教養教育の導入・改革と高等教育システムの変容-日・英・豪・中・香港の比較
【研究分野】教育社会学
【研究キーワード】
教養教育 / リベラル・アーツ&サイエンス / 高等教育システム / 市民の育成 / employability / 高等教育 / 専門教育との関係 / 国際比較 / 専門教育 / コンピテンシー / カリキュラム改革 / 香港の大学の一般教育 / 教育改革 / 中国の通式教育 / 学士課程教育
【研究成果の概要】
専門教育主体の高等教育システムに、1990年代後半から2000年代にかけて教養教育を導入した英・豪・中・香港には、一定の共通性が見られた。1.トップ校を中心に導入。2.リベラルアーツ&サイエンスのディシプリンの科目よりも、学際的な科目、研究手法に関する科目などに特色を置く。3.グローバル化を視野においたemployabilityの向上が目的。4.既存の学部とは異なる新組織や、一部の選抜学生のみを対象にしているケースがある。これらから、従来の教養教育の理念である市民の育成ではなくそれと対置される経済人の育成、その点でのエリート養成を主眼にした教養教育であることが明らかになった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
杉本 和弘 | 東北大学 | 高度教養教育・学生支援機構 | 教授 | (Kakenデータベース) |
杉谷 祐美子 | 青山学院大学 | 教育人間科学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
姉川 恭子 | 早稲田大学 | 大学総合研究センター | 講師(任期付) | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
王 淑英 | |
高 益民 | |
李 会春 | |
リチャード ジェームズ | |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【配分額】7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)