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研究分野別サイレントキーワード
「分子生物学」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】人間情報学:Ds分子生物学を含む研究件
❏イネを用いた短日植物の開花時期決定遺伝子の単離(08740619)
【研究テーマ】植物生理
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】井澤 毅 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (10263443)
【キーワード】イネ / 短日植物 / 日長感受性 / トランスポゾンタギング / Ac (他8件)
【概要】イネは代表的な短日植物であり、開花時期に影響を与えるさまざまな遺伝子座が同定されているが、いまだ遺伝子単離には到っていない。そこで、我々は、非自律性転移因子Dsと転移酵素をコードする35S-AcTPase導入形質転換イネを交配して得られた個体(F1)の自殖後代(F2)を用い、開花時期が早くなる個体を選抜し、その後代を用いた解析を行っている。 開花が早い突然変異系統B-10-1-80は安定な表現型を...
❏イネ日長感受性遺伝子Se-1の単離(07740620)
【研究テーマ】植物生理
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】井沢 毅 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (10263443)
【キーワード】イネ / 日長感受性 / トランスポゾン・タッギング / Ac / Ds (他8件)
【概要】イネは代表的な短日植物であり、日長感受性をはじめ、開花に影響を与えるさまざまな遺伝子座(Se-1,E1,Ef-1等)が多数同定されているが、いまだ遺伝子単離には到っていない。そこで、我々は、トランスポゾンタギング法によるイネ開花時期決定遺伝子の単離を目標に研究を行っている。現在までに、Dsと35S-AcTPase(CaMV35SプロモーターにAcTPaseのcDNAを結合した遺伝子)導入形質転換イ...
【数物系科学】地球惑星科学:古生物学分子生物学を含む研究件
❏ナノテクノロジーに代表されるリスクを含む科学コミュニケーションの設計と構築(22500846)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】横山 広美 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (50401708)
【キーワード】科学コミュニケーション / リスクコミュニケーション / 科学技術政策 / 大型科学 / 基礎科学 (他13件)
【概要】ナノテクや地震などリスクを含む科学コミュニケーションの設計と構築を目標に、広く基礎科学分野が公衆からどのような「期待」と「興味」を向けられているか調査を行い、それに基づいた科学コミュニケーションの設計について提案した。具体的には、「期待」はそれぞれの研究分野において等身大であることが重要であり、「興味」を引く情報発信が重要であることを確認した。また、東日本大震災を受けて、特に低線量被ばくに関する意...
❏軟体動物の起源と系統に関する古生物学・発生学・分子生物学的アプローチ(09304049)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】棚部 一成 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20108640)
【キーワード】軟体動物 / 起源 / 系統 / 進化 / 初期発生 (他12件)
【概要】1.比較解剖学・発生学的研究 二枚貝類に関する研究:棚部は指導学生の早風と共同で、現在二枚貝ムラサキガイの幼生殻形態を走査型電子顕微鏡を用いて観察し、二枚の石灰質の殻の形成に先行してトロコファー幼生中期に楕円形の一枚の有機質の原殻Iが最初に形成されることを確認した。有機質でできた1枚の楕円形の殻は、他の軟体動物単の発生初期にも確認されることから、貝殻亜門の共有派生形質の一つと解釈される(Hayak...
❏海生無脊椎動物遺存種の進化学的研究(07304042)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】棚部 一成 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20108640)
【キーワード】無脊椎動物 / 遺存種 / 進化 / 分子生物学 / 発生学 (他8件)
【概要】1.生態学・分類学的研究 加瀬・速水・花井・田吹・森は南太平洋全域の海底洞窟において原始的体制を持つ無脊椎動物群の存在を認めるとともに、それらの分類学的概要、生態分布、生活史などに関する調査研究を行った。予察的ながら、多くの遺存種は餌の少ない海底洞窟生活に適応した特殊な生態・生活史を持つ類が多いことが判明した。 2.発生学的研究 棚部は鳥羽水族館の内山公夫氏の協力を得て、原始的頭足類オウムガイ類の...
【生物学】生物学:ヒト培養細胞分子生物学を含む研究件
❏環境ストレス応答MAPキナーゼ経路制御機構の研究(14104021)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2002 - 2006
【研究代表者】斎藤 春雄 東京大学, 医科学研究所, 教授 (60114485)
【キーワード】細胞内シグナル伝達 / ストレス応答 / MAPキナーゼ / ヒト培養細胞 / 酵母 (他7件)
【概要】1)ヒスレストレス応答MAPキナーゼ情報伝逹経路の機能と制御機構の解明 ストレス応答MAPKKK(SAP3K)とストレス応答MAPKK(SAP2K)との特異的結合に関与する新たなドッキング相互作用を見出した。この結合にはSAP2KのC末端にあるDVD領域が必須であること、そのSAP2K活性化における機能、などを解明した。DVD領域による結合を利用し、単一細胞におけるSAP3K活性化動態を特異的かつ...
❏環境ストレス応答MAPキナーゼ経路活性化機構の研究(13308035)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】斎藤 春雄 東大, 医科学研究所, 教授 (60114485)
【キーワード】細胞内シグナル伝達 / ストレス応答 / MAPキナーゼ / ヒト培養細胞 / 酵母 (他7件)
【概要】1.浸透圧センサー(Sln1およびSho1)による浸透圧感知の分子機構の解明。 (1)酵母浸透圧センサ-Sln1の温度感受性変異株(Sln1-ts4)は高温ではHog1MAPキナーゼ経路を過剰に活性化し、その結果致死的である。この致死性は、Hog1経路の活性を阻害することによって抑制できることを利用し、Hog1経路の活性化を抑制する新たな遺伝子を発見した。 (2)Pbs2 MAPKKはそのN末端の...
【生物学】基礎生物学:Ac分子生物学を含む研究件
❏イネを用いた短日植物の開花時期決定遺伝子の単離(08740619)
【研究テーマ】植物生理
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】井澤 毅 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (10263443)
【キーワード】イネ / 短日植物 / 日長感受性 / トランスポゾンタギング / Ac (他8件)
【概要】イネは代表的な短日植物であり、開花時期に影響を与えるさまざまな遺伝子座が同定されているが、いまだ遺伝子単離には到っていない。そこで、我々は、非自律性転移因子Dsと転移酵素をコードする35S-AcTPase導入形質転換イネを交配して得られた個体(F1)の自殖後代(F2)を用い、開花時期が早くなる個体を選抜し、その後代を用いた解析を行っている。 開花が早い突然変異系統B-10-1-80は安定な表現型を...
❏イネ日長感受性遺伝子Se-1の単離(07740620)
【研究テーマ】植物生理
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】井沢 毅 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (10263443)
【キーワード】イネ / 日長感受性 / トランスポゾン・タッギング / Ac / Ds (他8件)
【概要】イネは代表的な短日植物であり、日長感受性をはじめ、開花に影響を与えるさまざまな遺伝子座(Se-1,E1,Ef-1等)が多数同定されているが、いまだ遺伝子単離には到っていない。そこで、我々は、トランスポゾンタギング法によるイネ開花時期決定遺伝子の単離を目標に研究を行っている。現在までに、Dsと35S-AcTPase(CaMV35SプロモーターにAcTPaseのcDNAを結合した遺伝子)導入形質転換イ...
【生物学】基礎生物学:日長感受性分子生物学を含む研究件
❏イネを用いた短日植物の開花時期決定遺伝子の単離(08740619)
【研究テーマ】植物生理
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】井澤 毅 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (10263443)
【キーワード】イネ / 短日植物 / 日長感受性 / トランスポゾンタギング / Ac (他8件)
【概要】イネは代表的な短日植物であり、開花時期に影響を与えるさまざまな遺伝子座が同定されているが、いまだ遺伝子単離には到っていない。そこで、我々は、非自律性転移因子Dsと転移酵素をコードする35S-AcTPase導入形質転換イネを交配して得られた個体(F1)の自殖後代(F2)を用い、開花時期が早くなる個体を選抜し、その後代を用いた解析を行っている。 開花が早い突然変異系統B-10-1-80は安定な表現型を...
❏イネ日長感受性遺伝子Se-1の単離(07740620)
【研究テーマ】植物生理
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】井沢 毅 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (10263443)
【キーワード】イネ / 日長感受性 / トランスポゾン・タッギング / Ac / Ds (他8件)
【概要】イネは代表的な短日植物であり、日長感受性をはじめ、開花に影響を与えるさまざまな遺伝子座(Se-1,E1,Ef-1等)が多数同定されているが、いまだ遺伝子単離には到っていない。そこで、我々は、トランスポゾンタギング法によるイネ開花時期決定遺伝子の単離を目標に研究を行っている。現在までに、Dsと35S-AcTPase(CaMV35SプロモーターにAcTPaseのcDNAを結合した遺伝子)導入形質転換イ...
【生物学】基礎生物学:棘皮動物分子生物学を含む研究件
❏動物発生における形成中心の分子的機能に関する比較発生学的総合研究(08308039)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】八杉 貞雄 東京都立大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70011591)
【キーワード】形成中心 / オーガナイザー / 比較発生学 / 分子発生学 / 胚葉形成 (他10件)
【概要】本研究の目的は、動物の胚発生において体軸の決定や大きな体制の構築に必須である形成中心の分子的機構を、主として後口動物について比較発生学的見地から解明することである.形成中心は、各動物群(棘皮動物、原索動物、脊椎動物)に固有の分子的作用を持つが、一方で進化的制約の元にあり、従って機能的にも構造的にも相同の部分があることが明らかになった.3年間の主要な成果は以下の通りである. 1 ヒトデの形成中心につ...
❏棘皮動物の五放射相称の起源と進化に関する古生物学的・分子生物学的研究(05404001)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】大路 樹生 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (50160487)
【キーワード】棘皮動物 / 進化 / 分子生物学 / 発生 / 5放射相称
【概要】棘皮動物はカンブリア紀以来現在まで生存する無脊椎動物の一門である。この門を特徴づけるもっとも明確な形質は、成体における五放射相称性であろう。この特徴がいつ頃から、どのように進化し、どのような機能的意義を持っていたのかを、古生物学的、発生学的、また分子生物学的な側面から検討することが本研究の目的である。 1.化石記録からの検討 先カンブリア紀後期のTribrachidiumが三放射相称であることから...
【生物学】人類学:嗅覚分子生物学を含む研究件
❏マウス嗅覚系におけるシナプス形成特異性の検証(16H06144)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】神経回路形成 / 神経科学 / 嗅覚 / 発生 / 分子生物学 (他17件)
【概要】高等動物が外界の情報に対して適切な行動を選択するためには、発生の過程で脳に存在する神経回路が個体差なく正確に形成される必要がある。神経回路は、遺伝子に規定されたプログラムに加えて、臨界期に生じる神経活動による精緻化を経て完成される。この回路構築の具体的な分子メカニズムの理解は、動物の先天的な行動と学習によって変化する可塑的な行動原理を理解する上で重要な示唆を与える。 一般に回路の精緻化は、神経細胞...
❏嗅神経細胞における神経個性獲得のメカニズム(22700364)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任助教 (70548859)
【キーワード】神経回路網 / 神経回路形成 / 嗅覚 / 軸索投射 / 神経科学 (他10件)
【概要】複雑な神経回路の形成メカニズムを明らかにすることは神経科学における中心課題の一つである。マウスの嗅覚系では、発現する嗅覚受容体が中心的な役割を担うことが知られているが、嗅覚受容体タンパク質を活性化するシグナルの実態については明らかにされていなかった。本研究課題では、嗅覚受容体が持つリガンドに依存しない基礎的活性に着目し、個々の受容体ごとに活性の度合いが異なっており、そのシグナル強度の差が軸索の投射...
【生物学】人類学:進化分子生物学を含む研究件
❏軟体動物の起源と系統に関する古生物学・発生学・分子生物学的アプローチ(09304049)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】棚部 一成 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20108640)
【キーワード】軟体動物 / 起源 / 系統 / 進化 / 初期発生 (他12件)
【概要】1.比較解剖学・発生学的研究 二枚貝類に関する研究:棚部は指導学生の早風と共同で、現在二枚貝ムラサキガイの幼生殻形態を走査型電子顕微鏡を用いて観察し、二枚の石灰質の殻の形成に先行してトロコファー幼生中期に楕円形の一枚の有機質の原殻Iが最初に形成されることを確認した。有機質でできた1枚の楕円形の殻は、他の軟体動物単の発生初期にも確認されることから、貝殻亜門の共有派生形質の一つと解釈される(Hayak...
❏海生無脊椎動物遺存種の進化学的研究(07304042)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】棚部 一成 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20108640)
【キーワード】無脊椎動物 / 遺存種 / 進化 / 分子生物学 / 発生学 (他8件)
【概要】1.生態学・分類学的研究 加瀬・速水・花井・田吹・森は南太平洋全域の海底洞窟において原始的体制を持つ無脊椎動物群の存在を認めるとともに、それらの分類学的概要、生態分布、生活史などに関する調査研究を行った。予察的ながら、多くの遺存種は餌の少ない海底洞窟生活に適応した特殊な生態・生活史を持つ類が多いことが判明した。 2.発生学的研究 棚部は鳥羽水族館の内山公夫氏の協力を得て、原始的頭足類オウムガイ類の...
❏棘皮動物の五放射相称の起源と進化に関する古生物学的・分子生物学的研究(05404001)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】大路 樹生 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (50160487)
【キーワード】棘皮動物 / 進化 / 分子生物学 / 発生 / 5放射相称
【概要】棘皮動物はカンブリア紀以来現在まで生存する無脊椎動物の一門である。この門を特徴づけるもっとも明確な形質は、成体における五放射相称性であろう。この特徴がいつ頃から、どのように進化し、どのような機能的意義を持っていたのかを、古生物学的、発生学的、また分子生物学的な側面から検討することが本研究の目的である。 1.化石記録からの検討 先カンブリア紀後期のTribrachidiumが三放射相称であることから...
【工学】総合工学:分子動力学分子生物学を含む研究件
❏生命科学・創薬科学を指向した分子ダイナミクス分類理論の構築(15KT0103)
【研究テーマ】連携探索型数理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2020-03-31
【研究代表者】山下 雄史 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任准教授 (50615622)
【キーワード】分子動力学シミュレーション / 分子生物学 / 数理科学 / 計算幾何学 / 時系列解析 (他17件)
【概要】計算機が進歩したことで、近年、生体分子の分子動力学シミュレーションを大規模におこなうことができるようになった。本研究では、分子動力学シミュレーションから数理科学的手法でダイナミクスの様々な特徴を抽出する手法を考案した。例えば、skeletal coreの概念を使うことで、解析の中で見かけの運動が現れてしまう効果を抑えることができるようになった。また、特異スペクトル変換法をおこなうことで運動の変化を...
❏イオンチャネルにおける動的構造機能連関の先駆的研究(05304055)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1993 - 1995
【研究代表者】曽我部 正博 名古屋大学, 医学部, 教授 (10093428)
【キーワード】イオンチャネル / 高次構造 / 動的構造 / モデルチャネル / パッチクランプ (他13件)
【概要】ここ10年間に主要なイオンチャネルの一次構造が決定され、site directed mutagenesisと電気生理学の組み合わせにより分子レベルでの構造一機能連関の解明が進められている。しかし膜内高次構造や機能中の動的構造を解析する手法が確立されていないために、電気生理学で得られた単一チャネルの動的データを構造と連関させることは極めて難しい状況にある。分子生物学の成果を生かしてイオンチャネルの動...
【総合生物】神経科学:シナプス分子生物学を含む研究件
❏マウス嗅覚系におけるシナプス形成特異性の検証(16H06144)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】神経回路形成 / 神経科学 / 嗅覚 / 発生 / 分子生物学 (他17件)
【概要】高等動物が外界の情報に対して適切な行動を選択するためには、発生の過程で脳に存在する神経回路が個体差なく正確に形成される必要がある。神経回路は、遺伝子に規定されたプログラムに加えて、臨界期に生じる神経活動による精緻化を経て完成される。この回路構築の具体的な分子メカニズムの理解は、動物の先天的な行動と学習によって変化する可塑的な行動原理を理解する上で重要な示唆を与える。 一般に回路の精緻化は、神経細胞...
❏神経細胞における動的な生化学情報処理機構の解明(26830043)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤井 哉 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (80717546)
【キーワード】Ca2+シグナル / シナプス可塑性 / シナプス / シグナル伝達 / 神経科学 (他11件)
【概要】脳機能を理解するためには、複雑な脳の中での神経活動とそれによって活性化される生化学反応を計測し、演算を理解する必要がある。神経細胞での生化学演算を計測するために、本研究では非常にダイナミックレンジを改善した新型のCa2+依存的酵素に対するプローブを開発した。そして、これらのプローブを用いて、Ca2+依存的リン酸化酵素(CaMKII)と脱リン酸化酵素(カルシニューリン)の活性化の時空間的プロファイル...
❏大脳基底核におけるトポグラフィック神経回路の発達を担う分子基盤の解明(23700411)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】星名 直祐 沖縄科学技術大学院大学, 細胞シグナルユ ニット, 研究員 (60598514)
【キーワード】分子神経生物学 / 大脳基底核 / 神経回路 / シナプス / 分子生物学
【概要】大脳皮質‐大脳基底核神経回路には、並列回路的に情報処理を行うトポグラフィックな神経回路が存在する。本研究では、δ2プロトカドヘリンファミリーに属するprotocadherin17(PCDH17)が、皮質‐基底核回路に沿ってトポグラフィックな発現パターンを示し、回路内のシナプス部位においてシナプス発達を制御していることを見出した。さらに、PCDH17欠損マウスが抑鬱様行動になりにくいという表現型を見...
【総合生物】神経科学:神経回路形成分子生物学を含む研究件
❏マウス嗅覚系におけるシナプス形成特異性の検証(16H06144)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】神経回路形成 / 神経科学 / 嗅覚 / 発生 / 分子生物学 (他17件)
【概要】高等動物が外界の情報に対して適切な行動を選択するためには、発生の過程で脳に存在する神経回路が個体差なく正確に形成される必要がある。神経回路は、遺伝子に規定されたプログラムに加えて、臨界期に生じる神経活動による精緻化を経て完成される。この回路構築の具体的な分子メカニズムの理解は、動物の先天的な行動と学習によって変化する可塑的な行動原理を理解する上で重要な示唆を与える。 一般に回路の精緻化は、神経細胞...
❏嗅神経細胞における神経個性獲得のメカニズム(22700364)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任助教 (70548859)
【キーワード】神経回路網 / 神経回路形成 / 嗅覚 / 軸索投射 / 神経科学 (他10件)
【概要】複雑な神経回路の形成メカニズムを明らかにすることは神経科学における中心課題の一つである。マウスの嗅覚系では、発現する嗅覚受容体が中心的な役割を担うことが知られているが、嗅覚受容体タンパク質を活性化するシグナルの実態については明らかにされていなかった。本研究課題では、嗅覚受容体が持つリガンドに依存しない基礎的活性に着目し、個々の受容体ごとに活性の度合いが異なっており、そのシグナル強度の差が軸索の投射...
【総合生物】神経科学:グルタミン酸受容体分子生物学を含む研究件
❏海馬シナプス伝達の長期増強における代謝型グルタミン酸受容体の役割(09480239)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】真鍋 俊也 神戸大学, 医学部, 教授 (70251212)
【キーワード】シナプス伝達 / グルタミン酸受容体 / 長期増強 / 海馬 / 電気生理学 (他9件)
【概要】1.海馬CA1領域において、シャッファー側枝を電気刺激し、放線状層にて興奮性シナプス電位を細胞外記録した。興奮性シナプス伝達の長期増強(LTP)にどのタイプのグルタミン酸受容体が関与するかを同定するため、まず、NMDAの細胞外投与の効果を検討した。NMDAの短時間投与では、シナプス電位の短期増強が観測されたが、LTPを誘導することはできなかった。一方、グルタミン酸短時間投与では、LTPが誘導でき、...
❏海馬シナプス伝達増強における代謝活性型グルタミン酸受容体の役割(07780736)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医学部(医), 助手 (70251212)
【キーワード】グルタミン酸受容体 / シナプス伝達 / 電気生理学 / 長期増強 / 長期抑圧 (他8件)
【概要】1.海馬CA1錐体細胞からホールセル記録により興奮性シナプス電流(EPSC)を記録し、脱分極パルスを繰り返し与えるとEPSCの短期増強が見られるが、代謝活性型グルタミン酸受容体(mGluR)のアゴニストであるt-ACPDの存在下で同様のパルスを与えた場合には短期増強の時間経過が長くなった。このことから、長期増強(LTP)誘導にmGluRが関与する可能性が示唆された。2.遺伝子ターゲッティング法によ...
【総合生物】神経科学:神経活動分子生物学を含む研究件
❏マウス嗅覚系におけるシナプス形成特異性の検証(16H06144)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】神経回路形成 / 神経科学 / 嗅覚 / 発生 / 分子生物学 (他17件)
【概要】高等動物が外界の情報に対して適切な行動を選択するためには、発生の過程で脳に存在する神経回路が個体差なく正確に形成される必要がある。神経回路は、遺伝子に規定されたプログラムに加えて、臨界期に生じる神経活動による精緻化を経て完成される。この回路構築の具体的な分子メカニズムの理解は、動物の先天的な行動と学習によって変化する可塑的な行動原理を理解する上で重要な示唆を与える。 一般に回路の精緻化は、神経細胞...
❏嗅神経細胞における神経個性獲得のメカニズム(22700364)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任助教 (70548859)
【キーワード】神経回路網 / 神経回路形成 / 嗅覚 / 軸索投射 / 神経科学 (他10件)
【概要】複雑な神経回路の形成メカニズムを明らかにすることは神経科学における中心課題の一つである。マウスの嗅覚系では、発現する嗅覚受容体が中心的な役割を担うことが知られているが、嗅覚受容体タンパク質を活性化するシグナルの実態については明らかにされていなかった。本研究課題では、嗅覚受容体が持つリガンドに依存しない基礎的活性に着目し、個々の受容体ごとに活性の度合いが異なっており、そのシグナル強度の差が軸索の投射...
【総合生物】実験動物学:トランスポゾン分子生物学を含む研究件
❏遺伝子とトランスポゾンの識別基盤となるエピジェネティック修飾および制御因子の探索(17K15059)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】藤 泰子 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (10623978)
【キーワード】エピジェネティクス / クロマチン / DNAメチル化 / 植物 / 抑制修飾 (他13件)
【概要】真核生物は、ゲノムにコードされる遺伝子とトランスポゾンとの違いを正確に識別し、異なるクロマチン修飾を付加して転写制御する。この識別は個体発生やゲノム維持に不可欠であるが、この識別が何に起因するのか、その識別メカニズムは不明であった。この問いに答えるため、分子遺伝学とエピゲノミクスを駆使して、シロイヌナズナの抑制エピゲノム情報の喪失と再構築の過程を観察した。その結果、トランスポゾンにおける抑制修飾の...
❏RNA鎖の連結に関与する酵素群の同定とその性状解析(22370066)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】金井 昭夫 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (60260329)
【キーワード】RNA連結 / RNAリガーゼ / 超好熱性アーキア / 再構成系 / tRNA (他17件)
【概要】超好熱性アーキアであるPyrococcus furiosusをモデル生物として用い、同アーキア由来でRNA鎖の連結に関わると考えられる3種の酵素に対応する遺伝子を単離し、その組換え体タンパク質を大腸菌にて産生、精製した。これらは、我々が発現クローニング法にて見いだした(a)2'-5' RNAリガーゼ様のPF0027タンパク質。また既に報告がある酵素のホモログとして同定した(b) T...
【農学】境界農学:嗅覚受容体分子生物学を含む研究件
❏マウス嗅覚系におけるシナプス形成特異性の検証(16H06144)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】神経回路形成 / 神経科学 / 嗅覚 / 発生 / 分子生物学 (他17件)
【概要】高等動物が外界の情報に対して適切な行動を選択するためには、発生の過程で脳に存在する神経回路が個体差なく正確に形成される必要がある。神経回路は、遺伝子に規定されたプログラムに加えて、臨界期に生じる神経活動による精緻化を経て完成される。この回路構築の具体的な分子メカニズムの理解は、動物の先天的な行動と学習によって変化する可塑的な行動原理を理解する上で重要な示唆を与える。 一般に回路の精緻化は、神経細胞...
❏嗅神経細胞における神経個性獲得のメカニズム(22700364)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任助教 (70548859)
【キーワード】神経回路網 / 神経回路形成 / 嗅覚 / 軸索投射 / 神経科学 (他10件)
【概要】複雑な神経回路の形成メカニズムを明らかにすることは神経科学における中心課題の一つである。マウスの嗅覚系では、発現する嗅覚受容体が中心的な役割を担うことが知られているが、嗅覚受容体タンパク質を活性化するシグナルの実態については明らかにされていなかった。本研究課題では、嗅覚受容体が持つリガンドに依存しない基礎的活性に着目し、個々の受容体ごとに活性の度合いが異なっており、そのシグナル強度の差が軸索の投射...
【農学】境界農学:形質転換植物分子生物学を含む研究件
❏イネを用いた短日植物の開花時期決定遺伝子の単離(08740619)
【研究テーマ】植物生理
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】井澤 毅 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (10263443)
【キーワード】イネ / 短日植物 / 日長感受性 / トランスポゾンタギング / Ac (他8件)
【概要】イネは代表的な短日植物であり、開花時期に影響を与えるさまざまな遺伝子座が同定されているが、いまだ遺伝子単離には到っていない。そこで、我々は、非自律性転移因子Dsと転移酵素をコードする35S-AcTPase導入形質転換イネを交配して得られた個体(F1)の自殖後代(F2)を用い、開花時期が早くなる個体を選抜し、その後代を用いた解析を行っている。 開花が早い突然変異系統B-10-1-80は安定な表現型を...
❏イネ日長感受性遺伝子Se-1の単離(07740620)
【研究テーマ】植物生理
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】井沢 毅 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (10263443)
【キーワード】イネ / 日長感受性 / トランスポゾン・タッギング / Ac / Ds (他8件)
【概要】イネは代表的な短日植物であり、日長感受性をはじめ、開花に影響を与えるさまざまな遺伝子座(Se-1,E1,Ef-1等)が多数同定されているが、いまだ遺伝子単離には到っていない。そこで、我々は、トランスポゾンタギング法によるイネ開花時期決定遺伝子の単離を目標に研究を行っている。現在までに、Dsと35S-AcTPase(CaMV35SプロモーターにAcTPaseのcDNAを結合した遺伝子)導入形質転換イ...
【農学】動物生命科学:イネ分子生物学を含む研究件
❏イネを用いた短日植物の開花時期決定遺伝子の単離(08740619)
【研究テーマ】植物生理
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】井澤 毅 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (10263443)
【キーワード】イネ / 短日植物 / 日長感受性 / トランスポゾンタギング / Ac (他8件)
【概要】イネは代表的な短日植物であり、開花時期に影響を与えるさまざまな遺伝子座が同定されているが、いまだ遺伝子単離には到っていない。そこで、我々は、非自律性転移因子Dsと転移酵素をコードする35S-AcTPase導入形質転換イネを交配して得られた個体(F1)の自殖後代(F2)を用い、開花時期が早くなる個体を選抜し、その後代を用いた解析を行っている。 開花が早い突然変異系統B-10-1-80は安定な表現型を...
❏イネ日長感受性遺伝子Se-1の単離(07740620)
【研究テーマ】植物生理
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】井沢 毅 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (10263443)
【キーワード】イネ / 日長感受性 / トランスポゾン・タッギング / Ac / Ds (他8件)
【概要】イネは代表的な短日植物であり、日長感受性をはじめ、開花に影響を与えるさまざまな遺伝子座(Se-1,E1,Ef-1等)が多数同定されているが、いまだ遺伝子単離には到っていない。そこで、我々は、トランスポゾンタギング法によるイネ開花時期決定遺伝子の単離を目標に研究を行っている。現在までに、Dsと35S-AcTPase(CaMV35SプロモーターにAcTPaseのcDNAを結合した遺伝子)導入形質転換イ...
【農学】森林圏科学:酵母分子生物学を含む研究件
❏環境ストレス応答MAPキナーゼ経路制御機構の研究(14104021)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2002 - 2006
【研究代表者】斎藤 春雄 東京大学, 医科学研究所, 教授 (60114485)
【キーワード】細胞内シグナル伝達 / ストレス応答 / MAPキナーゼ / ヒト培養細胞 / 酵母 (他7件)
【概要】1)ヒスレストレス応答MAPキナーゼ情報伝逹経路の機能と制御機構の解明 ストレス応答MAPKKK(SAP3K)とストレス応答MAPKK(SAP2K)との特異的結合に関与する新たなドッキング相互作用を見出した。この結合にはSAP2KのC末端にあるDVD領域が必須であること、そのSAP2K活性化における機能、などを解明した。DVD領域による結合を利用し、単一細胞におけるSAP3K活性化動態を特異的かつ...
❏環境ストレス応答MAPキナーゼ経路活性化機構の研究(13308035)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】斎藤 春雄 東大, 医科学研究所, 教授 (60114485)
【キーワード】細胞内シグナル伝達 / ストレス応答 / MAPキナーゼ / ヒト培養細胞 / 酵母 (他7件)
【概要】1.浸透圧センサー(Sln1およびSho1)による浸透圧感知の分子機構の解明。 (1)酵母浸透圧センサ-Sln1の温度感受性変異株(Sln1-ts4)は高温ではHog1MAPキナーゼ経路を過剰に活性化し、その結果致死的である。この致死性は、Hog1経路の活性を阻害することによって抑制できることを利用し、Hog1経路の活性化を抑制する新たな遺伝子を発見した。 (2)Pbs2 MAPKKはそのN末端の...
❏酵母リボゾームRNA遺伝子の増幅に寄与する組換えのホットスポットの検出(10780430)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】小林 武彦 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (40270475)
【キーワード】酵母 / リボゾームRNA遺伝子 / DNA複製阻害点 / 遺伝子増幅 / Fob1遺伝子 (他11件)
【概要】本研究は真核細胞に普遍的に増幅して存在するリボゾームRNA反復遺伝子(rDNA)の増幅メカニズムの解明を目的に行われた。一般的に遺伝子の増幅にはその遺伝子が染色体上に整然と並ぶための組み換えのホットスポットが必須と考えられる。そこで本申請研究ではそのホットスポットとして働いていると予想されるDNA複製阻害点に着目して研究を行った。DNA複製阻害点は35SrDNAの転写終結点近傍に存在する130bp...
【医歯薬学】基礎医学:デスモコリン分子生物学を含む研究件
❏炎症性・増殖性皮膚疾患における各種デスモソーム構成蛋白の関与の分子生物学的検討(08457236)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】橋本 隆 久留米大学, 医学部, 教授 (20129597)
【キーワード】ケラチノサイト / 細胞接着 / 細胞内情報伝達 / 尋常性乾癬 / 天疱瘡 (他14件)
【概要】昨年に引き続き、デスモヨ-キン(DY)の細胞膜および核内への移行に関与する分子内部位を明らかにする目的で、そのN末端・中央部・C末端部のcDNAを組み込んだ有核細胞発現系ベクター(pcDNAI/Amp)のconstractを用い、今回はMDCK細胞および正常ケラチノサイトにtransfectした。その結果、DYのN末端および中央部は細胞質内に分布し細胞膜および核内への移行は見られなかったが、C末端...
❏デスモソームカドヘリン群cDNAを用いた天疱瘡抗原の解析(04454289)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】橋本 隆 慶應義塾大学, 医学部・皮膚科, 講師 (20129597)
【キーワード】天疱瘡 / デスモソーム / カドヘリン / デスモグレイン / 分子生物学 (他13件)
【概要】現在、デスモソームカドヘリンとして落葉状天疱瘡(PF)抗原であるデスモグレイン(DG)、ドスモコリン(DC)および尋常性天疱瘡(PV)抗原が知られている。初年度、私共はDCおよびDGのcDNAを用いて作成した大腸菌リコンビナント蛋白による研究により、DCが新しい天疱瘡抗原となり得る可能性を示し、さらにPF血清が主としてDGの細胞外部位に反応するのに対して、PV血清はDGの細胞内部位に反応することを...
【医歯薬学】基礎医学:デスモソーム分子生物学を含む研究件
❏炎症性・増殖性皮膚疾患における各種デスモソーム構成蛋白の関与の分子生物学的検討(08457236)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】橋本 隆 久留米大学, 医学部, 教授 (20129597)
【キーワード】ケラチノサイト / 細胞接着 / 細胞内情報伝達 / 尋常性乾癬 / 天疱瘡 (他14件)
【概要】昨年に引き続き、デスモヨ-キン(DY)の細胞膜および核内への移行に関与する分子内部位を明らかにする目的で、そのN末端・中央部・C末端部のcDNAを組み込んだ有核細胞発現系ベクター(pcDNAI/Amp)のconstractを用い、今回はMDCK細胞および正常ケラチノサイトにtransfectした。その結果、DYのN末端および中央部は細胞質内に分布し細胞膜および核内への移行は見られなかったが、C末端...
❏デスモソームカドヘリン群cDNAを用いた天疱瘡抗原の解析(04454289)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】橋本 隆 慶應義塾大学, 医学部・皮膚科, 講師 (20129597)
【キーワード】天疱瘡 / デスモソーム / カドヘリン / デスモグレイン / 分子生物学 (他13件)
【概要】現在、デスモソームカドヘリンとして落葉状天疱瘡(PF)抗原であるデスモグレイン(DG)、ドスモコリン(DC)および尋常性天疱瘡(PV)抗原が知られている。初年度、私共はDCおよびDGのcDNAを用いて作成した大腸菌リコンビナント蛋白による研究により、DCが新しい天疱瘡抗原となり得る可能性を示し、さらにPF血清が主としてDGの細胞外部位に反応するのに対して、PV血清はDGの細胞内部位に反応することを...
❏全長デスモプラキンcDNAのクロ-ニングとその分子構造解析および遺伝子マッピング(02454280)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1990 - 1991
【研究代表者】橋本 隆 慶応義塾大学, 医学部, 講師 (20129597)
【キーワード】表皮 / 細胞間接着 / デスモソ-ム / デスモヨ-キン / 分子生物学 (他6件)
【概要】ウシ鼻より精製したデスモソ-ムを免疫したマウスより作成した一種のモノクロ-ナル抗体によりマウスケラチノサイトcDNAライブラリ-をスクリ-ニングして9種類の陽性cDNAクロ-ンを得た。当初、これらのcDNAはデスモプラキンをコ-ドするものと考えられたが、その後の詳細な検討により、これらは最近発見された新しいデスモソ-ム接着板蛋白デスモヨ-キンをコ-ドすることが判明した。これは、これらのcDNAがデ...
【医歯薬学】基礎医学:デスモヨ-キン分子生物学を含む研究件
❏炎症性・増殖性皮膚疾患における各種デスモソーム構成蛋白の関与の分子生物学的検討(08457236)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】橋本 隆 久留米大学, 医学部, 教授 (20129597)
【キーワード】ケラチノサイト / 細胞接着 / 細胞内情報伝達 / 尋常性乾癬 / 天疱瘡 (他14件)
【概要】昨年に引き続き、デスモヨ-キン(DY)の細胞膜および核内への移行に関与する分子内部位を明らかにする目的で、そのN末端・中央部・C末端部のcDNAを組み込んだ有核細胞発現系ベクター(pcDNAI/Amp)のconstractを用い、今回はMDCK細胞および正常ケラチノサイトにtransfectした。その結果、DYのN末端および中央部は細胞質内に分布し細胞膜および核内への移行は見られなかったが、C末端...
❏全長デスモプラキンcDNAのクロ-ニングとその分子構造解析および遺伝子マッピング(02454280)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1990 - 1991
【研究代表者】橋本 隆 慶応義塾大学, 医学部, 講師 (20129597)
【キーワード】表皮 / 細胞間接着 / デスモソ-ム / デスモヨ-キン / 分子生物学 (他6件)
【概要】ウシ鼻より精製したデスモソ-ムを免疫したマウスより作成した一種のモノクロ-ナル抗体によりマウスケラチノサイトcDNAライブラリ-をスクリ-ニングして9種類の陽性cDNAクロ-ンを得た。当初、これらのcDNAはデスモプラキンをコ-ドするものと考えられたが、その後の詳細な検討により、これらは最近発見された新しいデスモソ-ム接着板蛋白デスモヨ-キンをコ-ドすることが判明した。これは、これらのcDNAがデ...
【医歯薬学】基礎医学:表皮分子生物学を含む研究件
❏炎症性・増殖性皮膚疾患における各種デスモソーム構成蛋白の関与の分子生物学的検討(08457236)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】橋本 隆 久留米大学, 医学部, 教授 (20129597)
【キーワード】ケラチノサイト / 細胞接着 / 細胞内情報伝達 / 尋常性乾癬 / 天疱瘡 (他14件)
【概要】昨年に引き続き、デスモヨ-キン(DY)の細胞膜および核内への移行に関与する分子内部位を明らかにする目的で、そのN末端・中央部・C末端部のcDNAを組み込んだ有核細胞発現系ベクター(pcDNAI/Amp)のconstractを用い、今回はMDCK細胞および正常ケラチノサイトにtransfectした。その結果、DYのN末端および中央部は細胞質内に分布し細胞膜および核内への移行は見られなかったが、C末端...
❏全長デスモプラキンcDNAのクロ-ニングとその分子構造解析および遺伝子マッピング(02454280)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1990 - 1991
【研究代表者】橋本 隆 慶応義塾大学, 医学部, 講師 (20129597)
【キーワード】表皮 / 細胞間接着 / デスモソ-ム / デスモヨ-キン / 分子生物学 (他6件)
【概要】ウシ鼻より精製したデスモソ-ムを免疫したマウスより作成した一種のモノクロ-ナル抗体によりマウスケラチノサイトcDNAライブラリ-をスクリ-ニングして9種類の陽性cDNAクロ-ンを得た。当初、これらのcDNAはデスモプラキンをコ-ドするものと考えられたが、その後の詳細な検討により、これらは最近発見された新しいデスモソ-ム接着板蛋白デスモヨ-キンをコ-ドすることが判明した。これは、これらのcDNAがデ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:小児循環器学分子生物学を含む研究件
❏心臓流出路を形成する細胞の発生分化と相互作用を制御する分子機構(22390211)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (40255500)
【キーワード】小児循環器学 / 形態形成 / 細胞分化 / 発生医学 / 分子生物学 (他8件)
【概要】心臓流出路の発生には、おもに二次心臓領域と心臓神経堤由来の2種類の心臓前駆細胞の働きが必須であるが、これらの細胞の相互作用によって正常な流出路が形成される機序はいまだ明確でない。私たちは、二次心臓領域に発現し、心臓神経堤細胞の遊走に関与する神経血管誘導因子・Sema3Cの発現制御機構を明らかにすることにより、流出路発生における両細胞間相互作用に関与する分子機構を解明した。Sema3Cのenhanc...
❏細胞内カルシウムシグナル伝達による心臓発生の領域別制御とその分子機構の解明(19390288)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (40255500)
【キーワード】小児循環器学 / 形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 (他7件)
【概要】細胞内Ca^<2+>動態を担う分子群の一つであるイノシトール三リン酸受容体(IP_3R)には3つのサブタイプ(1、2、3型)があり、いずれも心臓に発現している。これまで心臓発生におけるIP_3Rの生理的意義は不明だったが、私たちは、1型2型IP_3Rダブルノックアウト(DKO)マウスでは心内膜床と心筋の発生異常が、また1型3型IP_3R DKOマウスでは右心室と心臓流出路の発生異常が起...
【医歯薬学】内科系臨床医学:発生医学分子生物学を含む研究件
❏心臓流出路を形成する細胞の発生分化と相互作用を制御する分子機構(22390211)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (40255500)
【キーワード】小児循環器学 / 形態形成 / 細胞分化 / 発生医学 / 分子生物学 (他8件)
【概要】心臓流出路の発生には、おもに二次心臓領域と心臓神経堤由来の2種類の心臓前駆細胞の働きが必須であるが、これらの細胞の相互作用によって正常な流出路が形成される機序はいまだ明確でない。私たちは、二次心臓領域に発現し、心臓神経堤細胞の遊走に関与する神経血管誘導因子・Sema3Cの発現制御機構を明らかにすることにより、流出路発生における両細胞間相互作用に関与する分子機構を解明した。Sema3Cのenhanc...
❏細胞内カルシウムシグナル伝達による心臓発生の領域別制御とその分子機構の解明(19390288)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (40255500)
【キーワード】小児循環器学 / 形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 (他7件)
【概要】細胞内Ca^<2+>動態を担う分子群の一つであるイノシトール三リン酸受容体(IP_3R)には3つのサブタイプ(1、2、3型)があり、いずれも心臓に発現している。これまで心臓発生におけるIP_3Rの生理的意義は不明だったが、私たちは、1型2型IP_3Rダブルノックアウト(DKO)マウスでは心内膜床と心筋の発生異常が、また1型3型IP_3R DKOマウスでは右心室と心臓流出路の発生異常が起...
❏心臓流出路の発生における前方心臓領域細胞と転写因子Tbx1の機能(17591114)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40255500)
【キーワード】形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 / 疾患モデル動物 (他13件)
【概要】近年、前方心臓領域(anterior heart field:AHF)とよばれる咽頭弓中胚葉領域に由来し、心臓流出路の発生に関与する新たな細胞群が発見された。本研究では、AHFに発現する転写因子Tbx1に着目し、AHF由来細胞の心臓流出路形成における分子機構と役割について解析し、以下の成果を得た。1)Tbx1のプロモーター領域のDNA配列と、その配列に結合する転写因子について解析した結果、Tbx1...
【医歯薬学】内科系臨床医学:シナブス伝達分子生物学を含む研究件
❏神経可塑性誘導調節の分子メカニズム(12308043)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】真鍋 俊也 神戸大, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70251212)
【キーワード】NMDA受容体 / シナプス伝達 / 長期増強 / ノックアウトマウス / 可塑性 (他8件)
【概要】1.Srcファミリーチロシンリン酸化酵素によりリン酸化されるNMDA受容体NR2Bサブユニットのチロシン残基(チロシン1472)を同定した。このチロシンにリン酸化が入っているものだけを選択的に認識する抗体を作製し、それを用いて、生体の海馬においてもこの部位のリン酸化が起こっており、その程度が発達にしたがって増大することを見出した。さらに、海馬スライスCAl領域の長期増強の発現に伴って、NR2Bサブ...
❏海馬シナプス伝達の長期増強における代謝型グルタミン酸受容体の役割(09480239)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】真鍋 俊也 神戸大学, 医学部, 教授 (70251212)
【キーワード】シナプス伝達 / グルタミン酸受容体 / 長期増強 / 海馬 / 電気生理学 (他9件)
【概要】1.海馬CA1領域において、シャッファー側枝を電気刺激し、放線状層にて興奮性シナプス電位を細胞外記録した。興奮性シナプス伝達の長期増強(LTP)にどのタイプのグルタミン酸受容体が関与するかを同定するため、まず、NMDAの細胞外投与の効果を検討した。NMDAの短時間投与では、シナプス電位の短期増強が観測されたが、LTPを誘導することはできなかった。一方、グルタミン酸短時間投与では、LTPが誘導でき、...
❏海馬シナプス伝達増強における代謝活性型グルタミン酸受容体の役割(07780736)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医学部(医), 助手 (70251212)
【キーワード】グルタミン酸受容体 / シナプス伝達 / 電気生理学 / 長期増強 / 長期抑圧 (他8件)
【概要】1.海馬CA1錐体細胞からホールセル記録により興奮性シナプス電流(EPSC)を記録し、脱分極パルスを繰り返し与えるとEPSCの短期増強が見られるが、代謝活性型グルタミン酸受容体(mGluR)のアゴニストであるt-ACPDの存在下で同様のパルスを与えた場合には短期増強の時間経過が長くなった。このことから、長期増強(LTP)誘導にmGluRが関与する可能性が示唆された。2.遺伝子ターゲッティング法によ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:プロモーター分子生物学を含む研究件
❏エリスロポエチン受容体の構造と情報伝達機構(05680618)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】吉村 昭彦 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (90182815)
【キーワード】エリスロポエチン / 誘導遺伝子 / 受容体活性化 / プロモーター / 細胞増殖 (他13件)
【概要】我々はエリスロポエチン(EPO)受容体の活性化機構を解明する目的でチロシンキナーゼ型受容体(EGF受容体)の細胞外ドメインとEPO受容体細胞内ドメインのキメラ分子を作成しその機能を解析した。その結果キメラ分子はリガンド(EGF)に依存して2量体化し、細胞増殖および細胞分化(グロビンの合成)を誘導することがわかった。したがってエリスロポエチン受容体はリガンドに依存した2量体化によって活性化され、その...
❏プロモ-タ-領域を用いたアルカリフォスファタ-ゼ遺伝子発現誘導の解析(02671123)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1990 - 1991
【研究代表者】佐藤 典治 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (90162461)
【キーワード】好中球 / アルカリフォスファタ-ゼ / 分子生物学 / アルカリフォスタファタ-ゼ / プロモ-タ- (他6件)
【概要】我々は、好中球アルカリフォスファタ-ゼのプロモ-タ-領域をクロ-ニングしたが、これはハリスらの報告に基づいたものである。その後アルカリフォスファタ-ゼにもうひとつのプロモ-タ-が見つかったため、我々のクロ-ニングしたこのプロモ-タ-を用いてアルカリフォスファタ-ゼの誘導実験を行う前に、好中球ではどちらのプロモ-タ-が使われているかを決める必要が生じた。我々は、それぞれに特異的なプライマ-と共通のプ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:cDNA分子生物学を含む研究件
❏メサンギウム細胞特異発現遺伝子群の機能解析及びその病因論に関する研究(11307016)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】黒川 清 東海大学, 医学部, 教授 (30167390)
【キーワード】3'-directed cDNA library法 / メサンギウム細胞 / スサンギウム細胞特異的遺伝子 / megsin / 進行性糸球体疾患 (他10件)
【概要】従来、細胞特異的遺伝子の同定にはsubtraction library法やdifferential hybridization法などが用いられてきたが、いずれも定量性に欠き、手技的な条件設定の困難さが残されている。そこで我々は、ヒトメサンギウム細胞について、より定量的で、なおかつ細胞特異的遺伝子を検出しやすいcDNAライブラリーの作製を考慮し、近年確立された3'-directed cDNA...
❏デスモソームカドヘリン群cDNAを用いた天疱瘡抗原の解析(04454289)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】橋本 隆 慶應義塾大学, 医学部・皮膚科, 講師 (20129597)
【キーワード】天疱瘡 / デスモソーム / カドヘリン / デスモグレイン / 分子生物学 (他13件)
【概要】現在、デスモソームカドヘリンとして落葉状天疱瘡(PF)抗原であるデスモグレイン(DG)、ドスモコリン(DC)および尋常性天疱瘡(PV)抗原が知られている。初年度、私共はDCおよびDGのcDNAを用いて作成した大腸菌リコンビナント蛋白による研究により、DCが新しい天疱瘡抗原となり得る可能性を示し、さらにPF血清が主としてDGの細胞外部位に反応するのに対して、PV血清はDGの細胞内部位に反応することを...
【医歯薬学】外科系臨床医学:先天性心疾患分子生物学を含む研究件
❏心臓流出路を形成する細胞の発生分化と相互作用を制御する分子機構(22390211)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (40255500)
【キーワード】小児循環器学 / 形態形成 / 細胞分化 / 発生医学 / 分子生物学 (他8件)
【概要】心臓流出路の発生には、おもに二次心臓領域と心臓神経堤由来の2種類の心臓前駆細胞の働きが必須であるが、これらの細胞の相互作用によって正常な流出路が形成される機序はいまだ明確でない。私たちは、二次心臓領域に発現し、心臓神経堤細胞の遊走に関与する神経血管誘導因子・Sema3Cの発現制御機構を明らかにすることにより、流出路発生における両細胞間相互作用に関与する分子機構を解明した。Sema3Cのenhanc...
❏心臓流出路の発生における前方心臓領域細胞と転写因子Tbx1の機能(17591114)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40255500)
【キーワード】形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 / 疾患モデル動物 (他13件)
【概要】近年、前方心臓領域(anterior heart field:AHF)とよばれる咽頭弓中胚葉領域に由来し、心臓流出路の発生に関与する新たな細胞群が発見された。本研究では、AHFに発現する転写因子Tbx1に着目し、AHF由来細胞の心臓流出路形成における分子機構と役割について解析し、以下の成果を得た。1)Tbx1のプロモーター領域のDNA配列と、その配列に結合する転写因子について解析した結果、Tbx1...
【医歯薬学】外科系臨床医学:疾患モデル動物分子生物学を含む研究件
❏細胞内カルシウムシグナル伝達による心臓発生の領域別制御とその分子機構の解明(19390288)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (40255500)
【キーワード】小児循環器学 / 形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 (他7件)
【概要】細胞内Ca^<2+>動態を担う分子群の一つであるイノシトール三リン酸受容体(IP_3R)には3つのサブタイプ(1、2、3型)があり、いずれも心臓に発現している。これまで心臓発生におけるIP_3Rの生理的意義は不明だったが、私たちは、1型2型IP_3Rダブルノックアウト(DKO)マウスでは心内膜床と心筋の発生異常が、また1型3型IP_3R DKOマウスでは右心室と心臓流出路の発生異常が起...
❏力学的負荷による関節軟骨変性の分子機構の解明(18390407)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】星 和人 (2008) 東京大学, 医学部・附属病院, 特任准教授 (30344451)
【キーワード】関節軟骨 / 力学的負荷 / 軟骨細胞 / 遺伝子改変マウス / Runx2 (他9件)
【概要】メカニカルストレスは変形性関節症をはじめ、骨粗鬆症、骨折治癒など、整形外科における多くの病態で中心的な役割を果たす重要な因子と考えられている。しかし、その分子メカニズムについては殆ど解明されていない。本研究では、メカニカルストレスによる関節軟骨変性の分子機構を解明することを目的とし、軟骨において肥大分化促進因子として働くRunx2(Runt relatedtranscription factor ...
❏心臓流出路の発生における前方心臓領域細胞と転写因子Tbx1の機能(17591114)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40255500)
【キーワード】形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 / 疾患モデル動物 (他13件)
【概要】近年、前方心臓領域(anterior heart field:AHF)とよばれる咽頭弓中胚葉領域に由来し、心臓流出路の発生に関与する新たな細胞群が発見された。本研究では、AHFに発現する転写因子Tbx1に着目し、AHF由来細胞の心臓流出路形成における分子機構と役割について解析し、以下の成果を得た。1)Tbx1のプロモーター領域のDNA配列と、その配列に結合する転写因子について解析した結果、Tbx1...
【医歯薬学】社会医学:細胞内シクナル伝達分子生物学を含む研究件
❏環境ストレス応答MAPキナーゼ経路制御機構の研究(14104021)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2002 - 2006
【研究代表者】斎藤 春雄 東京大学, 医科学研究所, 教授 (60114485)
【キーワード】細胞内シグナル伝達 / ストレス応答 / MAPキナーゼ / ヒト培養細胞 / 酵母 (他7件)
【概要】1)ヒスレストレス応答MAPキナーゼ情報伝逹経路の機能と制御機構の解明 ストレス応答MAPKKK(SAP3K)とストレス応答MAPKK(SAP2K)との特異的結合に関与する新たなドッキング相互作用を見出した。この結合にはSAP2KのC末端にあるDVD領域が必須であること、そのSAP2K活性化における機能、などを解明した。DVD領域による結合を利用し、単一細胞におけるSAP3K活性化動態を特異的かつ...
❏環境ストレス応答MAPキナーゼ経路活性化機構の研究(13308035)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】斎藤 春雄 東大, 医科学研究所, 教授 (60114485)
【キーワード】細胞内シグナル伝達 / ストレス応答 / MAPキナーゼ / ヒト培養細胞 / 酵母 (他7件)
【概要】1.浸透圧センサー(Sln1およびSho1)による浸透圧感知の分子機構の解明。 (1)酵母浸透圧センサ-Sln1の温度感受性変異株(Sln1-ts4)は高温ではHog1MAPキナーゼ経路を過剰に活性化し、その結果致死的である。この致死性は、Hog1経路の活性を阻害することによって抑制できることを利用し、Hog1経路の活性化を抑制する新たな遺伝子を発見した。 (2)Pbs2 MAPKKはそのN末端の...
【医歯薬学】社会医学:可塑性分子生物学を含む研究件
❏神経可塑性誘導調節の分子メカニズム(12308043)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】真鍋 俊也 神戸大, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70251212)
【キーワード】NMDA受容体 / シナプス伝達 / 長期増強 / ノックアウトマウス / 可塑性 (他8件)
【概要】1.Srcファミリーチロシンリン酸化酵素によりリン酸化されるNMDA受容体NR2Bサブユニットのチロシン残基(チロシン1472)を同定した。このチロシンにリン酸化が入っているものだけを選択的に認識する抗体を作製し、それを用いて、生体の海馬においてもこの部位のリン酸化が起こっており、その程度が発達にしたがって増大することを見出した。さらに、海馬スライスCAl領域の長期増強の発現に伴って、NR2Bサブ...
❏海馬シナプス伝達の長期増強における代謝型グルタミン酸受容体の役割(09480239)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】真鍋 俊也 神戸大学, 医学部, 教授 (70251212)
【キーワード】シナプス伝達 / グルタミン酸受容体 / 長期増強 / 海馬 / 電気生理学 (他9件)
【概要】1.海馬CA1領域において、シャッファー側枝を電気刺激し、放線状層にて興奮性シナプス電位を細胞外記録した。興奮性シナプス伝達の長期増強(LTP)にどのタイプのグルタミン酸受容体が関与するかを同定するため、まず、NMDAの細胞外投与の効果を検討した。NMDAの短時間投与では、シナプス電位の短期増強が観測されたが、LTPを誘導することはできなかった。一方、グルタミン酸短時間投与では、LTPが誘導でき、...
【医歯薬学】歯学:デスモグレイン分子生物学を含む研究件
❏炎症性・増殖性皮膚疾患における各種デスモソーム構成蛋白の関与の分子生物学的検討(08457236)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】橋本 隆 久留米大学, 医学部, 教授 (20129597)
【キーワード】ケラチノサイト / 細胞接着 / 細胞内情報伝達 / 尋常性乾癬 / 天疱瘡 (他14件)
【概要】昨年に引き続き、デスモヨ-キン(DY)の細胞膜および核内への移行に関与する分子内部位を明らかにする目的で、そのN末端・中央部・C末端部のcDNAを組み込んだ有核細胞発現系ベクター(pcDNAI/Amp)のconstractを用い、今回はMDCK細胞および正常ケラチノサイトにtransfectした。その結果、DYのN末端および中央部は細胞質内に分布し細胞膜および核内への移行は見られなかったが、C末端...
❏デスモソームカドヘリン群cDNAを用いた天疱瘡抗原の解析(04454289)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】橋本 隆 慶應義塾大学, 医学部・皮膚科, 講師 (20129597)
【キーワード】天疱瘡 / デスモソーム / カドヘリン / デスモグレイン / 分子生物学 (他13件)
【概要】現在、デスモソームカドヘリンとして落葉状天疱瘡(PF)抗原であるデスモグレイン(DG)、ドスモコリン(DC)および尋常性天疱瘡(PV)抗原が知られている。初年度、私共はDCおよびDGのcDNAを用いて作成した大腸菌リコンビナント蛋白による研究により、DCが新しい天疱瘡抗原となり得る可能性を示し、さらにPF血清が主としてDGの細胞外部位に反応するのに対して、PV血清はDGの細胞内部位に反応することを...
【医歯薬学】歯学:天疱瘡分子生物学を含む研究件
❏炎症性・増殖性皮膚疾患における各種デスモソーム構成蛋白の関与の分子生物学的検討(08457236)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】橋本 隆 久留米大学, 医学部, 教授 (20129597)
【キーワード】ケラチノサイト / 細胞接着 / 細胞内情報伝達 / 尋常性乾癬 / 天疱瘡 (他14件)
【概要】昨年に引き続き、デスモヨ-キン(DY)の細胞膜および核内への移行に関与する分子内部位を明らかにする目的で、そのN末端・中央部・C末端部のcDNAを組み込んだ有核細胞発現系ベクター(pcDNAI/Amp)のconstractを用い、今回はMDCK細胞および正常ケラチノサイトにtransfectした。その結果、DYのN末端および中央部は細胞質内に分布し細胞膜および核内への移行は見られなかったが、C末端...
❏デスモソームカドヘリン群cDNAを用いた天疱瘡抗原の解析(04454289)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】橋本 隆 慶應義塾大学, 医学部・皮膚科, 講師 (20129597)
【キーワード】天疱瘡 / デスモソーム / カドヘリン / デスモグレイン / 分子生物学 (他13件)
【概要】現在、デスモソームカドヘリンとして落葉状天疱瘡(PF)抗原であるデスモグレイン(DG)、ドスモコリン(DC)および尋常性天疱瘡(PV)抗原が知られている。初年度、私共はDCおよびDGのcDNAを用いて作成した大腸菌リコンビナント蛋白による研究により、DCが新しい天疱瘡抗原となり得る可能性を示し、さらにPF血清が主としてDGの細胞外部位に反応するのに対して、PV血清はDGの細胞内部位に反応することを...
【医歯薬学】歯学:発生学分子生物学を含む研究件
❏マウス嗅覚系におけるシナプス形成特異性の検証(16H06144)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】神経回路形成 / 神経科学 / 嗅覚 / 発生 / 分子生物学 (他17件)
【概要】高等動物が外界の情報に対して適切な行動を選択するためには、発生の過程で脳に存在する神経回路が個体差なく正確に形成される必要がある。神経回路は、遺伝子に規定されたプログラムに加えて、臨界期に生じる神経活動による精緻化を経て完成される。この回路構築の具体的な分子メカニズムの理解は、動物の先天的な行動と学習によって変化する可塑的な行動原理を理解する上で重要な示唆を与える。 一般に回路の精緻化は、神経細胞...
❏海生無脊椎動物遺存種の進化学的研究(07304042)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】棚部 一成 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20108640)
【キーワード】無脊椎動物 / 遺存種 / 進化 / 分子生物学 / 発生学 (他8件)
【概要】1.生態学・分類学的研究 加瀬・速水・花井・田吹・森は南太平洋全域の海底洞窟において原始的体制を持つ無脊椎動物群の存在を認めるとともに、それらの分類学的概要、生態分布、生活史などに関する調査研究を行った。予察的ながら、多くの遺存種は餌の少ない海底洞窟生活に適応した特殊な生態・生活史を持つ類が多いことが判明した。 2.発生学的研究 棚部は鳥羽水族館の内山公夫氏の協力を得て、原始的頭足類オウムガイ類の...
❏解剖学・発生学・分子生物学的資料に基づく現生・化石頭足類の系統進化学的研究(06452097)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】棚部 一成 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20108640)
【キーワード】頭足類 / 解剖学 / 発生学 / 分子生物学 / 系統進化
【概要】1)比較発生学的研究:棚部および重田は、米国アメリカ自然史博物館Neil H. Landman博士,ロシア科学アカデミー極東研究所のYuri D. Zakharov教授の協力を得て、世界各地の中・古生界から産した保存のよい標本試料を基にアンモノイド類の胚殻の外部形態よび内部構造を走査型電子顕微鏡を用いて検討し、他の現生・化石頭足類のものと比較した。その結果、アンモノイド類の胚殻形態はオウムガイ類と...
【医歯薬学】歯学:解剖学分子生物学を含む研究件
❏海生無脊椎動物遺存種の進化学的研究(07304042)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】棚部 一成 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20108640)
【キーワード】無脊椎動物 / 遺存種 / 進化 / 分子生物学 / 発生学 (他8件)
【概要】1.生態学・分類学的研究 加瀬・速水・花井・田吹・森は南太平洋全域の海底洞窟において原始的体制を持つ無脊椎動物群の存在を認めるとともに、それらの分類学的概要、生態分布、生活史などに関する調査研究を行った。予察的ながら、多くの遺存種は餌の少ない海底洞窟生活に適応した特殊な生態・生活史を持つ類が多いことが判明した。 2.発生学的研究 棚部は鳥羽水族館の内山公夫氏の協力を得て、原始的頭足類オウムガイ類の...
❏解剖学・発生学・分子生物学的資料に基づく現生・化石頭足類の系統進化学的研究(06452097)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】棚部 一成 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20108640)
【キーワード】頭足類 / 解剖学 / 発生学 / 分子生物学 / 系統進化
【概要】1)比較発生学的研究:棚部および重田は、米国アメリカ自然史博物館Neil H. Landman博士,ロシア科学アカデミー極東研究所のYuri D. Zakharov教授の協力を得て、世界各地の中・古生界から産した保存のよい標本試料を基にアンモノイド類の胚殻の外部形態よび内部構造を走査型電子顕微鏡を用いて検討し、他の現生・化石頭足類のものと比較した。その結果、アンモノイド類の胚殻形態はオウムガイ類と...
【医歯薬学】歯学:悪性腫瘍分子生物学を含む研究件
❏肺癌におけるFGF9の役割の解明(15K19429)
【研究テーマ】呼吸器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】扇野 圭子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (40573324)
【キーワード】FGF9 / 肺癌 / 分子生物学 / 悪性腫瘍 / 線維芽細胞増殖因子
【概要】近年、FGFを含む各種増殖因子が癌の生物学において重要であることが報告されており、我々はFGF9に注目し肺癌におけるFGF9の役割について研究を行った。FGF9を発現していない肺上皮細胞株及び肺癌株にFGF9遺伝子を導入しFGF9過剰発現細胞を作製した。非小細胞肺癌(肺腺癌)の細胞株であるA549にFGF9を過剰発現させたところFGF9過剰発現細胞株で足場非依存性の増殖能を獲得したことを確認した。...
❏造血器悪性腫瘍におけるp63 の役割(23890041)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】山口 聡子 独立行政法人国立がん研究センター, 研究所, 研究員 (40609872)
【キーワード】分子生物学 / 悪性腫瘍 / がん抑制遺伝子 / がん幹細胞
【概要】癌の治療では、化学療法に対する耐性の獲得が大きな課題であり、その原因の一つとしてがん幹細胞が示唆されている。p63 は、p53 ファミリーの転写因子であり、癌化や正常幹細胞の維持に重要であると考えられている。化学療法耐性を獲得した細胞株では、がん幹細胞の性質を持つと考えられるスフェロイド形成能が高いこと、スフェロイドではp63 ΔN アイソフォームの発現が上がっていることがわかり、p63 のがん幹...
【医歯薬学】歯学:発生分子生物学を含む研究件
❏マウス嗅覚系におけるシナプス形成特異性の検証(16H06144)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】神経回路形成 / 神経科学 / 嗅覚 / 発生 / 分子生物学 (他17件)
【概要】高等動物が外界の情報に対して適切な行動を選択するためには、発生の過程で脳に存在する神経回路が個体差なく正確に形成される必要がある。神経回路は、遺伝子に規定されたプログラムに加えて、臨界期に生じる神経活動による精緻化を経て完成される。この回路構築の具体的な分子メカニズムの理解は、動物の先天的な行動と学習によって変化する可塑的な行動原理を理解する上で重要な示唆を与える。 一般に回路の精緻化は、神経細胞...
❏嗅神経細胞における神経個性獲得のメカニズム(22700364)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任助教 (70548859)
【キーワード】神経回路網 / 神経回路形成 / 嗅覚 / 軸索投射 / 神経科学 (他10件)
【概要】複雑な神経回路の形成メカニズムを明らかにすることは神経科学における中心課題の一つである。マウスの嗅覚系では、発現する嗅覚受容体が中心的な役割を担うことが知られているが、嗅覚受容体タンパク質を活性化するシグナルの実態については明らかにされていなかった。本研究課題では、嗅覚受容体が持つリガンドに依存しない基礎的活性に着目し、個々の受容体ごとに活性の度合いが異なっており、そのシグナル強度の差が軸索の投射...
❏棘皮動物の五放射相称の起源と進化に関する古生物学的・分子生物学的研究(05404001)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】大路 樹生 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (50160487)
【キーワード】棘皮動物 / 進化 / 分子生物学 / 発生 / 5放射相称
【概要】棘皮動物はカンブリア紀以来現在まで生存する無脊椎動物の一門である。この門を特徴づけるもっとも明確な形質は、成体における五放射相称性であろう。この特徴がいつ頃から、どのように進化し、どのような機能的意義を持っていたのかを、古生物学的、発生学的、また分子生物学的な側面から検討することが本研究の目的である。 1.化石記録からの検討 先カンブリア紀後期のTribrachidiumが三放射相称であることから...
【医歯薬学】薬学:形態形成分子生物学を含む研究件
❏心臓流出路を形成する細胞の発生分化と相互作用を制御する分子機構(22390211)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (40255500)
【キーワード】小児循環器学 / 形態形成 / 細胞分化 / 発生医学 / 分子生物学 (他8件)
【概要】心臓流出路の発生には、おもに二次心臓領域と心臓神経堤由来の2種類の心臓前駆細胞の働きが必須であるが、これらの細胞の相互作用によって正常な流出路が形成される機序はいまだ明確でない。私たちは、二次心臓領域に発現し、心臓神経堤細胞の遊走に関与する神経血管誘導因子・Sema3Cの発現制御機構を明らかにすることにより、流出路発生における両細胞間相互作用に関与する分子機構を解明した。Sema3Cのenhanc...
❏細胞内カルシウムシグナル伝達による心臓発生の領域別制御とその分子機構の解明(19390288)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (40255500)
【キーワード】小児循環器学 / 形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 (他7件)
【概要】細胞内Ca^<2+>動態を担う分子群の一つであるイノシトール三リン酸受容体(IP_3R)には3つのサブタイプ(1、2、3型)があり、いずれも心臓に発現している。これまで心臓発生におけるIP_3Rの生理的意義は不明だったが、私たちは、1型2型IP_3Rダブルノックアウト(DKO)マウスでは心内膜床と心筋の発生異常が、また1型3型IP_3R DKOマウスでは右心室と心臓流出路の発生異常が起...
❏心臓流出路の発生における前方心臓領域細胞と転写因子Tbx1の機能(17591114)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40255500)
【キーワード】形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 / 疾患モデル動物 (他13件)
【概要】近年、前方心臓領域(anterior heart field:AHF)とよばれる咽頭弓中胚葉領域に由来し、心臓流出路の発生に関与する新たな細胞群が発見された。本研究では、AHFに発現する転写因子Tbx1に着目し、AHF由来細胞の心臓流出路形成における分子機構と役割について解析し、以下の成果を得た。1)Tbx1のプロモーター領域のDNA配列と、その配列に結合する転写因子について解析した結果、Tbx1...
【医歯薬学】薬学:MAPキナーゼ分子生物学を含む研究件
❏環境ストレス応答MAPキナーゼ経路制御機構の研究(14104021)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2002 - 2006
【研究代表者】斎藤 春雄 東京大学, 医科学研究所, 教授 (60114485)
【キーワード】細胞内シグナル伝達 / ストレス応答 / MAPキナーゼ / ヒト培養細胞 / 酵母 (他7件)
【概要】1)ヒスレストレス応答MAPキナーゼ情報伝逹経路の機能と制御機構の解明 ストレス応答MAPKKK(SAP3K)とストレス応答MAPKK(SAP2K)との特異的結合に関与する新たなドッキング相互作用を見出した。この結合にはSAP2KのC末端にあるDVD領域が必須であること、そのSAP2K活性化における機能、などを解明した。DVD領域による結合を利用し、単一細胞におけるSAP3K活性化動態を特異的かつ...
❏環境ストレス応答MAPキナーゼ経路活性化機構の研究(13308035)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】斎藤 春雄 東大, 医科学研究所, 教授 (60114485)
【キーワード】細胞内シグナル伝達 / ストレス応答 / MAPキナーゼ / ヒト培養細胞 / 酵母 (他7件)
【概要】1.浸透圧センサー(Sln1およびSho1)による浸透圧感知の分子機構の解明。 (1)酵母浸透圧センサ-Sln1の温度感受性変異株(Sln1-ts4)は高温ではHog1MAPキナーゼ経路を過剰に活性化し、その結果致死的である。この致死性は、Hog1経路の活性を阻害することによって抑制できることを利用し、Hog1経路の活性化を抑制する新たな遺伝子を発見した。 (2)Pbs2 MAPKKはそのN末端の...
【医歯薬学】薬学:ストレス応答分子生物学を含む研究件
❏環境ストレス応答MAPキナーゼ経路制御機構の研究(14104021)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2002 - 2006
【研究代表者】斎藤 春雄 東京大学, 医科学研究所, 教授 (60114485)
【キーワード】細胞内シグナル伝達 / ストレス応答 / MAPキナーゼ / ヒト培養細胞 / 酵母 (他7件)
【概要】1)ヒスレストレス応答MAPキナーゼ情報伝逹経路の機能と制御機構の解明 ストレス応答MAPKKK(SAP3K)とストレス応答MAPKK(SAP2K)との特異的結合に関与する新たなドッキング相互作用を見出した。この結合にはSAP2KのC末端にあるDVD領域が必須であること、そのSAP2K活性化における機能、などを解明した。DVD領域による結合を利用し、単一細胞におけるSAP3K活性化動態を特異的かつ...
❏環境ストレス応答MAPキナーゼ経路活性化機構の研究(13308035)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】斎藤 春雄 東大, 医科学研究所, 教授 (60114485)
【キーワード】細胞内シグナル伝達 / ストレス応答 / MAPキナーゼ / ヒト培養細胞 / 酵母 (他7件)
【概要】1.浸透圧センサー(Sln1およびSho1)による浸透圧感知の分子機構の解明。 (1)酵母浸透圧センサ-Sln1の温度感受性変異株(Sln1-ts4)は高温ではHog1MAPキナーゼ経路を過剰に活性化し、その結果致死的である。この致死性は、Hog1経路の活性を阻害することによって抑制できることを利用し、Hog1経路の活性化を抑制する新たな遺伝子を発見した。 (2)Pbs2 MAPKKはそのN末端の...
【医歯薬学】薬学:細胞・組織分子生物学を含む研究件
❏微小管の機能発見および人工制御:細胞から組織まで(16H04787)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 政充 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50447356)
【キーワード】細胞骨格 / 細胞周期 / 細胞分裂 / 微小管 / 細胞・組織 (他10件)
【概要】本研究では、微小管が細胞のなかでどのように形成されるのか、分子レベル・細胞レベル・組織レベルの各階層にわたり解明することを目指している。これまでに、分裂酵母・ヒト培養細胞を用いて微小管形成機構を調べており、さらにマウス組織での実験をおこなうための飼育・実験の基盤作りをおこなった。その結果、Alp7/TACCが微小管形成においてガンマ・チューブリン複合体と協調して微小管の形成を促進すること、さらにA...
❏新規ホスホリパーゼ分子群の機能的脱オーファン化(24390021)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 遺伝子 / 組織・細胞 (他14件)
【概要】本研究では、機能未知のホスホリパーゼA2(PLA2)分子種の欠損マウスを作出導入し、各PLA2が関わる生命応答を明らかにすること(機能的脱オーファン化)を目指した。その結果、 (1)sPLA2-IIEはリポタンパク質代謝を介して肥満の調節に関わること、(2)sPLA2-XIIAは組織マスト細胞の活性化と獲得免疫応答に関わること、(3)PNPLA7/iPLA2θは肝臓のコリン代謝の制御を介して全身の...
❏ヒト毛包由来細胞および上皮系幹細胞を用いた毛髪再生に関する研究(17390474)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】吉村 浩太郎 (2006) 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (60210762)
【キーワード】移植学 / 再生医学 / 分子生物学 / 組織培養 / 移植・再生医療 (他8件)
【概要】ヒト頭皮から採取した毛乳頭細胞の遺伝子発現解析を、マイクロアレイおよびRT-PCRにより行った。マイクロアレイにより繊維芽細胞と比較したところ、ケモカインリガンドやインターロイキン、細胞周期関連遺伝子、プロテオグリンカンに有意な発現増強が認められた。またRT-PCRでは既知の毛乳頭細胞マーカー14種の遺伝子発現を検討したところ、繊維芽細胞と比較して2種の遺伝子で有意な発現増強、1種の遺伝子で有意な...
【医歯薬学】薬学:細胞生物学分子生物学を含む研究件
❏染色体分配を制御するヒト新規long non-coding RNAの解析(16K18495)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】白土 玄 国立遺伝学研究所, 分子遺伝研究系, 特任研究員 (80625533)
【キーワード】non-coding RNA / noncoding RNA / 核酸 / 細胞生物学 / 分子生物学 (他6件)
【概要】本課題の目的は、ヒトの紡錘体形成及び染色体分配への関与が示唆される新規長鎖ノンコーディングRNA(long non-coding RNA/lncRNA)、CENNA1の機能の解明である。研究期間内においてCENNA1発現抑制によって生じる細胞周期の停止と紡錘体形成異常の主な原因が、微小管結合タンパク質CLIP170の染色体上の動原体部位からの脱落にあることが判明した。染色体分配という生命にとって重...
❏微小管の機能発見および人工制御:細胞から組織まで(16H04787)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 政充 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50447356)
【キーワード】細胞骨格 / 細胞周期 / 細胞分裂 / 微小管 / 細胞・組織 (他10件)
【概要】本研究では、微小管が細胞のなかでどのように形成されるのか、分子レベル・細胞レベル・組織レベルの各階層にわたり解明することを目指している。これまでに、分裂酵母・ヒト培養細胞を用いて微小管形成機構を調べており、さらにマウス組織での実験をおこなうための飼育・実験の基盤作りをおこなった。その結果、Alp7/TACCが微小管形成においてガンマ・チューブリン複合体と協調して微小管の形成を促進すること、さらにA...
❏環境ストレス応答MAPキナーゼ経路制御機構の研究(14104021)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2002 - 2006
【研究代表者】斎藤 春雄 東京大学, 医科学研究所, 教授 (60114485)
【キーワード】細胞内シグナル伝達 / ストレス応答 / MAPキナーゼ / ヒト培養細胞 / 酵母 (他7件)
【概要】1)ヒスレストレス応答MAPキナーゼ情報伝逹経路の機能と制御機構の解明 ストレス応答MAPKKK(SAP3K)とストレス応答MAPKK(SAP2K)との特異的結合に関与する新たなドッキング相互作用を見出した。この結合にはSAP2KのC末端にあるDVD領域が必須であること、そのSAP2K活性化における機能、などを解明した。DVD領域による結合を利用し、単一細胞におけるSAP3K活性化動態を特異的かつ...
【医歯薬学】薬学:長期増強分子生物学を含む研究件
❏神経可塑性誘導調節の分子メカニズム(12308043)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】真鍋 俊也 神戸大, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70251212)
【キーワード】NMDA受容体 / シナプス伝達 / 長期増強 / ノックアウトマウス / 可塑性 (他8件)
【概要】1.Srcファミリーチロシンリン酸化酵素によりリン酸化されるNMDA受容体NR2Bサブユニットのチロシン残基(チロシン1472)を同定した。このチロシンにリン酸化が入っているものだけを選択的に認識する抗体を作製し、それを用いて、生体の海馬においてもこの部位のリン酸化が起こっており、その程度が発達にしたがって増大することを見出した。さらに、海馬スライスCAl領域の長期増強の発現に伴って、NR2Bサブ...
❏海馬シナプス伝達の長期増強における代謝型グルタミン酸受容体の役割(09480239)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】真鍋 俊也 神戸大学, 医学部, 教授 (70251212)
【キーワード】シナプス伝達 / グルタミン酸受容体 / 長期増強 / 海馬 / 電気生理学 (他9件)
【概要】1.海馬CA1領域において、シャッファー側枝を電気刺激し、放線状層にて興奮性シナプス電位を細胞外記録した。興奮性シナプス伝達の長期増強(LTP)にどのタイプのグルタミン酸受容体が関与するかを同定するため、まず、NMDAの細胞外投与の効果を検討した。NMDAの短時間投与では、シナプス電位の短期増強が観測されたが、LTPを誘導することはできなかった。一方、グルタミン酸短時間投与では、LTPが誘導でき、...
❏海馬シナプス伝達増強における代謝活性型グルタミン酸受容体の役割(07780736)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医学部(医), 助手 (70251212)
【キーワード】グルタミン酸受容体 / シナプス伝達 / 電気生理学 / 長期増強 / 長期抑圧 (他8件)
【概要】1.海馬CA1錐体細胞からホールセル記録により興奮性シナプス電流(EPSC)を記録し、脱分極パルスを繰り返し与えるとEPSCの短期増強が見られるが、代謝活性型グルタミン酸受容体(mGluR)のアゴニストであるt-ACPDの存在下で同様のパルスを与えた場合には短期増強の時間経過が長くなった。このことから、長期増強(LTP)誘導にmGluRが関与する可能性が示唆された。2.遺伝子ターゲッティング法によ...
【医歯薬学】薬学:がん抑制遺伝子分子生物学を含む研究件
❏造血器悪性腫瘍におけるp63 の役割(23890041)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】山口 聡子 独立行政法人国立がん研究センター, 研究所, 研究員 (40609872)
【キーワード】分子生物学 / 悪性腫瘍 / がん抑制遺伝子 / がん幹細胞
【概要】癌の治療では、化学療法に対する耐性の獲得が大きな課題であり、その原因の一つとしてがん幹細胞が示唆されている。p63 は、p53 ファミリーの転写因子であり、癌化や正常幹細胞の維持に重要であると考えられている。化学療法耐性を獲得した細胞株では、がん幹細胞の性質を持つと考えられるスフェロイド形成能が高いこと、スフェロイドではp63 ΔN アイソフォームの発現が上がっていることがわかり、p63 のがん幹...
❏新規癌抑制遺伝子DACH1が制御する転写ネットワークの解析(21790380)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】渡辺 亮 京都大学, iPS細胞研究所, 特定拠点助教 (60506765)
【キーワード】癌幹細胞 / DACH1 / 脳腫瘍 / 分子生物学 / 癌抑制遺伝子
【概要】本研究の目的は、脳腫瘍発生のメカニズムを明らかにすることである。申請者らはDNAコピー数解析で脳腫瘍においてホモ欠失を示すDACH1を同定した。脳腫瘍細胞株にDACH1の発現を誘導することで、腫瘍増殖能及び形成能の低下を示した。また、マイクロアレイ解析によってFGF2がDACH1の下流遺伝子の一つであることを示し、スフェロイドアッセイによって、脳腫瘍ではDACH1の欠失によるFGF2の発現亢進が腫...
【医歯薬学】薬学:神経回路分子生物学を含む研究件
❏マウス嗅覚系におけるシナプス形成特異性の検証(16H06144)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】神経回路形成 / 神経科学 / 嗅覚 / 発生 / 分子生物学 (他17件)
【概要】高等動物が外界の情報に対して適切な行動を選択するためには、発生の過程で脳に存在する神経回路が個体差なく正確に形成される必要がある。神経回路は、遺伝子に規定されたプログラムに加えて、臨界期に生じる神経活動による精緻化を経て完成される。この回路構築の具体的な分子メカニズムの理解は、動物の先天的な行動と学習によって変化する可塑的な行動原理を理解する上で重要な示唆を与える。 一般に回路の精緻化は、神経細胞...
❏大脳基底核におけるトポグラフィック神経回路の発達を担う分子基盤の解明(23700411)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】星名 直祐 沖縄科学技術大学院大学, 細胞シグナルユ ニット, 研究員 (60598514)
【キーワード】分子神経生物学 / 大脳基底核 / 神経回路 / シナプス / 分子生物学
【概要】大脳皮質‐大脳基底核神経回路には、並列回路的に情報処理を行うトポグラフィックな神経回路が存在する。本研究では、δ2プロトカドヘリンファミリーに属するprotocadherin17(PCDH17)が、皮質‐基底核回路に沿ってトポグラフィックな発現パターンを示し、回路内のシナプス部位においてシナプス発達を制御していることを見出した。さらに、PCDH17欠損マウスが抑鬱様行動になりにくいという表現型を見...
❏嗅神経細胞における神経個性獲得のメカニズム(22700364)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任助教 (70548859)
【キーワード】神経回路網 / 神経回路形成 / 嗅覚 / 軸索投射 / 神経科学 (他10件)
【概要】複雑な神経回路の形成メカニズムを明らかにすることは神経科学における中心課題の一つである。マウスの嗅覚系では、発現する嗅覚受容体が中心的な役割を担うことが知られているが、嗅覚受容体タンパク質を活性化するシグナルの実態については明らかにされていなかった。本研究課題では、嗅覚受容体が持つリガンドに依存しない基礎的活性に着目し、個々の受容体ごとに活性の度合いが異なっており、そのシグナル強度の差が軸索の投射...
【医歯薬学】薬学:ミトコンドリア分子生物学を含む研究件
❏哺乳類ミトコンドリア蛋白質合成系の再構築と分子機構の解明(国際共同研究強化)(15KK0250)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2015 - 2017
【研究代表者】富田 野乃 (竹内野乃) 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (80323450)
【キーワード】タンパク質合成 / ミトコンドリア / クライオ電子顕微鏡観察 / リボソーム / 分子生物学 (他6件)
【概要】様々な哺乳類ミトコンドリア翻訳伸長リボソーム複合体のCryoEM構造解析に取組み、渡航期間中にPRE-recycling複合体(mtRRFmt/55S)と POST-recycling複合体(mtRRF/mtEF-G2・GDPNP/39S)の構造を高分解能で決定した。ミトコンドリアにおけるリボソームリサイクリングの分子機構、リサイクリングとトランスロケーションにおけるEF-Gの作用機序、等の知見が...
❏植物におけるリポ酸の生合成および転移に関与する酵素の分子生物学的解析(10640636)
【研究テーマ】植物生理
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】和田 元 九州大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60167202)
【キーワード】アラビドプシス / 脂肪酸合成 / リポ酸 / リポ酸合成酵素 / リポ酸転移酵素 (他8件)
【概要】リポ酸は、生体内において極めて重要な働きをもつ物質であるが、リポ酸が動植物体のどの器官のどのような組織で、また、細胞内のどこで、どのように合成され、どのようにアポタンパタ質に転移するのかについては殆ど不明である。本研究では、植物におけるリポ酸の生合成(リポ酸合成酵素)およびタンパタ質への転移に関与した酵素(リポ酸転移酵素)のcDNAをクローニングし、それらの構造と機能を解析した。これまでに、おもに...
【医歯薬学】薬学:がん幹細胞分子生物学を含む研究件
❏造血器悪性腫瘍におけるp63 の役割(23890041)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】山口 聡子 独立行政法人国立がん研究センター, 研究所, 研究員 (40609872)
【キーワード】分子生物学 / 悪性腫瘍 / がん抑制遺伝子 / がん幹細胞
【概要】癌の治療では、化学療法に対する耐性の獲得が大きな課題であり、その原因の一つとしてがん幹細胞が示唆されている。p63 は、p53 ファミリーの転写因子であり、癌化や正常幹細胞の維持に重要であると考えられている。化学療法耐性を獲得した細胞株では、がん幹細胞の性質を持つと考えられるスフェロイド形成能が高いこと、スフェロイドではp63 ΔN アイソフォームの発現が上がっていることがわかり、p63 のがん幹...
❏新規癌抑制遺伝子DACH1が制御する転写ネットワークの解析(21790380)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】渡辺 亮 京都大学, iPS細胞研究所, 特定拠点助教 (60506765)
【キーワード】癌幹細胞 / DACH1 / 脳腫瘍 / 分子生物学 / 癌抑制遺伝子
【概要】本研究の目的は、脳腫瘍発生のメカニズムを明らかにすることである。申請者らはDNAコピー数解析で脳腫瘍においてホモ欠失を示すDACH1を同定した。脳腫瘍細胞株にDACH1の発現を誘導することで、腫瘍増殖能及び形成能の低下を示した。また、マイクロアレイ解析によってFGF2がDACH1の下流遺伝子の一つであることを示し、スフェロイドアッセイによって、脳腫瘍ではDACH1の欠失によるFGF2の発現亢進が腫...
【医歯薬学】薬学:生化学分子生物学を含む研究件
❏神経細胞における動的な生化学情報処理機構の解明(26830043)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤井 哉 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (80717546)
【キーワード】Ca2+シグナル / シナプス可塑性 / シナプス / シグナル伝達 / 神経科学 (他11件)
【概要】脳機能を理解するためには、複雑な脳の中での神経活動とそれによって活性化される生化学反応を計測し、演算を理解する必要がある。神経細胞での生化学演算を計測するために、本研究では非常にダイナミックレンジを改善した新型のCa2+依存的酵素に対するプローブを開発した。そして、これらのプローブを用いて、Ca2+依存的リン酸化酵素(CaMKII)と脱リン酸化酵素(カルシニューリン)の活性化の時空間的プロファイル...
❏RNA鎖の連結に関与する酵素群の同定とその性状解析(22370066)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】金井 昭夫 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (60260329)
【キーワード】RNA連結 / RNAリガーゼ / 超好熱性アーキア / 再構成系 / tRNA (他17件)
【概要】超好熱性アーキアであるPyrococcus furiosusをモデル生物として用い、同アーキア由来でRNA鎖の連結に関わると考えられる3種の酵素に対応する遺伝子を単離し、その組換え体タンパク質を大腸菌にて産生、精製した。これらは、我々が発現クローニング法にて見いだした(a)2'-5' RNAリガーゼ様のPF0027タンパク質。また既に報告がある酵素のホモログとして同定した(b) T...
❏蛋白質分子進化仮説を模したモジュールのかき混ぜによる新規人工機能性蛋白質の創製(13780532)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】若杉 桂輔 京都大学, 工学研究科, 助手 (20322167)
【キーワード】分子設計 / 蛋白質工学 / 分子生物学 / 生物物理学 / 分子進化 (他8件)
【概要】1.ヘムを感知しシグナルカスケードを制御可能な人工蛋白質の設計 最近のゲノムプロジェクトにより、生体内には生命活動に必須の多くのシグナル伝達系が存在していることが明らかになってきた。本研究では、これらシグナルカスケードを人工的に改変する人工蛋白質を創製することを目指して、ミオグロビン(Mb)にトリプトファニルtRNA合成酵素(TrpRS)と結合できるグリセルアルデヒド 3-リン酸デヒドロゲナーゼ(...
【医歯薬学】薬学:遺伝子改変マウス分子生物学を含む研究件
❏新規ホスホリパーゼ分子群の機能的脱オーファン化(24390021)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 遺伝子 / 組織・細胞 (他14件)
【概要】本研究では、機能未知のホスホリパーゼA2(PLA2)分子種の欠損マウスを作出導入し、各PLA2が関わる生命応答を明らかにすること(機能的脱オーファン化)を目指した。その結果、 (1)sPLA2-IIEはリポタンパク質代謝を介して肥満の調節に関わること、(2)sPLA2-XIIAは組織マスト細胞の活性化と獲得免疫応答に関わること、(3)PNPLA7/iPLA2θは肝臓のコリン代謝の制御を介して全身の...
❏新規アレルギー応答調節因子III型分泌性ホスホリパーゼA_2のマスト細胞における役割(21790093)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】武富 芳隆 財団法人東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 主任研究員 (40365804)
【キーワード】アレルギー / マスト細胞 / ホスホリパーゼA_2 / アナフィラキシー / 分化成熟 (他9件)
【概要】アナフィラキシー誘発物質であるハチ毒に大量に含まれるホスホリパーゼA_2(PLA_2)の哺乳動物ホモログIII型分泌性PLA_2(sPLA_2-III)がマスト細胞介在性アナフィラキシーを制御することを見出した。すなわち、本酵素はマスト細胞に発現しており、マスト細胞の活性化だけでなく、分化成熟そのものを制御する。脂質メディエーター関連分子群(合成酵素・受容体)のノックアウトマウスとの比較から、sP...
❏力学的負荷による関節軟骨変性の分子機構の解明(18390407)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】星 和人 (2008) 東京大学, 医学部・附属病院, 特任准教授 (30344451)
【キーワード】関節軟骨 / 力学的負荷 / 軟骨細胞 / 遺伝子改変マウス / Runx2 (他9件)
【概要】メカニカルストレスは変形性関節症をはじめ、骨粗鬆症、骨折治癒など、整形外科における多くの病態で中心的な役割を果たす重要な因子と考えられている。しかし、その分子メカニズムについては殆ど解明されていない。本研究では、メカニカルストレスによる関節軟骨変性の分子機構を解明することを目的とし、軟骨において肥大分化促進因子として働くRunx2(Runt relatedtranscription factor ...
【医歯薬学】薬学:電気生理学分子生物学を含む研究件
❏マウス嗅覚系におけるシナプス形成特異性の検証(16H06144)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】神経回路形成 / 神経科学 / 嗅覚 / 発生 / 分子生物学 (他17件)
【概要】高等動物が外界の情報に対して適切な行動を選択するためには、発生の過程で脳に存在する神経回路が個体差なく正確に形成される必要がある。神経回路は、遺伝子に規定されたプログラムに加えて、臨界期に生じる神経活動による精緻化を経て完成される。この回路構築の具体的な分子メカニズムの理解は、動物の先天的な行動と学習によって変化する可塑的な行動原理を理解する上で重要な示唆を与える。 一般に回路の精緻化は、神経細胞...
❏神経可塑性誘導調節の分子メカニズム(12308043)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】真鍋 俊也 神戸大, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70251212)
【キーワード】NMDA受容体 / シナプス伝達 / 長期増強 / ノックアウトマウス / 可塑性 (他8件)
【概要】1.Srcファミリーチロシンリン酸化酵素によりリン酸化されるNMDA受容体NR2Bサブユニットのチロシン残基(チロシン1472)を同定した。このチロシンにリン酸化が入っているものだけを選択的に認識する抗体を作製し、それを用いて、生体の海馬においてもこの部位のリン酸化が起こっており、その程度が発達にしたがって増大することを見出した。さらに、海馬スライスCAl領域の長期増強の発現に伴って、NR2Bサブ...
❏海馬シナプス伝達の長期増強における代謝型グルタミン酸受容体の役割(09480239)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】真鍋 俊也 神戸大学, 医学部, 教授 (70251212)
【キーワード】シナプス伝達 / グルタミン酸受容体 / 長期増強 / 海馬 / 電気生理学 (他9件)
【概要】1.海馬CA1領域において、シャッファー側枝を電気刺激し、放線状層にて興奮性シナプス電位を細胞外記録した。興奮性シナプス伝達の長期増強(LTP)にどのタイプのグルタミン酸受容体が関与するかを同定するため、まず、NMDAの細胞外投与の効果を検討した。NMDAの短時間投与では、シナプス電位の短期増強が観測されたが、LTPを誘導することはできなかった。一方、グルタミン酸短時間投与では、LTPが誘導でき、...
【医歯薬学】薬学:細胞分裂分子生物学を含む研究件
❏染色体分配を制御するヒト新規long non-coding RNAの解析(16K18495)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】白土 玄 国立遺伝学研究所, 分子遺伝研究系, 特任研究員 (80625533)
【キーワード】non-coding RNA / noncoding RNA / 核酸 / 細胞生物学 / 分子生物学 (他6件)
【概要】本課題の目的は、ヒトの紡錘体形成及び染色体分配への関与が示唆される新規長鎖ノンコーディングRNA(long non-coding RNA/lncRNA)、CENNA1の機能の解明である。研究期間内においてCENNA1発現抑制によって生じる細胞周期の停止と紡錘体形成異常の主な原因が、微小管結合タンパク質CLIP170の染色体上の動原体部位からの脱落にあることが判明した。染色体分配という生命にとって重...
❏微小管の機能発見および人工制御:細胞から組織まで(16H04787)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 政充 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50447356)
【キーワード】細胞骨格 / 細胞周期 / 細胞分裂 / 微小管 / 細胞・組織 (他10件)
【概要】本研究では、微小管が細胞のなかでどのように形成されるのか、分子レベル・細胞レベル・組織レベルの各階層にわたり解明することを目指している。これまでに、分裂酵母・ヒト培養細胞を用いて微小管形成機構を調べており、さらにマウス組織での実験をおこなうための飼育・実験の基盤作りをおこなった。その結果、Alp7/TACCが微小管形成においてガンマ・チューブリン複合体と協調して微小管の形成を促進すること、さらにA...
【医歯薬学】薬学:プロテアソーム分子生物学を含む研究件
❏新規ユビキチン結合タンパク質によるタンパク質凝集体形成・細胞毒性抑制機構の解明(16K08228)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】濱崎 純 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (80533588)
【キーワード】プロテアソーム / ユビキチン / タンパク質分解 / 分子生物学 / 神経変性疾患
【概要】ユビキチン・プロテアソームシステム(UPS)は多様な生命現象の進行に必須な細胞内タンパク質分解系であり、神経変性疾患ではユビキチン陽性の封入体や凝集体が観察され、UPSの破綻が細胞の恒常性維持や病態発症に深く関与すると考えられている。申請者らは本課題により新規ユビキチン結合タンパク質CG5445を同定し、CG5445は易凝集性タンパク質の可溶化を促進しUPSによる分解を促進し細胞毒性を抑制している...
❏ショウジョウバエを用いた新奇プロテアソーム機能調節因子の探索(21790064)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】濱崎 純 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教 (80533588)
【キーワード】分子生物学 / プロテアソーム / ショウジョウバエ
【概要】プロテアソームは真核生物内で起こるあらゆる生命現象を円滑に進行するために必須の蛋白質分解酵素である。近年になり、哺乳類をはじめとする高等生物ではプロテアソームが多様性を獲得し、高等動物特有の生命現象に重要な働きをしている事が明らかになり始め、その中でもヒトにおける病態とプロテアソームの制御システムの質的・量的異常の関連が注目を浴びている。しかしながらこれまで研究が進んでいた酵母におけるプロテアソー...
【医歯薬学】薬学:神経科学分子生物学を含む研究件
❏マウス嗅覚系におけるシナプス形成特異性の検証(16H06144)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】神経回路形成 / 神経科学 / 嗅覚 / 発生 / 分子生物学 (他17件)
【概要】高等動物が外界の情報に対して適切な行動を選択するためには、発生の過程で脳に存在する神経回路が個体差なく正確に形成される必要がある。神経回路は、遺伝子に規定されたプログラムに加えて、臨界期に生じる神経活動による精緻化を経て完成される。この回路構築の具体的な分子メカニズムの理解は、動物の先天的な行動と学習によって変化する可塑的な行動原理を理解する上で重要な示唆を与える。 一般に回路の精緻化は、神経細胞...
❏神経細胞における動的な生化学情報処理機構の解明(26830043)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤井 哉 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (80717546)
【キーワード】Ca2+シグナル / シナプス可塑性 / シナプス / シグナル伝達 / 神経科学 (他11件)
【概要】脳機能を理解するためには、複雑な脳の中での神経活動とそれによって活性化される生化学反応を計測し、演算を理解する必要がある。神経細胞での生化学演算を計測するために、本研究では非常にダイナミックレンジを改善した新型のCa2+依存的酵素に対するプローブを開発した。そして、これらのプローブを用いて、Ca2+依存的リン酸化酵素(CaMKII)と脱リン酸化酵素(カルシニューリン)の活性化の時空間的プロファイル...
❏嗅神経細胞における神経個性獲得のメカニズム(22700364)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任助教 (70548859)
【キーワード】神経回路網 / 神経回路形成 / 嗅覚 / 軸索投射 / 神経科学 (他10件)
【概要】複雑な神経回路の形成メカニズムを明らかにすることは神経科学における中心課題の一つである。マウスの嗅覚系では、発現する嗅覚受容体が中心的な役割を担うことが知られているが、嗅覚受容体タンパク質を活性化するシグナルの実態については明らかにされていなかった。本研究課題では、嗅覚受容体が持つリガンドに依存しない基礎的活性に着目し、個々の受容体ごとに活性の度合いが異なっており、そのシグナル強度の差が軸索の投射...
【医歯薬学】薬学:生体分子分子生物学を含む研究件
❏生命科学・創薬科学を指向した分子ダイナミクス分類理論の構築(15KT0103)
【研究テーマ】連携探索型数理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2020-03-31
【研究代表者】山下 雄史 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任准教授 (50615622)
【キーワード】分子動力学シミュレーション / 分子生物学 / 数理科学 / 計算幾何学 / 時系列解析 (他17件)
【概要】計算機が進歩したことで、近年、生体分子の分子動力学シミュレーションを大規模におこなうことができるようになった。本研究では、分子動力学シミュレーションから数理科学的手法でダイナミクスの様々な特徴を抽出する手法を考案した。例えば、skeletal coreの概念を使うことで、解析の中で見かけの運動が現れてしまう効果を抑えることができるようになった。また、特異スペクトル変換法をおこなうことで運動の変化を...
❏新規ホスホリパーゼ分子群の機能的脱オーファン化(24390021)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 遺伝子 / 組織・細胞 (他14件)
【概要】本研究では、機能未知のホスホリパーゼA2(PLA2)分子種の欠損マウスを作出導入し、各PLA2が関わる生命応答を明らかにすること(機能的脱オーファン化)を目指した。その結果、 (1)sPLA2-IIEはリポタンパク質代謝を介して肥満の調節に関わること、(2)sPLA2-XIIAは組織マスト細胞の活性化と獲得免疫応答に関わること、(3)PNPLA7/iPLA2θは肝臓のコリン代謝の制御を介して全身の...
❏ヒト毛包由来細胞および上皮系幹細胞を用いた毛髪再生に関する研究(17390474)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】吉村 浩太郎 (2006) 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (60210762)
【キーワード】移植学 / 再生医学 / 分子生物学 / 組織培養 / 移植・再生医療 (他8件)
【概要】ヒト頭皮から採取した毛乳頭細胞の遺伝子発現解析を、マイクロアレイおよびRT-PCRにより行った。マイクロアレイにより繊維芽細胞と比較したところ、ケモカインリガンドやインターロイキン、細胞周期関連遺伝子、プロテオグリンカンに有意な発現増強が認められた。またRT-PCRでは既知の毛乳頭細胞マーカー14種の遺伝子発現を検討したところ、繊維芽細胞と比較して2種の遺伝子で有意な発現増強、1種の遺伝子で有意な...
【医歯薬学】薬学:分子設計分子生物学を含む研究件
❏生命科学・創薬科学を指向した分子ダイナミクス分類理論の構築(15KT0103)
【研究テーマ】連携探索型数理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2020-03-31
【研究代表者】山下 雄史 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任准教授 (50615622)
【キーワード】分子動力学シミュレーション / 分子生物学 / 数理科学 / 計算幾何学 / 時系列解析 (他17件)
【概要】計算機が進歩したことで、近年、生体分子の分子動力学シミュレーションを大規模におこなうことができるようになった。本研究では、分子動力学シミュレーションから数理科学的手法でダイナミクスの様々な特徴を抽出する手法を考案した。例えば、skeletal coreの概念を使うことで、解析の中で見かけの運動が現れてしまう効果を抑えることができるようになった。また、特異スペクトル変換法をおこなうことで運動の変化を...
❏蛋白質分子進化仮説を模したモジュールのかき混ぜによる新規人工機能性蛋白質の創製(13780532)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】若杉 桂輔 京都大学, 工学研究科, 助手 (20322167)
【キーワード】分子設計 / 蛋白質工学 / 分子生物学 / 生物物理学 / 分子進化 (他8件)
【概要】1.ヘムを感知しシグナルカスケードを制御可能な人工蛋白質の設計 最近のゲノムプロジェクトにより、生体内には生命活動に必須の多くのシグナル伝達系が存在していることが明らかになってきた。本研究では、これらシグナルカスケードを人工的に改変する人工蛋白質を創製することを目指して、ミオグロビン(Mb)にトリプトファニルtRNA合成酵素(TrpRS)と結合できるグリセルアルデヒド 3-リン酸デヒドロゲナーゼ(...
【医歯薬学】薬学:細胞接着分子生物学を含む研究件
❏炎症性・増殖性皮膚疾患における各種デスモソーム構成蛋白の関与の分子生物学的検討(08457236)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】橋本 隆 久留米大学, 医学部, 教授 (20129597)
【キーワード】ケラチノサイト / 細胞接着 / 細胞内情報伝達 / 尋常性乾癬 / 天疱瘡 (他14件)
【概要】昨年に引き続き、デスモヨ-キン(DY)の細胞膜および核内への移行に関与する分子内部位を明らかにする目的で、そのN末端・中央部・C末端部のcDNAを組み込んだ有核細胞発現系ベクター(pcDNAI/Amp)のconstractを用い、今回はMDCK細胞および正常ケラチノサイトにtransfectした。その結果、DYのN末端および中央部は細胞質内に分布し細胞膜および核内への移行は見られなかったが、C末端...
❏デスモソームカドヘリン群cDNAを用いた天疱瘡抗原の解析(04454289)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】橋本 隆 慶應義塾大学, 医学部・皮膚科, 講師 (20129597)
【キーワード】天疱瘡 / デスモソーム / カドヘリン / デスモグレイン / 分子生物学 (他13件)
【概要】現在、デスモソームカドヘリンとして落葉状天疱瘡(PF)抗原であるデスモグレイン(DG)、ドスモコリン(DC)および尋常性天疱瘡(PV)抗原が知られている。初年度、私共はDCおよびDGのcDNAを用いて作成した大腸菌リコンビナント蛋白による研究により、DCが新しい天疱瘡抗原となり得る可能性を示し、さらにPF血清が主としてDGの細胞外部位に反応するのに対して、PV血清はDGの細胞内部位に反応することを...
【医歯薬学】薬学:細胞分化分子生物学を含む研究件
❏心臓流出路を形成する細胞の発生分化と相互作用を制御する分子機構(22390211)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (40255500)
【キーワード】小児循環器学 / 形態形成 / 細胞分化 / 発生医学 / 分子生物学 (他8件)
【概要】心臓流出路の発生には、おもに二次心臓領域と心臓神経堤由来の2種類の心臓前駆細胞の働きが必須であるが、これらの細胞の相互作用によって正常な流出路が形成される機序はいまだ明確でない。私たちは、二次心臓領域に発現し、心臓神経堤細胞の遊走に関与する神経血管誘導因子・Sema3Cの発現制御機構を明らかにすることにより、流出路発生における両細胞間相互作用に関与する分子機構を解明した。Sema3Cのenhanc...
❏細胞内カルシウムシグナル伝達による心臓発生の領域別制御とその分子機構の解明(19390288)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (40255500)
【キーワード】小児循環器学 / 形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 (他7件)
【概要】細胞内Ca^<2+>動態を担う分子群の一つであるイノシトール三リン酸受容体(IP_3R)には3つのサブタイプ(1、2、3型)があり、いずれも心臓に発現している。これまで心臓発生におけるIP_3Rの生理的意義は不明だったが、私たちは、1型2型IP_3Rダブルノックアウト(DKO)マウスでは心内膜床と心筋の発生異常が、また1型3型IP_3R DKOマウスでは右心室と心臓流出路の発生異常が起...
❏心臓流出路の発生における前方心臓領域細胞と転写因子Tbx1の機能(17591114)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40255500)
【キーワード】形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 / 疾患モデル動物 (他13件)
【概要】近年、前方心臓領域(anterior heart field:AHF)とよばれる咽頭弓中胚葉領域に由来し、心臓流出路の発生に関与する新たな細胞群が発見された。本研究では、AHFに発現する転写因子Tbx1に着目し、AHF由来細胞の心臓流出路形成における分子機構と役割について解析し、以下の成果を得た。1)Tbx1のプロモーター領域のDNA配列と、その配列に結合する転写因子について解析した結果、Tbx1...
【医歯薬学】薬学:タンパク質分子生物学を含む研究件
❏生命科学・創薬科学を指向した分子ダイナミクス分類理論の構築(15KT0103)
【研究テーマ】連携探索型数理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2020-03-31
【研究代表者】山下 雄史 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任准教授 (50615622)
【キーワード】分子動力学シミュレーション / 分子生物学 / 数理科学 / 計算幾何学 / 時系列解析 (他17件)
【概要】計算機が進歩したことで、近年、生体分子の分子動力学シミュレーションを大規模におこなうことができるようになった。本研究では、分子動力学シミュレーションから数理科学的手法でダイナミクスの様々な特徴を抽出する手法を考案した。例えば、skeletal coreの概念を使うことで、解析の中で見かけの運動が現れてしまう効果を抑えることができるようになった。また、特異スペクトル変換法をおこなうことで運動の変化を...
❏蛋白質の機能構造研究のためのX線結晶解析法の迅速高精度化(06305006)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】佐藤 能雅 東京大学, 薬学部, 教授 (30150014)
【キーワード】蛋白質 / X線結晶解析 / 蛋蛋白質 / 糖蛋白質 / 抗体 (他15件)
【概要】蛋白質の機能の解明と応用の研究を進展させるため、蛋白質の三次元構造の研究の分担を通じ、X線結晶解析の方法の新展開と、蛋白質の機能構造の迅速な研究体制の構築を本研究の目的とした。 平成6〜7年度の計画として、1 アミノ酸改変蛋白質、2 各種プロテアーゼとその阻害剤との複合体、3 アミラーゼ等とその阻害蛋白質、4 核酸および核酸を認識する蛋白質、5 抗原を認識する抗体と抗原複合体 6 膜蛋白質、結晶化...
【医歯薬学】薬学:転写因子分子生物学を含む研究件
❏心臓流出路の発生における前方心臓領域細胞と転写因子Tbx1の機能(17591114)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40255500)
【キーワード】形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 / 疾患モデル動物 (他13件)
【概要】近年、前方心臓領域(anterior heart field:AHF)とよばれる咽頭弓中胚葉領域に由来し、心臓流出路の発生に関与する新たな細胞群が発見された。本研究では、AHFに発現する転写因子Tbx1に着目し、AHF由来細胞の心臓流出路形成における分子機構と役割について解析し、以下の成果を得た。1)Tbx1のプロモーター領域のDNA配列と、その配列に結合する転写因子について解析した結果、Tbx1...
❏ゼブラフィッシュ初期胚特異的転写因子 ZFPOU2の機能解析(05680648)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1995
【研究代表者】武田 洋幸 名古屋大学, 理学部, 助教授 (80179647)
【キーワード】ゼブラフィッシュ / 転写因子 / ES細胞 / 原腸形成 / 中胚葉誘導 (他12件)
【概要】平成5年度から3年間で、ゼブラフィッシュ初期胚で発現している未分化細胞特異的転写因子zebrafish pou2のクローニングと機能解析を行った。pou2はPOU転写因子群に属し、そのPOUドメインは哺乳類のOct-3と相同性がある。pou2遺伝子のmRNAは母性RNAとして検出される。また、発現パターンの解析から割球の多分化能の消失に伴いpou2の発現が消失していることが判明した。この遺伝子産物...
【医歯薬学】薬学:ノックアウトマウス分子生物学を含む研究件
❏新規ホスホリパーゼ分子群の機能的脱オーファン化(24390021)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 遺伝子 / 組織・細胞 (他14件)
【概要】本研究では、機能未知のホスホリパーゼA2(PLA2)分子種の欠損マウスを作出導入し、各PLA2が関わる生命応答を明らかにすること(機能的脱オーファン化)を目指した。その結果、 (1)sPLA2-IIEはリポタンパク質代謝を介して肥満の調節に関わること、(2)sPLA2-XIIAは組織マスト細胞の活性化と獲得免疫応答に関わること、(3)PNPLA7/iPLA2θは肝臓のコリン代謝の制御を介して全身の...
❏神経可塑性誘導調節の分子メカニズム(12308043)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】真鍋 俊也 神戸大, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70251212)
【キーワード】NMDA受容体 / シナプス伝達 / 長期増強 / ノックアウトマウス / 可塑性 (他8件)
【概要】1.Srcファミリーチロシンリン酸化酵素によりリン酸化されるNMDA受容体NR2Bサブユニットのチロシン残基(チロシン1472)を同定した。このチロシンにリン酸化が入っているものだけを選択的に認識する抗体を作製し、それを用いて、生体の海馬においてもこの部位のリン酸化が起こっており、その程度が発達にしたがって増大することを見出した。さらに、海馬スライスCAl領域の長期増強の発現に伴って、NR2Bサブ...
❏海馬シナプス伝達の長期増強における代謝型グルタミン酸受容体の役割(09480239)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】真鍋 俊也 神戸大学, 医学部, 教授 (70251212)
【キーワード】シナプス伝達 / グルタミン酸受容体 / 長期増強 / 海馬 / 電気生理学 (他9件)
【概要】1.海馬CA1領域において、シャッファー側枝を電気刺激し、放線状層にて興奮性シナプス電位を細胞外記録した。興奮性シナプス伝達の長期増強(LTP)にどのタイプのグルタミン酸受容体が関与するかを同定するため、まず、NMDAの細胞外投与の効果を検討した。NMDAの短時間投与では、シナプス電位の短期増強が観測されたが、LTPを誘導することはできなかった。一方、グルタミン酸短時間投与では、LTPが誘導でき、...
【医歯薬学】看護学:海馬分子生物学を含む研究件
❏海馬シナプス伝達の長期増強における代謝型グルタミン酸受容体の役割(09480239)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】真鍋 俊也 神戸大学, 医学部, 教授 (70251212)
【キーワード】シナプス伝達 / グルタミン酸受容体 / 長期増強 / 海馬 / 電気生理学 (他9件)
【概要】1.海馬CA1領域において、シャッファー側枝を電気刺激し、放線状層にて興奮性シナプス電位を細胞外記録した。興奮性シナプス伝達の長期増強(LTP)にどのタイプのグルタミン酸受容体が関与するかを同定するため、まず、NMDAの細胞外投与の効果を検討した。NMDAの短時間投与では、シナプス電位の短期増強が観測されたが、LTPを誘導することはできなかった。一方、グルタミン酸短時間投与では、LTPが誘導でき、...
❏海馬シナプス伝達増強における代謝活性型グルタミン酸受容体の役割(07780736)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医学部(医), 助手 (70251212)
【キーワード】グルタミン酸受容体 / シナプス伝達 / 電気生理学 / 長期増強 / 長期抑圧 (他8件)
【概要】1.海馬CA1錐体細胞からホールセル記録により興奮性シナプス電流(EPSC)を記録し、脱分極パルスを繰り返し与えるとEPSCの短期増強が見られるが、代謝活性型グルタミン酸受容体(mGluR)のアゴニストであるt-ACPDの存在下で同様のパルスを与えた場合には短期増強の時間経過が長くなった。このことから、長期増強(LTP)誘導にmGluRが関与する可能性が示唆された。2.遺伝子ターゲッティング法によ...
【医歯薬学】看護学:遺伝子分子生物学を含む研究件
❏遺伝子とトランスポゾンの識別基盤となるエピジェネティック修飾および制御因子の探索(17K15059)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】藤 泰子 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (10623978)
【キーワード】エピジェネティクス / クロマチン / DNAメチル化 / 植物 / 抑制修飾 (他13件)
【概要】真核生物は、ゲノムにコードされる遺伝子とトランスポゾンとの違いを正確に識別し、異なるクロマチン修飾を付加して転写制御する。この識別は個体発生やゲノム維持に不可欠であるが、この識別が何に起因するのか、その識別メカニズムは不明であった。この問いに答えるため、分子遺伝学とエピゲノミクスを駆使して、シロイヌナズナの抑制エピゲノム情報の喪失と再構築の過程を観察した。その結果、トランスポゾンにおける抑制修飾の...
❏微小管の機能発見および人工制御:細胞から組織まで(16H04787)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 政充 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50447356)
【キーワード】細胞骨格 / 細胞周期 / 細胞分裂 / 微小管 / 細胞・組織 (他10件)
【概要】本研究では、微小管が細胞のなかでどのように形成されるのか、分子レベル・細胞レベル・組織レベルの各階層にわたり解明することを目指している。これまでに、分裂酵母・ヒト培養細胞を用いて微小管形成機構を調べており、さらにマウス組織での実験をおこなうための飼育・実験の基盤作りをおこなった。その結果、Alp7/TACCが微小管形成においてガンマ・チューブリン複合体と協調して微小管の形成を促進すること、さらにA...
❏新規ホスホリパーゼ分子群の機能的脱オーファン化(24390021)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 遺伝子 / 組織・細胞 (他14件)
【概要】本研究では、機能未知のホスホリパーゼA2(PLA2)分子種の欠損マウスを作出導入し、各PLA2が関わる生命応答を明らかにすること(機能的脱オーファン化)を目指した。その結果、 (1)sPLA2-IIEはリポタンパク質代謝を介して肥満の調節に関わること、(2)sPLA2-XIIAは組織マスト細胞の活性化と獲得免疫応答に関わること、(3)PNPLA7/iPLA2θは肝臓のコリン代謝の制御を介して全身の...
【医歯薬学】看護学:脂質分子生物学を含む研究件
❏脂質成分が誘導する昆虫の共食い行動における脳神経系での内分泌構造及び脂質代謝解析(16K15066)
【研究テーマ】昆虫科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】永田 晋治 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (40345179)
【キーワード】昆虫 / 摂食行動 / 共食い / 脂質 / 共食い行動 (他8件)
【概要】本研究の実験対象であるフタホシコオロギの共食いでは、触角を介し被捕食者の体表の脂溶性成分を認識することが分かった。実際に、体表をヘキサンで拭うと被捕食者になる。体表の脂溶性成分のGCMS分析では、主に13種の炭化水素を同定した。化学構造から推察される生合成酵素群をRNA-sequencingにより探索し、その遺伝子群をRNAiにてノックダウンすると、同種異種の認識に変化が認められる。フタホシコオロ...
❏新規ホスホリパーゼ分子群の機能的脱オーファン化(24390021)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 遺伝子 / 組織・細胞 (他14件)
【概要】本研究では、機能未知のホスホリパーゼA2(PLA2)分子種の欠損マウスを作出導入し、各PLA2が関わる生命応答を明らかにすること(機能的脱オーファン化)を目指した。その結果、 (1)sPLA2-IIEはリポタンパク質代謝を介して肥満の調節に関わること、(2)sPLA2-XIIAは組織マスト細胞の活性化と獲得免疫応答に関わること、(3)PNPLA7/iPLA2θは肝臓のコリン代謝の制御を介して全身の...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達分子生物学を含む研究件
❏神経細胞における動的な生化学情報処理機構の解明(26830043)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤井 哉 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (80717546)
【キーワード】Ca2+シグナル / シナプス可塑性 / シナプス / シグナル伝達 / 神経科学 (他11件)
【概要】脳機能を理解するためには、複雑な脳の中での神経活動とそれによって活性化される生化学反応を計測し、演算を理解する必要がある。神経細胞での生化学演算を計測するために、本研究では非常にダイナミックレンジを改善した新型のCa2+依存的酵素に対するプローブを開発した。そして、これらのプローブを用いて、Ca2+依存的リン酸化酵素(CaMKII)と脱リン酸化酵素(カルシニューリン)の活性化の時空間的プロファイル...
❏創傷感染メカニズムの解明による新たな看護ケア方法の確立(23792692)
【研究テーマ】地域・老年看護学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】仲上 豪二朗 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (70547827)
【キーワード】クオラムセンシング / シグナル伝達 / 褥瘡 / 感染 / 緑膿菌 (他14件)
【概要】本研究は高齢者で特に問題となる褥瘡の感染を適切に予防・管理する新しい方策を構築することを目的に、褥瘡感染発症メカニズム解明のための基礎的検討を行った。緑膿菌のクオラムセンシングシグナルであるアシルホモセリンラクトンを線維芽細胞に曝露させた際の細胞応答を検証したところ、Matrix metalloproteinase (Mmp-9)の遺伝子発現が上昇していることが明らかとなった。特にこれらはAP-1...
❏細胞内カルシウムシグナル伝達による心臓発生の領域別制御とその分子機構の解明(19390288)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (40255500)
【キーワード】小児循環器学 / 形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 (他7件)
【概要】細胞内Ca^<2+>動態を担う分子群の一つであるイノシトール三リン酸受容体(IP_3R)には3つのサブタイプ(1、2、3型)があり、いずれも心臓に発現している。これまで心臓発生におけるIP_3Rの生理的意義は不明だったが、私たちは、1型2型IP_3Rダブルノックアウト(DKO)マウスでは心内膜床と心筋の発生異常が、また1型3型IP_3R DKOマウスでは右心室と心臓流出路の発生異常が起...
【医歯薬学】看護学:遺伝子発現分子生物学を含む研究件
❏創傷感染メカニズムの解明による新たな看護ケア方法の確立(23792692)
【研究テーマ】地域・老年看護学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】仲上 豪二朗 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (70547827)
【キーワード】クオラムセンシング / シグナル伝達 / 褥瘡 / 感染 / 緑膿菌 (他14件)
【概要】本研究は高齢者で特に問題となる褥瘡の感染を適切に予防・管理する新しい方策を構築することを目的に、褥瘡感染発症メカニズム解明のための基礎的検討を行った。緑膿菌のクオラムセンシングシグナルであるアシルホモセリンラクトンを線維芽細胞に曝露させた際の細胞応答を検証したところ、Matrix metalloproteinase (Mmp-9)の遺伝子発現が上昇していることが明らかとなった。特にこれらはAP-1...
❏心臓流出路の発生における前方心臓領域細胞と転写因子Tbx1の機能(17591114)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40255500)
【キーワード】形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 / 疾患モデル動物 (他13件)
【概要】近年、前方心臓領域(anterior heart field:AHF)とよばれる咽頭弓中胚葉領域に由来し、心臓流出路の発生に関与する新たな細胞群が発見された。本研究では、AHFに発現する転写因子Tbx1に着目し、AHF由来細胞の心臓流出路形成における分子機構と役割について解析し、以下の成果を得た。1)Tbx1のプロモーター領域のDNA配列と、その配列に結合する転写因子について解析した結果、Tbx1...
❏コリンアセチル転移酵素の遺伝子発現機構の研究(05780593)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1993
【研究代表者】三澤 日出巳 (財)東京都神経科学総合研究所, 神経学研究部門, 主事研究員 (80219617)
【キーワード】コリンアセチル転移酵素 / 遺伝子発現 / 分子生物学
【概要】中枢および末梢の神経伝達物質アセチルコリンの生合成酵素、コリンアセチル転移酵素(ChAT)はコリン作動性ニューロンの機能状態を示す最も特異的なマーカーである。特定のコリン作動性ニューロンがどのようにしてアセチルコリンを伝達物質とする表現型を獲得してゆき、正常時や病態時に、ChAT遺伝子の発現がどの様に制御されているかを解明するためには、ChAT遺伝子のクローニングとその遺伝子発現の調節機構の解析は...
【医歯薬学】看護学:遺伝学分子生物学を含む研究件
❏微小管の機能発見および人工制御:細胞から組織まで(16H04787)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 政充 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50447356)
【キーワード】細胞骨格 / 細胞周期 / 細胞分裂 / 微小管 / 細胞・組織 (他10件)
【概要】本研究では、微小管が細胞のなかでどのように形成されるのか、分子レベル・細胞レベル・組織レベルの各階層にわたり解明することを目指している。これまでに、分裂酵母・ヒト培養細胞を用いて微小管形成機構を調べており、さらにマウス組織での実験をおこなうための飼育・実験の基盤作りをおこなった。その結果、Alp7/TACCが微小管形成においてガンマ・チューブリン複合体と協調して微小管の形成を促進すること、さらにA...
❏カイコ小球細胞欠如突然変異体の原因遺伝子の同定~存在意義が不明な血球の謎に迫る~(25850228)
【研究テーマ】昆虫科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】木内 隆史 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (60622892)
【キーワード】カイコ突然変異体 / 血球 / 小球細胞 / 分化系譜 / ゲノム編集 (他7件)
【概要】5種類に分類されるカイコの血球のうち、小球細胞はその役割や由来が全くわかっていない。私たちは小球細胞を欠くカイコの突然変異体の原因遺伝子を突き止めることでその謎に迫ろうとした。 遺伝学的な方法を用いることで原因遺伝子の候補を絞り込むことに成功した。さらに、ある候補遺伝子の配列内部に突然変異体に特徴的な欠失を発見した。また、カイコにおいてターゲット遺伝子に人為的に変異を導入する手法を開発した。今後は...
❏心血管系機能日内変動の分子生物学的、遺伝学的メカニズムの解明(13877103)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】2001
【研究代表者】永井 良三 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (60207975)
【キーワード】日内変動 / 体内時計 / 心血管系 / 分子生物学 / 遺伝学 (他8件)
【概要】血圧や心拍数など心血管系機能、あるいは心筋梗塞や冠動脈スパスムなどの疾患の発症時間には、明らかな日内変動が見られるが、その分子メカニズムは未だ解明されていない。最近、体内時計の分子メカニズムが急速に明らかにされ、CLOCK, BMAL1, PERIODなどの転写因子相互のpositive及びnegativeのfeedbackループから形成されていることが明らかになった。本研究は循環器疾患の日内変動...