細胞内温度に依存したRNAサイレンシング活性の制御機構
【研究分野】ゲノム生物学
【研究キーワード】
RNAサイレンシング / miRNA / 細胞内温度 / 熱力学的安定性
【研究成果の概要】
ショウジョウバエ・ヒト・ニワトリ細胞を用いて、 RNAサイレンシング効果のレポーター解析を行った。生育温度が低いショウジョウバエで最も強い活性が見られたため、生育温度に依存してRNAサイレンシング活性が異なる可能性が強く示唆された。また、細胞内の温度分布に依存した影響を明らかにするため、Argonauteタンパク質に各細胞内小器官のセンサーシグナルをつけたコンストラクトを作製した。microRNAの生合成過程において、二次構造が温度の影響をうけるかをノーザンブロットで検出中である。さらに、2本鎖RNAのセンサータンパク質R2D2とTRBPの温度依存的2本鎖RNA結合力を検討している。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)