古代プロテオミクスの基盤・拠点整備のための海外共同研究
【研究キーワード】
古代プロテオミクス / 人類進化 / 海底遺跡 / 台湾 / プロテオミクス / 古人骨 / 化石 / 古環境
【研究成果の概要】
本研究の目的は、日本国内に古代プロテオミクス技術を移転し、日本が古代プロテオミクスの研究分野で国際的な存在感を発揮する土台を作ることである。若手研究者(澤藤りかい、蔦谷匠)の2名が2021年9月に古代プロテオミクス解析の開発者であるコペンハーゲン大学のエンリコ・カペリニ准教授とこの分野の第1人者であるフリド・ウエルカーがラボを構えるデンマークのコペンハーゲン大学へ渡航した。蔦谷匠はウエルカー博士化石試料からのタンパク質抽出とその解析法、アミノ酸配列の再構築と、そのデータにもとづく系統解析の基礎の研修を受けた。澤藤りかいは、プロテオミクスのデータ解析、化石から得られたタンパク質のアミノ酸配列の再構築、そのデータにもとづく系統解析について研修を受けた。分析対象とする試料としては、澎湖水道の海底遺跡から出土した動物化石をもちいる。この遺跡からは、多様な分類群の化石が出土しているが、まず最初にハイエナ科および長鼻目の化石(計8サンプル)を用いてテストを開始した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
海部 陽介 | 東京大学 | 総合研究博物館 | 教授 | (Kakenデータベース) |
澤藤 りかい | 総合研究大学院大学 | 先導科学研究科 | 日本学術振興会特別研究員(CPD) | (Kakenデータベース) |
澤藤 匠 (蔦谷匠) | 総合研究大学院大学 | 先導科学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2020-10-27 - 2023-03-31
【配分額】18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)