産卵場解析による魚種交替生物過程の解明と海洋生態系間比較
【研究分野】水産学一般
【研究キーワード】
海洋生態 / 海洋資源 / 水産学 / 生態学 / 国際研究者交流 / 国際情報交換 / ペルー / カナダ / 米国:ペルー:カナダ / 国際研究者交流(米国・ペルー・カナダ)
【研究成果の概要】
本研究課題では、気候変動に伴ってカタクチイワシとマイワシの間で優占魚種が入れ替わる魚種交替現象の生物学的メカニズムの解明を進めるため、産卵場解析を中心に生物特性を明らかにした。(1) 大時空間スケールでの産卵場環境の歴史的変遷を記述した。(2) 小規模スケールでの産卵場形成機構を明らかにした。(3) 黒潮海流域、カリフォルニア海流域、フンボルト海流域間で物理・生物要因に対する産卵応答特性を比較した。産卵応答特性は、太平洋の東西間で劇的に異なっており、属特有ではなく種特有であった。(4) 将来的に本研究成果を数理モデルに取り込むため、魚類の初期成長-生残研究に関する知見を統合した。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
大関 芳沖 | 独立行政法人水産総合研究センター | 中央水産研究所 | センター長 | (Kakenデータベース) |
黒田 寛 | 独立行政法人水産総合研究センター | 北海道区水産研究所 | 研究員 | (Kakenデータベース) |
奥西 武 | 独立行政法人水産総合研究センター | 東北区水産研究所 | 研究員 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【配分額】15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)