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研究分野別サイレントキーワード
「海洋科学」サイレントキーワードを含む研究
【環境学】環境解析学:生物地球化学海洋科学を含む研究件
❏海洋における生物起源ケイ素と有機物の新規相互作用の解明(16K12579)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】小川 浩史 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (50260518)
【キーワード】生元素動態 / 海洋物質循環 / 生物地球化学 / 海洋生物地球化学 / 物質循環 (他7件)
【概要】西経170度線上赤道~チャクチ海間を縦断する中部北太平洋の広範な海域において、懸濁粒子態生物起源ケイ素(PBSi)と共に、コロイド態生物起源ケイ素(CBSi)の測定を初めて行い、その鉛直分布、南北分布の特徴を解析した。CBSiは概ねnMオーダーの濃度レベルで、PBSiに比べて海域による違いも鉛直的な変化も少ない特徴を示した。海洋にはこれまで存在が明らかでなかったCBSiが、赤道から北極にかけての広...
❏太平洋におけるGEOTRACES観測:微量元素・同位体の3次元分布と挙動の解明(23253001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】蒲生 俊敬 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (70143550)
【キーワード】国際GEOTRACES計画 / 微量元素と同位体 / 海洋の生物地球化学 / 学術研究船 / 太平洋 (他21件)
【概要】国際大型研究GEOTRACES計画の一環として、太平洋の広範な海域にわたって、微量元素と同位体に関する生物地球化学的研究を推進した。学術研究船白鳳丸のクリーン試料採取システムとクリーンルームを活用し、二つの長期航海(KH-12-4次航海およびKH-14-6次航海)を、それぞれ平成24年度と26年度に成功裡に実施した。前者では北太平洋亜寒帯域を横断、後者では南太平洋を南北に縦断する観測ラインを完遂し...
【環境学】環境解析学:珪藻海洋科学を含む研究件
❏海洋表層におけるケイ素と炭素の生物地球化学的循環のカップリング(20310006)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】武田 重信 長崎大学, 大学院・水産・環境科学総合研究科, 教授 (20334328)
【キーワード】海洋科学 / 海洋生態 / 地球化学 / 環境変動 / 炭素循環 (他8件)
【概要】海洋表層における生物地球化学的な炭素循環が、有光層へのケイ素の移出入とどのようにカップリングしているのかについて、西部北太平洋亜寒帯域と東シナ海を主な対象海域として研究を行った。その結果、鉄や亜鉛などの微量元素の動態がケイ藻群集による粒子状有機炭素と生物ケイ酸の生産ならびに下層への移出と密接に係わっていること、優占する珪藻種の違いがそれらの過程に大きく影響することが明らかになった。 ...
❏海洋鉄散布実験における海洋表層・低層大気での生物化学的応答(16201003)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】津田 敦 東京大学, 海洋研究所, 准教授 (80217314)
【キーワード】海洋科学 / 鉄 / 珪藻 / 気候効果気体 / 鉄散布実験 (他9件)
【概要】海洋の一次生産は窒素の供給によって制限されているのが一般的であるが、夏季においても硝酸塩が余りクロロフィル濃度が低いHNLC海域と呼ばれる海域が、南太洋、赤道湧昇域、亜寒帯太平洋に存在する。この要因として微量栄養素である鉄が制限要因となっていることが指摘され、この仮説の検証および、大気中二酸化炭素削減手法としての海洋鉄散布の技術開発・検証を目的として、各HNLC海域で、中規模鉄散布実験が1993年...
【環境学】環境解析学:最終退氷期海洋科学を含む研究件
❏ベーリング海堆積物掘削:氷期‐退氷期の北太平洋中深層水の起源域と時空間変動解明(17H01617)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋中層水 / 最終氷期 / 最終退氷期 / ベーリング海 (他13件)
【概要】本研究では、研究の空白域となっていたカムチャッカ海峡周辺を含めたベーリング海西部(ロシア排他的経済水域内)において海底堆積物を採取し、代替指標記録から最終退氷期における海洋循環速度と鉛直水塊構造を復元した。その結果、ベーリング海とオホーツク海の間で中層水の起源域が最終氷期(2万年前)のベーリング海から完新世(過去1万年間)のオホーツク海へとスイッチしたこと、および2万年前から1万年前の最終退氷期に...
❏最終氷期以降の太平洋子午面循環と気候変動(16H04069)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋 / 最終氷期 / 最終退氷期 / 黒潮 (他15件)
【概要】最終氷期以降の北太平洋における海洋循環、特に黒潮と北太平洋中層水の挙動を復元するため、日本列島南方の九州‐パラオ海嶺北部と、伊豆-小笠原弧西方海域において海底堆積物試料を採取した。古水温復元から、最終氷期の黒潮流域における緯度方向の水温勾配は小さくなっていたものの、黒潮フロントの顕著な南下は無かったことが示唆された。底生有孔虫の炭素同位体比から氷期の栄養塩鉛直勾配が大きくなっていたことが示された。...
【環境学】環境解析学:最終氷期海洋科学を含む研究件
❏ベーリング海堆積物掘削:氷期‐退氷期の北太平洋中深層水の起源域と時空間変動解明(17H01617)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋中層水 / 最終氷期 / 最終退氷期 / ベーリング海 (他13件)
【概要】本研究では、研究の空白域となっていたカムチャッカ海峡周辺を含めたベーリング海西部(ロシア排他的経済水域内)において海底堆積物を採取し、代替指標記録から最終退氷期における海洋循環速度と鉛直水塊構造を復元した。その結果、ベーリング海とオホーツク海の間で中層水の起源域が最終氷期(2万年前)のベーリング海から完新世(過去1万年間)のオホーツク海へとスイッチしたこと、および2万年前から1万年前の最終退氷期に...
❏最終氷期以降の太平洋子午面循環と気候変動(16H04069)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋 / 最終氷期 / 最終退氷期 / 黒潮 (他15件)
【概要】最終氷期以降の北太平洋における海洋循環、特に黒潮と北太平洋中層水の挙動を復元するため、日本列島南方の九州‐パラオ海嶺北部と、伊豆-小笠原弧西方海域において海底堆積物試料を採取した。古水温復元から、最終氷期の黒潮流域における緯度方向の水温勾配は小さくなっていたものの、黒潮フロントの顕著な南下は無かったことが示唆された。底生有孔虫の炭素同位体比から氷期の栄養塩鉛直勾配が大きくなっていたことが示された。...
【環境学】環境解析学:中深層水海洋科学を含む研究件
❏ベーリング海堆積物掘削:氷期‐退氷期の北太平洋中深層水の起源域と時空間変動解明(17H01617)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋中層水 / 最終氷期 / 最終退氷期 / ベーリング海 (他13件)
【概要】本研究では、研究の空白域となっていたカムチャッカ海峡周辺を含めたベーリング海西部(ロシア排他的経済水域内)において海底堆積物を採取し、代替指標記録から最終退氷期における海洋循環速度と鉛直水塊構造を復元した。その結果、ベーリング海とオホーツク海の間で中層水の起源域が最終氷期(2万年前)のベーリング海から完新世(過去1万年間)のオホーツク海へとスイッチしたこと、および2万年前から1万年前の最終退氷期に...
❏最終氷期以降の太平洋子午面循環と気候変動(16H04069)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋 / 最終氷期 / 最終退氷期 / 黒潮 (他15件)
【概要】最終氷期以降の北太平洋における海洋循環、特に黒潮と北太平洋中層水の挙動を復元するため、日本列島南方の九州‐パラオ海嶺北部と、伊豆-小笠原弧西方海域において海底堆積物試料を採取した。古水温復元から、最終氷期の黒潮流域における緯度方向の水温勾配は小さくなっていたものの、黒潮フロントの顕著な南下は無かったことが示唆された。底生有孔虫の炭素同位体比から氷期の栄養塩鉛直勾配が大きくなっていたことが示された。...
【環境学】環境保全学:環境分析海洋科学を含む研究件
❏高解像度炭酸塩分析による巨大噴火・物質循環・表層環境変動の時系列復元(17H00777)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】佐野 有司 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (50162524)
【キーワード】火山活動 / 炭酸塩 / 地球化学 / 質量分析 / 火山噴火 (他11件)
【概要】本研究は、古環境試料の年代測定と元素・同位体分析を組み合わせることで、過去の巨大噴火履歴の復元を目指した。U-Th放射非平衡年代測定法を駆使して、過去の大規模噴火時期の年代を持つ石筍試料を入手した。LIBS(レーザーを用いた元素分析装置)を導入し、過去の大規模噴火・火山活動の情報を記録していると考えられる石筍等の炭酸塩試料の分析手法を開発した。そして、微小領域を分析可能な他の装置と組み合わせて微量...
❏沿岸域における人為起源白金とパラジウムの動態(16K12577)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小畑 元 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (90334309)
【キーワード】パラジウム / 白金 / 人為起源 / 沿岸域 / 堆積物 (他15件)
【概要】誘導結合プラズマ質量分析法を用いた海水中の微量パラジウムの分析法の開発を行った。陰イオン交換樹脂カラム濃縮法について、操作ブランク値を低下させ、回収率を向上させることに成功した。沿岸海水に適用できるパラジウムの分析法をほぼ確立することができた。一方、様々な沿岸域において海水中の白金濃度を測定した。東北沿岸域や有明海などでは、底層水中に高濃度の白金が存在することが明らかとなった。これらの白金は沿岸堆...
❏海洋環境・生態系を理解するための重金属安定同位体海洋化学の育成(15H01727)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】宗林 由樹 京都大学, 化学研究所, 教授 (50197000)
【キーワード】海洋科学 / 地球化学 / 環境分析 / 生物圏現象 / 環境変動 (他8件)
【概要】海水中Ni, Cu, Zn安定同位体比の測定法を確立した.岩石中Ni同位体比の精密測定のため,新しい化学分離法を開発した.国際共同研究により亜鉛の同位体比の新しい標準物質を確立した.白鳳丸KH-15-3航海(東シナ海)とKH-17-3航海(亜寒帯北太平洋)で海水試料を採取した.KH-14-6 航海(南極海・南太平洋)の海水試料を用いて,溶存態Ni, Cu, Znの濃度と安定同位体比の鉛直断面分布を...
【環境学】環境保全学:環境変動海洋科学を含む研究件
❏ベーリング海堆積物掘削:氷期‐退氷期の北太平洋中深層水の起源域と時空間変動解明(17H01617)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋中層水 / 最終氷期 / 最終退氷期 / ベーリング海 (他13件)
【概要】本研究では、研究の空白域となっていたカムチャッカ海峡周辺を含めたベーリング海西部(ロシア排他的経済水域内)において海底堆積物を採取し、代替指標記録から最終退氷期における海洋循環速度と鉛直水塊構造を復元した。その結果、ベーリング海とオホーツク海の間で中層水の起源域が最終氷期(2万年前)のベーリング海から完新世(過去1万年間)のオホーツク海へとスイッチしたこと、および2万年前から1万年前の最終退氷期に...
❏高解像度観測に基づく混合域動物プランクトン群集遷移過程の解明(16H04959)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00301581)
【キーワード】プランクトン / 浮魚餌環境 / 海洋環境変動 / ゼラチナス動物プランクトン / カイアシ類 (他21件)
【概要】海況に応答して複雑な出現消長を示す親潮黒潮移行域(混合域)の動物プランクトンの群集遷移を理解することを目的として、従来ネット採集とは異なる手法を導入し、その分布について高解像度観測を実施した。ビデオプランクトンレコーダーによる観測では、親潮域大型カイアシ類群集が珪藻ブルームの遷移に従ってその分布深度を敏感に変化させること、またこの群集遷移に伴って沈降粒子量と組成が大きく変化することが明らかとなった...
❏最終氷期以降の太平洋子午面循環と気候変動(16H04069)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋 / 最終氷期 / 最終退氷期 / 黒潮 (他15件)
【概要】最終氷期以降の北太平洋における海洋循環、特に黒潮と北太平洋中層水の挙動を復元するため、日本列島南方の九州‐パラオ海嶺北部と、伊豆-小笠原弧西方海域において海底堆積物試料を採取した。古水温復元から、最終氷期の黒潮流域における緯度方向の水温勾配は小さくなっていたものの、黒潮フロントの顕著な南下は無かったことが示唆された。底生有孔虫の炭素同位体比から氷期の栄養塩鉛直勾配が大きくなっていたことが示された。...
【数物系科学】地球惑星科学:海洋物理海洋科学を含む研究件
❏沿岸ジェットによる日本海沿岸域の漂泳・底生生態系の擾乱(16K07831)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】児玉 武稔 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 日本海区水産研究所, 研究員 (20735899)
【キーワード】日本海 / 対馬暖流 / 富山湾 / プランクトン / ベントス (他12件)
【概要】日本海の本州沿岸域について,海洋物理過程,生物・化学過程に関する研究をそれぞれ進めた.物理過程の研究から,夏~秋季にかけてそれまで富山湾に流入していた対馬暖流沿岸分枝が沖合に流れの向きを変えること,その過程で高気圧性渦を形成すること,それが沿岸分枝の季節性とリンクし、毎年生じる可能性があることが明らかになった.生物・化学過程の研究からは,対馬暖流沿岸分枝の弱い春の富山湾は冷水種が卓越していること,...
❏希ガスをトレーサーとした太平洋における海洋循環の解明(17101001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2005 - 2009
【研究代表者】佐野 有司 東京大学, 海洋研究所, 教授 (50162524)
【キーワード】海洋科学 / 地球化学 / 海洋物理 / 陸水学 / 地球観測 (他13件)
【概要】太平洋深層の海洋循環を調べるため、新たに高精度の分析システムを構築し、ヘリウム同位体比の分布図を作成した。西部北太平洋では、深さ2500mでは低緯度の西向流はフィリピン海に流れ込む一方、3000mではマリアナ弧に沿って北に向きを変えることを明らかにした。ヘリウムの異常が少ない深さ4000mでも、係留系によって北向きの流れが確認できた。これらの観測結果は高解像度の診断的数値シミュレーションの結果と一...
【数物系科学】地球惑星科学:北太平洋海洋科学を含む研究件
❏ベーリング海堆積物掘削:氷期‐退氷期の北太平洋中深層水の起源域と時空間変動解明(17H01617)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋中層水 / 最終氷期 / 最終退氷期 / ベーリング海 (他13件)
【概要】本研究では、研究の空白域となっていたカムチャッカ海峡周辺を含めたベーリング海西部(ロシア排他的経済水域内)において海底堆積物を採取し、代替指標記録から最終退氷期における海洋循環速度と鉛直水塊構造を復元した。その結果、ベーリング海とオホーツク海の間で中層水の起源域が最終氷期(2万年前)のベーリング海から完新世(過去1万年間)のオホーツク海へとスイッチしたこと、および2万年前から1万年前の最終退氷期に...
❏最終氷期以降の太平洋子午面循環と気候変動(16H04069)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋 / 最終氷期 / 最終退氷期 / 黒潮 (他15件)
【概要】最終氷期以降の北太平洋における海洋循環、特に黒潮と北太平洋中層水の挙動を復元するため、日本列島南方の九州‐パラオ海嶺北部と、伊豆-小笠原弧西方海域において海底堆積物試料を採取した。古水温復元から、最終氷期の黒潮流域における緯度方向の水温勾配は小さくなっていたものの、黒潮フロントの顕著な南下は無かったことが示唆された。底生有孔虫の炭素同位体比から氷期の栄養塩鉛直勾配が大きくなっていたことが示された。...
❏表層と中層を繋ぐ北太平洋の子午面循環:その三次元構造と変動メカニズムの新たな描像(26247076)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】三寺 史夫 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (20360943)
【キーワード】海洋科学 / 北太平洋 / 子午面循環 / 準定常ジェット / 高塩水輸送 (他13件)
【概要】オホーツク海で沈み込み北太平洋の中層を通気する北太平洋の子午面循環の解明を目指した。子午面循環の強度を決めるのは高緯度域の塩分であるが、北太平洋では低緯度からの高塩水供給経路は未解明であった。本研究では、北太平洋亜熱帯循環と亜寒帯循環の境界域である移行領域を流れる準定常ジェットに注目し、低緯度から亜寒帯への塩輸送過程を明らかにした。理論、数値実験、漂流ブイ観測から、準定常ジェットの流路は、たかだか...
【数物系科学】地球惑星科学:北太平洋中層水海洋科学を含む研究件
❏ベーリング海堆積物掘削:氷期‐退氷期の北太平洋中深層水の起源域と時空間変動解明(17H01617)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋中層水 / 最終氷期 / 最終退氷期 / ベーリング海 (他13件)
【概要】本研究では、研究の空白域となっていたカムチャッカ海峡周辺を含めたベーリング海西部(ロシア排他的経済水域内)において海底堆積物を採取し、代替指標記録から最終退氷期における海洋循環速度と鉛直水塊構造を復元した。その結果、ベーリング海とオホーツク海の間で中層水の起源域が最終氷期(2万年前)のベーリング海から完新世(過去1万年間)のオホーツク海へとスイッチしたこと、および2万年前から1万年前の最終退氷期に...
❏最終氷期以降の太平洋子午面循環と気候変動(16H04069)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋 / 最終氷期 / 最終退氷期 / 黒潮 (他15件)
【概要】最終氷期以降の北太平洋における海洋循環、特に黒潮と北太平洋中層水の挙動を復元するため、日本列島南方の九州‐パラオ海嶺北部と、伊豆-小笠原弧西方海域において海底堆積物試料を採取した。古水温復元から、最終氷期の黒潮流域における緯度方向の水温勾配は小さくなっていたものの、黒潮フロントの顕著な南下は無かったことが示唆された。底生有孔虫の炭素同位体比から氷期の栄養塩鉛直勾配が大きくなっていたことが示された。...
【数物系科学】地球惑星科学:同位体海洋科学を含む研究件
❏太平洋におけるGEOTRACES観測:微量元素・同位体の3次元分布と挙動の解明(23253001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】蒲生 俊敬 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (70143550)
【キーワード】国際GEOTRACES計画 / 微量元素と同位体 / 海洋の生物地球化学 / 学術研究船 / 太平洋 (他21件)
【概要】国際大型研究GEOTRACES計画の一環として、太平洋の広範な海域にわたって、微量元素と同位体に関する生物地球化学的研究を推進した。学術研究船白鳳丸のクリーン試料採取システムとクリーンルームを活用し、二つの長期航海(KH-12-4次航海およびKH-14-6次航海)を、それぞれ平成24年度と26年度に成功裡に実施した。前者では北太平洋亜寒帯域を横断、後者では南太平洋を南北に縦断する観測ラインを完遂し...
❏海洋の微量元素・同位体に関するグローバル観測研究(国際GEOTRACES計画)(17634014)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005
【研究代表者】蒲生 俊敬 東京大学, 海洋研究所, 教授 (70143550)
【キーワード】海洋科学 / 地球化学 / 地球観測 / 微量元素 / 同位体
【概要】本企画調査研究は,国際海洋研究科学委員会(SCOR)の大型プロジェクトGEOTRACES(海洋における微量元素・同位体による生物地球化学的研究)計画に,我が国の海洋化学コミュニティーが総力を挙げて参画すべく,特定領域研究の計画立案と申請を主目的として実施した。平成17年度の前半は,国内研究組織を一層強化するとともに,特定領域研究申請に最もふさわしい計画班の立ち上げとそれぞれの具体的研究内容の割り振...
【数物系科学】地球惑星科学:地球化学海洋科学を含む研究件
❏ベーリング海堆積物掘削:氷期‐退氷期の北太平洋中深層水の起源域と時空間変動解明(17H01617)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋中層水 / 最終氷期 / 最終退氷期 / ベーリング海 (他13件)
【概要】本研究では、研究の空白域となっていたカムチャッカ海峡周辺を含めたベーリング海西部(ロシア排他的経済水域内)において海底堆積物を採取し、代替指標記録から最終退氷期における海洋循環速度と鉛直水塊構造を復元した。その結果、ベーリング海とオホーツク海の間で中層水の起源域が最終氷期(2万年前)のベーリング海から完新世(過去1万年間)のオホーツク海へとスイッチしたこと、および2万年前から1万年前の最終退氷期に...
❏高解像度炭酸塩分析による巨大噴火・物質循環・表層環境変動の時系列復元(17H00777)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】佐野 有司 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (50162524)
【キーワード】火山活動 / 炭酸塩 / 地球化学 / 質量分析 / 火山噴火 (他11件)
【概要】本研究は、古環境試料の年代測定と元素・同位体分析を組み合わせることで、過去の巨大噴火履歴の復元を目指した。U-Th放射非平衡年代測定法を駆使して、過去の大規模噴火時期の年代を持つ石筍試料を入手した。LIBS(レーザーを用いた元素分析装置)を導入し、過去の大規模噴火・火山活動の情報を記録していると考えられる石筍等の炭酸塩試料の分析手法を開発した。そして、微小領域を分析可能な他の装置と組み合わせて微量...
❏最終氷期以降の太平洋子午面循環と気候変動(16H04069)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋 / 最終氷期 / 最終退氷期 / 黒潮 (他15件)
【概要】最終氷期以降の北太平洋における海洋循環、特に黒潮と北太平洋中層水の挙動を復元するため、日本列島南方の九州‐パラオ海嶺北部と、伊豆-小笠原弧西方海域において海底堆積物試料を採取した。古水温復元から、最終氷期の黒潮流域における緯度方向の水温勾配は小さくなっていたものの、黒潮フロントの顕著な南下は無かったことが示唆された。底生有孔虫の炭素同位体比から氷期の栄養塩鉛直勾配が大きくなっていたことが示された。...
【数物系科学】地球惑星科学:地球観測海洋科学を含む研究件
❏海洋の微量元素・同位体に関するグローバル観測研究(国際GEOTRACES計画)(17634014)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005
【研究代表者】蒲生 俊敬 東京大学, 海洋研究所, 教授 (70143550)
【キーワード】海洋科学 / 地球化学 / 地球観測 / 微量元素 / 同位体
【概要】本企画調査研究は,国際海洋研究科学委員会(SCOR)の大型プロジェクトGEOTRACES(海洋における微量元素・同位体による生物地球化学的研究)計画に,我が国の海洋化学コミュニティーが総力を挙げて参画すべく,特定領域研究の計画立案と申請を主目的として実施した。平成17年度の前半は,国内研究組織を一層強化するとともに,特定領域研究申請に最もふさわしい計画班の立ち上げとそれぞれの具体的研究内容の割り振...
❏希ガスをトレーサーとした太平洋における海洋循環の解明(17101001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2005 - 2009
【研究代表者】佐野 有司 東京大学, 海洋研究所, 教授 (50162524)
【キーワード】海洋科学 / 地球化学 / 海洋物理 / 陸水学 / 地球観測 (他13件)
【概要】太平洋深層の海洋循環を調べるため、新たに高精度の分析システムを構築し、ヘリウム同位体比の分布図を作成した。西部北太平洋では、深さ2500mでは低緯度の西向流はフィリピン海に流れ込む一方、3000mではマリアナ弧に沿って北に向きを変えることを明らかにした。ヘリウムの異常が少ない深さ4000mでも、係留系によって北向きの流れが確認できた。これらの観測結果は高解像度の診断的数値シミュレーションの結果と一...
【数物系科学】地球惑星科学:層位・古生物学海洋科学を含む研究件
❏ベーリング海堆積物掘削:氷期‐退氷期の北太平洋中深層水の起源域と時空間変動解明(17H01617)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋中層水 / 最終氷期 / 最終退氷期 / ベーリング海 (他13件)
【概要】本研究では、研究の空白域となっていたカムチャッカ海峡周辺を含めたベーリング海西部(ロシア排他的経済水域内)において海底堆積物を採取し、代替指標記録から最終退氷期における海洋循環速度と鉛直水塊構造を復元した。その結果、ベーリング海とオホーツク海の間で中層水の起源域が最終氷期(2万年前)のベーリング海から完新世(過去1万年間)のオホーツク海へとスイッチしたこと、および2万年前から1万年前の最終退氷期に...
❏最終氷期以降の太平洋子午面循環と気候変動(16H04069)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋 / 最終氷期 / 最終退氷期 / 黒潮 (他15件)
【概要】最終氷期以降の北太平洋における海洋循環、特に黒潮と北太平洋中層水の挙動を復元するため、日本列島南方の九州‐パラオ海嶺北部と、伊豆-小笠原弧西方海域において海底堆積物試料を採取した。古水温復元から、最終氷期の黒潮流域における緯度方向の水温勾配は小さくなっていたものの、黒潮フロントの顕著な南下は無かったことが示唆された。底生有孔虫の炭素同位体比から氷期の栄養塩鉛直勾配が大きくなっていたことが示された。...
【数物系科学】地球惑星科学:気候変動海洋科学を含む研究件
❏ベーリング海堆積物掘削:氷期‐退氷期の北太平洋中深層水の起源域と時空間変動解明(17H01617)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋中層水 / 最終氷期 / 最終退氷期 / ベーリング海 (他13件)
【概要】本研究では、研究の空白域となっていたカムチャッカ海峡周辺を含めたベーリング海西部(ロシア排他的経済水域内)において海底堆積物を採取し、代替指標記録から最終退氷期における海洋循環速度と鉛直水塊構造を復元した。その結果、ベーリング海とオホーツク海の間で中層水の起源域が最終氷期(2万年前)のベーリング海から完新世(過去1万年間)のオホーツク海へとスイッチしたこと、および2万年前から1万年前の最終退氷期に...
❏高解像度炭酸塩分析による巨大噴火・物質循環・表層環境変動の時系列復元(17H00777)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】佐野 有司 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (50162524)
【キーワード】火山活動 / 炭酸塩 / 地球化学 / 質量分析 / 火山噴火 (他11件)
【概要】本研究は、古環境試料の年代測定と元素・同位体分析を組み合わせることで、過去の巨大噴火履歴の復元を目指した。U-Th放射非平衡年代測定法を駆使して、過去の大規模噴火時期の年代を持つ石筍試料を入手した。LIBS(レーザーを用いた元素分析装置)を導入し、過去の大規模噴火・火山活動の情報を記録していると考えられる石筍等の炭酸塩試料の分析手法を開発した。そして、微小領域を分析可能な他の装置と組み合わせて微量...
❏最終氷期以降の太平洋子午面循環と気候変動(16H04069)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋 / 最終氷期 / 最終退氷期 / 黒潮 (他15件)
【概要】最終氷期以降の北太平洋における海洋循環、特に黒潮と北太平洋中層水の挙動を復元するため、日本列島南方の九州‐パラオ海嶺北部と、伊豆-小笠原弧西方海域において海底堆積物試料を採取した。古水温復元から、最終氷期の黒潮流域における緯度方向の水温勾配は小さくなっていたものの、黒潮フロントの顕著な南下は無かったことが示唆された。底生有孔虫の炭素同位体比から氷期の栄養塩鉛直勾配が大きくなっていたことが示された。...
【数物系科学】地球惑星科学:堆積物海洋科学を含む研究件
❏沿岸域における人為起源白金とパラジウムの動態(16K12577)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小畑 元 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (90334309)
【キーワード】パラジウム / 白金 / 人為起源 / 沿岸域 / 堆積物 (他15件)
【概要】誘導結合プラズマ質量分析法を用いた海水中の微量パラジウムの分析法の開発を行った。陰イオン交換樹脂カラム濃縮法について、操作ブランク値を低下させ、回収率を向上させることに成功した。沿岸海水に適用できるパラジウムの分析法をほぼ確立することができた。一方、様々な沿岸域において海水中の白金濃度を測定した。東北沿岸域や有明海などでは、底層水中に高濃度の白金が存在することが明らかとなった。これらの白金は沿岸堆...
❏沿岸海洋堆積物における無機態窒素の非生物的有機化反応とその地球化学的意義(21651003)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋科学 / 環境分析 / 窒素循環 / 核磁気共鳴 / 安定同位体 (他9件)
【概要】平成22年度は昨年度に引き続き、(1)同位体トーレーサー法・核磁気共鳴法による堆積物有機態窒素計測法の確立、(2)然堆積物中の有機態窒素の化学構造解析を実施した。(1)については昨年度から試みている超音波抽出を併用した反復温アルカリ抽出による分画精製法にさらに改良を加えると共に、脂質由来化合物に結合した窒素を抽出するために有機溶媒を用いた抽出法も合わせて実施した。 (2)については、別のプロジェク...
【数物系科学】地球惑星科学:微量元素海洋科学を含む研究件
❏高解像度炭酸塩分析による巨大噴火・物質循環・表層環境変動の時系列復元(17H00777)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】佐野 有司 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (50162524)
【キーワード】火山活動 / 炭酸塩 / 地球化学 / 質量分析 / 火山噴火 (他11件)
【概要】本研究は、古環境試料の年代測定と元素・同位体分析を組み合わせることで、過去の巨大噴火履歴の復元を目指した。U-Th放射非平衡年代測定法を駆使して、過去の大規模噴火時期の年代を持つ石筍試料を入手した。LIBS(レーザーを用いた元素分析装置)を導入し、過去の大規模噴火・火山活動の情報を記録していると考えられる石筍等の炭酸塩試料の分析手法を開発した。そして、微小領域を分析可能な他の装置と組み合わせて微量...
❏太平洋におけるGEOTRACES観測:微量元素・同位体の3次元分布と挙動の解明(23253001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】蒲生 俊敬 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (70143550)
【キーワード】国際GEOTRACES計画 / 微量元素と同位体 / 海洋の生物地球化学 / 学術研究船 / 太平洋 (他21件)
【概要】国際大型研究GEOTRACES計画の一環として、太平洋の広範な海域にわたって、微量元素と同位体に関する生物地球化学的研究を推進した。学術研究船白鳳丸のクリーン試料採取システムとクリーンルームを活用し、二つの長期航海(KH-12-4次航海およびKH-14-6次航海)を、それぞれ平成24年度と26年度に成功裡に実施した。前者では北太平洋亜寒帯域を横断、後者では南太平洋を南北に縦断する観測ラインを完遂し...
❏海洋の微量元素・同位体に関するグローバル観測研究(国際GEOTRACES計画)(17634014)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005
【研究代表者】蒲生 俊敬 東京大学, 海洋研究所, 教授 (70143550)
【キーワード】海洋科学 / 地球化学 / 地球観測 / 微量元素 / 同位体
【概要】本企画調査研究は,国際海洋研究科学委員会(SCOR)の大型プロジェクトGEOTRACES(海洋における微量元素・同位体による生物地球化学的研究)計画に,我が国の海洋化学コミュニティーが総力を挙げて参画すべく,特定領域研究の計画立案と申請を主目的として実施した。平成17年度の前半は,国内研究組織を一層強化するとともに,特定領域研究申請に最もふさわしい計画班の立ち上げとそれぞれの具体的研究内容の割り振...
【総合理工】応用物理学:質量分析海洋科学を含む研究件
❏高解像度炭酸塩分析による巨大噴火・物質循環・表層環境変動の時系列復元(17H00777)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】佐野 有司 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (50162524)
【キーワード】火山活動 / 炭酸塩 / 地球化学 / 質量分析 / 火山噴火 (他11件)
【概要】本研究は、古環境試料の年代測定と元素・同位体分析を組み合わせることで、過去の巨大噴火履歴の復元を目指した。U-Th放射非平衡年代測定法を駆使して、過去の大規模噴火時期の年代を持つ石筍試料を入手した。LIBS(レーザーを用いた元素分析装置)を導入し、過去の大規模噴火・火山活動の情報を記録していると考えられる石筍等の炭酸塩試料の分析手法を開発した。そして、微小領域を分析可能な他の装置と組み合わせて微量...
❏NanoSIMSを用いた超高解像度海洋古環境復元(24221002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】佐野 有司 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (50162524)
【キーワード】環境変動 / 古環境復元 / 海洋科学 / 地球化学 / 質量分析 (他8件)
【概要】サンゴや二枚貝などの海洋生物は、成長する際の周囲の水温や塩分などの環境情報を記録しながら炭酸塩を主成分とする骨格や殻を作る。従来の分析手法と比較して非常に高い空間分解能で固体試料が分析可能な二次元高分解能二次イオン質量分析法(NanoSIMS)を、生物起源炭酸カルシウム試料に応用する事で、飛躍的に高い時間解像度で過去の環境や生態的な情報を復元することに成功した。また生物起源炭酸カルシウムに安定同位...
❏沿岸海洋堆積物における無機態窒素の非生物的有機化反応とその地球化学的意義(21651003)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋科学 / 環境分析 / 窒素循環 / 核磁気共鳴 / 安定同位体 (他9件)
【概要】平成22年度は昨年度に引き続き、(1)同位体トーレーサー法・核磁気共鳴法による堆積物有機態窒素計測法の確立、(2)然堆積物中の有機態窒素の化学構造解析を実施した。(1)については昨年度から試みている超音波抽出を併用した反復温アルカリ抽出による分画精製法にさらに改良を加えると共に、脂質由来化合物に結合した窒素を抽出するために有機溶媒を用いた抽出法も合わせて実施した。 (2)については、別のプロジェク...
【工学】土木工学:海洋循環海洋科学を含む研究件
❏ベーリング海堆積物掘削:氷期‐退氷期の北太平洋中深層水の起源域と時空間変動解明(17H01617)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋中層水 / 最終氷期 / 最終退氷期 / ベーリング海 (他13件)
【概要】本研究では、研究の空白域となっていたカムチャッカ海峡周辺を含めたベーリング海西部(ロシア排他的経済水域内)において海底堆積物を採取し、代替指標記録から最終退氷期における海洋循環速度と鉛直水塊構造を復元した。その結果、ベーリング海とオホーツク海の間で中層水の起源域が最終氷期(2万年前)のベーリング海から完新世(過去1万年間)のオホーツク海へとスイッチしたこと、および2万年前から1万年前の最終退氷期に...
❏最終氷期以降の太平洋子午面循環と気候変動(16H04069)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
【キーワード】海洋循環 / 北太平洋 / 最終氷期 / 最終退氷期 / 黒潮 (他15件)
【概要】最終氷期以降の北太平洋における海洋循環、特に黒潮と北太平洋中層水の挙動を復元するため、日本列島南方の九州‐パラオ海嶺北部と、伊豆-小笠原弧西方海域において海底堆積物試料を採取した。古水温復元から、最終氷期の黒潮流域における緯度方向の水温勾配は小さくなっていたものの、黒潮フロントの顕著な南下は無かったことが示唆された。底生有孔虫の炭素同位体比から氷期の栄養塩鉛直勾配が大きくなっていたことが示された。...
【工学】総合工学:海上安全海洋科学を含む研究件
❏海洋波における波群形成過程と船体応答の解明(16H02429)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】早稲田 卓爾 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (30376488)
【キーワード】海難事故 / 非線形波動・フリーク波 / ステレオカメラ波高計測 / 船体強度 / 弾性模型船 (他12件)
【概要】外洋で突発的に発生するフリーク波を伴う波群の幾何学的な特徴を現場観測と数値シミュレーションにより明らかにし、制御された水槽実験により船体応答の詳細を検討した。そして、新たにステレオカメラによる計測とデータ同化による広域波面計測手法、縦曲げ及びねじり振動の計測を可能とする模型船製作手法を開発した。実海域における波群の形成過程に資するデータベースを構築するとともに、変調波列における波形及び波群の時空間...
❏海洋予測データの工学的利用と診断的データ同化手法の開発(19656230)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】早稲田 卓爾 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (30376488)
【キーワード】海上安全 / 海洋科学 / 海洋利用 / 自然現象観測・予測 / 地理情報システム(GIS) (他12件)
【概要】国際プロジェクトGODAE(Global Ocean Data Assimilation Experiment)に関連した全球海洋予測データを工学的利用という見地から評価を行い、統合データベースを構築した。 おもに、海流、波浪、気象データの収集を行い、地理情報システム(GIS)の一種である、簡便なユーザーインターフェース(Live Access ServerやD-Chart)や、各種データサーバー...
【工学】総合工学:海難事故海洋科学を含む研究件
❏海洋波における波群形成過程と船体応答の解明(16H02429)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】早稲田 卓爾 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (30376488)
【キーワード】海難事故 / 非線形波動・フリーク波 / ステレオカメラ波高計測 / 船体強度 / 弾性模型船 (他12件)
【概要】外洋で突発的に発生するフリーク波を伴う波群の幾何学的な特徴を現場観測と数値シミュレーションにより明らかにし、制御された水槽実験により船体応答の詳細を検討した。そして、新たにステレオカメラによる計測とデータ同化による広域波面計測手法、縦曲げ及びねじり振動の計測を可能とする模型船製作手法を開発した。実海域における波群の形成過程に資するデータベースを構築するとともに、変調波列における波形及び波群の時空間...
❏海難事故原因究明にむけた危険波の再現(25249126)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】早稲田 卓爾 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (30376488)
【キーワード】海難事故 / 船舶工学 / 海洋科学 / 巨大波 / ステレオ計測 (他7件)
【概要】外洋に突発的に発生するフリーク波が原因と考えられる、漁船等の海難事故が日本近海だけでなく、世界中で起こっている。しかしながら、事故時の波浪場についての情報は限られ、原因究明には至っていない。本研究では、海難事故時の波浪場の解析を行い、起こりうる危険な波を数値計算で推定し、実験水槽で再現するシステムを開発した。過去にフリーク波が観測されたときの海象条件とフリーク波の再現を行い、波の形状特性とその時間...
【工学】総合工学:船舶工学海洋科学を含む研究件
❏海洋波における波群形成過程と船体応答の解明(16H02429)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】早稲田 卓爾 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (30376488)
【キーワード】海難事故 / 非線形波動・フリーク波 / ステレオカメラ波高計測 / 船体強度 / 弾性模型船 (他12件)
【概要】外洋で突発的に発生するフリーク波を伴う波群の幾何学的な特徴を現場観測と数値シミュレーションにより明らかにし、制御された水槽実験により船体応答の詳細を検討した。そして、新たにステレオカメラによる計測とデータ同化による広域波面計測手法、縦曲げ及びねじり振動の計測を可能とする模型船製作手法を開発した。実海域における波群の形成過程に資するデータベースを構築するとともに、変調波列における波形及び波群の時空間...
❏海難事故原因究明にむけた危険波の再現(25249126)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】早稲田 卓爾 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (30376488)
【キーワード】海難事故 / 船舶工学 / 海洋科学 / 巨大波 / ステレオ計測 (他7件)
【概要】外洋に突発的に発生するフリーク波が原因と考えられる、漁船等の海難事故が日本近海だけでなく、世界中で起こっている。しかしながら、事故時の波浪場についての情報は限られ、原因究明には至っていない。本研究では、海難事故時の波浪場の解析を行い、起こりうる危険な波を数値計算で推定し、実験水槽で再現するシステムを開発した。過去にフリーク波が観測されたときの海象条件とフリーク波の再現を行い、波の形状特性とその時間...
【工学】総合工学:データ同化海洋科学を含む研究件
❏海洋波における波群形成過程と船体応答の解明(16H02429)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】早稲田 卓爾 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (30376488)
【キーワード】海難事故 / 非線形波動・フリーク波 / ステレオカメラ波高計測 / 船体強度 / 弾性模型船 (他12件)
【概要】外洋で突発的に発生するフリーク波を伴う波群の幾何学的な特徴を現場観測と数値シミュレーションにより明らかにし、制御された水槽実験により船体応答の詳細を検討した。そして、新たにステレオカメラによる計測とデータ同化による広域波面計測手法、縦曲げ及びねじり振動の計測を可能とする模型船製作手法を開発した。実海域における波群の形成過程に資するデータベースを構築するとともに、変調波列における波形及び波群の時空間...
❏海洋予測データの工学的利用と診断的データ同化手法の開発(19656230)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】早稲田 卓爾 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (30376488)
【キーワード】海上安全 / 海洋科学 / 海洋利用 / 自然現象観測・予測 / 地理情報システム(GIS) (他12件)
【概要】国際プロジェクトGODAE(Global Ocean Data Assimilation Experiment)に関連した全球海洋予測データを工学的利用という見地から評価を行い、統合データベースを構築した。 おもに、海流、波浪、気象データの収集を行い、地理情報システム(GIS)の一種である、簡便なユーザーインターフェース(Live Access ServerやD-Chart)や、各種データサーバー...
【農学】森林圏科学:自然現象観測・予測海洋科学を含む研究件
❏海洋波における波群形成過程と船体応答の解明(16H02429)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】早稲田 卓爾 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (30376488)
【キーワード】海難事故 / 非線形波動・フリーク波 / ステレオカメラ波高計測 / 船体強度 / 弾性模型船 (他12件)
【概要】外洋で突発的に発生するフリーク波を伴う波群の幾何学的な特徴を現場観測と数値シミュレーションにより明らかにし、制御された水槽実験により船体応答の詳細を検討した。そして、新たにステレオカメラによる計測とデータ同化による広域波面計測手法、縦曲げ及びねじり振動の計測を可能とする模型船製作手法を開発した。実海域における波群の形成過程に資するデータベースを構築するとともに、変調波列における波形及び波群の時空間...
❏海洋予測データの工学的利用と診断的データ同化手法の開発(19656230)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】早稲田 卓爾 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (30376488)
【キーワード】海上安全 / 海洋科学 / 海洋利用 / 自然現象観測・予測 / 地理情報システム(GIS) (他12件)
【概要】国際プロジェクトGODAE(Global Ocean Data Assimilation Experiment)に関連した全球海洋予測データを工学的利用という見地から評価を行い、統合データベースを構築した。 おもに、海流、波浪、気象データの収集を行い、地理情報システム(GIS)の一種である、簡便なユーザーインターフェース(Live Access ServerやD-Chart)や、各種データサーバー...
【農学】水圏応用科学:海洋生態海洋科学を含む研究件
❏沿岸ジェットによる日本海沿岸域の漂泳・底生生態系の擾乱(16K07831)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】児玉 武稔 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 日本海区水産研究所, 研究員 (20735899)
【キーワード】日本海 / 対馬暖流 / 富山湾 / プランクトン / ベントス (他12件)
【概要】日本海の本州沿岸域について,海洋物理過程,生物・化学過程に関する研究をそれぞれ進めた.物理過程の研究から,夏~秋季にかけてそれまで富山湾に流入していた対馬暖流沿岸分枝が沖合に流れの向きを変えること,その過程で高気圧性渦を形成すること,それが沿岸分枝の季節性とリンクし、毎年生じる可能性があることが明らかになった.生物・化学過程の研究からは,対馬暖流沿岸分枝の弱い春の富山湾は冷水種が卓越していること,...
❏高解像度観測に基づく混合域動物プランクトン群集遷移過程の解明(16H04959)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00301581)
【キーワード】プランクトン / 浮魚餌環境 / 海洋環境変動 / ゼラチナス動物プランクトン / カイアシ類 (他21件)
【概要】海況に応答して複雑な出現消長を示す親潮黒潮移行域(混合域)の動物プランクトンの群集遷移を理解することを目的として、従来ネット採集とは異なる手法を導入し、その分布について高解像度観測を実施した。ビデオプランクトンレコーダーによる観測では、親潮域大型カイアシ類群集が珪藻ブルームの遷移に従ってその分布深度を敏感に変化させること、またこの群集遷移に伴って沈降粒子量と組成が大きく変化することが明らかとなった...
❏重元素安定同位体海洋化学の創成を目指した同位体比精密分析法の開発(21350042)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】宗林 由樹 京都大学, 化学研究所, 教授 (50197000)
【キーワード】環境分析 / 分析化学 / 海洋科学 / 地球化学 / 重元素安定同位体 (他11件)
【概要】重元素安定同位体比は,海洋化学の新しい武器として注目されている.本研究では,太平洋,南極海,大西洋から得られた海水試料を分析し,溶存態モリブデン同位体比が世界海洋で均一であることを実証した.海水中溶存態銅の安定同位体比精密測定法を確立した.さらに,堆積物中モリブデン,タングステンの安定同位体比精密測定法の最適化を行った.これら同位体比は,生物地球化学循環のトレーサー,古海洋研究の手掛かりとして期待...
【農学】水圏応用科学:海洋物理・陸水学海洋科学を含む研究件
❏沿岸ジェットによる日本海沿岸域の漂泳・底生生態系の擾乱(16K07831)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】児玉 武稔 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 日本海区水産研究所, 研究員 (20735899)
【キーワード】日本海 / 対馬暖流 / 富山湾 / プランクトン / ベントス (他12件)
【概要】日本海の本州沿岸域について,海洋物理過程,生物・化学過程に関する研究をそれぞれ進めた.物理過程の研究から,夏~秋季にかけてそれまで富山湾に流入していた対馬暖流沿岸分枝が沖合に流れの向きを変えること,その過程で高気圧性渦を形成すること,それが沿岸分枝の季節性とリンクし、毎年生じる可能性があることが明らかになった.生物・化学過程の研究からは,対馬暖流沿岸分枝の弱い春の富山湾は冷水種が卓越していること,...
❏希ガスをトレーサーとした太平洋における海洋循環の解明(17101001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2005 - 2009
【研究代表者】佐野 有司 東京大学, 海洋研究所, 教授 (50162524)
【キーワード】海洋科学 / 地球化学 / 海洋物理 / 陸水学 / 地球観測 (他13件)
【概要】太平洋深層の海洋循環を調べるため、新たに高精度の分析システムを構築し、ヘリウム同位体比の分布図を作成した。西部北太平洋では、深さ2500mでは低緯度の西向流はフィリピン海に流れ込む一方、3000mではマリアナ弧に沿って北に向きを変えることを明らかにした。ヘリウムの異常が少ない深さ4000mでも、係留系によって北向きの流れが確認できた。これらの観測結果は高解像度の診断的数値シミュレーションの結果と一...
【農学】水圏応用科学:物質循環海洋科学を含む研究件
❏高解像度観測に基づく混合域動物プランクトン群集遷移過程の解明(16H04959)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00301581)
【キーワード】プランクトン / 浮魚餌環境 / 海洋環境変動 / ゼラチナス動物プランクトン / カイアシ類 (他21件)
【概要】海況に応答して複雑な出現消長を示す親潮黒潮移行域(混合域)の動物プランクトンの群集遷移を理解することを目的として、従来ネット採集とは異なる手法を導入し、その分布について高解像度観測を実施した。ビデオプランクトンレコーダーによる観測では、親潮域大型カイアシ類群集が珪藻ブルームの遷移に従ってその分布深度を敏感に変化させること、またこの群集遷移に伴って沈降粒子量と組成が大きく変化することが明らかとなった...
❏海洋における生物起源ケイ素と有機物の新規相互作用の解明(16K12579)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】小川 浩史 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (50260518)
【キーワード】生元素動態 / 海洋物質循環 / 生物地球化学 / 海洋生物地球化学 / 物質循環 (他7件)
【概要】西経170度線上赤道~チャクチ海間を縦断する中部北太平洋の広範な海域において、懸濁粒子態生物起源ケイ素(PBSi)と共に、コロイド態生物起源ケイ素(CBSi)の測定を初めて行い、その鉛直分布、南北分布の特徴を解析した。CBSiは概ねnMオーダーの濃度レベルで、PBSiに比べて海域による違いも鉛直的な変化も少ない特徴を示した。海洋にはこれまで存在が明らかでなかったCBSiが、赤道から北極にかけての広...
❏表層と中層を繋ぐ北太平洋の子午面循環:その三次元構造と変動メカニズムの新たな描像(26247076)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】三寺 史夫 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (20360943)
【キーワード】海洋科学 / 北太平洋 / 子午面循環 / 準定常ジェット / 高塩水輸送 (他13件)
【概要】オホーツク海で沈み込み北太平洋の中層を通気する北太平洋の子午面循環の解明を目指した。子午面循環の強度を決めるのは高緯度域の塩分であるが、北太平洋では低緯度からの高塩水供給経路は未解明であった。本研究では、北太平洋亜熱帯循環と亜寒帯循環の境界域である移行領域を流れる準定常ジェットに注目し、低緯度から亜寒帯への塩輸送過程を明らかにした。理論、数値実験、漂流ブイ観測から、準定常ジェットの流路は、たかだか...
【農学】水圏応用科学:プランクトン海洋科学を含む研究件
❏沿岸ジェットによる日本海沿岸域の漂泳・底生生態系の擾乱(16K07831)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】児玉 武稔 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 日本海区水産研究所, 研究員 (20735899)
【キーワード】日本海 / 対馬暖流 / 富山湾 / プランクトン / ベントス (他12件)
【概要】日本海の本州沿岸域について,海洋物理過程,生物・化学過程に関する研究をそれぞれ進めた.物理過程の研究から,夏~秋季にかけてそれまで富山湾に流入していた対馬暖流沿岸分枝が沖合に流れの向きを変えること,その過程で高気圧性渦を形成すること,それが沿岸分枝の季節性とリンクし、毎年生じる可能性があることが明らかになった.生物・化学過程の研究からは,対馬暖流沿岸分枝の弱い春の富山湾は冷水種が卓越していること,...
❏高解像度観測に基づく混合域動物プランクトン群集遷移過程の解明(16H04959)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00301581)
【キーワード】プランクトン / 浮魚餌環境 / 海洋環境変動 / ゼラチナス動物プランクトン / カイアシ類 (他21件)
【概要】海況に応答して複雑な出現消長を示す親潮黒潮移行域(混合域)の動物プランクトンの群集遷移を理解することを目的として、従来ネット採集とは異なる手法を導入し、その分布について高解像度観測を実施した。ビデオプランクトンレコーダーによる観測では、親潮域大型カイアシ類群集が珪藻ブルームの遷移に従ってその分布深度を敏感に変化させること、またこの群集遷移に伴って沈降粒子量と組成が大きく変化することが明らかとなった...
❏海産カイアシ類の飢餓および休眠応答シークエンスの解明とマーカーの開発(15H04534)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】津田 敦 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80217314)
【キーワード】動物プランクトン / 生物海洋学 / 飢餓 / 休眠 / 遺伝子マーカー (他14件)
【概要】海洋で優占する動物プランクトンであるカイアシ類を対象に、飢餓と休眠という生理状態を対象に、分子生物学的手法(RNA-seq)を用いて、マーカー遺伝子を探索した。飢餓に関しては、NADH-dehydrogenaseとvitellogenin 2が、それぞれ、飢餓に対して安定して高発現および低発現し、マーカー遺伝子として実用可能となった。休眠に関しては、脂質代謝、」炭水化物代謝に関する遺伝子が低発現し...
【農学】水圏応用科学:動物プランクトン海洋科学を含む研究件
❏沿岸ジェットによる日本海沿岸域の漂泳・底生生態系の擾乱(16K07831)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】児玉 武稔 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 日本海区水産研究所, 研究員 (20735899)
【キーワード】日本海 / 対馬暖流 / 富山湾 / プランクトン / ベントス (他12件)
【概要】日本海の本州沿岸域について,海洋物理過程,生物・化学過程に関する研究をそれぞれ進めた.物理過程の研究から,夏~秋季にかけてそれまで富山湾に流入していた対馬暖流沿岸分枝が沖合に流れの向きを変えること,その過程で高気圧性渦を形成すること,それが沿岸分枝の季節性とリンクし、毎年生じる可能性があることが明らかになった.生物・化学過程の研究からは,対馬暖流沿岸分枝の弱い春の富山湾は冷水種が卓越していること,...
❏海産カイアシ類の飢餓および休眠応答シークエンスの解明とマーカーの開発(15H04534)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】津田 敦 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80217314)
【キーワード】動物プランクトン / 生物海洋学 / 飢餓 / 休眠 / 遺伝子マーカー (他14件)
【概要】海洋で優占する動物プランクトンであるカイアシ類を対象に、飢餓と休眠という生理状態を対象に、分子生物学的手法(RNA-seq)を用いて、マーカー遺伝子を探索した。飢餓に関しては、NADH-dehydrogenaseとvitellogenin 2が、それぞれ、飢餓に対して安定して高発現および低発現し、マーカー遺伝子として実用可能となった。休眠に関しては、脂質代謝、」炭水化物代謝に関する遺伝子が低発現し...
【農学】水圏応用科学:カイアシ類海洋科学を含む研究件
❏高解像度観測に基づく混合域動物プランクトン群集遷移過程の解明(16H04959)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00301581)
【キーワード】プランクトン / 浮魚餌環境 / 海洋環境変動 / ゼラチナス動物プランクトン / カイアシ類 (他21件)
【概要】海況に応答して複雑な出現消長を示す親潮黒潮移行域(混合域)の動物プランクトンの群集遷移を理解することを目的として、従来ネット採集とは異なる手法を導入し、その分布について高解像度観測を実施した。ビデオプランクトンレコーダーによる観測では、親潮域大型カイアシ類群集が珪藻ブルームの遷移に従ってその分布深度を敏感に変化させること、またこの群集遷移に伴って沈降粒子量と組成が大きく変化することが明らかとなった...
❏海産カイアシ類の飢餓および休眠応答シークエンスの解明とマーカーの開発(15H04534)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】津田 敦 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80217314)
【キーワード】動物プランクトン / 生物海洋学 / 飢餓 / 休眠 / 遺伝子マーカー (他14件)
【概要】海洋で優占する動物プランクトンであるカイアシ類を対象に、飢餓と休眠という生理状態を対象に、分子生物学的手法(RNA-seq)を用いて、マーカー遺伝子を探索した。飢餓に関しては、NADH-dehydrogenaseとvitellogenin 2が、それぞれ、飢餓に対して安定して高発現および低発現し、マーカー遺伝子として実用可能となった。休眠に関しては、脂質代謝、」炭水化物代謝に関する遺伝子が低発現し...