災害時における障害者の死亡率および社会資源へのアクセシビリティに関する研究
【研究キーワード】
社会福祉 / 障害者の権利 / 災害 / アクセシビリティ / 国際保健 / 死亡率 / 公衆衛生 / 国連 / 防災 / 精神障害
【研究成果の概要】
本研究の目的は次の3つに分類される。(1)災害時における障害者の情報、医療、社会的支援サービスへのアクセシビリティに関する研究や報告を網羅的かつ学術的にレビューすること、(2)災害時の障害者の精緻な死亡率データを算出すること、(3)災害経験時における情報、医療、社会的支援サービスへのアク セシビリティの制限について、障害者である当事者を対象に分析すること、である。当該年度において、(1)については、引き続き、United Nations Official Document System(ODS)や、PUBMEDやMEDLINEなどのデータベースから、関連する条約を含む決議や指針、国内外の学術論文、関連資料を収集した。現在論文化をすすめ投稿予定である、(2)に関しては、被災4県の関係自治体とデータの閲覧などによって死亡データを収集する予定であったが、新型コロナウイルスの度重なるパンデミックにより中止・延期となり、予定通りに収集できなかった。(3)についても、被災支援を継続して行っている行政・研究機関および障害者関連団体と調整を行っておりデータ収集を開始、一部のデータを取得することができた。被災障害者のインタビューに関しては、対面面接を予定していたが、オンラインで実施を開始している。このように、研究期間を延長し、研究計画を修正して来年度に持ち越すこととなった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
井筒 節 | 東京大学 | 教養学部 | 特任准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)