プロモ-タ-領域を用いたアルカリフォスファタ-ゼ遺伝子発現誘導の解析
【研究分野】血液内科学
【研究キーワード】
好中球 / アルカリフォスファタ-ゼ / 分子生物学 / アルカリフォスタファタ-ゼ / プロモ-タ- / 発現誘導
【研究成果の概要】
我々は、好中球アルカリフォスファタ-ゼのプロモ-タ-領域をクロ-ニングしたが、これはハリスらの報告に基づいたものである。その後アルカリフォスファタ-ゼにもうひとつのプロモ-タ-が見つかったため、我々のクロ-ニングしたこのプロモ-タ-を用いてアルカリフォスファタ-ゼの誘導実験を行う前に、好中球ではどちらのプロモ-タ-が使われているかを決める必要が生じた。我々は、それぞれに特異的なプライマ-と共通のプライマ-を合成し、mRNAから合成したcDNAをPCR法で増幅することにより検討した。つまりハリスらが見つけたプロモ-タ-から転写が始まるものを骨型、もう一方を肝型と呼ぶが、これらは互いにエクソン1にするものの残りのエクソン2から12までは共通であることから、それぞれのエクソン1に特異的なプライマ-と共通のエクソン2に特異的なプライマ-を用いてPCR法で検討することが出来る。その結果好中球ではおもに骨型のプロモ-タ-から転写が開始されていることが判明した。
又CATをレポ-タ-としたプラスミッドをマウス骨髄細胞株NFS60に種々の条件で導入したところ、DEAEーデキストランのほうがelectroporationより効率がよいことが判明した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
浅野 茂隆 | 東京大学 | 医科学研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
谷 憲三朗 (谷 憲三郎) | 東京大学 | 医科学研究所 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1990 - 1991
【配分額】2,100千円 (直接経費: 2,100千円)