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研究分野別サイレントキーワード
「相分離」サイレントキーワードを含む研究
【数物系科学】物理学:磁気光学イメージング相分離を含む研究件
❏磁気光学イメージング法による超伝導体および磁性体の磁気特性の研究(16740191)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】徳永 将史 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (50300885)
【キーワード】マンガン酸化物 / 相分離 / 磁気光学イメージング / 巨大磁気抵抗効果
【概要】ある種のマンガン酸化物では強磁性金属相と反強磁性(または常磁性)電荷整列絶縁体相との共存する相分離状態が実現されることが知られている。我々は以前の研究で、この状態におけるパーコレーション的伝導経路の可視化に成功し、それが輸送電流増大によって均一伝導に変化する事を見いだした。今年度は、この相分離状態における伝導の電流・電圧による制御を主に研究し、応用的にも興味深いと思われる幾つかの現象を発見した。 ...
❏局所磁化測定法を用いたペロフスカイト型マンガン酸化物における相分離の研究(13740208)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】徳永 将史 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (50300885)
【キーワード】マンガン酸化物 / 相分離 / 磁気光学イメージング / 磁気光学効果
【概要】まず最初に局所磁化を可視化する磁気光学イメージング法の感度改善に取り組み、その過程で高温超伝導体Bi_2Sr_2CaCu_2O_<8+y>の傾斜磁場下におけるジョセフソン磁束量子の可視化、およびその磁場依存性を研究する事に成功した。 この手法を用いて、巨視的に相分離を起こす事で知られる(La,Pr)_<1-x>Ca_xMnO_3に対して抵抗と局所磁化の同時測定を行った。巨視...
【数物系科学】物理学:ソフトマター相分離を含む研究件
❏極限環境耐性動物クマムシの持つ耐性メカニズムのダイナミズムと新規分子原理の解明(20K20580)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】國枝 武和 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (10463879)
【キーワード】乾燥耐性 / 相分離 / ゲル相転移 / ソフトマター / 弾性体 (他8件)
【概要】本研究課題では、これまでに同定してきた脱水ストレスに応答して可逆的に凝集するクマムシタンパク質群 DRYPs について解析することで、新たな耐性原理の検証と提唱を目指している。本年度は、まずストレス依存に動物細胞内で繊維構造を形成するクマムシ固有の CAHS タンパク質群について、線維化がもたらす物理特性の変化と生物学的影響を解析した。in vitro における微小液滴を用いた生物物理学的解析から...
❏電磁波による細胞型DNA分子ロボットのリモートコントロール(20K21828)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2022-03-31
【研究代表者】瀧ノ上 正浩 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20511249)
【キーワード】分子ロボット / 人工細胞 / DNAナノテクノロジー / ソフトマター / 光制御 (他10件)
【概要】分子ロボットは、生体分子でできた、ナノからマイクロメートルの微小サイズのロボットとして注目されている。本研究では、紫外/可視光・赤外レーザー・電波などの電磁波によって、細胞型のDNA分子ロボットを遠隔制御する技術を開発することを目的とした。最終的に、電磁波等によって、DNAゲルの物性を変化させられることを示し、DNAゲルでできた分子ロボットを、電磁波によって遠隔的に制御できる可能性が見出せた。 ...
❏物理から細胞形態に迫る:多細胞モデルの構築と細胞間相互作用の制御(24740292)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柳澤 実穂 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 特任准教授 (50555802)
【キーワード】細胞モデル / 界面張力 / 細胞接着 / 細胞組織モデル / 自己組織化 (他12件)
【概要】生物を形作る細胞は、機能に適した形態と内部構造を備えている。我々は、この細胞形状と構造の制御機構を明らかにするために、細胞組織における細胞の空間配置と細胞間接着力に着目し、それらの相関関係を、複数の細胞サイズ液滴からなる細胞組織モデルを用いて調べた。細胞の空間配置が関与しない二細胞モデルでは、細胞間接着力が細胞表面の界面張力と、細胞膜と細胞内の高分子との相互作用によって決定されることが示された。一...
【数物系科学】物理学:鉄カルコゲナイド相分離を含む研究件
❏レゲットモード等を利用した多ギャップ超伝導体ギャップ構造研究の新しい方法論の構築(26610094)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】前田 京剛 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (70183605)
【キーワード】鉄カルコゲナイド / パルスレーザー蒸着 / 多ギャップ超伝導 / 相分離 / 磁束フロー (他20件)
【概要】パルスレーザー堆積法で鉄カルコゲナイド FeSe(1-x)Tex エピタキシャル薄膜を作製し,バルクでは相分離のため合成不可能な組成領域も含めて,全組成領域の試料を作成することに成功し,臨界温度の上昇にも成功した。これら一連の試料のメリットを生かし,種々の共同研究を含む系統的物性追跡を行った。その中で,時間領域THz分光で,レゲットモードの端緒となる信号をとらえることができ,現在さらに詳細な研究を...
❏局所マイクロ波複素伝導度測定を用いた量子凝縮相の新しいダイナミクスの研究(23244070)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】前田 京剛 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (70183605)
【キーワード】マイクロ波 / マイクロ波顕微鏡 / STM / 鉄系超伝導体 / 電気伝導度分布 (他28件)
【概要】液体ヘリウム中で動作する,STMも同時に兼ね備えたマイクロ波顕微鏡(同軸共振器タイプ,動作周波数 10.7 GHz)を開発した。これを用いて,鉄系超伝導体KxFe2Se2単結晶において,電気伝導度の空間分布を取得することに初めて成功し,網目状の部分が超伝導領域であることを直接示すことができた。また,この過程で,表面の粗さがマイクロ波共振特性に与える影響を取り除く走査方法を見出した。これら伝導度の空...
【数物系科学】物理学:電荷秩序相分離を含む研究件
❏遷移金属化合物表面における特異なスピン・電荷・軌道状態の分光研究(25400356)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】溝川 貴司 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (90251397)
【キーワード】遷移金属化合物 / スピン・電荷・軌道 / 光電子分光 / X線吸収分光 / 表面・界面 (他21件)
【概要】リチウムイオン電池の正極材料として広く利用されているコバルト酸リチウムとその関連物質において、酸素1sX線吸収分光によって酸素2pホールが重要な役割を果たしていることを見出した。一方、三角格子を持つイリジウムテルライドでは、イリジウム5dホールとテルル5pホールが示すストライプ状の電荷・軌道秩序の性質をX線散乱および角度分解光電子分光によって解明し、さらに電荷・軌道秩序が抑制された超伝導相において...
❏強相関分子性導体の階層的電荷・スピン・格子ダイナミクスの研究(25287080)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐々木 孝彦 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (20241565)
【キーワード】強相関電子系 / 分子性有機導体 / 電荷ガラス / 分子性固体 / 強相関系 (他12件)
【概要】本研究では,強相関電子系分子性導体に特徴的な電荷-スピン-格子自由度の複合的結合による“やわらかい強相関電子・格子系”で実現する新しい非線形電子誘電物性の創出,解明を目指した実験研究を行った. その結果,電子が配列秩序化した電荷秩序絶縁体状態(電荷固体),融解・液体化した良電気伝導状態(電荷液体)に加えて,電子が極めて遅い時間スケールのダイナミクスを有し,不均質に凍結した新しい電子状態(電荷ガラス...
❏高分解能電子顕微鏡法によるマンガン酸化物の電荷・軌道秩序状態の研究(11440104)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】山本 直紀 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (90108184)
【キーワード】マンガン酸化物 / 強相関電子系物質 / 遷移金属酸化物 / ナノ構造 / 電荷秩序 (他14件)
【概要】強相関電子系物質であるマンガン酸化物は、遷移金属であるマンガンイオンが持つd電子の内部自由度である電荷、軌道、スピンに加えて、格子系との強い相互作用により、金属-絶縁体転移、巨大磁気抵抗効果や電荷・軌道秩序構造などの特異な物理的特性を示す。最近、マンガン酸化物で見出された電子の局在性に起因した電荷秩序構造と電子の遍歴性に起因した強磁性金属状態の共存状態(相分離状態)が見出され、巨大磁気抵抗効果や金...
【数物系科学】地球惑星科学:ガラス転移相分離を含む研究件
❏金属ガラスにおける構造緩和、局所構造、および物性の相関(15F15373)
【研究テーマ】金属物性・材料
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-10-09 - 2018-03-31
【研究代表者】平田 秋彦 東北大学, 材料科学高等研究所, 准教授 (90350488)
【キーワード】金属ガラス / 逆スピンホール効果 / 結晶化 / ガラス転移 / 構造緩和 (他9件)
【概要】最終年度は、逆スピンホール効果を利用した金属ガラス薄膜の構造変化のモニタリング手法を開発した。特に、金属ガラスの結晶化プロセスに関して、逆スピンホール効果により検出する方法を示した。結晶化は金属ガラスにとって最も重要な構造変化であり、これはガラス状態に関する特性の劣化を示すものである。特にスパッタリング法で作製するような超薄膜の場合では、金属ガラス相の結晶化に関する構造変化をリアルタイムに観察する...
❏超伝導関連物質における不定比酸素の秩序配置,配置変化動力学とその遷移金属種依存性(08454208)
【研究テーマ】無機化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】小國 正晴 東京工業大学, 理学部, 教授 (50144423)
【キーワード】過剰酸素 / 相転移 / ガラス転移 / 熱容量 / 抵抗率 (他11件)
【概要】La_2NiO_<4+δ>およびLa_2CuO_<4+δ>結晶は高温でともにK_2NiF_4構造を持ち,過剰酸素を持つ後者結晶の低温相で超伝導性が見いだされている。両結晶は酸素組成に不定比性を示し,過剰酸素の平均組成,配置構造,さらに配置変化速度は超伝導性にも関連して興味深く,両結晶系の熱容量測定,抵抗率測定,熱電能測定等を行った。 1.13〜500Kの温度範囲で精密熱測定...
【数物系科学】地球惑星科学:パターン形成相分離を含む研究件
❏レーザー場におけるメゾスコピック系の非線形ダイナミクス(14340115)
【研究テーマ】物性一般(含基礎論)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】吉川 研一 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80110823)
【キーワード】非平衡開放系 / レーザー / リズム / パターン形成 / メソスコピック系 (他27件)
【概要】非平衡開放系の物理を理解することは、宇宙から生物にいたるまで、さまざまなスケールの物理を考える際に重要な課題である。そこで、われわれはマイクロメートル〜ミリメートルのスケールの定常的な非平衡開放条件を集光レーザー場を用いて形成することを目的として研究を進めてきた。すなわち、集光レーザーによって物体をトラップしながら、光子としてのエネルギー注入による非平衡開放条件下で引き起こされる動的な非線形現象に...
❏一次相転移点近傍における2相共存状態の安定性と相境界の構造(05640437)
【研究テーマ】物性一般(含基礎論)
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】弘津 俊輔 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (40016069)
【キーワード】高分子ゲル / 相転移 / 相平衡 / 光散乱 / 相分離 (他15件)
【概要】実験の面では、3相共存状態における分域の挙動の精密測定、及び混合溶媒中でのゲル内部に形成されるセルパターンの測定を、また理論的研究の面では、転移に伴う水の状態の変化と収縮相の安定化条件を解析した。 (1)実験的研究:3相共存状態の実験と分域の温度挙動 試料の大きさを従来の実験の場合に比べて約1/10の100mμとすることにより、体積緩和時間は約1/100に短縮され、分域壁の温度挙動の実験が短時間必...
【数物系科学】地球惑星科学:マンガン酸化物相分離を含む研究件
❏磁気光学イメージング法による超伝導体および磁性体の磁気特性の研究(16740191)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】徳永 将史 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (50300885)
【キーワード】マンガン酸化物 / 相分離 / 磁気光学イメージング / 巨大磁気抵抗効果
【概要】ある種のマンガン酸化物では強磁性金属相と反強磁性(または常磁性)電荷整列絶縁体相との共存する相分離状態が実現されることが知られている。我々は以前の研究で、この状態におけるパーコレーション的伝導経路の可視化に成功し、それが輸送電流増大によって均一伝導に変化する事を見いだした。今年度は、この相分離状態における伝導の電流・電圧による制御を主に研究し、応用的にも興味深いと思われる幾つかの現象を発見した。 ...
❏局所磁化測定法を用いたペロフスカイト型マンガン酸化物における相分離の研究(13740208)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】徳永 将史 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (50300885)
【キーワード】マンガン酸化物 / 相分離 / 磁気光学イメージング / 磁気光学効果
【概要】まず最初に局所磁化を可視化する磁気光学イメージング法の感度改善に取り組み、その過程で高温超伝導体Bi_2Sr_2CaCu_2O_<8+y>の傾斜磁場下におけるジョセフソン磁束量子の可視化、およびその磁場依存性を研究する事に成功した。 この手法を用いて、巨視的に相分離を起こす事で知られる(La,Pr)_<1-x>Ca_xMnO_3に対して抵抗と局所磁化の同時測定を行った。巨視...
❏高分解能電子顕微鏡法によるマンガン酸化物の電荷・軌道秩序状態の研究(11440104)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】山本 直紀 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (90108184)
【キーワード】マンガン酸化物 / 強相関電子系物質 / 遷移金属酸化物 / ナノ構造 / 電荷秩序 (他14件)
【概要】強相関電子系物質であるマンガン酸化物は、遷移金属であるマンガンイオンが持つd電子の内部自由度である電荷、軌道、スピンに加えて、格子系との強い相互作用により、金属-絶縁体転移、巨大磁気抵抗効果や電荷・軌道秩序構造などの特異な物理的特性を示す。最近、マンガン酸化物で見出された電子の局在性に起因した電荷秩序構造と電子の遍歴性に起因した強磁性金属状態の共存状態(相分離状態)が見出され、巨大磁気抵抗効果や金...
【数物系科学】地球惑星科学:相転移相分離を含む研究件
❏極限環境耐性動物クマムシの持つ耐性メカニズムのダイナミズムと新規分子原理の解明(20K20580)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】國枝 武和 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (10463879)
【キーワード】乾燥耐性 / 相分離 / ゲル相転移 / ソフトマター / 弾性体 (他8件)
【概要】本研究課題では、これまでに同定してきた脱水ストレスに応答して可逆的に凝集するクマムシタンパク質群 DRYPs について解析することで、新たな耐性原理の検証と提唱を目指している。本年度は、まずストレス依存に動物細胞内で繊維構造を形成するクマムシ固有の CAHS タンパク質群について、線維化がもたらす物理特性の変化と生物学的影響を解析した。in vitro における微小液滴を用いた生物物理学的解析から...
❏相転移を伴う非線形現象のモデリングと解析(11640197)
【研究テーマ】大域解析学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
【キーワード】相転移 / 劣微分作用素 / 相分離 / ステファン問題 / 自由境界問題 (他8件)
【概要】本プロジェクトでは、線形・非線形作用素論から反応拡散系方程式、波動方程式、シュレディンガー方程式、相転移モデルやそれに関連する数値解析に至るまで実に多様な研究成果が得られた。特に、学際的見地に立った極めてレベルの高い研究が発表されている。例えば下記のような研究結果が上げられる。 ●環境問題に関連して、広島湾における赤潮の発生メカニズムに関する数学的解析と数値シミレーションを行った。これは非線形発展...
❏超伝導関連物質における不定比酸素の秩序配置,配置変化動力学とその遷移金属種依存性(08454208)
【研究テーマ】無機化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】小國 正晴 東京工業大学, 理学部, 教授 (50144423)
【キーワード】過剰酸素 / 相転移 / ガラス転移 / 熱容量 / 抵抗率 (他11件)
【概要】La_2NiO_<4+δ>およびLa_2CuO_<4+δ>結晶は高温でともにK_2NiF_4構造を持ち,過剰酸素を持つ後者結晶の低温相で超伝導性が見いだされている。両結晶は酸素組成に不定比性を示し,過剰酸素の平均組成,配置構造,さらに配置変化速度は超伝導性にも関連して興味深く,両結晶系の熱容量測定,抵抗率測定,熱電能測定等を行った。 1.13〜500Kの温度範囲で精密熱測定...
【数物系科学】天文学:超伝導相分離を含む研究件
❏遷移金属化合物表面における特異なスピン・電荷・軌道状態の分光研究(25400356)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】溝川 貴司 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (90251397)
【キーワード】遷移金属化合物 / スピン・電荷・軌道 / 光電子分光 / X線吸収分光 / 表面・界面 (他21件)
【概要】リチウムイオン電池の正極材料として広く利用されているコバルト酸リチウムとその関連物質において、酸素1sX線吸収分光によって酸素2pホールが重要な役割を果たしていることを見出した。一方、三角格子を持つイリジウムテルライドでは、イリジウム5dホールとテルル5pホールが示すストライプ状の電荷・軌道秩序の性質をX線散乱および角度分解光電子分光によって解明し、さらに電荷・軌道秩序が抑制された超伝導相において...
❏強相関分子性導体の階層的電荷・スピン・格子ダイナミクスの研究(25287080)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐々木 孝彦 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (20241565)
【キーワード】強相関電子系 / 分子性有機導体 / 電荷ガラス / 分子性固体 / 強相関系 (他12件)
【概要】本研究では,強相関電子系分子性導体に特徴的な電荷-スピン-格子自由度の複合的結合による“やわらかい強相関電子・格子系”で実現する新しい非線形電子誘電物性の創出,解明を目指した実験研究を行った. その結果,電子が配列秩序化した電荷秩序絶縁体状態(電荷固体),融解・液体化した良電気伝導状態(電荷液体)に加えて,電子が極めて遅い時間スケールのダイナミクスを有し,不均質に凍結した新しい電子状態(電荷ガラス...
❏コバルト系超伝導体の凝縮対対称性に対する最適化変分モンテカルロ法による研究(16540306)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】横山 寿敏 東北大学, 大学院理学研究科, 助手 (60212304)
【キーワード】コバルト系 / 超伝導対称性 / 三角格子 / 変分モンテカルロ法 / フラストレーション (他16件)
【概要】水和コバルト化合物超伝導体のモデルと考えられる単バンドの三角格子、及び関連が深い異方的三角格子の格子構造に対し、最適化変分モンテカルロ法をハバード型モデル及びその強相関モデルであるt-J型モデルに適用し、基底状態及び低温での性質を調べた。 主な結果としては、前年度の計算に引き続き、三角格子の単バンドモデルの結果を基に、コバルト系酸化物ではd軌道の縮退が重要であるという観点で、2バンドハバードモデル...
【化学】複合化学:高分子ゲル相分離を含む研究件
❏高分子ゲルとスポンジを横断的に理解するための統一理論の構築(21H04688)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2025-03-31
【研究代表者】酒井 崇匡 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (70456151)
【キーワード】高分子ゲル / スポンジ / 相分離 / 物質拡散 / レオロジー
【概要】ゲルやスポンジなどの含水性高分子網目材料は、生体組織と類似の構造・物性を有し、材料科学的にも生体材料応用を目指す上でも興味深い材料である。その一方で、両者には、網目サイズや内包する水との相溶性など、相違点も多く存在する。 本研究では、「ゲルとスポンジの類似性と特異性」を明らかにし、ゲルとスポンジを繋ぐ横断的な学理を確立することを目的とする。申請者が世界で初めて確立した、同一の成分組成からゲルとスポ...
❏一次相転移点近傍における2相共存状態の安定性と相境界の構造(05640437)
【研究テーマ】物性一般(含基礎論)
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】弘津 俊輔 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (40016069)
【キーワード】高分子ゲル / 相転移 / 相平衡 / 光散乱 / 相分離 (他15件)
【概要】実験の面では、3相共存状態における分域の挙動の精密測定、及び混合溶媒中でのゲル内部に形成されるセルパターンの測定を、また理論的研究の面では、転移に伴う水の状態の変化と収縮相の安定化条件を解析した。 (1)実験的研究:3相共存状態の実験と分域の温度挙動 試料の大きさを従来の実験の場合に比べて約1/10の100mμとすることにより、体積緩和時間は約1/100に短縮され、分域壁の温度挙動の実験が短時間必...
【化学】複合化学:ゲル相分離を含む研究件
❏極限環境耐性動物クマムシの持つ耐性メカニズムのダイナミズムと新規分子原理の解明(20K20580)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】國枝 武和 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (10463879)
【キーワード】乾燥耐性 / 相分離 / ゲル相転移 / ソフトマター / 弾性体 (他8件)
【概要】本研究課題では、これまでに同定してきた脱水ストレスに応答して可逆的に凝集するクマムシタンパク質群 DRYPs について解析することで、新たな耐性原理の検証と提唱を目指している。本年度は、まずストレス依存に動物細胞内で繊維構造を形成するクマムシ固有の CAHS タンパク質群について、線維化がもたらす物理特性の変化と生物学的影響を解析した。in vitro における微小液滴を用いた生物物理学的解析から...
❏電磁波による細胞型DNA分子ロボットのリモートコントロール(20K21828)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2022-03-31
【研究代表者】瀧ノ上 正浩 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20511249)
【キーワード】分子ロボット / 人工細胞 / DNAナノテクノロジー / ソフトマター / 光制御 (他10件)
【概要】分子ロボットは、生体分子でできた、ナノからマイクロメートルの微小サイズのロボットとして注目されている。本研究では、紫外/可視光・赤外レーザー・電波などの電磁波によって、細胞型のDNA分子ロボットを遠隔制御する技術を開発することを目的とした。最終的に、電磁波等によって、DNAゲルの物性を変化させられることを示し、DNAゲルでできた分子ロボットを、電磁波によって遠隔的に制御できる可能性が見出せた。 ...
❏一次相転移点近傍における2相共存状態の安定性と相境界の構造(05640437)
【研究テーマ】物性一般(含基礎論)
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】弘津 俊輔 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (40016069)
【キーワード】高分子ゲル / 相転移 / 相平衡 / 光散乱 / 相分離 (他15件)
【概要】実験の面では、3相共存状態における分域の挙動の精密測定、及び混合溶媒中でのゲル内部に形成されるセルパターンの測定を、また理論的研究の面では、転移に伴う水の状態の変化と収縮相の安定化条件を解析した。 (1)実験的研究:3相共存状態の実験と分域の温度挙動 試料の大きさを従来の実験の場合に比べて約1/10の100mμとすることにより、体積緩和時間は約1/100に短縮され、分域壁の温度挙動の実験が短時間必...
【生物学】生物学:生細胞1分子イメージング相分離を含む研究件
❏細胞内相分離の誘導制御系開発による相分離形成過程の超解像1分子動態解析(20K15755)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】伊藤 由馬 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (70803245)
【キーワード】1分子計測 / 生細胞イメージング / 相分離 / 生細胞1分子イメージング
【概要】本研究は、生体機能に重要な相分離の機構を調べるための、薬剤添加により細胞内相分離を人工的に誘導する系を確立し、液滴内の分子動態を生細胞1分子イメージングで計測することを可能にした。本手法により、液滴形成における細胞内環境の影響、液滴内外での分子拡散や交換、相分離に寄与するアミノ酸組成等が、多様な相分離タンパク質の天然変性領域について1分子レベルの精密な定量情報として得られた。 ...
❏蛍光1分子追跡の超解像化による核内タンパク質の液相分離挙動解析の実現(18K14661)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 由馬 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (70803245)
【キーワード】1分子計測 / 生細胞イメージング / 相分離 / 細胞核 / 1分子計測 (他7件)
【概要】本研究は、高解像度の生細胞1分子追跡法を確立することにより、核内タンパク質の相分離挙動を、生きた細胞内で直接定量することを可能にした。本手法を用いた核内タンパク質動態の定量解析から、リボソーム生合成に依存した核小体内の分子挙動や、ヘテロクロマチンタンパク質のヘテロクロマチン領域とは独立したクロマチンとの相互作用のような、これまで測定が困難であった生細胞内の粘弾性挙動ついて新たな定量的知見が得られた...
【生物学】生物学:生細胞イメージング相分離を含む研究件
❏細胞内相分離の誘導制御系開発による相分離形成過程の超解像1分子動態解析(20K15755)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】伊藤 由馬 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (70803245)
【キーワード】1分子計測 / 生細胞イメージング / 相分離 / 生細胞1分子イメージング
【概要】本研究は、生体機能に重要な相分離の機構を調べるための、薬剤添加により細胞内相分離を人工的に誘導する系を確立し、液滴内の分子動態を生細胞1分子イメージングで計測することを可能にした。本手法により、液滴形成における細胞内環境の影響、液滴内外での分子拡散や交換、相分離に寄与するアミノ酸組成等が、多様な相分離タンパク質の天然変性領域について1分子レベルの精密な定量情報として得られた。 ...
❏蛍光1分子追跡の超解像化による核内タンパク質の液相分離挙動解析の実現(18K14661)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 由馬 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (70803245)
【キーワード】1分子計測 / 生細胞イメージング / 相分離 / 細胞核 / 1分子計測 (他7件)
【概要】本研究は、高解像度の生細胞1分子追跡法を確立することにより、核内タンパク質の相分離挙動を、生きた細胞内で直接定量することを可能にした。本手法を用いた核内タンパク質動態の定量解析から、リボソーム生合成に依存した核小体内の分子挙動や、ヘテロクロマチンタンパク質のヘテロクロマチン領域とは独立したクロマチンとの相互作用のような、これまで測定が困難であった生細胞内の粘弾性挙動ついて新たな定量的知見が得られた...
【工学】プロセス・化学工学:リチウムイオン電池相分離を含む研究件
❏遷移金属化合物表面における特異なスピン・電荷・軌道状態の分光研究(25400356)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】溝川 貴司 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (90251397)
【キーワード】遷移金属化合物 / スピン・電荷・軌道 / 光電子分光 / X線吸収分光 / 表面・界面 (他21件)
【概要】リチウムイオン電池の正極材料として広く利用されているコバルト酸リチウムとその関連物質において、酸素1sX線吸収分光によって酸素2pホールが重要な役割を果たしていることを見出した。一方、三角格子を持つイリジウムテルライドでは、イリジウム5dホールとテルル5pホールが示すストライプ状の電荷・軌道秩序の性質をX線散乱および角度分解光電子分光によって解明し、さらに電荷・軌道秩序が抑制された超伝導相において...
❏局在電子系における異常電極活性(19205027)
【研究テーマ】無機工業材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】山田 淳夫 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (30359690)
【キーワード】リチウム電池 / 正極 / 拡散 / 相分離 / 局在電子 (他10件)
【概要】従来電池の電極としては機能しないとされてきた絶縁性物質に焦点をあて、良好な特性を示す複数の新規材料を提示し、その構造決定を行った。原子レベルでの異方的なイオンの振る舞いやその凝集の様子、さらにはその速度について実験的に明らかにした。これらを粒子サイズに依存する熱力学現象と捉え、解釈を行った。 ...
【工学】電気電子工学:光散乱相分離を含む研究件
❏走査型リプロン顕微鏡の開発とラングミュア膜の構造観察(06555019)
【研究テーマ】応用物理学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1994 - 1996
【研究代表者】高木 堅志郎 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (90013218)
【キーワード】リプロン / 表面張力波 / 光散乱 / ラングミュア膜 / 液体表面物性 (他10件)
【概要】水面上に展開された単分子膜はラングミュア膜と呼ばれ、LB膜の材料として工業的に重要である。またラングミュア膜はその環境によってさまざまな相変化を示すなど、2次元の物理という観点からも興味深い研究対象である。我々はこれまで、液体表面を伝搬する高周波表面波を光散乱法によって非接触で測定する手段を開発し、これを用いてラングミュア膜の分子ダイナミクスの研究を行ってきた。リプロンと呼ばれるこの表面波動の測定...
❏一次相転移点近傍における2相共存状態の安定性と相境界の構造(05640437)
【研究テーマ】物性一般(含基礎論)
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】弘津 俊輔 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (40016069)
【キーワード】高分子ゲル / 相転移 / 相平衡 / 光散乱 / 相分離 (他15件)
【概要】実験の面では、3相共存状態における分域の挙動の精密測定、及び混合溶媒中でのゲル内部に形成されるセルパターンの測定を、また理論的研究の面では、転移に伴う水の状態の変化と収縮相の安定化条件を解析した。 (1)実験的研究:3相共存状態の実験と分域の温度挙動 試料の大きさを従来の実験の場合に比べて約1/10の100mμとすることにより、体積緩和時間は約1/100に短縮され、分域壁の温度挙動の実験が短時間必...
【工学】電気電子工学:巨大磁気抵抗効果相分離を含む研究件
❏磁気光学イメージング法による超伝導体および磁性体の磁気特性の研究(16740191)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】徳永 将史 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (50300885)
【キーワード】マンガン酸化物 / 相分離 / 磁気光学イメージング / 巨大磁気抵抗効果
【概要】ある種のマンガン酸化物では強磁性金属相と反強磁性(または常磁性)電荷整列絶縁体相との共存する相分離状態が実現されることが知られている。我々は以前の研究で、この状態におけるパーコレーション的伝導経路の可視化に成功し、それが輸送電流増大によって均一伝導に変化する事を見いだした。今年度は、この相分離状態における伝導の電流・電圧による制御を主に研究し、応用的にも興味深いと思われる幾つかの現象を発見した。 ...
❏高分解能電子顕微鏡法によるマンガン酸化物の電荷・軌道秩序状態の研究(11440104)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】山本 直紀 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (90108184)
【キーワード】マンガン酸化物 / 強相関電子系物質 / 遷移金属酸化物 / ナノ構造 / 電荷秩序 (他14件)
【概要】強相関電子系物質であるマンガン酸化物は、遷移金属であるマンガンイオンが持つd電子の内部自由度である電荷、軌道、スピンに加えて、格子系との強い相互作用により、金属-絶縁体転移、巨大磁気抵抗効果や電荷・軌道秩序構造などの特異な物理的特性を示す。最近、マンガン酸化物で見出された電子の局在性に起因した電荷秩序構造と電子の遍歴性に起因した強磁性金属状態の共存状態(相分離状態)が見出され、巨大磁気抵抗効果や金...
【工学】構造・機能材料:構造相転移相分離を含む研究件
❏レゲットモード等を利用した多ギャップ超伝導体ギャップ構造研究の新しい方法論の構築(26610094)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】前田 京剛 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (70183605)
【キーワード】鉄カルコゲナイド / パルスレーザー蒸着 / 多ギャップ超伝導 / 相分離 / 磁束フロー (他20件)
【概要】パルスレーザー堆積法で鉄カルコゲナイド FeSe(1-x)Tex エピタキシャル薄膜を作製し,バルクでは相分離のため合成不可能な組成領域も含めて,全組成領域の試料を作成することに成功し,臨界温度の上昇にも成功した。これら一連の試料のメリットを生かし,種々の共同研究を含む系統的物性追跡を行った。その中で,時間領域THz分光で,レゲットモードの端緒となる信号をとらえることができ,現在さらに詳細な研究を...
❏超伝導関連物質における不定比酸素の秩序配置,配置変化動力学とその遷移金属種依存性(08454208)
【研究テーマ】無機化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】小國 正晴 東京工業大学, 理学部, 教授 (50144423)
【キーワード】過剰酸素 / 相転移 / ガラス転移 / 熱容量 / 抵抗率 (他11件)
【概要】La_2NiO_<4+δ>およびLa_2CuO_<4+δ>結晶は高温でともにK_2NiF_4構造を持ち,過剰酸素を持つ後者結晶の低温相で超伝導性が見いだされている。両結晶は酸素組成に不定比性を示し,過剰酸素の平均組成,配置構造,さらに配置変化速度は超伝導性にも関連して興味深く,両結晶系の熱容量測定,抵抗率測定,熱電能測定等を行った。 1.13〜500Kの温度範囲で精密熱測定...
【工学】総合工学:転位相分離を含む研究件
❏超微細塑性加工と相分離現象を融合した高アスペクト比ナノ微細加工プロセスの創成(25630317)
【研究テーマ】材料加工・組織制御工学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】小泉 雄一郎 東北大学, 金属材料研究所, 准教授 (10322174)
【キーワード】トップダウンーボトムアップ融合プロセス / 相分離 / 析出 / 転位 / 相変態 (他12件)
【概要】ナノスケールでの塑性加工による転位導入とそれによる相分離の制御の基礎研究を、hcp基相からのfcc基相への拡散-変位型析出が発現するTi-Al合金を用いて行った。析出相の核生成サイトの一つ一つの位置の制御を目指して、Al過飽和Ti3Al 単結晶に超微細塑性加工により導入した転位組織を詳細に調べ、その変形組織からのTiAl相の析出挙動を解明した。将来の大面積での加工も見据えて、多結晶体の熱間鍛造で形...
❏同一規則構造をベースとする二相分離にともなう組織化過程の解明と制御(23656453)
【研究テーマ】材料加工・処理
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】木村 好里 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 准教授 (90262295)
【キーワード】結晶 / 組織制御 / 規則構造 / 相分離 / 単結晶 (他7件)
【概要】廃熱を電気エネルギーに直接変換できる熱電材料として、あるいはジェットエンジンのタービンなどに用いる耐熱合金の強化相として、規則構造を有する金属間化合物が利用されている。同一規則構造をベースにしながら似て非なる類似の規則構造の2相に分離する金属間化合物2組に着目した。ハーフホイスラー型TiNiSn熱電材料において相分離で形成する相界面と組織を解析し、Cを規則固溶したNi3Alにおいて規則構造の類似と...
【工学】総合工学:結晶成長相分離を含む研究件
❏プログラム可能な自己組織化成長プロセスを用いた革新的機能を有する集積体の創製(20200004)
【研究テーマ】応用物性・結晶工学
【研究種目】新学術領域研究(研究課題提案型)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】石川 正道 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (60376952)
【キーワード】結晶成長 / DNAコンピューター / 自己組織化 / フォトニック結晶 / メタマテリアル (他11件)
【概要】核酸高分子による自己組織化原理に従って構造間結合のオン・オフをあらかじめプログラム可能なDNAプログラミングの手法とコロイド結晶成長理論に基づいて、革新的機能を有する新機能性薄膜を大面積、無欠陥に形成するプロセスを構築した。具体的には、電荷を有する基板上において荷電粒子(コロイド粒子、DNA集積体など)が対イオンを介して相互作用することによって、大面積かつ無欠陥の集積構造を発現することをはじめて明...
❏局在電子系における異常電極活性(19205027)
【研究テーマ】無機工業材料
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】山田 淳夫 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (30359690)
【キーワード】リチウム電池 / 正極 / 拡散 / 相分離 / 局在電子 (他10件)
【概要】従来電池の電極としては機能しないとされてきた絶縁性物質に焦点をあて、良好な特性を示す複数の新規材料を提示し、その構造決定を行った。原子レベルでの異方的なイオンの振る舞いやその凝集の様子、さらにはその速度について実験的に明らかにした。これらを粒子サイズに依存する熱力学現象と捉え、解釈を行った。 ...
【工学】総合工学:薄膜相分離を含む研究件
❏金属ガラスにおける構造緩和、局所構造、および物性の相関(15F15373)
【研究テーマ】金属物性・材料
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-10-09 - 2018-03-31
【研究代表者】平田 秋彦 東北大学, 材料科学高等研究所, 准教授 (90350488)
【キーワード】金属ガラス / 逆スピンホール効果 / 結晶化 / ガラス転移 / 構造緩和 (他9件)
【概要】最終年度は、逆スピンホール効果を利用した金属ガラス薄膜の構造変化のモニタリング手法を開発した。特に、金属ガラスの結晶化プロセスに関して、逆スピンホール効果により検出する方法を示した。結晶化は金属ガラスにとって最も重要な構造変化であり、これはガラス状態に関する特性の劣化を示すものである。特にスパッタリング法で作製するような超薄膜の場合では、金属ガラス相の結晶化に関する構造変化をリアルタイムに観察する...
❏レゲットモード等を利用した多ギャップ超伝導体ギャップ構造研究の新しい方法論の構築(26610094)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】前田 京剛 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (70183605)
【キーワード】鉄カルコゲナイド / パルスレーザー蒸着 / 多ギャップ超伝導 / 相分離 / 磁束フロー (他20件)
【概要】パルスレーザー堆積法で鉄カルコゲナイド FeSe(1-x)Tex エピタキシャル薄膜を作製し,バルクでは相分離のため合成不可能な組成領域も含めて,全組成領域の試料を作成することに成功し,臨界温度の上昇にも成功した。これら一連の試料のメリットを生かし,種々の共同研究を含む系統的物性追跡を行った。その中で,時間領域THz分光で,レゲットモードの端緒となる信号をとらえることができ,現在さらに詳細な研究を...
【工学】総合工学:マイクロ流路相分離を含む研究件
❏超臨界セグメント空間を利用した生体癒着性リポソームの連続合成プロセス(18H01773)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】下山 裕介 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (30403984)
【キーワード】超臨界二酸化炭素 / フロープロセス / リポソーム / 微小流路 / リポソーム形成 (他9件)
【概要】微小流路流路における超臨界二酸化炭素の流動状態を利用したリポソームの連続合成プロセスを構築し,リポソーム表面をPEG化するプロセスへと展開した.微小流路で形成される超臨界セグメント空間により,流動した状態でリポソーム構造が形成されることを確認した.また,脂質成分をethanolに溶解することで,溶媒流量の変化により,リポソームの平均粒子径を大幅に変化させることを可能にした.PEG化リポソームの形成...
❏階層構造を有するマイクロハイドロゲルの創製(25706010)
【研究テーマ】ナノマイクロシステム
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】松永 行子(津田行子) (松永 行子 / 津田 行子) 東京大学, 生産技術研究所, 講師 (00533663)
【キーワード】マイクロ流路 / 組織工学 / 細胞足場 / セルロース / 生体材料 (他10件)
【概要】機械的強度に優れた三次元構造物をハイドロゲルのみで構築する新規手法の開発を目指し、本研究では複数のゲル線維が集合した束状ゲルの合成法を着想した。温度応答性高分子であるヒドロキシプロピルセルロース (HPC)とアルギン酸ナトリウム(Na-Alg)の混合溶液からなる相分離溶液を調製し、マイクロ流路デバイスを用いた動的ゲル化によるゲルファイバーを作製した。高分子凝集体はフロー方向に引き伸ばされ、最終的に...
【総合生物】生体分子化学:1分子計測(SDM)相分離を含む研究件
❏細胞内相分離の誘導制御系開発による相分離形成過程の超解像1分子動態解析(20K15755)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】伊藤 由馬 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (70803245)
【キーワード】1分子計測 / 生細胞イメージング / 相分離 / 生細胞1分子イメージング
【概要】本研究は、生体機能に重要な相分離の機構を調べるための、薬剤添加により細胞内相分離を人工的に誘導する系を確立し、液滴内の分子動態を生細胞1分子イメージングで計測することを可能にした。本手法により、液滴形成における細胞内環境の影響、液滴内外での分子拡散や交換、相分離に寄与するアミノ酸組成等が、多様な相分離タンパク質の天然変性領域について1分子レベルの精密な定量情報として得られた。 ...
❏蛍光1分子追跡の超解像化による核内タンパク質の液相分離挙動解析の実現(18K14661)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊藤 由馬 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (70803245)
【キーワード】1分子計測 / 生細胞イメージング / 相分離 / 細胞核 / 1分子計測 (他7件)
【概要】本研究は、高解像度の生細胞1分子追跡法を確立することにより、核内タンパク質の相分離挙動を、生きた細胞内で直接定量することを可能にした。本手法を用いた核内タンパク質動態の定量解析から、リボソーム生合成に依存した核小体内の分子挙動や、ヘテロクロマチンタンパク質のヘテロクロマチン領域とは独立したクロマチンとの相互作用のような、これまで測定が困難であった生細胞内の粘弾性挙動ついて新たな定量的知見が得られた...
【医歯薬学】薬学:自己組織化相分離を含む研究件
❏人工球状タンパク質超分子を用いたナノスケール相分離の実現とその応用(18K05324)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】川上 了史 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (60566800)
【キーワード】ナノ粒子 / 自己組織化 / 化学修飾 / 相分離 / タンパク質 (他9件)
【概要】人工タンパク質ナノ粒子TIP60は中空構造を有する分子である。TIP60の内部空間を疎水化すれば、内部空間に水に溶けない難溶性分子を水中で分散できるカプセルとして、あるいは、外部表面を疎水化すれば有機溶媒に溶けるカプセルとして利用できるのではないかと考え、研究を進めてきた。その結果、内部空間の疎水化と疎水性分子の内包、水中での分散には成功した。外部表面については、疎水性分子ではなく、両親媒性ポリマ...
❏物理から細胞形態に迫る:多細胞モデルの構築と細胞間相互作用の制御(24740292)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柳澤 実穂 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 特任准教授 (50555802)
【キーワード】細胞モデル / 界面張力 / 細胞接着 / 細胞組織モデル / 自己組織化 (他12件)
【概要】生物を形作る細胞は、機能に適した形態と内部構造を備えている。我々は、この細胞形状と構造の制御機構を明らかにするために、細胞組織における細胞の空間配置と細胞間接着力に着目し、それらの相関関係を、複数の細胞サイズ液滴からなる細胞組織モデルを用いて調べた。細胞の空間配置が関与しない二細胞モデルでは、細胞間接着力が細胞表面の界面張力と、細胞膜と細胞内の高分子との相互作用によって決定されることが示された。一...
❏プログラム可能な自己組織化成長プロセスを用いた革新的機能を有する集積体の創製(20200004)
【研究テーマ】応用物性・結晶工学
【研究種目】新学術領域研究(研究課題提案型)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】石川 正道 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (60376952)
【キーワード】結晶成長 / DNAコンピューター / 自己組織化 / フォトニック結晶 / メタマテリアル (他11件)
【概要】核酸高分子による自己組織化原理に従って構造間結合のオン・オフをあらかじめプログラム可能なDNAプログラミングの手法とコロイド結晶成長理論に基づいて、革新的機能を有する新機能性薄膜を大面積、無欠陥に形成するプロセスを構築した。具体的には、電荷を有する基板上において荷電粒子(コロイド粒子、DNA集積体など)が対イオンを介して相互作用することによって、大面積かつ無欠陥の集積構造を発現することをはじめて明...
【医歯薬学】薬学:生体高分子相分離を含む研究件
❏冥王代熱水系における二酸化炭素流体を用いた生体高分子合成実験(18K18783)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【研究代表者】藤島 皓介 東京工業大学, 地球生命研究所, 准教授 (00776411)
【キーワード】化学進化 / アミノ酸 / 核酸 / 二酸化炭素流体 / 初期地球 (他16件)
【概要】原始地球環境において生体関連高分子がどのように合成されるのかは「生命の起源」研究における重要課題である。生命システムは水中では熱力学的に準安定な核酸やアミノ酸の高分子(ポリマー)が関与していることから、本研究では深海熱水系近傍に溜まるCO2流体(液体/超臨界)の疎水性/親水性の2層環境に着目し小型高圧リアクターを用いて同環境を再現した。リアクター内でアミノ酸や核酸の構成因子の組み合わせに対する化学...
❏物理から細胞形態に迫る:多細胞モデルの構築と細胞間相互作用の制御(24740292)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柳澤 実穂 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 特任准教授 (50555802)
【キーワード】細胞モデル / 界面張力 / 細胞接着 / 細胞組織モデル / 自己組織化 (他12件)
【概要】生物を形作る細胞は、機能に適した形態と内部構造を備えている。我々は、この細胞形状と構造の制御機構を明らかにするために、細胞組織における細胞の空間配置と細胞間接着力に着目し、それらの相関関係を、複数の細胞サイズ液滴からなる細胞組織モデルを用いて調べた。細胞の空間配置が関与しない二細胞モデルでは、細胞間接着力が細胞表面の界面張力と、細胞膜と細胞内の高分子との相互作用によって決定されることが示された。一...
【医歯薬学】薬学:核酸相分離を含む研究件
❏化学合成短鎖核酸の凝集による細胞核内ゲノム高次構造改変の探索(21K19040)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2023-03-31
【研究代表者】岡本 晃充 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (60314233)
【キーワード】核酸 / 転写因子 / 相分離 / ハイブリダイゼーション / マイクロRNA
【概要】化学合成短鎖核酸は細胞に入り込むと速やかに細胞核へ移動して、核内で蓄積する。蓄積した核酸が集合体を作る場合、その集合体が一定の濃度で結合タンパク質を呼び寄せることができれば、相分離を引き起こして液滴状顆粒を形成するかもしれない。本研究では、蛍光標識した化学合成短鎖核酸をHeLa細胞に取り込ませた。連続ハイブリダイゼーションによって集合体を形成する配列を持つ1対の化学合成短鎖核酸を細胞へ取り込ませた...
❏冥王代熱水系における二酸化炭素流体を用いた生体高分子合成実験(18K18783)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【研究代表者】藤島 皓介 東京工業大学, 地球生命研究所, 准教授 (00776411)
【キーワード】化学進化 / アミノ酸 / 核酸 / 二酸化炭素流体 / 初期地球 (他16件)
【概要】原始地球環境において生体関連高分子がどのように合成されるのかは「生命の起源」研究における重要課題である。生命システムは水中では熱力学的に準安定な核酸やアミノ酸の高分子(ポリマー)が関与していることから、本研究では深海熱水系近傍に溜まるCO2流体(液体/超臨界)の疎水性/親水性の2層環境に着目し小型高圧リアクターを用いて同環境を再現した。リアクター内でアミノ酸や核酸の構成因子の組み合わせに対する化学...