❏新規光誘導型デグロンを用いた生命機能操作技術の創出(19K22378)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】深谷 雄志 東京大学, 定量生命科学研究所, 准教授 (00786163)
【キーワード】ショウジョウバエ / オプトジェネティクス / ライブイメージング / 転写 / ゲノム編集 (他10件)
【概要】本研究では光依存的かつ発生段階特異的に標的タンパク質の機能を阻害する新規実験系の開発に取り組んだ。その結果、CRY2のオリゴマー化を介した異常凝集の誘導が、Bicoidなどの特定の転写因子の機能阻害に有効であることが明らかとなった。一方で、iLID-SspBシステムを介したタンパク質分解や、LINX/LEXYなどの光依存的な核外排出による機能阻害は、標的因子の特性に応じた最適化が必要であることが明...
❏コヒーシンアセチル化酵素による転写調節機構の解明(16H04718)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】坂東 優篤 東京大学, 定量生命科学研究所, 助教 (90360627)
【キーワード】コヒーシン / 転写制御 / アセチル化 / DNA複製 / ゲノム構造 (他16件)
【概要】コヒーシンは、ゲノム構造を形成し、転写制御に機能する複合体であるが、その分子機序について不明である。転写が活性化される際に起こるゲノム上のタンパク質の動態をin vitroアッセイ系を用いて解析した。テンプレートDNA上では転写開始前複合体に加え、コヒーシンローダーやSEC、ESCO1が会合した。さらに、コヒーシンローダーとSECのPICへの会合は競合的に起こる可能性を示した。ESCO1やESCO...
❏ヒト染色体動態の全体像解明に向けた染色体情報システムの構築(22221009)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】白髭 克彦 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (90273854)
【キーワード】染色体 / ゲノム構造 / 染色体構造 / 染色体機能 / 転写 (他15件)
【概要】ヒト染色体について、その動態を解析するための技術と情報基盤を開発した。また、SMCタンパク、ヒストン修飾、RNAポリメラーゼを中心にChIP-seq法を用いその細胞周期、老化、分化異常においての動態を明らかにした。主たる業績としては1)非ヒストンタンパクのアセチル化による制御機構を解明した、2) 染色体高次構造と転写の伸長反応を連携させる因子としてコヒーシンを同定した、3)コンデンシンがR-loo...