リポソームから毛を生やす
【研究分野】生物機能・バイオプロセス
【研究キーワード】
リポソーム / ナノファイバー / 膜タンパク質 / ナノバイオ / バイオテクノロジー / 蛋白質
【研究成果の概要】
本研究の目的は、Acinetobacter sp. Tol 5細胞上の接着性ナノファイバータンパク質AtaAをリポソーム内部で合成し、表面に生やすことである。我々は、AtaAの基本構造を損なわずに正しくフォールディングされる縮小版ataAの遺伝子を作成し、無細胞タンパク質合成系でのポリペプチド鎖の合成を確認した。次に、縮小ataA遺伝子を細胞サイズのジャイアント・シングルラメラ・リポソーム内部で発現させ、縮小版AtaAタンパク質の合成とリポソーム表層提示を試みた。フローサイトメトリ-により、抗体蛍光標識した縮小版AtaAが極微量提示されている可能性が示されたが、確実と言えるレベルではなかった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
松浦 友亮 | 大阪大学 | 工学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)