都市開発におけるコミュニティ資源:国際比較研究
【研究分野】経済政策
【研究キーワード】
都市開発 / コミュニティ / 環境保全 / 経済発展 / 社会ネットワーク / イタリア / フィリピン / 有機農業 / 国際研究者交流
【研究成果の概要】
イタリア,フィリピンおよび日本を対象として,市場経済,政府,及びコミュニティの間の諸関係を分析し,環境保全と経済開発を両立させる新しい都市計画を提示した。具体的には,「局地的市場圏」の連鎖を活用することによって,グローバル化にともなう無秩序な「市場化」に対抗するという,社会関係を核とした有機農業関係者の戦略である。そこでは,農村,都市を問わず,参画者全員が,市場や国家からの適度な距離を維持しつつ,環境保全の便益を享受し得る。現代の地方分権化の流れの中では,地方政府が「参加型有機認証制度」の促進や慣行農業に対する一定の規制についての裁量を有することになるため,その実効可能性は高い。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
中西 徹 | 東京大学 | 大学院総合文化研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
丸山 真人 | 東京大学 | 大学院総合文化研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
村松 真理子 | 東京大学 | 大学院総合文化研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【配分額】17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)