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研究分野別サイレントキーワード
「安定性」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】計算基盤:巨大分散システム安定性を含む研究件
❏テラ時代の分散アルゴリズム工学(18300004)
【研究テーマ】情報学基礎
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】山下 雅史 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (00135419)
【キーワード】巨大分散システム / 安定性 / 分子計算 / 複雑ネットワーク / センサ・ネットワーク (他10件)
【概要】巨大分散システムを対象とする分散アルゴリズム設計論を構築することが本研究の目的であった.巨大システムの安定性の保証という立場から,確率的分散アルゴリズムと自己安定アルゴリズムの研究を中心として行い,主な発表論文欄に示す結果を得た.また,「適用的分散アルゴリズム」と題する,日本で初めての安定な分散アルゴリズムの設計理論の教科書を著述した. ...
❏巨大分散システムの安定性-テラの時代に向けて(14380145)
【研究テーマ】計算機科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】山下 雅史 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (00135419)
【キーワード】巨大分散システム / 安定性 / 確率的手法 / 大域情報 / 局所情報 (他10件)
【概要】WWWのようなソフトウェアシステムばかりでなく,たとえば群ロボットシステムのような自律分散機械システムなどを含めて,通信機能を有する複数のエージェントから構成されるシステムを広く分散システムと呼ぶ.分散システムのエージェント数は既にギガで測られる時代にあり,テラの時代が近づきつつある.本研究が検討の対象とするのはこのような巨大な分散システムである.巨大分散システムは,エージェント数が巨大であるとい...
【情報学】計算基盤:分散アルゴリズム安定性を含む研究件
❏テラ時代の分散アルゴリズム工学(18300004)
【研究テーマ】情報学基礎
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】山下 雅史 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (00135419)
【キーワード】巨大分散システム / 安定性 / 分子計算 / 複雑ネットワーク / センサ・ネットワーク (他10件)
【概要】巨大分散システムを対象とする分散アルゴリズム設計論を構築することが本研究の目的であった.巨大システムの安定性の保証という立場から,確率的分散アルゴリズムと自己安定アルゴリズムの研究を中心として行い,主な発表論文欄に示す結果を得た.また,「適用的分散アルゴリズム」と題する,日本で初めての安定な分散アルゴリズムの設計理論の教科書を著述した. ...
❏巨大分散システムの安定性-テラの時代に向けて(14380145)
【研究テーマ】計算機科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】山下 雅史 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (00135419)
【キーワード】巨大分散システム / 安定性 / 確率的手法 / 大域情報 / 局所情報 (他10件)
【概要】WWWのようなソフトウェアシステムばかりでなく,たとえば群ロボットシステムのような自律分散機械システムなどを含めて,通信機能を有する複数のエージェントから構成されるシステムを広く分散システムと呼ぶ.分散システムのエージェント数は既にギガで測られる時代にあり,テラの時代が近づきつつある.本研究が検討の対象とするのはこのような巨大な分散システムである.巨大分散システムは,エージェント数が巨大であるとい...
【情報学】人間情報学:マッチング安定性を含む研究件
❏ネットワークマッチング問題における比較静学とマーケットデザイン(19K13647)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】坂東 桂介 信州大学, 学術研究院社会科学系, 准教授 (50735412)
【キーワード】ゲーム理論 / マッチング / 安定性 / ネットワーク / マッチング理論 (他8件)
【概要】本研究はネットワークマッチング問題における比較静学の理論を構築し、現実の制度設計に応用することである。 ネットワークマッチング問題とは複数の主体の間の取引を記述するモデルであり、比較静学とは買い手と売り手の取引構造の変化が均衡取引に与える影響を予測するための理論である。今年度の研究成果は以下の通りである。 ネットワークマッチング問題に関する論文``Stability and venture str...
❏多者間マッチング問題の安定な帰結についての分析(18K01506)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平井 俊行 法政大学, 経済学部, 教授 (00383951)
【キーワード】多者間マッチング / 安定な帰結 / 可能な契約の構造 / 選好の代替性 / ゲーム理論 (他13件)
【概要】(1) 本研究課題の基礎となる論文Stability and venture structures in multilateral matchingについて、最終的な改訂をおこなったうえで、国際学会The 20th Annual SAET Conferenceで報告をおこなった(分担研究者による)。本論文では4種類の安定性について考え、最低限の条件を備えた主体たちの任意の選好のもとで、それぞれの安...
❏パレート効率な自治体連携の可能性と限界-マッチング理論による地方創生-(15K13011)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】大澤 義明 筑波大学, システム情報系, 教授 (50183760)
【キーワード】マッチング / 地方創生 / 自治体連携 / 広域連携 / パレート効率性 (他12件)
【概要】本研究では,目的に応じた効果的な自治体連携のためのマッチングに関する基礎理論を構築した.人的資源の活用に関して,東日本大震災での被災地派遣職員についてマッチング分析を通して,現行の仲介メカニズムはミスマッチが起こる可能性が高いことを明らかにした.また,被災地派遣職員へのアンケートを通して,派遣職員における職務内容の齟齬(ミスマッチ)の状況を定量的に把握し,事前データ情報整備によって生じるマッチング...
【情報学】人間情報学:頑健性安定性を含む研究件
❏開放進化系の複雑性-頑健性関係についての理論研究(18K03449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 (他17件)
【概要】本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広...
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
【情報学】情報学フロンティア:複雑ネットワーク安定性を含む研究件
❏開放進化系の複雑性-頑健性関係についての理論研究(18K03449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 (他17件)
【概要】本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広...
❏非均質マルチエージェントシステムの競合状況におけるノルムの獲得と維持に関する研究(23650075)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】菅原 俊治 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70396133)
【キーワード】社会規範 / 非均質エージェント / 分散処理 / 複雑ネットワーク / 強化学習 (他16件)
【概要】本研究では競合状態の秩序をノルムとしてプログラム(エージェント)が習得する手法を提案し、その性質を調べた。このために競合状態を利得行列(戦略の選好と学習報酬)付きのマルコフゲームを用い、競合解消できない行動選択では競合が残り続ける定式化と、一時的には損しても効率的に競合から離脱するノルムを学習できるか調査した。その結果、(1)ノルムを獲得できるが、その質と安定性は利得行列に影響する、(2) 少数の...
❏テラ時代の分散アルゴリズム工学(18300004)
【研究テーマ】情報学基礎
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】山下 雅史 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (00135419)
【キーワード】巨大分散システム / 安定性 / 分子計算 / 複雑ネットワーク / センサ・ネットワーク (他10件)
【概要】巨大分散システムを対象とする分散アルゴリズム設計論を構築することが本研究の目的であった.巨大システムの安定性の保証という立場から,確率的分散アルゴリズムと自己安定アルゴリズムの研究を中心として行い,主な発表論文欄に示す結果を得た.また,「適用的分散アルゴリズム」と題する,日本で初めての安定な分散アルゴリズムの設計理論の教科書を著述した. ...
【情報学】情報学フロンティア:マーケットデザイン安定性を含む研究件
❏ネットワークマッチング問題における比較静学とマーケットデザイン(19K13647)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】坂東 桂介 信州大学, 学術研究院社会科学系, 准教授 (50735412)
【キーワード】ゲーム理論 / マッチング / 安定性 / ネットワーク / マッチング理論 (他8件)
【概要】本研究はネットワークマッチング問題における比較静学の理論を構築し、現実の制度設計に応用することである。 ネットワークマッチング問題とは複数の主体の間の取引を記述するモデルであり、比較静学とは買い手と売り手の取引構造の変化が均衡取引に与える影響を予測するための理論である。今年度の研究成果は以下の通りである。 ネットワークマッチング問題に関する論文``Stability and venture str...
❏多者間マッチング問題の安定な帰結についての分析(18K01506)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平井 俊行 法政大学, 経済学部, 教授 (00383951)
【キーワード】多者間マッチング / 安定な帰結 / 可能な契約の構造 / 選好の代替性 / ゲーム理論 (他13件)
【概要】(1) 本研究課題の基礎となる論文Stability and venture structures in multilateral matchingについて、最終的な改訂をおこなったうえで、国際学会The 20th Annual SAET Conferenceで報告をおこなった(分担研究者による)。本論文では4種類の安定性について考え、最低限の条件を備えた主体たちの任意の選好のもとで、それぞれの安...
【情報学】情報学フロンティア:ネットワーク安定性を含む研究件
❏ネットワークマッチング問題における比較静学とマーケットデザイン(19K13647)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】坂東 桂介 信州大学, 学術研究院社会科学系, 准教授 (50735412)
【キーワード】ゲーム理論 / マッチング / 安定性 / ネットワーク / マッチング理論 (他8件)
【概要】本研究はネットワークマッチング問題における比較静学の理論を構築し、現実の制度設計に応用することである。 ネットワークマッチング問題とは複数の主体の間の取引を記述するモデルであり、比較静学とは買い手と売り手の取引構造の変化が均衡取引に与える影響を予測するための理論である。今年度の研究成果は以下の通りである。 ネットワークマッチング問題に関する論文``Stability and venture str...
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
❏相互認識を考慮した意思決定支援システムの構築(14780350)
【研究テーマ】社会システム工学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】猪原 健弘 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (80293075)
【キーワード】相互認識 / 意思決定 / システム / 社会 / ネットワーク (他8件)
【概要】研究の目的である、1.相互認識を伴う意思決定状況の数理的な分析 2.意思決定に伴う社会の状態の変化に関する理論の構築 3.現実の意思決定状況の解決や主体の行動選択の支援のための計算機上のシステムの構築 を達成するために、まず、平成14年度前半には、それまでのところ必ずしも十分とはいえなかった主体間の相互認識を取り扱うための数理的な概念の充実を図った。 その後、構築した数理的な枠組の上で、以下3つの...
【複合領域】一般理論:ゲーム理論安定性を含む研究件
❏ネットワークマッチング問題における比較静学とマーケットデザイン(19K13647)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】坂東 桂介 信州大学, 学術研究院社会科学系, 准教授 (50735412)
【キーワード】ゲーム理論 / マッチング / 安定性 / ネットワーク / マッチング理論 (他8件)
【概要】本研究はネットワークマッチング問題における比較静学の理論を構築し、現実の制度設計に応用することである。 ネットワークマッチング問題とは複数の主体の間の取引を記述するモデルであり、比較静学とは買い手と売り手の取引構造の変化が均衡取引に与える影響を予測するための理論である。今年度の研究成果は以下の通りである。 ネットワークマッチング問題に関する論文``Stability and venture str...
❏多者間マッチング問題の安定な帰結についての分析(18K01506)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平井 俊行 法政大学, 経済学部, 教授 (00383951)
【キーワード】多者間マッチング / 安定な帰結 / 可能な契約の構造 / 選好の代替性 / ゲーム理論 (他13件)
【概要】(1) 本研究課題の基礎となる論文Stability and venture structures in multilateral matchingについて、最終的な改訂をおこなったうえで、国際学会The 20th Annual SAET Conferenceで報告をおこなった(分担研究者による)。本論文では4種類の安定性について考え、最低限の条件を備えた主体たちの任意の選好のもとで、それぞれの安...
❏ロングテール市場における戦略的意思決定のためのモデル開発とその解析(21710158)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】松林 伸生 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (00385519)
【キーワード】ゲーム理論 / 寡占競争 / マーケティング / サプライチェーンマネジメント / サプライチェーン (他17件)
【概要】ロングテール市場におけるビジネス、特にマーケティングやサプライチェーンに関わる戦略的意思決定を支援するためのモデル開発を行い、それを用いた理論解析を行った。ロングテール市場においては従来の市場とは異なり、膨大な種類数の製品が提供可能であることから、情報過多に起因した生産者や消費者の混乱という負の側面を考慮することが重要である。この点をモデルに取り込み、ゲーム理論を用いて企業の合理的意思決定を定式化...
【数物系科学】数学:bifurcation安定性を含む研究件
❏縮約系を応用した高次元空間にみられる現象の解明と解析的手法の構築(26400173)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】辻川 亨 宮崎大学, 工学部, 教授 (10258288)
【キーワード】differential equation / bifurcation method / singular perturbation / 微分方程式 / 分岐理論 (他12件)
【概要】反応拡散方程式の研究はパターン形成の解明に重要である。本研究はある種の生物の個体群密度を記述するLotka-Volterra競合系モデルについて、Newmann境界条件のもと方程式の係数をパラメータとした、非定数定常解の大域的解構造を決定することである。非定数定常解の存在のための十分条件をLeray-ScauderのDegree理論を用いて示した。また大域的解構造は数値計算から複雑であると予想され...
❏非線形動学理論に基づく寡占・複占理論の再構築に関する学際的研究(15330037)
【研究テーマ】理論経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】松本 昭夫 中央大学, 経済学部, 教授 (50149473)
【キーワード】カオス / 非線形動学 / ボトルネック・モノポリー / KGMモデル / 非線形寡占ゲーム (他25件)
【概要】本研究は伝統的な寡占・複占動学モデルを2つの方向に拡張した。一つは動学研究にパラダイムシフトをもたらしたといわれるカオス・ソリトン・フラクタルなどに象徴される非線形動学理論を導入し、経済において顕著に見られるさまざまな非線形要因が動学に及ぼす影響を分析したこと。もう一つは地域間貿易に顕著に見られるような動学モデルに空間あるいは距離といった概念を明示的に取り入れたときの効果を考察した。 主な研究成果...
【数物系科学】数学:力学系の安定性安定性を含む研究件
❏エネルギー消散を伴う非線形現象の力学系と安定性理論の研究(18340045)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
【キーワード】エネルギー消散 / 非線形現象 / 相転移 / 力学系 / 変分不等式 (他10件)
【概要】環境問題等、人間生活に深く関わる非線形で複雑な現象のメカニズムの解明を目的とした数学理論の構築と、その活用を物質科学・生命科学に現れる具体的な問題を対象に試みた。本研究の過程で、新しい数学理論が展開され、それにより幾つかの未解決問題への有効なアプローチが見つかった。これは、本研究の最も大きい成果と言える。さらに、この新しい数学理論は、それを基盤とした「生活数学」の創生へ発展している。 ...
❏相転移現象を記述する力学系の構造と安定性の研究(13440052)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
【キーワード】相転移現象 / 力学系の安定性 / ステファン問題 / 大域的アトラクター / 劣微分作用素 (他14件)
【概要】本研究計画の課題は (1)相転移現象のモデル化と数学理論の開発 (2)関連の最適制御問題の設定と数値シミュレーション (3)研究成果の学校教育への還元 の3つであった。課題(1)では、熱力学の基本法則を基盤にして、相転移を伴う物質の数学的表現を通し、時間の発展と共に物質の構造(相変化、成分分離、破壊、原子の秩序)がどのように変化するかを力学系理論の立場から考察した。特に、研究計画後半の2年間、破壊...
【数物系科学】数学:2相問題安定性を含む研究件
❏実解析的方法による非線形発展方程式の解の安定性の研究(12440045)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】柴田 良弘 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50114088)
【キーワード】Oseen方程式 / 平行平板中の流れ / ストークス作用素 / 流れの安定性 / レゾルベント問題 (他29件)
【概要】1.無限遠方に流速がある場合の非圧縮性粘性流体の安定性に関して次の成果を得た. (a)外部領域でのOseen方程式の定常問題をローレンツ空間で考察し,解の一意存在を示しさらに,解の評価が無限遠方の流速に依存しないことを示した.これを用いて非線形問題の定常解の存在と流速が0に収束にするときの定常解の弱位相での収束を示した. (b)外部領域でのOseen semigroupの時間に関するdecay評価...
❏実解析的方法の非線形発展方程式への応用(09440047)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】柴田 良弘 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50114088)
【キーワード】3次元外部領域 / Navier-Stokes方程式 / physically reasonable solution / 安定性 / 2次元外部領域 (他23件)
【概要】(1)3次元非圧縮性粘性流体の運動を記述するNavier-Stokes方程式の外部問題を考えた. 1930年代のJ.Lerayの研究により弱解の存在は知られている. しかしLerayの弱解からは解の定性的な性質は分からなかった. 1950年代初頭にR.Finnにより定常問題に対しphysically reasonable solution(prs)の概念が導入され外力と無限遠方の流速u_∞が小さい...
【数物系科学】数学:特異積分安定性を含む研究件
❏外力を持つ外部領域上の Navier-Stokes 方程式の実解析的研究(17K05339)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes / 非有界領域 / ancient solution / 周期解 / 概周期解 (他22件)
【概要】2次元全空間上のNavier-Stokes方程式について、時間に依存する小さい外力がある場合について、小さいancient solutionの存在、一意性を示し。さらに解の初期摂動についての安定性についての安定性を示した。 ancient solutionは定常解はもとより、時間周期解、時間概周期解答を統一的に取り扱う概念である。有界領域では絵画指数的に減衰するので容易であるが、非有界領域では減衰...
❏流れに伴う渦と波動のパターン変化の研究(15340054)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】宮川 鉄朗 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (10033929)
【キーワード】ナビエ・ストークス方程式 / 初期値問題 / 自由表面 / 群対称性 / 安定性 (他16件)
【概要】代表者宮川は,2次元と3次元の外部領域における非圧縮粘性流を扱い,流れの時間・空間減衰度と運動方程式の解の対称性の関係を明らかにした.特に2次元外部問題においてほぼ最終的な結果を得た.その研究の副産物として,2次元外部領域での非圧縮完全流体に関するダランベールの逆理と,対応する圧力場の可積分性との間の明確かつ密接な関係を見出した.この方向での3次元流の研究を現在進めている.分担者福本は,粘性渦の運...
【数物系科学】数学:外部領域安定性を含む研究件
❏外力を持つ外部領域上の Navier-Stokes 方程式の実解析的研究(17K05339)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes / 非有界領域 / ancient solution / 周期解 / 概周期解 (他22件)
【概要】2次元全空間上のNavier-Stokes方程式について、時間に依存する小さい外力がある場合について、小さいancient solutionの存在、一意性を示し。さらに解の初期摂動についての安定性についての安定性を示した。 ancient solutionは定常解はもとより、時間周期解、時間概周期解答を統一的に取り扱う概念である。有界領域では絵画指数的に減衰するので容易であるが、非有界領域では減衰...
❏実解析学の手法による非有界領域上のNavier-Stokes方程式の研究(21540202)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】関数方程式 / 偏微分方程式論 / 安定性 / Navier-Stokes方程式 / 外部領域 (他12件)
【概要】2次元全空間および外部領域上のNavier-Stokes 方程式について研究を行った.対称性の強い小さな定常外力が存在する場合,遠方での減衰が非常に速い小さな 定常解が一意的に存在することが示された.またその定常解が十分小さい場合には,初期摂動についての大きさの限界なしで定常解が安定であることが示された.また平行平板間の Navier-Stokes 方程式についての研究も行った.この問題をBeso...
❏双対半群とLorentz空間を用いるNavier-Stokes外部問題の研究(13640157)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes方程式 / 外部領域 / 定常解 / 周期解 / 安定性 (他13件)
【概要】柴田良弘教授との共同研究によって、n次元空間の外部領域におけるNavier-Stokes方程式のphysically reasonable solutionの自然な拡張となる定常解が一意的に存在するための、時間に依存しない外力に関する十分条件で、流体の無限遠方での速度が0である場合と0と異なる場合とを統一的に扱えるものを、Lorentz空間の双対性および実補間の理論を用いて、3以上のすべての整数n...
【数物系科学】数学:概周期解安定性を含む研究件
❏外力を持つ外部領域上の Navier-Stokes 方程式の実解析的研究(17K05339)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes / 非有界領域 / ancient solution / 周期解 / 概周期解 (他22件)
【概要】2次元全空間上のNavier-Stokes方程式について、時間に依存する小さい外力がある場合について、小さいancient solutionの存在、一意性を示し。さらに解の初期摂動についての安定性についての安定性を示した。 ancient solutionは定常解はもとより、時間周期解、時間概周期解答を統一的に取り扱う概念である。有界領域では絵画指数的に減衰するので容易であるが、非有界領域では減衰...
❏Fourier解析と半群の理論を用いるNavier-Stokes方程式の研究(11640156)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】山崎 昌男 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes方程式 / Lorentz空間 / Morrey空間 / ^*-弱収束 / 周期解 (他11件)
【概要】全空間あるいは外部領域におけるNavier-Stokes方程式について、これまでの研究では外力が時間に依存しない場合に、定常解の一意存在及び初期摂動に関する安定性について研究していたが、この研究では外力が時間に依存する場合について、解の一意存在とその摂動についての安定性についての研究を行った。この研究は時間について周期的、あるいは概周期的な外力がある場合に、同じ周期を持つか、あるいは概周期的な解の...
【数物系科学】数学:ステファン問題安定性を含む研究件
❏相転移現象を記述する力学系の構造と安定性の研究(13440052)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
【キーワード】相転移現象 / 力学系の安定性 / ステファン問題 / 大域的アトラクター / 劣微分作用素 (他14件)
【概要】本研究計画の課題は (1)相転移現象のモデル化と数学理論の開発 (2)関連の最適制御問題の設定と数値シミュレーション (3)研究成果の学校教育への還元 の3つであった。課題(1)では、熱力学の基本法則を基盤にして、相転移を伴う物質の数学的表現を通し、時間の発展と共に物質の構造(相変化、成分分離、破壊、原子の秩序)がどのように変化するかを力学系理論の立場から考察した。特に、研究計画後半の2年間、破壊...
❏相転移を伴う非線形現象のモデリングと解析(11640197)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
【キーワード】相転移 / 劣微分作用素 / 相分離 / ステファン問題 / 自由境界問題 (他8件)
【概要】本プロジェクトでは、線形・非線形作用素論から反応拡散系方程式、波動方程式、シュレディンガー方程式、相転移モデルやそれに関連する数値解析に至るまで実に多様な研究成果が得られた。特に、学際的見地に立った極めてレベルの高い研究が発表されている。例えば下記のような研究結果が上げられる。 ●環境問題に関連して、広島湾における赤潮の発生メカニズムに関する数学的解析と数値シミレーションを行った。これは非線形発展...
【数物系科学】数学:ストークス作用素安定性を含む研究件
❏実解析的方法による非線形発展方程式の解の安定性の研究(12440045)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】柴田 良弘 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50114088)
【キーワード】Oseen方程式 / 平行平板中の流れ / ストークス作用素 / 流れの安定性 / レゾルベント問題 (他29件)
【概要】1.無限遠方に流速がある場合の非圧縮性粘性流体の安定性に関して次の成果を得た. (a)外部領域でのOseen方程式の定常問題をローレンツ空間で考察し,解の一意存在を示しさらに,解の評価が無限遠方の流速に依存しないことを示した.これを用いて非線形問題の定常解の存在と流速が0に収束にするときの定常解の弱位相での収束を示した. (b)外部領域でのOseen semigroupの時間に関するdecay評価...
❏ナビエ・ストークス方程式の適切性に関する研究(09440056)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 2000
【研究代表者】小薗 英雄 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00195728)
【キーワード】ナビエ・ストークス方程式 / ソボレフ空間 / 補間空間論 / クーリエ変換 / 特異積分作用素 (他25件)
【概要】Navier-Stokes方程式の解の安定性の解析にはStokes作用素Aに加えて,変数係数の低階の微分作用素を含んだ項Bを摂動として処理しなければならない.外部問題の場合,よく知られた半群生成の摂動論は役に立たない.何故ならば,作用素A+Bのスペクトルの存在範囲をAのそれを不変にする様に摂動させなければならないからである.その際,関数空間の選択に注意を払う必要がある.定常解の存在と安定性の問題は...
【数物系科学】数学:拡散波安定性を含む研究件
❏粘性的双曲型保存系の非線型波の安定性(13640223)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】西原 健二 早稲田大学, 政治経済学部, 教授 (60141876)
【キーワード】viscous shock wave / rarefaction wave / diffusion wave / stability / damped wave equation (他8件)
【概要】本研究ではNewton粘性や摩擦による粘性効果を持つ一次元圧縮性粘性流体の時間大域的な挙動を調べることを主目的とした.それらの方程式は双曲型粘性保存則系と呼ばれる連立の系で表現され,粘性衝撃波,希薄波,散逸波および接触不連続に対応する波などの非線型波を持つ.Newton粘性を持つ圧縮性Navier-Stokes方程式に対しては,主に強い希薄波の大域安定性を示す結果を求めた(Nishihara-Ya...
❏実解析的方法の非線形発展方程式への応用(09440047)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】柴田 良弘 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50114088)
【キーワード】3次元外部領域 / Navier-Stokes方程式 / physically reasonable solution / 安定性 / 2次元外部領域 (他23件)
【概要】(1)3次元非圧縮性粘性流体の運動を記述するNavier-Stokes方程式の外部問題を考えた. 1930年代のJ.Lerayの研究により弱解の存在は知られている. しかしLerayの弱解からは解の定性的な性質は分からなかった. 1950年代初頭にR.Finnにより定常問題に対しphysically reasonable solution(prs)の概念が導入され外力と無限遠方の流速u_∞が小さい...
【数物系科学】数学:初期値問題安定性を含む研究件
❏境界が非有界な領域での粘性流体の挙動の研究(18340046)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】宮川 鉄朗 金沢大, 自然科学研究科, 教授 (10033929)
【キーワード】安定性 / 初期値問題 / 漸近挙動 / 渦 / 自由境界 (他8件)
【概要】代表者宮川は,半空間での流れの研究の基礎になるべクトル場の分解定理の完全な証明を与えた.これは次年度以降に実施予定の半空間における流れの漸近展開の研究の出発点となるものであるが,従来の証明の記述は不完全なものであった. 分担者菱田は回転物体周囲の流れの初期値境界値問題について,線形化作用素のスペクトルを完全に決定し,さらにその結果を用いて元の初期値境界値問題の解の構成に成功した.この問題自身は,境...
❏流れに伴う渦と波動のパターン変化の研究(15340054)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】宮川 鉄朗 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (10033929)
【キーワード】ナビエ・ストークス方程式 / 初期値問題 / 自由表面 / 群対称性 / 安定性 (他16件)
【概要】代表者宮川は,2次元と3次元の外部領域における非圧縮粘性流を扱い,流れの時間・空間減衰度と運動方程式の解の対称性の関係を明らかにした.特に2次元外部問題においてほぼ最終的な結果を得た.その研究の副産物として,2次元外部領域での非圧縮完全流体に関するダランベールの逆理と,対応する圧力場の可積分性との間の明確かつ密接な関係を見出した.この方向での3次元流の研究を現在進めている.分担者福本は,粘性渦の運...
❏Hardy空間と補間理論を用いる偏微分方程式の研究(08640181)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996
【研究代表者】山崎 昌男 一橋大学, 経済学部, 助教授 (20174659)
【キーワード】双曲型保存系 / Navier-Stokes方程式 / 半線型熱方程式 / 初期値問題 / distribution (他8件)
【概要】1.空間1次元における伝播速度無限大の2×2双曲型保存系の連続な大域解の一意性 空間1次元における2×2双曲型保存系は,一般には連続な解を持たず,いわゆる弱解の範囲にしか解を持たないことが知られている.この保存系が連続な大域解をただ一つ持つためには,伝播速度が有限の場合には,初期値がある種の単調性をみたすことが必要十分であることが知られているが,伝播速度が無限大の場合の条件は知られていなかった.こ...
【数物系科学】数学:圧縮性粘性流体安定性を含む研究件
❏実解析的方法による非線形発展方程式の解の安定性の研究(12440045)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】柴田 良弘 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50114088)
【キーワード】Oseen方程式 / 平行平板中の流れ / ストークス作用素 / 流れの安定性 / レゾルベント問題 (他29件)
【概要】1.無限遠方に流速がある場合の非圧縮性粘性流体の安定性に関して次の成果を得た. (a)外部領域でのOseen方程式の定常問題をローレンツ空間で考察し,解の一意存在を示しさらに,解の評価が無限遠方の流速に依存しないことを示した.これを用いて非線形問題の定常解の存在と流速が0に収束にするときの定常解の弱位相での収束を示した. (b)外部領域でのOseen semigroupの時間に関するdecay評価...
❏実解析的方法の非線形発展方程式への応用(09440047)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】柴田 良弘 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50114088)
【キーワード】3次元外部領域 / Navier-Stokes方程式 / physically reasonable solution / 安定性 / 2次元外部領域 (他23件)
【概要】(1)3次元非圧縮性粘性流体の運動を記述するNavier-Stokes方程式の外部問題を考えた. 1930年代のJ.Lerayの研究により弱解の存在は知られている. しかしLerayの弱解からは解の定性的な性質は分からなかった. 1950年代初頭にR.Finnにより定常問題に対しphysically reasonable solution(prs)の概念が導入され外力と無限遠方の流速u_∞が小さい...
【数物系科学】数学:劣微分作用素安定性を含む研究件
❏相転移現象を記述する力学系の構造と安定性の研究(13440052)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
【キーワード】相転移現象 / 力学系の安定性 / ステファン問題 / 大域的アトラクター / 劣微分作用素 (他14件)
【概要】本研究計画の課題は (1)相転移現象のモデル化と数学理論の開発 (2)関連の最適制御問題の設定と数値シミュレーション (3)研究成果の学校教育への還元 の3つであった。課題(1)では、熱力学の基本法則を基盤にして、相転移を伴う物質の数学的表現を通し、時間の発展と共に物質の構造(相変化、成分分離、破壊、原子の秩序)がどのように変化するかを力学系理論の立場から考察した。特に、研究計画後半の2年間、破壊...
❏相転移を伴う非線形現象のモデリングと解析(11640197)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
【キーワード】相転移 / 劣微分作用素 / 相分離 / ステファン問題 / 自由境界問題 (他8件)
【概要】本プロジェクトでは、線形・非線形作用素論から反応拡散系方程式、波動方程式、シュレディンガー方程式、相転移モデルやそれに関連する数値解析に至るまで実に多様な研究成果が得られた。特に、学際的見地に立った極めてレベルの高い研究が発表されている。例えば下記のような研究結果が上げられる。 ●環境問題に関連して、広島湾における赤潮の発生メカニズムに関する数学的解析と数値シミレーションを行った。これは非線形発展...
【数物系科学】数学:エネルギー不等式安定性を含む研究件
❏外力を持つ外部領域上の Navier-Stokes 方程式の実解析的研究(17K05339)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes / 非有界領域 / ancient solution / 周期解 / 概周期解 (他22件)
【概要】2次元全空間上のNavier-Stokes方程式について、時間に依存する小さい外力がある場合について、小さいancient solutionの存在、一意性を示し。さらに解の初期摂動についての安定性についての安定性を示した。 ancient solutionは定常解はもとより、時間周期解、時間概周期解答を統一的に取り扱う概念である。有界領域では絵画指数的に減衰するので容易であるが、非有界領域では減衰...
❏実解析とエネルギー法による非有界領域上のNavier-Stokes 方程式の研究(25400185)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes 方程式 / 2次元 / 定常解 / 安定性 / 対称性 (他11件)
【概要】重力の影響下での熱対流を記述するBoussinesq方程式を重みのついた空間で考察し、解の一意存在を確立したうえで解の漸近形を二次の項まで得た。 また、2次元全平面および外部領域における定常Navier-Stokes方程式に対し、領域、外力及び境界値に新しい対称性を導入し、この仮定をみたす十分小さい外力及び境界値に対して遠方で減衰する定常解の存在を示した。 さらに、より弱い対称性の仮定の下で、十分...
❏ナビエ・ストークス方程式の適切性に関する研究(09440056)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 2000
【研究代表者】小薗 英雄 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00195728)
【キーワード】ナビエ・ストークス方程式 / ソボレフ空間 / 補間空間論 / クーリエ変換 / 特異積分作用素 (他25件)
【概要】Navier-Stokes方程式の解の安定性の解析にはStokes作用素Aに加えて,変数係数の低階の微分作用素を含んだ項Bを摂動として処理しなければならない.外部問題の場合,よく知られた半群生成の摂動論は役に立たない.何故ならば,作用素A+Bのスペクトルの存在範囲をAのそれを不変にする様に摂動させなければならないからである.その際,関数空間の選択に注意を払う必要がある.定常解の存在と安定性の問題は...
【数物系科学】数学:孤立波安定性を含む研究件
❏非線形波動方程式系の孤立波解の安定性解析(21540163)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】太田 雅人 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (00291394)
【キーワード】非線形偏微分方程式 / 非線形シュレディンガー方程式 / 非線形波動方程式 / 孤立波 / 定在波 (他10件)
【概要】非線形シュレディンガー方程式の定在波解の不安定性に関する標準理論の改良を行った。特に、安定性と不安定性の境目にあたる場合の不安定性に関する新しい結果を証明した。また、その抽象理論をプラズマ中のラマン増幅現象に関連した非線形シュレディンガー方程式系に適用した。さらに、一般的な条件の下で、線形不安定性から非線形不安定性が導かれることを証明した。 ...
❏非線形波動方程式の孤立波解の安定性と解の爆発に関する研究(18540161)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】太田 雅人 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (00291394)
【キーワード】非線形シュレディンガー方程式 / 非線形クライン・ゴルドン方程式 / 定在波解 / 非線形波動 / 安定性解析 (他14件)
【概要】消散項をもつ非線形シュレディンガー方程式の爆発問題に関して、テネシー大学のGrozdena Todorova 氏と共同研究を行った。また、湯川型相互作用をもつ空間3次元のクライン・ゴルドン・シュレディンガー方程式系の定在波解の安定性について、菊池弘明氏と共同研究を行った。さらに、3波相互作用をもつ非線形シュレディンガー方程式系の孤立波解の安定性に関して、ボルドー大学の Mathieu Colin ...
【数物系科学】数学:半線型熱方程式安定性を含む研究件
❏双対半群とLorentz空間を用いるNavier-Stokes外部問題の研究(13640157)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes方程式 / 外部領域 / 定常解 / 周期解 / 安定性 (他13件)
【概要】柴田良弘教授との共同研究によって、n次元空間の外部領域におけるNavier-Stokes方程式のphysically reasonable solutionの自然な拡張となる定常解が一意的に存在するための、時間に依存しない外力に関する十分条件で、流体の無限遠方での速度が0である場合と0と異なる場合とを統一的に扱えるものを、Lorentz空間の双対性および実補間の理論を用いて、3以上のすべての整数n...
❏Hardy空間と補間理論を用いる偏微分方程式の研究(08640181)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996
【研究代表者】山崎 昌男 一橋大学, 経済学部, 助教授 (20174659)
【キーワード】双曲型保存系 / Navier-Stokes方程式 / 半線型熱方程式 / 初期値問題 / distribution (他8件)
【概要】1.空間1次元における伝播速度無限大の2×2双曲型保存系の連続な大域解の一意性 空間1次元における2×2双曲型保存系は,一般には連続な解を持たず,いわゆる弱解の範囲にしか解を持たないことが知られている.この保存系が連続な大域解をただ一つ持つためには,伝播速度が有限の場合には,初期値がある種の単調性をみたすことが必要十分であることが知られているが,伝播速度が無限大の場合の条件は知られていなかった.こ...
【数物系科学】数学:非圧縮性粘性流体安定性を含む研究件
❏実解析的方法による非線形発展方程式の解の安定性の研究(12440045)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】柴田 良弘 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50114088)
【キーワード】Oseen方程式 / 平行平板中の流れ / ストークス作用素 / 流れの安定性 / レゾルベント問題 (他29件)
【概要】1.無限遠方に流速がある場合の非圧縮性粘性流体の安定性に関して次の成果を得た. (a)外部領域でのOseen方程式の定常問題をローレンツ空間で考察し,解の一意存在を示しさらに,解の評価が無限遠方の流速に依存しないことを示した.これを用いて非線形問題の定常解の存在と流速が0に収束にするときの定常解の弱位相での収束を示した. (b)外部領域でのOseen semigroupの時間に関するdecay評価...
❏実解析的方法の非線形発展方程式への応用(09440047)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】柴田 良弘 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50114088)
【キーワード】3次元外部領域 / Navier-Stokes方程式 / physically reasonable solution / 安定性 / 2次元外部領域 (他23件)
【概要】(1)3次元非圧縮性粘性流体の運動を記述するNavier-Stokes方程式の外部問題を考えた. 1930年代のJ.Lerayの研究により弱解の存在は知られている. しかしLerayの弱解からは解の定性的な性質は分からなかった. 1950年代初頭にR.Finnにより定常問題に対しphysically reasonable solution(prs)の概念が導入され外力と無限遠方の流速u_∞が小さい...
【数物系科学】数学:非有界領域安定性を含む研究件
❏外力を持つ外部領域上の Navier-Stokes 方程式の実解析的研究(17K05339)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes / 非有界領域 / ancient solution / 周期解 / 概周期解 (他22件)
【概要】2次元全空間上のNavier-Stokes方程式について、時間に依存する小さい外力がある場合について、小さいancient solutionの存在、一意性を示し。さらに解の初期摂動についての安定性についての安定性を示した。 ancient solutionは定常解はもとより、時間周期解、時間概周期解答を統一的に取り扱う概念である。有界領域では絵画指数的に減衰するので容易であるが、非有界領域では減衰...
❏境界が非有界な領域での粘性流体の挙動の研究(18340046)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】宮川 鉄朗 金沢大, 自然科学研究科, 教授 (10033929)
【キーワード】安定性 / 初期値問題 / 漸近挙動 / 渦 / 自由境界 (他8件)
【概要】代表者宮川は,半空間での流れの研究の基礎になるべクトル場の分解定理の完全な証明を与えた.これは次年度以降に実施予定の半空間における流れの漸近展開の研究の出発点となるものであるが,従来の証明の記述は不完全なものであった. 分担者菱田は回転物体周囲の流れの初期値境界値問題について,線形化作用素のスペクトルを完全に決定し,さらにその結果を用いて元の初期値境界値問題の解の構成に成功した.この問題自身は,境...
【数物系科学】数学:数理生物学モデル安定性を含む研究件
❏非線形拡散を伴うSKTモデルに現れる定常パターンの大域分岐構造(15K04948)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】久藤 衡介 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (40386602)
【キーワード】反応拡散系 / 拡散の相互作用 / 分岐 / 極限系 / 競争モデル (他14件)
【概要】本研究課題においては、競争関係にある2種類の生物種の個体群密度の時空的変化を記述する反応拡散系に関する研究を行った。具体的には、交差拡散項とよばれる非線形拡散項を伴うロトカ・ボルテラ系(重定・川崎・寺本モデル,1979)に対して、交差拡散項の係数を無限大まで大きくしたときの定常解の漸近挙動を調べた。従来の研究が後れていた「第2極限系」とよばれる近似問題に対して、解の大域分岐構造を明確化した。この研...
❏相互拡散項を伴うロトカ・ボルテラ系の解構造に対する研究(18740093)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】久藤 衡介 福岡工業大学, 工学部, 准教授 (40386602)
【キーワード】非線形現象 / 反応拡散方程式 / 定常解 / 分岐 / 数理生物学モデル (他13件)
【概要】相互拡散(cross-diffusion)を伴うロトカ・ボルテラ系に対して定常解の大域分岐構造が得られた。捕食生物と餌となる生物の個体数密度がなす時空的ダイナミクスを記述する系においては、それぞれの生物の空間的拡散や捕食に関する相互作用の地域差に応じて、生物が共存する定常解がなす分岐枝が釣り針状に変形し、解が複数個存在することが判明した。また、分数型の相互拡散を伴う系においては、相互拡散項の増大に...
【数物系科学】数学:拡散の相互作用安定性を含む研究件
❏ロトカ・ボルテラ系における交差拡散極限が導く定常解の多層構造の解明(19K03581)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】久藤 衡介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40386602)
【キーワード】反応拡散系 / 分岐 / 楕円型偏微分方程式 / 非線形拡散 / 安定性 (他10件)
【概要】有界領域において共通の資源を取り合う関係にある2種類の競争種にとって,合理的に資源を摂取するには,競争相手の種が多い場所ほど空間的拡散を促進させた方が好戦略に思われる.この戦略を「交差拡散」とよばれる拡散の相互作用を表す非線形項として,従来のロトカ・ボルテラ系に加味したモデルが,重定,川崎,寺本(1979)によって提唱され,現在では「SKTモデル」とよばれている.SKTモデルにおいては,定常問題の...
❏非線形拡散を伴うSKTモデルに現れる定常パターンの大域分岐構造(15K04948)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】久藤 衡介 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (40386602)
【キーワード】反応拡散系 / 拡散の相互作用 / 分岐 / 極限系 / 競争モデル (他14件)
【概要】本研究課題においては、競争関係にある2種類の生物種の個体群密度の時空的変化を記述する反応拡散系に関する研究を行った。具体的には、交差拡散項とよばれる非線形拡散項を伴うロトカ・ボルテラ系(重定・川崎・寺本モデル,1979)に対して、交差拡散項の係数を無限大まで大きくしたときの定常解の漸近挙動を調べた。従来の研究が後れていた「第2極限系」とよばれる近似問題に対して、解の大域分岐構造を明確化した。この研...
【数物系科学】数学:周期解安定性を含む研究件
❏外力を持つ外部領域上の Navier-Stokes 方程式の実解析的研究(17K05339)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes / 非有界領域 / ancient solution / 周期解 / 概周期解 (他22件)
【概要】2次元全空間上のNavier-Stokes方程式について、時間に依存する小さい外力がある場合について、小さいancient solutionの存在、一意性を示し。さらに解の初期摂動についての安定性についての安定性を示した。 ancient solutionは定常解はもとより、時間周期解、時間概周期解答を統一的に取り扱う概念である。有界領域では絵画指数的に減衰するので容易であるが、非有界領域では減衰...
❏双対半群とLorentz空間を用いるNavier-Stokes外部問題の研究(13640157)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes方程式 / 外部領域 / 定常解 / 周期解 / 安定性 (他13件)
【概要】柴田良弘教授との共同研究によって、n次元空間の外部領域におけるNavier-Stokes方程式のphysically reasonable solutionの自然な拡張となる定常解が一意的に存在するための、時間に依存しない外力に関する十分条件で、流体の無限遠方での速度が0である場合と0と異なる場合とを統一的に扱えるものを、Lorentz空間の双対性および実補間の理論を用いて、3以上のすべての整数n...
❏Fourier解析と半群の理論を用いるNavier-Stokes方程式の研究(11640156)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】山崎 昌男 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes方程式 / Lorentz空間 / Morrey空間 / ^*-弱収束 / 周期解 (他11件)
【概要】全空間あるいは外部領域におけるNavier-Stokes方程式について、これまでの研究では外力が時間に依存しない場合に、定常解の一意存在及び初期摂動に関する安定性について研究していたが、この研究では外力が時間に依存する場合について、解の一意存在とその摂動についての安定性についての研究を行った。この研究は時間について周期的、あるいは概周期的な外力がある場合に、同じ周期を持つか、あるいは概周期的な解の...
【数物系科学】数学:レベルN構造安定性を含む研究件
❏モジュライ空間の幾何学の総合的な研究(12304001)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50022687)
【キーワード】アーベル多様体 / モジュライ / コンパクト化 / McKay対応 / データ関数 (他19件)
【概要】本研究では,モジュライ空間とそのコンパクト化の研究および,ある特定の代数多様体をある別の幾何学的な対象のモジュラィ空間と同一視してその立場から,その代数多様体を研究することを目標とした。具体的には以下のような問題を考察することを目標とした:(a)商特異点C^3/Gの特異点解消のモジュライ空間としての研究,構造の決定.(b)Kempf安定性によるモジュライのコンパクト化の構成.(c)アーベル多様体の...
❏モジュライのコンパクト化と閉軌道空間(11874001)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50022687)
【キーワード】楕円曲線 / モジュライ / レベルN構造 / Abel多様体 / Stability (他9件)
【概要】Abel多様体のモジュライの新しいコンパクト化が構成できた。これについて論文「A new compactification of the moduli of abelian varieties over Z[ζN,1/N]」を完成し投稿中である。Inv.Math.(1999)の中ではStabilityの立場からコンパクト化(Fine moduli)を構成したので、Abel多様体の極限としては構造層...
【数物系科学】数学:非線形発展方程式安定性を含む研究件
❏相転移現象を記述する力学系の構造と安定性の研究(13440052)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
【キーワード】相転移現象 / 力学系の安定性 / ステファン問題 / 大域的アトラクター / 劣微分作用素 (他14件)
【概要】本研究計画の課題は (1)相転移現象のモデル化と数学理論の開発 (2)関連の最適制御問題の設定と数値シミュレーション (3)研究成果の学校教育への還元 の3つであった。課題(1)では、熱力学の基本法則を基盤にして、相転移を伴う物質の数学的表現を通し、時間の発展と共に物質の構造(相変化、成分分離、破壊、原子の秩序)がどのように変化するかを力学系理論の立場から考察した。特に、研究計画後半の2年間、破壊...
❏相転移を伴う非線形現象のモデリングと解析(11640197)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
【キーワード】相転移 / 劣微分作用素 / 相分離 / ステファン問題 / 自由境界問題 (他8件)
【概要】本プロジェクトでは、線形・非線形作用素論から反応拡散系方程式、波動方程式、シュレディンガー方程式、相転移モデルやそれに関連する数値解析に至るまで実に多様な研究成果が得られた。特に、学際的見地に立った極めてレベルの高い研究が発表されている。例えば下記のような研究結果が上げられる。 ●環境問題に関連して、広島湾における赤潮の発生メカニズムに関する数学的解析と数値シミレーションを行った。これは非線形発展...
【数物系科学】数学:シンプレクティック多様体安定性を含む研究件
❏幾何学的モジュライ理論の深化と理論的応用(23224001)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, -, 名誉教授 (50022687)
【キーワード】モジュライ / コンパクト化 / 安定性 / パンルヴェ方程式 / フレア理論 (他27件)
【概要】本研究では、幾何学的なモジュライ空間の大域的な構造を研究し、関連する理論への応用を目指した。アーベル多様体のモジュライ空間の第二のコンパクト化を構成し、他の重要なコンパクト化との関係を解明、代数曲線のベクトル束のモジュライ空間のゼータ関数に関するリーマン予想の証明、トーリック多様体のラグランジュ部分多様体のモジュライ空間を研究し、ミラー対称性における量子コホモロジー環とポテンシャルのヤコビ環の同型...
❏脱安定化部分概型と標準ケーラー計量(17654012)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】二木 昭人 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (90143247)
【キーワード】ケーラー・アインシュタイン計量 / 乗数イデアル層 / トーリック多様体 / Fano多様体 / リッチ・ソリトン (他14件)
【概要】今年度は,ケーラー・アインシュタイン計量の存在およびケーラー・リッチソリトンの存在問題において,モンジュ・アンペール方程式の近似解が収束しない場合に現れる乗数イデアル層についての成果を得た.これらの乗数イデアル層と二木不変量との関係を調べることは代数多様体の幾何学的不変式論の意味の安定性,特にスロープ安定性と呼ばれる性質とケーラー・アインシュタイン計量の存在との同値性に関する予想を証明する上で有用...
【数物系科学】数学:複素クライン群安定性を含む研究件
❏共形リーマン構造の大域的研究(09640084)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】納谷 信 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (70222180)
【キーワード】階数1対象空間 / CR構造 / 調和写像 / 極小写像 / Klein群 (他17件)
【概要】研究代表者・納谷信は,階数1対称空間の離散変換群の無限遠境界への作用を考え,その不連続領域上に定義される群作用で不変な標準的計量の研究を行なった.とくに,対称空間が複素双曲空間の場合に,商多様体のコホモロジー群の消滅について研究をすすめるとともに,CR構造,擬エルミート構造,田中-Webster接続の四元数的類似を定式化し,対称空間が四元数双曲空間の場合の標準的計量の研究に応用した.また,階数2以...
❏複素多様体とゲージ理論(09440027)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】板東 重稔 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40165064)
【キーワード】アインシュタイン / 調和写像 / カルノー群 / グラフのラプラス作用素 / トーリック多様体 (他11件)
【概要】・板東は、ケーラー多様体や複素正則ベクトル束のアインシュタイン計量の存在問題を研究した。アインシュタイン計量の存在と多様体の安定性は密接な関係があると思われるが、それに関わる汎関数の有用な表示を得た。また、調和な幾何学的対象の存在をグリーン関数を用いて研究する論文を纏めた。 ・西川は、上野慶介氏(山形大学)と共同で、負曲率等質多様体間の調和写像の無限遠境界値問題と、複素双曲型空間形の間の調和写像の...
【数物系科学】数学:ローレンツ空間安定性を含む研究件
❏外力を持つ外部領域上の Navier-Stokes 方程式の実解析的研究(17K05339)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes / 非有界領域 / ancient solution / 周期解 / 概周期解 (他22件)
【概要】2次元全空間上のNavier-Stokes方程式について、時間に依存する小さい外力がある場合について、小さいancient solutionの存在、一意性を示し。さらに解の初期摂動についての安定性についての安定性を示した。 ancient solutionは定常解はもとより、時間周期解、時間概周期解答を統一的に取り扱う概念である。有界領域では絵画指数的に減衰するので容易であるが、非有界領域では減衰...
❏双対半群とLorentz空間を用いるNavier-Stokes外部問題の研究(13640157)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes方程式 / 外部領域 / 定常解 / 周期解 / 安定性 (他13件)
【概要】柴田良弘教授との共同研究によって、n次元空間の外部領域におけるNavier-Stokes方程式のphysically reasonable solutionの自然な拡張となる定常解が一意的に存在するための、時間に依存しない外力に関する十分条件で、流体の無限遠方での速度が0である場合と0と異なる場合とを統一的に扱えるものを、Lorentz空間の双対性および実補間の理論を用いて、3以上のすべての整数n...
❏Fourier解析と半群の理論を用いるNavier-Stokes方程式の研究(11640156)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】山崎 昌男 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes方程式 / Lorentz空間 / Morrey空間 / ^*-弱収束 / 周期解 (他11件)
【概要】全空間あるいは外部領域におけるNavier-Stokes方程式について、これまでの研究では外力が時間に依存しない場合に、定常解の一意存在及び初期摂動に関する安定性について研究していたが、この研究では外力が時間に依存する場合について、解の一意存在とその摂動についての安定性についての研究を行った。この研究は時間について周期的、あるいは概周期的な外力がある場合に、同じ周期を持つか、あるいは概周期的な解の...
【数物系科学】数学:二木指標安定性を含む研究件
❏シンプレクティック構造と標準束の幾何(10440021)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】満渕 俊樹 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80116102)
【キーワード】シンプレクティック構造 / ケーラー構造 / 標準束 / 反標準束 / Kahler-Einstein計量 (他13件)
【概要】コンパクトなケーラー多様体上の正則ベクトル束に対する小林-Hitchin対応の動場版として.Chow-mumfordの意味での安定性を微分幾何学的な概念で言い換えようという試みが.Tianらによって始まっている。 (1)我々は、対応の基礎となる-意性定理がKahler-Einstein計量の自然な一般化に対しても成りたつことを示した。(これは最近のTian-Zhuの仕事と競合している。) また.対...
❏共形リーマン構造の大域的研究(09640084)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】納谷 信 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (70222180)
【キーワード】階数1対象空間 / CR構造 / 調和写像 / 極小写像 / Klein群 (他17件)
【概要】研究代表者・納谷信は,階数1対称空間の離散変換群の無限遠境界への作用を考え,その不連続領域上に定義される群作用で不変な標準的計量の研究を行なった.とくに,対称空間が複素双曲空間の場合に,商多様体のコホモロジー群の消滅について研究をすすめるとともに,CR構造,擬エルミート構造,田中-Webster接続の四元数的類似を定式化し,対称空間が四元数双曲空間の場合の標準的計量の研究に応用した.また,階数2以...
❏複素多様体とゲージ理論(09440027)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】板東 重稔 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40165064)
【キーワード】アインシュタイン / 調和写像 / カルノー群 / グラフのラプラス作用素 / トーリック多様体 (他11件)
【概要】・板東は、ケーラー多様体や複素正則ベクトル束のアインシュタイン計量の存在問題を研究した。アインシュタイン計量の存在と多様体の安定性は密接な関係があると思われるが、それに関わる汎関数の有用な表示を得た。また、調和な幾何学的対象の存在をグリーン関数を用いて研究する論文を纏めた。 ・西川は、上野慶介氏(山形大学)と共同で、負曲率等質多様体間の調和写像の無限遠境界値問題と、複素双曲型空間形の間の調和写像の...
【数物系科学】数学:ツイスター空間安定性を含む研究件
❏対数的混合ホッジ理論の研究とその応用(23340008)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】臼井 三平 大阪大学, その他部局等, 名誉教授 (90117002)
【キーワード】ホッジ理論 / 周期写像 / モジュライ / コンパクト化 / 混合対数的ホッジ構造 (他33件)
【概要】混合版SL(2)-軌道の空間と対数的混合ホッジ構造の良モジュライを構成した。後者の幾何への応用として構成したネロンモデルの複数の切断の共通部分の解析性を証明した。任意に与えられた許容ノーマル関数を受け止めるネロンモデルを構成した。これらの物理への応用として、3次元5次超曲面の閉および開ミラー対称性の記述をした。以上は全て出版された。 混合版として新たに出てくる比構造付羃零i軌道の空間、星付混合版S...
❏表現論による特異点及び幾何学の研究(08404001)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1999
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50022687)
【キーワード】表現論 / 特異点 / 単純特異点 / Mackey反応 / アーベル多様体 (他19件)
【概要】単純特異点のMcKay対応のおよびアーベル多様体のModuli空間の自然なコンパクト化について研究した。 (1)SU(2)の有限部分群Gに対して単純特異点C^2/Gの最小特異点解消をHilbert scheme of G-orbitsとして構成できる。この構成により,C^2/Gの特異点解消の例外集合の各点にはC^2のG-不変なイデアルIが対応し、有限次元ベクトル空間I/mIは自明なG加群ともう一つ...
【数物系科学】数学:ホッジ構造安定性を含む研究件
❏対数的混合ホッジ理論の研究とその応用(23340008)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】臼井 三平 大阪大学, その他部局等, 名誉教授 (90117002)
【キーワード】ホッジ理論 / 周期写像 / モジュライ / コンパクト化 / 混合対数的ホッジ構造 (他33件)
【概要】混合版SL(2)-軌道の空間と対数的混合ホッジ構造の良モジュライを構成した。後者の幾何への応用として構成したネロンモデルの複数の切断の共通部分の解析性を証明した。任意に与えられた許容ノーマル関数を受け止めるネロンモデルを構成した。これらの物理への応用として、3次元5次超曲面の閉および開ミラー対称性の記述をした。以上は全て出版された。 混合版として新たに出てくる比構造付羃零i軌道の空間、星付混合版S...
❏代数多様体内の強擬凸CR多様体のモジュライの研究(09640123)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】宮嶋 公夫 鹿児島大学, 理学部, 教授 (40107850)
【キーワード】CR多様体 / モジュライ / 変形 / 安定性 / 孤立特異点 (他8件)
【概要】実5次元以上の強擬凸CR多様体は正規孤立特異点の境界になり、更に、特異射影代数多様体に完備化できることが知られている。この関係に注目し、『実5次元以上の強擬凸CR多様体の情報の中から正規孤立特異点の反映として現れている情報だけを取りだし、そのモジュライを記述せよ』という問題が倉西正武氏により1970年代後半に提起された。本研究では、倉西氏の問題の持つ本来の意味付けを明確にし、その最終解決を行った。...
【数物系科学】数学:トーリック多様体安定性を含む研究件
❏脱安定化部分概型と標準ケーラー計量(17654012)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】二木 昭人 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (90143247)
【キーワード】ケーラー・アインシュタイン計量 / 乗数イデアル層 / トーリック多様体 / Fano多様体 / リッチ・ソリトン (他14件)
【概要】今年度は,ケーラー・アインシュタイン計量の存在およびケーラー・リッチソリトンの存在問題において,モンジュ・アンペール方程式の近似解が収束しない場合に現れる乗数イデアル層についての成果を得た.これらの乗数イデアル層と二木不変量との関係を調べることは代数多様体の幾何学的不変式論の意味の安定性,特にスロープ安定性と呼ばれる性質とケーラー・アインシュタイン計量の存在との同値性に関する予想を証明する上で有用...
❏複素多様体とゲージ理論(09440027)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】板東 重稔 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40165064)
【キーワード】アインシュタイン / 調和写像 / カルノー群 / グラフのラプラス作用素 / トーリック多様体 (他11件)
【概要】・板東は、ケーラー多様体や複素正則ベクトル束のアインシュタイン計量の存在問題を研究した。アインシュタイン計量の存在と多様体の安定性は密接な関係があると思われるが、それに関わる汎関数の有用な表示を得た。また、調和な幾何学的対象の存在をグリーン関数を用いて研究する論文を纏めた。 ・西川は、上野慶介氏(山形大学)と共同で、負曲率等質多様体間の調和写像の無限遠境界値問題と、複素双曲型空間形の間の調和写像の...
❏表現論による特異点及び幾何学の研究(08404001)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1999
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50022687)
【キーワード】表現論 / 特異点 / 単純特異点 / Mackey反応 / アーベル多様体 (他19件)
【概要】単純特異点のMcKay対応のおよびアーベル多様体のModuli空間の自然なコンパクト化について研究した。 (1)SU(2)の有限部分群Gに対して単純特異点C^2/Gの最小特異点解消をHilbert scheme of G-orbitsとして構成できる。この構成により,C^2/Gの特異点解消の例外集合の各点にはC^2のG-不変なイデアルIが対応し、有限次元ベクトル空間I/mIは自明なG加群ともう一つ...
【数物系科学】数学:マッカイ対応安定性を含む研究件
❏幾何学的モジュライ理論の深化と理論的応用(23224001)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, -, 名誉教授 (50022687)
【キーワード】モジュライ / コンパクト化 / 安定性 / パンルヴェ方程式 / フレア理論 (他27件)
【概要】本研究では、幾何学的なモジュライ空間の大域的な構造を研究し、関連する理論への応用を目指した。アーベル多様体のモジュライ空間の第二のコンパクト化を構成し、他の重要なコンパクト化との関係を解明、代数曲線のベクトル束のモジュライ空間のゼータ関数に関するリーマン予想の証明、トーリック多様体のラグランジュ部分多様体のモジュライ空間を研究し、ミラー対称性における量子コホモロジー環とポテンシャルのヤコビ環の同型...
❏モジュライ空間の幾何学の総合的な研究(12304001)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50022687)
【キーワード】アーベル多様体 / モジュライ / コンパクト化 / McKay対応 / データ関数 (他19件)
【概要】本研究では,モジュライ空間とそのコンパクト化の研究および,ある特定の代数多様体をある別の幾何学的な対象のモジュラィ空間と同一視してその立場から,その代数多様体を研究することを目標とした。具体的には以下のような問題を考察することを目標とした:(a)商特異点C^3/Gの特異点解消のモジュライ空間としての研究,構造の決定.(b)Kempf安定性によるモジュライのコンパクト化の構成.(c)アーベル多様体の...
❏表現論による特異点及び幾何学の研究(08404001)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1999
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50022687)
【キーワード】表現論 / 特異点 / 単純特異点 / Mackey反応 / アーベル多様体 (他19件)
【概要】単純特異点のMcKay対応のおよびアーベル多様体のModuli空間の自然なコンパクト化について研究した。 (1)SU(2)の有限部分群Gに対して単純特異点C^2/Gの最小特異点解消をHilbert scheme of G-orbitsとして構成できる。この構成により,C^2/Gの特異点解消の例外集合の各点にはC^2のG-不変なイデアルIが対応し、有限次元ベクトル空間I/mIは自明なG加群ともう一つ...
【数物系科学】数学:マッケイ対応安定性を含む研究件
❏モジュライ空間の幾何学の総合的な研究(12304001)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50022687)
【キーワード】アーベル多様体 / モジュライ / コンパクト化 / McKay対応 / データ関数 (他19件)
【概要】本研究では,モジュライ空間とそのコンパクト化の研究および,ある特定の代数多様体をある別の幾何学的な対象のモジュラィ空間と同一視してその立場から,その代数多様体を研究することを目標とした。具体的には以下のような問題を考察することを目標とした:(a)商特異点C^3/Gの特異点解消のモジュライ空間としての研究,構造の決定.(b)Kempf安定性によるモジュライのコンパクト化の構成.(c)アーベル多様体の...
❏表現論による特異点及び幾何学の研究(08404001)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1999
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50022687)
【キーワード】表現論 / 特異点 / 単純特異点 / Mackey反応 / アーベル多様体 (他19件)
【概要】単純特異点のMcKay対応のおよびアーベル多様体のModuli空間の自然なコンパクト化について研究した。 (1)SU(2)の有限部分群Gに対して単純特異点C^2/Gの最小特異点解消をHilbert scheme of G-orbitsとして構成できる。この構成により,C^2/Gの特異点解消の例外集合の各点にはC^2のG-不変なイデアルIが対応し、有限次元ベクトル空間I/mIは自明なG加群ともう一つ...
【数物系科学】数学:勾配流安定性を含む研究件
❏距離空間上の粘性解(25610025)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】儀我 美一 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (70144110)
【キーワード】粘性解 / 距離空間 / ハミルトン・ヤコビ方程式 / アイコナール方程式 / クリスタライン曲率 (他14件)
【概要】ネットワークやフラクタルのような関数の勾配という概念が自然に定義できない空間上で、アイコナール方程式を考える。そのため一般距離空間でのアイコナール方程式についての粘性解理論を確立した。また、結晶表面や金属の粒界の形状変化を記述する曲率流方程式、特に異方性の強いクリスタライン曲率流方程式について、その粘性解理論を、表面が曲線とみなせる場合に確立した。異方性の強い曲率流方程式はユークリッド計量以外の計...
❏群同変性を用いた幾何学的発展方程式の解の安定性の研究(17540188)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】長澤 壯之 (長澤 壮之) 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70202223)
【キーワード】幾何学的発展方程式 / ウィルモア汎関数 / ヘルフリッヒ変分問題 / 中心多様体 / 分岐理論 (他11件)
【概要】本研究では、幾何学的発展方程式として、曲面や曲線の族に定義される汎関数に対する制約条件付勾配流を考察した。勾配流は、汎関数の最急傾斜の方向に汎関数値を減らすように対象を変形させるもので、汎関数の臨界点を求める一つの方法である。自然界に現れる曲線や曲面の形状は、何らかの意味で安定なものである。安定度を測るものが汎関数である。従って、勾配流の収束先は、エネルギー的に安定なものであると考えられる。 長澤...
【数物系科学】数学:楕円型偏微分方程式安定性を含む研究件
❏交差拡散を伴う数理生物学モデルの近平衡系に対する解析基盤の構築(22K03379)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】久藤 衡介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40386602)
【キーワード】反応拡散系 / 分岐 / 楕円型偏微分方程式 / 放物型偏微分方程式 / 安定性
【概要】
❏ロトカ・ボルテラ系における交差拡散極限が導く定常解の多層構造の解明(19K03581)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】久藤 衡介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40386602)
【キーワード】反応拡散系 / 分岐 / 楕円型偏微分方程式 / 非線形拡散 / 安定性 (他10件)
【概要】有界領域において共通の資源を取り合う関係にある2種類の競争種にとって,合理的に資源を摂取するには,競争相手の種が多い場所ほど空間的拡散を促進させた方が好戦略に思われる.この戦略を「交差拡散」とよばれる拡散の相互作用を表す非線形項として,従来のロトカ・ボルテラ系に加味したモデルが,重定,川崎,寺本(1979)によって提唱され,現在では「SKTモデル」とよばれている.SKTモデルにおいては,定常問題の...
❏非線形拡散を伴うSKTモデルに現れる定常パターンの大域分岐構造(15K04948)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】久藤 衡介 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (40386602)
【キーワード】反応拡散系 / 拡散の相互作用 / 分岐 / 極限系 / 競争モデル (他14件)
【概要】本研究課題においては、競争関係にある2種類の生物種の個体群密度の時空的変化を記述する反応拡散系に関する研究を行った。具体的には、交差拡散項とよばれる非線形拡散項を伴うロトカ・ボルテラ系(重定・川崎・寺本モデル,1979)に対して、交差拡散項の係数を無限大まで大きくしたときの定常解の漸近挙動を調べた。従来の研究が後れていた「第2極限系」とよばれる近似問題に対して、解の大域分岐構造を明確化した。この研...
【数物系科学】数学:ケーラー・アインシュタイン計量安定性を含む研究件
❏脱安定化部分概型と標準ケーラー計量(17654012)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】二木 昭人 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (90143247)
【キーワード】ケーラー・アインシュタイン計量 / 乗数イデアル層 / トーリック多様体 / Fano多様体 / リッチ・ソリトン (他14件)
【概要】今年度は,ケーラー・アインシュタイン計量の存在およびケーラー・リッチソリトンの存在問題において,モンジュ・アンペール方程式の近似解が収束しない場合に現れる乗数イデアル層についての成果を得た.これらの乗数イデアル層と二木不変量との関係を調べることは代数多様体の幾何学的不変式論の意味の安定性,特にスロープ安定性と呼ばれる性質とケーラー・アインシュタイン計量の存在との同値性に関する予想を証明する上で有用...
❏Extremal metricの存在問題とbalanced metricの退化(16204006)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】満渕 俊樹 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80116102)
【キーワード】幾何学 / extremal metric / 安定性 / balanced metric / 退化 (他27件)
【概要】Extremal metricの存在問題と関連して,代数多様体のモジュライ理論おける種々の安定性の間の関係を調べた: (1)特にHilbert-Mumford安定性とChow-Mumford安定性との漸近的同値性を示すことに成功した. (この問題については,従来はChow-Mumford安定性がHilbert-Mumford安定性を導くことはFogartyらによって知られていたが,その逆は,漸近的...
❏シンプレクティック構造と標準束の幾何(10440021)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】満渕 俊樹 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80116102)
【キーワード】シンプレクティック構造 / ケーラー構造 / 標準束 / 反標準束 / Kahler-Einstein計量 (他13件)
【概要】コンパクトなケーラー多様体上の正則ベクトル束に対する小林-Hitchin対応の動場版として.Chow-mumfordの意味での安定性を微分幾何学的な概念で言い換えようという試みが.Tianらによって始まっている。 (1)我々は、対応の基礎となる-意性定理がKahler-Einstein計量の自然な一般化に対しても成りたつことを示した。(これは最近のTian-Zhuの仕事と競合している。) また.対...
【数物系科学】数学:退化安定性を含む研究件
❏Extremal metricの存在問題とbalanced metricの退化(16204006)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】満渕 俊樹 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80116102)
【キーワード】幾何学 / extremal metric / 安定性 / balanced metric / 退化 (他27件)
【概要】Extremal metricの存在問題と関連して,代数多様体のモジュライ理論おける種々の安定性の間の関係を調べた: (1)特にHilbert-Mumford安定性とChow-Mumford安定性との漸近的同値性を示すことに成功した. (この問題については,従来はChow-Mumford安定性がHilbert-Mumford安定性を導くことはFogartyらによって知られていたが,その逆は,漸近的...
❏安定性,リーマンロッホから非可換ゼータ関数へ(14340008)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】翁 林 九州大学, 大学院・数理学研究院, 助教授 (60304002)
【キーワード】Stability / Truncation / Eisenstein series / Zeta functions / lattices (他16件)
【概要】我々のここ数年の研究は、研究代表者の論文「幾何学的な数論のプログラム」に沿ったものです。その研究の結果として、階数nのゼータ関数とL関数に関する、とても多くの基本的な事実と関係を、我々は発見しました: (1)TateのThesisに動機付けられ、格子に対する新しいcohomology理論を発展させた。 (2)交差安定性(intersection stability)と、(1)の新しいcohomol...
【数物系科学】数学:モーメント写像安定性を含む研究件
❏可積分幾何の展開(23340012)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】宮岡 礼子 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (70108182)
【キーワード】極小ラグランジュ部分多様体 / L2調和形式 / 共形型 / 等径超曲面 / ガウス写像 (他26件)
【概要】主曲率の個数6,重複度2の等径超曲面の等質性を示し,長年の問題を解決した.主曲率の個数4についてスピン作用のモーメント写像による記述を与えた.トランスノーマル系の研究を深めた. リッチ曲率正のケーラー多様体の非コンパクト完備安定極小ラグランジュ部分多様体上には非自明なL2調和1形式は存在しないことを示し,非放物型エンドは高々1つであり,曲面なら種数が0であることがわかった. 等径超曲面のガウス像の...
❏脱安定化部分概型と標準ケーラー計量(17654012)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】二木 昭人 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (90143247)
【キーワード】ケーラー・アインシュタイン計量 / 乗数イデアル層 / トーリック多様体 / Fano多様体 / リッチ・ソリトン (他14件)
【概要】今年度は,ケーラー・アインシュタイン計量の存在およびケーラー・リッチソリトンの存在問題において,モンジュ・アンペール方程式の近似解が収束しない場合に現れる乗数イデアル層についての成果を得た.これらの乗数イデアル層と二木不変量との関係を調べることは代数多様体の幾何学的不変式論の意味の安定性,特にスロープ安定性と呼ばれる性質とケーラー・アインシュタイン計量の存在との同値性に関する予想を証明する上で有用...
【数物系科学】数学:アーベル多様体安定性を含む研究件
❏幾何学的モジュライ理論の深化と理論的応用(23224001)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, -, 名誉教授 (50022687)
【キーワード】モジュライ / コンパクト化 / 安定性 / パンルヴェ方程式 / フレア理論 (他27件)
【概要】本研究では、幾何学的なモジュライ空間の大域的な構造を研究し、関連する理論への応用を目指した。アーベル多様体のモジュライ空間の第二のコンパクト化を構成し、他の重要なコンパクト化との関係を解明、代数曲線のベクトル束のモジュライ空間のゼータ関数に関するリーマン予想の証明、トーリック多様体のラグランジュ部分多様体のモジュライ空間を研究し、ミラー対称性における量子コホモロジー環とポテンシャルのヤコビ環の同型...
❏モジュライ空間の幾何学の総合的な研究(12304001)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50022687)
【キーワード】アーベル多様体 / モジュライ / コンパクト化 / McKay対応 / データ関数 (他19件)
【概要】本研究では,モジュライ空間とそのコンパクト化の研究および,ある特定の代数多様体をある別の幾何学的な対象のモジュラィ空間と同一視してその立場から,その代数多様体を研究することを目標とした。具体的には以下のような問題を考察することを目標とした:(a)商特異点C^3/Gの特異点解消のモジュライ空間としての研究,構造の決定.(b)Kempf安定性によるモジュライのコンパクト化の構成.(c)アーベル多様体の...
❏モジュライのコンパクト化と閉軌道空間(11874001)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50022687)
【キーワード】楕円曲線 / モジュライ / レベルN構造 / Abel多様体 / Stability (他9件)
【概要】Abel多様体のモジュライの新しいコンパクト化が構成できた。これについて論文「A new compactification of the moduli of abelian varieties over Z[ζN,1/N]」を完成し投稿中である。Inv.Math.(1999)の中ではStabilityの立場からコンパクト化(Fine moduli)を構成したので、Abel多様体の極限としては構造層...
【数物系科学】数学:アインシュタイン計量安定性を含む研究件
❏脱安定化部分概型と標準ケーラー計量(17654012)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】二木 昭人 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (90143247)
【キーワード】ケーラー・アインシュタイン計量 / 乗数イデアル層 / トーリック多様体 / Fano多様体 / リッチ・ソリトン (他14件)
【概要】今年度は,ケーラー・アインシュタイン計量の存在およびケーラー・リッチソリトンの存在問題において,モンジュ・アンペール方程式の近似解が収束しない場合に現れる乗数イデアル層についての成果を得た.これらの乗数イデアル層と二木不変量との関係を調べることは代数多様体の幾何学的不変式論の意味の安定性,特にスロープ安定性と呼ばれる性質とケーラー・アインシュタイン計量の存在との同値性に関する予想を証明する上で有用...
❏共形リーマン構造の大域的研究(09640084)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】納谷 信 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (70222180)
【キーワード】階数1対象空間 / CR構造 / 調和写像 / 極小写像 / Klein群 (他17件)
【概要】研究代表者・納谷信は,階数1対称空間の離散変換群の無限遠境界への作用を考え,その不連続領域上に定義される群作用で不変な標準的計量の研究を行なった.とくに,対称空間が複素双曲空間の場合に,商多様体のコホモロジー群の消滅について研究をすすめるとともに,CR構造,擬エルミート構造,田中-Webster接続の四元数的類似を定式化し,対称空間が四元数双曲空間の場合の標準的計量の研究に応用した.また,階数2以...
【数物系科学】数学:一意存在安定性を含む研究件
❏非整数階偏微分方程式に対する逆問題と関連課題(20F20319)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2020-11-13 - 2023-03-31
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (50182647)
【キーワード】非整数階偏微分方程式 / 混合型非整数階微分 / 一意存在 / 逆問題 / 一意性 (他6件)
【概要】まず、単独の時間について非整数階の微分項を持つ非整数階偏微分方程式を対象とし、解の一意存在性・漸近挙動などの基本性質を明らかにしていった。時間微分の項が古典的なものと大きく異なり作用素論的な扱いを要するので、そのための偏微分方程式論的な方法論を考えて確立を目指した。次に、そのような基礎理論に基づき、係数や非整数階微分の階数など現象を規定する重要なパラメータを解の観測可能なデータから決定するという逆...
❏距離空間上の粘性解(25610025)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】儀我 美一 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (70144110)
【キーワード】粘性解 / 距離空間 / ハミルトン・ヤコビ方程式 / アイコナール方程式 / クリスタライン曲率 (他14件)
【概要】ネットワークやフラクタルのような関数の勾配という概念が自然に定義できない空間上で、アイコナール方程式を考える。そのため一般距離空間でのアイコナール方程式についての粘性解理論を確立した。また、結晶表面や金属の粒界の形状変化を記述する曲率流方程式、特に異方性の強いクリスタライン曲率流方程式について、その粘性解理論を、表面が曲線とみなせる場合に確立した。異方性の強い曲率流方程式はユークリッド計量以外の計...
【数物系科学】数学:非整数階偏微分方程式安定性を含む研究件
❏非整数階偏微分方程式に対する逆問題と関連課題(20F20319)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2020-11-13 - 2023-03-31
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (50182647)
【キーワード】非整数階偏微分方程式 / 混合型非整数階微分 / 一意存在 / 逆問題 / 一意性 (他6件)
【概要】まず、単独の時間について非整数階の微分項を持つ非整数階偏微分方程式を対象とし、解の一意存在性・漸近挙動などの基本性質を明らかにしていった。時間微分の項が古典的なものと大きく異なり作用素論的な扱いを要するので、そのための偏微分方程式論的な方法論を考えて確立を目指した。次に、そのような基礎理論に基づき、係数や非整数階微分の階数など現象を規定する重要なパラメータを解の観測可能なデータから決定するという逆...
❏偏微分方程式の係数決定逆問題の革新的解決と応用(15H05740)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2015-05-29 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (50182647)
【キーワード】逆問題 / 安定性・一意性 / 係数決定 / 境界値逆問題 / リーマン計量決定 (他22件)
【概要】偏微分方程式の係数を解の限定されたデータで決定する係数決定逆問題の数学解析と応用を研究対象とした。主な課題は以下であった:(A) 楕円型方程式の係数決定逆問題. (B)リーマン多様体におけるリーマン計量決定逆問題.(C) 流体力学におけるさまざまな非定常方程式の係数決定逆問題.(D) 非整数階偏微分方程式の係数決定逆問題.(E) 諸科学技術分野からの課題提起:包括的な数学解析手法の開発を現場との課...
【数物系科学】数学:解の爆発安定性を含む研究件
❏非線型放物型偏微分方程式の解における空間的構造の自律的形成(13440050)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】高木 泉 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40154744)
【キーワード】反応拡散方程式系 / パターン形成 / パターンの崩壊 / 解の爆発 / 活性因子,抑制因子 (他18件)
【概要】本研究課題は非線型放物型偏微分方程式の解の挙動の追跡を目指して推進されてきた. 研究代表者はWei-Ming Ni(ミネソタ大学)と鈴木香奈子と共同で,ギーラーとマインハルトによる活性因子-抑制因子型反応拡散系の解の挙動について研究し,次のことを解明した:(i)初期値が定数函数の場合,活性因子がそれ自身を生産する強さが抑制因子の生産を促す強さよりも大きいと,有限時間で爆発する解が存在する.爆発解に...
❏反応拡散系におけるパターンダイナミクスと漸近解析(12440023)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】柳田 英二 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80174548)
【キーワード】反応拡散系 / 興奮-抑制系 / 歪勾配系 / 分岐 / パターン形成 (他12件)
【概要】反応拡散系に見られる様々な時空間ダイナミクスは,いろいろな自然現象に見られる自発的パターン形成のモデルとなっている.本研究では,解析学的手法と数値的手法を組み合わせて,以下の問題について研究を進めた. 1.shadow systemと呼ばれる縮約系に対して,無限次元力学系の手法を適用して,安定解の空間的単調性を示した.また歪勾配構造をもつ反応拡散系に対し,安定定常解の変分法的特徴付けを得た. 2....
【数物系科学】数学:特異摂動安定性を含む研究件
❏縮約系を応用した高次元空間にみられる現象の解明と解析的手法の構築(26400173)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】辻川 亨 宮崎大学, 工学部, 教授 (10258288)
【キーワード】differential equation / bifurcation method / singular perturbation / 微分方程式 / 分岐理論 (他12件)
【概要】反応拡散方程式の研究はパターン形成の解明に重要である。本研究はある種の生物の個体群密度を記述するLotka-Volterra競合系モデルについて、Newmann境界条件のもと方程式の係数をパラメータとした、非定数定常解の大域的解構造を決定することである。非定数定常解の存在のための十分条件をLeray-ScauderのDegree理論を用いて示した。また大域的解構造は数値計算から複雑であると予想され...
❏非線型放物型偏微分方程式の解における空間的構造の自律的形成(13440050)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】高木 泉 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40154744)
【キーワード】反応拡散方程式系 / パターン形成 / パターンの崩壊 / 解の爆発 / 活性因子,抑制因子 (他18件)
【概要】本研究課題は非線型放物型偏微分方程式の解の挙動の追跡を目指して推進されてきた. 研究代表者はWei-Ming Ni(ミネソタ大学)と鈴木香奈子と共同で,ギーラーとマインハルトによる活性因子-抑制因子型反応拡散系の解の挙動について研究し,次のことを解明した:(i)初期値が定数函数の場合,活性因子がそれ自身を生産する強さが抑制因子の生産を促す強さよりも大きいと,有限時間で爆発する解が存在する.爆発解に...
【数物系科学】数学:外部問題安定性を含む研究件
❏実解析とエネルギー法による非有界領域上のNavier-Stokes 方程式の研究(25400185)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes 方程式 / 2次元 / 定常解 / 安定性 / 対称性 (他11件)
【概要】重力の影響下での熱対流を記述するBoussinesq方程式を重みのついた空間で考察し、解の一意存在を確立したうえで解の漸近形を二次の項まで得た。 また、2次元全平面および外部領域における定常Navier-Stokes方程式に対し、領域、外力及び境界値に新しい対称性を導入し、この仮定をみたす十分小さい外力及び境界値に対して遠方で減衰する定常解の存在を示した。 さらに、より弱い対称性の仮定の下で、十分...
❏ナビエ・ストークス方程式の適切性に関する研究(09440056)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 2000
【研究代表者】小薗 英雄 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00195728)
【キーワード】ナビエ・ストークス方程式 / ソボレフ空間 / 補間空間論 / クーリエ変換 / 特異積分作用素 (他25件)
【概要】Navier-Stokes方程式の解の安定性の解析にはStokes作用素Aに加えて,変数係数の低階の微分作用素を含んだ項Bを摂動として処理しなければならない.外部問題の場合,よく知られた半群生成の摂動論は役に立たない.何故ならば,作用素A+Bのスペクトルの存在範囲をAのそれを不変にする様に摂動させなければならないからである.その際,関数空間の選択に注意を払う必要がある.定常解の存在と安定性の問題は...
❏実解析的方法の非線形発展方程式への応用(09440047)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】柴田 良弘 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50114088)
【キーワード】3次元外部領域 / Navier-Stokes方程式 / physically reasonable solution / 安定性 / 2次元外部領域 (他23件)
【概要】(1)3次元非圧縮性粘性流体の運動を記述するNavier-Stokes方程式の外部問題を考えた. 1930年代のJ.Lerayの研究により弱解の存在は知られている. しかしLerayの弱解からは解の定性的な性質は分からなかった. 1950年代初頭にR.Finnにより定常問題に対しphysically reasonable solution(prs)の概念が導入され外力と無限遠方の流速u_∞が小さい...
【数物系科学】数学:係数決定安定性を含む研究件
❏偏微分方程式の係数決定逆問題の革新的解決と応用(15H05740)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2015-05-29 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (50182647)
【キーワード】逆問題 / 安定性・一意性 / 係数決定 / 境界値逆問題 / リーマン計量決定 (他22件)
【概要】偏微分方程式の係数を解の限定されたデータで決定する係数決定逆問題の数学解析と応用を研究対象とした。主な課題は以下であった:(A) 楕円型方程式の係数決定逆問題. (B)リーマン多様体におけるリーマン計量決定逆問題.(C) 流体力学におけるさまざまな非定常方程式の係数決定逆問題.(D) 非整数階偏微分方程式の係数決定逆問題.(E) 諸科学技術分野からの課題提起:包括的な数学解析手法の開発を現場との課...
❏マクスウェルの方程式ならびにラメの方程式に対する逆問題の解析手法の開発(15654015)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 助教授 (50182647)
【キーワード】マクスェル方程式 / ラメの方程式 / 係数決定 / 一意性 / 安定性 (他9件)
【概要】ラメ方程式およびマクスウェル方程式を主に等方性のある媒質で考察し、弾性係数などの物理的な性質が空間変数に依存するとする。このとき、境界近くの観測によってそれらの係数を決定するという逆問題の数学解析を行った。この逆問題の物理的な重要性は、たとえば弾性体の逆問題の場合を考えると明らかである;境界での応力に対応する法線微分によって媒質内部の密度分布を決定するという問題になり、地球の内部構造の決定、物理探...
❏逆問題の解の安定性と再構成について(11440025)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 助教授 (50182647)
【キーワード】安定性 / 逆問題 / インピーダンス・トモグラフィー / 自由境界問題 / 有限要素法 (他11件)
【概要】本研究は、応用数理学に現れる逆問題についてその数学解析とその成果に基づいた数値解析手法を提案することが主要目的であった。それとともに広く応用分野に登場する関連問題についても逆問題の観点から数値的な研究を実施し、本研究課題に適用できる可能性のある数値計算法の基盤を準備することも目指した。 逆問題の数学解析の点では本研究課題を通じて、大きな成果を納めることができたと考えている。さらに数学解析の成果を踏...
【数物系科学】数学:ゼータ関数安定性を含む研究件
❏幾何学的モジュライ理論の深化と理論的応用(23224001)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, -, 名誉教授 (50022687)
【キーワード】モジュライ / コンパクト化 / 安定性 / パンルヴェ方程式 / フレア理論 (他27件)
【概要】本研究では、幾何学的なモジュライ空間の大域的な構造を研究し、関連する理論への応用を目指した。アーベル多様体のモジュライ空間の第二のコンパクト化を構成し、他の重要なコンパクト化との関係を解明、代数曲線のベクトル束のモジュライ空間のゼータ関数に関するリーマン予想の証明、トーリック多様体のラグランジュ部分多様体のモジュライ空間を研究し、ミラー対称性における量子コホモロジー環とポテンシャルのヤコビ環の同型...
❏安定性,リーマンロッホから非可換ゼータ関数へ(14340008)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】翁 林 九州大学, 大学院・数理学研究院, 助教授 (60304002)
【キーワード】Stability / Truncation / Eisenstein series / Zeta functions / lattices (他16件)
【概要】我々のここ数年の研究は、研究代表者の論文「幾何学的な数論のプログラム」に沿ったものです。その研究の結果として、階数nのゼータ関数とL関数に関する、とても多くの基本的な事実と関係を、我々は発見しました: (1)TateのThesisに動機付けられ、格子に対する新しいcohomology理論を発展させた。 (2)交差安定性(intersection stability)と、(1)の新しいcohomol...
【数物系科学】数学:調和写像安定性を含む研究件
❏共形リーマン構造の大域的研究(09640084)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】納谷 信 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (70222180)
【キーワード】階数1対象空間 / CR構造 / 調和写像 / 極小写像 / Klein群 (他17件)
【概要】研究代表者・納谷信は,階数1対称空間の離散変換群の無限遠境界への作用を考え,その不連続領域上に定義される群作用で不変な標準的計量の研究を行なった.とくに,対称空間が複素双曲空間の場合に,商多様体のコホモロジー群の消滅について研究をすすめるとともに,CR構造,擬エルミート構造,田中-Webster接続の四元数的類似を定式化し,対称空間が四元数双曲空間の場合の標準的計量の研究に応用した.また,階数2以...
❏複素多様体とゲージ理論(09440027)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】板東 重稔 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40165064)
【キーワード】アインシュタイン / 調和写像 / カルノー群 / グラフのラプラス作用素 / トーリック多様体 (他11件)
【概要】・板東は、ケーラー多様体や複素正則ベクトル束のアインシュタイン計量の存在問題を研究した。アインシュタイン計量の存在と多様体の安定性は密接な関係があると思われるが、それに関わる汎関数の有用な表示を得た。また、調和な幾何学的対象の存在をグリーン関数を用いて研究する論文を纏めた。 ・西川は、上野慶介氏(山形大学)と共同で、負曲率等質多様体間の調和写像の無限遠境界値問題と、複素双曲型空間形の間の調和写像の...
【数物系科学】数学:粘性解安定性を含む研究件
❏距離空間上の粘性解(25610025)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】儀我 美一 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (70144110)
【キーワード】粘性解 / 距離空間 / ハミルトン・ヤコビ方程式 / アイコナール方程式 / クリスタライン曲率 (他14件)
【概要】ネットワークやフラクタルのような関数の勾配という概念が自然に定義できない空間上で、アイコナール方程式を考える。そのため一般距離空間でのアイコナール方程式についての粘性解理論を確立した。また、結晶表面や金属の粒界の形状変化を記述する曲率流方程式、特に異方性の強いクリスタライン曲率流方程式について、その粘性解理論を、表面が曲線とみなせる場合に確立した。異方性の強い曲率流方程式はユークリッド計量以外の計...
❏界面運動問題の数理解析(06640264)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1994 - 1996
【研究代表者】陳 蘊剛 (陳 薀剛) 北海道東海大学, 教育開発研究センター, 助教授 (50217262)
【キーワード】曲面運動 / 平均曲率 / 等高面法 / 連続解 / 特異点 (他14件)
【概要】1.界面運動方程式に対して、陳-儀我-後藤及びEvans-Spruckの粘性解による等高曲面法の理論を更に発展させた。曲面が接触したり切れたりするとき特異点が生じた後も曲面の運動を追跡することができるという等高面法の特徴を活用して、異方性を含んだ方程式の粘性解及びその等高面で表す曲面の運動の漸近挙動をさらに調べた。特異点が生じる前後の状況および解の消滅時刻の評価などができた。また、数値解法を利用し...
【数物系科学】数学:粘性衝撃波安定性を含む研究件
❏粘性保存則系の非線型波の安定性と派生する消散型波動方程式の拡散限象(16540206)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】西原 健二 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60141876)
【キーワード】保存則系 / 非線形波 / 安定性 / 消散型波動方程式 / 拡散現象 (他10件)
【概要】双曲型保存則の方程式系は,非線型波として,衝撃波と希薄波および接触不連続波をもつ.実在の物理現象では多くの場合,何らかの粘性効果が働き,粘性双曲型保存則系となり,それは粘性衝撃波,希薄波および粘性的接触波と散逸波をもつ.これらの波の安定性の研究が主目的である. この研究では,通常のニュートン粘性によるものと,多孔質中の流れに現れる摩擦効果を持つ粘性双曲型保存則系について考察した.多孔質中の流れはダ...
❏粘性的双曲型保存系の非線型波の安定性(13640223)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】西原 健二 早稲田大学, 政治経済学部, 教授 (60141876)
【キーワード】viscous shock wave / rarefaction wave / diffusion wave / stability / damped wave equation (他8件)
【概要】本研究ではNewton粘性や摩擦による粘性効果を持つ一次元圧縮性粘性流体の時間大域的な挙動を調べることを主目的とした.それらの方程式は双曲型粘性保存則系と呼ばれる連立の系で表現され,粘性衝撃波,希薄波,散逸波および接触不連続に対応する波などの非線型波を持つ.Newton粘性を持つ圧縮性Navier-Stokes方程式に対しては,主に強い希薄波の大域安定性を示す結果を求めた(Nishihara-Ya...
【数物系科学】数学:ソボレフ空間安定性を含む研究件
❏実解析学の手法による非有界領域上のNavier-Stokes方程式の研究(21540202)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】関数方程式 / 偏微分方程式論 / 安定性 / Navier-Stokes方程式 / 外部領域 (他12件)
【概要】2次元全空間および外部領域上のNavier-Stokes 方程式について研究を行った.対称性の強い小さな定常外力が存在する場合,遠方での減衰が非常に速い小さな 定常解が一意的に存在することが示された.またその定常解が十分小さい場合には,初期摂動についての大きさの限界なしで定常解が安定であることが示された.また平行平板間の Navier-Stokes 方程式についての研究も行った.この問題をBeso...
❏ナビエ・ストークス方程式の適切性に関する研究(09440056)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 2000
【研究代表者】小薗 英雄 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00195728)
【キーワード】ナビエ・ストークス方程式 / ソボレフ空間 / 補間空間論 / クーリエ変換 / 特異積分作用素 (他25件)
【概要】Navier-Stokes方程式の解の安定性の解析にはStokes作用素Aに加えて,変数係数の低階の微分作用素を含んだ項Bを摂動として処理しなければならない.外部問題の場合,よく知られた半群生成の摂動論は役に立たない.何故ならば,作用素A+Bのスペクトルの存在範囲をAのそれを不変にする様に摂動させなければならないからである.その際,関数空間の選択に注意を払う必要がある.定常解の存在と安定性の問題は...
【数物系科学】数学:漸近挙動安定性を含む研究件
❏境界が非有界な領域での粘性流体の挙動の研究(18340046)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】宮川 鉄朗 金沢大, 自然科学研究科, 教授 (10033929)
【キーワード】安定性 / 初期値問題 / 漸近挙動 / 渦 / 自由境界 (他8件)
【概要】代表者宮川は,半空間での流れの研究の基礎になるべクトル場の分解定理の完全な証明を与えた.これは次年度以降に実施予定の半空間における流れの漸近展開の研究の出発点となるものであるが,従来の証明の記述は不完全なものであった. 分担者菱田は回転物体周囲の流れの初期値境界値問題について,線形化作用素のスペクトルを完全に決定し,さらにその結果を用いて元の初期値境界値問題の解の構成に成功した.この問題自身は,境...
❏流れに伴う渦と波動のパターン変化の研究(15340054)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】宮川 鉄朗 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (10033929)
【キーワード】ナビエ・ストークス方程式 / 初期値問題 / 自由表面 / 群対称性 / 安定性 (他16件)
【概要】代表者宮川は,2次元と3次元の外部領域における非圧縮粘性流を扱い,流れの時間・空間減衰度と運動方程式の解の対称性の関係を明らかにした.特に2次元外部問題においてほぼ最終的な結果を得た.その研究の副産物として,2次元外部領域での非圧縮完全流体に関するダランベールの逆理と,対応する圧力場の可積分性との間の明確かつ密接な関係を見出した.この方向での3次元流の研究を現在進めている.分担者福本は,粘性渦の運...
❏実解析的方法の非線形発展方程式への応用(09440047)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】柴田 良弘 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50114088)
【キーワード】3次元外部領域 / Navier-Stokes方程式 / physically reasonable solution / 安定性 / 2次元外部領域 (他23件)
【概要】(1)3次元非圧縮性粘性流体の運動を記述するNavier-Stokes方程式の外部問題を考えた. 1930年代のJ.Lerayの研究により弱解の存在は知られている. しかしLerayの弱解からは解の定性的な性質は分からなかった. 1950年代初頭にR.Finnにより定常問題に対しphysically reasonable solution(prs)の概念が導入され外力と無限遠方の流速u_∞が小さい...
【数物系科学】数学:ベソフ空間安定性を含む研究件
❏実解析学の手法による非有界領域上のNavier-Stokes方程式の研究(21540202)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】関数方程式 / 偏微分方程式論 / 安定性 / Navier-Stokes方程式 / 外部領域 (他12件)
【概要】2次元全空間および外部領域上のNavier-Stokes 方程式について研究を行った.対称性の強い小さな定常外力が存在する場合,遠方での減衰が非常に速い小さな 定常解が一意的に存在することが示された.またその定常解が十分小さい場合には,初期摂動についての大きさの限界なしで定常解が安定であることが示された.また平行平板間の Navier-Stokes 方程式についての研究も行った.この問題をBeso...
❏双対半群とLorentz空間を用いるNavier-Stokes外部問題の研究(13640157)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes方程式 / 外部領域 / 定常解 / 周期解 / 安定性 (他13件)
【概要】柴田良弘教授との共同研究によって、n次元空間の外部領域におけるNavier-Stokes方程式のphysically reasonable solutionの自然な拡張となる定常解が一意的に存在するための、時間に依存しない外力に関する十分条件で、流体の無限遠方での速度が0である場合と0と異なる場合とを統一的に扱えるものを、Lorentz空間の双対性および実補間の理論を用いて、3以上のすべての整数n...
❏Fourier解析と半群の理論を用いるNavier-Stokes方程式の研究(11640156)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】山崎 昌男 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes方程式 / Lorentz空間 / Morrey空間 / ^*-弱収束 / 周期解 (他11件)
【概要】全空間あるいは外部領域におけるNavier-Stokes方程式について、これまでの研究では外力が時間に依存しない場合に、定常解の一意存在及び初期摂動に関する安定性について研究していたが、この研究では外力が時間に依存する場合について、解の一意存在とその摂動についての安定性についての研究を行った。この研究は時間について周期的、あるいは概周期的な外力がある場合に、同じ周期を持つか、あるいは概周期的な解の...
【数物系科学】数学:一意性安定性を含む研究件
❏非整数階偏微分方程式に対する逆問題と関連課題(20F20319)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2020-11-13 - 2023-03-31
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (50182647)
【キーワード】非整数階偏微分方程式 / 混合型非整数階微分 / 一意存在 / 逆問題 / 一意性 (他6件)
【概要】まず、単独の時間について非整数階の微分項を持つ非整数階偏微分方程式を対象とし、解の一意存在性・漸近挙動などの基本性質を明らかにしていった。時間微分の項が古典的なものと大きく異なり作用素論的な扱いを要するので、そのための偏微分方程式論的な方法論を考えて確立を目指した。次に、そのような基礎理論に基づき、係数や非整数階微分の階数など現象を規定する重要なパラメータを解の観測可能なデータから決定するという逆...
❏偏微分方程式の係数決定逆問題の革新的解決と応用(15H05740)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2015-05-29 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (50182647)
【キーワード】逆問題 / 安定性・一意性 / 係数決定 / 境界値逆問題 / リーマン計量決定 (他22件)
【概要】偏微分方程式の係数を解の限定されたデータで決定する係数決定逆問題の数学解析と応用を研究対象とした。主な課題は以下であった:(A) 楕円型方程式の係数決定逆問題. (B)リーマン多様体におけるリーマン計量決定逆問題.(C) 流体力学におけるさまざまな非定常方程式の係数決定逆問題.(D) 非整数階偏微分方程式の係数決定逆問題.(E) 諸科学技術分野からの課題提起:包括的な数学解析手法の開発を現場との課...
❏偏微分方程式の係数決定逆問題の理論の新展開(15H02059)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 数理(科)学研究科(研究院), 教授 (50182647)
【キーワード】逆問題 / 一意性 / 安定性 / 非整数階拡散方程式 / 最大値原理 (他6件)
【概要】本研究課題では、係数決定逆問題として、次の4つを主な研究対象とした:(A) 楕円型方程式の係数決定逆問題の一意性 (B)リーマン多様体におけるリーマン計量決定逆問題 (C) 流体力学におけるさまざまな非定常方程式の係数決定逆問題 (D) 非整数階偏微分方程式の係数決定逆問題. 該当する期間に、特に課題(D) に関して研究を集中させた。逆問題の研究対象となる非整数階微分方程式は、汚染物の不均質媒質中...
【数物系科学】数学:関数方程式論安定性を含む研究件
❏外力を持つ外部領域上の Navier-Stokes 方程式の実解析的研究(17K05339)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes / 非有界領域 / ancient solution / 周期解 / 概周期解 (他22件)
【概要】2次元全空間上のNavier-Stokes方程式について、時間に依存する小さい外力がある場合について、小さいancient solutionの存在、一意性を示し。さらに解の初期摂動についての安定性についての安定性を示した。 ancient solutionは定常解はもとより、時間周期解、時間概周期解答を統一的に取り扱う概念である。有界領域では絵画指数的に減衰するので容易であるが、非有界領域では減衰...
❏偏微分方程式の係数決定逆問題の革新的解決と応用(15H05740)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2015-05-29 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (50182647)
【キーワード】逆問題 / 安定性・一意性 / 係数決定 / 境界値逆問題 / リーマン計量決定 (他22件)
【概要】偏微分方程式の係数を解の限定されたデータで決定する係数決定逆問題の数学解析と応用を研究対象とした。主な課題は以下であった:(A) 楕円型方程式の係数決定逆問題. (B)リーマン多様体におけるリーマン計量決定逆問題.(C) 流体力学におけるさまざまな非定常方程式の係数決定逆問題.(D) 非整数階偏微分方程式の係数決定逆問題.(E) 諸科学技術分野からの課題提起:包括的な数学解析手法の開発を現場との課...
【数物系科学】数学:ホップ分岐安定性を含む研究件
❏ホップ分岐現象を考慮した気体潤滑軸受の設計法に関する研究(17K06128)
【研究テーマ】設計工学・機械機能要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】宮永 宜典 関東学院大学, 理工学部, 准教授 (00547060)
【キーワード】気体軸受 / Hopf 分岐 / Hopf分岐 / ジャーナル軸受 / ホップ分岐 (他12件)
【概要】本研究では、気体潤滑ジャーナル軸受のHopf分岐解析を安定解析問題に応用した.また,安定限界近傍における分岐の種類や周期解を求め,油膜の非線形性をより詳細にとらえた安定限界特性解析を行った.その結果,亜臨界分岐と呼ばれる領域では安定限界に達する前でも,振動振幅が周期解より大きくなった途端,振幅は急激に増加した.一方,超臨界分岐と呼ばれる領域では,安定限界速度以上でも,振幅は周期解に沿うように徐々に...
❏ギンツブルグ ランダウ 方程式の解の構造の研究(08640149)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996
【研究代表者】神保 秀一 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (80201565)
【キーワード】ギンツブルグランダウ方程式 / 安定性 / 力学系 / ホップ分岐
【概要】1.ギンツブルグ-ランダウ方程式の安定解の構造: 領域を著しく変形したときに特徴的に現れる安定定常解を構成した.またさらに変形極限の方程式との関係を線型化固有値問題まで込めて導いた.次に,不均質媒質のモデルとされる変数係数のギンツブルグランダウ方程式の非一様安定解を構成した.また,非一様性によるゼロ点のピン止め効果により生じる安定定常解を構成し,さらに,与えられた点配置にたいし安定解のゼロ点の近似...
【数物系科学】数学:反応拡散安定性を含む研究件
❏縮約系を応用した高次元空間にみられる現象の解明と解析的手法の構築(26400173)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】辻川 亨 宮崎大学, 工学部, 教授 (10258288)
【キーワード】differential equation / bifurcation method / singular perturbation / 微分方程式 / 分岐理論 (他12件)
【概要】反応拡散方程式の研究はパターン形成の解明に重要である。本研究はある種の生物の個体群密度を記述するLotka-Volterra競合系モデルについて、Newmann境界条件のもと方程式の係数をパラメータとした、非定数定常解の大域的解構造を決定することである。非定数定常解の存在のための十分条件をLeray-ScauderのDegree理論を用いて示した。また大域的解構造は数値計算から複雑であると予想され...
❏非線形拡散方程式系と関連する楕円型微分方程式系の研究(15540216)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】山田 義雄 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20111825)
【キーワード】反応拡散 / 準線形拡散 / 内部遷移層 / スパイク / 定常解 (他10件)
【概要】本研究では,準線形拡散項を伴う数理生態学モデルの正値定常解集合の構造の解析,および相転移現象を記述する半線形拡散方程式の解集合の構造の解析を主として行なった. 数理生態学モデルでは拡散項が個体数密度に依存するprey-predatorモデル u_t=Δ[ψ(u, v)u]+au(1-u-cv), v_t=Δ[ψ(u, v)v]+bv(1+du-v) について同次Dirichlet境界条件の下で正値...
【数物系科学】数学:比較定理安定性を含む研究件
❏距離空間上の粘性解(25610025)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】儀我 美一 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (70144110)
【キーワード】粘性解 / 距離空間 / ハミルトン・ヤコビ方程式 / アイコナール方程式 / クリスタライン曲率 (他14件)
【概要】ネットワークやフラクタルのような関数の勾配という概念が自然に定義できない空間上で、アイコナール方程式を考える。そのため一般距離空間でのアイコナール方程式についての粘性解理論を確立した。また、結晶表面や金属の粒界の形状変化を記述する曲率流方程式、特に異方性の強いクリスタライン曲率流方程式について、その粘性解理論を、表面が曲線とみなせる場合に確立した。異方性の強い曲率流方程式はユークリッド計量以外の計...
❏非線形放物型方程式系と関連する楕円形方程式系の研究(09640228)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】山田 義雄 早稲田大学, 理工学部, 教授 (20111825)
【キーワード】反応拡散方程式 / Lotka-Volterra型 / 正値定常解 / 分岐 / 安定性 (他11件)
【概要】本研究の主たる成果は反応拡散方程式の解集合の構造と個々の解の形状に関わる以下の2つのテーマに分類される。 (1)cross-diffusion項を含む反応拡散方程式系の解析:ここではLotka-Volterra型の競合関係をモデルとする反応項とcross-diffusion項と呼ばれる拡散項からなる方程式系を扱った。数理生態学分野に現われる方程式であり、数学的に重要な課題は時間大域解が存在するため...
【数物系科学】数学:楕円曲線安定性を含む研究件
❏モジュライ空間の幾何学の総合的な研究(12304001)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50022687)
【キーワード】アーベル多様体 / モジュライ / コンパクト化 / McKay対応 / データ関数 (他19件)
【概要】本研究では,モジュライ空間とそのコンパクト化の研究および,ある特定の代数多様体をある別の幾何学的な対象のモジュラィ空間と同一視してその立場から,その代数多様体を研究することを目標とした。具体的には以下のような問題を考察することを目標とした:(a)商特異点C^3/Gの特異点解消のモジュライ空間としての研究,構造の決定.(b)Kempf安定性によるモジュライのコンパクト化の構成.(c)アーベル多様体の...
❏モジュライのコンパクト化と閉軌道空間(11874001)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50022687)
【キーワード】楕円曲線 / モジュライ / レベルN構造 / Abel多様体 / Stability (他9件)
【概要】Abel多様体のモジュライの新しいコンパクト化が構成できた。これについて論文「A new compactification of the moduli of abelian varieties over Z[ζN,1/N]」を完成し投稿中である。Inv.Math.(1999)の中ではStabilityの立場からコンパクト化(Fine moduli)を構成したので、Abel多様体の極限としては構造層...
【数物系科学】数学:非線形楕円型方程式安定性を含む研究件
❏ロトカ・ボルテラ系における交差拡散極限が導く定常解の多層構造の解明(19K03581)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】久藤 衡介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40386602)
【キーワード】反応拡散系 / 分岐 / 楕円型偏微分方程式 / 非線形拡散 / 安定性 (他10件)
【概要】有界領域において共通の資源を取り合う関係にある2種類の競争種にとって,合理的に資源を摂取するには,競争相手の種が多い場所ほど空間的拡散を促進させた方が好戦略に思われる.この戦略を「交差拡散」とよばれる拡散の相互作用を表す非線形項として,従来のロトカ・ボルテラ系に加味したモデルが,重定,川崎,寺本(1979)によって提唱され,現在では「SKTモデル」とよばれている.SKTモデルにおいては,定常問題の...
❏非線形拡散を伴うSKTモデルに現れる定常パターンの大域分岐構造(15K04948)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】久藤 衡介 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (40386602)
【キーワード】反応拡散系 / 拡散の相互作用 / 分岐 / 極限系 / 競争モデル (他14件)
【概要】本研究課題においては、競争関係にある2種類の生物種の個体群密度の時空的変化を記述する反応拡散系に関する研究を行った。具体的には、交差拡散項とよばれる非線形拡散項を伴うロトカ・ボルテラ系(重定・川崎・寺本モデル,1979)に対して、交差拡散項の係数を無限大まで大きくしたときの定常解の漸近挙動を調べた。従来の研究が後れていた「第2極限系」とよばれる近似問題に対して、解の大域分岐構造を明確化した。この研...
【数物系科学】数学:非線形波動方程式安定性を含む研究件
❏非線形波動方程式系の孤立波解の安定性解析(21540163)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】太田 雅人 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (00291394)
【キーワード】非線形偏微分方程式 / 非線形シュレディンガー方程式 / 非線形波動方程式 / 孤立波 / 定在波 (他10件)
【概要】非線形シュレディンガー方程式の定在波解の不安定性に関する標準理論の改良を行った。特に、安定性と不安定性の境目にあたる場合の不安定性に関する新しい結果を証明した。また、その抽象理論をプラズマ中のラマン増幅現象に関連した非線形シュレディンガー方程式系に適用した。さらに、一般的な条件の下で、線形不安定性から非線形不安定性が導かれることを証明した。 ...
❏非線形波動方程式の孤立波解の安定性と解の爆発に関する研究(18540161)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】太田 雅人 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (00291394)
【キーワード】非線形シュレディンガー方程式 / 非線形クライン・ゴルドン方程式 / 定在波解 / 非線形波動 / 安定性解析 (他14件)
【概要】消散項をもつ非線形シュレディンガー方程式の爆発問題に関して、テネシー大学のGrozdena Todorova 氏と共同研究を行った。また、湯川型相互作用をもつ空間3次元のクライン・ゴルドン・シュレディンガー方程式系の定在波解の安定性について、菊池弘明氏と共同研究を行った。さらに、3波相互作用をもつ非線形シュレディンガー方程式系の孤立波解の安定性に関して、ボルドー大学の Mathieu Colin ...
【数物系科学】数学:自由境界問題安定性を含む研究件
❏連続体現象における非線形諸問題の数学解析(18340042)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】谷 温之 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (90118969)
【キーワード】Navier-Stokes equations / Stokes equations / water waves / free boundary problem / slip boundary conditions (他22件)
【概要】連続体および連続体近似できる自然現象の数理モデル方程式を数学解析し, 次のような研究成果が得られた(主要なもののみ記す). (1) Navier-Stokes方程式, Stokes 方程式に対して, 区分的に連続な境界を持つ領域, 角領域での強解の一意存在 ; (2) Navier-Stokes方程式に対して, 滑り境界条件(Navier型, 閾値型) 下での強解の一意存在 ; (3) 水の波(渦...
❏エネルギー消散を伴う非線形現象の力学系と安定性理論の研究(18340045)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
【キーワード】エネルギー消散 / 非線形現象 / 相転移 / 力学系 / 変分不等式 (他10件)
【概要】環境問題等、人間生活に深く関わる非線形で複雑な現象のメカニズムの解明を目的とした数学理論の構築と、その活用を物質科学・生命科学に現れる具体的な問題を対象に試みた。本研究の過程で、新しい数学理論が展開され、それにより幾つかの未解決問題への有効なアプローチが見つかった。これは、本研究の最も大きい成果と言える。さらに、この新しい数学理論は、それを基盤とした「生活数学」の創生へ発展している。 ...
❏流れに伴う渦と波動のパターン変化の研究(15340054)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】宮川 鉄朗 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (10033929)
【キーワード】ナビエ・ストークス方程式 / 初期値問題 / 自由表面 / 群対称性 / 安定性 (他16件)
【概要】代表者宮川は,2次元と3次元の外部領域における非圧縮粘性流を扱い,流れの時間・空間減衰度と運動方程式の解の対称性の関係を明らかにした.特に2次元外部問題においてほぼ最終的な結果を得た.その研究の副産物として,2次元外部領域での非圧縮完全流体に関するダランベールの逆理と,対応する圧力場の可積分性との間の明確かつ密接な関係を見出した.この方向での3次元流の研究を現在進めている.分担者福本は,粘性渦の運...
【数物系科学】数学:水面波安定性を含む研究件
❏境界が非有界な領域での粘性流体の挙動の研究(18340046)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】宮川 鉄朗 金沢大, 自然科学研究科, 教授 (10033929)
【キーワード】安定性 / 初期値問題 / 漸近挙動 / 渦 / 自由境界 (他8件)
【概要】代表者宮川は,半空間での流れの研究の基礎になるべクトル場の分解定理の完全な証明を与えた.これは次年度以降に実施予定の半空間における流れの漸近展開の研究の出発点となるものであるが,従来の証明の記述は不完全なものであった. 分担者菱田は回転物体周囲の流れの初期値境界値問題について,線形化作用素のスペクトルを完全に決定し,さらにその結果を用いて元の初期値境界値問題の解の構成に成功した.この問題自身は,境...
❏流れに伴う渦と波動のパターン変化の研究(15340054)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】宮川 鉄朗 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (10033929)
【キーワード】ナビエ・ストークス方程式 / 初期値問題 / 自由表面 / 群対称性 / 安定性 (他16件)
【概要】代表者宮川は,2次元と3次元の外部領域における非圧縮粘性流を扱い,流れの時間・空間減衰度と運動方程式の解の対称性の関係を明らかにした.特に2次元外部問題においてほぼ最終的な結果を得た.その研究の副産物として,2次元外部領域での非圧縮完全流体に関するダランベールの逆理と,対応する圧力場の可積分性との間の明確かつ密接な関係を見出した.この方向での3次元流の研究を現在進めている.分担者福本は,粘性渦の運...
【数物系科学】数学:数学解析安定性を含む研究件
❏偏微分方程式の係数決定逆問題の革新的解決と応用(15H05740)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2015-05-29 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (50182647)
【キーワード】逆問題 / 安定性・一意性 / 係数決定 / 境界値逆問題 / リーマン計量決定 (他22件)
【概要】偏微分方程式の係数を解の限定されたデータで決定する係数決定逆問題の数学解析と応用を研究対象とした。主な課題は以下であった:(A) 楕円型方程式の係数決定逆問題. (B)リーマン多様体におけるリーマン計量決定逆問題.(C) 流体力学におけるさまざまな非定常方程式の係数決定逆問題.(D) 非整数階偏微分方程式の係数決定逆問題.(E) 諸科学技術分野からの課題提起:包括的な数学解析手法の開発を現場との課...
❏数理科学における逆問題の数学解析と数値解法の確立(15340027)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 助教授 (50182647)
【キーワード】逆問題 / 数学解析 / 数値解析 / 不安定性 / 正則化 (他9件)
【概要】直接視ることができない対象の内部の物理的な性質を境界における観測などの利用できるデータから決定したり、結果から原因を推定するという逆問題の研究が数理科学や工業現場において多様な形で現れてきており、その数学解析とそれに基づいた数値解析手法の開発が最近益々重要になってきている。その理由としては、逆問題の応用上の重要性とあいまって、計算機や観測機器が近年飛躍的に向上してきたことがある。そのために従来型の...
【数物系科学】数学:モレー空間安定性を含む研究件
❏双対半群とLorentz空間を用いるNavier-Stokes外部問題の研究(13640157)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes方程式 / 外部領域 / 定常解 / 周期解 / 安定性 (他13件)
【概要】柴田良弘教授との共同研究によって、n次元空間の外部領域におけるNavier-Stokes方程式のphysically reasonable solutionの自然な拡張となる定常解が一意的に存在するための、時間に依存しない外力に関する十分条件で、流体の無限遠方での速度が0である場合と0と異なる場合とを統一的に扱えるものを、Lorentz空間の双対性および実補間の理論を用いて、3以上のすべての整数n...
❏Fourier解析と半群の理論を用いるNavier-Stokes方程式の研究(11640156)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】山崎 昌男 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes方程式 / Lorentz空間 / Morrey空間 / ^*-弱収束 / 周期解 (他11件)
【概要】全空間あるいは外部領域におけるNavier-Stokes方程式について、これまでの研究では外力が時間に依存しない場合に、定常解の一意存在及び初期摂動に関する安定性について研究していたが、この研究では外力が時間に依存する場合について、解の一意存在とその摂動についての安定性についての研究を行った。この研究は時間について周期的、あるいは概周期的な外力がある場合に、同じ周期を持つか、あるいは概周期的な解の...
❏Hardy空間と補間理論を用いる偏微分方程式の研究(08640181)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996
【研究代表者】山崎 昌男 一橋大学, 経済学部, 助教授 (20174659)
【キーワード】双曲型保存系 / Navier-Stokes方程式 / 半線型熱方程式 / 初期値問題 / distribution (他8件)
【概要】1.空間1次元における伝播速度無限大の2×2双曲型保存系の連続な大域解の一意性 空間1次元における2×2双曲型保存系は,一般には連続な解を持たず,いわゆる弱解の範囲にしか解を持たないことが知られている.この保存系が連続な大域解をただ一つ持つためには,伝播速度が有限の場合には,初期値がある種の単調性をみたすことが必要十分であることが知られているが,伝播速度が無限大の場合の条件は知られていなかった.こ...
【数物系科学】物理学:頑健性・安定性安定性を含む研究件
❏開放進化系の複雑性-頑健性関係についての理論研究(18K03449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 (他17件)
【概要】本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広...
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
【数物系科学】物理学:相転移現象安定性を含む研究件
❏エネルギー消散を伴う非線形現象の力学系と安定性理論の研究(18340045)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
【キーワード】エネルギー消散 / 非線形現象 / 相転移 / 力学系 / 変分不等式 (他10件)
【概要】環境問題等、人間生活に深く関わる非線形で複雑な現象のメカニズムの解明を目的とした数学理論の構築と、その活用を物質科学・生命科学に現れる具体的な問題を対象に試みた。本研究の過程で、新しい数学理論が展開され、それにより幾つかの未解決問題への有効なアプローチが見つかった。これは、本研究の最も大きい成果と言える。さらに、この新しい数学理論は、それを基盤とした「生活数学」の創生へ発展している。 ...
❏相転移現象を記述する力学系の構造と安定性の研究(13440052)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
【キーワード】相転移現象 / 力学系の安定性 / ステファン問題 / 大域的アトラクター / 劣微分作用素 (他14件)
【概要】本研究計画の課題は (1)相転移現象のモデル化と数学理論の開発 (2)関連の最適制御問題の設定と数値シミュレーション (3)研究成果の学校教育への還元 の3つであった。課題(1)では、熱力学の基本法則を基盤にして、相転移を伴う物質の数学的表現を通し、時間の発展と共に物質の構造(相変化、成分分離、破壊、原子の秩序)がどのように変化するかを力学系理論の立場から考察した。特に、研究計画後半の2年間、破壊...
【数物系科学】物理学:カラビ・ヤウ多様体安定性を含む研究件
❏対数的混合ホッジ理論の研究とその応用(23340008)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】臼井 三平 大阪大学, その他部局等, 名誉教授 (90117002)
【キーワード】ホッジ理論 / 周期写像 / モジュライ / コンパクト化 / 混合対数的ホッジ構造 (他33件)
【概要】混合版SL(2)-軌道の空間と対数的混合ホッジ構造の良モジュライを構成した。後者の幾何への応用として構成したネロンモデルの複数の切断の共通部分の解析性を証明した。任意に与えられた許容ノーマル関数を受け止めるネロンモデルを構成した。これらの物理への応用として、3次元5次超曲面の閉および開ミラー対称性の記述をした。以上は全て出版された。 混合版として新たに出てくる比構造付羃零i軌道の空間、星付混合版S...
❏モジュライ空間の幾何学の総合的な研究(12304001)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50022687)
【キーワード】アーベル多様体 / モジュライ / コンパクト化 / McKay対応 / データ関数 (他19件)
【概要】本研究では,モジュライ空間とそのコンパクト化の研究および,ある特定の代数多様体をある別の幾何学的な対象のモジュラィ空間と同一視してその立場から,その代数多様体を研究することを目標とした。具体的には以下のような問題を考察することを目標とした:(a)商特異点C^3/Gの特異点解消のモジュライ空間としての研究,構造の決定.(b)Kempf安定性によるモジュライのコンパクト化の構成.(c)アーベル多様体の...
【数物系科学】物理学:ミラー対称性安定性を含む研究件
❏対数的混合ホッジ理論の研究とその応用(23340008)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】臼井 三平 大阪大学, その他部局等, 名誉教授 (90117002)
【キーワード】ホッジ理論 / 周期写像 / モジュライ / コンパクト化 / 混合対数的ホッジ構造 (他33件)
【概要】混合版SL(2)-軌道の空間と対数的混合ホッジ構造の良モジュライを構成した。後者の幾何への応用として構成したネロンモデルの複数の切断の共通部分の解析性を証明した。任意に与えられた許容ノーマル関数を受け止めるネロンモデルを構成した。これらの物理への応用として、3次元5次超曲面の閉および開ミラー対称性の記述をした。以上は全て出版された。 混合版として新たに出てくる比構造付羃零i軌道の空間、星付混合版S...
❏幾何学的モジュライ理論の深化と理論的応用(23224001)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, -, 名誉教授 (50022687)
【キーワード】モジュライ / コンパクト化 / 安定性 / パンルヴェ方程式 / フレア理論 (他27件)
【概要】本研究では、幾何学的なモジュライ空間の大域的な構造を研究し、関連する理論への応用を目指した。アーベル多様体のモジュライ空間の第二のコンパクト化を構成し、他の重要なコンパクト化との関係を解明、代数曲線のベクトル束のモジュライ空間のゼータ関数に関するリーマン予想の証明、トーリック多様体のラグランジュ部分多様体のモジュライ空間を研究し、ミラー対称性における量子コホモロジー環とポテンシャルのヤコビ環の同型...
❏ミラー対称性と三角圏(18840029)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】植田 一石 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教 (60432465)
【キーワード】ブレーン・タイリング / 箙 / 対数的ベクトル場 / モジュライ空間 / 三角圏 (他8件)
【概要】トーラス上の2部グラフから関係式付き箙を作るアルゴリズムが理論物理学者のHananyらによって4次元の超対称ゲージ理論の研究の過程で提案され、この関係式付き箙の次元ベクトルが(1,...,1)の表現のモジュライ空間が、一般の安定性に対してはもとの2部グラフのKasteleyn行列式のNewton多角形から定まる3次元のアファイントーリック多様体のクレパントな特異点解消になるということが期待されてい...
【数物系科学】物理学:社会系安定性を含む研究件
❏開放進化系の複雑性-頑健性関係についての理論研究(18K03449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 (他17件)
【概要】本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広...
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
【数物系科学】物理学:非線形シュレーディンガー方程式安定性を含む研究件
❏非線形波動方程式系の孤立波解の安定性解析(21540163)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】太田 雅人 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (00291394)
【キーワード】非線形偏微分方程式 / 非線形シュレディンガー方程式 / 非線形波動方程式 / 孤立波 / 定在波 (他10件)
【概要】非線形シュレディンガー方程式の定在波解の不安定性に関する標準理論の改良を行った。特に、安定性と不安定性の境目にあたる場合の不安定性に関する新しい結果を証明した。また、その抽象理論をプラズマ中のラマン増幅現象に関連した非線形シュレディンガー方程式系に適用した。さらに、一般的な条件の下で、線形不安定性から非線形不安定性が導かれることを証明した。 ...
❏非線形波動方程式の孤立波解の安定性と解の爆発に関する研究(18540161)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】太田 雅人 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (00291394)
【キーワード】非線形シュレディンガー方程式 / 非線形クライン・ゴルドン方程式 / 定在波解 / 非線形波動 / 安定性解析 (他14件)
【概要】消散項をもつ非線形シュレディンガー方程式の爆発問題に関して、テネシー大学のGrozdena Todorova 氏と共同研究を行った。また、湯川型相互作用をもつ空間3次元のクライン・ゴルドン・シュレディンガー方程式系の定在波解の安定性について、菊池弘明氏と共同研究を行った。さらに、3波相互作用をもつ非線形シュレディンガー方程式系の孤立波解の安定性に関して、ボルドー大学の Mathieu Colin ...
【数物系科学】物理学:ギシツブルグ・ランダウ方程式安定性を含む研究件
❏実解析的方法による非線形発展方程式の解の安定性の研究(12440045)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】柴田 良弘 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50114088)
【キーワード】Oseen方程式 / 平行平板中の流れ / ストークス作用素 / 流れの安定性 / レゾルベント問題 (他29件)
【概要】1.無限遠方に流速がある場合の非圧縮性粘性流体の安定性に関して次の成果を得た. (a)外部領域でのOseen方程式の定常問題をローレンツ空間で考察し,解の一意存在を示しさらに,解の評価が無限遠方の流速に依存しないことを示した.これを用いて非線形問題の定常解の存在と流速が0に収束にするときの定常解の弱位相での収束を示した. (b)外部領域でのOseen semigroupの時間に関するdecay評価...
❏実解析的方法の非線形発展方程式への応用(09440047)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】柴田 良弘 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50114088)
【キーワード】3次元外部領域 / Navier-Stokes方程式 / physically reasonable solution / 安定性 / 2次元外部領域 (他23件)
【概要】(1)3次元非圧縮性粘性流体の運動を記述するNavier-Stokes方程式の外部問題を考えた. 1930年代のJ.Lerayの研究により弱解の存在は知られている. しかしLerayの弱解からは解の定性的な性質は分からなかった. 1950年代初頭にR.Finnにより定常問題に対しphysically reasonable solution(prs)の概念が導入され外力と無限遠方の流速u_∞が小さい...
❏ギンツブルグ ランダウ 方程式の解の構造の研究(08640149)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996
【研究代表者】神保 秀一 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (80201565)
【キーワード】ギンツブルグランダウ方程式 / 安定性 / 力学系 / ホップ分岐
【概要】1.ギンツブルグ-ランダウ方程式の安定解の構造: 領域を著しく変形したときに特徴的に現れる安定定常解を構成した.またさらに変形極限の方程式との関係を線型化固有値問題まで込めて導いた.次に,不均質媒質のモデルとされる変数係数のギンツブルグランダウ方程式の非一様安定解を構成した.また,非一様性によるゼロ点のピン止め効果により生じる安定定常解を構成し,さらに,与えられた点配置にたいし安定解のゼロ点の近似...
【数物系科学】物理学:正則化安定性を含む研究件
❏数理科学における逆問題の数学解析と数値解法の確立(15340027)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 助教授 (50182647)
【キーワード】逆問題 / 数学解析 / 数値解析 / 不安定性 / 正則化 (他9件)
【概要】直接視ることができない対象の内部の物理的な性質を境界における観測などの利用できるデータから決定したり、結果から原因を推定するという逆問題の研究が数理科学や工業現場において多様な形で現れてきており、その数学解析とそれに基づいた数値解析手法の開発が最近益々重要になってきている。その理由としては、逆問題の応用上の重要性とあいまって、計算機や観測機器が近年飛躍的に向上してきたことがある。そのために従来型の...
❏工学における逆問題の適切性の数学的研究とその工学への反映(06305005)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1994 - 1996
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 助教授 (50182647)
【キーワード】逆問題 / 非適切性 / 安定性 / 数値計算 / 設計 (他11件)
【概要】本研究課題においては広領域にわたる研究組織の下で、数理工学において基礎方程式として現れる流体あるいはラプラス場、振動系における逆問題ならびに材料特性・負荷の決定に関わる逆問題についてその一意性ならびに安定性などの適切性の構造が数理解析的立場から解明された.さらに数理解析的成果から効率的かつ合理的な数値解析手法の開発にむけた研究がなされた。 工学とその関連分野における逆問題の研究に関して、数理解析と...
【数物系科学】物理学:正値定常解安定性を含む研究件
❏非線形拡散方程式系に関する解構造の研究(18540223)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】山田 義雄 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20111825)
【キーワード】非線形現象 / 反応拡散方程式 / 非線形拡散 / 正値定常解 / 安定性 (他10件)
【概要】数理生態学に現れる非線形拡散を伴う反応拡散方程式システムを解析した。これは生存競争を行う2種の生物種の棲み分け現象を記述するモデルとして定式化されたものである。正値定常解は2種の生物種の共存状態として生態学的にも意味のある解であり、このような解の構造解明が重要なテーマである。正値定常の存在を示すための理論・技法の開発をおこなった。同時に、非線形拡散係数を無限大とする場合の極限問題と、本来の問題との...
❏非線形拡散方程式系と関連する楕円型微分方程式系の研究(15540216)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】山田 義雄 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20111825)
【キーワード】反応拡散 / 準線形拡散 / 内部遷移層 / スパイク / 定常解 (他10件)
【概要】本研究では,準線形拡散項を伴う数理生態学モデルの正値定常解集合の構造の解析,および相転移現象を記述する半線形拡散方程式の解集合の構造の解析を主として行なった. 数理生態学モデルでは拡散項が個体数密度に依存するprey-predatorモデル u_t=Δ[ψ(u, v)u]+au(1-u-cv), v_t=Δ[ψ(u, v)v]+bv(1+du-v) について同次Dirichlet境界条件の下で正値...
❏非線形放物型方程式系と関連する楕円形方程式系の研究(09640228)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】山田 義雄 早稲田大学, 理工学部, 教授 (20111825)
【キーワード】反応拡散方程式 / Lotka-Volterra型 / 正値定常解 / 分岐 / 安定性 (他11件)
【概要】本研究の主たる成果は反応拡散方程式の解集合の構造と個々の解の形状に関わる以下の2つのテーマに分類される。 (1)cross-diffusion項を含む反応拡散方程式系の解析:ここではLotka-Volterra型の競合関係をモデルとする反応項とcross-diffusion項と呼ばれる拡散項からなる方程式系を扱った。数理生態学分野に現われる方程式であり、数学的に重要な課題は時間大域解が存在するため...
【数物系科学】物理学:特異点安定性を含む研究件
❏対数的混合ホッジ理論の研究とその応用(23340008)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】臼井 三平 大阪大学, その他部局等, 名誉教授 (90117002)
【キーワード】ホッジ理論 / 周期写像 / モジュライ / コンパクト化 / 混合対数的ホッジ構造 (他33件)
【概要】混合版SL(2)-軌道の空間と対数的混合ホッジ構造の良モジュライを構成した。後者の幾何への応用として構成したネロンモデルの複数の切断の共通部分の解析性を証明した。任意に与えられた許容ノーマル関数を受け止めるネロンモデルを構成した。これらの物理への応用として、3次元5次超曲面の閉および開ミラー対称性の記述をした。以上は全て出版された。 混合版として新たに出てくる比構造付羃零i軌道の空間、星付混合版S...
❏表現論による特異点及び幾何学の研究(08404001)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1999
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50022687)
【キーワード】表現論 / 特異点 / 単純特異点 / Mackey反応 / アーベル多様体 (他19件)
【概要】単純特異点のMcKay対応のおよびアーベル多様体のModuli空間の自然なコンパクト化について研究した。 (1)SU(2)の有限部分群Gに対して単純特異点C^2/Gの最小特異点解消をHilbert scheme of G-orbitsとして構成できる。この構成により,C^2/Gの特異点解消の例外集合の各点にはC^2のG-不変なイデアルIが対応し、有限次元ベクトル空間I/mIは自明なG加群ともう一つ...
❏界面運動問題の数理解析(06640264)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1994 - 1996
【研究代表者】陳 蘊剛 (陳 薀剛) 北海道東海大学, 教育開発研究センター, 助教授 (50217262)
【キーワード】曲面運動 / 平均曲率 / 等高面法 / 連続解 / 特異点 (他14件)
【概要】1.界面運動方程式に対して、陳-儀我-後藤及びEvans-Spruckの粘性解による等高曲面法の理論を更に発展させた。曲面が接触したり切れたりするとき特異点が生じた後も曲面の運動を追跡することができるという等高面法の特徴を活用して、異方性を含んだ方程式の粘性解及びその等高面で表す曲面の運動の漸近挙動をさらに調べた。特異点が生じる前後の状況および解の消滅時刻の評価などができた。また、数値解法を利用し...
【数物系科学】物理学:開放系安定性を含む研究件
❏開放進化系の複雑性-頑健性関係についての理論研究(18K03449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 (他17件)
【概要】本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広...
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
【数物系科学】物理学:分岐理論安定性を含む研究件
❏縮約系を応用した高次元空間にみられる現象の解明と解析的手法の構築(26400173)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】辻川 亨 宮崎大学, 工学部, 教授 (10258288)
【キーワード】differential equation / bifurcation method / singular perturbation / 微分方程式 / 分岐理論 (他12件)
【概要】反応拡散方程式の研究はパターン形成の解明に重要である。本研究はある種の生物の個体群密度を記述するLotka-Volterra競合系モデルについて、Newmann境界条件のもと方程式の係数をパラメータとした、非定数定常解の大域的解構造を決定することである。非定数定常解の存在のための十分条件をLeray-ScauderのDegree理論を用いて示した。また大域的解構造は数値計算から複雑であると予想され...
❏不均一ボース・アインシュタイン凝縮系における超流動・超固体の安定性と密度ゆらぎ(24540361)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】加藤 雄介 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (20261547)
【キーワード】超流動 / 量子渦 / 臨界速度 / 密度揺らぎ / エネルギーランドスケープ (他18件)
【概要】粘性がなく、熱の発生がないマクロな流れのことを超流動と呼ぶ。超流動状態は遅い流れでは安定であり、ある限界速度(臨界速度と呼ぶ)を超えると、渦の生成を伴い崩壊することが知られている。安定あるいは準安定であった超流動状態が崩壊する様子は、安定な状態と不安定な状態がどのようにつながっているかを示す「地図」を得ることで見通しよく理解できる。地図における標高は今の場合各状態のエネルギーに対応し、その地図のこ...
❏非線形拡散方程式系に関する解構造の研究(18540223)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】山田 義雄 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20111825)
【キーワード】非線形現象 / 反応拡散方程式 / 非線形拡散 / 正値定常解 / 安定性 (他10件)
【概要】数理生態学に現れる非線形拡散を伴う反応拡散方程式システムを解析した。これは生存競争を行う2種の生物種の棲み分け現象を記述するモデルとして定式化されたものである。正値定常解は2種の生物種の共存状態として生態学的にも意味のある解であり、このような解の構造解明が重要なテーマである。正値定常の存在を示すための理論・技法の開発をおこなった。同時に、非線形拡散係数を無限大とする場合の極限問題と、本来の問題との...
【数物系科学】物理学:反応拡散方程式安定性を含む研究件
❏ロトカ・ボルテラ系における交差拡散極限が導く定常解の多層構造の解明(19K03581)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】久藤 衡介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40386602)
【キーワード】反応拡散系 / 分岐 / 楕円型偏微分方程式 / 非線形拡散 / 安定性 (他10件)
【概要】有界領域において共通の資源を取り合う関係にある2種類の競争種にとって,合理的に資源を摂取するには,競争相手の種が多い場所ほど空間的拡散を促進させた方が好戦略に思われる.この戦略を「交差拡散」とよばれる拡散の相互作用を表す非線形項として,従来のロトカ・ボルテラ系に加味したモデルが,重定,川崎,寺本(1979)によって提唱され,現在では「SKTモデル」とよばれている.SKTモデルにおいては,定常問題の...
❏非線形拡散を伴うSKTモデルに現れる定常パターンの大域分岐構造(15K04948)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】久藤 衡介 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (40386602)
【キーワード】反応拡散系 / 拡散の相互作用 / 分岐 / 極限系 / 競争モデル (他14件)
【概要】本研究課題においては、競争関係にある2種類の生物種の個体群密度の時空的変化を記述する反応拡散系に関する研究を行った。具体的には、交差拡散項とよばれる非線形拡散項を伴うロトカ・ボルテラ系(重定・川崎・寺本モデル,1979)に対して、交差拡散項の係数を無限大まで大きくしたときの定常解の漸近挙動を調べた。従来の研究が後れていた「第2極限系」とよばれる近似問題に対して、解の大域分岐構造を明確化した。この研...
❏縮約系を応用した高次元空間にみられる現象の解明と解析的手法の構築(26400173)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】辻川 亨 宮崎大学, 工学部, 教授 (10258288)
【キーワード】differential equation / bifurcation method / singular perturbation / 微分方程式 / 分岐理論 (他12件)
【概要】反応拡散方程式の研究はパターン形成の解明に重要である。本研究はある種の生物の個体群密度を記述するLotka-Volterra競合系モデルについて、Newmann境界条件のもと方程式の係数をパラメータとした、非定数定常解の大域的解構造を決定することである。非定数定常解の存在のための十分条件をLeray-ScauderのDegree理論を用いて示した。また大域的解構造は数値計算から複雑であると予想され...
【数物系科学】物理学:非線形拡散安定性を含む研究件
❏ロトカ・ボルテラ系における交差拡散極限が導く定常解の多層構造の解明(19K03581)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】久藤 衡介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40386602)
【キーワード】反応拡散系 / 分岐 / 楕円型偏微分方程式 / 非線形拡散 / 安定性 (他10件)
【概要】有界領域において共通の資源を取り合う関係にある2種類の競争種にとって,合理的に資源を摂取するには,競争相手の種が多い場所ほど空間的拡散を促進させた方が好戦略に思われる.この戦略を「交差拡散」とよばれる拡散の相互作用を表す非線形項として,従来のロトカ・ボルテラ系に加味したモデルが,重定,川崎,寺本(1979)によって提唱され,現在では「SKTモデル」とよばれている.SKTモデルにおいては,定常問題の...
❏非線形拡散を伴うSKTモデルに現れる定常パターンの大域分岐構造(15K04948)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】久藤 衡介 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (40386602)
【キーワード】反応拡散系 / 拡散の相互作用 / 分岐 / 極限系 / 競争モデル (他14件)
【概要】本研究課題においては、競争関係にある2種類の生物種の個体群密度の時空的変化を記述する反応拡散系に関する研究を行った。具体的には、交差拡散項とよばれる非線形拡散項を伴うロトカ・ボルテラ系(重定・川崎・寺本モデル,1979)に対して、交差拡散項の係数を無限大まで大きくしたときの定常解の漸近挙動を調べた。従来の研究が後れていた「第2極限系」とよばれる近似問題に対して、解の大域分岐構造を明確化した。この研...
❏非線形拡散方程式系に関する解構造の研究(18540223)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】山田 義雄 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20111825)
【キーワード】非線形現象 / 反応拡散方程式 / 非線形拡散 / 正値定常解 / 安定性 (他10件)
【概要】数理生態学に現れる非線形拡散を伴う反応拡散方程式システムを解析した。これは生存競争を行う2種の生物種の棲み分け現象を記述するモデルとして定式化されたものである。正値定常解は2種の生物種の共存状態として生態学的にも意味のある解であり、このような解の構造解明が重要なテーマである。正値定常の存在を示すための理論・技法の開発をおこなった。同時に、非線形拡散係数を無限大とする場合の極限問題と、本来の問題との...
【数物系科学】物理学:モジュライ安定性を含む研究件
❏対数的混合ホッジ理論の研究とその応用(23340008)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】臼井 三平 大阪大学, その他部局等, 名誉教授 (90117002)
【キーワード】ホッジ理論 / 周期写像 / モジュライ / コンパクト化 / 混合対数的ホッジ構造 (他33件)
【概要】混合版SL(2)-軌道の空間と対数的混合ホッジ構造の良モジュライを構成した。後者の幾何への応用として構成したネロンモデルの複数の切断の共通部分の解析性を証明した。任意に与えられた許容ノーマル関数を受け止めるネロンモデルを構成した。これらの物理への応用として、3次元5次超曲面の閉および開ミラー対称性の記述をした。以上は全て出版された。 混合版として新たに出てくる比構造付羃零i軌道の空間、星付混合版S...
❏幾何学的モジュライ理論の深化と理論的応用(23224001)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, -, 名誉教授 (50022687)
【キーワード】モジュライ / コンパクト化 / 安定性 / パンルヴェ方程式 / フレア理論 (他27件)
【概要】本研究では、幾何学的なモジュライ空間の大域的な構造を研究し、関連する理論への応用を目指した。アーベル多様体のモジュライ空間の第二のコンパクト化を構成し、他の重要なコンパクト化との関係を解明、代数曲線のベクトル束のモジュライ空間のゼータ関数に関するリーマン予想の証明、トーリック多様体のラグランジュ部分多様体のモジュライ空間を研究し、ミラー対称性における量子コホモロジー環とポテンシャルのヤコビ環の同型...
❏モジュライ空間の幾何学の総合的な研究(12304001)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50022687)
【キーワード】アーベル多様体 / モジュライ / コンパクト化 / McKay対応 / データ関数 (他19件)
【概要】本研究では,モジュライ空間とそのコンパクト化の研究および,ある特定の代数多様体をある別の幾何学的な対象のモジュラィ空間と同一視してその立場から,その代数多様体を研究することを目標とした。具体的には以下のような問題を考察することを目標とした:(a)商特異点C^3/Gの特異点解消のモジュライ空間としての研究,構造の決定.(b)Kempf安定性によるモジュライのコンパクト化の構成.(c)アーベル多様体の...
【数物系科学】物理学:コンパクト化安定性を含む研究件
❏対数的混合ホッジ理論の研究とその応用(23340008)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】臼井 三平 大阪大学, その他部局等, 名誉教授 (90117002)
【キーワード】ホッジ理論 / 周期写像 / モジュライ / コンパクト化 / 混合対数的ホッジ構造 (他33件)
【概要】混合版SL(2)-軌道の空間と対数的混合ホッジ構造の良モジュライを構成した。後者の幾何への応用として構成したネロンモデルの複数の切断の共通部分の解析性を証明した。任意に与えられた許容ノーマル関数を受け止めるネロンモデルを構成した。これらの物理への応用として、3次元5次超曲面の閉および開ミラー対称性の記述をした。以上は全て出版された。 混合版として新たに出てくる比構造付羃零i軌道の空間、星付混合版S...
❏幾何学的モジュライ理論の深化と理論的応用(23224001)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, -, 名誉教授 (50022687)
【キーワード】モジュライ / コンパクト化 / 安定性 / パンルヴェ方程式 / フレア理論 (他27件)
【概要】本研究では、幾何学的なモジュライ空間の大域的な構造を研究し、関連する理論への応用を目指した。アーベル多様体のモジュライ空間の第二のコンパクト化を構成し、他の重要なコンパクト化との関係を解明、代数曲線のベクトル束のモジュライ空間のゼータ関数に関するリーマン予想の証明、トーリック多様体のラグランジュ部分多様体のモジュライ空間を研究し、ミラー対称性における量子コホモロジー環とポテンシャルのヤコビ環の同型...
❏モジュライ空間の幾何学の総合的な研究(12304001)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】中村 郁 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50022687)
【キーワード】アーベル多様体 / モジュライ / コンパクト化 / McKay対応 / データ関数 (他19件)
【概要】本研究では,モジュライ空間とそのコンパクト化の研究および,ある特定の代数多様体をある別の幾何学的な対象のモジュラィ空間と同一視してその立場から,その代数多様体を研究することを目標とした。具体的には以下のような問題を考察することを目標とした:(a)商特異点C^3/Gの特異点解消のモジュライ空間としての研究,構造の決定.(b)Kempf安定性によるモジュライのコンパクト化の構成.(c)アーベル多様体の...
【数物系科学】物理学:非線形現象安定性を含む研究件
❏相互拡散項を伴うロトカ・ボルテラ系の解構造に対する研究(18740093)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】久藤 衡介 福岡工業大学, 工学部, 准教授 (40386602)
【キーワード】非線形現象 / 反応拡散方程式 / 定常解 / 分岐 / 数理生物学モデル (他13件)
【概要】相互拡散(cross-diffusion)を伴うロトカ・ボルテラ系に対して定常解の大域分岐構造が得られた。捕食生物と餌となる生物の個体数密度がなす時空的ダイナミクスを記述する系においては、それぞれの生物の空間的拡散や捕食に関する相互作用の地域差に応じて、生物が共存する定常解がなす分岐枝が釣り針状に変形し、解が複数個存在することが判明した。また、分数型の相互拡散を伴う系においては、相互拡散項の増大に...
❏非線形拡散方程式系に関する解構造の研究(18540223)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】山田 義雄 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20111825)
【キーワード】非線形現象 / 反応拡散方程式 / 非線形拡散 / 正値定常解 / 安定性 (他10件)
【概要】数理生態学に現れる非線形拡散を伴う反応拡散方程式システムを解析した。これは生存競争を行う2種の生物種の棲み分け現象を記述するモデルとして定式化されたものである。正値定常解は2種の生物種の共存状態として生態学的にも意味のある解であり、このような解の構造解明が重要なテーマである。正値定常の存在を示すための理論・技法の開発をおこなった。同時に、非線形拡散係数を無限大とする場合の極限問題と、本来の問題との...
❏エネルギー消散を伴う非線形現象の力学系と安定性理論の研究(18340045)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
【キーワード】エネルギー消散 / 非線形現象 / 相転移 / 力学系 / 変分不等式 (他10件)
【概要】環境問題等、人間生活に深く関わる非線形で複雑な現象のメカニズムの解明を目的とした数学理論の構築と、その活用を物質科学・生命科学に現れる具体的な問題を対象に試みた。本研究の過程で、新しい数学理論が展開され、それにより幾つかの未解決問題への有効なアプローチが見つかった。これは、本研究の最も大きい成果と言える。さらに、この新しい数学理論は、それを基盤とした「生活数学」の創生へ発展している。 ...
【数物系科学】物理学:アトラクター安定性を含む研究件
❏相転移現象を記述する力学系の構造と安定性の研究(13440052)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
【キーワード】相転移現象 / 力学系の安定性 / ステファン問題 / 大域的アトラクター / 劣微分作用素 (他14件)
【概要】本研究計画の課題は (1)相転移現象のモデル化と数学理論の開発 (2)関連の最適制御問題の設定と数値シミュレーション (3)研究成果の学校教育への還元 の3つであった。課題(1)では、熱力学の基本法則を基盤にして、相転移を伴う物質の数学的表現を通し、時間の発展と共に物質の構造(相変化、成分分離、破壊、原子の秩序)がどのように変化するかを力学系理論の立場から考察した。特に、研究計画後半の2年間、破壊...
❏相転移を伴う非線形現象のモデリングと解析(11640197)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
【キーワード】相転移 / 劣微分作用素 / 相分離 / ステファン問題 / 自由境界問題 (他8件)
【概要】本プロジェクトでは、線形・非線形作用素論から反応拡散系方程式、波動方程式、シュレディンガー方程式、相転移モデルやそれに関連する数値解析に至るまで実に多様な研究成果が得られた。特に、学際的見地に立った極めてレベルの高い研究が発表されている。例えば下記のような研究結果が上げられる。 ●環境問題に関連して、広島湾における赤潮の発生メカニズムに関する数学的解析と数値シミレーションを行った。これは非線形発展...
【数物系科学】物理学:反応・拡散系安定性を含む研究件
❏交差拡散を伴う数理生物学モデルの近平衡系に対する解析基盤の構築(22K03379)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】久藤 衡介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40386602)
【キーワード】反応拡散系 / 分岐 / 楕円型偏微分方程式 / 放物型偏微分方程式 / 安定性
【概要】
❏ロトカ・ボルテラ系における交差拡散極限が導く定常解の多層構造の解明(19K03581)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】久藤 衡介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40386602)
【キーワード】反応拡散系 / 分岐 / 楕円型偏微分方程式 / 非線形拡散 / 安定性 (他10件)
【概要】有界領域において共通の資源を取り合う関係にある2種類の競争種にとって,合理的に資源を摂取するには,競争相手の種が多い場所ほど空間的拡散を促進させた方が好戦略に思われる.この戦略を「交差拡散」とよばれる拡散の相互作用を表す非線形項として,従来のロトカ・ボルテラ系に加味したモデルが,重定,川崎,寺本(1979)によって提唱され,現在では「SKTモデル」とよばれている.SKTモデルにおいては,定常問題の...
❏非線形拡散を伴うSKTモデルに現れる定常パターンの大域分岐構造(15K04948)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】久藤 衡介 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (40386602)
【キーワード】反応拡散系 / 拡散の相互作用 / 分岐 / 極限系 / 競争モデル (他14件)
【概要】本研究課題においては、競争関係にある2種類の生物種の個体群密度の時空的変化を記述する反応拡散系に関する研究を行った。具体的には、交差拡散項とよばれる非線形拡散項を伴うロトカ・ボルテラ系(重定・川崎・寺本モデル,1979)に対して、交差拡散項の係数を無限大まで大きくしたときの定常解の漸近挙動を調べた。従来の研究が後れていた「第2極限系」とよばれる近似問題に対して、解の大域分岐構造を明確化した。この研...
【数物系科学】物理学:非平衡相転移安定性を含む研究件
❏開放進化系の複雑性-頑健性関係についての理論研究(18K03449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 (他17件)
【概要】本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広...
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
【数物系科学】物理学:ストークス方程式安定性を含む研究件
❏連続体現象における非線形諸問題の数学解析(18340042)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】谷 温之 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (90118969)
【キーワード】Navier-Stokes equations / Stokes equations / water waves / free boundary problem / slip boundary conditions (他22件)
【概要】連続体および連続体近似できる自然現象の数理モデル方程式を数学解析し, 次のような研究成果が得られた(主要なもののみ記す). (1) Navier-Stokes方程式, Stokes 方程式に対して, 区分的に連続な境界を持つ領域, 角領域での強解の一意存在 ; (2) Navier-Stokes方程式に対して, 滑り境界条件(Navier型, 閾値型) 下での強解の一意存在 ; (3) 水の波(渦...
❏実解析的方法による非線形発展方程式の解の安定性の研究(12440045)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】柴田 良弘 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50114088)
【キーワード】Oseen方程式 / 平行平板中の流れ / ストークス作用素 / 流れの安定性 / レゾルベント問題 (他29件)
【概要】1.無限遠方に流速がある場合の非圧縮性粘性流体の安定性に関して次の成果を得た. (a)外部領域でのOseen方程式の定常問題をローレンツ空間で考察し,解の一意存在を示しさらに,解の評価が無限遠方の流速に依存しないことを示した.これを用いて非線形問題の定常解の存在と流速が0に収束にするときの定常解の弱位相での収束を示した. (b)外部領域でのOseen semigroupの時間に関するdecay評価...
❏ナビエ・ストークス方程式の適切性に関する研究(09440056)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 2000
【研究代表者】小薗 英雄 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00195728)
【キーワード】ナビエ・ストークス方程式 / ソボレフ空間 / 補間空間論 / クーリエ変換 / 特異積分作用素 (他25件)
【概要】Navier-Stokes方程式の解の安定性の解析にはStokes作用素Aに加えて,変数係数の低階の微分作用素を含んだ項Bを摂動として処理しなければならない.外部問題の場合,よく知られた半群生成の摂動論は役に立たない.何故ならば,作用素A+Bのスペクトルの存在範囲をAのそれを不変にする様に摂動させなければならないからである.その際,関数空間の選択に注意を払う必要がある.定常解の存在と安定性の問題は...
【数物系科学】物理学:ナビエ・ストークス方程式安定性を含む研究件
❏外力を持つ外部領域上の Navier-Stokes 方程式の実解析的研究(17K05339)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes / 非有界領域 / ancient solution / 周期解 / 概周期解 (他22件)
【概要】2次元全空間上のNavier-Stokes方程式について、時間に依存する小さい外力がある場合について、小さいancient solutionの存在、一意性を示し。さらに解の初期摂動についての安定性についての安定性を示した。 ancient solutionは定常解はもとより、時間周期解、時間概周期解答を統一的に取り扱う概念である。有界領域では絵画指数的に減衰するので容易であるが、非有界領域では減衰...
❏実解析とエネルギー法による非有界領域上のNavier-Stokes 方程式の研究(25400185)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes 方程式 / 2次元 / 定常解 / 安定性 / 対称性 (他11件)
【概要】重力の影響下での熱対流を記述するBoussinesq方程式を重みのついた空間で考察し、解の一意存在を確立したうえで解の漸近形を二次の項まで得た。 また、2次元全平面および外部領域における定常Navier-Stokes方程式に対し、領域、外力及び境界値に新しい対称性を導入し、この仮定をみたす十分小さい外力及び境界値に対して遠方で減衰する定常解の存在を示した。 さらに、より弱い対称性の仮定の下で、十分...
❏実解析学の手法による非有界領域上のNavier-Stokes方程式の研究(21540202)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】関数方程式 / 偏微分方程式論 / 安定性 / Navier-Stokes方程式 / 外部領域 (他12件)
【概要】2次元全空間および外部領域上のNavier-Stokes 方程式について研究を行った.対称性の強い小さな定常外力が存在する場合,遠方での減衰が非常に速い小さな 定常解が一意的に存在することが示された.またその定常解が十分小さい場合には,初期摂動についての大きさの限界なしで定常解が安定であることが示された.また平行平板間の Navier-Stokes 方程式についての研究も行った.この問題をBeso...
【数物系科学】物理学:対称性安定性を含む研究件
❏テンセグリティの安定性の組合せ的特徴付けに関する研究(15KT0109)
【研究テーマ】連携探索型数理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】張 景耀 名古屋市立大学, 大学院芸術工学研究科, 准教授 (50546736)
【キーワード】テンセグリティ / 安定性 / 特徴付け / super-stability / 対称性 (他8件)
【概要】テンセグリティとは、圧縮力を受ける棒材と引張力を受けるケーブルで構成される構造物である。テンセグリティは、トラス構造よりも少ない部材で安定性を保つことができる。テンセグリティに潜んでいる特有な力学特性および数学原理は、構造力学分野と応用数学分野でそれぞれ独自の発展がなされており、多岐にわたる分野で応用されている。本研究では、多面体群など高度対称な構造を対象として、そのsuper-stability...
❏実解析とエネルギー法による非有界領域上のNavier-Stokes 方程式の研究(25400185)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes 方程式 / 2次元 / 定常解 / 安定性 / 対称性 (他11件)
【概要】重力の影響下での熱対流を記述するBoussinesq方程式を重みのついた空間で考察し、解の一意存在を確立したうえで解の漸近形を二次の項まで得た。 また、2次元全平面および外部領域における定常Navier-Stokes方程式に対し、領域、外力及び境界値に新しい対称性を導入し、この仮定をみたす十分小さい外力及び境界値に対して遠方で減衰する定常解の存在を示した。 さらに、より弱い対称性の仮定の下で、十分...
❏実解析学の手法による非有界領域上のNavier-Stokes方程式の研究(21540202)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】関数方程式 / 偏微分方程式論 / 安定性 / Navier-Stokes方程式 / 外部領域 (他12件)
【概要】2次元全空間および外部領域上のNavier-Stokes 方程式について研究を行った.対称性の強い小さな定常外力が存在する場合,遠方での減衰が非常に速い小さな 定常解が一意的に存在することが示された.またその定常解が十分小さい場合には,初期摂動についての大きさの限界なしで定常解が安定であることが示された.また平行平板間の Navier-Stokes 方程式についての研究も行った.この問題をBeso...
【数物系科学】地球惑星科学:力学系安定性を含む研究件
❏エネルギー消散を伴う非線形現象の力学系と安定性理論の研究(18340045)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
【キーワード】エネルギー消散 / 非線形現象 / 相転移 / 力学系 / 変分不等式 (他10件)
【概要】環境問題等、人間生活に深く関わる非線形で複雑な現象のメカニズムの解明を目的とした数学理論の構築と、その活用を物質科学・生命科学に現れる具体的な問題を対象に試みた。本研究の過程で、新しい数学理論が展開され、それにより幾つかの未解決問題への有効なアプローチが見つかった。これは、本研究の最も大きい成果と言える。さらに、この新しい数学理論は、それを基盤とした「生活数学」の創生へ発展している。 ...
❏ギンツブルグ ランダウ 方程式の解の構造の研究(08640149)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996
【研究代表者】神保 秀一 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (80201565)
【キーワード】ギンツブルグランダウ方程式 / 安定性 / 力学系 / ホップ分岐
【概要】1.ギンツブルグ-ランダウ方程式の安定解の構造: 領域を著しく変形したときに特徴的に現れる安定定常解を構成した.またさらに変形極限の方程式との関係を線型化固有値問題まで込めて導いた.次に,不均質媒質のモデルとされる変数係数のギンツブルグランダウ方程式の非一様安定解を構成した.また,非一様性によるゼロ点のピン止め効果により生じる安定定常解を構成し,さらに,与えられた点配置にたいし安定解のゼロ点の近似...
【数物系科学】地球惑星科学:分岐安定性を含む研究件
❏交差拡散を伴う数理生物学モデルの近平衡系に対する解析基盤の構築(22K03379)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】久藤 衡介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40386602)
【キーワード】反応拡散系 / 分岐 / 楕円型偏微分方程式 / 放物型偏微分方程式 / 安定性
【概要】
❏ロトカ・ボルテラ系における交差拡散極限が導く定常解の多層構造の解明(19K03581)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】久藤 衡介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40386602)
【キーワード】反応拡散系 / 分岐 / 楕円型偏微分方程式 / 非線形拡散 / 安定性 (他10件)
【概要】有界領域において共通の資源を取り合う関係にある2種類の競争種にとって,合理的に資源を摂取するには,競争相手の種が多い場所ほど空間的拡散を促進させた方が好戦略に思われる.この戦略を「交差拡散」とよばれる拡散の相互作用を表す非線形項として,従来のロトカ・ボルテラ系に加味したモデルが,重定,川崎,寺本(1979)によって提唱され,現在では「SKTモデル」とよばれている.SKTモデルにおいては,定常問題の...
❏非線形拡散を伴うSKTモデルに現れる定常パターンの大域分岐構造(15K04948)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】久藤 衡介 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (40386602)
【キーワード】反応拡散系 / 拡散の相互作用 / 分岐 / 極限系 / 競争モデル (他14件)
【概要】本研究課題においては、競争関係にある2種類の生物種の個体群密度の時空的変化を記述する反応拡散系に関する研究を行った。具体的には、交差拡散項とよばれる非線形拡散項を伴うロトカ・ボルテラ系(重定・川崎・寺本モデル,1979)に対して、交差拡散項の係数を無限大まで大きくしたときの定常解の漸近挙動を調べた。従来の研究が後れていた「第2極限系」とよばれる近似問題に対して、解の大域分岐構造を明確化した。この研...
【数物系科学】地球惑星科学:逆問題安定性を含む研究件
❏非整数階偏微分方程式に対する逆問題と関連課題(20F20319)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2020-11-13 - 2023-03-31
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (50182647)
【キーワード】非整数階偏微分方程式 / 混合型非整数階微分 / 一意存在 / 逆問題 / 一意性 (他6件)
【概要】まず、単独の時間について非整数階の微分項を持つ非整数階偏微分方程式を対象とし、解の一意存在性・漸近挙動などの基本性質を明らかにしていった。時間微分の項が古典的なものと大きく異なり作用素論的な扱いを要するので、そのための偏微分方程式論的な方法論を考えて確立を目指した。次に、そのような基礎理論に基づき、係数や非整数階微分の階数など現象を規定する重要なパラメータを解の観測可能なデータから決定するという逆...
❏偏微分方程式の係数決定逆問題の革新的解決と応用(15H05740)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2015-05-29 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (50182647)
【キーワード】逆問題 / 安定性・一意性 / 係数決定 / 境界値逆問題 / リーマン計量決定 (他22件)
【概要】偏微分方程式の係数を解の限定されたデータで決定する係数決定逆問題の数学解析と応用を研究対象とした。主な課題は以下であった:(A) 楕円型方程式の係数決定逆問題. (B)リーマン多様体におけるリーマン計量決定逆問題.(C) 流体力学におけるさまざまな非定常方程式の係数決定逆問題.(D) 非整数階偏微分方程式の係数決定逆問題.(E) 諸科学技術分野からの課題提起:包括的な数学解析手法の開発を現場との課...
❏偏微分方程式の係数決定逆問題の理論の新展開(15H02059)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 数理(科)学研究科(研究院), 教授 (50182647)
【キーワード】逆問題 / 一意性 / 安定性 / 非整数階拡散方程式 / 最大値原理 (他6件)
【概要】本研究課題では、係数決定逆問題として、次の4つを主な研究対象とした:(A) 楕円型方程式の係数決定逆問題の一意性 (B)リーマン多様体におけるリーマン計量決定逆問題 (C) 流体力学におけるさまざまな非定常方程式の係数決定逆問題 (D) 非整数階偏微分方程式の係数決定逆問題. 該当する期間に、特に課題(D) に関して研究を集中させた。逆問題の研究対象となる非整数階微分方程式は、汚染物の不均質媒質中...
【数物系科学】地球惑星科学:非線形偏微分方程式安定性を含む研究件
❏非線形波動方程式系の孤立波解の安定性解析(21540163)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】太田 雅人 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (00291394)
【キーワード】非線形偏微分方程式 / 非線形シュレディンガー方程式 / 非線形波動方程式 / 孤立波 / 定在波 (他10件)
【概要】非線形シュレディンガー方程式の定在波解の不安定性に関する標準理論の改良を行った。特に、安定性と不安定性の境目にあたる場合の不安定性に関する新しい結果を証明した。また、その抽象理論をプラズマ中のラマン増幅現象に関連した非線形シュレディンガー方程式系に適用した。さらに、一般的な条件の下で、線形不安定性から非線形不安定性が導かれることを証明した。 ...
❏非線形波動方程式の孤立波解の安定性と解の爆発に関する研究(18540161)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】太田 雅人 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (00291394)
【キーワード】非線形シュレディンガー方程式 / 非線形クライン・ゴルドン方程式 / 定在波解 / 非線形波動 / 安定性解析 (他14件)
【概要】消散項をもつ非線形シュレディンガー方程式の爆発問題に関して、テネシー大学のGrozdena Todorova 氏と共同研究を行った。また、湯川型相互作用をもつ空間3次元のクライン・ゴルドン・シュレディンガー方程式系の定在波解の安定性について、菊池弘明氏と共同研究を行った。さらに、3波相互作用をもつ非線形シュレディンガー方程式系の孤立波解の安定性に関して、ボルドー大学の Mathieu Colin ...
【数物系科学】地球惑星科学:カオス安定性を含む研究件
❏非線形動学理論に基づく寡占・複占理論の再構築に関する学際的研究(15330037)
【研究テーマ】理論経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】松本 昭夫 中央大学, 経済学部, 教授 (50149473)
【キーワード】カオス / 非線形動学 / ボトルネック・モノポリー / KGMモデル / 非線形寡占ゲーム (他25件)
【概要】本研究は伝統的な寡占・複占動学モデルを2つの方向に拡張した。一つは動学研究にパラダイムシフトをもたらしたといわれるカオス・ソリトン・フラクタルなどに象徴される非線形動学理論を導入し、経済において顕著に見られるさまざまな非線形要因が動学に及ぼす影響を分析したこと。もう一つは地域間貿易に顕著に見られるような動学モデルに空間あるいは距離といった概念を明示的に取り入れたときの効果を考察した。 主な研究成果...
❏学習ネットワークによる複雑システムのモデル化とインテリジェント制御に関する研究(09450171)
【研究テーマ】計測・制御工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】平澤 宏太郎 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 教授 (70253474)
【キーワード】ニューラルネットワーク / 遺伝的アルゴリズム / ファジイ / 一般化学習ネットワーク / 高次微分 (他19件)
【概要】本報告は、科学研究補助金に関する研究課題「学習ネットワークによる複雑システムのモデル化とインテリジェント制御に関する研究」についての研究成果である。 広域電力ネットワークシステム、分散型交通・物流ネットワークシステム、総合上水道ネットワークシステム、大規模複雑原子力・火力・化学プラント等最近の制御対象は大規模化、複雑化、広域化、分散化する傾向にある。 それに従い、従来の制御理論の枠組では環境の変化...
【数物系科学】地球惑星科学:パターン形成安定性を含む研究件
❏流れに伴う渦と波動のパターン変化の研究(15340054)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】宮川 鉄朗 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (10033929)
【キーワード】ナビエ・ストークス方程式 / 初期値問題 / 自由表面 / 群対称性 / 安定性 (他16件)
【概要】代表者宮川は,2次元と3次元の外部領域における非圧縮粘性流を扱い,流れの時間・空間減衰度と運動方程式の解の対称性の関係を明らかにした.特に2次元外部問題においてほぼ最終的な結果を得た.その研究の副産物として,2次元外部領域での非圧縮完全流体に関するダランベールの逆理と,対応する圧力場の可積分性との間の明確かつ密接な関係を見出した.この方向での3次元流の研究を現在進めている.分担者福本は,粘性渦の運...
❏非線型放物型偏微分方程式の解における空間的構造の自律的形成(13440050)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】高木 泉 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40154744)
【キーワード】反応拡散方程式系 / パターン形成 / パターンの崩壊 / 解の爆発 / 活性因子,抑制因子 (他18件)
【概要】本研究課題は非線型放物型偏微分方程式の解の挙動の追跡を目指して推進されてきた. 研究代表者はWei-Ming Ni(ミネソタ大学)と鈴木香奈子と共同で,ギーラーとマインハルトによる活性因子-抑制因子型反応拡散系の解の挙動について研究し,次のことを解明した:(i)初期値が定数函数の場合,活性因子がそれ自身を生産する強さが抑制因子の生産を促す強さよりも大きいと,有限時間で爆発する解が存在する.爆発解に...
❏反応拡散系におけるパターンダイナミクスと漸近解析(12440023)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】柳田 英二 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80174548)
【キーワード】反応拡散系 / 興奮-抑制系 / 歪勾配系 / 分岐 / パターン形成 (他12件)
【概要】反応拡散系に見られる様々な時空間ダイナミクスは,いろいろな自然現象に見られる自発的パターン形成のモデルとなっている.本研究では,解析学的手法と数値的手法を組み合わせて,以下の問題について研究を進めた. 1.shadow systemと呼ばれる縮約系に対して,無限次元力学系の手法を適用して,安定解の空間的単調性を示した.また歪勾配構造をもつ反応拡散系に対し,安定定常解の変分法的特徴付けを得た. 2....
【数物系科学】地球惑星科学:相転移安定性を含む研究件
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
❏エネルギー消散を伴う非線形現象の力学系と安定性理論の研究(18340045)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
【キーワード】エネルギー消散 / 非線形現象 / 相転移 / 力学系 / 変分不等式 (他10件)
【概要】環境問題等、人間生活に深く関わる非線形で複雑な現象のメカニズムの解明を目的とした数学理論の構築と、その活用を物質科学・生命科学に現れる具体的な問題を対象に試みた。本研究の過程で、新しい数学理論が展開され、それにより幾つかの未解決問題への有効なアプローチが見つかった。これは、本研究の最も大きい成果と言える。さらに、この新しい数学理論は、それを基盤とした「生活数学」の創生へ発展している。 ...
❏相転移現象を記述する力学系の構造と安定性の研究(13440052)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
【キーワード】相転移現象 / 力学系の安定性 / ステファン問題 / 大域的アトラクター / 劣微分作用素 (他14件)
【概要】本研究計画の課題は (1)相転移現象のモデル化と数学理論の開発 (2)関連の最適制御問題の設定と数値シミュレーション (3)研究成果の学校教育への還元 の3つであった。課題(1)では、熱力学の基本法則を基盤にして、相転移を伴う物質の数学的表現を通し、時間の発展と共に物質の構造(相変化、成分分離、破壊、原子の秩序)がどのように変化するかを力学系理論の立場から考察した。特に、研究計画後半の2年間、破壊...
【数物系科学】地球惑星科学:変形安定性を含む研究件
❏極小モデル定理の検証・発展・応用(19340003)
【研究テーマ】代数学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2010
【研究代表者】宮岡 洋一 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 教授 (50101077)
【キーワード】代数幾何 / Higgs束 / ベクトル束 / 安定性 / Jordanフィルトレーショ (他26件)
【概要】代数多様体やオービフォールド上のベクトル束やヒッグズ束を,幾何学的視点から考察し,その応用を与えた。2次元オービフォールドの余接束に対する宮岡・ヤウ不等式から,ある位相幾何的条件をみたす一般型曲面上の整曲線に対するグリーン・ラング予想を,エフェクティヴな形で解決した。またヒッグズ束の新しい定式化を与え,以前に知られていなかったヒッグズ束の例を大量に構成した。 ...
❏代数多様体内の強擬凸CR多様体のモジュライの研究(09640123)
【研究テーマ】幾何学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】宮嶋 公夫 鹿児島大学, 理学部, 教授 (40107850)
【キーワード】CR多様体 / モジュライ / 変形 / 安定性 / 孤立特異点 (他8件)
【概要】実5次元以上の強擬凸CR多様体は正規孤立特異点の境界になり、更に、特異射影代数多様体に完備化できることが知られている。この関係に注目し、『実5次元以上の強擬凸CR多様体の情報の中から正規孤立特異点の反映として現れている情報だけを取りだし、そのモジュライを記述せよ』という問題が倉西正武氏により1970年代後半に提起された。本研究では、倉西氏の問題の持つ本来の意味付けを明確にし、その最終解決を行った。...
【数物系科学】天文学:定常解安定性を含む研究件
❏外力を持つ外部領域上の Navier-Stokes 方程式の実解析的研究(17K05339)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes / 非有界領域 / ancient solution / 周期解 / 概周期解 (他22件)
【概要】2次元全空間上のNavier-Stokes方程式について、時間に依存する小さい外力がある場合について、小さいancient solutionの存在、一意性を示し。さらに解の初期摂動についての安定性についての安定性を示した。 ancient solutionは定常解はもとより、時間周期解、時間概周期解答を統一的に取り扱う概念である。有界領域では絵画指数的に減衰するので容易であるが、非有界領域では減衰...
❏縮約系を応用した高次元空間にみられる現象の解明と解析的手法の構築(26400173)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】辻川 亨 宮崎大学, 工学部, 教授 (10258288)
【キーワード】differential equation / bifurcation method / singular perturbation / 微分方程式 / 分岐理論 (他12件)
【概要】反応拡散方程式の研究はパターン形成の解明に重要である。本研究はある種の生物の個体群密度を記述するLotka-Volterra競合系モデルについて、Newmann境界条件のもと方程式の係数をパラメータとした、非定数定常解の大域的解構造を決定することである。非定数定常解の存在のための十分条件をLeray-ScauderのDegree理論を用いて示した。また大域的解構造は数値計算から複雑であると予想され...
❏実解析とエネルギー法による非有界領域上のNavier-Stokes 方程式の研究(25400185)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】Navier-Stokes 方程式 / 2次元 / 定常解 / 安定性 / 対称性 (他11件)
【概要】重力の影響下での熱対流を記述するBoussinesq方程式を重みのついた空間で考察し、解の一意存在を確立したうえで解の漸近形を二次の項まで得た。 また、2次元全平面および外部領域における定常Navier-Stokes方程式に対し、領域、外力及び境界値に新しい対称性を導入し、この仮定をみたす十分小さい外力及び境界値に対して遠方で減衰する定常解の存在を示した。 さらに、より弱い対称性の仮定の下で、十分...
【数物系科学】天文学:自己相似解安定性を含む研究件
❏距離空間上の粘性解(25610025)
【研究テーマ】数学解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】儀我 美一 東京大学, 大学院数理科学研究科, 教授 (70144110)
【キーワード】粘性解 / 距離空間 / ハミルトン・ヤコビ方程式 / アイコナール方程式 / クリスタライン曲率 (他14件)
【概要】ネットワークやフラクタルのような関数の勾配という概念が自然に定義できない空間上で、アイコナール方程式を考える。そのため一般距離空間でのアイコナール方程式についての粘性解理論を確立した。また、結晶表面や金属の粒界の形状変化を記述する曲率流方程式、特に異方性の強いクリスタライン曲率流方程式について、その粘性解理論を、表面が曲線とみなせる場合に確立した。異方性の強い曲率流方程式はユークリッド計量以外の計...
❏反応拡散系におけるパターンダイナミクスと漸近解析(12440023)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】柳田 英二 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80174548)
【キーワード】反応拡散系 / 興奮-抑制系 / 歪勾配系 / 分岐 / パターン形成 (他12件)
【概要】反応拡散系に見られる様々な時空間ダイナミクスは,いろいろな自然現象に見られる自発的パターン形成のモデルとなっている.本研究では,解析学的手法と数値的手法を組み合わせて,以下の問題について研究を進めた. 1.shadow systemと呼ばれる縮約系に対して,無限次元力学系の手法を適用して,安定解の空間的単調性を示した.また歪勾配構造をもつ反応拡散系に対し,安定定常解の変分法的特徴付けを得た. 2....
【生物学】基礎生物学:共存安定性を含む研究件
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
❏樹種共存の葉層分割仮説と透過率分化仮説の並行検証(24247003)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】甲山 隆司 北海道大学, 地球環境科学研究科(研究院), 教授 (60178233)
【キーワード】共存 / 理論 / 平衡 / 光資源 / 競争 (他9件)
【概要】森林生態系の樹木群集は、従来、撹乱からの再生過程に沿った耐陰性の異なる種間の分化や水平分布不均質性、確率的な種交代の観点から解析されてきた。 これに対し、本研究では、多層構造を組み込んだ競争方程式を用いて、光資源勾配にのみ制限される水平的に均質な系でも、葉群の垂直分布や樹冠特性の分化を介して、多種の共存解が安定である条件(平橋共存条件)と不安定である条件を理論的に整理した。 熱帯林から亜高山帯林に...
【生物学】人類学:多様性安定性を含む研究件
❏開放進化系の複雑性-頑健性関係についての理論研究(18K03449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 (他17件)
【概要】本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広...
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
❏生態系の複雑さに関する数理的研究の展望(14604006)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002
【研究代表者】瀬野 裕美 広島大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (50221338)
【キーワード】生態系 / 数理モデル / 数理的研究 / 多様性 / 生態学 (他6件)
【概要】本研究は,生態学における生態系の安定性や動態,多様性についての数理的研究の現状と将来の発展性について,生態学に関する数理モデルの数学的研究に関わってきた研究者を中心とした研究者組織によって総合的な議論を行う学際的な交流の場を実現し,生態系に関する数理的研究の現状の諸側面に関する議論を行い,将来の発展を促す契機を提供することを目指した。 昨今の応用数理における多様な自然科学分野の融合,複合化の実現,...
【工学】総合工学:界面安定性を含む研究件
❏抗体凝集体による免疫原性関連シグナル誘導の物理化学解析と数理モデル構築(17H03975)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】内山 進 大阪大学, 工学研究科, 教授 (90335381)
【キーワード】バイオ医薬 / 抗体医薬 / 安定性 / 凝集 / タンパク質 (他22件)
【概要】本研究によりバイオ医薬品で発生するタンパク質凝集体の定量的解析手法が確立し、凝集の原因となるストレスの特定に成功し、さらに凝集体の免疫原性との関連性について解明することができた。とくに、プレフィルドシリンジに塗布されたシリコンオイルとタンパク質が複合体となった際の免疫原性への影響は顕著であり、製剤における容器設計の重要性がより明確となった。また、従来から提唱されてきた、コロイド安定性と構造安定性に...
❏非線型放物型偏微分方程式の解における空間的構造の自律的形成(13440050)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】高木 泉 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40154744)
【キーワード】反応拡散方程式系 / パターン形成 / パターンの崩壊 / 解の爆発 / 活性因子,抑制因子 (他18件)
【概要】本研究課題は非線型放物型偏微分方程式の解の挙動の追跡を目指して推進されてきた. 研究代表者はWei-Ming Ni(ミネソタ大学)と鈴木香奈子と共同で,ギーラーとマインハルトによる活性因子-抑制因子型反応拡散系の解の挙動について研究し,次のことを解明した:(i)初期値が定数函数の場合,活性因子がそれ自身を生産する強さが抑制因子の生産を促す強さよりも大きいと,有限時間で爆発する解が存在する.爆発解に...
【工学】総合工学:定在波安定性を含む研究件
❏非線形波動方程式系の孤立波解の安定性解析(21540163)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】太田 雅人 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (00291394)
【キーワード】非線形偏微分方程式 / 非線形シュレディンガー方程式 / 非線形波動方程式 / 孤立波 / 定在波 (他10件)
【概要】非線形シュレディンガー方程式の定在波解の不安定性に関する標準理論の改良を行った。特に、安定性と不安定性の境目にあたる場合の不安定性に関する新しい結果を証明した。また、その抽象理論をプラズマ中のラマン増幅現象に関連した非線形シュレディンガー方程式系に適用した。さらに、一般的な条件の下で、線形不安定性から非線形不安定性が導かれることを証明した。 ...
❏非線形波動方程式の孤立波解の安定性と解の爆発に関する研究(18540161)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】太田 雅人 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (00291394)
【キーワード】非線形シュレディンガー方程式 / 非線形クライン・ゴルドン方程式 / 定在波解 / 非線形波動 / 安定性解析 (他14件)
【概要】消散項をもつ非線形シュレディンガー方程式の爆発問題に関して、テネシー大学のGrozdena Todorova 氏と共同研究を行った。また、湯川型相互作用をもつ空間3次元のクライン・ゴルドン・シュレディンガー方程式系の定在波解の安定性について、菊池弘明氏と共同研究を行った。さらに、3波相互作用をもつ非線形シュレディンガー方程式系の孤立波解の安定性に関して、ボルドー大学の Mathieu Colin ...
【工学】総合工学:流体関連振動安定性を含む研究件
❏搬送系で発生するフラッタのアクティブ張力制御による制振(09875063)
【研究テーマ】機械力学・制御
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】金子 成彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (70143378)
【キーワード】クラッタ / 自励振動 / 搬送システム / 紙 / ケーブル (他15件)
【概要】本研究は、光ファイバーケーブルや紙などのような高速で搬送されるシステムで発生する空気力と構造物との連成振動の発生機構の解明と制振方法の開発を目標に、平成9年度から10年度までの2年間に亘って行われた。発生機構の解明については、紙を対象に研究を行い、制振システムの開発についてはケーブルを対象に行った。解析においては、有限要素法によって定式化を行った。構造系の記述に用いた補間関数を紙に作用する流体力の...
❏弾性堰を越える流れによって発生する自励的液面揺動の非線形安定性解析(07650275)
【研究テーマ】機械力学・制御
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】金子 成彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (70143378)
【キーワード】流体関連振動 / スロッシング / 自励振動 / 非線形振動 / 安定性 (他9件)
【概要】本研究では、わが国の次世代の原子炉の候補に挙がっている高速増殖炉(FBR)炉容器の炉壁保護系の安全性に関連した「流体と堰との連成自励振動」の安定性解析について研究を行ってきた。 対象となる振動系は、上流タンク、弾性堰、下流タンクから構成される。上流タンクに供給された液体は、堰をいつ流して下流タンクへと流れ込む。その時に、越流特性、落下特性が複雑に絡んで下流タンクに自励的な液面揺動が発生する。今回の...
【工学】総合工学:ロバスト制御安定性を含む研究件
❏環境影響を考慮したマイクログリッド用バイオマスガスタービンの過渡特性向上技術(18206025)
【研究テーマ】機械力学・制御
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2010
【研究代表者】金子 成彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70143378)
【キーワード】小型分散エネルギーシステム / マイクロガスタービン / バイオマスガスタービン / 燃焼器 / ロバスト制御 (他9件)
【概要】太陽光、風力などの再生可能エネルギーを利用するためには、変動補償用電源が必要である。本研究では変動補償用にバイオマスガスを利用したマイクロガスタービンの利用を提案しており、燃焼器、軸受開発、制御システムを中心に研究を実施し、過渡特性向上技術に資する技術を構築することが出来た。 ...
❏学習ネットワークによる複雑システムのモデル化とインテリジェント制御に関する研究(09450171)
【研究テーマ】計測・制御工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】平澤 宏太郎 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 教授 (70253474)
【キーワード】ニューラルネットワーク / 遺伝的アルゴリズム / ファジイ / 一般化学習ネットワーク / 高次微分 (他19件)
【概要】本報告は、科学研究補助金に関する研究課題「学習ネットワークによる複雑システムのモデル化とインテリジェント制御に関する研究」についての研究成果である。 広域電力ネットワークシステム、分散型交通・物流ネットワークシステム、総合上水道ネットワークシステム、大規模複雑原子力・火力・化学プラント等最近の制御対象は大規模化、複雑化、広域化、分散化する傾向にある。 それに従い、従来の制御理論の枠組では環境の変化...
【工学】総合工学:非線形振動安定性を含む研究件
❏搬送系で発生するフラッタのアクティブ張力制御による制振(09875063)
【研究テーマ】機械力学・制御
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】金子 成彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (70143378)
【キーワード】クラッタ / 自励振動 / 搬送システム / 紙 / ケーブル (他15件)
【概要】本研究は、光ファイバーケーブルや紙などのような高速で搬送されるシステムで発生する空気力と構造物との連成振動の発生機構の解明と制振方法の開発を目標に、平成9年度から10年度までの2年間に亘って行われた。発生機構の解明については、紙を対象に研究を行い、制振システムの開発についてはケーブルを対象に行った。解析においては、有限要素法によって定式化を行った。構造系の記述に用いた補間関数を紙に作用する流体力の...
❏弾性堰を越える流れによって発生する自励的液面揺動の非線形安定性解析(07650275)
【研究テーマ】機械力学・制御
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】金子 成彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (70143378)
【キーワード】流体関連振動 / スロッシング / 自励振動 / 非線形振動 / 安定性 (他9件)
【概要】本研究では、わが国の次世代の原子炉の候補に挙がっている高速増殖炉(FBR)炉容器の炉壁保護系の安全性に関連した「流体と堰との連成自励振動」の安定性解析について研究を行ってきた。 対象となる振動系は、上流タンク、弾性堰、下流タンクから構成される。上流タンクに供給された液体は、堰をいつ流して下流タンクへと流れ込む。その時に、越流特性、落下特性が複雑に絡んで下流タンクに自励的な液面揺動が発生する。今回の...
【工学】総合工学:自励振動安定性を含む研究件
❏ホップ分岐現象を考慮した気体潤滑軸受の設計法に関する研究(17K06128)
【研究テーマ】設計工学・機械機能要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】宮永 宜典 関東学院大学, 理工学部, 准教授 (00547060)
【キーワード】気体軸受 / Hopf 分岐 / Hopf分岐 / ジャーナル軸受 / ホップ分岐 (他12件)
【概要】本研究では、気体潤滑ジャーナル軸受のHopf分岐解析を安定解析問題に応用した.また,安定限界近傍における分岐の種類や周期解を求め,油膜の非線形性をより詳細にとらえた安定限界特性解析を行った.その結果,亜臨界分岐と呼ばれる領域では安定限界に達する前でも,振動振幅が周期解より大きくなった途端,振幅は急激に増加した.一方,超臨界分岐と呼ばれる領域では,安定限界速度以上でも,振幅は周期解に沿うように徐々に...
❏搬送系で発生するフラッタのアクティブ張力制御による制振(09875063)
【研究テーマ】機械力学・制御
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】金子 成彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (70143378)
【キーワード】クラッタ / 自励振動 / 搬送システム / 紙 / ケーブル (他15件)
【概要】本研究は、光ファイバーケーブルや紙などのような高速で搬送されるシステムで発生する空気力と構造物との連成振動の発生機構の解明と制振方法の開発を目標に、平成9年度から10年度までの2年間に亘って行われた。発生機構の解明については、紙を対象に研究を行い、制振システムの開発についてはケーブルを対象に行った。解析においては、有限要素法によって定式化を行った。構造系の記述に用いた補間関数を紙に作用する流体力の...
❏弾性堰を越える流れによって発生する自励的液面揺動の非線形安定性解析(07650275)
【研究テーマ】機械力学・制御
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】金子 成彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (70143378)
【キーワード】流体関連振動 / スロッシング / 自励振動 / 非線形振動 / 安定性 (他9件)
【概要】本研究では、わが国の次世代の原子炉の候補に挙がっている高速増殖炉(FBR)炉容器の炉壁保護系の安全性に関連した「流体と堰との連成自励振動」の安定性解析について研究を行ってきた。 対象となる振動系は、上流タンク、弾性堰、下流タンクから構成される。上流タンクに供給された液体は、堰をいつ流して下流タンクへと流れ込む。その時に、越流特性、落下特性が複雑に絡んで下流タンクに自励的な液面揺動が発生する。今回の...
【工学】総合工学:制御安定性を含む研究件
❏ロボット制御ソフトウェア開発のための超高速動力学シミュレーション環境(19700190)
【研究テーマ】知覚情報処理・知能ロボティクス
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】長谷川 晶一 電気通信大学, 電気通信学部, 准教授 (10323833)
【キーワード】モーションプランニング / シミュレーション / ロボット / 制御 / 安定性
【概要】本研究では,環境・機構・制御をあわせたシステム全体を安定にシミュレーション可能な超高速ロボットシミュレータを構築する.PD コントローラのLCP への組み込みと自由度削減法によるシミュレーションの統合が実現し,従来の10 倍程度の大きな時間刻みでも安定に機構と制御のシミュレーションを行うことができる動力学シミュレータを構築することができた.また,構築したシミュレータを用いて,四足ロボットモデルのシ...
❏学習ネットワークによる複雑システムのモデル化とインテリジェント制御に関する研究(09450171)
【研究テーマ】計測・制御工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】平澤 宏太郎 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 教授 (70253474)
【キーワード】ニューラルネットワーク / 遺伝的アルゴリズム / ファジイ / 一般化学習ネットワーク / 高次微分 (他19件)
【概要】本報告は、科学研究補助金に関する研究課題「学習ネットワークによる複雑システムのモデル化とインテリジェント制御に関する研究」についての研究成果である。 広域電力ネットワークシステム、分散型交通・物流ネットワークシステム、総合上水道ネットワークシステム、大規模複雑原子力・火力・化学プラント等最近の制御対象は大規模化、複雑化、広域化、分散化する傾向にある。 それに従い、従来の制御理論の枠組では環境の変化...
【工学】総合工学:減衰安定性を含む研究件
❏実解析学の手法による非有界領域上のNavier-Stokes方程式の研究(21540202)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】山崎 昌男 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20174659)
【キーワード】関数方程式 / 偏微分方程式論 / 安定性 / Navier-Stokes方程式 / 外部領域 (他12件)
【概要】2次元全空間および外部領域上のNavier-Stokes 方程式について研究を行った.対称性の強い小さな定常外力が存在する場合,遠方での減衰が非常に速い小さな 定常解が一意的に存在することが示された.またその定常解が十分小さい場合には,初期摂動についての大きさの限界なしで定常解が安定であることが示された.また平行平板間の Navier-Stokes 方程式についての研究も行った.この問題をBeso...
❏周波数依存型の減衰を与える時間積分法の開発(12750433)
【研究テーマ】構造工学・地震工学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】本田 利器 京都大学, 防災研究所, 助手 (60301248)
【キーワード】デジタルフィルタ / 時間積分法 / アルゴリズム減衰 / 周波数依存 / 動的解析 (他7件)
【概要】地震応答解析のような時間領域の動的解析においては,しばしば,高周波ノイズがトリガとなり,解の発散という問題が生じる.特に,有限要素法に代表されるような自由度の大きい非線形動的解析では少なくない問題である.これを防ぐため,高周波成分に減衰を与える等の対策がとられる.現在広く用いられているニューマークのβ法,ウィルソンのθ法等は高周波成分を低減させる減衰効果を有している.しかし,これらの手法は減衰の関...
【工学】総合工学:不安定性安定性を含む研究件
❏非線形波動方程式系の孤立波解の安定性解析(21540163)
【研究テーマ】基礎解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】太田 雅人 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (00291394)
【キーワード】非線形偏微分方程式 / 非線形シュレディンガー方程式 / 非線形波動方程式 / 孤立波 / 定在波 (他10件)
【概要】非線形シュレディンガー方程式の定在波解の不安定性に関する標準理論の改良を行った。特に、安定性と不安定性の境目にあたる場合の不安定性に関する新しい結果を証明した。また、その抽象理論をプラズマ中のラマン増幅現象に関連した非線形シュレディンガー方程式系に適用した。さらに、一般的な条件の下で、線形不安定性から非線形不安定性が導かれることを証明した。 ...
❏数理科学における逆問題の数学解析と数値解法の確立(15340027)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 助教授 (50182647)
【キーワード】逆問題 / 数学解析 / 数値解析 / 不安定性 / 正則化 (他9件)
【概要】直接視ることができない対象の内部の物理的な性質を境界における観測などの利用できるデータから決定したり、結果から原因を推定するという逆問題の研究が数理科学や工業現場において多様な形で現れてきており、その数学解析とそれに基づいた数値解析手法の開発が最近益々重要になってきている。その理由としては、逆問題の応用上の重要性とあいまって、計算機や観測機器が近年飛躍的に向上してきたことがある。そのために従来型の...
【工学】総合工学:数値解析安定性を含む研究件
❏数理科学における逆問題の数学解析と数値解法の確立(15340027)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 助教授 (50182647)
【キーワード】逆問題 / 数学解析 / 数値解析 / 不安定性 / 正則化 (他9件)
【概要】直接視ることができない対象の内部の物理的な性質を境界における観測などの利用できるデータから決定したり、結果から原因を推定するという逆問題の研究が数理科学や工業現場において多様な形で現れてきており、その数学解析とそれに基づいた数値解析手法の開発が最近益々重要になってきている。その理由としては、逆問題の応用上の重要性とあいまって、計算機や観測機器が近年飛躍的に向上してきたことがある。そのために従来型の...
❏繰返し荷重を受ける土構造物をジオコンポジット適用によって高規格する補強方法(12555140)
【研究テーマ】地盤工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】安原 一哉 茨城大学, 工学部, 教授 (20069826)
【キーワード】ジオコンポジット / 補強土 / 繰返し荷重 / サンドイッチ構造 / ハイブリッド (他17件)
【概要】本研究の当初の目的は、次のように要件を満たすことによって交通施設基盤(道路、鉄道、港湾施設)用の土構造物を高規格化(とくに、高い剛性と靭性の賦与)する方法を提案することであり、そのための取り組む具体的課題は次の通りであった:(1)静荷重・繰返し荷重条件下における変形を抑制するためにジオコンポジットの補強と排水の両方の効果を発揮できる敷設方法を提案すること、特に、ジオコンポジット敷設におけるサンドマ...
❏工学における逆問題の適切性の数学的研究とその工学への反映(06305005)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1994 - 1996
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 助教授 (50182647)
【キーワード】逆問題 / 非適切性 / 安定性 / 数値計算 / 設計 (他11件)
【概要】本研究課題においては広領域にわたる研究組織の下で、数理工学において基礎方程式として現れる流体あるいはラプラス場、振動系における逆問題ならびに材料特性・負荷の決定に関わる逆問題についてその一意性ならびに安定性などの適切性の構造が数理解析的立場から解明された.さらに数理解析的成果から効率的かつ合理的な数値解析手法の開発にむけた研究がなされた。 工学とその関連分野における逆問題の研究に関して、数理解析と...
【工学】総合工学:シミュレーション安定性を含む研究件
❏森林の三次元計測と林分成長予測システムの統合による地域資源シミュレーションの構築(24780142)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中島 徹 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (10598775)
【キーワード】シミュレーション / 資源予測 / 林業収益 / 労働量 / 素材生産 (他26件)
【概要】本研究は、リモートセンシング等から得られた森林の現況をもとに、成長モデルを組み合わせることによって、長期的な資源シミュレーションを行うことを可能とした。その結果、多様な森林管理に応じた労働量、材積、林業収益などを試算することが可能となった。また、これらのシミュレーションが地域の森林管理に応用できる可能性についても検討した。 ...
❏ロボット制御ソフトウェア開発のための超高速動力学シミュレーション環境(19700190)
【研究テーマ】知覚情報処理・知能ロボティクス
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】長谷川 晶一 電気通信大学, 電気通信学部, 准教授 (10323833)
【キーワード】モーションプランニング / シミュレーション / ロボット / 制御 / 安定性
【概要】本研究では,環境・機構・制御をあわせたシステム全体を安定にシミュレーション可能な超高速ロボットシミュレータを構築する.PD コントローラのLCP への組み込みと自由度削減法によるシミュレーションの統合が実現し,従来の10 倍程度の大きな時間刻みでも安定に機構と制御のシミュレーションを行うことができる動力学シミュレータを構築することができた.また,構築したシミュレータを用いて,四足ロボットモデルのシ...
【工学】総合工学:有限要素法安定性を含む研究件
❏逆問題の解の安定性と再構成について(11440025)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】山本 昌宏 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 助教授 (50182647)
【キーワード】安定性 / 逆問題 / インピーダンス・トモグラフィー / 自由境界問題 / 有限要素法 (他11件)
【概要】本研究は、応用数理学に現れる逆問題についてその数学解析とその成果に基づいた数値解析手法を提案することが主要目的であった。それとともに広く応用分野に登場する関連問題についても逆問題の観点から数値的な研究を実施し、本研究課題に適用できる可能性のある数値計算法の基盤を準備することも目指した。 逆問題の数学解析の点では本研究課題を通じて、大きな成果を納めることができたと考えている。さらに数学解析の成果を踏...
❏搬送系で発生するフラッタのアクティブ張力制御による制振(09875063)
【研究テーマ】機械力学・制御
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】金子 成彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (70143378)
【キーワード】クラッタ / 自励振動 / 搬送システム / 紙 / ケーブル (他15件)
【概要】本研究は、光ファイバーケーブルや紙などのような高速で搬送されるシステムで発生する空気力と構造物との連成振動の発生機構の解明と制振方法の開発を目標に、平成9年度から10年度までの2年間に亘って行われた。発生機構の解明については、紙を対象に研究を行い、制振システムの開発についてはケーブルを対象に行った。解析においては、有限要素法によって定式化を行った。構造系の記述に用いた補間関数を紙に作用する流体力の...
【農学】動物生命科学:生態系安定性を含む研究件
❏開放進化系の複雑性-頑健性関係についての理論研究(18K03449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 (他17件)
【概要】本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広...
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
❏生態系の複雑さに関する数理的研究の展望(14604006)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002
【研究代表者】瀬野 裕美 広島大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (50221338)
【キーワード】生態系 / 数理モデル / 数理的研究 / 多様性 / 生態学 (他6件)
【概要】本研究は,生態学における生態系の安定性や動態,多様性についての数理的研究の現状と将来の発展性について,生態学に関する数理モデルの数学的研究に関わってきた研究者を中心とした研究者組織によって総合的な議論を行う学際的な交流の場を実現し,生態系に関する数理的研究の現状の諸側面に関する議論を行い,将来の発展を促す契機を提供することを目指した。 昨今の応用数理における多様な自然科学分野の融合,複合化の実現,...
【医歯薬学】薬学:タンパク質安定性を含む研究件
❏抗体凝集体による免疫原性関連シグナル誘導の物理化学解析と数理モデル構築(17H03975)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】内山 進 大阪大学, 工学研究科, 教授 (90335381)
【キーワード】バイオ医薬 / 抗体医薬 / 安定性 / 凝集 / タンパク質 (他22件)
【概要】本研究によりバイオ医薬品で発生するタンパク質凝集体の定量的解析手法が確立し、凝集の原因となるストレスの特定に成功し、さらに凝集体の免疫原性との関連性について解明することができた。とくに、プレフィルドシリンジに塗布されたシリコンオイルとタンパク質が複合体となった際の免疫原性への影響は顕著であり、製剤における容器設計の重要性がより明確となった。また、従来から提唱されてきた、コロイド安定性と構造安定性に...
❏蛋白質の折りたたみ反応の階層的モデルの検証(13780522)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】新井 宗仁 独立行政法人産業技術総合研究所, 生物機能工学研究部門, 研究員 (90302801)
【キーワード】蛋白質 / フォールディング / モルテン・グロビュール状態 / 反応速度論 / 遷移状態 (他10件)
【概要】昨年度に引き続き、α-ラクトアルブミン(α-LA)のフォールディング反応における遷移状態の構造特徴づけを、Φ値解析法を用いて行った。今年度は特に、α-LAのβドメインやCヘリックス周辺に変異を導入した一アミノ酸置換体を多数作成し、α-LAの遷移状態の構造解析を行った。平衡条件下でのアンフォールディング測定の結果、変異体はどれも野生型より不安定化しており、Φ値解析に有効な試料であった。次に、ストップ...
【医歯薬学】看護学:数理モデル安定性を含む研究件
❏数理モデルを用いた未分化細胞の分化・脱分化機構の解析(23650152)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】古澤 力 独立行政法人理化学研究所, 多階層生命動態研究チーム, チームリーダー (00372631)
【キーワード】幹細胞 / 分化 / 数理モデル / 計算機シミュレーション / 安定性 (他6件)
【概要】本研究は、数理モデルを用いた解析を用いて、幹細胞の分化機構の理解することを目的とした。細胞分化を引き起こす制御ネットワークの探索を行うことによって、出現し得る分化過程のダイナミクスを網羅的に解析し、その過程における不可逆性や安定性の解析を行った。結果として、分化能を持つ幹細胞は振動する発現ダイナミクスを持つことを示し、それを生み出す制御ネットワークの性質の理解に成功した。それらの知見を基に、マウス...
❏生態系の複雑さに関する数理的研究の展望(14604006)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002
【研究代表者】瀬野 裕美 広島大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (50221338)
【キーワード】生態系 / 数理モデル / 数理的研究 / 多様性 / 生態学 (他6件)
【概要】本研究は,生態学における生態系の安定性や動態,多様性についての数理的研究の現状と将来の発展性について,生態学に関する数理モデルの数学的研究に関わってきた研究者を中心とした研究者組織によって総合的な議論を行う学際的な交流の場を実現し,生態系に関する数理的研究の現状の諸側面に関する議論を行い,将来の発展を促す契機を提供することを目指した。 昨今の応用数理における多様な自然科学分野の融合,複合化の実現,...
【医歯薬学】看護学:学習安定性を含む研究件
❏非均質マルチエージェントシステムの競合状況におけるノルムの獲得と維持に関する研究(23650075)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】菅原 俊治 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70396133)
【キーワード】社会規範 / 非均質エージェント / 分散処理 / 複雑ネットワーク / 強化学習 (他16件)
【概要】本研究では競合状態の秩序をノルムとしてプログラム(エージェント)が習得する手法を提案し、その性質を調べた。このために競合状態を利得行列(戦略の選好と学習報酬)付きのマルコフゲームを用い、競合解消できない行動選択では競合が残り続ける定式化と、一時的には損しても効率的に競合から離脱するノルムを学習できるか調査した。その結果、(1)ノルムを獲得できるが、その質と安定性は利得行列に影響する、(2) 少数の...
❏学習ネットワークによる複雑システムのモデル化とインテリジェント制御に関する研究(09450171)
【研究テーマ】計測・制御工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】平澤 宏太郎 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 教授 (70253474)
【キーワード】ニューラルネットワーク / 遺伝的アルゴリズム / ファジイ / 一般化学習ネットワーク / 高次微分 (他19件)
【概要】本報告は、科学研究補助金に関する研究課題「学習ネットワークによる複雑システムのモデル化とインテリジェント制御に関する研究」についての研究成果である。 広域電力ネットワークシステム、分散型交通・物流ネットワークシステム、総合上水道ネットワークシステム、大規模複雑原子力・火力・化学プラント等最近の制御対象は大規模化、複雑化、広域化、分散化する傾向にある。 それに従い、従来の制御理論の枠組では環境の変化...
【医歯薬学】看護学:意思決定安定性を含む研究件
❏森林の三次元計測と林分成長予測システムの統合による地域資源シミュレーションの構築(24780142)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中島 徹 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (10598775)
【キーワード】シミュレーション / 資源予測 / 林業収益 / 労働量 / 素材生産 (他26件)
【概要】本研究は、リモートセンシング等から得られた森林の現況をもとに、成長モデルを組み合わせることによって、長期的な資源シミュレーションを行うことを可能とした。その結果、多様な森林管理に応じた労働量、材積、林業収益などを試算することが可能となった。また、これらのシミュレーションが地域の森林管理に応用できる可能性についても検討した。 ...
❏相互認識を考慮した意思決定支援システムの構築(14780350)
【研究テーマ】社会システム工学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】猪原 健弘 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (80293075)
【キーワード】相互認識 / 意思決定 / システム / 社会 / ネットワーク (他8件)
【概要】研究の目的である、1.相互認識を伴う意思決定状況の数理的な分析 2.意思決定に伴う社会の状態の変化に関する理論の構築 3.現実の意思決定状況の解決や主体の行動選択の支援のための計算機上のシステムの構築 を達成するために、まず、平成14年度前半には、それまでのところ必ずしも十分とはいえなかった主体間の相互認識を取り扱うための数理的な概念の充実を図った。 その後、構築した数理的な枠組の上で、以下3つの...