[Discovery Saga Top] [Saga Next] [無料公開版Discovery Saga] [Discovery Sagaプレミアムご案内] [早稲田大学研究Discovery Saga] [産学連携のご案内] [Saga Concept] [会社概要] [お問い合わせ]
キーワード  翻訳 が関係する  研究 Discovery Saga
研究分野別サイレントキーワード
「翻訳」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】計算基盤:アプリケーション翻訳を含む研究件
❏言語景観観察に基づく文化情報伝達の研究及び応用-掲示から文化認知へ-(22K12598)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】平松 裕子 中央大学, 経済研究所, 客員研究員 (30649629)
【キーワード】言語景観 / 文化認知 / 世界遺産 / アプリケーション / 翻訳
【概要】
❏ネット社会におけるインバウンド観光客・定住者を意識した文化伝達の言語表現(18K11849)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平松 裕子 中央大学, 経済研究所, 客員研究員 (30649629)
【キーワード】言語景観 / 翻訳 / 世界遺産 / アプリケーション / 日本文化 (他14件)
【概要】日光における調査研究はコロナ禍において特に外国人観光客の激減の中、翻訳を中心に進める点には困難もあった。在住外国人を集めてのヒアリング調査はコロナ禍で実施できなかった。しかし、駅から神橋周辺までの1kmの範囲内の言語景観の継続調査、また神戸との比較に関しては順調に続行ができ、対象を絞った研究ができた。外国人観光客に対する調査はできなかったが、日光市図書館の協力を得て、明治時代から大正昭和の観光地日...
【情報学】情報学フロンティア:Translation studies翻訳を含む研究件
❏日本の文脈におけるビデオゲームのローカライゼーション(18F18728)
【研究テーマ】エンタテインメント・ゲーム情報学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2018-10-12 - 2021-03-31
【研究代表者】土肥 秀行 (2019-2020) 立命館大学, 文学部, 教授 (40334271)
【キーワード】Translation Studies / Video Games Translation / Descriptive Translation / 翻訳学 / ローカリゼーション (他9件)
【概要】外国人特別研究員は、2020年4月から2021年3月までの期間、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため自宅から研究を続け、ビデオゲームの翻訳に関する2つの学術論文に取り組んでいました。Translating Japanese virtual worlds into EnglishとMeeting players expectations in Japanese to English video ...
❏キャクストン版『黄金伝説』の校訂版作成:第1巻および第2巻(15H03190)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田口 まゆみ 大阪産業大学, 国際学部, 教授 (30216832)
【キーワード】英文学 / 中世 / 写本校訂 / 初期刊行本 / translation studies (他22件)
【概要】研究課題であるキャクストン版『黄金伝説』の校訂版2巻の作成を完了し、Early English Text Society(初期英語文献協会)に提出した。審査を経て、本協会の年2冊の定期刊行物に選ばれ、第1巻2020年、第2巻2021年の刊行が決まった。本研究課題の5年の研究期間中、海外の出版物や国際学会での発表を続け、研究の展開を国際的に発信してきた。最終年度には、初期英語文献の校訂・出版に造詣が...
【情報学】情報学フロンティア:日本文化翻訳を含む研究件
❏ネット社会におけるインバウンド観光客・定住者を意識した文化伝達の言語表現(18K11849)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平松 裕子 中央大学, 経済研究所, 客員研究員 (30649629)
【キーワード】言語景観 / 翻訳 / 世界遺産 / アプリケーション / 日本文化 (他14件)
【概要】日光における調査研究はコロナ禍において特に外国人観光客の激減の中、翻訳を中心に進める点には困難もあった。在住外国人を集めてのヒアリング調査はコロナ禍で実施できなかった。しかし、駅から神橋周辺までの1kmの範囲内の言語景観の継続調査、また神戸との比較に関しては順調に続行ができ、対象を絞った研究ができた。外国人観光客に対する調査はできなかったが、日光市図書館の協力を得て、明治時代から大正昭和の観光地日...
❏台湾現代文学におけるセクシュアリティおよび日本表象のポリティクス(23520421)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】四方田 千恵 (垂水 千恵 / 四方田 千恵(垂水千恵)) 横浜国立大学, 国際戦略推進機構, 教授 (70251775)
【キーワード】台湾 / セクシュアリティ / 日本表象 / 翻訳 / 国際研究者交流 (他15件)
【概要】台湾現代文学に表現された、セクシュアリティおよび日本表象に着目し、日台関係における文化翻訳や文化の政治性の問題を研究した。具体的には、邱妙津、紀大偉、甘耀明などの小説家および魏徳聖などの映画作家を対象に、日本記憶を再現することで強い台湾意識を表現しようとしていることや、日本文学・映画の題材を使いつつ、それをクイア小説として再現させようとする方策が取られていることなどを明らかにした。 これらの研究の...
❏文化の越境と翻訳に関する国際的研究(23652035)
【研究テーマ】芸術学・芸術史・芸術一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】齋藤 文俊 名古屋大学, 文学研究科, 教授 (90205675)
【キーワード】表象文化論 / 翻訳 / 日本文化 / 文化の越境 / メディア (他7件)
【概要】本研究は、研究代表者および研究分担者が所属する「名古屋大学文学研究科附属日本近現代文化研究センター」がこれまで行ってきた、現代日本文化に関する国際的研究プロジェクトを継続発展させたものであり、異文化間・異言語間の翻訳の問題について、「文化の越境と翻訳」の問題としてとらえ直し、国際的に考察していくことを目指したものである。2011 年度においては、上海において、国際シンポジウム「文化の越境、メディア...
【情報学】情報学フロンティア:日本文学翻訳を含む研究件
❏『源氏物語』古注釈の展開と平安文学の受容に関する基礎的研究(16K02377)
【研究テーマ】日本文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】陣野 英則 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (40339627)
【キーワード】平安文学 / 源氏物語 / 古注釈 / 長珊聞書 / 受容 (他16件)
【概要】この事業は、『源氏物語』の古注釈書の研究、および近現代における平安文学の受容に関する研究という二つの柱を立てて実施した。 前者では、室町末期の重要な古注釈書ながら、未だ翻刻のない『長珊聞書』の翻刻を中心に据えた。膨大な全体のうち四分の一の翻刻と入稿、さらに初校の校正までは終えており、いずれ公刊の予定である。また、研究会活動で、他の未翻刻の古注釈書について検討も行った。 後者では、藤岡作太郎と黎明期...
❏朝鮮近代文学の形成過程に関する研究-日本(語)との影響関係を中心に-(24520408)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】布袋 敏博 早稲田大学, 国際教養学術院, 教授 (30367122)
【キーワード】学之光 / 朝鮮人留学生 / 留学生雑誌 / 朝鮮文学 / 日本語 (他19件)
【概要】日本、韓国、米国各地に所蔵されている新聞・雑誌等の調査、資料の読み合わせ・分析を行なったが、新聞は分量が多く、すべてを終えることはできなかったので、課題として引き続き調査・分析作業を行なう。それにより、近代文学語として、朝鮮語が成立してゆく過程を明らかにできるであろうと思われる。また、李光洙の研究が進み、文体創出や時代意識で傑出していたことが確認されたが、彼一人に帰することはできない。同時代の留学...
【情報学】情報学フロンティア:源氏物語翻訳を含む研究件
❏世界戦争とナショナル・アイデンティティ――アジア太平洋戦争期の他者体験と文学言説(20K00323)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】松本 和也 神奈川大学, 国際日本学部, 教授 (50467198)
【キーワード】ヴァレリー / 佐々木高政 / 谷崎潤一郎 / 源氏物語 / 地方文化運動 (他18件)
【概要】2年目にあたる今年度は、昨年度までの調査・分析の成果をベースにしつつ、メンバー各自の問題関心を掘り下げるかたちで研究を進めた。 チーム全体では、浜井和史先生に「戦場の落穂拾い――戦後日本の海外戦没者処理問題の展開とその特質」と題したご講演を頂き、太平洋戦争の問題が現在に至るまで続いていること、関連する文学者や言説、痕跡‐レトリックについての原理的な問題等について認識を新たにすると同時に、ディスカ...
❏『源氏物語』古注釈の展開と平安文学の受容に関する基礎的研究(16K02377)
【研究テーマ】日本文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】陣野 英則 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (40339627)
【キーワード】平安文学 / 源氏物語 / 古注釈 / 長珊聞書 / 受容 (他16件)
【概要】この事業は、『源氏物語』の古注釈書の研究、および近現代における平安文学の受容に関する研究という二つの柱を立てて実施した。 前者では、室町末期の重要な古注釈書ながら、未だ翻刻のない『長珊聞書』の翻刻を中心に据えた。膨大な全体のうち四分の一の翻刻と入稿、さらに初校の校正までは終えており、いずれ公刊の予定である。また、研究会活動で、他の未翻刻の古注釈書について検討も行った。 後者では、藤岡作太郎と黎明期...
【情報学】情報学フロンティア:比較文化翻訳を含む研究件
❏言語・メディア・文化を横断するアダプテーションの総合的研究(19H01250)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】今野 喜和人 静岡大学, 人文社会科学部, 名誉教授 (70195915)
【キーワード】アダプテーション / 翻訳論 / 比較文学文化 / メディア論 / 翻訳翻案 (他8件)
【概要】かつて原作(オリジナル)の劣化したコピーとして低い地位が与えられがちであった「アダプテーション」(「翻案」「二次創作」など)は、文学、映画、演劇その他の媒体においてすぐれて現代的な創造行為として脚光を浴びつつある。そこにはグローバル化やIT革命によって言語、メディア、文化の境界が消失する「ポストメディア」とも呼ばれる時代背景があり、広義の「アダプテーション」が日常生活の中にも浸透して、内外での研究...
❏社会主義文化のグローバルな伝播と越境―「東」の公式文化と「西」の左翼文化(19H01248)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】越野 剛 慶應義塾大学, 文学部(日吉), 准教授 (90513242)
【キーワード】社会主義 / 比較文化 / 翻訳 / 人の移動 / ノスタルジー (他7件)
【概要】2019年度は、前期社会主義と「人の移動」に焦点を合わせた共同研究を実施した。2019年6月には10月にはスラヴ・ユーラシア東アジア学会でソ連映画の東アジアでの受容をテーマにしたパネルに参加し、10月には東京大学で「社会主義リアリズム文学研究会」を開催、11月にはロシア東欧学会で社会主義文化と「人の移動」をテーマにした共通パネルを組織し、2020年2月には科研メンバーおよび中川成美氏その他を講師に...
❏近代日本おけるフランス象徴主義受容に関する総合的研究(23520415)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2016-03-31
【研究代表者】坂巻 康司 東北大学, 国際文化研究科, 准教授 (70534436)
【キーワード】フランス象徴主義 / 近代日本 / 上田敏 / 小林秀雄 / マチネ・ポエティク (他22件)
【概要】本研究において、近代日本文学におけるフランス象徴主義の影響について私たちは精査した。その結果、日本文学の歴史のなかで、この影響はあまりにも強大であったため、明治から昭和後期に到る100年以上のあいだ決して消滅することがなかった、ということが分かった。この事実は、近代日本におけるフランス文化の位置・状況とその意味を考えようと望むあらゆる者にとって非常に重要である。 ...
【情報学】情報学フロンティア:比較文学翻訳を含む研究件
❏プラハとダブリン、亡霊とメディアの言説空間―複数の文化をつなぐ《翻訳》の諸相(16H03398)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川島 隆 京都大学, 文学研究科, 准教授 (10456808)
【キーワード】アイルランド表象 / ナショナル・アイデンティティ / 亡霊文学 / オカルティズム/スピリチュアリズム (他21件)
【概要】多民族・多言語都市プラハとダブリンの複雑な状況下で生きていた作家たちが、本来は知覚不可能なはずの「亡霊」的なものを知覚させる「メディア」への意識を尖鋭化させていたことが確認された。その際に得られたとりわけ重要な知見は、19世紀末から20世紀初頭にかけて流行したオカルティズムやスピリチュアリズム(心霊主義)が、いわば「見えないものを見る」営みのお手本として、作家たちのアイデンティティ構築の軸をなして...
❏ラテン語宗教テクスト Stimulus Amoris (c. 1300) の校訂(25770114)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】井口 篤 慶應義塾大学, 文学部, 准教授 (80647983)
【キーワード】ラテン語宗教文学 / 母語翻訳 / 中世後期ヨーロッパの宗教文化 / ラテン語宗教散文 / 俗語翻訳 (他17件)
【概要】本研究の目的は、1300年頃書かれたラテン語宗教作品『愛の疼き』を校訂することであった。中英語の翻訳作品と比較する際の基本テクストを得るためである。このために、14世紀の終わり頃にイングランドで流通していた7つのラテン語写本を比較してきた。 イングランドで行った二度の調査旅行により、多くのデータを得ることができた。しかし、ラテン語写本と中英語翻訳を詳細に比較するうちに、中英語翻訳は7つのラテン語写...
❏近代日本おけるフランス象徴主義受容に関する総合的研究(23520415)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2016-03-31
【研究代表者】坂巻 康司 東北大学, 国際文化研究科, 准教授 (70534436)
【キーワード】フランス象徴主義 / 近代日本 / 上田敏 / 小林秀雄 / マチネ・ポエティク (他22件)
【概要】本研究において、近代日本文学におけるフランス象徴主義の影響について私たちは精査した。その結果、日本文学の歴史のなかで、この影響はあまりにも強大であったため、明治から昭和後期に到る100年以上のあいだ決して消滅することがなかった、ということが分かった。この事実は、近代日本におけるフランス文化の位置・状況とその意味を考えようと望むあらゆる者にとって非常に重要である。 ...
【複合領域】人間医工学:品質管理翻訳を含む研究件
❏出芽酵母における翻訳停滞に起因する品質管理機構の誘導メカニズムの解明(19K06481)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】松尾 芳隆 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (00725252)
【キーワード】リボソーム / ユビキチン化 / 品質管理 / 翻訳
【概要】本研究では、異常な翻訳停滞を識別する分子機構、ならびにその後の終止コドン非依存型サブユニット解離機構の解明を目指して研究を進めてきた。 その結果、翻訳停滞からユビキチン化を介したサブユニット解離までの多段階反応を試験管内で再現することに成功した。得られた結果では、翻訳停滞によって衝突したリボソーム特異的にuS10のユビキチン化が観察され、さらに、ユビキチン化されたTrisome 構造体(3つのリボ...
❏新生ポリペプチド鎖依存の翻訳アレストにおけるRACK1の機能解明(22370062)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】稲田 利文 東北大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (40242812)
【キーワード】mRNA 品質管理 / 翻訳アレスト / 新生ポリペプチド鎖 / mRNA 分子内切断 / ユ ビキチン化 (他16件)
【概要】新生ポリペプチド鎖依存の翻訳アレストに必須な因子として、RACK1を同定し、RACK1の40Sリボソームへの結合が翻訳アレストに重要性であることを示した。RACK1は、60Sリボソーマルサブユニットと結合するE3ユビキチンライゲースLtn1依存の新生ポリペプチド鎖の分解にもRACK1が必須である事を明らかにした。 ...
❏ポリ(A)鎖の翻訳によるノンストップmRNAの翻訳抑制と異常タンパク質の分解機構(19370075)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】稲田 利文 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (40242812)
【キーワード】遺伝子発現 / 品質管理 / 異常mRNA / 異常翻訳 / プロテアソーム (他14件)
【概要】我々は、代表的な異常mRNAであるノンストップ(終止コドンを持たない)mRNAにおける翻訳抑制と異常タンパク質分解機構について解析を行い、ポリ(A)鎖の翻訳自体が、多段階での発現抑制機構を作動させ、品質管理機構において必須な役割を果たすことを初めて明確に示した。翻訳アレストを引き起こすアミノ酸配列の特異性について解析を行った結果、塩基性新生ポリペプチド鎖の持つ正の電荷とリボソームトンネルを形成する...
【複合領域】科学教育・教育工学:翻訳理論翻訳を含む研究件
❏プラハとダブリン、亡霊とメディアの言説空間―複数の文化をつなぐ《翻訳》の諸相(16H03398)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川島 隆 京都大学, 文学研究科, 准教授 (10456808)
【キーワード】アイルランド表象 / ナショナル・アイデンティティ / 亡霊文学 / オカルティズム/スピリチュアリズム (他21件)
【概要】多民族・多言語都市プラハとダブリンの複雑な状況下で生きていた作家たちが、本来は知覚不可能なはずの「亡霊」的なものを知覚させる「メディア」への意識を尖鋭化させていたことが確認された。その際に得られたとりわけ重要な知見は、19世紀末から20世紀初頭にかけて流行したオカルティズムやスピリチュアリズム(心霊主義)が、いわば「見えないものを見る」営みのお手本として、作家たちのアイデンティティ構築の軸をなして...
❏日本文化に適した科学技術リテラシー教育と社会受容研究―戦後の理科教育改革分析から(23501058)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】野原 佳代子 東京工業大学, 留学生センター, 教授 (90327312)
【キーワード】理科教科書 / 戦後占領下 / 科学リテラシー / 科学読み物 / 『小学生の科学』 (他14件)
【概要】第二次世界大戦後、GHQ主導で編纂された教材『小学生の科学』『基礎科学教育叢書』等の分析と関連調査を通じ、占領政策の一環として科学リテラシーを育む戦後理科教育の試みがどのように形作られたのかを多面的に研究した。 これらはアメリカ発の自由主義的な生活単元型・問題解決型の教材でありながら、科学的現象や法則を日本的にナラティブ化した「日本語の科学読み物」の特異な文体と形式(言語・挿絵)を持つ。児童に科学...
❏翻訳の言語態-言語論的視点と文化論的視点から(16320036)
【研究テーマ】ヨーロッパ語系文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】湯浅 博雄 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30130842)
【キーワード】翻訳 / 言語態 / 異文化交流 / 間文化 / 文宇文化 (他13件)
【概要】本研究は、平成16、17、18年度にわたって、「翻訳の言語態」研究を遂行した。基本的な立場は、翻訳の本来的性質を究明することを通じて、翻訳に新しい地平を開くことである。第一の課題は、翻訳が「意味されたもの=内容」を伝達することであるという常識を考え直す点である。意味内容の疎通は、翻訳の一部であるが、その総体ではない。翻訳は内容というよりも、むしろ「フォルムに関わる」(ベンヤミン)。この点を、西欧文...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:哲学翻訳を含む研究件
❏東京学派の研究(18H00618)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中島 隆博 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (20237267)
【キーワード】東京学派 / 東京帝国大学(東京大学) / アジア / 日本 / 翻訳 (他15件)
【概要】東京学派という発見的な概念を通じて、東京大学を中心として形成されてきた東京発の学知を、批判的に解明することが一定程度実現された。近代と前近代、日本とアジアという分割線を意識しながら、哲学・社会学・経済学・歴史学・文学の各分野における東京学派の位置付けと問題系を明らかにした。最終的に、戦前と戦後におけるそれぞれのディシプリンの変容を取り上げることで東京学派の編成を明らかにした。 研究成果は『ブックレ...
❏翻訳と東アジア――近代日本におけるPhilosophyの翻訳と植民地朝鮮への伝播(17F17302)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2017-11-10 - 2020-03-31
【研究代表者】齋藤 希史 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (80235077)
【キーワード】翻訳 / 東アジア / 哲学 / Philosophy / 近代学制 (他11件)
【概要】本研究の目的は、近代東アジアの歴史を「翻訳の東アジア」という概念を用いて、新しく展望することであった。この目的を達成するために、H31年度においては、近代学制の生成過程について新たなアプローチを行った。「哲学科」の受け皿としての文学部というものは、いかなる過程を経て形成されたのか。新漢語の学制における振り当ては、いかに行われたのか。蕃書調所の独立(1857)後、その教育内容は専ら外国語の教育に集中...
【複合領域】健康・スポーツ科学:リボソームプロファイリング翻訳を含む研究件
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
❏mRNAと新生ペプチドの局所構造による翻訳効率変化のゲノムワイド解析(24310148)
【研究テーマ】システムゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中東 憲治 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科, 特任准教授 (70322740)
【キーワード】リボソームプロファイリング / ゲノム解析技術 / リボソーム / 翻訳 / 翻訳制御 (他7件)
【概要】遺伝子mRNAからタンパク質が翻訳される状況を新しい実験手法で解析し、ゲノム全体の遺伝子を見た場合、翻訳開始の構造が翻訳の効率に大きな影響を与えることを明らかにした。対して、翻訳伸長の効率にも差はあったが、遺伝子全体の翻訳効率に大きな影響は与えていなかった。 また、コドン-アンチコドンの3文字目の認識や、small RNA/Hfqによる翻訳制御の実体など、ネイティブな翻訳関連因子の性質についてや、...
【複合領域】健康・スポーツ科学:翻訳動態翻訳を含む研究件
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
【複合領域】デザイン学:フランス翻訳を含む研究件
❏世界戦争とナショナル・アイデンティティ――アジア太平洋戦争期の他者体験と文学言説(20K00323)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】松本 和也 神奈川大学, 国際日本学部, 教授 (50467198)
【キーワード】ヴァレリー / 佐々木高政 / 谷崎潤一郎 / 源氏物語 / 地方文化運動 (他18件)
【概要】2年目にあたる今年度は、昨年度までの調査・分析の成果をベースにしつつ、メンバー各自の問題関心を掘り下げるかたちで研究を進めた。 チーム全体では、浜井和史先生に「戦場の落穂拾い――戦後日本の海外戦没者処理問題の展開とその特質」と題したご講演を頂き、太平洋戦争の問題が現在に至るまで続いていること、関連する文学者や言説、痕跡‐レトリックについての原理的な問題等について認識を新たにすると同時に、ディスカ...
❏近代日本おけるフランス象徴主義受容に関する総合的研究(23520415)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2016-03-31
【研究代表者】坂巻 康司 東北大学, 国際文化研究科, 准教授 (70534436)
【キーワード】フランス象徴主義 / 近代日本 / 上田敏 / 小林秀雄 / マチネ・ポエティク (他22件)
【概要】本研究において、近代日本文学におけるフランス象徴主義の影響について私たちは精査した。その結果、日本文学の歴史のなかで、この影響はあまりにも強大であったため、明治から昭和後期に到る100年以上のあいだ決して消滅することがなかった、ということが分かった。この事実は、近代日本におけるフランス文化の位置・状況とその意味を考えようと望むあらゆる者にとって非常に重要である。 ...
【複合領域】文化財科学・博物館学:美術翻訳を含む研究件
❏東欧文学の多言語的トポスをめぐる研究(15H03193)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】井上 暁子 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(文), 准教授 (20599469)
【キーワード】東欧 / 多言語性 / ネットワーク / 流通 / 地域 (他23件)
【概要】2018年10月6日、シンポジウム「東欧文学の多言語的トポス――複数言語使用地域の創作をめぐる求心力と遠心力」を開催した。同年12月1日、上記シンポジウムに参加できなかった2名の外国人研究者を招いて講演会を開催し、講演原稿を『日本スラヴ学論集』第22号(2019)に掲載した。2020年3月、上記のシンポジウムの報告や講演会でのディスカッションをもとにした論集『東欧文学の多言語的トポス』(水声社)を...
❏アジア的美意識とは何か(18320035)
【研究テーマ】美学・美術史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】神林 恒道 立命館大学, 先端総合学術研究科, 講師 (80089862)
【キーワード】アジア / 芸術学 / 伝統と近代 / インターカルチュラル / 相互理解 (他24件)
【概要】ポストモダン、あるいはポストコロニアルと称される現状において、かつてのヨーロッパ的なもの、あるいは近代的なものと相対峙するアジア的美意識を貫通するもの、そしてそこから生み出された固有な芸術的創造性、すなわち「アジアの美学」の可能性を探求した。研究期間中、インドネシア、日本、台湾、中国で国際研究大会(アジア芸術学会・会長神林恒道)を開催し、アジア諸国の芸術学研究者との相互理解を深めることが出来た。2...
【複合領域】子ども学:運動翻訳を含む研究件
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
【複合領域】一般理論:近代翻訳を含む研究件
❏東京学派の研究(18H00618)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中島 隆博 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (20237267)
【キーワード】東京学派 / 東京帝国大学(東京大学) / アジア / 日本 / 翻訳 (他15件)
【概要】東京学派という発見的な概念を通じて、東京大学を中心として形成されてきた東京発の学知を、批判的に解明することが一定程度実現された。近代と前近代、日本とアジアという分割線を意識しながら、哲学・社会学・経済学・歴史学・文学の各分野における東京学派の位置付けと問題系を明らかにした。最終的に、戦前と戦後におけるそれぞれのディシプリンの変容を取り上げることで東京学派の編成を明らかにした。 研究成果は『ブックレ...
❏朝鮮近代文学の形成過程に関する研究-日本(語)との影響関係を中心に-(24520408)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】布袋 敏博 早稲田大学, 国際教養学術院, 教授 (30367122)
【キーワード】学之光 / 朝鮮人留学生 / 留学生雑誌 / 朝鮮文学 / 日本語 (他19件)
【概要】日本、韓国、米国各地に所蔵されている新聞・雑誌等の調査、資料の読み合わせ・分析を行なったが、新聞は分量が多く、すべてを終えることはできなかったので、課題として引き続き調査・分析作業を行なう。それにより、近代文学語として、朝鮮語が成立してゆく過程を明らかにできるであろうと思われる。また、李光洙の研究が進み、文体創出や時代意識で傑出していたことが確認されたが、彼一人に帰することはできない。同時代の留学...
❏アジア的美意識とは何か(18320035)
【研究テーマ】美学・美術史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】神林 恒道 立命館大学, 先端総合学術研究科, 講師 (80089862)
【キーワード】アジア / 芸術学 / 伝統と近代 / インターカルチュラル / 相互理解 (他24件)
【概要】ポストモダン、あるいはポストコロニアルと称される現状において、かつてのヨーロッパ的なもの、あるいは近代的なものと相対峙するアジア的美意識を貫通するもの、そしてそこから生み出された固有な芸術的創造性、すなわち「アジアの美学」の可能性を探求した。研究期間中、インドネシア、日本、台湾、中国で国際研究大会(アジア芸術学会・会長神林恒道)を開催し、アジア諸国の芸術学研究者との相互理解を深めることが出来た。2...
【複合領域】一般理論:ナショナリズム翻訳を含む研究件
❏世界文学の時代におけるフィクションの役割に関する総合的研究(16H03409)
【研究テーマ】文学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】武田 将明 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (10434177)
【キーワード】世界文学 / フィクション論 / 現場との交流 / 文化人類学 / AI研究 (他25件)
【概要】本研究では、世界文学、フィクション論、現場との交流という3つの角度から、現代における文学研究の可能性を広げることを試みた。 世界文学に関する、ともすれば英語圏中心の考え方を批評し、また、現代の文化人類学・AI研究を文学研究に応用する可能性を模索し、最新のフィクション論から改めて文学の意味を捉え直し、国内外の文学者・研究者と幅広く交友することで、批評・研究が文学の現場に生かされる可能性を模索した。...
❏現代中国思想史構築のための中国知識界言説研究(24320022)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】石井 剛 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (40409529)
【キーワード】中国 / 現代思想史 / 東アジア / 知識界 / 言説分析 (他33件)
【概要】研究成果は次のように要約できる。 1)中国で最も影響力のある学術雑誌『開放時代』及びその学術委員会を構成する中山大学の研究者と協力関係を構築した。それにより、中国の知的生産の現実についてより深い理解を得た。2)同時代思想の認識方法を批判する視座を得た。日中間の歴史的・政治的条件において、認識方法自体が研究者が自覚すべき問題を不可避的に含むと結論した。3)中国の周縁的側面に注目し、国民国家の枠組みで...
【環境学】環境保全学:アジア翻訳を含む研究件
❏小区分01040:思想史関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】東京学派
【研究期間】東京帝国大学(東京大学)
【研究代表者】アジア
【キーワード】日本
【概要】『グリム童話集』は、世界各国で翻訳刊行されており、原著第一巻の初版刊行200周年を記念する学会が2012年にドイツ・カッセル大学で開催された。その際、各地での翻訳受容も数多く紹介された。本研究では、日本におけるグリム童話の受容を研究するだけでなく、日本の翻訳が、近隣のアジアの国の翻訳受容に与えた影響についても考察対象を広げる。2017年の厳基珠論文が示したように、韓国での初期のグリム童話翻訳に、日...
❏アジア・アフリカの開発学ー日本の開発協力経験に基づくフィールドからの体系化(20H04399)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】佐藤 仁 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (50313010)
【キーワード】アジアの開発学 / 政府開発援助 / アジア / アフリカ / 開発学 (他9件)
【概要】コロナの影響で当初予定していた現地調査に基づく研究が全く実施できなかったが、それでも文献調査に基づく研究と、隔月で定期的に実施してきた研究会(ODAの歴史と未来)の開催、研究会の内容のHPでの公開を実施した。また最終年度の成果発表に向けて、英文刊行の企画書を完成させ、現在、出版社と出版交渉を行っている。具体的には、「アジア・アフリカの開発学」を構想するにあたり、まずは日本の開発業界で広く用いられて...
❏東京学派の研究(18H00618)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中島 隆博 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (20237267)
【キーワード】東京学派 / 東京帝国大学(東京大学) / アジア / 日本 / 翻訳 (他15件)
【概要】東京学派という発見的な概念を通じて、東京大学を中心として形成されてきた東京発の学知を、批判的に解明することが一定程度実現された。近代と前近代、日本とアジアという分割線を意識しながら、哲学・社会学・経済学・歴史学・文学の各分野における東京学派の位置付けと問題系を明らかにした。最終的に、戦前と戦後におけるそれぞれのディシプリンの変容を取り上げることで東京学派の編成を明らかにした。 研究成果は『ブックレ...
【数物系科学】数学:ドイツ翻訳を含む研究件
❏詩歌のジャポニスム ──西欧における展開と日本モダニズムへの接合に関する研究(23520220)
【研究テーマ】日本文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】坪井 秀人 名古屋大学, 文学研究科, 教授 (90197757)
【キーワード】短詩型 / 翻訳 / ジャポニスム / モダニズム / 和歌 (他13件)
【概要】本研究では、日本の短詩型文学、特に和歌が西欧語に翻訳され、その翻訳テクスト歌曲として作曲された過程をドイツ語・東欧諸語・フランス語の翻訳テクストによる歌曲作品を対象に調査し、20世紀初頭、1930年代まで独墺仏および東欧・北欧地域の作曲家による歌曲作品のリストを作成し、その波及の実態を考察した。資料調査は日本国内の図書館、海外ではウィーンのオーストリア国立図書館、ベルリン州立図書館およびプラハのチ...
❏20世紀後半から21世紀初頭の日本におけるメディア革命の比較文化理論的研究(17320051)
【研究テーマ】ヨーロッパ語系文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】大宮 勘一郎 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (40233267)
【キーワード】ドイツ文学 / デジタル・メディア論 / 文化研究 / 国際研究者交流 / ドイツ (他15件)
【概要】デジタル・メディア時代における文学・芸術作品の社会的意味の変容を比較文化的観点から考察することを課題とした本研究にとって必要なことは、原則的にグローバルな広がりを持つデジタル・コミュニティーが、にもかかわらず各文化圏ごとに多様な現象形態をとるものであることへの、個別的な考察と、それに基づいた文化比較的観点が常に維持されることであった。この課題に鑑みると、本研究の上げた成果は二つに大別できる。第一に...
【数物系科学】地球惑星科学:メキシコ翻訳を含む研究件
❏大西洋往還知識人ネットワークの形成とスペイン語圏文化地図の変化についての研究(15K02408)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】柳原 孝敦 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (20287840)
【キーワード】ラテンアメリカ / スペイン / 拡大ナショナリズム / 世界文学 / トランスアトランティック (他22件)
【概要】本研究は、作家や知識人の移動(亡命など)が、その移動した先の文化に及ぼす影響を記述・考察するものであり、その結果、「ラテンアメリカ文学」などの概念を捉え直すこと、そしてやがては、近年語られることの多い「世界文学」との関連を探ることを目的としている。本研究の期間、私は5本の雑誌掲載論文、2件の口頭発表(講演)、一冊の単著を発表し、その成果を世に問うた。それぞれ、モデルニスモの時代、アルフォンソ・レイ...
❏東西交流史の新たな視角:メキシコ史研究から見る東・東南アジアの文化変容(25570006)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮原 曉 大阪大学, グローバルコラボレーションセンター, 教授 (70294171)
【キーワード】フィリピン諸島 / メキシコ / サツマイモ / パイナップル / チョコレート (他19件)
【概要】本研究では、16~18 世紀、メキシコからフィリピン諸島を経由してモノ、技術、情報が中国大陸(あるいは東アジア)にもたらされたプロセスの解明を試みた。 メキシコとフィリピンの間の海上貿易は、サツマイモ、タバコ、トウモロコシ、パイナップルなどの新大陸起源の農作物がフィリピン諸島、さらに中国大陸にもたらされたが、その受容と利用のされ方には、フィリピン諸島および中国大陸でのモノ、技術、情報の「翻訳」「編...
【数物系科学】地球惑星科学:生命の起源翻訳を含む研究件
❏初期翻訳系で使われたアミノ酸種類の時系列変化に関する研究(17H03716)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】赤沼 哲史 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (10321720)
【キーワード】生命の起源 / アミノ酸組成 / 初期進化 / 原始タンパク質 / 翻訳系 (他10件)
【概要】祖先復元型ヌクレオシドニリン酸キナーゼのアミノ酸組成を網羅的に単純化することによって、13アミノ酸種あれば触媒活性を持ったタンパク質を再構成できることを明らかにした。さらに、10アミノ酸種あれば安定な立体構造を形成するアミノ酸配列を作れること、その10アミノ酸種の多くは、原始地球にも比較的豊富に存在した可能性が指摘されていることも明らかにした。 クラスIaに属するアミノアシルtRNA合成酵素(AR...
❏脂肪酸生合成リボザイムとRNA生命体の創成(16101007)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (00361668)
【キーワード】リボザイム / RNA 触媒 / 分子進化 / 特殊ペプチド / RNA触媒 (他16件)
【概要】本研究は、 有機化学的なアプローチを試験管内RNA 分子進化法により積極的に取り入れることで複雑且つ洗練された人工リボザイムを創成することに挑んだ。具体的には、脂肪酸生合成に関わる酸化還元リボザイムとtRNA アシル化リボザイムの創製を試み、その応用としてそれらのリボザイムを用いて遺伝暗号リプログラミング技術を開発した。 ...
【数物系科学】地球惑星科学:国際研究者交流翻訳を含む研究件
❏フランス・ロマン主義における「作者」像の成立と変容をめぐる総合的研究(25370338)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】野崎 歓 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (60218310)
【キーワード】作者 / ロマン主義 / 小説 / 翻訳 / バルザック (他22件)
【概要】フランス・ロマン主義の時代における「作者」像をめぐって、とりわけ重要なケースであるバルザックとネルヴァルを中心に据え、メディアの拡大、広範な読者層の成立および「私」の同一性を探求する詩学の展開との関連で、作品の起源であるとともに作品によって遡及的に生み出されるものでもある作者のありようを照らし出すことができた。 具体的には、バルザックの創造的な力を形象化するヴォートランの物語に注目し『ゴリオ爺さん...
❏台湾現代文学におけるセクシュアリティおよび日本表象のポリティクス(23520421)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】四方田 千恵 (垂水 千恵 / 四方田 千恵(垂水千恵)) 横浜国立大学, 国際戦略推進機構, 教授 (70251775)
【キーワード】台湾 / セクシュアリティ / 日本表象 / 翻訳 / 国際研究者交流 (他15件)
【概要】台湾現代文学に表現された、セクシュアリティおよび日本表象に着目し、日台関係における文化翻訳や文化の政治性の問題を研究した。具体的には、邱妙津、紀大偉、甘耀明などの小説家および魏徳聖などの映画作家を対象に、日本記憶を再現することで強い台湾意識を表現しようとしていることや、日本文学・映画の題材を使いつつ、それをクイア小説として再現させようとする方策が取られていることなどを明らかにした。 これらの研究の...
❏詩歌のジャポニスム ──西欧における展開と日本モダニズムへの接合に関する研究(23520220)
【研究テーマ】日本文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】坪井 秀人 名古屋大学, 文学研究科, 教授 (90197757)
【キーワード】短詩型 / 翻訳 / ジャポニスム / モダニズム / 和歌 (他13件)
【概要】本研究では、日本の短詩型文学、特に和歌が西欧語に翻訳され、その翻訳テクスト歌曲として作曲された過程をドイツ語・東欧諸語・フランス語の翻訳テクストによる歌曲作品を対象に調査し、20世紀初頭、1930年代まで独墺仏および東欧・北欧地域の作曲家による歌曲作品のリストを作成し、その波及の実態を考察した。資料調査は日本国内の図書館、海外ではウィーンのオーストリア国立図書館、ベルリン州立図書館およびプラハのチ...
【数物系科学】天文学:国際情報交換翻訳を含む研究件
❏台湾現代文学におけるセクシュアリティおよび日本表象のポリティクス(23520421)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】四方田 千恵 (垂水 千恵 / 四方田 千恵(垂水千恵)) 横浜国立大学, 国際戦略推進機構, 教授 (70251775)
【キーワード】台湾 / セクシュアリティ / 日本表象 / 翻訳 / 国際研究者交流 (他15件)
【概要】台湾現代文学に表現された、セクシュアリティおよび日本表象に着目し、日台関係における文化翻訳や文化の政治性の問題を研究した。具体的には、邱妙津、紀大偉、甘耀明などの小説家および魏徳聖などの映画作家を対象に、日本記憶を再現することで強い台湾意識を表現しようとしていることや、日本文学・映画の題材を使いつつ、それをクイア小説として再現させようとする方策が取られていることなどを明らかにした。 これらの研究の...
❏英国小説史再考--1688年から1727年まで(19720068)
【研究テーマ】ヨーロッパ語系文学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】武田 将明 法政大学, 文学部, 講師 (10434177)
【キーワード】英国小説 / 18世紀 / 女性作家 / 文学史 / 英仏関係 (他19件)
【概要】英国18世紀小説の特徴を再考するために、Daniel DefoeやEliza Haywoodの作品について研究し、口頭発表と論文で成果を公表した。特に、従来は内在的に発展したとされてきた英国18世紀小説のリアリズムが、実は17世紀フランス文学との影響関係のなかで育まれたことを示した。また、文学史に関する考察や、現代日本文学と英国18世紀小説の関係を考察する論考も発表した。 ...
【生物学】生物学:造血異常翻訳を含む研究件
❏リボソームCODEの破綻とリボソーム病発症の分子機構(25291003)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】剣持 直哉 宮崎大学, フロンティア科学実験総合センター, 教授 (00133124)
【キーワード】リボソーム / 疾患モデル / ゼブラフィッシュ / 造血異常 / 核小体 (他10件)
【概要】リボソームの異常に起因する疾患「リボソーム病」は、リボソームによる選択的なmRNAの翻訳調節機構が破綻した結果であると考え、これを検証するためにゼブラフィッシュで疾患モデルを作製し、系統的な解析を実施した。その結果、リボソームタンパク質RPS19に変異があるダイアモンド・ブラックファン貧血のモデルでは、造血に関与する遺伝子や糖鎖の合成に関わる遺伝子の翻訳効率が低下した。また、rRNAの修飾を阻害し...
❏リボソームの異常と疾患:新たな疾患「リボソーム病」発症の分子機構(22370065)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2013-03-31
【研究代表者】剣持 直哉 宮崎大学, フロンティア科学実験総合センター, 教授 (00133124)
【キーワード】翻訳 / リボソーム / 造血異常 / 発がん / ゼブラフィッシュ (他9件)
【概要】リボソームはすべての生物に不可欠なタンパク質の合成工場である。最近、リボソームの異常が細胞のがん化や骨髄不全などの原因となる可能性が示された。本研究は、リボソームの異常に起因する「リボソーム病」発症の分子機構を解明することを目的とした。ゼブラフィッシュを用いた疾患モデルの解析により、リボソーム病発症に関わる重要な因子を同定した。また、研究推進に不可欠なデータベースの整備を行った。 ...
【生物学】生物学:新生ポリペプチド鎖翻訳を含む研究件
❏新生ポリペプチド鎖依存の翻訳アレストにおけるRACK1の機能解明(22370062)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】稲田 利文 東北大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (40242812)
【キーワード】mRNA 品質管理 / 翻訳アレスト / 新生ポリペプチド鎖 / mRNA 分子内切断 / ユ ビキチン化 (他16件)
【概要】新生ポリペプチド鎖依存の翻訳アレストに必須な因子として、RACK1を同定し、RACK1の40Sリボソームへの結合が翻訳アレストに重要性であることを示した。RACK1は、60Sリボソーマルサブユニットと結合するE3ユビキチンライゲースLtn1依存の新生ポリペプチド鎖の分解にもRACK1が必須である事を明らかにした。 ...
❏ポリ(A)鎖の翻訳によるノンストップmRNAの翻訳抑制と異常タンパク質の分解機構(19370075)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】稲田 利文 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (40242812)
【キーワード】遺伝子発現 / 品質管理 / 異常mRNA / 異常翻訳 / プロテアソーム (他14件)
【概要】我々は、代表的な異常mRNAであるノンストップ(終止コドンを持たない)mRNAにおける翻訳抑制と異常タンパク質分解機構について解析を行い、ポリ(A)鎖の翻訳自体が、多段階での発現抑制機構を作動させ、品質管理機構において必須な役割を果たすことを初めて明確に示した。翻訳アレストを引き起こすアミノ酸配列の特異性について解析を行った結果、塩基性新生ポリペプチド鎖の持つ正の電荷とリボソームトンネルを形成する...
【生物学】生物学:浸透圧翻訳を含む研究件
❏翻訳開始とアクチン骨格の統括的制御機構に関する研究(17570140)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】上園 幸史 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (30251408)
【キーワード】浸透圧ストレス / グルコース飢餓 / アクチン / タンパク質合成 / 局所麻酔剤 (他12件)
【概要】グルコース飢餓や高浸透圧などの環境ストレスは出芽酵母で一過的な翻訳開始の停止やアクチン骨格の脱極性化を引き起こす。これらの反応は統括的に制御されており、未知の経路を介した急速な阻害反応と、Msn2/4転写因子、Snf1やHog1キナーゼなどの既存経路を介した適応反応の二つから構成されている。 テトラカインなど多数の局所麻酔剤が、高浸透圧やグルコース飢餓などの環境ストレスと同様に、出芽酵母でアクチン...
❏環境ストレスによる翻訳開始とアクチン骨格の統括制御機構の研究(15570142)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】上園 幸史 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (30251408)
【キーワード】浸透圧 / グルコース / アクチン / タンパク質合成 / ストレス (他8件)
【概要】浸透圧ストレスやグルコース飢餓などの環境ストレスは出芽酵母のアクチン極性と全蛋白質合成を迅速且つ一過的に阻害する現象を見い出している。この現象を解明するため、本申請の期間中では主にグルコース飢餓による制御機構の解析を行った。 その結果、グルコース飢餓による制御は、まず翻訳開始とアクチン極性を統括して制御する機構と、それぞれを個別に制御する機構の二つから構成されており、統括制御機構は、急速な阻害反応...
❏浸透圧ストレスによる翻訳制御機構の解析(13780548)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】上園 幸史 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (30251408)
【キーワード】浸透圧 / グルコース / アクチン / 翻訳 / ストレス (他9件)
【概要】浸透圧ストレスは出芽酵母の翻訳開始を一過的に停止させ、アクチン骨格も一過的に脱極性化する。申請者は培地からのグルコース除去も翻訳開始の急速な停止だけでなくアクチン骨格の急速な脱極性化を引き起こすが、それらの反応も一過的である事実を見い出した。これは翻訳開始とアクチン骨格の両者が環境ストレスにより同時に制御される機構の存在を示している。この制御機構を明らかにするため、グルコースによるアクチン骨格の極...
【生物学】生物学:タンパク質合成翻訳を含む研究件
❏tRNA使用頻度による新規翻訳調節機構の探索とメカニズムの解明(20K05954)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】長尾 翌手可 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (30588017)
【キーワード】tRNA / 翻訳 / タンパク質合成 / 遺伝暗号解読 / コドン (他6件)
【概要】前年度では翻訳中ペプチジルtRNAの抽出法を確立させたが、レポーター遺伝子のテストコドンを解読したペプチジルtRNAのみを精製する方法を確立することができなかった。そのため、今年度は一部方針を変更し、各アミノ酸のコドンを1種類に限定したレポーター遺伝子を大腸菌細胞内または無細胞翻訳系で発現させ、抽出したペプチジルtRNAのtRNA部分を配列解析することによってアイソデコーダーの使用頻度を算出する方...
❏哺乳類ミトコンドリアの新生ペプチド鎖リボソーム複合体の構造解析(18K06054)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】富田 野乃 (竹内野乃) 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (80323450)
【キーワード】翻訳 / 哺乳類ミトコンドリア / リボソーム / 新生ペプチド鎖 / ミトコンドリア (他8件)
【概要】本研究は、ミトコンドリアリボソームのペプチドトンネルの構造を明らかにし、新生ペプチド鎖とペプチドトンネルの相互作用について知見を得ることを目指すものである。哺乳類ミトコンドリア翻訳系を再構築し、連続プロリン配列を介した翻訳停止を利用して新生ペプチド鎖リボソーム複合体(ribosome-nascentchain complex, RNC)を形成することに成功した(Lee, 2021)。新生ペプチド鎖...
❏生体内神経イメージングへの応用を目指したタンパク質合成レポーターの開発(15K14311)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 講師 (30740097)
【キーワード】タンパク質合成 / 翻訳 / リボソーム / 神経 / 形態 (他7件)
【概要】本研究においては、神経の可塑性に関連すると考えられている細胞内タンパク質合成活性の変動を直接捉えることができるレポータータンパク質の開発を行った。測定時のシグナル強度がタンパク質合成を直接反映するように、タンパク質合成中のみに蛍光を発し、合成後に自己消化して消光するような人工レポータータンパク質を設計し、実際に自己消化機構が働くことを確認した。自己消化の効率を上げるためにリンカーの長さや、プロテア...
【生物学】基礎生物学:mRNA分解翻訳を含む研究件
❏リボソームの翻訳制御を介した転写制御のフィードバック機構の解析(21K06208)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】田中 真幸 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (80546292)
【キーワード】翻訳 / 転写 / mRNA分解 / small RNA / uORF (他8件)
【概要】本研究ではホウ素濃度に応答した、シロイヌナズナのホウ素輸送体、NIP5:1の翻訳制御を介したmRNA分解による転写制御のフィードバック機構を明らかにすることを目的とし、翻訳、mRNA分解、転写の3つの解析を行い、その全体像を明らかにすることにした。1)NIP5;1のmRNA分解を介した転写制御機構の解析:NIP5;1のmRNA分解産物からsRNAが形成され、それがNIP5;1の転写を負に制御してい...
❏ショウジョウバエ細胞における新規ペプチド鎖解離因子の探索(26840001)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鹿島 勲 東京大学, 教養学部, 特任准教授 (60613180)
【キーワード】translation / termination / ribosome / mRNA分解 / 翻訳終結
【概要】真核細胞は遺伝情報の維持・発現の過程で生じる異常mRNAを認識・分解する仕組み「mRNA品質管理機構」を備えている。本研究では、高等真核細胞における翻訳終結コドンを欠失したノンストップmRNAの分解機構解明を目的とした。その結果、ノンストップmRNA分解経路がショウジョウバエ細胞にも保存されていること、また、ABCE1(リボソーム解離因子)が関与していることを明らかにした。 ...
❏ポリ(A)鎖の翻訳によるノンストップmRNAの翻訳抑制と異常タンパク質の分解機構(19370075)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】稲田 利文 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (40242812)
【キーワード】遺伝子発現 / 品質管理 / 異常mRNA / 異常翻訳 / プロテアソーム (他14件)
【概要】我々は、代表的な異常mRNAであるノンストップ(終止コドンを持たない)mRNAにおける翻訳抑制と異常タンパク質分解機構について解析を行い、ポリ(A)鎖の翻訳自体が、多段階での発現抑制機構を作動させ、品質管理機構において必須な役割を果たすことを初めて明確に示した。翻訳アレストを引き起こすアミノ酸配列の特異性について解析を行った結果、塩基性新生ポリペプチド鎖の持つ正の電荷とリボソームトンネルを形成する...
【生物学】基礎生物学:uORF翻訳を含む研究件
❏リボソームの翻訳制御を介した転写制御のフィードバック機構の解析(21K06208)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】田中 真幸 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (80546292)
【キーワード】翻訳 / 転写 / mRNA分解 / small RNA / uORF (他8件)
【概要】本研究ではホウ素濃度に応答した、シロイヌナズナのホウ素輸送体、NIP5:1の翻訳制御を介したmRNA分解による転写制御のフィードバック機構を明らかにすることを目的とし、翻訳、mRNA分解、転写の3つの解析を行い、その全体像を明らかにすることにした。1)NIP5;1のmRNA分解を介した転写制御機構の解析:NIP5;1のmRNA分解産物からsRNAが形成され、それがNIP5;1の転写を負に制御してい...
❏植物の無機栄養ホメオスタシスと成長の統合的理解と仮説検証(25221202)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】藤原 徹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80242163)
【キーワード】無機栄養 / 翻訳 / uORF / 栄養感知 / 数理モデル (他12件)
【概要】無機栄養ホメオスタシスに必須な遺伝子を多くの元素について同定解析し、無機栄養の恒常性維持に細胞壁合成や RNA代謝、翻訳制御等の重要性を示した。リボソームRNA 複合体がAUGUAA上で細胞質の栄養濃度を感知し、この感知に伴って栄養輸送体mRNAの分解や転写制御が起こることや翻訳制御のゲノムレベルでの重要性を明らかにした。ホウ素輸送の2次元及び動的モデルを構築し実験的検証を行い、根の成長と地上部へ...
【生物学】基礎生物学:tRNA翻訳を含む研究件
❏小区分38060:応用分子細胞生物学関連(0)
【研究テーマ】2020
【研究種目】tRNA
【研究期間】翻訳
【研究代表者】タンパク質合成
【キーワード】遺伝暗号解読
【概要】
❏非アミド結合性ペプチドミメティック主鎖骨格の翻訳合成技術の開発(21K18233)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2021-07-09 - 2024-03-31
【研究代表者】加藤 敬行 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (90567760)
【キーワード】リボソーム / 翻訳合成 / ペプチド医薬 / アミノキシ酸 / ヒドラジノ酸 (他9件)
【概要】ペプチド医薬品の実用化の促進に向けて、ペプチダーゼ耐性の低さや膜透過性の低さといった課題を克服する必要がある。そのためには、天然のアミド結合以外の結合様式により連結されたペプチドミメティック主鎖骨格の導入により機能を改善することが有効である。そこで、本研究ではリボソーム翻訳によりアミド結合以外の主鎖骨格を持つペプチドミメティック化合物群の合成を目指す。 リボソーム翻訳でペプチドミメティック化合物を...
❏tRNA使用頻度による新規翻訳調節機構の探索とメカニズムの解明(20K05954)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】長尾 翌手可 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (30588017)
【キーワード】tRNA / 翻訳 / タンパク質合成 / 遺伝暗号解読 / コドン (他6件)
【概要】前年度では翻訳中ペプチジルtRNAの抽出法を確立させたが、レポーター遺伝子のテストコドンを解読したペプチジルtRNAのみを精製する方法を確立することができなかった。そのため、今年度は一部方針を変更し、各アミノ酸のコドンを1種類に限定したレポーター遺伝子を大腸菌細胞内または無細胞翻訳系で発現させ、抽出したペプチジルtRNAのtRNA部分を配列解析することによってアイソデコーダーの使用頻度を算出する方...
【生物学】基礎生物学:コドン翻訳を含む研究件
❏tRNA使用頻度による新規翻訳調節機構の探索とメカニズムの解明(20K05954)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】長尾 翌手可 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (30588017)
【キーワード】tRNA / 翻訳 / タンパク質合成 / 遺伝暗号解読 / コドン (他6件)
【概要】前年度では翻訳中ペプチジルtRNAの抽出法を確立させたが、レポーター遺伝子のテストコドンを解読したペプチジルtRNAのみを精製する方法を確立することができなかった。そのため、今年度は一部方針を変更し、各アミノ酸のコドンを1種類に限定したレポーター遺伝子を大腸菌細胞内または無細胞翻訳系で発現させ、抽出したペプチジルtRNAのtRNA部分を配列解析することによってアイソデコーダーの使用頻度を算出する方...
❏mRNAと新生ペプチドの局所構造による翻訳効率変化のゲノムワイド解析(24310148)
【研究テーマ】システムゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中東 憲治 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科, 特任准教授 (70322740)
【キーワード】リボソームプロファイリング / ゲノム解析技術 / リボソーム / 翻訳 / 翻訳制御 (他7件)
【概要】遺伝子mRNAからタンパク質が翻訳される状況を新しい実験手法で解析し、ゲノム全体の遺伝子を見た場合、翻訳開始の構造が翻訳の効率に大きな影響を与えることを明らかにした。対して、翻訳伸長の効率にも差はあったが、遺伝子全体の翻訳効率に大きな影響は与えていなかった。 また、コドン-アンチコドンの3文字目の認識や、small RNA/Hfqによる翻訳制御の実体など、ネイティブな翻訳関連因子の性質についてや、...
❏繊毛虫の多様性を利用した翻訳終結因子の終止コドン認識機構の解析(22570170)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】春本 晃江 奈良女子大学, 自然科学系, 教授 (80198936)
【キーワード】タンパク質合成 / 遺伝暗号 / 原生生物 / 翻訳終結因子 / 翻訳 (他8件)
【概要】繊毛虫類の終止コドン認識に関わるアミノ酸残基を同定することを目的とし、3つの終止コドンを認識するDileptusmargaritiferと変則的な終止コドン認識を行うEuplotesraikoviのeRF1の特定のアミノ酸残基を変異させ、酵母の系で認識能力を調べることにより、終止コドン認識に関わるアミノ酸残基を同定することを目指した。K25、R128、H134について調べたところ、eRF1ドメイン...
【生物学】基礎生物学:グルコース翻訳を含む研究件
❏翻訳開始とアクチン骨格の統括的制御機構に関する研究(17570140)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】上園 幸史 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (30251408)
【キーワード】浸透圧ストレス / グルコース飢餓 / アクチン / タンパク質合成 / 局所麻酔剤 (他12件)
【概要】グルコース飢餓や高浸透圧などの環境ストレスは出芽酵母で一過的な翻訳開始の停止やアクチン骨格の脱極性化を引き起こす。これらの反応は統括的に制御されており、未知の経路を介した急速な阻害反応と、Msn2/4転写因子、Snf1やHog1キナーゼなどの既存経路を介した適応反応の二つから構成されている。 テトラカインなど多数の局所麻酔剤が、高浸透圧やグルコース飢餓などの環境ストレスと同様に、出芽酵母でアクチン...
❏環境ストレスによる翻訳開始とアクチン骨格の統括制御機構の研究(15570142)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】上園 幸史 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (30251408)
【キーワード】浸透圧 / グルコース / アクチン / タンパク質合成 / ストレス (他8件)
【概要】浸透圧ストレスやグルコース飢餓などの環境ストレスは出芽酵母のアクチン極性と全蛋白質合成を迅速且つ一過的に阻害する現象を見い出している。この現象を解明するため、本申請の期間中では主にグルコース飢餓による制御機構の解析を行った。 その結果、グルコース飢餓による制御は、まず翻訳開始とアクチン極性を統括して制御する機構と、それぞれを個別に制御する機構の二つから構成されており、統括制御機構は、急速な阻害反応...
❏浸透圧ストレスによる翻訳制御機構の解析(13780548)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】上園 幸史 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (30251408)
【キーワード】浸透圧 / グルコース / アクチン / 翻訳 / ストレス (他9件)
【概要】浸透圧ストレスは出芽酵母の翻訳開始を一過的に停止させ、アクチン骨格も一過的に脱極性化する。申請者は培地からのグルコース除去も翻訳開始の急速な停止だけでなくアクチン骨格の急速な脱極性化を引き起こすが、それらの反応も一過的である事実を見い出した。これは翻訳開始とアクチン骨格の両者が環境ストレスにより同時に制御される機構の存在を示している。この制御機構を明らかにするため、グルコースによるアクチン骨格の極...
【工学】機械工学:セブラフィッシュ翻訳を含む研究件
❏リボソームCODEの破綻とリボソーム病発症の分子機構(25291003)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】剣持 直哉 宮崎大学, フロンティア科学実験総合センター, 教授 (00133124)
【キーワード】リボソーム / 疾患モデル / ゼブラフィッシュ / 造血異常 / 核小体 (他10件)
【概要】リボソームの異常に起因する疾患「リボソーム病」は、リボソームによる選択的なmRNAの翻訳調節機構が破綻した結果であると考え、これを検証するためにゼブラフィッシュで疾患モデルを作製し、系統的な解析を実施した。その結果、リボソームタンパク質RPS19に変異があるダイアモンド・ブラックファン貧血のモデルでは、造血に関与する遺伝子や糖鎖の合成に関わる遺伝子の翻訳効率が低下した。また、rRNAの修飾を阻害し...
❏リボソームの異常と疾患:新たな疾患「リボソーム病」発症の分子機構(22370065)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2013-03-31
【研究代表者】剣持 直哉 宮崎大学, フロンティア科学実験総合センター, 教授 (00133124)
【キーワード】翻訳 / リボソーム / 造血異常 / 発がん / ゼブラフィッシュ (他9件)
【概要】リボソームはすべての生物に不可欠なタンパク質の合成工場である。最近、リボソームの異常が細胞のがん化や骨髄不全などの原因となる可能性が示された。本研究は、リボソームの異常に起因する「リボソーム病」発症の分子機構を解明することを目的とした。ゼブラフィッシュを用いた疾患モデルの解析により、リボソーム病発症に関わる重要な因子を同定した。また、研究推進に不可欠なデータベースの整備を行った。 ...
【工学】プロセス・化学工学:遺伝記号翻訳を含む研究件
❏プロリル-4-ヒドロキシダーゼをアイソフォーム選択的に阻害する大環状化合物の発見(14F04065)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2014-04-25 - 2016-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00361668)
【キーワード】ペプチド / ケミカルバイオロジー / 翻訳 / 遺伝記号 / 特殊ペプチド (他7件)
【概要】ヘテロ2両体であるHIF(hypoxia inducible transcription factor)は、動物内の酸素ホメオスタシスを制御する中心的な役割を果たしている。ヒトでは、HIFの活性の制御はHIFαサブユニットに存在する2つのプロリン残基(P402 and P564)とアスパラギン残基(N803)がPHD(prolyl hydroxylase domain enzymes)およびFIH...
❏チオオキシ主鎖骨格ペプチドの翻訳合成技術の開発(13F03766)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00361668)
【キーワード】遺伝記号 / 特殊ペプチド / チオオキシカルボン酸 / tRNAアルシ化 / 遺伝暗号 (他7件)
【概要】Joseph Rogers博士はJSPSフェローとして下記の研究を推進した。 ①脱ユビキチン酵素USP15を選択的に阻害する特殊環状ペプチドの発見 ②フォールダマーの翻訳合成技術の開発 ③フォールダマーに結合する特殊ペプチドの発見 本概要では、限られたスペースを考慮して、①だけについて記載する。脱ユビキチン酵素USP15は、パピローマウィルスがヒト細胞に感染した際に、ウィルス由来のタンパク質がユビ...
❏Keap1-Nrf2の相互作用を阻害する擬天然物特殊ペプチドのプロドラッグ化(13F03730)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00361668)
【キーワード】ペプチド / ケミカルバイオロジー / キモカイン / トランスポーター / 遺伝記号 (他10件)
【概要】CXCR7を標的とした特殊環状ペプチドの探索 CXCR7はGPCRファミリー膜タンパク質の一つであり、炎症誘導因子キモカインの一つであるCXCL12を受容タンパク質として知られている。また、この受容体はHIVに代表されるウィルス感染において重要な標的タンパク質としても知られている。Geielmann博士は、磁気ビーズに固定化したCXCR7に対し、特殊環状ペプチドライブラリーを用いたRaPIDセレク...
【工学】プロセス・化学工学:tRNAアルシ化翻訳を含む研究件
❏プロリル-4-ヒドロキシダーゼをアイソフォーム選択的に阻害する大環状化合物の発見(14F04065)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2014-04-25 - 2016-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00361668)
【キーワード】ペプチド / ケミカルバイオロジー / 翻訳 / 遺伝記号 / 特殊ペプチド (他7件)
【概要】ヘテロ2両体であるHIF(hypoxia inducible transcription factor)は、動物内の酸素ホメオスタシスを制御する中心的な役割を果たしている。ヒトでは、HIFの活性の制御はHIFαサブユニットに存在する2つのプロリン残基(P402 and P564)とアスパラギン残基(N803)がPHD(prolyl hydroxylase domain enzymes)およびFIH...
❏チオオキシ主鎖骨格ペプチドの翻訳合成技術の開発(13F03766)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00361668)
【キーワード】遺伝記号 / 特殊ペプチド / チオオキシカルボン酸 / tRNAアルシ化 / 遺伝暗号 (他7件)
【概要】Joseph Rogers博士はJSPSフェローとして下記の研究を推進した。 ①脱ユビキチン酵素USP15を選択的に阻害する特殊環状ペプチドの発見 ②フォールダマーの翻訳合成技術の開発 ③フォールダマーに結合する特殊ペプチドの発見 本概要では、限られたスペースを考慮して、①だけについて記載する。脱ユビキチン酵素USP15は、パピローマウィルスがヒト細胞に感染した際に、ウィルス由来のタンパク質がユビ...
❏Keap1-Nrf2の相互作用を阻害する擬天然物特殊ペプチドのプロドラッグ化(13F03730)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00361668)
【キーワード】ペプチド / ケミカルバイオロジー / キモカイン / トランスポーター / 遺伝記号 (他10件)
【概要】CXCR7を標的とした特殊環状ペプチドの探索 CXCR7はGPCRファミリー膜タンパク質の一つであり、炎症誘導因子キモカインの一つであるCXCL12を受容タンパク質として知られている。また、この受容体はHIVに代表されるウィルス感染において重要な標的タンパク質としても知られている。Geielmann博士は、磁気ビーズに固定化したCXCR7に対し、特殊環状ペプチドライブラリーを用いたRaPIDセレク...
【工学】プロセス・化学工学:薬剤探索翻訳を含む研究件
❏チアゾール含有環状ペプチドの翻訳合成法(16F16033)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2016-04-22 - 2018-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00361668)
【キーワード】mRNA / translation / thioamide / チアゾール / ペプチド (他8件)
【概要】The synthesis of proposed unnatural amino acid derivatives were attempted but failed. Therefore, focus was diverted towards the synthesis of peptides containing a backbone thioamide moiety. Ribosome-m...
❏抗菌作用を発揮する大環状特殊ペプチドの発見と開発(16F16810)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2016-11-07 - 2019-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00361668)
【キーワード】RaPID System / mRNA display / quorum sensing / macrocyclic pepide / infectious deseases (他11件)
【概要】ウィードマン博士は、感染症にかかる2つの国際共同研究プロジェクトに従事しました。 一つは、米国NIH機関所属の研究者であるInglese教授との共同研究において、iPGM(cofactor independent phosphoglycerate mutase)を標的とした感染阻害薬剤探索に従事しました。この研究では、前任の博士研究員が既に候補化合物を獲得していましたが、生体安定性等で問題を有して...
【工学】建築学:モダニズム翻訳を含む研究件
❏英語圏のレイト・モダニズムの理論と実践をめぐる総合的研究(20K00451)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】佐藤 元状 慶應義塾大学, 法学部(日吉), 教授 (50433735)
【キーワード】モダニズム / レイト・モダニズム / ブルームズベリー / ホガース・プレス / 世界文学 (他8件)
【概要】本研究は、2000年代前後のポストモダニズムの言説の退潮とともに、北米のアカデミーで前景化してきた「レイト・モダニズム」の言説に焦点を合わせ、モダニズム研究におけるこの言説の理論的な射程と実践的な可能性について、下記の三点の視座から総合的な検証を行うものである。(a)「レイト・モダニズム」とその近接的時間概念の関係性についての批判的考察、(b)「レイト・モダニズム」の言説の歴史の批判的検証、(c)...
❏詩歌のジャポニスム ──西欧における展開と日本モダニズムへの接合に関する研究(23520220)
【研究テーマ】日本文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】坪井 秀人 名古屋大学, 文学研究科, 教授 (90197757)
【キーワード】短詩型 / 翻訳 / ジャポニスム / モダニズム / 和歌 (他13件)
【概要】本研究では、日本の短詩型文学、特に和歌が西欧語に翻訳され、その翻訳テクスト歌曲として作曲された過程をドイツ語・東欧諸語・フランス語の翻訳テクストによる歌曲作品を対象に調査し、20世紀初頭、1930年代まで独墺仏および東欧・北欧地域の作曲家による歌曲作品のリストを作成し、その波及の実態を考察した。資料調査は日本国内の図書館、海外ではウィーンのオーストリア国立図書館、ベルリン州立図書館およびプラハのチ...
【工学】建築学:世界遺産翻訳を含む研究件
❏言語景観観察に基づく文化情報伝達の研究及び応用-掲示から文化認知へ-(22K12598)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】平松 裕子 中央大学, 経済研究所, 客員研究員 (30649629)
【キーワード】言語景観 / 文化認知 / 世界遺産 / アプリケーション / 翻訳
【概要】
❏ネット社会におけるインバウンド観光客・定住者を意識した文化伝達の言語表現(18K11849)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平松 裕子 中央大学, 経済研究所, 客員研究員 (30649629)
【キーワード】言語景観 / 翻訳 / 世界遺産 / アプリケーション / 日本文化 (他14件)
【概要】日光における調査研究はコロナ禍において特に外国人観光客の激減の中、翻訳を中心に進める点には困難もあった。在住外国人を集めてのヒアリング調査はコロナ禍で実施できなかった。しかし、駅から神橋周辺までの1kmの範囲内の言語景観の継続調査、また神戸との比較に関しては順調に続行ができ、対象を絞った研究ができた。外国人観光客に対する調査はできなかったが、日光市図書館の協力を得て、明治時代から大正昭和の観光地日...
【工学】建築学:アイデンティティ翻訳を含む研究件
❏東欧文学の多言語的トポスをめぐる研究(15H03193)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】井上 暁子 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(文), 准教授 (20599469)
【キーワード】東欧 / 多言語性 / ネットワーク / 流通 / 地域 (他23件)
【概要】2018年10月6日、シンポジウム「東欧文学の多言語的トポス――複数言語使用地域の創作をめぐる求心力と遠心力」を開催した。同年12月1日、上記シンポジウムに参加できなかった2名の外国人研究者を招いて講演会を開催し、講演原稿を『日本スラヴ学論集』第22号(2019)に掲載した。2020年3月、上記のシンポジウムの報告や講演会でのディスカッションをもとにした論集『東欧文学の多言語的トポス』(水声社)を...
❏現代中国思想史構築のための中国知識界言説研究(24320022)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】石井 剛 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (40409529)
【キーワード】中国 / 現代思想史 / 東アジア / 知識界 / 言説分析 (他33件)
【概要】研究成果は次のように要約できる。 1)中国で最も影響力のある学術雑誌『開放時代』及びその学術委員会を構成する中山大学の研究者と協力関係を構築した。それにより、中国の知的生産の現実についてより深い理解を得た。2)同時代思想の認識方法を批判する視座を得た。日中間の歴史的・政治的条件において、認識方法自体が研究者が自覚すべき問題を不可避的に含むと結論した。3)中国の周縁的側面に注目し、国民国家の枠組みで...
【工学】総合工学:ロシア翻訳を含む研究件
❏清朝とロシアの外交における多言語翻訳とコミュニケーション・ギャップの研究(19K01041)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】柳澤 明 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50220182)
【キーワード】翻訳 / コミュニケーション・ギャップ / 清 / 中国 / ロシア (他7件)
【概要】本研究の当初の目標は、おおむね以下の通りであった。①17~19世紀(おおむね1860年まで)に清朝-ロシア間で取り交わされた外交書簡の網羅的なリストを作成し、データベース化すること;②外交文書の複数言語によるテキストを精密に比較し、翻訳に起因する差異の有無・実態を検証すること;③前項の検証の結果、複数言語間に有意な差異が存在する場合、その理由・背景を考察し、それを手がかりとして、両国間のコミュニケ...
❏近代ロシア文学の成立に見る記号としてのヨーロッパの「風景」(23520370)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学(英文学を除く)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】金澤 美知子 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (60143343)
【キーワード】ロシア / ヨーロッパ / 18世紀 / 自然風景 / 翻訳 (他12件)
【概要】18世紀後半のロシ文学においてヨーロッパの「風景」が果たしている役割、及び「風景」が「絵」、「場面」としてテクストにとり込まれる仕組みを考察した。特にカラムジンとジュコフスキーの作品における「風景」の記述を調査した。 イギリス詩人トムソンの『四季』がロシア文学にもたらした「自然」のイメージに注目し、ジュコフスキーの翻訳とカラムジンの翻訳を比較考察して、前者が詩的翻案的翻訳であり、後者が説明的啓蒙的...
【工学】総合工学:美学翻訳を含む研究件
❏アジア的美意識とは何か(18320035)
【研究テーマ】美学・美術史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】神林 恒道 立命館大学, 先端総合学術研究科, 講師 (80089862)
【キーワード】アジア / 芸術学 / 伝統と近代 / インターカルチュラル / 相互理解 (他24件)
【概要】ポストモダン、あるいはポストコロニアルと称される現状において、かつてのヨーロッパ的なもの、あるいは近代的なものと相対峙するアジア的美意識を貫通するもの、そしてそこから生み出された固有な芸術的創造性、すなわち「アジアの美学」の可能性を探求した。研究期間中、インドネシア、日本、台湾、中国で国際研究大会(アジア芸術学会・会長神林恒道)を開催し、アジア諸国の芸術学研究者との相互理解を深めることが出来た。2...
❏20世紀後半から21世紀初頭の日本におけるメディア革命の比較文化理論的研究(17320051)
【研究テーマ】ヨーロッパ語系文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】大宮 勘一郎 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (40233267)
【キーワード】ドイツ文学 / デジタル・メディア論 / 文化研究 / 国際研究者交流 / ドイツ (他15件)
【概要】デジタル・メディア時代における文学・芸術作品の社会的意味の変容を比較文化的観点から考察することを課題とした本研究にとって必要なことは、原則的にグローバルな広がりを持つデジタル・コミュニティーが、にもかかわらず各文化圏ごとに多様な現象形態をとるものであることへの、個別的な考察と、それに基づいた文化比較的観点が常に維持されることであった。この課題に鑑みると、本研究の上げた成果は二つに大別できる。第一に...
【総合生物】生体分子化学:特殊ペプチド翻訳を含む研究件
❏抗菌作用を発揮する大環状特殊ペプチドの発見と開発(16F16810)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2016-11-07 - 2019-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00361668)
【キーワード】RaPID System / mRNA display / quorum sensing / macrocyclic pepide / infectious deseases (他11件)
【概要】ウィードマン博士は、感染症にかかる2つの国際共同研究プロジェクトに従事しました。 一つは、米国NIH機関所属の研究者であるInglese教授との共同研究において、iPGM(cofactor independent phosphoglycerate mutase)を標的とした感染阻害薬剤探索に従事しました。この研究では、前任の博士研究員が既に候補化合物を獲得していましたが、生体安定性等で問題を有して...
❏プロリル-4-ヒドロキシダーゼをアイソフォーム選択的に阻害する大環状化合物の発見(14F04065)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2014-04-25 - 2016-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00361668)
【キーワード】ペプチド / ケミカルバイオロジー / 翻訳 / 遺伝記号 / 特殊ペプチド (他7件)
【概要】ヘテロ2両体であるHIF(hypoxia inducible transcription factor)は、動物内の酸素ホメオスタシスを制御する中心的な役割を果たしている。ヒトでは、HIFの活性の制御はHIFαサブユニットに存在する2つのプロリン残基(P402 and P564)とアスパラギン残基(N803)がPHD(prolyl hydroxylase domain enzymes)およびFIH...
❏チオオキシ主鎖骨格ペプチドの翻訳合成技術の開発(13F03766)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00361668)
【キーワード】遺伝記号 / 特殊ペプチド / チオオキシカルボン酸 / tRNAアルシ化 / 遺伝暗号 (他7件)
【概要】Joseph Rogers博士はJSPSフェローとして下記の研究を推進した。 ①脱ユビキチン酵素USP15を選択的に阻害する特殊環状ペプチドの発見 ②フォールダマーの翻訳合成技術の開発 ③フォールダマーに結合する特殊ペプチドの発見 本概要では、限られたスペースを考慮して、①だけについて記載する。脱ユビキチン酵素USP15は、パピローマウィルスがヒト細胞に感染した際に、ウィルス由来のタンパク質がユビ...
【総合生物】生体分子化学:核小体翻訳を含む研究件
❏リボソームCODEの破綻とリボソーム病発症の分子機構(25291003)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】剣持 直哉 宮崎大学, フロンティア科学実験総合センター, 教授 (00133124)
【キーワード】リボソーム / 疾患モデル / ゼブラフィッシュ / 造血異常 / 核小体 (他10件)
【概要】リボソームの異常に起因する疾患「リボソーム病」は、リボソームによる選択的なmRNAの翻訳調節機構が破綻した結果であると考え、これを検証するためにゼブラフィッシュで疾患モデルを作製し、系統的な解析を実施した。その結果、リボソームタンパク質RPS19に変異があるダイアモンド・ブラックファン貧血のモデルでは、造血に関与する遺伝子や糖鎖の合成に関わる遺伝子の翻訳効率が低下した。また、rRNAの修飾を阻害し...
❏リボソームの異常と疾患:新たな疾患「リボソーム病」発症の分子機構(22370065)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2013-03-31
【研究代表者】剣持 直哉 宮崎大学, フロンティア科学実験総合センター, 教授 (00133124)
【キーワード】翻訳 / リボソーム / 造血異常 / 発がん / ゼブラフィッシュ (他9件)
【概要】リボソームはすべての生物に不可欠なタンパク質の合成工場である。最近、リボソームの異常が細胞のがん化や骨髄不全などの原因となる可能性が示された。本研究は、リボソームの異常に起因する「リボソーム病」発症の分子機構を解明することを目的とした。ゼブラフィッシュを用いた疾患モデルの解析により、リボソーム病発症に関わる重要な因子を同定した。また、研究推進に不可欠なデータベースの整備を行った。 ...
【総合生物】生体分子化学:翻訳アレスト翻訳を含む研究件
❏新生ポリペプチド鎖依存の翻訳アレストにおけるRACK1の機能解明(22370062)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】稲田 利文 東北大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (40242812)
【キーワード】mRNA 品質管理 / 翻訳アレスト / 新生ポリペプチド鎖 / mRNA 分子内切断 / ユ ビキチン化 (他16件)
【概要】新生ポリペプチド鎖依存の翻訳アレストに必須な因子として、RACK1を同定し、RACK1の40Sリボソームへの結合が翻訳アレストに重要性であることを示した。RACK1は、60Sリボソーマルサブユニットと結合するE3ユビキチンライゲースLtn1依存の新生ポリペプチド鎖の分解にもRACK1が必須である事を明らかにした。 ...
❏ポリ(A)鎖の翻訳によるノンストップmRNAの翻訳抑制と異常タンパク質の分解機構(19370075)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】稲田 利文 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (40242812)
【キーワード】遺伝子発現 / 品質管理 / 異常mRNA / 異常翻訳 / プロテアソーム (他14件)
【概要】我々は、代表的な異常mRNAであるノンストップ(終止コドンを持たない)mRNAにおける翻訳抑制と異常タンパク質分解機構について解析を行い、ポリ(A)鎖の翻訳自体が、多段階での発現抑制機構を作動させ、品質管理機構において必須な役割を果たすことを初めて明確に示した。翻訳アレストを引き起こすアミノ酸配列の特異性について解析を行った結果、塩基性新生ポリペプチド鎖の持つ正の電荷とリボソームトンネルを形成する...
【総合生物】生体分子化学:翻訳合成翻訳を含む研究件
❏非アミド結合性ペプチドミメティック主鎖骨格の翻訳合成技術の開発(21K18233)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2021-07-09 - 2024-03-31
【研究代表者】加藤 敬行 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (90567760)
【キーワード】リボソーム / 翻訳合成 / ペプチド医薬 / アミノキシ酸 / ヒドラジノ酸 (他9件)
【概要】ペプチド医薬品の実用化の促進に向けて、ペプチダーゼ耐性の低さや膜透過性の低さといった課題を克服する必要がある。そのためには、天然のアミド結合以外の結合様式により連結されたペプチドミメティック主鎖骨格の導入により機能を改善することが有効である。そこで、本研究ではリボソーム翻訳によりアミド結合以外の主鎖骨格を持つペプチドミメティック化合物群の合成を目指す。 リボソーム翻訳でペプチドミメティック化合物を...
❏非天然アミノ酸の導入を可能にする新型リボソーム翻訳系の構築(18H02080)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】加藤 敬行 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (90567760)
【キーワード】ペプチド医薬 / 翻訳 / tRNA / リボソーム / 非天然アミノ酸 (他7件)
【概要】本研究ではリボソーム翻訳によりD-アミノ酸やβ-アミノ酸、γ-アミノ酸、N-メチルアミノ酸等の非天然アミノ酸をペプチド鎖中に効率よく導入する手法の開発を行った。さらに、この手法を活用してこれらの非天然アミノ酸を含む大環状ペプチドライブラリを構築し、mRNAデイスプレイ法により様々な疾患原因タンパク質に結合する阻害剤ペプチドの取得に成功した。得られたペプチド群は非常に強い結合力・阻害活性を示した上、...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:遺伝暗号翻訳を含む研究件
❏チオオキシ主鎖骨格ペプチドの翻訳合成技術の開発(13F03766)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00361668)
【キーワード】遺伝記号 / 特殊ペプチド / チオオキシカルボン酸 / tRNAアルシ化 / 遺伝暗号 (他7件)
【概要】Joseph Rogers博士はJSPSフェローとして下記の研究を推進した。 ①脱ユビキチン酵素USP15を選択的に阻害する特殊環状ペプチドの発見 ②フォールダマーの翻訳合成技術の開発 ③フォールダマーに結合する特殊ペプチドの発見 本概要では、限られたスペースを考慮して、①だけについて記載する。脱ユビキチン酵素USP15は、パピローマウィルスがヒト細胞に感染した際に、ウィルス由来のタンパク質がユビ...
❏繊毛虫の多様性を利用した翻訳終結因子の終止コドン認識機構の解析(22570170)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】春本 晃江 奈良女子大学, 自然科学系, 教授 (80198936)
【キーワード】タンパク質合成 / 遺伝暗号 / 原生生物 / 翻訳終結因子 / 翻訳 (他8件)
【概要】繊毛虫類の終止コドン認識に関わるアミノ酸残基を同定することを目的とし、3つの終止コドンを認識するDileptusmargaritiferと変則的な終止コドン認識を行うEuplotesraikoviのeRF1の特定のアミノ酸残基を変異させ、酵母の系で認識能力を調べることにより、終止コドン認識に関わるアミノ酸残基を同定することを目指した。K25、R128、H134について調べたところ、eRF1ドメイン...
【総合生物】神経科学:リボソーム翻訳を含む研究件
❏小区分38060:応用分子細胞生物学関連(0)
【研究テーマ】2020
【研究種目】tRNA
【研究期間】翻訳
【研究代表者】タンパク質合成
【キーワード】遺伝暗号解読
【概要】ペプチド医薬品の実用化の促進に向けて、ペプチダーゼ耐性の低さや膜透過性の低さといった課題を克服する必要がある。そのためには、天然のアミド結合以外の結合様式により連結されたペプチドミメティック主鎖骨格の導入により機能を改善することが有効である。そこで、本研究ではリボソーム翻訳によりアミド結合以外の主鎖骨格を持つペプチドミメティック化合物群の合成を目指す。 リボソーム翻訳でペプチドミメティック化合物を...
❏リボソームの翻訳制御を介した転写制御のフィードバック機構の解析(21K06208)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】田中 真幸 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (80546292)
【キーワード】翻訳 / 転写 / mRNA分解 / small RNA / uORF (他8件)
【概要】本研究ではホウ素濃度に応答した、シロイヌナズナのホウ素輸送体、NIP5:1の翻訳制御を介したmRNA分解による転写制御のフィードバック機構を明らかにすることを目的とし、翻訳、mRNA分解、転写の3つの解析を行い、その全体像を明らかにすることにした。1)NIP5;1のmRNA分解を介した転写制御機構の解析:NIP5;1のmRNA分解産物からsRNAが形成され、それがNIP5;1の転写を負に制御してい...
❏tRNA使用頻度による新規翻訳調節機構の探索とメカニズムの解明(20K05954)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】長尾 翌手可 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (30588017)
【キーワード】tRNA / 翻訳 / タンパク質合成 / 遺伝暗号解読 / コドン (他6件)
【概要】前年度では翻訳中ペプチジルtRNAの抽出法を確立させたが、レポーター遺伝子のテストコドンを解読したペプチジルtRNAのみを精製する方法を確立することができなかった。そのため、今年度は一部方針を変更し、各アミノ酸のコドンを1種類に限定したレポーター遺伝子を大腸菌細胞内または無細胞翻訳系で発現させ、抽出したペプチジルtRNAのtRNA部分を配列解析することによってアイソデコーダーの使用頻度を算出する方...
【農学】生産環境農学:文学翻訳を含む研究件
❏第三世代としての編集―古典の再生と文学研究の活性化をめざす編集文献学的研究(22H00008)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2022-04-01 - 2027-03-31
【研究代表者】明星 聖子 成城大学, 文芸学部, 教授 (90312909)
【キーワード】編集文献学 / 文献学 / 翻訳 / 人文学 / 文学
【概要】
❏翻訳と東アジア――近代日本におけるPhilosophyの翻訳と植民地朝鮮への伝播(17F17302)
【研究テーマ】思想史
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2017-11-10 - 2020-03-31
【研究代表者】齋藤 希史 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (80235077)
【キーワード】翻訳 / 東アジア / 哲学 / Philosophy / 近代学制 (他11件)
【概要】本研究の目的は、近代東アジアの歴史を「翻訳の東アジア」という概念を用いて、新しく展望することであった。この目的を達成するために、H31年度においては、近代学制の生成過程について新たなアプローチを行った。「哲学科」の受け皿としての文学部というものは、いかなる過程を経て形成されたのか。新漢語の学制における振り当ては、いかに行われたのか。蕃書調所の独立(1857)後、その教育内容は専ら外国語の教育に集中...
❏フランス・ロマン主義における「作者」像の成立と変容をめぐる総合的研究(25370338)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】野崎 歓 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (60218310)
【キーワード】作者 / ロマン主義 / 小説 / 翻訳 / バルザック (他22件)
【概要】フランス・ロマン主義の時代における「作者」像をめぐって、とりわけ重要なケースであるバルザックとネルヴァルを中心に据え、メディアの拡大、広範な読者層の成立および「私」の同一性を探求する詩学の展開との関連で、作品の起源であるとともに作品によって遡及的に生み出されるものでもある作者のありようを照らし出すことができた。 具体的には、バルザックの創造的な力を形象化するヴォートランの物語に注目し『ゴリオ爺さん...
【農学】動物生命科学:代謝・内分泌制御翻訳を含む研究件
❏インスリン受容体基質と相互作用するRNAの網羅的同定とその機能解析の試み(25660210)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 伸一郎 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00197146)
【キーワード】代謝・内分泌制御 / インスリン受容体基質 / RNA / 翻訳 / リボソーム合成 (他7件)
【概要】インスリン様成長因子(IGF)/インスリン(INS)の シグナル伝達に重要な受容体チロシンキナーゼ基質の一つ、インスリン受容体基質(IRS)-1 が、RNA 代謝に関与する多数のタンパク質と複合体を形成しており、同時に、この複合体にはRNA が含まれることを発見した。IRS-1と相互作用するRNAを同定し、その機能を検討した結果、IRS-1は、翻訳マシナリーの足場として機能する、リボソーム生合成の...
❏インスリン受容体基質複合体の機能修飾を介したインスリン様活性制御法の開発(25221204)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 伸一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (00197146)
【キーワード】代謝・内分泌制御 / インスリン / インスリン様成長因子 / インスリン受容体基質 / 細胞内シグナル伝達 (他15件)
【概要】動物の正常な生命活動に必須な同化ホルモン、インスリン/インスリン様成長因子(IGF)の広範な生理活性(インスリン様活性)の発現には、シグナル伝達分子であるインスリン受容体基質(IRS)が必須である。我々は、IRSが多くのタンパク質(IRSAP)やRNAと相互作用して巨大な分子複合体(IRSome)を形成し、これが全く新しいメカニズムでインスリン様活性の調節に重要な役割を果たすことを解明した。更に、...
【医歯薬学】内科系臨床医学:リボザイム翻訳を含む研究件
❏環状最小ペプチド酵素の創製(26220204)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00361668)
【キーワード】ペプチド / 天然物 / 翻訳 / リボザイム / ケミカルバイオロジー (他6件)
【概要】本研究目的は、短鎖ペプチドを大環状化することで構造的に束縛(constrained)した空間をもつペプチドライブラリーを翻訳合成し、様々な触媒機能をもつペプチド分子を探索することに挑戦するものである。本研究の結果、アシルトランスフェラーゼ活性を有する活性種の探索に成功した。発見した大環状ペプチドは、特定アミノ酸残基の側鎖水酸基を選択的にエステル化した。さらにエステル化配列を天然物にみられる環状デプ...
❏脂肪酸生合成リボザイムとRNA生命体の創成(16101007)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (00361668)
【キーワード】リボザイム / RNA 触媒 / 分子進化 / 特殊ペプチド / RNA触媒 (他16件)
【概要】本研究は、 有機化学的なアプローチを試験管内RNA 分子進化法により積極的に取り入れることで複雑且つ洗練された人工リボザイムを創成することに挑んだ。具体的には、脂肪酸生合成に関わる酸化還元リボザイムとtRNA アシル化リボザイムの創製を試み、その応用としてそれらのリボザイムを用いて遺伝暗号リプログラミング技術を開発した。 ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:マイクロRNA(miRNA)翻訳を含む研究件
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
❏RNA結合タンパク質がファインチューニングする翻訳開始制御機構(25291007)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】藤原 俊伸 近畿大学, 薬学部, 教授 (80362804)
【キーワード】翻訳制御 / microRNA / RNA結合タンパク質 / 翻訳 / RNA
【概要】翻訳開始段階を標的とし、翻訳を負に調節するmiRNAマシナリーの分子機構を生化学的手法で解析した。その結果、miRNAによる翻訳抑制機構がpoly(A)の短鎖化に依存しないことを2012年にPNAS誌上で発表した。次にmRNA pull-down法によりRNA-induced silencing complex(RISC)が形成されたmRNA上の翻訳因子の変化を詳細に調べた。その結果、miRNA機...
【医歯薬学】内科系臨床医学:翻訳制御翻訳を含む研究件
❏低分子量熱ショックタンパク質の新機能:翻訳制御における制御ターゲットの探索(21K20631)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2021-08-30 - 2023-03-31
【研究代表者】三輪 つくみ 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 研究員 (70912179)
【キーワード】大腸菌 / 低分子量熱ショックタンパク質 / σ因子 / 翻訳制御 / 熱ショック応答 (他7件)
【概要】ストレスによって生じるタンパク質凝集(凝集体)は蓄積することで細胞毒性を示す場合がある。凝集体の処理にあたるのがシャペロンである。シャペロンの中でも低分子量熱ショックタンパク質 (small Heat shock protein; sHsp)は凝集体処理の初期ステップである凝集体の隔離を担っている。最近の応募者の研究から、大腸菌のsHspであるIbpAはシャペロンとしての機能以外に、mRNAとの結...
❏RNA結合タンパク質がファインチューニングする翻訳開始制御機構(25291007)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】藤原 俊伸 近畿大学, 薬学部, 教授 (80362804)
【キーワード】翻訳制御 / microRNA / RNA結合タンパク質 / 翻訳 / RNA
【概要】翻訳開始段階を標的とし、翻訳を負に調節するmiRNAマシナリーの分子機構を生化学的手法で解析した。その結果、miRNAによる翻訳抑制機構がpoly(A)の短鎖化に依存しないことを2012年にPNAS誌上で発表した。次にmRNA pull-down法によりRNA-induced silencing complex(RISC)が形成されたmRNA上の翻訳因子の変化を詳細に調べた。その結果、miRNA機...
❏mRNAと新生ペプチドの局所構造による翻訳効率変化のゲノムワイド解析(24310148)
【研究テーマ】システムゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中東 憲治 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科, 特任准教授 (70322740)
【キーワード】リボソームプロファイリング / ゲノム解析技術 / リボソーム / 翻訳 / 翻訳制御 (他7件)
【概要】遺伝子mRNAからタンパク質が翻訳される状況を新しい実験手法で解析し、ゲノム全体の遺伝子を見た場合、翻訳開始の構造が翻訳の効率に大きな影響を与えることを明らかにした。対して、翻訳伸長の効率にも差はあったが、遺伝子全体の翻訳効率に大きな影響は与えていなかった。 また、コドン-アンチコドンの3文字目の認識や、small RNA/Hfqによる翻訳制御の実体など、ネイティブな翻訳関連因子の性質についてや、...
【医歯薬学】内科系臨床医学:インスリン受容体基質(IRS)翻訳を含む研究件
❏インスリン受容体基質と相互作用するRNAの網羅的同定とその機能解析の試み(25660210)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 伸一郎 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00197146)
【キーワード】代謝・内分泌制御 / インスリン受容体基質 / RNA / 翻訳 / リボソーム合成 (他7件)
【概要】インスリン様成長因子(IGF)/インスリン(INS)の シグナル伝達に重要な受容体チロシンキナーゼ基質の一つ、インスリン受容体基質(IRS)-1 が、RNA 代謝に関与する多数のタンパク質と複合体を形成しており、同時に、この複合体にはRNA が含まれることを発見した。IRS-1と相互作用するRNAを同定し、その機能を検討した結果、IRS-1は、翻訳マシナリーの足場として機能する、リボソーム生合成の...
❏インスリン受容体基質複合体の機能修飾を介したインスリン様活性制御法の開発(25221204)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 伸一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (00197146)
【キーワード】代謝・内分泌制御 / インスリン / インスリン様成長因子 / インスリン受容体基質 / 細胞内シグナル伝達 (他15件)
【概要】動物の正常な生命活動に必須な同化ホルモン、インスリン/インスリン様成長因子(IGF)の広範な生理活性(インスリン様活性)の発現には、シグナル伝達分子であるインスリン受容体基質(IRS)が必須である。我々は、IRSが多くのタンパク質(IRSAP)やRNAと相互作用して巨大な分子複合体(IRSome)を形成し、これが全く新しいメカニズムでインスリン様活性の調節に重要な役割を果たすことを解明した。更に、...
【医歯薬学】外科系臨床医学:緑色蛍光タンパク質(GFP)翻訳を含む研究件
❏生体内神経イメージングへの応用を目指したタンパク質合成レポーターの開発(15K14311)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 講師 (30740097)
【キーワード】タンパク質合成 / 翻訳 / リボソーム / 神経 / 形態 (他7件)
【概要】本研究においては、神経の可塑性に関連すると考えられている細胞内タンパク質合成活性の変動を直接捉えることができるレポータータンパク質の開発を行った。測定時のシグナル強度がタンパク質合成を直接反映するように、タンパク質合成中のみに蛍光を発し、合成後に自己消化して消光するような人工レポータータンパク質を設計し、実際に自己消化機構が働くことを確認した。自己消化の効率を上げるためにリンカーの長さや、プロテア...
❏プロテオミクス基盤技術としてのオンチップ無細胞遺伝子工学創成(20550148)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】野島 高彦 北里大学, 一般教育部, 講師 (00291930)
【キーワード】DNA / GFP / PCR / キャピラリー電気泳動 / タンパク質 (他23件)
【概要】酵素的なDNA 増幅反応と,増幅されたDNAをオンチップ電気泳動で分離する手段を組み合わせることにより,遺伝情報の発現に必要な配列をコードしたDNAの組換え,組み替えられた目的DNAの選別,DNAからmRNAへの転写,mRNAからタンパク質への翻訳,翻訳されたタンパク質の検出までの一連の流れを,細胞の助けを借りることなく達成する手法を開発した. ...
【医歯薬学】社会医学:mRNA翻訳を含む研究件
❏リボソームに翻訳履歴を付加してmRNA配列非依存的な翻訳制御機構を検証する(16H06152)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】遠藤 慧 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教 (40626074)
【キーワード】翻訳 / リボソーム / 履歴 / 選択的スプライシング / mRNA (他10件)
【概要】真核生物のもっとも基本的なモデル生物である出芽酵母を用いて、タンパク質合成装置であるリボソームを細胞内で標識し、標識されたリボソームを生理条件下で抽出するための技術基盤を構築した。また、細胞内で同じ配列の違う分子を見分けるための方法や、間接的あるいは一過的なmRNA とタンパク質の相互作用を解析するための方法につながるシード技術を開発した。さらに、予期せずして新奇な翻訳開始現象を見出した。 ...
❏チアゾール含有環状ペプチドの翻訳合成法(16F16033)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2016-04-22 - 2018-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00361668)
【キーワード】mRNA / translation / thioamide / チアゾール / ペプチド (他8件)
【概要】The synthesis of proposed unnatural amino acid derivatives were attempted but failed. Therefore, focus was diverted towards the synthesis of peptides containing a backbone thioamide moiety. Ribosome-m...
❏ウイルスRNAの侵入を防御する宿主NMDとHTLV-1 RNAを守るRexの攻防(15K06827)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】中野 和民 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (60549591)
【キーワード】HTLV-1 / ウイルスタンパク質 / RNA輸送 / NMD / Rex (他20件)
【概要】成人T細胞白血病(ATL)の原因となるHuman T-cell Leukemia Virus Type-I(HTLV-1)がコードするRexは、ウイルスRNAの核外輸送や宿主nonsense-mediated mRNA Decay (NMD)の抑制により、ウイルス複製の量とタイミングを制御している。本研究では、正常なNMDの活性化に必要なUPF1-UPF2-UPF3B複合体形成で、RexがUPF3...
【医歯薬学】社会医学:フレームシフト翻訳を含む研究件
❏遺伝情報を拡大する翻訳時のタンパク質多様性産生のメカニズムと生理機能(21K19206)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2023-03-31
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (50202338)
【キーワード】翻訳 / フレームシフト / コロナウイルス / ジフタミド修飾 / フレームシスト
【概要】翻訳伸長因子eEF2には特殊な化学修飾であるジフタミド化がおこる。ジフタミド化は全ての真核細胞eEF2に保存されているがその翻訳への関わりは不明な点が多い。興味深いことに、酵母のジフタミド酵素変異体では翻訳の忠実度が下がり、-1 frameshift翻訳の頻度が上昇する。我々は、これまでショウジョウバエ腸の恒常性維持にeEF2ジフタミド化を触媒する酵素の一つDph5が関わること、eEF2ジフタミド...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
【医歯薬学】社会医学:異文化交流翻訳を含む研究件
❏翻訳と文化横断性についての総合的研究-翻訳の言語態を継承しつつ(19320044)
【研究テーマ】ヨーロッパ語系文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】湯浅 博雄 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30130842)
【キーワード】翻訳 / 言語態 / 異文化交流 / 間文化 / 他者理解 (他9件)
【概要】われわれの生きている言語・文化・社会は複数性を前提にしている。他なる言語・文化・社会を受け入れ、相互に理解し、認め合うためには、翻訳という過程を(たんなる手段とみなすのではなく)他者との関係における最も重要な運動と考える必要がある。翻訳は諸言語・文化の多様性を横断しようとするが、その横断の運動は言語活動のもつ本性に即して実践されるのであり、横断は終わることがなく、絶えず新たな(横断の)運動になるだ...
❏翻訳の言語態-言語論的視点と文化論的視点から(16320036)
【研究テーマ】ヨーロッパ語系文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】湯浅 博雄 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30130842)
【キーワード】翻訳 / 言語態 / 異文化交流 / 間文化 / 文宇文化 (他13件)
【概要】本研究は、平成16、17、18年度にわたって、「翻訳の言語態」研究を遂行した。基本的な立場は、翻訳の本来的性質を究明することを通じて、翻訳に新しい地平を開くことである。第一の課題は、翻訳が「意味されたもの=内容」を伝達することであるという常識を考え直す点である。意味内容の疎通は、翻訳の一部であるが、その総体ではない。翻訳は内容というよりも、むしろ「フォルムに関わる」(ベンヤミン)。この点を、西欧文...
【医歯薬学】社会医学:骨格筋翻訳を含む研究件
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
【医歯薬学】社会医学:メデイア翻訳を含む研究件
❏言語・メディア・文化を横断するアダプテーションの総合的研究(19H01250)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】今野 喜和人 静岡大学, 人文社会科学部, 名誉教授 (70195915)
【キーワード】アダプテーション / 翻訳論 / 比較文学文化 / メディア論 / 翻訳翻案 (他8件)
【概要】かつて原作(オリジナル)の劣化したコピーとして低い地位が与えられがちであった「アダプテーション」(「翻案」「二次創作」など)は、文学、映画、演劇その他の媒体においてすぐれて現代的な創造行為として脚光を浴びつつある。そこにはグローバル化やIT革命によって言語、メディア、文化の境界が消失する「ポストメディア」とも呼ばれる時代背景があり、広義の「アダプテーション」が日常生活の中にも浸透して、内外での研究...
❏プラハとダブリン、亡霊とメディアの言説空間―複数の文化をつなぐ《翻訳》の諸相(16H03398)
【研究テーマ】ヨーロッパ文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川島 隆 京都大学, 文学研究科, 准教授 (10456808)
【キーワード】アイルランド表象 / ナショナル・アイデンティティ / 亡霊文学 / オカルティズム/スピリチュアリズム (他21件)
【概要】多民族・多言語都市プラハとダブリンの複雑な状況下で生きていた作家たちが、本来は知覚不可能なはずの「亡霊」的なものを知覚させる「メディア」への意識を尖鋭化させていたことが確認された。その際に得られたとりわけ重要な知見は、19世紀末から20世紀初頭にかけて流行したオカルティズムやスピリチュアリズム(心霊主義)が、いわば「見えないものを見る」営みのお手本として、作家たちのアイデンティティ構築の軸をなして...
❏文化の越境と翻訳に関する国際的研究(23652035)
【研究テーマ】芸術学・芸術史・芸術一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】齋藤 文俊 名古屋大学, 文学研究科, 教授 (90205675)
【キーワード】表象文化論 / 翻訳 / 日本文化 / 文化の越境 / メディア (他7件)
【概要】本研究は、研究代表者および研究分担者が所属する「名古屋大学文学研究科附属日本近現代文化研究センター」がこれまで行ってきた、現代日本文化に関する国際的研究プロジェクトを継続発展させたものであり、異文化間・異言語間の翻訳の問題について、「文化の越境と翻訳」の問題としてとらえ直し、国際的に考察していくことを目指したものである。2011 年度においては、上海において、国際シンポジウム「文化の越境、メディア...
【医歯薬学】歯学:ペプチド創薬翻訳を含む研究件
❏非アミド結合性ペプチドミメティック主鎖骨格の翻訳合成技術の開発(21K18233)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2021-07-09 - 2024-03-31
【研究代表者】加藤 敬行 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (90567760)
【キーワード】リボソーム / 翻訳合成 / ペプチド医薬 / アミノキシ酸 / ヒドラジノ酸 (他9件)
【概要】ペプチド医薬品の実用化の促進に向けて、ペプチダーゼ耐性の低さや膜透過性の低さといった課題を克服する必要がある。そのためには、天然のアミド結合以外の結合様式により連結されたペプチドミメティック主鎖骨格の導入により機能を改善することが有効である。そこで、本研究ではリボソーム翻訳によりアミド結合以外の主鎖骨格を持つペプチドミメティック化合物群の合成を目指す。 リボソーム翻訳でペプチドミメティック化合物を...
❏非天然アミノ酸の導入を可能にする新型リボソーム翻訳系の構築(18H02080)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】加藤 敬行 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (90567760)
【キーワード】ペプチド医薬 / 翻訳 / tRNA / リボソーム / 非天然アミノ酸 (他7件)
【概要】本研究ではリボソーム翻訳によりD-アミノ酸やβ-アミノ酸、γ-アミノ酸、N-メチルアミノ酸等の非天然アミノ酸をペプチド鎖中に効率よく導入する手法の開発を行った。さらに、この手法を活用してこれらの非天然アミノ酸を含む大環状ペプチドライブラリを構築し、mRNAデイスプレイ法により様々な疾患原因タンパク質に結合する阻害剤ペプチドの取得に成功した。得られたペプチド群は非常に強い結合力・阻害活性を示した上、...
【医歯薬学】歯学:発がん翻訳を含む研究件
❏リボソームCODEの破綻とリボソーム病発症の分子機構(25291003)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】剣持 直哉 宮崎大学, フロンティア科学実験総合センター, 教授 (00133124)
【キーワード】リボソーム / 疾患モデル / ゼブラフィッシュ / 造血異常 / 核小体 (他10件)
【概要】リボソームの異常に起因する疾患「リボソーム病」は、リボソームによる選択的なmRNAの翻訳調節機構が破綻した結果であると考え、これを検証するためにゼブラフィッシュで疾患モデルを作製し、系統的な解析を実施した。その結果、リボソームタンパク質RPS19に変異があるダイアモンド・ブラックファン貧血のモデルでは、造血に関与する遺伝子や糖鎖の合成に関わる遺伝子の翻訳効率が低下した。また、rRNAの修飾を阻害し...
❏リボソームの異常と疾患:新たな疾患「リボソーム病」発症の分子機構(22370065)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2013-03-31
【研究代表者】剣持 直哉 宮崎大学, フロンティア科学実験総合センター, 教授 (00133124)
【キーワード】翻訳 / リボソーム / 造血異常 / 発がん / ゼブラフィッシュ (他9件)
【概要】リボソームはすべての生物に不可欠なタンパク質の合成工場である。最近、リボソームの異常が細胞のがん化や骨髄不全などの原因となる可能性が示された。本研究は、リボソームの異常に起因する「リボソーム病」発症の分子機構を解明することを目的とした。ゼブラフィッシュを用いた疾患モデルの解析により、リボソーム病発症に関わる重要な因子を同定した。また、研究推進に不可欠なデータベースの整備を行った。 ...
【医歯薬学】歯学:ペプチド医薬翻訳を含む研究件
❏小区分37010:生体関連化学(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】ペプチド医薬
【研究期間】翻訳
【研究代表者】tRNA
【キーワード】リボソーム
【概要】
❏非アミド結合性ペプチドミメティック主鎖骨格の翻訳合成技術の開発(21K18233)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2021-07-09 - 2024-03-31
【研究代表者】加藤 敬行 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (90567760)
【キーワード】リボソーム / 翻訳合成 / ペプチド医薬 / アミノキシ酸 / ヒドラジノ酸 (他9件)
【概要】ペプチド医薬品の実用化の促進に向けて、ペプチダーゼ耐性の低さや膜透過性の低さといった課題を克服する必要がある。そのためには、天然のアミド結合以外の結合様式により連結されたペプチドミメティック主鎖骨格の導入により機能を改善することが有効である。そこで、本研究ではリボソーム翻訳によりアミド結合以外の主鎖骨格を持つペプチドミメティック化合物群の合成を目指す。 リボソーム翻訳でペプチドミメティック化合物を...
❏非天然アミノ酸の導入を可能にする新型リボソーム翻訳系の構築(18H02080)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】加藤 敬行 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (90567760)
【キーワード】ペプチド医薬 / 翻訳 / tRNA / リボソーム / 非天然アミノ酸 (他7件)
【概要】本研究ではリボソーム翻訳によりD-アミノ酸やβ-アミノ酸、γ-アミノ酸、N-メチルアミノ酸等の非天然アミノ酸をペプチド鎖中に効率よく導入する手法の開発を行った。さらに、この手法を活用してこれらの非天然アミノ酸を含む大環状ペプチドライブラリを構築し、mRNAデイスプレイ法により様々な疾患原因タンパク質に結合する阻害剤ペプチドの取得に成功した。得られたペプチド群は非常に強い結合力・阻害活性を示した上、...
【医歯薬学】薬学:スプライシング翻訳を含む研究件
❏ウイルスRNAの侵入を防御する宿主NMDとHTLV-1 RNAを守るRexの攻防(15K06827)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】中野 和民 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (60549591)
【キーワード】HTLV-1 / ウイルスタンパク質 / RNA輸送 / NMD / Rex (他20件)
【概要】成人T細胞白血病(ATL)の原因となるHuman T-cell Leukemia Virus Type-I(HTLV-1)がコードするRexは、ウイルスRNAの核外輸送や宿主nonsense-mediated mRNA Decay (NMD)の抑制により、ウイルス複製の量とタイミングを制御している。本研究では、正常なNMDの活性化に必要なUPF1-UPF2-UPF3B複合体形成で、RexがUPF3...
❏インスリン受容体基質と相互作用するRNAの網羅的同定とその機能解析の試み(25660210)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 伸一郎 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00197146)
【キーワード】代謝・内分泌制御 / インスリン受容体基質 / RNA / 翻訳 / リボソーム合成 (他7件)
【概要】インスリン様成長因子(IGF)/インスリン(INS)の シグナル伝達に重要な受容体チロシンキナーゼ基質の一つ、インスリン受容体基質(IRS)-1 が、RNA 代謝に関与する多数のタンパク質と複合体を形成しており、同時に、この複合体にはRNA が含まれることを発見した。IRS-1と相互作用するRNAを同定し、その機能を検討した結果、IRS-1は、翻訳マシナリーの足場として機能する、リボソーム生合成の...
❏インスリン受容体基質複合体の機能修飾を介したインスリン様活性制御法の開発(25221204)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 伸一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (00197146)
【キーワード】代謝・内分泌制御 / インスリン / インスリン様成長因子 / インスリン受容体基質 / 細胞内シグナル伝達 (他15件)
【概要】動物の正常な生命活動に必須な同化ホルモン、インスリン/インスリン様成長因子(IGF)の広範な生理活性(インスリン様活性)の発現には、シグナル伝達分子であるインスリン受容体基質(IRS)が必須である。我々は、IRSが多くのタンパク質(IRSAP)やRNAと相互作用して巨大な分子複合体(IRSome)を形成し、これが全く新しいメカニズムでインスリン様活性の調節に重要な役割を果たすことを解明した。更に、...
【医歯薬学】薬学:マウス翻訳を含む研究件
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
【医歯薬学】薬学:ミトコンドリア翻訳を含む研究件
❏マラリア原虫のミトコンドリアリボソームにおける低コストな翻訳機構の解明(20K07461)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】彦坂 健児 千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (30456933)
【キーワード】マラリア原虫 / ミトコンドリアリボソーム / リボソームタンパク質 / アフィニティ精製 / ミトコンドリア (他6件)
【概要】遺伝情報に基づいたタンパク質の合成は、全ての生物において生命活動の根幹をなす生体反応である。リボソームはこのタンパク質合成のプロセスである翻訳を担うRNA-タンパク質の複合体である。ATP産生の際に重要な細胞小器官であるミトコンドリアにも独自のリボソーム(mtリボソーム)が存在し、生物種種間で構造が多様であることが知られている。これまでのところ、マラリア原虫には41個のmtリボソームタンパク質の存...
❏哺乳類ミトコンドリアの新生ペプチド鎖リボソーム複合体の構造解析(18K06054)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】富田 野乃 (竹内野乃) 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (80323450)
【キーワード】翻訳 / 哺乳類ミトコンドリア / リボソーム / 新生ペプチド鎖 / ミトコンドリア (他8件)
【概要】本研究は、ミトコンドリアリボソームのペプチドトンネルの構造を明らかにし、新生ペプチド鎖とペプチドトンネルの相互作用について知見を得ることを目指すものである。哺乳類ミトコンドリア翻訳系を再構築し、連続プロリン配列を介した翻訳停止を利用して新生ペプチド鎖リボソーム複合体(ribosome-nascentchain complex, RNC)を形成することに成功した(Lee, 2021)。新生ペプチド鎖...
❏遺伝子非コード領域ORFから翻訳される機能性タンパク質の探索(16K15116)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】相澤 康則 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 講師 (90418674)
【キーワード】非コードゲノム / ORF / ミトコンドリア / 膜電位 / ペプチドモチーフ (他10件)
【概要】ヒトゲノムは解読されてから15年以上経っているが、未だその中に幾つの遺伝子があり、ヒトゲノムに何種類のタンパク質がコードされているのか未解明のままである。当研究室では、これまでの通説ではタンパク質をコードしていないと考えられていたヒトゲノム領域(非コード領域)から、タンパク質が産生される例を1つ発見している。本研究では、この発見の経緯で得られた経験をもとに、2つめの事例を探索した結果、ミトコンドリ...
【医歯薬学】薬学:大腸菌翻訳を含む研究件
❏低分子量熱ショックタンパク質の新機能:翻訳制御における制御ターゲットの探索(21K20631)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2021-08-30 - 2023-03-31
【研究代表者】三輪 つくみ 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 研究員 (70912179)
【キーワード】大腸菌 / 低分子量熱ショックタンパク質 / σ因子 / 翻訳制御 / 熱ショック応答 (他7件)
【概要】ストレスによって生じるタンパク質凝集(凝集体)は蓄積することで細胞毒性を示す場合がある。凝集体の処理にあたるのがシャペロンである。シャペロンの中でも低分子量熱ショックタンパク質 (small Heat shock protein; sHsp)は凝集体処理の初期ステップである凝集体の隔離を担っている。最近の応募者の研究から、大腸菌のsHspであるIbpAはシャペロンとしての機能以外に、mRNAとの結...
❏外来塩基配列による翻訳促進効果を利用した大腸菌タンパク質発現系の革新と原理の解明(19K15809)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】近藤 興 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (50728293)
【キーワード】大腸菌 / 物質生産 / 翻訳促進 / 遺伝子発現 / 翻訳 (他9件)
【概要】本研究では,研究代表者らが先に見出した「外来の塩基配列によって翻訳が促進される現象(TED)」のメカニズムの解明に取り組んだ。まず,TEDの影響下にある遺伝子の転写産物の量に着目し,レポーター遺伝子のmRNA量を調べた。その結果,対照と比べて数倍程度多かった。さらに,試験管内において TEDの再現を得る方法の検討を行った。その結果,大腸菌由来リボソームなどの精製した分子群を用いることでその再現に成...
【医歯薬学】薬学:ユビキチン化翻訳を含む研究件
❏出芽酵母における翻訳停滞に起因する品質管理機構の誘導メカニズムの解明(19K06481)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】松尾 芳隆 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (00725252)
【キーワード】リボソーム / ユビキチン化 / 品質管理 / 翻訳
【概要】本研究では、異常な翻訳停滞を識別する分子機構、ならびにその後の終止コドン非依存型サブユニット解離機構の解明を目指して研究を進めてきた。 その結果、翻訳停滞からユビキチン化を介したサブユニット解離までの多段階反応を試験管内で再現することに成功した。得られた結果では、翻訳停滞によって衝突したリボソーム特異的にuS10のユビキチン化が観察され、さらに、ユビキチン化されたTrisome 構造体(3つのリボ...
❏新生ポリペプチド鎖依存の翻訳アレストにおけるRACK1の機能解明(22370062)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】稲田 利文 東北大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (40242812)
【キーワード】mRNA 品質管理 / 翻訳アレスト / 新生ポリペプチド鎖 / mRNA 分子内切断 / ユ ビキチン化 (他16件)
【概要】新生ポリペプチド鎖依存の翻訳アレストに必須な因子として、RACK1を同定し、RACK1の40Sリボソームへの結合が翻訳アレストに重要性であることを示した。RACK1は、60Sリボソーマルサブユニットと結合するE3ユビキチンライゲースLtn1依存の新生ポリペプチド鎖の分解にもRACK1が必須である事を明らかにした。 ...
【医歯薬学】薬学:アクチン翻訳を含む研究件
❏翻訳開始とアクチン骨格の統括的制御機構に関する研究(17570140)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】上園 幸史 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (30251408)
【キーワード】浸透圧ストレス / グルコース飢餓 / アクチン / タンパク質合成 / 局所麻酔剤 (他12件)
【概要】グルコース飢餓や高浸透圧などの環境ストレスは出芽酵母で一過的な翻訳開始の停止やアクチン骨格の脱極性化を引き起こす。これらの反応は統括的に制御されており、未知の経路を介した急速な阻害反応と、Msn2/4転写因子、Snf1やHog1キナーゼなどの既存経路を介した適応反応の二つから構成されている。 テトラカインなど多数の局所麻酔剤が、高浸透圧やグルコース飢餓などの環境ストレスと同様に、出芽酵母でアクチン...
❏環境ストレスによる翻訳開始とアクチン骨格の統括制御機構の研究(15570142)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】上園 幸史 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (30251408)
【キーワード】浸透圧 / グルコース / アクチン / タンパク質合成 / ストレス (他8件)
【概要】浸透圧ストレスやグルコース飢餓などの環境ストレスは出芽酵母のアクチン極性と全蛋白質合成を迅速且つ一過的に阻害する現象を見い出している。この現象を解明するため、本申請の期間中では主にグルコース飢餓による制御機構の解析を行った。 その結果、グルコース飢餓による制御は、まず翻訳開始とアクチン極性を統括して制御する機構と、それぞれを個別に制御する機構の二つから構成されており、統括制御機構は、急速な阻害反応...
❏浸透圧ストレスによる翻訳制御機構の解析(13780548)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】上園 幸史 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (30251408)
【キーワード】浸透圧 / グルコース / アクチン / 翻訳 / ストレス (他9件)
【概要】浸透圧ストレスは出芽酵母の翻訳開始を一過的に停止させ、アクチン骨格も一過的に脱極性化する。申請者は培地からのグルコース除去も翻訳開始の急速な停止だけでなくアクチン骨格の急速な脱極性化を引き起こすが、それらの反応も一過的である事実を見い出した。これは翻訳開始とアクチン骨格の両者が環境ストレスにより同時に制御される機構の存在を示している。この制御機構を明らかにするため、グルコースによるアクチン骨格の極...
【医歯薬学】薬学:膜タンパク質翻訳を含む研究件
❏薬剤活性向上した大環状ペプチドを開発する新規戦略(15F15333)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-11-09 - 2018-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00361668)
【キーワード】Peptides / Macrocycles / membrane protein / ABC-transporter / RaPID selection (他9件)
【概要】ABC-transporters are a large class of membrane bound proteins involved in the formation of drug resistance in eukaryotes and prokaryotes, especially with regard to anti cancer drugs and antibiotics. I...
❏特殊環状ペプチドライブラリとヒト培養細胞株を用いた細胞表面分子標的医薬の探索(24681047)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】加藤 敬行 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (90567760)
【キーワード】膜タンパク質 / ペプチド医薬 / RaPIDディスプレイ / 翻訳 / 遺伝暗号リプログラミング (他13件)
【概要】本研究では、膜タンパク質等の細胞表面分子を標的とする特殊環状ペプチド医薬の探索手法の確立を行った。通常、ランダムペプチドライブラリを用いたin vitro display法では磁気ビーズ上に固定化した標的分子をペプチドライブラリに提示させるが、標的が膜タンパク質の場合には精製・可溶化が困難なため磁気ビーズに固定できないケースが多い。そこで本研究では、膜タンパク質を発現した培養細胞株やバキュロウィル...
【医歯薬学】薬学:ケミカルバイオロジー翻訳を含む研究件
❏薬剤活性向上した大環状ペプチドを開発する新規戦略(15F15333)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-11-09 - 2018-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00361668)
【キーワード】Peptides / Macrocycles / membrane protein / ABC-transporter / RaPID selection (他9件)
【概要】ABC-transporters are a large class of membrane bound proteins involved in the formation of drug resistance in eukaryotes and prokaryotes, especially with regard to anti cancer drugs and antibiotics. I...
❏環状最小ペプチド酵素の創製(26220204)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00361668)
【キーワード】ペプチド / 天然物 / 翻訳 / リボザイム / ケミカルバイオロジー (他6件)
【概要】本研究目的は、短鎖ペプチドを大環状化することで構造的に束縛(constrained)した空間をもつペプチドライブラリーを翻訳合成し、様々な触媒機能をもつペプチド分子を探索することに挑戦するものである。本研究の結果、アシルトランスフェラーゼ活性を有する活性種の探索に成功した。発見した大環状ペプチドは、特定アミノ酸残基の側鎖水酸基を選択的にエステル化した。さらにエステル化配列を天然物にみられる環状デプ...
❏プロリル-4-ヒドロキシダーゼをアイソフォーム選択的に阻害する大環状化合物の発見(14F04065)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2014-04-25 - 2016-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00361668)
【キーワード】ペプチド / ケミカルバイオロジー / 翻訳 / 遺伝記号 / 特殊ペプチド (他7件)
【概要】ヘテロ2両体であるHIF(hypoxia inducible transcription factor)は、動物内の酸素ホメオスタシスを制御する中心的な役割を果たしている。ヒトでは、HIFの活性の制御はHIFαサブユニットに存在する2つのプロリン残基(P402 and P564)とアスパラギン残基(N803)がPHD(prolyl hydroxylase domain enzymes)およびFIH...
【医歯薬学】薬学:プロテアソーム翻訳を含む研究件
❏新生ポリペプチド鎖依存の翻訳アレストにおけるRACK1の機能解明(22370062)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】稲田 利文 東北大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (40242812)
【キーワード】mRNA 品質管理 / 翻訳アレスト / 新生ポリペプチド鎖 / mRNA 分子内切断 / ユ ビキチン化 (他16件)
【概要】新生ポリペプチド鎖依存の翻訳アレストに必須な因子として、RACK1を同定し、RACK1の40Sリボソームへの結合が翻訳アレストに重要性であることを示した。RACK1は、60Sリボソーマルサブユニットと結合するE3ユビキチンライゲースLtn1依存の新生ポリペプチド鎖の分解にもRACK1が必須である事を明らかにした。 ...
❏ポリ(A)鎖の翻訳によるノンストップmRNAの翻訳抑制と異常タンパク質の分解機構(19370075)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】稲田 利文 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (40242812)
【キーワード】遺伝子発現 / 品質管理 / 異常mRNA / 異常翻訳 / プロテアソーム (他14件)
【概要】我々は、代表的な異常mRNAであるノンストップ(終止コドンを持たない)mRNAにおける翻訳抑制と異常タンパク質分解機構について解析を行い、ポリ(A)鎖の翻訳自体が、多段階での発現抑制機構を作動させ、品質管理機構において必須な役割を果たすことを初めて明確に示した。翻訳アレストを引き起こすアミノ酸配列の特異性について解析を行った結果、塩基性新生ポリペプチド鎖の持つ正の電荷とリボソームトンネルを形成する...
【医歯薬学】薬学:アミノ酸翻訳を含む研究件
❏初期翻訳系で使われたアミノ酸種類の時系列変化に関する研究(17H03716)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】赤沼 哲史 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (10321720)
【キーワード】生命の起源 / アミノ酸組成 / 初期進化 / 原始タンパク質 / 翻訳系 (他10件)
【概要】祖先復元型ヌクレオシドニリン酸キナーゼのアミノ酸組成を網羅的に単純化することによって、13アミノ酸種あれば触媒活性を持ったタンパク質を再構成できることを明らかにした。さらに、10アミノ酸種あれば安定な立体構造を形成するアミノ酸配列を作れること、その10アミノ酸種の多くは、原始地球にも比較的豊富に存在した可能性が指摘されていることも明らかにした。 クラスIaに属するアミノアシルtRNA合成酵素(AR...
❏Keap1-Nrf2の相互作用を阻害する擬天然物特殊ペプチドのプロドラッグ化(13F03730)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00361668)
【キーワード】ペプチド / ケミカルバイオロジー / キモカイン / トランスポーター / 遺伝記号 (他10件)
【概要】CXCR7を標的とした特殊環状ペプチドの探索 CXCR7はGPCRファミリー膜タンパク質の一つであり、炎症誘導因子キモカインの一つであるCXCL12を受容タンパク質として知られている。また、この受容体はHIVに代表されるウィルス感染において重要な標的タンパク質としても知られている。Geielmann博士は、磁気ビーズに固定化したCXCR7に対し、特殊環状ペプチドライブラリーを用いたRaPIDセレク...
❏プロテオミクス基盤技術としてのオンチップ無細胞遺伝子工学創成(20550148)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】野島 高彦 北里大学, 一般教育部, 講師 (00291930)
【キーワード】DNA / GFP / PCR / キャピラリー電気泳動 / タンパク質 (他23件)
【概要】酵素的なDNA 増幅反応と,増幅されたDNAをオンチップ電気泳動で分離する手段を組み合わせることにより,遺伝情報の発現に必要な配列をコードしたDNAの組換え,組み替えられた目的DNAの選別,DNAからmRNAへの転写,mRNAからタンパク質への翻訳,翻訳されたタンパク質の検出までの一連の流れを,細胞の助けを借りることなく達成する手法を開発した. ...
【医歯薬学】薬学:蛍光イメージング翻訳を含む研究件
❏生細胞内のmRNAと対応するタンパク質の同時定量による翻訳機構の解明(21770162)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】岡部 弘基 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教 (20455398)
【キーワード】バイオイメージング / mRNA / 翻訳 / 蛍光イメージング / 生細胞 (他6件)
【概要】本研究の目的は、内在性mRNAやタンパク質を定量的にイメージングすることにより、細胞内における翻訳調節機構を解明することである。単一細胞内でGFP mRNAおよびGFPの同時定量を行ったところ、細胞ごとに翻訳の活性がばらついていることが分かった。さらにストレス時の細胞内において、内在性mRNAのダイナミクスを検討した結果、ストレスを受けた細胞内では翻訳中のmRNAを選択的にストレス依存的な顆粒内に...
❏プロテオミクス基盤技術としてのオンチップ無細胞遺伝子工学創成(20550148)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】野島 高彦 北里大学, 一般教育部, 講師 (00291930)
【キーワード】DNA / GFP / PCR / キャピラリー電気泳動 / タンパク質 (他23件)
【概要】酵素的なDNA 増幅反応と,増幅されたDNAをオンチップ電気泳動で分離する手段を組み合わせることにより,遺伝情報の発現に必要な配列をコードしたDNAの組換え,組み替えられた目的DNAの選別,DNAからmRNAへの転写,mRNAからタンパク質への翻訳,翻訳されたタンパク質の検出までの一連の流れを,細胞の助けを借りることなく達成する手法を開発した. ...
【医歯薬学】薬学:ぺプチド翻訳を含む研究件
❏チアゾール含有環状ペプチドの翻訳合成法(16F16033)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2016-04-22 - 2018-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00361668)
【キーワード】mRNA / translation / thioamide / チアゾール / ペプチド (他8件)
【概要】The synthesis of proposed unnatural amino acid derivatives were attempted but failed. Therefore, focus was diverted towards the synthesis of peptides containing a backbone thioamide moiety. Ribosome-m...
❏抗菌作用を発揮する大環状特殊ペプチドの発見と開発(16F16810)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2016-11-07 - 2019-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00361668)
【キーワード】RaPID System / mRNA display / quorum sensing / macrocyclic pepide / infectious deseases (他11件)
【概要】ウィードマン博士は、感染症にかかる2つの国際共同研究プロジェクトに従事しました。 一つは、米国NIH機関所属の研究者であるInglese教授との共同研究において、iPGM(cofactor independent phosphoglycerate mutase)を標的とした感染阻害薬剤探索に従事しました。この研究では、前任の博士研究員が既に候補化合物を獲得していましたが、生体安定性等で問題を有して...
❏薬剤活性向上した大環状ペプチドを開発する新規戦略(15F15333)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-11-09 - 2018-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00361668)
【キーワード】Peptides / Macrocycles / membrane protein / ABC-transporter / RaPID selection (他9件)
【概要】ABC-transporters are a large class of membrane bound proteins involved in the formation of drug resistance in eukaryotes and prokaryotes, especially with regard to anti cancer drugs and antibiotics. I...
【医歯薬学】薬学:タンパク質翻訳を含む研究件
❏高速人工抗体創製法 の開発とタンパク質 1分子単位定量への 応用(15H02006)
【研究テーマ】ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】村上 裕 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (10361669)
【キーワード】binding protein / screening / translation / single-molecule / 人工抗体 (他12件)
【概要】高速人工抗体創製法を開発し、得られた抗体をタンパク質の1分子単位定量に応用することを目的とした。まず抗体の創製を飛躍的に高速化するために、我々が開発した特殊ペプチド創製法を人工抗体創製用に改良し、迅速に人工抗体を創製する方法を開発した。実際にEGFR1やHER2の細胞外ドメインをモデルタンパク質としてセレクションを行い、nMレベルの解離定数で結合する抗体を取得した。さらに、細胞少数タンパク質に対し...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
❏プロテオミクス基盤技術としてのオンチップ無細胞遺伝子工学創成(20550148)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】野島 高彦 北里大学, 一般教育部, 講師 (00291930)
【キーワード】DNA / GFP / PCR / キャピラリー電気泳動 / タンパク質 (他23件)
【概要】酵素的なDNA 増幅反応と,増幅されたDNAをオンチップ電気泳動で分離する手段を組み合わせることにより,遺伝情報の発現に必要な配列をコードしたDNAの組換え,組み替えられた目的DNAの選別,DNAからmRNAへの転写,mRNAからタンパク質への翻訳,翻訳されたタンパク質の検出までの一連の流れを,細胞の助けを借りることなく達成する手法を開発した. ...
【医歯薬学】薬学:阻害剤翻訳を含む研究件
❏薬剤活性向上した大環状ペプチドを開発する新規戦略(15F15333)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-11-09 - 2018-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00361668)
【キーワード】Peptides / Macrocycles / membrane protein / ABC-transporter / RaPID selection (他9件)
【概要】ABC-transporters are a large class of membrane bound proteins involved in the formation of drug resistance in eukaryotes and prokaryotes, especially with regard to anti cancer drugs and antibiotics. I...
❏特殊環状ペプチドライブラリとヒト培養細胞株を用いた細胞表面分子標的医薬の探索(24681047)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】加藤 敬行 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (90567760)
【キーワード】膜タンパク質 / ペプチド医薬 / RaPIDディスプレイ / 翻訳 / 遺伝暗号リプログラミング (他13件)
【概要】本研究では、膜タンパク質等の細胞表面分子を標的とする特殊環状ペプチド医薬の探索手法の確立を行った。通常、ランダムペプチドライブラリを用いたin vitro display法では磁気ビーズ上に固定化した標的分子をペプチドライブラリに提示させるが、標的が膜タンパク質の場合には精製・可溶化が困難なため磁気ビーズに固定できないケースが多い。そこで本研究では、膜タンパク質を発現した培養細胞株やバキュロウィル...
【医歯薬学】薬学:タンパク質分解翻訳を含む研究件
❏新生ポリペプチド鎖依存の翻訳アレストにおけるRACK1の機能解明(22370062)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】稲田 利文 東北大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (40242812)
【キーワード】mRNA 品質管理 / 翻訳アレスト / 新生ポリペプチド鎖 / mRNA 分子内切断 / ユ ビキチン化 (他16件)
【概要】新生ポリペプチド鎖依存の翻訳アレストに必須な因子として、RACK1を同定し、RACK1の40Sリボソームへの結合が翻訳アレストに重要性であることを示した。RACK1は、60Sリボソーマルサブユニットと結合するE3ユビキチンライゲースLtn1依存の新生ポリペプチド鎖の分解にもRACK1が必須である事を明らかにした。 ...
❏ポリ(A)鎖の翻訳によるノンストップmRNAの翻訳抑制と異常タンパク質の分解機構(19370075)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】稲田 利文 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (40242812)
【キーワード】遺伝子発現 / 品質管理 / 異常mRNA / 異常翻訳 / プロテアソーム (他14件)
【概要】我々は、代表的な異常mRNAであるノンストップ(終止コドンを持たない)mRNAにおける翻訳抑制と異常タンパク質分解機構について解析を行い、ポリ(A)鎖の翻訳自体が、多段階での発現抑制機構を作動させ、品質管理機構において必須な役割を果たすことを初めて明確に示した。翻訳アレストを引き起こすアミノ酸配列の特異性について解析を行った結果、塩基性新生ポリペプチド鎖の持つ正の電荷とリボソームトンネルを形成する...
【医歯薬学】薬学:RNA翻訳を含む研究件
❏RNA 2次構造を利用した遺伝子制御のための点突然変異のデザイン(18K18145)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】寺井 悟朗 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 特任准教授 (40785375)
【キーワード】2次構造 / RNA / 点突然変異 / 原核生物 / 翻訳 (他10件)
【概要】大腸菌のmRNA配列とタンパク質発現量に関する大規模データを分析し、タンパク質発現量と高い相関を示すmRNAの2次構造的特徴を抽出した。この特徴は最小自由エネルギーなどの既存の2次構造的特徴よりも高い相関を持つことを示した。さらに、この特徴を改良するとともに、これを学習するアルゴリズムを開発した。また、発見した特徴に基づきタンパク質発現量を正または負に制御する突然変異をデザインするアルゴリズムを開...
❏インスリン受容体基質と相互作用するRNAの網羅的同定とその機能解析の試み(25660210)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 伸一郎 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00197146)
【キーワード】代謝・内分泌制御 / インスリン受容体基質 / RNA / 翻訳 / リボソーム合成 (他7件)
【概要】インスリン様成長因子(IGF)/インスリン(INS)の シグナル伝達に重要な受容体チロシンキナーゼ基質の一つ、インスリン受容体基質(IRS)-1 が、RNA 代謝に関与する多数のタンパク質と複合体を形成しており、同時に、この複合体にはRNA が含まれることを発見した。IRS-1と相互作用するRNAを同定し、その機能を検討した結果、IRS-1は、翻訳マシナリーの足場として機能する、リボソーム生合成の...
❏RNA結合タンパク質がファインチューニングする翻訳開始制御機構(25291007)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】藤原 俊伸 近畿大学, 薬学部, 教授 (80362804)
【キーワード】翻訳制御 / microRNA / RNA結合タンパク質 / 翻訳 / RNA
【概要】翻訳開始段階を標的とし、翻訳を負に調節するmiRNAマシナリーの分子機構を生化学的手法で解析した。その結果、miRNAによる翻訳抑制機構がpoly(A)の短鎖化に依存しないことを2012年にPNAS誌上で発表した。次にmRNA pull-down法によりRNA-induced silencing complex(RISC)が形成されたmRNA上の翻訳因子の変化を詳細に調べた。その結果、miRNA機...
【医歯薬学】薬学:発現制御翻訳を含む研究件
❏低分子量熱ショックタンパク質の新機能:翻訳制御における制御ターゲットの探索(21K20631)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2021-08-30 - 2023-03-31
【研究代表者】三輪 つくみ 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 研究員 (70912179)
【キーワード】大腸菌 / 低分子量熱ショックタンパク質 / σ因子 / 翻訳制御 / 熱ショック応答 (他7件)
【概要】ストレスによって生じるタンパク質凝集(凝集体)は蓄積することで細胞毒性を示す場合がある。凝集体の処理にあたるのがシャペロンである。シャペロンの中でも低分子量熱ショックタンパク質 (small Heat shock protein; sHsp)は凝集体処理の初期ステップである凝集体の隔離を担っている。最近の応募者の研究から、大腸菌のsHspであるIbpAはシャペロンとしての機能以外に、mRNAとの結...
❏リボソームに翻訳履歴を付加してmRNA配列非依存的な翻訳制御機構を検証する(16H06152)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】遠藤 慧 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教 (40626074)
【キーワード】翻訳 / リボソーム / 履歴 / 選択的スプライシング / mRNA (他10件)
【概要】真核生物のもっとも基本的なモデル生物である出芽酵母を用いて、タンパク質合成装置であるリボソームを細胞内で標識し、標識されたリボソームを生理条件下で抽出するための技術基盤を構築した。また、細胞内で同じ配列の違う分子を見分けるための方法や、間接的あるいは一過的なmRNA とタンパク質の相互作用を解析するための方法につながるシード技術を開発した。さらに、予期せずして新奇な翻訳開始現象を見出した。 ...
【医歯薬学】薬学:転写翻訳を含む研究件
❏リボソームの翻訳制御を介した転写制御のフィードバック機構の解析(21K06208)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】田中 真幸 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (80546292)
【キーワード】翻訳 / 転写 / mRNA分解 / small RNA / uORF (他8件)
【概要】本研究ではホウ素濃度に応答した、シロイヌナズナのホウ素輸送体、NIP5:1の翻訳制御を介したmRNA分解による転写制御のフィードバック機構を明らかにすることを目的とし、翻訳、mRNA分解、転写の3つの解析を行い、その全体像を明らかにすることにした。1)NIP5;1のmRNA分解を介した転写制御機構の解析:NIP5;1のmRNA分解産物からsRNAが形成され、それがNIP5;1の転写を負に制御してい...
❏バキュロウイルスが多角体の大量産生を実現する細胞内チューニングプロセスの解明(19H02966)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】勝間 進 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20378863)
【キーワード】バキュロウイルス / ポリヘドリン / 多角体 / 大量発現 / バキュロウイルスベクター (他17件)
【概要】昆虫を宿主とするバキュロウイルスの最大の特徴は、感染の最後期に「多角体」と呼ばれるタンパク性の結晶体を大量に産生することである。多角体の主成分はポリヘドリンであり、ウイルス感染細胞全タンパク質の50%を占めることもある。このように単一のタンパク質が細胞全タンパク質の数十%を占めるシステムは、多細胞真核細胞ではこのバキュロウイルス-昆虫細胞系のみである。本研究では,バキュロウイルスがこの多角体の産生...
❏プロテオミクス基盤技術としてのオンチップ無細胞遺伝子工学創成(20550148)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】野島 高彦 北里大学, 一般教育部, 講師 (00291930)
【キーワード】DNA / GFP / PCR / キャピラリー電気泳動 / タンパク質 (他23件)
【概要】酵素的なDNA 増幅反応と,増幅されたDNAをオンチップ電気泳動で分離する手段を組み合わせることにより,遺伝情報の発現に必要な配列をコードしたDNAの組換え,組み替えられた目的DNAの選別,DNAからmRNAへの転写,mRNAからタンパク質への翻訳,翻訳されたタンパク質の検出までの一連の流れを,細胞の助けを借りることなく達成する手法を開発した. ...
【医歯薬学】薬学:バイオテクノロジー翻訳を含む研究件
❏リボソームに翻訳履歴を付加してmRNA配列非依存的な翻訳制御機構を検証する(16H06152)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】遠藤 慧 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教 (40626074)
【キーワード】翻訳 / リボソーム / 履歴 / 選択的スプライシング / mRNA (他10件)
【概要】真核生物のもっとも基本的なモデル生物である出芽酵母を用いて、タンパク質合成装置であるリボソームを細胞内で標識し、標識されたリボソームを生理条件下で抽出するための技術基盤を構築した。また、細胞内で同じ配列の違う分子を見分けるための方法や、間接的あるいは一過的なmRNA とタンパク質の相互作用を解析するための方法につながるシード技術を開発した。さらに、予期せずして新奇な翻訳開始現象を見出した。 ...
❏脂肪酸生合成リボザイムとRNA生命体の創成(16101007)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (00361668)
【キーワード】リボザイム / RNA 触媒 / 分子進化 / 特殊ペプチド / RNA触媒 (他16件)
【概要】本研究は、 有機化学的なアプローチを試験管内RNA 分子進化法により積極的に取り入れることで複雑且つ洗練された人工リボザイムを創成することに挑んだ。具体的には、脂肪酸生合成に関わる酸化還元リボザイムとtRNA アシル化リボザイムの創製を試み、その応用としてそれらのリボザイムを用いて遺伝暗号リプログラミング技術を開発した。 ...
【医歯薬学】看護学:台湾翻訳を含む研究件
❏台湾現代文学におけるセクシュアリティおよび日本表象のポリティクス(23520421)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】四方田 千恵 (垂水 千恵 / 四方田 千恵(垂水千恵)) 横浜国立大学, 国際戦略推進機構, 教授 (70251775)
【キーワード】台湾 / セクシュアリティ / 日本表象 / 翻訳 / 国際研究者交流 (他15件)
【概要】台湾現代文学に表現された、セクシュアリティおよび日本表象に着目し、日台関係における文化翻訳や文化の政治性の問題を研究した。具体的には、邱妙津、紀大偉、甘耀明などの小説家および魏徳聖などの映画作家を対象に、日本記憶を再現することで強い台湾意識を表現しようとしていることや、日本文学・映画の題材を使いつつ、それをクイア小説として再現させようとする方策が取られていることなどを明らかにした。 これらの研究の...
❏アジア的美意識とは何か(18320035)
【研究テーマ】美学・美術史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】神林 恒道 立命館大学, 先端総合学術研究科, 講師 (80089862)
【キーワード】アジア / 芸術学 / 伝統と近代 / インターカルチュラル / 相互理解 (他24件)
【概要】ポストモダン、あるいはポストコロニアルと称される現状において、かつてのヨーロッパ的なもの、あるいは近代的なものと相対峙するアジア的美意識を貫通するもの、そしてそこから生み出された固有な芸術的創造性、すなわち「アジアの美学」の可能性を探求した。研究期間中、インドネシア、日本、台湾、中国で国際研究大会(アジア芸術学会・会長神林恒道)を開催し、アジア諸国の芸術学研究者との相互理解を深めることが出来た。2...
【医歯薬学】看護学:遺伝子翻訳を含む研究件
❏遺伝子非コード領域ORFから翻訳される機能性タンパク質の探索(16K15116)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】相澤 康則 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 講師 (90418674)
【キーワード】非コードゲノム / ORF / ミトコンドリア / 膜電位 / ペプチドモチーフ (他10件)
【概要】ヒトゲノムは解読されてから15年以上経っているが、未だその中に幾つの遺伝子があり、ヒトゲノムに何種類のタンパク質がコードされているのか未解明のままである。当研究室では、これまでの通説ではタンパク質をコードしていないと考えられていたヒトゲノム領域(非コード領域)から、タンパク質が産生される例を1つ発見している。本研究では、この発見の経緯で得られた経験をもとに、2つめの事例を探索した結果、ミトコンドリ...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
❏植物の無機栄養ホメオスタシスと成長の統合的理解と仮説検証(25221202)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】藤原 徹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80242163)
【キーワード】無機栄養 / 翻訳 / uORF / 栄養感知 / 数理モデル (他12件)
【概要】無機栄養ホメオスタシスに必須な遺伝子を多くの元素について同定解析し、無機栄養の恒常性維持に細胞壁合成や RNA代謝、翻訳制御等の重要性を示した。リボソームRNA 複合体がAUGUAA上で細胞質の栄養濃度を感知し、この感知に伴って栄養輸送体mRNAの分解や転写制御が起こることや翻訳制御のゲノムレベルでの重要性を明らかにした。ホウ素輸送の2次元及び動的モデルを構築し実験的検証を行い、根の成長と地上部へ...
【医歯薬学】看護学:網羅的解析翻訳を含む研究件
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
【医歯薬学】看護学:疾患モデル翻訳を含む研究件
❏リボソームCODEの破綻とリボソーム病発症の分子機構(25291003)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】剣持 直哉 宮崎大学, フロンティア科学実験総合センター, 教授 (00133124)
【キーワード】リボソーム / 疾患モデル / ゼブラフィッシュ / 造血異常 / 核小体 (他10件)
【概要】リボソームの異常に起因する疾患「リボソーム病」は、リボソームによる選択的なmRNAの翻訳調節機構が破綻した結果であると考え、これを検証するためにゼブラフィッシュで疾患モデルを作製し、系統的な解析を実施した。その結果、リボソームタンパク質RPS19に変異があるダイアモンド・ブラックファン貧血のモデルでは、造血に関与する遺伝子や糖鎖の合成に関わる遺伝子の翻訳効率が低下した。また、rRNAの修飾を阻害し...
❏リボソームの異常と疾患:新たな疾患「リボソーム病」発症の分子機構(22370065)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2013-03-31
【研究代表者】剣持 直哉 宮崎大学, フロンティア科学実験総合センター, 教授 (00133124)
【キーワード】翻訳 / リボソーム / 造血異常 / 発がん / ゼブラフィッシュ (他9件)
【概要】リボソームはすべての生物に不可欠なタンパク質の合成工場である。最近、リボソームの異常が細胞のがん化や骨髄不全などの原因となる可能性が示された。本研究は、リボソームの異常に起因する「リボソーム病」発症の分子機構を解明することを目的とした。ゼブラフィッシュを用いた疾患モデルの解析により、リボソーム病発症に関わる重要な因子を同定した。また、研究推進に不可欠なデータベースの整備を行った。 ...
【医歯薬学】看護学:ストレス翻訳を含む研究件
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
❏翻訳開始とアクチン骨格の統括的制御機構に関する研究(17570140)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】上園 幸史 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (30251408)
【キーワード】浸透圧ストレス / グルコース飢餓 / アクチン / タンパク質合成 / 局所麻酔剤 (他12件)
【概要】グルコース飢餓や高浸透圧などの環境ストレスは出芽酵母で一過的な翻訳開始の停止やアクチン骨格の脱極性化を引き起こす。これらの反応は統括的に制御されており、未知の経路を介した急速な阻害反応と、Msn2/4転写因子、Snf1やHog1キナーゼなどの既存経路を介した適応反応の二つから構成されている。 テトラカインなど多数の局所麻酔剤が、高浸透圧やグルコース飢餓などの環境ストレスと同様に、出芽酵母でアクチン...
❏環境ストレスによる翻訳開始とアクチン骨格の統括制御機構の研究(15570142)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】上園 幸史 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (30251408)
【キーワード】浸透圧 / グルコース / アクチン / タンパク質合成 / ストレス (他8件)
【概要】浸透圧ストレスやグルコース飢餓などの環境ストレスは出芽酵母のアクチン極性と全蛋白質合成を迅速且つ一過的に阻害する現象を見い出している。この現象を解明するため、本申請の期間中では主にグルコース飢餓による制御機構の解析を行った。 その結果、グルコース飢餓による制御は、まず翻訳開始とアクチン極性を統括して制御する機構と、それぞれを個別に制御する機構の二つから構成されており、統括制御機構は、急速な阻害反応...
【医歯薬学】看護学:日本翻訳を含む研究件
❏東京学派の研究(18H00618)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中島 隆博 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (20237267)
【キーワード】東京学派 / 東京帝国大学(東京大学) / アジア / 日本 / 翻訳 (他15件)
【概要】東京学派という発見的な概念を通じて、東京大学を中心として形成されてきた東京発の学知を、批判的に解明することが一定程度実現された。近代と前近代、日本とアジアという分割線を意識しながら、哲学・社会学・経済学・歴史学・文学の各分野における東京学派の位置付けと問題系を明らかにした。最終的に、戦前と戦後におけるそれぞれのディシプリンの変容を取り上げることで東京学派の編成を明らかにした。 研究成果は『ブックレ...
❏近代日本おけるフランス象徴主義受容に関する総合的研究(23520415)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2016-03-31
【研究代表者】坂巻 康司 東北大学, 国際文化研究科, 准教授 (70534436)
【キーワード】フランス象徴主義 / 近代日本 / 上田敏 / 小林秀雄 / マチネ・ポエティク (他22件)
【概要】本研究において、近代日本文学におけるフランス象徴主義の影響について私たちは精査した。その結果、日本文学の歴史のなかで、この影響はあまりにも強大であったため、明治から昭和後期に到る100年以上のあいだ決して消滅することがなかった、ということが分かった。この事実は、近代日本におけるフランス文化の位置・状況とその意味を考えようと望むあらゆる者にとって非常に重要である。 ...
❏アジア的美意識とは何か(18320035)
【研究テーマ】美学・美術史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】神林 恒道 立命館大学, 先端総合学術研究科, 講師 (80089862)
【キーワード】アジア / 芸術学 / 伝統と近代 / インターカルチュラル / 相互理解 (他24件)
【概要】ポストモダン、あるいはポストコロニアルと称される現状において、かつてのヨーロッパ的なもの、あるいは近代的なものと相対峙するアジア的美意識を貫通するもの、そしてそこから生み出された固有な芸術的創造性、すなわち「アジアの美学」の可能性を探求した。研究期間中、インドネシア、日本、台湾、中国で国際研究大会(アジア芸術学会・会長神林恒道)を開催し、アジア諸国の芸術学研究者との相互理解を深めることが出来た。2...
【医歯薬学】看護学:遺伝子発現翻訳を含む研究件
❏外来塩基配列による翻訳促進効果を利用した大腸菌タンパク質発現系の革新と原理の解明(19K15809)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】近藤 興 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (50728293)
【キーワード】大腸菌 / 物質生産 / 翻訳促進 / 遺伝子発現 / 翻訳 (他9件)
【概要】本研究では,研究代表者らが先に見出した「外来の塩基配列によって翻訳が促進される現象(TED)」のメカニズムの解明に取り組んだ。まず,TEDの影響下にある遺伝子の転写産物の量に着目し,レポーター遺伝子のmRNA量を調べた。その結果,対照と比べて数倍程度多かった。さらに,試験管内において TEDの再現を得る方法の検討を行った。その結果,大腸菌由来リボソームなどの精製した分子群を用いることでその再現に成...
❏RNA 2次構造を利用した遺伝子制御のための点突然変異のデザイン(18K18145)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】寺井 悟朗 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 特任准教授 (40785375)
【キーワード】2次構造 / RNA / 点突然変異 / 原核生物 / 翻訳 (他10件)
【概要】大腸菌のmRNA配列とタンパク質発現量に関する大規模データを分析し、タンパク質発現量と高い相関を示すmRNAの2次構造的特徴を抽出した。この特徴は最小自由エネルギーなどの既存の2次構造的特徴よりも高い相関を持つことを示した。さらに、この特徴を改良するとともに、これを学習するアルゴリズムを開発した。また、発見した特徴に基づきタンパク質発現量を正または負に制御する突然変異をデザインするアルゴリズムを開...
❏ウイルスRNAの侵入を防御する宿主NMDとHTLV-1 RNAを守るRexの攻防(15K06827)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】中野 和民 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (60549591)
【キーワード】HTLV-1 / ウイルスタンパク質 / RNA輸送 / NMD / Rex (他20件)
【概要】成人T細胞白血病(ATL)の原因となるHuman T-cell Leukemia Virus Type-I(HTLV-1)がコードするRexは、ウイルスRNAの核外輸送や宿主nonsense-mediated mRNA Decay (NMD)の抑制により、ウイルス複製の量とタイミングを制御している。本研究では、正常なNMDの活性化に必要なUPF1-UPF2-UPF3B複合体形成で、RexがUPF3...
【医歯薬学】看護学:文化翻訳を含む研究件
❏ネット社会におけるインバウンド観光客・定住者を意識した文化伝達の言語表現(18K11849)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平松 裕子 中央大学, 経済研究所, 客員研究員 (30649629)
【キーワード】言語景観 / 翻訳 / 世界遺産 / アプリケーション / 日本文化 (他14件)
【概要】日光における調査研究はコロナ禍において特に外国人観光客の激減の中、翻訳を中心に進める点には困難もあった。在住外国人を集めてのヒアリング調査はコロナ禍で実施できなかった。しかし、駅から神橋周辺までの1kmの範囲内の言語景観の継続調査、また神戸との比較に関しては順調に続行ができ、対象を絞った研究ができた。外国人観光客に対する調査はできなかったが、日光市図書館の協力を得て、明治時代から大正昭和の観光地日...
❏文化としての「誤訳」--想像力の創造(08451108)
【研究テーマ】文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】井上 健 (1998) 東京工業大学, 外国語研究教育センター, 教授 (30121867)
【キーワード】翻訳 / 誤訳 / 意訳 / 文化
【概要】翻訳におけるオリジナルとのズレ、すなわち広義の「誤訳」を、一種の創造行為として積極的に評価しようとする態度が、本共同研究の出発点であった。その際、二種類の異なる言語間の翻訳のみならず、古典の現代語訳といった同一言語内の翻訳や文学と美術、ないしは文学と音楽といった異なる表現媒体の交換行為を視野に入れるため、さまざま分野における専門家をメンバーとして揃えた。各研究分担当者は初年度の1996年に各自の専...
【医歯薬学】看護学:異文化翻訳を含む研究件
❏翻訳の言語態-言語論的視点と文化論的視点から(16320036)
【研究テーマ】ヨーロッパ語系文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】湯浅 博雄 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30130842)
【キーワード】翻訳 / 言語態 / 異文化交流 / 間文化 / 文宇文化 (他13件)
【概要】本研究は、平成16、17、18年度にわたって、「翻訳の言語態」研究を遂行した。基本的な立場は、翻訳の本来的性質を究明することを通じて、翻訳に新しい地平を開くことである。第一の課題は、翻訳が「意味されたもの=内容」を伝達することであるという常識を考え直す点である。意味内容の疎通は、翻訳の一部であるが、その総体ではない。翻訳は内容というよりも、むしろ「フォルムに関わる」(ベンヤミン)。この点を、西欧文...
❏近代東アジアにおける異文化要素の異化と同化(15202007)
【研究テーマ】各国文学・文学論
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】杉田 英明 (2005) 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90179143)
【キーワード】東アジア / 異文化 / 異化 / 同化 / 日台 (他17件)
【概要】本研究課題は、当初大澤吉博教授(東京大学大学院総合文化研究科)を研究代表者として、着手された'が、平成17年3月末、大澤教授が急逝したため、17年度に急遼研究代表者を杉田英明に変更し研究プロジェクトの維持と継続を図った。研究計画の一時的な停滞は免れえなかったものの、最終年度に至って、おおむね良好な研究成果が得られたのは、ひとえに研究分担者の協力によるものである。 本研究課題にもとついて開催...
【医歯薬学】看護学:環境翻訳を含む研究件
❏アジア的美意識とは何か(18320035)
【研究テーマ】美学・美術史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】神林 恒道 立命館大学, 先端総合学術研究科, 講師 (80089862)
【キーワード】アジア / 芸術学 / 伝統と近代 / インターカルチュラル / 相互理解 (他24件)
【概要】ポストモダン、あるいはポストコロニアルと称される現状において、かつてのヨーロッパ的なもの、あるいは近代的なものと相対峙するアジア的美意識を貫通するもの、そしてそこから生み出された固有な芸術的創造性、すなわち「アジアの美学」の可能性を探求した。研究期間中、インドネシア、日本、台湾、中国で国際研究大会(アジア芸術学会・会長神林恒道)を開催し、アジア諸国の芸術学研究者との相互理解を深めることが出来た。2...
❏環境ストレスによる翻訳開始とアクチン骨格の統括制御機構の研究(15570142)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】上園 幸史 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (30251408)
【キーワード】浸透圧 / グルコース / アクチン / タンパク質合成 / ストレス (他8件)
【概要】浸透圧ストレスやグルコース飢餓などの環境ストレスは出芽酵母のアクチン極性と全蛋白質合成を迅速且つ一過的に阻害する現象を見い出している。この現象を解明するため、本申請の期間中では主にグルコース飢餓による制御機構の解析を行った。 その結果、グルコース飢餓による制御は、まず翻訳開始とアクチン極性を統括して制御する機構と、それぞれを個別に制御する機構の二つから構成されており、統括制御機構は、急速な阻害反応...