❏放射線被ばくに対する不安が心理的健康と発達に及ぼす影響のメカニズムの解明(26285148)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】筒井 雄二 福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (70286243)
【キーワード】原発事故 / 心理的影響 / 放射線不安 / 放射線ストレス / 母子 (他17件)
【概要】2011年に発生した福島第1原発(1F)の事故が福島で生活する母子にどのような心理的影響を与えたのかを明らかにすることを研究の目的とした。 1F事故による放射能汚染に起因すると考えられる放射線不安や心理的ストレスは福島で暮らす母子に少なくとも事故後5年間は継続して観察された。チェルノブイリ事故当時,小さな子どもの母親であり現在50歳代の女性は,事故後30年が経過した時点でも心理的不安やストレスが強...
❏地球表層物質に吸着した重金属イオンの高分解能分析手法の確立とその吸着機構の解明(24340133)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】小暮 敏博 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (50282728)
【キーワード】地球表層物質 / 粘土鉱物 / 重金属 / 吸着 / セシウム (他14件)
【概要】その社会的重要性を考慮し,2011年3月の福島第一原発事故で発生した放射性セシウム(Cs)による土壌放射能汚染の鉱物学的解明を中心に研究を進めた。そして4年間の研究期間中に多くの重要な研究成果を得ることができた。特に新たなオートラジオグラフィと電子顕微鏡による分析手法を組み合わせることで、花崗岩中の黒雲母が一部バーミキュライト化した“風化黒雲母”が主要なCsの吸着・固定物質であることが明らかとなっ...
❏大規模チェレンコフ望遠鏡アレイ計画における分割鏡などの準備研究(22244019)
【研究テーマ】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】榎本 良治 東京大学, 宇宙線研究所, 准教授 (80183755)
【キーワード】宇宙線(実験) / γ線検出器 / 134Cs / 137Cs / 福島原発 (他21件)
【概要】大規模チェレンコフ望遠鏡アレイのために、分割鏡、および光検出器、電子回路などのR&Dを行い、それなりの試作品を完成することができた。本計画のための大型予算もつき、さらに大震災による放射能被害などがあり、これらの試作コンポーネントを放射能測定のために有効利用できる可能性があったために急きょ方向のわかるガンマ線カメラのR&Dを始めることにした。現時点で134,137Csからのガンマ線の...