高出力フェムト秒レーザーによる哺乳類胚の単一細胞の遺伝子改変技術の確立
【研究分野】実験動物学
【研究キーワード】
レーザー / 遺伝子
【研究成果の概要】
本研究は、マウス胚の胚体内の単一細胞を遺伝子改変する技術を確立することを目的として行われた。この目的で、我々は、全胚培養したマウス胚にフェムト秒レーザーを用いて、バイオナノ粒子の導入を試みた。まず、E9.0 期のマウス胚において、卵黄嚢の表面の血管を避けて、小さな穴を開けた上で、ガラスキャピラリーを通して、バイオナノ粒子を神経管に導入した後に、卵黄嚢の穴を塞ぎ、その上で、フェムト秒レーザーを 400 nJ の強度で照射させた。その結果、マウス胚の単一神経細胞に 10,000 Da 以下のバイオナノ粒子を物理的に導入できることが確認された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
細川 陽一郎 | 奈良先端科学技術大学院大学 | 物質創成科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)