半導体表面に創製されるスピン物性と2次元超伝導
【研究分野】物性Ⅰ
【研究キーワード】
表面・界面 / 半導体表面 / 2次元電子系 / 低次元超伝導 / 2次元電子系 / 低次元超伝導体
【研究成果の概要】
試料を作成したその場で走査トンネル分光顕微鏡(STM/S)と電気伝導特性を同時に測定できる装置を用いて、吸着原子が誘起する表面2次元電子系の研究と単原子層鉛を用いた2次元超伝導体の研究を行った。表面2次元電子系の研究では吸着物質の表面形態を明らかにした上で、走査トンネル分光法により空間的に平均化された状態密度の観測に成功した。また、空間反転対称性が破れた単原子層鉛を用いた研究においては面内磁場依存性から超伝導秩序関数が空間変調したヘリカル相が実現されていることが示唆された。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)