化学合成短鎖核酸の凝集による細胞核内ゲノム高次構造改変の探索
【研究キーワード】
核酸 / 転写因子 / 相分離 / ハイブリダイゼーション / マイクロRNA
【研究成果の概要】
化学合成短鎖核酸は細胞に入り込むと速やかに細胞核へ移動して、核内で蓄積する。蓄積した核酸が集合体を作る場合、その集合体が一定の濃度で結合タンパク質を呼び寄せることができれば、相分離を引き起こして液滴状顆粒を形成するかもしれない。本研究では、蛍光標識した化学合成短鎖核酸をHeLa細胞に取り込ませた。連続ハイブリダイゼーションによって集合体を形成する配列を持つ1対の化学合成短鎖核酸を細胞へ取り込ませた場合に、顆粒状に見える斑点が細胞質で観察された。その斑点の性質については精査中である。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2023-03-31
【配分額】6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)