北海道亜寒帯地域における後期完新世の超高解像度解析による周期的気象現象
【研究分野】地質学
【研究キーワード】
年縞 / 洪水イベント / 高密度ラミナ / CNS元素分析 / 藻琴湖 / 網走湖 / 超高解像度解析 / 周期的気象現象 / 第四紀学 / 後期完新世気候現象 / 北極振動 / 古環境 / 古環境解析 / 粒度分析 / 後期完新世気象現象
【研究成果の概要】
本研究では,北海道藻琴湖と網走湖における年縞堆積物の形成過程と年縞としてのラミナの定義を確立した.また,近年の洪水イベントの詳細な特性を解析し,土砂流出の問題について議論を行なった.それに基づいて,過去のいくつかのイベントが鍵層として使えることを明らかにした.それにより,後期完新世の年縞年代を計測し,堆積物フラックスや有機炭素フラックスなどを推定した.それにより湖沼およびその流域の人為的,自然の環境変化が推定できた.また,詳細な年縞堆積物を分析することによって黒点周期に対応する11年周期気候変化などの周期イベントが明らかとなった.
【研究代表者】