コヒーシンによるヒト染色体の構造形成と遺伝子発現制御
【研究分野】基礎ゲノム科学
【研究キーワード】
ゲノム構造 / ゲノム発現 / コヒーシン / コルネリアデランゲ症候群 / ChIP-chip解析 / インシュレーター / 転写制御 / CTCF
【研究成果の概要】
ヒトコヒーシンは、姉妹染色体間の接着以外の機能として遺伝子発現の調節に寄与することがいわれてきたが詳細は不明であった。本研究でのChIP-chip解析より、コヒーシンがインシュレーター因子CTCFと染色体上で共局在すること、さらにインシュレーター活性にコヒーシンが必要であることを明らかにした。また、コヒーシン関連の遺伝病患者由来のB細胞を用いたコヒーシンのChIP-chip解析や転写解析から、コヒーシンの転写因子としての役割を担っている可能性の結果が得られた。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【配分額】3,780千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 480千円)