❏空間反転対称性がない半導体表面に創成されるスピン物性と単原子層超伝導(25400316)
【研究テーマ】物性Ⅰ
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】枡富 龍一 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (00397027)
【キーワード】2次元電子系 / 単原子層超伝導 / 半導体表面 / 表面2次元電子系 / 低次元超伝導 (他6件)
【概要】本研究により極低温・強磁場中で動作可能な走査トンネル顕微鏡(STM)と電気抵抗測定を組み合わせた装置を開発した。そして、この装置を用いて吸着原子が誘起する表面2次元電子系に実現する量子ホール状態を調べた。特に、STMを用いて求められた電子相関から生じる増強効果の大きさを用いれば、電気抵抗測定から得られたシュブニコフ・ド・ハース振動を精度よく説明できることがわかった。また、単原子層の超伝導鉛を用いた...
❏半導体表面に創製されるスピン物性と2次元超伝導(23740233)
【研究テーマ】物性Ⅰ
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】枡富 龍一 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (00397027)
【キーワード】表面・界面 / 半導体表面 / 2次元電子系 / 低次元超伝導 / 2次元電子系 (他6件)
【概要】試料を作成したその場で走査トンネル分光顕微鏡(STM/S)と電気伝導特性を同時に測定できる装置を用いて、吸着原子が誘起する表面2次元電子系の研究と単原子層鉛を用いた2次元超伝導体の研究を行った。表面2次元電子系の研究では吸着物質の表面形態を明らかにした上で、走査トンネル分光法により空間的に平均化された状態密度の観測に成功した。また、空間反転対称性が破れた単原子層鉛を用いた研究においては面内磁場依存...