❏学術標本の制作技法研究を通じた復元ー19世紀の石膏製数理模型と芸術の連動ー(20K00208)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】菊池 敏正 東京大学, 総合研究博物館, 特任助教 (10516769)
【キーワード】彫刻 / 学術標本 / 文化財 / 修復 / 復元 (他14件)
【概要】今年度は、昨年に引き続きコロナウイルスの影響が継続しており、海外研究機関への出張は困難な状況であった。しかしながら、初年度に計画し延期中となっていた、フランスでの展覧会を実施し、研究活動を通じた国際的な交流に取り組んだ。今年度に実施した展覧会は、ヨーロッパ最大のアジア美術コレクションを収蔵するフランス国立ギメ東洋美術館にて開催したものである。ギメ美術館は、アジア地域の現代美術を紹介する展覧会を定期...
❏模型標本の技法及び構造研究-修復法の確立とレプリカ保存法-(国際共同研究強化)(15KK0040)
【研究テーマ】文化財科学・博物館学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2016 - 2019
【研究代表者】菊池 敏正 東京大学, 総合研究博物館, 特任助教 (10516769)
【キーワード】標本 / 文化財 / 保存 / 彫刻 / 3D (他13件)
【概要】東京大学大学博物館に収蔵された標本には、20世紀初頭に海外から輸入された標本が多く現存する。それらは、来歴等の歴史的な情報が残されている一方、技法構造に関する情報は、非常に乏しい状況にある。本研究は、国内に輸入された学術標本の中でも、イギリスから輸入された標本について、ヴィクトリア&アルバート美術館の収蔵品を参考に調査しつつ、技法材料の研究を進めることを目的とした。また実践的な制作を実施し...
❏博物館の未同定標本を用いたきのこ分類学の推進:DNA情報の蓄積と野外調査の統合(15K16279)
【研究テーマ】文化財科学・博物館学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】糟谷 大河 千葉科学大学, 危機管理学部, 講師 (90712513)
【キーワード】分類学 / 系統 / 生物地理 / きのこ / 標本庫 (他11件)
【概要】博物館の標本庫に長期間収蔵されているきのこ類の標本についてDNA情報の保存状態を評価した。その結果,DNA情報が救出不可能な標本については,野外調査により新たな標本を採集し,DNA情報を蓄積した。さらに,博物館に収蔵されている大量の未同定のきのこ類標本を対象に,形態形質とDNAの情報を併用しながら種レベルの分類学的検討をおこない,その実体を明らかにした。その結果,新種や日本新産種と考えられる複数の...