❏トランスポゾン侵略から生殖ゲノムをまもるpiRNA作動原理の統合的理解(17H06111)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2020-03-31
【研究代表者】塩見 美喜子 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (20322745)
【キーワード】PIWI / piRNA / トランスポゾン / RNAサイレンシング / ショウジョウバエ (他6件)
【概要】トランスポゾンの利己的な転移活性による生殖ゲノムの損傷は種の保存を脅かすため、有性生殖を伴う動物は、進化の過程でpiRNAを中核因子とするRNAサイレンシング機構を自己防衛手段として獲得したと考えられている。しかし、その動作原理は未だ不明である。本研究では、piRNAの動作原理を明らかにすることを目的とした。piRNAは、piRNAクラスタから転写された前駆体から生成されるが、piRNA生合成の仕...
❏トランスポゾン抑制因子piRNAの生合成機構の解明(25251003)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】塩見 美喜子 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授(移行) (20322745)
【キーワード】piRNA / 生殖細胞 / ショウジョウバエ / トランスポゾン / RNAサイレンシング
【概要】20-30塩基長の小分子RNAによる遺伝子発現抑制機構をRNAサイレンシングと呼ぶ。正しい遺伝情報を次世代へと受継ぐ使命を担う生殖細胞では、PIWI-interacting RNA(piRNA)がDNA損傷を引き起こす転移性因子トランスポゾンからRNAサイレンシング機構を介して生殖細胞のゲノムをまもると同時に、生殖組織の分化を正常に導く。しかし、その動作原理は未だ不明である。piRNAによるトラン...
❏トランスポゾン侵略から生殖細胞ゲノムをまもるpiRNA動作原理の統合的理解(25221101)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】塩見 美喜子 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (20322745)
【キーワード】PIWI / piRNA / トランスポゾン / RNAサイレンシング / ショウジョウバエ
【概要】PIWI-interacting RNA(piRNA)は正しい遺伝情報を次世代へと受継ぐ使命を担う生殖細胞でDNA損傷を引き起こす転移性因子トランスポゾンから生殖細胞のゲノムをまもる役割を担う。しかし、その動作原理は未だ不明である。本研究課題では、特に[I] piRNA生合成と[II] piRNAによる核内サイレンシングの仕組みに焦点を絞り解析を進めることによってpiRNA機構の全貌解明を目指した...