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研究分野別サイレントキーワード
「piRNA」サイレントキーワードを含む研究
【生物学】基礎生物学:アルゴノートpiRNAを含む研究件
❏RNAサイレンシングの分子機構の解明(26291010)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西増 弘志 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (00467044)
【キーワード】非コードRNA / CRISPR / Cas9 / Argonaute / piRNA (他12件)
【概要】カイコに由来するPIWIタンパク質(Siwi)を精製し、その結晶構造を世界で初めて解明した。その結果、SiwiがpiRNAと結合して生殖細胞を守る分子機構の一端が明らかになった。さらに、様々な細菌に由来するCas9およびCpf1の結晶構造を解明し、CRISPR-Cas酵素の多様な作動機構の理解に貢献するとともに新たなゲノム編集技術の開発基盤を確立した。 ...
❏転移因子とArgonauteの軍拡競争からゲノムの進化を探る(20221008)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】塩見 春彦 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60202107)
【キーワード】ゲノム機能 / RNAサイレンシング / 転移因子 / 小分子RNA / RNAi (他20件)
【概要】「転移因子とRNAサイレンシング機構の間の'軍拡競争'が複雑な遺伝子発現制禦を可能にするゲノムの進化をもたらした」という仮説の検証をショウジョウバエを用いて行った。その結果、転移因子の抑制機構が体細胞では遺伝子の発現制御にも密接に関与していること、そして、生殖細胞では生殖幹細胞-体細胞相互作用や卵形成過程における軸形成に関与していることを示唆する結果を得た。 ...
【生物学】基礎生物学:PiwipiRNAを含む研究件
❏ハムスターをモデルとした卵形成時におけるレトロトランスポゾン制御機構の解明(20H03175)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】蓮輪 英毅 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50343249)
【キーワード】ゴールデンハムスター / 機能性RNA / 生殖細胞 / ゲノム編集 / エピジェネティクス (他10件)
【概要】哺乳類のPIWI遺伝子はpiRNAとともに雄の生殖細胞でトランスポゾンの抑制分子として機能することが知られている。これらの知見はマウスを用いた研究から明らかにされたものである。ところが、ヒトをはじめとするほとんどの哺乳動物は雌の生殖細胞にもPIWI遺伝子を強く発現しており、マウスよりも1つ多くPIWI遺伝 子を有する。申請者はこれまでに雌の生殖細胞で強く発現するPIWIL1とPIWIL3を見出し、...
❏反応場に着目したpiRNA生合成過程の生化学的解析(18H03982)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】泊 幸秀 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (90447368)
【キーワード】piRNA / PIWI / 反応場
【概要】piRNA生合成の最終過程となる3'末端の削り込み反応を担うエクソヌクレアーゼTrimmerを、CRISPR/Cas9を用いてノックアウトしたカイコBmN4細胞の樹立に成功した。その結果、本来28塩基程度の長さを持つ成熟piRNAはほとんど検出されなくなる一方で、32-42塩基程度のpiRNA前駆体と思われるものが蓄積することが確認された。そこで、それらのpiRNA前駆体様のRNAを次世代...
❏トランスポゾン侵略から生殖ゲノムをまもるpiRNA作動原理の統合的理解(17H06111)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2020-03-31
【研究代表者】塩見 美喜子 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (20322745)
【キーワード】PIWI / piRNA / トランスポゾン / RNAサイレンシング / ショウジョウバエ (他6件)
【概要】トランスポゾンの利己的な転移活性による生殖ゲノムの損傷は種の保存を脅かすため、有性生殖を伴う動物は、進化の過程でpiRNAを中核因子とするRNAサイレンシング機構を自己防衛手段として獲得したと考えられている。しかし、その動作原理は未だ不明である。本研究では、piRNAの動作原理を明らかにすることを目的とした。piRNAは、piRNAクラスタから転写された前駆体から生成されるが、piRNA生合成の仕...
【生物学】基礎生物学:Yb bodypiRNAを含む研究件
❏細胞質RNA顆粒体Yb bodyのプロテオーム解析(16K14666)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】石津 大嗣 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (40574588)
【キーワード】piRNA / Yb body / RNA granule / APEX / プロテオーム (他7件)
【概要】真核生物の細胞内には様々な種類のRNA顆粒が存在している.これらのRNA顆粒は,タンパク質とRNA間の多価結合によって生じる液液相転換により形成される.Yb bodyはショウジョウバエ卵巣体細胞においてpiRNA前駆体とpiRNA生合成因子から成る膜を持たない顆粒構造体であり,piRNA生合成に関与することが知られている.しかし,Yb bodyの機能や構成因子の全容は未解明である. 本研究では,細...
❏転移因子とArgonauteの軍拡競争からゲノムの進化を探る(20221008)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】塩見 春彦 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60202107)
【キーワード】ゲノム機能 / RNAサイレンシング / 転移因子 / 小分子RNA / RNAi (他20件)
【概要】「転移因子とRNAサイレンシング機構の間の'軍拡競争'が複雑な遺伝子発現制禦を可能にするゲノムの進化をもたらした」という仮説の検証をショウジョウバエを用いて行った。その結果、転移因子の抑制機構が体細胞では遺伝子の発現制御にも密接に関与していること、そして、生殖細胞では生殖幹細胞-体細胞相互作用や卵形成過程における軸形成に関与していることを示唆する結果を得た。 ...
【生物学】基礎生物学:RNAサイレンシングpiRNAを含む研究件
❏RNA依存性エフェクター複合体の構造機能解析(18H02384)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】西増 弘志 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (00467044)
【キーワード】RNA / タンパク質 / CRISPR / RNAサイレンシング / 立体構造 (他8件)
【概要】ショウジョウバエ由来PIWIタンパク質Piwiの結晶構造を決定し、PiwiがpiRNAと結合して生殖細胞を保護する分子基盤を明らかにした。さらに、様々な細菌に由来するCas9およびCas12の立体構造を解明し、CRISPR-Cas酵素の多様な作動機構の理解に貢献するとともに新たなゲノム編集技術の開発基盤を確立した。 ...
❏トランスポゾン侵略から生殖ゲノムをまもるpiRNA作動原理の統合的理解(17H06111)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2020-03-31
【研究代表者】塩見 美喜子 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (20322745)
【キーワード】PIWI / piRNA / トランスポゾン / RNAサイレンシング / ショウジョウバエ (他6件)
【概要】トランスポゾンの利己的な転移活性による生殖ゲノムの損傷は種の保存を脅かすため、有性生殖を伴う動物は、進化の過程でpiRNAを中核因子とするRNAサイレンシング機構を自己防衛手段として獲得したと考えられている。しかし、その動作原理は未だ不明である。本研究では、piRNAの動作原理を明らかにすることを目的とした。piRNAは、piRNAクラスタから転写された前駆体から生成されるが、piRNA生合成の仕...
❏piRNA生合成経路の解析(17H03632)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】石津 大嗣 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (40574588)
【キーワード】piRNA / Armi / Piwi / Zuc / GasZ (他13件)
【概要】piRNAは、相補的な配列を持つ遺伝子の発現を抑制する生殖細胞特異的な機能性小分子RNAである。申請者は、ショウジョウバエを用いたpiRNA生合成因子探索の結果、ATP依存性RNAヘリカーゼであるArmitage(Armi)を同定した。本研究により、細胞内でArmiに結合するRNAをiCLIP法および独自に開発したCLIPPARE法により解析することで、これまで詳細な解析がされていなかったpiRN...
【生物学】人類学:進化piRNAを含む研究件
❏軟体動物でユビキタスに発現するpiRNAの機能の解明(20F20395)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2020-11-13 - 2023-03-31
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30231872)
【キーワード】piRNA / biogenesis / exosome / small RNA / evolution (他15件)
【概要】We aimed to reveal the sncRNAs involved in the immune response during grafting transplantation by the pearl oyster Pinctada fucata. Exosomes were successfully extracted from the P. fucata haemolymph d...
❏転移因子とArgonauteの軍拡競争からゲノムの進化を探る(20221008)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】塩見 春彦 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60202107)
【キーワード】ゲノム機能 / RNAサイレンシング / 転移因子 / 小分子RNA / RNAi (他20件)
【概要】「転移因子とRNAサイレンシング機構の間の'軍拡競争'が複雑な遺伝子発現制禦を可能にするゲノムの進化をもたらした」という仮説の検証をショウジョウバエを用いて行った。その結果、転移因子の抑制機構が体細胞では遺伝子の発現制御にも密接に関与していること、そして、生殖細胞では生殖幹細胞-体細胞相互作用や卵形成過程における軸形成に関与していることを示唆する結果を得た。 ...
【総合生物】実験動物学:機能性RNApiRNAを含む研究件
❏ハムスターをモデルとした卵形成時におけるレトロトランスポゾン制御機構の解明(20H03175)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】蓮輪 英毅 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50343249)
【キーワード】ゴールデンハムスター / 機能性RNA / 生殖細胞 / ゲノム編集 / エピジェネティクス (他10件)
【概要】哺乳類のPIWI遺伝子はpiRNAとともに雄の生殖細胞でトランスポゾンの抑制分子として機能することが知られている。これらの知見はマウスを用いた研究から明らかにされたものである。ところが、ヒトをはじめとするほとんどの哺乳動物は雌の生殖細胞にもPIWI遺伝子を強く発現しており、マウスよりも1つ多くPIWI遺伝 子を有する。申請者はこれまでに雌の生殖細胞で強く発現するPIWIL1とPIWIL3を見出し、...
❏RNA修飾が関与する遺伝子発現調節機構と高次生命現象(19207013)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】鈴木 勉 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (20292782)
【キーワード】RNA修飾 / RNAエディティング / イノシン / メチル化 / piRNA (他13件)
【概要】本研究課題ではRNAの転写後修飾に着目し、RNAが関与する遺伝子発現調節機構と高次生命現象の探索と解明を目標とした。特に、マウス精巣に発現するpiRNAの末端が2'Oメチル化修飾されていることを見出し、そのメチル化酵素の機能解析を行った。mRNAの修飾に関しては、ヒトの脳において大量に存在することが知られているイノシン化修飾に着目した。イノシン特異的な化学修飾と逆転写PCRを組み合わせた手...
【総合生物】実験動物学:トランスポゾンpiRNAを含む研究件
❏ハムスターをモデルとした卵形成時におけるレトロトランスポゾン制御機構の解明(20H03175)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】蓮輪 英毅 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50343249)
【キーワード】ゴールデンハムスター / 機能性RNA / 生殖細胞 / ゲノム編集 / エピジェネティクス (他10件)
【概要】哺乳類のPIWI遺伝子はpiRNAとともに雄の生殖細胞でトランスポゾンの抑制分子として機能することが知られている。これらの知見はマウスを用いた研究から明らかにされたものである。ところが、ヒトをはじめとするほとんどの哺乳動物は雌の生殖細胞にもPIWI遺伝子を強く発現しており、マウスよりも1つ多くPIWI遺伝 子を有する。申請者はこれまでに雌の生殖細胞で強く発現するPIWIL1とPIWIL3を見出し、...
❏トランスポゾン侵略から生殖ゲノムをまもるpiRNA作動原理の統合的理解(17H06111)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2020-03-31
【研究代表者】塩見 美喜子 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (20322745)
【キーワード】PIWI / piRNA / トランスポゾン / RNAサイレンシング / ショウジョウバエ (他6件)
【概要】トランスポゾンの利己的な転移活性による生殖ゲノムの損傷は種の保存を脅かすため、有性生殖を伴う動物は、進化の過程でpiRNAを中核因子とするRNAサイレンシング機構を自己防衛手段として獲得したと考えられている。しかし、その動作原理は未だ不明である。本研究では、piRNAの動作原理を明らかにすることを目的とした。piRNAは、piRNAクラスタから転写された前駆体から生成されるが、piRNA生合成の仕...
❏選択的なpiRNA生合成経路の包括的解析(17K15051)
【研究テーマ】システムゲノム科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】小野口 真広 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 産総研特別研究員 (30645297)
【キーワード】piRNA / PIWI / transposon / RNA binding protein / ChIRP-MS (他11件)
【概要】piRNAは生殖細胞においてトランスポゾンの抑制に必要な小分子RNAであり、piRNA経路の破綻は不妊を引き起こす。piRNAは前駆体RNAから生成されるが、前駆体RNAが選定されるメカニズムは十分明らかでない。これまで前駆体RNA中にpiRNAの産生に必要十分である決定配列が存在することが報告されているが、決定配列がどのようなタンパク質と結合するのかはほとんどわかっていない。本研究では、決定配列...
【農学】生産環境農学:結晶構造piRNAを含む研究件
❏RNA依存性エフェクター複合体の構造機能解析(18H02384)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】西増 弘志 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (00467044)
【キーワード】RNA / タンパク質 / CRISPR / RNAサイレンシング / 立体構造 (他8件)
【概要】ショウジョウバエ由来PIWIタンパク質Piwiの結晶構造を決定し、PiwiがpiRNAと結合して生殖細胞を保護する分子基盤を明らかにした。さらに、様々な細菌に由来するCas9およびCas12の立体構造を解明し、CRISPR-Cas酵素の多様な作動機構の理解に貢献するとともに新たなゲノム編集技術の開発基盤を確立した。 ...
❏RNAサイレンシングの分子機構の解明(26291010)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西増 弘志 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (00467044)
【キーワード】非コードRNA / CRISPR / Cas9 / Argonaute / piRNA (他12件)
【概要】カイコに由来するPIWIタンパク質(Siwi)を精製し、その結晶構造を世界で初めて解明した。その結果、SiwiがpiRNAと結合して生殖細胞を守る分子機構の一端が明らかになった。さらに、様々な細菌に由来するCas9およびCpf1の結晶構造を解明し、CRISPR-Cas酵素の多様な作動機構の理解に貢献するとともに新たなゲノム編集技術の開発基盤を確立した。 ...
【農学】生産環境農学:カイコpiRNAを含む研究件
❏piRNAシステムズバイオロジー:人工産生系を用いた機械学習的アプローチ(16KT0064)
【研究テーマ】構成的システム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-07-19 - 2018-03-31
【研究代表者】勝間 進 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (20378863)
【キーワード】piRNA / 小分子RNA / カイコ / BmN-4 / ピンポンサイクル (他8件)
【概要】小分子RNAの一つであるPIWI-interacting RNA (piRNA)は、生殖細胞において利己的な配列から自身を守る役割を果たす。カイコ培養細胞BmN-4はpiRNAの生合成経路の一つであるピンポンサイクルを保持する細胞である。私たちは、前年度にBmN-4を用いた「人工piRNA産生系」を確立し、それを利用してpiRNA-PIWI複合体の認識に必要な塩基数を同定した(Shoji et a...
❏カイコにおける性決定カスケードと遺伝子量補正および組換え抑制機構のクロストーク(15H02482)
【研究テーマ】昆虫科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】嶋田 透 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20202111)
【キーワード】性決定 / 遺伝子量補正 / カイコ / チョウ目 / 性染色体 (他9件)
【概要】私たちは、カイコの雌性はW染色体に由来する雌特異的な小分子RNA(Fem piRNA)が、Z染色体に座乗する雄決定遺伝子Mascの発現を抑制することによって決定することを明らかにしてきた。本研究では、Mascの分子機能を明らかにするため、改変Mascタンパク質を用いた実験を行った結果、ジンクフィンガードメインは性決定に必要でなく、中央付近のシステイン残基が必須であることが明らかになった。また、カイ...
【農学】水圏応用科学:トラフグ (Takifugu rubripes)piRNAを含む研究件
❏魚介類RNA干渉機構の解明と増養殖・感染防御への応用(24248034)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30231872)
【キーワード】RNA干渉 / miRNA / piRNA / torafugu / medaka (他20件)
【概要】本研究では魚介類においてRNA干渉に関わる小分子RNAを網羅的に解析し、それらの知見を水産分野に役立てることを目的に基礎研究を行った。次世代シーケンサーによるトランスクリプトームにより、トラフグ、メダカ、アコヤガイの各組織における小分子RNA発現プロフィールを明らかにした。トラフグにおいては1420 種類の miRNAを見出すとともに、それぞれのmiRNAに多数のisomiRが存在することを見出し...
❏次世代シーケンシングによるメダカ小分子RNAの完全解析と機能の解明(21310125)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30231872)
【キーワード】動物ゲノム / メダカ / トラフグ / 次世代シーケンサー / 小分子RNA (他13件)
【概要】本研究では次世代シーケンサーを用いてメダカおよびトラフグの各組織(速筋、遅筋、腸、眼、脳、心臓、肝臓、卵巣、精巣、初期胚など)から得た小分子RNA(miRNA, piRNA, siRNA)の塩基配列を解読し、その発現プロフィールを明らかにした。精巣、卵巣以外の各組織ではmiRNAが主要な発現産物であったが、精巣、卵巣ではpiRNAが主要な発現産物であることが推定された。またメダカとトラフグに共通に...
【医歯薬学】基礎医学:生殖細胞piRNAを含む研究件
❏ハムスターをモデルとした卵形成時におけるレトロトランスポゾン制御機構の解明(20H03175)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】蓮輪 英毅 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50343249)
【キーワード】ゴールデンハムスター / 機能性RNA / 生殖細胞 / ゲノム編集 / エピジェネティクス (他10件)
【概要】哺乳類のPIWI遺伝子はpiRNAとともに雄の生殖細胞でトランスポゾンの抑制分子として機能することが知られている。これらの知見はマウスを用いた研究から明らかにされたものである。ところが、ヒトをはじめとするほとんどの哺乳動物は雌の生殖細胞にもPIWI遺伝子を強く発現しており、マウスよりも1つ多くPIWI遺伝 子を有する。申請者はこれまでに雌の生殖細胞で強く発現するPIWIL1とPIWIL3を見出し、...
❏小分子RNAに誘導されるエピゲノム変化の生化学的解析(26710011)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山中 総一郎 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80711845)
【キーワード】小分子RNA / トランスポゾン / 生殖細胞 / ATAC-seq / ゲノム (他13件)
【概要】トランスポゾンとその残滓は、ヒトゲノムでは 45%もの領域を占めている。トランスポゾンの持つ転移能は個体に有害であり、特に生殖細胞におけるトランスポゾンの発現抑制は次世代への正確な遺伝情報の伝達を考えた場合に、生物にとって喫緊の課題である。私は小分子RNAがトランスポゾンの発現を生殖細胞でいかに抑制しているかに関して研究をハエとマウスを用いて行ってきた。ハエにおいては、特定ゲノム領域に存在するタン...
❏霊長類を含む哺乳動物の生殖エピゲノム形成機構(25221003)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】塩見 春彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (60202107)
【キーワード】生殖細胞 / エピジェネティクス / クロマチン / トランスポゾン / Piwi (他8件)
【概要】哺乳類生殖エピゲノム形成機構の解析を行い、マウスゴノサイト期にメガベースサイズのクロマチン領域がダイナミックに変動することを見出しDAD (Differentially accessible domain) と名付けた。DADの形成に伴いその領域内のヒストンの修飾とDNAのメチル化が変化すること、さらに、DAD領域に存在する転移因子の転写が活性化されることを見出した。一方、ハムスターのPIWI遺伝...
【医歯薬学】外科系臨床医学:CRISPRpiRNAを含む研究件
❏RNA依存性エフェクター複合体の構造機能解析(18H02384)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】西増 弘志 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (00467044)
【キーワード】RNA / タンパク質 / CRISPR / RNAサイレンシング / 立体構造 (他8件)
【概要】ショウジョウバエ由来PIWIタンパク質Piwiの結晶構造を決定し、PiwiがpiRNAと結合して生殖細胞を保護する分子基盤を明らかにした。さらに、様々な細菌に由来するCas9およびCas12の立体構造を解明し、CRISPR-Cas酵素の多様な作動機構の理解に貢献するとともに新たなゲノム編集技術の開発基盤を確立した。 ...
❏piRNA生合成経路の分子メカニズム解明(15H05585)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】石津 大嗣 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (40574588)
【キーワード】piRNA / Piwi / CRISPR / tj / 翻訳 (他8件)
【概要】ショウジョウバエ培養細胞株OSCでは、piRNAは一次生合成経路により生成され、Piwiタンパク質に結合する。piRNAは主に転移因子に由来するが、一部のpiRNAはmRNAの3'UTRにコードされている。これまでに、多くのpiRNAを産生するTraffic jam(Tj)の3'UTRにおいて、100塩基長のpiRNA生合成に必須のシス配列が同定された。SHAPE法と呼ばれるRNA...
❏RNAサイレンシングの分子機構の解明(26291010)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西増 弘志 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (00467044)
【キーワード】非コードRNA / CRISPR / Cas9 / Argonaute / piRNA (他12件)
【概要】カイコに由来するPIWIタンパク質(Siwi)を精製し、その結晶構造を世界で初めて解明した。その結果、SiwiがpiRNAと結合して生殖細胞を守る分子機構の一端が明らかになった。さらに、様々な細菌に由来するCas9およびCpf1の結晶構造を解明し、CRISPR-Cas酵素の多様な作動機構の理解に貢献するとともに新たなゲノム編集技術の開発基盤を確立した。 ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:小分子RNApiRNAを含む研究件
❏軟体動物でユビキタスに発現するpiRNAの機能の解明(20F20395)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2020-11-13 - 2023-03-31
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30231872)
【キーワード】piRNA / biogenesis / exosome / small RNA / evolution (他15件)
【概要】We aimed to reveal the sncRNAs involved in the immune response during grafting transplantation by the pearl oyster Pinctada fucata. Exosomes were successfully extracted from the P. fucata haemolymph d...
❏ハムスターをモデルとした卵形成時におけるレトロトランスポゾン制御機構の解明(20H03175)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】蓮輪 英毅 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50343249)
【キーワード】ゴールデンハムスター / 機能性RNA / 生殖細胞 / ゲノム編集 / エピジェネティクス (他10件)
【概要】哺乳類のPIWI遺伝子はpiRNAとともに雄の生殖細胞でトランスポゾンの抑制分子として機能することが知られている。これらの知見はマウスを用いた研究から明らかにされたものである。ところが、ヒトをはじめとするほとんどの哺乳動物は雌の生殖細胞にもPIWI遺伝子を強く発現しており、マウスよりも1つ多くPIWI遺伝 子を有する。申請者はこれまでに雌の生殖細胞で強く発現するPIWIL1とPIWIL3を見出し、...
❏piRNAシステムズバイオロジー:人工産生系を用いた機械学習的アプローチ(16KT0064)
【研究テーマ】構成的システム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-07-19 - 2018-03-31
【研究代表者】勝間 進 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (20378863)
【キーワード】piRNA / 小分子RNA / カイコ / BmN-4 / ピンポンサイクル (他8件)
【概要】小分子RNAの一つであるPIWI-interacting RNA (piRNA)は、生殖細胞において利己的な配列から自身を守る役割を果たす。カイコ培養細胞BmN-4はpiRNAの生合成経路の一つであるピンポンサイクルを保持する細胞である。私たちは、前年度にBmN-4を用いた「人工piRNA産生系」を確立し、それを利用してpiRNA-PIWI複合体の認識に必要な塩基数を同定した(Shoji et a...
【医歯薬学】外科系臨床医学:クロマチンpiRNAを含む研究件
❏小分子RNAに誘導されるエピゲノム変化の生化学的解析(26710011)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山中 総一郎 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80711845)
【キーワード】小分子RNA / トランスポゾン / 生殖細胞 / ATAC-seq / ゲノム (他13件)
【概要】トランスポゾンとその残滓は、ヒトゲノムでは 45%もの領域を占めている。トランスポゾンの持つ転移能は個体に有害であり、特に生殖細胞におけるトランスポゾンの発現抑制は次世代への正確な遺伝情報の伝達を考えた場合に、生物にとって喫緊の課題である。私は小分子RNAがトランスポゾンの発現を生殖細胞でいかに抑制しているかに関して研究をハエとマウスを用いて行ってきた。ハエにおいては、特定ゲノム領域に存在するタン...
❏霊長類を含む哺乳動物の生殖エピゲノム形成機構(25221003)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】塩見 春彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (60202107)
【キーワード】生殖細胞 / エピジェネティクス / クロマチン / トランスポゾン / Piwi (他8件)
【概要】哺乳類生殖エピゲノム形成機構の解析を行い、マウスゴノサイト期にメガベースサイズのクロマチン領域がダイナミックに変動することを見出しDAD (Differentially accessible domain) と名付けた。DADの形成に伴いその領域内のヒストンの修飾とDNAのメチル化が変化すること、さらに、DAD領域に存在する転移因子の転写が活性化されることを見出した。一方、ハムスターのPIWI遺伝...
【医歯薬学】外科系臨床医学:めだかpiRNAを含む研究件
❏魚介類RNA干渉機構の解明と増養殖・感染防御への応用(24248034)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30231872)
【キーワード】RNA干渉 / miRNA / piRNA / torafugu / medaka (他20件)
【概要】本研究では魚介類においてRNA干渉に関わる小分子RNAを網羅的に解析し、それらの知見を水産分野に役立てることを目的に基礎研究を行った。次世代シーケンサーによるトランスクリプトームにより、トラフグ、メダカ、アコヤガイの各組織における小分子RNA発現プロフィールを明らかにした。トラフグにおいては1420 種類の miRNAを見出すとともに、それぞれのmiRNAに多数のisomiRが存在することを見出し...
❏次世代シーケンシングによるメダカ小分子RNAの完全解析と機能の解明(21310125)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30231872)
【キーワード】動物ゲノム / メダカ / トラフグ / 次世代シーケンサー / 小分子RNA (他13件)
【概要】本研究では次世代シーケンサーを用いてメダカおよびトラフグの各組織(速筋、遅筋、腸、眼、脳、心臓、肝臓、卵巣、精巣、初期胚など)から得た小分子RNA(miRNA, piRNA, siRNA)の塩基配列を解読し、その発現プロフィールを明らかにした。精巣、卵巣以外の各組織ではmiRNAが主要な発現産物であったが、精巣、卵巣ではpiRNAが主要な発現産物であることが推定された。またメダカとトラフグに共通に...
【医歯薬学】歯学:ゲノム編集piRNAを含む研究件
❏ハムスターをモデルとした卵形成時におけるレトロトランスポゾン制御機構の解明(20H03175)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】蓮輪 英毅 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50343249)
【キーワード】ゴールデンハムスター / 機能性RNA / 生殖細胞 / ゲノム編集 / エピジェネティクス (他10件)
【概要】哺乳類のPIWI遺伝子はpiRNAとともに雄の生殖細胞でトランスポゾンの抑制分子として機能することが知られている。これらの知見はマウスを用いた研究から明らかにされたものである。ところが、ヒトをはじめとするほとんどの哺乳動物は雌の生殖細胞にもPIWI遺伝子を強く発現しており、マウスよりも1つ多くPIWI遺伝 子を有する。申請者はこれまでに雌の生殖細胞で強く発現するPIWIL1とPIWIL3を見出し、...
❏カイコにおける性決定カスケードと遺伝子量補正および組換え抑制機構のクロストーク(15H02482)
【研究テーマ】昆虫科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】嶋田 透 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20202111)
【キーワード】性決定 / 遺伝子量補正 / カイコ / チョウ目 / 性染色体 (他9件)
【概要】私たちは、カイコの雌性はW染色体に由来する雌特異的な小分子RNA(Fem piRNA)が、Z染色体に座乗する雄決定遺伝子Mascの発現を抑制することによって決定することを明らかにしてきた。本研究では、Mascの分子機能を明らかにするため、改変Mascタンパク質を用いた実験を行った結果、ジンクフィンガードメインは性決定に必要でなく、中央付近のシステイン残基が必須であることが明らかになった。また、カイ...
❏RNAサイレンシングの分子機構の解明(26291010)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西増 弘志 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (00467044)
【キーワード】非コードRNA / CRISPR / Cas9 / Argonaute / piRNA (他12件)
【概要】カイコに由来するPIWIタンパク質(Siwi)を精製し、その結晶構造を世界で初めて解明した。その結果、SiwiがpiRNAと結合して生殖細胞を守る分子機構の一端が明らかになった。さらに、様々な細菌に由来するCas9およびCpf1の結晶構造を解明し、CRISPR-Cas酵素の多様な作動機構の理解に貢献するとともに新たなゲノム編集技術の開発基盤を確立した。 ...
【医歯薬学】薬学:ショウジョウバエpiRNAを含む研究件
❏トランスポゾン侵略から生殖ゲノムをまもるpiRNA作動原理の統合的理解(17H06111)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2020-03-31
【研究代表者】塩見 美喜子 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (20322745)
【キーワード】PIWI / piRNA / トランスポゾン / RNAサイレンシング / ショウジョウバエ (他6件)
【概要】トランスポゾンの利己的な転移活性による生殖ゲノムの損傷は種の保存を脅かすため、有性生殖を伴う動物は、進化の過程でpiRNAを中核因子とするRNAサイレンシング機構を自己防衛手段として獲得したと考えられている。しかし、その動作原理は未だ不明である。本研究では、piRNAの動作原理を明らかにすることを目的とした。piRNAは、piRNAクラスタから転写された前駆体から生成されるが、piRNA生合成の仕...
❏トランスポゾン抑制因子piRNAの生合成機構の解明(25251003)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】塩見 美喜子 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授(移行) (20322745)
【キーワード】piRNA / 生殖細胞 / ショウジョウバエ / トランスポゾン / RNAサイレンシング
【概要】20-30塩基長の小分子RNAによる遺伝子発現抑制機構をRNAサイレンシングと呼ぶ。正しい遺伝情報を次世代へと受継ぐ使命を担う生殖細胞では、PIWI-interacting RNA(piRNA)がDNA損傷を引き起こす転移性因子トランスポゾンからRNAサイレンシング機構を介して生殖細胞のゲノムをまもると同時に、生殖組織の分化を正常に導く。しかし、その動作原理は未だ不明である。piRNAによるトラン...
❏トランスポゾン侵略から生殖細胞ゲノムをまもるpiRNA動作原理の統合的理解(25221101)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】塩見 美喜子 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (20322745)
【キーワード】PIWI / piRNA / トランスポゾン / RNAサイレンシング / ショウジョウバエ
【概要】PIWI-interacting RNA(piRNA)は正しい遺伝情報を次世代へと受継ぐ使命を担う生殖細胞でDNA損傷を引き起こす転移性因子トランスポゾンから生殖細胞のゲノムをまもる役割を担う。しかし、その動作原理は未だ不明である。本研究課題では、特に[I] piRNA生合成と[II] piRNAによる核内サイレンシングの仕組みに焦点を絞り解析を進めることによってpiRNA機構の全貌解明を目指した...
【医歯薬学】薬学:遺伝子発現制御piRNAを含む研究件
❏ハムスターをモデルとした卵形成時におけるレトロトランスポゾン制御機構の解明(20H03175)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】蓮輪 英毅 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50343249)
【キーワード】ゴールデンハムスター / 機能性RNA / 生殖細胞 / ゲノム編集 / エピジェネティクス (他10件)
【概要】哺乳類のPIWI遺伝子はpiRNAとともに雄の生殖細胞でトランスポゾンの抑制分子として機能することが知られている。これらの知見はマウスを用いた研究から明らかにされたものである。ところが、ヒトをはじめとするほとんどの哺乳動物は雌の生殖細胞にもPIWI遺伝子を強く発現しており、マウスよりも1つ多くPIWI遺伝 子を有する。申請者はこれまでに雌の生殖細胞で強く発現するPIWIL1とPIWIL3を見出し、...
❏小分子RNAに誘導されるエピゲノム変化の生化学的解析(26710011)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山中 総一郎 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80711845)
【キーワード】小分子RNA / トランスポゾン / 生殖細胞 / ATAC-seq / ゲノム (他13件)
【概要】トランスポゾンとその残滓は、ヒトゲノムでは 45%もの領域を占めている。トランスポゾンの持つ転移能は個体に有害であり、特に生殖細胞におけるトランスポゾンの発現抑制は次世代への正確な遺伝情報の伝達を考えた場合に、生物にとって喫緊の課題である。私は小分子RNAがトランスポゾンの発現を生殖細胞でいかに抑制しているかに関して研究をハエとマウスを用いて行ってきた。ハエにおいては、特定ゲノム領域に存在するタン...
【医歯薬学】薬学:CRISPR-Cas9piRNAを含む研究件
❏piRNA生合成経路の分子メカニズム解明(15H05585)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】石津 大嗣 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (40574588)
【キーワード】piRNA / Piwi / CRISPR / tj / 翻訳 (他8件)
【概要】ショウジョウバエ培養細胞株OSCでは、piRNAは一次生合成経路により生成され、Piwiタンパク質に結合する。piRNAは主に転移因子に由来するが、一部のpiRNAはmRNAの3'UTRにコードされている。これまでに、多くのpiRNAを産生するTraffic jam(Tj)の3'UTRにおいて、100塩基長のpiRNA生合成に必須のシス配列が同定された。SHAPE法と呼ばれるRNA...
❏小分子RNAに誘導されるエピゲノム変化の生化学的解析(26710011)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山中 総一郎 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80711845)
【キーワード】小分子RNA / トランスポゾン / 生殖細胞 / ATAC-seq / ゲノム (他13件)
【概要】トランスポゾンとその残滓は、ヒトゲノムでは 45%もの領域を占めている。トランスポゾンの持つ転移能は個体に有害であり、特に生殖細胞におけるトランスポゾンの発現抑制は次世代への正確な遺伝情報の伝達を考えた場合に、生物にとって喫緊の課題である。私は小分子RNAがトランスポゾンの発現を生殖細胞でいかに抑制しているかに関して研究をハエとマウスを用いて行ってきた。ハエにおいては、特定ゲノム領域に存在するタン...
❏RNAサイレンシングの分子機構の解明(26291010)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西増 弘志 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (00467044)
【キーワード】非コードRNA / CRISPR / Cas9 / Argonaute / piRNA (他12件)
【概要】カイコに由来するPIWIタンパク質(Siwi)を精製し、その結晶構造を世界で初めて解明した。その結果、SiwiがpiRNAと結合して生殖細胞を守る分子機構の一端が明らかになった。さらに、様々な細菌に由来するCas9およびCpf1の結晶構造を解明し、CRISPR-Cas酵素の多様な作動機構の理解に貢献するとともに新たなゲノム編集技術の開発基盤を確立した。 ...
【医歯薬学】薬学:RNApiRNAを含む研究件
❏RNA依存性エフェクター複合体の構造機能解析(18H02384)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】西増 弘志 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (00467044)
【キーワード】RNA / タンパク質 / CRISPR / RNAサイレンシング / 立体構造 (他8件)
【概要】ショウジョウバエ由来PIWIタンパク質Piwiの結晶構造を決定し、PiwiがpiRNAと結合して生殖細胞を保護する分子基盤を明らかにした。さらに、様々な細菌に由来するCas9およびCas12の立体構造を解明し、CRISPR-Cas酵素の多様な作動機構の理解に貢献するとともに新たなゲノム編集技術の開発基盤を確立した。 ...
❏RNAサイレンシングの分子機構の解明(26291010)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西増 弘志 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (00467044)
【キーワード】非コードRNA / CRISPR / Cas9 / Argonaute / piRNA (他12件)
【概要】カイコに由来するPIWIタンパク質(Siwi)を精製し、その結晶構造を世界で初めて解明した。その結果、SiwiがpiRNAと結合して生殖細胞を守る分子機構の一端が明らかになった。さらに、様々な細菌に由来するCas9およびCpf1の結晶構造を解明し、CRISPR-Cas酵素の多様な作動機構の理解に貢献するとともに新たなゲノム編集技術の開発基盤を確立した。 ...
【医歯薬学】薬学:トランスクリプトームpiRNAを含む研究件
❏魚介類RNA干渉機構の解明と増養殖・感染防御への応用(24248034)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30231872)
【キーワード】RNA干渉 / miRNA / piRNA / torafugu / medaka (他20件)
【概要】本研究では魚介類においてRNA干渉に関わる小分子RNAを網羅的に解析し、それらの知見を水産分野に役立てることを目的に基礎研究を行った。次世代シーケンサーによるトランスクリプトームにより、トラフグ、メダカ、アコヤガイの各組織における小分子RNA発現プロフィールを明らかにした。トラフグにおいては1420 種類の miRNAを見出すとともに、それぞれのmiRNAに多数のisomiRが存在することを見出し...
❏次世代シーケンシングによるメダカ小分子RNAの完全解析と機能の解明(21310125)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30231872)
【キーワード】動物ゲノム / メダカ / トラフグ / 次世代シーケンサー / 小分子RNA (他13件)
【概要】本研究では次世代シーケンサーを用いてメダカおよびトラフグの各組織(速筋、遅筋、腸、眼、脳、心臓、肝臓、卵巣、精巣、初期胚など)から得た小分子RNA(miRNA, piRNA, siRNA)の塩基配列を解読し、その発現プロフィールを明らかにした。精巣、卵巣以外の各組織ではmiRNAが主要な発現産物であったが、精巣、卵巣ではpiRNAが主要な発現産物であることが推定された。またメダカとトラフグに共通に...
【医歯薬学】看護学:miRNApiRNAを含む研究件
❏軟体動物でユビキタスに発現するpiRNAの機能の解明(20F20395)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2020-11-13 - 2023-03-31
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30231872)
【キーワード】piRNA / biogenesis / exosome / small RNA / evolution (他15件)
【概要】We aimed to reveal the sncRNAs involved in the immune response during grafting transplantation by the pearl oyster Pinctada fucata. Exosomes were successfully extracted from the P. fucata haemolymph d...
❏魚介類RNA干渉機構の解明と増養殖・感染防御への応用(24248034)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30231872)
【キーワード】RNA干渉 / miRNA / piRNA / torafugu / medaka (他20件)
【概要】本研究では魚介類においてRNA干渉に関わる小分子RNAを網羅的に解析し、それらの知見を水産分野に役立てることを目的に基礎研究を行った。次世代シーケンサーによるトランスクリプトームにより、トラフグ、メダカ、アコヤガイの各組織における小分子RNA発現プロフィールを明らかにした。トラフグにおいては1420 種類の miRNAを見出すとともに、それぞれのmiRNAに多数のisomiRが存在することを見出し...
❏次世代シーケンシングによるメダカ小分子RNAの完全解析と機能の解明(21310125)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30231872)
【キーワード】動物ゲノム / メダカ / トラフグ / 次世代シーケンサー / 小分子RNA (他13件)
【概要】本研究では次世代シーケンサーを用いてメダカおよびトラフグの各組織(速筋、遅筋、腸、眼、脳、心臓、肝臓、卵巣、精巣、初期胚など)から得た小分子RNA(miRNA, piRNA, siRNA)の塩基配列を解読し、その発現プロフィールを明らかにした。精巣、卵巣以外の各組織ではmiRNAが主要な発現産物であったが、精巣、卵巣ではpiRNAが主要な発現産物であることが推定された。またメダカとトラフグに共通に...
【医歯薬学】看護学:エピジェネテイクスpiRNAを含む研究件
❏ハムスターをモデルとした卵形成時におけるレトロトランスポゾン制御機構の解明(20H03175)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】蓮輪 英毅 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50343249)
【キーワード】ゴールデンハムスター / 機能性RNA / 生殖細胞 / ゲノム編集 / エピジェネティクス (他10件)
【概要】哺乳類のPIWI遺伝子はpiRNAとともに雄の生殖細胞でトランスポゾンの抑制分子として機能することが知られている。これらの知見はマウスを用いた研究から明らかにされたものである。ところが、ヒトをはじめとするほとんどの哺乳動物は雌の生殖細胞にもPIWI遺伝子を強く発現しており、マウスよりも1つ多くPIWI遺伝 子を有する。申請者はこれまでに雌の生殖細胞で強く発現するPIWIL1とPIWIL3を見出し、...
❏小分子RNAに誘導されるエピゲノム変化の生化学的解析(26710011)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山中 総一郎 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80711845)
【キーワード】小分子RNA / トランスポゾン / 生殖細胞 / ATAC-seq / ゲノム (他13件)
【概要】トランスポゾンとその残滓は、ヒトゲノムでは 45%もの領域を占めている。トランスポゾンの持つ転移能は個体に有害であり、特に生殖細胞におけるトランスポゾンの発現抑制は次世代への正確な遺伝情報の伝達を考えた場合に、生物にとって喫緊の課題である。私は小分子RNAがトランスポゾンの発現を生殖細胞でいかに抑制しているかに関して研究をハエとマウスを用いて行ってきた。ハエにおいては、特定ゲノム領域に存在するタン...
❏霊長類を含む哺乳動物の生殖エピゲノム形成機構(25221003)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】塩見 春彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (60202107)
【キーワード】生殖細胞 / エピジェネティクス / クロマチン / トランスポゾン / Piwi (他8件)
【概要】哺乳類生殖エピゲノム形成機構の解析を行い、マウスゴノサイト期にメガベースサイズのクロマチン領域がダイナミックに変動することを見出しDAD (Differentially accessible domain) と名付けた。DADの形成に伴いその領域内のヒストンの修飾とDNAのメチル化が変化すること、さらに、DAD領域に存在する転移因子の転写が活性化されることを見出した。一方、ハムスターのPIWI遺伝...
【医歯薬学】看護学:ゲノムpiRNAを含む研究件
❏小分子RNAに誘導されるエピゲノム変化の生化学的解析(26710011)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山中 総一郎 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80711845)
【キーワード】小分子RNA / トランスポゾン / 生殖細胞 / ATAC-seq / ゲノム (他13件)
【概要】トランスポゾンとその残滓は、ヒトゲノムでは 45%もの領域を占めている。トランスポゾンの持つ転移能は個体に有害であり、特に生殖細胞におけるトランスポゾンの発現抑制は次世代への正確な遺伝情報の伝達を考えた場合に、生物にとって喫緊の課題である。私は小分子RNAがトランスポゾンの発現を生殖細胞でいかに抑制しているかに関して研究をハエとマウスを用いて行ってきた。ハエにおいては、特定ゲノム領域に存在するタン...
❏転移因子とArgonauteの軍拡競争からゲノムの進化を探る(20221008)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】塩見 春彦 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60202107)
【キーワード】ゲノム機能 / RNAサイレンシング / 転移因子 / 小分子RNA / RNAi (他20件)
【概要】「転移因子とRNAサイレンシング機構の間の'軍拡競争'が複雑な遺伝子発現制禦を可能にするゲノムの進化をもたらした」という仮説の検証をショウジョウバエを用いて行った。その結果、転移因子の抑制機構が体細胞では遺伝子の発現制御にも密接に関与していること、そして、生殖細胞では生殖幹細胞-体細胞相互作用や卵形成過程における軸形成に関与していることを示唆する結果を得た。 ...
【医歯薬学】看護学:遺伝子発現piRNAを含む研究件
❏霊長類生殖細胞におけるトランスポゾン抑制機構の解析(25891022)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2013-08-30 - 2015-03-31
【研究代表者】山中 総一郎 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80711845)
【キーワード】piRNA / 遺伝子発現 / 生殖細胞 / トランスポゾン / 偽遺伝子 (他6件)
【概要】本研究においては霊長類モデル生物の一つであるマーモセットを用いている。マーモセットのPIWIL1ホモログであるMARWIは精巣において強く発現しており、それに対してモノクローナル抗体を作製した。この抗体を用いて精巣の免疫染色を行ったところ、精細管内のpachytene以降の細胞においてMARWIが発現していることが明らかとなった。さらに本年度は、マーモセットPIWIL1(MARWI)と結合するpi...
❏次世代シーケンシングによるメダカ小分子RNAの完全解析と機能の解明(21310125)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30231872)
【キーワード】動物ゲノム / メダカ / トラフグ / 次世代シーケンサー / 小分子RNA (他13件)
【概要】本研究では次世代シーケンサーを用いてメダカおよびトラフグの各組織(速筋、遅筋、腸、眼、脳、心臓、肝臓、卵巣、精巣、初期胚など)から得た小分子RNA(miRNA, piRNA, siRNA)の塩基配列を解読し、その発現プロフィールを明らかにした。精巣、卵巣以外の各組織ではmiRNAが主要な発現産物であったが、精巣、卵巣ではpiRNAが主要な発現産物であることが推定された。またメダカとトラフグに共通に...