❏分子触媒を利用した窒素分子からの革新的窒素固定反応の開発(20H00382)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】西林 仁昭 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (40282579)
【キーワード】アンモニア / 窒素固定 / 窒素 / 触媒
【概要】本研究代表者らは、これまでの過去約15年間に渡り取り組んできた触媒的窒素固定反応の開発に関する研究の集大成として、常温常圧の極めて温和な反応条件下で、窒素ガスから水をプロトン源に用いて触媒的にアンモニアを高効率に合成する手法の開発にごく最近に成功した(Nishibayashi et al, Nature, 2019)。これまでに達成した研究成果と既に得ている予備的知見を踏まえて、これまでに開発した...
❏ANA型ピンサー錯体を用いた窒素固定と新規触媒反応の開拓(26410110)
【研究テーマ】合成化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】田邉 資明 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 研究員 (20384737)
【キーワード】モリブデン / ルテニウム / ヒ素 / ピンサー配位子 / ANA型 (他11件)
【概要】ヒ素―窒素―ヒ素の三座で配位するANA型ピンサー配位子を有する新規二核モリブデン架橋型窒素錯体が、酸との反応により化学量論量のアンモニアを制絵師することを見出した。またANA型ピンサー配位子を有する新規二核ルテニウム架橋型窒素錯体が、アルコールのだう水素化反応や、アルコールとアミンの脱水素カップリングの触媒として働くことを見出した。これらの反応性は対応するPNP型ピンサー錯体とは異なるものである。...
❏含ヒ素ピンサー配位子を有する窒素錯体の設計・合成と触媒的窒素固定への応用(24750083)
【研究テーマ】合成化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】田邉 資明 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 研究員 (20384737)
【キーワード】窒素固定 / ヒ素 / アルシン / ピンサー型配位子 / ANA型配位子 (他10件)
【概要】最近リンを含むPNP型ピンサー配位子を有するモリブデン窒素錯体を触媒として用いることで、常温・常圧下での窒素ガスからの触媒的なアンモニア合成が可能となった。そこでさらなる触媒活性の向上を目指し、リンと類似の配位化学を示すことが知られるヒ素に着目した。まず二つの配位可能なヒ素とピリジン環を取り込んだ、ANA型ピンサー型配位子と、ANA型ピンサー配位子を有するモリブデンの窒素錯体を新規に設計・合成した...