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研究分野別サイレントキーワード
「海洋生態」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】情報学フロンティア:動物行動海洋生態を含む研究件
❏海洋表層の環境変動に対する中深層性大型捕食動物の生態応答の解明(23255001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 晃周 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (40413918)
【キーワード】海洋生態 / 環境変動 / 動物行動 / データロガー / バイオロギング (他6件)
【概要】海洋の中深層に潜水する大型動物・ゾウアザラシ類の捕食行動と海洋環境変動の関係を明らかにするために、動物装着型データロガーによる採餌行動の研究を行った。捕食行動を長期間(3-5ヶ月)記録できる加速度ロガーや、カメラロガーを新規に開発し、北東太平洋を回遊するゾウアザラシに取り付けた。その結果、アザラシが小型の中深層性魚類(ハダカイワシなど)を主な餌とし、400-600mの中深層に捕食が集中すること、亜...
❏南極海におけるペンギン類の長期生態変動メカニズムの解明(20310016)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】高橋 晃周 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (40413918)
【キーワード】海洋生態 / 環境変動 / 動物行動 / 極域科学 / バイオロギング (他6件)
【概要】南極海におけるペンギン類の個体数変動の種間・地域間の違いをもたらすメカニズムを明らかにするために、最新の動物装着型記録計による採餌行動の研究を行った。ペンギンの採餌行動とその環境要因(特に海氷分布)との関係は、同所的に生息する種間および同種の地域間で異なることが明らかになった。採餌行動の種間・地域間の違いにより、海洋環境変化がペンギンの繁殖に与える影響は異なり、それによって個体数変動の違いが生じて...
❏海鳥類の長期移動追跡技術の開発(19651100)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】高橋 晃周 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (40413918)
【キーワード】海洋生態 / 海洋保全 / 動物行動 / バイオロギング / データロガー
【概要】本研究の目的は、飛翔性の海鳥類であるオオミズナギドリを対象として、年間を通じた鳥の移動を追跡する技術を確立し、本種がどのような海域を利用しているか、またその海域がどのような特徴を持つか明らかにすることである。今年度は、まず、7-10月にかけて、岩手県三貫島・新潟県粟島にあるオオミズナギドリの繁殖地で野外調査を行って、昨年度に鳥に装着した光のレベル・着水を記録する記録計(ジオロケータ)を回収した。ま...
【環境学】環境解析学:生物ケイ酸海洋生態を含む研究件
❏海洋表層におけるケイ素と炭素の生物地球化学的循環のカップリング(20310006)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】武田 重信 長崎大学, 大学院・水産・環境科学総合研究科, 教授 (20334328)
【キーワード】海洋科学 / 海洋生態 / 地球化学 / 環境変動 / 炭素循環 (他8件)
【概要】海洋表層における生物地球化学的な炭素循環が、有光層へのケイ素の移出入とどのようにカップリングしているのかについて、西部北太平洋亜寒帯域と東シナ海を主な対象海域として研究を行った。その結果、鉄や亜鉛などの微量元素の動態がケイ藻群集による粒子状有機炭素と生物ケイ酸の生産ならびに下層への移出と密接に係わっていること、優占する珪藻種の違いがそれらの過程に大きく影響することが明らかになった。 ...
❏海洋表層における生物ケイ酸の生産と溶解のバランス(17310005)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】武田 重信 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (20334328)
【キーワード】地球科学 / 海洋生態 / ケイ素 / 珪藻 / 安定同位体 (他11件)
【概要】ケイ素安定同位体を用いて海洋表層での珪藻類による生物ケイ酸(珪藻殻)の生産速度と珪藻殻からのケイ酸溶解速度を測定する手法を開発し、西部北太平洋亜寒帯域の表層における生物ケイ酸の生産と溶解のバランスについて研究を行った。 ケイ素安定同位体比の測定法として二重収束型誘導結合プラズマ質量分析計の適用について検討した結果、バックグラウンド補正を適切に行うことにより、従来用いられていた負イオン表面電離型質量...
【環境学】環境解析学:生物圏現象海洋生態を含む研究件
❏褐虫藻を起点としたサンゴ礁生態系の新しい食物網ルートの提案(18H02270)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山下 洋 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水研機構(長崎), 主任研究員 (00583147)
【キーワード】褐虫藻 / サンゴ礁生態系 / 食物網ルート / 海洋生態 / 生物圏現象
【概要】サンゴから放出された褐虫藻がサンゴ礁の動物プランクトンに直接捕食される食物網ルートはないだろうか。褐虫藻の持つ特徴的な化合物をマーカーにして、動物プランクトンが褐虫藻を捕食した痕跡を探ることを考えた。様々な褐虫藻培養株の持つ代謝物を分析し、サンゴから単離したSymbiodinium microadriaticumの培養株が持つホモトリゴネリンをマーカー候補物質とした。サンゴの多い場所とサンゴ礁の沖...
❏人工的に構築したサンゴ‐褐虫藻共生体を用いた共生生物学的イベントの多面的精査(26291094)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山下 洋 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 西海区水産研究所, 研究員 (00583147)
【キーワード】サンゴ礁生態系 / 海洋生態 / 生物圏現象 / 共生生物学 / 海洋保全 (他8件)
【概要】室内実験の結果,遺伝子型A1とA3の褐虫藻はAcropora tenuis幼生との共生が成立したが,遺伝子型A2の褐虫藻は幼生から排出された。幼生の着生や生残に褐虫藻の遺伝子型や褐虫藻の有無は影響しなかった。野外実験では,A1とA2の褐虫藻を取り込ませた幼生を野外の格子状基盤に着生させたが,その後の観察によりA2の褐虫藻は速やかに排出され,新たに環境中から取り込んだと思われるA1やDの褐虫藻に入れ...
【環境学】環境解析学:地球科学海洋生態を含む研究件
❏動物プランクトンの非捕食死:現場個体群における重要性と生態系に与える影響の解明(21310019)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (00301581)
【キーワード】海洋生態系 / 食物網 / 物質循環 / プランクトン / 生活史 (他11件)
【概要】前年度末から収集していた現場における非捕食死個体推定のための生化学試料(核酸比・酸化ストレスマーカー)が、東日本大震災に伴う停電により全て溶け、腐敗し分析不能となってしまったため従来計画していた親潮海域の現場観測・実験的手法から、過去試料の分析に重点を置いて解析を行った。親潮域ではカイアシ類Eucalanus雌親の餌料摂取履歴が生み出された幼体の死亡率に間接的に影響することを明らかにした。これは珪...
❏餌料環境変動が動物プランクトンの加入・成長・生残に与える影響の解明(18688011)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】高橋 一生 独立行政法人水産総合研究センター, 東北区水産研究所混合域海洋環境部, 主任研究員 (00301581)
【キーワード】海洋生態 / 環境変動 / 水産学 / 地球科学 / プランクトン (他7件)
【概要】親潮域の動物プランクトンの多くは春季珪藻ブルームに依存して再生産・成長するが、餌環境変動が動物プランクトン個体群に与える影響の詳細は不明である。本研究はカイアシ類Eucalanus bungiiの休眠覚醒・産卵・卵孵化に体内蓄積脂質の代謝と摂餌による珪藻由来の必須脂肪酸摂取が重要な要因であることを示し、珪藻ブルームのタイミングと規模が本種の再生産の鍵を握っていることを示した。 ...
❏海洋表層における生物ケイ酸の生産と溶解のバランス(17310005)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】武田 重信 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (20334328)
【キーワード】地球科学 / 海洋生態 / ケイ素 / 珪藻 / 安定同位体 (他11件)
【概要】ケイ素安定同位体を用いて海洋表層での珪藻類による生物ケイ酸(珪藻殻)の生産速度と珪藻殻からのケイ酸溶解速度を測定する手法を開発し、西部北太平洋亜寒帯域の表層における生物ケイ酸の生産と溶解のバランスについて研究を行った。 ケイ素安定同位体比の測定法として二重収束型誘導結合プラズマ質量分析計の適用について検討した結果、バックグラウンド補正を適切に行うことにより、従来用いられていた負イオン表面電離型質量...
【環境学】環境解析学:珪藻海洋生態を含む研究件
❏海洋表層におけるケイ素と炭素の生物地球化学的循環のカップリング(20310006)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】武田 重信 長崎大学, 大学院・水産・環境科学総合研究科, 教授 (20334328)
【キーワード】海洋科学 / 海洋生態 / 地球化学 / 環境変動 / 炭素循環 (他8件)
【概要】海洋表層における生物地球化学的な炭素循環が、有光層へのケイ素の移出入とどのようにカップリングしているのかについて、西部北太平洋亜寒帯域と東シナ海を主な対象海域として研究を行った。その結果、鉄や亜鉛などの微量元素の動態がケイ藻群集による粒子状有機炭素と生物ケイ酸の生産ならびに下層への移出と密接に係わっていること、優占する珪藻種の違いがそれらの過程に大きく影響することが明らかになった。 ...
❏海洋表層における生物ケイ酸の生産と溶解のバランス(17310005)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】武田 重信 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (20334328)
【キーワード】地球科学 / 海洋生態 / ケイ素 / 珪藻 / 安定同位体 (他11件)
【概要】ケイ素安定同位体を用いて海洋表層での珪藻類による生物ケイ酸(珪藻殻)の生産速度と珪藻殻からのケイ酸溶解速度を測定する手法を開発し、西部北太平洋亜寒帯域の表層における生物ケイ酸の生産と溶解のバランスについて研究を行った。 ケイ素安定同位体比の測定法として二重収束型誘導結合プラズマ質量分析計の適用について検討した結果、バックグラウンド補正を適切に行うことにより、従来用いられていた負イオン表面電離型質量...
【環境学】環境解析学:大気降下物海洋生態を含む研究件
❏熱帯多島海域における大気降下物由来窒素負荷と海洋酸性化に対する炭素循環の応答(23405002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋酸性化応答 / サンゴ礁 / 降水 / 大気沈着物 / 二酸化炭素分圧 (他14件)
【概要】複雑な海岸地形を有するフィリピンの特徴的な沿岸海域において、多様な空間スケールにおける海洋化学的観測を実施し、大気からの環境負荷と、それが陸域影響(河川・地下水流入)や沿岸部における養殖漁業等の人為負荷と組み合わさることによる複合効果とを、特に海洋物理学的特性と関連した海洋酸性化の促進・緩和という観点から評価した。また降雨成分の分析により窒素の越境汚染の潜在的影響について検証した。さらに造礁サンゴ...
❏新規同位体計測手法による沿岸海洋生態系における窒素負荷伝播と生態遷移過程の解明(21370008)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋生態 / 環境 / 窒素負荷 / アミノ酸 / 安定同位体比 (他9件)
【概要】沿岸海洋生態系、特にサンゴ礁生態系における人為起源窒素負荷の影響を評価するためにアミノ酸の化合物別窒素同位体比分析を適用した。窒素負荷環境勾配を評価する手法として従来のバルク窒素同位体比を利用する方法と比較検討した。飼育実験によりサンゴ宿主・共生藻間の窒素交換様式を解析した。また室内培養実験により腐食食物連鎖の基点となるバクテリアのアミノ酸同位体比パターンの特徴を抽出した。併せて,従来のサンゴ礁研...
【環境学】環境解析学:極域科学海洋生態を含む研究件
❏海洋表層の環境変動に対する中深層性大型捕食動物の生態応答の解明(23255001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 晃周 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (40413918)
【キーワード】海洋生態 / 環境変動 / 動物行動 / データロガー / バイオロギング (他6件)
【概要】海洋の中深層に潜水する大型動物・ゾウアザラシ類の捕食行動と海洋環境変動の関係を明らかにするために、動物装着型データロガーによる採餌行動の研究を行った。捕食行動を長期間(3-5ヶ月)記録できる加速度ロガーや、カメラロガーを新規に開発し、北東太平洋を回遊するゾウアザラシに取り付けた。その結果、アザラシが小型の中深層性魚類(ハダカイワシなど)を主な餌とし、400-600mの中深層に捕食が集中すること、亜...
❏南極海におけるペンギン類の長期生態変動メカニズムの解明(20310016)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】高橋 晃周 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (40413918)
【キーワード】海洋生態 / 環境変動 / 動物行動 / 極域科学 / バイオロギング (他6件)
【概要】南極海におけるペンギン類の個体数変動の種間・地域間の違いをもたらすメカニズムを明らかにするために、最新の動物装着型記録計による採餌行動の研究を行った。ペンギンの採餌行動とその環境要因(特に海氷分布)との関係は、同所的に生息する種間および同種の地域間で異なることが明らかになった。採餌行動の種間・地域間の違いにより、海洋環境変化がペンギンの繁殖に与える影響は異なり、それによって個体数変動の違いが生じて...
【環境学】環境創成学:安定同位体比海洋生態を含む研究件
❏熱帯多島海域における大気降下物由来窒素負荷と海洋酸性化に対する炭素循環の応答(23405002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋酸性化応答 / サンゴ礁 / 降水 / 大気沈着物 / 二酸化炭素分圧 (他14件)
【概要】複雑な海岸地形を有するフィリピンの特徴的な沿岸海域において、多様な空間スケールにおける海洋化学的観測を実施し、大気からの環境負荷と、それが陸域影響(河川・地下水流入)や沿岸部における養殖漁業等の人為負荷と組み合わさることによる複合効果とを、特に海洋物理学的特性と関連した海洋酸性化の促進・緩和という観点から評価した。また降雨成分の分析により窒素の越境汚染の潜在的影響について検証した。さらに造礁サンゴ...
❏新規同位体計測手法による沿岸海洋生態系における窒素負荷伝播と生態遷移過程の解明(21370008)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋生態 / 環境 / 窒素負荷 / アミノ酸 / 安定同位体比 (他9件)
【概要】沿岸海洋生態系、特にサンゴ礁生態系における人為起源窒素負荷の影響を評価するためにアミノ酸の化合物別窒素同位体比分析を適用した。窒素負荷環境勾配を評価する手法として従来のバルク窒素同位体比を利用する方法と比較検討した。飼育実験によりサンゴ宿主・共生藻間の窒素交換様式を解析した。また室内培養実験により腐食食物連鎖の基点となるバクテリアのアミノ酸同位体比パターンの特徴を抽出した。併せて,従来のサンゴ礁研...
【環境学】環境保全学:炭素循環海洋生態を含む研究件
❏熱帯多島海域における大気降下物由来窒素負荷と海洋酸性化に対する炭素循環の応答(23405002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋酸性化応答 / サンゴ礁 / 降水 / 大気沈着物 / 二酸化炭素分圧 (他14件)
【概要】複雑な海岸地形を有するフィリピンの特徴的な沿岸海域において、多様な空間スケールにおける海洋化学的観測を実施し、大気からの環境負荷と、それが陸域影響(河川・地下水流入)や沿岸部における養殖漁業等の人為負荷と組み合わさることによる複合効果とを、特に海洋物理学的特性と関連した海洋酸性化の促進・緩和という観点から評価した。また降雨成分の分析により窒素の越境汚染の潜在的影響について検証した。さらに造礁サンゴ...
❏海洋表層におけるケイ素と炭素の生物地球化学的循環のカップリング(20310006)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】武田 重信 長崎大学, 大学院・水産・環境科学総合研究科, 教授 (20334328)
【キーワード】海洋科学 / 海洋生態 / 地球化学 / 環境変動 / 炭素循環 (他8件)
【概要】海洋表層における生物地球化学的な炭素循環が、有光層へのケイ素の移出入とどのようにカップリングしているのかについて、西部北太平洋亜寒帯域と東シナ海を主な対象海域として研究を行った。その結果、鉄や亜鉛などの微量元素の動態がケイ藻群集による粒子状有機炭素と生物ケイ酸の生産ならびに下層への移出と密接に係わっていること、優占する珪藻種の違いがそれらの過程に大きく影響することが明らかになった。 ...
【環境学】環境保全学:海洋科学海洋生態を含む研究件
❏沿岸ジェットによる日本海沿岸域の漂泳・底生生態系の擾乱(16K07831)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】児玉 武稔 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 日本海区水産研究所, 研究員 (20735899)
【キーワード】日本海 / 対馬暖流 / 富山湾 / プランクトン / ベントス (他12件)
【概要】日本海の本州沿岸域について,海洋物理過程,生物・化学過程に関する研究をそれぞれ進めた.物理過程の研究から,夏~秋季にかけてそれまで富山湾に流入していた対馬暖流沿岸分枝が沖合に流れの向きを変えること,その過程で高気圧性渦を形成すること,それが沿岸分枝の季節性とリンクし、毎年生じる可能性があることが明らかになった.生物・化学過程の研究からは,対馬暖流沿岸分枝の弱い春の富山湾は冷水種が卓越していること,...
❏高解像度観測に基づく混合域動物プランクトン群集遷移過程の解明(16H04959)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00301581)
【キーワード】プランクトン / 浮魚餌環境 / 海洋環境変動 / ゼラチナス動物プランクトン / カイアシ類 (他21件)
【概要】海況に応答して複雑な出現消長を示す親潮黒潮移行域(混合域)の動物プランクトンの群集遷移を理解することを目的として、従来ネット採集とは異なる手法を導入し、その分布について高解像度観測を実施した。ビデオプランクトンレコーダーによる観測では、親潮域大型カイアシ類群集が珪藻ブルームの遷移に従ってその分布深度を敏感に変化させること、またこの群集遷移に伴って沈降粒子量と組成が大きく変化することが明らかとなった...
❏重元素安定同位体海洋化学の創成を目指した同位体比精密分析法の開発(21350042)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】宗林 由樹 京都大学, 化学研究所, 教授 (50197000)
【キーワード】環境分析 / 分析化学 / 海洋科学 / 地球化学 / 重元素安定同位体 (他11件)
【概要】重元素安定同位体比は,海洋化学の新しい武器として注目されている.本研究では,太平洋,南極海,大西洋から得られた海水試料を分析し,溶存態モリブデン同位体比が世界海洋で均一であることを実証した.海水中溶存態銅の安定同位体比精密測定法を確立した.さらに,堆積物中モリブデン,タングステンの安定同位体比精密測定法の最適化を行った.これら同位体比は,生物地球化学循環のトレーサー,古海洋研究の手掛かりとして期待...
【環境学】環境保全学:環境変動海洋生態を含む研究件
❏高解像度観測に基づく混合域動物プランクトン群集遷移過程の解明(16H04959)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00301581)
【キーワード】プランクトン / 浮魚餌環境 / 海洋環境変動 / ゼラチナス動物プランクトン / カイアシ類 (他21件)
【概要】海況に応答して複雑な出現消長を示す親潮黒潮移行域(混合域)の動物プランクトンの群集遷移を理解することを目的として、従来ネット採集とは異なる手法を導入し、その分布について高解像度観測を実施した。ビデオプランクトンレコーダーによる観測では、親潮域大型カイアシ類群集が珪藻ブルームの遷移に従ってその分布深度を敏感に変化させること、またこの群集遷移に伴って沈降粒子量と組成が大きく変化することが明らかとなった...
❏沿岸生態系におけるアマモ場からの懸濁態有機物移出過程の定量的評価に関する研究(24510008)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】福田 秀樹 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (30451892)
【キーワード】生物地球化学 / 沿岸生態学 / アマモ場 / 東日本大震災 / 海洋生態 (他8件)
【概要】沿岸域におけるアマモ場は流入する懸濁態有機物を捕捉することで、陸域からの流入負荷を緩衝する機能を持つとされている。東日本大震災に伴う津波により被害を受けた岩手県大槌湾の回復状態の異なるアマモ場における懸濁態有機物および沈降粒子の特性を比較することで、アマモ場が持つ緩衝機能が周辺の生産性の乏しい生態系に対する役割を検討した。アマモ繁茂状況により底質の再懸濁のしやすさと懸濁態有機物の蓄積状況に差異が見...
❏動物プランクトン自然死亡の再評価:非捕食死・部分被食死が生態系に与える影響の解明(24310007)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00301581)
【キーワード】生物生産 / 海洋生態 / プランクトン / 環境変動 / 地球化学 (他7件)
【概要】海洋における動物プランクトンの生産(二次生産速度)は、魚類生産や、生物ポンプによる炭素輸送に大きな影響を与える。このため動物プランクトンの成長、再生産について多くの研究が行われ知見が蓄積されてきた。一方で、現場の個体群動態を支配し、魚類生産や物質循環に直接寄与しているはずの自然死亡についての研究は極めて乏しく、とくに捕食以外の要因で死亡する個体が物質循環に果たす役割にいては不明な点が多い。本研究は...
【環境学】環境保全学:データロガー海洋生態を含む研究件
❏海洋表層の環境変動に対する中深層性大型捕食動物の生態応答の解明(23255001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 晃周 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (40413918)
【キーワード】海洋生態 / 環境変動 / 動物行動 / データロガー / バイオロギング (他6件)
【概要】海洋の中深層に潜水する大型動物・ゾウアザラシ類の捕食行動と海洋環境変動の関係を明らかにするために、動物装着型データロガーによる採餌行動の研究を行った。捕食行動を長期間(3-5ヶ月)記録できる加速度ロガーや、カメラロガーを新規に開発し、北東太平洋を回遊するゾウアザラシに取り付けた。その結果、アザラシが小型の中深層性魚類(ハダカイワシなど)を主な餌とし、400-600mの中深層に捕食が集中すること、亜...
❏南極海におけるペンギン類の長期生態変動メカニズムの解明(20310016)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】高橋 晃周 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (40413918)
【キーワード】海洋生態 / 環境変動 / 動物行動 / 極域科学 / バイオロギング (他6件)
【概要】南極海におけるペンギン類の個体数変動の種間・地域間の違いをもたらすメカニズムを明らかにするために、最新の動物装着型記録計による採餌行動の研究を行った。ペンギンの採餌行動とその環境要因(特に海氷分布)との関係は、同所的に生息する種間および同種の地域間で異なることが明らかになった。採餌行動の種間・地域間の違いにより、海洋環境変化がペンギンの繁殖に与える影響は異なり、それによって個体数変動の違いが生じて...
❏海鳥類の長期移動追跡技術の開発(19651100)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】高橋 晃周 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (40413918)
【キーワード】海洋生態 / 海洋保全 / 動物行動 / バイオロギング / データロガー
【概要】本研究の目的は、飛翔性の海鳥類であるオオミズナギドリを対象として、年間を通じた鳥の移動を追跡する技術を確立し、本種がどのような海域を利用しているか、またその海域がどのような特徴を持つか明らかにすることである。今年度は、まず、7-10月にかけて、岩手県三貫島・新潟県粟島にあるオオミズナギドリの繁殖地で野外調査を行って、昨年度に鳥に装着した光のレベル・着水を記録する記録計(ジオロケータ)を回収した。ま...
【数物系科学】地球惑星科学:国際研究者交流海洋生態を含む研究件
❏メコンデルタにおけるMudskipper類生態調査(23405033)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】石松 惇 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(環シナ), 教授 (00184565)
【キーワード】国際研究者交流 / ベトナム / メコンデルタ / 生態 / Mudskipper (他12件)
【概要】メコンデルタにおいて、カントー大学と共同して以下の研究を行った。メコンデルタでは、マッドスキッパーの1種(カケオ)が盛んに養殖されている。しかし、その種苗は天然稚魚に依存しているため、資源の枯渇の懸念があることが初年度の調査で明らかになった。稚魚採集を行った結果、産卵は海域で行われていること、バクリュー省河口に遡上している稚魚は孵化後約38日であることが明らかになった。カケオの養殖池には、同地域に...
❏産卵場解析による魚種交替生物過程の解明と海洋生態系間比較(22688017)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】高須賀 明典 独立行政法人水産総合研究センター, 中央水産研究所, 主任研究員 (00392902)
【キーワード】海洋生態 / 海洋資源 / 水産学 / 生態学 / 国際研究者交流 (他10件)
【概要】本研究課題では、気候変動に伴ってカタクチイワシとマイワシの間で優占魚種が入れ替わる魚種交替現象の生物学的メカニズムの解明を進めるため、産卵場解析を中心に生物特性を明らかにした。(1) 大時空間スケールでの産卵場環境の歴史的変遷を記述した。(2) 小規模スケールでの産卵場形成機構を明らかにした。(3) 黒潮海流域、カリフォルニア海流域、フンボルト海流域間で物理・生物要因に対する産卵応答特性を比較した...
【数物系科学】地球惑星科学:地球化学海洋生態を含む研究件
❏動物プランクトン自然死亡の再評価:非捕食死・部分被食死が生態系に与える影響の解明(24310007)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00301581)
【キーワード】生物生産 / 海洋生態 / プランクトン / 環境変動 / 地球化学 (他7件)
【概要】海洋における動物プランクトンの生産(二次生産速度)は、魚類生産や、生物ポンプによる炭素輸送に大きな影響を与える。このため動物プランクトンの成長、再生産について多くの研究が行われ知見が蓄積されてきた。一方で、現場の個体群動態を支配し、魚類生産や物質循環に直接寄与しているはずの自然死亡についての研究は極めて乏しく、とくに捕食以外の要因で死亡する個体が物質循環に果たす役割にいては不明な点が多い。本研究は...
❏動物プランクトンの非捕食死:現場個体群における重要性と生態系に与える影響の解明(21310019)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (00301581)
【キーワード】海洋生態系 / 食物網 / 物質循環 / プランクトン / 生活史 (他11件)
【概要】前年度末から収集していた現場における非捕食死個体推定のための生化学試料(核酸比・酸化ストレスマーカー)が、東日本大震災に伴う停電により全て溶け、腐敗し分析不能となってしまったため従来計画していた親潮海域の現場観測・実験的手法から、過去試料の分析に重点を置いて解析を行った。親潮域ではカイアシ類Eucalanus雌親の餌料摂取履歴が生み出された幼体の死亡率に間接的に影響することを明らかにした。これは珪...
❏重元素安定同位体海洋化学の創成を目指した同位体比精密分析法の開発(21350042)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】宗林 由樹 京都大学, 化学研究所, 教授 (50197000)
【キーワード】環境分析 / 分析化学 / 海洋科学 / 地球化学 / 重元素安定同位体 (他11件)
【概要】重元素安定同位体比は,海洋化学の新しい武器として注目されている.本研究では,太平洋,南極海,大西洋から得られた海水試料を分析し,溶存態モリブデン同位体比が世界海洋で均一であることを実証した.海水中溶存態銅の安定同位体比精密測定法を確立した.さらに,堆積物中モリブデン,タングステンの安定同位体比精密測定法の最適化を行った.これら同位体比は,生物地球化学循環のトレーサー,古海洋研究の手掛かりとして期待...
【数物系科学】地球惑星科学:層位・古生物学海洋生態を含む研究件
❏深海化学合成系における腹足類の進化・適応と分散(15H04412)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】狩野 泰則 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (20381056)
【キーワード】化学合成群集 / 分子系統樹 / 生物地理 / 深海 / 幼生 (他13件)
【概要】熱水・冷湧水や鯨骨・沈木周辺堆積物を含む深海化学合成生物群集の諸系統がいつどのような環境から化学合成系に進出したのか、異なる環境への進出を容易にする特性はなにか? 本研究では、軟体動物門腹足綱の複数系統について、深海、干潟の嫌気環境および様々な好気環境の種を含めた網羅的な種間系統樹を作成、形態比較に基づく分類学的検討ならびに化石記録と幼生生態の詳細な検討とあわせて、各環境への進出の絶対年代とルート...
❏数十年スケールのイワシ資源量動態と中世温暖期に資源量低下を招いた機構の解明(22340155)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】加 三千宣 愛媛大学, 沿岸環境科学研究センター, 准教授 (70448380)
【キーワード】イワシ類 / 魚類資源変動 / 海洋生態系 / 気候変動 / 太平洋 (他11件)
【概要】地球温暖化に伴って、数十年スケールで大変動する太平洋のイワシ資源は、今後どのような変動を示すのか。中世温暖期におけるイワシ存在量の数十年スケール変動の振幅変化とそのメカニズムの解明を試みた。マイワシには過去1000年間において300年スケールの変動が見つかり、中世温暖期とそれにつづく小氷期という汎地球規模の気候変動に対して応答しないことがわかった。一方で、マイワシ存在量の300年スケール変動の背後...
❏白亜紀以降に起きた化学合成群集の進化の解明-メタン湧水場の地下構造に照らして(18340165)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】延原 尊美 静岡大学, 教育学部, 准教授 (30262843)
【キーワード】古生物学 / 化学合成生態系 / メタン湧水 / 深海生物 / 白亜紀 (他10件)
【概要】深海底の化学合成群集は,湧水等に含まれるメタンや硫化水素を栄養源とする.化学合成群集は白亜紀以降,その分類構成を変化させたが,その原因は未詳である.本研究は,白亜紀および新生代の化石産地において,岩相や化石相の分布調査,安定同位体比等の分析を行い,湧水場の地下構造を復元した.その結果,新生代に大繁栄したシロウリガイ類は,他の分類群が利用しがたい不安定な湧水を利用していたことが明らかにされた. ...
【生物学】基礎生物学:系統進化海洋生態を含む研究件
❏深海化学合成系における腹足類の進化・適応と分散(15H04412)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】狩野 泰則 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (20381056)
【キーワード】化学合成群集 / 分子系統樹 / 生物地理 / 深海 / 幼生 (他13件)
【概要】熱水・冷湧水や鯨骨・沈木周辺堆積物を含む深海化学合成生物群集の諸系統がいつどのような環境から化学合成系に進出したのか、異なる環境への進出を容易にする特性はなにか? 本研究では、軟体動物門腹足綱の複数系統について、深海、干潟の嫌気環境および様々な好気環境の種を含めた網羅的な種間系統樹を作成、形態比較に基づく分類学的検討ならびに化石記録と幼生生態の詳細な検討とあわせて、各環境への進出の絶対年代とルート...
❏シアノバクテリアの持つロドプシンの機能解析:彼らは光をどう使い分けるのか?(15K14601)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉澤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (00553108)
【キーワード】ロドプシン / シアノバクテリア / バクテリア / 微生物生態 / 光合成 (他10件)
【概要】シアノバクテリア(Synechocystis sp. PCC 7509)から未知ロドプシンを見出しSyHRと命名した。異種発現系を用いた機能解析の結果、SyHRは光でCl-やSO42-を細胞内に輸送することが示された。また分光解析の結果、SyHRは緑色(約540 nm)の光を利用することが分かった。本研究で、シアノバクテリアの持つSyHRがクロロフィルが利用しない緑色の光を利用し、陰イオンを能動的...
❏有害渦鞭毛藻コクロディニウムのライボタイプ識別と分布海域(19780150)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】岩滝 光儀 山形大学, 理学部, 准教授 (50423645)
【キーワード】海洋生物 / 系統進化 / 遺伝子 / 赤潮 / ライボタイプ (他6件)
【概要】赤潮原因種Cochlodinium polykrikoidesの分布海域を個体群レベルで把握するため,光合成性Cochlodiniumの形態比較とrDNAに基づく種内系統群(ライボタイプ)の識別を行った。形態に違いの見られた本種類似種をC. fulvescensとして新種記載し,これを識別した上で系統解析した結果,C. polykrikoides種内は東アジア,フィリピン,北中米,の3タイプに識別...
【工学】土木工学:サンゴ礁生態系海洋生態を含む研究件
❏褐虫藻を起点としたサンゴ礁生態系の新しい食物網ルートの提案(18H02270)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山下 洋 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水研機構(長崎), 主任研究員 (00583147)
【キーワード】褐虫藻 / サンゴ礁生態系 / 食物網ルート / 海洋生態 / 生物圏現象
【概要】サンゴから放出された褐虫藻がサンゴ礁の動物プランクトンに直接捕食される食物網ルートはないだろうか。褐虫藻の持つ特徴的な化合物をマーカーにして、動物プランクトンが褐虫藻を捕食した痕跡を探ることを考えた。様々な褐虫藻培養株の持つ代謝物を分析し、サンゴから単離したSymbiodinium microadriaticumの培養株が持つホモトリゴネリンをマーカー候補物質とした。サンゴの多い場所とサンゴ礁の沖...
❏人工的に構築したサンゴ‐褐虫藻共生体を用いた共生生物学的イベントの多面的精査(26291094)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山下 洋 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 西海区水産研究所, 研究員 (00583147)
【キーワード】サンゴ礁生態系 / 海洋生態 / 生物圏現象 / 共生生物学 / 海洋保全 (他8件)
【概要】室内実験の結果,遺伝子型A1とA3の褐虫藻はAcropora tenuis幼生との共生が成立したが,遺伝子型A2の褐虫藻は幼生から排出された。幼生の着生や生残に褐虫藻の遺伝子型や褐虫藻の有無は影響しなかった。野外実験では,A1とA2の褐虫藻を取り込ませた幼生を野外の格子状基盤に着生させたが,その後の観察によりA2の褐虫藻は速やかに排出され,新たに環境中から取り込んだと思われるA1やDの褐虫藻に入れ...
【工学】総合工学:海洋資源海洋生態を含む研究件
❏環境DNAを用いた全国の河川におけるニホンウナギの分布・生息量推定(17H01412)
【研究テーマ】生物資源保全学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】笠井 亮秀 北海道大学, 水産科学研究院, 教授 (80263127)
【キーワード】環境DNA / ニホンウナギ / 河川 / 分布 / 河川構造 (他11件)
【概要】本研究では,環境DNAを用いて,日本全国の河川において,絶滅危惧種に指定されているニホンウナギの分布を確定し,そのバイオマスを推定することを目的としている。 今年度も,昨年度に引き続き,全国の河川下流~河口域において採水を行った。2019年度は,167ヶ所で採水した。環境条件として,水温,電気伝導度,川幅,河口からの距離も同時に測定した。採水サンプルから水中有機物のDNAを抽出し,2017年度に...
❏高解像度観測に基づく混合域動物プランクトン群集遷移過程の解明(16H04959)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00301581)
【キーワード】プランクトン / 浮魚餌環境 / 海洋環境変動 / ゼラチナス動物プランクトン / カイアシ類 (他21件)
【概要】海況に応答して複雑な出現消長を示す親潮黒潮移行域(混合域)の動物プランクトンの群集遷移を理解することを目的として、従来ネット採集とは異なる手法を導入し、その分布について高解像度観測を実施した。ビデオプランクトンレコーダーによる観測では、親潮域大型カイアシ類群集が珪藻ブルームの遷移に従ってその分布深度を敏感に変化させること、またこの群集遷移に伴って沈降粒子量と組成が大きく変化することが明らかとなった...
❏燃える氷:メタンハイドレートが作りだす生命フロンティアの開拓(16K12578)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】幸塚 麻里子 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任研究員 (60706365)
【キーワード】メタンハイドレート / ドロマイト / 化石DNA / 海洋堆積物 / メタゲノム (他11件)
【概要】本研究の目的は、燃える氷で知られるメタンハイドレート中で過去の生物が長期保存されているかの検証とメタンハイドレートが周囲に作り出す高塩分環境に適応した微生物群集の解明である。 最初に申請者らは、顕微鏡観察とメタゲノム解析によって、メタンハイドレートには微細粒子状の鉱物が封じ込められており、外側から遮断された鉱物内には微生物群集が存在していることが明らかにした。さらにメタンハイドレート周辺の海洋堆積...
【工学】総合工学:海洋保全海洋生態を含む研究件
❏環境DNAを用いた全国の河川におけるニホンウナギの分布・生息量推定(17H01412)
【研究テーマ】生物資源保全学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】笠井 亮秀 北海道大学, 水産科学研究院, 教授 (80263127)
【キーワード】環境DNA / ニホンウナギ / 河川 / 分布 / 河川構造 (他11件)
【概要】本研究では,環境DNAを用いて,日本全国の河川において,絶滅危惧種に指定されているニホンウナギの分布を確定し,そのバイオマスを推定することを目的としている。 今年度も,昨年度に引き続き,全国の河川下流~河口域において採水を行った。2019年度は,167ヶ所で採水した。環境条件として,水温,電気伝導度,川幅,河口からの距離も同時に測定した。採水サンプルから水中有機物のDNAを抽出し,2017年度に...
❏人工的に構築したサンゴ‐褐虫藻共生体を用いた共生生物学的イベントの多面的精査(26291094)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山下 洋 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 西海区水産研究所, 研究員 (00583147)
【キーワード】サンゴ礁生態系 / 海洋生態 / 生物圏現象 / 共生生物学 / 海洋保全 (他8件)
【概要】室内実験の結果,遺伝子型A1とA3の褐虫藻はAcropora tenuis幼生との共生が成立したが,遺伝子型A2の褐虫藻は幼生から排出された。幼生の着生や生残に褐虫藻の遺伝子型や褐虫藻の有無は影響しなかった。野外実験では,A1とA2の褐虫藻を取り込ませた幼生を野外の格子状基盤に着生させたが,その後の観察によりA2の褐虫藻は速やかに排出され,新たに環境中から取り込んだと思われるA1やDの褐虫藻に入れ...
❏沿岸生態系におけるアマモ場からの懸濁態有機物移出過程の定量的評価に関する研究(24510008)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】福田 秀樹 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (30451892)
【キーワード】生物地球化学 / 沿岸生態学 / アマモ場 / 東日本大震災 / 海洋生態 (他8件)
【概要】沿岸域におけるアマモ場は流入する懸濁態有機物を捕捉することで、陸域からの流入負荷を緩衝する機能を持つとされている。東日本大震災に伴う津波により被害を受けた岩手県大槌湾の回復状態の異なるアマモ場における懸濁態有機物および沈降粒子の特性を比較することで、アマモ場が持つ緩衝機能が周辺の生産性の乏しい生態系に対する役割を検討した。アマモ繁茂状況により底質の再懸濁のしやすさと懸濁態有機物の蓄積状況に差異が見...
【工学】総合工学:生態系モデル海洋生態を含む研究件
❏海域肥沃化技術の評価ツールの構築(20360389)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】多部田 茂 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (40262406)
【キーワード】海洋環境 / 海洋工学 / 海洋利用 / 海洋資源 / 海洋生態 (他10件)
【概要】気候変動、食料危機などに対する解決策のオプションである深層水利用や海洋滋養(施肥)などの海域肥沃化技術の評価ツールを開発した。海域肥沃化の効果や環境影響を評価するために、マルチスケール解析手法や生物・生態系モデルの開発を行い具体的事例に適用した。また、技術導入の社会経済的影響を検討するために、肥沃化技術のポテンシャル評価、水産物を考慮した食料経済モデルの開発、環境・経済指標による技術の評価を行った...
❏気候変化と人間活動に応答する海洋生態系の歴史的変遷と将来予測(16108002)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】岸 道郎 北海道大学, 大学院・水産科学研究院, 教授 (90214767)
【キーワード】水産海洋学 / 海洋生態系 / モデル / 黒潮 / 親潮 (他16件)
【概要】日本周辺の黒潮・親潮・対馬暖流の各生態系を対象として, (1) 気候変化に伴う海洋環境と生産力の歴史的変化が生態系構造と機能, 特に低次栄養段階生物の生産, 種多様性, 卓越種交替にどのような影響を与えてきたか(ボトムアップコントロール), (2) 高次生物と漁業活動が各生態系の構造と機能にどのように影響してきたか(トップダウンコントロール), (3) 物理-低次生産-高次生産-資源利用に関する多...
【農学】生産環境農学:海洋細菌海洋生態を含む研究件
❏シアノバクテリアの持つロドプシンの機能解析:彼らは光をどう使い分けるのか?(15K14601)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉澤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (00553108)
【キーワード】ロドプシン / シアノバクテリア / バクテリア / 微生物生態 / 光合成 (他10件)
【概要】シアノバクテリア(Synechocystis sp. PCC 7509)から未知ロドプシンを見出しSyHRと命名した。異種発現系を用いた機能解析の結果、SyHRは光でCl-やSO42-を細胞内に輸送することが示された。また分光解析の結果、SyHRは緑色(約540 nm)の光を利用することが分かった。本研究で、シアノバクテリアの持つSyHRがクロロフィルが利用しない緑色の光を利用し、陰イオンを能動的...
❏海洋生態系と太陽を繋ぐ新しい光エネルギーフローモデルの構築(15H02800)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉澤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (00553108)
【キーワード】海洋微生物 / ロドプシン / 微生物生態 / 光エネルギー / 海洋細菌 (他8件)
【概要】本研究では、ゲノムやメタゲノムデータ解析を通して、以下の成果を挙げた。 1. PR遺伝子を持つ海洋細菌の光適応戦略を明らかにした。2. 海洋細菌から見つかったNa+やCl-輸送型ロドプシンの立体構造解析から、イオン輸送機構を明らかにした。3. 様々な環境に存在する未知微生物型ロドプシンを見出し、その機能を明らかにした。 ...
【農学】社会経済農学:環境調和型農林水産海洋生態を含む研究件
❏環境DNAを用いた全国の河川におけるニホンウナギの分布・生息量推定(17H01412)
【研究テーマ】生物資源保全学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】笠井 亮秀 北海道大学, 水産科学研究院, 教授 (80263127)
【キーワード】環境DNA / ニホンウナギ / 河川 / 分布 / 河川構造 (他11件)
【概要】本研究では,環境DNAを用いて,日本全国の河川において,絶滅危惧種に指定されているニホンウナギの分布を確定し,そのバイオマスを推定することを目的としている。 今年度も,昨年度に引き続き,全国の河川下流~河口域において採水を行った。2019年度は,167ヶ所で採水した。環境条件として,水温,電気伝導度,川幅,河口からの距離も同時に測定した。採水サンプルから水中有機物のDNAを抽出し,2017年度に...
❏宝石サンゴ類の持続的利用と適切な国際取引管理に関する研究ーワシントン条約への貢献(20310144)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】岩崎 望 立正大学, 地球環境科学部, 教授 (20193724)
【キーワード】環境調和型農林水産 / 持続的利用 / ワシントン条約 / 水産学 / 海洋生態
【概要】日本近海に分布する宝石サンゴ類の分布密度、成長速度などを推定し、資源の持続的利用のためには海域をローテーションする漁獲法が有効であることを明らかにした。また、ミトコンドリアゲノムの全塩基配列を決定し、遺伝子による種の同定を可能にした。さらに、骨軸に含まれる微量成分濃度により、それらの産地が推定できることを明らかにした。これらの成果は、資源の持続的な利用と貿易の管理技術開発に貢献するものである。 ...
【農学】森林圏科学:微生物生態海洋生態を含む研究件
❏シアノバクテリアの持つロドプシンの機能解析:彼らは光をどう使い分けるのか?(15K14601)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉澤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (00553108)
【キーワード】ロドプシン / シアノバクテリア / バクテリア / 微生物生態 / 光合成 (他10件)
【概要】シアノバクテリア(Synechocystis sp. PCC 7509)から未知ロドプシンを見出しSyHRと命名した。異種発現系を用いた機能解析の結果、SyHRは光でCl-やSO42-を細胞内に輸送することが示された。また分光解析の結果、SyHRは緑色(約540 nm)の光を利用することが分かった。本研究で、シアノバクテリアの持つSyHRがクロロフィルが利用しない緑色の光を利用し、陰イオンを能動的...
❏海洋生態系と太陽を繋ぐ新しい光エネルギーフローモデルの構築(15H02800)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉澤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (00553108)
【キーワード】海洋微生物 / ロドプシン / 微生物生態 / 光エネルギー / 海洋細菌 (他8件)
【概要】本研究では、ゲノムやメタゲノムデータ解析を通して、以下の成果を挙げた。 1. PR遺伝子を持つ海洋細菌の光適応戦略を明らかにした。2. 海洋細菌から見つかったNa+やCl-輸送型ロドプシンの立体構造解析から、イオン輸送機構を明らかにした。3. 様々な環境に存在する未知微生物型ロドプシンを見出し、その機能を明らかにした。 ...
【農学】水圏応用科学:生活史海洋生態を含む研究件
❏繁殖特性の地域個体群間比較によるヤリイカ個体群変動要因の解明(17K15309)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】岩田 容子 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (60431342)
【キーワード】海洋生態学 / 資源生態学 / イカ / 生活史 / 繁殖生態 (他8件)
【概要】海洋環境変動に対し異なる個体群変動パターンを示すヤリイカ・ケンサキイカの複数の地域個体群間で、繁殖特性の詳細を比較することにより、物理的海洋環境が繁殖特性にどのように影響するか、またどのような繁殖特性が本種の個体群動態に強く影響しているかを調べた。その結果、異なる地域や孵化時期により、成長率や成熟齢・成熟特性(成熟サイズ・孕卵数・卵サイズ)が変化することが明らかになった。南北の地域個体群間でそれら...
❏動物プランクトンの非捕食死:現場個体群における重要性と生態系に与える影響の解明(21310019)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (00301581)
【キーワード】海洋生態系 / 食物網 / 物質循環 / プランクトン / 生活史 (他11件)
【概要】前年度末から収集していた現場における非捕食死個体推定のための生化学試料(核酸比・酸化ストレスマーカー)が、東日本大震災に伴う停電により全て溶け、腐敗し分析不能となってしまったため従来計画していた親潮海域の現場観測・実験的手法から、過去試料の分析に重点を置いて解析を行った。親潮域ではカイアシ類Eucalanus雌親の餌料摂取履歴が生み出された幼体の死亡率に間接的に影響することを明らかにした。これは珪...
【農学】水圏応用科学:生態学海洋生態を含む研究件
❏高解像度観測に基づく混合域動物プランクトン群集遷移過程の解明(16H04959)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00301581)
【キーワード】プランクトン / 浮魚餌環境 / 海洋環境変動 / ゼラチナス動物プランクトン / カイアシ類 (他21件)
【概要】海況に応答して複雑な出現消長を示す親潮黒潮移行域(混合域)の動物プランクトンの群集遷移を理解することを目的として、従来ネット採集とは異なる手法を導入し、その分布について高解像度観測を実施した。ビデオプランクトンレコーダーによる観測では、親潮域大型カイアシ類群集が珪藻ブルームの遷移に従ってその分布深度を敏感に変化させること、またこの群集遷移に伴って沈降粒子量と組成が大きく変化することが明らかとなった...
❏沿岸生態系におけるアマモ場からの懸濁態有機物移出過程の定量的評価に関する研究(24510008)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】福田 秀樹 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (30451892)
【キーワード】生物地球化学 / 沿岸生態学 / アマモ場 / 東日本大震災 / 海洋生態 (他8件)
【概要】沿岸域におけるアマモ場は流入する懸濁態有機物を捕捉することで、陸域からの流入負荷を緩衝する機能を持つとされている。東日本大震災に伴う津波により被害を受けた岩手県大槌湾の回復状態の異なるアマモ場における懸濁態有機物および沈降粒子の特性を比較することで、アマモ場が持つ緩衝機能が周辺の生産性の乏しい生態系に対する役割を検討した。アマモ繁茂状況により底質の再懸濁のしやすさと懸濁態有機物の蓄積状況に差異が見...
❏産卵場解析による魚種交替生物過程の解明と海洋生態系間比較(22688017)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】高須賀 明典 独立行政法人水産総合研究センター, 中央水産研究所, 主任研究員 (00392902)
【キーワード】海洋生態 / 海洋資源 / 水産学 / 生態学 / 国際研究者交流 (他10件)
【概要】本研究課題では、気候変動に伴ってカタクチイワシとマイワシの間で優占魚種が入れ替わる魚種交替現象の生物学的メカニズムの解明を進めるため、産卵場解析を中心に生物特性を明らかにした。(1) 大時空間スケールでの産卵場環境の歴史的変遷を記述した。(2) 小規模スケールでの産卵場形成機構を明らかにした。(3) 黒潮海流域、カリフォルニア海流域、フンボルト海流域間で物理・生物要因に対する産卵応答特性を比較した...
【農学】水圏応用科学:海洋生態系海洋生態を含む研究件
❏化学・熱・電気エネルギー変換に依存した海底生命圏を支える電子移動論の開拓(16K14815)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】中村 龍平 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, チームリーダー (10447419)
【キーワード】深海底 / 電気微生物学 / 環境生態学 / 共生 / 海洋生態系 (他8件)
【概要】深海電気生態系では何が起こっているのか?その謎に迫るべく、海底に生息する底生動物と電気の関わりについて研究を進めた。その結果、(1)底生動物が微弱な電流を作り、(2)電位の正負に応じて中心代謝を変化させ、さらには、(3)底生動物は環境の電位に応じて行動までも変化させることを見出した。以上の結果は、「電子の流れ」が、未知の生命圏である電気生態系を理解する鍵となることを明示する。 ...
❏数十年スケールのイワシ資源量動態と中世温暖期に資源量低下を招いた機構の解明(22340155)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】加 三千宣 愛媛大学, 沿岸環境科学研究センター, 准教授 (70448380)
【キーワード】イワシ類 / 魚類資源変動 / 海洋生態系 / 気候変動 / 太平洋 (他11件)
【概要】地球温暖化に伴って、数十年スケールで大変動する太平洋のイワシ資源は、今後どのような変動を示すのか。中世温暖期におけるイワシ存在量の数十年スケール変動の振幅変化とそのメカニズムの解明を試みた。マイワシには過去1000年間において300年スケールの変動が見つかり、中世温暖期とそれにつづく小氷期という汎地球規模の気候変動に対して応答しないことがわかった。一方で、マイワシ存在量の300年スケール変動の背後...
❏動物プランクトンの非捕食死:現場個体群における重要性と生態系に与える影響の解明(21310019)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (00301581)
【キーワード】海洋生態系 / 食物網 / 物質循環 / プランクトン / 生活史 (他11件)
【概要】前年度末から収集していた現場における非捕食死個体推定のための生化学試料(核酸比・酸化ストレスマーカー)が、東日本大震災に伴う停電により全て溶け、腐敗し分析不能となってしまったため従来計画していた親潮海域の現場観測・実験的手法から、過去試料の分析に重点を置いて解析を行った。親潮域ではカイアシ類Eucalanus雌親の餌料摂取履歴が生み出された幼体の死亡率に間接的に影響することを明らかにした。これは珪...
【農学】水圏応用科学:海洋物理・陸水学海洋生態を含む研究件
❏沿岸ジェットによる日本海沿岸域の漂泳・底生生態系の擾乱(16K07831)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】児玉 武稔 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 日本海区水産研究所, 研究員 (20735899)
【キーワード】日本海 / 対馬暖流 / 富山湾 / プランクトン / ベントス (他12件)
【概要】日本海の本州沿岸域について,海洋物理過程,生物・化学過程に関する研究をそれぞれ進めた.物理過程の研究から,夏~秋季にかけてそれまで富山湾に流入していた対馬暖流沿岸分枝が沖合に流れの向きを変えること,その過程で高気圧性渦を形成すること,それが沿岸分枝の季節性とリンクし、毎年生じる可能性があることが明らかになった.生物・化学過程の研究からは,対馬暖流沿岸分枝の弱い春の富山湾は冷水種が卓越していること,...
❏急潮予報システムの構築と生態影響評価への戦略的運用(21244073)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】磯辺 篤彦 愛媛大学, 沿岸環境科学研究センター, 教授 (00281189)
【キーワード】急潮 / 数値予報 / 豊後水道 / アンサンブル予報 / 沿岸生態系 (他14件)
【概要】JCOPE2 などの海洋同化プロダクトを外洋側の境界条件とし、また、ASCAT 衛星風データを強制力とすることで急潮の再現がある程度可能なこと、また、同化プロダクトを初期条件にした予報モデルの結果を境界に与え、また予報風を強制力とすることで、急潮予報が可能であることを示した。予報を参照して実施した豊後水道における集中観測によって、急潮に伴う沿岸生態系の急激な変遷や流況変動を検出した。 ...
【農学】水圏応用科学:生物生産海洋生態を含む研究件
❏動物プランクトン自然死亡の再評価:非捕食死・部分被食死が生態系に与える影響の解明(24310007)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00301581)
【キーワード】生物生産 / 海洋生態 / プランクトン / 環境変動 / 地球化学 (他7件)
【概要】海洋における動物プランクトンの生産(二次生産速度)は、魚類生産や、生物ポンプによる炭素輸送に大きな影響を与える。このため動物プランクトンの成長、再生産について多くの研究が行われ知見が蓄積されてきた。一方で、現場の個体群動態を支配し、魚類生産や物質循環に直接寄与しているはずの自然死亡についての研究は極めて乏しく、とくに捕食以外の要因で死亡する個体が物質循環に果たす役割にいては不明な点が多い。本研究は...
❏餌料環境変動が動物プランクトンの加入・成長・生残に与える影響の解明(18688011)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】高橋 一生 独立行政法人水産総合研究センター, 東北区水産研究所混合域海洋環境部, 主任研究員 (00301581)
【キーワード】海洋生態 / 環境変動 / 水産学 / 地球科学 / プランクトン (他7件)
【概要】親潮域の動物プランクトンの多くは春季珪藻ブルームに依存して再生産・成長するが、餌環境変動が動物プランクトン個体群に与える影響の詳細は不明である。本研究はカイアシ類Eucalanus bungiiの休眠覚醒・産卵・卵孵化に体内蓄積脂質の代謝と摂餌による珪藻由来の必須脂肪酸摂取が重要な要因であることを示し、珪藻ブルームのタイミングと規模が本種の再生産の鍵を握っていることを示した。 ...
【農学】水圏応用科学:イカ海洋生態を含む研究件
❏繁殖特性の地域個体群間比較によるヤリイカ個体群変動要因の解明(17K15309)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】岩田 容子 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (60431342)
【キーワード】海洋生態学 / 資源生態学 / イカ / 生活史 / 繁殖生態 (他8件)
【概要】海洋環境変動に対し異なる個体群変動パターンを示すヤリイカ・ケンサキイカの複数の地域個体群間で、繁殖特性の詳細を比較することにより、物理的海洋環境が繁殖特性にどのように影響するか、またどのような繁殖特性が本種の個体群動態に強く影響しているかを調べた。その結果、異なる地域や孵化時期により、成長率や成熟齢・成熟特性(成熟サイズ・孕卵数・卵サイズ)が変化することが明らかになった。南北の地域個体群間でそれら...
❏イカ類における雄二型とその個体群への影響(15H06150)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2015-08-28 - 2017-03-31
【研究代表者】岩田 容子 東京大学, 大気海洋研究所, 講師 (60431342)
【キーワード】海洋生態 / 海洋生物資源 / 水産学 / 繁殖生態 / イカ (他7件)
【概要】海洋環境は生物の成熟サイズや生殖腺重量などの生活史パラメターに質的に影響することによって、個体群動態という量的変動につながる可能性が考えられる。そこで沿岸性水産重要種であり、雄に大型ペア雄・小型スニーカー雄という二型が見られるヤリイカを用いて、海洋環境変動が繁殖特性にどのように影響しているかを検討した。その結果、雄の成熟サイズや二型の割合は年や季節により大きく変動した一方、雌の成熟サイズはほぼ一定...
【農学】水圏応用科学:物質循環海洋生態を含む研究件
❏高解像度観測に基づく混合域動物プランクトン群集遷移過程の解明(16H04959)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00301581)
【キーワード】プランクトン / 浮魚餌環境 / 海洋環境変動 / ゼラチナス動物プランクトン / カイアシ類 (他21件)
【概要】海況に応答して複雑な出現消長を示す親潮黒潮移行域(混合域)の動物プランクトンの群集遷移を理解することを目的として、従来ネット採集とは異なる手法を導入し、その分布について高解像度観測を実施した。ビデオプランクトンレコーダーによる観測では、親潮域大型カイアシ類群集が珪藻ブルームの遷移に従ってその分布深度を敏感に変化させること、またこの群集遷移に伴って沈降粒子量と組成が大きく変化することが明らかとなった...
❏熱帯多島海域における大気降下物由来窒素負荷と海洋酸性化に対する炭素循環の応答(23405002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋酸性化応答 / サンゴ礁 / 降水 / 大気沈着物 / 二酸化炭素分圧 (他14件)
【概要】複雑な海岸地形を有するフィリピンの特徴的な沿岸海域において、多様な空間スケールにおける海洋化学的観測を実施し、大気からの環境負荷と、それが陸域影響(河川・地下水流入)や沿岸部における養殖漁業等の人為負荷と組み合わさることによる複合効果とを、特に海洋物理学的特性と関連した海洋酸性化の促進・緩和という観点から評価した。また降雨成分の分析により窒素の越境汚染の潜在的影響について検証した。さらに造礁サンゴ...
❏新規同位体計測手法による沿岸海洋生態系における窒素負荷伝播と生態遷移過程の解明(21370008)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋生態 / 環境 / 窒素負荷 / アミノ酸 / 安定同位体比 (他9件)
【概要】沿岸海洋生態系、特にサンゴ礁生態系における人為起源窒素負荷の影響を評価するためにアミノ酸の化合物別窒素同位体比分析を適用した。窒素負荷環境勾配を評価する手法として従来のバルク窒素同位体比を利用する方法と比較検討した。飼育実験によりサンゴ宿主・共生藻間の窒素交換様式を解析した。また室内培養実験により腐食食物連鎖の基点となるバクテリアのアミノ酸同位体比パターンの特徴を抽出した。併せて,従来のサンゴ礁研...
【農学】水圏応用科学:プランクトン海洋生態を含む研究件
❏沿岸ジェットによる日本海沿岸域の漂泳・底生生態系の擾乱(16K07831)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】児玉 武稔 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 日本海区水産研究所, 研究員 (20735899)
【キーワード】日本海 / 対馬暖流 / 富山湾 / プランクトン / ベントス (他12件)
【概要】日本海の本州沿岸域について,海洋物理過程,生物・化学過程に関する研究をそれぞれ進めた.物理過程の研究から,夏~秋季にかけてそれまで富山湾に流入していた対馬暖流沿岸分枝が沖合に流れの向きを変えること,その過程で高気圧性渦を形成すること,それが沿岸分枝の季節性とリンクし、毎年生じる可能性があることが明らかになった.生物・化学過程の研究からは,対馬暖流沿岸分枝の弱い春の富山湾は冷水種が卓越していること,...
❏高解像度観測に基づく混合域動物プランクトン群集遷移過程の解明(16H04959)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00301581)
【キーワード】プランクトン / 浮魚餌環境 / 海洋環境変動 / ゼラチナス動物プランクトン / カイアシ類 (他21件)
【概要】海況に応答して複雑な出現消長を示す親潮黒潮移行域(混合域)の動物プランクトンの群集遷移を理解することを目的として、従来ネット採集とは異なる手法を導入し、その分布について高解像度観測を実施した。ビデオプランクトンレコーダーによる観測では、親潮域大型カイアシ類群集が珪藻ブルームの遷移に従ってその分布深度を敏感に変化させること、またこの群集遷移に伴って沈降粒子量と組成が大きく変化することが明らかとなった...
❏動物プランクトン自然死亡の再評価:非捕食死・部分被食死が生態系に与える影響の解明(24310007)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00301581)
【キーワード】生物生産 / 海洋生態 / プランクトン / 環境変動 / 地球化学 (他7件)
【概要】海洋における動物プランクトンの生産(二次生産速度)は、魚類生産や、生物ポンプによる炭素輸送に大きな影響を与える。このため動物プランクトンの成長、再生産について多くの研究が行われ知見が蓄積されてきた。一方で、現場の個体群動態を支配し、魚類生産や物質循環に直接寄与しているはずの自然死亡についての研究は極めて乏しく、とくに捕食以外の要因で死亡する個体が物質循環に果たす役割にいては不明な点が多い。本研究は...
【農学】水圏応用科学:繁殖生態海洋生態を含む研究件
❏繁殖特性の地域個体群間比較によるヤリイカ個体群変動要因の解明(17K15309)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】岩田 容子 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (60431342)
【キーワード】海洋生態学 / 資源生態学 / イカ / 生活史 / 繁殖生態 (他8件)
【概要】海洋環境変動に対し異なる個体群変動パターンを示すヤリイカ・ケンサキイカの複数の地域個体群間で、繁殖特性の詳細を比較することにより、物理的海洋環境が繁殖特性にどのように影響するか、またどのような繁殖特性が本種の個体群動態に強く影響しているかを調べた。その結果、異なる地域や孵化時期により、成長率や成熟齢・成熟特性(成熟サイズ・孕卵数・卵サイズ)が変化することが明らかになった。南北の地域個体群間でそれら...
❏イカ類における雄二型とその個体群への影響(15H06150)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2015-08-28 - 2017-03-31
【研究代表者】岩田 容子 東京大学, 大気海洋研究所, 講師 (60431342)
【キーワード】海洋生態 / 海洋生物資源 / 水産学 / 繁殖生態 / イカ (他7件)
【概要】海洋環境は生物の成熟サイズや生殖腺重量などの生活史パラメターに質的に影響することによって、個体群動態という量的変動につながる可能性が考えられる。そこで沿岸性水産重要種であり、雄に大型ペア雄・小型スニーカー雄という二型が見られるヤリイカを用いて、海洋環境変動が繁殖特性にどのように影響しているかを検討した。その結果、雄の成熟サイズや二型の割合は年や季節により大きく変動した一方、雌の成熟サイズはほぼ一定...
【農学】水圏応用科学:ニホンウナギ海洋生態を含む研究件
❏環境DNAを用いた全国の河川におけるニホンウナギの分布・生息量推定(17H01412)
【研究テーマ】生物資源保全学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】笠井 亮秀 北海道大学, 水産科学研究院, 教授 (80263127)
【キーワード】環境DNA / ニホンウナギ / 河川 / 分布 / 河川構造 (他11件)
【概要】本研究では,環境DNAを用いて,日本全国の河川において,絶滅危惧種に指定されているニホンウナギの分布を確定し,そのバイオマスを推定することを目的としている。 今年度も,昨年度に引き続き,全国の河川下流~河口域において採水を行った。2019年度は,167ヶ所で採水した。環境条件として,水温,電気伝導度,川幅,河口からの距離も同時に測定した。採水サンプルから水中有機物のDNAを抽出し,2017年度に...
❏気候変化と人間活動に応答する海洋生態系の歴史的変遷と将来予測(16108002)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】岸 道郎 北海道大学, 大学院・水産科学研究院, 教授 (90214767)
【キーワード】水産海洋学 / 海洋生態系 / モデル / 黒潮 / 親潮 (他16件)
【概要】日本周辺の黒潮・親潮・対馬暖流の各生態系を対象として, (1) 気候変化に伴う海洋環境と生産力の歴史的変化が生態系構造と機能, 特に低次栄養段階生物の生産, 種多様性, 卓越種交替にどのような影響を与えてきたか(ボトムアップコントロール), (2) 高次生物と漁業活動が各生態系の構造と機能にどのように影響してきたか(トップダウンコントロール), (3) 物理-低次生産-高次生産-資源利用に関する多...
【農学】水圏応用科学:バイオロギング海洋生態を含む研究件
❏海洋表層の環境変動に対する中深層性大型捕食動物の生態応答の解明(23255001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 晃周 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (40413918)
【キーワード】海洋生態 / 環境変動 / 動物行動 / データロガー / バイオロギング (他6件)
【概要】海洋の中深層に潜水する大型動物・ゾウアザラシ類の捕食行動と海洋環境変動の関係を明らかにするために、動物装着型データロガーによる採餌行動の研究を行った。捕食行動を長期間(3-5ヶ月)記録できる加速度ロガーや、カメラロガーを新規に開発し、北東太平洋を回遊するゾウアザラシに取り付けた。その結果、アザラシが小型の中深層性魚類(ハダカイワシなど)を主な餌とし、400-600mの中深層に捕食が集中すること、亜...
❏南極海におけるペンギン類の長期生態変動メカニズムの解明(20310016)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】高橋 晃周 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (40413918)
【キーワード】海洋生態 / 環境変動 / 動物行動 / 極域科学 / バイオロギング (他6件)
【概要】南極海におけるペンギン類の個体数変動の種間・地域間の違いをもたらすメカニズムを明らかにするために、最新の動物装着型記録計による採餌行動の研究を行った。ペンギンの採餌行動とその環境要因(特に海氷分布)との関係は、同所的に生息する種間および同種の地域間で異なることが明らかになった。採餌行動の種間・地域間の違いにより、海洋環境変化がペンギンの繁殖に与える影響は異なり、それによって個体数変動の違いが生じて...
❏海鳥類の長期移動追跡技術の開発(19651100)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】高橋 晃周 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (40413918)
【キーワード】海洋生態 / 海洋保全 / 動物行動 / バイオロギング / データロガー
【概要】本研究の目的は、飛翔性の海鳥類であるオオミズナギドリを対象として、年間を通じた鳥の移動を追跡する技術を確立し、本種がどのような海域を利用しているか、またその海域がどのような特徴を持つか明らかにすることである。今年度は、まず、7-10月にかけて、岩手県三貫島・新潟県粟島にあるオオミズナギドリの繁殖地で野外調査を行って、昨年度に鳥に装着した光のレベル・着水を記録する記録計(ジオロケータ)を回収した。ま...
【農学】水圏応用科学:赤潮海洋生態を含む研究件
❏有害渦鞭毛藻コクロディニウムのライボタイプ識別と分布海域(19780150)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】岩滝 光儀 山形大学, 理学部, 准教授 (50423645)
【キーワード】海洋生物 / 系統進化 / 遺伝子 / 赤潮 / ライボタイプ (他6件)
【概要】赤潮原因種Cochlodinium polykrikoidesの分布海域を個体群レベルで把握するため,光合成性Cochlodiniumの形態比較とrDNAに基づく種内系統群(ライボタイプ)の識別を行った。形態に違いの見られた本種類似種をC. fulvescensとして新種記載し,これを識別した上で系統解析した結果,C. polykrikoides種内は東アジア,フィリピン,北中米,の3タイプに識別...
❏有害赤潮を形成するコクロディニウムの個体群識別と分布(18880019)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】岩滝 光儀 長崎大, 助手 (50423645)
【キーワード】海洋生態 / 系統進化 / 遺伝子 / 赤潮 / 個体群
【概要】無殻渦鞭毛藻Cochlodinium polykrikoidesは,西日本と韓国沿岸域において近年最も大きな漁業被害を引き起こしている有害赤潮原因種である。本種は海流に依存した移動が報告されており,この特性により例年様々な海域に赤潮被害が拡大していると考えられる。本種赤潮の発生過程を理解するためには,種内の地域系群(個体群)を識別し,西日本で有害赤潮を形成する個体群の分布範囲を特定した上で,その初...
【農学】水圏応用科学:褐虫藻海洋生態を含む研究件
❏褐虫藻を起点としたサンゴ礁生態系の新しい食物網ルートの提案(18H02270)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山下 洋 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水研機構(長崎), 主任研究員 (00583147)
【キーワード】褐虫藻 / サンゴ礁生態系 / 食物網ルート / 海洋生態 / 生物圏現象
【概要】サンゴから放出された褐虫藻がサンゴ礁の動物プランクトンに直接捕食される食物網ルートはないだろうか。褐虫藻の持つ特徴的な化合物をマーカーにして、動物プランクトンが褐虫藻を捕食した痕跡を探ることを考えた。様々な褐虫藻培養株の持つ代謝物を分析し、サンゴから単離したSymbiodinium microadriaticumの培養株が持つホモトリゴネリンをマーカー候補物質とした。サンゴの多い場所とサンゴ礁の沖...
❏人工的に構築したサンゴ‐褐虫藻共生体を用いた共生生物学的イベントの多面的精査(26291094)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山下 洋 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 西海区水産研究所, 研究員 (00583147)
【キーワード】サンゴ礁生態系 / 海洋生態 / 生物圏現象 / 共生生物学 / 海洋保全 (他8件)
【概要】室内実験の結果,遺伝子型A1とA3の褐虫藻はAcropora tenuis幼生との共生が成立したが,遺伝子型A2の褐虫藻は幼生から排出された。幼生の着生や生残に褐虫藻の遺伝子型や褐虫藻の有無は影響しなかった。野外実験では,A1とA2の褐虫藻を取り込ませた幼生を野外の格子状基盤に着生させたが,その後の観察によりA2の褐虫藻は速やかに排出され,新たに環境中から取り込んだと思われるA1やDの褐虫藻に入れ...
【農学】水圏応用科学:植物プランクトン海洋生態を含む研究件
❏メコンデルタにおけるMudskipper類生態調査(23405033)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】石松 惇 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(環シナ), 教授 (00184565)
【キーワード】国際研究者交流 / ベトナム / メコンデルタ / 生態 / Mudskipper (他12件)
【概要】メコンデルタにおいて、カントー大学と共同して以下の研究を行った。メコンデルタでは、マッドスキッパーの1種(カケオ)が盛んに養殖されている。しかし、その種苗は天然稚魚に依存しているため、資源の枯渇の懸念があることが初年度の調査で明らかになった。稚魚採集を行った結果、産卵は海域で行われていること、バクリュー省河口に遡上している稚魚は孵化後約38日であることが明らかになった。カケオの養殖池には、同地域に...
❏海洋表層におけるケイ素と炭素の生物地球化学的循環のカップリング(20310006)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】武田 重信 長崎大学, 大学院・水産・環境科学総合研究科, 教授 (20334328)
【キーワード】海洋科学 / 海洋生態 / 地球化学 / 環境変動 / 炭素循環 (他8件)
【概要】海洋表層における生物地球化学的な炭素循環が、有光層へのケイ素の移出入とどのようにカップリングしているのかについて、西部北太平洋亜寒帯域と東シナ海を主な対象海域として研究を行った。その結果、鉄や亜鉛などの微量元素の動態がケイ藻群集による粒子状有機炭素と生物ケイ酸の生産ならびに下層への移出と密接に係わっていること、優占する珪藻種の違いがそれらの過程に大きく影響することが明らかになった。 ...
❏海洋表層における生物ケイ酸の生産と溶解のバランス(17310005)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】武田 重信 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (20334328)
【キーワード】地球科学 / 海洋生態 / ケイ素 / 珪藻 / 安定同位体 (他11件)
【概要】ケイ素安定同位体を用いて海洋表層での珪藻類による生物ケイ酸(珪藻殻)の生産速度と珪藻殻からのケイ酸溶解速度を測定する手法を開発し、西部北太平洋亜寒帯域の表層における生物ケイ酸の生産と溶解のバランスについて研究を行った。 ケイ素安定同位体比の測定法として二重収束型誘導結合プラズマ質量分析計の適用について検討した結果、バックグラウンド補正を適切に行うことにより、従来用いられていた負イオン表面電離型質量...
【農学】水圏応用科学:水産学海洋生態を含む研究件
❏高解像度観測に基づく混合域動物プランクトン群集遷移過程の解明(16H04959)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 一生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (00301581)
【キーワード】プランクトン / 浮魚餌環境 / 海洋環境変動 / ゼラチナス動物プランクトン / カイアシ類 (他21件)
【概要】海況に応答して複雑な出現消長を示す親潮黒潮移行域(混合域)の動物プランクトンの群集遷移を理解することを目的として、従来ネット採集とは異なる手法を導入し、その分布について高解像度観測を実施した。ビデオプランクトンレコーダーによる観測では、親潮域大型カイアシ類群集が珪藻ブルームの遷移に従ってその分布深度を敏感に変化させること、またこの群集遷移に伴って沈降粒子量と組成が大きく変化することが明らかとなった...
❏イカ類における雄二型とその個体群への影響(15H06150)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2015-08-28 - 2017-03-31
【研究代表者】岩田 容子 東京大学, 大気海洋研究所, 講師 (60431342)
【キーワード】海洋生態 / 海洋生物資源 / 水産学 / 繁殖生態 / イカ (他7件)
【概要】海洋環境は生物の成熟サイズや生殖腺重量などの生活史パラメターに質的に影響することによって、個体群動態という量的変動につながる可能性が考えられる。そこで沿岸性水産重要種であり、雄に大型ペア雄・小型スニーカー雄という二型が見られるヤリイカを用いて、海洋環境変動が繁殖特性にどのように影響しているかを検討した。その結果、雄の成熟サイズや二型の割合は年や季節により大きく変動した一方、雌の成熟サイズはほぼ一定...
❏メコンデルタにおけるMudskipper類生態調査(23405033)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】石松 惇 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(環シナ), 教授 (00184565)
【キーワード】国際研究者交流 / ベトナム / メコンデルタ / 生態 / Mudskipper (他12件)
【概要】メコンデルタにおいて、カントー大学と共同して以下の研究を行った。メコンデルタでは、マッドスキッパーの1種(カケオ)が盛んに養殖されている。しかし、その種苗は天然稚魚に依存しているため、資源の枯渇の懸念があることが初年度の調査で明らかになった。稚魚採集を行った結果、産卵は海域で行われていること、バクリュー省河口に遡上している稚魚は孵化後約38日であることが明らかになった。カケオの養殖池には、同地域に...
【農学】水圏応用科学:サンゴ礁海洋生態を含む研究件
❏熱帯多島海域における大気降下物由来窒素負荷と海洋酸性化に対する炭素循環の応答(23405002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋酸性化応答 / サンゴ礁 / 降水 / 大気沈着物 / 二酸化炭素分圧 (他14件)
【概要】複雑な海岸地形を有するフィリピンの特徴的な沿岸海域において、多様な空間スケールにおける海洋化学的観測を実施し、大気からの環境負荷と、それが陸域影響(河川・地下水流入)や沿岸部における養殖漁業等の人為負荷と組み合わさることによる複合効果とを、特に海洋物理学的特性と関連した海洋酸性化の促進・緩和という観点から評価した。また降雨成分の分析により窒素の越境汚染の潜在的影響について検証した。さらに造礁サンゴ...
❏新規同位体計測手法による沿岸海洋生態系における窒素負荷伝播と生態遷移過程の解明(21370008)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋生態 / 環境 / 窒素負荷 / アミノ酸 / 安定同位体比 (他9件)
【概要】沿岸海洋生態系、特にサンゴ礁生態系における人為起源窒素負荷の影響を評価するためにアミノ酸の化合物別窒素同位体比分析を適用した。窒素負荷環境勾配を評価する手法として従来のバルク窒素同位体比を利用する方法と比較検討した。飼育実験によりサンゴ宿主・共生藻間の窒素交換様式を解析した。また室内培養実験により腐食食物連鎖の基点となるバクテリアのアミノ酸同位体比パターンの特徴を抽出した。併せて,従来のサンゴ礁研...
【医歯薬学】社会医学:行動学海洋生態を含む研究件
❏外洋性アホウドリ類の混獲軽減を目的としたGPS及び映像を使った行動研究(18651111)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】綿貫 豊 北海道大学, 大学院・水産科学研究院, 准教授 (40192819)
【キーワード】行動学 / 海洋生態 / 生物保全 / 先端デバイス
【概要】18-19年度に収集した、小笠原で繁殖するクロアシアホウドリと亜南極クローゼ諸島で繁殖するワタリアホウドリのGPSトラッキングデータをつかってかれらの索餌行動を詳細に解析した。その結果は次の二つに要約される。 1. 地域限定的餌探索 : 小笠原聟島で、育雛中のクロアシアホウドリは聟島から2日以内のトリップで、最大400kmほどまで採食に出かけていた。1秒ごとにデータが取得できた3個体の軌跡のまがり...
❏加速度のマイクロ計測による潜水性海鳥の最適採食行動の研究(17370007)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】綿貫 豊 北海道大学, 大学院・水産科学研究院, 准教授 (40192819)
【キーワード】行動学 / 海洋生態 / 生態学 / 先端機能デバイス / 環境変動
【概要】海鳥はクジラやアザラシにくらべ体重補正するとはるかに長く深く潜水する。その生理的メカニズムの解明のため室内実験がくりかえされてきた。潜水中は酸素供給が制約されるため最適採食行動の理論的研究テーマとしても注目されている。しかしながら、潜水中のエネルギーコストと餌獲得の測定が困難なため実証研究は不十分であった。本研究は野外の海鳥の潜水行動と餌捕獲を詳細に測定して、変化する海洋環境中での最適潜水戦略を分...
【医歯薬学】薬学:ロドプシン海洋生態を含む研究件
❏シアノバクテリアの持つロドプシンの機能解析:彼らは光をどう使い分けるのか?(15K14601)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉澤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (00553108)
【キーワード】ロドプシン / シアノバクテリア / バクテリア / 微生物生態 / 光合成 (他10件)
【概要】シアノバクテリア(Synechocystis sp. PCC 7509)から未知ロドプシンを見出しSyHRと命名した。異種発現系を用いた機能解析の結果、SyHRは光でCl-やSO42-を細胞内に輸送することが示された。また分光解析の結果、SyHRは緑色(約540 nm)の光を利用することが分かった。本研究で、シアノバクテリアの持つSyHRがクロロフィルが利用しない緑色の光を利用し、陰イオンを能動的...
❏海洋生態系と太陽を繋ぐ新しい光エネルギーフローモデルの構築(15H02800)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉澤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (00553108)
【キーワード】海洋微生物 / ロドプシン / 微生物生態 / 光エネルギー / 海洋細菌 (他8件)
【概要】本研究では、ゲノムやメタゲノムデータ解析を通して、以下の成果を挙げた。 1. PR遺伝子を持つ海洋細菌の光適応戦略を明らかにした。2. 海洋細菌から見つかったNa+やCl-輸送型ロドプシンの立体構造解析から、イオン輸送機構を明らかにした。3. 様々な環境に存在する未知微生物型ロドプシンを見出し、その機能を明らかにした。 ...
【医歯薬学】看護学:遺伝子海洋生態を含む研究件
❏有害渦鞭毛藻コクロディニウムのライボタイプ識別と分布海域(19780150)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】岩滝 光儀 山形大学, 理学部, 准教授 (50423645)
【キーワード】海洋生物 / 系統進化 / 遺伝子 / 赤潮 / ライボタイプ (他6件)
【概要】赤潮原因種Cochlodinium polykrikoidesの分布海域を個体群レベルで把握するため,光合成性Cochlodiniumの形態比較とrDNAに基づく種内系統群(ライボタイプ)の識別を行った。形態に違いの見られた本種類似種をC. fulvescensとして新種記載し,これを識別した上で系統解析した結果,C. polykrikoides種内は東アジア,フィリピン,北中米,の3タイプに識別...
❏有害赤潮を形成するコクロディニウムの個体群識別と分布(18880019)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】岩滝 光儀 長崎大, 助手 (50423645)
【キーワード】海洋生態 / 系統進化 / 遺伝子 / 赤潮 / 個体群
【概要】無殻渦鞭毛藻Cochlodinium polykrikoidesは,西日本と韓国沿岸域において近年最も大きな漁業被害を引き起こしている有害赤潮原因種である。本種は海流に依存した移動が報告されており,この特性により例年様々な海域に赤潮被害が拡大していると考えられる。本種赤潮の発生過程を理解するためには,種内の地域系群(個体群)を識別し,西日本で有害赤潮を形成する個体群の分布範囲を特定した上で,その初...
【医歯薬学】看護学:ゲノム海洋生態を含む研究件
❏燃える氷:メタンハイドレートが作りだす生命フロンティアの開拓(16K12578)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】幸塚 麻里子 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任研究員 (60706365)
【キーワード】メタンハイドレート / ドロマイト / 化石DNA / 海洋堆積物 / メタゲノム (他11件)
【概要】本研究の目的は、燃える氷で知られるメタンハイドレート中で過去の生物が長期保存されているかの検証とメタンハイドレートが周囲に作り出す高塩分環境に適応した微生物群集の解明である。 最初に申請者らは、顕微鏡観察とメタゲノム解析によって、メタンハイドレートには微細粒子状の鉱物が封じ込められており、外側から遮断された鉱物内には微生物群集が存在していることが明らかにした。さらにメタンハイドレート周辺の海洋堆積...
❏シアノバクテリアの持つロドプシンの機能解析:彼らは光をどう使い分けるのか?(15K14601)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉澤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (00553108)
【キーワード】ロドプシン / シアノバクテリア / バクテリア / 微生物生態 / 光合成 (他10件)
【概要】シアノバクテリア(Synechocystis sp. PCC 7509)から未知ロドプシンを見出しSyHRと命名した。異種発現系を用いた機能解析の結果、SyHRは光でCl-やSO42-を細胞内に輸送することが示された。また分光解析の結果、SyHRは緑色(約540 nm)の光を利用することが分かった。本研究で、シアノバクテリアの持つSyHRがクロロフィルが利用しない緑色の光を利用し、陰イオンを能動的...
❏海洋生態系と太陽を繋ぐ新しい光エネルギーフローモデルの構築(15H02800)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉澤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (00553108)
【キーワード】海洋微生物 / ロドプシン / 微生物生態 / 光エネルギー / 海洋細菌 (他8件)
【概要】本研究では、ゲノムやメタゲノムデータ解析を通して、以下の成果を挙げた。 1. PR遺伝子を持つ海洋細菌の光適応戦略を明らかにした。2. 海洋細菌から見つかったNa+やCl-輸送型ロドプシンの立体構造解析から、イオン輸送機構を明らかにした。3. 様々な環境に存在する未知微生物型ロドプシンを見出し、その機能を明らかにした。 ...
【医歯薬学】看護学:細菌海洋生態を含む研究件
❏シアノバクテリアの持つロドプシンの機能解析:彼らは光をどう使い分けるのか?(15K14601)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉澤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (00553108)
【キーワード】ロドプシン / シアノバクテリア / バクテリア / 微生物生態 / 光合成 (他10件)
【概要】シアノバクテリア(Synechocystis sp. PCC 7509)から未知ロドプシンを見出しSyHRと命名した。異種発現系を用いた機能解析の結果、SyHRは光でCl-やSO42-を細胞内に輸送することが示された。また分光解析の結果、SyHRは緑色(約540 nm)の光を利用することが分かった。本研究で、シアノバクテリアの持つSyHRがクロロフィルが利用しない緑色の光を利用し、陰イオンを能動的...
❏海洋生態系と太陽を繋ぐ新しい光エネルギーフローモデルの構築(15H02800)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉澤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (00553108)
【キーワード】海洋微生物 / ロドプシン / 微生物生態 / 光エネルギー / 海洋細菌 (他8件)
【概要】本研究では、ゲノムやメタゲノムデータ解析を通して、以下の成果を挙げた。 1. PR遺伝子を持つ海洋細菌の光適応戦略を明らかにした。2. 海洋細菌から見つかったNa+やCl-輸送型ロドプシンの立体構造解析から、イオン輸送機構を明らかにした。3. 様々な環境に存在する未知微生物型ロドプシンを見出し、その機能を明らかにした。 ...
【医歯薬学】看護学:環境海洋生態を含む研究件
❏燃える氷:メタンハイドレートが作りだす生命フロンティアの開拓(16K12578)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】幸塚 麻里子 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任研究員 (60706365)
【キーワード】メタンハイドレート / ドロマイト / 化石DNA / 海洋堆積物 / メタゲノム (他11件)
【概要】本研究の目的は、燃える氷で知られるメタンハイドレート中で過去の生物が長期保存されているかの検証とメタンハイドレートが周囲に作り出す高塩分環境に適応した微生物群集の解明である。 最初に申請者らは、顕微鏡観察とメタゲノム解析によって、メタンハイドレートには微細粒子状の鉱物が封じ込められており、外側から遮断された鉱物内には微生物群集が存在していることが明らかにした。さらにメタンハイドレート周辺の海洋堆積...
❏新規同位体計測手法による沿岸海洋生態系における窒素負荷伝播と生態遷移過程の解明(21370008)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (20311631)
【キーワード】海洋生態 / 環境 / 窒素負荷 / アミノ酸 / 安定同位体比 (他9件)
【概要】沿岸海洋生態系、特にサンゴ礁生態系における人為起源窒素負荷の影響を評価するためにアミノ酸の化合物別窒素同位体比分析を適用した。窒素負荷環境勾配を評価する手法として従来のバルク窒素同位体比を利用する方法と比較検討した。飼育実験によりサンゴ宿主・共生藻間の窒素交換様式を解析した。また室内培養実験により腐食食物連鎖の基点となるバクテリアのアミノ酸同位体比パターンの特徴を抽出した。併せて,従来のサンゴ礁研...