【研究分野】英米・英語圏文学

【研究領域課題番号】25284058 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

モダニズム / 情動 / 精神分析 / 近代心理学 / マルクス主義 / コスモポリタニズム / フェミニズム / ウルフ / ベケット / 反近代＝心理学 / 英国モダニズム文学 / 情動理論 / 心理学 / 初期映画 / モダニティ / 英国モダニズム / 学際的応用 / 国際研究者交流 / 英国 / 映画 / 身体 / ポストコロニアリズム / 国際情報交換 / 視覚芸術

【研究成果の概要】

英語圏の人文学研究における「情動理論」を英国モダニズム文学という歴史的文脈で再考察した。特に同時代の精神分析的言説との関連、およびマルクス主義美学の政治的可能性という点に関して、海外の研究者と継続的に英語を使用した会議を開催し、当該テーマをめぐり国際的な研究成果をあげることができた。それを踏まえて、さらに、近代の「心理学化」に抗う「反＝心理学」と呼ぶべき言説的系譜が新たな視点として浮上し、それについての国際会議をロンドン大学で行った。

【研究種目】基盤研究(B)

【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31

【配分額】13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)

【研究分野】各国文学・文学論

【研究領域課題番号】23652078 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

比較文学 / 日本近代文学 / 大衆文化 / 探偵小説 / 心理学 / 精神医学 / 異常心理 / 変態心理 / 精神分析 / 催眠 / 大正文化 / 昭和文化 / 雑誌 / 国際研究者交流 / 国際情報交換 / 国際情報交流 / 台湾 / 韓国

【研究成果の概要】

1920～30年代の日本の言説状況において、＜異常＞という概念の知識が、好奇心と探求心をもって一般大衆に広まっていった経緯を、多様な一次資料の収集と復刻作業で確認することができた。論文の単行本化、通俗心理学雑誌の掘り起し、異常心理を扱った探偵小説同人誌の復刻などといった成果が得られた。
また、学際的なシンポジウムも三回開催することができた。

【研究種目】挑戦的萌芽研究

【研究期間】2011 - 2013

【配分額】3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)

【研究分野】美学・美術史

【研究領域課題番号】23520134 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

パウル・クレー / 近代絵画 / 心理学 / 触覚 / ハプティク / ゲーテ / ドイツ / 芸術学 / 国際情報交換 / スイス / クレー / オストヴァルト / ヘッケル / ハンス・ドリーシュ / 実験発生学 / 生命形態 / 美術史

【研究成果の概要】

画家パウル･クレー(1879-1940)は、その制作論の基礎に形態学的な「生成(Werden)」を掲げた。本研究はまず、その背景に世紀転換期の実験発生学の研究、とくに生物学者ハンス・ドリーシュの新生気論の活動を指摘した。つぎに、19世紀半ばから発展したドイツの生理心理学のエルンスト・ヴェーバーらの研究による体性感覚の「ハプティク(内触覚Haptik)」の様態を検証し、クレーの多種多様な作品も、こうした内触覚的な様態の反映にほかならないことを解明した。

【研究種目】基盤研究(C)

【研究期間】2011 - 2013

【配分額】4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)