日本文化に適した科学技術リテラシー教育と社会受容研究―戦後の理科教育改革分析から
【研究分野】科学教育
【研究キーワード】
理科教科書 / 戦後占領下 / 科学リテラシー / 科学読み物 / 『小学生の科学』 / 問題解決型 / 翻訳 / 批判的思考力 / 理科教育 / 占領統治下 / 基礎科教育叢書 / 翻訳理論 / 占領下 / 科学技術リテラシー
【研究成果の概要】
第二次世界大戦後、GHQ主導で編纂された教材『小学生の科学』『基礎科学教育叢書』等の分析と関連調査を通じ、占領政策の一環として科学リテラシーを育む戦後理科教育の試みがどのように形作られたのかを多面的に研究した。
これらはアメリカ発の自由主義的な生活単元型・問題解決型の教材でありながら、科学的現象や法則を日本的にナラティブ化した「日本語の科学読み物」の特異な文体と形式(言語・挿絵)を持つ。児童に科学を主体的に読み取らせようとする文体は、科学知識の供給のみでなく、批判的思考力を含むジェネリックスキル育成に効果があろうことが示唆された。日本文化に即した科学リテラシー教育の一形態として位置づけられよう。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
中山 実 | 東京工業大学 | 社会理工学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
仲矢 史雄 | 大阪教育大学 | 科学教育センター | 特任准教授 | (Kakenデータベース) |
仲矢 史雄 | 大阪教育大学 | 科学教育センター | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【配分額】5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)