマンズ北方の主中央衝上断層帯は9〜6Maには延性条件下での衝上断層,その後3Maごろまでは脆性条件下での正断層であった. 4.カトマンズ盆地の上部鮮新統〜更新統の層序を確立し...
【生物学】基礎生物学:エジプト古環境を含む研究件
❏乾燥化・砂漠化の過程と人類の営みの解明-エジプト西方砂漠ハルガオアシス-(23254001)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】亀井 宏行 東京工業大学, 博物館, 教授 (60143658)
【キーワード】エジプト文明 / 砂漠化 / 球状磁性体粒子 / 断層破砕帯 / ローマ (他31件)
【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として,乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し,エジプト初期王朝成立前4,200~6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが2度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西2kmにあるゲベル・シーワ山で,ペルシャ期は山体中の宙水を利用,ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...
❏考古遺跡調査への情報技術導入実験-エジプト・アルザヤーン神殿遺跡(19254002)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】亀井 宏行 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (60143658)
【キーワード】情報技術 / ICタグ / エジプト / 遺跡探査 / 3次元形状計測 (他29件)
【概要】制約条件の多い海外での遺跡調査の効率化を図るために,エジプトのアルザヤーン神殿遺跡を対象にして,情報技術の導入を検討した。まずICタグ利用について検討し,遺物や文書管理だけではなく,建物や遺物の修復履歴の管理にも応用できることを示した。3次元スキャナは建物や碑文の記録ばかりでなく,遺構の発掘経過の記録にも用いた。サッカラの階段ピラミッドの3次元記録も実施した。GPS測量や衛星画像の導入を図り,神殿...
【生物学】人類学:縄文時代古環境を含む研究件
❏縄文中期末の「人口激減」に関する同位体地球化学と形質人類学による総合的研究(15H02946)
【研究テーマ】文化財科学・博物館学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】米田 穣 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (30280712)
【キーワード】縄文時代 / 狩猟採集民 / 環境変動 / 古食性 / 安定同位体 (他10件)
【概要】ヒトの適応を理解する上で、環境と人口動態の関係は非常に重要であるが、関東地方で見られる縄文時代中期から後期にかけての遺跡数・住居址数の激減について、環境変動とくに寒冷化イベント(ボンド3イベント)の影響についての実証的なデータはない。そこで、人口が激減したとされる中期末から後期初頭の古人骨で炭素・窒素同位体比を分析して、環境悪化の影響を検証したが食性の変化はなかった。また動物歯エナメル質の酸素・炭...
❏縄文・弥生社会の人口シミュレーションと文化変化モデルの構築(20320123)
【研究テーマ】考古学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008-04-08 - 2014-03-31
【研究代表者】松本 直子 岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (30314660)
【キーワード】縄文時代 / 弥生時代 / 人口動態 / 文化変化 / シミュレーション (他12件)
【概要】遺跡のデータベース化を行い、それに基づく分析から、西日本の縄文~弥生時代の居住様式変化の実態、岡山県の弥生~古墳時代における人口推移のプロセスと社会の複雑化との関係、関東・中部地方の弥生時代についての人口推定方法の問題点等を明らかにした。生活様式に関する情報の少ない中国地方については、発掘調査によって新たな資料を得た。 縄文土器片の形状を定量的記述方法を用いて分析し、年代差を表す変異とそうでない変...
【生物学】人類学:エチオピア古環境を含む研究件
❏エチオピアにおける人類と類人猿化石の探索と進化的意義に関する研究(21255005)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】諏訪 元 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (50206596)
【キーワード】初期人類化石 / 類人猿化石 / 人類進化 / 古環境 / エチオピア
【概要】本研究では、チョローラ地区(エチオピア)の古人類学調査を進め1000万年前ごろの類人猿の歯牙化石を複数発見し、その年代学的枠組みを確立し、またラミダス化石の進化形態学的解析と解釈を進めた。コンソ遺跡群関連の調査研究では、アシュール型石器の年代学的枠組みを更新し、同遺跡群の動物相全般にわたる安定同位体分析により古環境変遷と各分類群の適応様式を検討した。 ...
❏東アフリカ鮮更新世の古環境と人類進化に関する研究―コンソ遺跡群を中心に―(14255009)
【研究テーマ】人類学(含生理人類学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】諏訪 元 東京大学, 総合研究博物館, 助教授 (50206596)
【キーワード】エチオピア / 人類進化 / 哺乳動物進化 / 古環境 / 同位体分析 (他7件)
【概要】本研究ではコンソ遺跡群における現地調査を基軸に人類進化と古環境に関する研究を多面的に遂行した。従来の現地調査を継続し、地質、古生物、先史考古調査を進め、世界最古級のアシュール型石器群集の出土層位を確定し、その年代情報を充実した。その結果、最古のものが170万年前まで遡ることが確定され、ホモ・エレクトスの出現とのタイムラグが定説以上に小さいことが示された。コンソにおける石器群集の発展と動物相変遷の双...
【生物学】人類学:農耕牧畜古環境を含む研究件
❏紀元前7千年紀におけるメソポタミア新石器社会の再編と古環境(20401030)
【研究テーマ】考古学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】西秋 良宏 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (70256197)
【キーワード】新石器時代 / メソポタミア / 農耕牧畜 / 石器製作 / 古環境 (他12件)
【概要】シリア東北部、ハブール平原のテル・セクル・アル・アヘイマル遺跡について野外調査を実施し、前7千年紀後半の新石器時代社会の変革について調べた。その結果、前8千年紀後半に出現した本集落は前7千年紀初頭まで肥大化を続けたが、同半ばには小形化し後半には放棄されたことが明らかになった。加えて、比較研究によりイラン領ザグロスや南コーカサス地方など直接北メソポタミアと連絡しない地域においても、ほぼ同時期に社会変...
❏北メソポタミア初期農耕村落文化の起源の展開(16401014)
【研究テーマ】考古学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】西秋 良宏 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (70256197)
【キーワード】北メゾポタミア / 新石器時代 / 農耕牧畜 / 打製石器 / アナトリア (他17件)
【概要】シリア東北部に所在するテル・セクル・アル・アヘイマル遺跡を発掘し、北メソポタミア平原における初期農耕民の起源と展開について研究した。当遺跡は当該地域で最古の農耕村落遺跡の一つであり、紀元前8千年紀後半における村落の出現、ならびに以後7千年紀前半にかけての村落の発展の諸様相を詳細に調べることができた。 主たる成果は以下のとおりである。(1)建築技術、打製石器製作術等は、最初期の住人はアナトリア方面と...
【生物学】人類学:新石器時代古環境を含む研究件
❏紀元前7千年紀におけるメソポタミア新石器社会の再編と古環境(20401030)
【研究テーマ】考古学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】西秋 良宏 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (70256197)
【キーワード】新石器時代 / メソポタミア / 農耕牧畜 / 石器製作 / 古環境 (他12件)
【概要】シリア東北部、ハブール平原のテル・セクル・アル・アヘイマル遺跡について野外調査を実施し、前7千年紀後半の新石器時代社会の変革について調べた。その結果、前8千年紀後半に出現した本集落は前7千年紀初頭まで肥大化を続けたが、同半ばには小形化し後半には放棄されたことが明らかになった。加えて、比較研究によりイラン領ザグロスや南コーカサス地方など直接北メソポタミアと連絡しない地域においても、ほぼ同時期に社会変...
❏北メソポタミア初期農耕村落文化の起源の展開(16401014)
【研究テーマ】考古学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】西秋 良宏 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (70256197)
【キーワード】北メゾポタミア / 新石器時代 / 農耕牧畜 / 打製石器 / アナトリア (他17件)
【概要】シリア東北部に所在するテル・セクル・アル・アヘイマル遺跡を発掘し、北メソポタミア平原における初期農耕民の起源と展開について研究した。当遺跡は当該地域で最古の農耕村落遺跡の一つであり、紀元前8千年紀後半における村落の出現、ならびに以後7千年紀前半にかけての村落の発展の諸様相を詳細に調べることができた。 主たる成果は以下のとおりである。(1)建築技術、打製石器製作術等は、最初期の住人はアナトリア方面と...
【生物学】人類学:進化古環境を含む研究件
❏顕生代の海水オスミウム同位体変動から読み解く地球表層環境変遷(15H02142)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 勝彦 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海底資源研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70251329)
【キーワード】堆積物 / オスミウム同位体 / 地球表層環境 / 大規模火成活動 / 隕石衝突 (他28件)
【概要】本研究成果により,(1)顕生代の保存状態のよい堆積岩試料の化石による詳細な解析が進み,年代制約が大きく進展した。例えば,国内で新たなジュラ紀-白亜紀境界層の発見に至るなどの成果が得られた。(2)チャート層を1枚ずつ同位体分析することが可能になり,高年代解像度で変動を追うことが可能となった。その成果の1つとして,後期三畳紀の堆積岩のストロンチウム,オスミウム同位体の上昇から,パレオテチス海の収縮に伴...
❏浮遊性有孔虫1個体の個体発生を通じた安定同位体変動から光共生進化史を読み解く(24654169)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】守屋 和佳 金沢大学, 自然システム学系, 研究員 (60447662)
【キーワード】炭素同位体比 / 酸素同位体比 / 浮遊性有孔虫 / 光共生 / 統合国際深海掘削計画 (他10件)
【概要】本研究では,浮遊性有孔虫殻体の殻室1つずつの安定炭素・酸素同位体比を測定することで,その光共生生態の判別法を確立することを目的とした.藻類を共生させることが既知の種の解析では,成長に伴って炭素同位体比が最大で2.4パーミル増加し,かつ,酸素同位体比は一生を通じて低い値を維持することが示された.一方,藻類を共生させないことが既知の種では,炭素同位体比と酸素同位体比との間に明瞭な正相関が確認された.従...
❏ナカリ(ケニア)における後期中新世霊長類の発掘とその進化的意義に関する研究(22255006)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】中務 眞人 (中務 真人) 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00227828)
【キーワード】古人類学 / 東アフリカ / ケニア / 中新世 / 化石 (他11件)
【概要】ナカリ層(980-990万年前)の現地調査を継続し、人類と現生アフリカ類人猿の系統分岐が始まった時代に、霊長類を含むどのような動物群集が存在したかを、その古環境、霊長類生態復元とともに明らかにした。6目30種の哺乳類を記録した。最も豊富な霊長類はマイクロコロブスである。この種は現生最小種に匹敵する小型コロブスであること、森林環境に適応していたことを明らかにした。森林環境の存在は、ほ乳類の歯の炭素安...
【生物学】人類学:人類進化古環境を含む研究件
❏古代プロテオミクスの基盤・拠点整備のための海外共同研究(20KK0166)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2020-10-27 - 2023-03-31
【研究代表者】太田 博樹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (40401228)
【キーワード】古代プロテオミクス / 人類進化 / 海底遺跡 / 台湾 / プロテオミクス (他8件)
【概要】本研究の目的は、日本国内に古代プロテオミクス技術を移転し、日本が古代プロテオミクスの研究分野で国際的な存在感を発揮する土台を作ることである。若手研究者(澤藤りかい、蔦谷匠)の2名が2021年9月に古代プロテオミクス解析の開発者であるコペンハーゲン大学のエンリコ・カペリニ准教授とこの分野の第1人者であるフリド・ウエルカーがラボを構えるデンマークのコペンハーゲン大学へ渡航した。蔦谷匠はウエルカー博士化...
❏エチオピアにおける人類と類人猿化石の探索と進化的意義に関する研究(21255005)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】諏訪 元 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (50206596)
【キーワード】初期人類化石 / 類人猿化石 / 人類進化 / 古環境 / エチオピア
【概要】本研究では、チョローラ地区(エチオピア)の古人類学調査を進め1000万年前ごろの類人猿の歯牙化石を複数発見し、その年代学的枠組みを確立し、またラミダス化石の進化形態学的解析と解釈を進めた。コンソ遺跡群関連の調査研究では、アシュール型石器の年代学的枠組みを更新し、同遺跡群の動物相全般にわたる安定同位体分析により古環境変遷と各分類群の適応様式を検討した。 ...
❏東アフリカ鮮更新世の古環境と人類進化に関する研究―コンソ遺跡群を中心に―(14255009)
【研究テーマ】人類学(含生理人類学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】諏訪 元 東京大学, 総合研究博物館, 助教授 (50206596)
【キーワード】エチオピア / 人類進化 / 哺乳動物進化 / 古環境 / 同位体分析 (他7件)
【概要】本研究ではコンソ遺跡群における現地調査を基軸に人類進化と古環境に関する研究を多面的に遂行した。従来の現地調査を継続し、地質、古生物、先史考古調査を進め、世界最古級のアシュール型石器群集の出土層位を確定し、その年代情報を充実した。その結果、最古のものが170万年前まで遡ることが確定され、ホモ・エレクトスの出現とのタイムラグが定説以上に小さいことが示された。コンソにおける石器群集の発展と動物相変遷の双...
【生物学】人類学:化石古環境を含む研究件
❏古代プロテオミクスの基盤・拠点整備のための海外共同研究(20KK0166)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2020-10-27 - 2023-03-31
【研究代表者】太田 博樹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (40401228)
【キーワード】古代プロテオミクス / 人類進化 / 海底遺跡 / 台湾 / プロテオミクス (他8件)
【概要】本研究の目的は、日本国内に古代プロテオミクス技術を移転し、日本が古代プロテオミクスの研究分野で国際的な存在感を発揮する土台を作ることである。若手研究者(澤藤りかい、蔦谷匠)の2名が2021年9月に古代プロテオミクス解析の開発者であるコペンハーゲン大学のエンリコ・カペリニ准教授とこの分野の第1人者であるフリド・ウエルカーがラボを構えるデンマークのコペンハーゲン大学へ渡航した。蔦谷匠はウエルカー博士化...
❏顕生代の海水オスミウム同位体変動から読み解く地球表層環境変遷(15H02142)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 勝彦 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海底資源研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70251329)
【キーワード】堆積物 / オスミウム同位体 / 地球表層環境 / 大規模火成活動 / 隕石衝突 (他28件)
【概要】本研究成果により,(1)顕生代の保存状態のよい堆積岩試料の化石による詳細な解析が進み,年代制約が大きく進展した。例えば,国内で新たなジュラ紀-白亜紀境界層の発見に至るなどの成果が得られた。(2)チャート層を1枚ずつ同位体分析することが可能になり,高年代解像度で変動を追うことが可能となった。その成果の1つとして,後期三畳紀の堆積岩のストロンチウム,オスミウム同位体の上昇から,パレオテチス海の収縮に伴...
❏ナカリ(ケニア)における後期中新世霊長類の発掘とその進化的意義に関する研究(22255006)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】中務 眞人 (中務 真人) 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00227828)
【キーワード】古人類学 / 東アフリカ / ケニア / 中新世 / 化石 (他11件)
【概要】ナカリ層(980-990万年前)の現地調査を継続し、人類と現生アフリカ類人猿の系統分岐が始まった時代に、霊長類を含むどのような動物群集が存在したかを、その古環境、霊長類生態復元とともに明らかにした。6目30種の哺乳類を記録した。最も豊富な霊長類はマイクロコロブスである。この種は現生最小種に匹敵する小型コロブスであること、森林環境に適応していたことを明らかにした。森林環境の存在は、ほ乳類の歯の炭素安...
【工学】建築学:社会変動古環境を含む研究件
❏巨大河川の環境変動が社会環境へ及ぼす影響評価-メコン川流域の場合-(16251001)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】春山 成子 三重大学, 大学院・生物資源学研究科, 教授 (10267461)
【キーワード】メコン河 / デルタ / 環境復元 / リモートセンシング / 水文GIS (他24件)
【概要】本研究では、アジアモンスーンの影響を受け得意な洪水を引き起こすメコンデルタを対象に、オールコアボーリングを行い、堆積物から古地理の復元を行い、巨大湖沼トンレサップ湖、ならびに、メコンデルタの完新世の古環境復元を行った。完新世のメコンデルタの環境変動、最近のベトナムの河川改造に伴う洪水変化が農業地域に洪水変異を与えたことを明らかにした。メコンデルタの環境変動が人間活動・社会変動に与えた影響を評価する...
❏紅河デルタの環境変動と環境予測(12572040)
【研究テーマ】自然地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】春山 成子 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (10267461)
【キーワード】紅河 / デルタ / 海面変動 / 環境変動 / 評価 (他21件)
【概要】平成12年度から平成14年度までの3ヵ年の研究期間のなかで、北部ベトナムの紅河デルタを対象として長期気候変動とこれに呼応して起きる自然環境変動および自然環境動態および環境変化を将来的に展望した場合の環境影響評価について調査研究を行った。共同研究者は気候学、歴史学、地形学、堆積学、環境地理学を研究分野としているため、複合的・総合的に紅河デルタの研究を行った。3ヵ年の共同調査を経て、また、現地研究者の...
【工学】土木工学:海洋循環古環境を含む研究件
❏大陸氷床の出現初期における海洋循環:岩石磁気学的な新視点に基づく高精度解析(22241006)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大野 正夫 九州大学, 比較社会文化研究科(研究院), 准教授 (00251413)
【キーワード】岩石磁気 / 古海洋 / 海洋循環 / 深層水 / 大陸氷床 (他8件)
【概要】深海底堆積物試料の岩石磁気・氷山起源の漂流岩屑堆積物(IRD)量・石灰質ナンノ化石など様々な分析を行い、総合的に解析することで、300-200万年前の北大西洋における古環境変動史を明らかにした。 特に、岩石磁気測定結果の解析により、堆積物が二成分の混合で説明できること、そして一方の成分はノルウェー海で形成された北大西洋深層水が、玄武岩を起源とする物質を運んできたもので、その成分比が深層水形成の活発...
❏深層水ソースの変換は気候変動を増幅するか抑制するか:硫黄同位体比の海洋事変層序(20340144)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】長谷川 卓 金沢大学, 自然システム学系, 教授 (50272943)
【キーワード】古環境 / 海洋深層水 / 白亜紀 / 炭素同位体比 / 硫黄 (他11件)
【概要】海洋深層水の急激な変動をとらえ,それに対し如何に気候が反応するか,を理解することが目的であった.手法として硫黄同位体比の利用を目指し,平成20年度末に質量分析装置を導入しその立ち上げを行うと同時に,試料の準備方法および分析手法の確立を行った.硫黄同位体データでは目的の議論ができないことが判り,炭素同位体比を用いた地層の高解像度解析を中心とした議論と理論を中心とした議論に切り替え,白亜紀中期の深層水...
【工学】総合工学:同位体分析古環境を含む研究件
❏粘土板等土製品の分析から復元するイラクの環境史(26283012)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】渡辺 千香子 大阪学院大学, 国際学部, 准教授 (40290233)
【キーワード】粘土板 / 堆積土 / 珪藻 / 古環境 / メソポタミア (他10件)
【概要】本研究は古代メソポタミアの土製品と堆積土の分析から、古代の水質や土壌変化の復元を行った。文献研究においては、素材(粘土)の起源に関する記録を調べ、用途によって河川堤防やクレイピット等から採土されていたことがわかった。クレイピットから採土する場合には、入念な儀式が必要とされ、クレイピットは信仰と密接に結びついていた。古代流路跡の堆積土に含まれる珪藻分析では、清水性の付着性種が確認され、淡水の河川堆積...
❏鮮更新世の初期人類をも含む哺乳動物相の進化古環学的研究(17207017)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】諏訪 元 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (50206596)
【キーワード】初期人類 / 哺乳動物相 / 古環境 / 咀嚼器 / 歯牙形態 (他9件)
【概要】本研究では、コンソ遺跡群出土の初期人類をも含む哺乳動物化石に関する形態ならびに同位体分析を進め、東アフリカの170万年前ごろに起こったとされる気候の乾燥化に対応した進化様式のあり方を検証した。結果、主要分類群であるウシ科においては、磨耗に対する適応進化とニッチェ分化が見られた。ボイセイ猿人においても臼歯構造ならびにエナメル質総量において特殊化が見られ、より特異的な食性環境への移行が示唆された。 ...
❏東アフリカ鮮更新世の古環境と人類進化に関する研究―コンソ遺跡群を中心に―(14255009)
【研究テーマ】人類学(含生理人類学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】諏訪 元 東京大学, 総合研究博物館, 助教授 (50206596)
【キーワード】エチオピア / 人類進化 / 哺乳動物進化 / 古環境 / 同位体分析 (他7件)
【概要】本研究ではコンソ遺跡群における現地調査を基軸に人類進化と古環境に関する研究を多面的に遂行した。従来の現地調査を継続し、地質、古生物、先史考古調査を進め、世界最古級のアシュール型石器群集の出土層位を確定し、その年代情報を充実した。その結果、最古のものが170万年前まで遡ることが確定され、ホモ・エレクトスの出現とのタイムラグが定説以上に小さいことが示された。コンソにおける石器群集の発展と動物相変遷の双...
【工学】総合工学:河川古環境を含む研究件
❏巨大河川の環境変動が社会環境へ及ぼす影響評価-メコン川流域の場合-(16251001)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】春山 成子 三重大学, 大学院・生物資源学研究科, 教授 (10267461)
【キーワード】メコン河 / デルタ / 環境復元 / リモートセンシング / 水文GIS (他24件)
【概要】本研究では、アジアモンスーンの影響を受け得意な洪水を引き起こすメコンデルタを対象に、オールコアボーリングを行い、堆積物から古地理の復元を行い、巨大湖沼トンレサップ湖、ならびに、メコンデルタの完新世の古環境復元を行った。完新世のメコンデルタの環境変動、最近のベトナムの河川改造に伴う洪水変化が農業地域に洪水変異を与えたことを明らかにした。メコンデルタの環境変動が人間活動・社会変動に与えた影響を評価する...
❏紅河デルタの環境変動と環境予測(12572040)
【研究テーマ】自然地理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】春山 成子 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (10267461)
【キーワード】紅河 / デルタ / 海面変動 / 環境変動 / 評価 (他21件)
【概要】平成12年度から平成14年度までの3ヵ年の研究期間のなかで、北部ベトナムの紅河デルタを対象として長期気候変動とこれに呼応して起きる自然環境変動および自然環境動態および環境変化を将来的に展望した場合の環境影響評価について調査研究を行った。共同研究者は気候学、歴史学、地形学、堆積学、環境地理学を研究分野としているため、複合的・総合的に紅河デルタの研究を行った。3ヵ年の共同調査を経て、また、現地研究者の...
【工学】総合工学:リモートセンシング古環境を含む研究件
❏乾燥化・砂漠化の過程と人類の営みの解明-エジプト西方砂漠ハルガオアシス-(23254001)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】亀井 宏行 東京工業大学, 博物館, 教授 (60143658)
【キーワード】エジプト文明 / 砂漠化 / 球状磁性体粒子 / 断層破砕帯 / ローマ (他31件)
【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として,乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し,エジプト初期王朝成立前4,200~6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが2度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西2kmにあるゲベル・シーワ山で,ペルシャ期は山体中の宙水を利用,ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...
❏巨大河川の環境変動が社会環境へ及ぼす影響評価-メコン川流域の場合-(16251001)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】春山 成子 三重大学, 大学院・生物資源学研究科, 教授 (10267461)
【キーワード】メコン河 / デルタ / 環境復元 / リモートセンシング / 水文GIS (他24件)
【概要】本研究では、アジアモンスーンの影響を受け得意な洪水を引き起こすメコンデルタを対象に、オールコアボーリングを行い、堆積物から古地理の復元を行い、巨大湖沼トンレサップ湖、ならびに、メコンデルタの完新世の古環境復元を行った。完新世のメコンデルタの環境変動、最近のベトナムの河川改造に伴う洪水変化が農業地域に洪水変異を与えたことを明らかにした。メコンデルタの環境変動が人間活動・社会変動に与えた影響を評価する...
【工学】総合工学:海洋環境古環境を含む研究件
❏堆積・続成過程における微量元素の化学状態決定と化学的挙動の解明:古環境指標の確立(20540475)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】清水 洋 広島大学, 大学院・理学研究科, 名誉教授 (60090544)
【キーワード】微量元素 / 希土類元素 / 堆積過程 / 続成過程 / 化学状態 (他21件)
【概要】堆積岩の地球化学的特徴は、地球表層環境の変遷を記録している。本研究では、希土類元素(REE)をはじめとする微量元素について、堆積物への取込みメカニズムと堆積後の反応を原子・分子のミクロな観点から解明した。海洋性堆積物において、堆積時にマンガン酸化物相に取り込まれたREEは続成作用によりリン酸塩相に移動するものの、堆積物全体としてのREEパターンはほぼ変化していないことを初めて明らかにした。この結果...
❏最終氷期の日本列島の乾燥化に関する第四紀学的研究(06302072)
【研究テーマ】自然地理学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】平川 一臣 北海道大学, 地球環境科学研究科, 教授 (40126652)
【キーワード】氷久凍土 / 花粉分析 / 大気大循環 / 河川流量 / 最終氷期 (他13件)
【概要】1.中部山岳地域,奥羽山地および日高山脈のいくつかの河川を対象として,扇状地の地形計測的特徴および分布論,現在の河床堆積物と段丘堆積物との比較,河川縦断形の変化および山地斜面〜河谷の変化過程に基づいて河川流量の変化および乾燥化を検討した. 2.東北地方南部の閉塞盆地において,花粉分析,粒度分析に基づいて周辺の斜面での植生変化,地形-プロセスの応答について検討した.また,生物地理学的にみた最終氷期最...
【農学】農芸化学:砂漠化古環境を含む研究件
❏乾燥化・砂漠化の過程と人類の営みの解明-エジプト西方砂漠ハルガオアシス-(23254001)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】亀井 宏行 東京工業大学, 博物館, 教授 (60143658)
【キーワード】エジプト文明 / 砂漠化 / 球状磁性体粒子 / 断層破砕帯 / ローマ (他31件)
【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として,乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し,エジプト初期王朝成立前4,200~6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが2度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西2kmにあるゲベル・シーワ山で,ペルシャ期は山体中の宙水を利用,ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...
❏イラクの塩害と砂漠化の環境史(23310190)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】渡辺 千香子 大阪学院大学, 国際学部, 准教授 (40290233)
【キーワード】メソポタミア / 粘土板 / 古環境 / 塩害 / 珪藻 (他10件)
【概要】現代のイラクで深刻な問題となっている塩害と砂漠化について論じるには、世界最古の都市化と急激な人口増加に見舞われた古代メソポタミアの環境変化を明らかにすることが重要である。本研究は粘土板に使われた胎土の分析を通して、高精度な時間軸上に古代の水環境変化を復元する可能性を追究した。河川堆積土から作られた粘土板胎土に含まれる珪藻は、プロキシとして古代の水の塩分濃度を示す可能性がある。同時に、粘土板の胎土が...
【農学】森林圏科学:衛星画像古環境を含む研究件
❏乾燥化・砂漠化の過程と人類の営みの解明-エジプト西方砂漠ハルガオアシス-(23254001)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】亀井 宏行 東京工業大学, 博物館, 教授 (60143658)
【キーワード】エジプト文明 / 砂漠化 / 球状磁性体粒子 / 断層破砕帯 / ローマ (他31件)
【概要】エジプトのハルガオアシスのアルザヤーン神殿遺跡周辺を対象として,乾燥化という環境変動と文明の関係を調査した。砂中の球状磁性体粒子を環境指標に用いる手法を開発し,エジプト初期王朝成立前4,200~6,700calBCの間に乾湿の繰り返しが2度存在したことを発見した。物理探査によりこの地域の水源は神殿の西2kmにあるゲベル・シーワ山で,ペルシャ期は山体中の宙水を利用,ローマ期は西麓を走る断層破砕帯から...
❏考古遺跡調査への情報技術導入実験-エジプト・アルザヤーン神殿遺跡(19254002)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】亀井 宏行 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (60143658)
【キーワード】情報技術 / ICタグ / エジプト / 遺跡探査 / 3次元形状計測 (他29件)
【概要】制約条件の多い海外での遺跡調査の効率化を図るために,エジプトのアルザヤーン神殿遺跡を対象にして,情報技術の導入を検討した。まずICタグ利用について検討し,遺物や文書管理だけではなく,建物や遺物の修復履歴の管理にも応用できることを示した。3次元スキャナは建物や碑文の記録ばかりでなく,遺構の発掘経過の記録にも用いた。サッカラの階段ピラミッドの3次元記録も実施した。GPS測量や衛星画像の導入を図り,神殿...
【農学】森林圏科学:花粉分析古環境を含む研究件
❏外的条件の変化による活断層の活動性への影響(19K21665)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2023-03-31
【研究代表者】松多 信尚 岡山大学, 教育学域, 教授 (40578697)
【キーワード】神城断層 / 後氷期の環境変化 / 飛騨山脈 / 花粉分析 / 古環境 (他17件)
【概要】2020年12月のメタンガス噴出事故のあと、掘削調査を休止していたが、2021年春の雪解け後に改めて、2019年度掘削断念地点の直近で掘削調査を実施した。しかし、深度33mで再びメタンガスが噴出したため、安全性を考えて掘削を中止した。 最初のコアをHMK01とし、再掘削のコアをHMK02とし、それぞれの掘削深度は 0 ~ 28m、25 ~ 33m である。コアは半割し層相の観察と記載を行ったのち、...
❏最終氷期の日本列島の乾燥化に関する第四紀学的研究(06302072)
【研究テーマ】自然地理学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】平川 一臣 北海道大学, 地球環境科学研究科, 教授 (40126652)
【キーワード】氷久凍土 / 花粉分析 / 大気大循環 / 河川流量 / 最終氷期 (他13件)
【概要】1.中部山岳地域,奥羽山地および日高山脈のいくつかの河川を対象として,扇状地の地形計測的特徴および分布論,現在の河床堆積物と段丘堆積物との比較,河川縦断形の変化および山地斜面〜河谷の変化過程に基づいて河川流量の変化および乾燥化を検討した. 2.東北地方南部の閉塞盆地において,花粉分析,粒度分析に基づいて周辺の斜面での植生変化,地形-プロセスの応答について検討した.また,生物地理学的にみた最終氷期最...