❏調和解析とその応用に関する諸問題について(08640234)
【研究テーマ】解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996
【研究代表者】石川 史郎 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (10051913)
【キーワード】測定 / 擬微分作用素 / 量子力学(シュレ-ディンガー方程式) / Wavelet変換 / Hardy空間 (他8件)
【概要】多くの成果があったが,ここでは特に,調和解析的手法による,測定の概念を明確化について述べる.結果的には調和解析の枠内にはおさまらない展開になったが,目的はほぼ達成した.量子測定理論は完成されているので,古典システムに対する測定理論が興味の対象である.「ボルンの量子測定理論」をC^*-代数の言葉で記述して,特に,可換の場合を古典測定理論として提案するというのが,基本的アイデアである.したがって,我々...