JAK/STATシグナル伝達における残された課題への挑戦と創薬への試み
【研究分野】生物系薬学
【研究キーワード】
JAK/STATシグナル系 / JAK2 変異体 / c-Myc活性化 / オルニチンデカルボキシラーゼ / 抗がん剤耐性 / ファンコニタンパク質 / フラーレン誘導体 / JAK2シグナル解析 / 骨髄増殖性腫瘍 / V617F変異体 / STAT5の活性化 / c-Mycシグナル / ODC阻害剤 / MPN治療薬 / JAK2V617F / ODC / FANCC / 国際情報交換
【研究成果の概要】
骨髄増殖性腫瘍(MPN)患者ではJAK2のJH2領域V617F変異がみられるが、その異常増殖や腫瘍形成に至る機序を解析した。(1)JAK2V617変異体発現細胞において、c-Mycを介したODCの活性化やAurkaの活性化、ならびにFANCCの活性化を見いだした。ODCの阻害剤はin vivoでの腫瘍形成を抑制した。(2)変異体細胞はCDDPのような抗がん剤抵抗性がみられたが、ファンコニ因子FANCCの活性化がその理由と考えられた。(3) フラーレン誘導体変異体細胞の増殖と造腫瘍性が抑制されることを明らかにし、MPN治療薬となる可能性を示した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
多胡 めぐみ | 慶應義塾大学 | 薬学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)